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JP2003016919A - 電子放出素子、電子源、電子源集合体および画像形成装置 - Google Patents

電子放出素子、電子源、電子源集合体および画像形成装置

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Publication number
JP2003016919A
JP2003016919A JP2001202623A JP2001202623A JP2003016919A JP 2003016919 A JP2003016919 A JP 2003016919A JP 2001202623 A JP2001202623 A JP 2001202623A JP 2001202623 A JP2001202623 A JP 2001202623A JP 2003016919 A JP2003016919 A JP 2003016919A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electron
electron source
cathode electrode
emitting device
film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001202623A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoji Teramoto
洋二 寺本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2001202623A priority Critical patent/JP2003016919A/ja
Publication of JP2003016919A publication Critical patent/JP2003016919A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Electrodes For Cathode-Ray Tubes (AREA)
  • Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)
  • Cold Cathode And The Manufacture (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子ビーム径の小さい電子放出素子および電
子源を提案するものであり、さらにその電子源を利用し
て、画質の良好で高精細な画像形成装置を提供する。 【解決手段】 電子放出膜5をカソード電極2の露出領
域の一部に形成し、且つ、電子放出膜5を開口部の開口
中心からずれた位置に配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子放出素子、該
電子放出素子を複数配置してなる電子源、該電子源を複
数配置してなる電子源集合体、および該電子源集合体を
用いて構成した画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子放出素子として熱電子素子と
冷陰極素子の2種類が知られている。冷陰極素子には電
界放出型(以下、FE型と称する)、金属/絶縁層/金
属型(以下、MIM型と称する)や、表面伝導型電子放
出素子等がある。
【0003】FE型の例としては、W.P.Dyke
& W.W.Dolan,”Field Emissi
on”,Advance in Electron P
hysics,8,89 (1956)、あるいはC.
A.Spindt,”PHYSICAL Proper
ties ofthin−film field em
ission cathodes with moly
bdenium cones”,J.Appl.Phy
s.,47,5248(1976)等に開示されたもの
が知られている。
【0004】MIM型の例としては、C.A.Mea
d,”Operation of Tunnel−Em
ission Devices”,J.Apply.P
hys.,32,646(1961)等に開示されたも
のが知られている。
【0005】また、最近の例では、Toshiaki.
Kusunoki,”Fluctuation−fre
e electron emission from
non−formed metal−insulato
r−metal(MIM)cathodes Fabr
icated by low current Ano
dic oxidation”,Jpn.J.App
l.Phys.vol.32(1993)pp.L16
95,Mutsumi suzuki etal”An
MIM−Cathode Array for Ca
thode luminescent Display
s”,IDW’96,(1996)pp.529等が研
究されている。
【0006】表面伝導型の例としては、エリンソンの報
告(M.I.Elinson Radio Eng.E
lectron Phys.,10(1965))に記
載のもの等があり、この表面伝導型電子放出素子は、基
板上に形成された小面積の薄膜に、膜面に平行に電流を
流すことにより、電子放出が生ずる現象を利用するもの
である。表面伝導型素子では、前記のエリンソンの報告
に記載のSnO薄膜を用いたもの、Au薄膜を用いた
もの、(G.Dittmer.Thin Solid
Films,9,317(1972))、In
SnO薄膜によるもの(M.Hartwell an
d C.G.Fonstad,IEEETrans.E
D Conf.,519(1983))等が報告されて
いる。
【0007】ところで、電子放出素子を画像形成装置に
応用するには、蛍光体を十分な輝度で発光させる放出電
流が必要である。また、ディスプレイの高精細化のため
には蛍光体に照射される電子ビームの径が小さいもので
ある事が要求される。そして製造し易いという事が重要
である。
【0008】従来のFE型の例としてSpindt型の
電子放出素子がある。Spindt型では、放出点とし
てマイクロチップが形成され、その先端から電子が放出
される構成が一般的であり、蛍光体を発光させるために
放出電流密度を大きくすると、電子放出部の熱的な破壊
を誘起し、FE素子の寿命を制限することになる。ま
た、先端から放出された電子は、ゲート電極で形成され
た電場によって広がる傾向があり、ビーム径を小さくで
きないという欠点がある。
【0009】このようなFE素子の欠点を克服するため
に、個別の解決策として様々な例が提案されている。
【0010】電子ビームの広がりを防ぐ例としては、電
子放出部上方に収束電極を配置した例がある。しかし、
これは放出された電子ビームを収束電極の負電位により
絞るのが一般的だが、製造工程が複雑となり、製造コス
トの増大を招いてしまうという問題がある。
【0011】電子ビーム径を小さくする別の例として
は、Spindt型のようなマイクロチップを形成しな
い方法がある。たとえば、特開平8−096703号公
報、特開平8−096704号公報に記載されたものが
ある。
【0012】これらは孔内に配置した薄膜から電子放出
を行わせるため、電子放出面上に平坦な等電位面が形成
され電子ビームの広がりが小さくなるという利点があ
る。また、電子放出物質として低仕事関数の構成材料を
使用することで、マイクロチップを形成しなくても電子
放出が可能であり、低駆動電圧が図れる。さらに、電子
放出が面で行われるために、電界の集中がおきず、破壊
がおこらず、長寿命である。
【0013】さらに電子ビーム径が小さく、駆動電圧を
低く抑える方法として、カソード電極の形状を改善する
