JP2002212358A - 容器用ポリプロピレン樹脂組成物、容器の製造方法、および容器 - Google Patents
容器用ポリプロピレン樹脂組成物、容器の製造方法、および容器Info
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- JP2002212358A JP2002212358A JP2001012263A JP2001012263A JP2002212358A JP 2002212358 A JP2002212358 A JP 2002212358A JP 2001012263 A JP2001012263 A JP 2001012263A JP 2001012263 A JP2001012263 A JP 2001012263A JP 2002212358 A JP2002212358 A JP 2002212358A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 透明性と低温耐衝撃性に優れた容
器の製造に好適なポリプロピレン樹脂組成物を提供する
こと。 【解決手段】 プロピレン重合体70〜90重量
%と、エチレンと炭素数6〜20のα−オレフィンとの
共重合体10〜30重量%とから構成される容器用ポリ
プロピレン樹脂組成物である。その共重合体としては、
エチレン・1−ヘキセンまたはエチレン・1−オクテン
共重合体が好ましい。さらに、その共重合体は、密度が
0.890〜0.915の共重合体と密度が0.865
以上でかつ0.890未満の共重合体との組成物にして
使用することもできる。
器の製造に好適なポリプロピレン樹脂組成物を提供する
こと。 【解決手段】 プロピレン重合体70〜90重量
%と、エチレンと炭素数6〜20のα−オレフィンとの
共重合体10〜30重量%とから構成される容器用ポリ
プロピレン樹脂組成物である。その共重合体としては、
エチレン・1−ヘキセンまたはエチレン・1−オクテン
共重合体が好ましい。さらに、その共重合体は、密度が
0.890〜0.915の共重合体と密度が0.865
以上でかつ0.890未満の共重合体との組成物にして
使用することもできる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、透明性および低温
耐衝撃性に優れたポリプロピレン樹脂製容器を製造する
に適した樹脂組成物、それを用いたポリプロピレン樹脂
製容器の製造方法、および得られたポリプロピレン樹脂
製容器に関する。
耐衝撃性に優れたポリプロピレン樹脂製容器を製造する
に適した樹脂組成物、それを用いたポリプロピレン樹脂
製容器の製造方法、および得られたポリプロピレン樹脂
製容器に関する。
【0002】
【発明の技術的背景】ポリプロピレン樹脂製の容器は軽
量で、かつ耐薬品性、透明性に優れていることから、食
品・トイレタリー・洗剤・医療用途向けの容器として使
用されている。その製造方法には、主に2種類の方法が
あって、第1の方法は、ポリプロピレン樹脂を溶融して
パリソンを直接押出し、金型内で溶融状態のパリソンに
加圧流体を圧入して賦型するダイレクトブロー成形法で
ある。第2の方法は、ポリプロピレン樹脂から一旦プリ
フォームを成形し、その後そのプリフォームを再加熱し
て軟化状態とし、そこでまず縦方向に延伸し、次いでプ
リフォーム内に加圧流体を圧入して賦型する射出ブロー
成形法であって、この方法によって二軸延伸ブロー容器
が製造される。
量で、かつ耐薬品性、透明性に優れていることから、食
品・トイレタリー・洗剤・医療用途向けの容器として使
用されている。その製造方法には、主に2種類の方法が
あって、第1の方法は、ポリプロピレン樹脂を溶融して
パリソンを直接押出し、金型内で溶融状態のパリソンに
加圧流体を圧入して賦型するダイレクトブロー成形法で
ある。第2の方法は、ポリプロピレン樹脂から一旦プリ
フォームを成形し、その後そのプリフォームを再加熱し
て軟化状態とし、そこでまず縦方向に延伸し、次いでプ
リフォーム内に加圧流体を圧入して賦型する射出ブロー
成形法であって、この方法によって二軸延伸ブロー容器
が製造される。
【0003】ブロー成形用樹脂の観点に立った時、ポリ
プロピレン樹脂はメルトテンションが低いことからダイ
レクトブロー成形法にはあまり適していない。また、射
出ブロー成形法においても、ポリプロピレン樹脂は結晶
化しやすいため、プリフォームを均一延伸しにくく、好
ましい成形適性を有しているとは言い難い。このような
理由から、ブロー用途向けのポリプロピレン樹脂には、
一層の物性改良が求められていた。
プロピレン樹脂はメルトテンションが低いことからダイ
レクトブロー成形法にはあまり適していない。また、射
出ブロー成形法においても、ポリプロピレン樹脂は結晶
化しやすいため、プリフォームを均一延伸しにくく、好
ましい成形適性を有しているとは言い難い。このような
理由から、ブロー用途向けのポリプロピレン樹脂には、
一層の物性改良が求められていた。
【0004】またダイレクトブロー成形法で製造したポ
リプロピレン樹脂製容器は、その透明性が十分ではない
ことから、近年、高い透明性が期待される射出ブロー成
形法によるポリプロピレン樹脂製容器の開発へと進んで
いる。その射出ブロー成形用樹脂には高い透明性が得ら
れるプロピレン・エチレンランダム共重合体が多く使わ
れているが、低温での耐衝撃性は十分でない。
リプロピレン樹脂製容器は、その透明性が十分ではない
ことから、近年、高い透明性が期待される射出ブロー成
形法によるポリプロピレン樹脂製容器の開発へと進んで
いる。その射出ブロー成形用樹脂には高い透明性が得ら
れるプロピレン・エチレンランダム共重合体が多く使わ
れているが、低温での耐衝撃性は十分でない。
【0005】低温耐衝撃性を改善するために、射出成形
分野ではゴム成分を含むポリプロピレン樹脂、いわゆる
プロピレン・エチレンブロック共重合体が多く採用され
ている。その樹脂をそのまま射出ブロー成形に利用する
と、射出成形の工程で樹脂の結晶化が進行し、かつまた
海−島構造の界面で剥離が発生し、それらに起因する光
散乱で透明性が低下すると共に白化した容器になってし
まう。さらにまた、内容物を高温充填できるように、容
器の耐熱性を一層高めるニーズも強くなっている。
分野ではゴム成分を含むポリプロピレン樹脂、いわゆる
プロピレン・エチレンブロック共重合体が多く採用され
ている。その樹脂をそのまま射出ブロー成形に利用する
と、射出成形の工程で樹脂の結晶化が進行し、かつまた
海−島構造の界面で剥離が発生し、それらに起因する光
散乱で透明性が低下すると共に白化した容器になってし
まう。さらにまた、内容物を高温充填できるように、容
器の耐熱性を一層高めるニーズも強くなっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、透明
性と低温耐衝撃性に優れた容器の製造に好適なポリプロ
ピレン樹脂組成物の提供を目的にする。さらに本発明
は、そのようなポリプロピレン樹脂組成物を用いて透明
性と低温耐衝撃性に優れた容器の製造方法およびそのよ
うにして得られた容器の提供を目的にする。
性と低温耐衝撃性に優れた容器の製造に好適なポリプロ
ピレン樹脂組成物の提供を目的にする。さらに本発明
は、そのようなポリプロピレン樹脂組成物を用いて透明
性と低温耐衝撃性に優れた容器の製造方法およびそのよ
うにして得られた容器の提供を目的にする。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、プロ
ピレン重合体(A)70〜90重量%と、エチレンと炭
素数6〜20のα−オレフィンとの共重合体(B)10
〜30重量%とから構成される容器用ポリプロピレン樹
脂組成物に関する。ここで、エチレン・α−オレフィン
共重合体(B)は、エチレン・1−ヘキセン共重合体ま
たはエチレン・1−オクテン共重合体が好ましい。
ピレン重合体(A)70〜90重量%と、エチレンと炭
素数6〜20のα−オレフィンとの共重合体(B)10
〜30重量%とから構成される容器用ポリプロピレン樹
脂組成物に関する。ここで、エチレン・α−オレフィン
共重合体(B)は、エチレン・1−ヘキセン共重合体ま
たはエチレン・1−オクテン共重合体が好ましい。
【0008】前記のエチレン・α−オレフィン共重合体
(B)は、(B−1)メルトフローレート(190℃)
が0.5〜40(g/10分)であり、かつ密度が0.
890〜0.915(g/cm3)のエチレン・α−オ
レフィン共重合体30〜90重量%と、(B−2)メル
トフローレート(190℃)が0.5〜40(g/10
分)であり、かつ密度が0.865以上でかつ0.89
0未満(g/cm3)のエチレン・α−オレフィン共重
合体10〜70重量%とから構成された組成物であるこ
とが望ましい。
(B)は、(B−1)メルトフローレート(190℃)
が0.5〜40(g/10分)であり、かつ密度が0.
