JP2002120681A - 車両用内装部材 - Google Patents
車両用内装部材Info
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Abstract
性のある模様が得られる車両用内装部材を提供せんとす
る。 【解決手段】 ゴム強化スチレン系樹脂、ポリプロピレ
ン系樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリアミド系樹脂、
ポリエステル系樹脂から選択される1種又は2種以上の
熱可塑性樹脂を用いて射出成形され、少なくとも車室内
空間に臨む表面側に、所定の模様を付したアクリル系フ
ィルム4を設けた。
Description
し、さらに詳しくは自動車のフロントピラーやルーフサ
イドレール等の車室内側に設けられる車両用内装部材に
関する。
すように、例えば自動車Aのフロントピラー2F、ルー
フサイドレール2S等の車両パネルの車室内側にそれぞ
れ設けられるフロントピラーガーニッシュ3F、ルーフ
サイドレールガーニッシュ3Sなどが挙げられ、これら
車両用内装部材は、車室内の美観を保つと共に、例えば
車両の衝突時などに乗員の体の一部、特に頭部が直接当
たる部位を塑性変形させることにより、乗員が車体から
受ける衝撃力を吸収緩和できるように構成されている。
ピラーガーニッシュ3F等の車両用内装部材にパイル調
の模様を要望されることが多くなってきた。このような
パイル調模様の加飾が施された車両用内装部材は、例え
ば3デニール程度の太さのレーヨン等の繊維を用いて、
長さ0.5mm程度の短繊維状にカットされたパイルを
作成し、これを樹脂材料中に練り込んで成形することに
より得ることができる。
部材は、太陽光線等の車外からの紫外線や可視光線等に
直接曝されることにより、例えばゴム強化系スチレン樹
脂の一種であるABS樹脂(アクリロニトリル−ブタジ
エン−スチレン樹脂)で成形されている場合にあって
は、当該樹脂中のブタジエンゴムが劣化し、割れやすく
なったり、変色したりすることがあり、このような樹脂
の劣化は塑性変形による衝撃吸収性能、例えばピラーガ
ーニッシュのリブ変形等に伴う乗員の衝突時の運動エネ
ルギーの吸収性能の低下の原因となるため、成形に用い
る樹脂中には、あらかじめ紫外線吸収剤等の耐光性改良
剤を添加するとともに、樹脂100重量部に対して1重
量部程度の顔料を入れることにより、樹脂の隠蔽性を高
め、耐光性を確保する試みがなされている。
イルを練り込んで成形してなる車両用内装部材において
は、前記顔料によって繊維(パイル)が隠蔽されてしま
い、結果としてパイル感の乏しいものになるといった問
題が生じていた。
繊維を添加すれば、成形品である車両用内装部材の剛性
が過度に高まるとともに引張伸び率の低下も著しく、乗
員が衝突した際には、ピラーガーニッシュ表面が容易に
割れてしまい、頭部がピラーガーニッシュ下の車体鉄板
部に直接衝突し、頭部内に発生する衝撃加速度が高くな
ってしまい、例えば米国規格FMVSS−201に規定
する頭部障害指数が上昇して、法規上満足しないものと
なってしまうといった新たな問題も生じていた。
り、高い衝撃吸収性能を維持しつつ、表面に鮮鋭性のあ
る模様が得られる車両用内装部材を提供せんとするもの
である。
解決するにあたり鋭意検討を進めた結果、所定の模様を
付したアクリル系フィルムを表面に設けることにより、
樹脂の耐光性を維持しつつ、表面に鮮鋭性のある模様が
得られ、繊維の練り込みにもとづく剛性の上昇や引張伸
び率の低下も回避され、高い衝撃吸収性能が維持される
ことを見出し、本発明を完成するに至った。
脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポ
リアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂から選択される1
種又は2種以上の熱可塑性樹脂を用いて射出成形される
車両用内装部材であって、少なくとも車室内空間に臨む
表面側に、所定の模様を付したアクリル系フィルムを設
