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JP2002530330A - 筋肉不使用症候群を治療あるいは予防するためのクレアチン経口補充療法 - Google Patents

筋肉不使用症候群を治療あるいは予防するためのクレアチン経口補充療法

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Publication number
JP2002530330A
JP2002530330A JP2000583517A JP2000583517A JP2002530330A JP 2002530330 A JP2002530330 A JP 2002530330A JP 2000583517 A JP2000583517 A JP 2000583517A JP 2000583517 A JP2000583517 A JP 2000583517A JP 2002530330 A JP2002530330 A JP 2002530330A
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JP
Japan
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muscle
creatine
group
rehabilitation
weeks
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000583517A
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English (en)
Inventor
ペーター・ヨーゼフ・レオ・ヘスペル
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Katholieke Universiteit Leuven
Original Assignee
Katholieke Universiteit Leuven
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Publication date
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/185Acids; Anhydrides, halides or salts thereof, e.g. sulfur acids, imidic, hydrazonic or hydroximic acids
    • A61K31/19Carboxylic acids, e.g. valproic acid
    • A61K31/195Carboxylic acids, e.g. valproic acid having an amino group
    • A61K31/197Carboxylic acids, e.g. valproic acid having an amino group the amino and the carboxyl groups being attached to the same acyclic carbon chain, e.g. gamma-aminobutyric acid [GABA], beta-alanine, epsilon-aminocaproic acid or pantothenic acid
    • A61K31/198Alpha-amino acids, e.g. alanine or edetic acid [EDTA]
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P21/00Drugs for disorders of the muscular or neuromuscular system

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、対象者における筋肉不使用症候群の予防用または治療用の医療製剤を製造するための、クレアチン化合物、特にクレアチンおよびその類似物の使用に関する。本発明はまた、筋肉不使用症候群を治療または予防するための医療製剤であって、適当な担体、稀釈剤または賦形剤と1以上のクレアチン化合物とを含む医療製剤に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、筋肉不使用症候群の予防および治療に関する。
【0002】 筋肉不使用症候群は、機械的保持力低下の結果として、骨格筋の組織的、機能
的、代謝的、神経運ダイナミックな特性の可逆的劣化と定義される。筋肉不使用
症候群に典型的な症候群には、筋肉萎縮(筋肉量の減少)、最大強度の減少、最大
能力の減少、筋弛緩時間の増加、早発性筋肉疲労、筋肉エネルギー保持力の低下
、筋肉血流の減少、インスリン感受性の減退および運動制御障害などがある。
【0003】 筋肉不使用症候群は、原因が何であれ、機能的保持力の低下した骨格筋で生じ
得る。すなわち、機械的保持不能は、あらゆる病態、老化、身体的および/また
は精神的な障害、寝たきり、その他の身体的活力レベルの低下に関わる状態など
のあらゆる病態の結果として起きる。リハビリテーション訓練または正常レベル
の身体能の回復によって機能的保持力が増すと、筋肉不使用症候群は元にもどる
【0004】 筋肉不使用症候群が生じる1つの例は、例えば、脚や腕などの四肢の骨折によ
って数週間キプスで固定したり、患者が病で寝たきりになる時のように、不動に
よって起きる。通常そのような場合、患者の体における萎縮が、脚とか腕がやせ
ることではっきりと認められる。
【0005】 留意すべきは、本明細書で述べる筋肉不使用症候群によっては、筋細胞が死な
ないことである。筋肉不使用症候群の影響で生じる萎縮は、単に細胞の容量と機
能力の減少を起こす。しかし、筋ジストロフィーの場合のような細胞の非可逆的
破壊はない。
【0006】 患者の筋肉不使用症候群を治療または予防するための医療製剤の提供が本発明
の目的である。
【0007】 本発明で、1以上のクレアチン化合物を比較的低量投与によって筋肉不使用症
候群の影響を減少できることが判明した。すなわち、筋肉不使用症候群が進行ま
たは発病の恐れのある患者に、適当な量の1以上のクレアチン化合物を投与する
と、筋肉不使用症候群の影響を低下させ、あるいは無くすることもでき、筋肉不
使用症候群のリハビリテーション効果を高めることができる。
【0008】 文献にはいろいろな目的にクレアチンの使用が述べられている。しかしながら
、どの開示も、筋肉不使用症候群または元来健全な筋肉についての実際の治療に
言及していない。本発明が対象とする筋萎縮は、細胞の容量および機能力が減少
しているが、筋ジストロフィーの場合のような病変や致死によるものではない。
【0009】 Mahanna et al.(Exp. Neurol. (1980), 68(1), 114-121)は、筋線維サイズの
保持におけるクレアチンおよびリン酸クレアチンの必要性を検討するために、骨
格筋に対するβ-グアニジノプロピオン酸(β-GPA)の効果を開示している。し
かしながら、β-GPAが筋肉クレアチン消耗につながらないだけでなく、調べ
た筋肉におけるATP濃度が著しく減少している。逆に、健全な筋肉細胞におい
