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JP2003145664A - ガスバリヤー性フィルム積層体 - Google Patents

ガスバリヤー性フィルム積層体

Info

Publication number
JP2003145664A
JP2003145664A JP2001350648A JP2001350648A JP2003145664A JP 2003145664 A JP2003145664 A JP 2003145664A JP 2001350648 A JP2001350648 A JP 2001350648A JP 2001350648 A JP2001350648 A JP 2001350648A JP 2003145664 A JP2003145664 A JP 2003145664A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas barrier
film
barrier film
layer
atomic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001350648A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuujitsu Yamazaki
優実 山崎
Akira Iwamori
暁 岩森
Mamoru Kagami
加々美  守
Takayuki Kajiwara
梶原  孝之
Hideshi Kawachi
秀史 河内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Chemicals Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Chemicals Inc filed Critical Mitsui Chemicals Inc
Priority to JP2001350648A priority Critical patent/JP2003145664A/ja
Publication of JP2003145664A publication Critical patent/JP2003145664A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高いガスバリヤー性と優れた透明性とを有す
る、ガスバリヤー性フィルム積層体の提供を目的とす
る。 【解決手段】プラスチックフィルム上に、無機物層/接
着層/保護フィルム又は無機物層/接着性樹脂含有保護
フィルムを順次積層したガスバリヤー性フィルム積層体
で、無機物層が、酸素濃度2〜64原子%、窒素濃度
0.5〜56原子%、珪素濃度0.5〜55原子%、ア
ルミニウム濃度5〜80原子%からなり、ここで、酸
素、窒素、珪素およびアルミニウムの合計濃度が30〜
100原子%である。また、接着層または接着性樹脂
が、不飽和カルボン酸またはその誘導体で変性されたポ
リオレフィンであり、さらに、保護フィルムが、エチレ
ン単独重合体、エチレン共重合体及びプロピレン共重合
体のいずれかを含むこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高いガスバリヤー
性を有する透明なフィルム積層体に関する。より詳しく
は医薬品の収納保存に適した透明なガスバリヤー性フィ
ルム積層体に関する。
【0002】
【発明の技術的背景】医薬品は、その品質を長期間保持
するために、従来ガラス製の容器を用いて収納保存され
てきた。最近は、軽量化、コンパクト化、あるいは耐衝
撃性の向上等の要請から、プラスチック製容器の使用へ
と徐々に移行しつつある。しかし、プラスチック製容器
は、ガラス製容器と比べて一般に酸素等のガスや水蒸気
の透過率が高いことから、より一層ガスバリア性に優れ
たプラスチック製容器が求められている。
【0003】近年、プラスチック製品の酸素等のガスや
水蒸気の透過率を下げるために、例えば特開平5−83
18号公報には、真空蒸着法、スパッタリング法、ある
いは化学的気相蒸着法(CVD)を活用して、ポリエス
テルフィルム上にシリカ(SiOx)やアルミナ(Al
x)薄膜を形成した種々のフィルムが提案されてい
る。そのようなフィルムの中には良好な透明性を有する
ものがあることから、それらから輸液の保存状態の確認
に適した透明性を有する容器を成形できる可能性があ
る。しかし、品質保持に特にきわめて高いガスバリア性
が必要な医薬品があるため、なお一層酸素等のガスや水
