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JP2002342015A - 情報入力装置及び情報入出力システム - Google Patents

情報入力装置及び情報入出力システム

Info

Publication number
JP2002342015A
JP2002342015A JP2001145374A JP2001145374A JP2002342015A JP 2002342015 A JP2002342015 A JP 2002342015A JP 2001145374 A JP2001145374 A JP 2001145374A JP 2001145374 A JP2001145374 A JP 2001145374A JP 2002342015 A JP2002342015 A JP 2002342015A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
information input
input device
wavelength
light emitting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001145374A
Other languages
English (en)
Inventor
Takao Inoue
隆夫 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2001145374A priority Critical patent/JP2002342015A/ja
Publication of JP2002342015A publication Critical patent/JP2002342015A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 座標検出の際に情報入力装置がさらされてい
る環境に存在する外乱光(表示装置や部屋の照明光な
ど)の影響を極力排除することができ、装置の信頼性を
向上させることができる情報入力装置を提供する。 【解決手段】 発光手段からの光により形成された二次
元の情報入力領域3aを指示した所定物体の二次元位置
座標を受光手段における光強度分布に基づいて検出し、
入力情報として出力する情報入力装置3において、前記
発光手段は所定の波長の光を発し、前記受光手段は前記
発光手段から発せられる光の波長に最大検出感度を持
つ。これにより、座標検出の際に情報入力装置3がさら
されている環境に存在する外乱光(表示装置2や部屋の
照明光など)の影響を極力排除することができるので、
装置の信頼性を向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報の入力や選択
をするためにペン等の指示手段や指先等の所定物体によ
って指示された位置座標を光学的に検出する情報入力装
置及びこの情報入力装置を主体に構成される情報入出力
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の情報入力装置としては、
ペンで情報入力面を押さえた時、或いはペンが情報入力
面に接近した時に、静電又は電磁誘導によって電気的な
変化を検出するものがある。
【0003】また、他の方式として、特開昭61−23
9322号公報等に示されるような超音波方式のタッチ
パネル情報入力装置がある。これは簡単にいうと、パネ
ル上に送出された表面弾性波をパネルに触れることによ
り減衰させ、その位置を検出するものである。
【0004】しかし、静電又は電磁誘導によって座標位
置を検出するものでは、座標入力面に電気的なスイッチ
機能を必要とするため製造コストが高く、また、ペンと
本体とをつなぐケーブルが必要であるため操作性に難点
がある。
【0005】また、超音波方式のものでは、指入力を前
提としているため、パネル上で吸収を伴うような材質
(柔らかく弾力性を伴う材質)でペン入力を行わせ直線
を描いた場合、押した時点では安定な減衰が得られる
が、ペンを移動するとき十分な接触が得られず、直線が
切れてしまう。かといって、十分な接触を得るために、
ペンを必要以上の力で押し付けてしまうと、ペンの移動
に伴い、ペンの持つ弾力性のため応力を受け歪を生じ、
移動中に復帰させる力が働く。そのため、一旦、ペン入
力時に曲線を描こうとすると、ペンを押える力が弱くな
り歪を元へ戻す力が優るため復帰して安定な減衰が得ら
れず、入力が途絶えたと判断されてしまう。このために
ペン入力としては信頼性が確保できないという問題を有
する。
【0006】しかしながら、このような従来技術が有す
る問題点については、特開平5−173699号公報や
特開平9−319501号公報に開示されているもの等
に代表される光学式の情報入力装置によって解消され、
比較的簡単な構成により、タッチパネル型の情報入力装
置が実現できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】近年、このような光学
的な情報入力装置は、パーソナルコンピュータ等の普及
に伴い、情報の入力や選択をするための有力なツールと
して位置付けられ、上述の公開公報に開示されたもの以
外にもさらに検討されているが、まだ、完全とはいえ
ず、本格的な実用化に向けていまだ解決されねばならな
い課題が多々存在する。
【0008】例えば、これらの光学的な情報入力装置を
屋外で使用する場合には、超音波方式等による場合と異
なり検出方式が光であるため、検出光と外乱光とが入り
混じり、検出S/N比が著しく低下するという問題があ
る。また、これらの光学的な情報入力装置はディスプレ
イ装置や投影装置と組み合わされて使用される場合が多
く、このような場合にも、ディスプレイ装置等の映像光
によって検出S/N比が低下し、誤動作を生じる場合が
ある。
【0009】本発明の目的は、座標検出の際に情報入力
装置がさらされている環境に存在する外乱光(表示装置
や部屋の照明光など)の影響を極力排除することがで
き、装置の信頼性を向上させることができる情報入力装
置及び情報入出力システムを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
発光手段からの光により形成された二次元の情報入力領
域を指示した所定物体の二次元位置座標を受光手段にお
ける光強度分布に基づいて検出し、入力情報として出力
する情報入力装置において、前記発光手段は所定の波長
の光を発し、前記受光手段は前記発光手段から発せられ
る光の波長に最大検出感度を持つ。
【0011】したがって、座標検出の際に情報入力装置
がさらされている環境に存在する外乱光(表示装置や部
屋の照明光など)の影響を極力排除することが可能にな
るので、装置の信頼性を向上させることが可能になる。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載の情
報入力装置において、前記発光手段からの光の波長は赤
外領域の波長であって、前記受光手段は赤外領域の波長
に最大検出感度を持つ。
【0013】したがって、表示装置や部屋の照明光など
は可視光を利用していることから、表示装置や部屋の照
明光による外乱光と発光手段により発光された光との分
離をフィルタリング等により容易に行うことが可能にな
る。
【0014】請求項3記載の発明は、発光手段からの光
により形成された二次元の情報入力領域を指示した所定
物体の二次元位置座標を受光手段における光強度分布に
基づいて検出し、入力情報として出力する情報入力装置
において、前記発光手段からの光より所定の波長の光の
みを選択可能な波長選択手段と、前記波長選択手段によ
り選択された所定の波長の光のみを前記受光手段に受光
させる光選択手段と、を備える。
【0015】したがって、座標検出の際に情報入力装置
がさらされている環境に存在する外乱光(表示装置や部
屋の照明光など)の影響を極力排除することが可能にな
るので、装置の信頼性を向上させることが可能になる。
【0016】請求項4記載の発明は、請求項3記載の情
報入力装置において、前記波長選択手段は赤外領域の波
長の光のみを選択可能とし、前記光選択手段は赤外領域
の波長の光のみを前記受光手段に受光させる。
【0017】したがって、表示装置や部屋の照明光など
は可視光を利用していることから、表示装置や部屋の照
明光による外乱光と発光手段により発光された光との分
離をフィルタリング等により容易に行うことが可能にな
る。
【0018】請求項5記載の発明は、請求項1ないし4
のいずれか一記載の情報入力装置において、前記発光手
段から出射された光を薄膜状に成形して投光することに
より前記情報入力領域を形成する。
【0019】したがって、物体の挿入を受け付ける二次
元の情報入力領域が確実に形成され、無視差、完全透
