JP2002364479A - 燃料供給装置 - Google Patents
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Abstract
装置を提供する。 【解決手段】 フィードポンプカバー69とインナロー
タ63およびアウタロータ64との間に揺動可能に設け
られるリアプレート68は、インナロータ63およびア
ウタロータ64とのクリアランスを所定値に維持するこ
とが可能である。このため、インナロータ63およびア
ウタロータ64のサイドクリアランスを適正値に保持
し、燃料の漏れ量を低減して燃料の送油効率を高めるこ
とができる。したがって、インナロータ63およびアウ
タロータ64の容量を小さくして高効率化を図るととも
に、フィードポンプ60の体格を小型にして搭載スペー
スを確保することが容易となる。また、リアプレート6
8が揺動することによりインナロータ63およびアウタ
ロータ64の回転を円滑にし、インナロータ63および
アウタロータ64の異常摩耗や焼き付きを防止して信頼
性を向上することができる。
Description
し、特に内燃機関(以下、「内燃機関」をエンジンとい
う。)用の燃料供給装置に関する。
噴射式エンジンにおいては、噴射燃料を微粒化するため
に噴射圧力を高圧にする必要があるため、燃料タンク内
の燃料をフィードポンプ等の回転式ポンプで汲み上げ、
その燃料を高圧燃料ポンプにより高圧にして燃料噴射弁
へ圧送するようにしている。
ランクシャフトにギヤ駆動またはベルト駆動される駆動
軸を有している。この駆動軸は、エンジンによって駆動
されながら、高圧燃料ポンプのプランジャおよびフィー
ドポンプを作動させる。このように、高圧燃料ポンプを
エンジンの動力で駆動することにより、燃圧の高圧化が
容易となる。
イドポンプの場合、トロコイド曲線によって形成された
インナロータとアウタロータとの歯間容積を変化させる
ことで、燃料タンク内の燃料を汲み上げて高圧燃料ポン
プに吐出する。このとき、フィードポンプからの吐出圧
であるフィード圧は圧力調整弁により所定範囲に安定化
される。
ドポンプにおいては、燃料の送油効率を高めるためにイ
ンナロータおよびアウタロータを内部に覆うフィードポ
ンプカバーの内壁とインナロータおよびアウタロータの
外壁との間のクリアランス(以下、サイドクリアランス
という)を小さくし、燃料の漏れ量を少なくして高効率
化を狙っている。しかし、インナロータおよびアウタロ
ータのサイドクリアランスを小さくし過ぎると、部材の
加工ばらつき等を吸収できず、部材の異常摩耗や焼き付
きの不具合が発生する恐れがある。このため、燃料の送
油効率を犠牲にし、上記サイドクリアランスを所定値以
上に設定する必要がある。その結果、装置の体格が大型
になり、搭載スペースを確保することが困難になるとい
う問題があった。
になされたものであり、高効率化を図り、体格を小型に
する燃料供給装置を提供することを目的とする。本発明
の他の目的は、部材の異常摩耗や焼き付きを防止し、信
頼性を向上する燃料供給装置を提供することにある。
燃料供給装置によると、駆動軸により回転される被駆動
部材を内部に覆うカバー部材と上記被駆動部材との間に
揺動可能に設けられるプレート部材は、被駆動部材との
クリアランスを所定値に維持することが可能であるの
で、プレート部材と被駆動部材との間のサイドクリアラ
ンスを適正値に保持し、燃料の漏れ量を低減して燃料の
送油効率を高めることができる。これにより、被駆動部
材の容量を小さくして高効率化を図るとともに、装置の
体格を小型にして搭載スペースを確保することが容易と
なる。また、プレート部材が揺動することにより被駆動
部材の回転を円滑にし、被駆動部材の異常摩耗や焼き付
きを防止して信頼性を向上することができる。
ると、カバー部材およびプレート部材を連結する連結手
段は、プレート部材のカバー部材に対する回動を規制
し、プレート部材を軸方向に移動可能に支持するので、
プレート部材が被駆動部材の回転にともなって回転する
ことなく軸方向に移動する。これにより、プレート部材
と被駆動部材との間のサイドクリアランスを所望の適正
値に保持することが容易となり、簡単な構成で高効率化
を図り、簡便に装置の体格を小型にすることができる。
ると、カバー部材とプレート部材との間には、プレート
部材を被駆動部材側に付勢する付勢手段が設けられてい
るので、付勢手段の付勢力を被駆動部材の回転により発
生する燃料圧力に打ち勝つ程度の可能な限り小さい荷重
