JP2002202098A - 遠心式送風機及びそれを用いた空気調和装置 - Google Patents
遠心式送風機及びそれを用いた空気調和装置Info
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Abstract
送風機のファン効率の向上及び送風騒音の低減を図るこ
とのできる遠心式送風機及びそれを用いた空気調和装置
の提供を図る。 【解決手段】 スクロール室4aを、ケーシング4の送
風吐出口4cへ向かって径方向及び軸方向に拡大するよ
うに形成し、小型化を図ると共に、軸方向への寸法の拡
大幅を変化させて、スクロール室4aの軸方向断面積の
拡大量がスクロール巻き角θに対して略一定になるよう
にして、スクロール室4a内の空気の流れを乱すことな
く、スクロール室4a内の空気の流れを安定させ、ファ
ン効率の向上及び送風騒音の低減を図れる。
Description
の空気調和装置に用いられる遠心式送風機と、それを用
いた空気調和装置に関するものである。
としては、特開2000−110791号公報に記載さ
れたような、スクロール室を吐出口に向かって径方向に
拡大することによって断面積を拡大した遠心式送風機が
知られている。
うな一般的な遠心式送風機では、スクロール室を吐出口
に向かって径方向に拡大することのみによって断面積を
拡大していたため、径方向の寸法が大きくなり、遠心式
送風機や空気調和装置全体が大きくなってしまい、車両
搭載性の面で不利となってしまうという問題があった。
最狭部から送風吐出口へ向かって径方向及び軸方向に徐
々に拡大するように形成し、径方向に小型化しつつ、送
風機の性能を向上させたものを提案している。
定としてしまうと、径方向への寸法の拡大と、軸方向へ
の寸法の拡大とにより、スクロール室の軸方向断面積の
拡大量がスクロール巻き角に対して略一定とならず、図
4の鎖線γに示すように特に送風吐出口近傍では急激な
変化となってしまうという問題があった。また、このよ
うに急激に断面積が変化すると、空気がスクロール室の
スクロール面より剥離して渦流を形成し、圧力損失や騒
音が発生してしまうなどの不具合が起こることが考えら
れる。
化を図ると共に、遠心式送風機のファン効率の向上及び
送風騒音の低減を図ることのできる遠心式送風機及びそ
れを用いた空気調和装置を提供することを目的としてい
る。
っては、多翼ファンと、該多翼ファンが取り付けられた
ファンモータと、多翼ファンが内部に収容されて多翼フ
ァンの外周に渦巻き状のスクロール室が形成されたケー
シングとを備えた構造において、前記ケーシングは、空
気吸入口を有する吸入側ケース板と、多翼ファンを挟ん
で吸入側ケース板の反対側に位置しファンモータのモー
タ本体が組み付けられたモータ側ケース板とを備え、前
記スクロール室は、該スクロール室の最狭部を形成する
ケーシングの舌部から送風吐出口へ向かって径方向及び
軸方向に拡大するように形成すると共に、軸方向への寸
法の拡大幅を変化させて、スクロール室の軸方向断面積
の拡大量がスクロール巻き角に対して略一定になるよう
にしたことを特徴としている。
に記載の前記スクロール室は、吸入側とモータ側との両
側に向けて軸方向に拡大するようにしたことを特徴とし
ている。
に記載の前記スクロール室は、吸入側よりもモータ側の
方が軸方向寸法の拡大幅を大きく設定したことを特徴と
している。
〜3に記載の前記スクロール室の軸方向寸法の拡大幅
は、ケーシングの前記舌部から送風吐出口に向かう間で
少なくとも一つ以上の変化点を備えたことを特徴として
いる。
〜4に記載の遠心式送風機と、冷却用熱交換機と加熱用
熱交換機とを有するユニットケースと、該ユニットケー
スと吹出口とを連結する送風通路とを備えた空気調和装
置であって、前記遠心式送風機のケーシングと前記送風
通路とをラップ配置し、該ケーシングが送風通路の壁部
の一部を形成すると共に、当該部分でのケーシングのス
クロール室側の内壁部を軸方向略中心部を基点として上
下方向に内側に傾斜させたことを特徴としている。
