JP2003014624A - 吸収スペクトルの検量線作成方法 - Google Patents
吸収スペクトルの検量線作成方法Info
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- Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 ノイズ成分を修正し得る吸収スペクトルの検
量線作成方法を提供する。 【解決手段】 ノイズ成分を含む吸収スペクトルより検
量線を作成する吸収スペクトルの検量線作成方法であっ
て、物質の濃度ゼロから各所定濃度までの各受光スペク
トルを採取し、ノイズ成分を濃度ゼロの受光スペクトル
より小さい任意の仮ノイズ成分量として仮設定し、仮ノ
イズ成分量を介して各所定濃度の吸光度を算出し、各所
定濃度と吸光度の関係が直線に従うとして線形回帰法に
より相関係数を求め、続いて仮ノイズ成分量を変えるこ
とにより同様の処理を繰り返して他の相関係数を求め、
各仮ノイズ成分量における相関係数から最も大きいもの
を選択し、選択された相関係数の情報により検量線を作
成する。
量線作成方法を提供する。 【解決手段】 ノイズ成分を含む吸収スペクトルより検
量線を作成する吸収スペクトルの検量線作成方法であっ
て、物質の濃度ゼロから各所定濃度までの各受光スペク
トルを採取し、ノイズ成分を濃度ゼロの受光スペクトル
より小さい任意の仮ノイズ成分量として仮設定し、仮ノ
イズ成分量を介して各所定濃度の吸光度を算出し、各所
定濃度と吸光度の関係が直線に従うとして線形回帰法に
より相関係数を求め、続いて仮ノイズ成分量を変えるこ
とにより同様の処理を繰り返して他の相関係数を求め、
各仮ノイズ成分量における相関係数から最も大きいもの
を選択し、選択された相関係数の情報により検量線を作
成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、定量分析に用いる
吸収スペクトルの検量線作成方法に関するものである。
吸収スペクトルの検量線作成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、吸収スペクトルを用いて物質の
定量分析を行う際には、ランベルトベールの法則により
濃度と吸光度が比例することから、予め各所定濃度にお
ける受光スペクトル(受光強度もしくは受光面積)を測
定して各吸光度を求め、各所定濃度と各吸光度により検
量線を作成し、濃度が不明な物質の場合には吸光度を測
定することにより検量線に当てはめて定量している。
定量分析を行う際には、ランベルトベールの法則により
濃度と吸光度が比例することから、予め各所定濃度にお
ける受光スペクトル(受光強度もしくは受光面積)を測
定して各吸光度を求め、各所定濃度と各吸光度により検
量線を作成し、濃度が不明な物質の場合には吸光度を測
定することにより検量線に当てはめて定量している。
【0003】実際にガスの吸収分析における波長210
nmのSO2の検量線を例に示すと、検量線は、図11
に示す如く、高濃度部分で検量線の傾きが水平方向にな
るよう飽和し、ランベルトベールの法則に従わないよう
になっている。
nmのSO2の検量線を例に示すと、検量線は、図11
に示す如く、高濃度部分で検量線の傾きが水平方向にな
るよう飽和し、ランベルトベールの法則に従わないよう
になっている。
【0004】このランベルトベールの法則に従わない原
因の一つはノイズ成分によるものと考えられており、ノ
イズ成分には検出器に不要の迷光が入り込む迷光ノイズ
があり、図12に示す如く、分光器を使用しない分光分
析例の場合には、迷光1は光源2より筐体からの反射
光、散乱光等の原因によって生じ、サンプル3を通過す
ることなく検出器4に入り込んで測定に影響を与えてい
る。又、図13に示す如く、サンプル6の後側に分光器
7を備えた場合には、迷光8は光源9より分光器7の中
での散乱により生じ、目的波長の光とは別に検出器10
に入り込んで測定に影響を与えている。ここで、図1
2、図13中、5,11は光路、12は回折格子を夫々
示している。
因の一つはノイズ成分によるものと考えられており、ノ
イズ成分には検出器に不要の迷光が入り込む迷光ノイズ
があり、図12に示す如く、分光器を使用しない分光分
析例の場合には、迷光1は光源2より筐体からの反射
光、散乱光等の原因によって生じ、サンプル3を通過す
ることなく検出器4に入り込んで測定に影響を与えてい
る。又、図13に示す如く、サンプル6の後側に分光器
7を備えた場合には、迷光8は光源9より分光器7の中
での散乱により生じ、目的波長の光とは別に検出器10
に入り込んで測定に影響を与えている。ここで、図1
2、図13中、5,11は光路、12は回折格子を夫々
示している。
【0005】このため、定量分析において検量線を使用
する際には、直線上の狭い部分のみを使用したり、検量
線範囲を分割する種々の方法が採用されている。
する際には、直線上の狭い部分のみを使用したり、検量
線範囲を分割する種々の方法が採用されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ノイズ
成分の原因となっている迷光1,8は装置ごとに異なる
ため、同じ物質の検量線でも装置ごとに検量線が異な
り、光学系の汚れや光源の劣化、受光器の老朽等によっ
ても迷光1,8のノイズ量が変化するため、同じ装置で
も測定ごとに検量線が異なるという問題があった。又、
吸光係数は物質固有の物理定数であるにもかかわらず、
