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JP2002365018A - 移動物体の計測装置 - Google Patents

移動物体の計測装置

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JP2002365018A
JP2002365018A JP2001169952A JP2001169952A JP2002365018A JP 2002365018 A JP2002365018 A JP 2002365018A JP 2001169952 A JP2001169952 A JP 2001169952A JP 2001169952 A JP2001169952 A JP 2001169952A JP 2002365018 A JP2002365018 A JP 2002365018A
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moving object
imaging
image
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imaging device
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Yuichi Kimura
祐一 木村
Takehiro Kurono
剛弘 黒野
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Hamamatsu Photonics KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動物体の位置や運動量を非接触で精度よく
計測することが可能な移動物体の計測装置を提供する。 【解決手段】 本発明に係る移動物体の計測装置10
は、(1)移動物体を撮像する撮像装置12と、(2)
撮像装置12に取り付けられたズームレンズ装置16
と、(3)撮像装置12の撮像方向角度情報に基づい
て、ズームレンズ装置16のズーム値を制御し、撮像装
置12の1画素当たりの距離分解能を一定に維持するズ
ーム制御装置26と、(4)撮像装置12により撮像し
た画像データを処理し、移動物体を抽出して移動物体の
画像内における画像内位置を算出する画像処理装置20
と、(5)画像処理装置20により抽出された移動物体
の画像内位置から、移動物体の実空間内における実空間
内位置を算出する位置演算装置28と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定のフィールド
上で変則的な動きをする移動物体を撮像し、その画像デ
ータに基づいて移動物体の位置や運動量を計測する装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】サッカーやラグビーなど、所定のフィー
ルド上で行われる競技における競技者の、競技中におけ
る総運動量や単位時間当たりの運動量を計測することが
できれば、トレーニング効果を比較したり、競技者のコ
ンディションを数値化したりして、競技者の身体能力を
客観的に評価することが可能となり便利である。しかし
ながら、実際の競技中には競技者に計測用の装置(例え
ば、万歩計(登録商標)など)を装着することは許され
ない。このように、従来は競技者の運動量を計測するた
めの適切な装置はなく、よって競技者の身体能力を客観
的に評価することは容易ではなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明者は、競
技者の運動量を計測する装置について鋭意検討した。そ
して、ビデオカメラなどの撮像装置を用いて競技者を撮
像し、得られた画像データに基づいて競技者の競技中に
おけるフィールド上での位置をトラックして、競技者の
運動量を計測することを考えた。
【0004】そして、本発明者は、撮像装置により競技
者を撮像するとき、画面上の特定点、例えば中心点に対
応する実空間上の位置を、撮像装置の設置位置と、撮像
装置のパン方向及びチルト方向の角度とから算出し、こ
れを競技者のフィールド上での位置とすることとした。
しかしながら、サッカーなどのフィールド競技の場合、
競技者は長い距離をある程度の速度で移動したり、狭い
範囲内を細かく移動したりといった変則的な動きを繰り
返す。よって、競技者を画面の中心点に常に捉えること
は難しく、計測の精度を上げるためには、画面上の中心
点からズレた分だけ、競技者の実空間上における位置を
補正する必要がある。
【0005】しかしながら、図6(a)に示すように、
撮像装置100により競技者Sの動きを単にトラックす
る手法では、図6(b)に示すように競技者Sが近距離