て、筋肉不使用の非常に重度の状況でも、ATP濃度は正常である。β-GPA
の投与による筋肉のATP含有量の減少は、筋肉に対するβ-GPAの毒性作用
の典型的な症状である。これは、骨格筋の機械的保持(訓練)および非保持(不
使用)あるいはクレアチン投与に対する生理学的正常な順応と著しく相異した筋
肉順応を起こす。事実、β-GPA投与による動物実験は、病的な筋ジストロフ
ィーの非常に重篤な状態の実験的モデルの役目を果たすが、本明細書で述べる筋
肉不使用症候群に関する症状のモデルとはならない。GPAの毒性作用は、筋肉
不使用症候群における可逆的な生理学的筋肉順応とは大いにかけはなれた細胞順
応を誘導する(Laskowski B et al., Metabolism 30, 1080-1085, 1981; Moerla
nd TS et al., American Journal of Physiology 257, C810-C816, 1989; De Sa
edeleer M & Marechal G, Pfluegers Archives European Journal of Physiolog
y 402, 185-189, 1984; Levine S et al., American Journal of Physiology 27
1, C1480-C1486, 1996)。事実、GPA治療は筋ジストロフィーのモデルとして
使用されている。罹病筋肉細胞から得た結果は、健全な筋肉細胞についての指標
とならない。
【0010】 Wyss et al.,(Medical Hypotheses (1998), 51(4), 333-336)はまた、デュシ
ェンヌ型(Duchenne)筋ジストロフィーなどの筋肉疾患において、臨床症状を寛解
するための経口クレアチン補充について述べている。
【0011】 WO98/00148は、クレアチン、およびクレアチン投与量を減らすため
の少なくとも1つのカルシウム、マグネシウム、マンガンまたは亜鉛の塩を含有
する薬剤の調製に関する。
【0012】 健常者、特に運動選手への経口クレアチン補充は、短時間の運動試合で最高の
成果を収めるために行なわれてきた。長期にわたるクレアチン補充を運動選手に
与えることは、標準的な仕事量増加法として急速に広がったが、この方法が実際
に有効かどうかの科学的根拠は当初になかった。クレアチン補充の結果として生
じる脱脂肪体の増加が観察されているが、それは、もっぱら体水分の蓄積による
もので、筋肉肥大によるものではないことが示唆されている。
【0013】 本発明によるクレアチンの、筋肉不使用症候群(細胞の容量および機能力が減
少しているが実際にはまだ無傷である健全な筋肉を原則的に含む)の処置のため
の使用は、先行の技術文献から誘導されない。
【0014】 本発明の処置は、症候が発症する恐れのある時から対象者に医療製剤を投与す
る予防処置であり得る。また、製剤を既に症候が生じている患者にも与えること
ができる。
【0015】 筋肉不使用症候群に対して効果的な治療あるいは予防を行なうために、クレア
チン化合物を毎日のベースあるいは継続的ベースで投与すべきであり、一日の総
投与量を0.5〜10gの間とし、一日につき約2.5gのように1〜5gの間が
好ましい。この量はまた一日につき1回以上に分けて投与できる。1以上のクレ
アチン化合物を適当な賦形剤、希釈剤、担体などと組み合せて、投与のための用
量形態をつくる。適当な用量形態は、液剤、錠剤、カプセル、粉末剤、甘味製剤
または栄養補給剤や栄養剤であって、添加のクレアチンを含む。
【0016】 おどろくべきことに、1以上のクレアチン化合物の投与が耐糖能改善、筋肉に
おけるインスリン感受性の増加、筋肉毛細血管の増加および筋肉弛緩の高揚など
を引き起こすことがさらに判明した。後者は、運動中において筋肉弛緩に費やす
エネルギー消費量を減少するのみならず、同時に、作働筋と拮抗筋のあいだの共
収縮能力の減退による筋肉の共同作用を改善すると考えられる。
【0017】 この結果によって、発明者たちはクレアチン処置が高齢者の筋肉不使用症候群
の治療にもまた使用できることを発見した。高齢者は若者のように活ダイナミッ
クでなく、そのために機械的保持力が減退している。したがって、筋肉不使用症
候群は加齢に常に伴っている。
【0018】 筋肉不使用症候群はまた、慢性疲労症候群によっても起きる。本発明によるク
レアチン補充は、慢性疲労症候群に起因する筋肉不使用症候群の処置にも使用で
きる。
【0019】 「医療製剤」なる用語は、この適用における処置のための製剤、すなわち薬剤
および栄養補助剤に用いる。例えば、添加クレアチンを含有する液体または固体
の食料形態を含む。医療製剤は、単独で使用し、または身体リハビリテーション
プログラムと併用できる。なお、後者は所望の効果を得るのに必須ではない。
【0020】 本発明はまた、後述の実施例においてさらに説明する。実施例において次の図
面を参照する。
【0021】 図1: 固定およびリハビリテーション時における四頭筋横断面積に対する経
口クレアチン摂取の効果。値は10観察例の平均±S.E.M.であり、出発時(0
とする)に比較した筋横断面積(CSA)の変化を表わす。ある時点のデータのS.
E.M.は、図を見やすくするために省略した。最初に右脚(□、■)にギプスをは
めて2週間動かないようにし、一方、左脚を対照の脚(、●)とした。その後、
被検者は固定した脚の膝伸長リハビリテーションプログラムに10週間参加した
。被検者は補充のクレアチン一水和物(黒符号)またはプラセボ(白符号)を摂取し
た。* 印は対応する脚におけるプラセボ値に比して有意の治療効果を意味する(
p<0.05)。
【0022】 図2: 固定およびリハビリテーション時における最大等角膝伸長トルクに対
する経口クレアチン摂取の効果。値は10観察例の平均±S.E.M.であり、出
発時(0とする)に比較した最大等角膝伸長トルクの変化を表わす。ある時点のデ
ータのS.E.M.は、図を見やすくするために省略した。最初に右脚(□、■)に
ギプスをはめて2週間動かないようにし、一方、左脚を対照の脚(、●)とした
。その後、被検者は固定した脚の膝伸長リハビリテーションプログラムに10週
間参加した。被検者は補充のクレアチン一水和物(黒符号)またはプラセボ(白符
号)を摂取した。* 印は対応する脚におけるプラセボ値に比して有意の治療効果
を意味する(p<0.05)。
【0023】 図3: 固定およびリハビリテーション時における最大ダイナミック膝伸長運
動のパワー出力に対する経口クレアチン摂取の効果。値は10観察例の平均±S
.E.M.であり、出発時(0とする)に比較した一連の30のダイナミック最大膝
伸長時における平均パワー生成の変化を表わす。ある時点のデータのS.E.M.
は、図を見やすくするために省略した。最初に右脚(□、■)にギプスをはめて2
週間動かないようにし、一方、左脚を対照の脚(、●)とした。その後、被検者
は固定した脚に膝伸長器をつけて、膝伸長リハビリテーションプログラムに10
週間参加した。被検者は補充のクレアチン一水和物(黒符号)またはプラセボ(白
符号)を摂取した。* 印は対応する脚におけるプラセボ値に比して有意の治療効
果を意味する(p<0.05)。
【0024】 図4:固定およびリハビリテーション時における大腿四頭筋および膝腱筋の弛
緩時間に対する経口クレアチン摂取の効果。値は10観察例の平均±S.E.M.