ロール室は、ケーシングの送風吐出口へ向かって径方向
及び軸方向に拡大するように形成してあるので、スクロ
ール室の径方向への寸法の拡大幅を小さくすることがで
き、ケーシングの径方向の大きさを従来より小さくして
ケーシングの小型化を図ってあっても、軸心から放射線
状に広がる放射平面でのスクロール室の軸方向断面積を
従来と同程度にすることができる。
せて、スクロール室の軸方向断面積の拡大量がスクロー
ル巻き角に対して略一定になるようにしてあるため、ス
クロール室内の空気の流れを乱すことなく、空気がスク
ロール室のスクロール面より剥離して渦流を形成するの
を防止して、スクロール室内の空気の流れを安定させる
ことができるので、ファン効率の向上及び送風騒音の低
減を図ることができる。
効果に加えて、前記スクロール室は、吸入側とモータ側
との両側に向けて軸方向に拡大するようにしてあるた
め、スクロール室内の空気の流れを乱すことなく、スク
ロール室内の空気の流れを安定させることができる。
熱用熱交換器及び各部への配風切り替え機構等と一体に
した空気調和装置として考えた場合、該空気調和装置は
通常、車両の略中央部に配置されることが多く、車両の
左右方向への送風を均等にする必要があるため、このよ
うに吸入側とモータ側との両側に向けて軸方向に拡大す
る方が好ましい。また、空気調和装置内での配風を均一
にできるので、熱交換効率が向上でき、送風の温度分布
の均一化が図れて空気調和装置の性能向上にも寄与する
ことができる。
効果に加えて、スクロール室内の空気の流れは、吸入側
よりもモータ側の方に多く流れるが、前記スクロール室
は、吸入側よりもモータ側の方が軸方向寸法の拡大幅を
大きく設定してあるため、スクロール室内の空気の流れ
を乱すことなく、スクロール室内の空気の流れをより安
定させ、性能を向上することができる。
3の効果に加えて、前記スクロール室の軸方向寸法の拡
大幅は、ケーシングの前記舌部から送風吐出口に向かう
間で少なくとも一つ以上の変化点を備えてあるため、簡
単な構造でスクロール室の軸方向断面積の拡大量がスク
ロール巻き角に対して略一定になるようにすることがで
きる。
4に記載の遠心式送風機と、冷却用熱交換機と加熱用熱
交換機とを有するユニットケースと、該ユニットケース
と吹出口とを連結する送風通路とを備えた空気調和装置
であって、前記遠心式送風機のケーシングと前記送風通
路とをラップ配置してあるため、空気調和装置全体の寸
法を小型化することができて、車載性を向上することが
できる。
部を形成すると共に、当該部分でのケーシングのスクロ
ール室側の内壁部を軸方向略中心部を基点として上下方
向に内側に傾斜させてあるため、遠心式送風機のファン
効率を確保しつつ、送風通路の断面を拡大できるので、
送風通路内の通気抵抗を低減し、空気調和装置全体の性
能を向上することができる。
送風機の一例を示す断面説明図。図2は、図1に示す遠
心式送風機の上面概要断面図である。
置に用いられるものであり、多数のブレード2aを有す
る多翼ファン2と、この多翼ファン2がモータシャフト
3aの先端部に取り付けられたファンモータ3と、この
ファンモータ3のモータ本体3bが組み付けられたケー
シング4とを備えている。
り付けられてモータ本体3bを覆う円錐状の円錐プレー
ト2bを備え、ケーシング4内に収容されている。ファ
ンモータ3は、モータ本体3b内のロータやステータを
保護する保護ケース3cを備え、この保護ケース3cに
よってモータ本体3b全体が覆われている。
に渦巻き状のスクロール室4aが形成され、ケーシング
4には、その内部へ空気を吸い込むための空気吸入口4
bと、スクロール室4aからケーシング4外へ送風を吐
出する送風吐出口4cとが設けられている。そして、ケ
ーシング4は、空気吸入口4bを有する吸入側ケース板
板4dと、多翼ファン2を挟んで吸入側ケース板板4d
の反対側に位置しモータ本体3bが組み付けられたモー
タ側ケース板板4eと、吸入側ケース板板4dとモータ
側ケース板板4eとを連結してスクロール室4aの外周