にいるとき(A地点)と、図6(c)に示すように遠距
離にいるとき(B地点)とで、撮像装置100の1画素
当たりの距離分解能が変化してしまう。例えば、撮像装
置100の水平方向の有効画素数を640画素とする
と、A地点では画面中に4mの範囲が撮像され、1画素
当たり0.625cmの分解能となる。一方、B地点で
は10mの範囲が撮像され、1画素当たり1.5625
cmの分解能となって、分解能の差は約1cmに及ぶ。
このように、撮像装置100の1画素当たりの距離分解
能が変化することで、画面上の中心点からのズレの計測
精度が変化するため、競技者Sの実空間上における位置
の計測精度が低下し、ひいては競技者Sの運動量の計測
精度が低下するという問題があった。
【0006】そこで本発明は、移動物体の位置や運動量
を非接触で精度よく計測することが可能な移動物体の計
測装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る移動物体の
計測装置は、(1)移動物体を撮像する撮像装置と、
(2)撮像装置に取り付けられたズームレンズ装置と、
(3)撮像装置の撮像方向角度情報に基づいて、ズーム
レンズ装置のズーム値を制御し、撮像装置の1画素当た
りの距離分解能を一定に維持するズーム制御装置と、
(4)撮像装置により撮像した画像データを処理し、移
動物体を抽出して移動物体の画像内における画像内位置
を算出する画像処理装置と、(5)画像処理装置により
抽出された移動物体の画像内位置から、移動物体の実空
間内における実空間内位置を算出する位置演算装置と、
を備える。
【0008】この計測装置は、撮像装置により撮像した
画像データを用いることにより、移動物体の位置を非接
触で計測することができる。このとき、ズーム制御装置
が、撮像装置の撮像方向角度情報に基づいてズームレン
ズ装置のズーム値を制御し、撮像装置の1画素当たりの
距離分解能を一定に維持しているため、画面上の特定点
からズレた分だけ移動物体の実空間内位置を補正すると
き、画面上の特定点からのズレの計測精度が一定とな
り、移動物体の実空間内位置を精度良く計測することが
可能となる。
【0009】本発明に係る移動物体の計測装置は、
(1)撮像装置を支持すると共に撮像装置の撮像方向を
変更する駆動装置と、(2)移動物体を自動追尾するよ
うに駆動装置を制御する駆動制御装置と、を備えること
を特徴としてもよい。このようにすれば、移動物体を自
動追尾するように、駆動制御装置が駆動装置を制御して
撮像装置の撮像方向を自動的に変更することで、移動物
体を撮像する際における省力化が図られる。
【0010】本発明に係る移動物体の計測装置は、位置
演算装置により算出された移動物体の実空間内位置に基
づいて、移動物体の運動量を算出する運動量演算装置を
備えることを特徴としてもよい。このようにすれば、例
えば、移動物体としてサッカーなどの競技における競技
者のトレーニング効果を比較したり、競技者のコンディ
ションを数値化したりして、競技者の身体能力を客観的
に評価することが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら本
発明に係る移動物体の計測装置の好適な実施形態につい
て説明する。なお、図面において同一の要素には同一の
符号を付し、重複する説明を省略する。
【0012】図1は、本発明の実施形態に係る移動物体
の計測装置(以下、「計測装置」ともいう)の構成を示
すブロック図である。この計測装置10は、図2に示す
ように、サッカーなど、所定のフィールドF上で行われ
る競技における競技者Sの、競技中における位置や運動
量を計測する。
【0013】図1に示すように、計測装置10は撮影カ
メラ12、雲台14、ズームレンズ装置16、撮像制御
装置18、画像処理装置20、及び統合制御装置22を
備えている。
【0014】撮影カメラ12は、例えばカラービデオカ
メラであり、移動物体、ここではサッカーの競技者Sを
撮影し、得られた画像データを画像処理装置20に送出
する。
【0015】雲台14は、撮影カメラ12を支持してい
る。この雲台14は、撮影カメラ12をパン方向に駆動
するためのパン方向駆動用モータと、チルト方向に駆動
するためのチルト方向駆動用モータとを有している。ま
た、雲台14は撮影カメラ12のパン方向角度を検出す
るパン方向角度検出用エンコーダと、チルト方向角度を
検出するチルト方向角度検出用エンコーダとを有してい
る。そして、雲台14は撮像制御装置18からの制御信
号に基づいて、撮影カメラ12をパン方向、及びチルト
方向に振って撮影方向を変更すると共に、その位置での
撮影カメラ12のパン方向角度及びチルト方向角度を撮
像制御装置18に送出する。
【0016】ズームレンズ装置16は、撮影カメラ12