であり、最大等角トルクが75%から25%に弛緩する筋肉の弛緩時間を表わす
。最初に右脚にギプスをはめて2週間動かないようにし、一方、左脚を対照の脚
とした。その後、被検者は固定した脚に膝伸長器をつけて、膝伸長リハビリテー
ションプログラムに10週間参加した。被検者は補充のクレアチン一水和物(黒
符号)またはプラセボ(白符号)を摂取した。筋肉弛緩時間は、膝腱筋および大腿
四頭筋の両方についてミリセカンド(ms)で計測し、続いて、それぞれの筋肉に
関して最大等角収縮を計測した。X軸上の時点は、左右大腿四頭筋および左右膝
腱筋それぞれについて、出発点から固定前(時点 1、6、11,16)、固定後(
時点 2、7、12、17)、リハビリテーションの3週間後(時点 3、8、13
、18)、リハビリテーション10週間後(時点 4、9、14、19)の計測値を
意味する。&印はプラセボ値に比して有意の治療効果を意味する(p<0.05)
【0025】 図5: 脚の固定およびリハビリテーション時における筋線維横断面積に対す
る経口クレアチン補充の効果。値は8観察例の平均±S.E.M.であり、I型、I
Ia型およびIIb型筋線維の横断面積をそれぞれ表わす。最初に右脚にギプスを
はめて2週間動かないようにした。その後、被検者は固定した脚に膝伸長器をつ
けて、膝伸長リハビリテーションプログラムに10週間参加した。被検者は補充
のクレアチン一水和物(黒符号)またはプラセボ(白符号)を摂取した。筋原線維ア
デノシン・トリホスファターゼ(ATPase)染色法によって、外側広筋の針生
検資料の横断線マイクロセクション上で視覚化した。* 印は固定後の値に比して
有意の時間効果を意味する(p<0.05)。
【0026】 図6: 固定およびリハビリテーション時における筋肉グリコーゲンに対する
長期クレアチン摂取の効果。値は平均±S.E.M.(n=8)である。固定の前後
2週間、および右脚のリハビリテーション3および10週間後の筋肉生検試料を
外側広筋から採取した。被検者は固定およびリハビリテーション時にクレアチン
一水和物(黒符号)またはプラセボ(白符号)を摂取した。筋肉グリコーゲンを標準
酵素分光測定法検定によって測定した。* 印はプラセボ値に比してp<0.05
であることを表わす。
【0027】 図7: 固定およびリハビリテーション時における筋線維毛細管に対する長期
クレアチン摂取の効果。値は平均±S.E.M.(n=6)である。固定の前後2週
間、および右脚のリハビリテーション3および10週間後の筋肉生検試料を外側
広筋から採取した。被検者は固定およびリハビリテーション時にクレアチン一水
和物(黒符号)またはプラセボ(白符号)を摂取した。I型(パネルA)、IIa型(パ
ネルB)およびIIb型(パネルC)の筋線維の筋肉毛細管をPAS分析で視覚化し
た。
【0028】 図8: 経口グルコース摂取に応答する血糖濃度に対する短期および長期クレ
アチン摂取の効果。値は、平均±S.E.M.(n=8〜9)である。被検者は、経
口クレアチン補充(黒符号)あるいはプラセボ補充(白符号)の12週間後(パネル
B)、および、クレアチンまたはプラセボ摂取(パネルA)の中止に続く10週間
の時点tにおいて、被検者は1gのグルコース・kg−1BWを摂取した。グ
ルコース投与の30分前(t−30)に、被検者は10gのクレアチン一水和物ま
たはプラセボを摂取した。血糖濃度を毛細管血試料によって15分間隔で計測し
た。* 印は、対応するプラセボ値に比してp<0.05であることを表わす。
【0029】 実施例 実施例1 筋肉不使用萎縮に対する処置のためのクレアチン使用 1.材料と方法 1.1 被検者 男性12人、女性7人、年齢20〜23歳の健常被検者は、試験に参加する旨
のインフォームドコンセントを書類で提出した。これから行なうすべての実験手
順を詳しく説明し、試験中あらゆる他の薬剤治療を禁止し、また食事と身体活動
レベルの変化もないようにした。3人の女性は経口避妊薬を服用していた。
【0030】 1.2 試験のプロトコール 12週間以上にわたって二重盲検試験を実施した。試験の第1週のあいだに試
験開始時の測定を実施した(セッション1、0週)。1日目の軽い標準食(600
kcal、炭水化物60%、脂肪25%、タンパク質15%)の後に、四頭筋横断面
積(CSA)を核磁気共鳴映像法(MRI)で計測し、その後に、生化学的および組織
化学的な分析のために、右脚の外側広筋の経皮的針生検を採取した。4日目の再
び軽い標準食の後に、アイソキネティック検力器を使用して、両脚の等角および
ダイナミック最大膝伸展トルクの評価を行なった。次に、被検者は、クレアチン
群(CR:n=11)とプラセボ群(P:N=11)の、男女均等で、四頭筋横断面
積を得られる2つのグループに分けた。次の日から、CR群の被検者は1日に4
回5gのクレアチン一水化物を摂取した。クレアチン補充剤にシロップ(60m
g・g−1クレアチン)およびマルトデキストリン(940mg・g−1)で風味を
つけ、一方で、P群はシロップ(40mg・g−1マルトデキストリン)含有のマ
ルトデキストリンのみを摂取した。クレアチンとプラセボの粉末は、味も外観も
同じにした。さらに、被検者は補充剤を摂取の1分前に温水に溶かすよう指示さ
れた。被検者の右脚の膝を〜60度まで曲げて、軽量ポリエステル製ギプスでそ
けい部から踝まで固定した。被検者は松葉杖を与えられて、固定の期間において
固定した脚の不自由さを軽減するために、交通機関へのフリーパスが与えられた
。一週間の後にギプスを取り外して、膝の関節を良く動くように20分間ほぐし
、その後に被検者はシャワーを浴びた。その直後に固定の一週間のために新しい
ギプスをはめた。
【0031】 右脚固定第2週目の終わりにギプスをはずし、固定後の計測を実行した(セッ
ション 2、第2週)。セッション2は、第1週から第3週において被検者がギプ
スをはずした後で30分の身体療法のセッション(受ダイナミック運動)に参加す
ることを除けば、セッション1と同じであり、第4週における最大膝伸長トルク
の評価の前に、正常な膝関節の動きを回復させるのを目的とする。
【0032】 セッション2の直後、10週間のリハビリテーションプログラムを始めた。被
検者は、週に3セッション、右脚のための片側性訓練プログラムに参加した。各
訓練のセッションは、膝の角度を90度から全伸長までの片側性膝伸長を60度
・sec−1の速度で12回、その間に2分の休憩をはさんで、膝伸長器(Technogym
(商標))で休むというシリーズを4回含む。作業負荷は、最大等角膝伸長トルク
の60%としてセットされ、これは、検定用エネルギー変換器を使って、各セッ
ションの開始時における90度の膝伸長について計測したものである。訓練期間
