JP2003041248A - プラズマディスプレイ装置 - Google Patents
プラズマディスプレイ装置Info
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Abstract
度の劣化防止を図ることを目的とする。 【解決手段】 プラズマディスプレイパネルにおいて、
蛍光体層を表面をフッ素または窒素を含有するランタン
化合物、アルミ化合物、マグネシウム化合物、カルシウ
ム化合物、バリウム化合物でコーティングした蛍光体で
構成することにより、蛍光体層の各種工程での劣化を防
止し、輝度および寿命並びに信頼性を向上させることが
できる。
Description
示に用いられるプラズマディスプレイ装置に関する。
表示に用いられているカラー表示デバイスにおいて、プ
ラズマディスプレイパネル(以下「PDP」という)を
用いた表示装置は、大型で薄型軽量を実現することので
きるカラー表示デバイスとして注目されている。
を加法混色することにより、フルカラー表示を行ってい
る。このフルカラー表示を行うために、PDPには3原
色である赤(R)、緑(G)、青(B)の各色を発光す
る蛍光体層が備えられ、この蛍光体層を構成する蛍光体
粒子はPDPの放電セル内で発生する紫外線により励起
され、各色の可視光を生成している。
ては、例えば、赤色を発光する(YGd)BO3:Eu
3+,Y2O3:Eu3+、緑色を発光するZn2SiO4:M
n2+、青色を発光するBaMgAl10O17:Eu2+が知
られている。これらの各蛍光体は、所定の原材料を混ぜ
合わせた後、1000℃以上の高温で焼成することによ
り固相反応されて作製される(例えば、蛍光体ハンドブ
ック P219,225 オーム社参照)。この焼成に
より得られた蛍光体粒子は、粉砕してふるいわけ(赤、
緑の平均粒径:2μ〜5μm、青の平均粒径:3μ〜1
0μm)を行ってから使用している。
る理由は、一般にPDPに蛍光体層を形成する場合にお
いて各色蛍光体粒子をペーストにしてスクリーン印刷す
る手法が用いられており、ペーストを塗布した際に蛍光
体の粒子径が小さく、均一である(粒度分布がそろって
いる)方がよりきれいな塗布面が得易いためである。つ
まり、蛍光体の粒子径が小さく、均一で形状が球状に近
いほど、塗布面がきれいになり、蛍光体層における蛍光
体粒子の充填密度が向上するとともに粒子の発光表面積
が増加し、アドレス駆動時の不安定性も改善される。理
論的にはプラズマディスプレイ装置の輝度を上げること
ができると考えられるからである。
子の粒径を小さくすることで蛍光体の表面積が増大した
り、蛍光体表面の欠陥が増大したりする。そのため、蛍
光体表面に多くの水や炭酸ガスあるいは、炭化水素系の
有機物が付着しやすくなる。特に水が蛍光体表面に多く
吸着していると、パネル製造工程でそれが大量にパネル
内に持ち込まれ放電中に蛍光体やMgOと反応して輝度
劣化や色度変化(色度変化による色ずれや画面の焼き付
け)あるいは駆動マージンの低下や放電電圧の上昇とい
った課題が発生する。
ので、蛍光体表面への水の吸着を抑え、蛍光体の輝度劣
化や色度変化あるいは、放電特性の改善を行うことを目
的とするものである。
に本発明は、蛍光体の表面をフッ素または窒素を含有す
るランタン(La)化合物、アルミ(Al)化合物、マ
グネシウム(Mg)化合物、カルシウム(Ca)化合
物、バリウム(Ba)化合物でコーティングしたもので
あり、蛍光体表面への水の吸着を抑え、蛍光体の輝度劣
化や色度変化、または放電特性を改善することができ
る。
体は、固相反応法や水溶液反応法等で作製されている
が、粒子径が小さくなると欠陥が発生しやすくなる。特
に固相反応では蛍光体を焼成後粉砕することで、多くの
欠陥が生成することが知られている。また、パネルを駆
動する時の放電によって生じる波長が147nmの紫外
線によっても、蛍光体に欠陥が発生するということも知
られている(例えば、電子情報通信学会 技術研究報
告,EID99−94 2000年1月27日)。
10O17:Euは、蛍光体自身に酸素欠陥(特にBa−O
層)を有していることも知られている(例えば、応用物
理,第70巻 第3号 2001年 PP310)。
が、輝度劣化の原因であるとされてきた。すなわち、パ
ネル駆動時に発生するイオンによる蛍光体の衝撃によっ
て出来る欠陥や、波長147nmの紫外線によって出来
る欠陥が劣化の原因であるとされてきた。
陥が存在することだけでおこるのではなく、欠陥に水や
炭酸ガスが吸着し、その吸着した状態に紫外線やイオン
が照射されることによって蛍光体が水と反応して輝度劣
化や色ずれがおこることを見出した。すなわち、蛍光体
が水や炭酸ガスを吸着することによって、種々の劣化が
おこるという知見を得た。この知見から蛍光体表面に水
の吸着を低減するフッ素または窒素を含有するランタン
化合物、アルミ化合物、マグネシウム化合物、カルシウ
ム化合物、バリウム化合物をコーティングすることによ
って水の吸着を抑制し、前記劣化の防止を行った。
説明する。
従来のフラックスを用いた固相焼結法や、蛍光体原料が
含有された水溶液中でアルカリ等を加えて沈殿させる共
沈法を用いた。蛍光体の前駆体を熱処理して得られる方
法、または蛍光体原料が入った水溶液を加熱された炉中
に噴霧して作製する液体噴霧法等の蛍光体の製造方法が
考えられるが、いずれの方法で作製した蛍光体を用いて
もフッ素や窒素を含有するランタン化合物、アルミ化合
物、マグネシウム化合物、カルシウム化合物、バリウム
化合物をコーティングすることで水の吸着を抑える効果
