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JP2002221708A - 高分子分散型液晶表示素子 - Google Patents

高分子分散型液晶表示素子

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Publication number
JP2002221708A
JP2002221708A JP2001018681A JP2001018681A JP2002221708A JP 2002221708 A JP2002221708 A JP 2002221708A JP 2001018681 A JP2001018681 A JP 2001018681A JP 2001018681 A JP2001018681 A JP 2001018681A JP 2002221708 A JP2002221708 A JP 2002221708A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
light
polymer
composite layer
polymer composite
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001018681A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Sawano
義昭 澤野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP2001018681A priority Critical patent/JP2002221708A/ja
Publication of JP2002221708A publication Critical patent/JP2002221708A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】明表示を充分に明るくすることができる高分子
分散型液晶表示素子を提供する。 【解決手段】液晶セル11の少なくとも一方の基板13
の内面に光散乱手段19aを設け、無電界時に、液晶/
高分子複合層16だけでなく、前記光散乱手段19aに
よっても光を散乱させるようにすることにより、無電界
時の出射光を多くし、明表示を充分に明るくした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、高分子分散型液
晶表示素子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】液晶表示素子として、高分子分散型液晶
表示素子がある。
【0003】図5は従来の高分子分散型液晶表示素子の
一部分の断面図であり、(a)は無電界状態、(b)は
電界印加状態を示している。
【0004】この高分子分散型液晶表示素子は、表示の
観察側である前側の基板2とこの前側基板2に対向する
後側基板3との内面にそれぞれ電極4,5が設けられ、
これらの基板2,3間に液晶/高分子複合層6が設けら
れた液晶セル1と、前記液晶セル1の後側に配置された
光吸収層9とを備えた構造となっている。
【0005】また、前記液晶/高分子複合層6は、透明
な高分子7中に液晶8を分散させたものであり、前記液
晶8としては、一般にネマティック液晶が用いられてい
る。図5において8aは液晶分子を示している。
【0006】この液晶表示素子は、その使用環境の光で
ある外光を利用して表示するものであり、表示の観測側
である前側から入射した光を前記液晶/高分子複合層6
により散乱させて明表示を得、入射光を前記液晶/高分
子複合層6を透過させて前記光吸収層9により吸収する
ことにより暗表示を得る。
【0007】すなわち、電極4,5間に電圧を印加しな
い無電界時は、前記液晶/高分子複合層6の液晶8の液
晶分子8aが図5の(a)に示したようにランダムな方
向を向いている。
【0008】そのため、無電界時は、前記液晶/高分子
複合層6の高分子7と液晶8との屈折率の差が大きく、
前側から液晶セル1に入射した光が、液晶/高分子複合
層8の高分子7と液晶8との界面で図に矢線で示したよ
うに散乱され、その散乱光のうち、後方散乱光aが液晶
セル1の前側に出射して、その領域の表示が明表示にな
る。なお、前記液晶/高分子複合層6により散乱された
光のうち、前方散乱光bは、液晶セル1の後側に出射
し、光吸収層9により吸収される。