けてなることを特徴とする車両用内装部材を提供する。
記所定の模様としては、パイル調あるいは不織布調の模
様であることが好ましい。
収剤を含有させてなるものでは、フィルム裏面側に位置
する樹脂の紫外線や可視光による劣化、変色等を効果的
に防止することができる。
を含有させてなるものでは、太陽光線やランプ等が反射
して運転の妨げになるといった事態が未然に回避され
る。
有したアクリル系樹脂よりなる基材層と、その裏面側に
パイル調あるいは不織布調の模様を印刷した印刷層とか
らなるものでは、表面側の基材層により、樹脂劣化を引
き起こす有害な紫外線が吸収され、裏面側の印刷層のイ
ンクも同時に保護され、模様の耐光性並びに耐擦性が向
上する。
あることが好ましい。
の樹脂熱を利用して前記表面側に溶着してなるもので
は、双方が互いにより緊密に密着し、耐久性が向上す
る。
予め接着剤層を設けてなるものでは、接合強度が上が
り、耐久性がより向上する。
90基準で800〜1900MPaであるものでは、高
い衝撃吸収性能が維持される。
ーガーニッシュ、ルーフサイドレールガーニッシュ、ド
アーウエストガーニッシュ、スイッチパネル、又はクラ
スターパネルとして好適に用いられる。
面に基づき詳細に説明する。
材1の代表的実施形態として、フロントピラーガーニッ
シュ3Fを構成した例を示し、図中符号4はアクリル系
フィルム、5は表皮部、6はリブ部をそれぞれ示してい
る。尚、ピラーガーニッシュの表皮部及びリブ部の形状
は、本実施形態に何ら限定されるものではなく、従来の
ピラーガーニッシュと同様の形状を採用することができ
る。
に示すように、車体側のフロントピラー2Fを構成して
いるインナーパネル20に対し、衝撃吸収用の空間30
を介して覆設される断面視略Cの字形状の表皮部5と、
該表皮部5における前記インナーパネル20に臨む裏面
側から前記空間30内に突出するとともに、インナーパ
ネル20の長手方向に交差して当該表皮部5の側壁5
1、52間に渡設されるリブ部6とを備え、ゴム強化ス
チレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリカーボネー
ト樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂から選
択される1種又は2種以上の熱可塑性樹脂を用いて射出
成形されている。
図3〜8より分かるように、所定の模様を付したアクリ
ル系フィルム4が設けられている。
アクリル系フィルム4を車室内空間に臨む表面側に設け
ることにより、成形用の樹脂材料にパイルを練り込んで
形成していた従来の模様に比べ、当該表面により鮮鋭な
模様が形成され、装飾性が向上するとともに、剛性の上
昇や引張伸び率の低下が回避され、車両用内装部材本来
の高い衝撃吸収性能を維持し得るものである。
吸収剤を含有させておけば、該フィルムの裏面側に位置
している表皮基材層50の紫外線や可視光による物性劣
化や変色等が効果的に防止でき、表皮基材層50を成形
する樹脂材料に紫外線吸収剤や顔料等を予め含有させて
おく必要性が低下し、材料コストが低減されるととも
に、当該表皮基材層50による衝撃吸収性能が向上し、
材料選択の幅も広がるのである。
模様としては、パイル調あるいは不織布調の模様である
ことが好ましい。
3Fは、図4の背面図に示すように、表皮部5の裏面側
に、互いに独立した複数の板状リブ60、・・・突出さ
せてリブ部6を構成したものであり、各板状リブ60
は、その突出端縁の形状がインナーパネル20に略沿っ
た形状を有し、且つ前記インナーパネル20の突端面2
1と乗員対向側面22との二面当接辺に臨む位置に開口
した主要切欠き部61と、同じく突端面21とその他側
方に連続した側面23との二面当接辺に臨む位置に開口
した補助切欠き部62とを備えている。
を受けた際、各切欠き部61、62の底部を結ぶ仮想線
に沿って、突出途中位置における座屈変形が誘引される
とともに、これら底部が表皮部5に向けた亀裂の発生起
点となり得る。これら板状リブ60の座屈や亀裂の発
生、進行は、より効率の良い衝撃吸収の作用に貢献する
ものであり、前記補助切欠き部62の代わりに段差部を
