JP2002324830A - 基板熱処理用保持具、基板熱処理装置、半導体装置の製造方法、基板熱処理用保持具の製造方法及び基板熱処理用保持具の構造決定方法 - Google Patents
基板熱処理用保持具、基板熱処理装置、半導体装置の製造方法、基板熱処理用保持具の製造方法及び基板熱処理用保持具の構造決定方法Info
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- JP2002324830A JP2002324830A JP2001145387A JP2001145387A JP2002324830A JP 2002324830 A JP2002324830 A JP 2002324830A JP 2001145387 A JP2001145387 A JP 2001145387A JP 2001145387 A JP2001145387 A JP 2001145387A JP 2002324830 A JP2002324830 A JP 2002324830A
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- H10P72/12—
-
- H10P72/0434—
-
- H10P72/127—
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 基板を支持する支持部の平面精度を高めるこ
とのできる基板熱処理用保持具を得る。 【解決手段】 複数の基板を上下方向に離間させて水平
に支持する基板熱処理用保持具であって、複数の基板の
それぞれを面接触で支持するシリコンウエハ支持部と、
上下方向におけるシリコンウエハ支持部1の間隔を規定
するスペーサ2とを備える。シリコンウエハ支持部1と
スペーサ2を分離して作製できるので、シリコンウエハ
支持部1の平面精度、シリコンウエハ支持部1の上下方
向の間隔はシリコンウエハ支持部1及びスペーサ2の単
体の精度で定まり、初期精度を保つことにより精度の高
い基板熱処理用保持具を得ることができる。
とのできる基板熱処理用保持具を得る。 【解決手段】 複数の基板を上下方向に離間させて水平
に支持する基板熱処理用保持具であって、複数の基板の
それぞれを面接触で支持するシリコンウエハ支持部と、
上下方向におけるシリコンウエハ支持部1の間隔を規定
するスペーサ2とを備える。シリコンウエハ支持部1と
スペーサ2を分離して作製できるので、シリコンウエハ
支持部1の平面精度、シリコンウエハ支持部1の上下方
向の間隔はシリコンウエハ支持部1及びスペーサ2の単
体の精度で定まり、初期精度を保つことにより精度の高
い基板熱処理用保持具を得ることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板熱処理用保持
具、基板熱処理装置、基板熱処理用保持具の製造方法及
び基板熱処理用保持具の構造決定方法に関し、特に、半
導体基板などの基板を搭載して熱処理装置に挿入するた
めの基板熱処理用保持具に適用して好適である。
具、基板熱処理装置、基板熱処理用保持具の製造方法及
び基板熱処理用保持具の構造決定方法に関し、特に、半
導体基板などの基板を搭載して熱処理装置に挿入するた
めの基板熱処理用保持具に適用して好適である。
【0002】
【従来の技術】MOSLSIやバイポーラLSIなどの
半導体装置は、酸化工程、CVD工程、拡散工程等の多
くの熱処理工程を経て製造される。熱処理工程におい
て、縦型減圧CVD炉等のような縦型熱処理装置を使用
する場合は、半導体装置の材料であるシリコン(Si)
ウエハが、SiC製等の縦型熱処理用ボートに搭載され
て縦型熱処理装置の反応管内に挿入される。この縦型熱
処理用ボートは多数のシリコンウエハを水平に保ちなが
ら垂直方向へ適当な間隔で搭載することができる。
半導体装置は、酸化工程、CVD工程、拡散工程等の多
くの熱処理工程を経て製造される。熱処理工程におい
て、縦型減圧CVD炉等のような縦型熱処理装置を使用
する場合は、半導体装置の材料であるシリコン(Si)
ウエハが、SiC製等の縦型熱処理用ボートに搭載され
て縦型熱処理装置の反応管内に挿入される。この縦型熱
処理用ボートは多数のシリコンウエハを水平に保ちなが
ら垂直方向へ適当な間隔で搭載することができる。
【0003】この縦型熱処理用ボートの一般的な構造は
円形の天板及び台座となる底板とそれらをつなぐ3本以
上の支柱から成っている。支柱にはシリコンウエハの厚
みより大きな間隔でシリコンウエハ支持部が複数設けら
れ、その形状は、板状、棒状、あるいは支柱に直接溝が
切り込まれたもの等が有る。
円形の天板及び台座となる底板とそれらをつなぐ3本以
上の支柱から成っている。支柱にはシリコンウエハの厚
みより大きな間隔でシリコンウエハ支持部が複数設けら
れ、その形状は、板状、棒状、あるいは支柱に直接溝が
切り込まれたもの等が有る。
【0004】シリコンウエハを搭載した縦型熱処理用ボ
ートは縦型熱処理装置に挿入される。そして、縦型熱処
理装置を炉内に挿入して、例えば1000℃の温度で熱
処理を行う。この際、特に1000℃を超えるような熱
処理では熱応力転移(スリップ)が発生しないように温
度制御方法に工夫をしている。
ートは縦型熱処理装置に挿入される。そして、縦型熱処
理装置を炉内に挿入して、例えば1000℃の温度で熱
処理を行う。この際、特に1000℃を超えるような熱
処理では熱応力転移(スリップ)が発生しないように温
度制御方法に工夫をしている。
【0005】縦型熱処理用ボートの材質、形状は、10
00℃〜1050℃以下の温度で使用するものと、それ
以上の温度(以下、高温仕様と称する)で使用するもの
とではそれぞれ異なる。高温仕様の縦型熱処理用ボート
においては、SiC等セラミック製のものを使用する場
合が多い。支持部の形状についても、高温仕様の縦型熱
処理用ボートにおいては、シリコンウエハ中心部から外
周に向かって半径の2/3前後の位置を3箇所以上の点
または微小面で支持するもの、シリコンウエハの周辺か
ら先端部が前記半径2/3前後の位置まで伸びた板状面
全体で支持するもの、シリコンウエハの周辺をリング状
に支持するもの等がある。ここで、製造コストが高く生
産性の低いリング状支持のものは縦型熱処理用ボートと
して実用性に乏しく研究用としてのみ使用されている。
00℃〜1050℃以下の温度で使用するものと、それ
以上の温度(以下、高温仕様と称する)で使用するもの
とではそれぞれ異なる。高温仕様の縦型熱処理用ボート
においては、SiC等セラミック製のものを使用する場
合が多い。支持部の形状についても、高温仕様の縦型熱
処理用ボートにおいては、シリコンウエハ中心部から外
周に向かって半径の2/3前後の位置を3箇所以上の点
または微小面で支持するもの、シリコンウエハの周辺か
ら先端部が前記半径2/3前後の位置まで伸びた板状面
全体で支持するもの、シリコンウエハの周辺をリング状
に支持するもの等がある。ここで、製造コストが高く生
産性の低いリング状支持のものは縦型熱処理用ボートと
して実用性に乏しく研究用としてのみ使用されている。
【0006】特に、微細化のキーとなる素子分離技術の
うちSTI形成のためには、たとえば特開平9−205
140号公報や特開平10−189708号公報が示す
ように欠陥回復のために1100℃を超える熱処理が必
須であった。また特開2000−133607号公報で
はSOIデバイスの素子分離プロセスにおいても欠陥を
回復させるため、1100℃の酸化及び1150℃のア
ニールを行う方法が記載されている。
うちSTI形成のためには、たとえば特開平9−205
140号公報や特開平10−189708号公報が示す
ように欠陥回復のために1100℃を超える熱処理が必
須であった。また特開2000−133607号公報で
はSOIデバイスの素子分離プロセスにおいても欠陥を
回復させるため、1100℃の酸化及び1150℃のア
ニールを行う方法が記載されている。
【0007】例えば、特開平9−205140号公報に
は、STI(Shallow Trench Isol
ation)形成過程でシリコン等の半導体ウエハと溝
に埋め込まれる絶縁物のアニールを1100℃〜135
0℃で行う技術が示されている。1100℃を超える熱
処理では基板熱処理用保持具(ボートと呼ばれる場合も
ある)は炭化珪素を材料としている。特に、円形板状の
ウエハで直径が300mmのウエハに対応した基板熱処
理用保持具では、自重応力によるスリップと呼ばれる結
晶欠陥が発生するのを防ぐため、たとえば特開平6−2
60438号公報に示されたリング状の一部を切り取っ
た形状のウエハ支持部材や、特開平6−168903号
公報に示された複数の円弧状ウエハ支持部材あるいは特
開平6−163440号公報に示されたリング状のウエ
ハ支持部材等が公知として使用されている。ただしリン
グ状のウエハ支持部材は研究用として使用されているの
みで半導体デバイスを制作する工場では採用はされてい
ない。
は、STI(Shallow Trench Isol
ation)形成過程でシリコン等の半導体ウエハと溝
に埋め込まれる絶縁物のアニールを1100℃〜135
0℃で行う技術が示されている。1100℃を超える熱
処理では基板熱処理用保持具(ボートと呼ばれる場合も
ある)は炭化珪素を材料としている。特に、円形板状の
ウエハで直径が300mmのウエハに対応した基板熱処
理用保持具では、自重応力によるスリップと呼ばれる結
晶欠陥が発生するのを防ぐため、たとえば特開平6−2
60438号公報に示されたリング状の一部を切り取っ
た形状のウエハ支持部材や、特開平6−168903号
公報に示された複数の円弧状ウエハ支持部材あるいは特
開平6−163440号公報に示されたリング状のウエ
ハ支持部材等が公知として使用されている。ただしリン
グ状のウエハ支持部材は研究用として使用されているの
みで半導体デバイスを制作する工場では採用はされてい
ない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】シリコンウエハの大き
さは半導体製造技術の進歩とともに大きくなってきた。
今までの直径200mmのウエハから主流は直径300mm
のウエハとなり、スーパシリコンと呼ばれる直径450
mmのシリコンウエハも試作されるようになっている。
さは半導体製造技術の進歩とともに大きくなってきた。
今までの直径200mmのウエハから主流は直径300mm
のウエハとなり、スーパシリコンと呼ばれる直径450
mmのシリコンウエハも試作されるようになっている。
【0009】しかしながら、直径300mm以上のシリコ
ンウエハに対応する縦型熱処理用ボートでは、直径20
0mmのシリコンウエハでは熱応力転移(スリップ)が発
生しない比較的低い温度領域でもシリコンウエハ自重の
増加によりスリップの発生が起こっている。これを防ぐ
目的で高温仕様の縦型熱処理ボートが用いられている
が、大口径のシリコンウエハは面内の温度差が生じ易
く、シリコンウエハは単結晶であるため、温度差が生じ
ると熱処理中に容易に撓んでしまいスリップが発生して
しまう。
ンウエハに対応する縦型熱処理用ボートでは、直径20
0mmのシリコンウエハでは熱応力転移(スリップ)が発
生しない比較的低い温度領域でもシリコンウエハ自重の
増加によりスリップの発生が起こっている。これを防ぐ
目的で高温仕様の縦型熱処理ボートが用いられている
が、大口径のシリコンウエハは面内の温度差が生じ易
く、シリコンウエハは単結晶であるため、温度差が生じ
ると熱処理中に容易に撓んでしまいスリップが発生して
しまう。
【0010】また、3点で支持するタイプの高温仕様の
縦型熱処理用ボートを用いた場合、300mmウエハに
対して温度1000℃、1時間の熱処理を行ってもスリ
ップは発生しないが、ウエハ表面における支持部との接
触部位に点状の欠陥が生じるという問題があった。これ
を防ぐためには、板状の面で支持して荷重を分散させる
必要があるが、上述したように温度差に起因してシリコ
ンウエハが撓むため、点状欠陥の発生を抑えることがで
きなかった。
縦型熱処理用ボートを用いた場合、300mmウエハに
対して温度1000℃、1時間の熱処理を行ってもスリ
ップは発生しないが、ウエハ表面における支持部との接
触部位に点状の欠陥が生じるという問題があった。これ
を防ぐためには、板状の面で支持して荷重を分散させる
必要があるが、上述したように温度差に起因してシリコ
ンウエハが撓むため、点状欠陥の発生を抑えることがで
きなかった。
【0011】一方で、近年直径300mmのシリコンウエ
ハ用の縦型熱処理装置として、より均一にシリコンウエ
ハを加熱昇温できる装置が用いられるようになりつつあ
る。例えば、市販品である光洋サーモシステム社製の縦
型拡散炉、型名VF−5700は、昇温スピード50℃
/分以上、降温スピード15℃/分以上と比較的高速で
昇降温を行っても、シリコンウエハの面内を均一な温度
分布に保つことができ、1100℃から200℃までの
範囲で昇降温が可能である。しかし、本発明者らは、こ
の装置を用いて板状面全体で支持する縦型熱処理用ボー
トを石英を材料として作成し、熱処理を行ったが、やは
りスリップの発生を抑えることができなかった。
ハ用の縦型熱処理装置として、より均一にシリコンウエ
ハを加熱昇温できる装置が用いられるようになりつつあ
る。例えば、市販品である光洋サーモシステム社製の縦
型拡散炉、型名VF−5700は、昇温スピード50℃
/分以上、降温スピード15℃/分以上と比較的高速で
昇降温を行っても、シリコンウエハの面内を均一な温度
分布に保つことができ、1100℃から200℃までの
範囲で昇降温が可能である。しかし、本発明者らは、こ
の装置を用いて板状面全体で支持する縦型熱処理用ボー
トを石英を材料として作成し、熱処理を行ったが、やは
りスリップの発生を抑えることができなかった。
【0012】例えば、特開平11−54447号公報に
記載されているようにSiCより安価で加工しやすい石
英を材料としてスリップの入りにくい構造のウエハ熱処
理用保持治具の提案がある。しかしながら、本発明者ら
もこの公報を参考に口径300mmウエハに対応したウ
エハ熱処理用保持治具を試作し、テストしてみたがスリ
ップが出ないのは1000℃までであった。口径300
mmウエハを用いた半導体装置製造工程のアニールでは
最低1100℃でスリップが出ないことが必要である。
記載されているようにSiCより安価で加工しやすい石
英を材料としてスリップの入りにくい構造のウエハ熱処
理用保持治具の提案がある。しかしながら、本発明者ら
もこの公報を参考に口径300mmウエハに対応したウ
エハ熱処理用保持治具を試作し、テストしてみたがスリ
ップが出ないのは1000℃までであった。口径300
mmウエハを用いた半導体装置製造工程のアニールでは
最低1100℃でスリップが出ないことが必要である。
【0013】図43は、特開平11−54447号公報
の記載を元に本発明者らが試作した熱処理具である。原
図通りのものを作成すると搭載後ウエハが動くという不
具合が生じるので、ウエハを固定するための位置決め支
柱105を設けた。石英製のウエハ熱処理用保持治具な
ので1100℃で長期間使用するとウエハ熱処理用保持
治具がビア樽のように変形する可能性があるので、変形
防止のための補強部106を付けている。上部の補強部
106が左右互い違いにしてあるのはボート支柱103
が同一方向に曲がるのを防ぐためである。上述したよう
に、この構造では高温時にスリップが発生することを抑
えることができなかった。
の記載を元に本発明者らが試作した熱処理具である。原
図通りのものを作成すると搭載後ウエハが動くという不
具合が生じるので、ウエハを固定するための位置決め支
柱105を設けた。石英製のウエハ熱処理用保持治具な
ので1100℃で長期間使用するとウエハ熱処理用保持
治具がビア樽のように変形する可能性があるので、変形
防止のための補強部106を付けている。上部の補強部
106が左右互い違いにしてあるのはボート支柱103
が同一方向に曲がるのを防ぐためである。上述したよう
に、この構造では高温時にスリップが発生することを抑
えることができなかった。
【0014】石英はSiCほど高温では使用できない
が、図42に転載した、東ソー・クォーツ株式会社のホ
ームページ(アドレスhttp://nsg.min
o.no.jp/th.html)の「石英ガラスのデ
ータ熱的特性」の画面に示されている粘性特性のグラフ
