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JP2002500815A - 改良コネクター - Google Patents

改良コネクター

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JP2002500815A
JP2002500815A JP54839999A JP54839999A JP2002500815A JP 2002500815 A JP2002500815 A JP 2002500815A JP 54839999 A JP54839999 A JP 54839999A JP 54839999 A JP54839999 A JP 54839999A JP 2002500815 A JP2002500815 A JP 2002500815A
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wire receiving
contacts
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JP54839999A
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ヴィクランド,マーク
サビ,オリンド
アダムス,ジョシュア
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ザ シエモン カンパニー
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Abstract

(57)【要約】 それぞれクロストークを減少させる改良性能を備えたプラグ(100)、コンセント(250)及び接続ブロック(300)を含んだコネクターが開示されている。プラグ(100)は、隣接コンタクト間の隣接領域を減少させたコンタクトと、ワイヤーを互い違いに配置させるロードバーとを含んでいる。プラグと接続するコンセント(250)はコンタクトキャリヤーに提供されたコンタクトを含んでおり、隣接コンタクト間の隣接領域を減少させている。接続ブロック(300)は複数のコンタクトペアを含んでおり、ペアのコンタクト間の距離はペアセット間の距離よりも短い。接続ブロックは改良チップを含んでおり、接続ブロックにカップリングされたワイヤーのアンツイスト処理量を減少させている。

Description

【発明の詳細な説明】 改良コネクター 発明の分野 本願発明は改良コネクターに関し、特には、改良型プラグ、コンセント(outle t)及び接続ブロック(connecting block)を含んだコネクターに関する。 発明の背景 テレコミュニケーションシステムの改良によって、送信線による益々高い周波 数を利用した音声信号及び/又はデータ信号の伝達能力が提供されている。ツィ スト処理(twist)されたペアのケーブル部材の多重性能レベル(multiple perform ance levels)を規定する複数の産業基準が設定されている。商業ベースのテレコ ミュニケーション機器及びそれらの設置のための国際ベンチマーク(benchmark) であると一般的に受け容れられている基準はANSI/TIA/EIA‐568‐ A(/568)商業ビルディングテレコミュニケーションケーブルスタンダード( Commercial Building Telecommunications Cabling Standard)と150/IEC 11801(/11801)カスタマーサイド包括ケーブル仕様(generic cablin g for customer premise)である。例えば、カテゴリー3、4及び5のケーブル と接続ハードは/568基準と/11801基準との両方、並びにそれぞれの国内 仕様あるいは領域仕様で規定されている。これら仕様において、カテゴリー3部 材の送信基準は16MHzまでと定められている。カテゴリー4の部材は20M Hzまでである。一方、カテゴリー5の部材は100MHzまでと規定されてい る。新基準が継続的に開発されており、将来の基準は少なくとも600MHzの 送信基準を必要とするであろう。 前述の送信基準はニアエンドクロストーク(near-end crosstalk)(NEXT) をも規定する。テレコミュニケーションコネクターはしばしば、典型的にはチッ プ‐リングコネクター(tip and ring connector)で成るペアのセットで提供され る。テレコミュニケーションコネクターのサイズが小さくなるに連れ、 隣接ペア間の距離は縮まり、隣接ペア間でクロストーク(漏話)現象が発生する 。このニアエンドクロストーク基準を満たすため、当分野では多彩な技術が利用 されている。 現存するテレコミュニケーション製品には、プラグ、コンセント及び接続ブロ ックが含まれる。これら装置のそれぞれは送信量が増加するに連れてクロストー クの影響を受ける可能性が高まる。このクロストークの可能性を減じるため、い くつかの異なる技術を利用してモジュラープラグが開発された。ハッベル、AT &T、トーマス&ベッツ等の従来のプラグは接触オーバラップ部分を減少させる ために正方形ワイヤーコンタクト(square wire contact)を利用している。 アンプ・アンド・RJエンタープライス等の別の従来プラグはインラインロー ドバー(in line load bar)を利用している。スチュワート・アンド・センチネル 等の他の従来プラグはスタガー型非共面方式(staggered,non-coplanar scheme) のロードバー(loadbar)を利用する。 コンセント(outlet)もまた送信量の増加に対処してクロストークを減少させる ようにデザインされてきた。クロストークを減少させるため、モジュラーコンセ ントは、通常の前方からではなく背後からプラグ接続領域に2本の弾性導電ピン を差込むようにした弾性導電ピンを利用する。スチュアート等の従来装置は背後 からプラグ接続領域に入る導電ピン3と6を有している。 接続ブロックもクロストークを減少させるようにデザインされている。現在の 110タイプの接続システムは、ワイヤーブロック(wiring block)、コネクター ブロック(connecting block)及びパッチコード(patch cord)あるいはジャンパー (jumper)を使用して非シールドツイストペア(UTP:unshielded twisted pair )でのデジタルデータ送信並びにアナログ/デジタル音声をサポートするように デザインされている。このシステムはエンドユーザーや装置に接続された回路の 移動と再アレンジとを提供する。これら110タイプのブロックはパンチダウン 絶縁体剥取接触(IDC:punch down insulation displacement contact)を使 用して密度を最大限とし、利用を容易化している。