JP2003004061A - 等速ジョイント用外輪部材およびその製造方法 - Google Patents
等速ジョイント用外輪部材およびその製造方法Info
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- JP2003004061A JP2003004061A JP2001192048A JP2001192048A JP2003004061A JP 2003004061 A JP2003004061 A JP 2003004061A JP 2001192048 A JP2001192048 A JP 2001192048A JP 2001192048 A JP2001192048 A JP 2001192048A JP 2003004061 A JP2003004061 A JP 2003004061A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】等速ジョイント用外輪部材を低コストでかつ効
率よく製造する。 【解決手段】完成製品であるトリポート型等速ジョイン
ト用外輪部材1のカップ部8の直径と略等しい直径のワ
ーク20に対し、焼鈍、ショットブラスト処理、潤滑用
化成被膜の形成を施した後、鍛造用金型装置30を使用
して冷間鍛造加工を施す。この際、軸部成形用キャビテ
ィ44にて形成された軸部6の先端面をノックアウトピ
ン55の先端面に当接させた状態でパンチ66を下降さ
せ、これによりワーク20のパンチ66側に臨む一端面
を圧潰してカップ部8を形成するとともに、該カップ部
8にローラ溝9a〜9cを設ける。
率よく製造する。 【解決手段】完成製品であるトリポート型等速ジョイン
ト用外輪部材1のカップ部8の直径と略等しい直径のワ
ーク20に対し、焼鈍、ショットブラスト処理、潤滑用
化成被膜の形成を施した後、鍛造用金型装置30を使用
して冷間鍛造加工を施す。この際、軸部成形用キャビテ
ィ44にて形成された軸部6の先端面をノックアウトピ
ン55の先端面に当接させた状態でパンチ66を下降さ
せ、これによりワーク20のパンチ66側に臨む一端面
を圧潰してカップ部8を形成するとともに、該カップ部
8にローラ溝9a〜9cを設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、等速ジョイント用
外輪部材およびその製造方法に関し、一層詳細には、工
程数が著しく少なく、このために効率よく製造される等
速ジョイント用外輪部材およびその製造方法に関する。
外輪部材およびその製造方法に関し、一層詳細には、工
程数が著しく少なく、このために効率よく製造される等
速ジョイント用外輪部材およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車等に搭載される内燃機関からの駆
動力を車軸に伝達するための駆動力伝達機構を図9に示
す。この駆動力伝達機構においては、トリポート型等速
ジョイント用外輪部材1、1とバーフィールド型等速ジ
ョイント用外輪部材2、2とがスプラインシャフト3、
3によって互いに連結されている。そして、トリポート
型等速ジョイント用外輪部材1、1の間には差動装置4
が介装されている。トリポート型等速ジョイント用外輪
部材1、1はともにこの差動装置4側に配設されてお
り、一方、バーフィールド型等速ジョイント用外輪部材
2、2は、図示しない車輪に回転駆動力を伝達する作用
を営む。なお、図9中、参照符号5は、トリポート型等
速ジョイント用外輪部材1と差動装置4とを橋架するハ
ーフシャフトを示す。
動力を車軸に伝達するための駆動力伝達機構を図9に示
す。この駆動力伝達機構においては、トリポート型等速
ジョイント用外輪部材1、1とバーフィールド型等速ジ
ョイント用外輪部材2、2とがスプラインシャフト3、
3によって互いに連結されている。そして、トリポート
型等速ジョイント用外輪部材1、1の間には差動装置4
が介装されている。トリポート型等速ジョイント用外輪
部材1、1はともにこの差動装置4側に配設されてお
り、一方、バーフィールド型等速ジョイント用外輪部材
2、2は、図示しない車輪に回転駆動力を伝達する作用
を営む。なお、図9中、参照符号5は、トリポート型等
速ジョイント用外輪部材1と差動装置4とを橋架するハ
ーフシャフトを示す。
【0003】ここで、トリポート型等速ジョイント用外
輪部材1の一部切欠断面図を図10に示すとともに、概
略正面図を図11に示す。このトリポート型等速ジョイ
ント用外輪部材1は炭素鋼からなり、軸部6と、ボス部
7が突出形成されたカップ部8とから構成されている。
輪部材1の一部切欠断面図を図10に示すとともに、概
略正面図を図11に示す。このトリポート型等速ジョイ
ント用外輪部材1は炭素鋼からなり、軸部6と、ボス部
7が突出形成されたカップ部8とから構成されている。
【0004】このうち、カップ部8には、3個のローラ
溝9a〜9cが周方向に沿って互いに等間隔で離間する
ように形成されている(図11参照)。これらローラ溝
9a〜9cは、図示しない等速ジョイントのローラを転
動させるためのものであり、トリポート型等速ジョイン
ト用外輪部材1の軸線方向に沿ってカップ部8の終端部
付近まで延在して設けられている(図10参照)。
溝9a〜9cが周方向に沿って互いに等間隔で離間する
ように形成されている(図11参照)。これらローラ溝
9a〜9cは、図示しない等速ジョイントのローラを転
動させるためのものであり、トリポート型等速ジョイン
ト用外輪部材1の軸線方向に沿ってカップ部8の終端部
付近まで延在して設けられている(図10参照)。
【0005】このトリポート型等速ジョイント用外輪部
材1は、冷間鍛造加工によって以下のように製造されて
いる。まず、図12Aに示すように、軸部6に比してや
や大径な円柱体からなるワーク10に対して前処理を施
す。すなわち、炭素鋼からなるこのワーク10に対して
金属組織中にセメンタイトを球状に析出させる球状化焼
鈍を施し、続いて、その表面に潤滑用化成被膜を形成す
る。一般的な冷間鍛造成形においては、潤滑用化成被膜
としては、リン酸亜鉛被膜が多用されている。
材1は、冷間鍛造加工によって以下のように製造されて
いる。まず、図12Aに示すように、軸部6に比してや
や大径な円柱体からなるワーク10に対して前処理を施
す。すなわち、炭素鋼からなるこのワーク10に対して
金属組織中にセメンタイトを球状に析出させる球状化焼
鈍を施し、続いて、その表面に潤滑用化成被膜を形成す
る。一般的な冷間鍛造成形においては、潤滑用化成被膜
としては、リン酸亜鉛被膜が多用されている。
【0006】次に、図示しない第1鍛造用金型を使用し
て、潤滑用化成被膜が形成されたワーク10に対して第
1次鍛造加工(前方押し出し成形)を施す。すなわち、
前記第1鍛造用金型に形成され、かつワーク10に比し
て小径のキャビティに指向して、ワーク10の一端面を
押圧する。これに伴って該キャビティにワーク10の他
端面側が圧入され、その結果、図12Bに示すように、
該他端面側にテーパ状に縮径した縮径部11と軸部6と
が形成された第1次成形品12が得られる。
て、潤滑用化成被膜が形成されたワーク10に対して第
1次鍛造加工(前方押し出し成形)を施す。すなわち、
前記第1鍛造用金型に形成され、かつワーク10に比し
て小径のキャビティに指向して、ワーク10の一端面を
押圧する。これに伴って該キャビティにワーク10の他
端面側が圧入され、その結果、図12Bに示すように、
該他端面側にテーパ状に縮径した縮径部11と軸部6と
が形成された第1次成形品12が得られる。
【0007】次に、第1次成形品12に対して、第2次