蒸気のバリヤー性能を高める改良が求められている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、高い
ガスバリヤー性と優れた透明性とを有するガスバリヤー
性フィルム積層体の提供を目的とする。
【0005】
【発明を解決するための手段】すなわち本発明は、
(1)プラスチックフィルムの少なくとも片面に、無機
物層/接着層/保護フィルムまたは無機物層/接着性樹
脂含有保護フィルムを順次積層してなり、無機物層が酸
素濃度2〜64原子%、窒素濃度0.5〜56原子%、
珪素濃度0.5〜55原子%、アルミニウム濃度5〜8
0原子%からなる透明薄膜層であり、ここで酸素、窒
素、珪素およびアルミニウムの合計濃度が30〜100
原子%であり、接着層または接着性樹脂が不飽和カルボ
ン酸またはその誘導体で変性された変性ポリオレフィン
を含むガスバリヤー性フィルム積層体。(2)光線透過
率が55%以上であり、且つ色相b値が5以下である
(1)に記載のガスバリヤー性フィルム積層体、(3)
40℃ドライ雰囲気下で測定した酸素ガス透過率が1c
c/m2・day・atm以下であり、且つ水蒸気透過
率が1g/m2・day・atm以下である(1)に記
載のガスバリヤー性フィルム積層体、(4)プラスチッ
クフィルムが、ポリエステル、ポリアミド及びエチレン
・ビニルアルコール共重合体からなる群から選ばれる少
なくとも1種の樹脂から形成されたフィルムであること
を特徴とする(1)に記載のガスバリヤー性フィルム積
層体、(5)接着層が、不飽和カルボン酸またはその誘
導体をポリオレフィンにグラフト重合することにより製
造された変性ポリオレフィンを含むことを特徴とする
(1)に記載のガスバリヤー性フィルム積層体、(6)
変性ポリオレフィンが、変性エチレン単独重合体または
変性エチレン−α−オレフィンランダム共重合体である
ことを特徴とする(1)又は(5)に記載のガスバリヤ
ー性フィルム積層体、(7)保護フィルムが、エチレン
単独重合体、エチレン共重合体及びプロピレン共重合体
からなる群の少なくとも1種を含むことを特徴とする
(1)に記載のガスバリヤー性フィルム積層体、に関す
るものである。
【0006】
【発明の具体的説明】本発明のガスバリヤー性フィルム
積層体の断面図の一例を、図1に示す。プラスチックフ
ィルム1上に、主に珪素、アルミニウム、酸素、窒素か
らなる無機物層2、無機物層と保護フィルムを接着する
ための接着層3、ポリオレフィン等の保護フィルム4が
順次積層されたものである。また、無機物層上に接着性
樹脂含有保護フィルムを積層してもよい。
【0007】また本発明の積層体は、好ましくは、 光線透過率が55%以上、好ましくは70%以上、 色相b値が5以下、好ましくは3以下、 40℃ドライ雰囲気下で測定した酸素ガス透過率が1
cc/m2・day・atm以下、好ましくは0.5c
c/m2・day・atm以下、さらに好ましくは0.
2cc/m2・day・atm以下、 水蒸気透過率 1g/m2・day・atm以下 の物性値を有する積層体である。
【0008】本発明のガスバリヤー性フィルム積層体
は、基板であるプラスチックフィルム上に少なくともガ
スバリヤー層である無機物層と保護層を有し、これらの
層を密着させる為接着層を設けるか、保護フィルム層に
接着性樹脂を含有させる。
【0009】本発明において基板として用いるプラスチ
ックフィルムは、高い透明性を持ちかつ可撓性のあるフ
ィルムが望ましい。そのようなフィルムとしては、ポリ
エチレンテレフタレート(PET)やポリエチレンナフ
タレート(PEN)等のポリエステルのフィルム、ナイ
ロン6やナイロン66等のポリアミドのフィルム、エチ
レン・ビニルアルコール共重合体のフィルム、ポリエチ
レンやポリプロピレン等のポリオレフィンのフィルム、
あるいはポリイミドフィルム等が好ましい。
【0010】それらの中でも、ポリエチレンテレフタレ
ート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PE
N)、ナイロン6、エチレン・ビニルアルコール共重合
体から製造されたフィルムは、透明性、ガスバリヤー
性、および機械的強度等の物性に優れていることからよ
り好ましい。それらのフィルムは延伸フィルムであって
もよいし、未延伸フィルムであってもよく、また、異な
る2種のフィルムを複合した積層フィルムでもよく、さ
らにそれらの樹脂を混合したブレンドフィルムであって
もよい。フィルムの厚みは、通常5〜200μm、好ま
しくは10〜50μmである。
【0011】無機物層は、その組成が、酸素濃度2〜6
4原子%、好ましくは18〜40原子%、窒素濃度0.