があり、これらの蛍光体をPDPに用いることで、紫外
線(波長147nm)やプラズマ中のイオンや高速中性
粒子の衝撃による蛍光体の各種劣化を抑える効果がある
ことが判明した。
蛍光体の固相反応法による製法について述べる。原料と
して、Ba(NO3)2,Mg(NO3)2.Al(N
O3)2,Eu(NO3)2等の硝酸塩と、焼結促進剤とし
てのフラック(AlF3,BaCl2)を少量加えて14
00℃で2hr焼成後、これを粉砕及びふるい分けを行
い、次に1500℃で2時間還元性雰囲気(H25%,
N2中)で焼成し、再び粉砕とふるい分けを行い蛍光体
とする。
法)上記硝酸塩を水に溶解後、アルカリを投入して共沈
物(水和物)を作製し、それを水熱合成(オートクレー
ブ中で結晶化)や、空気中で焼成、あるいは高温炉中に
噴霧して得られた粉体を1500℃で2時間、還元性雰
囲気(H25%,N2中)で焼成して青色蛍光体とする。
フッ素あるいは窒素を含有するランタン化合物、アルミ
化合物、マグネシウム化合物、カルシウム化合物、バリ
ウム化合物のコーティングを行う方法について述べる。
ィングする処理)は、例えば撥水性を有するフッ素や窒
素を含有するランタン化合物、アルミ化合物、マグネシ
ウム化合物、カルシウム化合物、バリウム化合物とし
て、例えば、パーフルオロアルキル官能基(CF3−
基、CF2−基)やアンモニウム基(NH−基、NH2−
基)を有する有機金属化合物例えば、アセチルアセトン
系(β−ジケトン系)のフルオロアセチルアセトン金属
塩やNH2−基を有する金属のアルコキシド例えばアミ
ノプロピルエトキシランタン等のフッ素や窒素含有化合
物が有効である。
の混合液と蛍光体をボールミルやジェットミル等で混合
後、アルコールや水を除去し、乾燥後200℃以上で焼
成して蛍光体表面を撥水化させる。すなわち200℃以
上で焼成することで蛍光体表面にフッ素(F),窒素
(N)の含有した金属酸化物〔M(O・F)2,(O・F
・N)2等ただしMはLa,Al,Mg,Ca,Baの
うちの一種以上〕の膜が形成されるため、蛍光体表面の
表面張力が下がり水の吸着が少なくなる、すなわち撥水
化(水をはじく)されると考えられる。
a,Al,Mg,Ca,Baの酸フッ化物、酸窒化物を
コ−トする撥水処理工程を加えることで、水に対して強
い(蛍光体焼成工程や、パネル封着工程,パネルエージ
ング工程あるいは、パネル駆動中に発生する水や炭酸ガ
スに耐久性を持つ)蛍光体が得られる。
は、1色または複数色の放電セルが複数配列されるとと
もに、各放電セルに対応する色の蛍光体層が配設され、
当該蛍光体層が紫外線により励起されて発光するプラズ
マディスプレイパネルを備え、前記蛍光体層の中には、
粒度分布のそろった撥水性物質をコーティングした蛍光
体粒子から構成されていることを特徴とする。
子の粒径が0.05μm〜3μmと小さく、粒度分布も
良好である。また、蛍光体層を形成する蛍光体粒子の形
状が球状であればさらに充填密度が向上し、実質的に発
光に寄与する蛍光体粒子の発光面積が増加する。したが
って、プラズマディスプレイ装置の輝度も向上すると共
に、輝度劣化や色ずれが抑制されて輝度特性に優れたプ
ラズマディスプレイ装置が得ることができる。
μm〜2.0μmの範囲がさらに好ましい。また、粒度
分布は最大粒径が平均値の4倍以下で最小値が平均値の
1/4以上がさらに好ましい。蛍光体粒子において紫外
線が到達する領域は、粒子表面から数百nm程度と浅
く、ほとんど表面しか発光しない状態であり、こうした
蛍光体粒子の粒径が2.0μm以下になれば発光に寄与
する粒子の表面積が増加して蛍光体層の発光効率は高い
状態に保たれる。また、3.0μm以上であると、蛍光
体の厚みが20μm以上必要となり放電空間が十分確保
できない。0.1μm以下であると欠陥が生じやすく輝
度が向上しない。蛍光体にコーティングされるフッ素ま
たは窒素を含有するランタン化合物、アルミ化合物、マ
グネシウム化合物、カルシウム化合物、バリウム化合物
の層の厚みは、その効果が発揮される必要最小限にする
のが望ましい(紫外線の吸収を出来るだけ少なくするこ
とが必要である)。そのため蛍光体に対して0.01〜
1.0重量%の量が望ましい。
粒径の8〜25倍の範囲内にすれば、蛍光体層の発光効
率が高い状態を保ちつつ放電空間を十分に確保すること
ができるので、プラズマディスプレイ装置における輝度
を高くすることができる。特に蛍光体の平均粒径が3μ
m以下であるとその効果は大きい(映像情報メディア学
会 IDY2000−317.PP32)。
る青色蛍光体層に使用する具体的な蛍光体粒子として
は、Ba1-XMgAl10O17:EuX、もしくはBa
1-x-ySryMgAl10O17:EuXで表される化合物を
用いることができる。なお、前記化合物におけるXの値
は、0.03≦X≦0.20,0.1≦Y≦0.5であ
れば、上記と同様の理由から好ましい。
光体層に使用する具体的な蛍光体粒子としては、Y2XO
3:EuX、もしくは(Y,Gd)1-XBO3:EuXで表
される化合物を用いることができる。なお、赤色蛍光体
の化合物におけるXの値は、0.05≦X0.20であ
れば、輝度及び輝度劣化に優れ好ましい。
緑色蛍光体層に使用する具体的な蛍光体粒子としては、
Ba1-XAl12O19:MnX、もしくはZn2-XSiO4:
Mn Xで表される化合物を用いることができる。なお、
上記緑色蛍光体の化合物におけるXの値は、0.01≦
X≦0.10であることが、輝度、および輝度劣化に優
れるため好ましい。