鍛造加工(据え込み成形)を行う。具体的には、図示し
ない第2鍛造用金型を使用し、図12Cに示すように、
第1次成形品12の大径部13のみを圧縮することによ
って該大径部13を拡径し、第2次成形品14とする。
鍛造加工(据え込み成形)を行う。具体的には、図示し
ない第2鍛造用金型を使用し、図12Cに示すように、
第1次成形品12の大径部13のみを圧縮することによ
って該大径部13を拡径し、第2次成形品14とする。
【0008】そして、この第2次成形品14に対して、
応力除去等のための低温焼鈍、前記低温焼鈍の際に発生
する酸化スケール等を除去するショットブラスト処理、
および、第2次成形品14の外表面にリン酸亜鉛等から
なる潤滑用化成被膜を形成する。
応力除去等のための低温焼鈍、前記低温焼鈍の際に発生
する酸化スケール等を除去するショットブラスト処理、
および、第2次成形品14の外表面にリン酸亜鉛等から
なる潤滑用化成被膜を形成する。
【0009】次に、上記各処理が施された後に図示しな
い第3鍛造用金型のキャビティに配置された第2次成形
品14に対して、拡径された大径部13を伸張するとと
もに該大径部13にローラ溝9a〜9cを形成し、カッ
プ部8を設ける(後方押し出し成形)。すなわち、ロー
ラ溝9a〜9cを形成するための突出部を有する図示し
ないパンチをカップ部8の一端面の中央部に当接させ、
続いて、軸部6の先端部を押圧して第2次成形品14を
該パンチに指向して変位させる。これにより大径部13
がキャビティの内壁部に囲繞された状態の第2次成形品
14がパンチで圧潰され、結局、該大径部13が伸張さ
れるとともに、該大径部13にパンチの突出部の形状に
対応する形状のローラ溝9a〜9cが形成される。ま
た、この際、ボス部7を形成するためのキャビティによ
ってボス部7が形成され、図12Dに示す第3次成形品
15が得られる。
い第3鍛造用金型のキャビティに配置された第2次成形
品14に対して、拡径された大径部13を伸張するとと
もに該大径部13にローラ溝9a〜9cを形成し、カッ
プ部8を設ける(後方押し出し成形)。すなわち、ロー
ラ溝9a〜9cを形成するための突出部を有する図示し
ないパンチをカップ部8の一端面の中央部に当接させ、
続いて、軸部6の先端部を押圧して第2次成形品14を
該パンチに指向して変位させる。これにより大径部13
がキャビティの内壁部に囲繞された状態の第2次成形品
14がパンチで圧潰され、結局、該大径部13が伸張さ
れるとともに、該大径部13にパンチの突出部の形状に
対応する形状のローラ溝9a〜9cが形成される。ま
た、この際、ボス部7を形成するためのキャビティによ
ってボス部7が形成され、図12Dに示す第3次成形品
15が得られる。
【0010】そして、第3次成形品15に低温焼鈍を施
して該第3次成形品15を軟化させた後、上記のショッ
トブラスト処理および潤滑用化成被膜の形成を再度行
う。このような処理を行うことにより、次なる工程であ
るしごき加工を行う際に、カップ部8の内面に割れが発
生することを抑制することができる。
して該第3次成形品15を軟化させた後、上記のショッ
トブラスト処理および潤滑用化成被膜の形成を再度行
う。このような処理を行うことにより、次なる工程であ
るしごき加工を行う際に、カップ部8の内面に割れが発
生することを抑制することができる。
【0011】最後に、図示しない第4鍛造用金型によっ
て、最終的な製品形状に仕上げるためのしごき加工(最
終サイジング成形)を行うことにより、完成製品として
のトリポート型等速ジョイント用外輪部材1(図10お
よび図11参照)が得られるに至る。
て、最終的な製品形状に仕上げるためのしごき加工(最
終サイジング成形)を行うことにより、完成製品として
のトリポート型等速ジョイント用外輪部材1(図10お
よび図11参照)が得られるに至る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】以上から諒解されるよ
うに、従来技術に係る製造方法では、ワーク10からト
リポート型等速ジョイント用外輪部材1を製造するに至
るまでに4回の鍛造加工が行われ、かつワーク10、第
2次成形品14および第3次成形品15を鍛造加工する
前に種々の処理作業がなされるので、トリポート型等速
ジョイント用外輪部材1を得るに至るまでの工程数が多
く、したがって、完成までに長時間を要する。換言すれ
ば、トリポート型等速ジョイント用外輪部材1を効率よ
く製造することができないという問題がある。
うに、従来技術に係る製造方法では、ワーク10からト
リポート型等速ジョイント用外輪部材1を製造するに至
るまでに4回の鍛造加工が行われ、かつワーク10、第
2次成形品14および第3次成形品15を鍛造加工する
前に種々の処理作業がなされるので、トリポート型等速
ジョイント用外輪部材1を得るに至るまでの工程数が多
く、したがって、完成までに長時間を要する。換言すれ
ば、トリポート型等速ジョイント用外輪部材1を効率よ
く製造することができないという問題がある。
【0013】また、上記4回の鍛造加工では、構造が互
いに異なる第1〜第4鍛造用金型が用いられる。周知の
ように鍛造用金型は高価であり、したがって、4個もの
鍛造用金型を使用する上記の製造方法では、トリポート
型等速ジョイント用外輪部材1の製造コストが高騰化し
てしまう。結局、従来技術に係る製造方法には、トリポ
ート型等速ジョイント用外輪部材1、ひいてはこれが搭
載される自動車を安価に供給できなくなるという問題が
顕在化している。
いに異なる第1〜第4鍛造用金型が用いられる。周知の
ように鍛造用金型は高価であり、したがって、4個もの
鍛造用金型を使用する上記の製造方法では、トリポート
型等速ジョイント用外輪部材1の製造コストが高騰化し
てしまう。結局、従来技術に係る製造方法には、トリポ
ート型等速ジョイント用外輪部材1、ひいてはこれが搭
載される自動車を安価に供給できなくなるという問題が
顕在化している。
【0014】本発明は上記した問題を解決するためにな
されたもので、1回の鍛造加工でワークから等速ジョイ
ント用外輪部材を得ることができ、このために複数個の
鍛造用金型を用意しておく必要がないので製造コストの
低廉化を図ることができるとともに、効率よく製造する
ことが可能な等速ジョイント用外輪部材およびその製造
方法を提供することを目的とする。
されたもので、1回の鍛造加工でワークから等速ジョイ
ント用外輪部材を得ることができ、このために複数個の
鍛造用金型を用意しておく必要がないので製造コストの
低廉化を図ることができるとともに、効率よく製造する
ことが可能な等速ジョイント用外輪部材およびその製造
方法を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、表面に潤滑用化成被膜が形成され、完
成製品である等速ジョイント用外輪部材の外形寸法と略
同等の直径の円柱部を有するワークを金型のキャビティ
に配置し、前記ワークがパンチで加圧されることによ
り、前記軸部の形状に対応する形状の軸部成形部に沿っ
て該ワークの肉が塑性流動して形成された軸部と、塑性
流動する肉を前記パンチの加圧方向の後方側に押し出す
ことにより前記軸部と略同時に形成されたカップ部と、
を有し、前記カップ部には、前記パンチの成形ランド部
によって加圧力を付与された際に、前記成形ランド部と
製品精度を出すための凸部との間に設けられて当該パン
チのたわみ量を見込んだ凹部で前記ワークの肉が矯正さ
れながら塑性流動することによって、製品精度を有する
内壁面が形成されることを特徴とする。
めに、本発明は、表面に潤滑用化成被膜が形成され、完