従来技術装置の限定要因は、 ツイストペアワイヤリング(twist pair wiring)をレース処理(lace)及びパンチ ダウン処理(punch down)するときに困難が発生 することである。IDCペア間の110タイプのブロックのチップは典型的には 丸加工(blunt)されており、ブロックのレース処理に先立ってワイヤーのアンツ イスト処理(untwist)を必要とする。そのため、ペアの過剰なアンツイストと電 気的性能の劣化が発生する。クロストーク現象を低減させるため、従来の接続ブ ロックは、米国特許第5160273号と第5328380号で開示されたもの のごとき隣接ペア間での導電性シールド(プレート)を利用することで改良され てきた。 クロストークを減少させ、性能を向上させるようにデザインされたプラグ、コ ンセント及び接続ブロックは存在するものの、増加する送信量に対処するにはさ らに改良されたプラグ、コンセント及び接続ブロックが必要である。 発明の概要 従来技術の前述及び他の欠点及び弱点は本願発明の改良コネクターによって克 服あるいは軽減される。このコネクターはクロストークを減少させることでそれ ぞれ向上した性能を発揮するプラグ、コンセント及び接続ブロックを含んでいる 。このプラグは、コンタクト(contact)間の隣接領域を減少させているコンタク トと、それらコンタクトに接続されているワイヤーを互い違いに配線(stagger) しているロードバーとを含んでいる。このプラグと接続されるコンセントはコン タクトキャリヤー内に配置されたコンタクトを含んでおり、コンタクト間の隣接 領域を減少させている。接続ブロックはコンタクトペアを含んでおり、ペアのコ ンタクト間の距離はペアセット間の距離よりも短い。この接続ブロックも接続ブ ロックにカップリングされたワイヤーのアンツイスト処理量を減少させる改良チ ップを含んでいる。 本願発明のそれら及び他の特徴は次の詳細な説明と図面とから当業者には容易 に理解されよう。 図面の簡単な説明 図1は本願発明のプラグの分解斜視図である。 図1Aはそのプラグのコンタクトを示す側面図である。 図2はそのプラグの下部ハウジングの斜視図である。 図3はそのプラグの分解斜視図である。 図4はそのプラグの斜視図である。 図5は本願発明のコンセントの分解斜視図である。 図6はそのコンセントの分解斜視図である。 図7はそのコンセントの正面図である。 図8は図7の8‐8線に沿った断面図である。 図9は図7の9‐9線に沿った断面図である。 図10はそのコンセントの底面図である。 図11は別例のコンセントの分解斜視図である。 図12はその別例のコンセントの分解斜視図である。 図13はその別例のコンセントの正面図である。 図14は図13の14‐14線に沿った断面図である。 図15は図13の15‐15線に沿った断面図である。 図16はその別例のコンセントの底面図である。 図17から図21は本願発明の接続ブロックを図示している。 図22はその接続ブロックの分解斜視図である。 図23と図24は本願発明のコネクターの斜視図である。 図25と図26は別例のコネクターの斜視図である。 図27は別例のプラグの分解斜視図である。 図28は図27のプラグのハウジングの斜視図である。 図29は図27のプラグのロードバーの斜視図である。 図30は図27のプラグの端面図である。 図31Aはケーブルの側面図である。 図31Bはそのケーブルの1端の端面図である。 図31Cはそのケーブルの別端の端面図である。 図32は図27のプラグのロードバーの斜視図である。 図33は別例のコンセントの正面図である。 図34は図33の34‐34線に沿った断面図である。 図35は図33の35‐35線に沿った断面図である。 図36はその別例のコンセントの底面図である。 図37はさらに別例のコンセントの正面図である。 図38は図37の38‐38線に沿った断面図である。 図39は図37の39‐39線に沿った断面図である。 図40は図37の40‐40線に沿った断面図である。 図41は図37の41‐41線に沿った断面図である。 図42は図37のコンセントの底面図である。 好適実施例の説明 図1は本願発明の1実施例による改良プラグ100の分解図である。プラグ1 00はRJ‐45コンセント(outlet)と接続されるようにデザインされており、 上部ハウジング102と下部ハウジング104とを含んでいる。これら上下ハウ ジングは好適には弾性プラスチック材料で提供されるが、従来技術に従ってさら にシールド処理を施すこともできる。コンタクト110は上部ハウジング102 内に搭載され、コンタクト108は下部ハウジング104内に搭載される。ロー ドバー106はワイヤーを受領し、それらワイヤーを適正に配置させてコンタク ト108と110とに導く。 下部ハウジング104は平坦面112と2体の側壁114とを含んでいる。こ れら側壁114を越えて2体のラッチ116が延び出ている。上部ハウジング1 02はそれらラッチ116を受領する開口部120を備えた側壁118を含んで いる。上部ハウジング102は絶縁状態に提供された一連のスリット170を含 んでいる。これらスリット170はコンタクト108と110の先端部130を 受領する。側壁114もネック124を備えた円形開口部122を含んでいる。 このネック124は円形開口部122の直径よりも小さな幅を有している。この 円形開口部122は上部ハウジング102上に形成されたヒンジピン126を受 領する。このヒンジピン126は円形面と平坦面とを有した柱体の一部である。 このヒンジピン126は1方向に最小幅部分を有しており、ネック124を通過 することができる。ヒンジピン126は上部ハウジング102が開口状態にある ときのみネック124を通過することができる。下部ハウジング104に対して 上部ハウジング102を回動させると、ヒンジピン126の最小幅部分はネック 124との整合状態を外れ、円形開口部122内に固定される。 コンタクト108と110とはそれぞれ絶縁体剥取コンタクト(IDC)端部 128と先端部130とを含んでいる。このIDC端部はベース132と、その ベースから突き出ているIDCアーム134を含んでいる。コンタクト108に 関しては、IDC端部128から垂直方向にレッグ136が延び出ている。この レッグは約90°曲げられ、レッグ138を定義する。レッグ138は約90° 曲げられてレッグ140を提供する。このレッグ140はレッグ136と平行で ある。 同様に、コンタクト110はベース132から延び出たIDCアーム134を 備えたIDC端部128を含んでいる。レッグ140はIDC端部128から垂 直に延び出ており、約90°曲げられてレッグ142を定義する。レッグ142 は約90°曲げられてレッグ144を定義する。コンタクト110はコンタクト 108とはレッグの曲げ方向が異なっている。図1Aに示すように、IDCアー ム134が同一基準軸方向に延びているとするなら、コンタクト108は基準軸 に対して反時計回りに曲げられ、コンタクト110は時計回りに曲げられている 。 