JP2003117278A - 縫目形成方法と装置 - Google Patents
縫目形成方法と装置Info
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Abstract
皮革厚物において、二枚の縫製素材の表を合わせてその
端を縫合した後、その縫合部を内側にして縫製素材を割
り開いたとき、縫製素材の表に縫目糸が現れないように
縫合する。 【解決手段】 本縫目を形成するミシンに対し布送り装
置により、布を一方向にn+1針以上送って複数の縫目
を形成した後に、同一送り量により一方向とは反対の方
向にn針送って縫目を形成することを繰り返して布に縫
目を連続形成する。
Description
成方法と装置に関し、特に自動車シート、家具等の皮革
厚物の縫製において、2枚の縫製素材の表を合わせてそ
の端を縫合した後に、その縫合部を内側にして縫製素材
を割り開いて使用するような縫製素材の縫目形成方法と
装置に関するものである。
上布W1、下布W2の表を合わせる。その上布端と下布
端を、針と釜の協働により、本縫目を形成するミシンに
より縫合する。これにより二枚の上布W1、下布W2の
端は図7に示すような上糸NSと下糸USとによって本
縫目が形成される。その後図8に示すように、その縫合
部を内側にして上布W1、下布W2を割り開いた状態に
して使用する。
図7のように縫合された縫合部の締結力の強度は、上糸
NSと下糸USとのそれぞれの引っ張り強度と、上糸N
Sと下糸USとの結節点での摩擦力と、上布W1、下布
W2の表と裏を渡る上糸NS及び下糸USと上布W1、
下布W2との間に発生する摩擦力とにより決定される。
したがってこれらの縫合部における締結力の強度は、い
ずれも一本の糸に掛かることとなり、単一の糸の強度に
依存することとなる。
び下糸USの伸び、上糸NSと下糸USとの結節点の変
形、上糸NS及び下糸USと上布W1、下布W2との接
触部分での上布W1、下布W2の圧縮が生ずる。
1、下布W2の縫合部における接触面が開き、図8に示
すように上糸NS、下糸US、あるいは両者の結節点が
上布W1、下布W2の表に現れ、商品価値を低下させる
問題がある。
を強くするために、上糸NSと下糸USとの太さを太く
するとともに、上糸NSと下糸USとの張力を大きくす
ることが考えられる。
糸NSと下糸USとの張力のバランスにより、上布と下
布との中央部に結節を形成するのであるが、ボビンケー
スに設けた下糸USに張力を付与する手段が薄い板ばね
であるために、その構造上、下糸USの張力を大きくす
ることに限界があり、結果として上糸NSと下糸USと
に大きな張力を付与することが出来ず、上糸NSと下糸
USとによる結節力を著しく強くすることには限界があ
る。
合したとしても、上糸NS及び下糸USの伸び、上糸N
Sと下糸USとの結節点の変形、上糸NS及び下糸US
と縫製素材W1、W2との接触部分での上布W1、下布
W2の圧縮等を完全に防止することは不可能である。こ
のため、縫合部を割り開いた部分に衝撃が加わると、図
8に示すように上糸NS、下糸US、あるいは両者の結
節点が上布W1、下布W2の表に現れ、商品価値を低下
させる問題がある。
に、複数糸の組み合わせによる環縫い目により締結力を
向上させたとしても、これらの環縫い目は一部の糸が切
れると、そこからほつれてしまい耐久性に問題がある。
その縫目糸に重ね合わせて、再度縫合して締結力の強度
を上げることも考えられるが、これは一度縫合した後
に、再度上布と下布を縫製開始位置に戻してから縫製し
なければならないので、作業上効率が悪いとともに、前
に縫合した縫目の同一箇所に針を刺すことが困難で、上
糸NSと下糸USとの結節点の変形を防止することが出
来ない等の問題がある。
W2とを2本の糸HS1とHS2とによって、手縫いに
より縫合することも考えられるが、この縫目形成には多
くの時間がかかり縫製作業能率が低下するとともに、糸
の長さが限定されて長い縫目が形成できない等の問題が
ある。
