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JP2003119228A - 光および/または熱硬化性樹脂組成物 - Google Patents

光および/または熱硬化性樹脂組成物

Info

Publication number
JP2003119228A
JP2003119228A JP2001311946A JP2001311946A JP2003119228A JP 2003119228 A JP2003119228 A JP 2003119228A JP 2001311946 A JP2001311946 A JP 2001311946A JP 2001311946 A JP2001311946 A JP 2001311946A JP 2003119228 A JP2003119228 A JP 2003119228A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin composition
meth
thermosetting resin
acrylate
light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001311946A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroto Miyake
弘人 三宅
Katsuya Maruo
且也 圓尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daicel Corp
Original Assignee
Daicel Chemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daicel Chemical Industries Ltd filed Critical Daicel Chemical Industries Ltd
Priority to JP2001311946A priority Critical patent/JP2003119228A/ja
Publication of JP2003119228A publication Critical patent/JP2003119228A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 硬化塗膜の耐水性および電気特性に優れた光
および/または熱硬化性樹脂組成物を提供する。 【解決手段】 下記構造式(I) 【化1】 (R1は水素またはC1〜C7の炭化水素基を表す。R2〜R4
C1〜C7の炭化水素基を表し、それらは、同一であっても
異なっていてもよい。)を有する化合物または重合体を
必須成分とする光および/または熱硬化性樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光および/または
熱硬化性樹脂組成物、並びに、同樹脂組成物からなる液
状レジスト、ドライフィルム、液晶ディスプレイ用に使
用されるカラーフィルター、ブラックマトリックス等顔
料レジスト、ビルドアップ等配線板絶縁材料、またはコ
ーティング保護膜に関する。さらに詳しくは、被膜形成
後、露光および希アルカリ水溶液による現像で容易に画
像形成可能で、かつ、耐水性に優れた光および/または
熱硬化性樹脂組成物に関する。本発明の光および/また
は熱硬化性樹脂組成物は、特に、エレクトロニクスに関
連するプリント配線板、LSI関係、液晶に付随するカ
ラーフィルター、封止剤等のレジストインク用のバイン
ダー樹脂として有用である。
【0002】
【従来の技術】近年、環境問題、省資源、省エネルギ
ー、作業性向上等の理由により、各分野で溶剤現像から
希アルカリ水溶液現像へ移行した。プリント配線板加工
分野においても同様の理由によりレジストインキが溶剤
現像タイプから、希アルカリ水溶液現像タイプへ移行し
た。プリント配線板では、基盤回路の永久保護被膜とし
てソルダーレジスト樹脂が広く用いられている。ソルダ
ーレジストは、基盤回路導体の半田付けする部分を除い
た全面に被膜形成される。ソルダーレジストの主たる役
目はプリント配線板に電子部品を半田付けする際に半田
が不必要な部分に付着するのを防止すると共に、回路導
体の酸化や腐食を防ぐものである。従来、プリント配線
板上にソルダーレジスト膜を形成させる際には、熱硬化
タイプのレジストインキをスクリーン印刷法により印刷
し、転写部を熱硬化もしくは紫外線硬化させていた。し
かし、スクリーン印刷法は、印刷時のブリード、にじ
み、ダレといった現象が発生し、最近の回路基盤の高密
度化に対応しきれなくなっている。この問題を解決すべ
く、写真法が開発された。写真法はパターンを形成した
フィルムを介して露光した後、現像して目的のパターン
を形成する方法である。このようなフォトソルダーレジ
ストインキの現像の際には従来有機溶剤が用いられてい
た。ところが、近年、環境汚染の問題から、希アルカリ
水溶液で現像できるタイプへ移行する傾向にある。この
ようなレジストインキには、特公平1−54390号公
報等に記載されているような、ノボラック型エポキシ化
合物と不飽和モノカルボン酸との反応物に多塩基酸無水
物を付加させて得られる化合物が主成分として用いられ
る。この化合物を主成分として得られるソルダーレジス
トインキは耐熱性に優れ、現在でも広く使用されてい
る。また、特開昭63−11930、特開昭63−20
564号公報には、スチレンと無水マレイン酸との共重
合体のハーフエステル化合物を用いた組成物が提案され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記化合物