パネルの製造方法は、第1のパネル基板上に表面にフッ
素または窒素を含有するランタン化合物、アルミ化合
物、マグネシウム化合物、カルシウム化合物、バリウム
化合物、がコーティングされた蛍光体粒子とバインダと
からなるペーストを配設する配設工程と、当該第1のパ
ネル上に配設されたペーストに含まれるバインダを焼失
させる焼成工程と、焼成工程により蛍光体粒子が基板上
に配設された第1のパネルと第2のパネルとを重ね合わ
せて封着する工程とを備えることを特徴とする。これに
より、輝度、および輝度劣化に優れたプラズマディスプ
レイ装置を得ることができる。
より励起されて可視光を発光する蛍光体層を有する蛍光
灯であって、前記蛍光体層は、表面にフッ素または窒素
を含有するランタン化合物、アルミ化合物、マグネシウ
ム化合物、カルシウム化合物、バリウム化合物、から成
る撥水処理を行った蛍光体粒子を含んで構成されている
ことを特徴とする。このように構成されれば、蛍光体粒
子自体が発光特性に優れ、輝度及び輝度劣化に優れた蛍
光灯とすることができる。
装置の一実施の形態について図面を参照しながら説明す
る。
り除いた概略平面図であり、図2はPDPの画像表示領
域における部分断面斜視図である。なお、図1において
は表示電極103群、表示スキャン電極104群、アド
レス電極107群の本数などについては分かり易くする
ため一部省略して図示している。図1、図2を参照しな
がらPDPの構造について説明する。
は、前面ガラス基板101と、背面ガラス基板102
と、N本の表示電極103と、N本の表示スキャン電極
104(N本目を示す場合はその数字を付す)と、M本
のアドレス電極群107(M本目を示す場合はその数字
を付す)と、M本のアドレス電極群107(M本目を示
す場合はその数字を付す)、および斜線で示す気密シー
ル層121などからなり、各電極103,104,10
7による3電極構造の電極マトリックスを有しており、
表示スキャン電極104とアドレス電極107との交点
にセルが形成されている。
前面ガラス基板101の1主面上に表示電極103、表
示スキャン電極104、誘電体ガラス層105、MgO
保護層106が配された前面パネルと、背面ガラス基板
102の1主面上にアドレス電極107、誘電体ガラス
層108、隔壁109、および表面にフッ素または窒素
を含有するランタン化合物、アルミ化合物、マグネシウ
ム化合物、カルシウム化合物、バリウム化合物がコーテ
ィングされた蛍光体層110R,110G,110Bが
配された背面パネルとが張り合わされて、前面パネルと
背面パネルとの間に形成される放電空間122内に放電
ガスが封入された構成となっており、図3に示すPDP
駆動装置150に接続されてプラズマディスプレイ装置
160を構成している。
には、図3に示すように、PDP100に表示ドライバ
回路153、表示スキャンドライバ回路154、アドレ
スドライバ回路155を接続して、コントローラ152
の制御に従い点灯させようとするセルにおいて、表示ス
キャン電極104とアドレス電極107に印加すること
によりその間でアドレス放電を行った後に、表示電極1
03、表示スキャン電極104間にパルス電圧を印加し
て維持放電を行う。この維持放電により、当該セルにお
いて紫外線が発生し、この紫外線により励起された蛍光
体層が発光することでセルが点灯し、各色セルの点灯、
非点灯の組み合わせによって画像が表示される。
の製造方法を図1および図2を参照しながら説明する。
の表示電極103および表示スキャン電極104(図2
においては各2本のみ表示している。)を交互かつ平行
にストライプ状に形成した後、その上を誘電体ガラス層
105で被覆し、さらに誘電体ガラス層の表面にMgO
保護層106を形成することによって作製される。
04は、銀からなる電極であって、電極用の銀ペースト
をスクリーン印刷により塗布した後、焼成することによ
って形成される。
料を含むペーストをスクリーン印刷で塗布した後、所定
温度、所定時間(例えば560℃で20分)焼成するこ
とによって、所定の層の厚み(約20μm)となるよう
に形成する。上記鉛系のガラス材料を含むペーストとし
ては、例えば、PbO(70wt%)、B2O3(15w
t%)、SiO2(10wt%)、およびAl2O3(5
wt%)と有機バインダ(α−ターピネオールに10%
のエチルセルローズを溶解したもの)との混合物が使用
される。ここで、有機バインダとは樹脂を有機溶媒に溶
解したものであり、エチルセルローズ以外に樹脂として
アクリル樹脂、有機溶媒としてブチルカービトールなど
も使用することができる。さらに、こうした有機バイン
ダに分散剤(例えば、グリセルトリオレエート)を混入
させてもよい。
(MgO)から成るものであり、例えばスパッタリング
法やCVD法(化学蒸着法)によって層が所定の厚み
(約0.5μm)となるように形成される。
の銀ペーストをスクリーン印刷し、その後、焼成するこ
とによってM本のアドレス電極107が列設された状態
に形成される。その上に鉛系のガラス材料を含むペース
トがスクリーン印刷法で塗布されて誘電体ガラス層10
8が形成され、同じく鉛系のガラス材料を含むペースト
をスクリーン印刷法により所定のピッチで繰り返し塗布
した後焼成することによって隔壁109が形成される。
この隔壁109により、放電空間122はライン方向に
一つのセル(単位発光領域)毎に区画される。
る。図4に示すように、隔壁109の間隙寸法Wが一定
値32インチ〜50インチのHD−TVに合わせて13
0μm〜240μm程度に規定される。