【0009】一方、電極4,5間に電圧を印加すると、
その電圧に応じた強さの電界が前記液晶/高分子複合層
6に印加され、その電界により液晶分子8aが基板2,
3面に対して立ち上がるように配向する。
【0010】そして、図5の(b)に示したように、液
晶分子8aが基板2,3面に対してほぼ垂直に配向する
と、高分子7と液晶8との屈折率がほぼ同じになり、前
側から液晶セル1に入射した光が、図に矢線で示したよ
うに、液晶/高分子複合層6をほとんど散乱されること
なく透過して液晶セル1の後側に出射し、その光が光吸
収層9により吸収されて、その領域の表示が暗表示にな
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の高分子
分散型液晶表示素子は、無電界時の出射光が、液晶/高
分子複合層6により散乱された光のうちの後方散乱光a
であり、前方散乱光bは液晶セル1の後側に出射して光
吸収層9により吸収されるため、表示の明るさが充分で
ない。
【0012】この発明は、明表示を充分に明るくするこ
とができる高分子分散型液晶表示素子を提供することを
目的としたものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明の高分子分散型
液晶表示素子は、表示の観察側である前側の基板とこの
前側基板に対向する後側基板との内面にそれぞれ電極が
設けられ、これらの基板間に、高分子中に液晶が分散さ
れた液晶/高分子複合層が設けられるとともに、前記前
側および後側基板の少なくとも一方の基板の内面に光散
乱手段が設けられた液晶セルと、前記液晶セルの後側に
配置された光吸収層とを備えたことを特徴とするもので
ある。
【0014】この高分子分散型液晶表示素子によれば、
無電界時に、液晶/高分子複合層だけでなく、少なくと
も一方の基板の内面に設けられた光散乱手段によっても
光を散乱させることができ、したがって、無電界時の出
射光を多くし、明表示を充分に明るくすることができ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】この発明の高分子分散型液晶表示
素子は、上記のように、液晶セルの少なくとも一方の基
板の内面に光散乱手段を設け、無電界時に、液晶/高分
子複合層だけでなく、前記光散乱手段によっても光を散
乱させるようにすることにより、無電界時の出射光を多
くし、明表示を充分に明るくしたものである。
【0016】この発明の高分子分散型液晶表示素子にお
いて、前記光散乱手段は、前記液晶/高分子複合層の液
晶分子がランダムな方向を向いているときの液晶の屈折
率との差よりも、前記液晶/高分子複合層の液晶分子が
基板面に対してほぼ垂直に配向したときの液晶の屈折率
との差が小さい屈折率を有する透明材料により形成する
のが好ましい。
【0017】また、前記光散乱手段は、前記基板の内面
に前記電極を覆って、表面が凹凸面に形成された透明膜
を設けるか、あるいは、前記基板の内面に設けられた電
極の表面を凹凸面に形成することにより構成するのが好
ましい。
【0018】
【実施例】図1は、この発明の第1の実施例を示す高分
子分散型液晶表示素子の一部分の断面図である。
【0019】この実施例の液晶表示素子は、表示の観察
側である前側の透明基板12とこの前側基板12に対向
する後側の透明基板13との内面にそれぞれ透明電極1
4,15が設けられ、これらの基板12,13間に液晶
/高分子複合層16が設けられるとともに、一方の基
板、例えば後側基板13の内面に光散乱手段19aが設
けられた液晶セル11と、前記液晶セル11の後側に配
置された光吸収層21とを備えている。
【0020】なお、前記液晶セル11は、例えば単純マ
トリックス型のものであり、図1において、後側基板1
3に設けられた電極15は、行方向(図1において左右
方向)に沿わせて互いに平行に形成された複数の走査電
極、前側基板12に設けられた電極14は、列方向(図
1において紙面に垂直な方向)に沿わせて互いに平行に
形成された複数の信号電極である。
【0021】また、前記前側基板12と後側基板13
は、その周縁部において図示しない枠状のシール材を介
して接合されており、液晶/高分子複合層18は、前記
シール材で囲まれた領域の全域に設けられている。
【0022】前記液晶/高分子複合層16は、透明な高
分子17中に液晶18を分散させたものであり、この液
晶/高分子複合層16は、スポンジのような断面をもつ