明、高い描画感を実現する情報入力装置の提供が可能に
なる。
【0020】請求項6記載の発明は、請求項1ないし4
のいずれか一記載の情報入力装置において、前記発光手
段から出射されたビーム光を順次走査して投光すること
により前記情報入力領域を形成する。
【0021】したがって、物体の挿入を受け付ける二次
元の情報入力領域が確実に形成され、無視差、完全透
明、高い描画感を実現する情報入力装置の提供が可能に
なる。
【0022】請求項7記載の発明は、請求項1ないし4
のいずれか一記載の情報入力装置において、前記発光手
段から出射された光を撮像する撮像手段による撮像範囲
を前記情報入力領域とする。
【0023】したがって、物体の挿入を受け付ける二次
元の情報入力領域が確実に形成され、無視差、完全透
明、高い描画感を実現する情報入力装置の提供が可能に
なる。
【0024】請求項8記載の発明は、発光手段からの光
により形成された二次元の情報入力領域を指示した所定
物体の二次元位置座標を受光手段における光強度分布に
基づいて検出し、入力情報として出力する情報入力装置
において、前記情報入力領域は前記発光手段から出射さ
れた光を撮像する撮像手段による撮像範囲であり、前記
情報入力領域を指示するための前記所定物体には前記発
光手段からの光の波長を選択的に吸収して蛍光する部材
で形成された光反射部材が設けられ、前記受光手段は前
記光反射部材からの蛍光波長に最大検出感度を持つ。
【0025】したがって、発光手段から出射された光が
各種部材により乱反射された場合であっても、受光手段
にて検出されることは無く、また、所定物体とは別の部
材や手などが情報入力領域内に入った場合であっても、
正確に所定物体だけをトレースすることが可能であり、
装置の信頼性を向上させることが可能になる。
【0026】請求項9記載の発明は、発光手段からの光
により形成された二次元の情報入力領域を指示した所定
物体の二次元位置座標を受光手段における光強度分布に
基づいて検出し、入力情報として出力する情報入力装置
において、前記情報入力領域は前記発光手段から出射さ
れた光を撮像する撮像手段による撮像範囲であり、前記
情報入力領域を指示するための前記所定物体には前記発
光手段からの光の波長を選択的に吸収して蛍光する部材
で形成された光反射部材が設けられ、前記光反射部材か
らの蛍光のみを前記受光手段に受光させる蛍光選択手段
を備える。
【0027】したがって、発光手段から出射された光が
各種部材により乱反射された場合であっても、受光手段
にて検出されることは無く、また、所定物体とは別の部
材や手などが情報入力領域内に入った場合であっても、
正確に所定物体だけをトレースすることが可能であり、
装置の信頼性を向上させることが可能になる。
【0028】請求項10記載の発明は、請求項7ないし
9のいずれか一記載の情報入力装置において、光を吸収
することにより光の反射を抑制する光吸収手段を、前記
情報入力領域の周縁部であって前記撮像手段の撮像画角
を妨げずに撮影視野全体を覆う位置に備える。
【0029】したがって、発光手段からの光に起因する
反射光(散乱光)の各撮像手段への入射が防止される。
【0030】請求項11記載の発明は、請求項7ないし
9のいずれか一記載の情報入力装置において、一定パタ
ーンが付与された背景板を、前記情報入力領域の周縁部
であって前記撮像手段の撮像画角を妨げずに撮影視野全
体を覆う位置に備える。
【0031】したがって、情報入力領域に挿入された所
定物体の特定を容易にすることが可能になり、検出S/
N比を向上させることが可能になる。
【0032】請求項12記載の発明の情報入出力システ
ムは、表示装置と、この表示装置の表示面に前記情報入
力領域を一致させて配設される請求項1ないし11のい
ずれか一記載の情報入力装置と、前記情報入力装置から
の入力に基づいて前記表示装置の表示制御を行う制御装
置と、を備える。
【0033】したがって、座標入力面(タッチパネル
面)のような物理的な面を有さず、表示装置の表示面に
装着して使用した場合であっても視認性に優れる情報入
力システムを安価で提供することが可能になる。
【0034】請求項13記載の発明の情報入出力システ
ムは、筆記を受け付けるライティングボードと、このラ
イティングボードの書き込み面に前記情報入力領域を一
致させて配設される請求項1ないし11のいずれか一記
載の情報入力装置と、前記情報入力装置からの入力に基
づいて前記ライティングボードに筆記された情報の制御
を行う制御装置と、を備える。
【0035】したがって、座標入力面(タッチパネル
面)のような物理的な面を有さず、ライティングボード
の書き込み面に装着して使用した場合であっても視認性
に優れる情報入力システムを安価で提供することが可能
になる。
【0036】
【発明の実施の形態】本発明の第一の実施の形態を図1
ないし図20に基づいて説明する。ここで、図1は情報
入出力システム1を概略的に示す外観斜視図である。図
1に示すように、情報入出力システム1は、表示装置で
あるプラズマディスプレイパネル(PDP:Plasma Dis
play Panel)2及び情報入力装置3で構成されるパネル
部4と、制御装置であるパーソナルコンピュータ等のコ
ンピュータ5,原稿の画像を読み取るためのスキャナ
6,画像データを記録紙に出力するプリンタ7,ビデオ
プレイヤー8(いずれも図2参照)を収納する機器収納
部9とを主体に構成されている。
【0037】PDP2及び情報入力装置3は、PDP2
の表示面2a側に情報入力装置3が位置するようにして
一体化され、PDP2の表示面2aに情報入力装置3の
情報入力領域3aが位置するようにしてパネル部4に収
納されている。このように、パネル部4はPDP2及び
情報入力装置3を収納して、情報入出力システム1の表
示面(PDP2の表示面2a)及び書き込み面(情報入
力領域3a)を構成している。なお、PDP2として
は、電子黒板として利用可能な40インチや50インチ
等の大画面タイプのものが用いられている。また、図示
することは省略するが、PDP2にはビデオ入力端子や
スピーカーが設けられており、ビデオプレイヤー8をは
じめ、その他レーザディスクプレイヤー、DVDプレイ
ヤー、ビデオカメラ等の各種情報機器やAV機器を接続
し、PDP2を大画面モニタとして利用することが可能
な構成になっている。
【0038】次に、情報入出力システム1に内蔵される
各部の電気的接続について図2を参照して説明する。図
2に示すように、情報入出力システム1は、コンピュー
タ5にPDP2、スキャナ6、プリンタ7、ビデオプレ
イヤー8をそれぞれ接続し、コンピュータ5によってシ
ステム全体を制御するようにしている。また、コンピュ
ータ5には、ペン等の指示手段や指先等の所定物体で指
示された情報入力領域3a内の位置座標の演算等を行う
情報入力装置3用のコントローラ10が接続されてお
り、このコントローラ10を介して情報入力装置3もコ
ンピュータ5に接続されている。また、コンピュータ5
を介して情報入出力システム1をネットワーク11に接
続することができ、ネットワーク11上に接続された他
のコンピュータで作成したデータをPDP2に表示した
り、情報入出力システム1で作成したデータを他のコン
ピュータに転送することも可能になっている。
【0039】次に、コンピュータ5について説明する。
ここで、図3はコンピュータ5に内蔵される各部の電気
的接続を示すブロック図である。図3に示すように、コ
ンピュータ5は、システム全体を制御するCPU(Cent
ral Processing Unit)12と、起動プログラム等を記
録したROM(Read Only Memory)13と、CPU12
のワークエリアとして使用されるRAM(Random Acces
s Memory)14と、文字・数値・各種指示等の入力を行
うためのキーボード15と、カーソルの移動や範囲選択
等を行うためのマウス16と、ハードディスク17と、
PDP2に接続されておりそのPDP2に対する画像の
表示を制御するグラフィックス・ボード18と、ネット
ワーク11に接続するためのネットワーク・カード(ま
たはモデムでも良い。)19と、コントローラ10・ス
キャナ6・プリンタ7等を接続するためのインタフェー
ス(I/F)20と、上記各部を接続するためのバス2
1とを備えている。
【0040】また、ハードディスク17には、オペレー
ティング・システム(OS:Operating System)22、
コントローラ10を介してコンピュータ5上で情報入力
装置3を動作させるためのデバイスドライバ23、描画
ソフト・ワードプロセッサソフト・表計算ソフト・プレ
ゼンテーションソフト・キャリブレーションソフトウエ
ア等の各種アプリケーションプログラム24等が格納さ
れている。
【0041】また、コンピュータ5には、OS22、デ
バイスドライバ23や各種アプリケーションプログラム
24等の各種のプログラムコード(制御プログラム)を