を用いたインキは、(1)樹脂酸価が高く電気特性が悪
くなる。また、(2)タックフリー性が悪くインキ塗布
後の溶剤除去過程に非常に長い時間がかかるといった欠
点を有していた。上記問題点を解決すべく、特開平1−
289820、特開平6−138659号記載の脂環式
エポキシ含有不飽和化合物をポリ(メタ)アクリル樹脂
に付加した樹脂組成物の提案がある。タックフリー性は
大きく改善されたが、硬化塗膜の耐水性および電気特性
の点から見て未だ十分とは言えない。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者らは上
記した問題を解決すべく鋭意検討を行った結果、前記構
造式(I)に示す構造を有する化合物或いは前記構造式
(I)に示す構造を骨格内に有する重合体を必須成分と
する光および/または熱硬化性樹脂組成物により上記問
題が解決できることを見い出し、本発明を完成させるに
至った。
【0005】すなわち、本発明は、「下記構造式(I)
【化3】 を有する化合物および硬化性樹脂を必須成分とする光お
よび/または熱硬化性樹脂組成物(R1は水素またはC1
C7の炭化水素基を表す。R2〜R4はC1〜C7の炭化水素基を
表し、それらは、同一であっても異なっていてもよ
い。)」、「下記構造式(I)
【化4】 (R1は水素またはC1〜C7の炭化水素基を表す。R2〜R4
C1〜C7の炭化水素基を表し、それらは、同一であっても
異なっていてもよい。)を有する化合物を樹脂骨格中に
含む重合体および必要に応じて硬化性樹脂を必須成分と
する光および/または熱硬化性樹脂組成物。」および
「上記光および/または熱硬化性樹脂組成物からなる液
状レジスト、ドライフィルム、液晶ディスプレイ用に使
用されるカラーフィルター、顔料レジスト、配線板絶縁
材料、またはコーティング保護膜。」である。
【0006】本発明においては、下記構造式(I)
【化5】 を有する化合物或いは上記構造式(I)に示す構造を骨
格内に有する重合体を必須成分とする硬化性樹脂組成物
を使用して得られる硬化物の高Tg化と耐水性向上によ
る吸水率低減を行うことにより電気特性の優れた光およ
び/または熱硬化性樹脂組成物が提供される。上記構造
式(I)を有する化合物において、R1は水素またはC1
C7の炭化水素残基を表す。R2〜R4はC1〜C7の炭化水素残
基を表す表し、それらは、同一であっても異なっていて
もよい。具体的には、メチル基、エチル基、プロピル
基、ブチル基、及び脂環基としてシクロヘキシル基等が
ある。一般的は、メチル基である。具体的な化合物とし
て代表的なものはトリメチルシクロヘキシル(メタ)ア
クリレートである。
【0007】次に本発明の光および/または熱硬化性組
成物に使用される重合体に関する説明を行う。構造式
(I)に示す構造を骨格内に有する重合体としては、構
造式(I)の化合物と(メタ)アクリル酸エステルから
なる共重合体(この共重合体は硬化性の不飽和結合を有
していない)又は、構造式(I)の化合物と酸基を有す
る重合可能な不飽和基を有する化合物と(メタ)アクリ
ル酸エステルからなる共重合体(酸基含有樹脂ともい
う)の一部の酸基にエポキシ基含有不飽和化合物を触媒
存在下付加させて合成される変性共重合体である。構造
式(I)に示す化合物と他の重合性モノマーのモル比率
は、任意に変えることができるが、構造式(I)に示す
化合物/他の重合性モノマー=5/95〜99/1が好
ましい。さらに好ましくは、5/95〜50/50の範
囲である。構造式(I)に示す化合物のモル比率が5未
満であれば硬化物全体に及ぼす耐水性が大幅に低下す
る。上記硬化性の不飽和結合を有していない共重合体を
使用する場合、硬化性の不飽和結合を有している他の硬
化性樹脂を混合する必要がある。他の硬化性樹脂として
は、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート
のような二官能(メタ)アクリル酸エステル類、トリメ
チロールプロパントリ(メタ)アクリレート等の三官能
(メタ)アクリル酸エステル類、ペンタエリスリトール
テトラ(メタ)アクリレート等の四官能(メタ)アクリ
ル酸エステル類、ジペンタエリスリトールヘキサ(メ
タ)アクリレート等の六官能(メタ)アクリル酸エステ
ル類などが使用できる。(メタ)アクリル酸エステルと
しては、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)
アクリレート、プロピル(メタ)アクリレート、ブチル
(メタ)アクリレート、ペンチル(メタ)アクリレー
ト、ヘキシル(メタ)アクリレート、アダマンチル(メ
タ)アクリレート、ノルボニル(メタ)アクリレートな
どの(メタ)アクリル酸アルキルエステル類、2−ヒド
ロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピ
ル(メタ)アクリレート、ヒドロキシブチル(メタ)ア
クリレート、カプロカクトン変性2−ヒドロキシエチル
(メタ)アクリレート、ヒドロキシアダマンチル(メ
タ)アクリレート、ヒドロキシノルボニル(メタ)アク
リレートなどの水酸基を有する(メタ)アクリル酸エス
テル類、メトキシジエチレングリコール(メタ)アクリ
レート、エトキシジエチレングリコール(メタ)アクリ
レート、イソオクチルオキシジエチレングリコール(メ
タ)アクリレート、フェノキシトリエチレングリコール
(メタ)アクリレート、メトキシトリエチレングリコー
ル(メタ)アクリレート、メトキシポリエチレングリコ
ール(メタ)アクリレートなどの(メタ)アクリレート
類等が挙げられる。