成製品である等速ジョイント用外輪部材の外形寸法と略
同等の直径の円柱部を有するワークを金型のキャビティ
に配置し、前記ワークがパンチで加圧されることによ
り、前記軸部の形状に対応する形状の軸部成形部に沿っ
て該ワークの肉が塑性流動して形成された軸部と、塑性
流動する肉を前記パンチの加圧方向の後方側に押し出す
ことにより前記軸部と略同時に形成されたカップ部と、
を有し、前記カップ部には、前記パンチの成形ランド部
によって加圧力を付与された際に、前記成形ランド部と
製品精度を出すための凸部との間に設けられて当該パン
チのたわみ量を見込んだ凹部で前記ワークの肉が矯正さ
れながら塑性流動することによって、製品精度を有する
内壁面が形成されることを特徴とする。
【0016】すなわち、本発明に係る等速ジョイント用
外輪部材は、1回の鍛造成形によって製造される。換言
すれば、ワークから等速ジョイント用外輪部材を得るに
至るまでの製造時間が著しく短縮される。
外輪部材は、1回の鍛造成形によって製造される。換言
すれば、ワークから等速ジョイント用外輪部材を得るに
至るまでの製造時間が著しく短縮される。
【0017】さらに、後述する理由から、前記軸部と前
記カップ部との間に、角度が60°以上90°未満であ
るテーパ部が設けられていることが好ましい。
記カップ部との間に、角度が60°以上90°未満であ
るテーパ部が設けられていることが好ましい。
【0018】また、本発明は、軸部とカップ部とが一体
的に形成された等速ジョイント用外輪部材の製造方法で
あって、表面に潤滑用化成被膜が形成され、完成製品で
ある等速ジョイント用外輪部材の外形寸法と略同等の直
径の円柱部を有するワークを金型のキャビティに配置す
る工程と、前記ワークに対してパンチで加圧することに
より、前記軸部の形状に対応する形状の軸部成形部に沿
って該ワークの肉を塑性流動させて軸部を形成する前方
押し出し成形と、塑性流動する肉を前記パンチの加圧方
向の後方側に押し出してカップ部を形成する後方押し出
し成形とを略同時に遂行する工程と、を有し、前記パン
チの成形ランド部によって加圧力を付与した際に、前記
成形ランド部と製品精度を出すための凸部との間に設け
られて当該パンチのたわみ量を見込んだ凹部で前記ワー
クの肉を矯正しながら塑性流動させることによって、前
記カップ部に製品精度を有する内壁面を形成することを
特徴とする。
的に形成された等速ジョイント用外輪部材の製造方法で
あって、表面に潤滑用化成被膜が形成され、完成製品で
ある等速ジョイント用外輪部材の外形寸法と略同等の直
径の円柱部を有するワークを金型のキャビティに配置す
る工程と、前記ワークに対してパンチで加圧することに
より、前記軸部の形状に対応する形状の軸部成形部に沿
って該ワークの肉を塑性流動させて軸部を形成する前方
押し出し成形と、塑性流動する肉を前記パンチの加圧方
向の後方側に押し出してカップ部を形成する後方押し出
し成形とを略同時に遂行する工程と、を有し、前記パン
チの成形ランド部によって加圧力を付与した際に、前記
成形ランド部と製品精度を出すための凸部との間に設け
られて当該パンチのたわみ量を見込んだ凹部で前記ワー
クの肉を矯正しながら塑性流動させることによって、前
記カップ部に製品精度を有する内壁面を形成することを
特徴とする。
【0019】すなわち、本発明によれば、成形ランド部
と製品精度を出すための凸部との間に当該パンチのたわ
み量を見込んだ凹部が設けられているパンチを使用して
カップ部を成形することにより、1回の鍛造加工でワー
クに軸部および製品精度を有するカップ部が形成され、
等速ジョイント用外輪部材が製造される。このため、し
ごき工程を不要とすることができる。
と製品精度を出すための凸部との間に当該パンチのたわ
み量を見込んだ凹部が設けられているパンチを使用して
カップ部を成形することにより、1回の鍛造加工でワー
クに軸部および製品精度を有するカップ部が形成され、
等速ジョイント用外輪部材が製造される。このため、し
ごき工程を不要とすることができる。
【0020】また、鍛造用金型としては、この鍛造加工
に使用されるもののみを用意すればよく、従来のように
形状が互いに異なる複数個の鍛造用金型を用意する必要
はない。したがって、等速ジョイント用外輪部材の製造
コストの低廉化を図ることができる。
に使用されるもののみを用意すればよく、従来のように
形状が互いに異なる複数個の鍛造用金型を用意する必要
はない。したがって、等速ジョイント用外輪部材の製造
コストの低廉化を図ることができる。
【0021】しかも、この場合、鍛造加工を複数回行う
必要がないので、従来技術に係る製造方法において鍛造
加工と鍛造加工との間に行われていた低温焼鈍、ショッ
トブラスト処理、潤滑用化成被膜の形成を行う必要もな
い。このため、等速ジョイント用外輪部材を効率よく製
造することができるので、製造コストを一層低廉化する
ことができる。
必要がないので、従来技術に係る製造方法において鍛造
加工と鍛造加工との間に行われていた低温焼鈍、ショッ
トブラスト処理、潤滑用化成被膜の形成を行う必要もな
い。このため、等速ジョイント用外輪部材を効率よく製
造することができるので、製造コストを一層低廉化する
ことができる。
【0022】なお、潤滑用化成被膜の好適な例としては
リン酸亜鉛被膜が挙げられるが、特にこれに限定される
ものではなく、ワークの表面に潤滑性を付与するような
被膜であればよい。
リン酸亜鉛被膜が挙げられるが、特にこれに限定される
ものではなく、ワークの表面に潤滑性を付与するような
被膜であればよい。
【0023】また、軸部とカップ部との間にテーパ部を
設けることが好ましい。この場合、ワークがキャビティ
に対応する形状に成形される際にその肉が容易に塑性流
動するようになるので、鍛造加工が容易となるからであ
る。なお、塑性流動を容易にするために、テーパ部と軸
部の軸線方向とのなす角度は60°以上90°未満に設
定する。
設けることが好ましい。この場合、ワークがキャビティ
に対応する形状に成形される際にその肉が容易に塑性流
動するようになるので、鍛造加工が容易となるからであ
る。なお、塑性流動を容易にするために、テーパ部と軸
部の軸線方向とのなす角度は60°以上90°未満に設
定する。
【0024】さらに、ワークとして、円柱状部における
軸部が形成される側の端面に突起部を有するものを使用
すると、長尺な軸部を備える完成品を得ることができる
ので好適である。
軸部が形成される側の端面に突起部を有するものを使用
すると、長尺な軸部を備える完成品を得ることができる
ので好適である。
【0025】本発明においては、等速ジョイント用外輪
部材のカップ部および軸部は、例えば、ワークに上記し
たような潤滑用化成被膜を形成した後に冷間鍛造加工を
行うことにより形成することができるが、前記ワークの
温度を400〜800℃、すなわち、冷間鍛造加工と熱
間鍛造加工との中間温度とする、いわゆる温間鍛造加工
を行って形成するようにしてもよい。
部材のカップ部および軸部は、例えば、ワークに上記し
たような潤滑用化成被膜を形成した後に冷間鍛造加工を
行うことにより形成することができるが、前記ワークの
温度を400〜800℃、すなわち、冷間鍛造加工と熱
間鍛造加工との中間温度とする、いわゆる温間鍛造加工
を行って形成するようにしてもよい。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る等速ジョイン
ト用外輪部材につき、その製造方法との関係で好適な実
施の形態を挙げ、添付の図面を参照して詳細に説明す
る。なお、図9〜図12Dに示される構成要素と同一の