記録した記録媒体26、すなわち、フロッピー(登録商
標)ディスク、ハードディスク、光ディスク(CD−R
OM,CD−R,CD−R/W,DVD−ROM,DV
D−RAMなど)、光磁気ディスク(MO)、メモリカ
ードなどに記録されているプログラムコードを読み取る
装置であるフロッピーディスクドライブ装置、CD−R
OMドライブ装置、MOドライブ装置等のプログラム読
取装置25が搭載されている。
【0042】各種アプリケーションプログラム24は、
コンピュータ5への電源の投入に応じて起動するOS2
2による制御の下、CPU12によって実行される。例
えば、キーボード15やマウス16の所定の操作によっ
て描画ソフトを起動した場合には、PDP2にグラフィ
ックス・ボード18を介して描画ソフトに基づく所定の
画像が表示される。また、デバイスドライバ23もOS
22とともに起動され、コントローラ10を介した情報
入力装置3からのデータ入力が可能な状態になる。この
ように描画ソフトを起動した状態で情報入力装置3の情
報入力領域3aにユーザが所定物体で文字や図形を描い
た場合、座標情報が所定物体の記述に基づく画像データ
としてコンピュータ5に入力され、例えばPDP2に表
示されている画面上の画像に対して上書き画像として重
ねて表示される。より詳細には、コンピュータ5のCP
U12は、入力された画像データに基づいて線や文字を
描画するための描画情報を生成し、入力された座標情報
に基づく位置座標に合わせてグラフィックス・ボード1
8に設けられるビデオメモリ(図示せず)に書き込んでい
く。その後、グラフィックス・ボード18が、ビデオメ
モリに書き込まれた描画情報を画像信号としてPDP2
に送信することにより、ユーザが書いた文字と同一の文
字が、PDP2に表示されることになる。つまり、コン
ピュータ5は情報入力装置3をマウス16のようなポイ
ンティングデバイスとして認識しているため、コンピュ
ータ5では、描画ソフト上でマウス16を用いて文字を
書いた場合と同様な処理が行われることになる。
【0043】次に、情報入力装置3について詳細に説明
する。なお、本実施の形態の情報入出力システム1に適
用し得る情報入力装置3としては、検出方式の異なる種
々の方式のものが考えられる。そこで、以下において
は、情報入力装置3として、検出方式の異なる情報入力
装置を数例挙げ、その基本構成及び原理について説明す
る。
【0044】A.第1の情報入力装置 まず、第1の情報入力装置3Aについて図4ないし図8
に基づいて説明する。この第1の情報入力装置3Aは、
いわゆる再帰光遮蔽方式の情報入力装置である。
【0045】ここで、図4は第1の情報入力装置3Aの
構成を概略的に示す説明図である。図4に示すように、
情報入力装置3Aは、PDP2の表示面2aのサイズに
対応したサイズで横長の四角形状の情報入力領域3aを
備えている。この情報入力領域3aは、手書きにより文
字や図形等の入力を可能にする領域である。この情報入
力領域3aの下方両端部に位置する角部の近傍には、発
光と受光とを行う光学ユニット27(左側光学ユニット
27L、右側光学ユニット27R)が所定の取付角度で
設けられている。これらの光学ユニット27からは、平
面若しくはほぼ平面をなし、例えばL,L,L
・・・,L(R,R,R,・・・,R)とい
った光(プローブ光)の束で構成される扇形状で薄膜状
の光束膜が、情報入力領域3aの全域に行き渡るように
PDP2の表示面2aの表面に沿って平行に投光され
る。
【0046】また、情報入力装置3の情報入力領域3a
の下部を除く周辺部には、再帰性反射部材28が設けら
れている。この再帰性反射部材28は、例えば円錐形状
のコーナーキューブを多数配列して形成されており、入
射した光をその入射角度によらずに所定の位置に向けて
反射する特性を有している。例えば、左側光学ユニット
27Lから投光されたプローブ光Lは、再帰性反射部
材28によって反射され、再び同一光路を辿る再帰反射
光L´として左側光学ユニット27Lにより受光され
ることになる。つまり、再帰性反射部材28によっても
情報入力領域3aが形成されている。
【0047】次に、光学ユニット27について説明す
る。ここで、図5は光学ユニット27の構造を概略的に
示す構成図である。なお、図5はx−z方向を主体に示
しているが、二点鎖線で示す部分については同一の構成
要素を別方向(x−y方向、又はy−z方向)から見た
図である。
【0048】図5に示すように、光学ユニット27は、
投光手段29と受光手段30とを備えている。投光手段
29は、スポットをある程度絞ることの可能なLD(La
serDiode:半導体レーザ),ピンポイントLED(Ligh
t Emitting Diode:発光ダイオード)等の光源である発
光手段31を備えている。この発光手段31からPDP
2の表示面2aに対して垂直に照射された光は、一方向
の倍率のみを変更可能なシリンドリカルレンズ32によ
ってx方向にコリメートされる。シリンドリカルレンズ
32によってx方向にコリメートされた光は、シリンド
リカルレンズ32とは曲率の分布が直交する2枚のシリ
ンドリカルレンズ33,34によりy方向に対して集光
される。つまり、これらのシリンドリカルレンズ群(シ
リンドリカルレンズ32,33,34)の作用により、
発光手段31からの光を線状に集光した領域がシリンド
リカルレンズ34の後方に形成されることになる。ここ
に、y方向に狭くx方向に細長いスリットを有するスリ
ット板35を配置する。したがって、シリンドリカルレ
ンズ群(シリンドリカルレンズ32,33,34)を通
過した光は、スリット板35のスリット位置において、
線状の二次光源36を形成する。二次光源36から発し
た光は、ハーフミラー37で折り返され、PDP2の表
示面2aの垂直方向には広がらずに表示面2aの表面に
沿った平行光で、表示面2aと平行方向には二次光源3
6を中心にした扇形状の光束膜となって情報入力領域3
aを進行する。換言すれば、扇形状の光が情報入力領域
3aを形成する。これらのシリンドリカルレンズ群(シ
リンドリカルレンズ32,33,34)とスリット板3
5とによって、集光光学系が形成されている。
【0049】前述したように、扇形状となって情報入力
領域3aを進行した光束膜は、再帰性反射部材28で再
帰的に反射され、再び同一光路を辿ってハーフミラー3
7に戻ることになる。したがって、再帰性反射部材28
で再帰的に反射された光束膜も情報入力領域3aを形成
する。
【0050】再帰性反射部材28で反射されてハーフミ
ラー37に戻った再帰反射光は、ハーフミラー37を透
過して受光手段30に入射する。受光手段30に入射し
た再帰反射光は、集光レンズであるシリンドリカルレン
ズ38を通って線状にされた後、このシリンドリカルレ
ンズ38から距離f(fはシリンドリカルレンズ38の
焦点距離)の間隔で設けられたCCD(Charge Coupled
Device)であって受光手段として機能する受光素子3
9において、プローブ光毎に異なる位置で受光される。
なお、本実施の形態の受光素子39は、1次元CCDで
あって、その画素数は2,048画素とされている。
【0051】詳細には、再帰性反射部材28で反射され
た再帰反射光は、z軸方向ではシリンドリカルレンズ3
8の作用を受けず、コリメートされたまま受光素子39
に到達する。また、再帰反射光は、PDP2の表示面2
aと平行方向では、シリンドリカルレンズ38の中心に
集光するように伝搬し、その結果、シリンドリカルレン
ズ38の作用を受けてシリンドリカルレンズ38の焦点
面に設置された受光素子39上に結像する。これによ
り、受光素子39上に再帰反射光の有無に応じて光強度
の分布が形成される。すなわち、再帰反射光を指示手段
Pで遮った場合、受光素子39上の遮られた再帰反射光
に相当する位置に光強度が弱い点(後述するピーク点)
が生じることになる。再帰反射光を受光した受光素子3
9は、再帰反射光(プローブ光)の光強度分布に基づい
た電気信号を生成し、前述したコントローラ10に対し
て出力する。なお、図5に示すように、二次光源36と
シリンドリカルレンズ38とは、ハーフミラー37に対
して共に距離dの位置に配設されて共役な位置関係にあ
る。
【0052】ここで、図6は受光素子39から再帰反射
光の光強度分布に基づいた電気信号が入力され、情報入
力領域3aを進行する光が遮られた位置の座標を特定す
る処理を実行するコントローラ10のブロック構成図で
ある。このコントローラ10は、光学ユニット27(左
側光学ユニット27L、右側光学ユニット27R)の発
光手段(LD)31の発光制御と、光学ユニット27
(左側光学ユニット27L、右側光学ユニット27R)
の受光素子39からの出力の演算を行うものである。図
6に示すように、コントローラ10には、各部を集中的
に制御するCPU40が設けられており、このCPU4
0には、プログラム及びデータを記録するROM41、