するため、請求項1の発明は、本縫目を形成するミシン
を用いて、布送り装置により布を一方向に(n+1)針
送って複数の縫目を形成した後に、同一送り量により一
方向とは反対の方向にn針送って縫目を形成することを
繰り返して、布に縫目を連続形成するミシンの縫目形成
方法である。
針毎に糸締めされる本縫目によって縫合された上布と下
布は、各縫合点において複数の結節点が形成されるの
で、上糸NSと下糸USとのそれぞれの引っ張り強度が
増大するとともに、各縫合点における上糸NSと下糸U
Sとの結節点での摩擦力も増大する。
本の上糸NS及び下糸USが渡るので、上糸NS及び下
糸USと上布W1、下布W2との間に大きな摩擦力が発
生する。
される。
糸NS及び下糸USの伸びが減少するとともに、上糸N
Sと下糸USとの結節点の変形が減少し、さらに上糸N
S及び下糸USと上布W1、下布W2との接触部分での
上布W1、下布W2の圧縮も極めて少なくなる。
1、下布W2の縫合部における接触面が開くことが防止
される。また、縫合部を割り開いた部分に衝撃が加わっ
ても、上糸NS、下糸US、あるいは両者の結節点が上
布W1、下布W2の表に現れないから、耐衝撃性に優れ
て、製品の商品価値が向上する。
本縫目であるのでその部分からほつれることがなく耐久
性にも優れる効果がある。
縫製することが出来るから、縫製作業能率が向上する効
果がある。
を刺すことが出来るとともに、上糸NSと下糸USとの
結節点の変形を防止することが出来るので、製品の品質
が向上し縫製品の商品価値が向上する効果が得られる。
形成方法において、布を一方向に2針縫合した後に、一
方向とは反対の方向に1針縫合するミシンの縫目形成方
法である。
請求項1に記載した効果を達成することができる。
ンに対し布送り装置により、布を一方向に2n針送って
複数の縫目を形成した後に、同一送り量により一方向と
は反対の方向にn針送って縫目を形成することを繰り返
して、布に縫目を連続形成するミシンの縫目形成方法で
ある。
記請求項1に記載した効果と同様な効果が得られる。
載の縫目形成方法において、各縫合部に少なくとも一つ
以上のヒッチステッチを形成するミシンの縫目形成方法
である。
に結節力の強いヒッチステッチが形成されるから、前記
請求項1に記載した効果をさらに向上させる効果が得ら
れる。
ンと、布を一方向と一方向とは反対の方向とに送る布送
り装置と、布送り装置を一方向にn+1針送った後に、
同一送り量により一方向とは反対の方向にn針送るよう
に、布送り装置を連続制御する制御手段と、を設けた構
成のミシンの縫目形成装置である。
項1に記載した効果と同様な効果が得られる。
について図1〜図4により説明する。
御回路のブロック図であり、1は足踏みペタルに配置し
たミシンのスタートスイッチで、足踏みペタルをつま先
踏みするとミシンの起動の指令を発し、足踏みペタルを
元の位置に戻すことによってミシンの停止の指令を後述
する制御装置に発する。2は後述するミシンの主軸に設
けた針位置検出器であり、針の上下位置を検出するとと
もに、制御手段としての制御装置CPU3中のカウンタ
4により針数の計数を行う。この針位置検出器2とカウ
ンタ4により針数検出手段を構成する。5はミシンを駆
動するミシンモータ、6は送り量設定器で、後述する直
動モータのアクチュエータのストロークを設定する、7
は送り方向設定器で、後述する直動モータ16のアクチ
ュエータを突出位置または後退位置とを選択し布の送り
方向を、一方向(以下正方向とする)と一方向とは反対
の方向(以下逆方向とする)とに変換する。
器6、送り方向変換器7等は、メモリを備えた制御手段
としての制御装置CPU3からの指令により、駆動装置
8を介して駆動するように回路構成されている。
的には周知のミシンの布送り機構の機構線図であり、9
はミシンの主軸、10は主軸9に設けられた偏心カムで
ある。11は布の送り方向変換器であり、その中央部が
軸12により不図示のミシンのベッドに回動自在に支持
されている。送り方向変換器11の左端には、長さが等
