JP2003192398A - 陽極接合方法 - Google Patents
陽極接合方法Info
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- JP2003192398A JP2003192398A JP2001386562A JP2001386562A JP2003192398A JP 2003192398 A JP2003192398 A JP 2003192398A JP 2001386562 A JP2001386562 A JP 2001386562A JP 2001386562 A JP2001386562 A JP 2001386562A JP 2003192398 A JP2003192398 A JP 2003192398A
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- Joining Of Glass To Other Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】陽極接合において、酸化性金属が酸化するよう
な工程を経た後でも接合が可能な接合方法を提供する。 【解決手段】セラミック基板1の上にCuからなる酸化
性金属膜2を形成する。その上に、Auからなる非酸化
性金属膜3を形成し、2層構造の多層金属膜4を形成す
る。真空状態でCuとAuが共晶反応する温度に加熱す
る。その後、多層金属膜4とガラス基板5との間に直流
電圧を印加し、陽極接合を行なう。 【効果】酸化性金属が陽極接合の前に酸化されることが
ないため、陽極接合が可能となり、しかも接合強度を十
分に確保することができる。
な工程を経た後でも接合が可能な接合方法を提供する。 【解決手段】セラミック基板1の上にCuからなる酸化
性金属膜2を形成する。その上に、Auからなる非酸化
性金属膜3を形成し、2層構造の多層金属膜4を形成す
る。真空状態でCuとAuが共晶反応する温度に加熱す
る。その後、多層金属膜4とガラス基板5との間に直流
電圧を印加し、陽極接合を行なう。 【効果】酸化性金属が陽極接合の前に酸化されることが
ないため、陽極接合が可能となり、しかも接合強度を十
分に確保することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属膜と絶縁体と
を接合する陽極接合方法に関するものである。
を接合する陽極接合方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】真空管、光学品等の様々な分野で、基板
上に形成した金属膜とガラスなどの絶縁体とを接合する
陽極接合方法が用いられている。
上に形成した金属膜とガラスなどの絶縁体とを接合する
陽極接合方法が用いられている。
【0003】このような陽極接合方法の一例が特開平7
−307260号公報に示されている。この公報による
と、基板の上にAuなどの非酸化性金属膜を蒸着し、次
にAlなどの酸化性金属膜を蒸着する。この基板にガラ
スを重ね、ヒーター付プラテンに設置する。そして、プ
ラテンを加熱し、酸化性金属膜と非酸化性金属膜の合金
を形成する。この後に、所望の接合温度にし、適当な直
流電源により非酸化性金属膜とガラスとの間に直流電圧
を印可する。このとき、酸化性金属膜の金属がガラス
(SiO2)の酸素原子と結びついて陽極接合するとい
うものである。
−307260号公報に示されている。この公報による
と、基板の上にAuなどの非酸化性金属膜を蒸着し、次
にAlなどの酸化性金属膜を蒸着する。この基板にガラ
スを重ね、ヒーター付プラテンに設置する。そして、プ
ラテンを加熱し、酸化性金属膜と非酸化性金属膜の合金
を形成する。この後に、所望の接合温度にし、適当な直
流電源により非酸化性金属膜とガラスとの間に直流電圧
を印可する。このとき、酸化性金属膜の金属がガラス
(SiO2)の酸素原子と結びついて陽極接合するとい
うものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな陽極接合方法を半導体プロセスに応用する場合に
は、陽極接合前にパターニング工程などが必要となる。
従来の陽極接合方法では、酸化性金属膜が表面にあるた
め、パターニング工程などを経たときに酸化性金属膜の
表面が酸化してしまう。この結果、酸化性金属膜がガラ
スの酸素原子と十分に結びつくことができず、陽極接合
の接合強度を十分に確保できないという問題があった。
うな陽極接合方法を半導体プロセスに応用する場合に
は、陽極接合前にパターニング工程などが必要となる。
従来の陽極接合方法では、酸化性金属膜が表面にあるた
め、パターニング工程などを経たときに酸化性金属膜の
表面が酸化してしまう。この結果、酸化性金属膜がガラ
スの酸素原子と十分に結びつくことができず、陽極接合