890〜0.915(g/cm3)のエチレン・α−オ
レフィン共重合体30〜90重量%と、(B−2)メル
トフローレート(190℃)が0.5〜40(g/10
分)であり、かつ密度が0.865以上でかつ0.89
0未満(g/cm3)のエチレン・α−オレフィン共重
合体10〜70重量%とから構成された組成物であるこ
とが望ましい。
【0009】この樹脂組成物には、さらに造核剤が組成
物100重量部当たり0.05〜0.5重量部含有して
いることが望ましく、好ましい造核剤として次式(1)
および/または(2)で表される有機リン酸エステル系
化合物を挙げることができる。
物100重量部当たり0.05〜0.5重量部含有して
いることが望ましく、好ましい造核剤として次式(1)
および/または(2)で表される有機リン酸エステル系
化合物を挙げることができる。
【0010】
【化4】
【0011】
【化5】
【0012】ここで、R1は炭素数1〜10の2価炭化
水素基であり、R2およびR3は水素または炭素数1〜
10の炭化水素基であって、R2とR3は同じであって
も異なっていてもよく、Mは1〜3価の金属原子であ
り、nは1〜3の整数であり、mは1または2である。
水素基であり、R2およびR3は水素または炭素数1〜
10の炭化水素基であって、R2とR3は同じであって
も異なっていてもよく、Mは1〜3価の金属原子であ
り、nは1〜3の整数であり、mは1または2である。
【0013】また、本発明は、前記のポリプロピレン樹
脂組成物をまず樹脂温度200〜250℃で5〜20℃
に調整された金型中へ射出成形し、そこで1.0〜3.
0秒間冷却してプリフォームを形成し、その後直ちに延
伸ロッドを用いて縦方向へと延伸配向し、さらにブロー
成形によって横方向へと延伸配向させるポリプロピレン
樹脂製容器の製造方法に関する。
脂組成物をまず樹脂温度200〜250℃で5〜20℃
に調整された金型中へ射出成形し、そこで1.0〜3.
0秒間冷却してプリフォームを形成し、その後直ちに延
伸ロッドを用いて縦方向へと延伸配向し、さらにブロー
成形によって横方向へと延伸配向させるポリプロピレン
樹脂製容器の製造方法に関する。
【0014】さらに、本発明は、前記のポリプロピレン
樹脂組成物から形成されかつ胴部壁厚が0.1〜2mm
のポリプロピレン樹脂製容器であって、その胴部縦方向
および横方向の引張降伏点強度が22MPa以上、胴部
の壁厚0.5mmにおけるヘイズが20%以下、さらに
−10℃におけるデュポン衝撃強度が0.5J以上であ
るポリプロピレン樹脂製容器に関する。
樹脂組成物から形成されかつ胴部壁厚が0.1〜2mm
のポリプロピレン樹脂製容器であって、その胴部縦方向
および横方向の引張降伏点強度が22MPa以上、胴部
の壁厚0.5mmにおけるヘイズが20%以下、さらに
−10℃におけるデュポン衝撃強度が0.5J以上であ
るポリプロピレン樹脂製容器に関する。
【0015】
【発明の具体的説明】次に本発明に係わる樹脂組成物、
容器の製造方法、成形された容器、およびそれらを構成
する各要素について具体的に説明する。
容器の製造方法、成形された容器、およびそれらを構成
する各要素について具体的に説明する。
【0016】プロピレン重合体(A) 本発明で使用可能なプロピレン重合体は、プロピレン単
独重合体であってもよいし、プロピレンとα−オレフィ
ンとのランダム共重合体であってもよい。α−オレフィ
ンとしては、プロピレン以外の炭素数2〜10のオレフ
ィンが使用でき、例えば、エチレン、1−ブテン、4−
メチル−1−ペンテン、1−ヘキセン、1−オクテンを
挙げることができ、中でもエチレンが好ましい。共重合
体中のα−オレフィン含量は、ポリプロピレン樹脂組成
物の機械的強度低下をまねかない範囲内であれば制限さ
れず、通常10重量%未満が好ましい。
独重合体であってもよいし、プロピレンとα−オレフィ
ンとのランダム共重合体であってもよい。α−オレフィ
ンとしては、プロピレン以外の炭素数2〜10のオレフ
ィンが使用でき、例えば、エチレン、1−ブテン、4−
メチル−1−ペンテン、1−ヘキセン、1−オクテンを
挙げることができ、中でもエチレンが好ましい。共重合
体中のα−オレフィン含量は、ポリプロピレン樹脂組成
物の機械的強度低下をまねかない範囲内であれば制限さ
れず、通常10重量%未満が好ましい。
【0017】このプロピレン重合体は、ASTM D−
1238に準拠し、230℃、2.16kg荷重下で測
定されるメルトフローレート(MFR)値が、8〜80
(g/10分)、好ましくは10〜70(g/10
分)、特に好ましくは20〜60(g/10分)の範囲
が望ましい。また、13C−NMRで測定したアイソタ
クチックペンタッド分率が、通常90%以上、好ましく
は94〜99%である。メルトフローレート値およびア
イソタクチックペンタッド分率が前記の範囲内にある
と、樹脂の流動性(成形性)および機械的強度のバラン
スが良好になり、見映えの良い外観を持った容器を得る
ことができる。
1238に準拠し、230℃、2.16kg荷重下で測
定されるメルトフローレート(MFR)値が、8〜80
(g/10分)、好ましくは10〜70(g/10
分)、特に好ましくは20〜60(g/10分)の範囲
が望ましい。また、13C−NMRで測定したアイソタ
クチックペンタッド分率が、通常90%以上、好ましく
は94〜99%である。メルトフローレート値およびア
イソタクチックペンタッド分率が前記の範囲内にある
と、樹脂の流動性(成形性)および機械的強度のバラン
スが良好になり、見映えの良い外観を持った容器を得る
ことができる。
【0018】このアイソタクチックペンタッド分率(m
mmm)は、13C−NMRを使用して測定されるポリ
プロピレン分子鎖中のペンタッド単位でのアイソタクチ
ック連鎖の存在割合を示している。具体的には、プロピ
レン単位で5個連続してメソ結合した連鎖の中心にある
メチル基に由来する吸収強度(Pmmmm)のプロピレ
ン単位の全メチル基に由来する吸収強度(Pw)に対す
る比、すなわち次式 {(Pmmmm)/(Pw)}×100 (%) から求められる値である。
mmm)は、13C−NMRを使用して測定されるポリ
プロピレン分子鎖中のペンタッド単位でのアイソタクチ
ック連鎖の存在割合を示している。具体的には、プロピ
レン単位で5個連続してメソ結合した連鎖の中心にある
メチル基に由来する吸収強度(Pmmmm)のプロピレ
ン単位の全メチル基に由来する吸収強度(Pw)に対す
る比、すなわち次式 {(Pmmmm)/(Pw)}×100 (%) から求められる値である。
【0019】このようなプロピレン重合体は、チタン系
またはジルコニウム系などの遷移金属化合物成分、有機
アルミニウム化合物成分、必要に応じて電子供与体、担
体等を含む立体規則性オレフィン重合触媒の存在下に、
プロピレンを重合させ、必要に応じて他のα−オレフィ
ンの共存下で共重合させることによって製造することが
できる。
またはジルコニウム系などの遷移金属化合物成分、有機
アルミニウム化合物成分、必要に応じて電子供与体、担
体等を含む立体規則性オレフィン重合触媒の存在下に、
プロピレンを重合させ、必要に応じて他のα−オレフィ
ンの共存下で共重合させることによって製造することが
できる。
【0020】エチレン・α−オレフィン共重合体(B) エチレン・α−オレフィン共重合体は、エチレンと炭素
数6〜20のα−オレフィンとの共重合体であって、α
−オレフィンとしては、1−ヘキセン、1−ヘプテン、
1−オクテン、1−デセン等を例示できる。α−オレフ
ィンの含量は、通常3〜20、好ましくは5〜15重量
%である。ここで、炭素数6〜20のα−オレフィンが
前記の範囲内でコモノマーとして含有されていると、そ
の共重合体はゴム的な性質を示してくる。その内、好ま
しい共重合体は、エチレン・1−ヘキセン共重合体また
はエチレン・1−オクテン共重合体である。
数6〜20のα−オレフィンとの共重合体であって、α
−オレフィンとしては、1−ヘキセン、1−ヘプテン、
1−オクテン、1−デセン等を例示できる。α−オレフ
ィンの含量は、通常3〜20、好ましくは5〜15重量
%である。ここで、炭素数6〜20のα−オレフィンが
前記の範囲内でコモノマーとして含有されていると、そ