の終わりの7週間は4シリーズの片側性膝伸長を6シリーズにして行なった。す
べての訓練セッションは試験者の一人が監督した。CR群とP群の固定期間にお
ける1日の投薬摂取量5g4回を、リハビリテーションの初めの3週間は5gを
3回に減らし、その後は1日5gを1回にした。
【0033】 リハビリテーション期間の3週間後(セッション3、第5週)および10週間後
(セッション4、第12週)、そして最後の訓練セッションに続く少なくとも48
時間、被検者は、それぞれ中間的評価セッションおよび訓練後評価セッションの
ために試験所に戻った。各被検者に対して、セッション1〜4の行程におけるす
べての値について、週の同日かつ日の同時間に測定を行なった。測定結果は被検
者にも試験者にも試験終了まで明らかにしなかった。四頭筋横断面積(CSA)
の測定。
【0034】 相化アレイ・ボディイ・コイルを上脚部に取付けて、1.5Tスキャナー(Visi
on, Siemens)内でN.M.R.イメージングを行なった。被検者は、プラスティッ
ク製の足型に脚を入れた状態で仰向けに横たわり、被検者の脚が相違するMRI
セッション中においてコイルやマグネットに対して、正確に再生し得る位置づけ
にした。T1荷重イメージをスピンエコーシーケンス(TR/TE=500/12m
s)により得た。最初に、大腿骨の内側骨頭部最末端を正面スキャニングのため
に設置した。その後に、厚さ10mm、幅30mmの三軸スライスを、参照場所
に最も近い基部から17、20および23cmの位置に対照スライスを置いた。
軸イメージのインプレイス分解は1.12x0.78mmであった。イメージを分
析施設に送り、数量的処理を依頼した。大腿四頭筋のCSAをVisual B
asic ソフトウエアー(Microsoft Co., USA)によるイメージのデジタル化で
測定した。デジタル化は2人の独立の試験者が一部ずつ作成し、その結果を後に
合わせて平均値を求めた。しかしながら、内外の試験者によるイメージの差異が
5%を越えるとき、研究者たちはイメージを再デジタル化した。それぞれのイメ
ージについて、CSAの結果は最終的に2人の試験者による値を平均して計算し
た。最後に、大腿四頭筋CSA(cm)は、大腿骨の内側骨頭部に最も近い基部
から17、20および23cmの位置で撮った三軸スライスのスキャンイメージ
のそれぞれ平均値と定義した。
【0035】 膝伸長トルクの測定 膝伸長器の最大ボランタリートルク・疲労および弛緩の時間を、試験の前ごと
に調整した自己構築等速ダイナモメーターで評価した。このダイナモメーターは
、コンピューターとつながった非同期電動機(AMK Dynasyn, 19kw)とトルク交換
機(Lebow, 最大トルク565Nm、精度0.05%)を装備している。試験に先立
って、被検者は、試験所に報告を行い、試験手順になれている。運動試験では、
ダイナモメーター上に座って片側膝伸長を行なった。5分間の標準ウオームアッ
プの後に、被検者は3回のボランタリー最大等角収縮(3 s)を、2分間の休憩
時間をはさんで、膝の角度110度で行なった。次に、最大等角トルク(Nm)お
よび弛緩時間(msec)を固定トルクの緩やかなカーブとして得た。弛緩時間は
、最大等角トルクの75%から25%の下降時間と定義する。翌日、例により5
分間の標準ウオームアップの後に、被検者は、30回のダイナミック最大自由膝
伸長動作を定速1800・sec−1で、90度で始め全伸長(180度)まで行な
った。それぞれの収縮の後で、脚を最初の位置に受ダイナミックにもどして(1
800・sec−1)、その位置から次の収縮をすぐに始めた。トルクおよび伸長
の速度を収縮のたびに測定し、オンラインコンピューターで同時にデジタル化(
250Hz)した。最後に、パワーを登録トルクおよび速度測定から計算した。
【0036】 1.3 筋肉に関する生化学および組織化学 筋肉の試料を、右脚の外側広筋から針生検法(Bergstroem, J. Scandinavian J
ournal of Clinical and Laboratory Investigation 14 (suppl. 68), 1-110. 1
962)により得た。吸入法も適用した。局所麻酔薬(1%のリドカイン2〜3ml)
投与の次に、皮膚および筋膜の切開を行なった。セッション2、3および4のあ
いだに、それより早い時期のセッションに行なった切開部分の近接あるいは遠位
のどちらかの部位に切開を行なった。脚から採取した筋肉生検をすぐに血液およ
び可視結合組織を取り除いて液体窒素で急速冷凍し、-80℃で次の生化学分析
のために貯蔵した。残った筋肉を埋め込み媒質に載せ、イソペンタンで冷凍し、
液体窒素の凍結点まで冷却し、後日の分析のために-80℃で貯蔵した。筋肉基
質および酵素検定のために、筋肉試料を冷凍乾燥し、石油エーテルで2度洗って
脂肪を除いた。その後、各試料を分割して可視血液や結合組織を除くために細か
く切断した。次に、粉末化した抽出物(3〜5g)を使用して、ATP、PCrお
よび遊離Crの濃度(Harris, R. et al., Scandinavian Journal of Clinical a
nd Laboratory Investigation 33, 109-120. 1974)を分光光電測定した。筋肉の
クレアチン総濃度をPCrおよび遊離rの濃度の総量として計算した。組織化学
分析のために、連続した横断切片(10μm)を生検から-20℃のミクロトーム
器の中で切り取り、筋原線維のATPaseの線維タイプ(Brook, M.H. and Kai
ser, K.K. Journal of Histochemistry and Cytochemistry 18, 670-672. 1970)
を同定するために、その生検を染色した。
【0037】 1.4 統計学的分析 すべてのデータは平均±S.E.M.の値で表現した。データの統計学的評価(St
atistica(商標)software, Ohio, USA)は、分散の二方向解析による測定を繰り返
し、適当な場合ポスト-ホック多重比較についてTuckey検定を用いて、行
った。変数間の関係をPearsonの相関係数で計算した。統計学的有意レベ
ルをp<0.05と定めた。
【0038】 2. 結果 2.1 体重および処置の同定 試験の開始時の体重は、P群で66.9±2.7kg、それに対してCR群で6
5.9±3.1kgであった。試験の途中において、両方の群で体重は増加(p<
0.05)したが、試験のどの時点でもP群とCR群の間に顕著な差異はなかった
。P群の体重は、固定時期の直後およびリハビリテーション期間の3および10
週間後において、それぞれ68.2±2.8、68.1±2.8および68.4±3.