によると、東ソー・クォーツ株式会社でHR品と呼んで
いる電気溶融で作成した石英では1150℃で粘性が1
014ポアズあり実用耐熱温度限界の目安となる粘性が
歪み点(4×1014ポアズ)になる温度は1120℃
〜1130℃であることがわかり、このように実験的に
も理論上でも1100℃の使用には十分耐えることが確
認できた。なお歪み点については、川福博司ら編リアラ
イズ社発行の「非晶質シリカ材ハンドブック」の87ペ
ージの4.特性温度の項で、「粘性流動がおこらない温
度でこの温度以下では歪みの除去できない温度で粘性が
13.5Pa・sになる温度と定義されている。」と記
載されている。
が、図42に転載した、東ソー・クォーツ株式会社のホ
ームページ(アドレスhttp://nsg.min
o.no.jp/th.html)の「石英ガラスのデ
ータ熱的特性」の画面に示されている粘性特性のグラフ
によると、東ソー・クォーツ株式会社でHR品と呼んで
いる電気溶融で作成した石英では1150℃で粘性が1
014ポアズあり実用耐熱温度限界の目安となる粘性が
歪み点(4×1014ポアズ)になる温度は1120℃
〜1130℃であることがわかり、このように実験的に
も理論上でも1100℃の使用には十分耐えることが確
認できた。なお歪み点については、川福博司ら編リアラ
イズ社発行の「非晶質シリカ材ハンドブック」の87ペ
ージの4.特性温度の項で、「粘性流動がおこらない温
度でこの温度以下では歪みの除去できない温度で粘性が
13.5Pa・sになる温度と定義されている。」と記
載されている。
【0015】縦型熱処理用ボートの材質としてSiC等
のセラミックを用いた場合、SiCの加工は焼成前に行
い、この時点での精度は比較的良好であるものの、焼成
すると縮みが発生するため精度が劣化する問題があり、
石英ガラスを使用した場合に比較すると精度が出しにく
い。このため、SiCを材料として縦型熱処理用ボート
を製造する場合、特に精度が必要なシリコンウエハ支持
部を必要数以上作成し、その中から規格に適合するもの
を選別する必要が生じる。この場合、歩留まりが悪けれ
ばコストが上昇してしまう。また、SiC等のセラミッ
クは長時間高温の使用に耐えることができるが、コスト
が石英の数倍かかってしまうという問題がある。また、
デザインルールの微細化により半導体の製造プロセスで
も最高温度が1100℃程度のプロセスが増えてきてい
る。図42に示すように石英の種類によっては歪点(粘
性率4.0×1013PaSになる温度)が1100℃
以上のものがあるので、このような半導体装置製造プロ
セスでSiCを使うのははなはだ不経済である。
のセラミックを用いた場合、SiCの加工は焼成前に行
い、この時点での精度は比較的良好であるものの、焼成
すると縮みが発生するため精度が劣化する問題があり、
石英ガラスを使用した場合に比較すると精度が出しにく
い。このため、SiCを材料として縦型熱処理用ボート
を製造する場合、特に精度が必要なシリコンウエハ支持
部を必要数以上作成し、その中から規格に適合するもの
を選別する必要が生じる。この場合、歩留まりが悪けれ
ばコストが上昇してしまう。また、SiC等のセラミッ
クは長時間高温の使用に耐えることができるが、コスト
が石英の数倍かかってしまうという問題がある。また、
デザインルールの微細化により半導体の製造プロセスで
も最高温度が1100℃程度のプロセスが増えてきてい
る。図42に示すように石英の種類によっては歪点(粘
性率4.0×1013PaSになる温度)が1100℃
以上のものがあるので、このような半導体装置製造プロ
セスでSiCを使うのははなはだ不経済である。
【0016】ところで、半導体装置は高集積化が進み回
路幅もますます小さくなる傾向がある。またシリコンウ
エハの方は上述したように大口径化がすすんで直径が大
きくなり直径300mmが実用化される段階にきてい
る。
路幅もますます小さくなる傾向がある。またシリコンウ
エハの方は上述したように大口径化がすすんで直径が大
きくなり直径300mmが実用化される段階にきてい
る。
【0017】しかるにいざ300mmウエハ対応工場建
設ということで蓋を開けると300mmウエハに対応し
た高温熱処理装置が無いのである。つまり工場建設と時
期を同じくして高温熱処理装置を開発しなければならな
くなった。従って高温熱処理装置に使うウエハ熱処理用
保持治具は十分な構造や材質を検討するまもなく高温熱
処理でウエハにスリップと呼ばれる結晶欠陥が入らない
ということを最優先としたため非常にコストの高いもの
となっている。
設ということで蓋を開けると300mmウエハに対応し
た高温熱処理装置が無いのである。つまり工場建設と時
期を同じくして高温熱処理装置を開発しなければならな
くなった。従って高温熱処理装置に使うウエハ熱処理用
保持治具は十分な構造や材質を検討するまもなく高温熱
処理でウエハにスリップと呼ばれる結晶欠陥が入らない
ということを最優先としたため非常にコストの高いもの
となっている。
【0018】そもそもウエハを大口径化するのはデバイ
スの製造コストを下げ、国際競争力をつけるためであ
る。たとえば200mmのウエハに対して300mmウ
エハは面積で言うと2.25倍つまり単純計算では、製
造装置数が同じで同一材料費であれば、一枚のウエハか
ら取れるチップ数は2倍以上になりつまりチップコスト
は半分以下になる。口径300mmウエハに対応した製
造装置、材料や部品のコストが上がり、半導体デバイス
製造コストが口径200mmのウエハを材料とする場合
に比べてチップコストの差がなくなることは許されない
ことである。これらの要請からウエハ熱処理用保持治具
においてはその製造コストを下げるのが急務となってい
る。
スの製造コストを下げ、国際競争力をつけるためであ
る。たとえば200mmのウエハに対して300mmウ
エハは面積で言うと2.25倍つまり単純計算では、製
造装置数が同じで同一材料費であれば、一枚のウエハか
ら取れるチップ数は2倍以上になりつまりチップコスト
は半分以下になる。口径300mmウエハに対応した製
造装置、材料や部品のコストが上がり、半導体デバイス
製造コストが口径200mmのウエハを材料とする場合
に比べてチップコストの差がなくなることは許されない
ことである。これらの要請からウエハ熱処理用保持治具
においてはその製造コストを下げるのが急務となってい
る。
【0019】具体的に従来の基板熱処理用保持治具がな
ぜコスト高いのかは以下の理由が考えられる。材料とし
てのSiC自体が高いのであるが、例えば図44に示す
特開平6−260438号公報に記載された1100℃
以上の熱処理に対応した基板熱処理用保持治具は、当該
公報の発明以前の基板熱処理用保持治具よりSiCを多
量に使う構造になっている。SiCの代わりに一部シリ
コンを使う場合もあるが、材料費はさらに上昇する。更
に、シリコン又はポリシリコンは酸化され易く、酸化シ
リコンはシリコンと比較すると体積が増大するため、使
用に伴って歪みが増大する欠点がある。このため、消耗
が激しくランニングコストが増大するという問題があっ
た。また、SiCはセラミックであり、焼成すると非常
に固くなり加工が困難なので焼成前に加工を行う。しか
し、加工後に焼成すると縮むため、加工精度の高いもの
を要求すると更にコストが上昇するという問題があっ
た。
ぜコスト高いのかは以下の理由が考えられる。材料とし
てのSiC自体が高いのであるが、例えば図44に示す
特開平6−260438号公報に記載された1100℃
以上の熱処理に対応した基板熱処理用保持治具は、当該
公報の発明以前の基板熱処理用保持治具よりSiCを多
量に使う構造になっている。SiCの代わりに一部シリ
コンを使う場合もあるが、材料費はさらに上昇する。更
に、シリコン又はポリシリコンは酸化され易く、酸化シ
リコンはシリコンと比較すると体積が増大するため、使
用に伴って歪みが増大する欠点がある。このため、消耗
が激しくランニングコストが増大するという問題があっ
た。また、SiCはセラミックであり、焼成すると非常
に固くなり加工が困難なので焼成前に加工を行う。しか
し、加工後に焼成すると縮むため、加工精度の高いもの
を要求すると更にコストが上昇するという問題があっ
た。
【0020】そこで、図44に示す特開平6−2604
38号公報に記載の熱処理用保持治具を直径300mm
に対応するようにコストを算出してみたが、図10に示
す従来型ウエハ熱処理用保持治具3倍から4倍のコスト
となった。特開平6−260438号公報に記載の熱処
理用保持治具では、図44に示すように支柱16に支持
部材5を水平に保つための溝が設けられており、4本の
支柱16の同じ段の溝は精度よく同一平面にする必要が
あり、また溝の間隔も精度の高いものが要求されるため
作成に要する時間が長くなる。支持部材を固定するため
の固定シャフトの穴も各支持部材に精度よく開けなけれ
ばならず、これらの精度の要求がコスト上昇させている
が、これ以外にも組み立ての複雑さもコスト上昇の要因
となっていると想定される。また、これと近似した構造
で特開2000−150401号公報に記載のウエハ熱
処理用保持治具があるが高コストであることには変りな
い。
38号公報に記載の熱処理用保持治具を直径300mm
に対応するようにコストを算出してみたが、図10に示
す従来型ウエハ熱処理用保持治具3倍から4倍のコスト
となった。特開平6−260438号公報に記載の熱処
理用保持治具では、図44に示すように支柱16に支持
部材5を水平に保つための溝が設けられており、4本の
支柱16の同じ段の溝は精度よく同一平面にする必要が
あり、また溝の間隔も精度の高いものが要求されるため
作成に要する時間が長くなる。支持部材を固定するため
の固定シャフトの穴も各支持部材に精度よく開けなけれ
ばならず、これらの精度の要求がコスト上昇させている
が、これ以外にも組み立ての複雑さもコスト上昇の要因
となっていると想定される。また、これと近似した構造
で特開2000−150401号公報に記載のウエハ熱
処理用保持治具があるが高コストであることには変りな
い。
【0021】図44のウエハ熱処理用保持治具を作成方
法について、本発明者らが組立て方法を検討した結果を
以下に示す。図44において先ずボート支柱103にウ
エハ支持部材101を載せるための溝を切った後、これ
らを底板102に溶接して固定する。この溶接時に、石
英の溶解により各支柱の沈み込みに差が生じないように
する必要があるため、各ボート支柱103の固定作業時
間は同じとし、バーナーの火炎の量も同じにしなければ
ならない。従って、精度良く組み立てるためには非常に
熟練を要する。各ボート支柱103を固定した後、溶接
時に生じた内部歪みを取るため1130℃でアニールを
行う。次に、予め用意したウエハ支持部材101を必要
数搭載し、固定シャフト107が貫通する孔の位置を一
致させて固定シャフト107を通す。底板102には固
定シャフト107を固定するための窪みを設けてある。
ここで作業性を考慮して、各ボート支柱103の1本あ
るいは2本とウエハ支持部材101を溶接により仮止め
をし、上下反転して天板104の上に置き溶接を行う。
ここでは、溶接による沈み込みはそれほど気にしなくて
よい。そして溶接時の内部歪みをとるため再度1130
℃でアニールを行う。このウエハ熱処理用保持治具は見
栄えを気にしなければ、仮止めの溶接はあえて取り除く
必要はない。以上のような作業は、たとえば底板に支柱
を立て反転させて天板を取り付けてアニールして完成す
る通常のウエハ熱処理用保持治具に比べて作業手順が非
常に複雑である。なおSiCは溶接加工できないのでネ
ジ構造などを用いて組立てる。
法について、本発明者らが組立て方法を検討した結果を
以下に示す。図44において先ずボート支柱103にウ
エハ支持部材101を載せるための溝を切った後、これ
らを底板102に溶接して固定する。この溶接時に、石
英の溶解により各支柱の沈み込みに差が生じないように
する必要があるため、各ボート支柱103の固定作業時
間は同じとし、バーナーの火炎の量も同じにしなければ
ならない。従って、精度良く組み立てるためには非常に
熟練を要する。各ボート支柱103を固定した後、溶接
時に生じた内部歪みを取るため1130℃でアニールを
行う。次に、予め用意したウエハ支持部材101を必要
数搭載し、固定シャフト107が貫通する孔の位置を一
致させて固定シャフト107を通す。底板102には固
定シャフト107を固定するための窪みを設けてある。
ここで作業性を考慮して、各ボート支柱103の1本あ
るいは2本とウエハ支持部材101を溶接により仮止め
をし、上下反転して天板104の上に置き溶接を行う。
ここでは、溶接による沈み込みはそれほど気にしなくて
よい。そして溶接時の内部歪みをとるため再度1130
℃でアニールを行う。このウエハ熱処理用保持治具は見
栄えを気にしなければ、仮止めの溶接はあえて取り除く
必要はない。以上のような作業は、たとえば底板に支柱
を立て反転させて天板を取り付けてアニールして完成す
る通常のウエハ熱処理用保持治具に比べて作業手順が非
常に複雑である。なおSiCは溶接加工できないのでネ
ジ構造などを用いて組立てる。
【0022】また、例えば特開平11―8203号公報
に記載されているように、石英SiCシリコン等を材料
とし、コストを下げるため支柱と支持部を別々に作成
し、支柱の定められた部位に支持部をはめ込むものもあ
るが、特に高温仕様の場合、ウエハ外周から半径の2/
3前後の位置に達するほど板状支持部が長いと、はめ込
み部の厚さの製造誤差及び支持板の製造誤差により、複
数の板状支持部の平面性を確保することができなかっ
た。また、支柱に支持部をはめ込む構造のため、支持部の
厚みははめ込み用の溝より僅かに薄くする必要があり、
300mmウエハのように重い基板を載せると支持部がわ
ずかに傾いてしまい、結果としてがたつきが生じ、平面
精度が出ず、この方法を採用すると300mmウエハで
は温度900℃でもスリップが発生するという問題が生
じていた。
に記載されているように、石英SiCシリコン等を材料
とし、コストを下げるため支柱と支持部を別々に作成
し、支柱の定められた部位に支持部をはめ込むものもあ
るが、特に高温仕様の場合、ウエハ外周から半径の2/
3前後の位置に達するほど板状支持部が長いと、はめ込
み部の厚さの製造誤差及び支持板の製造誤差により、複
数の板状支持部の平面性を確保することができなかっ
た。また、支柱に支持部をはめ込む構造のため、支持部の
厚みははめ込み用の溝より僅かに薄くする必要があり、
300mmウエハのように重い基板を載せると支持部がわ
ずかに傾いてしまい、結果としてがたつきが生じ、平面
精度が出ず、この方法を採用すると300mmウエハで
は温度900℃でもスリップが発生するという問題が生
じていた。
【0023】更に別の問題として、スリップを発生させ
ないように支持部の構造を決定する際には、さまざまな
アイデアの効果を確認するため支持部を実際に作製する
必要がある。しかし、すべてのアイデアに基づいて支持
部を作製すると、コストが膨大となり、実験する時間も
長期化するという問題が生じる。また、効果を確認して
も満足な結果が得られるという保障はなく、効果の確認
にもリスクが伴っていた。
ないように支持部の構造を決定する際には、さまざまな
アイデアの効果を確認するため支持部を実際に作製する
必要がある。しかし、すべてのアイデアに基づいて支持
部を作製すると、コストが膨大となり、実験する時間も
長期化するという問題が生じる。また、効果を確認して
も満足な結果が得られるという保障はなく、効果の確認
にもリスクが伴っていた。
【0024】一方で、本発明者らはコスト削減のため、
いろいろな基板熱処理用保持具の作成を検討するうち、
図44に記載の保持具は構造上の欠陥があることに気が
付いた。ウエハは自動搬送機で基板熱処理用保持具へ搭
載されるが、その時ウエハは搬送機の搬送アーム上に載
置された状態で基板熱処理用保持具内に搬送される。こ
の際の動作を以下に説明する。先ず、搬送アームにより
ウエハを取り出し、基板熱処理用保持具の近くまで移動
させる。次に、ウエハを載せた搬送アームは、上下方向
に複数配置されているウエハ支持部材101の間を通
り、ウエハが基板熱処理用保持具の中央に位置するまで
移動する。次に、搬送アームは下方向へ移動する。これ
により、ウエハは自動的にウエハ支持部材101の上に
載る。その後、搬送アームは水平に引き出される。この
ような手順を繰り返してウエハを搭載する。
いろいろな基板熱処理用保持具の作成を検討するうち、