迷光1,8のノイズ成分が存在する条件では正確に測る
ことができないため、高精度でノイズ量が少ない高価な
装置を用いて計測する必要があり、しかも取り扱いや整
備、設置環境等を十分に注意する必要があった。
成分の原因となっている迷光1,8は装置ごとに異なる
ため、同じ物質の検量線でも装置ごとに検量線が異な
り、光学系の汚れや光源の劣化、受光器の老朽等によっ
ても迷光1,8のノイズ量が変化するため、同じ装置で
も測定ごとに検量線が異なるという問題があった。又、
吸光係数は物質固有の物理定数であるにもかかわらず、
迷光1,8のノイズ成分が存在する条件では正確に測る
ことができないため、高精度でノイズ量が少ない高価な
装置を用いて計測する必要があり、しかも取り扱いや整
備、設置環境等を十分に注意する必要があった。
【0007】本発明は上述した実情に鑑みてなしたもの
で、ノイズ成分を修正し得る吸収スペクトルの検量線作
成方法を提供することを目的としている。
で、ノイズ成分を修正し得る吸収スペクトルの検量線作
成方法を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1は、ノ
イズ成分を含む吸収スペクトルより検量線を作成する吸
収スペクトルの検量線作成方法であって、物質の濃度ゼ
ロから各所定濃度までの各受光スペクトルを採取し、前
記ノイズ成分を濃度ゼロの受光スペクトル又は所定濃度
の受光スペクトルより小さい任意の仮ノイズ成分量とし
て仮設定し、前記仮ノイズ成分量を濃度ゼロの受光スペ
クトル及び所定濃度の受光スペクトルから夫々引いて各
所定濃度の吸光度を算出し、各所定濃度と吸光度の関係
が直線に従うとして
イズ成分を含む吸収スペクトルより検量線を作成する吸
収スペクトルの検量線作成方法であって、物質の濃度ゼ
ロから各所定濃度までの各受光スペクトルを採取し、前
記ノイズ成分を濃度ゼロの受光スペクトル又は所定濃度
の受光スペクトルより小さい任意の仮ノイズ成分量とし
て仮設定し、前記仮ノイズ成分量を濃度ゼロの受光スペ
クトル及び所定濃度の受光スペクトルから夫々引いて各
所定濃度の吸光度を算出し、各所定濃度と吸光度の関係
が直線に従うとして
【数3】Y=aX+b
a:傾き
b:切片
よりXに濃度、Yに吸光度を夫々代入して線形回帰法に
より相関係数を求め、続いて仮ノイズ成分量を変えるこ
とにより同様の処理を繰り返して他の相関係数を求め、
各仮ノイズ成分量における相関係数から最も大きいもの
を選択し、選択された相関係数の情報により検量線を作
成することを特徴とする吸収スペクトルの検量線作成方
法、に係るものである。
より相関係数を求め、続いて仮ノイズ成分量を変えるこ
とにより同様の処理を繰り返して他の相関係数を求め、
各仮ノイズ成分量における相関係数から最も大きいもの
を選択し、選択された相関係数の情報により検量線を作
成することを特徴とする吸収スペクトルの検量線作成方
法、に係るものである。
【0009】本発明の請求項2は、ノイズ成分を含む吸
収スペクトルより検量線を作成する吸収スペクトルの検
量線作成方法であって、物質の濃度ゼロから各所定濃度
までの各受光スペクトルを採取し、前記ノイズ成分を濃
度ゼロの受光スペクトル又は所定濃度の受光スペクトル
より小さい任意の仮ノイズ成分量として仮設定し、前記
仮ノイズ成分量を濃度ゼロの受光スペクトル及び所定濃
度の受光スペクトルから夫々引いて各所定濃度の吸光度
を算出し、各所定濃度と吸光度の関係が直線に従うとし
て
収スペクトルより検量線を作成する吸収スペクトルの検
量線作成方法であって、物質の濃度ゼロから各所定濃度
までの各受光スペクトルを採取し、前記ノイズ成分を濃
度ゼロの受光スペクトル又は所定濃度の受光スペクトル
より小さい任意の仮ノイズ成分量として仮設定し、前記
仮ノイズ成分量を濃度ゼロの受光スペクトル及び所定濃
度の受光スペクトルから夫々引いて各所定濃度の吸光度
を算出し、各所定濃度と吸光度の関係が直線に従うとし
て
【数4】Y=aX+b
a:傾き
b:切片
よりXに濃度、Yに吸光度を夫々代入し、線形回帰法を
用いて切片を求め、続いて仮ノイズ成分量を変えること
により同様の処理を繰り返して他の切片を求め、各仮ノ
イズ成分量における切片から最もゼロに近いものを選択
し、選択された切片の情報により検量線を作成すること
を特徴とする吸収スペクトルの検量線作成方法、に係る
ものである。
用いて切片を求め、続いて仮ノイズ成分量を変えること
により同様の処理を繰り返して他の切片を求め、各仮ノ
イズ成分量における切片から最もゼロに近いものを選択
し、選択された切片の情報により検量線を作成すること
を特徴とする吸収スペクトルの検量線作成方法、に係る
ものである。
【0010】本発明の請求項1は、請求項3に示す如
く、仮設定される仮ノイズ成分量を徐々に増やして処理
を繰返し、仮ノイズ成分量が濃度ゼロの受光スペクトル
又は所定濃度の受光スペクトルを超えた時点で前記処理
を停止し、各仮ノイズ成分量における相関係数から最も
大きいものを選択してもよい。
く、仮設定される仮ノイズ成分量を徐々に増やして処理
を繰返し、仮ノイズ成分量が濃度ゼロの受光スペクトル
又は所定濃度の受光スペクトルを超えた時点で前記処理
を停止し、各仮ノイズ成分量における相関係数から最も
大きいものを選択してもよい。
【0011】本発明の請求項2は、請求項4に示す如
く、仮設定される仮ノイズ成分量を徐々に増やして処理
を繰返し、仮ノイズ成分量が濃度ゼロの受光スペクトル
又は所定濃度の受光スペクトルを超えた時点で前記処理
を停止し、各仮ノイズ成分量における切片から最もゼロ