の共重合体はゴム的な性質を示してくる。その内、好ま
しい共重合体は、エチレン・1−ヘキセン共重合体また
はエチレン・1−オクテン共重合体である。
【0021】この共重合体は、ASTM D−1238
に準拠し、190℃、2.16kg荷重下で測定したメ
ルトフローレート値が、0.5〜40、好ましくは1〜
30(g/10分)である。また、ASTM D−15
05に準拠して測定した密度が、0.865〜0.91
5(g/cm3)の範囲にある。この範囲内にある共重
合体は、ゴム的な性質を保持したまま透明性を有してい
る。
に準拠し、190℃、2.16kg荷重下で測定したメ
ルトフローレート値が、0.5〜40、好ましくは1〜
30(g/10分)である。また、ASTM D−15
05に準拠して測定した密度が、0.865〜0.91
5(g/cm3)の範囲にある。この範囲内にある共重
合体は、ゴム的な性質を保持したまま透明性を有してい
る。
【0022】エチレン・α−オレフィン共重合体は、前
記の範囲内で1種類を使用してもよいし、2種類以上を
組み合わせて使用してもよい。後者の場合には、少なく
とも一方がエチレン・1−ヘキセン共重合体またはエチ
レン・1−オクテン共重合体であることが望ましい。
記の範囲内で1種類を使用してもよいし、2種類以上を
組み合わせて使用してもよい。後者の場合には、少なく
とも一方がエチレン・1−ヘキセン共重合体またはエチ
レン・1−オクテン共重合体であることが望ましい。
【0023】エチレン・α−オレフィン共重合体(B)
の好ましい態様は、前記範囲内にある2種類の共重合体
を組み合わせ、組成物として使用することである。次
に、その組成物についてより詳細に説明する。その2種
類の共重合体を(B−1)および(B−2)と表記する
と、各々は次の物性を有していることが望ましい。
の好ましい態様は、前記範囲内にある2種類の共重合体
を組み合わせ、組成物として使用することである。次
に、その組成物についてより詳細に説明する。その2種
類の共重合体を(B−1)および(B−2)と表記する
と、各々は次の物性を有していることが望ましい。
【0024】(B−1):メルトフローレート(190
℃)が0.5〜40(g/10分)、好ましくは1〜3
0(g/10分)であり、かつ密度が0.890〜0.
915(g/cm3)のエチレン・α−オレフィン共重
合体。
℃)が0.5〜40(g/10分)、好ましくは1〜3
0(g/10分)であり、かつ密度が0.890〜0.
915(g/cm3)のエチレン・α−オレフィン共重
合体。
【0025】(B−2):メルトフローレート(190
℃)が0.5〜40(g/10分)、好ましくは1〜3
0(g/10分)であり、かつ密度が0.865以上か
つ0.890未満、好ましくは0.865〜0.885
(g/cm3)のエチレン・α−オレフィン共重合体。
℃)が0.5〜40(g/10分)、好ましくは1〜3
0(g/10分)であり、かつ密度が0.865以上か
つ0.890未満、好ましくは0.865〜0.885
(g/cm3)のエチレン・α−オレフィン共重合体。
【0026】(B−1)と(B−2)との構成割合は、
次の範囲にあることが望ましい。 (B−1):30〜90重量%、好ましくは40〜80
重量%。 (B−2):10〜70重量%、好ましくは20〜60
重量%。 ここで、(B−1)と(B−2)との合計量は、100
重量%になる。両者の組成が前記の範囲内にあると、ポ
リプロピレン樹脂組成物は、透明性を維持したまま高い
低温耐衝撃性を示す。
次の範囲にあることが望ましい。 (B−1):30〜90重量%、好ましくは40〜80
重量%。 (B−2):10〜70重量%、好ましくは20〜60
重量%。 ここで、(B−1)と(B−2)との合計量は、100
重量%になる。両者の組成が前記の範囲内にあると、ポ
リプロピレン樹脂組成物は、透明性を維持したまま高い
低温耐衝撃性を示す。
【0027】このようなエチレン・α−オレフィン共重
合体は、オレフィンの立体規則性重合触媒を用いて、通
常の重合条件の下でエチレンとα−オレフィンとを共重
合させて製造することができる。特に、シクロペンタジ
エン骨格を有する化合物がジルコニウム金属等の遷移金
属に配位したメタロセン化合物と有機アルミニウムオキ
シ化合物等を含むメタロセン系触媒を用いて製造したエ
チレン・α−オレフィン共重合体は、分子量分布および
組成分布が狭いことから、容器用樹脂組成物の原料とし
て適している。
合体は、オレフィンの立体規則性重合触媒を用いて、通
常の重合条件の下でエチレンとα−オレフィンとを共重
合させて製造することができる。特に、シクロペンタジ
エン骨格を有する化合物がジルコニウム金属等の遷移金
属に配位したメタロセン化合物と有機アルミニウムオキ
シ化合物等を含むメタロセン系触媒を用いて製造したエ
チレン・α−オレフィン共重合体は、分子量分布および
組成分布が狭いことから、容器用樹脂組成物の原料とし
て適している。
【0028】造 核 剤 本発明に係わるポリプロピレン樹脂組成物には、透明性
と剛性とを向上させるためにさらに造核剤を含有させる
ことができる。そのような造核剤としては、有機リン酸
エステル系化合物、ソルビトール系化合物、ジカルボン
酸およびその金属塩、または分岐状オレフィン重合体を
用いることができ、その中でも有機リン酸エステル系化
合物が好ましい。次に、その各々の造核剤について説明
する。
と剛性とを向上させるためにさらに造核剤を含有させる
ことができる。そのような造核剤としては、有機リン酸
エステル系化合物、ソルビトール系化合物、ジカルボン
酸およびその金属塩、または分岐状オレフィン重合体を
用いることができ、その中でも有機リン酸エステル系化
合物が好ましい。次に、その各々の造核剤について説明
する。
【0029】(有機リン酸エステル系造核剤)本発明で
使用可能な有機リン酸エステル系造核剤は、次に示す一
般式(1)または(2)で表される化合物である。
使用可能な有機リン酸エステル系造核剤は、次に示す一
般式(1)または(2)で表される化合物である。
【化6】
【0030】
【化7】
【0031】前記の式中、R1は炭素数1〜10の2価
炭化水素基であり、R2およびR3は水素または炭素数
1〜10の1価炭化水素基であって、R2とR3は同じ
であっても異なっていてもよく、Mは1〜3価の金属原
子であり、nは1〜3の整数であり、mは1または2で
ある。
炭化水素基であり、R2およびR3は水素または炭素数
1〜10の1価炭化水素基であって、R2とR3は同じ
であっても異なっていてもよく、Mは1〜3価の金属原
子であり、nは1〜3の整数であり、mは1または2で
ある。
【0032】一般式(1)で表される化合物の具体例と
しては、ナトリウム−2,2’−メチレン−ビス(4,
6−ジ−t−ブチルフェニル)フォスフェ−ト、ナトリ
ウム−2,2’−エチリデン−ビス(4,6−ジ−t−
ブチルフェニル)フォスフェ−ト、リチウム−2,2’
−メチレン−ビス−(4,6−ジ−t−ブチルフェニ
ル)フォスフェ−ト、リチウム−2,2’−エチリデン
−ビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)フォスフェ
−ト、ナトリウム−2,2’−エチリデン−ビス(4−
i−プロピル−6−t−ブチルフェニル)フォスフェ−
ト、リチウム−2,2’−メチレン−ビス(4−メチル
−6−t−ブチルフェニル)フォスフェ−ト、リチウム
−2,2’−メチレン−ビス(4−エチル−6−t−ブ
チルフェニル)フォスフェ−ト、
しては、ナトリウム−2,2’−メチレン−ビス(4,
6−ジ−t−ブチルフェニル)フォスフェ−ト、ナトリ
ウム−2,2’−エチリデン−ビス(4,6−ジ−t−
ブチルフェニル)フォスフェ−ト、リチウム−2,2’
−メチレン−ビス−(4,6−ジ−t−ブチルフェニ
ル)フォスフェ−ト、リチウム−2,2’−エチリデン
−ビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)フォスフェ
−ト、ナトリウム−2,2’−エチリデン−ビス(4−
i−プロピル−6−t−ブチルフェニル)フォスフェ−
ト、リチウム−2,2’−メチレン−ビス(4−メチル
−6−t−ブチルフェニル)フォスフェ−ト、リチウム