ようにポリマー化した高分子17の各空隙部にそれぞれ
液晶18が閉じ込められた構造をなしている。なお、こ
の実施例では、前記液晶18としてネマティック液晶を
用いている。図において18aは液晶分子を示してい
る。
【0023】また、前記後側基板13の内面の前記光散
乱手段19aは、前記後側基板13の内面上に、この後
側基板13の内面に形成された電極15を覆って設けら
れた透明膜20からなっており、その表面全体が微小な
凹凸が連続する凹凸面に形成されている。
【0024】前記透明膜20は、前記液晶/高分子複合
層16の液晶分子18aがランダムな方向を向いている
とき(無電界時)の液晶18の屈折率との差よりも、前
記液晶/高分子複合層18の液晶分子18aが基板1
2,13面に対してほぼ垂直に立上がり配向したとき
(電界印加時)の液晶18の屈折率との差が小さく、好
ましくは実質的に等しく、且つ後側基板13の屈折率と
の差も小さく、好ましくは実質的に等しい屈折率を有す
る透明材料、例えば高分子材料により形成されており、
その表面が、粗面化エッチング処理等により凹凸面に形
成されている。
【0025】なお、前記高分子材料は、導電性材料でも
絶縁性材料でもよく、前記透明膜20を導電性材料によ
り形成する場合は、隣り合う走査電極15の短絡を防ぐ
ために、前記透明膜20を複数の走査電極15毎に分割
して前記走査電極15上にそれぞれ設け、前記透明膜2
0を絶縁性材料により形成する場合は、この透明膜20
を、前記図示しない枠状のシール材により囲まれた領域
全体にわたって設ければよい。
【0026】また、前記液晶セル1の後側に配置された
光吸収層21は、例えば黒色顔料が添加された黒色の吸
収層であり、図では光吸収層21を液晶セル1の後面か
ら離間させて示しているが、この光吸収層21は、前記
液晶セル1の後面(後側基板13の外面)に貼付けられ
ている。
【0027】この実施例の高分子分散型液晶表示素子
は、上記のように、後側基板13の内面に光散乱手段と
して表面が凹凸面に形成された透明膜20を設けたもの
であるため、無電界時に、液晶/高分子複合層16だけ
でなく、前記透明膜20によっても光を散乱させること
ができる。
【0028】すなわち、液晶セル11の電極14,15
間に電圧を印加しない無電界時は、液晶/高分子複合層
16の液晶18の液晶分子18aは、図のようにランダ
ムな方向を向いているため、高分子17と液晶18との
屈折率の差が大きい。
【0029】そのため、無電界時は、前側から液晶セル
11に入射した光が、前記液晶/高分子複合層16の高
分子17と液晶18との界面で図に矢線で示したように
散乱され、その散乱光のうち、後方散乱光a1が液晶セ
ル11の前側に出射する。
【0030】一方、前記液晶/高分子複合層16により
散乱された光のうち、前方散乱光b1は、液晶セル11
の後側基板13の内面に設けられた透明膜20に入射す
る。
【0031】そして、無電界時(液晶/高分子複合層1
6の液晶分子18aがランダムな方向を向いていると
き)は、液晶/高分子複合層16の液晶18の屈折率と
前記透明膜20の屈折率との差が大きいため、前記透明
膜20に入射した前方散乱光b1が、前記透明膜20の
表面の凹凸面と液晶/高分子複合層16との界面で散乱
され、その散乱光のうちの後方散乱光a2が、前記液晶
/高分子複合層16により再び散乱されて、その光のう
ち、前側に向う散乱光が液晶11の前側に出射する。
【0032】なお、前記透明膜20の表面の凹凸面と液
晶/高分子複合層16との界面で散乱された光のうち、
前方散乱光b2は、液晶セル11の後側に出射し、光吸
収層21により吸収される。
【0033】このように、無電界時は、前側から液晶セ
ル11に入射して液晶/高分子複合層16により散乱さ
れた光のうちの後方散乱光a1が液晶セル11の前側に
出射するとともに、前記液晶/高分子複合層16により
散乱された光のうちの前方散乱光b1が、前記透明膜2
0の表面の凹凸面と液晶/高分子複合層16との界面で
散乱され、その散乱光のうちの後方散乱光a2の一部
(液晶/高分子複合層16により再び散乱された光のう
ちの前側に向う散乱光)が液晶セル11の前側に出射す
る。
【0034】そのため、この液晶表示素子によれば、無
電界時の出射光を多くし、明表示を充分に明るくするこ
とができる。
【0035】次に、電界印加時について説明すると、前
記液晶/高分子複合層16の液晶18の液晶分子18a
は、液晶セル11の電極14,15間に印加される電圧
に応じた強さの電界により基板12,13面に対して立