に近いものを選択してもよい。
く、仮設定される仮ノイズ成分量を徐々に増やして処理
を繰返し、仮ノイズ成分量が濃度ゼロの受光スペクトル
又は所定濃度の受光スペクトルを超えた時点で前記処理
を停止し、各仮ノイズ成分量における切片から最もゼロ
に近いものを選択してもよい。
【0012】本発明の請求項1、2、3又は4は、請求
項5に示す如く、選択された情報により実際のノイズ成
分量を求めて検量線を作成してもよい。
項5に示す如く、選択された情報により実際のノイズ成
分量を求めて検量線を作成してもよい。
【0013】本発明の請求項1、2、3又は4は、請求
項6に示す如く、選択された情報により傾きを決定して
検量線を作成してもよい。
項6に示す如く、選択された情報により傾きを決定して
検量線を作成してもよい。
【0014】このように、請求項1又は2によれば、仮
ノイズ成分量を介して線形回帰法から算出された複数の
相関係数もしくは複数の切片により最適な情報を選択し
てノイズ成分を除いた検量線を作成するので、装置が異
なる場合や光学系の汚れや光源の劣化、受光器の老朽等
がある場合であっても正確な直線の検量線を作成し、結
果的にノイズ成分が存在する条件下であっても吸光係数
を正確に測ることができ、且つ高価な装置に変える等の
ハードウェアの変更を不要にすると共に、取り扱いや整
備、設置環境等に払う注意を低減することができる。
ノイズ成分量を介して線形回帰法から算出された複数の
相関係数もしくは複数の切片により最適な情報を選択し
てノイズ成分を除いた検量線を作成するので、装置が異
なる場合や光学系の汚れや光源の劣化、受光器の老朽等
がある場合であっても正確な直線の検量線を作成し、結
果的にノイズ成分が存在する条件下であっても吸光係数
を正確に測ることができ、且つ高価な装置に変える等の
ハードウェアの変更を不要にすると共に、取り扱いや整
備、設置環境等に払う注意を低減することができる。
【0015】請求項3又は4の如く、仮設定される仮ノ
イズ成分量を徐々に増やして処理を繰返し且つ所定の条
件下で処理を停止すると、多くの仮ノイズ成分量を設定
するので、線形回帰法による相関係数もしくは切片の数
が多くなり、相関係数の場合には各相関係数から最も大
きいものを一層正確に選択でき、切片の場合には各切片
から最もゼロに近いものを一層正確に選択できる。
イズ成分量を徐々に増やして処理を繰返し且つ所定の条
件下で処理を停止すると、多くの仮ノイズ成分量を設定
するので、線形回帰法による相関係数もしくは切片の数
が多くなり、相関係数の場合には各相関係数から最も大
きいものを一層正確に選択でき、切片の場合には各切片
から最もゼロに近いものを一層正確に選択できる。
【0016】請求項5の如く、選択された情報により実
際のノイズ成分量を求めて検量線を作成すると、検量線
と共に実際のノイズ成分を算出するので、実際のノイズ
成分を数量化し、測定装置の品質や状態を判別すること
ができる。
際のノイズ成分量を求めて検量線を作成すると、検量線
と共に実際のノイズ成分を算出するので、実際のノイズ
成分を数量化し、測定装置の品質や状態を判別すること
ができる。
【0017】請求項6の如く、選択された情報により傾
きを決定して検量線を作成すると、相関係数及び切片を
算出した時の傾きを使用し得るので、処理手段を低減し
て迅速に検量線を作成することができる。
きを決定して検量線を作成すると、相関係数及び切片を
算出した時の傾きを使用し得るので、処理手段を低減し
て迅速に検量線を作成することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施例を図面を参照
しつつ説明する。
しつつ説明する。
【0019】図1は本発明の吸収スペクトルの検量線作
成方法を実施する形態例のフローを示している。
成方法を実施する形態例のフローを示している。
【0020】本発明の吸収スペクトルの検量線作成方法
を実施する際には、一般の検量線を作成する場合と同様
に、物質の濃度ゼロの場合、及び濃度をn1,n2,n
3…(少なくとも3個以上)に変化させた場合の受光ス
ペクトル(受光強度、受光面積)を測定する。
を実施する際には、一般の検量線を作成する場合と同様
に、物質の濃度ゼロの場合、及び濃度をn1,n2,n
3…(少なくとも3個以上)に変化させた場合の受光ス
ペクトル(受光強度、受光面積)を測定する。
【0021】この時、測定した受光スペクトルには、ノ
イズ成分の迷光ノイズが含まれており、
イズ成分の迷光ノイズが含まれており、
【数5】P=Ps+Pm
P:測定した受光スペクトル
Ps:物質の受光スペクトル
Pm:迷光ノイズの受光スペクトル
となる。
【0022】このため、一般に吸光度を求める式、
【数6】A=log(Pz/P)
A:吸光度
Pz:ゼロスペクトル(物質の濃度ゼロの場合の受光ス
ペクトル) P:測定した受光スペクトル より、迷光ノイズの受光スペクトルを引き、
ペクトル) P:測定した受光スペクトル より、迷光ノイズの受光スペクトルを引き、
【数7】
As=log((Pz−nPm)/(P−nPm))
As:修正した吸光度
Pz:ゼロスペクトル(物質の濃度ゼロの場合の受光ス
ペクトル) P:測定した受光スペクトル nPm:仮の迷光ノイズの受光スペクトル(仮ノイズ成
分量) に変形する。
ペクトル) P:測定した受光スペクトル nPm:仮の迷光ノイズの受光スペクトル(仮ノイズ成
分量) に変形する。
【0023】物質の濃度を変化させて受光スペクトルP