下部ハウジング104はコンタクト108を受領するための複数の溝部148 を有したコンタクトホルダー146を含んでいる。コンタクト108は線状に溝 部148内に設置される。この際にコンタクト108は曲げられてレッグ136 、138及び140を形成する。一連の柱体150は各溝部148の開口部方向 に提供されている。柱体150はコンタクトの曲げ加工時とプラグ100の使用 時にコンタクト108を支持する。リップ149はコンタクトホルダー146の 上面に提供されており、下部ショルダー164に接して下部ハウジング104に 対するロードバー106のポジショニングを助ける。 ロードバー106は上面154と下面156を有した略方形ブロック152で 提供されている。円形溝159は上面154内に提供され、円形溝158は下面 156内に提供されている。下面156の溝158は等間隔に提供され、上面1 56の等間隔の溝159とはずれた位置に提供されている。ブロック152はロ ードバー106に沿って上ショルダー162と下ショルダー164を提供するよ うにサイズが減少された(例えば低くされた)部分を有している。下ショルダー 164はリップ149に接し、ロードバー106を下部ハウジング104内に設 置させる。側壁114も溝部148と下部溝158とを整合させており、溝15 8内に提供されたワイヤーをコンタクト108のIDC端部128と整合させる 。ロードバー106は上部ハウジング102に形成された凹部168(図3)に 受領される延長部166を含んでいる。プラグ100はロードバー106を使用 してワイヤーの変形を最小限度に押さえている。ロードバー106内に収容する ことでワイヤーの曲がりは押さえられ、同時にワイヤーはロードバー内を滑らさ れてプラグ領域内に押し込まれる。 図3はプラグ100の分解斜視図であり、上部ハウジング102の内部を示し ている。上部ハウジング102は突出体174を含んでいる。この突出体174 は収容されるケーブルのジャケットを下部ハウジング104に押し付けてケーブ ルにかかる圧力を解放させる。上部ハウジング102はコンタクト110を受領 するため、間隔を開けて提供された複数の溝部178を有したコンタクトホルダ ー176を含んでいる。複数の開口部180が上部ハウジング102に提供され ており、コンタクト108をスリット170に押し入れる。複数の延長体182 がコンタクトホルダー176から延び出ており、下部ハウジング104の凹部1 72に受領される。延長体182は凹部172に充分に押し込まれ、埃等がプラ グ100の内部に侵入するのを防止するが、上部ハウジング102と下部ハウジ ング104の相対的な回動を妨害しない程度の深さに入れられている。上部ハウ ジング102はロードバー106上で延長体166を受領する凹部168を含ん でおり、ロードバー106を上部ハウジング102に対して適正に配置させる。 ロードバー106を設置すると、ロードバー106の溝159はコンタクト11 0の溝部178及びIDC端部128と整合する。 図4は組立てられた状態のプラグ100の斜視図である。プラグ100を組み 立てるには、ワイヤーを溝158と159内に通し、ロードバー106を上部ハ ウジング102あるいは下部ハウジング104のいずれか内に配置する。ヒンジ ピン126を円形開口部122内に差し込み、上部ハウジング102と下部ハウ ジング104とを相対的に回動させる。ロードバー106内の溝158を下部ハ ウジング104内の溝部148と整合させ、溝159を上部ハウジング102の 溝部178と整合させる。上部ハウジング102を下部ハウジング方向に回動す ると、コンタクト108と110のIDC端部128は、各ワイヤーの絶縁体を 押し破って内部のワイヤーと接触し、ワイヤーとコンタクト108及び110と の電気接触状態を確立させる。完全に回動すると、ラッチ116は開口部120 と係合し、プラグは完成する。ワイヤーをロードバー106内に収容させること で最終的組み立てがさらに容易となる。図4に示すようにように、延長体182 は凹部172内に提供され、埃等がプラグ100内に侵入するのを防止する。 コンタクト108と110とは隣接するコンタクト間の隣接領域を減少させる ようにデザインされている。標準RJ‐45コンセントと接続するためには、コ ンタクト108と110の先端部は互いにスリット170内で隣接し、レッグ1 44と140は互いに隣接することになろう。コンタクト108と110はスリ ット170を抜けると互いから離れる。従って、レッグ142と138との隣接 領域は最小限度となり、レッグ136と140との間には隣接領域はなくなる。 隣接コンタクト間の隣接領域を減少させることでクロストークが減少し、性能は 向上する。さらに、ロードバー106は性能向上に貢献する。ロードバーはワイ ヤーを異なる平面(上部溝158と下部溝159)に配置させ、クロストーク現 象を押さえる。加えて、ロードバーは各ペアに必要なアンツイスト量を標準化し て最低限度化し、さらにクロストークを減少させる。クロストークを減少させる に加えて、本願発明のプラグはリターンロス(return loss)を改善させ、好バラ ンスを達成させる。この改善された性能でデータは高周波での送信が可能になり 、隣接ペアからのノイズを減少させる。 図5と図6は改良コンセント200の90°バージョンの分解斜視図である。 このコンセント200はハウジング202と弾性プラスチック製のコンタクトキ ャリヤー204とを含んでいる。コンセント200はシールド式コンセントとし ても製造することができる。コンセント200は90°バージョンと呼ばれる。 なぜなら、ハウジング202の開口部201はコンタクトキャリヤー204の平 面に垂直な平面に提供されているからであり、コンタクト220と218の端子 (terminal end)が延び出る。このコンタクトキャリヤーはL型であり、ベース2 06と、ベース206に垂直な後壁208を含んでいる。コンタクトキャリヤー 204は後端216の反対側に提供された前端214を有している。ベース20 6に提供されたリブ210はハウジング202の側壁に形成された溝212と係 合し、コンタクトキャリヤー204をハウジング202に固定させる。コンセン ト200は2タイプのコンタクト218と220とを含んでいる。これらは異な る形状を有しており、隣接コンタクト間の隣接領域を減少させて性能を向上させ ている。コンタクト218と220は金メッキあるいはパラジウム・ニッケル合 金メッキされた燐ブロンズ(phosphor bronze)ワイヤーで提供されている。コン タクト218と220はコンタクトキャリヤー204上で交互に提供されている 。 図7はコンセント200の正面図である。図8は図7の8‐8線に沿ったコン セント200の断面図である。図8は第1コンタクト218の詳細を図示してい る。第1コンタクト218は、回路ボードと接続する端子222を有している。 