構成要素については同一の参照符号を付し、その詳細な
説明を省略する。
ト用外輪部材につき、その製造方法との関係で好適な実
施の形態を挙げ、添付の図面を参照して詳細に説明す
る。なお、図9〜図12Dに示される構成要素と同一の
構成要素については同一の参照符号を付し、その詳細な
説明を省略する。
【0027】本実施の形態に係る等速ジョイント用外輪
部材の製造方法においては、図1に示す炭素鋼製の円柱
体からなるワーク20に対して冷間鍛造加工が施され、
最終的にトリポート型等速ジョイント用外輪部材1(図
10および図11参照)が製造される。そして、軸部6
およびカップ部8は、1回の冷間鍛造加工でともに成形
される。
部材の製造方法においては、図1に示す炭素鋼製の円柱
体からなるワーク20に対して冷間鍛造加工が施され、
最終的にトリポート型等速ジョイント用外輪部材1(図
10および図11参照)が製造される。そして、軸部6
およびカップ部8は、1回の冷間鍛造加工でともに成形
される。
【0028】ワーク20(図1参照)の直径Dは、冷間
鍛造加工を行う温度によって設定される。すなわち、冷
間鍛造加工を室温付近にて行う場合、ワーク20はほと
んど熱膨張しない。したがって、この場合、ワーク20
の直径Dを、完成製品であるトリポート型等速ジョイン
ト用外輪部材1の外径に等しくしてもよい。また、再結
晶温度以下の近傍で温間鍛造加工を行う場合、ワーク2
0の直径は、熱膨張量を考慮して設定するようにすれば
よい。換言すれば、この場合、ワーク20の直径Dは、
トリポート型等速ジョイント用外輪部材1に比してやや
小さく設定すればよい。すなわち、本実施の形態におい
て使用されるワーク20としては、上記従来技術に係る
製造方法において使用されるワーク10(図12A参
照)に比して大径のものが選定される。
鍛造加工を行う温度によって設定される。すなわち、冷
間鍛造加工を室温付近にて行う場合、ワーク20はほと
んど熱膨張しない。したがって、この場合、ワーク20
の直径Dを、完成製品であるトリポート型等速ジョイン
ト用外輪部材1の外径に等しくしてもよい。また、再結
晶温度以下の近傍で温間鍛造加工を行う場合、ワーク2
0の直径は、熱膨張量を考慮して設定するようにすれば
よい。換言すれば、この場合、ワーク20の直径Dは、
トリポート型等速ジョイント用外輪部材1に比してやや
小さく設定すればよい。すなわち、本実施の形態におい
て使用されるワーク20としては、上記従来技術に係る
製造方法において使用されるワーク10(図12A参
照)に比して大径のものが選定される。
【0029】このようなワーク20に対して、冷間鍛造
加工を行う前に、まず球状化焼鈍を施した後、潤滑用化
成被膜を形成する。すなわち、例えば、リン酸亜鉛から
なる潤滑用化成被膜をワーク20の表面に形成すること
によって該表面に潤滑性を付与する。具体的には、リン
酸亜鉛が溶解された溶媒中にワーク20を所定時間浸漬
することにより潤滑用化成被膜を形成すればよい。
加工を行う前に、まず球状化焼鈍を施した後、潤滑用化
成被膜を形成する。すなわち、例えば、リン酸亜鉛から
なる潤滑用化成被膜をワーク20の表面に形成すること
によって該表面に潤滑性を付与する。具体的には、リン
酸亜鉛が溶解された溶媒中にワーク20を所定時間浸漬
することにより潤滑用化成被膜を形成すればよい。
【0030】次いで、潤滑用化成被膜が形成されたワー
ク20に対して、図2に示される鍛造用金型装置30を
使用して冷間鍛造加工を行う。
ク20に対して、図2に示される鍛造用金型装置30を
使用して冷間鍛造加工を行う。
【0031】ここで、この鍛造用金型装置30の構成に
つき概略説明する。
つき概略説明する。
【0032】この鍛造用金型装置30は、第1ダイプレ
ート32および第2ダイプレート34を有し、第1ダイ
プレート32上には、厚肉に形成された圧入リング36
が図示しない固定部材を介して固定されている。
ート32および第2ダイプレート34を有し、第1ダイ
プレート32上には、厚肉に形成された圧入リング36
が図示しない固定部材を介して固定されている。
【0033】圧入リング36の孔部内には、円筒状に形
成されたインサート部材38が内嵌されている。なお、
インサート部材38の外径は、圧入リング36の内径に
比して若干大きく設定されている。すなわち、インサー
ト部材38は、締まりばめにて圧入リング36の孔部内
に嵌入されている。
成されたインサート部材38が内嵌されている。なお、
インサート部材38の外径は、圧入リング36の内径に
比して若干大きく設定されている。すなわち、インサー
ト部材38は、締まりばめにて圧入リング36の孔部内
に嵌入されている。
【0034】さらに、インサート部材38の内部には、
該インサート部材38に比して軸線方向の寸法が短い下
部ダイス40が配置されており、該下部ダイス40上に
は、その上端がインサート部材38の上端と面一となる
ように、上部ダイス42が接合されている。このうち、
下部ダイス40には、ワーク20に軸部6を形成するた
めの軸部成形用キャビティ44が設けられている。そし
て、図3に拡大して示すように、カップ部8と軸部6と
の接合部を成形する部位には、軸部成形用キャビティ4
4に圧入されたワーク20の端面の塑性変形を容易とす
るために、鉛直方向Lに対する角度θ1が60°以上9
0°未満であるテーパ面46が設けられている。
該インサート部材38に比して軸線方向の寸法が短い下
部ダイス40が配置されており、該下部ダイス40上に
は、その上端がインサート部材38の上端と面一となる
ように、上部ダイス42が接合されている。このうち、
下部ダイス40には、ワーク20に軸部6を形成するた
めの軸部成形用キャビティ44が設けられている。そし
て、図3に拡大して示すように、カップ部8と軸部6と
の接合部を成形する部位には、軸部成形用キャビティ4
4に圧入されたワーク20の端面の塑性変形を容易とす
るために、鉛直方向Lに対する角度θ1が60°以上9
0°未満であるテーパ面46が設けられている。
【0035】また、下部ダイス40におけるワーク20
に臨む側の端面には、ボス部7を設けるための環状溝か
らなるボス部成形用キャビティ48が形成されている。
このため、下部ダイス40には、軸部成形用キャビティ
44とボス部成形用キャビティ48との間に環状凸部5
0が設けられた形態となっている。
に臨む側の端面には、ボス部7を設けるための環状溝か
らなるボス部成形用キャビティ48が形成されている。
このため、下部ダイス40には、軸部成形用キャビティ
44とボス部成形用キャビティ48との間に環状凸部5
0が設けられた形態となっている。
【0036】軸部成形用キャビティ44の鉛直下方に
は、第1ダイプレート32に形成された孔部52に連通
する貫通孔54が設けられている(図2参照)。この貫
通孔54内には、上昇または下降動作自在なノックアウ
トピン55が配設されている。
は、第1ダイプレート32に形成された孔部52に連通
する貫通孔54が設けられている(図2参照)。この貫
通孔54内には、上昇または下降動作自在なノックアウ
トピン55が配設されている。
【0037】一方、上部ダイス42には、カップ部8
(図10参照)を成形するためのカップ部成形用キャビ
ティ56(図2および図3参照)が設けられている。こ
のカップ部成形用キャビティ56の直径は、軸部成形用
キャビティ44に比して大きく設定されている。
(図10参照)を成形するためのカップ部成形用キャビ
ティ56(図2および図3参照)が設けられている。こ
のカップ部成形用キャビティ56の直径は、軸部成形用
キャビティ44に比して大きく設定されている。
【0038】図2に示されるように、上部ダイス42の