を測定した後には、迷光ノイズのノイズ成分を数量化す
るようノイズ成分量設定段階として迷光ノイズをゼロの
仮ノイズ成分量(仮迷光)nPmに仮設定し、且つ仮ノ
イズ成分量nPmが濃度ゼロの受光スペクトル又は所定
濃度の受光スペクトルより小さい値であることを確認
し、仮ノイズ成分量nPmにゼロの仮設定値、各所定濃
度(n1,n2,n3…)の受光スペクトルPの測定
値、濃度ゼロのゼロスペクトル(受光スペクトル)Pz
の測定値を[数7]に夫々代入して、各所定濃度に対応
する吸光度Asを算出する。
を測定した後には、迷光ノイズのノイズ成分を数量化す
るようノイズ成分量設定段階として迷光ノイズをゼロの
仮ノイズ成分量(仮迷光)nPmに仮設定し、且つ仮ノ
イズ成分量nPmが濃度ゼロの受光スペクトル又は所定
濃度の受光スペクトルより小さい値であることを確認
し、仮ノイズ成分量nPmにゼロの仮設定値、各所定濃
度(n1,n2,n3…)の受光スペクトルPの測定
値、濃度ゼロのゼロスペクトル(受光スペクトル)Pz
の測定値を[数7]に夫々代入して、各所定濃度に対応
する吸光度Asを算出する。
【0024】算出された各吸光度と、各所定濃度との関
係はランベルトベールの式
係はランベルトベールの式
【数8】A=αn
A:吸光度
α:吸光係数
n:濃度
に従い、直線の検量線となるので、
【数9】Y=aX+b
a:傾き
b:切片
の式に、Xに各所定濃度(n1,n2,n3…)の値、
Yに各吸光度Asの算出値を代入し、最小二乗法等の線
形回帰法により相関係数r(R2)、切片b、傾きaを
求める。
Yに各吸光度Asの算出値を代入し、最小二乗法等の線
形回帰法により相関係数r(R2)、切片b、傾きaを
求める。
【0025】ここで、線形回帰法による処理を示すと、
線形回帰法は、採取及び算出した濃度Xと吸光度Yの複
数組(少くとも三組以上)をK個として考える。
線形回帰法は、採取及び算出した濃度Xと吸光度Yの複
数組(少くとも三組以上)をK個として考える。
【0026】
【表1】
【0027】又、XとYの共分散Sxyは
【数10】
Sxy=(1/k)Σxy−avg_x×avg_y
このとき、
【数11】a=Sxy/Sxx
【数12】
b=avg_y−Sxy×avg_y/Sxx
又、相関係数rの二乗R2は
【数13】R2=Sxy2/(Sxx・Syy)
であり、この計算値によりr(R2)が最も大きくなっ
た場合(1に近づいた場合)に濃度Xと吸光度Yの複数
組が直線上に位置すると判断する。又、r(R2)が最
も大きくなったときにはb=0になるのでbを基準にし
てもよい。なお、線形回帰法において誤差の二乗和が最
小になるnPmを求める場合にはR2が最大になるとは
限らず、b=0にもならないので適用できない。
た場合(1に近づいた場合)に濃度Xと吸光度Yの複数
組が直線上に位置すると判断する。又、r(R2)が最
も大きくなったときにはb=0になるのでbを基準にし
てもよい。なお、線形回帰法において誤差の二乗和が最
小になるnPmを求める場合にはR2が最大になるとは
限らず、b=0にもならないので適用できない。
【0028】このような線形回帰法により仮ノイズ成分
量nPmがゼロにおける相関係数r、切片b、傾きaを
求めた後には、傾きaと共に、相関係数r及び切片bの
少くとも一方を仮記憶する。
量nPmがゼロにおける相関係数r、切片b、傾きaを
求めた後には、傾きaと共に、相関係数r及び切片bの
少くとも一方を仮記憶する。
【0029】次に、ゼロの仮ノイズ成分量nPmに所定
の増加量ΔnPmを加えて、図1に示す如く、処理手段
をノイズ成分量設定段階に戻すことによりノイズ成分を
他のノイズ成分量nPmと仮設定し、他の仮ノイズ成分
量nPmが濃度ゼロの受光スペクトルPz又は所定濃度
の受光スペクトルPより小さい値であることを確認す
る。
の増加量ΔnPmを加えて、図1に示す如く、処理手段
をノイズ成分量設定段階に戻すことによりノイズ成分を
他のノイズ成分量nPmと仮設定し、他の仮ノイズ成分
量nPmが濃度ゼロの受光スペクトルPz又は所定濃度
の受光スペクトルPより小さい値であることを確認す
る。
【0030】確認した後には、初めに吸光度を求めた処
理と略同様に、他の仮ノイズ成分量nPmの仮設定値、
各所定濃度(n1,n2,n3…)の受光スペクトルP
の測定値、濃度ゼロのゼロスペクトルPzの測定値を夫
々[数7]に代入して、各所定濃度に対応する吸光度A
を算出し、且つ、先の線形回帰法により相関係数等を算
出した処理と同様に、他の仮ノイズ成分量nPmにおけ
る他の相関係数r、他の切片b、他の傾きaを求め、同
様に仮記憶する。
理と略同様に、他の仮ノイズ成分量nPmの仮設定値、
各所定濃度(n1,n2,n3…)の受光スペクトルP
の測定値、濃度ゼロのゼロスペクトルPzの測定値を夫
々[数7]に代入して、各所定濃度に対応する吸光度A
を算出し、且つ、先の線形回帰法により相関係数等を算
出した処理と同様に、他の仮ノイズ成分量nPmにおけ
る他の相関係数r、他の切片b、他の傾きaを求め、同
様に仮記憶する。
【0031】続いて、他の仮ノイズ成分量nPmに更に
増加量ΔnPmを加えて処理手段をノイズ成分量設定段
階に戻すことにより別の仮ノイズ成分量nPmを仮設定
し、同じ処理を繰り返して、別の仮ノイズ成分量nPm
における別の相関係数r、別の切片b、別の傾きaを求
め、同様に仮記憶する。
増加量ΔnPmを加えて処理手段をノイズ成分量設定段
階に戻すことにより別の仮ノイズ成分量nPmを仮設定
し、同じ処理を繰り返して、別の仮ノイズ成分量nPm