に設定することで、被駆動部材に焼き付きが生じないレ
ベルのサイドクリアランスに設定することができ、信頼
性をさらに向上することができる。なお、付勢手段とし
ては、板ばね等の簡便なばね部材やゴム部材等の弾性体
を用いることができる。
実施例を図に基づいて説明する。本発明の燃料供給装置
をディーゼルエンジン用の燃料噴射ポンプに適用した一
実施例を図1および図2に示す。なお、図2は、図1に
示す燃料噴射ポンプ10からフィードポンプカバー69
およびリアプレート68を取り外した状態の左側面を示
している。
ポンプハウジングは、ハウジング本体11とシリンダヘ
ッド12および13とを有する。ハウジング本体11は
アルミ製である。シリンダヘッド12および13は鉄製
であり、可動部材としてのプランジャ30を往復移動自
在に支持している。シリンダヘッド12および13の内
周面と、逆止弁35の逆止弁部材36の端面と、プラン
ジャ30の端面とにより燃料加圧室50が形成されてい
る。
グ本体11に固定されており、駆動軸としてのカムシャ
フト20の軸受けであるジャーナル15を収容してい
る。軸受カバー14とカムシャフト20との間はオイル
シール16によりシールされている。
よび軸受カバー14に回転可能に収容されている。断面
円形状のカム21はカムシャフト20に対し偏心してお
り、カムシャフト20と一体に形成されている。カムシ
ャフト20を挟んで径方向の180°反対側にプランジ
ャ30がそれぞれ配置されている。シュー18は外形が
四角形状に形成されており、シュー18とカム21との
間にシュー18およびカム21と摺動自在にブッシュ1
9が介在している。プランジャ30と対向するシュー1
8の外周面とプランジャヘッド30aの端面とは平面状
に形成され互いに接触している。
ア23がカムシャフト20を付勢する方向の前方にカム
シャフト20と一体に形成されている。円板部22はジ
ャーナル15で軸受けされているカムシャフト20の被
軸受部20aと同軸に形成されており、カム21よりも
大径である。円板部22と軸受カバー14との間にはワ
ッシャ25が配設されている。軸受カバー14の円板部
22側端部およびワッシャ25は係止部材を構成してい
る。また、カム21の反円板部側のハウジング本体11
にワッシャ26が配設されている。ワッシャ25および
26は高硬度かつ低摩擦の材質で形成されている。
の端部に取り付けられており、カムシャフト20ととも
に回転する。はす歯ギア23は図示しないギア列により
エンジンのクランクシャフトから駆動力を受ける。はす
歯ギア23は図1の矢印A方向に回転する。はす歯ギア
23が矢印A方向に駆動力を受けることにより、カムシ
ャフト20は図1の矢印B方向に付勢される。
転にともないシュー18を介しカム21により往復駆動
され、燃料流入通路51から逆止弁35を通り燃料加圧
室50に吸入した燃料を加圧する。逆止弁35は燃料加
圧室50から燃料流入通路51に燃料が逆流することを
防止する。
ャ30を付勢している。シュー18およびプランジャ3
0のそれぞれの接触面が平面状に形成されているので、
シュー18とプランジャ30との面圧が低下する。さら
に、カム21の回転にともないシュー18はカム21と
摺動しながら自転することなく公転する。
配管接続用の接続部材41および42が接続されてい
る。シリンダヘッド12および13と、接続部材41お
よび42とにより燃料吐出通路52が形成されている。
燃料吐出通路52の途中に逆止弁部材38を有する逆止
弁37が構成されている。逆止弁37は燃料吐出通路5
2から燃料加圧室50に燃料が逆流することを防止す
る。各燃料加圧室50で加圧された燃料は、接続部材4
1および42から燃料配管を介し図示しないコモンレー
ルに供給される。
インナギア式フィードポンプ60は、カムシャフト20
の他方の端部に遊嵌合され、キー62によって回転する
インナロータ63と、このインナロータ63により遊星
するアウタロータ64とを有している。フィードポンプ
60は、インナロータ63およびアウタロータ64のギ
アの圧縮・拡張の動きにより、図示しない燃料タンクか
ら吸入ポート65を経由して吸入した燃料を加圧し、排
出ポート66に送出する。フィードポンプ60内の燃料
圧力が所定圧以上になると図示しない調量弁が開弁し、
余剰燃料が燃料タンクにリターンされる。ここで、イン
ナロータ63およびアウタロータ64は、被駆動部材を
構成している。
の図1に示す右側面には、上述の吸入ポート65および
排出ポート66を有するフロントプレート67が配設さ