しい二つのリンク13、14の基部が同軸心の軸13
A、14Aに回動自在に支持され、これらのリンク1
3、14の先端は共通の軸15で連結されている。16
は不図示のミシンフレームに固定された直動モータであ
り、そのアクチュエータ17と送り方向変換器11の右
端とは、リンク18により回動自在に連結されている。
19は垂直リンクであり、その上端は偏心カム10に連
結され、下端はリンク13、14先端の軸15に回動自
在に連結されている。
に支持された水平送り軸であり、水平送り軸20の右端
には上方に突出する腕21の下端が固定され、左端には
上方に突出する腕22の下端が固定されている。23は
連結リンクであり、その一端はリンク13、14先端の
軸15に回動自在に連結され、他端は腕21の先端に回
動自在に連結されている。24は布送り腕であり、一端
が腕22の先端に回動自在にされ、他端の二又部25は
上下動軸26に設けられた上下カム27に遊嵌されてい
る。28は布送り腕24に固定された布送り歯である。
送り機構29は、ミシンが駆動して主軸9が回転する
と、偏心カム10により垂直リンク19が上下動し、こ
れにより下端の軸15が一定量上下動する。
送り軸20に伝達されて布送り歯28の布送り量と布送
り方向とが決定される。
にある時に、軸13A、14Aが腕21の上端と軸15
とを結ぶ直線上にある場合には、垂直リンク19により
軸15が上下動しても、リンク13、14は軸13A、
14Aを中心に搖動するのみで布送り歯28は静止して
おり布送りは行われない。
る時に、軸13A、14Aが腕21の上端と軸15とを
結ぶ直線より上方にある場合には、垂直リンク19によ
り軸15が上下動すると、リンク13、14は軸13
A、14Aを中心に搖動する。これにより布送り歯28
は、不図示の針板上面から突出した状態で、一方向であ
る正送り方向に布を送る。そして軸13A、14Aの位
置が、腕21の上端と軸15とを結ぶ直線に対して、上
方に離れるにしたがって正送り方向への布送り量が大き
くなる。
る時に、軸13A、14Aが腕21の上端と軸15とを
結ぶ直線より下方にある場合には、垂直リンク19によ
り軸15が上下動すると、リンク13、14は軸13
A、14Aを中心に搖動する。これにより布送り歯28
は、不図示の針板上面から突出した状態で、一方向とは
反対方向の逆送り方向に布を送る。そして軸13A、1
4Aの位置が、腕21の上端と軸15とを結ぶ直線に対
して、下方に離れるにしたがって逆送り方向への布送り
量が大きくなる。
送り方向と布送り量とは、上記のリンク13、14先端
の軸13A、14Aの位置によって決定され、このリン
ク13、14先端の軸13A、14Aの位置は、図2の
直動モータ16によって制御される。
タ17が上昇し後退位置になると、布送り変換機11は
軸12を中心に反時計方向に回動して停止し、これによ
り軸13A、14Aの位置が決定され、このアクチュエ
ータ17の後退位置により一方向としての正送り方向と
送り量が決まる。
7が下降し突出位置になると、布送り変換機11は軸1
2を中心に時計方向に回動して停止し、これにより軸1
3A、14Aの位置が決定され、このアクチュエータ1
7の突出位置により一方向とは反対方向の逆送り方向と
送り量が決まる。
ータ17の後退位置と突出位置とにより布送り方向と布
送り量が決定され、これらの位置は図1の送り量設定器
6により設定される。
向設定器7からの信号により駆動される。
する。第1実施形態は、正送り方向に(n+1)針縫
合、逆送り方向にn針縫合のする場合の例である(nは
任意の自然数)。そして、第1実施形態はn=1の場合
である。
タ16のアクチュエータ17の後退位置と突出位置と、
正方向と逆送り方向との布送り量が同じになるように設
定する。
検知器2の針数をカウンタ4によってカウントし、2回
針落ちする間は直動モータ16のアクチュエータ17を
後退位置として布送り方向を一方向としての正方向に維
持して縫目を形成し、その後直動モータ16のアクチュ
エータ17を突出位置として布送り方向を一方向とは反