には、フッ素または窒素を含有するランタン化合物、ア
ルミ化合物、マグネシウム化合物、カルシウム化合物、
バリウム化合物、がコートされた赤色(R)、緑色
(G)、青色(B)の各蛍光体粒子と有機バインダとか
らなるペースト状の蛍光体インキを塗布し、これを40
0〜590℃の温度で焼成して有機バンイダを焼失させ
ることによって、各蛍光体粒子が結着してなる蛍光体層
110R,110G,110Bが形成される。この蛍光
体層110R,110G,110Bのアドレス電極10
7上における積層方向の厚みLは、各色蛍光体粒子の平
均粒径のおよそ8〜25倍程度に形成することが望まし
い。
したときの輝度(発光効率)を確保するために、蛍光体
層は、放電空間において発生した紫外線を透過させるこ
となく吸収するために蛍光体粒子が最低でも8層、好ま
しくは20層程度積層された厚みを保持することが望ま
しく、それ以上の厚みとなれば蛍光体層の発光効率はほ
とんどサチュレートしてしまうとともに、20層程度積
層された厚みを超えると放電空間122の大きさを十分
に確保できなくなるからである。また、水熱合成法等に
より得られた蛍光体粒子のように、その粒径が十分小さ
く、かつ球状であれば、球状でない粒子を使用する場合
と比べ積層段数が同じ場合であっても蛍光体層充填度が
高まるとともに蛍光体粒子の総表面積が増加するため、
蛍光体層における実際の発光に寄与する蛍光体粒子表面
積が増加しさらに発光効率が高まる。この蛍光体層11
0R,110G,110Bの合成方法、および蛍光体層
に用いる表面に撥水物質がコートされた蛍光体粒子につ
いては後述する。
前面パネルの各電極と背面パネルのアドレス電極とが直
交するように重ね合わせられるとともに、パネル周縁に
封着用ガラスを介挿させ、これを例えば450℃程度で
10〜20分間焼成して気密シール層121(図1)を
形成させることにより封着される。そして、一旦放電空
間122内を高真空(例えば、1.1×10-4Pa)に
排気したのち、放電ガス(例えば、He−Xe系、Ne
−Xe系の不活性ガス)を所定の圧力で封入することに
よってPDP100が作製される。
する際に用いるインキ塗布装置200の概略構成図であ
る。
は、サーバ210、加圧ポンプ220、ヘッダ230な
どを備え、蛍光体インキを蓄えるサーバ210から供給
される蛍光体インキは、加圧ポンプ220によりヘッダ
230に加圧されて供給される。ヘッダ230にはイン
キ室230aおよびノズル240が設けられており、加
圧されてインキ室230aに供給された蛍光板インキ
は、ノズル240から連続的に吐出されるようになって
いる。このノズル240の口径Dは、ノズルの目詰まり
防止のため30μm以上、かつ塗布の際の隔壁からのは
み出し防止のため隔壁109間の間隔W(約130μm
〜200μm)以下にすることが望ましく、通常30μ
m〜130μmに設定される。
構によって直線的に駆動されるように構成されており、
ヘッダ230を走査させるとともにノズル240から蛍
光体インキ250を連続的に吐出することにより、背面
ガラス基板102上の隔壁109間の溝に蛍光体インキ
が均一に塗布される。ここで、使用される蛍光体インキ
の粘度は25℃において、1500〜30000CPの
範囲に保たれている。
拌装置が備えられており、その攪拌により蛍光体インキ
中の粒子の沈殿が防止される。またヘッダ230は、イ
ンキ室230aやノズル240の部分も含めて一体成形
されたものであり、金属材料を機器加工ならびに放電加
工することによって作製されたものである。
上記方法に限定されるものではなく、例えば、フォトリ
ソ法、スクリーン印刷法、および蛍光体粒子を混合させ
たフィルムを配設する方法など、種々の方法を利用する
ことができる。
説明する。
ダ、溶媒とが混合され、1500〜30000センチポ
アズ(CP)となるように調合されたものであり、必要
に応じて、界面活性剤、シリカ、分散剤(0.1〜5w
t%)等を添加してもよい。
としては、(Y,Gd)1-XBO3:EuX、またはY2-X
O3:EuXで表される化合物が用いられる。これらは、
その母体材料を構成するY元素の一部がEuに置換され
た化合物である。ここで、Y元素に対するEu元素の置
換量Xは、0.05≦X≦0.20の範囲となることが
好ましい。これ以上の置換量とすると、輝度は高くなる
ものの輝度劣化が著しくなることから実用上使用できに
くくなると考えられる。一方、この置換量以下である場
合には、発光中心であるEuの組成比率が低下し、輝度
が低下して蛍光体として使用できなくなるためである。
12O19:MnX、またはZn2-XSiO4:MnXで表され
る化合物が用いられる。Ba1-XAl12O19:MnXは、
その母体材料を構成するBa元素の一部がMnに置換さ
れた化合物であり、Zn2-XSiO4:MnXは、その母
体材料を構成するZn元素の一部がMnに置換された化
合物である。ここで、Ba元素およびZn元素に対する
Mn元素の置換量Xは、上記赤色蛍光体のところで説明
した理由と同様の理由により、0.01≦X≦0.10
の範囲となることが好ましい。
O17:EuX、またはBa1-x-ySryMgAl10O17:
EuXで表される化合物が用いられる。Ba1-XMgAl
10O17:EuX、Ba1-x-ySryMgAl10O17:EuX
は、その母体材料を構成するBa元素の一部がEuある
いはSrに置換された化合物である。ここで、Ba元素
に対するEu元素の置換量Xは、上記と同様の理由によ
り、前者の青色蛍光体は0.03≦X≦0.20,0.