手法を用いた例がある。たとえば、特開平8−2932
44号公報、特開平10−125215号公報、特開平
2000−67736号公報、USP5473218に
記載されたものがある。これらは、カソード電極を凹型
にし、その溝中に電子放出材料を形成することで、ビー
ム径、駆動電圧を改善している。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、個々
の電子放出素子の電子ビームの径を小さくする試みは種
々なされているものの、このような電子放出素子を複数
用いて電子源を作製する場合には、さらに下記のような
課題も生ずる。
【0015】なお、本明細書において「電子源」とは、
画像形成の際に1絵素(sub pixel)を形成す
る単位であって、複数の電子放出素子を備えて構成され
る素子の集合体をいう。したがって、たとえばRGBの
3色の蛍光体によりカラー画像を形成する画像形成装置
の場合には、RGB各色に対応した3つの電子源(3絵
素)で1画素(pixel)を構成することになる。
【0016】このような電子源は、数個〜数百個の電子
放出素子を備えて構成されることが一般的である。この
場合、個々の電子放出素子のビーム径を小さくしても、
電子源全体で形成される電子ビームの径はある程度の広
がりを持ってしまう。
【0017】図16に従来の電子放出素子、図17に従
来の電子源の模式的断面図を示す。
【0018】図16の電子放出素子は、基板101上に
配置されたカソード電極102と、絶縁層103を介し
てカソード電極102上に積層されたゲート電極104
と、絶縁層103およびゲート電極104を貫通してカ
ソード電極102の一部領域を露出せしめる開口部と、
その露出領域上にカソード電極102と電気的に接続し
て形成された電子放出膜105とから構成される。ま
た、図17の電子源は図16の電子放出素子を複数用い
て構成したものである。
【0019】この構成において、電源106によってカ
ソード電極102とゲート電極104の間に駆動電圧を
印加すると、電子放出膜105から電子が放出される。
この放出電子は、電源108によって印加された加速電
圧によって加速され、アノード電極107に到達する。
このとき、放出電子はカソード電極102とゲート電極
104との間に形成された等電位面に略垂直な方向に軌
道をとる。したがって、電子放出膜105の中央から放
出された電子は略直上のアノード電極107に向かう
が、電子放出膜105の周辺部から放出された電子は、
電子放出膜105の中心から遠ざかる方向に軌道をと
る。
【0020】これを電子源全体として見てみると、図1
7に示すように、電子源中央部付近に配置された電子放
出素子から放出される電子ビームはアノード電極107
の略中央部(絵素の略中央部)に到達する。しかし、電
子源周辺部に配置された電子放出素子から放出された電
子ビームは、アノード電極107の中央部から外れた位
置に到達し、結果として電子源全体としてのビーム径を
広げてしまうことになるのである。
【0021】本発明は上記の従来技術の課題を解決する
ためになされたもので、その目的とするところは、電子
ビーム径の小さい電子放出素子および電子源を提案する
ものであり、さらにその電子源を利用して、画質の良好
で高精細な画像形成装置を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の電子放出素子は、基板上に配置されたカソー
ド電極と、絶縁層を介して前記カソード電極上に積層さ
れたゲート電極と、前記絶縁層および前記ゲート電極を
貫通して前記カソード電極の一部領域を露出せしめる開
口部と、前記カソード電極の前記露出領域上に該カソー
ド電極と電気的に接続して形成された電子放出膜と、を
備えた電子放出素子において、前記電子放出膜は、前記
露出領域の一部に形成され、且つ、前記開口部の開口中
心からずれた位置に配置されていることを特徴とする。
【0023】また、本発明の電子源は、上記発明に係る
電子放出素子を含む複数の電子放出素子を備えたことを
特徴とする。
【0024】また、この電子源において、前記電子放出
素子の前記電子放出膜は、該電子放出膜から放出された
電子が、電子源の上方に配設された当該電子源に対応す
るアノード電極の略中央部に到達するように、前記開口
部の開口中心からずれた位置に配置されていることが好
適である。
【0025】また、前記電子放出素子の前記電子放出膜
は、電子源の中心に近づく方向に、前記開口部の開口中
心からずれた位置に配置されていることも好適である。
【0026】また、上記の各電子源において、開口中心
からずれた位置に配置されている電子放出膜を有する前
記電子放出素子は、電子源の周辺部に配置されているこ
とが好適である。このとき、電子放出素子の位置が電子
源の中心から離れるにしたがって、その電子放出素子の
電子放出膜のずれ量が大きくなるようにすることも好ま
しい。
【0027】また、上記の各電子源において、前記開口
部の開口形状は、円形、楕円形、矩形、多角形のいずれ
かであることが好ましい。
【0028】さらに、他の発明の電子放出素子は、基板
上に配置されたゲート電極と、絶縁層を介して前記ゲー
ト電極上に積層されたカソード電極と、該カソード電極
上に該カソード電極と電気的に接続して形成された電子
放出膜と、を備えた電子放出素子において、前記電子放
出膜は、前記カソード電極表面の一部に形成され、且
つ、該カソード電極表面の中心からずれた位置に配置さ
れていることを特徴とする。
【0029】また、他の発明の電子源は、この電子放出
素子を含む複数の電子放出素子を備えたことを特徴とす
る。
【0030】また、この電子源において、前記電子放出
素子の前記電子放出膜は、該電子放出膜から放出された
電子が、電子源の上方に配設された当該電子源に対応す
るアノード電極の略中央部に到達するように、前記カソ
ード電極表面の中心からずれた位置に配置されているこ
とが好適である。
【0031】また、前記電子放出素子の前記電子放出膜
は、電子源の中心に近づく方向に、前記カソード電極表
面の中心からずれた位置に配置されていることも好適で
ある。
【0032】また、カソード電極表面の中心からずれた
位置に配置されている電子放出膜を有する前記電子放出
素子は、電子源の周辺部に配置されていることが好適で
ある。この場合も上記と同様、電子放出素子の位置が電
子源の中心から離れるにしたがって、その電子放出素子
の電子放出膜のずれ量が大きくなるようにすることも好
ましい。
【0033】上記各電子放出素子および各電子源におい
て、前記電子放出膜の材料は、ダイヤモンドまたはダイ
ヤモンドライクカーボンを含むことが好ましい。
【0034】また、本発明の電子源集合体は、上記のい
ずれかの電子源を複数備え、前記カソード電極に結線さ
れる複数のカソード配線、および前記ゲート電極に結線
される複数のゲート配線によって、前記複数の電子源を
マトリクス状に配線してなることを特徴とする。
【0035】また、本発明の画像形成装置は、この電子
源集合体と、該電子源集合体から放出された電子によっ
て画像を形成する画像形成部材と、を備えたことを特徴
とする。
【0036】ここで、前記画像形成部材は、電子の衝突
によって発光する蛍光体であることが好ましい。
【0037】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、この発明
の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただ
し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、
材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載が