における別の相関係数r、別の切片b、別の傾きaを求
め、同様に仮記憶する。
【0032】このように仮ノイズ成分量nPmに徐々に
増加量ΔnPmを加えて、複数の傾きaと共に、複数の
相関係数r及び切片bを求めて蓄積し、仮ノイズ成分量
nPmが濃度ゼロの受光スペクトルPz又は所定濃度の
受光スペクトルPを超えた時点で処理を停止する。ここ
で、処理を停止する場合は、相関係数rの蓄積数もしく
は切片bの蓄積数が所定以上になった場合でもよい。
増加量ΔnPmを加えて、複数の傾きaと共に、複数の
相関係数r及び切片bを求めて蓄積し、仮ノイズ成分量
nPmが濃度ゼロの受光スペクトルPz又は所定濃度の
受光スペクトルPを超えた時点で処理を停止する。ここ
で、処理を停止する場合は、相関係数rの蓄積数もしく
は切片bの蓄積数が所定以上になった場合でもよい。
【0033】処理を停止した後、各仮ノイズ成分量nP
mにおける複数の相関係数rの中より相関係数rが最も
大きいもの(最も1に近づいたもの)を選択すると共
に、各仮ノイズ成分量nPmにおける複数の切片bの中
から切片bが最もゼロに近いものを選択する。ここで、
相関係数r及び切片bの選択はどちらか一方でもよい。
又、相関係数rが最も大きいものを選択する場合は、R
2の極大値を求めるものであり、微分法や山登り法でも
求めることができる。更に、極大になるポイント部分を
詳細に探索するよう極大値近傍の区間のみΔnPmを小
さくしてもよい。更に又、相関係数r及び切片bを選択
する場合は、多くの相関係数r及び切片bを蓄積せず
に、所定の仮ノイズ成分量nPmにおける相関係数r及
び切片bを求めた時点で、前に仮記憶した相関係数r及
び切片bと比較し、常に相関係数rが最も大きいもの、
及び切片bが最もゼロに近いものを残すようにしてもよ
い。
mにおける複数の相関係数rの中より相関係数rが最も
大きいもの(最も1に近づいたもの)を選択すると共
に、各仮ノイズ成分量nPmにおける複数の切片bの中
から切片bが最もゼロに近いものを選択する。ここで、
相関係数r及び切片bの選択はどちらか一方でもよい。
又、相関係数rが最も大きいものを選択する場合は、R
2の極大値を求めるものであり、微分法や山登り法でも
求めることができる。更に、極大になるポイント部分を
詳細に探索するよう極大値近傍の区間のみΔnPmを小
さくしてもよい。更に又、相関係数r及び切片bを選択
する場合は、多くの相関係数r及び切片bを蓄積せず
に、所定の仮ノイズ成分量nPmにおける相関係数r及
び切片bを求めた時点で、前に仮記憶した相関係数r及
び切片bと比較し、常に相関係数rが最も大きいもの、
及び切片bが最もゼロに近いものを残すようにしてもよ
い。
【0034】次いで、選択した相関係数r及び切片bの
少くとも一方の情報から実際のノイズ成分量Pmを求め
ると共に、線形回帰法により算出された傾きaを決定
し、実際のノイズ成分量Pmを求めた際には、実際のノ
イズ成分量Pmを[数7]に代入して修正した吸光度A
sを求め、濃度nと、修正した吸光度Asとにより略直
線の検量線を作成する。一方、傾きaを決定した場合に
は、傾きaが吸光係数αになるので原点(b=0)を通
る傾きaの略直線の検量線を作成する。以下、実際の例
を示す。
少くとも一方の情報から実際のノイズ成分量Pmを求め
ると共に、線形回帰法により算出された傾きaを決定
し、実際のノイズ成分量Pmを求めた際には、実際のノ
イズ成分量Pmを[数7]に代入して修正した吸光度A
sを求め、濃度nと、修正した吸光度Asとにより略直
線の検量線を作成する。一方、傾きaを決定した場合に
は、傾きaが吸光係数αになるので原点(b=0)を通
る傾きaの略直線の検量線を作成する。以下、実際の例
を示す。
【0035】(実施例1)SO2において迷光の仮ノイ
ズ成分量nPmを変えた場合を検量線により説明する
と、図2に示す如く、仮ノイズ成分量nPmを変化させ
た場合には、検量線の傾きが立ち上がり、ある値の仮ノ
イズ成分量nPmで検量線が略直線になることが明らか
である。又、この時の仮ノイズ成分量nPmを変化させ
た時の仮ノイズ成分量nPmと相関係数の二乗のR2と
の関係を示すと、図3、図4に示す如く、仮ノイズ成分
量nPmは所定位置(1560付近)に極大がある。こ
こで、図4は図3の極大値近傍の拡大図である。更に、
この時の仮ノイズ成分量nPmを変化させた時の切片b
の関係を示すと、図5に示す如く、bは所定位置でb=
0となる。従って、相関係数R2が極大値、bがゼロの
位置の場合に、仮ノイズ成分量nPmは実際のノイズ成
分量Pm(実際の迷光)になり、実際のノイズ成分量P
mを1560〜1570と推測し、且つ吸光係数に相当
する傾きaは210nmで0.0149となる。更に
又、測定した受光スペクトルPにどの程度ノイズ成分量
Pmが含まれているかを示すと、図6に示す如く、各波
長においてゼロスペクトルPz及び受光スペクトルPの
下に所定量のノイズ成分量Pmが存在することが明らか
である。
ズ成分量nPmを変えた場合を検量線により説明する
と、図2に示す如く、仮ノイズ成分量nPmを変化させ
た場合には、検量線の傾きが立ち上がり、ある値の仮ノ
イズ成分量nPmで検量線が略直線になることが明らか
である。又、この時の仮ノイズ成分量nPmを変化させ
た時の仮ノイズ成分量nPmと相関係数の二乗のR2と
の関係を示すと、図3、図4に示す如く、仮ノイズ成分
量nPmは所定位置(1560付近)に極大がある。こ
こで、図4は図3の極大値近傍の拡大図である。更に、
この時の仮ノイズ成分量nPmを変化させた時の切片b