0kgであった。それに対応するCR群の値は、66.7±3.2、67.3±3.
2および68.4±3.3kgであった。リハビリテーション期間の訓練の作業負
荷は、リハビリテーション期間全体を通して両群ともに同様であった。最初の膝
伸長lRMは、P群で67±9kg、CR群で70±8kgであり、リハビリテ
ーション期間の終了段階でそれぞれ103±10kg、98±10に増加した。
試験の終わりに、被検者に対して、これまでに受けた処置について気づいた点を
尋ねたところ、受けた補充剤に関係なく、すべて分かっていなかった。試験中に
副作用の報告はなかった。
【0039】 2.2 筋横断面積 2.2.1 固定した脚 出発時の筋横断面積(CSA)は、P群で90±5cm、CR群で92±5
cmであった。図1に示すように、2週間の固定期間において、四頭筋横断面
積(CSA)は10%減少し(p<0.05、範囲:0〜15%)、P群で81±4
、CR群で82±5cmまで減少した。次のリハビリテーション期間において
四頭筋横断面積(CSA)はCR群の方がP群より早い割合で増加した(p<0.
05)。固定期間の後と比較して、リハビリテーション期間の3および10週間
後で、CR群の四頭筋横断面積(CSA)は、15%(範囲:9〜19%)、およ
び21%(範囲:20〜26%)の増加を示した。しかしながら、P群においては
、それに対応する増加量は、わずか9%および14%であった。すなわち、固定
期間の前の出発値と比較して、リハビリテーション期間の終わりの第10週にお
ける右脚の四頭筋横断面積(CSA)は、CR群(100±6cm)で大きくな
り(p<0.05)、P群(93±4cm)ではならなかった。
【0040】 2.2.2. 対照脚 試験の開始時における四頭筋横断面積(CSA)は、P群で91±4cm
あり、CR群(93±5cm)と類似している。P群においては、四頭筋横断面
積(CSA)は試験中を通じてずっと顕著な変化はなかった(図1)。逆に、CR
群における四頭筋横断面積(CSA)は漸次増大し、12週におけるその値は出
発時(100±6cm)より高かった(p<0.05)。
【0041】 2.3 筋肉の強度 2.3.1 固定した脚 試験の開始時における最大等角膝伸長トルクは、P群で151±12であり、
CR群で141±10Nmであった。図2で示すように、固定は両方の群におい
て(P群:-34±6Nm、CR群:-28±5Nm)、同じ程度で(-27%、範囲
:0〜31%)トルクを減少させた。しかしながら、次のリハビリテーション期
間において、トルクはP群においてより早い割合でCRにおいて増加した(p<
0.05)。CR群において、脚伸長訓練の3および10週後の最大等角トルクは
、それぞれ38%(範囲:16〜56%)および50%(範囲:15〜65%)増加
した。P群におけるそれに対応する増加はそれぞれ32%(範囲:20〜40%)
および42%(範囲:24〜52%)であった。かくして、固定前の出発値と比較
して、リハビリテーション期間の終わりにおける筋肉トルクは、P群およびCR
群においてそれぞれ10%および20%増加した(p<0.05)。30回の最大
ダイナミック膝伸長における平均パワー出力は、出発時でCR群が152±16
watt、P群が160±15wattであった(n.s.、図3参照)。固定は両方の群にお
いて(CR群:113±12watt、P群:122±12watt)同程度に(-25%)パ
ワーを減少させた(p<0.05)。しかしながら、リハビリテーションの期間に
おいては、パワー出力は、CR群においてP群より速い割合で増加した(p<0.
05)。固定前の出発値と比較して、リハビリテーション期間の10週の終わり
における最大ダイナミック膝伸長の訓練中の平均パワー出力は、CR群で(17
2±16watt)高い傾向(+13%、n.s.)にあり、P群(165±17watt)と類
似する。
【0042】 2.3.2 対照脚 対照脚の最大等角膝伸長トルクは、固定期間において両方の群で変化はないが
(図2)、リハビリテーションの期間において増加した(p<0.05)。最大のト
ルクはまた、リハビリテーション期間においてP群よりCR群の方が増大した(
p<0.05)。かくして、クレアチン補充の12週間後で、最大トルク(159
±12Nm)は、P群においてよりCR群において平均10%高かった(p<0.