の接合強度を十分に確保できないという問題があった。
【0005】本発明の陽極接合方法は、上述の問題を鑑
みてなされたものであり、この問題を解決し、陽極接合
の接合強度を十分に確保することができる陽極接合方法
を提供することを目的としている。
みてなされたものであり、この問題を解決し、陽極接合
の接合強度を十分に確保することができる陽極接合方法
を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の陽極接合方法は、基板上に形成した金属膜と、
絶縁体とを接合する陽極接合方法であって、前記金属膜
が多層で構成され、この多層金属膜の最外層が非酸化性
金属膜で構成され、前記非酸化性金属膜の下の層が酸化
性金属膜で構成されていることを特徴とする。
本発明の陽極接合方法は、基板上に形成した金属膜と、
絶縁体とを接合する陽極接合方法であって、前記金属膜
が多層で構成され、この多層金属膜の最外層が非酸化性
金属膜で構成され、前記非酸化性金属膜の下の層が酸化
性金属膜で構成されていることを特徴とする。
【0007】また、前記非酸化性金属膜と酸化性金属膜
とを構成する金属材料の共晶反応が起こる温度以上の温
度で前記基板を加熱した後、前記金属膜と絶縁体とを接
合することを特徴とする。
とを構成する金属材料の共晶反応が起こる温度以上の温
度で前記基板を加熱した後、前記金属膜と絶縁体とを接
合することを特徴とする。
【0008】また、前記非酸化性金属膜がAuで形成さ
れ、前記酸化性金属膜がCuで形成されていることを特
徴とする。
れ、前記酸化性金属膜がCuで形成されていることを特
徴とする。
【0009】また、前記基板に直接接する層が下地金属
膜で構成されていることを特徴とする。
膜で構成されていることを特徴とする。
【0010】また、前記絶縁体が、アルカリイオンを含
んだガラス基板であることを特徴とする。
んだガラス基板であることを特徴とする。
【0011】また、前記接合を、真空中または不活性ガ
ス中で行なうことを特徴とする。
ス中で行なうことを特徴とする。
【0012】また、前記基板がスルーホールを有し、前
記スルーホールの一端が前記多層金属膜に電気的に接続
されていることを特徴とする。これにより、陽極接合前
に酸化性金属が酸化するような工程を経ても多層金属膜
の表面および内部が酸化されることがないため、陽極接
合が可能である。また、多層金属膜の表面に拡散された
酸化性金属のほとんどが酸化されることがないため、陽
極接合の接合強度を十分に確保することができる。
記スルーホールの一端が前記多層金属膜に電気的に接続
されていることを特徴とする。これにより、陽極接合前
に酸化性金属が酸化するような工程を経ても多層金属膜
の表面および内部が酸化されることがないため、陽極接
合が可能である。また、多層金属膜の表面に拡散された
酸化性金属のほとんどが酸化されることがないため、陽
極接合の接合強度を十分に確保することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】[第一実施例、図1]以下、本発
明の第一実施例である陽極接合方法を、図1に基づいて
説明する。
明の第一実施例である陽極接合方法を、図1に基づいて
説明する。
【0014】図1に示すように、スパッタ装置を用い
て、セラミック基板1の上にCuからなる酸化性金属膜
2を例えば200nmの厚さで形成し、その上にAuか
らなる非酸化性金属膜3を例えば20nmの厚さで形成
し、2層構造の多層金属膜4を形成する。ここで、C
u、Auは体積抵抗率が小さく、配線の材料でもある。
このため、金属膜の形成を配線形成と同時に行なうこと
ができ、工程の簡略化がはかれる。このように、非酸化
性金属膜3を多層金属膜4の最外層に形成する。このた
め、多層金属膜4を形成したセラミック基板1を空気に
触れる状態にしても、多層金属膜4の表面および内部は
酸化されることはない。なお、セラミック基板1はガラ
ス基板などの絶縁性基板やSi基板などの半導体基板で
も良い。また、酸化性金属膜2はAl、Niなどで形成
しても良く、非酸化性金属膜3はPtなどで形成しても
良い。
て、セラミック基板1の上にCuからなる酸化性金属膜
2を例えば200nmの厚さで形成し、その上にAuか
らなる非酸化性金属膜3を例えば20nmの厚さで形成
し、2層構造の多層金属膜4を形成する。ここで、C
u、Auは体積抵抗率が小さく、配線の材料でもある。
このため、金属膜の形成を配線形成と同時に行なうこと
ができ、工程の簡略化がはかれる。このように、非酸化
性金属膜3を多層金属膜4の最外層に形成する。このた
め、多層金属膜4を形成したセラミック基板1を空気に
触れる状態にしても、多層金属膜4の表面および内部は
酸化されることはない。なお、セラミック基板1はガラ
ス基板などの絶縁性基板やSi基板などの半導体基板で