図44に記載の保持具は構造上の欠陥があることに気が
付いた。ウエハは自動搬送機で基板熱処理用保持具へ搭
載されるが、その時ウエハは搬送機の搬送アーム上に載
置された状態で基板熱処理用保持具内に搬送される。こ
の際の動作を以下に説明する。先ず、搬送アームにより
ウエハを取り出し、基板熱処理用保持具の近くまで移動
させる。次に、ウエハを載せた搬送アームは、上下方向
に複数配置されているウエハ支持部材101の間を通
り、ウエハが基板熱処理用保持具の中央に位置するまで
移動する。次に、搬送アームは下方向へ移動する。これ
により、ウエハは自動的にウエハ支持部材101の上に
載る。その後、搬送アームは水平に引き出される。この
ような手順を繰り返してウエハを搭載する。
【0025】この手順を図44に示したような構造のウ
エハ支持部材を持つ構造のウエハ熱処理用保持治具に適
用した場合の一連の説明を図45、図46及び図47に
示す。この場合、図45に示ように搬送アーム26上に
ウエハWを載置し、搬送アーム26を基板熱処理用保持
具側に移動させて、図46に示すようにウエハ支持部材
101上まで移動させ、図47に示すように搬送アーム
26を下方向に移動させると、搬送アーム26の先端2
6aとウエハ支持部材101が干渉してしまう。このた
め、この手順ではウエハWを搬送できないという問題が
生じた。特開平6−260438号公報に記載されてい
るように、突き上げ機を導入するアイデアもあるが、こ
の突き上げ機は大きなものであり、取り付けるための場
所を新たに設ける必要がある。またウエハ熱処理用保持
治具にウエハを搭載した後、ウエハを載せたウエハ熱処
理用保持治具を装置まで搬送するシステムが新たに必要
となり、その動きは上下方向水平方向のかなり長い移動
が必要となる。このため、コスト上昇だけでなくシステ
ムの安定性からも早急に実現されるものとは思えない。
エハ支持部材を持つ構造のウエハ熱処理用保持治具に適
用した場合の一連の説明を図45、図46及び図47に
示す。この場合、図45に示ように搬送アーム26上に
ウエハWを載置し、搬送アーム26を基板熱処理用保持
具側に移動させて、図46に示すようにウエハ支持部材
101上まで移動させ、図47に示すように搬送アーム
26を下方向に移動させると、搬送アーム26の先端2
6aとウエハ支持部材101が干渉してしまう。このた
め、この手順ではウエハWを搬送できないという問題が
生じた。特開平6−260438号公報に記載されてい
るように、突き上げ機を導入するアイデアもあるが、こ
の突き上げ機は大きなものであり、取り付けるための場
所を新たに設ける必要がある。またウエハ熱処理用保持
治具にウエハを搭載した後、ウエハを載せたウエハ熱処
理用保持治具を装置まで搬送するシステムが新たに必要
となり、その動きは上下方向水平方向のかなり長い移動
が必要となる。このため、コスト上昇だけでなくシステ
ムの安定性からも早急に実現されるものとは思えない。
【0026】更に、図48に示すようなウエハの外周と
同程度の範囲に形成された2分割のシリコンウエハ支持
部材101A、およびシリコンウエハ支持部材101B
を平面精度よく製造することは、一枚板から切り出せる
リング状の一部を切り取った形状の支持部材に比べて困
難である。石英の場合は、支持部材に実際にウエハを置
き、ウエハと支持部材に隙間が出ないように目視するか
ハイトゲージでそれぞれ高さを確認し熱加工で調整しな
がら作成することは可能であるが、このような作成方法
は現実的ではない。焼成後に縮みの生じるSiCでは精
度を出すのは不可能に近い。またSiCの場合材料に含
まれる不純物が石英よりも多いため、更にCVDによる
SiCコートを行った上で熱処理装置に使用するが、こ
の場合僅かな突起や異物がコートされることによりその
大きさが拡大され平坦度がさらに悪くなるという問題も
ある。
同程度の範囲に形成された2分割のシリコンウエハ支持
部材101A、およびシリコンウエハ支持部材101B
を平面精度よく製造することは、一枚板から切り出せる
リング状の一部を切り取った形状の支持部材に比べて困
難である。石英の場合は、支持部材に実際にウエハを置
き、ウエハと支持部材に隙間が出ないように目視するか
ハイトゲージでそれぞれ高さを確認し熱加工で調整しな
がら作成することは可能であるが、このような作成方法
は現実的ではない。焼成後に縮みの生じるSiCでは精
度を出すのは不可能に近い。またSiCの場合材料に含
まれる不純物が石英よりも多いため、更にCVDによる
SiCコートを行った上で熱処理装置に使用するが、こ
の場合僅かな突起や異物がコートされることによりその
大きさが拡大され平坦度がさらに悪くなるという問題も
ある。
【0027】またコスト削減のためウエハ熱処理用保持
治具を組立式にして各部品の交換が可能にする方法が例
えば特開2000−15041号公報に記載されてい
る。この場合、SiCのように成形後に焼結及び焼成を
必要とするセラミックを材料に選ぶと焼結後に縮減する
ので、積み重ね精度を要求されるウエハ熱処理用保持治
具には使うことができない。従って、多量に部品を作り
規格内のものを選択する手法は逆にコストが上昇すると
いう問題があった。
治具を組立式にして各部品の交換が可能にする方法が例
えば特開2000−15041号公報に記載されてい
る。この場合、SiCのように成形後に焼結及び焼成を
必要とするセラミックを材料に選ぶと焼結後に縮減する
ので、積み重ね精度を要求されるウエハ熱処理用保持治
具には使うことができない。従って、多量に部品を作り
規格内のものを選択する手法は逆にコストが上昇すると
いう問題があった。
【0028】この発明は、上述のような課題を解決する
ためになされたもので、第1の目的は、基板を支持する
支持部の平面精度を高めることのできる基板熱処理用保
持具を得ることにある。
ためになされたもので、第1の目的は、基板を支持する
支持部の平面精度を高めることのできる基板熱処理用保
持具を得ることにある。
【0029】また、第2の目的は、支持部及びスペーサ
を確実に保持することができ、組み立ての作業性を良好
にできる基板熱処理用保持具を得ることにある。
を確実に保持することができ、組み立ての作業性を良好
にできる基板熱処理用保持具を得ることにある。
【0030】また、第3の目的は、積み上げの段階で誤
差を確認しながら作製でき、早い時期に不具合を発見で
き対処できる基板熱処理用保持具を得ることにある。
差を確認しながら作製でき、早い時期に不具合を発見で
き対処できる基板熱処理用保持具を得ることにある。
【0031】また、第4の目的は、支持部に実際に基板
を載せた状態面精度の確認を行うことができ、作製の段
階で不具合を発見して対処することが可能な基板熱処理
用保持具を得ることにある。
を載せた状態面精度の確認を行うことができ、作製の段
階で不具合を発見して対処することが可能な基板熱処理
用保持具を得ることにある。
【0032】また、第5の目的は、熱変形や熱ストレス
を加えることなく作製できる基板熱処理用保持具を得る
ことにある。
を加えることなく作製できる基板熱処理用保持具を得る
ことにある。
【0033】また、第6の目的は、石英ガラスを主材料
とすることにより、コストの低減を図ることにある。
とすることにより、コストの低減を図ることにある。
【0034】また、第7の目的は、自動搬送装置を用い
た基板の搬入、搬出に適した基板熱処理用保持具を得る
ことにある。
た基板の搬入、搬出に適した基板熱処理用保持具を得る
ことにある。
【0035】また、第8の目的は、熱処理の際の基板の
スリップを抑えた基板熱処理用保持具の構造を、低コス
ト、短期間で決定することにある。
スリップを抑えた基板熱処理用保持具の構造を、低コス
ト、短期間で決定することにある。
【0036】また、第9の目的は、素材となる板の不要
部分を最小限に抑えて基板の支持部を製造することにあ
る。
部分を最小限に抑えて基板の支持部を製造することにあ
る。
【0037】また、第10の目的は、大口径のウエハを
搭載して熱処理を行ってもスリップを発生させない構造
の基板熱処理用保持具を安価に作成するとともに、この
基板熱処理用保持具を使用する縦型熱処理装置を提供す
ることを目的とする。
搭載して熱処理を行ってもスリップを発生させない構造
の基板熱処理用保持具を安価に作成するとともに、この
基板熱処理用保持具を使用する縦型熱処理装置を提供す
ることを目的とする。
【0038】
【課題を解決するための手段】この発明の基板熱処理用
保持具は、複数の基板を上下方向に離間させて水平に支
持する基板熱処理用保持具であって、前記複数の基板の
それぞれを面接触により支持する支持部と、上下方向に
おける前記支持部の間隔を規定するスペーサとを備えた
ものである。
保持具は、複数の基板を上下方向に離間させて水平に支
持する基板熱処理用保持具であって、前記複数の基板の
それぞれを面接触により支持する支持部と、上下方向に
おける前記支持部の間隔を規定するスペーサとを備えた
ものである。
【0039】また、前記支持部及び前記スペーサを保持
するため、台座上に垂直に立てられた複数の支柱を備
え、前記支持部には、面接触により前記基板を支持する
接触部と前記支柱が係合する係合部とが形成され、前記
スペーサには前記支柱が係合する係合部が形成されてお
り、前記支柱に対して前記支持部と前記スペーサが交互
に係合しているものである。
するため、台座上に垂直に立てられた複数の支柱を備
え、前記支持部には、面接触により前記基板を支持する
接触部と前記支柱が係合する係合部とが形成され、前記
スペーサには前記支柱が係合する係合部が形成されてお
り、前記支柱に対して前記支持部と前記スペーサが交互
に係合しているものである。
【0040】また、前記支持部の前記係合部が前記支持
部を貫通するように形成された孔部である。
部を貫通するように形成された孔部である。
【0041】また、前記支持部の前記係合部が前記支持
部に形成された切り欠き形状であって、前記切り欠き形
状の少なくとも一部が前記支柱の断面形状と同一であ
る。
部に形成された切り欠き形状であって、前記切り欠き形
状の少なくとも一部が前記支柱の断面形状と同一であ
る。
【0042】また、前記スペーサの前記係合部が前記ス
ペーサを貫通するように形成された孔部である。
ペーサを貫通するように形成された孔部である。
【0043】また、前記スペーサの前記係合部が前記ス
ペーサに形成された切り欠き形状であって、前記切り欠
き形状の少なくとも一部が前記支柱の断面形状と同一で
ある。
ペーサに形成された切り欠き形状であって、前記切り欠
き形状の少なくとも一部が前記支柱の断面形状と同一で
ある。
【0044】また、前記スペーサと前記支柱との係合部
において、前記スペーサと前記支柱の一方に凸状部が形
成されるとともに他方に凹状部が形成されており、前記
凸状部と前記凹状部とが互いに係合しているものであ
る。
において、前記スペーサと前記支柱の一方に凸状部が形
成されるとともに他方に凹状部が形成されており、前記
凸状部と前記凹状部とが互いに係合しているものであ
る。
【0045】また、1つの前記基板を支持するために複
数の前記支持部が設けられ、水平面における前記支持部
の孔部の位置と、当該水平面における前記支持部の重心
の位置が略一致しているものである。
数の前記支持部が設けられ、水平面における前記支持部
の孔部の位置と、当該水平面における前記支持部の重心
の位置が略一致しているものである。
【0046】また、1つの前記基板を支持するために複
数の前記支持部が設けられ、水平面における前記支持部
の重心の位置が、前記支持部の孔部の中心に対して、前
記接触部と反対側に位置しているものである。
数の前記支持部が設けられ、水平面における前記支持部
の重心の位置が、前記支持部の孔部の中心に対して、前
記接触部と反対側に位置しているものである。
【0047】また、前記支持部及び前記スペーサが、前
記支柱の上端に締められたナットと前記台座との間に挟
まれて上下方向に密着して固定されているものである。
記支柱の上端に締められたナットと前記台座との間に挟
まれて上下方向に密着して固定されているものである。
【0048】また、前記支持部及び前記スペーサのそれ
ぞれが熱圧着により固着されているものである。
ぞれが熱圧着により固着されているものである。
【0049】また、前記支持部及び前記スペーサの上面
及び下面が鏡面仕上げされているものである。
及び下面が鏡面仕上げされているものである。
【0050】また、前記支持部がリング形状とされ、前
記基板を搬送する搬送手段が挿入される位置おいて前記
支持部に切り欠きが形成されているものである。
記基板を搬送する搬送手段が挿入される位置おいて前記
支持部に切り欠きが形成されているものである。
【0051】また、前記切り欠き部と対向する位置にお
ける前記支持部の内側の外形が他の領域より外側に広げ
られているものである。
ける前記支持部の内側の外形が他の領域より外側に広げ
られているものである。
【0052】また、前記支持部の前記基板側において、
前記接触部に沿って段差が設けられているものである。
前記接触部に沿って段差が設けられているものである。
【0053】また、前記接触部に複数の切り欠きが形成
されているものである。
されているものである。
【0054】また、同じ高さ位置に配置された複数の前
記スペーサの外形が前記基板の外形と近接するように配
置されているものである。
記スペーサの外形が前記基板の外形と近接するように配
置されているものである。
【0055】また、前記支柱との係合部以外の領域にお
いて、前記支持部に開孔が形成されているものである。
いて、前記支持部に開孔が形成されているものである。
【0056】また、石英ガラスを主材料としたものであ
る。
る。
【0057】また、この発明の基板熱処理装置は、上記
の基板熱処理用保持具を備えたものである。
の基板熱処理用保持具を備えたものである。
【0058】また、この発明の半導体装置の製造方法
は、上記の基板熱処理用保持具を用いて当該基板の熱処
理を行うものである。
は、上記の基板熱処理用保持具を用いて当該基板の熱処
理を行うものである。
【0059】この発明の基板熱処理用保持具の製造方法
は、複数の基板を上下方向に離間させた状態で水平に支
持する基板熱処理用保持具の製造方法であって、台座に
対して垂直に複数の支柱を取り付けて固定する工程と、
前記複数の基板を支持する支持部と前記支持部の上下方
向の間隔を規定するスペーサとを前記支柱に対して交互
に挿入する工程と、前記支持部と前記スペーサとを密着
させて固定する工程とを有するものである。
は、複数の基板を上下方向に離間させた状態で水平に支
持する基板熱処理用保持具の製造方法であって、台座に
対して垂直に複数の支柱を取り付けて固定する工程と、
前記複数の基板を支持する支持部と前記支持部の上下方
向の間隔を規定するスペーサとを前記支柱に対して交互
に挿入する工程と、前記支持部と前記スペーサとを密着
させて固定する工程とを有するものである。
【0060】また、前記支柱の上端にナットを締め付け
ることにより、前記支持部及び前記スペーサを密着させ
た状態で固定するものである。
ることにより、前記支持部及び前記スペーサを密着させ
た状態で固定するものである。
【0061】また、それぞれの前記支持部及び前記スペ
ーサの上面及び下面を鏡面仕上げする工程を更に有し、
熱圧着により前記支持部及び前記スペーサを固定するも
のである。
ーサの上面及び下面を鏡面仕上げする工程を更に有し、
熱圧着により前記支持部及び前記スペーサを固定するも
のである。
【0062】また、前記支柱を前記台座に固定する工程
以外の工程では溶接を行わないようにしたものである。
以外の工程では溶接を行わないようにしたものである。
【0063】また、前記支持部を前記支柱に挿入する前
に、複数の石英ガラス板を隣接させて溶接する工程と、
接続した前記石英ガラス板を研磨する工程と、前記石英
ガラス板を繰り抜いて前記支持部を形成する工程とを更
に有するものである。
に、複数の石英ガラス板を隣接させて溶接する工程と、
接続した前記石英ガラス板を研磨する工程と、前記石英
ガラス板を繰り抜いて前記支持部を形成する工程とを更
に有するものである。
【0064】また、この発明の基板熱処理用保持具の構
造決定方法は、上記の基板熱処理用保持具の構造決定方
法であって、異なる形状の前記支持部を装着して基板の
熱処理を行い、最適な前記支持部の形状を決定するもの
である。