各種データを書き換え自在に格納してワークエリアとし
て機能するRAM42、コンピュータ5に接続するため
のインタフェース43、A/D(Analog/Digital)コ
ンバータ44及びLDドライバ45がバス接続されてい
る。また、CPU40には、各種のプログラムコード
(制御プログラム)を格納するハードディスク46や不
揮発性のメモリであるEEPROM(Electrically Era
sable Programmable Read Only Memory)47がバス接
続されている。ここに、CPU40、ROM41及びR
AM42によりマイクロコンピュータが構成されてい
る。このようなマイクロコンピュータには、各種のプロ
グラムコード(制御プログラム)を記録した記録媒体4
9、すなわち、フロッピーディスク、ハードディスク、
光ディスク(CD−ROM,CD−R,CD−R/W,
DVD−ROM,DVD−RAMなど)、光磁気ディス
ク(MO)、メモリカードなどに記録されているプログ
ラムコードを読み取る装置であるフロッピーディスクド
ライブ装置、CD−ROMドライブ装置、MOドライブ
装置等のプログラム読取装置48が接続されている。
【0053】受光素子39からの出力を演算する回路と
して、受光素子39の出力端子に、アナログ処理回路5
1が図のように接続される。受光素子39に入射した反
射光は、受光素子39内で光の強度に応じた電圧値を持
つアナログの画像データに変換され、アナログ信号とし
て出力される。このアナログ信号は、アナログ処理回路
51で処理された後、A/D(Analog/Digital)コン
バータ44によってデジタル信号に変換されてCPU4
0に渡される。この後、CPU40によって指示手段P
の二次元座標の演算が行われる。
【0054】ハードディスク46に格納された各種のプ
ログラムコード(制御プログラム)または記録媒体49
に記録された各種のプログラムコード(制御プログラ
ム)は、コントローラ10への電源の投入に応じてRA
M42に書き込まれ、各種のプログラムコード(制御プ
ログラム)が実行されることになる。
【0055】続いて、制御プログラムに基づいてCPU
40によって実行される機能について説明する。ここで
は、本実施の形態の情報入力装置3の備える特長的な機
能である座標検出処理について以下において具体的に説
明する。
【0056】ここで、図7は情報入力装置3の情報入力
領域3a内の一点を指示手段Pで指し示した一例を示す
正面図である。図7に示すように、例えば、左側光学ユ
ニット27Lから照射されたL,L,L,・・
・,Lといったプローブ光で構成される扇形状の光の
中でn番目のプローブ光Lが指示手段Pによって遮ら
れた場合、そのプローブ光Lは再帰性反射部材28に
到達することはない。
【0057】このとき受光素子39上の光強度分布を考
える。ここで、図8は受光素子39の検出動作を模式的
に示す説明図である。指示手段Pが情報入力領域3a内
に挿入されていなければ、受光素子39上の光強度分布
はほぼ一定であるが、図8に示すように指示手段Pが情
報入力領域3a内に挿入されてプローブ光Lが指示手
段Pによって遮られた場合、そのプローブ光Lは光学
ユニット27の受光素子39によって受光されることは
ないため、プローブ光Lに対応する光学ユニット27
の受光素子39上の所定の位置Xが光強度の弱い領域
(暗点)となる。この光強度の弱い領域(暗点)である
位置Xは、受光素子39から出力される光強度の波形
にピーク点として出現することになるので、CPU40
は、このような光強度の波形におけるピーク点の出現を
電圧の変化により認識し、この光強度の波形のピーク点
となった暗点の位置Xを検出する。なお、位置X
検出は、光強度が予め定められた値以下になった場合に
行われる。
【0058】また、光強度の波形のピーク点となった暗
点位置Xが検出されると、暗点位置Xから受光素子
39の中心画素までの距離が、例えば受光素子39の画
素番号(例えば、図8においては、画素番号m)に基づ
いて検出される。
【0059】光強度の弱い領域(暗点)である位置X
(左側光学ユニット27Lの受光素子39上ではX
L,右側光学ユニット27Rの受光素子39上ではX
R)は、遮られたプローブ光の出射/入射角θと対
応しており、Xを検出することによりθを知ること
ができる。即ち、暗点位置Xから受光素子39の中心
画素までの距離をaとすると、θはaの関数として、 θ=tan−1(a/f) ………………………………(1) と表すことができる。ただし、fはシリンドリカルレン
ズ38の焦点距離である。ここで、左側光学ユニット2
7LにおけるθをθL、aをXLと置き換える。
【0060】さらに、図7において、左側光学ユニット
27Lと情報入力領域3aとの幾何学的な相対位置関係
の変換係数gにより、指示手段Pと左側光学ユニット2
7Lとのなす角度θLは、(1)式で求められるXLの
関数として、 θL=g(θL) ………………………………(2) ただし、θL=tan−1(XL/f) と表すことができる。
【0061】同様に、右側光学ユニット27Rについて
も、上述の(1)(2)式中の記号Lを記号Rに置き換
えて、右側光学ユニット27Rと情報入力領域3aとの
幾何学的な相対位置関係の変換係数hにより、 θR=h(θR) ………………………………(3) ただし、θR=tan−1(XR/f) と表すことができる。
【0062】ここで、左側光学ユニット27Lの受光素
子39の中心位置と右側光学ユニット27Rの受光素子
39の中心位置との距離を図7に示すwとすると、情報
入力領域3a内の指示手段Pで指示した点の2次元座標
(x,y)は、三角測量の原理により、 x=w・tanθR/(tanθL+tanθR) ………………(4) y=w・tanθL・tanθR/(tanθL+tanθR) ……(5) として算出することができる。
【0063】これらの(1)(2)(3)(4)(5)
式は制御プログラムの一部として予めハードディスク4
6や記録媒体49に格納されており、(1)(2)
(3)(4)(5)式により、指示手段Pの位置座標
(x,y)は、XL,XRの関数として算出され
る。すなわち、左側光学ユニット27Lの受光素子39
上の暗点の位置と右側光学ユニット27Rの受光素子3
9上の暗点の位置とを検出することで、指示手段Pの位
置座標(x,y)が算出されることになる。
【0064】このようにして算出された指示手段Pの位
置座標(x,y)は、コントローラ10を介してコンピ
ュータ5へと出力され、所定の処理に用いられることに
なる。
【0065】そして、このような情報入力装置3Aによ
れば、情報入力領域3aにおいて、無視差、完全透明、
高い描画感を実現することが可能になっている。
【0066】B.第2の情報入力装置 次に、第2の情報入力装置3Bについて図9ないし図1
1に基づいて説明する。なお、第1の情報入力装置3A
で説明した部分と同一部分については同一符号を用い、
説明も省略する。
【0067】この第2の情報入力装置3Bは、いわゆる
再帰光反射方式の情報入力装置である。
【0068】ここで、図9は情報入力装置3Bに用いら
れる指示手段61を示す斜視図である。また、図10は
情報入力装置3Bの情報入力領域3a内の一点を指示手
段61で指し示した一例を示す正面図である。図9に示
すように、情報入力装置3Bの情報入力領域3a内の一
点を指し示すために用いられる所定物体である指示手段
61の先端近傍には、再帰性反射部材62が設けられて
いる。この再帰性反射部材62は、例えば円錐形状のコ
ーナーキューブを多数配列して形成されており、入射し
た光をその入射角度によらずに所定の位置に向けて反射
する特性を有している。例えば、左側光学ユニット27
Lから投光されたプローブ光Lは、図10に示すよう
に、再帰性反射部材62によって反射され、再び同一光
路を辿る再帰反射光L´として左側光学ユニット27
Lにより受光されることになる。そのため、図10に示
すように、情報入力装置3Bにおいては、前述した情報
入力装置3Aのように情報入力領域3aに再帰性反射部
材28を設ける必要はない。なお、指示手段61はペン
状の形状をしており、光沢のある金属製よりゴムやプラ
スチックなどの材質が望ましい。
【0069】したがって、このような指示手段61の再
帰性反射部材62を備えた先端近傍を情報入力装置3B
の情報入力領域3aの適当な位置(x,y)に挿入し、
例えば左側光学ユニット27Lから投光された扇形状の
光束膜の中のプローブ光Lが指示手段61の再帰性反
射部材62によって反射された場合、その再帰反射光L
´は左側光学ユニット27Lの受光素子39によって
受光される。このようにして受光素子39が再帰反射光
´を受光した場合には、再帰反射光L´に対応す
る受光素子39上の所定の位置Dnが光強度の強い領域
(明点)となる。つまり、図11に示すように、受光素