も良い。また、酸化性金属膜2はAl、Niなどで形成
しても良く、非酸化性金属膜3はPtなどで形成しても
良い。
【0015】次に、絶縁体であるアルカリイオンを含む
ガラス基板5と多層金属膜4との陽極接合について順に
説明する。まず、フォトリソグラフィとエッチングを用
いて、ガラス基板5と接合する領域以外の不用な多層金
属膜4を除去する。このとき、多層金属膜4の端に陽極
接合のために直流電圧印加部11を残しておく。この工
程においても、非酸化性金属膜3が多層金属膜4の最外
層に形成されているため、多層金属膜4の表面および内
部は酸化されることはない。
ガラス基板5と多層金属膜4との陽極接合について順に
説明する。まず、フォトリソグラフィとエッチングを用
いて、ガラス基板5と接合する領域以外の不用な多層金
属膜4を除去する。このとき、多層金属膜4の端に陽極
接合のために直流電圧印加部11を残しておく。この工
程においても、非酸化性金属膜3が多層金属膜4の最外
層に形成されているため、多層金属膜4の表面および内
部は酸化されることはない。
【0016】次に、ガラス基板5とこれに接合する多層
金属膜4との位置合わせを行ない、これらを重ねた状態
で真空チャンバの中に設置してあるヒーター付プラテン
(図示せず)の上に置く。
金属膜4との位置合わせを行ない、これらを重ねた状態
で真空チャンバの中に設置してあるヒーター付プラテン
(図示せず)の上に置く。
【0017】次に、真空チャンバの中の真空度を、酸化
性金属が酸化されない程度の真空状態にする。その後、
ヒーター付プラテンを加熱する。セラミック基板1の温
度をCuとAuの共晶反応が起こる420℃より高い例
えば500℃にし、10分程度維持する。このとき、C
uとAuが十分に共晶反応する温度に設定しているた
め、酸化性金属膜2から拡散されたCuが多層金属膜4
の表面に広範囲に広がってガラス基板5と接する状態に
なる。ここで、真空チャンバの中は酸化性金属であるC
uが酸化されない程度の真空度に保たれているため、多
層金属膜4の表面に拡散されたCuが酸化されることは
ない。なお、真空チャンバの中はCuなどの酸化性金属
が酸化されない状態であれば良く、例えば、Arなどの
不活性ガスが充満している状態にしても良い。
性金属が酸化されない程度の真空状態にする。その後、
ヒーター付プラテンを加熱する。セラミック基板1の温
度をCuとAuの共晶反応が起こる420℃より高い例
えば500℃にし、10分程度維持する。このとき、C
uとAuが十分に共晶反応する温度に設定しているた
め、酸化性金属膜2から拡散されたCuが多層金属膜4
の表面に広範囲に広がってガラス基板5と接する状態に
なる。ここで、真空チャンバの中は酸化性金属であるC
uが酸化されない程度の真空度に保たれているため、多
層金属膜4の表面に拡散されたCuが酸化されることは
ない。なお、真空チャンバの中はCuなどの酸化性金属
が酸化されない状態であれば良く、例えば、Arなどの
不活性ガスが充満している状態にしても良い。
【0018】次に、陽極接合を行なう温度例えば400
℃までセラミック基板1およびガラス基板5の温度を下
げる。ここで、端子8aが多層金属膜4に電気的に接続
され、端子8bがガラス基板5に電気的に接続されてい
る。これらの端子の間に、直流電源10がリード線9に
て接続されている。そして、多層金属膜4の表面を+、
ガラス基板5の表面を−として、直流電圧500V10
分程度を印加して陽極接合を行なう。このとき、多層金
属膜4の表面に拡散されたCuがガラス基板5のガラス
を構成する酸素原子と結びつくことによって、ガラス基
板5と多層金属膜4とが陽極接合する。ここで、多層金
属膜4の表面に広範囲に拡散している酸化されていない
Cuのほとんどがガラス基板5の酸素原子と結びつくこ
とができるので、陽極接合の接合強度を向上させること
ができる。
℃までセラミック基板1およびガラス基板5の温度を下
げる。ここで、端子8aが多層金属膜4に電気的に接続
され、端子8bがガラス基板5に電気的に接続されてい
る。これらの端子の間に、直流電源10がリード線9に
て接続されている。そして、多層金属膜4の表面を+、
ガラス基板5の表面を−として、直流電圧500V10
分程度を印加して陽極接合を行なう。このとき、多層金
属膜4の表面に拡散されたCuがガラス基板5のガラス
を構成する酸素原子と結びつくことによって、ガラス基
板5と多層金属膜4とが陽極接合する。ここで、多層金
属膜4の表面に広範囲に拡散している酸化されていない
Cuのほとんどがガラス基板5の酸素原子と結びつくこ
とができるので、陽極接合の接合強度を向上させること
ができる。
【0019】ここで、ガラス基板5にはNa+,K+等
のアルカリイオンが含まれている。これは正イオンであ
るため、直流電圧を印加したとき、−電位にあるガラス