設けたり、適所に薄肉部を構成することによっても同様
の作用を奏することができる。
(アクリロニトリル−エチレン・プロピレンゴム−スチ
レン樹脂)、ASA(アクリロニトリル−スチレン−ア
クリル酸エステル樹脂)等のゴム強化スチレン系樹脂、
或いは、これらのアロイ樹脂(ポリカーボネート樹脂と
のブレンド、α−メチルスチレンやN−フェニルマレイ
ミドの共重合体等)を用いて一体で射出成形されてい
る。これらゴム強化スチレン系樹脂を用いたものは、ア
クリル系フィルムとの接着性に優れており、少なくとも
表皮部5を当該樹脂により成形することは非常に有効で
ある。
90基準で800〜1900MPaであり、高い衝撃吸
収性能が維持されている。この曲げ弾性率が800MP
a未満であると、柔らかすぎてリブが容易に座屈してし
まい、表皮部5がインナーパネル20に当たり、米国規
格FMVSS−201に規定される頭部傷害値HIC
(d)が上がり、衝撃吸収性能が低下する傾向にある。
また、1900MPaを超えると逆に硬すぎて、同様に
HIC(d)が上がる傾向にある。
すように、アクリル系樹脂からなるアクリル基材層8の
少なくとも片面に、所定の模様を印刷した印刷層7を形
成してなり、射出成形時の樹脂熱により表皮基材50の
表面側に溶着されている。具体的には、前記アクリル系
フィルム4をフロントピラーガーニッシュ3Fの射出成
形に用いる金型内にあらかじめ配置させて成形するフィ
ルムインモールド成形により溶着され、より詳しくは、
まずアクリル系フィルム4を構成するフィルム基材層8
の少なくとも一面にパイル模様を印刷した印刷層7を設
け、その後、アクリル系フィルム4を金型内に配置し、
加熱、減圧することにより金型面に密着させる。次に、
アクリル系フィルム4を金型面に吸引したまま、樹脂材
料を溶融して射出成形することにより、アクリル系フィ
ルム4と成形品を一体となす。その後、成形品を金型か
ら取り出して、外周の余分なフィルムを除去することに
より、ピラーガーニッシュ3Fが得られるのである。
系フィルム4の溶着面に、予め接着剤層を設けておくこ
とも好ましく、これによれば、成形品との接合強度が上
がり、耐久性がより向上する。具体的には、塩化ビニル
樹脂(PVC)とポリビニルアルコール(PVA)との
組み合わせや、EVA等からなる接着剤を貼り付けた
り、これら接着剤を溶媒に溶かしたものを塗り付け乾燥
してなるもの、又はホットメルト接着剤を塗布したもの
が好ましい実施例である。
クリル基材層8としては、例えばメチルメタクリレート
(MMA)を主成分とする鐘淵化学工業(株)製サンデ
ュレン等が挙げられる。
例えば、チバガイギー社のチヌビン320等が挙げられ
る。紫外線吸収剤の添加量は、アクリル系フィルム中
に、0.5〜10%、好ましくは1〜5%、さらに好ま
しくは1〜3%である。添加量が0.5%未満である
と、耐光性が不十分な場合があり、10%を超えると、
紫外線吸収剤の価格が高いため、フィルムの価格が高い
ものとなってしまう。さらに、住友化学のスミソーブ
TM−061等のヒンダードアミン光安定剤を0.5〜
10%、好ましくは1〜5%、さらに好ましくは1〜3
%併用することにより、耐光性が向上する場合がある。
ないが、50〜150μm、好ましくは75〜125μ
m、さらに好ましくは100〜125μmである。基材
層の厚みが50μm未満であると、紫外線の透過量が多
く、フィルム下の樹脂層の耐光劣化を促進してしまう傾
向がある。また、150μmを超えると成形時のフィル
ム成形に時間がかかり、成形サイクルが長くなってしま
う場合がある。
示すように、アクリル基材層8の裏面側に設けてもよい
し、表面側に設けてもよい。また、アクリル基材層8の
両面側に設けてもよい。特に、図2(a)に示すよう
に、紫外線吸収剤を含有したアクリル基材層8の裏面側
に印刷層7を施したものでは、基材層8により樹脂劣化
を引き起こす有害な紫外線が吸収され、裏面側の印刷層
7のインクも同時に保護され、模様の耐光性並びに耐擦
性を向上することができる。
0.5〜5μm、好ましくは1〜3μm、さらに好まし