子39上では位置Dnの位置に光強度が強い領域が生
じ、受光素子39からの光の強度分布の形状にはピーク
が出現する。このピークが出現する位置Dnは反射され
たプローブ光の出射/入射角θnと対応しており、Dn
を検出することによりθnを知ることができる。なお、
位置Dnの検出は、光強度が予め定められた値を超えた
場合に行われる。つまり、このような再帰光反射方式の
情報入力装置3Bの場合も、前述した再帰光遮蔽方式の
情報入力装置3Aと同様に、光強度の波形に出現するピ
ークに基づく三角測量の手法により指示手段61の位置
座標(x,y)が算出されることになる。
【0070】このようにして算出された指示手段61の
位置座標(x,y)は、コントローラ10を介してコン
ピュータ5へと出力され、所定の処理に用いられること
になる。
【0071】そして、このような情報入力装置3Bによ
れば、情報入力領域3aにおいて、無視差、完全透明、
高い描画感を実現することが可能になっている。
【0072】C.第3の情報入力装置 次に、第3の情報入力装置3Cについて図12ないし図
14に基づいて説明する。なお、第1の情報入力装置3
Aで説明した部分と同一部分については同一符号を用
い、説明も省略する。
【0073】この第3の情報入力装置3Cは、第1の情
報入力装置3Aにおける光学ユニットの変形例である。
詳細には、第1の情報入力装置3Aで用いた光学ユニッ
ト27においては扇形状の光束膜を投光して情報入力領
域を形成したが、情報入力装置3Cにおいては、ポリゴ
ンミラー等の回転走査系を有しており、その回転走査系
によって光源から出射された光ビームを放射状に投光し
て情報入力領域を形成する光学ユニット70を用いるも
のである。
【0074】ここで、図12は光学ユニット70を概略
的に示す平面図である。図12に示すように、光学ユニ
ット70は、駆動回路(図示せず)を有してレーザ光を
出射するLD(Laser Diode:半導体レーザ)である発
光手段71とハーフミラー72とポリゴンミラー73と
集光レンズ74とで構成される投光手段70aと、受光
手段として機能する受光素子75とが備えられている。
受光素子75は、集光レンズ74から距離f(fは集光
レンズ74の焦点距離)の間隔で設けられたPD(Phot
o Diode)で構成されている。このような光学ユニット
70は、発光手段71から出射したレーザ光をハーフミ
ラー72で折り返した後、パルスモータ(図示せず)に
より所定の角速度ωtで回転駆動されるポリゴンミラー
73によって放射状に順次反射する。したがって、光学
ユニット70は、ビーム光を放射状に繰り返し投光する
ことになる。つまり、2つの光学ユニット70から放射
状に投光されるビーム光によって情報入力領域3aが形
成されることになる。一方、反射されて光学ユニット7
0に入射したビーム光は、ポリゴンミラー73によって
反射され、ハーフミラー72に到達する。ハーフミラー
72に到達した反射ビーム光は、ハーフミラー72を透
過して受光素子75に到達し、電気信号に変換される。
【0075】次に、このような光学ユニット70を第1
の情報入力装置3Aで用いた光学ユニット27に代えて
適用した情報入力装置3Cについて説明する。図13に
示すように、情報入力領域3a中の或る位置に指示手段
Pが挿入されてあるビーム光が遮蔽されると、そのビー
ム光は再帰性反射部材28で反射されることはないこと
から、受光素子75に到達することはない。このように
情報入力領域3a中の或る位置に指示手段Pが挿入され
てあるビーム光が遮蔽された場合、受光素子75からの
光の強度分布の形状にはディップが出現する。
【0076】各部の電気的接続等については技術的に公
知であるため詳細な説明は省略するが、図14に示すよ
うに、情報入力領域3aに指示手段Pが挿入されていな
い場合には光強度は“I=I”を示すが、情報入力領
域3aに指示手段Pが挿入されて受光素子75に再帰光
が戻らない場合には光強度は“I=I”を示すことに
なる。このように光強度が“I=I”である部分が、
ディップである。なお、図14中、時間t=tは、ポ
リゴンミラー73の回転の基準位置であって、回転走査
されるビーム光が所定の角度に達した時点である。
【0077】したがって、光強度が“I=I”となっ
た時間tをtであるとすれば、情報入力領域3aに挿
入された指示手段Pにより遮蔽されたビーム光の出射角
度θは、 θ=ω(t−t)=ω△t として算出される。つまり、左右それぞれに設けられた
光学ユニット70(70L、70R)において情報入力
領域3aに挿入された指示手段Pにより遮蔽されたビー
ム光の出射角度θ(θnL,θnR)が算出され、それ
らの出射角度θ(θnL,θnR)に基づく三角測量の
手法によって指示手段Pを挿入した位置座標(x,y)
が算出されることになる。
【0078】このようにして算出された指示手段Pの位
置座標(x,y)は、コントローラ10を介してコンピ
ュータ5へと出力され、所定の処理に用いられることに
なる。
【0079】そして、このような情報入力装置3Cによ
れば、情報入力領域3aにおいて、無視差、完全透明、
高い描画感を実現することが可能になっている。
【0080】D.第4の情報入力装置 次に、第4の情報入力装置3Dについて図15ないし図
16に基づいて説明する。なお、第2の情報入力装置3
B及び第3の情報入力装置3Cで説明した部分と同一部
分については同一符号を用い、説明も省略する。
【0081】この第4の情報入力装置3Dは、第2の情
報入力装置3Bにおける光学ユニットの変形例である。
詳細には、第2の情報入力装置3Bで用いた光学ユニッ
ト27においては扇形状の光束膜を投光して情報入力領
域を形成したが、第4の情報入力装置3Dにおいては、
ポリゴンミラー等の回転走査系を有しており、その回転
走査系によって光源から出射された光ビームを放射状に
投光して情報入力領域を形成する光学ユニット70を用
いるものである。なお、光学ユニット70についての説
明は、第3の情報入力装置3Cで説明したのでここでは
省略する。
【0082】このような光学ユニット70を第2の情報
入力装置3Bで用いた光学ユニット27に代えて適用し
た情報入力装置3Dについて説明する。図15に示すよ
うに、情報入力領域3a中の或る位置に指示手段61が
挿入された場合、所定のビーム光が指示手段61の再帰
性反射部材62において再帰反射され、そのビーム光は
受光素子75に到達する。このように情報入力領域3a
中の或る位置に指示手段61が挿入されてあるビーム光
が再帰反射された場合、受光素子75からの光の強度分
布の形状にはピークが出現する。
【0083】各部の電気的接続等については技術的に公
知であるため詳細な説明は省略するが、図16に示すよ
うに、情報入力領域3aに指示手段61が挿入されてい
ない場合には光強度は“I=I”を示すが、情報入力
領域3aに指示手段61が挿入されて受光素子75に再
帰光が到達した場合には光強度は“I=I”を示すこ
とになる。このように光強度が“I=I”である部分
が、ピークである。なお、図16中、時間t=tは、
ポリゴンミラー73の回転の基準位置であって、回転走
査されるビーム光が所定の角度に達した時点である。
【0084】したがって、光強度が“I=I”となっ
た時間tをtであるとすれば、情報入力領域63に挿
入された指示手段61により再帰反射されたビーム光の
出射角度θは、 θ=ω(t−t)=ω△t として算出される。つまり、左右それぞれに設けられた
光学ユニット70(70L、70R)において情報入力
領域3aに挿入された指示手段61により再帰反射され
たビーム光の出射角度θ(θnL,θnR)が算出さ
れ、それらの出射角度θ(θnL,θnR)に基づく三
角測量の手法によって指示手段61を挿入した位置座標
(x,y)が算出されることになる。
【0085】このようにして算出された指示手段61の
位置座標(x,y)は、コントローラ10を介してコン
ピュータ5へと出力され、所定の処理に用いられること
になる。
【0086】そして、このような情報入力装置3Dによ
れば、情報入力領域3aにおいて、無視差、完全透明、
高い描画感を実現することが可能になっている。
【0087】E.第5の情報入力装置 次に、第5の情報入力装置3Eについて図17ないし図
20に基づいて説明する。この第5の情報入力装置3E
は、情報入力領域内の画像情報を撮像カメラにより取り
込んで、その取り込まれた画像情報の内の一部に基づい
て位置座標を検出するいわゆるカメラ撮像方式の情報入
力装置である。
【0088】ここで、図17は情報入力装置3Eの構成
を概略的に示す正面図である。情報入力装置3Eの情報
入力領域3aの上方両端部には、撮像手段である撮像カ
メラ82が距離Lを隔てて設けられている。撮像カメラ
82には、CCD(Charge Coupled Device)であって
受光手段として機能する受光素子83と結像光学レンズ