の関係を示すと、図5に示す如く、bは所定位置でb=
0となる。従って、相関係数R2が極大値、bがゼロの
位置の場合に、仮ノイズ成分量nPmは実際のノイズ成
分量Pm(実際の迷光)になり、実際のノイズ成分量P
mを1560〜1570と推測し、且つ吸光係数に相当
する傾きaは210nmで0.0149となる。更に
又、測定した受光スペクトルPにどの程度ノイズ成分量
Pmが含まれているかを示すと、図6に示す如く、各波
長においてゼロスペクトルPz及び受光スペクトルPの
下に所定量のノイズ成分量Pmが存在することが明らか
である。
【0036】(実施例2)同一の装置において意図的に
光学系の調整を行なって実際の迷光のノイズ成分量Pm
を変えた例を用いて説明すると、図7に示す如く、ノイ
ズ成分量Pmを含む検量線は、迷光のノイズ成分量Pm
の大きさに伴って湾曲が大きくなり、且つ傾きが変化し
ている。又、図7の検量線より各ノイズ成分量Pmを取
り除くと、図8の迷光大(ノイズ成分大)、図9の迷光
中(ノイズ成分中)、図10の迷光小(ノイズ成分小)
に示す如く、検量線は、迷光の大きさ(ノイズ成分量の
大きさ)にかかわらず、略直線になり、傾きも略一定に
なることが明らかである。
光学系の調整を行なって実際の迷光のノイズ成分量Pm
を変えた例を用いて説明すると、図7に示す如く、ノイ
ズ成分量Pmを含む検量線は、迷光のノイズ成分量Pm
の大きさに伴って湾曲が大きくなり、且つ傾きが変化し
ている。又、図7の検量線より各ノイズ成分量Pmを取
り除くと、図8の迷光大(ノイズ成分大)、図9の迷光
中(ノイズ成分中)、図10の迷光小(ノイズ成分小)
に示す如く、検量線は、迷光の大きさ(ノイズ成分量の
大きさ)にかかわらず、略直線になり、傾きも略一定に
なることが明らかである。
【0037】このように、仮ノイズ成分量nPmを介し
て線形回帰法から算出された複数の相関係数rもしくは
複数の切片bにより最適な情報を選択して実際のノイズ
成分Pmを除いた検量線を作成するので、装置が異なる
場合や光学系の汚れや光源の劣化、受光器の老朽等があ
る場合であっても正確な直線の検量線を作成し、結果的
にノイズ成分が存在する条件下であっても吸光係数を正
確に測ることができ、且つ高価な装置に変える等のハー
ドウェアの変更を不要にすると共に、取り扱いや整備、
設置環境等に払う注意を低減することができる。
て線形回帰法から算出された複数の相関係数rもしくは
複数の切片bにより最適な情報を選択して実際のノイズ
成分Pmを除いた検量線を作成するので、装置が異なる
場合や光学系の汚れや光源の劣化、受光器の老朽等があ
る場合であっても正確な直線の検量線を作成し、結果的
にノイズ成分が存在する条件下であっても吸光係数を正
確に測ることができ、且つ高価な装置に変える等のハー
ドウェアの変更を不要にすると共に、取り扱いや整備、
設置環境等に払う注意を低減することができる。
【0038】仮設定される仮ノイズ成分量nPmを徐々
に増加量ΔnPmを増やして処理を繰返し且つ所定の条
件下で処理を停止すると、多くの仮ノイズ成分量nPm
を設定するので、線形回帰法による相関係数rもしくは
切片bの数が多くなり、相関係数rの場合には各相関係
数から最も大きいものを一層正確に選択でき、切片bの
場合には各切片から最もゼロに近いものを一層正確に選
択できる。
に増加量ΔnPmを増やして処理を繰返し且つ所定の条
件下で処理を停止すると、多くの仮ノイズ成分量nPm
を設定するので、線形回帰法による相関係数rもしくは
切片bの数が多くなり、相関係数rの場合には各相関係
数から最も大きいものを一層正確に選択でき、切片bの
場合には各切片から最もゼロに近いものを一層正確に選
択できる。
【0039】選択された情報により実際のノイズ成分量
Pmを求めて検量線を作成すると、検量線と共に実際の
ノイズ成分を算出するので、実際のノイズ成分を数量化
し、測定装置の品質や状態を判別することができる。
Pmを求めて検量線を作成すると、検量線と共に実際の
ノイズ成分を算出するので、実際のノイズ成分を数量化
し、測定装置の品質や状態を判別することができる。
【0040】選択された情報により傾きaを決定して検
量線を作成すると、相関係数r及び切片bを算出した時
の傾きを使用し得るので、処理手段を低減して迅速に検
量線を作成することができる。
量線を作成すると、相関係数r及び切片bを算出した時
の傾きを使用し得るので、処理手段を低減して迅速に検
量線を作成することができる。
【0041】なお、本発明の吸収スペクトルの検量線作
成方法は上述した実施例のみに限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更
を加え得ることは勿論である。
成方法は上述した実施例のみに限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更
を加え得ることは勿論である。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の吸収スペ
クトルの検量線作成方法によれば、下記の如き、種々の
優れた効果を奏し得る。
クトルの検量線作成方法によれば、下記の如き、種々の
優れた効果を奏し得る。
【0043】I)請求項1又は2によれば、仮ノイズ成
分量を介して線形回帰法から算出された複数の相関係数
もしくは複数の切片により最適な情報を選択してノイズ
成分を除いた検量線を作成するので、装置が異なる場合
や光学系の汚れや光源の劣化、受光器の老朽等がある場