05)。ダイナミック膝伸長訓練中のパワー出力は、CR群およびP群の出発時
において、それぞれ144±14wattおよび153±15wattあった(図3)。P
群において、パワーは試験中ずっと〜155watt前後であったが、CR群におい
て、パワーが漸次増加し(+14%、p<0.05)、クレアチン補充時期の12
週の終わりにパワーがピークとなった(163±16watt)。
【0043】 2.4 筋肉弛緩の時間 弛緩の時間は、最大等角収縮に続く、固定脚(右脚)および対照脚(左脚)の大腿
四頭筋および膝腱筋において計測した。図4で示すように、弛緩時間の出発時は
、CR群とP群ともに、平均で大腿四頭筋の場合〜75−80msec、膝腱筋
の場合〜80−90msecであった。P群の筋肉弛緩時間は12週間以上の試
験期間において、どちらの脚も、固定あるいはリハビリテーションの期間に顕著
な変化がなかった。逆に、クレアチン補充は筋肉弛緩時間に対して顕著な増大を
もたらした。すなわち、固定期間の大腿四頭筋および膝腱筋ともに(n.s.)、P群
において筋肉弛緩時間が増加する傾向にあり、CR群では減少する(p<0.05
)。したがって、リハビリテーション期間の3または10週の後で、弛緩の時間
は、右脚と左脚の両方、および大腿四頭筋と膝腱筋の両方について、P群よりC
R群の方が顕著に短かった(p<0.05)。
【0044】 2.5 筋肉に関する組織化学 生検材料の組織化学的測定は、解析が労働集約的であるために、被検者16人
の小グループを対象に、固定脚のみについて実施した。絶対的筋線維横断面積(
CSA;図5参照)のI型、IIa型およびIIb型の線維は、CR群とP群との
あいだに有意な差異はない。固定の期間に、CSAは、どの群においても、ど
の型の線維でも、有意に変化しなかった。固定後の値と比較して、10週のリハ
ビリテーション期間にP群のCSAが増加した(p<0.05)。増加の平均値
は、I型、IIa型およびIIb型の線維につきそれぞれ20%、30%および37
%であった。これに対応する増加は、平均でCR群の方が大きかった(I型 +3
7%、IIa型 +59%、IIb +56%)。しかしながら、データの変動性が大
きいのに反して、観察例の数が少ない関係から、2群の間の有意差は得られなか
った。I型の線維において、CSAは総CSA(%CSA)との関連性を表現
する。すなわち、出発時からリハビリテーションの期間の終わりまでに、CSA
は、P群において60±5%から53±5%に減少し(有意差なし)、CR群にお
いて53±3%から43±4%に減少した(p<0.05)。IIa型の%CSA
は付随的にCR群において29±3%から39±5%に増加した(p<0.05)
。これに対応するP群における値は29±4%から34±3%である(有意差な
し)。IIa型の%CSAは試験のあいだ安定していて、P群で-13%、CR群
で-17%であった。
【0045】 2.6 筋肉に関する生化学 出発時における筋肉クレアチンリン酸(PCr)の濃度は、2群の間で有意の差
異はなかった(表1)。固定期間に、PCrの濃度はP群において出発時より低い
約15%に減少した(p<0.05)。この減少はクレアチン補充で完全に避けら
れた(p<0.05)。P群において、筋肉PCr濃度は、リハビリテーション期
間の初めの3週間以内に固定前の出発値にもどり、その後その水準は保持された
。逆に、CR群において筋肉PCr濃度は、リハビリテーション期間の3週間後
に、出発値を上回る〜12%まで増加した(p<0.05)。しかしながら、この
PCrの「行き過ぎ」は、リハビリテーション期間の最終段階で元に戻った。
【0046】 筋肉遊離クレアチン濃度は、試験の間ずっとP群およびCR群において類似し
ていた。しかしながら、固定前の出発値と比較して、筋肉遊離クレアチン濃度は
、固定およびリハビリテーションの期間の後の方が高かった(p<0.05)。出
発時における筋肉の総クレアチン濃度は、P群とCR群とが類似していた。P群
において、固定は総クレアチンレベルを変化させなかった。しかしながら、リハ
ビリテーション期間の10週間後ではなくて、3週間後に、総クレアチンレベル
は少し増加した(p<0.05)。逆に、CR群において、筋肉の総クレアチンは
、固定期間の後に高くなり、また、P群と比較して膝伸長訓練の初めの3週間に
高くなった。しかしながら、筋肉PCrの低下と共に(表1)、筋肉の総クレアチ
ン濃度は、リハビリテーション計画の終わりまでに出発値に戻った。筋肉ATP
濃度の範囲は、17.5±0.6から21.5±0.5mmol・kg−1D.W.
であり、両方の実験群における固定あるいはリハビリテーションの期間によって
有意な影響を受けなかった。
【0047】
【表1】
【0048】 値は、8観察例の平均±S.E.M.であり、外側広筋から得た針生検試料で測
定した濃度(μmol・g−1DW)を表わす。総クレアチン濃度は、遊離クレア
チンとリン酸クレアチンとの濃度測定値の合計として計算した。最初に右脚にギ
プスをはめて2週間動かないようにした。その後、被検者は固定した脚に膝伸長
器をつけて、膝伸長リハビリテーションプログラムに10週間参加した。被検者
は補充のクレアチン一水和物またはプラセボのどちらかを摂取した。さらに詳細
については、方法の項を参照のこと。* 印はプラセボ値に比して有意の治療効果
を意味する(p<0.05)。†印は固定前の値に比して有意の時間効果を意味す
る(p<0.05)。
【0049】 実施例2 固定およびリハビリテーションにおける筋肉グリコーゲンおよび耐糖に対する経
口クレアチン補充の効果 1. 方法 1.1 被検者 8人の男性(21.7±0.3年齢、71.5±2.9kg)と、9人の女性(21.
7±0.4年齢、64.8±1.8kg)の健康なボランティアーが試験に参加した
。これから行なうすべての実験手順を詳しく説明し、被検者はインフォームドコ
ンセントの書類を提出した。被検者に対して、試験中はあらゆる薬剤治療を禁止
し、また、日常の身体活動のレベルやその他の生活習慣の変化を避けるよう指示
した。3人の女性被検者は試験中ずっと経口避妊薬を服用していた。地方倫理委
員会は試験のプロトコールを承認した。
【0050】 1.2 試験のプロトコール 試験の開始時に、体重および性別が同じように分布する2つの群を得るように
、22人の被検者をクレアチン群(n=11; CR)とプラセボ群(n=11;
P)のどちらかに所属せしめた。出発時測定の後で、ギプスを被検者の右脚に2
週間はめて動かないようにし、被検者にその状態で、標準化した10週間の耐能
訓練プログラムを実施した。訓練は、1RM60%の作業負荷を有する12の片
側だけの膝伸長が4〜6シリーズと、1週間に3回の割合の訓練セッションから
なる。固定の間に、CR群は5gのクレアチン一水和物を1日に4回摂取し、一
方でP群は、プラセボ補充剤(5gのマルトデキストリンを1日に4回)を摂取し
た。訓練中はクレアチン/プラセボ補充剤を、1週〜3週は1日に5gを3回摂