端子222からはコンタクト218がコンタクトキャリヤー204の下部に進入 し、約90°曲げられてレッグ224を形成している。コンタクト218はさら に90°から180°の間で曲げられ、前端214近くでコンタクトキャリヤー 204に入るレッグ226を定義する。先端228は後壁208内で終結し、ハ ウジング202の内部に形成されたリップ203の下側に位置する。コンタクト 218の通路はコンタクトキャリヤー204を通じて形成された第1溝部で提供 される。この通路は部分的にはベース206の下部付近に位置する第1部材22 3と、ベース206の上部付近に位置する第2部材225とで提供される。ギャ ップが第1部材と第2部材との問に設けられており、レッグ224を受領する。 図9は図7の9‐9線に沿った断面図である。コンタクト220はコンタクト キャリヤー204上でコンタクト218と交互に提供されている。コンタクト2 20は回路ボードに搭載できるようにコンタクトキャリヤー204の下部から延 びる先端230を有している。コンタクト220は約90°曲げられてレッグ2 32を定義する。レッグ232は約90°曲げられてレッグ234を定義する。 レッグ234は約90°曲げられてレッグ236を定義し、さらに90°以下で 曲げられてレッグ238を定義する。コンタクト220の先端240は、ハウジ ング202上で形成され、コンタクトキャリヤー204の前端214上方に位置 する後向リップ242の下側に位置する。図9に明瞭に図示されているように、 コンタクト220は前端214の反対側の後壁208のコンタクトキャリヤー2 04から外出する。コンタクト220の通路はベース206の下部付近に位置す る第3部材231と、ベース206と後壁208の間の交差部に位置する第4部 材とによって部分的に定義される。ギャップが第3部材231と第4部材233 との間に提供され、レッグ232を受領する。図10はコンセント200の底面 図である。コンセント200はコンタクト218と220が回路ボードと接続さ れる領域でのクロストークを、コンタクト218の列とコンタクト220の列と を標準モジュラージャック(典型的には0.100インチ)よりも離すことで減 少させる。 それぞれコンタクトキャリヤーの反対側からコンタクト218と220と外出 することは本願発明の重要な特徴である。コンタクトキャリヤーでコンタクト2 18と220を交互に提供し、コンタクト218を一方の端部から外出させ、コ ンタクト220を他方の端部から外出させることでコンタクト218と220が 隣接する部分が減少する。これでクロストークが減少し、リターンロスが改善さ れ、バランスが良くなる。 図11と図12は改良コンセント250の分解斜視図である。コンセント25 0はハウジング152と弾性プラスチックで提供されたコンタクトキャリヤー2 52とを含んでいる。コンセント250をシールドタイプコンセントとすること もできる。このコンセント250は垂直バージョンと呼ばれる。なぜなら、ハウ ジング252の開口部251はコンタクトキャリヤー254の平面と平行な面に 提供されているからであり、コンタクト274と276の端子を通過させている 。コンタクトキャリヤー254はL形状であり、ベース256と、ベースに垂直 な後壁258とを含んでいる。コンタクトキャリヤー254は後端262の反対 側に提供された前端260を有しており、そこで後壁258はベース256と交 わる。ベース256上のリブ264はハウジング252の内部の溝266と係合 し、コンタクトキャリヤー254をハウジング252内に固定する。ハウジング 25 2と後壁258の両方は接続ブロック300に搭載されたコンタクトのテールを 受領する凹部272を含んでいる。コンセント250は2タイプのコンタクト2 74と276とを含んでいる。これらは異なる形状を有しており、隣接コンタク ト間の隣接領域を減少させ、性能を高めている。コンタクト274と276は金 メッキあるいはパラジウム・ニッケル合金メッキ燐ブロンズワイヤーで製造され ている。コンタクト274と276はコンタクトキャリヤー254に交互に提供 されている。 図13はコンセント250の正面図である。図14は図13の14‐14線に 沿ったコンセント250の断面図である。図14は第1コンタクト274を詳細 に図示している。第1コンタクト274は回路ボードに接続される端子280を 有している。端子280からはコンタクト274がコンタクトキャリヤー254 のベース256に入り、約90°曲げられてレッグ282を提供する。コンタク ト274はさらに約90°曲げられてレッグ284を定義する。このレッグはベ ース256の下部に対する第1高で後壁258に垂直な部分から外出する。コン タクト274は90°以下で曲げられ、その先端286はハウジング252上で 形成され、コンタクトキャリヤー254の前端260上方に位置する後向リップ 288の下側で終結する。コンタクト274の通路はコンタクトキャリヤー25 4を通過して形成された第1溝部で提供される。この通路は部分的にはベース2 56と後壁258の間の交差部付近に位置する第1部材293と第2部材295 とによって提供される。ギャップが第1部材293と第2部材295との間に提 供され、レッグ282を受領する。 図15は図13の15‐15線に沿った断面図である。コンタクト276はコ ンタクトキャリヤー254でコンタクト274と交互に提供されている。コンタ クト276は回路ボード内の搭載のために後壁258から延び出る端子244を 有している。コンタクト276は約90°曲げられてレッグ246を定義し、さ らに90°以上曲げられてレッグ248を定義する。レッグ248は第1コンタ クト274の出口とは異なる、ベース256の下部に対する第2高で後壁258 から斜めに外出する。コンタクト276の先端249は、ハウジング252上に 形成された後向リップ288の下側で、コンタクトキャリヤー254の前端2 60の上方に位置する。コンタクト276の通路は部分的に、後壁258内に位 置する第3部材277と第4部材279とによって提供される。ギャップが第3 部材277と第4部材279との間に提供され、レッグ246を受領する。図1 6はコンセント250の底面図である。コンセント250はコンタクト274と 276が回路ボードと接続する領域のクロストークを、コンタクト218の列と コンタクト220の列を標準モジュラージャック(典型的には0.100インチ )よりも離すことで減少させる。 異なる高さと異なる角度でコンタクトキャリヤーの後壁から外出しているコン タクト274と276は本願発明の重要な特徴である。コンタクトキャリヤーで コンタクト274と276を交互に配置し、コンタクト274と276をコンタ クトキャリヤーの後壁から異なる高さと角度で外出させることで、隣接コンタク ト274と276間の隣接領域が減少する。これでクロストークが減少し、リタ ーンロスが改善され、バランスが良くなる。 図17は本願発明の1実施例による接続ブロック300の側面図である。