れている。また、インナロータ63およびアウタロータ
64の図1に示す左側面には、リアプレート68が揺動
可能に配設されている。図3および図4に示すように、
リアプレート68のインナロータ63およびアウタロー
タ64側の面には、フロントプレート67の吸入ポート
65および排出ポート66に対向する位置に吸入ポート
65および排出ポート66と概略同一形状のバランスポ
ート68aおよび68bが形成されている。このバラン
スポート68aおよび68bは、インナロータ63およ
びアウタロータ64の回転により発生する燃料圧力がイ
ンナロータ63およびアウタロータ64の両端面にほぼ
均等に加わるようにするためのものである。リアプレー
ト68の反インナロータおよびアウタロータ側の面には
凹部68cが形成され、この凹部68cの内壁に後述す
る板ばね61が当接している。また、リアプレート68
には、後述するピン70が遊嵌合するピン孔80が形成
されている。さらに、リアプレート68の表面には、燐
酸亜鉛皮膜やNi−Pめっき、あるいはCrN、WC/
C等のセラミックコーティングなどの表面処理が施さ
れ、摩擦係数の低減、表面硬度の向上等が図られてい
る。なお、上記表面処理は、少なくともリアプレート6
8のインナロータ63およびアウタロータ64側の面に
施されておればよい。
は、フィードポンプカバー69に固定されるピン70を
介してフィードポンプカバー69に連結されている。連
結手段としてのピン70は、リアプレート68のピン孔
80に遊嵌合しているので、リアプレート68の回動を
規制し、リアプレート68を軸方向に移動可能に支持し
ている。リアプレート68は、インナロータ63および
アウタロータ64のリアプレート68側端面にほぼ密着
する所定のクリアランスを維持する位置まで移動可能で
あり、インナロータ63およびアウタロータ64の回転
により発生する燃料圧力と、板ばね61の付勢力とを受
けて揺動する。
ィードポンプカバー69は、インナロータ63およびア
ウタロータ64、リアプレート68、板ばね61を内蔵
し、ボルト71等によりフロントプレート67を挟んで
ハウジング本体11に固定されている。付勢手段として
の板ばね61は、一端がフィードポンプカバー69の内
壁に当接し、他端がリアプレート68の凹部68cの内
壁に当接している。板ばね61は、リアプレート68を
インナロータ63およびアウタロータ64側に付勢して
おり、板ばね61の付勢力は、インナロータ63および
アウタロータ64の回転により発生する燃料圧力に打ち
勝つ程度の可能な限り小さい荷重に設定されている。
動について説明する。カムシャフト20の回転に伴いカ
ム21が回転し、カム21の回転に伴いシュー18が自
転することなく公転する。このシュー18の公転に伴い
シュー18およびプランジャ30に形成されている平面
状の接触面同士が摺動することによりプランジャ30が
往復移動する。
ンジャ30が下降すると、フィードポンプ60からの吐
出燃料が図示しない調量弁によって調整され、その調整
された燃料が燃料流入通路51から逆止弁35を経て燃
料加圧室50に流入する。下死点に達したプランジャ3
0が再び上死点に向けて上昇すると逆止弁35が閉じ、
燃料加圧室50の燃料圧力が上昇する。燃料加圧室50
の燃料圧力が逆止弁37の下流側の燃料圧力よりも上昇
すると各逆止弁37が交互に開弁する。接続部材41お
よび42から燃料配管を通りコモンレールに供給された
燃料はコモンレールで畜圧され一定圧に保持される。そ
して、コモンレールから燃料噴射弁としての図示しない
インジェクタに高圧燃料が供給される。
は、フィードポンプカバー69とインナロータ63およ
びアウタロータ64との間にリアプレート68が揺動可
能に設けられ、このリアプレート68は、インナロータ
63およびアウタロータ64とのクリアランスを所定値
に維持することが可能である。このため、リアプレート
68とインナロータ63およびアウタロータ64との間
のサイドクリアランスを適正値に保持し、燃料の漏れ量
を低減して燃料の送油効率を高めることができる。した
がって、インナロータ63およびアウタロータ64の容
量を小さくして高効率化を図るとともに、フィードポン
プ60の体格を小型にして搭載スペースを確保すること
が容易となる。また、リアプレート68が揺動すること
によりインナロータ63およびアウタロータ64の回転
を円滑にし、インナロータ63およびアウタロータ64
の異常摩耗や焼き付きを防止して信頼性を向上すること
ができる。