取し、4週〜10週は1日に5gを1回に減じた。被検者に、クレアチン粉末剤
を摂取の直前に温水で溶かすよう指示した。プラセボおよびクレアチン補充剤に
シロップとマルトデキストリンを加えて風味をつけ、外見と味を同じにした。固
定の2週間前(PRE)および2週間後(POST)、そしてリハビリテーション後
の3(R3)および10(R10)週間、右側の外側広筋の経皮針生検を、針生検法
で切開術適用して行なった。局所麻酔薬(1%のリドカイン2〜3ml)のもとに
、皮膚および筋膜の切開を行なった。セッション2、3および4のあいだに、そ
れより早い時期のセッションに行なった切開部分の近接あるいは遠位のどちらか
の部位に切開を行なった。それぞれの筋肉生検から可視結合組織などの汚れを取
り除いて清潔にし、液体窒素で急速冷凍し、-80℃で次の生化学分析のために
貯蔵した。残った筋肉を埋め込み媒質に載せ、イソペンタンで冷凍し、液体窒素
の凍結点まで冷却し、後日の組織化学的分析のために-80℃で貯蔵した。
【0051】 1.3 経口耐糖能テスト 17人(CR群9人; P群8人)の被検者が経口耐糖能テストに参加した。リ
ハビリテーション期間の終わりの10週において、そして、最後の訓練セッショ
ンに続く少なくとも48時間前において、被検者が一夜断食した朝、試験所に呼
び寄せられた。被検者は、心地よい椅子に座って、試験の間ずっとその姿勢でい
た。15分間休息の後に、充血性(Finalgon(商標))耳たぶから得た75μlの毛
細管血サンプルをヘパリンナトリウム処理ガラス細管に注入し、肘前静脈から得
た10mlの血液サンプルをヘパリンナトリウム処理チューブ(Vacutainer(商標
))に注入して採取した。その直後(t−30)、CR群の被検者は150mlの温
かいお茶に溶かした10gのクレアチン一水和物を摂取し、一方で、P群の被検
者はただのお茶を摂取した。30分後(t)2番目の毛細管血サンプルを採取し
、その時に被検者は、300mlの水に溶かした1gのグルコース・kg−1
Wを摂取した。その後に、追加の毛細管血サンプルを15分間隔で(t15、t
30、t45、t60)採取した。t30における採取に加えて、別の10ml
の血液サンプルを肘前静脈から採取した。
【0052】 この実施例を通じて試験セッション得たデータを「クレアチン負荷状態」と言
う。
【0053】 この耐糖能テストの後に、クレアチンおよびプラセボの補充を10週間停止し
た。この時間間隔は、長期にわたるクレアチン摂取による筋肉クレアチンの過剰
蓄積物を完全に洗い去るのに十分な時間であると以前からされている。その後に
、被検者は、週の同日および日の同時刻に試験所に戻るよう指示され、全く同じ
の経口耐糖能テストを受けた。
【0054】 1.4 生化学的および組織化学的分析 生化学的測定のための筋肉サンプルを、先ず冷凍乾燥し、石油エーテルで2度
洗って脂肪を取り除いた。その後に、各サンプルの一部を切り分けて、目に付く
血液や結合組織を除去してから粉々にした。次に、粉末化した抽出物をグリコー
ゲン、遊離クレアチンおよびクレアチンリン酸の濃度を測定するためにスペクト
ル光度計量に使用した(Harris, R.C. et al., Scad. J. Clin. Lab. Invest. 33
: 109-120, 1974)。
【0055】 組織化学的測定のために、一連の横断切片(10μm)を−20℃でミクロトー
ムによって切断し、筋原線維ATPase染色し、線維の型を同定し(Brooke, M
.H. and K.K. Kaiser, Journal of Histochemistryand Cytochemistry 18: 670-
672, 1970)、アミラーゼ・過ヨウ素酸・シッフ試薬(PAS)法によって毛細血管を
視覚化した(Andersen, P. Acta. Physiol. Scand. 95: 203-205, 1975)。線維面
積および毛細血管の密度を計測した(Andersen, P. and J. Henriksson, J. Phys
iol. 270:677-691, 1977)。
【0056】 毛細管血サンプルの糖濃度をすぐに自動糖分析器(Y.S.I. gulucose analyzer,
model 2300 ATAT)で分析した。その直後に、血漿を高速遠心分離によって分離
し、クレアチンおよび糖濃度の検定まで−80℃で貯蔵した。
【0057】 標準的な酵素蛍光検定器によって血漿クレアチンを測定した(Bergmeyer, H.U.
Methods of Enzymatic Analysis. Weinheim: VCH Verlagsgesellschaft, 1985)
【0058】 インスリンの測定を、二重抗体放射標識免疫検定法によって、ラットのインス
リンを標準にして行った(Novo Research Institute, Bagsvaerd, Demmark)。
【0059】 1.5 データの解析 筋肉総クレアチン濃度は、遊離クレアチンおよびリン酸クレアチンの合計とし
て計算した。毛細管拡散指数は、線維型ごとの毛細管数で平均筋肉線維面積を除
して算出した。血糖処理量を、グルコース摂取後0〜60分の間におけるΔ血糖
曲線下の面積(図8参照)と定義した。グルコース面積(GA)を台形公式にしたが
って算出した。すべてのデータを平均±SEMで表わした。
【0060】 実験群間の差異についての統計的検定には、Statistica(商標)software(Stats
oft Inc., Tulsa, USA)を使って、分散の二方向解析による測定を繰り返した。
統計的有意性の規準として確率レベルp<0.05を設定した。
【0061】 2. 結果 2.1 筋肉グリコーゲン 初めの筋肉グリコーゲン濃度は、対照群が407±43μmol・g−1DW
で、クレアチン群が379±19μmol・g−1DWであった。図6に示すよ
うに、筋肉グリコーゲンは両方の群で固定時期において有意の変化を示さなかっ
た。リハビリテーション期間の初めの3週間は、両方の群において筋肉グリコー
ゲンが増加した(p<0.05)。しかし、その増加はP群よりCR群の方が大き
かった。すなわち、3週間のリハビリテーション訓練の後における筋肉グリコー
ゲン濃度は、CR群が660±70μmol・g−1DWで、P群の520±6
0μmol・g−1DWより高かった。しかしながら、リハビリテーション期間
の終わりの7週間に、筋肉グリコーゲンは減少して、両群共に類似した出発値に
戻った。
【0062】 2.2 組織化学 出発時の両群の被検者において、毛管化の度合いは、I型およびII型の線維で
最も高く(I型:5.0±0.2; IIa型:5.1±0.2毛細管/線維)、IIb型線
維で低かった(4.4±0.3)(p<0.05)。しかしながら、P群(I型:5.4
±0.2; IIa型:5.5±0.2; IIb型:4.7±0.3)と比較して、毛細管
の数は、I型およびIIb型線維ではなくIIa型線維において、CR群(I型:4.