接続 ブロック300はベース302から上方に延び出る端壁304を有した方形ベー ス302を含んでいる。このベース302からは第1歯体306と第2歯体30 8が延び出ている。ギャップ324が端壁304と第1歯体、第1歯体306と 第2歯体308の間に提供されている。第1歯体306は絶縁体剥取コンタクト (IDC)310を分離し、第2歯体308はIDC310のペアを分離する。 IDC310は米国特許第5645445号に解説されているようなプレスフィ ット式テール311を有している。ワイヤーがギャップ314に入れられ、ID C310内に押し下げられて、IDC310とワイヤーとの間の電気接続が提供 される。 本願発明の重要な特徴に従って、歯体308は第1歯体306の幅よりも太い 幅を有している。従って、1つのIDCペア間の距離はペア同士の距離よりも短 い。このジグザグペアデザインでペア間のクロストークが減少し、性能が良くな る。本願発明の装置はペア内のIDCを接近させることでさらにクロストークを 減少させる。この狭い間隔はブロック内のIDCを平行線ではなくて角度を与え て配置させることで達成される。ペア内のこの狭い間隔でペア同士間のスペース が広がり、クロストークがさらに減少する。本願発明のIDCは従来のものより 低くて狭いのでクロストークがさらに減少する。 端壁304は端壁304の外側に向かってテーパしている内面312を有して いる。同様に、第1歯体306は互い方向に向かってテーパした2面の内面31 4と、互い方向に向かってテーパした2面の外面316を含んでおり、第1歯体 306の先端でチップ318を定義する。チップ318は狭く提供され、10/ 1000インチよりも狭くて、好適には5/1000インチである。チップ31 8はツイストされた2本のワイヤーをレース処理に先立ってアンツイスト処理す る必要なく分離させることができる。この改良チップ318も編み込まれてツイ ストされたペアのケーブル(それぞれのツイストペアは薄い編み込み絶縁体によ って結合されている)の終結部の状態を改善している。この改良チップはブロッ クの素早くて容易なパンチング処理を提供する。本願発明の別の特徴はペア同士 間の特徴的な間隔である。これで設置時と使用時の各ペアの容易な視覚的識別が できる。 図18に示すように、端壁304の内面312と歯体306の内面314はI DC310の端部を受領する方形凹部320を有している。IDC310は接続 ブロック300の長軸Xに対して斜めに提供されている。1実施例においては、 IDC310は45°の角度で提供されている。歯体308の内面322も同様 に方形凹部320を含んでおり、IDC310の端部を受領する。図19は接続 ブロック300の底面図であり、接続ブロック300の長軸に対して45°に提 供されたIDC310を示している。図20と図21は接続ブロック300の端 面図である。図22は接続ブロックの分解斜視図であり、IDC310を示して いる。図示はされていないが、金属バリヤーをペア間に配置してさらにクロスト ークを減少させることもできる。 端壁304の内面312は2つのノッチ326を含んでいる。同様に、歯体3 06の内面314はそれぞれギャップ324に隣接した2つのノッチ326を含 んでいる。歯体308の内面322はそれぞれギャップ324に隣接する2つの ノッチ326を含んでいる。これらノッチ326はギャップ324内のワイヤー と接触する材料を減少させ、ノッチ326がない場合よりも単位面積あたりの圧 力を高める。この圧力増加でワイヤーをギャップ324内にさらに堅固に固定す る。 図23と図24は回路ボード400に搭載された90°コンセント200の斜 視図である。コンセント300は回路ボード400の反対側に搭載されている。 図23と図24はコンセント200に整合されているが接続されてはいないプラ グ100をも図示している。図25と図26は回路ボード400に搭載された垂 直コンセント250の斜視図である。接続ブロック300は回路ボード400の 反対側に搭載されている。図25と図26はコンセント250に整合されている が接続されてはいないプラグ100を図示している。これらプラグ、コンセント 及び接続ブロックは全て性能向上のためにデザインされており、共に使用される と性能向上したコネクターを提供する。これら実施例は8コンタクトバージョン のものであるが、本願発明のコンセント、プラグ及び接続ブロックの特徴はコン タクトの数によって限定されない(例えば、10、6、4、2も可能である)。 コネクターは高送信条件を満たさなければならないので、しばしばクロストー クに対処するために回路を必要とする。すなわち、その回路はしばしば所定の範 囲のプラグ性能に“チューニング”される。従来プラグの多くは広範囲の性能を 有しており、この回路とのチューニング状態を外れ、コネクターが送信条件を満 たさなくなる。送信周波数が増大すると、この補整回路の補整量は増加し、プラ グ性能の許容範囲変動量は低減する。従来技術のプラグの広範な送信性能に関わ る原因とは次のようなものである。 A.ペアのアンツイスト量の大きな変動。プラグは個々のペアのアンツイスト 量を制御する機構を含んでいない。 B.ペアの互いに対する不規則な位置関係。プラグ内にワイヤーを配置する方 法がなく、ペアは引張られ、曲げられ、あるいは捻られる。 C.従来プラグはワイヤーがロードバー内をプラグにまで押し込まれることを 要求する。これでフイヤーは曲がり、これらプラグの設置をも困難にする。 D.ケーブルの2端部はペアの鏡像形態を有しており、同様方法では組み立て られないことは困難性を高めている。 図27はさらに性能がアップした別例のプラグの分解斜視図である。プラグ5 00はハウジング502とロードバー504とを含んでいる。ハウジングは既に 存在するRJ‐45コンセントと接続される。ロードバー504はワイヤーをク ロストークを減少させるように受領設置する。ロードバー504はハウジング5 02の開口部503を通過して挿入される。ロードバー504は方形で凹部60 6を含んでおり、ハウジング502の内部に形成されたショルダー508を受領 する。ロードバー504は、第1面にアレンジされた第1セットのワイヤー受領 溝510と、第1面とは異なる第2面に位置する第2セットのワイヤー受領溝5 12とを含んでいる。好適実施例においては、この第1面は実質的に第2面と平 行である。ワイヤー受領溝510はワイヤーを滑らせて入れさせるが、ワイヤー が入れられた後にはワイヤーを保持する幅で提供されている。ワイヤー受領溝5 12はテーパされた入口514を含んでおり、ワイヤーの設置を助けている。一 連の個別スリット516がハウジング500に提供されており、ワイヤー受領溝 510と512に配置されたワイヤーと接触するように絶縁体剥取コンタクト用 の通路を提供している。スリット516は分離しており、隣接する絶縁体剥取コ ンタクトが互いに接触しないようにしている。3体のリッジ518がハウジング 502の内側に提供されている。