【0008】必要に応じて使用できる不飽和基を含有し
且つ少なくとも1個以上酸基を有する化合物としては、
(メタ)アクリル酸、β−カルボキシエチルアクリレー
ト、ε−カプロラクトン変性(メタ)アクリレート、ビ
ニルフェノール類等が挙げられる。または、マレイン酸
等のカルボキシル基を分子中に2個以上含む物であって
もよい。また、これらは単独で用いても混合して用いて
もよい。
【0009】次に、上記モノマーから得られた共重合体
の酸基にエポキシ基含有不飽和化合物を付加することに
より構造式(I)に示す構造を骨格内に有する前記変性
共重合体が得られる。エポキシ基含有不飽和化合物とし
ては、1分子中に1個のラジカル重合性の不飽和基と脂
肪族または脂環族エポキシ基とを有する化合物である。
具体的には、例えば下記式又は一般式[R1は水素原子
又はメチル基を示す。R2は炭素数1〜6の2価の脂肪族
飽和炭化水素基を、nは4〜8の整数、mは0〜30の
整数、lは2〜10の整数を示す。]等の脂環式エポキ
シ基含有不飽和化合物[たとえば、3,4−エポキシシ
クロヘキシルメチルアクリレート(ダイセル化学工業株
式会社製サイクロマーA200)等]が挙げられる。ま
た、グリシジルメタクリレート、βーメチルグリシジル
メタクリレート、アリルグリシジルエーテル等の脂肪族
含有不飽和化合物が挙げられる。これらのエポキシ基含
有不飽和化合物は単独で用いても2つ以上併用してもよ
い。
【0010】
【化6】
【0011】
【化7】
【0012】このエポキシ基含有不飽和化合物の付加量
は、変性共重合体の構成全モノマーに対して5〜50モ
ル%の範囲にあることが望ましい。付加量が5%未満で
あると紫外線硬化性が悪く、硬化被膜の物性が低下す
る。50%以上であると樹脂の保存安定性が悪くなる。
このようにして得られた変性共重合体が希アルカリ水溶
液又は水に可溶であるためには酸価が、10〜150K
OH−mg/gの範囲にあることが必要である。この酸
価が10KOH−mg/g未満の場合には希アルカリ水
溶液又は水による未硬化膜の除去が難しく、150KO
H−mg/gを越えると硬化皮膜の耐水性、結果として
電気特性が劣るという問題点がある。また、変性共重合
体は重量平均分子量が5,000〜150,000の範
囲に有るものが好ましい。重量平均分子量が5,000
以下であると(1)タックフリー性能が劣る、(2)露
光後の塗膜の耐湿性が悪く現像時に膜べりが生じ、解像
度が大きく劣る等の問題点がある。また、重量平均分子
量が150,000以上であると、(1)現像性が著し
く悪くなる、(2)貯蔵安定性が劣る等の問題点があ
る。
【0013】酸基含有樹脂にエポキシ基含有不飽和化合
物を付加させる際に使用する触媒としては、ジメチルベ
ンジルアミン、トリエチルアミン、テトラメチルエチレ
ンジアミン、トリ−n−オクチルアミンなどの3級アミ
ン、テトラメチルアンモニウムクロライド、テトラメチ
ルアンモニウムブロマイド、テトラブチルアンモニウム
ブロマイドなどの4級アンモニウム塩、テトラメチル尿
素などのアルキル尿素、テトラメチルグアニジンなどの
アルキルグアニジン、ナフテン酸コバルト等に代表され
る金属化合物、有機金属錯体、トリフェニルホスフィン
等のホスフィン系及びこれらの塩などを挙げることがで
きるが、好ましくはトリフェニルホスフィンに代表され
る3級のホスフィンが好ましい。上記のような触媒は単
独で使用しても混合して使用してもよい。これらの触媒
はエポキシ化合物に対して0.01〜10重量%、好ま
しくは0.5〜3.0重量%用いる。0.01重量%よ
り少ない場合は触媒効果が低く、10重量%を越える量
を加える必要はない。
【0014】酸基含有樹脂にエポキシ基含有不飽和化合
物を付加させる際に使用する溶媒としては、使用する原
料を溶解するものであれば特に制限はなく、例えば、ベ
ンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素類、
メタノール、エタノール、2−プロパノールなどのアル
コール類、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソ
ブチルケトンなどのケトン類、ジエチルエーテル、ジブ
チルエーテル、ジオキサンなどのエーテル類、酢酸エチ
ル、酢酸イソブチル、エチレングリコールモノアセテー
ト、プロピレングリコールモノアセテート、1,3−プ
ロパンジオールモノアセテート、ジプロピレングリコー
ルモノアセテートなどのエステル類、エチレングリコー
ルモノアルキルエーテル類、ジエチレングリコールモノ
アルキルエーテル類、プロピレングリコールモノアルキ
ルエーテル類,1,3−プロパンジオールモノアルキル
エーテル類、ジプロピレングリコールモノアルキルエー
テル類,ブチレングリコールモノアルキルエーテル類、
エチレングリコールジアルキルエーテル類、ジエチレン
グリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジ
エチルエーテルなどのジエチレングリコールジアルキル
エーテル類、エチレングリコールモノアルキルエーテル
アセテート類、プロピレングリコールモノアルキルエー
テルアセテート類,1,3−プロパンジオールモノアル
キルエーテルアセテート類、ジエチレングリコールモノ
アルキルエーテルアセテート類、ジメチルフォルムアミ
ド、ジメチルアセトアミドなどのアミド類、四塩化炭
素、クロロホルムなどのハロゲン化炭化水素などが用い
られる。これらの溶媒は単独で、または混合して使用し
てもよい。
【0015】本発明の光および/または熱硬化性組成物
について説明する。該組成物に含めることのできる光重
合開始剤としては、例えばベンゾフェノン、アセトフェ