ない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣
旨のものではない。
【0038】(第1の実施の形態)図1は本発明の第1
の実施の形態に係る電子放出素子を示す模式図であり、
図1(a)はZ−X断面図、図1(b)はX−Y平面図
である。
【0039】同図に示すように、電子放出素子は、基板
1上に配置されたカソード電極2と、絶縁層3を介して
カソード電極2上に積層されたゲート電極4と、絶縁層
3およびゲート電極4を貫通してカソード電極の一部領
域を露出せしめる開口部と、カソード電極2の露出領域
上に形成された電子放出膜5と、を備えて構成される。
電子放出膜5はカソード電極2と電気的に接続されてい
る。なお、カソード電極2,絶縁層3,ゲート電極4の
厚さはほぼ一定である。
【0040】また、7は、電子放出素子の上方に距離H
だけ離れて配置されたアノード電極である。アノード電
極7には、高圧電源8によりアノード電圧(加速電圧)
Vaが与えられる。なお、アノード電極−素子間距離H
を定義する際の素子の位置とは、通常はカソード電極2
の位置を基準とすればよい。
【0041】本実施の形態の電子放出膜5は、幅W2、
長さL1の略矩形状に形成されている。ここでカソード
電極2の露出領域の幅(開口部の幅)をW1とすると、
W1>W2に設定される。また、電子放出膜5の配置位
置は、開口中心からずれた位置に配置される。すなわ
ち、本実施の形態では、電子放出膜5をカソード電極2
の露出領域の一部に形成し、且つ、電子放出膜5を開口
部の開口中心からずれた位置に配置している。このと
き、図1(b)のようにZ方向からみたときに、電子放
出膜5がカソード電極2の露出領域(開口部)に対して
非対称な位置に配置されることになる。
【0042】上記構成の電子放出素子において、駆動電
源6によりカソード電極2とゲート電極4の間に駆動電
圧Vgを印加すると、電子放出膜5から電子が放出され
る。この放出電子は、アノード電極7に印加されたアノ
ード電圧Vaによって加速され、アノード電極7に捕捉
される。これにより電子放出電流Ieが検出される。
【0043】ここで、Z−X平面において、図1(a)
のAで示される部分を座標(0,0)とし、Bで示され
る部分を、(a,0)とする。このとき、電子放出膜5
の幅W1とX方向の位置を適宜に調節することで、電子
ビーム径を制御することができる。
【0044】電子放出膜5の大きさおよび位置は、そこ
から放出された電子eが、電子源の上方に配設された当
該電子源に対応するアノード電極7の略中央部に到達す
るように決定される。たとえば、図2に示すように、電
子放出膜5の幅W1をカソード電極2の露出領域の幅W
2の約半分の大きさに設定し、その電子放出膜5を、電
子源の中心に近づく方向にずらして形成するとよい。
【0045】電子放出膜5から放出される電子は、カソ
ード電極2とゲート電極4の間に形成された等電位面9
に略垂直な方向の軌道をとるので、電子放出部位置(X
座標)と電子ビームの広がりとの関係は図3のようにな
る。つまり、電子放出膜5のうち開口中心近傍の電子放
出部から放出される電子ビームはほとんど広がりを持た
ず、開口中心から離れるにしたがって、電子ビームの広
がりが大きくなるのである。
【0046】したがって、図2の構成の電子放出素子に
あっては、電子源中央部方向に向かう軌道をとる電子と
略直上方向に向かう軌道をとる電子が主に放出され、ビ
ーム径を広げる方向(電子源中央部から遠ざかる方向)
に軌道をとる電子の放出はほとんど起こらなくなる。こ
のように、電子放出膜5の大きさと位置とを適宜に調節
することによって、余分な放出電子、散乱を無くするこ
とができ、電子放出素子自体のビーム径の収束が実現で
きる。
【0047】図4は、上記構成の電子放出素子を含む複
数の電子放出素子を備えて構成した電子源の模式的断面
図である。同図に示すように、電子源の中央部には、カ
ソード電極2の露出領域全体に形成された電子放出膜5
を有する電子放出素子が配置されており、電子源の周辺
部には、本実施の形態の電子放出素子が配置されてい
る。
【0048】このように、電子源周辺部に配置された電
子放出素子の電子放出膜5を、電子源の中心に近づく方
向に開口中心からずらして形成することにより、電子源
周辺部に存在する電子放出素子から放出される電子の広
がりを抑え、電子源全体のビーム収束を図ることができ
る。
【0049】なお、1つの電子源は数個〜数百個の電子
放出素子で構成されることが一般的である。電子放出素
子の配列としては、X方向とY方向とにそれぞれ直線状
に配列したものや、同心円状に配列したもの、放射状に
配列したものなどがある。このとき、電子放出素子の位
置が電子源の中心から離れるにしたがって、その電子放
出素子の電子放出膜5のずれ量が大きくなるようにする
ことが好ましい。ここで「ずれ量」とは、カソード電極
2の露出領域の中心と電子放出膜5の中心との距離で定
義される。つまり、電子放出素子の位置が電子源の中心
から離れるにしたがって、電子放出膜5の大きさが小さ
くなるともいえる。
【0050】このように、電子源における電子放出素子
の位置に応じて、当該電子放出素子の電子放出膜の大き
さおよび位置を変化させ、各電子放出素子から適宜のビ
ーム径の電子ビームを得ることにより、放出電流を確保
しつつ電子ビームの広がりを抑えることが可能となる。
【0051】なお、ゲート電極4における開口部の開口
形状としては、本実施の形態で示した矩形状の他にも、
たとえば円形、楕円形、多角形などを選択することがで
きる。
【0052】電子放出膜5の材料としては、ダイヤモン
ドやダイヤモンドライクカーボンなどの低仕事関数の材
料を選択することで、素子駆動電圧を低くできる。
【0053】図5および図6は、本実施の形態の電子放
出素子を作製する方法の一例を説明する図である。
【0054】以下、図5,図6を参照して、本実施の形
態の電子放出素子の製造方法の一例を説明する。
【0055】図5(a)に示すように、予め、その表面
を十分に洗浄した、石英ガラス、Na等の不純物含有量
を減少させたガラス、青板ガラス、シリコン基板等にス
パッタ法等によりSiO2を積層した積層体、アルミナ
等セラミックスの絶縁性基板のうち、いずれか一つを基
板1として用い、基板1上にカソード電極2を積層す
る。
【0056】カソード電極2は、導電性を有している。
例えば、Be,Mg,Ti,Zr,Hf,V,Nb,T
a,Mo,W,Al,Cu,Ni,Cr,Au,Pt,
Pd等の金属または合金材料、TiC,ZrC,Hf
C,TaC,SiC,WC等の炭化物、HfB2,Zr
2,LaB6,CeB6,YB4,GdB4等の硼化物、
TiN,ZrN,HfN等の窒化物、Si,Ge等の半
導体、有機高分子材料、アモルファスカーボン,グラフ
ァイト,ダイヤモンドライクカーボン,ダイヤモンドを
分散した炭素及び炭素化合物等から適宜選択される。カ
ソード電極2の厚さとしては、数十nmから数mmの範
囲で設定され、好ましくは数百nmから数μmの範囲で
選択される。
【0057】次に、図5(b)に示すように、カソード
電極2の全面に電子放出膜5を堆積する。
【0058】電子放出膜5は蒸着法、スパッタ法、プラ
ズマCVD法等の一般的成膜技術で形成される。電子放
出膜5の材料は、低仕事関数の材料を選択するのが好ま
しい。例えば、アモルファスカーボン,グラファイト,
ダイヤモンドライクカーボン,ダイヤモンドを分散した
炭素及び炭素化合物等から適宜選択される。好ましくは
より仕事関数の低いダイヤモンド薄膜、ダイヤモンドラ
イクカーボン等が良い。電子放出膜5の膜厚としては、
数nmから数百nmの範囲で設定され、好ましくは数n
mから数十nmの範囲で選択される。
【0059】次に、図5(c)に示すように、フォトリ
ソグラフィー技術によりマスクパターン51を形成した