各リッジ518は2つの隣接するワイヤー受領 溝510間に提供され、ワイヤーをスリット517に対して適正に配置させてい る。図27に示すロードバー504は8本のワイヤー(6本は第1面、2本は第 2面)を受領するように設計されている。プラグ500はこれ以外の数のワイヤ ーを受領するように改良することもできる。 図28はハウジング502の斜視図である。リッジ518はロードバーに向か って傾斜しており、ロードバー504のワイヤー受領溝510と平行に延びてい る。ハウジング502の傾斜した開口部はロードバー504のハウジング502 内への挿入を助けている。 図29はロードバー504の斜視図である。各ワイヤー受領溝510は半円形 である。隣接ワイヤー受領溝510はチップ‐リングコンダクターをそれぞれの ペアから受領し、それらの間にワイヤーを正確に配置させるためのリップ520 を有している。バリヤー522は隣接ペアのワイヤー受領溝510間に提供され ている。バリヤー522は異なるペアからのチップ‐リングコンダクターを 交差させないようにしており、ワイヤーの高さよりも高くなっている。バリヤー 522は第2平面のワイヤー受領溝512の真上に提供されている。 図29に示すように、ワイヤー受領溝512は従来方式で中央ペアのワイヤー 受領溝510を跨いで提供されている。バリヤー522は、バリヤー522の上 面を通って形成され、ワイヤー受領溝512に入るスリット524を含んでいる 。スリット524は、ワイヤー受領溝512に配置されたワイヤーと接触させる 絶縁体剥取コンタクト用の開口部を提供する。スリット524はロードバー50 4がハウジング内に設置されたときにハウジング502内のスリット516と整 合する。 図30はハウジング502に設置されたロードバー504を備えたプラグ50 0の端面図である。リッジ518はワイヤー受領溝510の半円面と類似した半 径を有した半円表面を含んでいる。この半円表面526はワイヤーをワイヤー受 領溝510に配置させ、ワイヤーをハウジング502のスリット516と整合さ せる作用を提供する。第1面526はフイヤー受領溝510の一方用であり、反 対側の面526は他方用である。リッジ518は実質的にワイヤー受領溝510 と平行であり、ワイヤー受領溝510の全長に沿って延びる。絶縁体剥取コンタ クトはスリット516内に提供され、ワイヤー受領溝510と512のワイヤー と係合する。ワイヤー受領溝512のワイヤーと係合するには長い絶縁体剥取コ ンタクトが必要である。 ロードバー504へのワイヤーの提供法を解説する。図31Aと図31Bは4 つのワイヤーペアを有したケーブルのそれぞれ側面図と端面図である。これら4 ペアはGr(グリーン)、Br(ブラウン)、Bl(ブルー)、Or(オレンジ )と指定されている。各ペアは2本のワイヤー(一方はチップコンダクター、他 方はリングコンダクター)を含んでいる。設置前の状態では各ペアの個々のワイ ヤーはツイストされている(すなわち、チップ‐リングコンダクターはツイスト 処理されている)。図31Cは図31Bのケーブルの反対側端部の端面図である 。 図31Bに示す端部では、ロードバー504は次のように設置される。まず、 ケーブルジャケットが端部から約1.5インチ剥き取られる。次にBrとGrの ペアが図31Bのように位置交換される。そのためにはGrはBrとスプリット Blを越える。これでBrとBlの間が分離する。Blはスプリットペアと呼称 される。なぜなら、従来方法により中間ペア上で分離されるからである。図32 に示すように、BrはスプリットペアBlのコンダクター間に配置される。Bl のチップ‐リングワイヤーはケーブルジャケットから最大で0.5インチだけア ンツイスト処理され、そのペアのワイヤーは適正に配置される。Blペアは図3 2に示すようにワイヤー受領溝512内のロードバー504内にレース処理され 、ツイスト処理されたワイヤーがロードバーと接触するまで引張られる。残りの ペアであるOr、Br及びGrは必要最小限度でアンツイスト処理され、クロス しないようにワイヤー受領溝510に配置される。各ペアのチップ‐リングコン ダクターはワイヤー受領溝510内で隣接状態に保たれる。ワイヤーはできるだ けロードバー504の端部に接近するようにカットされる。 Or、Br及びGrのペアはワイヤー受領溝510の第1面に配置される。別 ペアBrを跨ぐスプリットペアBlはワイヤー受領溝512の第2面に配置され る。スプリットペアBlは通常においてはニアエンドクロストーク(NEXT:n ear end crosstalk)に大きく貢献する。このペアをワイヤー受領溝512が定義 する第2面に、ワイヤー受領溝510で定義された第1面から離して設置するこ とで、スプリットペアで発生したクロストークは減少される。 図31Cに示すケーブル端部においては、ロードバーは次のように利用される 。まずケーブルジャケットが端部から約1.5インチ剥き取られる。次に、Or とBlが図31Cのように位置交換される。これには、OrをBrとBlとの間 でクロスさせる。これでBrとスプリットBlとの間の分離が提供される。これ らワイヤーはロードバー504内に配置される。 ロードバー504はハウジング502に挿入される。ロードバー504とハウ ジング502との間には、ロードバー504をハウジング502に固定させるよ うに多少の抵抗作用が存在する。凹部506はハウジング502内でショルダー 508を受領する。ロードバー504が適正にハウジング内に設置されるとワイ ヤー受領溝510はスリット516と整合する。これら2つのスリット524と 2つのワイヤー受領溝512も2つのスリット516と整合する。絶縁体剥取端 部を備えたコンタクトはスリット516内に入れられ、締め付けられてワイヤー 受領溝510と512内のワイヤーと係合する。ワイヤー受領溝512に配置さ れたスプリットペアのコンタクトブレードはワイヤー受領溝510のワイヤーの コンタクトブレードよりも長い。この通信プラグ500はいくつかの利点を提供 する。まず、各ペアのアンツイスト量が最低限であり、ロードバーによって制御 される。各ペアの位置はロードバーで規制され、ロードバーはワイヤーの曲がり を防止する。なぜなら、ワイヤーはプラグ内で押し込まれる必要がないからであ る。従って、プラグは非常に小さくて安定した範囲の送信性能を有する。クロス トーク補償回路がプラグ性能にチューニングされなければならない場合に特にこ れは有利である。ワイヤーをロードバー内で終結させるとさらに単純な最終製品 が完成する。 図33から図36は別例の90°コンセント600を示している。コンセント 600は前述のものと同様なコンタクトキャリヤーを備えたハウジングを含んで いる。コンタクト602と604はコンセント600で交互に提供されている。 図34は図33の34‐34線に沿った断面図である。図34は第1コンタク ト604を詳細に図示している。第1コンタクト604は回路ボードと接続する 端子606を有している。