対の逆方向となるように維持して1回針落ちさせて縫目
を形成することを連続して繰り返すように設定する。換
言すると、布を2針正方向に送った後に、正方向と同じ
布送り量で1針逆方向に布を送ることを連続して繰り返
し、布を送るように設定する。
定した後に、図1の足踏みペダルによってスタートスイ
ッチ1をONするとミシンモータ5が駆動して、図3に
示すような縫目が連続形成され、この縫目の形成順序を
図3により説明する。
NS1、NS2、NS3と、下糸US1、US2、US
3とが、上布W1、下布W2の上面と下面に対して上下
に離れているが、実際には1針毎に強く糸締めされてい
るので、これらの上糸と下糸とは上布W1、下布W2の
上面と下面とに対して強く密着している。
に示す直動モータ16のアクチュエータ17が下方の突
出位置に維持されて布送り変換機11を正方向送りとす
る。
合点Aに落ちてパーフェクトステッチの結節1Aを形成
した後に、上布W1と下布W2とが矢印X方向の正送り
方向に1ピッチP送られ、第2針目の針が縫合点Bに落
ちてパーフェクトステッチの結節2Aを形成する。
によってカウントされると、送り方向設定器7から信号
が発生し、直動モータ16のアクチュエータ17が上方
の後退位置となって、布送り変換機11が逆送り方向と
なり、上布W1と下布W2とが矢印Y方向の逆送り方向
に1ピッチP送られ、第3針目の針が縫合点Aに落ちて
ヒッチステッチの結節3Aを形成する。
タ4によってカウントされると、送り方向設定器7から
信号が発生し、直動モータ16のアクチュエータ17が
下方の突出位置となって、布送り変換機11が正送り方
向となり、上布W1と下布W2とが矢印X方向の正送り
方向に1ピッチP送られ、第4針目の針が縫合点Bに落
ちてパーフェクトステッチの結節4Aを形成する。さら
に上布W1と下布W2とは、正送り方向に1ピッチP送
られ、第5針目の針が縫合点Cに落ちてパーフェクトス
テッチの結節5Aを形成する。
によってカウントされると、送り方向設定器7から信号
が発生し、直動モータ16のアクチュエータ17が上方
の後退位置となって、布送り変換機11が逆送り方向と
なり、上布W1と下布W2とが矢印Y方向の逆送り方向
に1ピッチP送られ、第6針目の針が縫合点Bに落ちて
ヒッチステッチの結節6Aを形成する。
て縫目を形成した後に、矢印Y方向の逆方向に1針送っ
て縫目を形成することを連続して繰り返し、図3のよう
な縫目を形成する。
合点Bおよび縫合点Cに示すように、一つの縫合点(同
じ針落ち位置)に二つのパーフェクトステッチと、結節
力の強い一つのヒッチステッチとが形成される。また布
送りの1ピッチの間の、上布W1の上面に3本の上糸N
S1、NS2、NS3が存在し、下布W2の下面にも3
本の下糸US1、US2、US3とがそれぞれ存在し
て、上糸と上布W1及び下糸と下布W2との接触面にお
ける摩擦力を大きくしている。
後に、図4のように縫合部を割り開いても、上布W1、
下布W2の縫合部における接触面が開くことがない。
行わなかったが、作業者の操作信号により、始めの止め
縫いを行うようにしても良い。
間隔(ピッチ)送った箇所を縫合点Z(図示省略)とす
る。縫い始めの止め縫いとしては、縫合点Zで針落ちし
て縫目を形成した後、正送り方向に1ピッチ送り縫合点
Aで縫目を形成し、さらに、逆送り方向に1ピッチ送り
縫合点Zで縫目を形成する。そして、始めの止め縫いを
終了した後、上記第1実施形態の縫目を形成する。
縫いを行うようにしてもよい。例えば、第1実施形態で
は、最終縫合点から一針前で縫製が終了する。その後、
終りの止め縫いとして、布を正送り方向Xに同一ピッチ
で送り、最終縫合点でパーフェクトステッチを形成す
る。このように、終りの止め縫いを行うと、最終縫合点
に複数の結節点が形成されるので、より縫目の強度が向
上する。また、最初の止め縫いと最後の止め縫いの実行
は、ミシン制御装置に入力される信号、例えばディップ
スイッチ等により設定されており、足踏みペダルのスタ