5〜56原子%、好ましくは2〜20原子%、珪素濃度
0.5〜55原子%、好ましくは3〜32原子%、アル
ミニウム濃度5〜80原子%、好ましくは5〜45原子
%とから構成されている。ここで、酸素、窒素、珪素お
よびアルミニウムの合計の濃度が30〜100原子%、
好ましくは36〜100原子%である。なお、その組成
は、X線光電子分光法やオージェ電子分光法等の手法を
用いて分析することができる。
【0012】組成が前記の範囲内にあると、薄膜は非晶
質であって、高いガスバリヤー性を示し、かつ優れた透
明性を有している。また、その薄膜層の厚さは、通常1
0〜500nm、好ましくは20〜150nmであっ
て、この範囲内にあると、薄膜層は、柔軟性を有してい
るので亀裂が入りにくく、高いガスバリヤー効果を保つ
ことができる。
【0013】このような無機物層は、基板となるプラス
チックフィルムの片面に設けてもよいし、また両面に設
けてもよい。すなわち、プラスチックフィルム/無機物
層なる2層構造体であってもよいし、無機物層/プラス
チックフィルム/無機物層なる3層構造体であってもよ
い。両面に無機物層を形成した場合には、片面形成の場
合よりもガスバリヤー性能をさらに高められることがあ
る。例えば、片面に厚い無機物層を形成するよりも、そ
の無機物層の厚みを両面に分配して形成する方が、高い
ガスバリヤー性が得られることがある。また、両面に無
機物層を形成する場合には、各々の無機物層は、その厚
さを適宜変えることもできる。
【0014】このような無機物層は、真空容器系内で、
基板であるプラスチックフィルム上に、主として酸素、
窒素、珪素、アルミニウムからなる無機物層を形成する
ドライプロセスによって得られる。具体的には、真空蒸
着法、スパッタリング法、化学的気相蒸着法(CVD)
等の手法を適用することによって、薄膜層形成材料から
容易にプラスチックフィルムの少なくとも一方の面に無
機物層を形成することができる。それらの中でも真空蒸
着法は、成膜速度が速く、生産性が高いので好ましい方
法である。
【0015】蒸着材料としては、アルミニウム、酸化ア
ルミニウム、および窒化アルミニウムからなる群から選
ばれた少なくとも1種の材料、および珪素、酸化珪素、
および窒化珪素からなる群から選ばれた少なくとも1種
の材料との組み合わせが用いられる。好ましい材料の組
み合わせ例を、次に挙げる。 (1)窒化アルミニウムと珪素または酸化珪素との組み
合わせ。 (2)アルミニウムまたは酸化アルミニウムと窒化珪素
との組み合わせ。 (3)窒化アルミニウムと窒化珪素との組み合わせ。 (4)アルミニウムと珪素との組み合わせ。
【0016】蒸着材料は、複数の種類を混合した後に加
熱するよりも、各々の材料を同じ系内で別々に加熱する
ことによって、目的とする無機物層を形成する方法が好
ましい。但し、融点が近い材料を組み合わせて用いる場
合は、予め混合してから加熱してもよい。
【0017】蒸着材料の加熱方法としては、抵抗加熱法
や電子ビーム法等が使用でき、材料の種類に応じて好適
な加熱方法を選択すればよく、同じ系内で同じ方法を採
用してもよいし、異なった方法をしようしてもよい。
【0018】酸素は、必要量を供給してもよいし、また
成膜反応容器(真空チャンバー)もしくはプラスチック
基板に残存している酸素あるいは水蒸気から取り込んで
利用してもよい。また、反応性ガスとして窒素を導入し
て、反応性蒸着を行ってもよく、窒素プラズマを生起す
る条件や、窒素イオンをプラスチック基板表面付近に照
射する条件を採用すると、無機物層中に窒素が導入され
やすくなるのでより効果的である。窒素プラズマや窒素
イオンを照射する場合、プラスチック基板側に負のバイ
アスをかけると更に効果的である。
【0019】無機物層の形成に先行して、プラスチック
フィルム面をコロナ放電処理、グロー放電処理、その他
の表面処理を施しておいてもよく、それによってプラス
チックフィルム面上に薄膜層が強固に接合するし、また
均一厚さの薄膜を形成することができる。
【0020】本発明における接着層には接着性樹脂が使
用され、不飽和カルボン酸またはその誘導体で変性され
たポリオレフィン、特には不飽和カルボン酸またはその
誘導体をポリオレフィンにグラフト重合することにより
変性した変性ポリオレフィンが好ましい。ここで言うポ
リオレフィンとしては、エチレン単独重合体またはエチ
レンと他のα−オレフィンとを含有するエチレン−α−
オレフィンランダム共重合体、またはプロピレン単独重
合体またはプロピレンと他のα−オレフィンとを含有す
るプロピレン−α−オレフィンランダム共重合体が好ま
しい。
【0021】変性に使用する不飽和カルボン酸として
は、マレイン酸、アクリル酸、フマル酸、テトラヒドロ
フタル酸、イタコン酸、シトラコン酸、クロトン酸、イ
ソクロトン酸、エンドシス−ビシクロ[2,2,1]ヘプ