端子606からコンタクト604がコンタクトキャリ ヤーのベースに入り、約90°曲げられてレッグ608を提供する。コンタクト 604はさらに90°曲げられてレッグ610を提供する。コンタクト604は 90°以上曲げられてレッグ612を定義する。レッグ612はコンタクトキャ リヤーのベースの下部に対する第1高で後壁から斜めに外出する。コンタクト6 04の先端614はハウジング上に提供された後向リップ616の下側で、コン タクトキャリヤーの前端上方に提供される。コンタクト604の通路は部分的に 第1部材618と第2部材620とで提供される。ギャップが第1部材と第2部 材との間に提供され、レッグ608を受領する。 図35は図33の35‐35線に沿った断面図である。図35はコンタクト6 02を詳細に図示している。コンタクト602は回路ボードと接続する端子62 2を有している。端子622からコンタクト602がコンタクトキャリヤーのベ ースに入り、約90°曲げられてレッグ624を形成する。コンタクト602 は約90°曲げられてレッグ626を形成する。コンタクト602は約90°曲 げられてレッグ628を定義する。これはコンタクトキャリヤーの下部に対して 第2高で、実質的に平行に後壁から外出する。コンタクト602は90°以下で 曲げられる。先端632はハウジング上に形成され、コンタクトキャリヤーの前 端上方の後向リップ616の下側で終結する。コンタクト602の通路は部分的 に第3部材634と第4部材636とで形成される。ギャップが第3部材634 と第4部材636の間に提供されてレッグ624を受領する。 図36はコンセント600の底面図である。コンセント600はコンタクト6 02と604が回路ボードと接続する領域のクロストークを、コンタクト602 の列とコンタクト604の列とを標準(典型的には0.100インチ)よりも離 すことで減少させる。 異なる高さと角度とでコンタクトキャリヤーの後壁を外出するコンタクト60 2と604は本願発明の重要な特徴である。コンタクトキャリヤーでコンタクト 602と604を交互に提供し、コンタクト602と604を異なる高さと角度 とで後壁から外出させることで、コンタクト602と604の間の隣接領域が減 少する。これでクロストークは減少され、リターンロスを改善してさらに良いバ ランスが得られる。 図37から図42は別例のコンセント700を示している。コンセント700 は図11から図16で解説したものと同様なコンタクトキャリヤー254を含ん でいる。コンセント700は1から8と記されたポジションに8つのコンタクト を含んでいる。各コンタクトは図38から図42に示すように、性能を高めてク ロストークを減少させる形状を備えている。コンタクト274は図13から図1 6のコンタクト274と同じである。コンタクト274はコンセント700のポ ジション1、3、5、7に配置されている。スリット1のコンタクト274はベ リリウム・銅合金製であり、燐・ブロンズコンタクトよりも弾性的である。プラ グによってはポジション1と8にコンタクトを有せず、コンセント700のコン タクト1と8に過剰な力を与える。ベリリウム・銅合金でスリット1と8のコン タクトを製造することでスリット1と8のコンタクトの変形が防止できる。さら に、スリット1と8のコンタクトはスリット3、5、7のコンタクトよりもベー ス256に接近してコンタクトキャリヤー254の後壁258から外出すること ができる。これでポジション1と8にコンタクトを有しないプラグがコンセント 700と接続されるとき、スリット1と8のコンタクトの変形量が減少する。 図39は図37の39‐39線に沿った断面図であり、コンタクト276を図 示している。コンタクト276は図13から図16のコンタクト276と同じで ある。コンタクト276はコンセント700のポジション4と6に配置されてい る。 図40は図37の40‐40線に沿った断面図であり、コンタクト702を図 示している。コンタクト702はコンセント子700のポジション2に位置して いる。コンタクト702は回路ボードへの搭載のためにコンタクトキャリヤーの 後壁から延びる端子704を有している。コンタクト702は約90°曲げられ てレッグ246’を定義しており、さらに90°以上曲げられてレッグ248を 定義している。レッグ248は後壁から外出して、第1コンタクト274の出口 高さとは異なるベース256の下部に対する第2高の開口部706内に延びてお り、後壁258に対して斜めに外出している。コンタクト702の通路は部分的 に第3部材277と第5分際708とで形成されている。ギャップが第3部材2 77と第5部材708との間に提供され、レッグ246’を受領する。コンタク ト702はコンタクト276に類似しており、コンタクト702は後壁258か ら外出して、コンタクト276と同じ高さと角度とで開口部706内に延び入る 。コンタクト702と276との相違は、レッグ246’が図15のレッグ24 6よりも長いことである。従って、端子704は端子276と274の端子24 4と280とは異なる高さで提供されている。図42に示すように、このような コンタクトのアレンジでコンセントの性能が向上する。 図41は図37の41‐41線に沿った断面図であり、コンタクト730を図 示している。コンタクト730はコンセント700のポジション8にある。コン タクト730は回路ボードへの搭載のためにコンタクトキャリヤーの後壁から延 び出る端子734を有している。端子734からはコンタクト730が約90° 曲げられてレッグ282’を提供している。コンタクト730は約90°曲げら れてレッグ284を定義し、ベース256の下部に対して第1高で、後壁25 8に垂直に後壁258から外出している。コンタクト730は90°以下で曲げ られる。先端286は図14で示すハウジングの後向リップ288の下で終結す る。コンタクト730の通路は部分的に第1部材293と第6部材736とで提 供される。ギャップが第1部材293と第6部材736との間に設けられ、レッ グ282’を受領する。コンタクト730はコンタクト274と類似している。 コンタクト730は後壁258から外出して、コンタクト274と同じ高さと角 度とで開口部706に延び入る。コンタクト730と274の相違はレッグ28 2’が図14のレッグ282よりも短いことである。よって、端子734はコン タクト276と274の端子244と280の高さとは異なる高さで提供されて いる。先端734は先端704と同じ高さである。図42において解説するよう に、このコンタクトアレンジはコンセントの性能を高めている。 スリット1のコンタクト274に関して説明したように、スリット8のコンタ クト730はベリリウム・銅合金で提供され、ポジション1と8にコンタクトを 有しないプラグに対処することができる。コンタクトレッグ284はスリット3 、5、7のコンタクトよりもベース256に近いところでコンタクトキャリヤー 254の後壁258から外出することができる。