ート信号とエンド信号により自動的に実行されることも
容易に考えられる。
5により説明する。第2実施形態は、正送り方向に2n
針縫合、逆送り方向にn針縫合の具体例である(n任意
の自然数)。
1、NS2、NS3と、下糸US1、US2、US3と
が、上布W1、下布W2の上面と下面に対して上下に離
れているが、実際には1針毎に強く糸締めされているの
で、これらの上糸と下糸とは上布W1、下布W2の上面
と下面とに対して強く密着している。
ては、図面に同じ符号をつけ詳細な説明は省略する。
ける正送り方向と逆送り方向との針数を変更したもの
で、この第2の実施形態においては、正送り方向に4針
送った後に逆方向に2針送ることを繰り返して縫目を形
成するように、送り方向設定器7を設定する。
向の正方向の布送りによる4針により、縫合点A、B、
C、Dにパーフェクトステッチ1A、2A、3A、4A
を形成した後に、矢印Y方向の逆方向の布送りによる2
針により、縫合点C、Bにヒッチステッチ5A、6Aを
形成する。
した後に、逆方向に2針送って縫目を形成することを連
続して繰り返し、図5のような縫目を形成する。
合点Bおよび縫合点Cに示すように、一つの縫合点(同
じ針落ち位置)に二つのパーフェクトステッチと、結節
力の強い一つのヒッチステッチとが形成される。また布
送りの1ピッチの間の、上布W1の上面に3本の上糸N
S1、NS2、NS3が存在し、下布W2の下面にも3
本の下糸US1、US2、US3とがそれぞれ存在し
て、上糸と上布W1及び下糸と下布W2との接触面にお
ける摩擦力を大きくしている。
後に、図4のように縫合部を割り開いても、上布W1、
下布W2の縫合部における接触面が開くことがない。図
5では、縫合点Aと、AよりX方向1ピッチ前の縫合点
Zに複数の結節点が形成されているが、これは作業者の
操作により、始めの止め縫いを行ったものである。この
始めの止め縫いは、縫合点Zで縫目を形成した後、次ぎ
に送り装置により布を1ピッチ正送りして縫合点Aで縫
目を形成し、次ぎに1ピッチ逆送りして縫合点Zで縫目
を形成し、次ぎに1ピッチ正送りして縫合点Aで縫い目
を形成する操作をいう。この後、上記第2実施形態の操
作を行う。また、第2実施形態では、終りの止め縫いを
行うようにしてもよい。最終縫合点から2針前で縫目形
成が終わった後、終りの止め縫い工程として、正送りで
2針縫合をおこなう。この終りの止め縫いを行うと、最
終縫合点に複数の結節点が形成されるので、より縫目の
強度が向上する。
針縫合した後に逆送りで1針縫合することを繰り返す実
施態様と、正送りで4針縫合した後に逆送りで2針縫合
するとを繰り返す実施態様について説明したが、次のよ
うな実施態様が考えられる。
後に逆送りでn針縫合することを繰り返してもよい(n
は任意の自然数)。この際、第1実施形態と同様に始め
の止め縫い工程を行うと好ましく、終りの止め縫い工程
を行うと好ましい。この終りの止め縫い工程は、繰り返
し縫製終了後、正送りに(一方向)n針縫合する工程で
ある。この終りの止め縫いにより、最終縫合点に複数の
結節点が形成されるので、より縫目の強度が向上する。
また、正送りで(2n)針縫合した後に逆送りでn針縫
合することを繰り返してもよい(nは任意の自然数)。
この際、第1実施形態と同様に始めの止め縫い工程を行
うと好ましく、終りの止め縫い工程を行うと好ましい。
この始めの止め縫い工程は、縫い始めの正送りでn針縫
合の後、逆送りでn針縫合の工程にしてもよい。また、
終りの止め縫い工程は、繰り返し縫製終了後、正送りに
(一方向)n針縫合する工程である。この終りの止め縫
いにより、最終縫合点に複数の結節点が形成されるの
で、より縫目の強度が向上する。
で縫合する針数が、逆送りで縫合する針数より多くなる
構成のものについて説明したが、これとは反対に逆送り
で縫合する針数を、正送りで縫合する針数より多くして
もよい。
り装置としてミシンの布送り機構により上布と下布とを
送る構成のもについて説明したが、この布送り装置は周
知のX−Y送り装置に替えてもよい。これにより直線縫