くは1〜2μmである。印刷層7の厚みが0.5μm未
満であると、印刷層が薄く、図2(b)に示すように、
アクリル基材層8の表面側に印刷した場合、成形品を車
体に装着後清掃(拭き取り)等の摩耗で、次第に削られ
なくなってしまう傾向がある。また、5μmを超えると
一度の印刷では、なかなか厚みを出しにくく印刷代がか
さむ傾向がある。印刷層7をアクリル基材層8の表面側
に設ける場合には、その表面にさらに透明或いは半透明
の保護層を設け、印刷層7に耐擦性を付与することが好
ましい。
ーフサイドレールガーニッシュは、艶が消えたものが望
まれるため、当該アクリル系フィルム4には、フィルム
自体の艶を消すために艶消し剤を添加することが好まし
い。艶消し剤としては、架橋ポリメチルメタクリレート
やタルク等が挙げられる。艶消し剤の添加量は、アクリ
ル系フィルム中に、0.5〜15%、好ましくは1〜1
0%、さらに好ましくは4〜10%である。添加量が
0.5%未満であると、艶消し効果が不十分な場合があ
り、15%を超えると、表面性が悪くなる傾向がある。
形されているが、その他、表皮部と板状リブをそれぞれ
合成樹脂材料を用いて別体で成形し、クリップ、熱カシ
メ、接着剤又は両面テープの固定手段を用いて一体的に
組み合わせて構成されるものも好ましい実施例である。
このように表皮部とリブ部を別体で成形する場合は、1
本以上の縦リブにより各板状リブを連結したものが好ま
しい。
レン系樹脂、或いはそれらのアロイ樹脂を用いても良い
が、ポリプロピレン系樹脂を用いることも好ましい。
12に示すように、自動車のピラーガーニッシュ3F以
外に、ルーフサイドレールガーニッシュ3S、ドアーウ
エストガーニッシュ9、スイッチパネル10、又はクラ
スターパネル11としても好適に用いられる。
するが、これらの実施例は何ら本発明を制限するもので
はない。
略号を以下に示す。 St:スチレン AN: アクリロニトリル PMI:フェニルマレイミド MMA:メチルメタクリレート BA: ブチルアクリレ−ト MAA:メタクリル酸 tDM:tert−ドデシルメルカプタン CHP:クメンヒドロキシパーオキサイド
> (イ)グラフト共重合体[GP1]の合成 撹拌機および冷却機付きの反応容器に窒素気流中で次の
表1に示す物質を仕込んだ。
まで昇温させ、60℃に到達後、表2に示す組成の混合
物を連続的に4時間で滴下した。滴下終了後、さらに6
0℃で1時間撹拌を続け、重合を終了させてグラフト共
重合体GP1を得た。
径0.1μm、ゲル含有率90重量%のラテックスを酸
基含有ラテックスで肥大させて0.45μmにしたもの
である。
チルアクリレート99重量%とアリルアクリレート1重
量%の共重合体で、平均粒径0.1μmのラテックスを
酸基含有ラテックスで肥大させて0.4μmにしたもの
である。
成 撹拌機および冷却機付きの反応容器に窒素気流中で次の
表3に示す物質を仕込んだ。
まで昇温させ、60℃に到達後、表4に示す組成の混合
物を連続的に6時間で滴下した。滴下終了後、さらに6
0℃で1時間撹拌を続け、重合を終了させてスチレン系
共重合体[FP1]を得た。
の合成 撹拌機および冷却機付きの反応容器に窒素気流中で次の
表5に示す物質を仕込んだ。
まで昇温させ、60℃に到達後、表6に示す組成の混合
物を連続的に6時間で滴下した。滴下終了後、さらに6
0℃で1時間撹拌を続け、重合を終了させてアクリル酸
エステル樹脂RP1を得た。
ル酸エステル樹脂含有樹脂(ラテックスブレンド)の調
製 以上の(イ)、(ロ)、(ハ)で得られたグラフト共重
合体[GP1]、スチレン系共重合体[FP1]、並び
にアクリル酸エステル樹脂[RP1]のラテックスを、
表7に示す組成で均一に混合し、フェノール系の抗酸化
剤を加え、塩化カルシウム水溶液で凝固、熱凝集させた
のち、水洗、脱水、乾燥し、パウダー状のゴム強化スチ
レン系樹脂[A1]を得た。
>前記(ニ)で製造したゴム強化スチレン樹脂[A1]
に、AO−50(旭電化(株)製酸化防止剤)0.3重
量部とPEP−24G(旭電化(株)製酸化防止剤)
0.3重量部、チタンホワイト(石原産業(株)製、C