1≦Y≦0.5の範囲となることが好ましい。
たは窒素を含有するランタン化合物、アルミ化合物、マ
グネシウム化合物、カルシウム化合物、バリウム化合物
をコーティングした蛍光体が用いられる。この蛍光体の
合成方法とコーティング法については後述する。
は、エチルセルローズやアクリル樹脂を用い(インキの
0.1〜10wt%を混合)、溶媒としては、α−ター
ピネオール、ブチルカルビトールを用いることができ
る。なお、バインダとして、PMAやPVAなどの高分
子を、溶媒として、ジエチレングリコール、メチルエー
テルなどの有機溶媒の水を用いることもできる。
においては、フッ素または窒素を含有するランタン化合
物、アルミ化合物、マグネシウム化合物、カルシウム化
合物、バリウム化合物、をコーティングした蛍光体粒子
には、固相焼成法,水溶液法,水熱合成法により製造さ
れたものが用いられる。
液作製工程において、原料となる、硝酸バリウムBa
(NO3)2、硝酸マグネシウムMg(NO3)2、硝酸ア
ルミニウムAl(NO3)3、硝酸ユーロピウムEu(N
O3)2をモル比が1−X:1:10:X(0.03≦X
≦0.25)となるように混合し、これを水性媒体に溶
解して混合液を作製する。この水性媒体にはイオン交換
水、純水が不純物を含まない点で好ましいが、これらに
非水溶媒(メタノール、エタノールなど)が含まれてい
ても使用することができる。
食性、耐熱性を持つものからなる容器に入れて、例えば
オートクレーブなどの加圧しながら加熱する事ができる
装置を用い、高圧容器中で所定温度(100〜300
℃)、所定圧力(0.2MPa〜10MPa)の下で水
熱合成(12〜20時間)を行う。
素を5%、窒素を95%含む雰囲気)で、所定温度,所
定時間(例えば、1350℃で2時間)焼成し次にこれ
を分級することにより所望の青色蛍光体Ba1-XMgA
l10O17:EuXを得ることができる。
粒子は、形状が球状となり、かつ粒径が従来の固相反応
から作製されるものと比べて小さく(平均粒径:0.0
5μm〜2.0μm程度)形成される。なお、ここでい
う「球状」とは、ほとんどの蛍光粒子の軸径比(短軸径
/長軸径)が、例えば、0.9以上1.0以下となるよ
うに定義されるものであるが、必ずしも蛍光体粒子のす
べてがこの範囲に入る必要はない。
含有するランタン化合物、アルミ化合物、マグネシウム
化合物、カルシウム化合物、バリウム化合物をコ−ティ
ングする工程であるが、Laを例に取ると、先ずトリフ
ルオロアセチルアセトンランタンと、アルコール(C2
H5・OH)と必要に応じて少量の水や塩酸との混合溶
液を作製し、次に前記青色蛍光体をこの混合溶液に投入
して、ボールミル等を用いて十分に混合(混合時間は2
0分〜2時間)し、次に、水やアルコールを除去後10
0℃で乾燥し、この乾燥粉末を焼成する(焼成温度と時
間は300℃〜600℃で20分〜2時間である)。な
お、焼成後蛍光体に付着するSi(O・F)2の量は、
0.01〜1.0重量%になるように混合液と蛍光体の
量を調整する。
について)この蛍光体は、上述したBa1-XMgAl10
O17:EuXと原料が異なるのみで固相反応法で作製す
る。以下、その使用する原料について説明する。
2、水酸化ストロンチウムSr(OH)2、水酸化マグネ
シウムMg(OH)2、水酸化アルミニウムAl(O
H)3、水酸化ユーロピウムEu(OH)2を必要に応じ
たモル比となるようにフラックスとしてAlF3とを混
合し、所定の温度(1300℃〜1400℃)焼成(1
2〜20時間)を経ることにより、Ba1-x-ySryMg
Al10O17:EuXを得ることができる。本方法で得ら
れる蛍光体粒子の平均粒径は、0.1μm〜3.0μm
程度のものが得られる。
%、窒素を95%の雰囲気で所定温度(1000℃から
1600℃で2時間)焼成後、空気分級機によって分級
して蛍光体粉を作製する。
ン化合物、アルミ化合物、マグネシウム化合物、カルシ
ウム化合物、バリウム化合物、でコ−ティング処理を行
う。コ−ト処理材料は窒素含有La化合物の原料とし
て、アミノプロピルエトキシランタンを用いこれと、ア
ルコール(エチルアルコール)との混合溶液を作製す
る。次に、これを蛍光体と共にボールミル等でよく混合
し、アルコールを除去後100℃で乾燥し、この乾燥粉
末を焼成する(焼成温度と時間は300℃〜600℃で
20分〜2時間である。)。なお付着するLa(O・
N)2の量は蛍光体に対して0.01〜1.0重量%に
なるように混合液と蛍光体の比を調整する。
工程において、原料である、硝酸亜鉛Zn(NO3)、
硝酸珪素Si(NO3)2、硝酸マンガンMn(NO3)2
をモル比で2−X:1:X(0.01≦X≦0.10)
となるように混合し、次にこの混合溶液をノズルから超
音波を印加しながら1500℃に加熱した後に噴霧して
緑色蛍光体を作製する。
タン化合物、アルミ化合物、マグネシウム化合物、カル
シウム化合物、バリウム化合物のコ−ティングを行う。
コ−ティング処理材としては、トリフルオロアセチルア
セトン金属塩(金属として、La,Al,Mg,Ca,
Ba)を用い、これと水またはアルコールとの混合溶液
を作製する。次にこれを蛍光体と共にボールミル等でよ
く混合し、水やアルコールを除去後100℃で乾燥し、
この乾燥粉末を焼成する(焼成温度と時間は300℃〜
600℃で20分〜2時間である)。なお、付着するM
(O・F)2の量(ただし、MはLa,Al,Mg,C
a,Baの内のいずれか一種以上)は、蛍光体に対して
0.01〜1.0重量%になるように混合液と蛍光体の
比を調整する。
ず、混合液作製工程において、原料である、硝酸バリウ
ムBa(NO3)2、硝酸アルミニウムAl(NO3)2、
硝酸マンガンMn(NO3)2がモル比で1−X:12:
X(0.01≦X≦0.10)となるように混合し、こ
れをイオン交換水に溶解して混合液を作製する。
性水溶液(たとえばアンモニア水溶液)を滴下すること
により、水和物を形成させる。その後、水熱合成工程に
おいて、この水和物とイオン交換水を白金や金などの耐
食性、耐熱性を持つものからなるカプセル中に入れて、
例えばオートクレーブを用いて高圧容器中で所定温度、
所定圧力(例えば、温度100〜300℃、圧力0.2
M〜10MPa)の条件下、所定時間(例えば、2〜2
0時間)水熱合成を行う。
1-XAl12O19:MnXが得られる。この水熱合成工程に
より、得られる蛍光体は粒径が0.1μ〜2.0μm程
度となり、その形状が球状となる。次にこの粉体を空気
中で800℃〜1100℃でアニール後分級して、緑色
の蛍光体とする。
タン化合物、アルミ化合物、マグネシウム化合物、カル
シウム化合物、バリウム化合物のコーティングを行う。
撥水性の材料の原料としては、ヘキサフルオロアセチル
アセトン金属塩を用い、これをイソプロピルアルコール
に溶解し、この混合液中に蛍光体を投入してボールミル
等でよく混合し、アルコールを除去後乾燥する。次にこ
の乾燥粉末を焼成する(焼成温度と時間は300℃〜6
00℃で20分〜2時間である)。付着するM(O・
F)3の量(ただしMは、La,Al,Mg,Ca,B
aのうちのいずれか一種以上)は、蛍光体に対して0.