後、エッチングを行い、図5(d)のように所望の大き
さ、形状、位置の電子放出膜5を形成する。ここで、電
子放出膜5の大きさおよび位置は、電子源全体のビーム
径が最小となる条件に設計、作製される。
【0060】次に、図5(e)(図6(a))に示すよ
うに、絶縁層3、ゲート電極4を堆積する。
【0061】絶縁層3は、スパッタ法等の一般的な真空
成膜法、CVD法、真空蒸着法で形成され、その厚さと
しては、数nmから数μmの範囲で設定され、好ましく
は数十nmから数百nmの範囲から選択される。望まし
い材料としてはSiO2,SiN,Al23,CaFな
どの高電界に絶えられる耐圧の高い材料が望ましい。
【0062】ゲート電極4は、カソード電極2と同様に
導電性を有しており、蒸着法、スパッタ法等の一般的真
空成膜技術、フォトリソグラフィー技術により形成され
る。ゲート電極4の材料は、例えば、Be,Mg,T
i,Zr,Hf,V,Nb,Ta,Mo,W,Al,C
u,Ni,Cr,Au,Pt,Pd等の金属または合金
材料、TiC,ZrC,HfC,TaC,SiC,WC
等の炭化物、HfB2,ZrB2,LaB6,CeB6,Y
4,GdB4等の硼化物、TiN,ZrN,HfN等の
窒化物、Si,Ge等の半導体、有機高分子材料等から
適宜選択される。
【0063】次に、図6(b)に示すように、フォトリ
ソグラフィー技術によりマスクパターン52を形成した
後、図6(c)に示すようにエッチングを行い孔(開口
部)を形成する。このときカソード電極2でエッチング
は停止しても良いし、カソード電極2の一部がエッチン
グされても良い。ただし、エッチング工程はそれぞれの
各層(カソード電極2,絶縁層3,ゲート電極4)の材
料に応じて、エッチング方法を選択する必要がある。
【0064】これらの電子放出膜5から電子を放出させ
るのに必要な電界としては、できるだけ低くできれば、
駆動電圧をさげられる。たとえば、5×105V/m以
下であれば、駆動電圧は十数V程度に低減でき好まし
い。
【0065】次に、図6(d)のようにマスクパターン
51,52を剥離して本実施の形態の電子放出素子が完
成する。
【0066】孔の径W1は、素子の電子放出特性に大き
く依存する因子であり、素子を構成する材料の特性、特
に電子放出膜の仕事関数や膜厚、素子の駆動電圧、その
時に必要とする電子放出ビームの形状により適宜設定さ
れる。通常、W1は数百nmから数十μmの範囲から選
択される。
【0067】孔の開口形状は特に定められるものではな
い。孔の長さは、電子放出量に依存する因子であり適宜
設定される。
【0068】さらに、電子放出膜5はダイヤモンド薄
膜、またはダイヤモンドライクカーボン等を所望の場所
に選択的に堆積する場合もある。
【0069】ここで述べた電子源は積層を繰り返した非
常に単純な構成であり、簡便で、製造プロセスが容易で
あり、歩留まり良く製造できる。
【0070】次に、本発明の実施の形態に係る電子源の
応用例について以下に述べる。
【0071】図7は、上記電子源を複数備えた電子源集
合体の構成を模式的に示した平面図である。また、図8
は、図7の電子源集合体を用いた画像形成装置の構成を
模式的に示した斜視図である。
【0072】電子源集合体における電子源の配列につい
ては、種々のものが採用される。図7には、その一例と
して、電子源をX方向およびY方向に行列状に複数個配
し、同じ行に配された複数の電子源のカソード電極をX
方向の配線(カソード配線)に共通に結線し、同じ列に
配された複数の電子源のゲート電極をY方向の配線(ゲ
ート配線)に共通に接続してなる単純マトリクス配置の
ものを示す。以下単純マトリクス配置について詳述す
る。
【0073】図7,図8において、61は電子源基体、
62はX方向配線、63はY方向配線である。64は本
発明の実施の形態に係る電子源である。
【0074】m本のX方向配線62は、Dx1,Dx
2,…,Dxmのm本の配線からなり、真空蒸着法、印
刷法、スパッタ法等を用いて形成された導電性金属等で
構成することができる。配線の材料、膜厚、幅は、適宜
設計される。Y方向配線63は、Dy1,Dy2,…,
Dynのn本の配線よりなり、X方向配線62と同様に
形成される。これらm本のX方向配線62とn本のY方
向配線63との間には、層間絶縁層(不図示)が設けら
れており、両者を電気的に分離している(m,nは、共
に正の整数)。
【0075】層間絶縁層(不図示)は、真空蒸着法、印
刷法、スパッタ法等を用いて形成されたSiO等で構
成される。例えば、X方向配線62を形成した基体61
の全面或いは一部に所望の形状で形成され、特に、X方
向配線62とY方向配線63の交差部の電位差に耐え得
るように、膜厚、材料、製法が適宜設定される。X方向
配線62とY方向配線63は、それぞれ外部端子として
引き出されている。
【0076】電子源64を構成するm本のX方向配線6
2は、カソード電極2をかねる場合もあり、n本のY方
向配線63は、ゲート電極4をかねる場合があり、層間
絶縁層は絶縁層3をかねる場合がある。
【0077】X方向配線62には、X方向に配列した電
子源64の行を選択するための走査信号を印加する不図
示の走査信号印加手段が接続される。一方、Y方向配線
63には、Y方向に配列した電子源64の各列を入力信
号に応じて変調するための不図示の変調信号発生手段が
接続される。各電子源に印加される駆動電圧は、当該素
子に印加される走査信号と変調信号の差電圧として供給
される。
【0078】上記構成においては、単純なマトリクス配
線を用いて、個別の素子を選択し、独立に駆動可能とす
ることができる。このような単純マトリクス配置の電子
源を用いて構成した画像形成装置について、図8を用い
て説明する。図8は、画像形成装置の表示パネルの一例
を示す模式図である。
【0079】図8において、71は電子源、81は電子
源を複数配した電子源基板、91は電子源基板81を固
定したリアプレート、96はガラス基体93の内面に蛍
光膜94とメタルバック95等が形成されたフェースプ
レートである。92は、支持枠であり、該支持枠92に
は、リアプレート91、フェースプレート96がフリッ
トガラスなどを用いて接続される。
【0080】外囲器(パネル)98は、上述の如く、フ
ェースプレート96、支持枠92、リアプレート91で
構成される。リアプレート91は主に基板81の強度を
補強する目的で設けられるため、基板81自体で十分な
強度を持つ場合は別体のリアプレート91は不要とする
ことができ、基板81とリアプレート91が一体構成の
部材であっても構わない。
【0081】支持枠92の蛍光膜94とメタルバック9
5とをその内側表面に配置したフェースプレート96と
リアプレート91と支持枠92とが接合する接着面にフ
リットガラスを塗布し、フェースプレート96と支持枠
92とリアプレート91とを、所定の位置で合わせ、固
定し、加熱して焼成し封着する。
【0082】また、焼成し封着する加熱手段は、赤外線
ランプ等を用いたランプ加熱、ホットプレート等、種々
のものが採用でき、これらに限定されるものではない。
【0083】また、外囲器を構成する複数の部材を加熱
接着する接着材料は、フリットガラスに限るものではな
く、封着工程後、充分な真空雰囲気を形成できる材料で
あれば、種々の接着材料を採用することができる。
【0084】上述した外囲器は、本発明の一実施態様で
あり、限定されるものではなく、種々のものが採用でき
る。
【0085】他の例として、基板81に直接支持枠92
を封着し、フェースプレート96、支持枠92及び基体
81で外囲器98を構成しても良い。また、フェースプ
レート96、リアプレート91間に、スペーサーとよば
れる不図示の支持体を設置することにより、大気圧に対
して十分な強度をもつ外囲器98を構成することもでき
る。
【0086】また、図9にフェースプレート96に形成