基板5の表面側に移動する。そして、ガラス基板5の接
合面側は−電位になり、多層金属膜4の表面が+電位で
あるため、静電引力が働きガラス基板5とセラミック基
板1どうしが密着し、加圧を必要としないで陽極接合で
きる。この場合、アルカリイオンの移動量が大きいほど
ガラス基板5の接合面と多層金属膜4の表面との電位差
が大きくなるため、この静電引力は大きくなる。このた
め、ガラス基板5はアルカリイオンの移動度が大きい、
パイレックス(登録商標)#7740を用いることが望
ましい。
のアルカリイオンが含まれている。これは正イオンであ
るため、直流電圧を印加したとき、−電位にあるガラス
基板5の表面側に移動する。そして、ガラス基板5の接
合面側は−電位になり、多層金属膜4の表面が+電位で
あるため、静電引力が働きガラス基板5とセラミック基
板1どうしが密着し、加圧を必要としないで陽極接合で
きる。この場合、アルカリイオンの移動量が大きいほど
ガラス基板5の接合面と多層金属膜4の表面との電位差
が大きくなるため、この静電引力は大きくなる。このた
め、ガラス基板5はアルカリイオンの移動度が大きい、
パイレックス(登録商標)#7740を用いることが望
ましい。
【0020】以上のように、多層金属膜4の最外層がA
uからなる非酸化性金属膜3であるため、陽極接合の前
に多層金属膜4の表面および内部が酸化されることがな
い。また、酸化性金属が酸化されない程度の真空状態で
陽極接合を行なうため、多層金属膜4の表面に拡散され
たCuが酸化されることがなく、陽極接合の接合強度を
十分に確保することができる。
uからなる非酸化性金属膜3であるため、陽極接合の前
に多層金属膜4の表面および内部が酸化されることがな
い。また、酸化性金属が酸化されない程度の真空状態で
陽極接合を行なうため、多層金属膜4の表面に拡散され
たCuが酸化されることがなく、陽極接合の接合強度を
十分に確保することができる。
【0021】なお、工程の簡略化のために加熱温度を変
えることなく、陽極接合可能な温度である300℃〜5
00℃で、かつ共晶反応を起こす温度に固定して陽極接
合を行なってもよい。
えることなく、陽極接合可能な温度である300℃〜5
00℃で、かつ共晶反応を起こす温度に固定して陽極接
合を行なってもよい。
【0022】また、非酸化性金属と酸化性金属との組み
合わせをAuとCu以外の組み合わせで行なうことで、
共晶反応が起こる温度を下げても良い。例えば、非酸化
性金属をPt、酸化性金属をAlとする組み合わせで行
なうと、PtとAlとの共晶反応を350℃程度で起こ
すことができる。
合わせをAuとCu以外の組み合わせで行なうことで、
共晶反応が起こる温度を下げても良い。例えば、非酸化
性金属をPt、酸化性金属をAlとする組み合わせで行
なうと、PtとAlとの共晶反応を350℃程度で起こ
すことができる。
【0023】さらに、基板の種類によっては、非酸化性
金属と酸化性金属との共晶反応が起こる温度まで基板の
温度を上げると、温度ストレスによってクラックなど損
傷が基板に発生する場合がある。この場合には温度を下
げて行なう必要があるが、温度が低いと拡散量が小さ
い。このため、陽極接合できる程度まで非酸化性金属が
拡散するように、十分時間をかけて基板を加熱してから
陽極接合を行なう必要がある。
金属と酸化性金属との共晶反応が起こる温度まで基板の
温度を上げると、温度ストレスによってクラックなど損
傷が基板に発生する場合がある。この場合には温度を下
げて行なう必要があるが、温度が低いと拡散量が小さ
い。このため、陽極接合できる程度まで非酸化性金属が
拡散するように、十分時間をかけて基板を加熱してから
陽極接合を行なう必要がある。
【0024】[第二実施例、図2]以下、本発明の第二
実施例である陽極接合方法を、図2に基づいて説明す
る。
実施例である陽極接合方法を、図2に基づいて説明す
る。
【0025】図2に示す陽極接合方法は、第一実施例と
ほとんど同じであり、異なる点はセラミック基板1と酸
化性金属膜2との間に下地金属膜6を形成している点で
ある。図2において、図1と同一もしくは同等の部分に
は同じ記号を符し、その説明を省略する。
ほとんど同じであり、異なる点はセラミック基板1と酸
化性金属膜2との間に下地金属膜6を形成している点で
ある。図2において、図1と同一もしくは同等の部分に
は同じ記号を符し、その説明を省略する。
【0026】図2に示すように、スパッタ装置を用いて
セラミック基板1の上にTiからなる下地金属膜6を例
えば50nmの厚さで形成し、その上にCuからなる酸
化性金属膜2を例えば200nmの厚さで形成する。さ
らに、その上にAuからなる非酸化性金属膜3を例えば
20nmの厚さで形成し、セラミック基板1の上に3層
構造の多層金属膜4を形成する。一般に、Ti膜、Cr
膜は絶縁性基板や半導体基板に対して密着性が高い。こ