01〜1.0重量%になるように混合液と蛍光体の量を
調整する。
程において、原料である、硝酸イットリウムY2(N
O3)3と水硝酸ガドリミウムGd2(NO3)3とホウ酸
H3BO3と硝酸ユーロピウムEu2(NO3)3を混合
し、モル比が1−X:2:X(0.05≦X≦0.2
0)(YとGdの比は65対35)となるように混合
し、次にこれを空気中で1200℃〜1350℃で2時
間熱処理後、分級して赤色蛍光体を得る。
を行う。撥水性の材料としては、ヘキサフロロアセチル
アセトン金属塩を用い、これをイソプロピルアルコール
に溶解し、この混合液中に水と蛍光体を投入し、ボール
ミル等でよく混合し、アルコールと水を除去後乾燥す
る。次にこの乾燥粉末を焼成する(焼成温度と時間は、
300℃〜600℃で20分〜2時間)。付着するM
(O・F)3の量(ただしMは、La,Mg,Ca,A
l,Baのいずれか一種以上)は、蛍光体に対して0.
01〜1.0重量%になるように混合液と蛍光体の量を
調整する。
工程において、原料である、硝酸イットリウムY2(N
O3)2と硝酸ユーロピウムEu(NO3)2を混合し、モ
ル比が2−X:X(0.05≦X≦0.30)となるよ
うにイオン交換水に溶解して混合液を作製する。
して塩基性水溶液(例えば、アンモニア水溶液)を添加
し、水和物を形成させる。
物とイオン交換水を白金や金などの耐食性、耐熱性を持
つものからなる容器中に入れ、例えばオートクレーブを
用いて高圧容器中で温度100〜300℃、圧力0.2
M〜10MPaの条件下、3〜12時間水熱合成を行
う。その後、得られた化合物の乾燥を行い、所望のY2-
XO3:EuXが得られる。次にこの蛍光体を空気中で1
300℃〜1400℃2時間アニール後分級して赤色蛍
光体とする。この水熱合成工程により、得られる蛍光体
は粒径が0.1μ〜2.0μm程度となり、かつその形
状が球状となる。この粒径、形状は発光特性優れた蛍光
体層を形成するのに適している。
タン化合物、アルミ化合物、マグネシウム化合物、カル
シウム化合物、バリウム化合物、のコーティングを行
う。コ−ティングの原材料としては、アミノプロピルエ
トキシアルミニウム(アミノ基を含有するアルコキシ
ド)を用い、これをイソプロピルアルコールに溶解し、
この混合液中に蛍光体を投入しボールミル等でよく混合
し、アルコールを除去後乾燥する。次にこの乾燥粉末を
焼成する(焼成温度と時間は、300℃〜600℃で2
0分〜2時間)。なお蛍光体に付着するM(O・N)2
の量(ただし、MはLa,Al,Mg,Ca,Baのう
ちのいずれか一種以上)は、蛍光体に対して0.01〜
1.0重量%になるように混合液と蛍光体の量を調整す
る。
10R,110G,110Bには、全ての蛍光体表面に
窒素を含有するランタン化合物、アルミ化合物、マグネ
シウム化合物、カルシウム化合物、バリウム化合物、で
処理された蛍光体粒子を使用したが、3色のうち特に青
色蛍光体表面のみに窒素を含有するランタン化合物、ア
ルミ化合物、マグネシウム化合物、カルシウム化合物、
バリウム化合物で処理した蛍光体粒子が使用されていれ
ば、その色の輝度が向上してPDPの輝度は向上すると
考えられる。
比べて輝度が低く、各工程中の劣化が大きいため3色同
時に発光した場合の白色の色温度は低下する傾向があっ
た。そのため、プラズマディスプレイ装置においては、
回路的に青色以外の蛍光体(赤、緑)のセルの輝度を下
げることにより白表示の色温度を改善していたが、本発
明にかかる製造方法により製造された青色蛍光体を使用
すれば、青色セルの輝度が高まり、他の色のセルの輝度
を意図的に下げることが不要となる。
的に下げることが不要となり、全ての色のセルの輝度を
フルに使用することができるので、白表示の色温度が高
い状態を保ちつつ、プラズマディスプレイ装置の輝度を
上げることができる。勿論、全色にコーティングを行う
ことでさらにPDPの特性を改善できる。
により励起、発光する蛍光灯にも応用することができ
る。その場合には、蛍光管内壁に塗布されている従来の
蛍光体層を窒素またはフッ素を含有したランタン化合
物、アルミ化合物、マグネシウム化合物、カルシウム化
合物、バリウム化合物、で撥水処理を行った蛍光体から
なる蛍光体層に置換すればよい。このように本発明を蛍
光灯に適用すれば、従来の蛍光灯より輝度及び輝度劣化
に優れたものが得られる。
ィスプレイ装置の性能を評価するために、上記実施の形
態に基づくサンプルを作製し、そのサンプルについて性
能評価実験を行い、実験結果を検討する。
42インチの大きさを持ち(リブピッチ150μmのH
D−TV仕様)誘電体ガラス層の厚みは20μm、Mg
O保護層の厚みは0.5μm、表示電極と表示スキャン
電極の間の距離は0.08mmとなるように作製した。
また、放電空間に封入される放電ガスは、ネオンを主体
にキセノンガスを5%混合したガスであり、所定の放電
ガス圧で封入されている。
に用いる各蛍光体粒子にはすべて表面にフッ素または窒
素を含有するランタン化合物、アルミ化合物、マグネシ
ウム化合物、カルシウム化合物、バリウム化合物、で表
面処理した蛍光体を用い、それぞれの合成条件を表1に
示す。
d)1-XBO3:EuX、緑色蛍光体に(Zn2-XSi
O4:MnX)、青色蛍光体に(Ba1-XMgAl
10O17:EuX)を用いた組み合わせのものであり、蛍
光体の合成の方法、発光中心となるEu、Mnの置換比
率、すなわちY,Ba元素に対するEuの置換比率、お
よびZn元素に対するMnの置換比率および撥水処理材
を表1のように変化させたものである。
O3:EuX)、緑色蛍光体に(Ba1 -XAl12O19:M