合であっても正確な直線の検量線を作成し、結果的にノ
イズ成分が存在する条件下であっても吸光係数を正確に
測ることができ、且つ高価な装置に変える等のハードウ
ェアの変更を不要にすると共に、取り扱いや整備、設置
環境等に払う注意を低減することができる。
分量を介して線形回帰法から算出された複数の相関係数
もしくは複数の切片により最適な情報を選択してノイズ
成分を除いた検量線を作成するので、装置が異なる場合
や光学系の汚れや光源の劣化、受光器の老朽等がある場
合であっても正確な直線の検量線を作成し、結果的にノ
イズ成分が存在する条件下であっても吸光係数を正確に
測ることができ、且つ高価な装置に変える等のハードウ
ェアの変更を不要にすると共に、取り扱いや整備、設置
環境等に払う注意を低減することができる。
【0044】II)請求項3又は4の如く、仮設定され
る仮ノイズ成分量を徐々に増やして処理を繰返し且つ所
定の条件下で処理を停止すると、多くの仮ノイズ成分量
を設定するので、線形回帰法による相関係数もしくは切
片の数が多くなり、相関係数の場合には各相関係数から
最も大きいものを一層正確に選択でき、切片の場合には
各切片から最もゼロに近いものを一層正確に選択でき
る。
る仮ノイズ成分量を徐々に増やして処理を繰返し且つ所
定の条件下で処理を停止すると、多くの仮ノイズ成分量
を設定するので、線形回帰法による相関係数もしくは切
片の数が多くなり、相関係数の場合には各相関係数から
最も大きいものを一層正確に選択でき、切片の場合には
各切片から最もゼロに近いものを一層正確に選択でき
る。
【0045】III)請求項5の如く、選択された情報
により実際のノイズ成分量を求めて検量線を作成する
と、検量線と共に実際のノイズ成分を算出するので、実
際のノイズ成分を数量化し、測定装置の品質や状態を判
別することができる。
により実際のノイズ成分量を求めて検量線を作成する
と、検量線と共に実際のノイズ成分を算出するので、実
際のノイズ成分を数量化し、測定装置の品質や状態を判
別することができる。
【0046】IV)請求項6の如く、選択された情報に
より傾きを決定して検量線を作成すると、相関係数及び
切片を算出した時の傾きを使用し得るので、処理手段を
低減して迅速に検量線を作成することができる。
より傾きを決定して検量線を作成すると、相関係数及び
切片を算出した時の傾きを使用し得るので、処理手段を
低減して迅速に検量線を作成することができる。
【図1】本発明の吸収スペクトルの検量線作成方法を実
施する形態例を示すフローである。
施する形態例を示すフローである。
【図2】SO2において迷光の仮ノイズ成分量を変えた
検量線を示す図である。
検量線を示す図である。
【図3】図2において仮ノイズ成分量を変化させた時の
仮ノイズ成分量と相関係数の二乗値との関係を示す図で
ある。
仮ノイズ成分量と相関係数の二乗値との関係を示す図で
ある。
【図4】図3の極大値近傍を示す拡大図である。
【図5】図2において仮ノイズ成分量を変化させた時の
切片の関係を示す図である。
切片の関係を示す図である。
【図6】測定した受光スペクトルにどの程度ノイズ成分
量が含まれているかを示す図である。
量が含まれているかを示す図である。
【図7】同一の装置において意図的に光学系の調整を行
なって実際の迷光のノイズ成分量を変えた検量線の例を
示す図である。
なって実際の迷光のノイズ成分量を変えた検量線の例を
示す図である。
【図8】図7の迷光大(ノイズ成分大)の検量線におい
て各ノイズ成分量を取り除いた検量線を示す図である。
て各ノイズ成分量を取り除いた検量線を示す図である。
【図9】図7の迷光中(ノイズ成分中)の検量線におい
て各ノイズ成分量を取り除いた検量線を示す図である。
て各ノイズ成分量を取り除いた検量線を示す図である。
【図10】図7の迷光小(ノイズ成分小)の検量線にお
いて各ノイズ成分量を取り除いた検量線を示す図であ
る。
いて各ノイズ成分量を取り除いた検量線を示す図であ
る。
【図11】従来の波長210nmのSO2の検量線を示
す図である。
す図である。
【図12】非分散分光分析の場合における迷光を示す概
略図である。
略図である。
【図13】分光器使用の分光分析の場合における迷光を
示す概略図である。
示す概略図である。
As 吸光度
P 受光スペクトル
Pm 実際のノイズ成分量
Pz ゼロスペクトル
R2 相関係数
a 傾き
b 切片
n 濃度
nPm 仮ノイズ成分量
r 相関係数
フロントページの続き
(72)発明者 小林 健
東京都江東区豊洲三丁目1番15号 石川島
播磨重工業株式会社東京エンジニアリング
センター内
(72)発明者 八木 武人
東京都江東区豊洲三丁目1番15号 石川島
播磨重工業株式会社東京エンジニアリング
センター内
(72)発明者 小原 正孝
東京都江東区豊洲三丁目2番16号 石川島
播磨重工業株式会社東京エンジニアリング
センター技術開発本部内
Fターム(参考) 2G059 AA01 EE01 EE12 MM12
Claims (6)
- 【請求項1】 ノイズ成分を含む吸収スペクトルより検
量線を作成する吸収スペクトルの検量線作成方法であっ
て、 物質の濃度ゼロから各所定濃度までの各受光スペクトル
を採取し、前記ノイズ成分を濃度ゼロの受光スペクトル
又は所定濃度の受光スペクトルより小さい任意の仮ノイ
ズ成分量として仮設定し、前記仮ノイズ成分量を濃度ゼ
ロの受光スペクトル及び所定濃度の受光スペクトルから
夫々引いて各所定濃度の吸光度を算出し、各所定濃度と