−2,2’−メチレン−ビス(4−エチル−6−t−ブ
チルフェニル)フォスフェ−ト、
【0033】ナトリウム−2,2’−ブチリデン−ビス
(4,6−ジ−メチルフェニル)フォスフェ−ト、ナト
リウム−2,2’−ブチリデン−ビス(4,6−ジ−t
−ブチルフェニル)フォスフェ−ト、ナトリウム−2,
2’−t−オクチルメチレン−ビス(4,6−ジ−メチ
ルフェニル)フォスフェ−ト、ナトリウム−2,2’−
t−オクチルメチレン−ビス(4,6−ジ−t−ブチル
フェニル)フォスフェ−ト、カルシウム−ビス−(2,
2’−メチレン−ビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニ
ル)フォスフェ−ト)、マグネシウム−ビス[2,2’
−メチレン−ビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)
フォスフェ−ト]、バリウム−ビス[2,2’−メチレ
ン−ビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)フォスフ
ェ−ト]、ナトリウム−2,2’−メチレン−ビス(4
−メチル−6−t−ブチルフェニル)フォスフェ−ト、
ナトリウム−2,2’−メチレン−ビス(4−エチル−
6−t−ブチルフェニル)フォスフェ−ト、
(4,6−ジ−メチルフェニル)フォスフェ−ト、ナト
リウム−2,2’−ブチリデン−ビス(4,6−ジ−t
−ブチルフェニル)フォスフェ−ト、ナトリウム−2,
2’−t−オクチルメチレン−ビス(4,6−ジ−メチ
ルフェニル)フォスフェ−ト、ナトリウム−2,2’−
t−オクチルメチレン−ビス(4,6−ジ−t−ブチル
フェニル)フォスフェ−ト、カルシウム−ビス−(2,
2’−メチレン−ビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニ
ル)フォスフェ−ト)、マグネシウム−ビス[2,2’
−メチレン−ビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)
フォスフェ−ト]、バリウム−ビス[2,2’−メチレ
ン−ビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)フォスフ
ェ−ト]、ナトリウム−2,2’−メチレン−ビス(4
−メチル−6−t−ブチルフェニル)フォスフェ−ト、
ナトリウム−2,2’−メチレン−ビス(4−エチル−
6−t−ブチルフェニル)フォスフェ−ト、
【0034】ナトリウム−2,2’−エチリデン−ビス
(4−m−ブチル−6−t−ブチルフェニル)フォスフ
ェ−ト、ナトリウム−2,2’−メチレン−ビス(4,
6−ジ−メチルフェニル)フォスフェ−ト、ナトリウム
−2,2’−メチレン−ビス(4,6−ジ−エチルフェ
ニル)フォスフェ−ト、カリウム−2,2’−エチリデ
ン−ビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)フォスフ
ェ−ト、カルシウム−ビス[2,2’−エチリデン−ビ
ス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)フオスフェ−
ト]、マグネシウム−ビス[2,2’−エチリデン−ビ
ス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)フォスフェ−
ト]、バリウム−ビス[2,2’−エチリデン−ビス
(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)フォスフェ−
ト]、アルミニウム−トリス[2,2’−メチレン−ビ
ス(4,6−ジ−t−ブチルフェル)フォスフェ−ト]
およびアルミニウム−トリス[2,2’−エチリデン−
ビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)フォスフェ−
ト]、およびこれらの2種以上の混合物を例示すること
ができる。
(4−m−ブチル−6−t−ブチルフェニル)フォスフ
ェ−ト、ナトリウム−2,2’−メチレン−ビス(4,
6−ジ−メチルフェニル)フォスフェ−ト、ナトリウム
−2,2’−メチレン−ビス(4,6−ジ−エチルフェ
ニル)フォスフェ−ト、カリウム−2,2’−エチリデ
ン−ビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)フォスフ
ェ−ト、カルシウム−ビス[2,2’−エチリデン−ビ
ス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)フオスフェ−
ト]、マグネシウム−ビス[2,2’−エチリデン−ビ
ス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)フォスフェ−
ト]、バリウム−ビス[2,2’−エチリデン−ビス
(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)フォスフェ−
ト]、アルミニウム−トリス[2,2’−メチレン−ビ
ス(4,6−ジ−t−ブチルフェル)フォスフェ−ト]
およびアルミニウム−トリス[2,2’−エチリデン−
ビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)フォスフェ−
ト]、およびこれらの2種以上の混合物を例示すること
ができる。
【0035】一般式(2)で表されるヒドロキシアルミ
ニウムフォスフェート化合物も使用可能な有機リン酸エ
ステル系化合物であって、特にR2およびR3が共にt
−ブチル基(t−Bu)である一般式(3)で表される
化合物が好ましい。ここで、R1は炭素数1〜10の2
価炭化水素基であり、mは1または2である。
ニウムフォスフェート化合物も使用可能な有機リン酸エ
ステル系化合物であって、特にR2およびR3が共にt
−ブチル基(t−Bu)である一般式(3)で表される
化合物が好ましい。ここで、R1は炭素数1〜10の2
価炭化水素基であり、mは1または2である。
【化8】
【0036】特に好ましい有機リン酸エステル系化合物
は、一般式(4)で表される化合物である。ここで、R
1は、メチレン基またはエチリデン基である。具体的に
は、ヒドロキシアルミニウム−ビス[2,2’−メチレ
ン−ビス(4,6−ジ−t−ブチル)フォスフェー
ト]、およびヒドロキシアルミニウム−ビス[2,2’
−エチリデン−ビス(4,6−ジ−t−ブチル)フォス
フェート]である。
は、一般式(4)で表される化合物である。ここで、R
1は、メチレン基またはエチリデン基である。具体的に
は、ヒドロキシアルミニウム−ビス[2,2’−メチレ
ン−ビス(4,6−ジ−t−ブチル)フォスフェー
ト]、およびヒドロキシアルミニウム−ビス[2,2’
−エチリデン−ビス(4,6−ジ−t−ブチル)フォス
フェート]である。
【0037】
【化9】
【0038】(ソルビトール系造核剤)ソルビトール系
造核剤として次の化合物を例示することができる。 (1)1,3,2,4−ジベンジリデンソルビトール、
1,3−ベンジリデン−2,4−p−メチルベンジリデ
ンソルビトール、1,3−ベンジリデン−2,4−p−
エチルベンジリデンソルビトール、1,3−p−メチル
ベンジリデン−2,4−ベンジリデンソルビトール、
1,3−p−エチルベンジリデン−2,4−ベンジリデ
ンソルビトール、1,3−p−メチルベンジリデン−
2,4−p−エチルベンジリデンソルビトール、1,3
−p−エチルベンジリデン−2,4−p−メチルベンジ
リデンソルビトール
造核剤として次の化合物を例示することができる。 (1)1,3,2,4−ジベンジリデンソルビトール、
1,3−ベンジリデン−2,4−p−メチルベンジリデ
ンソルビトール、1,3−ベンジリデン−2,4−p−
エチルベンジリデンソルビトール、1,3−p−メチル
ベンジリデン−2,4−ベンジリデンソルビトール、
1,3−p−エチルベンジリデン−2,4−ベンジリデ
ンソルビトール、1,3−p−メチルベンジリデン−
2,4−p−エチルベンジリデンソルビトール、1,3
−p−エチルベンジリデン−2,4−p−メチルベンジ
リデンソルビトール
【0039】(2)1,3,2,4−ジ(p−メチルベ