nX)、青色蛍光体に(Ba1-x-ySryMgAl
10O17:EuX)を用いた組み合わせのものであり、上
記と同様、蛍光体合成方法、撥水処理方法の条件および
発光中心の置換比率を表1のように変化させたものであ
る。
ンキは、表1に示す各蛍光体粒子を使用して蛍光体、樹
脂、溶剤、分散剤を混合して作製した。
について測定した結果を、いずれも粘度が1500〜3
0000CPの範囲に保たれている。形成された蛍光体
層を観察したところ、いずれも隔壁壁面に均一に蛍光体
インキが塗布されていた。
蛍光体粒子については、平均粒径0.1〜3.0μm、
最大粒径8μm以下の粒径のものが各サンプルに使用さ
れている。
は、蛍光体粒子に撥水処理を行っていない蛍光体を用い
た。
び比較サンプル9,10について、背面パネル製造工程
における蛍光体焼成工程(520℃,20分)におい
て、各色の輝度がどう変化するかをモデル実験(各色の
焼成前後の変化率,焼成前は粉体の焼成後はペーストを
塗布、焼成後の輝度を測定)で行い輝度変化率を測定し
た。
張り合せ工程(封着工程450℃,20分)前後の各蛍
光体の輝度変化(劣化)率を測定した。
は、プラズマディスプレイ装置に電圧200V、周波数
100kHzの放電維持パルスを100時間連続して印
加し、その前後におけるパネル輝度を測定し、そこから
輝度劣化変化率(<〔印加後の輝度−印加前の輝度〕/
印加前の輝度>*100)を求めた。
いては画像を見てちらつきがあるかないかで判断し、1
ヶ所でもあればありとしている。また、パネルの輝度分
布については白表示時の輝度を輝度計で測定して、その
全面の分布を示した。
化率についての結果を表2に示す。
おいて、蛍光体に撥水処理をほどこしていないサンプル
では、各工程における輝度劣化率が大きい、特に青色は
蛍光体焼成工程で5.5〜6.0%,封着工程で21.
5〜22.3%、200V,100kHzの加速寿命テ
ストで34.1〜35%の輝度低下が見られるのに対
し、サンプル1〜8については青色の変化率がすべて5
%以下の値となっており、しかもアドレスミスもない。
また、赤色,緑色の変化も比較例9,10と比べて変化
が少なく優れた特性を示す。
含有するランタン化合物、アルミ化合物、マグネシウム
化合物、カルシウム化合物、バリウム化合物、がコーテ
ィングされたことにより、蛍光体焼成時のまわりの雰囲
気による水あるいは、封着時のMgOの隔壁,封着フリ
ット材および蛍光体から出た水が蛍光体の表面の欠陥に
吸着しなくなったためである。
ン化合物、アルミ化合物、マグネシウム化合物、カルシ
ウム化合物、バリウム化合物、で処理した蛍光体と処理
しない蛍光体を60℃、90%の相対湿度中に10分間
放置した後、100℃で乾燥しその後、これらの蛍光体
のTDS分析(昇温脱離ガス質量分析)を行った結果、
水の物理吸着(100℃付近)及び化学吸着(300℃
〜500℃)のピーク処理をしたサンプル(サンプルN
o.1〜8)は、比較サンプル処理しないサンプル(サ
ンプルNo.9,10)と比較して水の脱ガス量が1/
12と大巾に少なかった。
は、本発明に係る蛍光体をプラズマディスプレイ装置に
用いていたが、同じく紫外線により励起されることによ
り発光する蛍光灯に本発明に係る蛍光体製造方法を適用
したフッ素あるいは窒素を含有するランタン化合物、ア
ルミ化合物、マグネシウム化合物、カルシウム化合物、
バリウム化合物、で表面処理処理した蛍光体を用いた蛍
光灯サンプルを作製した。
成される蛍光体層に、上記表1に示すサンプル7の条件
下で作製した各色の蛍光体を混合したものを塗布するこ
とによって得られる蛍光体層を形成した蛍光灯サンプル
11を作製した。比較例として、従来の固相反応で作製
し、表面処理していないサンプル10(表1)の条件下
で作製した各色蛍光体を混合したものを塗布した比較蛍
光灯サンプル12も同様に作製した。その結果を表3に
示す。
ッ素または窒素を含有するランタン化合物、アルミ化合
物、マグネシウム化合物、カルシウム化合物、バリウム
化合物、で処理された蛍光体粒子で蛍光体層を構成した
もので、蛍光体層の各種工程での劣化を防止し、輝度お
よび寿命並びに信頼性を向上させることができる。
ス基板を除いた平面図
示す斜視図
レイ装置のブロック図
分断面図
るインキ塗布装置の概略構成図
Claims (13)
- 【請求項1】 紫外線により励起されて可視光を発光す
る蛍光体であって、フッ素または窒素を含有するランタ
ン化合物、アルミ化合物、マグネシウム化合物、カルシ
ウム化合物、バリウム化合物でコーティングされている
ことを特徴とする蛍光体。 - 【請求項2】 蛍光体の平均粒径が0.1μm〜3.0
μmでその最大粒径が平均粒径の4倍以内でかつ最小粒
径が平均粒径の0.25倍以上であることを特徴とする
請求項1に記載の蛍光体。 - 【請求項3】 1色または複数色の放電セルが複数配列
されるとともに、各放電セルに対応する色の蛍光体層が
配設され、当該蛍光体層が紫外線により励起されて発光
するプラズマディスプレイパネルを備え、前記蛍光体層
の中の少なくとも1色は、フッ素または窒素を含有する
ランタン化合物、アルミ化合物、マグネシウム化合物、
カルシウム化合物、バリウム化合物でコーティングされ
た蛍光体粒子から構成したことを特徴とするプラズマデ
ィスプレイ装置。 - 【請求項4】 1色または複数色の放電セルが複数配列
されるとともに、各放電セルに対応する色の蛍光体層が
配設され、当該蛍光体層が紫外線により励起されて発光
するプラズマディスプレイパネルを備え、前記蛍光体層
は青色蛍光体層を有し、当該青色蛍光体層がフッ素また