ト−5−エン2,3−ジカルボン酸(商品名:ナジック
酸)などが好ましく、またその誘導体としては酸ハライ
ド、アミド、イミド、無水物、エステルなどが挙げら
れ、具体的には塩化マレニル、マレイミド、無水マレイ
ン酸、無水シトラコン酸、マレイン酸モノメチル、マレ
イン酸ジメチル、グリシジルマレエートなどが用いられ
る。これらの内、不飽和カルボン酸、またはその無水物
が好適であり、特にマレイン酸、ナジック酸またはこれ
らの無水物が好ましい。接着層の厚さは特に制限されな
いが、薄い方が好ましく、0.5〜100μm、好まし
くは1〜30μmである。
【0022】保護フィルムとは上記無機物層を保護する
ための層で、剛性、透明性、ヒートシール性の面から、
ポリオレフィン、特にエチレン単独重合体、エチレン共
重合体及びプロピレン共重合体からなることが好まし
い。それらの中でも特に、直鎖状低密度ポリエチレン、
低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、プロピレン
ランダム共重合体、プロピレンブロック共重合体を用い
るのが好ましい。また前記の樹脂に加えて更に、不飽和
カルボン酸またはその誘導体で変性された変性ポリオレ
フィン、例えばエチレン単独重合体、エチレン−α−オ
レフィンランダム共重合体等の変性物や、プロピレン単
独重合体、プロピレン−α−オレフィンランダム共重合
体の変性物等を、0.1〜99重量%の割合で含有する
ことが好ましい。これら保護フィルムの厚さは特に限定
されないが、5〜500μm、好ましくは10〜200
μmである。
【0023】また、本発明の積層体は、プラスチックフ
ィルム/無機物層/接着層/保護フィルムまたはプラス
チックフィルム/無機物層/接着性樹脂含有保護フィル
ムが順次積層されたガスバリヤー性フィルム積層体にお
いて、更にプラスチックフィルム/無機物層、あるいは
無機物層を両面に形成した、無機物層/プラスチックフ
ィルム/無機物層、を接着層を介して積層してから保護
フィルムを積層してもよい。
【0024】さらに、プラスチックフィルムの薄膜層と
は反対側の面側に、他の高分子フィルムや金属層、他の
ガスバリヤー性フィルム等を積層してもよい。
【0025】特に、本願のガスバリヤー性フィルム積層
体に、前述の無機物層を形成したプラスチックフィルム
をアンカーコート剤を用いて積層すると、さらにガスバ
リヤー性が向上する。積層する枚数が多いと、ガスバリ
ヤー性もそれに伴い向上する。
【0026】上記の更なる積層を行う際には、本発明で
得られたガスバリヤー性積層体の、基材であるプラスチ
ックフィルム面と、更に積層する無機物層面とを、アン
カーコート剤で貼り合わせると好ましい。特に、医薬品
の密封包装に使用する場合、包装材料の成分が内容物で
ある医薬品に混入してはならないが、このような構成で
あれば、本発明のガスバリヤー性フィルム積層体の保護
フィルム面側を包装容器内側にすれば、無機物層が隔壁
となり、基材であるプラスチックフィルムやアンカーコ
ート剤からの成分が内容物に混入することはない。
【0027】これまでに説明してきたガスバリヤー性フ
ィルム積層体は、きわめて高いガスバリヤー性を有して
いる。さらに、優れた透明性をも有していることから、
それを用いて各種物品、特に医薬品の密封包装に利用す
ることができる。
【0028】例えば、プラスチックフィルム/無機物層
/接着層/ポリオレフィンフィルムなる構成体1枚ない
し2枚を、ポリオレフィンフィルム層が互いに内側に向
かい合うように重ねて置き、容器形状になるように周囲
をヒートシールすると、液体の保存容器として利用する
ことができる。
【0029】
【実施例】以下、図1に示されるガスバリヤー性フィル
ム積層体の作製方法を、実施例に基づき説明する。無機
物層の組成比率は、オージェ電子分光測定装置で測定し
た。なお、本発明はこれに限定されるわけではない。
【0030】(実施例1)純度99.999%のシリコ
ンおよび純度99.9%の窒化アルミニウムを蒸着材料
とし、真空蒸着法によって厚さが12μmのPETフィ
ルム上に組成比率が珪素8%、アルミニウム39%、窒
素10%、酸素32%。炭素11%で厚さが50nmの
無機物層を形成した。加熱方法は、シリコンは抵抗加熱
法、窒化アルミニウムは電子ビーム加熱法を用いた。蒸
着中は窒素ガスを流通させて、13.56MHzの高周
波電源(電力300W)によってプラズマを生起させ、
更に基板側に100WのDCバイアスを印可した。
【0031】この無機物層上にマレイン酸変性樹脂、具
体的には密度0.920の直鎖状ポリエチレンを52重
量%、密度0.920の高圧法低密度ポリエチレン樹脂
を15重量%、密度0.965の直鎖状ポリエチレンを
15重量%、密度0.850のエチレン−α−オレフィ
ン共重合体を10重量%及びマレイン酸エステルを2.