壁を形成する周壁板とを備えている。
最狭部を形成するケーシング4の舌部4h(図2参照)
から送風吐出口4cまで送風吐出口4cへ向かって径方
向及び軸方向に拡大するように形成すると共に、軸方向
への寸法の拡大幅を変化させて、該ケーシング4のスク
ロール室4aの軸方向断面積の拡大量がスクロール巻き
角θに対して略一定になるように形成してある。
のみ拡大する従来品と比べて、モータシャフト3a軸方
向へ容積が増加しており、この増加容積分と同等の容積
分だけ径方向寸法(半径R)を小さく設定することがで
きる。
ロール室4aの軸方向寸法を示すグラフであり、図3に
おいて、縦軸はスクロール室の軸方向寸法Lを示し、横
軸は、スクロール巻き角θを示している。
の軸方向断面積が略一定拡大となるように求めたスクロ
ール室4aの軸方向寸法が曲線Zである。これに近似さ
せたものが後述する折れ線Xである。これらは何れもス
クロール巻きはじめでは急激に拡大するが、巻き角θが
大きくなるにつれて拡大が小さくなるようになってい
る。
のスクロール室の軸方向寸法を示しており、折れ線Yは
ケーシング4の前記舌部4hから送風吐出口4cに向か
う間で均等に拡大する送風機のスクロール室の軸方向寸
法を示している。なお、X1はスクロール室4aの軸方
向中心位置からモータ側までの軸方向寸法を示し、X2
はスクロール室4aの軸方向中心位置から吸入側までの
軸方向寸法を示している。
の矢印(a)に示すように、吸入側よりもモータ側の方
に多く流れるため、このように、この実施形態では前記
スクロール室4aは、吸入側よりもモータ側の方が軸方
向寸法が大きく(X1:X2=3:5)なるように設定さ
れている。なお、吸入側とモータ側の軸方向寸法比(X
1:X2)は、遠心式送風機1の性能や、周辺の構造等の
条件から後述するような適切なものが選択される。
法の拡大幅は、ケーシング4の前記舌部4hから送風吐
出口4cに向かう間で2つの変化点(S1,S2)を備え
て、スクロール室4aの軸方向断面積の拡大量がスクロ
ール巻き角θに対して略一定になるようにしている。
方について一例を挙げて説明する。
exp{n(θ+θ0)}によって決定される対数らせん
形状となっており、図2に示すように、スクロールの巻
きはじめからスクロール巻き角に対して略一定に拡大し
ている。この式において、R 0は、多翼ファン2の半径
を示し、θは、ケーシング4の舌部4hの中心Pを起点
とする多翼ファン2回転方向への角度を示している。θ
0は、送風吐出口4c側のケーシング4においてスクロ
ール室4aの軸方向寸法Lが拡大し始める位置(図2の
Q点)から舌部4hの中心P点までの角度を示してい
る。
み拡大する遠心式送風機では5度〜8度(8.72×1
0−2〜14.0×10−2ラジアン)が一般的とされ
ている。この拡大角nは、スクロール室4aの多翼ファ
ン2径方向への拡がりの大きさを表しており、拡大角n
が大きくなる程、スクロール室4aは容積が増大し、ケ
ーシング4は多翼ファン2径方向へ拡大する。そして、
拡大角nが小さくなる程、スクロール室4aは容積が減
少し、ケーシング4は多翼ファン2径方向へ縮小する。
ようにスクロール室4aの最狭部を形成するケーシング
4の舌部4h(図2参照)から送風吐出口4cまで送風
吐出口4cへ向かって径方向及び軸方向に徐々に拡大す
るように拡大角nが略3.3度に設定されている。
1のスクロール巻き角に対するスクロール室の断面積の
一例を示すグラフである。図4において、縦軸は、スク
ロール室の断面積を示し、横軸は、スクロール巻き角θ
を示している。
積を示しており、折れ線βは従来の径方向にのみ拡大す
る送風機の断面積、折れ線γは径方向及び軸方向に均等
に拡大した送風機の断面積を示している。
は、スクロール巻き角が大きくなると、(吐出口4cに
近くなると)断面積が急激に変化(増加)していること
が判る。これに対して、本実施形態の遠心式送風機1で
は前記スクロール室4aが、スクロール室4aの軸方向
寸法は、ケーシング4の前記舌部4hから送風吐出口4