り、リアプレート68の回動を規制し、リアプレート6
8を軸方向に移動可能に支持しているので、リアプレー
ト68がインナロータ63およびアウタロータ64の回
転にともなって回転することなく軸方向に移動する。こ
れにより、リアプレート68とインナロータ63および
アウタロータ64との間のサイドクリアランスを所望の
適正値に保持することが容易となり、簡単な構成で高効
率化を図り、簡便にフィードポンプ60の体格を小型に
することができる。
ート68をインナロータ63およびアウタロータ64側
に付勢する板ばね61の付勢力がインナロータ63およ
びアウタロータ64の回転により発生する燃料圧力に打
ち勝つ程度の可能な限り小さい荷重に設定されているの
で、インナロータ63およびアウタロータ64に焼き付
きが生じないレベルのサイドクリアランスに設定するこ
とができ、信頼性をさらに向上することができる。な
お、本実施例では、付勢手段として板ばね61を採用し
たが、ゴム部材等の弾性体を用いることは可能である。
レート68の表面に燐酸亜鉛皮膜やNi−Pめっき、あ
るいはCrN、WC/C等のセラミックコーティングな
どの表面処理が施されているので、摩擦係数の低減、表
面硬度の向上等を図ることができ、リアプレート68、
インナロータ63およびアウタロータ64の摩耗を低減
し、部材寿命を延ばして信頼性をさらに高めることがで
きる。
カバー69とリアプレート68との間に板ばね61を配
設したが、本発明では、フィードポンプカバー69の内
壁にリアプレート68に当接可能な突出部を設けたり、
リアプレート68のフィードポンプカバー69側の外壁
にフィードポンプカバー69に当接可能な突出部を設け
たりして、リアプレート68が突出部を支点として揺動
可能な構成としてもよい。
プにインナギア式のトロコイドポンプを適用したが、本
発明では、ベーン式のフィードポンプを適用可能なこと
はいうまでもない。
の燃料噴射ポンプに適用した一実施例を示す断面図であ
る。
カバーおよびリアプレートを取り外した状態を示す左側
面図である。
である。
Claims (3)
- 【請求項1】 駆動軸と、 前記駆動軸とともに回転するカムと、 前記カムの回転にともない往復移動することにより燃料
加圧室に吸入した燃料を加圧する可動部材と、 前記駆動軸により回転される被駆動部材を有し、前記被
駆動部材の回転によって燃料タンク内の燃料を吸入し加
圧して前記燃料加圧室に吐出する回転式ポンプとを備え
た燃料供給装置であって、 前記被駆動部材を内部に覆うカバー部材と、 前記カバー部材と前記被駆動部材との間に揺動可能に設
けられ、前記被駆動部材とのクリアランスを所定値に維
持することが可能なプレート部材と、 を備えることを特徴とする燃料供給装置。 - 【請求項2】 前記カバー部材および前記プレート部材
を連結し、前記プレート部材の前記カバー部材に対する
回動を規制し、前記プレート部材を軸方向に移動可能に
支持する連結手段を備えることを特徴とする請求項1記
載の燃料供給装置。 - 【請求項3】 前記カバー部材と前記プレート部材との
間に設けられ、前記プレート部材を前記被駆動部材側に
付勢する付勢手段を備えることを特徴とする請求項1ま
たは2記載の燃料供給装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001167735A JP2002364479A (ja) | 2001-06-04 | 2001-06-04 | 燃料供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001167735A JP2002364479A (ja) | 2001-06-04 | 2001-06-04 | 燃料供給装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002364479A true JP2002364479A (ja) | 2002-12-18 |
Family
ID=19010078
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001167735A Pending JP2002364479A (ja) | 2001-06-04 | 2001-06-04 | 燃料供給装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
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