ノンベンジル、ベンジルジメチルケトン、ベンゾイン、
ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテ
ル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ジメトキシアセ
トフェノン、ジメトキシフェニルアセトフェノン、ジエ
トキシアセトフェノン、ジフェニルジサルファイト、α
−ヒドロキシイソブチルフェノン等を単独、もしくは混
合して使用する。これら光開始剤は、光吸収エネルギー
の重合開始遊離基への転換を強めるための相乗剤、例え
ば第3級アミンをも含有することができる。光重合開始
剤の添加量は組成物全体に対して0〜20重量%、 好
ましくは、0〜10重量%、さらに好ましくは、0〜5
重量%である。光重合開始剤の添加量が20重量%より
多いと硬化性が逆に低下のみならず、コストアップの要
因となるので好ましくない。本発明の硬化性樹脂組成物
を電子線照射で硬化させる場合には必ずしも該開始剤の
添加を必要としない。
【0016】また、液状レジスト、ドライフィルムの1
成分として使用する場合には、熱により硬化させること
もできる。硬化の条件は、100乃至200℃で、1乃
至90分の条件下で行うことができる。硬化は不活性ガ
ス雰囲気下で行うことが好ましいが、空気雰囲気下にお
いても硬化させることができる。上記のようにして得ら
れた光および/または熱硬化性樹脂組成物から得られる
硬化塗膜のTgは50℃以上、好ましくは、50℃から
200℃である。硬化塗膜のTgが50℃未満では硬化
塗膜のタックフリー性が低下するので好ましくない。特
に、本発明の硬化性樹脂組成物は、前記構造式(I)を
含むので、硬化塗膜のTgが100℃〜180℃に向上
するのが特徴であり、含まない場合に較べて5℃〜50
℃程度向上させることができる。
【0017】希釈モノマーもしくはオリゴマーとして
は、アクリル酸エステルまたはメタクリル酸エステル化
合物、スチレンなどのビニル芳香族化合物、アミド系不
飽和化合物などで代表されるラジカル重合性二重結合を
有する化合物である。代表的なアクリル酸エステルまた
はメタクリル酸エステルは以下のようなものがある。メ
チル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレー
ト、プロピル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)ア
クリレート、ペンチル(メタ)アクリレート、ヘキシル
(メタ)アクリレートなどの(メタ)アクリル酸アルキ
ルエステル類、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレ
ート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、ヒド
ロキシブチル(メタ)アクリレート、カプロカクトン変
性2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレートなどの、
水酸基を有する(メタ)アクリル酸エステル類、メトキ
シジエチレングリコール(メタ)アクリレート、エトキ
シジエチレングリコール(メタ)アクリレート、イソオ
クチルオキシジエチレングリコール(メタ)アクリレー
ト、フェノキシトリエチレングリコール(メタ)アクリ
レート、メトキシトリエチレングリコール(メタ)アク
リレート、メトキシポリエチレングリコール#400−
(メタ)アクリレートなどの(メタ)アクリレート類、
1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、ネ
オペンチルグリコールジ(メタ)アクリレートなどの二
官能(メタ)アクリル酸エステル類、トリメチロールプ
ロパントリ(メタ)アクリレート等の、三官能(メタ)
アクリル酸エステル類などが使用される。重合性プレポ
リマーとしては、例えばポリエステルポリオールの(メ
タ)アクリル酸エステル類、ポリエーテルポリオールの
(メタ)アクリル酸エステル類、ポリエポキシと(メ
タ)アクリル酸との付加物およびポリオールにポリイソ
シアネートを介してヒドロキシ(メタ)アクリレートを
導入した樹脂などが挙げられる。上記の希釈モノマーお
よびオリゴマーは、変性共重合体に対して必要な量、例
えば0〜300重量部、好ましくは0〜100重量部の
範囲で配合できる。希釈モノマーおよびオリゴマー量が
300部より多いと本発明の光および/または熱硬化性
樹脂組成物の特徴が低減する。
【0018】本発明の光および/または熱硬化性組成物
に添加され得るエポキシ化合物としては、例えばエポキ
シ化ポリブタジエン、エポキシ化ブタジエンスチレンブ
ロック共重合体等不飽和基含有エポキシ化樹脂が挙げら
れ、その市販品としては、ダイセル化学(株)製エポリ
ードPB、ESBS等がある。脂環式エポキシ樹脂(例
えば、ダイセル化学(株)製セロキサイド2021、E
HPE;三井化学(株)製、エポミックVG−310
1:油化シェルエポキシ(株)製、E−1031S;三
菱ガス化学(株)製、TETRAD−X、TETRAD
−C;日本曹達(株)製、EPB−13,EPB−27
等がある)、共重合型エポキシ樹脂(例えば、グリシジ
ルメタクリレートとスチレンの共重合体、グリシジルメ
タクリレートとスチレンとメチルメタクリレートの共重
合体である日本油脂(株)製 CP−50M、CP−5
0S,或いはグリシジルメタクリレートとシクロヘキシ
ルマレイミド等の共重合体等がある)。その他、特殊な
構造を有するエポキシ化樹脂等を挙げることができる。
また、ノボラック型エポキシ樹脂(例えば、フェノー