cに向かう間で2つの変化点(S1,S2)を備えて拡大
しているので、折れ線βに示す従来の径方向にのみ拡大
するものと同様、スクロール室4aの軸方向断面積の拡
大量がスクロール巻き角θに対して略一定になっている
ことが判る。
ータ側の軸方向寸法の拡大比(%)と、その時の静圧
(ΔPs)との関係の実験結果を示すグラフである。な
お、軸方向寸法の拡大比は、拡大比=Lm/(Li+L
m)によって求められる。
間で性能が良好であるという結果が得られ、特に60〜
70%での性能が最も良いことが判る。
に、多翼ファン2と吸入側ケース板板4dとの間の吸入
側隙間G1には、スクロール室4aを流れる送風が吸入
側隙間G1を介してスクロール室4aから空気吸入口4
bへ逆流するのを抑える第1逆流抑止手段10を設け、
遠心式送風機1の送風効率を高めると共に、逆流による
騒音レベルを低減するようにしている。
2から吸入側隙間G1へ多翼ファン2の周方向全周に亘
り連続して突設したファン第1リブ11と、吸入側ケー
ス板板4dから吸入側隙間G1へ突設して設けられ、多
翼ファン2の周方向全周に亘り連続してファン第1リブ
11に僅かの間隔で近接するケース第1リブ12とから
形成されている。
ァン径Dよりも外側である上部外周に設けられ、ケース
第1リブ12は、吸入側ケース板板4dの空気吸入口4
b周縁部に設けられている。ケース第1リブ12は、フ
ァン第1リブ11を覆う逆U字状の断面形状を有し、フ
ァン第1リブ11を挟んで互いに対向する一対のリブ壁
が僅かの間隔でファン第1リブ11に近接していると共
に、内側部分が空気吸入口4bのベルマウス部4gを形
成している。
4eとの間のモータ側隙間G2には、スクロール室4a
を流れる送風がモータ側隙間G2を介してスクロール室
4aの下流側から上流側へ逆流するのを抑える第2逆流
抑止手段20を設けて、送風効率を高めると共に、逆流
による騒音レベルを低減している。
2からモータ側隙間G2へ多翼ファン2の周方向全周に
亘り連続して突設したファン第2リブ21と、モータ側
ケース板板4eからモータ側隙間G2へ突設して設けら
れ、多翼ファン2の周方向全周に亘り連続してファン第
2リブ21に僅かの間隔で近接するケース第2リブ22
とから形成されている。
の円錐プレート2bにおけるモータシャフト3a下端側
の下面2cに設けられ、ケース第2リブ22は、円錐プ
レート2bの下面2cと対面するモータ側ケース板板4
eの板面上に設けられている。
ァン2の円錐プレート2bとによって包まれた空間S内
に、モータ本体3bのモータシャフト3a先端側の先端
部が露出し、この露出部分の保護ケース3cに、モータ
本体3b内と空間Sとを連通させるモータ第1連通孔3
d(連通孔)を設け、モータ本体3bを冷却している。
た空気調和装置30を示しており、図6は図1に示す遠
心式送風機を用いた空気調和装置の正面概要断面図。図
7は図6の上面概要断面図である。
しており、該ユニットケース31は、冷却用熱交換器3
2、加熱用熱交換器33がそれぞれ配置されている。
機、凝縮器、膨張弁とで冷却サイクルを構成しており、
遠心式送風機1から送られた空気が矢印(a)のように
冷却用熱交換器32を通過する時に熱交換を行い、空気
を冷却する。
熱交換器32の下流側に配置され、図外のエンジン等か
らパイプ33aを介して熱が与えられるようになってお
り、空気が矢印(b)のように加熱用熱交換器33を通
過する時に熱交換を行い、空気を加熱する。
には遠心式送風機1が設けられており、ユニットケース
31の内部には、この遠心式送風機1から空気を取り入
れる空気取入口34の間に整流ガイド35を設けて、空
気の流れを安定させるように配慮されている。
に設けられ、遠心式送風機1に導入する空気を車内から
導入するか(内気)車外から導入するか(外気)を選択
的に切り換える切換機構を示している。
連通路(図示していない)と図外の吹出口と連結する送
風通路を示しており、この実施形態では、前記遠心式送
風機1のケーシング4と前記送風通路37とをラップ配