造決定方法は、上記の基板熱処理用保持具の構造決定方
法であって、異なる形状の前記支持部を装着して基板の
熱処理を行い、最適な前記支持部の形状を決定するもの
である。
【0065】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて及びこの発
明の実施の形態について説明する。実施の形態1.本発
明者らは、本発明を着想するに際して各種の実験を行っ
た。実験は、本実施の形態の縦型熱処理用ボートと従来
の縦型熱処理用ボートとの比較を中心として行った。先
ず、最初にこれらの実験について説明し、その後、本実
施の形態の縦型熱処理用ボートについて説明する。
明の実施の形態について説明する。実施の形態1.本発
明者らは、本発明を着想するに際して各種の実験を行っ
た。実験は、本実施の形態の縦型熱処理用ボートと従来
の縦型熱処理用ボートとの比較を中心として行った。先
ず、最初にこれらの実験について説明し、その後、本実
施の形態の縦型熱処理用ボートについて説明する。
【0066】図9は、比較例としてこの実験に用いた従
来の縦型熱処理用ボートを示す概略斜視図である。図9
において、5は天板、3はボート支柱、6は底板、7は
ボート位置決め溝、13はシリコンウエハ支持棒、14
はシリコンウエハ支持棒13の先端のシリコンウエハ接
触部をそれぞれ示している。
来の縦型熱処理用ボートを示す概略斜視図である。図9
において、5は天板、3はボート支柱、6は底板、7は
ボート位置決め溝、13はシリコンウエハ支持棒、14
はシリコンウエハ支持棒13の先端のシリコンウエハ接
触部をそれぞれ示している。
【0067】また、図10は、比較例としてこの実験に
用いた他の従来の縦型熱処理用ボートを示す概略斜視図
である。図10において、5は天板、3はボート支柱、
6は底板、7はボート位置決め溝、15はボート支柱3
と一体に形成されたシリコンウエハ支持部をそれぞれ示
している。
用いた他の従来の縦型熱処理用ボートを示す概略斜視図
である。図10において、5は天板、3はボート支柱、
6は底板、7はボート位置決め溝、15はボート支柱3
と一体に形成されたシリコンウエハ支持部をそれぞれ示
している。
【0068】図1は、本実施の形態の縦型熱処理用ボー
トを示す斜視図である。図1において、1はシリコンウ
エハ支持部、5は天板、3はボート支柱、6は底板、2
はスペーサ、7はボート位置決め溝をそれぞれ示してい
る。図1の縦型熱処理用ボートを構成するこれらの部品
は石英を主材料として製造したものである。
トを示す斜視図である。図1において、1はシリコンウ
エハ支持部、5は天板、3はボート支柱、6は底板、2
はスペーサ、7はボート位置決め溝をそれぞれ示してい
る。図1の縦型熱処理用ボートを構成するこれらの部品
は石英を主材料として製造したものである。
【0069】実験においては、図9、図10及び図1に
示すそれぞれの縦型熱処理用ボートを用いて、各ボート
のシリコンウエハ支持部1,15、シリコンウエハ支持
棒13に着目し、その構造・作製方法の違いによるウエ
ハ上のスリップの発生の様子を調べた。また、この実験
では、上述したウエハ全域の温度差を抑えて熱処理ので
きる縦型熱処理装置を使用した。
示すそれぞれの縦型熱処理用ボートを用いて、各ボート
のシリコンウエハ支持部1,15、シリコンウエハ支持
棒13に着目し、その構造・作製方法の違いによるウエ
ハ上のスリップの発生の様子を調べた。また、この実験
では、上述したウエハ全域の温度差を抑えて熱処理ので
きる縦型熱処理装置を使用した。
【0070】処理条件は以下の通りである。 拡散炉:光洋サーモシステム社製 高速昇降温タイプ炉
型名 VF−5700サンプルシリコンウエハ:三菱マ
テリアル社製 直径300mm P型 結軸<100>
比抵抗 10〜15Ωcm 酸素濃度1.1±0.1E
18/cm3 雰囲気:N2雰囲気 スリップの観察:理学電機社製 X線トポシステムを使
用
型名 VF−5700サンプルシリコンウエハ:三菱マ
テリアル社製 直径300mm P型 結軸<100>
比抵抗 10〜15Ωcm 酸素濃度1.1±0.1E
18/cm3 雰囲気:N2雰囲気 スリップの観察:理学電機社製 X線トポシステムを使
用
【0071】まず、図9に示すボートを使用し、温度1
000℃、2時間の熱処理を行い、シリコンウエハ上のス
リップの観察を行った。図11はスリップ観察の結果を
示している。図11に示すように、この条件ではスリッ
プは発生しなかったが、本発明者らがボートマークと称
している点状欠陥がシリコンウエハ支持棒13の先端の
シリコンウエハ接触部14に発生しているのが判る。こ
のように、直径300mmウエハでは、自重が重いため
シリコンウエハ接触部14での点接触によりボートマー
クが発生してしまう。
000℃、2時間の熱処理を行い、シリコンウエハ上のス
リップの観察を行った。図11はスリップ観察の結果を
示している。図11に示すように、この条件ではスリッ
プは発生しなかったが、本発明者らがボートマークと称
している点状欠陥がシリコンウエハ支持棒13の先端の
シリコンウエハ接触部14に発生しているのが判る。こ
のように、直径300mmウエハでは、自重が重いため
シリコンウエハ接触部14での点接触によりボートマー
クが発生してしまう。
【0072】次に、同じく図9に示すボートを用い、熱
処理条件を変更して、温度1050℃、1時間の熱処理
を行い、スリップの観察を行った。図12にその結果を
示す。図12に示すように、それぞれのボートマークか
ら5mm前後の長さのスリップが発生している。図11の
場合と同様、荷重の集中が主な欠陥発生の原因である
が、荷重の集中に加え高温でシリコンウエハがたわむた
めスリップが発生するものと想定される。
処理条件を変更して、温度1050℃、1時間の熱処理
を行い、スリップの観察を行った。図12にその結果を
示す。図12に示すように、それぞれのボートマークか
ら5mm前後の長さのスリップが発生している。図11の
場合と同様、荷重の集中が主な欠陥発生の原因である
が、荷重の集中に加え高温でシリコンウエハがたわむた
めスリップが発生するものと想定される。
【0073】次に、図10に示すボートを用い、温度1
050℃、1時間の熱処理後、シリコンウエハ上のスリ
ップの観察を行った。図13にその結果を示す。2箇所
のシリコンウエハ支持部15の接触部にシリコンウエハ
の周辺から20mm以上の長さでスリップが発生してい
るのが拡大しなくても明瞭に判別できる。また、この場
合には、ボートマークと称している点状の欠陥は認めら
れないので、シリコンウエハのたわみは発生しなかった
と推定できる。観察後、再びシリコンウエハをシリコン
ウエハ支持部15上に載置して目視による確認をする
と、シリコンウエハ支持部15とシリコンウエハが密着
していないことがわかった。すなわち、3箇所のシリコ
ンウエハ支持部15の平面精度が得られていないことが
判明した。このことから、図10に示すボートでは、シ
リコンウエハを面受けしているにも関らず、面精度が不
充分であるため、結果的に支持部15のエッジによる線
接触、もしくは点接触となり、スリップが発生してしま
うことがわかる。
050℃、1時間の熱処理後、シリコンウエハ上のスリ
ップの観察を行った。図13にその結果を示す。2箇所
のシリコンウエハ支持部15の接触部にシリコンウエハ
の周辺から20mm以上の長さでスリップが発生してい
るのが拡大しなくても明瞭に判別できる。また、この場
合には、ボートマークと称している点状の欠陥は認めら
れないので、シリコンウエハのたわみは発生しなかった
と推定できる。観察後、再びシリコンウエハをシリコン
ウエハ支持部15上に載置して目視による確認をする
と、シリコンウエハ支持部15とシリコンウエハが密着
していないことがわかった。すなわち、3箇所のシリコ
ンウエハ支持部15の平面精度が得られていないことが
判明した。このことから、図10に示すボートでは、シ
リコンウエハを面受けしているにも関らず、面精度が不
充分であるため、結果的に支持部15のエッジによる線
接触、もしくは点接触となり、スリップが発生してしま
うことがわかる。
【0074】次に、図1に示す本実施の形態のボートを
用いて、温度1050℃、1時間の熱処理を行い、シリ
コンウエハ表面の観察を行った。図14にその結果を示
す。図14に示すように、本実施の形態のボートを使用
した場合には、ボートマーク、スリップとも観測されな
かった。
用いて、温度1050℃、1時間の熱処理を行い、シリ
コンウエハ表面の観察を行った。図14にその結果を示
す。図14に示すように、本実施の形態のボートを使用
した場合には、ボートマーク、スリップとも観測されな
かった。
【0075】以上の実験結果に基づいて、図10に示す
従来のボートの場合にシリコンウエハ支持部15の面精
度が劣化する原因を考察した。その結果、以下の理由に
より、現状の製造技術ではシリコンウエハ支持部15の
面精度を高めることができないことが判明した。特に、
石英を主材料とした場合、製造工程上の要因から必要な
精度が得られないことが判明した。
従来のボートの場合にシリコンウエハ支持部15の面精
度が劣化する原因を考察した。その結果、以下の理由に
より、現状の製造技術ではシリコンウエハ支持部15の
面精度を高めることができないことが判明した。特に、
石英を主材料とした場合、製造工程上の要因から必要な
精度が得られないことが判明した。
【0076】図10に示すボートの製造工程の概略は以
下の通りである。 1.ボート支柱3からシリコンウエハ支持部15を削り
だし、シリコンウエハ支持部15を研磨する。ここでは
自動機で削りだしており、この段階では精度よくシリコ
ンウエハ支持部15のついたボート支柱3を量産でき
る。 2.ボート支柱3を3本あるいはそれ以上の数で底面6
に立てる、このとき酸水素バーナーで溶接する。この
際、石英が溶ける温度での処理となるため、ボート支柱
3が底面6に沈む。また、溶接の際には、ボート支柱3
を垂直に保持する必要があり、その調整時間の差がそれ
ぞれのボート支柱3のめり込み量の差となる。 3.天板5を上部に溶接し、シリコンウエハ支持部15
をバーナーでポリッシュする。この時の熱処理でシリコ
ンウエハ支持部15の変形が起こる可能性がある。 4.歪をとるため、炉でアニールを行う。この時の温度
は1100℃以上の石英の歪点を超えた温度であるため
シリコンウエハ支持部15に変形が生じる。
下の通りである。 1.ボート支柱3からシリコンウエハ支持部15を削り
だし、シリコンウエハ支持部15を研磨する。ここでは
自動機で削りだしており、この段階では精度よくシリコ
ンウエハ支持部15のついたボート支柱3を量産でき
る。 2.ボート支柱3を3本あるいはそれ以上の数で底面6
に立てる、このとき酸水素バーナーで溶接する。この
際、石英が溶ける温度での処理となるため、ボート支柱
3が底面6に沈む。また、溶接の際には、ボート支柱3
を垂直に保持する必要があり、その調整時間の差がそれ
ぞれのボート支柱3のめり込み量の差となる。 3.天板5を上部に溶接し、シリコンウエハ支持部15
をバーナーでポリッシュする。この時の熱処理でシリコ
ンウエハ支持部15の変形が起こる可能性がある。 4.歪をとるため、炉でアニールを行う。この時の温度
は1100℃以上の石英の歪点を超えた温度であるため
シリコンウエハ支持部15に変形が生じる。
【0077】このように、図10に示すボートの製造工
程では、誤差が生じる熱処理工程が少なくとも3回あ
り、このことがシリコンウエハ支持部15の平面精度劣
化の要因となっている。従って、本実施の形態において
石英を材質とするには、熱処理を極力減らすことによ
り、シリコンウエハ支持部15の平面精度を高めること
ができる。
程では、誤差が生じる熱処理工程が少なくとも3回あ
り、このことがシリコンウエハ支持部15の平面精度劣
化の要因となっている。従って、本実施の形態において
石英を材質とするには、熱処理を極力減らすことによ
り、シリコンウエハ支持部15の平面精度を高めること
ができる。
【0078】以上のような実験とその考察から、本発明
者らは以下の実施形態で説明するような本発明を着想す
るに至った。以下、本実施の形態を、図面を参照して詳
細に説明する。
者らは以下の実施形態で説明するような本発明を着想す
るに至った。以下、本実施の形態を、図面を参照して詳
細に説明する。
【0079】図1に示す本実施の形態の基板熱処理用保
持具(ボート)の具体例は、前述したように半導体基板
(シリコンウエハ)を搭載して縦型熱処理炉への挿入に
用いる石英製縦型熱処理用ボートである。
持具(ボート)の具体例は、前述したように半導体基板
(シリコンウエハ)を搭載して縦型熱処理炉への挿入に
用いる石英製縦型熱処理用ボートである。
【0080】図1に示すように、本実施の形態の基板熱
処理用保持具の天板5と底板6は3本のボート支柱3を
介して接続されている。3本のボート支柱3のそれぞれ
にはシリコンウエハ支持部1とスペーサ2が交互に貫通
している。シリコンウエハ支持部1及びスペーサ2の厚
さ寸法は厳密に規定されているため、それぞれのボート
支柱3に取り付けられた下からn個目(nは整数)の3
つのシリコンウエハ支持部1の上面の平面精度は非常に
高い精度に保たれる。
処理用保持具の天板5と底板6は3本のボート支柱3を
介して接続されている。3本のボート支柱3のそれぞれ
にはシリコンウエハ支持部1とスペーサ2が交互に貫通
している。シリコンウエハ支持部1及びスペーサ2の厚
さ寸法は厳密に規定されているため、それぞれのボート
支柱3に取り付けられた下からn個目(nは整数)の3
つのシリコンウエハ支持部1の上面の平面精度は非常に
高い精度に保たれる。
【0081】図2、図3及び図7を参照しながら、図1
の縦型熱処理用ボートの製造方法を説明する。先ず、シ
リコンウエハ支持部1とスペーサ2を必要数用意する。
そして、図2に示すように、3本のボート支柱3を底6
に対して垂直に立て、底板6とボート支柱3とを溶接し
て固定する。その後、溶接の際に生じた歪を取るための
アニールを行う。次に、図3に示すように、スペーサ2
をボート支柱3に通す。スペーサ2にはボート支柱3が
貫通する孔2aが設けられており、スペーサ2下面にお
ける孔2aの内側(不図示)は、ボート支柱3と底板6
との溶着部分が干渉しないように面取りが成されてい
る。次に、シリコンウエハ支持部1をボート支柱3に通
す。シリコンウエハ支持部1にもボート支柱3が貫通す
る孔1aが設けられている。このように、スペーサ2と
シリコンウエハ支持部1を交互に必要数だけボート支柱
3に通し、最後のスペーサ2を通した後、図7に示すよ
うにナット4をボート支柱3に締め付ける。
の縦型熱処理用ボートの製造方法を説明する。先ず、シ
リコンウエハ支持部1とスペーサ2を必要数用意する。
そして、図2に示すように、3本のボート支柱3を底6
に対して垂直に立て、底板6とボート支柱3とを溶接し
て固定する。その後、溶接の際に生じた歪を取るための
アニールを行う。次に、図3に示すように、スペーサ2
をボート支柱3に通す。スペーサ2にはボート支柱3が
貫通する孔2aが設けられており、スペーサ2下面にお
ける孔2aの内側(不図示)は、ボート支柱3と底板6
との溶着部分が干渉しないように面取りが成されてい
る。次に、シリコンウエハ支持部1をボート支柱3に通
す。シリコンウエハ支持部1にもボート支柱3が貫通す
る孔1aが設けられている。このように、スペーサ2と
シリコンウエハ支持部1を交互に必要数だけボート支柱
3に通し、最後のスペーサ2を通した後、図7に示すよ
うにナット4をボート支柱3に締め付ける。
【0082】ボート支柱3の上部には、ナット4が締め
付けられる雄ネジ16が形成されている。その後、図7
に示すように、天板5の天板固定用支柱孔8にボート支
柱3の先端を通して、ボート支柱3と天板5とを固定し
て、縦型熱処理用ボートが完成する。なお、雄ネジ16
はボート支柱3の上部だけに形成すれば良い。そして、
ナット4の締め付けによりシリコンウエハ支持部1とス
ペーサのがたつきがなくなる。
付けられる雄ネジ16が形成されている。その後、図7
に示すように、天板5の天板固定用支柱孔8にボート支
柱3の先端を通して、ボート支柱3と天板5とを固定し
て、縦型熱処理用ボートが完成する。なお、雄ネジ16
はボート支柱3の上部だけに形成すれば良い。そして、
ナット4の締め付けによりシリコンウエハ支持部1とス
ペーサのがたつきがなくなる。
【0083】シリコンウエハ支持部1、スペーサ2を組