吸光度の関係が直線に従うとして 【数1】Y=aX+b a:傾き b:切片 よりXに濃度、Yに吸光度を代入して線形回帰法により
相関係数を求め、続いて仮ノイズ成分量を変えることに
より同様の処理を繰り返して他の相関係数を求め、各仮
ノイズ成分量における相関係数から最も大きいものを選
択し、選択された相関係数の情報により検量線を作成す
ることを特徴とする吸収スペクトルの検量線作成方法。 - 【請求項2】 ノイズ成分を含む吸収スペクトルより検
量線を作成する吸収スペクトルの検量線作成方法であっ
て、 物質の濃度ゼロから各所定濃度までの各受光スペクトル
を採取し、前記ノイズ成分を濃度ゼロの受光スペクトル
又は所定濃度の受光スペクトルより小さい任意の仮ノイ
ズ成分量として仮設定し、前記仮ノイズ成分量を濃度ゼ
ロの受光スペクトル及び所定濃度の受光スペクトルから
夫々引いて各所定濃度の吸光度を算出し、各所定濃度と
吸光度の関係が直線に従うとして 【数2】Y=aX+b a:傾き b:切片 よりXに濃度、Yに吸光度を夫々代入し、線形回帰法を
用いて切片を求め、続いて仮ノイズ成分量を変えること
により同様の処理を繰り返して他の切片を求め、各仮ノ
イズ成分量における切片から最もゼロに近いものを選択
し、選択された切片の情報により検量線を作成すること
を特徴とする吸収スペクトルの検量線作成方法。 - 【請求項3】 仮設定される仮ノイズ成分量を徐々に増
やして処理を繰返し、仮ノイズ成分量が濃度ゼロの受光
スペクトル又は所定濃度の受光スペクトルを超えた時点
で前記処理を停止し、各仮ノイズ成分量における相関係
数から最も大きいものを選択する請求項1記載の吸収ス
ペクトルの検量線作成方法。 - 【請求項4】 仮設定される仮ノイズ成分量を徐々に増
やして処理を繰返し、仮ノイズ成分量が濃度ゼロの受光
スペクトル又は所定濃度の受光スペクトルを超えた時点
で前記処理を停止し、各仮ノイズ成分量における切片か
ら最もゼロに近いものを選択する請求項2記載の吸収ス
ペクトルの検量線作成方法。 - 【請求項5】 選択された情報により実際のノイズ成分
量を求めて検量線を作成する請求項1、2、3又は4記
載の吸収スペクトルの検量線作成方法。 - 【請求項6】 選択された情報により傾きを決定して検
量線を作成する請求項1、2、3又は4記載の吸収スペ
クトルの検量線作成方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001201192A JP2003014624A (ja) | 2001-07-02 | 2001-07-02 | 吸収スペクトルの検量線作成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001201192A JP2003014624A (ja) | 2001-07-02 | 2001-07-02 | 吸収スペクトルの検量線作成方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003014624A true JP2003014624A (ja) | 2003-01-15 |
Family
ID=19038198
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001201192A Pending JP2003014624A (ja) | 2001-07-02 | 2001-07-02 | 吸収スペクトルの検量線作成方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003014624A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016191677A (ja) * | 2015-03-31 | 2016-11-10 | シスメックス株式会社 | 検体分析装置、血液凝固分析装置、検体分析方法、及びコンピュータプログラム |
| CN112034162A (zh) * | 2020-08-31 | 2020-12-04 | 成都艾科斯伦医疗科技有限公司 | 一种光学检测反应曲线优化算法 |
| CN114778396A (zh) * | 2022-04-21 | 2022-07-22 | 北京可感可知技术有限公司 | 探测器校准方法、校准装置、电池、车辆和存储介质 |
-
2001
- 2001-07-02 JP JP2001201192A patent/JP2003014624A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016191677A (ja) * | 2015-03-31 | 2016-11-10 | シスメックス株式会社 | 検体分析装置、血液凝固分析装置、検体分析方法、及びコンピュータプログラム |
| CN112034162A (zh) * | 2020-08-31 | 2020-12-04 | 成都艾科斯伦医疗科技有限公司 | 一种光学检测反应曲线优化算法 |
| CN112034162B (zh) * | 2020-08-31 | 2023-12-08 | 成都艾科斯伦医疗科技有限公司 | 一种光学检测反应曲线优化算法 |
| CN114778396A (zh) * | 2022-04-21 | 2022-07-22 | 北京可感可知技术有限公司 | 探测器校准方法、校准装置、电池、车辆和存储介质 |
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