置し、該ケーシング4が送風通路37の壁部37Aの一
部を形成している。
ロール室4a側の内壁部4fを軸方向略中心部Tを基点
として上下方向に内側に傾斜させた傾斜部4iをもうけ
ている。
ロール室4aは、ケーシング4の送風吐出口4cへ向か
って径方向及び軸方向に拡大するように形成してあるの
で、スクロール室4aの径方向への拡大角nを小さくす
ることができると共に、また、ケーシング4の径方向の
大きさを従来より小さくしてケーシングの小型化を図っ
ても、軸心から放射線状に広がる放射平面でのスクロー
ル室4aの断面積を従来と同程度にすることができる。
示す折れ線Xもしくは曲線Zのように変化させて、スク
ロール室4aの軸方向断面積の拡大量がスクロール巻き
角θに対して略一定になるようにしてあるため、スクロ
ール室4a内の空気の流れを乱すことなく、空気がスク
ロール室4aのスクロール面より剥離して渦流を形成す
るのを防止して、スクロール室4a内の空気の流れを安
定させることができるので、ファン効率の向上及び送風
騒音の低減を図ることができる。
折れ線Xもしくは曲線Z)は、多翼ファン2のブレード
2aから軸方向にずれたところにあるため、半径方向の
増加量を変化させたものに比べて内壁部4f周辺での空
気の乱れが少なく、騒音が発生したり、送風性能に影響
することがない。
効果に加えて、前記スクロール室4aは、吸入側とモー
タ側との両側に向けて軸方向に拡大するようにしてある
ため、スクロール室4a内の空気の流れを乱すことな
く、スクロール室4a内の空気の流れをより安定させる
ことができる。
は、図1の矢印(a)に示すように、吸入側よりもモー
タ側の方に多く流れるが、前記スクロール室4aを、吸
入側よりもモータ側の方が軸方向寸法が大きく設定して
あるため、スクロール室4a内の空気の流れを乱すこと
なく、スクロール室4a内の空気の流れをより安定さ
せ、性能を向上することができる。
の寸法の拡大幅は、ケーシング4の前記舌部4hから送
風吐出口4cに向かう間で2つの変化点(S1,S2)を
備えているので、簡単な構造でケーシング4の軸方向断
面積の拡大量がスクロール巻き角θに対して略一定にな
るようにすることができる。
和装置30において、前記遠心式送風機1のケーシング
4と前記送風通路37とをラップ配置し、該ケーシング
4が送風通路37の壁部37Aの一部を形成してあるた
め、空気調和装置30全体の寸法を小型化することがで
きて、車載性を向上することができる。
ール室4a側の内壁部4fを軸方向略中心部Tを基点と
して上下方向に内側に傾斜させた傾斜部4iを設けてあ
るため、遠心式送風機1のファン効率を確保しつつ、送
風通路37の断面を拡大できるので、送風通路37内の
通気抵抗を低減し、空気調和装置30全体の性能を向上
することができる。
態を示しており、この第2実施形態は遠心式送風機1を
用いた空気調和装置100を示している。図8は図1に
示す遠心式送風機を用いた空気調和装置の側面概要断面
図。図9は図7の正面概要断面図である。
示しており、該ユニットケース101は、冷却用熱交換
機102、加熱用熱交換機103、ミックスドア104
と、後述するエアミックス室106と開閉機構120を
備えている。
機103は、空気通過面が略垂直なるように配置すると
共に、互いが略平行になるように配置されている。ま
た、ミックスドア104はこれら冷却用熱交換機102
と加熱用熱交換機103の間で上下方向にスライド自在
に設けたスライドドアである。
換機102及び加熱用熱交換機103の下流側で、か
つ、前記加熱用熱交換機103の上方に設定されてお
り、前記冷却用熱交換機102を通過した冷風と加熱用
熱交換機103を通過した温風とを混合する。
ト,フットの各モードにおいて開口する開口部108,
109,110が3つ連続して設けられており、ケーシ
ング101の内部に回動自在に配置されたドア111,
112により前記開閉機構120が構成されている。
機、凝縮器、膨張弁とで冷却サイクルを構成しており、
ケーシング101内の上部に設けられた遠心式送風機1