ち上がるように配向する。
【0036】そして、液晶分子18aが基板12,13
面に対してほぼ垂直に配向すると、液晶/高分子複合層
16の高分子17と液晶18の屈折率がほぼ同じになる
ため、前側から液晶セル11に入射した光が、前記液晶
/高分子複合層16をほとんど散乱されることなく透過
する。
【0037】このときも、前記液晶/高分子複合層16
を透過した光は、液晶セル11の後側基板13の内面に
設けられた前記透明膜20に入射するが、前記液晶/高
分子複合層16の液晶分子18aが基板12,13面に
対してほぼ垂直に配向したときの液晶18の屈折率と前
記透明膜20の屈折率との差は小さいため、前記液晶/
高分子複合層16を透過して前記透明膜20に入射した
光は、そのほとんどが、前記透明膜20の表面の凹凸面
と液晶/高分子複合層16との界面で散乱されることな
く前記透明膜20を透過して液晶セル1の後側に出射
し、その光が光吸収層21により吸収されて、その領域
の表示が暗表示になる。
【0038】したがって、この液晶表示素子によれば、
上記のように、無電界時の明表示を充分に明るくすると
ともに、電界印加時の暗表示の暗さも充分に暗くし、明
るく、しかもコントラストの良い表示を得ることができ
る。
【0039】なお、前側から入射する外光は白色光であ
るため、前記明表示は白色の表示であり、また、この実
施例では前記光吸収層21を黒色の吸収層としているた
め、前記暗表示は黒の表示である。
【0040】なお、上記実施例では、液晶セル11の後
側基板13の内面に、表面を凹凸面に形成された透明膜
20からなる光拡散手段19aを設けているが、前記透
明膜20からなる光拡散手段19aは、液晶セル11前
側基板12の内面に設けてもよく、その場合も、前記透
明膜20を、液晶/高分子複合層16の液晶分子18a
がランダムな方向を向いているときの液晶18の屈折率
との差よりも、前記液晶/高分子複合層16の液晶分子
18aが基板12,13面に対してほぼ垂直に配向した
ときの液晶18の屈折率との差が小さい(好ましくは実
質的に等しく)、且つ前側基板12の屈折率との差も小
さい(好ましくは実質的に等しい)透明材料で形成する
ことにより、無電界時の明表示を充分に明るくするとと
もに、電界印加時の暗表示の暗さも充分に暗くし、明る
く、しかもコントラストの良い表示を得ることができ
る。
【0041】さらに、前記光拡散手段19aは、図2に
示した第2の実施例のように、前側基板12と後側基板
13の両方の内面に設けてもよく、このような構成とす
ることにより、無電界時の明表示をさらに明るくするこ
とができる。
【0042】図4はこの発明の第3の実施例を示す高分
子分散型液晶表示素子の一部分の断面図であり、この液
晶表示素子は、液晶セル11の一方の基板、例えば後側
基板13の内面に設けられた透明電極15の表面を凹凸
面に形成し、この電極15により光散乱手段19bを構
成したものである。
【0043】なお、前記液晶セル11の前側および後側
基板12,13の内面の透明電極14,15はそれぞ
れ、ITO膜等の透明導電材料により、0.5μm〜1
μm程度の極く薄い膜厚に形成されるため、前記電極1
5の表面を表面粗さの大きい凹凸面に形成することは難
しい。
【0044】そのため、この実施例では、図4に示した
ように、ガラス等からなる前記後側基板13の内面を粗
面化エッチング等により微小な凹凸が連続する凹凸面に
形成し、その上に前記透明導電材料をスパッタ装置等に
より成膜することにより、表面を微小な凹凸が連続する
凹凸面とした電極15を形成している。
【0045】また、前記電極15は、前記液晶/高分子
複合層16の液晶分子18aがランダムな方向を向いて
いるとき(無電界時)の液晶18の屈折率との差より
も、前記液晶/高分子複合層18の液晶分子18aが基
板12,13面に対してほぼ垂直に立上がり配向したと
き(電界印加時)の液晶18の屈折率との差が小さい
(好ましくは実質的に等しい)屈折率を有する透明導電
材料により形成されている。
【0046】なお、この実施例の液晶表示素子は、液晶
セル11の後側基板13の内面を凹凸面に形成すること
により、この後側基板13の内面に、表面を凹凸面とし
た透明電極15を形成して光散乱手段19bを構成した
ものであるが、他の構成は上述した第1の実施例の液晶
表示素子と同じであるから、重複する説明は図に同符号
を付して省略する。
【0047】この実施例の液晶表示素子は、液晶セル1