上端面には第1リング体58が接合されている。そし
て、インサート部材38の上端面には第1リング体58
に外嵌される第2リング体60が接合されており、さら
に、圧入リング36に設けられた環状凹部には、第2リ
ング体60に外嵌される第3リング体62が接合されて
いる。
上端面には第1リング体58が接合されている。そし
て、インサート部材38の上端面には第1リング体58
に外嵌される第2リング体60が接合されており、さら
に、圧入リング36に設けられた環状凹部には、第2リ
ング体60に外嵌される第3リング体62が接合されて
いる。
【0039】この場合、第2リング体60を外嵌するよ
うに第3リング体62を圧入リング36に対して締結す
ることにより、第3リング体62に形成されたテーパ面
62aが第2リング体60に形成された逆テーパ面60
aに摺接する。その結果、第1リング体58および第2
リング体60を下方側に指向して押圧する力が作用す
る。
うに第3リング体62を圧入リング36に対して締結す
ることにより、第3リング体62に形成されたテーパ面
62aが第2リング体60に形成された逆テーパ面60
aに摺接する。その結果、第1リング体58および第2
リング体60を下方側に指向して押圧する力が作用す
る。
【0040】一方、第1リング体58には孔部64が形
成されており、該孔部64にはパンチ66が挿入されて
いる。なお、パンチ66の側周壁部には、パンチ66を
円滑に上昇または下降動作させるために、金属製の円筒
体からなるガイドスリーブ68が外嵌されている。した
がって、第1リング体58とパンチ66との間には、こ
のガイドスリーブ68が介装される。
成されており、該孔部64にはパンチ66が挿入されて
いる。なお、パンチ66の側周壁部には、パンチ66を
円滑に上昇または下降動作させるために、金属製の円筒
体からなるガイドスリーブ68が外嵌されている。した
がって、第1リング体58とパンチ66との間には、こ
のガイドスリーブ68が介装される。
【0041】ここで、パンチ66の先端部には、図4お
よび図5に示されるように、周方向に沿って120°で
互いに等角度で離間し、かつ該パンチ66の軸線方向に
沿って所定長で延在する3個の突条部70a〜70cが
設けられている。後述するように、これら突条部70a
〜70cにより、トリポート型等速ジョイント用外輪部
材1のカップ部8のローラ溝9a〜9c(図10参照)
が形成される。なお、図4および図5中、参照符号72
は、突条部70a〜70cの一端側、すなわち、パンチ
66の先端面に全周に亘って形成された面取り部を示
す。
よび図5に示されるように、周方向に沿って120°で
互いに等角度で離間し、かつ該パンチ66の軸線方向に
沿って所定長で延在する3個の突条部70a〜70cが
設けられている。後述するように、これら突条部70a
〜70cにより、トリポート型等速ジョイント用外輪部
材1のカップ部8のローラ溝9a〜9c(図10参照)
が形成される。なお、図4および図5中、参照符号72
は、突条部70a〜70cの一端側、すなわち、パンチ
66の先端面に全周に亘って形成された面取り部を示
す。
【0042】この面取り部72の図5における上方に
は、幅W1の凸部からなる成形ランド部74が連設され
ている。該成形ランド部74は、3個の突条部70a〜
70cと、隣接する突条部70a〜70c間の溝部76
a〜76cとを含むように、パンチ66の周方向に沿っ
て形成されている。
は、幅W1の凸部からなる成形ランド部74が連設され
ている。該成形ランド部74は、3個の突条部70a〜
70cと、隣接する突条部70a〜70c間の溝部76
a〜76cとを含むように、パンチ66の周方向に沿っ
て形成されている。
【0043】また、ガイドスリーブ68に近接するパン
チ66の中間部分には、成形ランド部74に比して大き
な幅W2を有する凸部78が形成されている。この凸部
78も、成形ランド部74と同様に、3個の突条部70
a〜70cと溝部76a〜76cとを含むように、パン
チ66の周方向に沿って形成されている。
チ66の中間部分には、成形ランド部74に比して大き
な幅W2を有する凸部78が形成されている。この凸部
78も、成形ランド部74と同様に、3個の突条部70
a〜70cと溝部76a〜76cとを含むように、パン
チ66の周方向に沿って形成されている。
【0044】そして、成形ランド部74と凸部78との
間には、成形ランド部74によってワーク20を鍛造成
形する際に該ワーク20の製品精度を確保するための凹
部80が形成されている。すなわち、該凹部80は、ワ
ーク20の歪みを緩和するために設定されている。凹部
80は、例えば、成形ランド部74および凸部78に対
して、0.1mm〜0.7mm程度凹状に形成されると
よい。
間には、成形ランド部74によってワーク20を鍛造成
形する際に該ワーク20の製品精度を確保するための凹
部80が形成されている。すなわち、該凹部80は、ワ
ーク20の歪みを緩和するために設定されている。凹部
80は、例えば、成形ランド部74および凸部78に対
して、0.1mm〜0.7mm程度凹状に形成されると
よい。
【0045】パンチ66は、図示しない機械プレスの駆
動作用下に上昇または下降自在である。すなわち、この
機械プレスのラム(図示せず)には、該ラムと一体的に
上下方向に沿って変位する昇降部材82が連結されてい
る(図2参照)。パンチ66は、治具84を介してこの
昇降部材82に固定されている。
動作用下に上昇または下降自在である。すなわち、この
機械プレスのラム(図示せず)には、該ラムと一体的に
上下方向に沿って変位する昇降部材82が連結されてい
る(図2参照)。パンチ66は、治具84を介してこの
昇降部材82に固定されている。
【0046】このように構成された鍛造用金型装置30
の下部ダイス40における環状凸部50上に載置された
ワーク20に対する冷間鍛造加工は、以下のようにして
遂行される。
の下部ダイス40における環状凸部50上に載置された
ワーク20に対する冷間鍛造加工は、以下のようにして
遂行される。
【0047】まず、前記機械プレスの駆動作用下に該機
械プレスのラムに連結された昇降部材82を下降させ
る。これに追従してパンチ66が下降し、最終的にワー
ク20の一端面に当接する。
械プレスのラムに連結された昇降部材82を下降させ
る。これに追従してパンチ66が下降し、最終的にワー
ク20の一端面に当接する。
【0048】パンチ66がさらに下降すると、ワーク2
0の一端面がパンチ66に押圧されるようになる。その
結果、図6Aに示されるように、パンチ66の突条部7
0a〜70cによってワーク20の軸線方向にローラ溝
9a〜9cが形成される。同時に、該ワーク20の他端
面が軸部成形用キャビティ44およびボス部成形用キャ
ビティ48に圧入され、これにより該他端面に軸部6お
よびボス部7が形成される。すなわち、この時点では、
前方押し出し成形が営まれる。
0の一端面がパンチ66に押圧されるようになる。その
結果、図6Aに示されるように、パンチ66の突条部7
0a〜70cによってワーク20の軸線方向にローラ溝
9a〜9cが形成される。同時に、該ワーク20の他端
面が軸部成形用キャビティ44およびボス部成形用キャ
ビティ48に圧入され、これにより該他端面に軸部6お
よびボス部7が形成される。すなわち、この時点では、
前方押し出し成形が営まれる。
【0049】この前方押し出し成形の際、軸部成形用キ
ャビティ44に60°以上90°未満の角度をなすテー
パ面46が設けられているので(図3参照)、ワーク2
0の他端面はこのテーパ面46によって容易に塑性流動