2重量%含む密度0.965の直鎖状ポリエチレンを8
重量%の割合で配合し、押し出し機内で変性させた樹脂
を接着層として厚さ20μmになるように押し出しラミ
ネーションを行い、予めキャスト成型により得た厚さ1
00μmのポリエチレンフィルムを張り合わせて保護フ
ィルムとし、本発明のガスバリヤー性積層体を得た。
【0032】(実施例2)プラスチックフィルムとし
て、厚さが12μmのナイロンフィルムを用いた以外
は、実施例1と同様の方法で、ガスバリヤー性フィルム
積層体を作製した。
【0033】(実施例3)実施例1と同様にして、厚さ
が12μmのPETフィルム上に厚さ50nmの無機物
層を形成した。これとは別に、実施例1で得られたガス
バリヤー性フィルム積層体を用意し、そのPETフィルム
面に、グラビアコーターを用いて、ウレタン系アンカー
コート剤(武田製薬製、商品名:タケラックA−606
(接着剤)およびタケネートA−10(硬化剤))を6
6(cc/m2)になるように塗布した。その後、80
℃のドライヤーを用いて塗布面を乾燥し、そのアンカー
コート剤層を先に得たPETフィルム/無機物層の構成を
持つフィルムの無機物層面側に貼り合わせ、ガスバリヤ
ー性フィルム積層体を得た。
【0034】(比較例1)純度99.9%の酸化珪素
(SiO2)を蒸着材料とし、真空蒸着法によって厚さ
が12μmのPETフィルム上に組成比率が、珪素38
%、酸素44%、炭素18%で、厚さ50nmの無機物
層を形成した。加熱方法は電子ビーム加熱法を用いた。
この無機物層上に実施例1と同様に厚さ20μmの接着
層を形成し、予めキャスト成型により得た厚さ100μ
mのポリエチレンフィルムを張り合わせて保護フィルム
とし、ガスバリヤー性積層体を得た。
【0035】(比較例2)純度99.9%の酸化アルミ
ニウム(αAl2O3)を蒸着材料とし、真空蒸着法に
よって厚さが12μmのPETフィルム上に組成比率が
アルミニウム52%、酸素44%、炭素4%で、厚さ5
0nmの無機物層を形成した。加熱方法は電子ビーム加
熱法を用いた。この無機物層上に実施例1と同様に厚さ
20μmの接着層を形成し、予めキャスト成型により得
た厚さ100μmのポリエチレンフィルムを張り合わせ
て保護フィルムとし、ガスバリヤー性積層体を得た。
【0036】実施例、比較例で得られたガスバリヤー性
フィルム積層体を、115℃で40分間の蒸気滅菌を行
った後、剥離強度を測定した。ガスバリヤー性フィルム
積層体を幅1.5cm、長さ10cmの大きさに切り取
り、引張り速度50mm/分で50kgのロードセルを
用いて90°剥離測定を行った。
【0037】比較例1は、無機物層と保護フィルムが接
着されていなかった。実施例1〜3、比較例2は、60
0gf以上の剥離強度を示した。
【0038】実施例1〜3及び比較例2で示したガスバ
リヤー性フィルム積層体の物性評価結果を表1にまとめ
た。比較例1は、接着されていなかったため、物性評価
は実施しなかった。
【0039】積層体の評価法は、以下の方法により実施
した。酸素ガス透過率はMOCON社製ガス透過測定装
置を用いて、40℃、0%RHの条件で測定した。水蒸
気透過率はMOCON社製ガス透過測定装置を用いて、
40℃、90%RHの条件で測定した。光線透過率及び
b値(黄、青の割合)は日立製作所製日立分光光度計U
−3400に150Φの積分球を取り付けて測定した。
光線透過率は波長450nmにおいて測定した。
【0040】
【表1】
【0041】
【発明の効果】本発明に係わるガスバリヤー性フィルム
積層体は、高いガスバリヤー性と優れた透明性とを有し
ており、貯蔵時に特に高いガスバリア性が求められる物