の前面に取り付けられている。このズームレンズ装置1
6は、ズームリングに保持された電動ズームレンズと、
ズームリングの回転角度を電圧値で検出して、ズーム値
を検出するためのポテンショメータとを有している。
【0017】撮像制御装置18は、駆動制御装置24と
ズーム制御装置26とを有している。駆動制御装置24
は、雲台14を駆動制御して撮影カメラ12の撮影方向
を変更する。このとき、駆動制御装置24は、競技者S
を自動追尾するように雲台14を駆動制御する。駆動制
御装置24による競技者Sの自動追尾は、公知の手法を
用いることができる。例えば、画像処理装置20から送
られてくる競技者Sの画像内位置、競技者Sの移動速度
などの情報から、次の瞬間における競技者Sの位置を予
測し、予測された位置に撮影カメラ12が向くように雲
台14を駆動制御して、競技者Sを自動追尾することが
できる。
【0018】ズーム制御装置26は、1画素当たりの距
離分解能が一定になるように、ズームレンズ装置16を
制御する。すなわち、ズーム制御装置26は、撮影カメ
ラ12の設置位置と、雲台14から送られてくる撮影カ
メラ12のチルト角度(撮像方向角度情報)及びパン角
度(撮像方向角度情報)とに基づいて、撮影カメラ12
の1画素当たりの距離分解能が一定となるようなズーム
値Zを算出し、このズーム値Zを達成するための制御信
号をズームレンズ装置16に送出する。ここで、「距離
分解能が一定」とは完全に一定であることを意味するの
ではなく、実質的に一定であれば足りる。なお、1画素
当たりの距離分解能が一定となるようなズーム値Zを、
チルト角度αとパン角度βとに対応させて予め算出して
おき、これをテーブル化してズーム制御装置26に記憶
させておいてもよい。
【0019】画像処理装置20は、撮影カメラ12から
送られてくる画像データを処理し、フレーム毎に競技者
Sの抽出を行う。この抽出処理は、画像データの各画素
の色相値と、芝生の色(緑)の色相値との差分を求め、
これを閾値により2値化することで、競技者Sを抽出す
る。また、彩度、明度のパラメータと組み合わせ、これ
を閾値により2値化することで抽出精度を上げることも
できる。そして、さらに抽出された競技者Sの所定の計
測部、ここでは接地位置の画像内位置p(xi,yi)を
算出し、これを統合制御装置22に送出する。ここで、
競技者Sが立っている場合は、図3に示すように、接地
位置は抽出された競技者Sの全体像の最下端の点とな
る。
【0020】統合制御装置22は、位置演算装置28と
メモリ30と運動量演算装置32とを有している。位置
演算装置28は、画像処理装置20から送られてくる競
技者Sの画像内位置p(xi,yi)と、撮像制御装置1
8を介して雲台14から送られてくる撮影カメラ12の
チルト角度α及びパン角度βとから、競技者Sの実空間
内位置P(Xi,Yi)を算出する。算出された実空間内
位置Pとそのときの時刻は、メモリ30に記憶される。
また、運動量演算装置32は、メモリ30に記憶された
競技者Sの実空間内位置Pから、競技者Sの競技中にお
ける総運動量や、単位時間当たりの運動量などを算出
し、算出された運動量はメモリ30に保存される。
【0021】なお、本実施形態に係る計測装置10は、
モニターなどの表示装置34を備えていてもよい。この
ようにすれば、統合制御装置22において算出された競
技者Sの経時的な位置や、運動量などの結果をモニター
上で確認することができる。また、本実施形態に係る計
測装置10は、プリンターなどの記録装置36を備えて
いてもよい。このようにすれば、統合制御装置22にお
いて算出された競技者Sの経時的な位置や、運動量など
の結果を紙などに記録して打ち出すことができる。
【0022】次に、上記した計測装置10を用いた、競
技者Sの実空間内における位置や運動量の計測方法につ
いて説明する。
【0023】まず、図2に示すように、撮影カメラ12
により競技者Sを撮影する。撮影に際しては、駆動制御
装置24により雲台14を駆動制御して、競技者Sが画
像のほぼ中央に位置するように競技者Sを自動追尾す
る。実際には、画像の中心と競技者Sの所定の計測部、
ここでは接地位置とを一致させることは難しく、数画素
程度のずれが生じてしまう。そのため、駆動制御装置2
4は、以下の手順で雲台14を駆動制御する。
【0024】まず、競技者Sの接地位置が画像の中央に
くるように雲台14を動かす。そして、接地位置と画像
の中心との距離が一定の範囲(例えば、100画素以
下)であるときには、雲台14の駆動を止めてその位置
で撮影を行う。接地位置と画像の中心との距離が上記範
囲を超えた場合は、再び雲台14を駆動して撮影方向を
変更する。
【0025】このとき、ズーム制御装置26は、撮影カ
メラ12の設置位置Cと、撮影カメラ12のチルト角度
α(撮像方向角度情報)及びパン角度β(撮像方向角度