する。すなわち、ワーク20はテーパ面46に沿って容
易に塑性変形し、最終的に塑性流動の限界に到達するこ
とにより軸部6が形成される。
ャビティ44に60°以上90°未満の角度をなすテー
パ面46が設けられているので(図3参照)、ワーク2
0の他端面はこのテーパ面46によって容易に塑性流動
する。すなわち、ワーク20はテーパ面46に沿って容
易に塑性変形し、最終的に塑性流動の限界に到達するこ
とにより軸部6が形成される。
【0050】このようにして形成された軸部6の先端面
は、ノックアウトピン55の先端面に当接する。この状
態で、図6Bに示されるように、パンチ66をさらに下
降させると、該パンチ66によって圧潰されたワーク2
0の一端面は、塑性流動により伸張しながらパンチ66
の成形ランド部74(図5参照)とカップ部成形用キャ
ビティ56(図6B参照)との間に進入する。すなわ
ち、後方押し出し成形が営まれ、これにより薄肉でかつ
長尺なカップ部8が形成される。
は、ノックアウトピン55の先端面に当接する。この状
態で、図6Bに示されるように、パンチ66をさらに下
降させると、該パンチ66によって圧潰されたワーク2
0の一端面は、塑性流動により伸張しながらパンチ66
の成形ランド部74(図5参照)とカップ部成形用キャ
ビティ56(図6B参照)との間に進入する。すなわ
ち、後方押し出し成形が営まれ、これにより薄肉でかつ
長尺なカップ部8が形成される。
【0051】この際には、成形ランド部74によって押
し出されたワーク20の肉がパンチ66の凹部80(図
5参照)に沿って流動し、さらに、型部材の歪みを鍛造
用素材に対して転写する凸部78によって精度が矯正保
持される。すなわち、ワーク20の形状が矯正され、結
局、ローラ溝9a〜9c等の形状を含むカップ部8の寸
法精度が確保される。すなわち、ワーク20に対してし
ごき成形が施される。
し出されたワーク20の肉がパンチ66の凹部80(図
5参照)に沿って流動し、さらに、型部材の歪みを鍛造
用素材に対して転写する凸部78によって精度が矯正保
持される。すなわち、ワーク20の形状が矯正され、結
局、ローラ溝9a〜9c等の形状を含むカップ部8の寸
法精度が確保される。すなわち、ワーク20に対してし
ごき成形が施される。
【0052】要するに、鍛造成形時におけるパンチ66
の歪みが成形ランド部74によってワーク20に対して
転写される場合であっても、前記パンチ66のたわみ量
を見込んだ凹部80が成形途中の製品精度を矯正しなが
ら、最終的には、前記凹部80に連続する凸部78によ
って案内溝(ローラ溝)9a〜9c等の形状を含む製品
(完成製品)の内形精度が確保される。
の歪みが成形ランド部74によってワーク20に対して
転写される場合であっても、前記パンチ66のたわみ量
を見込んだ凹部80が成形途中の製品精度を矯正しなが
ら、最終的には、前記凹部80に連続する凸部78によ
って案内溝(ローラ溝)9a〜9c等の形状を含む製品
(完成製品)の内形精度が確保される。
【0053】換言すれば、本実施の形態では、ワーク2
0に対して前方押し出し成形と後方押し出し成形とが略
同時に遂行されることによって該ワーク20に軸部6お
よびカップ部8が形成され、かつ寸法精度が確保され
る。なお、この過程において、ノックアウトピン55が
下降しないように該ノックアウトピン55に対して下方
から荷重が加えられることはいうまでもない。
0に対して前方押し出し成形と後方押し出し成形とが略
同時に遂行されることによって該ワーク20に軸部6お
よびカップ部8が形成され、かつ寸法精度が確保され
る。なお、この過程において、ノックアウトピン55が
下降しないように該ノックアウトピン55に対して下方
から荷重が加えられることはいうまでもない。
【0054】最後に、パンチ66を前記機械プレスの駆
動作用下に前記ラムおよび昇降部材82とともに上昇さ
せると、パンチ66の突条部70a〜70cによってロ
ーラ溝9a〜9cが寸法精度よく仕上げられる。最終的
にパンチ66を第1リング体58から離脱させた後、ノ
ックアウトピン55を上昇させれば、完成製品としての
トリポート型等速ジョイント用外輪部材1が露呈するに
至る。
動作用下に前記ラムおよび昇降部材82とともに上昇さ
せると、パンチ66の突条部70a〜70cによってロ
ーラ溝9a〜9cが寸法精度よく仕上げられる。最終的
にパンチ66を第1リング体58から離脱させた後、ノ
ックアウトピン55を上昇させれば、完成製品としての
トリポート型等速ジョイント用外輪部材1が露呈するに
至る。
【0055】図7に拡大して示されるように、得られた
トリポート型等速ジョイント用外輪部材1のカップ部8
と軸部6との間には、テーパ面46に対応する形状のテ
ーパ部86が形成されている。すなわち、このテーパ部
86の角度θ2は、軸部6の軸線方向Mに対して60°
以上90°未満である。
トリポート型等速ジョイント用外輪部材1のカップ部8
と軸部6との間には、テーパ面46に対応する形状のテ
ーパ部86が形成されている。すなわち、このテーパ部
86の角度θ2は、軸部6の軸線方向Mに対して60°
以上90°未満である。
【0056】このように、本実施の形態においては、軸
部6と、ローラ溝9a〜9cが設けられかつ製品精度を
有するカップ部8とが1回の鍛造加工で同時に形成され
る。このため、しごき成形が不要となるので、トリポー
ト型等速ジョイント用外輪部材1を効率よく製造するこ
とができる。
部6と、ローラ溝9a〜9cが設けられかつ製品精度を
有するカップ部8とが1回の鍛造加工で同時に形成され
る。このため、しごき成形が不要となるので、トリポー
ト型等速ジョイント用外輪部材1を効率よく製造するこ
とができる。
【0057】また、鍛造加工を複数回行う必要がないた
め、鍛造用金型としては、下部ダイス40、上部ダイス
42およびパンチ66のみを用意すればよい。すなわ
ち、従来技術に係る製造方法に比して用意すべき鍛造用
金型の個数を低減することができる。このため、製造コ
ストが低廉化するので、トリポート型等速ジョイント用
外輪部材1を安価に提供することができる。
め、鍛造用金型としては、下部ダイス40、上部ダイス
42およびパンチ66のみを用意すればよい。すなわ
ち、従来技術に係る製造方法に比して用意すべき鍛造用
金型の個数を低減することができる。このため、製造コ
ストが低廉化するので、トリポート型等速ジョイント用
外輪部材1を安価に提供することができる。
【0058】さらに、鍛造加工を複数回行う必要がない
ので、本実施の形態に係る製造方法では、従来技術に係
る製造方法において第2次成形品14を作製する鍛造加
工と第3次成形品15を作製する鍛造加工との間に行わ
れていた低温焼鈍、ショットブラスト処理、潤滑用化成
被膜の形成を行う必要もない。このため、トリポート型
等速ジョイント用外輪部材1を効率よく製造することが
できる。換言すれば、トリポート型等速ジョイント用外
輪部材1を短時間で大量に製造することができるので、
製造コストを一層低廉化することができる。
ので、本実施の形態に係る製造方法では、従来技術に係
る製造方法において第2次成形品14を作製する鍛造加
工と第3次成形品15を作製する鍛造加工との間に行わ
れていた低温焼鈍、ショットブラスト処理、潤滑用化成
被膜の形成を行う必要もない。このため、トリポート型
等速ジョイント用外輪部材1を効率よく製造することが
できる。換言すれば、トリポート型等速ジョイント用外
輪部材1を短時間で大量に製造することができるので、
製造コストを一層低廉化することができる。
【0059】なお、上記した実施の形態においては、ワ
ーク20を冷間鍛造加工してトリポート型等速ジョイン