された蛍光膜94を模式図で示す。蛍光膜94は、モノ
クロームの場合は蛍光体85のみから構成することがで
きる。カラーの蛍光膜の場合は、ブラックストライプ
(同図(a))、ブラックマトリクス(同図(b))な
どと呼ばれる黒色導電材86と蛍光体85とから構成す
ることができる。
【0087】ブラックストライプ、ブラックマトリクス
を設ける目的は、カラー表示の場合、必要となる三原色
蛍光体の各蛍光体85間の塗り分け部を黒くすることで
混色等を目立たなくすることと、蛍光膜94における外
光反射によるコントラストの低下を抑制することにあ
る。ブラックストライプの材料としては、通常用いられ
ている黒鉛を主成分とする材料の他、導電性があり、光
の透過及び反射が少ない材料を用いることができる。
【0088】ガラス基体93に蛍光体を塗布する方法
は、モノクローム、カラーによらず、沈澱法、印刷法等
が採用できる。蛍光膜94の内面側には、通常メタルバ
ック95が設けられる。メタルバックを設ける目的は、
蛍光体の発光のうち内面側への光をフェースプレート9
6側へ鏡面反射させることにより輝度を向上させるこ
と、電子ビーム加速電圧を印加するための電極として作
用させること、外囲器内で発生した負イオンの衝突によ
るダメージから蛍光膜94を保護すること等である。メ
タルバック95は、蛍光膜作製後、蛍光膜の内面側表面
の平滑化処理(通常、「フィルミング」と呼ばれる。)
を行い、その後Alを真空蒸着等を用いて堆積させるこ
とで作製できる。
【0089】フェースプレート96には、更に蛍光膜9
4の導電性を高めるため、蛍光膜94の外面側に透明電
極(不図示)を設けてもよい。
【0090】本実施の形態においては、電子放出素子7
1の直上に電子ビームが到達するため、電子放出素子7
1の直上に蛍光膜94が配置されるように、位置あわせ
されて構成される。
【0091】次に、封着工程を施した外囲器(パネル)
を封止する真空封止工程について説明する。
【0092】真空封止工程は、外囲器(パネル)98を
加熱して、80〜250℃に保持しながら、イオンポン
プ、ソープションポンプなどの排気装置によりの排気管
(不図示)を通じて排気し、有機物質の十分少ない雰囲
気にした後、排気管をバーナーで熱して溶解させて封じ
きる。外囲器98の封止後の圧力を維持するために、ゲ
ッター処理を行なうこともできる。これは、外囲器98
の封止を行う直前あるいは封止後に、抵抗加熱あるいは
高周波加熱等を用いた加熱により、外囲器98内の所定
の位置(不図示)に配置されたゲッターを加熱し、蒸着
膜を形成する処理である。ゲッターは通常Ba等が主成
分であり、該蒸着膜の吸着作用により、外囲器98内の
雰囲気を維持するものである。
【0093】以上の工程によって製造された単純マトリ
クス配置の電子源を用いて構成した画像形成装置は、各
電子源の各電子放出素子に、容器外端子Dx1〜Dx
m、Dy1〜Dynを介して電圧を印加することによ
り、電子放出が生ずる。
【0094】高圧端子97を介してメタルバック95、
あるいは透明電極(不図示)に高圧を印加し、電子ビー
ムを加速する。
【0095】加速された電子は、蛍光膜94に衝突し、
発光が生じて画像が形成される。
【0096】図10は、NTSC方式のテレビ信号に応
じて表示を行うための駆動回路の一例を示すブロック図
である。
【0097】走査回路1302について説明する。同回
路は、内部にM個のスイッチング素子(図中、S1ない
しSmで模式的に示している)を備えたものである。各
スイッチング素子は、直流電圧源Vx1の出力電圧もし
くは電圧源Vx2のいずれか一方を選択し、表示パネル
1301の端子Dx1ないしDxmと電気的に接続され
る。S1乃至Smの各スイッチング素子は、制御回路1
303が出力する制御信号Tscanに基づいて動作す
るものであり、例えばFETのようなスイッチング素子
を組み合わせることにより構成することができる。
【0098】直流電圧源は、電子放出素子の特性に基づ
き設定されている。
【0099】制御回路1303は、外部より入力する画
像信号に基づいて適切な表示が行なわれるように各部の
動作を整合させる機能を有する。制御回路1303は、
同期信号分離回路1306より送られる同期信号Tsy
ncに基づいて、各部に対してTscanおよびTsf
tおよびTmryの各制御信号を発生する。
【0100】同期信号分離回路1306は、外部から入
力されるNTSC方式のテレビ信号から同期信号成分と
輝度信号成分とを分離する為の回路で、一般的な周波数
分離(フィルター)回路等を用いて構成できる。同期信
号分離回路1306により分離された同期信号は、垂直
同期信号と水平同期信号より成るが、ここでは説明の便
宜上Tsync信号として図示した。前記テレビ信号か
ら分離された画像の輝度信号成分は便宜上DATA信号
と表した。このDATA信号はシフトレジスタ1304
に入力される。
【0101】シフトレジスタ1304は、時系列的にシ
リアルに入力される前記DATA信号を、画像の1ライ
ン毎にシリアル/パラレル変換するためのもので、前記
制御回路1303より送られる制御信号Tsftに基づ
いて動作する(即ち、制御信号Tsftは,シフトレジ
スタ1304のシフトクロックであるということもでき
る。)。シリアル/パラレル変換された画像1ライン分
(電子放出素子N素子分の駆動データに相当)のデータ
は、Id1乃至IdnのN個の並列信号として前記シフ
トレジスタ1304より出力される。
【0102】ラインメモリ1305は、画像1ライン分
のデータを必要時間の間だけ記憶する為の記憶装置であ
り、制御回路1303より送られる制御信号Tmryに
従って適宜Id1乃至Idnの内容を記憶する。記憶さ
れた内容は、I′d1乃至I′dnとして出力され、変
調信号発生器1307に入力される。
【0103】変調信号発生器1307は、画像データ
I′d1乃至I′dnの各々に応じて電子放出素子の各
々を適切に駆動変調する為の信号源であり、その出力信
号は、端子Doy1乃至Doynを通じて表示パネル1
301内の電子源(電子放出素子)に印加される。
【0104】本素子にパルス状の電圧を印加する場合、
例えば電子放出閾値以下の電圧を印加しても電子放出は
生じないが、電子放出閾値以上の電圧を印加する場合に
は電子ビームが出力される。その際、パルスの波高値V
mを変化させる事により出力電子ビームの強度を制御す
ることが可能である。また、パルスの幅Pwを変化させ
ることにより出力される電子ビームの電荷の総量を制御
する事も可能である。
【0105】従って、入力信号に応じて、電子放出素子
を変調する方式としては、電圧変調方式、パルス幅変調
方式等が採用できる。電圧変調方式を実施するに際して
は、変調信号発生器1307として、一定長さの電圧パ
ルスを発生し、入力されるデータに応じて適宜パルスの
波高値を変調するような電圧変調方式の回路を用いるこ
とができる。
【0106】パルス幅変調方式を実施するに際しては、
変調信号発生器1307として、一定の波高値の電圧パ
ルスを発生し、入力されるデータに応じて適宜電圧パル
スの幅を変調するようなパルス幅変調方式の回路を用い
ることができる。
【0107】シフトレジスタ1304やラインメモリ1
305は、デジタル信号式あるいはアナログ信号式のも
のを採用できる。画像信号のシリアル/パラレル変換や
記憶が所定の速度で行われれば良いからである。
【0108】デジタル信号式を用いる場合には、同期信
号分離回路1306の出力信号DATAをデジタル信号
化する必要があるが、これには1306の出力部にA/
D変換器を設ければ良い。これに関連してラインメモリ
1305の出力信号がデジタル信号かアナログ信号かに
より、変調信号発生器1307に用いられる回路が若干
異なったものとなる。即ち、デジタル信号を用いた電圧