み付けた後には熱処理工程が存在しないため、同一ウエ
ハを支持する3つのシリコンウエハ支持部15の平坦性
は各シリコンウエハ支持部1、各スペーサ2の単体の精
度で決定される。各部品は既存の機械で精度良く量産で
き、さらに良品を得るために選別することができるので
精度の更なる向上を達成できる。また、検査等で不具合
箇所が見つかった場合は、該当するシリコンウエハ支持
部1又はスペーサ2のみを交換することができ、資源を
有効に使うことができる。更に、上述の構成及び製造方
法によって基板熱処理用保持具の主材料として石英を使
用することが可能となったため、SiC等のセラミック
を用いた場合と比較すると製造コストを数分の1以下に
低減させることができる。
み付けた後には熱処理工程が存在しないため、同一ウエ
ハを支持する3つのシリコンウエハ支持部15の平坦性
は各シリコンウエハ支持部1、各スペーサ2の単体の精
度で決定される。各部品は既存の機械で精度良く量産で
き、さらに良品を得るために選別することができるので
精度の更なる向上を達成できる。また、検査等で不具合
箇所が見つかった場合は、該当するシリコンウエハ支持
部1又はスペーサ2のみを交換することができ、資源を
有効に使うことができる。更に、上述の構成及び製造方
法によって基板熱処理用保持具の主材料として石英を使
用することが可能となったため、SiC等のセラミック
を用いた場合と比較すると製造コストを数分の1以下に
低減させることができる。
【0084】次に、シリコンウエハ支持部1の重心11
と孔1aとの位置関係を規定することにより、シリコン
ウエハ支持部1の平面精度を更に高める方法について説
明する。図4及び図5は、孔1aとシリコンウエハ支持
部1の重心1との位置関係を示す模式図である。
と孔1aとの位置関係を規定することにより、シリコン
ウエハ支持部1の平面精度を更に高める方法について説
明する。図4及び図5は、孔1aとシリコンウエハ支持
部1の重心1との位置関係を示す模式図である。
【0085】図4に示すようにシリコンウエハ支持部1
の孔1aの中心部分が重心11と一致するようにすれ
ば、重ねていく段階でシリコンウエハ支持部1が常に水
平になるので、同一ウエハを支持する3つのシリコンウ
エハ支持部の面精度を確認しながらボートを作製でき
る。
の孔1aの中心部分が重心11と一致するようにすれ
ば、重ねていく段階でシリコンウエハ支持部1が常に水
平になるので、同一ウエハを支持する3つのシリコンウ
エハ支持部の面精度を確認しながらボートを作製でき
る。
【0086】更に、図5に示すように、重心11よりも
シリコンウエハを支持している側寄りに孔1aの中心を
位置させることによって、実際にシリコンウエハを載せ
た状態で面精度を確認しながらシリコンウエハ支持部1
及びスペーサ2を順次積み上げて行くことが可能とな
る。従って、同一ウエハを保持する支持部1の面精度が
悪い場合には積み上げる段階で良品に交換することがで
きる。
シリコンウエハを支持している側寄りに孔1aの中心を
位置させることによって、実際にシリコンウエハを載せ
た状態で面精度を確認しながらシリコンウエハ支持部1
及びスペーサ2を順次積み上げて行くことが可能とな
る。従って、同一ウエハを保持する支持部1の面精度が
悪い場合には積み上げる段階で良品に交換することがで
きる。
【0087】シリコンウエハ支持部1の孔1aの形状は
ボート支柱3の形状に合わせればよいが、ボート支柱3
が円柱の場合は、図4、図5に示すように角度位置がず
れないよう固定用の凸部9を孔1a内に設け、図6に示
すようにボート支柱3側の対応部位に固定溝10を設け
ておく。これにより、シリコンウエハ支持部1がボート
支柱3を中心として回転することを抑止できる。
ボート支柱3の形状に合わせればよいが、ボート支柱3
が円柱の場合は、図4、図5に示すように角度位置がず
れないよう固定用の凸部9を孔1a内に設け、図6に示
すようにボート支柱3側の対応部位に固定溝10を設け
ておく。これにより、シリコンウエハ支持部1がボート
支柱3を中心として回転することを抑止できる。
【0088】実施の形態2.本願発明者は、上述の実験
を繰り返すうち、シリコンウエハ支持部1やスペーサ2
が自然に接着している場合があることを認識した。以
下、この現象を積極的に利用した実施の形態2について
説明する。
を繰り返すうち、シリコンウエハ支持部1やスペーサ2
が自然に接着している場合があることを認識した。以
下、この現象を積極的に利用した実施の形態2について
説明する。
【0089】図8は、実施の形態2の基板処理用保持具
の製造工程を示している。実施の形態2の基本的な構
成、製造工程は実施の形態1と同様であるが、実施の形
態2ではシリコンウエハ支持部1及びスペーサ2の両面
を鏡面に仕上げておき、両者を熱圧着によって固着する
点で実施の形態1と相違する。
の製造工程を示している。実施の形態2の基本的な構
成、製造工程は実施の形態1と同様であるが、実施の形
態2ではシリコンウエハ支持部1及びスペーサ2の両面
を鏡面に仕上げておき、両者を熱圧着によって固着する
点で実施の形態1と相違する。
【0090】図8に示すように、スペーサ2とシリコン
ウエハ支持部1を順にボート支柱に通した段階では、シ
リコンウエハ支持部1及びスペーサ2の両面が鏡面仕上
げされているため、両者は既に吸着されている。この段
階で吸着が不充分であれば、鏡面仕上げ不良とみなし
て、良品と交換する。そして、実施の形態2では、ナッ
ト4は使わずに天板5を載せるだけで良いため、ボート
支柱3の上部に雄ネジ19を切る必要はない。天板を載
せた後、石英が変形しない温度でボートをアニールする
ことによりシリコンウエハ支持部1とスペーサ2を熱圧
着して完全に固着する。
ウエハ支持部1を順にボート支柱に通した段階では、シ
リコンウエハ支持部1及びスペーサ2の両面が鏡面仕上
げされているため、両者は既に吸着されている。この段
階で吸着が不充分であれば、鏡面仕上げ不良とみなし
て、良品と交換する。そして、実施の形態2では、ナッ
ト4は使わずに天板5を載せるだけで良いため、ボート
支柱3の上部に雄ネジ19を切る必要はない。天板を載
せた後、石英が変形しない温度でボートをアニールする
ことによりシリコンウエハ支持部1とスペーサ2を熱圧
着して完全に固着する。
【0091】実施の形態2の方法でも十分実用に耐える
ボートを得ることができる。また、最後のアニールの前
に天板5とボート支柱3を天板上部側で溶接し、その
後、アニールを行っても目視でわかるようなズレは発生
しない。
ボートを得ることができる。また、最後のアニールの前
に天板5とボート支柱3を天板上部側で溶接し、その
後、アニールを行っても目視でわかるようなズレは発生
しない。
【0092】実施の形態3.図13に示したX線トポシ
ステムによるスリップ発生の具合を詳しく観察すると、
スリップは図15に示した石英ボート横断面図のシリコ
ンウエハ支持部15Bとシリコンウエハ支持部15Cの
位置に発生しており、シリコンウエハ支持部15Aの位
置には発生していない。これは、図10のボートにおけ
るシリコンウエハ支持部15B、15Cが、図15に示
すように、平行になっているためと推定できる。しか
し、図16に示すように、シリコンウエハの中心から3
等分する方向へ放射状にシリコンウエハ支持部1A,1
B,1Cの長手方向を延在させると、支持部1B,1C
を支持しているボート支柱3間の間隔が狭くなり、挿入
時にシリコンウエハWとボート支柱3が当たってしま
う。従って、この構造は採用することができない。
ステムによるスリップ発生の具合を詳しく観察すると、
スリップは図15に示した石英ボート横断面図のシリコ
ンウエハ支持部15Bとシリコンウエハ支持部15Cの
位置に発生しており、シリコンウエハ支持部15Aの位
置には発生していない。これは、図10のボートにおけ
るシリコンウエハ支持部15B、15Cが、図15に示
すように、平行になっているためと推定できる。しか
し、図16に示すように、シリコンウエハの中心から3
等分する方向へ放射状にシリコンウエハ支持部1A,1
B,1Cの長手方向を延在させると、支持部1B,1C
を支持しているボート支柱3間の間隔が狭くなり、挿入
時にシリコンウエハWとボート支柱3が当たってしま
う。従って、この構造は採用することができない。
【0093】一方で、図17に示すように、シリコンウエ
ハ支持部1を長くしてシリコンウエハWが出し入れ可能
なほどボート支柱3の間隔を広げると、縦型熱処理装置
内の反応管18と干渉してしまう。従って、この構造も
採用することができない。干渉を避けるために反応管1
8を広げてしまうと、シリコンウエハWと反応管18の
間のクリアランスが大きくなりすぎて均一性の良い成膜
を行うことができない。また、同一平面にあるシリコン
ウエハ支持部1を繋げてしまうとシリコンウエハWを機
械で挿入できなくなるので、量産現場で使用することが
できない。
ハ支持部1を長くしてシリコンウエハWが出し入れ可能
なほどボート支柱3の間隔を広げると、縦型熱処理装置
内の反応管18と干渉してしまう。従って、この構造も
採用することができない。干渉を避けるために反応管1
8を広げてしまうと、シリコンウエハWと反応管18の
間のクリアランスが大きくなりすぎて均一性の良い成膜
を行うことができない。また、同一平面にあるシリコン
ウエハ支持部1を繋げてしまうとシリコンウエハWを機
械で挿入できなくなるので、量産現場で使用することが
できない。
【0094】実施の形態3では、図18に示すように、
シリコンウエハ支持部1Dとシリコンウエハ支持部1E
の形状を折り曲げた形状としている。これにより、シリ
コンウエハWの中心から放射状に3等分する線19上に
シリコンウエハ支持部1D,1Eを位置させることがで
きる。
シリコンウエハ支持部1Dとシリコンウエハ支持部1E
の形状を折り曲げた形状としている。これにより、シリ
コンウエハWの中心から放射状に3等分する線19上に
シリコンウエハ支持部1D,1Eを位置させることがで
きる。
【0095】図19〜図21は、図18と同様にスリッ
プの発生を抑止できる形状のシリコンウエハ支持部1を
示している。このように、平面性が問題無い条件で荷重
分散させることのできるシリコンウエハ支持部1の形状
例は沢山考えられるが、どの形状が経済性、スリップ防
止性能に優れているか、実験して決定することは容易で
ない。実施の形態3では、それぞれの形状のシリコンウ
エハ支持部1とこれを取り付けるための石英ボートが1
つあれば、複数の形状のシリコンウエハ支持部1を一度
に取り付けて実験を行うことができるため、少ない実験
回数で最適な構造を決定することができる。
プの発生を抑止できる形状のシリコンウエハ支持部1を
示している。このように、平面性が問題無い条件で荷重
分散させることのできるシリコンウエハ支持部1の形状
例は沢山考えられるが、どの形状が経済性、スリップ防
止性能に優れているか、実験して決定することは容易で
ない。実施の形態3では、それぞれの形状のシリコンウ
エハ支持部1とこれを取り付けるための石英ボートが1
つあれば、複数の形状のシリコンウエハ支持部1を一度
に取り付けて実験を行うことができるため、少ない実験
回数で最適な構造を決定することができる。
【0096】実施の形態4.次に、縦型熱処理装置内の
石英管とのクリアランスを小さくした実施の形態4につ
いて説明する。図22は実施の形態4の基板熱処理用保
持具のボート支柱3と、シリコンウエハ支持部1及びス
ペーサ2とのかん合状態を示す斜視図であり、図23は
ボート支柱3、シリコンウエハ支持部1及びスペーサ2
の上面を示す図である。図23に示すように、実施の形
態4では、シリコンウエハ支持部1のシリコンウエハが
接触する部位と反対側の位置において、ボート支柱3を
半月状に切り欠いて平面部を形成している。そして、ボ
ート支柱3とかん合するシリコンウエハ支持部1及びス
ペーサ2にも切欠部を設けている。
石英管とのクリアランスを小さくした実施の形態4につ
いて説明する。図22は実施の形態4の基板熱処理用保
持具のボート支柱3と、シリコンウエハ支持部1及びス
ペーサ2とのかん合状態を示す斜視図であり、図23は
ボート支柱3、シリコンウエハ支持部1及びスペーサ2
の上面を示す図である。図23に示すように、実施の形
態4では、シリコンウエハ支持部1のシリコンウエハが
接触する部位と反対側の位置において、ボート支柱3を
半月状に切り欠いて平面部を形成している。そして、ボ
ート支柱3とかん合するシリコンウエハ支持部1及びス
ペーサ2にも切欠部を設けている。
【0097】ボート支柱3の平面部の位置は、シリコン
ウエハ支持部1及びスペーサ2とのかん合を確実にする
ため、ボート支柱3の中心よりも外側、すなわちボート
支柱3の中心に対してシリコンウエハとの接触部位とは
反対側に位置するようにしておく。シリコンウエハ支持
部1及びスペーサ2に形成した切欠部の位置も平面部3
aの位置と対応させてボート支柱3の中心よりも外側に
位置させておく。
ウエハ支持部1及びスペーサ2とのかん合を確実にする
ため、ボート支柱3の中心よりも外側、すなわちボート
支柱3の中心に対してシリコンウエハとの接触部位とは
反対側に位置するようにしておく。シリコンウエハ支持
部1及びスペーサ2に形成した切欠部の位置も平面部3
aの位置と対応させてボート支柱3の中心よりも外側に
位置させておく。
【0098】このように、ボート支柱3に平面部を、シ
リコンウエハ支持部1及びスペーサ2に切欠部をそれぞ
れ形成しておくことによって、基板熱処理用保持具の最
大径を小さくすることが可能となり、シリコンウエハ支
持部1の背面側において縦型熱処理装置の石英管をシリ
コンウエハ側により近接させることができる。これによ
り、実施の形態4の基板熱処理用保持具では、実施の形
態1の効果を得ることができるとともに、縦型熱処理装
置へ挿入して熱処理を行う際の効率をより高めることが
可能となる。
リコンウエハ支持部1及びスペーサ2に切欠部をそれぞ
れ形成しておくことによって、基板熱処理用保持具の最
大径を小さくすることが可能となり、シリコンウエハ支
持部1の背面側において縦型熱処理装置の石英管をシリ
コンウエハ側により近接させることができる。これによ
り、実施の形態4の基板熱処理用保持具では、実施の形
態1の効果を得ることができるとともに、縦型熱処理装
置へ挿入して熱処理を行う際の効率をより高めることが
可能となる。
【0099】なお、上述した各実施の形態では、支柱3
は3本使用しているが、4本以上使用するようにしても
よい。
は3本使用しているが、4本以上使用するようにしても
よい。
【0100】また、発生頻度は少ないが、不注意、装置
故障に起因してシリコンウエハ支持部が破損した場合に
も破損個所のみを交換することができるため、修理コス
トを削減することができる。また自然に数個破損したと
思われる場合は耐久時間の限界が来たと判断しシリコン
ウエハ支持部を全部交換とすることが望ましい。
故障に起因してシリコンウエハ支持部が破損した場合に
も破損個所のみを交換することができるため、修理コス
トを削減することができる。また自然に数個破損したと
思われる場合は耐久時間の限界が来たと判断しシリコン
ウエハ支持部を全部交換とすることが望ましい。
【0101】上述した各実施の形態の基板熱処理用保持
具においては、各構成要素を部品化(天板5、底板6、
ボート支柱3、シリコンウエハ支持部1、スペーサ2
等)しているため、各部品はNC機械によって製造する
ことができる。従って、図9、図10に示したような従
来の基板熱処理用保持具を製造する場合と比較して、人
件費を含めた製造コストを大幅に低減させることができ
る。また、石英ガラスを主材料としたことにより製造コ
ストを低減させることができるのみならず、各構成要素
を部品化したことにより製造コストを低減させることが
できるため、例えばSiC等の材料を用いて構成した場
合であっても、従来の構造と比較して製造コストを低減
させることができる。SiC等の材料を用いる場合に
は、高温で熱変形が起こり易いのはシリコンウエハ支持
部1であるため、天板5、底板6、ボート支柱3、スペ
ーサ2を石英ガラスで作成し、シリコンウエハ支持部1
をSiCによって作成することにより変形を最小限に抑
えて精度を高めることができ、SiCを使用した場合で
もコストを低減することができる。
具においては、各構成要素を部品化(天板5、底板6、
ボート支柱3、シリコンウエハ支持部1、スペーサ2