84とが、距離t(図19参照)を隔てて設けられてい
る。また、各撮像カメラ82の近傍には、光源を有し、
PDP2の表示面2aに対して平行に光を照射する発光
手段として機能する照明装置90がそれぞれ設けられて
いる。つまり、情報入力領域3aは、照明装置90から
一様に照射される光により形成されている。そして、各
撮像カメラ82は、撮像画角は約90度とされており、
情報入力領域3aを撮影範囲とするようにそれぞれ設置
されている。つまり、撮像カメラ82は座標入力面を形
成するPDP2の表示面2aから所定の距離となるよう
に設置されており、その光軸はPDP2の表示面2aに
平行である。なお、照明装置90は、2個に限るもので
はなく、1個でも2個以上であっても良い。
【0089】加えて、情報入力領域3aの上部を除く周
縁部であって撮像カメラ82の撮像画角を妨げずに撮影
視野全体を覆う位置には、光を吸収することにより光の
反射を抑制する光吸収手段として機能する光吸収部材8
5が配設されている。この光吸収部材85は、情報入力
領域3aの中央にその面を向け、PDP2の表示面2a
に対して略垂直に設けられる。この光吸収部材85によ
って各撮像カメラ82への照明装置90からの光に起因
する反射光(散乱光)の入射が防止される。
【0090】ここで、図18は情報入力装置3Eの情報
入力領域3a内の一点を指示手段Aで指し示した一例を
示す正面図、図19はその一部を拡大して示す正面図で
ある。図18に示すように、所定物体である指示手段A
が情報入力領域3aに挿入された場合、その挿入された
指示手段Aが照明装置90により照射され、その照明部
分が被写体像となって各撮像カメラ82の受光素子83
上に結像される。情報入力装置3Eには光の反射を抑制
する光吸収手段として機能する光吸収部材85が配設さ
れているため、例えば指を指示手段Aとして用いるよう
な場合には、指示手段Aは光吸収部材85に比べて高い
反射率を有することになるので、受光素子83の指示手
段Aに相当する部分は、光強度の強い領域(明点)とな
る。
【0091】ここで、図20は受光素子83に入射した
被写体像の受光素子83の中心83aからの距離hと受
光光量との関係の一例を示すグラフである。受光素子8
3に入射した被写体像の受光光量は、図20に示すよう
な波形となって現われる。ここで、被写体像の受光光量
のスレシュホルドレベル位置をh1,h2とした場合、
その被写体像の大きさ△hは、 △h=h2−h1 ………………………………(6) として求められる。また、被写体像の結像位置である像
中心h(受光素子83の中心83aから結像点までの距
離h)は、(6)式より、 h=h1+(△h/2)………………………………(7) として求められる。
【0092】そして、図19に示すように、受光素子8
3の中心83aから結像点までの距離hは、受光素子8
3の中心線と、指示手段Aと結像点hとを結ぶ線とで形
成される角度θに依存しており、この角度θは、 θ=tan−1(h/t) ………………………………(8) として算出される。
【0093】また、図19に示すように、撮像カメラ8
2と指示手段Aとの角度βは、撮像カメラ82の取付角
度αを用いることにより、 β=α−θ ………………………………(9) として求められる。これにより、左側の撮像カメラ82
と指示手段Aとの角度β1、及び右側の撮像カメラ82
と指示手段Aとの角度β2が、それぞれ算出される。
【0094】以上により、ペンAの位置座標(x,y)
は、三角測量の原理により、 x=Ltanβ2/(tanβ1+tanβ2) ………(10) y=xtanβ1 ………………………………(11) として算出される。
【0095】このようにして算出された指示手段Aの位
置座標(x,y)は、コントローラ10を介してコンピ
ュータ5へと出力され、所定の処理に用いられることに
なる。
【0096】なお、指示手段Aとしては、自身が発光す
る発光素子付きの専用ペン等も適用することができる。
【0097】そして、このような情報入力装置3Eによ
れば、情報入力領域3aにおいて、無視差、完全透明、
高い描画感を実現することが可能になっている。
【0098】以上、本実施の形態の情報入出力システム
1に適用し得る情報入力装置3として、再帰光遮蔽方式
の情報入力装置3A、再帰光反射方式の情報入力装置3
B、回転走査系を有する再帰光遮蔽方式の情報入力装置
3C、回転走査系を有する再帰光反射方式の情報入力装
置3D、カメラ撮像方式の情報入力装置3Eについて、
その基本構成及び原理を説明したが、これらは本実施の
形態の情報入出力システム1に適用し得る情報入力装置
3の一例であって、本発明はこれらの方式に限定される
ものではなく、本発明は、光学式の情報入力装置全般に
ついて適用されることは言うまでもない。
【0099】続いて、本実施の形態の情報入出力システ
ム1が、従来の情報入出力システムとは異なる点につい
て説明する。概略的には、本実施の形態の情報入出力シ
ステム1は、情報入力装置3(再帰光遮蔽方式の情報入
力装置3A、再帰光反射方式の情報入力装置3B、回転
走査系を有する再帰光遮蔽方式の情報入力装置3C、回
転走査系を有する再帰光反射方式の情報入力装置3D、
カメラ撮像方式の情報入力装置3E)において、発光手
段により発光される光の波長を受光手段の受光最大感度
領域の波長に一致させたものである。
【0100】具体的には、再帰光遮蔽方式の情報入力装
置3A及び再帰光反射方式の情報入力装置3Bにおいて
は、発光手段31により発光される光の波長を受光手段
である受光素子39の受光最大感度領域の波長に一致さ
せることにより、座標検出の際に情報入出力システム1
がさらされている環境に存在する外乱光(表示装置であ
るPDP2や部屋の照明光など)の影響を極力排除する
ことが可能になるので、システムの信頼性を向上させる
ことが可能になっている。
【0101】また、回転走査系を有する再帰光遮蔽方式
の情報入力装置3C、回転走査系を有する再帰光反射方
式の情報入力装置3Dにおいては、発光手段71により
発光される光の波長を受光手段である受光素子75の受
光最大感度領域の波長に一致させることにより、座標検
出の際に情報入出力システム1がさらされている環境に
存在する外乱光(表示装置であるPDP2や部屋の照明
光など)の影響を極力排除することが可能になるので、
システムの信頼性を向上させることが可能になってい
る。
【0102】さらに、カメラ撮像方式の情報入力装置3
Eにおいては、発光手段として機能する照明装置90に
より照射される光の波長を受光手段である受光素子83
の受光最大感度領域の波長に一致させることにより、座
標検出の際に情報入出力システム1がさらされている環
境に存在する外乱光(表示装置であるPDP2や部屋の
照明光など)の影響を極力排除することが可能になるの
で、システムの信頼性を向上させることが可能になって
いる。
【0103】特に、発光手段により発光される光の波長
を赤外領域の波長にすることにより、表示装置であるP
DP2や部屋の照明光などは可視光を利用しているの
で、表示装置であるPDP2や部屋の照明光による外乱
光と発光手段により発光された光との分離をフィルタリ
ング等により容易に行うことができる。
【0104】なお、本実施の形態においては、発光手段
により発光される光の波長を受光手段の受光最大感度領
域の波長に一致させることにより、座標検出の際におけ
る外乱光の影響を極力排除するようにしたが、これに限
るものではない。例えば、発光手段31,71や照明装
置90に波長選択性を有する波長選択手段である光学フ
ィルタ(図示せず)を設けるようにしても良いし、受光
素子39,75,83に所定の波長の光のみを受光させ
る光選択手段である光学フィルタ(図示せず)を設ける
ようにしても良い。また、光学ユニット27,70の入
射/出射口近傍(入射/出射光が重なっている個所)に
光学フィルタ(図示せず)を配置する構成も考えられ
る。
【0105】また、カメラ撮像方式の情報入力装置3E
においては、情報入力領域3aの上部を除く周縁部であ
って撮像カメラ82の撮像画角を妨げずに撮影視野全体
を覆う位置に、光を吸収することにより光の反射を抑制
する光吸収手段として機能する光吸収部材85を配設し
たが、これに限るものではない。例えば、光吸収部材8
5に代えて、一定パターンが付与された背景板を配設す
るようにしても良い。このような一定パターンが付与さ
れた背景板を配設することにより、情報入力領域3aに
挿入された指示手段Aの特定を容易にすることが可能に
なり、検出S/N比を向上させることが可能になる。
【0106】本発明の第二の実施の形態を図21に基づ
いて説明する。なお、第一の実施の形態において説明し
た部分と同一部分については同一符号を用い、説明も省
略する。本実施の形態は、第一の実施の形態で説明した
情報入力装置3の一つであるカメラ撮像方式の情報入力
装置3Eに関わるものであって、情報入力装置3Eに用