ト用外輪部材1としたが、ワーク20を約400〜80
0℃に加熱して温間鍛造加工を行うようにしてもよい。
ーク20を冷間鍛造加工してトリポート型等速ジョイン
ト用外輪部材1としたが、ワーク20を約400〜80
0℃に加熱して温間鍛造加工を行うようにしてもよい。
【0060】また、この実施の形態では、トリポート型
等速ジョイント用外輪部材1を製造する場合を例として
説明したが、特にこれに限定されるものではなく、図8
に示されるような、カップ部8内にボール転動溝90
a、90bが形成されたバーフィールド型等速ジョイン
ト用外輪部材2を製造することもできる。このバーフィ
ールド型等速ジョイント用外輪部材2は、例えば、車軸
側に配設されて図示しない車輪に回転駆動力を伝達する
(図9参照)。
等速ジョイント用外輪部材1を製造する場合を例として
説明したが、特にこれに限定されるものではなく、図8
に示されるような、カップ部8内にボール転動溝90
a、90bが形成されたバーフィールド型等速ジョイン
ト用外輪部材2を製造することもできる。このバーフィ
ールド型等速ジョイント用外輪部材2は、例えば、車軸
側に配設されて図示しない車輪に回転駆動力を伝達する
(図9参照)。
【0061】さらに、ワークは円柱体に特に限定される
ものではなく、軸部6が形成される側の端面に突出形成
された小径の突起部を有するものであってもよい。この
ようなワークを使用した場合、軸部6に比して長尺な軸
部を備える完成品を得ることができるという利点があ
る。
ものではなく、軸部6が形成される側の端面に突出形成
された小径の突起部を有するものであってもよい。この
ようなワークを使用した場合、軸部6に比して長尺な軸
部を備える完成品を得ることができるという利点があ
る。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る等速
ジョイント用外輪部材によれば、1回の鍛造加工で成形
された軸部とカップ部とを有する。そして、このカップ
部は、前記鍛造加工時に、成形ランド部と製品精度を出
すための凸部との間に当該パンチのたわみ量を見込んだ
凹部が設けられているパンチが使用されるので製品精度
を有するため、しごき成形が施されることはない。この
ため、ワークからこの等速ジョイント用外輪部材を得る
に至るまでの製造時間を著しく短縮することができ、結
局、等速ジョイント用外輪部材を効率よく製造すること
ができる。
ジョイント用外輪部材によれば、1回の鍛造加工で成形
された軸部とカップ部とを有する。そして、このカップ
部は、前記鍛造加工時に、成形ランド部と製品精度を出
すための凸部との間に当該パンチのたわみ量を見込んだ
凹部が設けられているパンチが使用されるので製品精度
を有するため、しごき成形が施されることはない。この
ため、ワークからこの等速ジョイント用外輪部材を得る
に至るまでの製造時間を著しく短縮することができ、結
局、等速ジョイント用外輪部材を効率よく製造すること
ができる。
【0063】また、本発明に係る等速ジョイント用外輪
部材の製造方法によれば、成形ランド部と製品精度を出
すための凸部との間に当該パンチのたわみ量を見込んだ
凹部が設けられたパンチを使用してカップ部を成形する
ことにより、1回の鍛造加工でワークに軸部および製品
精度を有するカップ部が形成され、等速ジョイント用外
輪部材が製造される。すなわち、製品精度を有するカッ
プ部を、しごき成形を施すことなく設けるようにしてい
るので、等速ジョイント用外輪部材を得るに至るまでの
製造時間が著しく短縮される。換言すれば等速ジョイン
ト用外輪部材を効率よく製造することができるという効
果が達成される。
部材の製造方法によれば、成形ランド部と製品精度を出
すための凸部との間に当該パンチのたわみ量を見込んだ
凹部が設けられたパンチを使用してカップ部を成形する
ことにより、1回の鍛造加工でワークに軸部および製品
精度を有するカップ部が形成され、等速ジョイント用外
輪部材が製造される。すなわち、製品精度を有するカッ
プ部を、しごき成形を施すことなく設けるようにしてい
るので、等速ジョイント用外輪部材を得るに至るまでの
製造時間が著しく短縮される。換言すれば等速ジョイン
ト用外輪部材を効率よく製造することができるという効
果が達成される。
【0064】しかも、この場合、ワークに対する鍛造加
工は1回のみ施せばよいので、形状が互いに異なる複数
個の鍛造用金型を用意する必要がない。したがって、等
速ジョイント用外輪部材の製造コストの低廉化を図るこ
とができる。
工は1回のみ施せばよいので、形状が互いに異なる複数
個の鍛造用金型を用意する必要がない。したがって、等
速ジョイント用外輪部材の製造コストの低廉化を図るこ
とができる。
【0065】さらに、この製造方法にてワークを冷間鍛
造加工する場合、焼鈍、ショットブラスト処理、潤滑用
化成被膜の形成は鍛造加工前に1回行えばよい。すなわ
ち、本発明に係る等速ジョイント用外輪部材の製造方法
によれば、鍛造加工の回数自体を低減することができ、
しかも、ワークに対して施す各種処理の回数も低減する
ことができる。このため、等速ジョイント用外輪部材を
一層効率よく製造することができ、結局、等速ジョイン
ト用外輪部材の製造コストを一層低廉化することができ
るという効果が達成される。
造加工する場合、焼鈍、ショットブラスト処理、潤滑用
化成被膜の形成は鍛造加工前に1回行えばよい。すなわ
ち、本発明に係る等速ジョイント用外輪部材の製造方法
によれば、鍛造加工の回数自体を低減することができ、
しかも、ワークに対して施す各種処理の回数も低減する
ことができる。このため、等速ジョイント用外輪部材を
一層効率よく製造することができ、結局、等速ジョイン
ト用外輪部材の製造コストを一層低廉化することができ
るという効果が達成される。
【図1】本実施の形態において、トリポート型等速ジョ
イント用外輪部材の原材料として使用されるワークの概
略全体斜視図である。
イント用外輪部材の原材料として使用されるワークの概
略全体斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る等速ジョイント用外
輪部材の製造方法を遂行する鍛造用金型装置の概略縦断
面図である。
輪部材の製造方法を遂行する鍛造用金型装置の概略縦断
面図である。
【図3】図2の鍛造用金型装置を構成する下部ダイスお
よび上部ダイスの要部拡大縦断面図である。
よび上部ダイスの要部拡大縦断面図である。
【図4】図2の鍛造用金型装置を構成するパンチの概略
全体斜視図である。
全体斜視図である。
【図5】図4のパンチの概略正面図である。
【図6】図6A、図6Bは、パンチが下降して軸部およ
びカップ部が成形されていく過程を示す要部概略縦断面
図である。
びカップ部が成形されていく過程を示す要部概略縦断面
図である。
【図7】得られたトリポート型等速ジョイント用外輪部
材の要部拡大縦断面図である。
材の要部拡大縦断面図である。
【図8】バーフィールド型等速ジョイント用外輪部材の
一部切欠断面図である。
一部切欠断面図である。
【図9】4個の等速ジョイント用外輪部材がスプライン
シャフトに連結されることにより構成された駆動力伝達
機構の概略構成図である。
シャフトに連結されることにより構成された駆動力伝達
機構の概略構成図である。
【図10】トリポート型等速ジョイント用外輪部材の一
部切欠断面図である。
部切欠断面図である。
【図11】図10のトリポート型等速ジョイント用外輪
部材の概略正面図である。
部材の概略正面図である。
【図12】図12A〜図12Dは、それぞれワークに対
する鍛造加工の工程を示す説明図である。