のため、本実施例ではセラミック基板1と多層金属膜4
との密着強度を向上させることができる。
セラミック基板1の上にTiからなる下地金属膜6を例
えば50nmの厚さで形成し、その上にCuからなる酸
化性金属膜2を例えば200nmの厚さで形成する。さ
らに、その上にAuからなる非酸化性金属膜3を例えば
20nmの厚さで形成し、セラミック基板1の上に3層
構造の多層金属膜4を形成する。一般に、Ti膜、Cr
膜は絶縁性基板や半導体基板に対して密着性が高い。こ
のため、本実施例ではセラミック基板1と多層金属膜4
との密着強度を向上させることができる。
【0027】[第三実施例、図3]以下、本発明の第三
実施例である陽極接合方法を、図3に基づいて説明す
る。図3に示す陽極接合方法は、第二実施例とほとんど
同じであり、異なる点はガラス基板5が多層金属膜4を
すべて覆っている点と、セラミック基板1にスルーホー
ル7を形成している点である。図3において、図2と同
一もしくは同等の部分には同じ記号を符し、その説明を
省略する。
実施例である陽極接合方法を、図3に基づいて説明す
る。図3に示す陽極接合方法は、第二実施例とほとんど
同じであり、異なる点はガラス基板5が多層金属膜4を
すべて覆っている点と、セラミック基板1にスルーホー
ル7を形成している点である。図3において、図2と同
一もしくは同等の部分には同じ記号を符し、その説明を
省略する。
【0028】図3に示すように、セラミック基板1の多
層金属膜4を形成する部分にスルーホール7を形成した
後、スルーホール7の内部を導電性のメッキなどにより
内部電極を形成する。
層金属膜4を形成する部分にスルーホール7を形成した
後、スルーホール7の内部を導電性のメッキなどにより
内部電極を形成する。
【0029】次に、スルーホール7が形成されたセラミ
ック基板1の上に多層金属膜4を形成する。この成膜は
第二実施例と同じようにおこなう。これにより、スルー
ホール7と多層金属膜4とを電気的に接続することがで
きる。
ック基板1の上に多層金属膜4を形成する。この成膜は
第二実施例と同じようにおこなう。これにより、スルー
ホール7と多層金属膜4とを電気的に接続することがで
きる。
【0030】次に、ガラス基板5と多層金属膜4との陽
極接合を行なう。ここでは、ガラス基板5が多層金属膜
4をすべて覆っているため、多層金属膜4の表面に陽極
接合のために直流電圧を印加する端子を接続することが
困難である。この場合、セラミック基板1の裏面に出て
いるスルーホール7の端面に直流電圧を印加する端子8
を接続することによって多層金属膜4に電圧を印加する
ことができる。
極接合を行なう。ここでは、ガラス基板5が多層金属膜
4をすべて覆っているため、多層金属膜4の表面に陽極
接合のために直流電圧を印加する端子を接続することが
困難である。この場合、セラミック基板1の裏面に出て
いるスルーホール7の端面に直流電圧を印加する端子8
を接続することによって多層金属膜4に電圧を印加する
ことができる。
【0031】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、最外層に
非酸化性金属膜を形成し、その下に酸化性金属膜を形成
した多層金属膜を基板上に形成する。これによって、酸
化性金属が酸化するような工程を経ても多層金属膜の表
面および内部が酸化されることがないため、陽極接合が
可能である。また、多層金属膜の表面に拡散された酸化
性金属のほとんどが酸化されることがないため、陽極接
合の接合強度を十分に確保することができる。
非酸化性金属膜を形成し、その下に酸化性金属膜を形成
した多層金属膜を基板上に形成する。これによって、酸
化性金属が酸化するような工程を経ても多層金属膜の表
面および内部が酸化されることがないため、陽極接合が
可能である。また、多層金属膜の表面に拡散された酸化
性金属のほとんどが酸化されることがないため、陽極接
合の接合強度を十分に確保することができる。
【図1】本発明の陽極接合方法の第一実施例を示す概略
図である。
図である。
【図2】本発明の陽極接合方法の第二実施例を示す概略
図である。
図である。
【図3】本発明の陽極接合方法の第三実施例を示す概略
図である。
図である。
1 ----- セラミック基板
2 ----- 酸化性金属膜
3 ----- 非酸化性金属膜
4 ----- 多層金属膜
5 ----- ガラス基板
6 ----- 下地金属膜
7 ----- スルーホール
8a、8b ----- 端子
9 ----- リード線
10 ----- 電源
Claims (7)
- 【請求項1】基板上に形成した金属膜と、絶縁体とを接
合する陽極接合方法であって、 前記金属膜が多層で構成され、この多層金属膜の最外層
が非酸化性金属膜で構成され、前記非酸化性金属膜の下
の層が酸化性金属膜で構成されていることを特徴とする