R−60)2重量部とカーボンブラック(三菱化学
(株)製、#30)0.03重量部を添加して、スーパ
ーミキサーにてブレンドし、スクリュー径40mmの単
軸押出機にてペレットを作製し、実施例1、及び比較例
1〜4の樹脂材料として用いた。
られているポリプロピレン系樹脂として、日本ポリケム
(株)製 @ノバテックを用意し、実施例2及び比較例
5の樹脂材料として用いた。
ィルムとして、鐘淵化学工業(株)製サンデュレンSD
004 NALGT(厚み70μm)をアクリル基材層
に用い、その片側表面に2〜5μmのパイル調印刷を施
した。
を、長さ0.5mmの短繊維状にカットして、比較例2
〜4に用いるパイルを作成した。
め前記アクリル系フィルムを密着させ、それぞれ上記ゴ
ム強化スチレン系樹脂、及びポリプロピレン系樹脂を用
いて射出成形したピラーガーニッシュであり、具体的に
は、アクリル系フィルムの印刷層を射出樹脂側に臨ませ
て金型内に配し、ヒータで数秒加熱した後、真空引きし
て当該フィルムを金型のキャビティ側に密着させた。そ
して、当該フィルムを吸引したまま、前記ゴム強化スチ
レン系樹脂或いはポリプロピレン系樹脂を射出し、フィ
ルムと一体成形した。その後、成形したピラーガーニッ
シュを金型から取り出して、外周部のトリミングを実施
した。
ムを金型内に配することなく、それぞれ上記ゴム強化ス
チレン系樹脂、及びポリプロピレン系樹脂を用いて射出
成形したピラーガーニッシュである。
クリル系フィルムを金型内に配することなく、それぞれ
上記ゴム強化スチレン系樹脂に、前記パイルを練り込ん
で成形したピラーガーニッシュである。
は、それぞれ360TON射出成形機を用いて、スクリ
ュー回転数90rpm、ノズル設定温度260℃の条件
で成形したものであり、その形状は、上述の実施形態の
図1〜8で示したものと同様である。詳細な寸法は、図
9及び10に示しており、各板状リブの最大突出高さの
寸法は、約19.5mmに設定した。
ガーニッシュに対し、4.6Kg、外径165mmφの
球形衝突面を有する落錘を米国規格FMVSS−201
のダミーヘッドとみなして自由落下させ、6.7m/s
の速度で衝突させた。ダミーヘッドのスキン部とみなさ
れる落錘の表面には、硬度60、厚み13mmのポリウ
レタンシートを添着させ、該アルミ球の重心位置に配置
した3方向加速度センサーにより3方向加速度を測定
し、1650Hz以上の雑周波数を取り除いた後、各加
速度をベクトル合成して加速度−時間変化をグラフ化
し、このグラフより米国規格FMVSS−201に記載
された式に基づき、23℃におけるHIC(d)を求め
た。また同時に、衝撃時の表皮部の表面割れの有無を調
べた。
樹脂からなる材料を用いて成形された比較例1〜4のピ
ラーガーニッシュにおいて、添加するパイル量が増加す
るにつれて、曲げ弾性率が上昇し、引張り伸び率が低下
して、衝撃により割れ易い状態にあることが分かる。そ
の結果、パイル量が1重量%である比較例1で既にHI
C(d)の値が1000を超えており、従来からのパイ
ルを練り込んで模様を表出させる手法では、車両用内装
部材の高い衝撃吸収性能を維持することが非常に困難で
あることが分かる。尚、米国規格上の安全基準を満たす
ためには、HIC(d)の値が1000以下である必要
がある。
を表面側に設けた実施例1及び2で、ともにHIC
(d)が550と低い値となり、高い衝撃吸収性能が維
持されていることが分かる。尚、実施例1の曲げ弾性率
の値は、上記パイルを添加していない比較例1と同様、
1000MPaである。
株式会社製の強エネルギーキセノンウェザーメーターS
C750−WA型を用いて、190MJ/m2、89℃
で暴露させた後、日本電色工業株式会社Z−300Aを
用いて色差を測定した。
す。
しない比較例2に比べて、実施例1は色差ΔEが小さな
値に抑えられており、アクリル系フィルムを表面側に設
けることにより、樹脂劣化や変色が効果的に防止され、
本来の衝撃吸収性能が長期にわたって維持されることが
分かる。
の模様を付したアクリル系フィルムを表面に設けている
ので、樹脂の耐光性を維持しつつ表面に鮮鋭性のある模