1の後側基板13の内面に、この後側基板13の内面に
設けられ、表面を凹凸面に形成された電極15からなる
光散乱手段19aを設けたものであるため、無電界時
に、液晶/高分子複合層16だけでなく、前記後側基板
13の内面の電極15によっても光を散乱させることが
できる。
【0048】すなわち、液晶セル11の電極14,15
間に電圧を印加しない無電界時は、前側から液晶セル1
1に入射した光が、図に矢線で示したように前記液晶/
高分子複合層16の高分子17と液晶18との界面で散
乱され、その散乱光のうち、後方散乱光a1が液晶セル
11の前側に出射し、前方散乱光b1は、液晶セル11
の後側基板13の内面の電極15に入射する。
【0049】そして、無電界時(液晶/高分子複合層1
6の液晶分子18aがランダムな方向を向いていると
き)は、液晶/高分子複合層16の液晶18の屈折率と
前記電極15の屈折率との差が大きいため、前記電極1
5に入射した前方散乱光b1が、前記電極15の表面の
凹凸面と液晶/高分子複合層16との界面で散乱され、
その散乱光のうちの後方散乱光a2が、前記液晶/高分
子複合層16により再び散乱されて、その光のうち、前
側に向う散乱光が液晶11の前側に出射する。
【0050】なお、前記電極15の表面の凹凸面と液晶
/高分子複合層16との界面で散乱された光のうち、前
方散乱光b2は、液晶セル11の後側に出射し、光吸収
層21により吸収される。
【0051】このように、無電界時は、前側から液晶セ
ル11に入射して液晶/高分子複合層16により散乱さ
れた光のうちの後方散乱光a1が液晶セル11の前側に
出射するとともに、前記液晶/高分子複合層16により
散乱された光のうちの前方散乱光b1が、前記透明膜2
0の表面の凹凸面と液晶/高分子複合層16との界面で
散乱され、その散乱光のうちの後方散乱光a2の一部
(液晶/高分子複合層16により再び散乱された光のう
ちの前側に向う散乱光)が液晶セル11の前側に出射す
る。
【0052】そのため、この液晶表示素子によれば、無
電界時の出射光を多くし、明表示を充分に明るくするこ
とができる。
【0053】また、電界印加時(液晶/高分子複合層1
6の液晶18の液晶分子18aが基板12,13面に対
してほぼ垂直に配向したとき)は、前側から液晶セル1
1に入射した光が、前記液晶/高分子複合層16をほと
んど散乱されることなく透過し、その光が後側基板13
の内面の電極15に入射するが、前記液晶/高分子複合
層16の液晶分子18aが基板12,13面に対してほ
ぼ垂直に配向したときの液晶18の屈折率と前記電極1
5の屈折率との差は小さいため、前記液晶/高分子複合
層16を透過して前記電極15に入射した光は、そのほ
とんどが、前記電極15の表面の凹凸面と液晶/高分子
複合層16との界面で散乱されることなく前記電極15
を透過して液晶セル1の後側に出射し、その光が光吸収
層21により吸収されて、その領域の表示が暗表示にな
る。
【0054】したがって、この液晶表示素子によれば、
上記のように、無電界時の明表示を充分に明るくすると
ともに、電界印加時の暗表示の暗さも充分に暗くし、明
るく、しかもコントラストの良い表示を得ることができ
る。
【0055】なお、この実施例では、液晶セル11の後
側基板13の内面に設けられた電極15の表面を凹凸面
に形成することにより、前記後側基板13の内面に光拡
散手段19bを設けているが、前記光拡散手段19b
は、液晶セル11の前側基板12の内面に設けられた電
極14の表面を凹凸面とすることにより、この前側基板
12の内面に設けてもよく、その場合も、前記電極14
を、液晶/高分子複合層16の液晶分子18aがランダ
ムな方向を向いているときの液晶18の屈折率との差よ
りも、前記液晶/高分子複合層16の液晶分子18aが
基板12,13面に対してほぼ垂直に配向したときの液
晶18の屈折率との差が小さい(好ましくは実質的に等
しい)屈折率を有する導電材料で形成することにより、
無電界時の明表示を充分に明るくするとともに、電界印
加時の暗表示の暗さも充分に暗くし、明るく、しかもコ
ントラストの良い表示を得ることができる。
【0056】さらに、前記光拡散手段19bは、図4に
示した第4の実施例のように、前側基板12と後側基板
13の両方の内面に設けてもよく、このような構成とす
ることにより、無電界時の明表示をさらに明るくするこ
とができる。
【0057】なお、上述した第1〜第4の実施例では、
光吸収層21として黒色の吸収層を備えているが、前記