ンジリデン)ソルビトール、1,3,2,4−ジ(p−
エチルベンジリデン)ソルビトール、1,3,2,4−
ジ(p−n−プロピルベンジリデン)ソルビトール、
1,3,2,4−ジ(p−i−プロピルベンジリデン)
ソルビトール、1,3,2,4−ジ(p−n−ブチルベ
ンジリデン)ソルビトール、1,3,2,4−ジ(p−
s−ブチルベンジリデン)ソルビトール、1,3,2,
4−ジ(p−t−ブチルベンジリデン)ソルビトール、
1,3,2,4−ジ(p−メトキシベンジリデン)ソル
ビトール、1,3,2,4−ジ(p−エトキシベンジリ
デン)ソルビトール
ンジリデン)ソルビトール、1,3,2,4−ジ(p−
エチルベンジリデン)ソルビトール、1,3,2,4−
ジ(p−n−プロピルベンジリデン)ソルビトール、
1,3,2,4−ジ(p−i−プロピルベンジリデン)
ソルビトール、1,3,2,4−ジ(p−n−ブチルベ
ンジリデン)ソルビトール、1,3,2,4−ジ(p−
s−ブチルベンジリデン)ソルビトール、1,3,2,
4−ジ(p−t−ブチルベンジリデン)ソルビトール、
1,3,2,4−ジ(p−メトキシベンジリデン)ソル
ビトール、1,3,2,4−ジ(p−エトキシベンジリ
デン)ソルビトール
【0040】(3)1,3−ベンジリデン−2,4−p
−クロルベンジリデンソルビトール、1,3−p−クロ
ルベンジリデン−2,4−ベンジリデンソルビトール、
1,3−p−クロルベンジリデン−2,4−p−メチル
ベンジリデンソルビトール、1,3−p−クロルベンジ
リデン−2,4−p−エチルベンジリデンソルビトー
ル、1,3−p−メチルベンジリデン−2,4−p−ク
ロルベンジリデンソルビトール、1,3−p−エチルベ
ンジリデン−2,4−p−クロルベンジリデンソルビト
ール、1,3,2,4−ジ(p−クロルベンジリデン)
ソルビトール
−クロルベンジリデンソルビトール、1,3−p−クロ
ルベンジリデン−2,4−ベンジリデンソルビトール、
1,3−p−クロルベンジリデン−2,4−p−メチル
ベンジリデンソルビトール、1,3−p−クロルベンジ
リデン−2,4−p−エチルベンジリデンソルビトー
ル、1,3−p−メチルベンジリデン−2,4−p−ク
ロルベンジリデンソルビトール、1,3−p−エチルベ
ンジリデン−2,4−p−クロルベンジリデンソルビト
ール、1,3,2,4−ジ(p−クロルベンジリデン)
ソルビトール
【0041】それらの中でも特に、1,3,2,4−ジ
ベンジリデンソルビトール、1,3,2,4−ジ(p−
メチルベンジリデン)ソルビトールまたは1,3−p−
クロルベンジリデン−2,4−p−メチルベンジリデン
ソルビトールが好ましい。
ベンジリデンソルビトール、1,3,2,4−ジ(p−
メチルベンジリデン)ソルビトールまたは1,3−p−
クロルベンジリデン−2,4−p−メチルベンジリデン
ソルビトールが好ましい。
【0042】(ジカルボン酸およびその金属塩)炭素原
子数4〜12の脂肪族ジカルボン酸、例えばコハク酸、
グルタール酸、アジピン酸、スベリン酸、セバシン酸、
およびそれらのLi、Na、Mg、Ca、Ba、Al塩
等が使用できる。
子数4〜12の脂肪族ジカルボン酸、例えばコハク酸、
グルタール酸、アジピン酸、スベリン酸、セバシン酸、
およびそれらのLi、Na、Mg、Ca、Ba、Al塩
等が使用できる。
【0043】また、芳香族カルボン酸、芳香族ジカルボ
ン酸、およびそれらの金属塩としては、例えば、安息香
酸、p−イソプロピル安息香酸、o−t−ブチル安息香
酸、p−t−ブチル安息香酸、モノフェニル酢酸、ジフ
ェニル酢酸、フェニルジメチル酢酸、フタル酸、および
それらのLi、Na、Mg、Ca、Ba、Al塩が使用
できる。
ン酸、およびそれらの金属塩としては、例えば、安息香
酸、p−イソプロピル安息香酸、o−t−ブチル安息香
酸、p−t−ブチル安息香酸、モノフェニル酢酸、ジフ
ェニル酢酸、フェニルジメチル酢酸、フタル酸、および
それらのLi、Na、Mg、Ca、Ba、Al塩が使用
できる。
【0044】(分岐状α−オレフィン重合体)分岐状α
−オレフィン重合体の例として、3−メチル−1−ブテ
ン、3−メチル−1−ペンテン、3−エチル−1−ペン
テン、4−メチル−1−ペンテン、4−メチル−1−ヘ
キセン、4,4−ジメチル−1−ヘキセン、4,4−ジ
メチル−1−ペンテン、4−エチル−1−ヘキセン、3
−エチル−1−ヘキセンの単独重合体、あるいはそれら
相互の共重合体、さらにはそれらと他のα−オレフィン
との共重合体を挙げることができる。特に、3−メチル
−1−ブテンの重合体が好ましい。
−オレフィン重合体の例として、3−メチル−1−ブテ
ン、3−メチル−1−ペンテン、3−エチル−1−ペン
テン、4−メチル−1−ペンテン、4−メチル−1−ヘ
キセン、4,4−ジメチル−1−ヘキセン、4,4−ジ
メチル−1−ペンテン、4−エチル−1−ヘキセン、3
−エチル−1−ヘキセンの単独重合体、あるいはそれら
相互の共重合体、さらにはそれらと他のα−オレフィン
との共重合体を挙げることができる。特に、3−メチル
−1−ブテンの重合体が好ましい。
【0045】樹 脂 組 成 物 本発明に係わるポリプロピレン樹脂組成物は、プロピレ
ン重合体(A)が70〜90重量%、好ましくは75〜
90重量%、より好ましくは80〜90重量%、エチレ
ン・α−オレフィン共重合体(B)が10〜30重量
%、好ましくは10〜25重量%、より好ましくは10
〜20重量%とから構成されている。ここで、(A)と
(B)との合計量が100重量%になる。組成がこの範
囲内にあると、容器の透明性を高水準に保った上で、優
れた低温耐衝撃性を示す。なお、エチレン・α−オレフ
ィン共重合体(B)は、前述したように、2種類の共重
合体(B−1)および(B−2)とから構成されている
ことが望ましい。
ン重合体(A)が70〜90重量%、好ましくは75〜
90重量%、より好ましくは80〜90重量%、エチレ
ン・α−オレフィン共重合体(B)が10〜30重量
%、好ましくは10〜25重量%、より好ましくは10
〜20重量%とから構成されている。ここで、(A)と
(B)との合計量が100重量%になる。組成がこの範
囲内にあると、容器の透明性を高水準に保った上で、優
れた低温耐衝撃性を示す。なお、エチレン・α−オレフ
ィン共重合体(B)は、前述したように、2種類の共重
合体(B−1)および(B−2)とから構成されている
ことが望ましい。
【0046】前記の樹脂組成物にはさらに造核剤を含有
させることができ、その含有量は(A)と(B)との合
計量100重量部当たり0.05〜0.5重量部、好ま
しくは0.1〜0.3重量部の範囲が好ましい。造核剤
含有量がこの範囲にあると、容器の透明性および剛性を
向上させることができる。
させることができ、その含有量は(A)と(B)との合
計量100重量部当たり0.05〜0.5重量部、好ま
しくは0.1〜0.3重量部の範囲が好ましい。造核剤
含有量がこの範囲にあると、容器の透明性および剛性を
向上させることができる。
【0047】このような樹脂組成物には、本発明の目的
を損なわない範囲で、必要に応じて酸化防止剤、耐熱安
定剤、耐候安定剤、帯電防止剤、スリップ剤、防曇剤、
染料、顔料、天然油、合成油、ワックス等の添加剤や充
填剤を配合することができる。
を損なわない範囲で、必要に応じて酸化防止剤、耐熱安
定剤、耐候安定剤、帯電防止剤、スリップ剤、防曇剤、
染料、顔料、天然油、合成油、ワックス等の添加剤や充
填剤を配合することができる。
【0048】酸化防止剤の例としては、トリス(2,4
−ジ−t−ブチルフェニル)フォスファイト、2,2−
メチレンビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)オク
チルフォスファイト、ビス(2,6−ジ−t−ブチル−
4−メチルフェニル)ペンタエリスリトールジフォスフ
ァイト等のリン系酸化防止剤、コハク酸ジメチル−1−
(2−ヒドロキシエチル)−4−ヒドロキシ−2,2,
6,6−テトラメチルピペリジン重縮合物、ビス(2,
2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケー
ト等のアミン系酸化防止剤を使用することができる。そ
れらは、樹脂組成物100重量部当たり0.01〜0.