ル、クレゾール、ハロゲン化フェノールおよびアルキル
フェノール等のフェノール類とホルムアルデヒドとを酸
性触媒下で反応して得られるノボラック類とエピクロル
ヒドリン及び/又はメチルエピクロルヒドリンとを反応
して得られるもの等。その市販品としては、日本化薬
(株)製EOCN−103,EOCN−104S,EO
CN−1020,EOCN−1027,EPPN−20
1,BREN−S:ダウ・ケミカル社製、DEN−43
1,DEN−439:大日本インキ化学工業(株)製,
N−73,VH−4150等がある)、ビスフェノール
型エポキシ樹脂(例えばビスフェノールA、ビスフェノ
ールF、ビスフェノールS及びテトラブロムビスフェノ
ールA等のビスフェノール類とエピクロルヒドリンとを
反応させて得られるものや、ビスフェノールAのジグリ
シジルエーテルと前記ビスフェノール類の縮合物とエピ
クロルヒドリンとを反応させ得られるもの等。その市販
品として、油化シェル(株)製、エピコート1004、
エピコート1002;ダウケミカル社製DER−33
0,DER−337等)、トリスフェノールメタン、ト
リスクレゾールメタン等のエピクロルヒドリン及び/又
はメチルエピクロルヒドリンとを反応させて得られるも
の等。その市販品として、日本化薬(株)製EPPN−
501,EPPN−502等、トリス(2,3−エポキ
シプロピル)イソシアヌレート、ビフェニルジグリシジ
ルエーテル等も使用することができる。これらのエポキ
シ樹脂は単独で用いても、混合して用いてもよい。これ
らエポキシ化合物は必要な量、例えば変性共重合体に対
して0〜300部加えられる。エポキシ化合物の量が3
00部より多いと本発明の光および/または熱硬化性樹
脂組成物の特徴が低減する。また、上記に示したエポキ
シ樹脂に(メタ)アクリル酸変性後、酸無水物を付加し
た不飽和基と酸基を有する化合物、樹脂を併用すること
ができる。
【0019】さらに、本発明の光および/または熱硬化
性樹脂組成物は、構造式(I)に示す化合物を共重合さ
せることなく、上記共重合体中、構造式(I)に示す化
合物を共重合成分として含まない硬化性樹脂と混合して
製造することもできる。この硬化性樹脂としては、前記
の1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレートの
ような二官能(メタ)アクリル酸エステル類、トリメチ
ロールプロパントリ(メタ)アクリレート等の三官能
(メタ)アクリル酸エステル類、ペンタエリスリトール
テトラ(メタ)アクリレート等の四官能(メタ)アクリ
ル酸エステル類、ジペンタエリスリトールヘキサ(メ
タ)アクリレート等の六官能(メタ)アクリル酸エステ
ル類などが使用できる。また、ノボラック型エポキシ樹
脂(例えば、フェノール、クレゾール、ハロゲン化フェ
ノールおよびアルキルフェノール等のフェノール類とホ
ルムアルデヒドとを酸性触媒下で反応させて得られるノ
ボラック類とエピクロルヒドリン及び/又はメチルエピ
クロルヒドリンとを反応して得られるもの等、それらの
市販品としては、日本化薬(株)製EOCN−103,
EOCN−104S,EOCN−1020,EOCN−
1027,EPPN−201,BREN−S:ダウ・ケ
ミカル社製、DEN−431,DEN−439:大日本
インキ化学工業(株)製,N−73,VH−4150等
がある)、ビスフェノール型エポキシ樹脂(例えばビス
フェノールA、ビスフェノールF、ビスフェノールS及
びテトラブロムビスフェノールA等のビスフェノール類
とエピクロルヒドリンとを反応させて得られるものや、
ビスフェノールAのジグリシジルエーテルと前記ビスフ
ェノール類の縮合物とエピクロルヒドリンとを反応させ
得られるもの等、その市販品として、油化シェル(株)
製、エピコート1004、エピコート1002;ダウケ
ミカル社製DER−330,DER−337等)、トリ
スフェノールメタン、トリスクレゾールメタン等のエピ
クロルヒドリン及び/又はメチルエピクロルヒドリンと
を反応させて得られるもの等、その市販品として、日本
化薬(株)製EPPN−501,EPPN−502等、
トリス(2,3−エポキシプロピル)イソシアヌレー
ト、ビフェニルジグリシジルエーテル等に酸基と(メ
タ)アクリル基を有する化合物を付加した光及び/又は
熱硬化性樹脂、さらに、酸無水物を付加した希アルカリ
溶液で現像できる光及び/又は熱硬化性樹脂を混合して
使用することができる。
【0020】混合比率、樹脂の酸価、各種添加剤の量等
は構造式(I)に示す化合物を共重合成分として含むも
のとほぼ同様でよい。ただし、この場合、構造式(I)
に示す化合物が低分子の希釈用溶剤としての役割も果た
すので、構造式(I)に示す化合物を共重合成分として
含まない硬化性樹脂の分子量は使用時の樹脂組成物の粘
度を考慮してやや高めに調整する必要がある。
【0021】本発明の光および/または熱硬化性樹脂組
成物は、その他添加剤として必要に応じて熱重合禁止
剤、界面活性剤、光吸収剤、チキソ性付与剤、染料およ
び顔料などを含有し得る。さらには熱可塑性樹脂、熱硬
化性樹脂なども配合することができる。本発明の光およ
び/または熱硬化性樹脂組成物は、基材上に薄膜として
被着させることにより硬化させることができる。薄膜を
形成する方法としては、スプレー、ブラシ掛け、ロール
塗装、カーテン塗装、電着塗装、静電塗装などが用いら
れる。硬化は不活性ガス雰囲気下で行うことが好ましい
が、空気雰囲気下においても硬化させることができる。
本発明による硬化性樹脂および硬化性樹脂組成物はイン
キ、プラスチック塗料、紙印刷、フィルムコーティン
グ、家具塗装などの種々のコーティング分野、FRP、