情報)とに基づいて、1画素当たりの距離分解能が一定
となるようなズーム値Z、例えば1画素当たりの距離分
解能が1cmとなるようなズーム値を算出し、このズー
ム値Zで競技者Sを撮影する。すなわち、図4に示すよ
うに、撮影カメラ12の設置位置がC(0,0、H)と
決められているとき、撮影カメラ12から競技者Sまで
の距離Rは、撮影カメラ12のチルト角度αとパン角度
βとから、R = H/(sinαcosβ)と一義的に
決まる。よって、ズーム制御装置26は、この距離R
(すなわち、チルト角度αとパン角度β)に基づいて、
1画素当たりの距離分解能が一定となるようなズーム値
Zを算出し、このズーム値Zを得るための信号をズーム
レンズ装置16に送出して、ズーム値を制御する。
【0026】なお、図5に示すように、撮影カメラ12
から競技者Sまでの距離R(すなわち、チルト角度αと
パン角度β)について、1画素当たりの距離分解能が一
定となるようなズーム値Zを予め算出しておき、これを
テーブル化してズーム制御装置26に記憶させておいて
もよい。このようにすれば、ズーム制御装置26は、ズ
ーム値のテーブルから所望のズーム値を得ることがで
き、ズーム値をその都度算出する必要がなくなり、処理
の効率化が図られる。
【0027】所望のズーム値Zで撮像された画像データ
は、画像処理装置20に送られる。ここで、画像データ
の処理が行われ、競技者Sが抽出される。そして、図3
に示すように、接地位置の画像内位置p(xi,yi)が
算出され、このデータが統合制御装置22に送出され
る。
【0028】統合制御装置22では、図3に示すよう
に、その撮影方向での画像の中心位置における画像内座
標o(xo,yo)の、実空間内における実空間内座標O
(Xo,Yo)が算出される。撮影カメラ12の設置位置
の座標Cを(0,0,H)とすると、画像の中心位置に
対応する実空間内座標O(Xo,Yo)は、以下の
(1)、(2)式から求められる。 Xo = Hsinβ/tanα … (1) Yo = Hcosβ/tanα … (2)
【0029】また、競技者Sの接地位置の画像内座標p
(xi,yi)に対応する実空間内座標P(Xi,Yi
は、次にようにして求められる。
【0030】まず、画像内座標p(xi,yi)のy方向
の補正を以下の(3)式に基づいて行う。 yi’= yi/sinα … (3)
【0031】次に、画像の中心位置oからの接地位置p
までの距離dと、撮影カメラ12の撮像軸からの角度θ
を、以下の(4)、(5)式から求める。 … (4) θ=tan-1 ((xi−xo)/(yi’−yo)) … (5)
【0032】更に、この結果に対して、予め設定した画
像の1画素当たりの長さDをかけ合わせ、以下の
(6)、(7)式から競技者Sの接地位置の実空間内座
標P(Xi,Yi)を算出する。 Xi =Xo + D×dsin(β+θ) … (6) Yi =Yo + D×dcos(β+θ) … (7)
【0033】算出された競技者Sの接地位置の実空間内
座標P(Xi,Yi)は、メモリ30に記憶される。そし
て、運動量演算装置32は、このメモリ30に記憶され
た競技者Sの接地位置の実空間内座標P(Xi,Yi)に
基づいて、競技者Sの総運動量や単位時間当たりの運動
量を算出し、算出された運動量がメモリ30に記憶され
る。
【0034】算出された競技者Sの接地位置の実空間内
座標P(Xi,Yi)の奇跡や、運動量は、表示装置34
により確認することができ、また記録装置36により紙
などに打ち出すことができる。
【0035】以上詳述したように、本実施形態に係る計
測装置10では、ズーム制御装置26によりズームレン
ズ装置16を制御し、撮影に際して1画素当たりの距離
分解能を一定に維持しているため、計測精度が変化する
ことがなく、競技者Sが所定のフィールドF内を大きく
移動しても小さく移動しても、競技者Sの接地位置の実
空間内における位置や運動量を、精度良く計測すること
ができる。そして、このように競技者Sの競技中におけ
る位置や運動量を精度良く計測することが可能となるこ
とで、競技者Sのトレーニング効果を比較したり、競技
者のコンディションを数値化したりして、競技者の身体
能力を客観的に精度良く評価することが可能となる。
【0036】本発明は、上記した実施形態に限定される
ことなく種々の変形が可能である。例えば、上記した実
施形態では、駆動制御装置24により雲台14を駆動制
御して、競技者Sを自動追尾する構成としたが、これに
限らずカメラマンが手動で競技者Sを追尾するようにし
てもよい。
【0037】また、上記した実施形態では、計測装置1
0はフィールドの斜め上方に設置されることとしたが、
フィールドの真上に設置してもよい。計測装置10を真
上に設置した場合には、垂直方向の距離分解能の位置に