3重量部の範囲で配合することができる。
−ジ−t−ブチルフェニル)フォスファイト、2,2−
メチレンビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)オク
チルフォスファイト、ビス(2,6−ジ−t−ブチル−
4−メチルフェニル)ペンタエリスリトールジフォスフ
ァイト等のリン系酸化防止剤、コハク酸ジメチル−1−
(2−ヒドロキシエチル)−4−ヒドロキシ−2,2,
6,6−テトラメチルピペリジン重縮合物、ビス(2,
2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケー
ト等のアミン系酸化防止剤を使用することができる。そ
れらは、樹脂組成物100重量部当たり0.01〜0.
3重量部の範囲で配合することができる。
【0049】樹脂組成物を構成する各成分に必要に応じ
て各種の安定剤等の添加剤を加え、ヘンシェルミキサ
ー、V型ブレンダー、タンブラーブレンダー、リボンブ
レンダー等のミキサーを用いて均一に混合し、その後単
軸押出機、多軸押出機、ニーダー、バンバリーミキサー
等の混練機を用いて溶融混練することによって、各種成
分および添加剤が均一に分散混合した高品質の樹脂組成
物を得ることができる。
て各種の安定剤等の添加剤を加え、ヘンシェルミキサ
ー、V型ブレンダー、タンブラーブレンダー、リボンブ
レンダー等のミキサーを用いて均一に混合し、その後単
軸押出機、多軸押出機、ニーダー、バンバリーミキサー
等の混練機を用いて溶融混練することによって、各種成
分および添加剤が均一に分散混合した高品質の樹脂組成
物を得ることができる。
【0050】このような樹脂組成物は、ASTM D−
1238に準拠し、230℃、2.16kg荷重下で測
定したそのメルトフローレート(MFR)が、20〜6
0(g/10分)、好ましくは30〜45(g/10
分)の範囲にあることが成形性を高める上で望ましい。
1238に準拠し、230℃、2.16kg荷重下で測
定したそのメルトフローレート(MFR)が、20〜6
0(g/10分)、好ましくは30〜45(g/10
分)の範囲にあることが成形性を高める上で望ましい。
【0051】容器の製造方法 本発明に係わる容器の製造方法は、前記したポリプロピ
レン樹脂組成物を射出ブロー成形することによって、縦
方向および横方向に延伸配向した容器を製造する方法で
ある。次に、その製造方法を詳細に説明する。
レン樹脂組成物を射出ブロー成形することによって、縦
方向および横方向に延伸配向した容器を製造する方法で
ある。次に、その製造方法を詳細に説明する。
【0052】まず、ポリプロピレン樹脂組成物を溶融
し、プリフォーム用の金型内へ射出成形してプリフォー
ムを形成し、プリフォームを半溶融状態まで冷却する。
次いでそのプリフォームをブロー成形用金型で囲み、直
ちに延伸ロッドを用いて縦方向へと強制的に延伸して配
向させ、さらにブロー成形金型に緊密に挟んで加圧流体
を導入することによって横方向へと延伸配向し、賦形し
た容器を取り出す。ここで、縦方向および横方向への延
伸倍率は、いずれも1.5〜4.0倍の範囲が好まし
い。
し、プリフォーム用の金型内へ射出成形してプリフォー
ムを形成し、プリフォームを半溶融状態まで冷却する。
次いでそのプリフォームをブロー成形用金型で囲み、直
ちに延伸ロッドを用いて縦方向へと強制的に延伸して配
向させ、さらにブロー成形金型に緊密に挟んで加圧流体
を導入することによって横方向へと延伸配向し、賦形し
た容器を取り出す。ここで、縦方向および横方向への延
伸倍率は、いずれも1.5〜4.0倍の範囲が好まし
い。
【0053】この製造方法において、透明性の高い容器
を製造するためには、射出樹脂温度、射出金型温度およ
びプリフォームの冷却固化時間等の成形条件を制御する
ことが望ましい。射出樹脂温度は、200〜250℃、
好ましくは220〜240℃である。金型温度は、5〜
20℃、好ましくは10〜15℃である。プリフォーム
の冷却固化時間は、1.0〜3.0秒、好ましくは1.
5〜2.3秒である。このように成形条件、特にプリフ
ォームの成形条件を狭い範囲に設定すると透明性の良好
な容器を製造することができる。
を製造するためには、射出樹脂温度、射出金型温度およ
びプリフォームの冷却固化時間等の成形条件を制御する
ことが望ましい。射出樹脂温度は、200〜250℃、
好ましくは220〜240℃である。金型温度は、5〜
20℃、好ましくは10〜15℃である。プリフォーム
の冷却固化時間は、1.0〜3.0秒、好ましくは1.
5〜2.3秒である。このように成形条件、特にプリフ
ォームの成形条件を狭い範囲に設定すると透明性の良好
な容器を製造することができる。
【0054】容 器 本発明に係わる容器は、前記したポリプロピレン樹脂組
成物から形成され、かつ胴部壁厚が0.1〜2mmのポ
リプロピレン樹脂製容器であって、その胴部縦方向およ
び横方向の引張降伏点強度が22MPa以上、好ましく
は23〜28MPa、胴部のヘイズが壁厚0.5mmで
20%以下、好ましくは15%以下、さらに−10℃に
おけるデュポン衝撃強度が0.5J以上、好ましくは
1.0J以上を有しており、透明性、引張降伏点強度お
よび低温耐衝撃性に優れている。
成物から形成され、かつ胴部壁厚が0.1〜2mmのポ
リプロピレン樹脂製容器であって、その胴部縦方向およ
び横方向の引張降伏点強度が22MPa以上、好ましく
は23〜28MPa、胴部のヘイズが壁厚0.5mmで
20%以下、好ましくは15%以下、さらに−10℃に
おけるデュポン衝撃強度が0.5J以上、好ましくは
1.0J以上を有しており、透明性、引張降伏点強度お
よび低温耐衝撃性に優れている。
【0055】この容器は、縦方向および横方向へとポリ
プロピレン樹脂が配向していることが好ましく、それに
よって一層透明性と機械的強度を高めることができる。
このような物性を備えた容器は、前記した延伸ブロー成
形法を採用することによって好適に製造することができ
る。容器形状は、使用目的に応じて任意に変更すること
ができ、製造された容器は、食品や医療用品等の包装に
好適に使用できる。
プロピレン樹脂が配向していることが好ましく、それに
よって一層透明性と機械的強度を高めることができる。
このような物性を備えた容器は、前記した延伸ブロー成
形法を採用することによって好適に製造することができ
る。容器形状は、使用目的に応じて任意に変更すること
ができ、製造された容器は、食品や医療用品等の包装に
好適に使用できる。
【0056】
【実施例】次に実施例を通して本発明を説明するが、本
発明はそれらの実施例によって何ら限定されるものでは
ない。
発明はそれらの実施例によって何ら限定されるものでは
ない。
【0057】まず、実施例および比較例で行った性能評
価は、次に記す方法に従った。 (1)引張降伏点強度:ASTM D−638に準拠し
て引張試験を行い、その結果から算出した。 (2)曲げ強度および曲げ弾性率:ASTM D−79
0に準拠して曲げ試験を行い、その結果から算出した。
価は、次に記す方法に従った。 (1)引張降伏点強度:ASTM D−638に準拠し
て引張試験を行い、その結果から算出した。 (2)曲げ強度および曲げ弾性率:ASTM D−79
0に準拠して曲げ試験を行い、その結果から算出した。
【0058】(3)加熱変形温度:ASTM D−64
8に準拠して測定した。 (4)デュポン衝撃強度:デュポン衝撃試験を荷重20
0gの条件下で行った。
8に準拠して測定した。 (4)デュポン衝撃強度:デュポン衝撃試験を荷重20
0gの条件下で行った。
【0059】(5)ヘイズASTM D−1003に準
拠し、容器胴部から壁厚0.5mmのシートを切り出し
て測定した。 (6)メルトフローレート(MFR):ASTM D−
1238に準拠し、190℃または230℃、荷重2.
16kgの条件下で測定した。
拠し、容器胴部から壁厚0.5mmのシートを切り出し
て測定した。 (6)メルトフローレート(MFR):ASTM D−
1238に準拠し、190℃または230℃、荷重2.