変調方式の場合、変調信号発生器1307には、例えば
D/A変換回路を用い、必要に応じて増幅回路などを付
加する。パルス幅変調方式の場合、変調信号発生器13
07には、例えば高速の発振器および発振器の出力する
波数を計数する計数器(カウンタ)及び計数器の出力値
と前記メモリの出力値を比較する比較器(コンパレー
タ)を組み合せた回路を用いる。必要に応じて、比較器
の出力するパルス幅変調された変調信号を電子放出素子
の駆動電圧にまで電圧増幅するための増幅器を付加する
こともできる。
【0109】アナログ信号を用いた電圧変調方式の場
合、変調信号発生器1307には、例えばオペアンプな
どを用いた増幅回路を採用でき、必要に応じてレベルシ
フト回路などを付加することもできる。パルス幅変調方
式の場合には、例えば、電圧制御型発振回路(VCO)
を採用でき、必要に応じて電子電子放出素子の駆動電圧
まで電圧増幅するための増幅器を付加することもでき
る。
【0110】ここで述べた画像形成装置の構成は、本発
明を適用可能な画像形成装置の一例であり、種々の変形
が可能である。入力信号については、NTSC方式を挙
げたが入力信号はこれに限られるものではなく、PA
L,SECAM方式などの他、これらよりも多数の走査
線からなるTV信号(例えば、MUSE方式をはじめと
する高品位TV)方式をも採用できる。
【0111】また表示装置の他、感光性ドラム等を用い
て構成された光プリンターとしての画像形成装置等とし
ても用いることができる。
【0112】次に、本実施の形態に係る電子放出素子、
電子源および画像形成装置の実施例について、図面を参
照して詳しく説明する。
【0113】[電子放出素子の実施例]図11は、本実
施例の電子放出素子の概略構成を示す断面図である。本
実施例の電子放出素子の製造方法について以下に説明す
る。なお、製造方法については先に用いた図5および図
6をここでも参照することとする。
【0114】(工程1)まず、図5(a)に示すよう
に、基板1に石英を用い、十分洗浄を行った後、スパッ
タ法によりカソード電極2として、厚さ1000nmの
Taを形成した。
【0115】(工程2)次に、図5(b)に示すよう
に、rfプラズマCVD法でダイヤモンドライクカーボ
ンの電子放出膜5をカソード電極全面に20nm程度堆
積した。そのときの成膜ガスは、CH4+Arガスを用
いた。
【0116】(工程3)次に、図5(c)に示すよう
に、フォトリソグラフィーで、ポジ型フォトレジスト
(AZ1500/クラリアント社製)のスピンコーティ
ング、フォトマスクパターンを露光し、現像し、マスク
パターン51を形成した。
【0117】(工程4)次に、図5(d)に示すよう
に、H2プラズマにより、ダイヤモンドライクカーボン
の電子放出膜5をエッチングした。
【0118】(工程5)次に、図5(e)(図6
(a))に示すように、絶縁層3として、プラズマSi
2を700nm、を堆積させ、ケミカルメカニカルポ
リシング法により、表面を200nm削り、平滑化した
後、ゲート電極4として、Taを100nmスパッタに
より堆積させた。
【0119】(工程6)次に、図6(b)に示すよう
に、フォトリソグラフィーで、ポジ型フォトレジスト
(AZ1500/クラリアント社製)のスピンコーティ
ング、フォトマスクパターンを露光し、現像し、マスク
パターン52を形成した。
【0120】(工程7)次に、図6(c)に示すよう
に、マスクパターン52をマスクとして、Taのゲート
電極4及び絶縁層3をCF4ガスを用いてそれぞれドラ
イエッチングし、カソード電極2で停止させ、幅W1が
0.5μm、幅L1が100μmの開口を形成した。
【0121】(工程8)次に、図6(d)に示すよう
に、マスクパターン51,52を完全に除去する。
【0122】以上のようにして作製した電子放出素子
を、アノード電極−素子間距離H=1mmとして配置し
た。Va=5kV、Vg=10Vとした。このときの、
電子放出素子のZ−X断面図および平面図を図11
(a)、図11(b)に示す。
【0123】このようにして作製した電子放出素子と、
比較例として、電子放出膜5をカソード電極2の露出領
域全面に積層させた電子放出素子とを用意し、これら2
つの電子放出素子を同時に駆動させて比較することとし
た。なお、比較例の電子放出素子は、電子放出膜5の構
成以外は本実施例のものと同様である。
【0124】アノード電極7として蛍光体を塗布した電
極を用い、2つの電子放出素子の電子ビームのサイズを
観察した。なお、ここで電子ビームのサイズとは、発光
した蛍光体でのピーク輝度の10%の領域までのサイズ
とした。
【0125】その結果、本実施例の電子放出素子では、
比較例と比べて、収束した形状の電子ビームが得られ
た。このときのX方向のビーム径の減少は、比較例に対
して約−35%であった。
【0126】[電子源の実施例1]図12は、本実施例
の電子源の概略構成を示す断面図である。本実施例の電
子源の製造方法について以下に説明する。
【0127】(工程1)上記の電子放出素子の実施例の
工程1に同じ。
【0128】(工程2)次に、rfプラズマCVD法で
ダイヤモンドライクカーボンの電子放出膜5をカソード
電極全面に50nm程度堆積した。そのときの成膜ガス
は、CH4+Arガスを用いた。
【0129】(工程3)〜(工程8) 上記の電子放出素子の実施例の工程3〜工程8に同じ。
【0130】以上のようにして作製した電子源を、アノ
ード電極−素子間距離H=1mmとして配置した。Va
=5kV、Vg=10Vとした。このときの、電子源の
Z−X断面図を図12に示す。実施例1の電子源におい
て、電子放出素子は3つ有り、電子放出素子間は4.5
μm、周辺部の電子源の外側の側壁は0.5μmになる
ように作製した。中央部の電子放出膜5はカソード電極
全面に、周辺部の電子放出膜は、幅W2=0.4μmと
なるように成膜している。なお、本電子源において、カ
ソード電極2は、絶縁層3及びゲート電極4よりも、X
軸方向に12μmずつ長い。
【0131】このようにして作製した電子源と、比較例
として、電子放出膜5をカソード電極2の露出領域全面
(電子源の両端に12μmずつ設けた露出部分は除く)
に積層させた電子放出素子のみからなる電子源とを用意
し、これら2つの電子源を同時に駆動させて比較するこ
ととした。なお、比較例の電子源は、電子放出膜5の構
成以外は本実施例のものと同様である。
【0132】アノード電極7として蛍光体を塗布した電
極を用い、2つの電子源の電子ビームのサイズを観察し
た。なお、ここで電子ビームのサイズとは、発光した蛍
光体でのピーク輝度の10%の領域までのサイズとし
た。
【0133】その結果、本実施例の電子源では、比較例
と比べて、各電子放出素子からの電子ビームが電子源中
央部に集まった形状となった。このときのX方向のビー
ム径の減少は、比較例に対して約−25%であった。
【0134】[電子源の実施例2]図13は、本実施例
の電子源の概略構成を示す断面図である。本実施例の電
子源の製造方法について以下に説明する。
【0135】(工程1)上記の電子放出素子の実施例の
工程1に同じ。
【0136】(工程2)次に、rfプラズマCVD法で
ダイヤモンドライクカーボンの電子放出膜5をカソード
電極全面に50nm程度堆積した。そのときの成膜ガス
は、CH4+Arガスを用いた。
【0137】(工程3)〜(工程8) 上記の電子放出素子の実施例の工程3〜工程8に同じ。
【0138】以上のようにして作製した電子源を、アノ
ード電極−素子間距離H=1mmとして配置した。Va
=5kV、Vg=20Vとした。このときの、電子源の
Z−X断面図を図13に示す。実施例2の電子源におい
て、電子放出素子は3つ有り、電子放出素子間は4.5
μm、周辺部の電子源の外側の側壁は13μmになるよ
うに作製した。中央部の電子放出膜5はカソード電極全