等)しているため、各部品はNC機械によって製造する
ことができる。従って、図9、図10に示したような従
来の基板熱処理用保持具を製造する場合と比較して、人
件費を含めた製造コストを大幅に低減させることができ
る。また、石英ガラスを主材料としたことにより製造コ
ストを低減させることができるのみならず、各構成要素
を部品化したことにより製造コストを低減させることが
できるため、例えばSiC等の材料を用いて構成した場
合であっても、従来の構造と比較して製造コストを低減
させることができる。SiC等の材料を用いる場合に
は、高温で熱変形が起こり易いのはシリコンウエハ支持
部1であるため、天板5、底板6、ボート支柱3、スペ
ーサ2を石英ガラスで作成し、シリコンウエハ支持部1
をSiCによって作成することにより変形を最小限に抑
えて精度を高めることができ、SiCを使用した場合で
もコストを低減することができる。
【0102】実施の形態5.図24は実施の形態5の基
板熱処理用保持治具に使用するシリコンウエハ支持部2
0の平面図である。図25は実施の形態5の基板熱処理
用保持治具に使用するスペーサ21の斜視図である。ま
た、図27は実施の形態5の基板熱処理用保持治具の最
下部に使用する最下部スペーサ22の斜視図(図27
(a))及びその断面図(図27(b))である。ここ
で、図27(b)は図27(a)に示す一点鎖線II−
II’に沿った断面を示している。図27(a)及び図
27(b)に示すように、最下部スペーサ22の下部に
はテーパー面22bが形成されている。
板熱処理用保持治具に使用するシリコンウエハ支持部2
0の平面図である。図25は実施の形態5の基板熱処理
用保持治具に使用するスペーサ21の斜視図である。ま
た、図27は実施の形態5の基板熱処理用保持治具の最
下部に使用する最下部スペーサ22の斜視図(図27
(a))及びその断面図(図27(b))である。ここ
で、図27(b)は図27(a)に示す一点鎖線II−
II’に沿った断面を示している。図27(a)及び図
27(b)に示すように、最下部スペーサ22の下部に
はテーパー面22bが形成されている。
【0103】最下部スペーサ22、及びスペーサ21に
はボート支柱23が貫通する孔22a,21aがそれぞ
れ設けられている。同様にシリコンウエハ支持部20に
もボート支柱23が貫通する孔20aが設けられてい
る。これらの組立て方法は、先ず必要数の最下部スペー
サ22、スペーサ21及びシリコンウエハ支持部20を
用意し、図38に示すように基板熱処理用保持具の底板
24の上にボート支柱23を立てた状態のものに対し
て、最初に最下部スペーサ22をテーパ面22b側を下
にして通す。このテーパ面22bは底板24とボート支
柱23を結合する時に形成される溶接の盛り上がりとの
干渉を防ぐためのものである。次に、シリコンウエハ支
持部20をボート支柱23に通し、スペーサ21を通
す。以下、シリコンウエハ支持部20とスペーサ21を
交互に通していく。全てのシリコンウエハ支持部20と
スペーサ21を通した後、天板25を最上部に取り付け
て基板熱処理用保持具が完成する。図29は、完成した
基板熱処理用保持具を示す斜視図である。
はボート支柱23が貫通する孔22a,21aがそれぞ
れ設けられている。同様にシリコンウエハ支持部20に
もボート支柱23が貫通する孔20aが設けられてい
る。これらの組立て方法は、先ず必要数の最下部スペー
サ22、スペーサ21及びシリコンウエハ支持部20を
用意し、図38に示すように基板熱処理用保持具の底板
24の上にボート支柱23を立てた状態のものに対し
て、最初に最下部スペーサ22をテーパ面22b側を下
にして通す。このテーパ面22bは底板24とボート支
柱23を結合する時に形成される溶接の盛り上がりとの
干渉を防ぐためのものである。次に、シリコンウエハ支
持部20をボート支柱23に通し、スペーサ21を通
す。以下、シリコンウエハ支持部20とスペーサ21を
交互に通していく。全てのシリコンウエハ支持部20と
スペーサ21を通した後、天板25を最上部に取り付け
て基板熱処理用保持具が完成する。図29は、完成した
基板熱処理用保持具を示す斜視図である。
【0104】実施の形態5は、1つのシリコンウエハ支
持部20によって、1枚のウエハWを保持するようにし
ている。このため、シリコンウエハ20はウエハWの外
形と同程度の大きさのリング形状とされている。そし
て、シリコンウエハ支持部20の一部には搬送アーム2
6を通過させるための切り欠きが形成されている。
持部20によって、1枚のウエハWを保持するようにし
ている。このため、シリコンウエハ20はウエハWの外
形と同程度の大きさのリング形状とされている。そし
て、シリコンウエハ支持部20の一部には搬送アーム2
6を通過させるための切り欠きが形成されている。
【0105】また、図24に示すように、ウエハWを載
せた後、ウエハWが移動しないようにウエハWとの接触
面を水平に削りとってシリコンウエハ接触部20bを形
成している。(図24に示すI−I’断面)また、シリコ
ンウエハ支持部20の内側の中央付近の一部にアーム回
避部20cを形成している。これにより、図45〜図4
7で説明した搬送アーム26の先端部26aとシリコン
ウエハ支持部20とが干渉してしまうことを抑止でき
る。図28はウエハWの搬送時における搬送アーム26
とシリコンウエハ支持部20の位置関係を示す平面図で
ある。なお、アーム回避部20cを設けたことにより、
基板熱処理用保持具からのウエハWの出し入れは自動ウ
エハ搬送機を用いて行うことができる。
せた後、ウエハWが移動しないようにウエハWとの接触
面を水平に削りとってシリコンウエハ接触部20bを形
成している。(図24に示すI−I’断面)また、シリコ
ンウエハ支持部20の内側の中央付近の一部にアーム回
避部20cを形成している。これにより、図45〜図4
7で説明した搬送アーム26の先端部26aとシリコン
ウエハ支持部20とが干渉してしまうことを抑止でき
る。図28はウエハWの搬送時における搬送アーム26
とシリコンウエハ支持部20の位置関係を示す平面図で
ある。なお、アーム回避部20cを設けたことにより、
基板熱処理用保持具からのウエハWの出し入れは自動ウ
エハ搬送機を用いて行うことができる。
【0106】ここで、スペーサ21は図25に示すリン
グ型のものには限定されず、図26に示すようなC型の
ものであっても良い。図26(a)はC型のスペーサ2
7を示す斜視図を、図26(b)は上面図を示してい
る。C型のスペーサ27にはボート支柱23が貫通する
孔は無いが、凹部27aが孔の役割を果す。C型のスペ
ーサ27を用いて、凹部27aを基板熱処理用保持具の
外側に向けることにより、スペーサが基板熱処理用保持
具からはみ出してしまうことを防ぐことができる。これ
により、基板熱処理用保持具と反応管とのクリアランス
を小さくすることが可能となる。また、凹部27aを基
板熱処理用保持具の内側に向けることにより、ウエハW
とスペーサの干渉を抑えることができる。
グ型のものには限定されず、図26に示すようなC型の
ものであっても良い。図26(a)はC型のスペーサ2
7を示す斜視図を、図26(b)は上面図を示してい
る。C型のスペーサ27にはボート支柱23が貫通する
孔は無いが、凹部27aが孔の役割を果す。C型のスペ
ーサ27を用いて、凹部27aを基板熱処理用保持具の
外側に向けることにより、スペーサが基板熱処理用保持
具からはみ出してしまうことを防ぐことができる。これ
により、基板熱処理用保持具と反応管とのクリアランス
を小さくすることが可能となる。また、凹部27aを基
板熱処理用保持具の内側に向けることにより、ウエハW
とスペーサの干渉を抑えることができる。
【0107】更に、C型のスペーサ27には、ボート支
柱23から離脱しないように凸状部27bが形成されて
おり、図41に示すようにボート支柱23には凸状部2
7bに嵌合する凹状部23aが形成されている。ボート
支柱23に凸状部を形成する場合には、これに嵌合する
凹状部をスペーサ27に形成する。ボート支柱23とC
型のスペーサ27の結合を確実にするため、複数の凸状
部27b、凹状部23aを1つのスペーサ27、ボート
支柱23に設けてもよい。これにより、C型のスペーサ
27がボート支柱23から外れてしまうことを抑止でき
る。
柱23から離脱しないように凸状部27bが形成されて
おり、図41に示すようにボート支柱23には凸状部2
7bに嵌合する凹状部23aが形成されている。ボート
支柱23に凸状部を形成する場合には、これに嵌合する
凹状部をスペーサ27に形成する。ボート支柱23とC
型のスペーサ27の結合を確実にするため、複数の凸状
部27b、凹状部23aを1つのスペーサ27、ボート
支柱23に設けてもよい。これにより、C型のスペーサ
27がボート支柱23から外れてしまうことを抑止でき
る。
【0108】上述した各実施の形態と同様に、スペーサ
21,22,27の厚みは厳密に規定される。また、シ
リコンウエハ支持部20は一枚の板から切り出されるた
め、この厚みも厳密に規定され、平面精度も素材となる
板の段階で決まっている。従って、それぞれのボート支
柱23に取り付けられたn番目(nは整数)のシリコン
ウエハ支持部20の上面の位置及び平面精度は高精度に
保たれ、熱処理の際にスリップが発生する虞はない。1
100℃を超える高温熱処理に対応した基板熱処理用保
持具はSiC製にする必要があるが、SiC製のスペー
サの場合、寸法のバラツキが石英に比べると大きくな
る。自動搬送機との関係で精度が要求される場合は、石
英を素材としたスペーサ21,22,27の構造によ
り、例えば1150℃まではつぶれることなく使用可能
である。従って、スペーサ21,22,27のみを石英
にするような基板熱処理用保持具を使用するのが好適で
ある。ただし、この場合はSiC製のシリコンウエハ支
持部20の平面精度は石英製のシリコンウエハ支持部2
0のそれに比べて若干劣る。
21,22,27の厚みは厳密に規定される。また、シ
リコンウエハ支持部20は一枚の板から切り出されるた
め、この厚みも厳密に規定され、平面精度も素材となる
板の段階で決まっている。従って、それぞれのボート支
柱23に取り付けられたn番目(nは整数)のシリコン
ウエハ支持部20の上面の位置及び平面精度は高精度に
保たれ、熱処理の際にスリップが発生する虞はない。1
100℃を超える高温熱処理に対応した基板熱処理用保
持具はSiC製にする必要があるが、SiC製のスペー
サの場合、寸法のバラツキが石英に比べると大きくな
る。自動搬送機との関係で精度が要求される場合は、石
英を素材としたスペーサ21,22,27の構造によ
り、例えば1150℃まではつぶれることなく使用可能
である。従って、スペーサ21,22,27のみを石英
にするような基板熱処理用保持具を使用するのが好適で
ある。ただし、この場合はSiC製のシリコンウエハ支
持部20の平面精度は石英製のシリコンウエハ支持部2
0のそれに比べて若干劣る。
【0109】実施の形態5による基板熱処理用保持治具
の製造方法で技能を必要とする作業は、ボート支柱23
と底板24を結合させることと、天板25をボート支柱
23の上部に取り付けることのみである。その他の工程
はシリコンウエハ支持部20とスペーサ21,22,2
7を交互に積み重ねるだけなので、製造コストを低減さ
せることができる。また、スペーサ21,22,27も
シリコンウエハ支持部20も量産可能であり、製造数が
多い程単価が安くなる。従って、高い寸法精度と低コス
トを実現した高温熱処理用の基板熱処理用保持具を得る
ことができる。
の製造方法で技能を必要とする作業は、ボート支柱23
と底板24を結合させることと、天板25をボート支柱
23の上部に取り付けることのみである。その他の工程
はシリコンウエハ支持部20とスペーサ21,22,2
7を交互に積み重ねるだけなので、製造コストを低減さ
せることができる。また、スペーサ21,22,27も
シリコンウエハ支持部20も量産可能であり、製造数が
多い程単価が安くなる。従って、高い寸法精度と低コス
トを実現した高温熱処理用の基板熱処理用保持具を得る
ことができる。
【0110】実施の形態6.図30は、実施の形態6の
基板熱処理用保持具にし使用するシリコンウエハ支持部
20の平面図である。実施の形態6の基本的な構成、製
造工程は実施の形態5と同様であるが、実施形態6のシ
リコンウエハ支持部20のシリコンウエハ接触部20b
は三角形の切れ込みを入れてあり、ウエハWとの接触面
積を減らしている。図30では切り込みを鋭角状にして
いるが、U字型や半円、または矩形でも良く、加工が容
易な形状を採用することができる。この構造は、特に比
熱の高い石英ガラス(1100℃で0.3cal/g・
℃)で作成した場合にウエハ周辺への熱が逃げるのを防
ぐのに効果がある。
基板熱処理用保持具にし使用するシリコンウエハ支持部
20の平面図である。実施の形態6の基本的な構成、製
造工程は実施の形態5と同様であるが、実施形態6のシ
リコンウエハ支持部20のシリコンウエハ接触部20b
は三角形の切れ込みを入れてあり、ウエハWとの接触面
積を減らしている。図30では切り込みを鋭角状にして
いるが、U字型や半円、または矩形でも良く、加工が容
易な形状を採用することができる。この構造は、特に比
熱の高い石英ガラス(1100℃で0.3cal/g・
℃)で作成した場合にウエハ周辺への熱が逃げるのを防
ぐのに効果がある。
【0111】実施の形態7.図31は、実施の形態7の
基板熱処理用保持具に使用するシリコンウエハ支持部2
0の平面図である。実施の形態7の基本的な構成、製造
工程は実施の形態5と同じであるが、実施形態7のシリ
コンウエハ支持部20にはボート支柱23が貫通する孔
20aは形成されていない。代わりにシリコンウエハ支
持部20の外側のボート支柱23と干渉する部分を切り
取り、支柱係合部20dを設けている。シリコンウエハ
支持部20にボート支柱23が貫通する孔20aを設け
られない場合にこの方法を採用する。この場合、4ケ所
に配置された係合部20dの形状をスペーサ21,2
2,27の外形と合せることにより、シリコンウエハ支
持部20を適正な位置に保持することができる。
基板熱処理用保持具に使用するシリコンウエハ支持部2
0の平面図である。実施の形態7の基本的な構成、製造
工程は実施の形態5と同じであるが、実施形態7のシリ
コンウエハ支持部20にはボート支柱23が貫通する孔
20aは形成されていない。代わりにシリコンウエハ支
持部20の外側のボート支柱23と干渉する部分を切り
取り、支柱係合部20dを設けている。シリコンウエハ
支持部20にボート支柱23が貫通する孔20aを設け
られない場合にこの方法を採用する。この場合、4ケ所
に配置された係合部20dの形状をスペーサ21,2
2,27の外形と合せることにより、シリコンウエハ支
持部20を適正な位置に保持することができる。
【0112】実施の形態8.図32は、実施の形態8の
基板熱処理用保持具に使用するシリコンウエハ支持部2
0とスペーサ21とが重なった状態を示す平面図であ
る。実施形態8の基本的な構成、製造工程は実施の形態
5と同じであるが、実施形態8のシリコンウエハ支持部
20はシリコンウエハ接触部20bを設けておらず、ウ
エハWの固定には4ケ所のスペーサ21の外周部を利用
している。各スペーサ5の外周をウエハWが移動できな
いように配置することにより、ウエハWの位置決めをす
ることができる。この構造により、シリコンウエハ支持
部20の作成工数を減らすことができる。図33は、実
施の形態8によるシリコンウエハ支持部20を用いた基
板熱処理用保持具を示す斜視図である。実施の形態8で
は、シリコンウエハ支持部20の占有面積を縮小するこ
とができるため、部品コストを低減させることもでき
る。
基板熱処理用保持具に使用するシリコンウエハ支持部2
0とスペーサ21とが重なった状態を示す平面図であ
る。実施形態8の基本的な構成、製造工程は実施の形態
5と同じであるが、実施形態8のシリコンウエハ支持部
20はシリコンウエハ接触部20bを設けておらず、ウ
エハWの固定には4ケ所のスペーサ21の外周部を利用
している。各スペーサ5の外周をウエハWが移動できな
いように配置することにより、ウエハWの位置決めをす
ることができる。この構造により、シリコンウエハ支持
部20の作成工数を減らすことができる。図33は、実
施の形態8によるシリコンウエハ支持部20を用いた基
板熱処理用保持具を示す斜視図である。実施の形態8で