16kgの条件下で測定した。
【0060】次に、実施例および比較例で使用した各種
の樹脂および添加剤は、次に記す化合物を用いた。 (a)プロピレン単独重合体(A−1): MFR(230℃);30(g/10分)13 C−NMRで測定したアイソタクチックペンタッド
分率;0.957 (b)プロピレン・エチレンランダム共重合体(A−
2): MFR(230℃);30(g/10分) エチレン含量;0.8重量%
の樹脂および添加剤は、次に記す化合物を用いた。 (a)プロピレン単独重合体(A−1): MFR(230℃);30(g/10分)13 C−NMRで測定したアイソタクチックペンタッド
分率;0.957 (b)プロピレン・エチレンランダム共重合体(A−
2): MFR(230℃);30(g/10分) エチレン含量;0.8重量%
【0061】(c)プロピレン・エチレンブロック共重
合体(A−3): MFR(230℃);35(g/10分) エチレン含量;0.17重量% (d)プロピレン・エチレンランダム共重合体(A−
4) MFR(230℃);35(g/10分) エチレン含量;4.0重量%
合体(A−3): MFR(230℃);35(g/10分) エチレン含量;0.17重量% (d)プロピレン・エチレンランダム共重合体(A−
4) MFR(230℃);35(g/10分) エチレン含量;4.0重量%
【0062】(e)エチレン・1−オクテン共重合体
(B−1): MFR(190℃);30(g/10分) 密度;0.902(g/cm3) (f)エチレン・1−オクテン共重合体(B−2): MFR(190℃);5(g/10分) 密度;0.870(g/cm3)
(B−1): MFR(190℃);30(g/10分) 密度;0.902(g/cm3) (f)エチレン・1−オクテン共重合体(B−2): MFR(190℃);5(g/10分) 密度;0.870(g/cm3)
【0063】(g)リン系酸化防止剤: トリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)フォスファ
イト (h)アミン系酸化防止剤: コハク酸ジメチル・1−(2−ヒドロキシエチル)−4
−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジ
ン重縮合物
イト (h)アミン系酸化防止剤: コハク酸ジメチル・1−(2−ヒドロキシエチル)−4
−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジ
ン重縮合物
【0064】(i)造核剤:前記の式(4)で表される
ヒドロキシアルミニウム−ビス[2,2−メチレン−ビ
ス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)フォスフェー
ト]
ヒドロキシアルミニウム−ビス[2,2−メチレン−ビ
ス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)フォスフェー
ト]
【0065】(実施例1)ヘンシェルミキサー中にプロ
ピレン単独重合体(A−1)、エチレン・1−オクテン
共重合体(B−1)およびエチレン・1−オクテン共重
合体(B−2)を表1記載の割合で供給し、その混合物
100重量部当たりさらにリン系酸化防止剤0.1重量
部、造核剤0.2重量部、ステアリン酸カルシウム0.
1重量部、およびエルカ酸アミド0.1重量部を添加
し、攪拌混合した。その混合物を二軸押出機(40mm
φ)を用いて樹脂温度200℃で溶融混練し、その混練
物を押し出してポリプロピレン樹脂組成物のペレットを
得た。
ピレン単独重合体(A−1)、エチレン・1−オクテン
共重合体(B−1)およびエチレン・1−オクテン共重
合体(B−2)を表1記載の割合で供給し、その混合物
100重量部当たりさらにリン系酸化防止剤0.1重量
部、造核剤0.2重量部、ステアリン酸カルシウム0.
1重量部、およびエルカ酸アミド0.1重量部を添加
し、攪拌混合した。その混合物を二軸押出機(40mm
φ)を用いて樹脂温度200℃で溶融混練し、その混練
物を押し出してポリプロピレン樹脂組成物のペレットを
得た。
【0066】そのポリプロピレン樹脂組成物のペレット
を射出延伸ブロー成形機(AOKI TECHNICAL LABORATOR
Y INC. SBIII 250S-50)へと供給した。まず射出成
形機でペレットを樹脂温度220℃で溶融し、水循環回
路により15℃に温度調節された第1の金型中へ射出成
形して、プリフォームを成形した。
を射出延伸ブロー成形機(AOKI TECHNICAL LABORATOR
Y INC. SBIII 250S-50)へと供給した。まず射出成
形機でペレットを樹脂温度220℃で溶融し、水循環回
路により15℃に温度調節された第1の金型中へ射出成
形して、プリフォームを成形した。
【0067】プリフォームを射出2秒後に第1の金型を
開いて2秒間冷却し、その後直ちにプリフォーム中に延
伸棒を挿入して縦方向へ2.4倍延伸しながら、5(k
gf/cm2)の加圧空気を吹き込んで容量500ml
のボトル形状に成形した。そのブロー成形工程で10秒
間放置した後、容器内に5℃の冷却空気を注入して容器
を冷却し、型を開いて容器を取り出した。
開いて2秒間冷却し、その後直ちにプリフォーム中に延
伸棒を挿入して縦方向へ2.4倍延伸しながら、5(k
gf/cm2)の加圧空気を吹き込んで容量500ml
のボトル形状に成形した。そのブロー成形工程で10秒
間放置した後、容器内に5℃の冷却空気を注入して容器
を冷却し、型を開いて容器を取り出した。
【0068】この成形方法で透明性の優れたボトルを製
造することができた。このボトルの胴部から縦方向(首
部から底部への方向)および横方向(胴部の円周方向)
に試験片を切り取り、引張試験、曲げ試験を行い、また
加熱変形温度、ヘイズおよび低温衝撃強度の測定を行っ
た。測定結果を表1に示した。
造することができた。このボトルの胴部から縦方向(首
部から底部への方向)および横方向(胴部の円周方向)
に試験片を切り取り、引張試験、曲げ試験を行い、また
加熱変形温度、ヘイズおよび低温衝撃強度の測定を行っ
た。測定結果を表1に示した。
【0069】(実施例2)実施例1において、プロピレ
ン単独重合体(A−1)の代わりにプロピレン・エチレ
ンランダム共重合体(A−2)を用いた以外は実施例1
と同様にしてボトルの成形を行い、その物性測定結果を
表1に併せて示した。
ン単独重合体(A−1)の代わりにプロピレン・エチレ
ンランダム共重合体(A−2)を用いた以外は実施例1
と同様にしてボトルの成形を行い、その物性測定結果を
表1に併せて示した。
【0070】(比較例1)実施例1において、プロピレ
ン単独重合体(A−1)、エチレン・1−オクテン共重
合体(B−1)およびエチレン・1−オクテン共重合体
(B−2)に代えて、エチレン・プロピレンブロック共
重合体(A−3)のみを使用した以外は実施例1と同様
に行った。物性測定結果を表1に併せて記した。
ン単独重合体(A−1)、エチレン・1−オクテン共重
合体(B−1)およびエチレン・1−オクテン共重合体
(B−2)に代えて、エチレン・プロピレンブロック共
重合体(A−3)のみを使用した以外は実施例1と同様
に行った。物性測定結果を表1に併せて記した。
【0071】(比較例2)実施例1において、プロピレ
ン単独重合体(A−1)、エチレン・1−オクテン共重
合体(B−1)およびエチレン・1−オクテン共重合体
(B−2)に代えてエチレン・プロピレンランダム共重
合体(A−4)のみを使用した以外は実施例1と同様に
してボトルを成形した。物性測定結果を表1に併せて記
した。
ン単独重合体(A−1)、エチレン・1−オクテン共重
合体(B−1)およびエチレン・1−オクテン共重合体
(B−2)に代えてエチレン・プロピレンランダム共重
合体(A−4)のみを使用した以外は実施例1と同様に
してボトルを成形した。物性測定結果を表1に併せて記
した。
【0072】(比較例3)実施例1において、プリフォ
ームの射出温度を180℃、冷却時間を3秒間とする以
外は実施例1と同様に行った。評価結果を表1に示す。
ームの射出温度を180℃、冷却時間を3秒間とする以
外は実施例1と同様に行った。評価結果を表1に示す。
【0073】(比較例4)実施例1において、プリフォ
ーム成形の金型温度を60℃とする以外は実施例1と同
様に行った。評価結果を表1に示す。
ーム成形の金型温度を60℃とする以外は実施例1と同
様に行った。評価結果を表1に示す。
【0074】表1に記載したボトルの物性測定結果か
ら、実施例で使用したポリプロピレン樹脂組成物が、高
い機械的強度および透明性を維持した上で低温耐衝撃性
を有し、かつまたそれらの値の間にバランスがとれてい
ることがわかる。
ら、実施例で使用したポリプロピレン樹脂組成物が、高
い機械的強度および透明性を維持した上で低温耐衝撃性
を有し、かつまたそれらの値の間にバランスがとれてい
ることがわかる。
【0075】
【発明の効果】本発明に係わるポリプロピレン樹脂組成
物は、透明性、低温衝撃強度、耐熱性に優れた容器の製
造に好適である。また、本発明に係わるポリプロピレン
樹脂容器の製造方法によると、透明で機械的強度に優れ
た容器を製造することができる。
物は、透明性、低温衝撃強度、耐熱性に優れた容器の製
造に好適である。また、本発明に係わるポリプロピレン
樹脂容器の製造方法によると、透明で機械的強度に優れ
た容器を製造することができる。
【0076】さらに、本発明に係わるポリプロピレン樹
脂容器は、透明性、低温衝撃強度、耐熱性に優れてお
り、容器を折り曲げる等の力を加えてもほとんど白化す
ることがなく、高温の内容物を充填することも可能なこ