から送られた空気が矢印(d)のように冷却用熱交換機
102を通過する時に熱交換を行い、空気を冷却する。
用熱交換機102の下流側に配置され、図外のエンジン
等からパイプ103aを介して熱が与えられるようにな
っており、空気が矢印(e)のように加熱用熱交換機1
03を通過する時に熱交換を行い、空気を加熱する。
すように上下に移動して、前記冷却用熱交換機102を
通過した空気が、矢印(d)のように加熱用熱交換機1
03を通過させない状態と、矢印(e)のように加熱用
熱交換機102を通過させる状態とを切り換えるミック
スドアであり、該ミックスドア104によって冷風と温
風とを任意の比率に切換制御している。
式送風機1について、前記第1実施形態と同様の効果を
得ることができるのに加え、特に、遠心式送風機1を冷
却用熱交換機102や加熱用熱交換器103及び各部へ
の配風切り替え機構である開閉手段120等と一体にし
た空気調和装置100とした場合、該空気調和装置10
0は通常、車両の略中央部に配置されることが多いた
め、車両の左右方向への送風を均等にする必要がある
が、このように吸入側とモータ側との両側に向けて軸方
向に拡大する本案の遠心式送風機1を用いたことによっ
て好ましい性能を得ることができる。しかも、空気調和
装置内100での配風を均一にできるので、熱交換効率
が向上でき、送風の温度分布の均一化が図れて空気調和
装置100の性能を向上することができる。
面説明図
の軸方向寸法を示すグラフ。
積の一例を示すグラフ。
の拡大比(%)に対する静圧(ΔPs)との関係を示す
グラフ。
正面概要断面図。
第2実施形態の側面概要断面図。
Claims (5)
- 【請求項1】 多翼ファン(2)と、該多翼ファン
(2)が取り付けられたファンモータ(3)と、多翼フ
ァン(2)が内部に収容されて多翼ファン(2)の外周
に渦巻き状のスクロール室(4a)が形成されたケーシ
ング(4)とを備えた構造において、 前記ケーシング(4)は、空気吸入口(4b)を有する
吸入側ケース板(4d)と、多翼ファン(2)を挟んで
吸入側ケース板(4d)の反対側に位置しファンモータ
(3)のモータ本体(3b)が組み付けられたモータ側
ケース板(4e)とを備え、 前記スクロール室(4a)は、該スクロール室(4a)
の最狭部を形成するケーシング(4)の舌部(4h)か
ら送風吐出口(4c)へ向かって径方向及び軸方向に拡
大するように形成すると共に、軸方向への寸法の拡大幅
を変化させて、スクロール室(4a)の軸方向断面積の
拡大量がスクロール巻き角に対して略一定になるように
したことを特徴とする遠心式送風機。 - 【請求項2】 前記スクロール室(4a)は、吸入側と
モータ側との両側に向けて軸方向に拡大するようにした
ことを特徴とする請求項1に記載の遠心式送風機。 - 【請求項3】 前記スクロール室(4a)は、吸入側よ
りもモータ側の方が軸方向寸法の拡大幅を大きく設定し
たことを特徴とする請求項2に記載の遠心式送風機。 - 【請求項4】 前記スクロール室(4a)の軸方向寸法
の拡大幅は、ケーシング(4)の前記舌部(4h)から
送風吐出口(4c)に向かう間で少なくとも一つ以上の
変化点を備えたことを特徴とする請求項1〜3の何れか
一項に記載の遠心式送風機。 - 【請求項5】 請求項1〜4の何れか一項に記載の遠心
式送風機(1)と、冷却用熱交換機(32)と加熱用熱
交換機(33)とを有するユニットケース(31)と、
該ユニットケース(31)と吹出口とを連結する送風通
路(37)とを備えた空気調和装置であって、 前記遠心式送風機(1)のケーシング(4)と前記送風
通路(37)とをラップ配置し、該ケーシング(4)が
送風通路(37)の壁部(37A)の一部を形成すると
共に、当該部分でのケーシング(4)のスクロール室
(4a)側の内壁部(4f)を軸方向略中心部を基点と
して上下方向に内側に傾斜させたことを特徴とする空気
調和装置。
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