様が得られ、繊維の練り込みにもとづく剛性の上昇や引
張伸び率の低下も回避され、高い衝撃吸収性能が維持で
きる。
材として、フロントピラーガーニッシュを示す断面図。
の要部の拡大断面図であり、(b)はその変形例を示す
拡大断面図である。
図。
図。
トピラーガーニッシュの詳細を示す説明図。
ピラーガーニッシュの詳細を示す断面図であり、(b)
は、表皮部の詳細を示す断面図である。
示す説明図。
示す説明図。
Claims (10)
- 【請求項1】 ゴム強化スチレン系樹脂、ポリプロピレ
ン系樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリアミド系樹脂、
ポリエステル系樹脂から選択される1種又は2種以上の
熱可塑性樹脂を用いて射出成形される車両用内装部材で
あって、少なくとも車室内空間に臨む表面側に、所定の
模様を付したアクリル系フィルムを設けてなることを特
徴とする車両用内装部材。 - 【請求項2】 アクリル系フィルムにパイル調あるいは
不織布調の模様を付してなる請求項1記載の車両用内装
部材。 - 【請求項3】 アクリル系フィルムに紫外線吸収剤を含
有させてなる請求項1又は2記載の車両用内装部材。 - 【請求項4】 アクリル系フィルムに艶消し剤を含有さ
せてなる請求項1〜3の何れか1項に記載の車両用内装
部材。 - 【請求項5】 アクリル系フィルムが、紫外線吸収剤を
含有したアクリル系樹脂よりなる基材層と、その裏面側
にパイル調あるいは不織布調の模様を印刷した印刷層と
からなる請求項1〜4の何れか1項に記載の車両用内装
部材。 - 【請求項6】 前記基材層の厚みが50〜150μmで
ある請求項5記載の車両用内装部材。 - 【請求項7】 アクリル系フィルムを、射出成形時の樹
脂熱を利用して前記表面側に溶着してなる請求項1〜6
の何れか1項に記載の車両用内装部材。 - 【請求項8】 アクリル系フィルムの溶着面に、予め接
着剤層を設けてなる請求項7記載の車両用内装部材。 - 【請求項9】 曲げ弾性率が、ASTM D−790基
準で800〜1900MPaである請求項1〜8の何れ
か1項に記載の車両用内装部材。 - 【請求項10】 自動車のピラーガーニッシュ、ルーフ
サイドレールガーニッシュ、ドアーウエストガーニッシ
ュ、スイッチパネル、又はクラスターパネルとして用い
られる請求項1〜9の何れか1項に記載の車両用内装部
材。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
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|---|---|---|---|
| JP2000-239023 | 2000-08-07 | ||
| JP2000239023 | 2000-08-07 | ||
| JP2000261626A JP2002120681A (ja) | 2000-08-07 | 2000-08-30 | 車両用内装部材 |
Publications (1)
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|---|---|
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|---|---|
| JP (1) | JP2002120681A (ja) |
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| JP2009018614A (ja) * | 2007-07-10 | 2009-01-29 | Toyoda Gosei Co Ltd | 自動車内装用の樹脂成形品 |
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-
2000
- 2000-08-30 JP JP2000261626A patent/JP2002120681A/ja active Pending
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