面に、周辺部の電子放出膜は、幅W2=0.4μmとな
るように成膜している。
【0139】このようにして作製した電子源と、比較例
として、電子放出膜5をカソード電極2の露出領域全面
に積層させた電子放出素子のみからなる電子源とを用意
し、これら2つの電子源を同時に駆動させて比較するこ
ととした。なお、比較例の電子源は、電子放出膜5の構
成以外は本実施例のものと同様である。
【0140】アノード電極7として蛍光体を塗布した電
極を用い、2つの電子源の電子ビームのサイズを観察し
た。なお、ここで電子ビームのサイズとは、発光した蛍
光体でのピーク輝度の10%の領域までのサイズとし
た。
【0141】その結果、本実施例の電子源では、比較例
と比べて、各電子放出素子からの電子ビームが電子源中
央部に集まった形状となった。このときのX方向のビー
ム径の減少は、比較例に対して約−8%であった。
【0142】[画像形成装置の実施例]上記実施例1の
電子源を用いて画像形成装置を作製した。
【0143】実施例1の電子源を10×10の単純マト
リクス状に配置した。電子源は、横100μm、縦10
0μmのピッチで配置した。電子源上部には、1mmに
距離を隔てた位置に蛍光体を配置した。蛍光体には加速
電圧として5kVの電圧を印加した。電子源駆動電圧は
Vg=10Vとした。
【0144】この結果、高精細な画像形成装置が形成で
きた。
【0145】(第2の実施の形態)図14には、本発明
の第2の実施の形態に係る電子放出素子が示されてい
る。上記第1の実施の形態では、平らなカソード電極を
用いたが、本実施の形態では、開口部のカソード電極
(カソード電極の露出領域)の一部を掘り込んだ構成と
した。
【0146】その他の構成および作用については第1の
実施の形態と同一なので、同一の構成部分については同
一の符号を付して、その説明は省略する。
【0147】本実施の形態の電子放出素子においても、
電子放出膜5をカソード電極2の露出領域の一部に形成
し、且つ、電子放出膜5を開口部の開口中心からずれた
位置に配置している。
【0148】さらに、本実施の形態では、カソード電極
2の露出領域の一部に凹部を設けている。これにより、
カソード電極2とゲート電極4の間の等電位面9は、カ
ソード電極2の凹部の形状に沿って形成され、電子放出
膜5の周囲において電子源中央部を臨む方向に傾斜す
る。
【0149】上述したように、電子放出膜5から放出さ
れた電子は等電位面9に略垂直な方向の軌道をとるの
で、本実施の形態にあっては、放出電子の軌道が電子源
中央部方向に傾斜することとなる。
【0150】したがって、本実施の形態の構成によれ
ば、電子ビームに電子源中央部に向かう指向性を付与す
ることができ、上記第1の実施の形態と同様の作用効果
に加え、さらに電子ビームを収束させることが可能とな
る。
【0151】なお、本実施の形態の電子放出素子につい
ても実施例による試験を行った。
【0152】実施例の概略構成は、上記第1の実施の形
態の電子放出素子の実施例と同様である。ただしカソー
ド電極2の露出領域を約100nmエッチングして凹部
を形成した。
【0153】このようにして作製した電子放出素子を、
アノード電極−素子間距離H=1mmとして配置した。
Va=5kV、Vg=20Vとした。
【0154】この電子放出素子と、上記第1実施の形態
の電子放出素子の実施例において用いた比較例の電子放
出素子とを同時に駆動させて比較することとした。
【0155】アノード電極7として蛍光体を塗布した電
極を用い、2つの電子放出素子の電子ビームのサイズを
観察した。なお、ここで電子ビームのサイズとは、発光
した蛍光体でのピーク輝度の10%の領域までのサイズ
とした。
【0156】その結果、本実施例の電子放出素子では、
比較例と比べて、収束した形状の電子ビームが得られ
た。このときのX方向のビーム径の減少は、比較例に対
して約−40%であった。
【0157】(第3の実施の形態)図15は、本発明の
第3の実施の形態に係る電子放出素子を示す模式的断面
図であり、図15(a)はZ−X断面図、図15(b)
はX−Y平面図である。
【0158】同図に示すように、本実施の形態の電子放
出素子は、孔構造ではなく、凸構造を有している。すな
わち、電子放出素子は、基板1上に配置されたゲート電
極4と、絶縁層3を介してゲート電極4上に積層された
カソード電極2と、カソード電極2上に形成された電子
放出膜5とを備えて構成される。電子放出膜5はカソー
ド電極2と電気的に接続されている。なお、カソード電
極2,絶縁層3,ゲート電極4の厚さはほぼ一定であ
る。
【0159】層構造が異なる以外は、上記第1の実施の
形態と同一なので、同一の構成部分については同一の符
号を付して説明を省略し、ここでは異なる部分を中心に
説明を行う。
【0160】本実施の形態の電子放出膜5は、幅W2、
長さL1の略矩形状に形成されている。ここでカソード
電極2の幅をW1とすると、W1>W2に設定される。
また、電子放出膜5の配置位置は、カソード電極2の表
面の中心からずれた位置に配置される。すなわち、本実
施の形態では、電子放出膜5をカソード電極2表面の一
部に形成し、且つ、電子放出膜5をカソード電極2表面
の中心からずれた位置に配置している。このとき、図1
3(b)のようにZ方向からみたときに、電子放出膜5
がカソード電極2表面に対して非対称な位置に配置され
ることになる。
【0161】上記構成の電子放出素子において、駆動電
源6によりカソード電極2とゲート電極4の間に駆動電
圧Vgを印加すると、電子放出膜5から電子が放出され
る。この放出電子は、アノード電極7に印加されたアノ
ード電圧Vaによって加速され、アノード電極7に捕捉
される。
【0162】電子放出膜5の大きさおよび位置は、そこ
から放出された電子eが、電子源の上方に配設された当
該電子源に対応するアノード電極7の略中央部に到達す
るように決定される。たとえば、図13に示すように、
電子放出膜5の幅W1をカソード電極2表面の幅W2の
約半分の大きさに設定し、その電子放出膜5を、電子源
の中心に近づく方向にずらして形成するとよい。
【0163】本実施の形態の電子放出素子においても、
上記第1の実施の形態と同様、電子源中央部方向に向か
う軌道をとる電子と略直上方向に向かう軌道をとる電子
が主に放出され、ビーム径を広げる方向(電子源中央部
から遠ざかる方向)に軌道をとる電子の放出はほとんど
起こらなくなる。このように、電子放出膜5の大きさと
位置とを適宜に調節することによって、余分な放出電子
を無くすることができ、電子放出素子自体のビーム径の
収束が実現できる。
【0164】そして、本実施の形態の電子放出素子を備
えて電子源を構成することにより、上記第1の実施の形
態と同様、電子ビーム径の縮小の効果を得ることができ
る。このときも、カソード電極表面の中心からずれた位
置に配置されている電子放出膜を有する電子放出素子
を、電子源の周辺部に配置するとよい。
【0165】なお、本実施の形態の電子放出素子につい
ても実施例による試験を行った。
【0166】電子放出素子を構成する材料、サイズ等
は、上記第1の実施の形態の電子放出素子の実施例と略
同様とした。ただし、カソード電極2の幅W1は0.5
μmとし、各層の膜厚については、カソード電極2は1
00nm、絶縁層3は500nm、ゲート電極4は2μ
mとした。また、電子放出膜5の幅W2は0.2μmと
した。
【0167】このようにして作製した電子放出素子を、
アノード電極−素子間距離H=1mmとして配置した。
また、駆動条件としては、Va=5kV、Vg=20V
とした。
【0168】この電子放出素子と、カソード電極2表面
全体に電子放出膜5を形成した電子放出素子とを同時に
駆動させて比較したところ、収束した形状の電子ビーム
が得られることが確認できた。