目はもとより、曲線の縫目や曲線と直線とが連続した縫
目等の任意な形状の縫目を連続して形成することが出来
る。
Sとの結節は、上糸NSや下糸USや針等を制御するこ
とによって、任意にヒッチステッチを形成することが出
来る。また、上記実施形態では、周知のヒッチステッチ
防止機構、例えば、針棒と釜を軸線方向に回転して、ヒ
ッチステッチ形成送り方向領域での縫目の形成を防止す
る機構等を用いて、各縫合点でのヒッチステッチの形成
を防止することもできる。また、ヒッチステッチ防止機
構を用いない場合、逆送りの場合ヒッチステッチが形成
される。このため、正送りで(n+1)針縫合した後に
逆送りでn針縫合することを繰り返す縫目や、正送りで
(2n)針縫合した後に逆送りでn針縫合することを繰
り返す縫目は、各縫合点に少なくとも一つのヒッチステ
ッチが形成されるので、縫合点の結節力が強い縫目であ
る。
めされる本縫目によって縫合された上布と下布は、各縫
合点において複数の結節点が形成されるので、上糸NS
と下糸USとのそれぞれの引っ張り強度が増大するとと
もに、各縫合点における上糸NSと下糸USとの結節点
での摩擦力も増大する。
本の上糸NS及び下糸USが渡るので、上糸NS及び下
糸USと上布W1、下布W2との間に大きな摩擦力が発
生する。
される。
糸NS及び下糸USの伸びが減少するとともに、上糸N
Sと下糸USとの結節点の変形が減少し、さらに上糸N
S及び下糸USと上布W1、下布W2との接触部分での
上布W1、下布W2の圧縮も極めて少なくなる。
開いた時、上布W1、下布W2の縫合部における接触面
が開くことが防止され、上糸NS、下糸US、あるいは
両者との結節点が上布W1、下布W2の表に現れないか
ら、製品の商品価値が向上する効果があるとともに、縫
合部を割り開いた部分に衝撃が加わっても上糸NS、下
糸US、両者との結節点が上布W1、下布W2の表に現
れることがなく耐衝撃性に優れる効果がある。
も、本縫目であるのでその部分からほつれることがなく
耐久性にも優れる効果がある。
縫製することが出来るから、縫製作業能率が向上する効
果がある。
を刺すことが出来るとともに、上糸NSと下糸USとの
結節点の変形を防止することが出来るので、製品の品質
が向上し縫製品の商品価値が向上する効果が得られる。
チステッチが形成されるから、上記に記載した効果をさ
らに向上させる効果が得られる。
送り機構線図である。
た状態の斜視図である。
視図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 本縫目を形成するミシンに対し布送り装
置により、布を一方向に(n+1)針送って複数の縫目
を形成した後に、同一送り量により一方向とは反対の方
向にn針送って縫目を形成することを繰り返して、布に
縫目を連続形成することを特徴とするミシンの縫目形成
方法。 - 【請求項2】 請求項1に記載の縫目形成方法におい
て、 布を一方向に2針縫合した後に、一方向とは反対の方向
に1針縫合することを繰り返して布に縫い目を連続形成
することを特徴とするミシンの縫目形成方法。 - 【請求項3】本縫目を形成するミシンに対し布送り装置
により、布を一方向に2n針送って複数の縫目を形成し
た後に、同一送り量により一方向とは反対の方向にn針
送って縫目を形成することを繰り返して、布に縫目を連
続形成することを特徴とするミシンの縫目形成方法。 - 【請求項4】 請求項1、2、3に記載の縫目形成方法
において、 各縫合点に少なくとも一つ以上のヒッチステッチを形成
することを特徴とするミシンの縫目形成方法。 - 【請求項5】 本縫目を形成するミシンと、布を一方向
と一方向とは反対の方向とに送る布送り装置と、布送り
装置を一方向に(n+1)針送った後に同一送り量によ
り一方向とは反対の方向にn針送るように布送り装置を
連続制御する制御手段と、を設けたことを特徴とするミ
シンの縫目形成装置。
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