ライニング、さらにはエレクトロニクス分野における絶
縁ワニス、絶縁シート、積層版、プリント基盤、レジス
トインキ、カラーフィルター用顔料レジストインキ、半
導体封止剤など多くの産業分野への応用が可能である。
本発明の光および/または熱硬化性樹脂組成物を光硬化
させる場合の光源としては、高圧水銀灯、紫外線、E
B、レーザー光線等の光を使用することができる。照射
条件はたとえば、高圧水銀灯を使用する場合、50〜1
20℃で5〜20分間塗膜を乾燥させた後、50〜20
0W/cm、好ましくは80〜150W/cm、より好
ましくは120W/cm程度の照射強度で、照射時間は
1〜10秒間、好ましくは3〜8秒間、より好ましくは
5秒間程度である。このようにして得られた硬化塗膜厚
は5〜50μ、好ましくは20μm程度である。
【0022】
【実施例】以下に本発明を実施例によってさらに具体的
に説明する。ただし本発明はこの実施例により限定され
るものではない。 [樹脂の合成例] (合成例1)攪拌機、温度計、還流冷却管、滴下ロート
及び窒素導入管を備えた2Lセパラブルフラスコに、ジ
プロピレングリコールモノメチルエーテル(日本乳化剤
社製MFDG)250gを導入し、110℃に昇温後、
メタクリル酸113.5g、メチルメタクリレート5
2.8g、トリメチルシクロヘキシルメタクリレート
[構造式(I)の化合物]161.2g、MFDG20
0g及びt−ブチルパーオキシ2−エチルヘキサノエー
ト(日本油脂社製パーブチルO)22.0gを共に4時
間かけて滴下した。滴下後3時間熟成してカルボキル基
を有する幹ポリマーを合成した。次に、上記幹ポリマー
溶液に、3,4−エポキシシクロヘキシルメチルアクリ
レート(ダイセル化学工業社製サイクロマーA200)
222.4g、トリフェニルホスフィン2.2g、メチ
ルハイドロキノン1.0g加えて、100℃で10時間
反応させた。反応は、空気/窒素(10/90容量%)
の混合雰囲気下で行った。これにより、酸価10KOH
−mg/g、二重結合当量(不飽和基1mol当りの樹
脂重量)450、重量平均分子量15,000の硬化性
樹脂溶液(A−1)を得た。 (合成例2)攪拌機、温度計、還流冷却管、滴下ロート
及び窒素導入管を備えた2Lセパラブルフラスコに、プ
ロピレングリコールノモメチルエーテル(ダイセル化学
工業社製MMPG)250gを導入し、110℃に昇温
後、βCEA(β−カルボキシエチルアクリレート)5
7.0g、メタクリル酸79.5g、トリメチルシクロ
ヘキシルメタクリレート191.0g、MFDG223
g及びt−ブチルパーオキシ2ーエチルヘキサノエート
(日本油脂社製パーブチルO)12.0gを共に4時間
かけて滴下した。滴下後3時間熟成してカルボキル基を
有する幹ポリマーを合成した。次に、上記幹ポリマー溶
液に、3,4−エポキシシクロヘキシルメチルアクリレ
ート(ダイセル化学工業社製サイクロマーA200)2
22.4g、トリフェニルホスフィン2.0g、メチル
ハイドロキノン1.0g加えて、100℃で10時間反
応させた。反応は、空気/窒素(10/90容量%)の
混合雰囲気下で行った。これにより、酸価10KOH−
mg/g、二重結合当量[不飽和基1mol当りの樹脂
重量(g)]50、重量平均分子量14,000の硬化
性樹脂溶液(A−2)を得た。 (合成例3)攪拌機、温度計、還流冷却管、滴下ロート
及び窒素導入管を備えた2Lセパラブルフラスコに、ジ
プロピレングリコールモノメチルエーテル(日本乳化剤
社製MFDG)250gを導入し、110℃に昇温後、
メタクリル酸113.5g、メチルメタクリレート21
4.0g、MFDG200g及びt−ブチルパーオキシ
2ーエチルヘキサノエート(日本油脂社製パーブチル
O)22.0gを共に4時間かけて滴下した。滴下後3
時間熟成してカルボキル基を有する幹ポリマーを合成し
た。次に、上記幹ポリマー溶液に、3,4−エポキシシ
クロヘキシルメチルアクリレート(ダイセル化学工業社
製サイクロマーA200)222.4g、トリフェニル
ホスフィン2.2g、メチルハイドロキノン1.0g加
えて、100℃で10時間反応させた。反応は、空気/
窒素(10/90容量%)の混合雰囲気下で行った。こ
れにより、酸価10KOH−mg/g、二重結合当量
[不飽和基1mol当りの樹脂重量(g)]450、重
量平均分子量15,000の硬化性樹脂溶液(A−3)
を得た。 (合成例4)攪拌機、温度計、還流冷却管、滴下ロート
及び窒素導入管を備えた2Lセパラブルフラスコに、ジ
プロピレングリコールモノメチルエーテル(日本乳化剤
社製MFDG)250gを導入し、110℃に昇温後、
メタクリル酸189.4g、トリメチルシクロヘキシル
メタクリレート138.1g、MFDG200g及びt
−ブチルパーオキシ2ーエチルヘキサノエート(日本油
脂社製パーブチルO)22.0gを共に4時間かけて滴
下した。滴下後3時間熟成してカルボキル基を有する幹
ポリマーを合成した。次に、上記幹ポリマー溶液に、
3,4−エポキシシクロヘキシルメチルアクリレート
(ダイセル化学工業社製サイクロマーA200)22
2.4g、トリフェニルホスフィン2.2g、メチルハ
イドロキノン1.0g加えて、100℃で10時間反応
させた。反応は、空気/窒素(10/90容量%)の混
合雰囲気下で行った。これにより、酸価100KOH−
mg/g、二重結合当量[不飽和基1mol当りの樹脂
重量(g)]450、重量平均分子量16,000の硬
化性樹脂溶液(A−4)を得た。 (合成例5)攪拌機、温度計、還流冷却管、滴下ロート
及び窒素導入管を備えた2Lセパラブルフラスコに、プ
ロピレングリコールノモメチルエーテル(ダイセル化学
工業社製MMPG)250gを導入し、110℃に昇温