【0169】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電子ビーム径の更なる小型化を実現させるとともに、低
電圧で高効率な電子放出素子を提供することができる。
【0170】また、本発明による電子放出素子及び電子
源を用いると、画質が良好で高精細であり、性能の優れ
た電子源及び画像形成装置を提供することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る電子放出素子
の模式図であり、(a)はZ−X断面図、(b)はX−
Y平面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る電子放出素子
の模式的断面図である。
【図3】電子放出部位置と電子ビームの広がりとの関係
を示す模式図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る電子源の模式
的断面図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る電子放出素子
の製造方法を示す模式的断面図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係る電子放出素子
の製造方法を示す模式的断面図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態に係る電子源集合体
の構成を示す模式的平面図である。
【図8】本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置
の構成を示す模式的斜視図である。
【図9】図8の画像形成装置に備えて好適な蛍光膜の模
式図である。
【図10】図8の画像形成装置に備えて好適な駆動回路
のブロック図である。
【図11】本発明の第1の実施の形態に係る電子放出素
子の実施例の模式図である。
【図12】本発明の第1の実施の形態に係る電子源の実
施例1の模式的断面図である。
【図13】本発明の第1の実施の形態に係る電子源の実
施例2の模式的断面図である。
【図14】本発明の第2の実施の形態に係る電子放出素
子の模式図であり、(a)はZ−X断面図、(b)はX
−Y平面図である。
【図15】本発明の第3の実施の形態に係る電子放出素
子の模式図であり、(a)はZ−X断面図、(b)はX
−Y平面図である。
【図16】従来の電子放出素子の模式的断面図である。
【図17】従来の電子源の模式的断面図である。
【符号の説明】
1 基板 2 カソード電極 3 絶縁層 4 ゲート電極 5 電子放出膜 6 駆動電源 7 アノード電極 8 高圧電源 9 等電位面 51,52 マスクパターン 61 基体 62 X方向配線 63 Y方向配線 64 電子源 71 電子放出素子 81 電子源基板 85 蛍光体 86 黒色導電材 91 リアプレート 92 支持枠 93 ガラス基体 94 蛍光膜 95 メタルバック 96 フェースプレート 97 高圧端子 98 外囲器 1301 表示パネル 1302 走査回路 1303 制御回路 1304 シフトレジスタ 1305 ラインメモリ 1306 同期信号分離回路 1307 変調信号発生器

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板上に配置されたカソード電極と、 絶縁層を介して前記カソード電極上に積層されたゲート
    電極と、 前記絶縁層および前記ゲート電極を貫通して前記カソー
    ド電極の一部領域を露出せしめる開口部と、 前記カソード電極の前記露出領域上に該カソード電極と
    電気的に接続して形成された電子放出膜と、を備えた電
    子放出素子において、 前記電子放出膜は、前記露出領域の一部に形成され、且
    つ、前記開口部の開口中心からずれた位置に配置されて
    いることを特徴とする電子放出素子。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の電子放出素子を含む複数
    の電子放出素子を備えたことを特徴とする電子源。
  3. 【請求項3】前記電子放出素子の前記電子放出膜は、 該電子放出膜から放出された電子が、電子源の上方に配
    設された当該電子源に対応するアノード電極の略中央部
    に到達するように、前記開口部の開口中心からずれた位
    置に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の
    電子源。
  4. 【請求項4】前記電子放出素子の前記電子放出膜は、 電子源の中心に近づく方向に、前記開口部の開口中心か
    らずれた位置に配置されていることを特徴とする請求項
    2に記載の電子源。
  5. 【請求項5】開口中心からずれた位置に配置されている
    電子放出膜を有する前記電子放出素子は、電子源の周辺
    部に配置されていることを特徴とする請求項2,3また
    は4に記載の電子源。
  6. 【請求項6】前記開口部の開口形状は、円形、楕円形、
    矩形、多角形のいずれかであることを特徴とする請求項
    2〜5のうちいずれか1項に記載の電子源。
  7. 【請求項7】基板上に配置されたゲート電極と、 絶縁層を介して前記ゲート電極上に積層されたカソード
    電極と、 該カソード電極上に該カソード電極と電気的に接続して
    形成された電子放出膜と、を備えた電子放出素子におい
    て、 前記電子放出膜は、前記カソード電極表面の一部に形成
    され、且つ、該カソード電極表面の中心からずれた位置
    に配置されていることを特徴とする電子放出素子。
  8. 【請求項8】請求項7に記載の電子放出素子を含む複数
    の電子放出素子を備えたことを特徴とする電子源。
  9. 【請求項9】前記電子放出素子の前記電子放出膜は、 該電子放出膜から放出された電子が、電子源の上方に配
    設された当該電子源に対応するアノード電極の略中央部
    に到達するように、前記カソード電極表面の中心からず
    れた位置に配置されていることを特徴とする請求項8に
    記載の電子源。
  10. 【請求項10】前記電子放出素子の前記電子放出膜は、 電子源の中心に近づく方向に、前記カソード電極表面の
    中心からずれた位置に配置されていることを特徴とする
    請求項8に記載の電子源。
  11. 【請求項11】カソード電極表面の中心からずれた位置
    に配置されている電子放出膜を有する前記電子放出素子
    は、電子源の周辺部に配置されていることを特徴とする
    請求項8,9または10に記載の電子源。
  12. 【請求項12】前記電子放出膜の材料は、ダイヤモンド
    またはダイヤモンドライクカーボンを含むことを特徴と
    する請求項2〜6および8〜11のうちいずれか1項に
    記載の電子源。
  13. 【請求項13】請求項2〜6および8〜12のうちいず
    れか1項に記載の電子源を複数備えた電子源集合体であ
    って、 前記カソード電極に結線される複数のカソード配線、お
    よび前記ゲート電極に結線される複数のゲート配線によ
    って、前記複数の電子源をマトリクス状に配線してなる
    ことを特徴とする電子源集合体。
  14. 【請求項14】請求項13に記載の電子源集合体と、該
    電子源集合体から放出された電子によって画像を形成す
    る画像形成部材と、を備えたことを特徴とする画像形成
    装置。
  15. 【請求項15】前記画像形成部材は、電子の衝突によっ
    て発光する蛍光体であることを特徴とする請求項14に
    記載の画像形成装置。
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