光吸収層21は黒色に限らず、可視光帯域のうちの任意
の波長帯域の波長光を吸収する着色された吸収層でもよ
く、その場合は、暗表示を着色吸収層の色で表示するこ
とができる。
【0058】また、この発明は単純マトリックス型の液
晶セルに限らず、アクティブマトリックス型の液晶セル
を備えた高分子分散型高分子分散型液晶表示素子にも適
用することができる。
【0059】
【発明の効果】この発明の高分子分散型液晶表示素子
は、液晶セルの少なくとも一方の基板の内面に光散乱手
段を設け、無電界時に、液晶/高分子複合層だけでな
く、前記光散乱手段によっても光を散乱させるようにし
たものであるため、無電界時の出射光を多くし、明表示
を充分に明るくすることができる。
【0060】この発明の高分子分散型液晶表示素子にお
いて、前記光散乱手段は、前記液晶/高分子複合層の液
晶分子がランダムな方向を向いているときの液晶の屈折
率との差がよりも、前記液晶/高分子複合層の液晶分子
が基板面に対してほぼ垂直に配向したときの液晶の屈折
率との差が小さい屈折率を有する透明材料により形成す
るのが好ましく、このようにすることにより、無電界時
の明表示を充分に明るくするとともに、電界印加時の暗
表示の暗さも充分に暗くし、明るく、しかもコントラス
トの良い表示を得ることができる。
【0061】また、前記光散乱手段は、前記基板の内面
に前記電極を覆って、表面が凹凸面に形成された透明膜
を設けるか、あるいは、前記基板の内面に設けられた電
極の表面を凹凸面に形成することにより構成するのが好
ましく、このようにすることにより、前記光散乱手段に
より光を散乱することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例を示す高分子分散型液
晶表示素子の一部分の断面図。
【図2】この発明の第2の実施例を示す高分子分散型液
晶表示素子の一部分の断面図。
【図3】この発明の第3の実施例を示す高分子分散型液
晶表示素子の一部分の断面図。
【図4】この発明の第4の実施例を示す高分子分散型液
晶表示素子の一部分の断面図。
【図5】従来の高分子分散型液晶表示素子の無電界状態
および電界印加状態における一部分の断面図。
【符号の説明】
11…液晶セル 12,13…基板 14,15…電極 16…液晶/高分子複合層 17…高分子 18…液晶 18a…液晶分子 19a、19b…光拡散手段 20…透明膜 21…光吸収層

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表示の観察側である前側の基板とこの前側
    基板に対向する後側基板との内面にそれぞれ電極が設け
    られ、これらの基板間に、高分子中に液晶が分散された
    液晶/高分子複合層が設けられるとともに、前記前側お
    よび後側基板の少なくとも一方の基板の内面に光散乱手
    段が設けられた液晶セルと、前記液晶セルの後側に配置
    された光吸収層とを備えたことを特徴とする高分子分散
    型液晶表示素子。
  2. 【請求項2】光散乱手段は、液晶/高分子複合層の液晶
    分子がランダムな方向を向いているときの液晶の屈折率
    との差よりも、前記液晶/高分子複合層の液晶分子が基
    板面に対してほぼ垂直に配向したときの液晶の屈折率と
    の差が小さい屈折率を有する透明材料からなっているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の高分子分散型液晶表示
    素子。
  3. 【請求項3】光散乱手段は、基板の内面に電極を覆って
    設けられ、表面が凹凸面に形成された透明膜からなって
    いることを特徴とする請求項1または2に記載の高分子
    分散型液晶表示素子。
  4. 【請求項4】光散乱手段は、基板の内面に設けられた電
    極からなっており、その電極の表面が凹凸面に形成され
    ていることを特徴とする請求項1または2に記載の高分
    子分散型液晶表示素子。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007041430A (ja) * 2005-08-05 2007-02-15 Sony Corp 液晶表示装置
JP2020134575A (ja) * 2019-02-14 2020-08-31 凸版印刷株式会社 調光体

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