後、βCEA(βカルボキシエチルアクリレート)2
5.4g、メタクリル酸136.3g、トリメチルシク
ロヘキシルメタクリレート165.9g、MFDG20
0g及びt−ブチルパーオキシ2ーエチルヘキサノエー
ト(日本油脂社製パーブチルO)22.0gを共に4時
間かけて滴下した。滴下後3時間熟成してカルボキル基
を有する幹ポリマーを合成した。次に、上記幹ポリマー
溶液に、3,4−エポキシシクロヘキシルメチルアクリ
レート(ダイセル化学工業社製サイクロマーA200)
222.4g、トリフェニルホスフィン2.2g、メチ
ルハイドロキノン1.0g加えて、100℃で10時間
反応させた。反応は、空気/窒素(10/90容量%)
の混合雰囲気下で行った。これにより、酸価55KOH
−mg/g、二重結合当量[不飽和基1mol当りの樹
脂重量(g)]450、重量平均分子量13,500の
硬化性樹脂溶液(A−5)を得た。 (合成例6)攪拌機、温度計、還流冷却管、滴下ロート
及び窒素導入管を備えた2Lセパラブルフラスコに、プ
ロピレングリコールノモメチルエーテル(ダイセル化学
工業社製MMPG)250gを導入し、110℃に昇温
後、β−CEA(β−カルボキシエチルアクリレート)
95.2g、メタクリル酸132.6g、トリメチルシ
クロヘキシルメタクリレート99.870.5g、MF
DG200g及びt−ブチルパーオキシ2ーエチルヘキ
サノエート(日本油脂社製パーブチルO)22.0gを
共に4時間かけて滴下した。滴下後3時間熟成してカル
ボキル基を有する幹ポリマーを合成した。次に、上記幹
ポリマー溶液に、3,4−エポキシシクロヘキシルメチ
ルアクリレート(ダイセル化学工業社製サイクロマーA
200)222.4g、トリフェニルホスフィン2.0
g、メチルハイドロキノン1.0g加えて、100℃で
10時間反応させた。反応は、空気/窒素(10/90
容量%)の混合雰囲気下で行った。これにより、酸価1
00KOH−mg/g、二重結合当量[不飽和基1mo
l当りの樹脂重量(g)]450、重量平均分子量1
4,000の硬化性樹脂溶液(A−6)を得た。 (合成例7)攪拌機、温度計、還流冷却管、滴下ロート
及び窒素導入管を備えた2Lセパラブルフラスコに、ジ
プロピレングリコールモノメチルエーテル(日本乳化剤
社製MFDG)250gを導入し、110℃に昇温後、
メタクリル酸189.4g、メタクリル酸メチル13
8.1g、MFDG200g及びt−ブチルパーオキシ
2ーエチルヘキサノエート(日本油脂社製パーブチル
O)22.0gを共に4時間かけて滴下した。滴下後3
時間熟成してカルボキル基を有する幹ポリマーを合成し
た。次に、上記幹ポリマー溶液に、3,4−エポキシシ
クロヘキシルメチルアクリレート(ダイセル化学工業社
製サイクロマーA200)222.4g、トリフェニル
ホスフィン2.2g、メチルハイドロキノン1.0g加
えて、100℃で10時間反応させた。反応は、空気/
窒素(10/90容量%)の混合雰囲気下で行った。こ
れにより、酸価100KOH−mg/g、二重結合当量
[不飽和基1mol当りの樹脂重量(g)]450、重
量平均分子量16,000の硬化性樹脂溶液(A−7)
を得た。 (合成例8)攪拌機、温度計、還流冷却管、滴下ロート
及び窒素導入管を備えた2Lセパラブルフラスコに、エ
ポキシ当量が215のクレゾールノボラック型エポキシ
樹脂(東都化成社製YDCN−702)1090gを導
入し、100℃で加熱溶融した。ついで、アクリル酸3
90g、メチルハイドロキノン1.5gとジメチルベン
ジルアミン2gを加えて、110℃で12時間反応させ
た。これにより、酸価3.0KOH−mg/gのノボラ
ック型エポキシ化合物のアクリル酸変性物を合成した。
この生成物450gにエチルカルビトールアセテート2
50gを導入し、80℃に加熱後、1水酸基当量にテト
ラ無水フタル酸0.5モルを反応させ、酸価58KOH
−mg/gのエポキシ樹脂にアクリル酸変性後、酸無水
物を付加した不飽和基と酸基を有する硬化性樹脂溶液
(A−8)を得た。
【0023】<実施例1>不飽和樹脂の合成例1の溶液
300重量部にα−ヒドロキシイソブチルフェノン10
重量部を加えた後、この溶液をアルミニウム板状にバー
コーターで塗装し、80℃で15分間乾燥させた後、1
20W/cm高圧水銀灯で5秒間UV照射し硬化させ
た。この塗膜厚は約20μmであった。また、この塗膜
の初期付着性及び水浸漬後の付着性を調べることにより
耐水性を評価した。 <実施例2>不飽和樹脂の合成例2の溶液300重量部
にα−ヒドロキシイソブチルフェノン10重量部を加え
た後、この溶液をアルミニウム板状にバーコーターで塗
装し、80℃で15分間乾燥させた後、120W/cm
高圧水銀灯で5秒間UV照射し硬化させた。この塗膜厚
は約20μmであった。また、この塗膜の初期付着性及
び水浸漬後の付着性を調べることにより耐水性を評価し
た。 <実施例3>不飽和樹脂の合成例3の溶液270重量部
にトリメチルシクロヘキシルメタクリレート30重量
部、α−ヒドロキシイソブチルフェノン10重量部を加
えた後、この溶液をアルミニウム板状にバーコーターで
塗装し、80℃で15分間乾燥させた後、120W/c
m高圧水銀灯で5秒間UV照射し硬化させた。この塗膜
厚は約20μmであった。また、この塗膜の初期付着性
及び水浸漬後の付着性を調べることにより耐水性を評価
した。
【0024】<比較例1>不飽和樹脂の合成例3の溶液
300重量部にα−ヒドロキシイソブチルフェノン10
重量部を加えた後、この溶液をアルミニウム板状にバー
コーターで塗装し、80℃で15分間乾燥させた後、1
20W/cm高圧水銀灯で5秒間UV照射し硬化させ
た。この塗膜厚は約20μmであった。また、この塗膜