いられる指示手段Aに特長を有するものである。
【0107】ここで、図21は本実施の形態の情報入力
装置3Eに用いられる指示手段Aを示す斜視図である。
図21に示すように、情報入力装置3Eの情報入力領域
3a内の一点を指し示すために用いられるペン状の形状
の指示手段Aの先端近傍には、光反射部材100が設け
られている。この光反射部材100は、発光手段として
機能する照明装置90により照射される光の波長を選択
的に吸収して蛍光する部材で形成されている。
【0108】そして、このような光反射部材100を配
設した指示手段Aを用いる場合、情報入力装置3Eの照
明装置90としては、光反射部材100を形成する蛍光
部材を蛍光させる波長域の光を照射するものが選定さ
れ、情報入力装置3Eの受光手段である受光素子83と
しては、蛍光の光波長に感度を持つものが選定される。
【0109】なお、照明装置90に波長選択性を有する
波長選択手段である光学フィルタ(図示せず)を設ける
ようにしても良いし、受光素子83に蛍光波長の光のみ
を受光させる蛍光選択手段である光学フィルタ(図示せ
ず)を設けるようにしても良い。
【0110】これにより、照明装置90により照射され
た光が各種部材により乱反射された場合であっても、受
光素子83にて検出されることは無く、また、指示手段
Aとは別の部材や手などが情報入力領域3a内に入った
場合であっても、正確に指示手段Aだけをトレースする
ことが可能であり、システムの信頼性を向上させること
が可能になっている。
【0111】なお、光反射部材100を形成する蛍光部
材のパターンが異なる複数の指示手段Aを用意した場合
には、受光素子83において検出されるパターンを判定
することで指示手段Aを判別することが可能になる。こ
れにより、例えば筆記色を切り替える場合や字消しなど
を検出する場合、太さを検出する場合等において、指示
手段Aを替えるだけで、筆記色の切り替え等を容易に行
うことができるようになる。
【0112】なお、各実施の形態においては、情報入力
装置3を表示装置であるPDP2に備えたが、これに限
るものではなく、CRT(Cathode Ray Tube)、LCD
(Liquid Crystal Display)、前面投影型プロジェクタ
ー、背面投影型プロジェクター等を表示装置として適用
しても良い。さらに、これらの表示装置に限るものでは
なく、特に図示しないが、ライティングボードとして機
能する黒板やホワイトボード等に備えるようにしても良
い。
【0113】また、各実施の形態においては、情報入出
力システムとして、大型の表示装置を装備したいわゆる
電子黒板システムに適用した例について説明したが、こ
れに限るものではなく、例えばPDA(Personal Digit
al Assistants)と称される携帯用情報端末等に適用す
ることも可能である。
【0114】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、発光手段
からの光により形成された二次元の情報入力領域を指示
した所定物体の二次元位置座標を受光手段における光強
度分布に基づいて検出し、入力情報として出力する情報
入力装置において、前記発光手段は所定の波長の光を発
し、前記受光手段は前記発光手段から発せられる光の波
長に最大検出感度を持つことにより、座標検出の際に情
報入力装置がさらされている環境に存在する外乱光(表
示装置や部屋の照明光など)の影響を極力排除すること
ができるので、装置の信頼性を向上させることができ
る。
【0115】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の情報入力装置において、前記発光手段からの光の波
長は赤外領域の波長であって、前記受光手段は赤外領域
の波長に最大検出感度を持つことにより、表示装置や部
屋の照明光などは可視光を利用していることから、表示
装置や部屋の照明光による外乱光と発光手段により発光
された光との分離をフィルタリング等により容易に行う
ことができる。
【0116】請求項3記載の発明によれば、発光手段か
らの光により形成された二次元の情報入力領域を指示し
た所定物体の二次元位置座標を受光手段における光強度
分布に基づいて検出し、入力情報として出力する情報入
力装置において、前記発光手段からの光より所定の波長
の光のみを選択可能な波長選択手段と、前記波長選択手
段により選択された所定の波長の光のみを前記受光手段
に受光させる光選択手段と、を備えることにより、座標
検出の際に情報入力装置がさらされている環境に存在す
る外乱光(表示装置や部屋の照明光など)の影響を極力
排除することができるので、装置の信頼性を向上させる
ことができる。
【0117】請求項4記載の発明によれば、請求項3記
載の情報入力装置において、前記波長選択手段は赤外領
域の波長の光のみを選択可能とし、前記光選択手段は赤
外領域の波長の光のみを前記受光手段に受光させること
により、表示装置や部屋の照明光などは可視光を利用し
ていることから、表示装置や部屋の照明光による外乱光
と発光手段により発光された光との分離をフィルタリン
グ等により容易に行うことができる。
【0118】請求項5記載の発明によれば、請求項1な
いし4のいずれか一記載の情報入力装置において、前記
発光手段から出射された光を薄膜状に成形して投光する
ことにより前記情報入力領域を形成することにより、物
体の挿入を受け付ける二次元の情報入力領域を確実に形
成し、無視差、完全透明、高い描画感を実現する情報入
力装置を提供することができる。
【0119】請求項6記載の発明によれば、請求項1な
いし4のいずれか一記載の情報入力装置において、前記
発光手段から出射されたビーム光を順次走査して投光す
ることにより前記情報入力領域を形成することにより、
物体の挿入を受け付ける二次元の情報入力領域を確実に
形成し、無視差、完全透明、高い描画感を実現する情報
入力装置を提供することができる。
【0120】請求項7記載の発明によれば、請求項1な
いし4のいずれか一記載の情報入力装置において、前記
発光手段から出射された光を撮像する撮像手段による撮
像範囲を前記情報入力領域とすることにより、物体の挿
入を受け付ける二次元の情報入力領域を確実に形成し、
無視差、完全透明、高い描画感を実現する情報入力装置
を提供することができる。
【0121】請求項8記載の発明によれば、発光手段か
らの光により形成された二次元の情報入力領域を指示し
た所定物体の二次元位置座標を受光手段における光強度
分布に基づいて検出し、入力情報として出力する情報入
力装置において、前記情報入力領域は前記発光手段から
出射された光を撮像する撮像手段による撮像範囲であ
り、前記情報入力領域を指示するための前記所定物体に
は前記発光手段からの光の波長を選択的に吸収して蛍光
する部材で形成された光反射部材が設けられ、前記受光
手段は前記光反射部材からの蛍光波長に最大検出感度を
持つことにより、発光手段から出射された光が各種部材
により乱反射された場合であっても、受光手段にて検出
されることは無く、また、所定物体とは別の部材や手な
どが情報入力領域内に入った場合であっても、正確に所
定物体だけをトレースすることができるので、装置の信
頼性を向上させることができる。
【0122】請求項9記載の発明によれば、発光手段か
らの光により形成された二次元の情報入力領域を指示し
た所定物体の二次元位置座標を受光手段における光強度
分布に基づいて検出し、入力情報として出力する情報入
力装置において、前記情報入力領域は前記発光手段から
出射された光を撮像する撮像手段による撮像範囲であ
り、前記情報入力領域を指示するための前記所定物体に
は前記発光手段からの光の波長を選択的に吸収して蛍光
する部材で形成された光反射部材が設けられ、前記光反
射部材からの蛍光のみを前記受光手段に受光させる蛍光
選択手段を備えることにより、発光手段から出射された
光が各種部材により乱反射された場合であっても、受光
手段にて検出されることは無く、また、所定物体とは別
の部材や手などが情報入力領域内に入った場合であって
も、正確に所定物体だけをトレースすることができるの
で、装置の信頼性を向上させることができる。
【0123】請求項10記載の発明によれば、請求項7
ないし9のいずれか一記載の情報入力装置において、光
を吸収することにより光の反射を抑制する光吸収手段
を、前記情報入力領域の周縁部であって前記撮像手段の
撮像画角を妨げずに撮影視野全体を覆う位置に備えるこ
とにより、発光手段からの光に起因する反射光(散乱
光)の各撮像手段への入射を防止することができる。
【0124】請求項11記載の発明によれば、請求項7
ないし9のいずれか一記載の情報入力装置において、一
定パターンが付与された背景板を、前記情報入力領域の
周縁部であって前記撮像手段の撮像画角を妨げずに撮影
視野全体を覆う位置に備えることにより、情報入力領域