は、シリコンウエハ支持部20の占有面積を縮小するこ
とができるため、部品コストを低減させることもでき
る。
【0113】実施の形態9.図34は、実施の形態9の
基板熱処理用保持具に使用するシリコンウエハ支持部2
0の平面図である。1100℃前後までの熱処理であれ
ば基板熱処理用保持具の材料は石英ガラスで十分使用に
耐えるが、長期間使用しているあいだに変形が生じ、ビ
ア樽のように膨らんでしまうことを本発明者らはしばし
ば経験している。このような変形に対しては、ボート支
柱23の形状として円柱ではなく、角柱を用いた方が耐
性を高めることができる。ボート支柱23を角柱にした
場合は、支柱係合部20dの形状は図34に示すように
矩形状、鋭角状の形状となる。実施の形態6のシリコン
ウエハ支持部20に使用するスペーサ28の一例を図3
5に示す。矩形のボート支柱23が貫通する孔28aの
形状は支柱23の断面形状に対応した矩形であればよい
が、スペーサの外観は銭型、底のない枡形、Ω型等さま
ざまな形状が考えられる。U字型のスペーサとした場合
には、C字型のスペーサ27の場合と同様に凸状部28
bを設けておく。
基板熱処理用保持具に使用するシリコンウエハ支持部2
0の平面図である。1100℃前後までの熱処理であれ
ば基板熱処理用保持具の材料は石英ガラスで十分使用に
耐えるが、長期間使用しているあいだに変形が生じ、ビ
ア樽のように膨らんでしまうことを本発明者らはしばし
ば経験している。このような変形に対しては、ボート支
柱23の形状として円柱ではなく、角柱を用いた方が耐
性を高めることができる。ボート支柱23を角柱にした
場合は、支柱係合部20dの形状は図34に示すように
矩形状、鋭角状の形状となる。実施の形態6のシリコン
ウエハ支持部20に使用するスペーサ28の一例を図3
5に示す。矩形のボート支柱23が貫通する孔28aの
形状は支柱23の断面形状に対応した矩形であればよい
が、スペーサの外観は銭型、底のない枡形、Ω型等さま
ざまな形状が考えられる。U字型のスペーサとした場合
には、C字型のスペーサ27の場合と同様に凸状部28
bを設けておく。
【0114】実施の形態10.図36は実施の形態10
の基板熱処理用保持具に使用するシリコンウエハ支持部
20の平面図である。シリコンウエハ支持部20を石英
で作成する場合、長期間の使用により、シリコンウエハ
支持部20の先端部が自重により撓む虞があるので、先
端部の軽量化を図る目的でボート支柱23が貫通する孔
20a以外にも孔20eを開孔した。これにより、長時
間使用した場合であってもシリコンウエハ支持部20の
先端部が撓んでしまうことを抑止できる。
の基板熱処理用保持具に使用するシリコンウエハ支持部
20の平面図である。シリコンウエハ支持部20を石英
で作成する場合、長期間の使用により、シリコンウエハ
支持部20の先端部が自重により撓む虞があるので、先
端部の軽量化を図る目的でボート支柱23が貫通する孔
20a以外にも孔20eを開孔した。これにより、長時
間使用した場合であってもシリコンウエハ支持部20の
先端部が撓んでしまうことを抑止できる。
【0115】実施の形態11.図37は実施の形態11
の基板熱処理用保持具に使用するシリコンウエハ支持部
20を示す平面図である。実施の形態11では、シリコ
ンウエハ支持部20の全面に孔20eを多数開孔して全
体を軽量化している。ウエハWを載置してもシリコンウ
エハ支持部20の全体に荷重がかけられるため、ウエハ
Wを載せることにより特定の部位が変形することはな
い。
の基板熱処理用保持具に使用するシリコンウエハ支持部
20を示す平面図である。実施の形態11では、シリコ
ンウエハ支持部20の全面に孔20eを多数開孔して全
体を軽量化している。ウエハWを載置してもシリコンウ
エハ支持部20の全体に荷重がかけられるため、ウエハ
Wを載せることにより特定の部位が変形することはな
い。
【0116】実施の形態12.石英ガラス板はステッパ
ーのマスクや液晶ディスプレイ装置等に使用されている
ことからも判るように平面精度の極めて優れたものであ
る。よって、石英ガラスを材料にした場合、シリコンウ
エハ支持部20は一枚の板から切り抜くことにより平面
精度を維持できる。図39は、一枚の板材30からシリ
コンウエハ支持部20を繰り抜いた状態の平面図を示
す。一般の石英加工メーカは、石英部材メーカから加工
材料の石英ガラスを購入するが、購入する部材の形状は
角材、円柱材、板材及び管等の基本的な形状に限定さ
れ、これらを使用して加工を行うと非常に大きな1枚板
からシリコンウエハ支持部20を繰り抜くことになる。
この方法では、図39に示すように多くの不要部分が生
じる。
ーのマスクや液晶ディスプレイ装置等に使用されている
ことからも判るように平面精度の極めて優れたものであ
る。よって、石英ガラスを材料にした場合、シリコンウ
エハ支持部20は一枚の板から切り抜くことにより平面
精度を維持できる。図39は、一枚の板材30からシリ
コンウエハ支持部20を繰り抜いた状態の平面図を示
す。一般の石英加工メーカは、石英部材メーカから加工
材料の石英ガラスを購入するが、購入する部材の形状は
角材、円柱材、板材及び管等の基本的な形状に限定さ
れ、これらを使用して加工を行うと非常に大きな1枚板
からシリコンウエハ支持部20を繰り抜くことになる。
この方法では、図39に示すように多くの不要部分が生
じる。
【0117】実施の形態12では、図40に示すよう
に、石英ガラス板を小さな長方形の板材29として、シ
リコンウエハ支持部20が切り出せるよう、これらの板
材29を囲むように配置し、4箇所の接続部を確実に溶
接する。溶接後の板材29を研磨することにより平面精
度を一枚板と同等まで高めることができる。図39に示
した場合と比べると、不要な部分を大幅に減らすことが
できることが判る。溶接を行った部分では脈状の膨らみ
が生じるが、研磨により平坦にすることができる。
に、石英ガラス板を小さな長方形の板材29として、シ
リコンウエハ支持部20が切り出せるよう、これらの板
材29を囲むように配置し、4箇所の接続部を確実に溶
接する。溶接後の板材29を研磨することにより平面精
度を一枚板と同等まで高めることができる。図39に示
した場合と比べると、不要な部分を大幅に減らすことが
できることが判る。溶接を行った部分では脈状の膨らみ
が生じるが、研磨により平坦にすることができる。
【0118】このように、実施の形態12によれば、シ
リコンウエハ支持部20の製作過程で発生する不要な石
英ガラス屑を削減することができるとともに、石英ガラ
ス屑の再利用品からシリコンウエハ支持部20を製造す
ることも可能となる。
リコンウエハ支持部20の製作過程で発生する不要な石
英ガラス屑を削減することができるとともに、石英ガラ
ス屑の再利用品からシリコンウエハ支持部20を製造す
ることも可能となる。
【0119】なお、上述した各実施の形態では基板とし
てシリコンウエハを例示したが、この発明はこれに限定
されるものではない。この発明は、熱処理が必要とされ
る基板全般に適用することができる。
てシリコンウエハを例示したが、この発明はこれに限定
されるものではない。この発明は、熱処理が必要とされ
る基板全般に適用することができる。
【0120】また、以上に説明した各実施の形態は、何
れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示し
たものに過ぎず、これらによってこの発明の技術的範囲
が限定的に解釈されてはならないものである。すなわ
ち、この発明はその精神、またはその主要な特徴から逸
脱することなく、様々な形で実施することができる。
れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示し
たものに過ぎず、これらによってこの発明の技術的範囲
が限定的に解釈されてはならないものである。すなわ
ち、この発明はその精神、またはその主要な特徴から逸
脱することなく、様々な形で実施することができる。
【0121】
【発明の効果】この発明は以上説明したように構成され
ているので、以下に示すような効果を奏する。
ているので、以下に示すような効果を奏する。
【0122】支持部とスペーサを分離して作製できるの
で支持部の平面精度、支持部の上下方向の間隔は支持部
及びスペーサ単体の精度で定まり、初期精度を保つこと
により精度の高い基板熱処理用保持具を得ることができ
る。また、支持部及びスペーサを作製した段階で選別で
きるので、より精度良く基板熱処理用保持具を得ること
ができる。更に、支持部とスペーサを分離したことによ
り、支持部とスペーサのそれぞれを量産することがで
き、製造コストを低減させることができる。
で支持部の平面精度、支持部の上下方向の間隔は支持部
及びスペーサ単体の精度で定まり、初期精度を保つこと
により精度の高い基板熱処理用保持具を得ることができ
る。また、支持部及びスペーサを作製した段階で選別で
きるので、より精度良く基板熱処理用保持具を得ること
ができる。更に、支持部とスペーサを分離したことによ
り、支持部とスペーサのそれぞれを量産することがで
き、製造コストを低減させることができる。
【0123】また、支柱に対して支持部及びスペーサを
係合させるようにしているため、支持部及びスペーサを
確実に保持することができ、組み立ての作業性を良好に
できる。
係合させるようにしているため、支持部及びスペーサを
確実に保持することができ、組み立ての作業性を良好に
できる。
【0124】また、支持部又はスペーサの係合部を孔部
としたことにより、この孔部に支柱を貫通させることに
より、確実に支持部又はスペーサと支柱とを係合させる
ことができる。
としたことにより、この孔部に支柱を貫通させることに
より、確実に支持部又はスペーサと支柱とを係合させる
ことができる。
【0125】また、支持部の係合部を切り欠きとするこ
とにより、支持部が基板熱処理用保持具の外側に向かっ
て拡大してしまうことを抑止できる。
とにより、支持部が基板熱処理用保持具の外側に向かっ
て拡大してしまうことを抑止できる。
【0126】また、スペーサの係合部を切り欠きとし、
この切り欠きを基板熱処理用保持具の外側に向けること
によって、スペーサが基板熱処理用保持具の外側に突出
してしまうことを抑止することができる。また、この切
り欠きを基板熱処理用保持具の内側に向けることによっ
て、基板とスペーサが干渉してしまうことを抑止するこ
とができる。
この切り欠きを基板熱処理用保持具の外側に向けること
によって、スペーサが基板熱処理用保持具の外側に突出
してしまうことを抑止することができる。また、この切
り欠きを基板熱処理用保持具の内側に向けることによっ
て、基板とスペーサが干渉してしまうことを抑止するこ
とができる。
【0127】スペーサと支柱との係合部において、スペ
ーサと支柱の一方に凸状部を形成するとともに他方に凹
状部を形成したことにより、凸状部と凹状部とを互いに
係合させることができ、切り欠き形状を設けたスペーサ
が支柱から離脱してしまうことを抑止することができ
る。
ーサと支柱の一方に凸状部を形成するとともに他方に凹
状部を形成したことにより、凸状部と凹状部とを互いに
係合させることができ、切り欠き形状を設けたスペーサ
が支柱から離脱してしまうことを抑止することができ
る。
【0128】また、水平面における支持部の孔部の位置
と、当該水平面における支持部の重心の位置が略一致さ
せたため、組み立て時に支持部が傾くことを抑えること
ができる。従って、支持部の水平状態を確認しながら積
み上げていくことができるので、積み上げの段階で誤差
を確認しながら作製でき、早い時期に不具合を発見でき
対処できるようになる。
と、当該水平面における支持部の重心の位置が略一致さ
せたため、組み立て時に支持部が傾くことを抑えること
ができる。従って、支持部の水平状態を確認しながら積
み上げていくことができるので、積み上げの段階で誤差
を確認しながら作製でき、早い時期に不具合を発見でき
対処できるようになる。
【0129】また、水平面における支持部の重心の位置
が、支持部の孔部の中心に対して、接触部と反対側に位
置しているため、支持部に実際に基板を載せた状態で支
持部を水平に保つことができ、基板の載置状態で面精度
の確認を行うことができるため、作製の段階で不具合を
発見して対処することが可能となる。
が、支持部の孔部の中心に対して、接触部と反対側に位
置しているため、支持部に実際に基板を載せた状態で支
持部を水平に保つことができ、基板の載置状態で面精度
の確認を行うことができるため、作製の段階で不具合を
発見して対処することが可能となる。
【0130】また、支持部及びスペーサを、支柱の上端
に締められたナットと台座との間で挟んで上下方向に密
着して固定したことにより、熱変形や熱ストレスを加え
ることなく基板熱処理用保持具が得られる。
に締められたナットと台座との間で挟んで上下方向に密
着して固定したことにより、熱変形や熱ストレスを加え
ることなく基板熱処理用保持具が得られる。
【0131】また、支持部及びスペーサのそれぞれを熱
圧着により固着したことにより、組み立て性を良好にす
ることができる。また、支持部及びスペーサの上面及び
下面を鏡面仕上げしたことにより、熱圧着を容易に行う
ことができる。
圧着により固着したことにより、組み立て性を良好にす
ることができる。また、支持部及びスペーサの上面及び
下面を鏡面仕上げしたことにより、熱圧着を容易に行う
ことができる。
【0132】また、支持部をリング形状とし、基板を搬
送する搬送手段が挿入される位置において支持部に切り
欠きを形成したことにより、支持部と基板との接触面積
を減少させることなく搬送手段を出し入れすることが可
能となる。
送する搬送手段が挿入される位置において支持部に切り
欠きを形成したことにより、支持部と基板との接触面積
を減少させることなく搬送手段を出し入れすることが可
能となる。
【0133】また、切り欠き部と対向する位置における
支持部の内側の外形を他の領域よりも外側へ広げたこと
により、搬送手段と支持部が干渉してしまうことを抑止
することができる。
支持部の内側の外形を他の領域よりも外側へ広げたこと
により、搬送手段と支持部が干渉してしまうことを抑止
することができる。
【0134】また、支持部の基板側において、接触部に
沿って段差を設けたことにより基板が移動してしまうこ
とを抑えることができる。
沿って段差を設けたことにより基板が移動してしまうこ
とを抑えることができる。
【0135】また、接触部に複数の切り欠きを形成した
ことにより、基板周辺に熱が拡散してしまうことを抑止
できる。
ことにより、基板周辺に熱が拡散してしまうことを抑止
できる。
【0136】同じ高さ位置に配置された複数のスペーサ
の外形が基板の外形と近接するように前記スペーサを配
置したことにより、基板が支持部上で移動することを抑
止できる。
の外形が基板の外形と近接するように前記スペーサを配
置したことにより、基板が支持部上で移動することを抑
止できる。
【0137】支柱との係合部以外の領域において、支持
部に開孔を形成したことにより、支持部が自重で撓んで
しまうことを抑止できる。
部に開孔を形成したことにより、支持部が自重で撓んで
しまうことを抑止できる。
【0138】また、石英ガラスを主材料としたことによ
り製造コストの低減を図ることが可能となる。
り製造コストの低減を図ることが可能となる。
【0139】また、この発明の基板熱処理用保持具を、
基板の面内温度コントロール性の良い基板熱処理装置に
用いることにより、より高温の処理でも基板にスリップ
が生じることを抑止できる。これにより、製造コストを
上昇させることなく高温仕様の基板熱処理装置を構成す
ることができる。
基板の面内温度コントロール性の良い基板熱処理装置に
用いることにより、より高温の処理でも基板にスリップ
が生じることを抑止できる。これにより、製造コストを
上昇させることなく高温仕様の基板熱処理装置を構成す
ることができる。
【0140】また、溶接を行うのは精度が要求されない
台座と支柱の固定のみなので、溶接により支持部の精度
が劣化することを抑止できる。また、歪をとるためのア
ニール処理が精度に影響することを抑止できる。
台座と支柱の固定のみなので、溶接により支持部の精度
が劣化することを抑止できる。また、歪をとるためのア
ニール処理が精度に影響することを抑止できる。
【0141】また、石英ガラス板を分割して必要な形に
溶接して一体化するので、製作過程で発生する不要な石
英ガラス屑を削減できる。