の初期付着性及び水浸漬後の付着性を調べることにより
耐水性を調べた。
【0025】
【表1】
【0026】[実施例4〜10、比較例2〜3]樹脂溶
液A4〜8を表2に示すように100重量部(固形分)
とモノマーとのTMCMA10重量部(実施例9〜10
のみ)、トリメチロールプロパントリアクリレート20
重量部、エポキシ当量220のクレゾールノボラック型
エポキシ樹脂(油化シェルエポキシ(株)製エピコート
180S70)20重量部、ベンジルメチルケタール7
重量部、ジエチルチオキサントン2重量部、フタロシア
ニングリーン1.5重量部、シリカ5重量部、硫酸バリ
ウム20重量部、ジシアンジアミド5重量部を混合した
後、3本ロールで混練し、粘ちょうなインキ組成物を得
た。上記で得られたインキをパターン形成された基盤の
上にバーコーターを用いて20μmの厚さに塗布し、8
0℃の送風乾燥機で20分間乾燥させた。その後、ネガ
フイルムを密着させ、800mJ/cm2の光量を照射
した。更に、1%炭酸ソーダ水溶液で現像し、得られた
塗膜を150℃送風オーブンで30分間硬化させること
により塗膜を得た。次に、実施例1〜3と同様に塗膜の
初期付着性及び水浸漬後の付着性を調べることにより耐
水性を評価した。
【0027】
【表2】
【0028】(指触乾燥性) 乾燥終了後、指触によるタックを調べ、次の基準で評価
した。 ○:タックが無い物 △:ややタックがある物 ×:タックがある物 (感度)ストーファー社の21段ステップタブレットを
使用して評価した。水浸漬後の付着性:50℃の温水中
に1日塗装板を浸漬した後、表面の水分をふき取り、室
温で1時間放置した後、JIS D−0202の試験法
に従いテストピースに1mm間隔で100個のゴバン目
状のカットを入れて、ついでセロファン粘着テープでピ
ーリングを行い、剥離を生じていない桝目の数を分子
に、もとの桝目の数(100個)を分子として表した。
【0029】
【発明の効果】上記結果から明らかなように、実施例の
インキは比較例に比べ、水浸漬後の付着性に優れること
が判った。また、タックフリー性に優れることが判っ
た。以上から、前記式(I)の構造を有する化合物又は
前記式(I)の構造を有する重合体を必須成分とした光
硬化性樹脂は優れた耐水性を有することが判った。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09D 4/00 C09D 4/00 4J038 G03F 7/038 501 G03F 7/038 501 Fターム(参考) 2H025 AA14 AA20 AB11 AB13 AB15 AC01 AD01 BC13 BC53 BC74 BC82 BC85 CA00 CB13 CB14 CB28 CB29 CB30 CB41 CB51 CC11 FA17 4F071 AA33 AA42 BA02 BC01 4J002 BG071 CD002 FD096 4J027 AA02 AE01 BA07 CA10 CB03 CB10 CD06 CD08 4J036 AA01 AK06 AK08 AK11 DA01 EA03 HA02 JA01 JA07 JA09 KA01 4J038 FA001 FA111 FA252 KA03

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記構造式(I) 【化1】 (R1は水素またはC1〜C7の炭化水素基を表す。R2〜R4
    C1〜C7の炭化水素基を表し、それらは、同一であっても
    異なっていてもよい。)を有する化合物および硬化性樹
    脂を必須成分とする光および/または熱硬化性樹脂組成
    物。
  2. 【請求項2】 下記構造式(I) 【化2】 (R1は水素またはC1〜C7の炭化水素基を表す。R2〜R4
    C1〜C7の炭化水素基を表し、それらは、同一であっても
    異なっていてもよい。)を有する化合物を樹脂骨格中に
    含む重合体および必要に応じて硬化性樹脂を必須成分と
    する光および/または熱硬化性樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 光重合開始剤および希釈モノマーもしく
    はオリゴマーを含有する請求項1または2記載の光およ
    び/または熱硬化性樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 酸価が、10〜150KOH−mg/g
    の範囲である請求項1から3のいずれかに記載の光およ
    び/または熱硬化性樹脂組成物。
  5. 【請求項5】 エポキシ化合物及び/又はエポキシ樹脂
    を含む請求項1から4のいずれかに記載の光および/ま
    たは熱硬化性樹脂組成物。
  6. 【請求項6】 顔料を含む請求項1から5のいずれかに
    記載の光および/または熱硬化性樹脂組成物。
  7. 【請求項7】 ノボラック、ビスフェノール系エポキシ
    樹脂を(メタ)アクリル酸変性後、酸無水物を付加させた
    樹脂を含む請求項1〜6のいずれかに記載の光および/
    または熱硬化性樹脂組成物。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7に記載の光および/または
    熱硬化性樹脂組成物からなる液状レジスト、ドライフィ
    ルム、液晶ディスプレイ用に使用されるカラーフィルタ
    ー、顔料レシ゛スト、配線板絶縁材料、またはコーティング
    保護膜。
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