する鍛造加工の工程を示す説明図である。
1、2…等速ジョイント用外輪部材 6…軸部
8…カップ部 9a〜9
c…ローラ溝 10、20…ワーク 30…鍛
造用金型装置 40、42…ダイス 44…軸
部成形用キャビティ 46…テーパ面 55…ノ
ックアウトピン 56…カップ部成形用キャビティ 66…パ
ンチ 70a〜70c…突条部 74…成
形ランド部 76a〜76c…溝部 78…凸
部 80…凹部 82…昇
降部材 86…テーパ部 90a、
90b…ボール転動溝
c…ローラ溝 10、20…ワーク 30…鍛
造用金型装置 40、42…ダイス 44…軸
部成形用キャビティ 46…テーパ面 55…ノ
ックアウトピン 56…カップ部成形用キャビティ 66…パ
ンチ 70a〜70c…突条部 74…成
形ランド部 76a〜76c…溝部 78…凸
部 80…凹部 82…昇
降部材 86…テーパ部 90a、
90b…ボール転動溝
Claims (6)
- 【請求項1】表面に潤滑用化成被膜が形成され、完成製
品である等速ジョイント用外輪部材の外形寸法と略同等
の直径の円柱部を有するワークを金型のキャビティに配
置し、 前記ワークがパンチで加圧されることにより、前記軸部
の形状に対応する形状の軸部成形部に沿って該ワークの
肉が塑性流動して形成された軸部と、塑性流動する肉を
前記パンチの加圧方向の後方側に押し出すことにより前
記軸部と略同時に形成されたカップ部と、 を有し、 前記カップ部には、前記パンチの成形ランド部によって
加圧力を付与された際に、前記成形ランド部と製品精度
を出すための凸部との間に設けられて当該パンチのたわ
み量を見込んだ凹部で前記ワークの肉が矯正されながら
塑性流動することによって、製品精度を有する内壁面が
形成されることを特徴とする等速ジョイント用外輪部
材。 - 【請求項2】請求項1記載の等速ジョイント用外輪部材
において、前記軸部と前記カップ部との間にはテーパ部
が設けられ、前記テーパ部と前記軸部の軸線方向とのな
す角度は、60°以上90°未満であることを特徴とす
る等速ジョイント用外輪部材。 - 【請求項3】軸部とカップ部とが一体的に形成された等
速ジョイント用外輪部材の製造方法であって、 表面に潤滑用化成被膜が形成され、完成製品である等速
ジョイント用外輪部材の外形寸法と略同等の直径の円柱
部を有するワークを金型のキャビティに配置する工程
と、 前記ワークに対してパンチで加圧することにより、前記
軸部の形状に対応する形状の軸部成形部に沿って該ワー
クの肉を塑性流動させて軸部を形成する前方押し出し成
形と、塑性流動する肉を前記パンチの加圧方向の後方側
に押し出してカップ部を形成する後方押し出し成形とを
略同時に遂行する工程と、 を有し、 前記パンチの成形ランド部によって加圧力を付与した際
に、前記成形ランド部と製品精度を出すための凸部との
間に設けられて当該パンチのたわみ量を見込んだ凹部で
前記ワークの肉を矯正しながら塑性流動させることによ
って、前記カップ部に製品精度を有する内壁面を形成す
ることを特徴とする等速ジョイント用外輪部材の製造方
法。 - 【請求項4】請求項3記載の製造方法において、前記軸
部と前記カップ部との間にテーパ部を設け、かつ前記テ
ーパ部と前記軸部の軸線方向とのなす角度を60°以上
90°未満とすることを特徴とする等速ジョイント用外
輪部材の製造方法。 - 【請求項5】請求項3または4記載の製造方法におい
て、前記ワークとして、前記円柱部の前記軸部が形成さ
れる側の端面に突起部を有するものを使用することを特
徴とする等速ジョイント用外輪部材の製造方法。 - 【請求項6】請求項3〜5のいずれか1項に記載の製造
方法において、潤滑用化成被膜が形成された前記ワーク
の温度を400〜800℃として前記前方押し出し成形
および前記後方押し出し形成を施すことを特徴とする等
速ジョイント用外輪部材の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001192048A JP2003004061A (ja) | 2001-06-25 | 2001-06-25 | 等速ジョイント用外輪部材およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001192048A JP2003004061A (ja) | 2001-06-25 | 2001-06-25 | 等速ジョイント用外輪部材およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003004061A true JP2003004061A (ja) | 2003-01-08 |
Family
ID=19030559
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001192048A Pending JP2003004061A (ja) | 2001-06-25 | 2001-06-25 | 等速ジョイント用外輪部材およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003004061A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7000319B2 (en) * | 2001-01-16 | 2006-02-21 | Ntn Corporation | Method of manufacturing outer races for tripod-type constant velocity universal joints |
| WO2007097141A1 (ja) * | 2006-02-27 | 2007-08-30 | Honda Motor Co., Ltd. | 等速ジョイント用外輪部材の製造方法 |
| JP2012183561A (ja) * | 2011-03-07 | 2012-09-27 | Jtekt Corp | 車輪用転がり軸受装置の軸部材とその製造方法 |
| CN103722066A (zh) * | 2012-10-14 | 2014-04-16 | 江苏威鹰机械有限公司 | 三球道等速万向节筒形壳精整成形方法及其精整凸模 |
| CN106141068A (zh) * | 2015-04-20 | 2016-11-23 | 赖传荣 | 万向接头的公结合件的成型方法及其装置 |
-
2001
- 2001-06-25 JP JP2001192048A patent/JP2003004061A/ja active Pending
Cited By (7)
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| US8127585B2 (en) | 2006-02-27 | 2012-03-06 | Honda Motor Co., Ltd. | Process for manufacturing outer ring member for constant-velocity joint |
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| CN106141068A (zh) * | 2015-04-20 | 2016-11-23 | 赖传荣 | 万向接头的公结合件的成型方法及其装置 |
| CN106141068B (zh) * | 2015-04-20 | 2018-07-20 | 赖传荣 | 万向接头的公结合件的成型方法及其装置 |
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