溶接して一体化するので、製作過程で発生する不要な石
英ガラス屑を削減できる。
【0142】また、熱処理の際の基板のスリップを抑え
たボートの構造を、低コスト、短期間で決定することが可
能となる。
たボートの構造を、低コスト、短期間で決定することが可
能となる。
【図1】 この発明の実施の形態1による縦型熱処理用
ボートの概要を示す斜視図である。
ボートの概要を示す斜視図である。
【図2】 ボート支柱を底板に取り付けた状態を示す斜
視図である。
視図である。
【図3】 ボート支柱にスペーサとシリコンウエハ支持
部を取り付ける方法を示す模式図である。
部を取り付ける方法を示す模式図である。
【図4】 シリコンウエハ支持部の孔と重心との位置関
係を示す模式図である。
係を示す模式図である。
【図5】 シリコンウエハ支持部の孔と重心との位置関
係を示す模式図である。
係を示す模式図である。
【図6】 ボート支柱の構成を示す斜視図である。
【図7】 この発明の実施の形態1の縦型熱処理用ボー
トの組立て方法の概要を示す斜視図である。
トの組立て方法の概要を示す斜視図である。
【図8】 この発明の実施の形態2の縦型熱処理用ボー
トの組立て方法の概要を示す斜視図である。
トの組立て方法の概要を示す斜視図である。
【図9】 従来の縦型熱処理用ボートを示す斜視図であ
る。
る。
【図10】 従来の縦型熱処理用ボートを示す斜視図で
ある。
ある。
【図11】 図9に示す従来の縦型熱処理用ボートで温
度1000℃の熱処理を行った後のシリコンウエハを示
す模式図である。
度1000℃の熱処理を行った後のシリコンウエハを示
す模式図である。
【図12】 図9に示す従来の縦型熱処理用ボートで温
度1050℃の熱処理を行った後のシリコンウエハを示
す図である。
度1050℃の熱処理を行った後のシリコンウエハを示
す図である。
【図13】 図10に示す従来の縦型熱処理用ボートで
温度1050℃の熱処理を行った後のX線トポシステム
による撮影像である。
温度1050℃の熱処理を行った後のX線トポシステム
による撮影像である。
【図14】 図1に示す実施の形態1の縦型熱処理用ボ
ートで1050℃の熱処理を行った後のX線トポシステ
ムによる撮影像である。
ートで1050℃の熱処理を行った後のX線トポシステ
ムによる撮影像である。
【図15】 図1に示す実施の形態1の縦型熱処理用ボ
ートのシリコンウエハ支持部の位置関係を示す平面図で
ある。
ートのシリコンウエハ支持部の位置関係を示す平面図で
ある。
【図16】 3本のボート支柱をシリコンウエハ中心か
ら3等分の位置に立てた状態を示す模式図である。
ら3等分の位置に立てた状態を示す模式図である。
【図17】 図16に示す状態でシリコンウエハが出し
入れできるまでボート支柱の間隔を広げた状態を示す模
式図である。
入れできるまでボート支柱の間隔を広げた状態を示す模
式図である。
【図18】 この発明の実施の形態3の縦型熱処理用ボ
ートのシリコンウエハ支持部の形状、配置状態を示す模
式図である。
ートのシリコンウエハ支持部の形状、配置状態を示す模
式図である。
【図19】 シリコンウエハ支持部の形状の一例を示す
模式図である。
模式図である。
【図20】 シリコンウエハ支持部の形状の一例を示す
模式図である。
模式図である。
【図21】 シリコンウエハ支持部の形状の一例を示す
模式図である。
模式図である。
【図22】 この発明の実施の形態4における、ボート
支柱とシリコンウエハ支持部及びスペーサとのかん合状
態を示す斜視図である。
支柱とシリコンウエハ支持部及びスペーサとのかん合状
態を示す斜視図である。
【図23】 この発明の実施の形態4における、ボート
支柱、シリコンウエハ支持部及びスペーサの形状を示す
平面図である。
支柱、シリコンウエハ支持部及びスペーサの形状を示す
平面図である。
【図24】 この発明の実施の形態5によるシリコンウ
エハ支持部の平面図である。
エハ支持部の平面図である。
【図25】 この発明の実施の形態5によるスペーサを
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図26】 この発明の実施の形態5によるC型のスペ
ーサを示す斜視図である。
ーサを示す斜視図である。
【図27】 この発明の実施の形態5による最下部スペ
ーサを示す模式図である。
ーサを示す模式図である。
【図28】 この発明の実施の形態5によるシリコンウ
エハ支持部へ搬送アームに載せたウエハを搬送する様子
を表す平面図である。
エハ支持部へ搬送アームに載せたウエハを搬送する様子
を表す平面図である。
【図29】 この発明の実施の形態5によるシリコンウ
エハ支持部とスペーサを用いて基板熱処理用保治具を完
成させた状態を示す斜視図である。
エハ支持部とスペーサを用いて基板熱処理用保治具を完
成させた状態を示す斜視図である。
【図30】 この発明の実施の形態6によるシリコンウ
エハ支持部にウエハを載せた様子を示す平面図である。
エハ支持部にウエハを載せた様子を示す平面図である。
【図31】 この発明の実施の形態7によるシリコンウ
エハ支持部の平面図である。
エハ支持部の平面図である。
【図32】 この発明の実施の形態8によるシリコンウ
エハ支持部にウエハを載せ、スペーサでウエハを固定す
る様子を示す平面図である。
エハ支持部にウエハを載せ、スペーサでウエハを固定す
る様子を示す平面図である。
【図33】 この発明の実施の形態8によるシリコンウ
エハ支持部を使用して組立てた基板熱処理用保持具の概
要を示す斜視図である。
エハ支持部を使用して組立てた基板熱処理用保持具の概
要を示す斜視図である。
【図34】 この発明の実施の形態9によるシリコンウ
エハ支持部を示す平面図である。
エハ支持部を示す平面図である。
【図35】 この発明の実施の形態9によるスペーサを
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図36】 この発明の実施の形態10によるシリコン
ウエハ支持部を示す平面図である。
ウエハ支持部を示す平面図である。
【図37】 この発明の実施の形態11によるシリコン
ウエハ支持部を示す平面図である。
ウエハ支持部を示す平面図である。
【図38】 この発明の各実施形態に共通で使用する基
板熱処理用保持具において、底板にボート支柱を立てた
状態を示す斜視図である。
板熱処理用保持具において、底板にボート支柱を立てた
状態を示す斜視図である。
【図39】 シリコンウエハ支持部を作成する材料とな
る石英製板ガラスを示す平面図である。
る石英製板ガラスを示す平面図である。
【図40】 この発明の実施の形態12によるシリコン
ウエハ支持部を作成する材料となる石英製板ガラスの平
面図である。
ウエハ支持部を作成する材料となる石英製板ガラスの平
面図である。
【図41】 凹状部を持つボート支柱を示す斜視図であ
る。
る。
【図42】 石英ガラスの温度と粘性係数との関係を表
す特性図である。
す特性図である。
【図43】 石英を材料として作成する従来の基板熱処
理用保持具を示す斜視図である。
理用保持具を示す斜視図である。
【図44】 炭化珪素あるいは炭化珪素と一部珪素を材
料とする従来の基板熱処理用保持具を示す斜視図であ
る。
料とする従来の基板熱処理用保持具を示す斜視図であ
る。
【図45】 従来の基板熱処理用保持具において、搬送
アームを用いてウエハを自動搬送する手順を示す模式図
である。
アームを用いてウエハを自動搬送する手順を示す模式図
である。
【図46】 図45に続いて、従来の基板熱処理用保持
具において、搬送アームを用いてウエハを自動搬送する
手順を示す模式図である。
具において、搬送アームを用いてウエハを自動搬送する
手順を示す模式図である。
【図47】 図46に続いて、従来の基板熱処理用保持
具において、搬送アームを用いてウエハを自動搬送する
手順を示す模式図である。
具において、搬送アームを用いてウエハを自動搬送する
手順を示す模式図である。
【図48】 2分割のシリコンウエハ支持部材を備えた
従来の基板熱処理用保持具示す斜視図である。
従来の基板熱処理用保持具示す斜視図である。
1A,1B,1C,1D,1E シリコンウエハ支持
部、 2,21,27,28 スペーサ、 3,23
ボート支柱、 4 ナット、 5,25 天板、6,2
4 底板(台座)、 7 ボート位置決め溝、 8 天
板固定用支柱孔、9 凸部、 10 固定溝、 11
重心、 12 シリコンウエハ接触部、13 シリコン
ウエハ支持棒、 14 シリコンウエハ接触部、 15
Siウェーハ支持部、 16 雄ネジ、 18 反応
管、 19 シリコンウエハの3等分線、 20 シリ
コンウエハ支持部、 21,27 スペーサ、 22最
下部スペーサ、 24 底板、 26 搬送アーム、
29,30 石英ガラスの板材。
部、 2,21,27,28 スペーサ、 3,23
ボート支柱、 4 ナット、 5,25 天板、6,2
4 底板(台座)、 7 ボート位置決め溝、 8 天
板固定用支柱孔、9 凸部、 10 固定溝、 11
重心、 12 シリコンウエハ接触部、13 シリコン
ウエハ支持棒、 14 シリコンウエハ接触部、 15
Siウェーハ支持部、 16 雄ネジ、 18 反応
管、 19 シリコンウエハの3等分線、 20 シリ
コンウエハ支持部、 21,27 スペーサ、 22最
下部スペーサ、 24 底板、 26 搬送アーム、
29,30 石英ガラスの板材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 桂田 育男 東京都中央区日本橋蛎殻町2丁目14番8号 大宮化成株式会社内 Fターム(参考) 5F031 CA02 HA05 HA42 HA62 HA63 HA64 MA28 MA29 MA30 PA11 PA13 PA18
Claims (27)
- 【請求項1】 複数の基板を上下方向に離間させて水平
に支持する基板熱処理用保持具であって、 前記複数の基板のそれぞれを面接触により支持する支持
部と、 上下方向における前記支持部の間隔を規定するスペーサ
とを備えたことを特徴とする基板熱処理用保持具。 - 【請求項2】 前記支持部及び前記スペーサを保持する
ため、台座上に垂直に立てられた複数の支柱を備え、 前記支持部には、面接触により前記基板を支持する接触
部と前記支柱が係合する係合部とが形成され、前記スペ
ーサには前記支柱が係合する係合部が形成されており、 前記支柱に対して前記支持部と前記スペーサが交互に係
合していることを特徴とする請求項1記載の基板熱処理
用保持具。 - 【請求項3】 前記支持部の前記係合部が前記支持部を
貫通するように形成された孔部であることを特徴とする
請求項2記載の基板熱処理用保持具。 - 【請求項4】 前記支持部の前記係合部が前記支持部に
形成された切り欠き形状であって、前記切り欠き形状の
少なくとも一部が前記支柱の断面形状と同一であること
を特徴とする請求項2記載の基板熱処理用保持具。 - 【請求項5】 前記スペーサの前記係合部が前記スペー
サを貫通するように形成された孔部であることを特徴と
する請求項2〜4のいずれかに記載の基板熱処理用保持
具。 - 【請求項6】 前記スペーサの前記係合部が前記スペー
サに形成された切り欠き形状であって、前記切り欠き形
状の少なくとも一部が前記支柱の断面形状と同一である
ことを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の基板
熱処理用保持具。 - 【請求項7】 前記スペーサと前記支柱との係合部にお
いて、前記スペーサと前記支柱の一方に凸状部が形成さ
れるとともに他方に凹状部が形成されており、前記凸状
部と前記凹状部とが互いに係合していることを特徴とす
る請求項6記載の基板熱処理用保持具。 - 【請求項8】 1つの前記基板を支持するために複数の
前記支持部が設けられ、水平面における前記支持部の孔
部の位置と、当該水平面における前記支持部の重心の位
置が略一致していることを特徴とする請求項2〜7のい
ずれかに記載の基板熱処理用保持具。 - 【請求項9】 1つの前記基板を支持するために複数の
前記支持部が設けられ、水平面における前記支持部の重
心の位置が、前記支持部の孔部の中心に対して、前記接
触部と反対側に位置していることを特徴とする請求項2
〜7のいずれかに記載の基板熱処理用保持具。 - 【請求項10】 前記支持部及び前記スペーサが、前記
支柱の上端に締められたナットと前記台座との間に挟ま
れて上下方向に密着して固定されていることを特徴とす
る請求項2〜9のいずれかに記載の基板熱処理用保持
具。 - 【請求項11】 前記支持部及び前記スペーサのそれぞ
れが熱圧着により固着されていることを特徴とする請求
項1〜10のいずれかに記載の基板熱処理用保持具。 - 【請求項12】 前記支持部及び前記スペーサの上面及
び下面が鏡面仕上げされていることを特徴とする請求項
11記載の基板熱処理用保持具。 - 【請求項13】 前記支持部がリング形状とされ、前記
基板を搬送する搬送手段が挿入される位置において前記
支持部に切り欠きが形成されていることを特徴とする請
求項1〜7及び10〜12のいずれか1項に記載の基板
熱処理用保持具。 - 【請求項14】 前記切り欠き部と対向する位置におけ
る前記支持部の内側の外形が他の領域より外側に広げら
れていることを特徴とする請求項13記載の基板熱処理
用保持具。 - 【請求項15】 前記支持部の前記基板側において、前
記接触部に沿って段差が設けられていることを特徴とす
る請求項13又は14記載の基板熱処理用保持具。 - 【請求項16】 前記接触部に複数の切り欠きが形成さ
れていることを特徴とする請求項13〜15のいずれか
に記載の基板熱処理用保持具。 - 【請求項17】 同じ高さ位置に配置された複数の前記
スペーサの外形が前記基板の外形と近接するように配置
されていることを特徴とする請求項13〜16のいずれ
かに記載の基板熱処理用保持具。 - 【請求項18】 前記支柱との係合部以外の領域におい
て、前記支持部に開孔が形成されていることを特徴とす
る請求項13〜17のいずれかに記載の基板熱処理用保
持具。 - 【請求項19】 石英ガラスを主材料としたことを特徴
とする請求項1〜18のいずれかに記載の基板熱処理用
保持具。 - 【請求項20】 請求項1〜19のいずれかに記載の基
板熱処理用保持具を備えたことを特徴とする基板熱処理
装置。 - 【請求項21】 請求項1〜19のいずれかに記載の基
板熱処理用保持具を用いて当該基板の熱処理を行うこと
を特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項22】 複数の基板を上下方向に離間させた状
態で水平に支持する基板熱処理用保持具の製造方法であ
って、 台座に対して垂直に複数の支柱を取り付けて固定する工
程と、 前記複数の基板を支持する支持部と前記支持部の上下方
向の間隔を規定するスペーサとを前記支柱に対して交互
に挿入する工程と、 前記支持部と前記スペーサとを密着させて固定する工程
とを有することを特徴とする基板熱処理用保持具の製造
方法。 - 【請求項23】 前記支柱の上端にナットを締め付ける
ことにより、前記支持部及び前記スペーサを密着させた
状態で固定することを特徴とする請求項22記載の基板
熱処理用保持具の製造方法。 - 【請求項24】 それぞれの前記支持部及び前記スペー
サの上面及び下面を鏡面仕上げする工程を更に有し、 熱圧着により前記支持部及び前記スペーサを固定するこ
とを特徴とする請求項22記載の基板熱処理用保持具の
製造方法。 - 【請求項25】 前記支柱を前記台座に固定する工程以
外の工程では溶接を行わないことを特徴とする請求項2
2〜24のいずれかに記載の基板熱処理用保持具の製造
方法。 - 【請求項26】 前記支持部を前記支柱に挿入する前
に、複数の石英ガラス板を隣接させて溶接する工程と、 接続した前記石英ガラス板を研磨する工程と、 前記石英ガラス板を繰り抜いて前記支持部を形成する工
程とを更に有することを特徴とする請求項22〜25の
いずれかに記載の基板熱処理用保持具の製造方法。 - 【請求項27】 請求項1〜19のいずれかに記載の基
板熱処理用保持具の構造決定方法であって、異なる形状
の前記支持部を装着して基板の熱処理を行い、最適な前
記支持部の形状を決定することを特徴とする基板熱処理
用保持具の構造決定方法。
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