陽極接合方法。 - 【請求項2】前記非酸化性金属膜と酸化性金属膜とを構
成する金属材料の共晶反応が起こる温度以上の温度で前
記基板を加熱した後、前記金属膜と絶縁体とを接合する
ことを特徴とする、請求項1に記載の陽極接合方法。 - 【請求項3】前記非酸化性金属膜がAuで形成され、前
記酸化性金属膜がCuで形成されていることを特徴とす
る、請求項1または請求項2に記載の陽極接合方法。 - 【請求項4】前記基板に直接接する層が下地金属膜で構
成されていることを特徴とする、請求項1ないし請求項
3のいずれかに記載の陽極接合方法。 - 【請求項5】前記絶縁体が、アルカリイオンを含んだガ
ラス基板であることを特徴とする、請求項1ないし請求
項4のいずれかに記載の陽極接合方法。 - 【請求項6】前記接合を、真空中または不活性ガス中で
行なうことを特徴とする、請求項1ないし請求項5のい
ずれかに記載の陽極接合方法。 - 【請求項7】前記基板がスルーホールを有し、前記スル
ーホールの一端が前記多層金属膜に電気的に接続されて
いることを特徴とする、請求項1ないし請求項6のいず
れかに記載の陽極接合方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001386562A JP2003192398A (ja) | 2001-12-19 | 2001-12-19 | 陽極接合方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001386562A JP2003192398A (ja) | 2001-12-19 | 2001-12-19 | 陽極接合方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003192398A true JP2003192398A (ja) | 2003-07-09 |
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ID=27595686
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001386562A Pending JP2003192398A (ja) | 2001-12-19 | 2001-12-19 | 陽極接合方法 |
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003192398A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7115182B2 (en) * | 2004-06-15 | 2006-10-03 | Agency For Science, Technology And Research | Anodic bonding process for ceramics |
| JP2007070176A (ja) * | 2005-09-08 | 2007-03-22 | Casio Comput Co Ltd | 接合基板、接合方法及びマイクロリアクタの製造方法 |
| WO2010097901A1 (ja) * | 2009-02-25 | 2010-09-02 | セイコーインスツル株式会社 | 陽極接合方法、パッケージの製造方法、圧電振動子の製造方法、発振器、電子機器および電波時計 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH07307260A (ja) * | 1994-05-13 | 1995-11-21 | Canon Inc | 接合体及びその形成法 |
| JPH10259039A (ja) * | 1997-03-18 | 1998-09-29 | Fujitsu Ltd | 陽極接合方法及び装置 |
| JP2001106545A (ja) * | 1999-07-30 | 2001-04-17 | Hoya Corp | ガラス基板、半導体センサの製造方法および半導体センサ |
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-
2001
- 2001-12-19 JP JP2001386562A patent/JP2003192398A/ja active Pending
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| JPWO2010097901A1 (ja) * | 2009-02-25 | 2012-08-30 | セイコーインスツル株式会社 | 陽極接合方法、パッケージの製造方法、圧電振動子の製造方法、発振器、電子機器および電波時計 |
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