とから、食品、飲料水、化粧品、医薬品等の包装容器と
して利用することができる。
脂容器は、透明性、低温衝撃強度、耐熱性に優れてお
り、容器を折り曲げる等の力を加えてもほとんど白化す
ることがなく、高温の内容物を充填することも可能なこ
とから、食品、飲料水、化粧品、医薬品等の包装容器と
して利用することができる。
【0077】
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08K 5/527 (C08L 23/12 //(C08L 23/12 23:08) 23:08) B29K 23:00 B29K 23:00 B29L 22:00 B29L 22:00 B65D 1/00 C A Fターム(参考) 3E033 BA14 BA16 BB01 BB04 CA03 CA11 CA18 FA02 FA03 4F071 AA15X AA20 AA21X AA76 AA82 AA88 AC15 AE22 AF15Y AF23Y AF30Y AH05 BB05 BC04 4F208 AA11K AB08 AR06 AR11 LA04 LA05 LB01 LG28 LN23 4J002 BB052 BB121 BB141 BB151 EW046 FD206 GG01
Claims (10)
- 【請求項1】プロピレン重合体(A)70〜90重量%
と、エチレンと炭素数6〜20のα−オレフィンとの共
重合体(B)10〜30重量%(ここで、(A)と
(B)との合計量が100重量%になる)とからなるこ
とを特徴とする容器用ポリプロピレン樹脂組成物。 - 【請求項2】前記のプロピレン重合体(A)は、そのメ
ルトフローレート(230℃)が8〜80(g/10
分)であることを特徴とする請求項1に記載の容器用ポ
リプロピレン樹脂組成物。 - 【請求項3】前記のエチレン・α−オレフィン共重合体
(B)が、エチレン・1−ヘキセン共重合体またはエチ
レン・1−オクテン共重合体であることを特徴とする請
求項1または2に記載の容器用ポリプロピレン樹脂組成
物。 - 【請求項4】前記のエチレン・α−オレフィン共重合体
(B)は、(B−1)メルトフローレート(190℃)
が0.5〜40(g/10分)であり、かつ密度が0.
890〜0.915(g/cm3)のエチレン・α−オ
レフィン共重合体30〜90重量%と、(B−2)メル
トフローレート(190℃)が0.5〜40(g/10
分)であり、かつ密度が0.865以上でかつ0.89
0未満(g/cm3)のエチレン・α−オレフィン共重
合体10〜70重量%(ここで、(B−1)と(B−
2)の合計量が100重量%になる)とからなる組成物
であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載
の容器用ポリプロピレン樹脂組成物。 - 【請求項5】請求項1〜4のいずれかに記載のポリプロ
ピレン樹脂組成物が、組成物100重量部当たりさらに
造核剤を0.05〜0.5重量部含有していることを特
徴とする容器用ポリプロピレン樹脂組成物。 - 【請求項6】前記の造核剤が、次式(1)および/また
は(2)で表される有機リン酸エステル系化合物である
ことを特徴とする請求項5に記載の容器用ポリプロピレ
ン樹脂組成物。 【化1】 【化2】 (ここで、R1は炭素数1〜10の2価炭化水素基であ
り、R2およびR3は水素または炭素数1〜10の炭化
水素基であって、R2とR3は同じであっても異なって
いてもよく、Mは1〜3価の金属原子であり、nは1〜
3の整数であり、mは1または2である。) - 【請求項7】前記の造核剤が、次式(3)で表される有
機リン酸エステル系化合物であることを特徴とする請求
項5または6に記載の容器用ポリプロピレン樹脂組成
物。 【化3】 (ここで、R1は炭素数1〜10の2価炭化水素基であ
り、mは1または2である。) - 【請求項8】請求項1〜7のいずれかに記載のポリプロ
ピレン樹脂組成物をまず樹脂温度200〜250℃で5
〜20℃に調整された金型中へ射出成形し、そこで1.
0〜3.0秒間冷却してプリフォームを形成し、その後
直ちに延伸ロッドを用いて縦方向へと延伸配向し、さら
にブロー成形によって横方向へと延伸配向させることを
特徴とするポリプロピレン樹脂製容器の製造方法。 - 【請求項9】請求項1〜7のいずれかに記載のポリプロ
ピレン樹脂組成物から形成されかつ胴部壁厚が0.1〜
2mmのポリプロピレン樹脂製容器であって、その胴部
縦方向および横方向の引張降伏点強度が22MPa以
上、胴部の壁厚0.5mmにおけるヘイズが20%以
下、さらに−10℃におけるデュポン衝撃強度が0.5
J以上であることを特徴とするポリプロピレン樹脂製容
器。 - 【請求項10】前記の容器は、縦方向および横方向へ樹
脂が配向されていることを特徴とする請求項9に記載の
ポリプロピレン樹脂製容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001012263A JP2002212358A (ja) | 2001-01-19 | 2001-01-19 | 容器用ポリプロピレン樹脂組成物、容器の製造方法、および容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001012263A JP2002212358A (ja) | 2001-01-19 | 2001-01-19 | 容器用ポリプロピレン樹脂組成物、容器の製造方法、および容器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002212358A true JP2002212358A (ja) | 2002-07-31 |
Family
ID=18879304
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001012263A Pending JP2002212358A (ja) | 2001-01-19 | 2001-01-19 | 容器用ポリプロピレン樹脂組成物、容器の製造方法、および容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002212358A (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003072730A (ja) * | 2001-08-31 | 2003-03-12 | Idemitsu Petrochem Co Ltd | 透明ポリプロピレン製容器 |
| JP2006297876A (ja) * | 2005-04-25 | 2006-11-02 | Idemitsu Unitech Co Ltd | 透明ポリプロピレン系樹脂シートの製造方法、透明ポリプロピレン系樹脂シート、及び成形品、並びに透明ポリプロピレン系樹脂シートからなる成形品の白化防止方法、及び温度判別方法 |
| JP2007169609A (ja) * | 2005-11-22 | 2007-07-05 | Mitsubishi Pencil Co Ltd | 液体収容容器用の樹脂組成物およびそれよりなる液体収容容器 |
| JP2008509863A (ja) * | 2004-08-18 | 2008-04-03 | バーゼル・ポリオレフィン・イタリア・ソチエタ・ア・レスポンサビリタ・リミタータ | メタロセンプロピレンポリマー組成物からの延伸ブロー成形容器 |
| JP2011042381A (ja) * | 2009-08-20 | 2011-03-03 | Fuji Seal International Inc | 樹脂製容器 |
| KR101106735B1 (ko) * | 2008-06-25 | 2012-01-18 | 주식회사 엘지화학 | 폴리프로필렌계 수지 조성물 및 이를 이용한 자동차 부품 |
| JP2014101484A (ja) * | 2012-11-22 | 2014-06-05 | Mitsui Chemicals Inc | 射出成形用樹脂組成物およびこれから得られる成形体 |
| JP2017014352A (ja) * | 2015-06-30 | 2017-01-19 | 日本ポリプロ株式会社 | 二軸延伸ブロー成形用プロピレン系樹脂組成物及びその成形体 |
| JP2018509509A (ja) * | 2015-03-13 | 2018-04-05 | ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー | 低い温度で使用する容器のための組成物 |
| JP2022171480A (ja) * | 2021-04-30 | 2022-11-11 | 株式会社吉野工業所 | 積層容器 |
-
2001
- 2001-01-19 JP JP2001012263A patent/JP2002212358A/ja active Pending
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JP2017014352A (ja) * | 2015-06-30 | 2017-01-19 | 日本ポリプロ株式会社 | 二軸延伸ブロー成形用プロピレン系樹脂組成物及びその成形体 |
| JP2022171480A (ja) * | 2021-04-30 | 2022-11-11 | 株式会社吉野工業所 | 積層容器 |
| JP7570785B2 (ja) | 2021-04-30 | 2024-10-22 | 株式会社吉野工業所 | 積層容器 |
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