に挿入された所定物体の特定を容易にすることができる
ので、検出S/N比を向上させることができる。
【0125】請求項12記載の発明の情報入出力システ
ムによれば、表示装置と、この表示装置の表示面に前記
情報入力領域を一致させて配設される請求項1ないし1
1のいずれか一記載の情報入力装置と、前記情報入力装
置からの入力に基づいて前記表示装置の表示制御を行う
制御装置と、を備えることにより、座標入力面(タッチ
パネル面)のような物理的な面を有さず、表示装置の表
示面に装着して使用した場合であっても視認性に優れる
情報入力システムを安価で提供することができる。
【0126】請求項13記載の発明の情報入出力システ
ムによれば、筆記を受け付けるライティングボードと、
このライティングボードの書き込み面に前記情報入力領
域を一致させて配設される請求項1ないし11のいずれ
か一記載の情報入力装置と、前記情報入力装置からの入
力に基づいて前記ライティングボードに筆記された情報
の制御を行う制御装置と、を備えることにより、座標入
力面(タッチパネル面)のような物理的な面を有さず、
ライティングボードの書き込み面に装着して使用した場
合であっても視認性に優れる情報入力システムを安価で
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態の情報入出力システ
ムを概略的に示す外観斜視図である。
【図2】情報入出力システムに内蔵される各部の電気的
接続を示すブロック図である。
【図3】コンピュータに内蔵される各部の電気的接続を
示すブロック図である。
【図4】第1の情報入力装置の構成を概略的に示す説明
図である。
【図5】光学ユニットの構造を概略的に示す構成図であ
る。
【図6】コントローラのブロック構成図である。
【図7】第1の情報入力装置の情報入力領域内の一点を
指示手段で指し示した一例を示す正面図である。
【図8】CCDの検出動作を模式的に示す説明図であ
る。
【図9】第2の情報入力装置に用いられる指示手段を示
す斜視図である。
【図10】第2の情報入力装置の情報入力領域内の一点
を指示手段で指し示した一例を示す正面図である。
【図11】CCDの検出動作を模式的に示す説明図であ
る。
【図12】第3の情報入力装置に用いられる光学ユニッ
トを概略的に示す平面図である。
【図13】第3の情報入力装置の情報入力領域内の一点
を指示手段で指し示した一例を示す正面図である。
【図14】光強度と時間との関係を示すグラフである。
【図15】第4の情報入力装置の情報入力領域内の一点
を指示手段で指し示した一例を示す正面図である。
【図16】光強度と時間との関係を示すグラフである。
【図17】第5の情報入力装置の構成を概略的に示す正
面図である。
【図18】情報入力領域内の一点を指示手段で指し示し
た一例を示す正面図である。
【図19】その一部を拡大して示す正面図である。
【図20】被写体像の受光素子の中心からの距離と受光
光量との関係の一例を示すグラフである。
【図21】本発明の第二の実施の形態の情報入力装置に
用いられる指示手段を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 情報入出力システム 2 表示装置 2a 表示面 3 情報入力装置 3a 情報入力領域 5 制御装置 31,71,90 発光手段 39,75,83 受光手段 61,A,P 所定物体 82 撮像手段 85 光吸収手段 100 光反射部材

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光手段からの光により形成された二次
    元の情報入力領域を指示した所定物体の二次元位置座標
    を受光手段における光強度分布に基づいて検出し、入力
    情報として出力する情報入力装置において、 前記発光手段は所定の波長の光を発し、前記受光手段は
    前記発光手段から発せられる光の波長に最大検出感度を
    持つことを特徴とする情報入力装置。
  2. 【請求項2】 前記発光手段からの光の波長は赤外領域
    の波長であって、前記受光手段は赤外領域の波長に最大
    検出感度を持つことを特徴とする請求項1記載の情報入
    力装置。
  3. 【請求項3】 発光手段からの光により形成された二次
    元の情報入力領域を指示した所定物体の二次元位置座標
    を受光手段における光強度分布に基づいて検出し、入力
    情報として出力する情報入力装置において、 前記発光手段からの光より所定の波長の光のみを選択可
    能な波長選択手段と、 前記波長選択手段により選択された所定の波長の光のみ
    を前記受光手段に受光させる光選択手段と、を備えるこ
    とを特徴とする情報入力装置。
  4. 【請求項4】 前記波長選択手段は赤外領域の波長の光
    のみを選択可能とし、前記光選択手段は赤外領域の波長
    の光のみを前記受光手段に受光させることを特徴とする
    請求項3記載の情報入力装置。
  5. 【請求項5】 前記発光手段から出射された光を薄膜状
    に成形して投光することにより前記情報入力領域を形成
    することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一記
    載の情報入力装置。
  6. 【請求項6】 前記発光手段から出射されたビーム光を
    順次走査して投光することにより前記情報入力領域を形
    成することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一
    記載の情報入力装置。
  7. 【請求項7】 前記発光手段から出射された光を撮像す
    る撮像手段による撮像範囲を前記情報入力領域とするこ
    とを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一記載の情
    報入力装置。
  8. 【請求項8】 発光手段からの光により形成された二次
    元の情報入力領域を指示した所定物体の二次元位置座標
    を受光手段における光強度分布に基づいて検出し、入力
    情報として出力する情報入力装置において、 前記情報入力領域は前記発光手段から出射された光を撮
    像する撮像手段による撮像範囲であり、前記情報入力領
    域を指示するための前記所定物体には前記発光手段から
    の光の波長を選択的に吸収して蛍光する部材で形成され
    た光反射部材が設けられ、 前記受光手段は前記光反射部材からの蛍光波長に最大検
    出感度を持つことを特徴とする情報入力装置。
  9. 【請求項9】 発光手段からの光により形成された二次
    元の情報入力領域を指示した所定物体の二次元位置座標
    を受光手段における光強度分布に基づいて検出し、入力
    情報として出力する情報入力装置において、 前記情報入力領域は前記発光手段から出射された光を撮
    像する撮像手段による撮像範囲であり、前記情報入力領
    域を指示するための前記所定物体には前記発光手段から
    の光の波長を選択的に吸収して蛍光する部材で形成され
    た光反射部材が設けられ、 前記光反射部材からの蛍光のみを前記受光手段に受光さ
    せる蛍光選択手段を備えることを特徴とする情報入力装
    置。
  10. 【請求項10】 光を吸収することにより光の反射を抑
    制する光吸収手段を、前記情報入力領域の周縁部であっ
    て前記撮像手段の撮像画角を妨げずに撮影視野全体を覆
    う位置に備えることを特徴とする請求項7ないし9のい
    ずれか一記載の情報入力装置。
  11. 【請求項11】 一定パターンが付与された背景板を、
    前記情報入力領域の周縁部であって前記撮像手段の撮像
    画角を妨げずに撮影視野全体を覆う位置に備えることを
    特徴とする請求項7ないし9のいずれか一記載の情報入
    力装置。
  12. 【請求項12】 表示装置と、 この表示装置の表示面に前記情報入力領域を一致させて
    配設される請求項1ないし11のいずれか一記載の情報
    入力装置と、 前記情報入力装置からの入力に基づいて前記表示装置の
    表示制御を行う制御装置と、を備えることを特徴とする
    情報入出力システム。
  13. 【請求項13】 筆記を受け付けるライティングボード
    と、 このライティングボードの書き込み面に前記情報入力領
    域を一致させて配設される請求項1ないし11のいずれ
    か一記載の情報入力装置と、 前記情報入力装置からの入力に基づいて前記ライティン
    グボードに筆記された情報の制御を行う制御装置と、を
    備えることを特徴とする情報入出力システム。
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