よる差が減少する。
【0038】また、上記した実施形態では、移動物体の
例としてサッカーの競技者Sについて説明したが、これ
に限られず、ラグビー、アメリカンフットボール、バス
ケットボール、ハンドボールなど、所定のフィールド内
で変則的な動きをする競技者の実空間内位置や、運動量
を計測するようにしてもよい。
【0039】なお、撮像装置を用いて移動物体を撮像
し、得られた画像データに基づいて移動物体の実空間内
での位置を算出可能な装置として、例えば特開平7−1
14642号公報(以下、文献1という)に開示された
ものがある。しかしながら、文献1に開示の装置は、画
面の特定位置に移動物体を安定して映し出すことを目的
とし、ズーム値を移動物体の移動に対応して広角に変更
したり、狭角に変更したりしている。よって、文献1に
開示の装置では、1画素当たりの距離分解能が変更され
て、移動物体の位置の計測精度が低下するという問題が
ある。これに対し、本実施形態に係る計測装置は、移動
物体の運動量を算出することを目的とし、ズーム値を制
御して1画素当たりの距離分解能を一定に維持してお
り、その結果、移動物体の位置や運動量を精度よく計測
することができるという優れた作用効果を奏し得る。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、移動物体の位置や運動
量を非接触で精度よく計測することが可能となる。その
結果、移動物体としてスポーツなどの競技者の競技中に
おける位置や運動量を精度良く計測することが可能とな
って、トレーニング効果を比較したり、競技者のコンデ
ィションを数値化したりして、競技者の身体能力を客観
的に評価することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る移動物体の計測装置の
構成を示すブロック図である。
【図2】サッカーの競技者の、競技中における位置や運
動量を計測する様子を示す図である。
【図3】競技者の画像内位置p(xi,yi)を説明する
ための図である。
【図4】撮影カメラによる撮影方向の位置関係を説明す
るための図である。
【図5】1画素当たりの距離分解能を一定にするために
必要な、撮影カメラから競技者までの距離と、ズーム値
との関係を示すグラフである。
【図6】競技者を単に撮影した場合において、競技者の
位置によって距離分解能が変動する様子を説明するため
の図である。
【符号の説明】
10…移動物体の計測装置、12…撮影カメラ、14…
雲台、16…ズームレンズ装置、20…画像処理装置、
24…駆動制御装置、26…ズーム制御装置、28…位
置演算装置、32…運動量演算装置、S…競技者。
フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA03 BB05 BB15 BB24 CC16 DD03 EE05 FF04 FF26 JJ03 KK01 LL06 MM02 QQ04 QQ24 QQ31 RR06 SS03 SS11 UU02 5C054 AA01 CA04 CC02 CE15 CF06 CG02 CH02 DA06 EA01 EA03 EA05 FC03 FC12 FC15 FD03 FF03 GA04 GB18 HA16 5L096 AA02 AA06 BA08 BA18 CA04 EA43 GA06 HA05

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動物体を撮像する撮像装置と、 前記撮像装置に取り付けられたズームレンズ装置と、 前記撮像装置の撮像方向角度情報に基づいて、前記ズー
    ムレンズ装置のズーム値を制御し、該撮像装置の1画素
    当たりの距離分解能を一定に維持するズーム制御装置
    と、 前記撮像装置により撮像した画像データを処理し、前記
    移動物体を抽出して該移動物体の画像内における画像内
    位置を算出する画像処理装置と、 前記画像処理装置により抽出された前記移動物体の前記
    画像内位置から、該移動物体の実空間内における実空間
    内位置を算出する位置演算装置と、を備える移動物体の
    計測装置。
  2. 【請求項2】 前記撮像装置を支持すると共に該撮像装
    置の撮像方向を変更する駆動装置と、 前記移動物体を自動追尾するように前記駆動装置を制御
    する駆動制御装置と、を備える請求項1に記載の移動物
    体の計測装置。
  3. 【請求項3】 前記位置演算装置により算出された前記
    移動物体の前記実空間内位置に基づいて、該移動物体の
    運動量を算出する運動量演算装置を備える請求項1に記
    載の移動物体の計測装置。
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