品、特に医薬品の収納容器用材料として好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】
【符号の説明】
1 プラスチックフィルム 2 無機物層 3 接着層 4 保護フィルム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梶原 孝之 千葉県市原市千種海岸3番地 三井化学株 式会社内 (72)発明者 河内 秀史 千葉県市原市千種海岸3番地 三井化学株 式会社内 Fターム(参考) 4F100 AA01B AA13 AA37 AB10 AB11 AK01A AK01C AK01D AK03C AK03D AK03G AK04D AK06 AK07D AK41A AK42 AK46A AK63 AK69A AL01D AL03C AL03G AL04C AL04G AL07C AL07D AL07G BA03 BA04 BA07 BA10A BA10D EH66 GB15 JD02 JD03 JD04 JL11C JM02B JN01 JN01B

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラスチックフィルムの少なくとも片面
    に、無機物層/接着層/保護フィルムまたは無機物層/
    接着性樹脂含有保護フィルムを順次積層してなり、無機
    物層が酸素濃度2〜64原子%、窒素濃度0.5〜56
    原子%、珪素濃度0.5〜55原子%、アルミニウム濃
    度5〜80原子%からなる透明薄膜層であり、ここで酸
    素、窒素、珪素およびアルミニウムの合計濃度が30〜
    100原子%であり、接着層または接着性樹脂が不飽和
    カルボン酸またはその誘導体で変性された変性ポリオレ
    フィンを含むガスバリヤー性フィルム積層体。
  2. 【請求項2】光線透過率が55%以上であり、且つ色相
    b値が5以下である請求項1に記載のガスバリヤー性フ
    ィルム積層体。
  3. 【請求項3】40℃ドライ雰囲気下で測定した酸素ガス
    透過率が1cc/m 2・day・atm以下であり、且
    つ水蒸気透過率が1g/m2・day・atm以下であ
    る請求項1に記載のガスバリヤー性フィルム積層体。
  4. 【請求項4】プラスチックフィルムが、ポリエステル、
    ポリアミド及びエチレン・ビニルアルコール共重合体か
    らなる群から選ばれる少なくとも1種の樹脂から形成さ
    れたフィルムであることを特徴とする請求項1に記載の
    ガスバリヤー性フィルム積層体。
  5. 【請求項5】接着層または接着性樹脂が、不飽和カルボ
    ン酸またはその誘導体をポリオレフィンにグラフト重合
    することにより製造された変性ポリオレフィンを含むこ
    とを特徴とする請求項1に記載のガスバリヤー性フィル
    ム積層体。
  6. 【請求項6】変性ポリオレフィンが、変性エチレン単独
    重合体または変性エチレン−α−オレフィンランダム共
    重合体であることを特徴とする請求項1又は5に記載の
    ガスバリヤー性フィルム積層体。
  7. 【請求項7】保護フィルムが、エチレン単独重合体、エ
    チレン共重合体及びプロピレン共重合体からなる群の少
    なくとも1種を含むことを特徴とする請求項1に記載の
    ガスバリヤー性フィルム積層体。
  8. 【請求項8】保護フィルムが更に、不飽和カルボン酸ま
    たはその誘導体で変性された変性ポリオレフィンを含む
    ことを特徴とする請求項7に記載のガスバリヤー性フィ
    ルム積層体。
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