は窒素を含有するランタン化合物、アルミ化合物、マグ
ネシウム化合物、カルシウム化合物、バリウム化合物で
コーティングされたBa1-XMgAl10O17:EuX、も
しくはBa(1-x-y)SryMgAl 10O17:EuXで表さ
れる化合物からなる青色蛍光体粒子で構成したことを特
徴とするプラズマディスプレイ装置。 - 【請求項5】 1色または複数色の放電セルが複数配列
されるとともに、各放電セルに対応する色の蛍光体層が
配設され、当該蛍光体層が紫外線により励起されて発光
するプラズマディスプレイパネルを備え、前記蛍光体層
は赤色蛍光体層を有し、当該赤色蛍光体層がフッ素また
は窒素を含有するランタン化合物、アルミ化合物、マグ
ネシウム化合物、カルシウム化合物、バリウム化合物で
コーティングされたY2(1-x)O3:EuX、もしくは
(Y,Gd)1-XBO3:EuXで表される化合物からな
る赤色蛍光体粒子で構成したことを特徴とするプラズマ
ディスプレイ装置。 - 【請求項6】 1色または複数色の放電セルが複数配列
されるとともに、各放電セルに対応する色の蛍光体層が
配設され、当該蛍光体層が紫外線により励起されて発光
するプラズマディスプレイパネルを備え、前記蛍光体層
は緑色蛍光体層を有し、当該緑色蛍光体層がフッ素また
は窒素を含有するランタン化合物、アルミ化合物、マグ
ネシウム化合物、カルシウム化合物、バリウム化合物で
コーティングされたZn2(1-X)SiO4:MnX、もしく
はBa1-XAl12O19:MnXで表される化合物からなる
緑色蛍光体粒子で構成したことを特徴とするプラズマデ
ィスプレイ装置。 - 【請求項7】 蛍光体を構成する元素を含む金属塩また
は有機金属塩と水性媒体を混合することにより混合液を
作製する混合液作製工程と、当該混合液を乾燥後焼成し
て蛍光体を作製する工程と、当該蛍光体をフッ素または
窒素を含有するランタン化合物、アルミ化合物、マグネ
シウム化合物、カルシウム化合物、バリウム化合物で撥
水処理する工程とを有することを特徴とする蛍光体の製
造方法。 - 【請求項8】 原料と水性媒体とを混合することにより
混合液を作製する混合液作製工程と、当該混合液と塩基
性水溶液とを混合することにより水和物を形成する蛍光
体前駆体作製工程と、当該前駆体をアルカリ水とが混合
された溶液に対して、水熱合成時の温度が100℃〜3
50℃で圧力が0.2Mpa〜25Mpaの状態で水熱
合成反応を行う水熱合成工程と、1350℃〜1600
℃でアニールする工程と、分級する工程と、フッ素また
は窒素を含有するランタン化合物、アルミ化合物、マグ
ネシウム化合物、カルシウム化合物、バリウム化合物を
コーティングする工程とを有することを特徴とする蛍光
体の製造方法。 - 【請求項9】 弗素を含有するランタン化合物、アルミ
化合物、マグネシウム化合物、カルシウム化合物、バリ
ウム化合物がCF3−基、CF2−基を有する有機化合物
を用いて作製したことを特徴とする請求項3〜請求項6
のいずれかに記載のプラズマディスプレイ装置。 - 【請求項10】 弗素を含有するランタン化合物、アル
ミ化合物、マグネシウム化合物、カルシウム化合物、バ
リウム化合物がフルオロアセチルアセトン化合物を用い
て作製したことを特徴とする請求項3〜請求項6のいず
れかに記載のプラズマディスプレイ装置。 - 【請求項11】 窒素を含有するランタン化合物、アル
ミ化合物、マグネシウム化合物、カルシウム化合物、バ
リウム化合物がNH−基、NH2−基を有する有機化合
物を用いて作製したことを特徴とする請求項3〜請求項
6のいずれかに記載のプラズマディスプレイ装置。 - 【請求項12】 窒素を含有する有機化合物が、テトラ
キスジメチルアミノ化合物またはアミノ基を有する金属
アルコキシドであることを特徴とする請求項3〜請求項
6のいずれかに記載のプラズマディスプレイ装置。 - 【請求項13】 フッ素または窒素を含有するランタン
化合物、アルミ化合物、マグネシウム化合物、カルシウ
ム化合物、バリウム化合物、マグネシウが蛍光体表面と
M(O・F)2,M(O・N)2,M(O・F・N)2,
の形で結合している(ただしMは、La,Al,Mg,
Ca,Baの内のいずれか一種以上)ことを特徴とする
請求項3〜請求項6のいずれかに記載のプラズマディス
プレイ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001231463A JP2003041248A (ja) | 2001-07-31 | 2001-07-31 | プラズマディスプレイ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001231463A JP2003041248A (ja) | 2001-07-31 | 2001-07-31 | プラズマディスプレイ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003041248A true JP2003041248A (ja) | 2003-02-13 |
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ID=19063514
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001231463A Pending JP2003041248A (ja) | 2001-07-31 | 2001-07-31 | プラズマディスプレイ装置 |
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