5±0.2; IIa型:4.6±0.3; IIb型:3.9±0.4; 図7参照)で有
意に低かった(p<0.05)。毛細管の数はあらゆる型の線維について、固定期
間でも、リハビリテーション期間の初めの3週間でも、有意の変化がなかった。
しかしながら、リハビリテーション期間の3週と10週のあいだに、毛細管の数
は、CR群でI型(有意差なし)、IIa型(p=0.09)およびIIb型(p<0.0
5)の線維において増加し、一方、P群では変わらなかった。試験の終わりに、
CR群ですべての型の線維の毛細管数が、出発値より〜20〜25%高かった。
【0063】 出発時における拡散面積指数(DI)はCR群の方がP群より10〜15%高か
った。固定期間でも、リハビリテーション期間の初めの3週間でも、DIに有意
の変化がなかった。しかし、固定後の値と比較して、P群における10週間のリ
ハビリテーション期間に、すべての線維の型についてDIが約30%増加した(
有意差なし)。逆に、CR群において、リハビリテーション期間に、IIb型線維
のみについてDI数が増加し(+15%、有意差なし)、一方で、I型およびIIa
型線維についてDI数が変化しなかった。
【0064】 2.3 耐糖能テスト 2.3.1 血漿クレアチン P群における血漿クレアチン濃度は、耐糖能テストの間、出発時およびプラセ
ボ摂取後の12週間ずっと一定の45〜80μmol・l−1であった(表2)。
CR群において、出発時血漿クレアチン濃度は、t−30の時点で62±20μ
mol・l−1であって、クレアチン摂取後の1時間(t30)までに1.40±0
.18mmol・l−1に増加した(p<0.05)。経口クレアチン補充後の12
週間における対応値は、t−30の時点で111±18、それに対して、t30 の時点で1.13±0.12mmol・l−1であって、出発値より低かった(p<
0.05)。
【0065】
【表2】
【0066】 値は8〜9観察例の平均±S.E.M.である。出発時およびクレアチン負荷の
被検者におけるインスリン、成長ホルモン(GH)、インスリン様成長因子1(I
GF-1)およびクレアチンを、経口グルコース摂取(1gグルコース・kg−1
W)の前後30分に、静脈血漿により測定した。グルコース投与の30分前に、
被検者は10gのクレアチン一水和物あるいはプラセボを摂取した。詳細は方法
の項を参照のこと。* 印は、対応するプラセボ値に比してp<0.05であるこ
とを表わす。
【0067】 2.3.2 血糖 初めの時点(t−30)の血糖濃度は両群において類似しており(4.61〜4.
65±0.1mmol・l−1)、10gのクレアチン一水和物あるいはプラセボ
を短時間摂取した場合に、両群で、出発時または12週間後で変らない。すなわ
ち、クレアチン(4.59±0.2mmol・l−1)、プラセボ(4.46±0.2m
mol・l−1)である。
【0068】 出発時におけるP群について、経口糖負荷(1g・kg−1)の摂取は血糖を増
加させ、そのピークの値はt30の時点で8.2±0.4mmol・l−1に達し
、後にt60の時点で6.7±0.6mmol・l−1に戻る(図8、パネルa)。
R群については、t13の時点を除いて、グルコース摂取に伴う血糖濃度は低く
、そのピークの値はt15の時点で7.6±2mmol・l−1に達し、t60
時点で5.9±0.5mmol・l−1に戻る。このように、グルコース面積(GA
)は、P群において154±21mmol・l−1・minであり、CR群(112
±15mmol・l−1・min)において低い傾向(p=0.10)がある。12週
間の補充期間の終わりにおいて、P群におけるグルコース摂取に対する血糖反応
(GA=163±16mmol・l−1・min−1)は出発時に類似する(図8、
パネルb)。しかし、CR群における血糖濃度およびグルコース面積(90±22
mmol・l−1・min−1)は低かった(p<0.05)。すなわち、プラセボと
比較して、クレアチン補充は、経口糖負荷(p=0.10)の摂取に伴うGAを減
少させる傾向がある。
【0069】 出発時において、血漿インスリンはP群とCR群とで類似する(表2)。糖摂取
は明らかに血漿インスリンを増加させた(p<0.05)。しかしながら、グルコ
ース摂取が血漿インスリンにおよぼす影響は、短時間のクレアチン摂取あるいは
事前の長期クレアチン負荷とは無関係である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 固定およびリハビリテーション時における四頭筋横断面積に対す
る経口クレアチン摂取の効果
【図2】 固定およびリハビリテーション時における最大等角膝伸長トルク
に対する経口クレアチン摂取の効果。
【図3】 固定およびリハビリテーション時における最大ダイナミック膝伸
長運動のパワー出力に対する経口クレアチン摂取の効果。
【図4】 固定およびリハビリテーション時における大腿四頭筋および膝腱
筋の弛緩時間に対する経口クレアチン摂取の効果。
【図5】 脚の固定およびリハビリテーション時における筋線維横断面積に
対する経口クレアチン補充の効果。
【図6】 固定およびリハビリテーション時における筋肉グリコーゲンに対
する長期クレアチン摂取の効果。
【図7】 固定およびリハビリテーション時における筋線維毛細管に対する
長期クレアチン摂取の効果。
【図8】 経口グルコース摂取に応答する血糖濃度に対する短期および長期
クレアチン摂取の効果。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA ,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ, PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,S K,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG ,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW Fターム(参考) 4B018 MD09 ME14 4C206 AA01 AA02 FA51 MA02 MA05 MA36 MA55 MA57 MA63 MA72 NA14 ZA94

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象者における筋肉不使用症候群の予防用または治療用の医
    療製剤を製造するための、クレアチン化合物、特にクレアチンおよびその類似物
    の使用。
  2. 【請求項2】 処置する対象者が、筋肉容量および筋肉機能力を増すための
    訓練プログラムを追加の行為として必要としない、請求項1の使用。
  3. 【請求項3】 クレアチン0.5−5gの全1日補充となる量の投与を意図
    することを特徴とする、請求項1または2の使用。
  4. 【請求項4】 筋肉不使用症候群が、疾病、加齢、精神的または身体的な障
    害による不運動または身体的能力レベル低下の結果であることを特徴とする、請
    求項1−3の使用。
  5. 【請求項5】 筋肉不使用症候群を治療または予防するための医療製剤であ
    って、適当な担体、稀釈剤または賦形剤と1以上のクレアチン化合物とを含む医
    療製剤。
  6. 【請求項6】 薬剤である、請求項5の医療製剤。
  7. 【請求項7】 栄養補助剤である、請求項5の医療製剤。
  8. 【請求項8】 1以上の追加のクレアチン化合物を含む食料形態を有する、
    請求項5または7の医療製剤。
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