これでプラグがポジション1と 8にコンタクトを有しないでコンセント700に接続される場合にコンタクト7 30の変形が軽減される。 図42はコンセント700の背面図であるり、コンタクト274、276、7 02、730の端子のポジションを示している。図42に示すように、ポジショ ン1、3、5、7のコンタクト274の端子はコンセント700の1縁部から第 1距離d1で列状に配置されている。コンタクト702と730の端子はコンセ ント700のその縁部から第2距離d2で列状となったポジション2と8に提供 されている。ポジション4と6に提供されたコンタクト276の端子はコンセン ト700のその縁部からd3の距離で列状に提供されている。コンセント700 のコンタクト274、276、702、730の位置はコンタクトペア間のクロ ストークを減少させることでコンセント700の性能をアップさせている。 以上、いくつかの好適実施例を基に本願発明を解説してきたが、本願発明の精 神とスコープ以内でそれらに改良を加えることは可能であろう。従って、本願発 明のそれら実施例はあくまでも本願発明を説明するための例示であることは理解 されるべきである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),AU,BR,C A,CN,IN,JP,KR,MX,RU (72)発明者 アダムス,ジョシュア アメリカ合衆国 06040 コネチカット州, マンチェスター,パイン ストリート 185

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.通信用コンセントであって、 ハウジングと、 該ハウジングに接続されており、所定数の第1コンタクトと第2コンタクト とを含んでいるコンタクトキャリヤーと、 を含んで成り、 前記第1コンタクトは端子と先端部とを備えており、それぞれの第1コンタ クトに沿った該端子から該先端部への第1通路は前記コンタクトキャリヤーの第 1部分で該コンタクトキャリヤーから外出し、 前記第2コンタクトは端子と先端部とを備えており、それぞれの第2コンタ クトに沿った該端子から該先端部への第2通路は前記コンタクトキャリヤーの前 記第1部分とは異なる第2部分で該コンタクトキャリヤーから外出する、 ことを特徴とするコンセント。 2.コンタクトキャリヤーはベースを含んでおり、該ベースは、下部、前端及 び該前端の反対側の後端で該ベースに結合する後壁とを有しており、 第1通路は該後壁を通過し、該ベースの下部に対する第1高で該後壁から外 出し、 第2通路は該後壁を通過し、該ベースの下部に対する第2高で該後壁から外 出する、 ことを特徴とする請求項1記載のコンセント。 3.第1コンタクトは後壁に対して略垂直に該後壁から外出し、 第2コンタクトは該後壁に対して斜めに該後壁から外出する、 ことを特徴とする請求項2記載のコンセント。 4.第1コンタクトと第2コンタクトはコンタクトキャリヤーに交互に提供さ れていることを特徴とする請求項1記載のコンセント。 5.第1コンタクトと第2コンタクトはコンタクトキャリヤーの表面を横断し て延びる端子を有しており、ハウジングの開口部は該表面に平行であることを特 徴とする請求項1記載のコンセント。 6.第1コンタクトと第2コンタクトはコンタクトキャリヤーの表面を横断し て延びる端子を有しており、ハウジングの開口部は該表面に垂直であることを特 徴とする請求項1記載のコンセント。 7.通信用コンセントであって、 ハウジングと、 該ハウジングを越えて延び、該ハウジングの縁部から第1距離に提供された 第1列にアレンジされている第1コンタクトと、 該ハウジングを越えて延び、該ハウジングの前記縁部から第2距離に提供さ れた第2列にアレンジされている第2コンタクトと、 該ハウジングを越えて延び、該ハウジングの前記縁部から第3距離に提供さ れている第3コンタクトと、 を含んで成り、該第3距離は前記第1距離よりも長く、前記第2距離よりも短い ことを特徴とするコンセント。 8.第3コンタクトは複数の第3コンタクトを含んで成ることを特徴とする請 求項7記載のコンセント。 9.第1コンタクトは4体のコンタクトを含んで成り、 第2コンタクトは2体のコンタクトを含んで成り、 第3コンタクトは2体のコンタクトを含んで成る、 ことを特徴とする請求項8記載のコンセント。 10.第1コンタクトと、第2コンタクトと、第3コンタクトとは、第1コンタ クト‐第3コンタクト‐第1コンタクト‐第2コンタクト‐第1コンタクト‐第 2コンタクト‐第1コンタクト‐第3コンタクトの順序でアレンジされているこ とを特徴とする請求項9記載のコンセント。 11.第3コンタクトは第1第3コンタクトと第2第3コンタクトとを含んで成 り、該第1第3コンタクトは該第2第3コンタクトとは異なる形状を有している ことを特徴とする請求項9記載のコンセント。 12.通信用接続ブロックであって、 ベースと、 該ベースから延び出ており、第1幅と先端部とを有した第1歯部と、 該ベースから延び出ており、該第1幅よりも太い第2幅を有した第2歯部と 、 前記第1歯部の各側に提供されたコンタクトペアと、 を含んで成り、 前記第1歯部は外壁ペアと内壁ペアとを有しており、該外壁ペアのそれぞれ は前記先端部方向にテーパされており、該内壁ペアのそれぞれは該先端部方向に テーパされており、該先端部にチップを定義していることを特徴とする接続ブロ ック。 13.通信用プラグであって、 第1平面に提供された第1ワイヤー受領溝部と第2ワイヤー受領溝部とを含 んでおり、該第1ワイヤー受領溝部は第1チップ‐リングペアの第1コンダクタ ーを受領し、該第2ワイヤー受領溝部は該第1チップ‐リングペアの第2コンダ クターを受領し、 前記第1平面とは異なり、該第1平面に略平行である第2平面に提供された 第3ワイヤー受領溝部と第4ワイヤー受領溝部とをさらに含んでおり、該第3ワ イヤー受領溝部と該第4ワイヤー受領溝部は前記第1ワイヤー受領溝部と前記第 2ワイヤー受領溝部とを跨いで提供されており、前記第3ワイヤー受領溝部は第 2チップ‐リングペアの第1コンダクターを受領し、前記第4ワイヤー受領溝 部は該第2チップ‐リングペアの第2コンダクターを受領する、 ことを特徴とするプラグ。 14.第1平面に提供された第5ワイヤー受領溝部と第6ワイヤー受領溝部とを さらに含んでおり、該第5ワイヤー受領溝部は第3チップ‐リングペアの第1コ ンダクターを受領し、前記第6ワイヤー受領溝部は該第3チップ‐リングペアの 第2コンダクターを受領することを特徴とする請求項13記載のプラグ。 15.第1平面に提供された第7ワイヤー受領溝部と第8ワイヤー受領溝部とを さらに含んでおり、該第7ワイヤー受領溝部は第4チップ‐リングペアの第1コ ンダクターを受領し、前記第8ワイヤー受領溝部は該第4チップ‐リングペアの 第2コンダクターを受領することを特徴とする請求項14記載のプラグ。
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