JP2002105371A - インキバインダー、インキ組成物及び生分解性印刷フイルム - Google Patents
インキバインダー、インキ組成物及び生分解性印刷フイルムInfo
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- JP2002105371A JP2002105371A JP2000301568A JP2000301568A JP2002105371A JP 2002105371 A JP2002105371 A JP 2002105371A JP 2000301568 A JP2000301568 A JP 2000301568A JP 2000301568 A JP2000301568 A JP 2000301568A JP 2002105371 A JP2002105371 A JP 2002105371A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】印刷物として使用後環境中に廃棄された場合
も、基材であるフイルム及び成型物と同様に生分解性を
示し、かつ、フルカラープロセス印刷といった高度な印
刷要求にも応えられるインキを構成するバインダーを提
供する。 【解決手段】硝化綿(a)50〜80重量%、アルキッド樹脂
(b)5〜25重量%、および可塑剤(c)15〜45重量%から
なる生分解性インキバインダー(A)。
も、基材であるフイルム及び成型物と同様に生分解性を
示し、かつ、フルカラープロセス印刷といった高度な印
刷要求にも応えられるインキを構成するバインダーを提
供する。 【解決手段】硝化綿(a)50〜80重量%、アルキッド樹脂
(b)5〜25重量%、および可塑剤(c)15〜45重量%から
なる生分解性インキバインダー(A)。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生分解性を有する
インキバインダー、このバインダーより得られたインキ
組成物、及びこのインキ組成物を脂肪族ポリエステルか
らなる生分解性フイルムに印刷して得られた生分解性印
刷フイルムに関する。
インキバインダー、このバインダーより得られたインキ
組成物、及びこのインキ組成物を脂肪族ポリエステルか
らなる生分解性フイルムに印刷して得られた生分解性印
刷フイルムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のプラスチックの多くは、環境中で
大変安定であり、分解を受けることはほとんど無かっ
た。このため、ゴミとして廃棄され、土中に埋め立てら
れた場合、それらはほとんどそのままの形で残存し続け
ていた。そこで、環境中において、生分解性を有するプ
ラスチック材料の開発が行われ、近年比較的実用性をも
ったフイルム・成型材料が得られるようになってきたこ
れに伴い、これら生分解性を有するフィルムへの印刷へ
の要求が高まりつつある。しかしながら、現在用いられ
ているインキは、生分解性についてはほとんど考慮され
ていなかった。従って、フイルムの未印刷部分は分解が
確認されていても、フィルムの印刷部分は非分解物質で
ある印刷インキで覆われているために、分解性が大きく
阻害された。
大変安定であり、分解を受けることはほとんど無かっ
た。このため、ゴミとして廃棄され、土中に埋め立てら
れた場合、それらはほとんどそのままの形で残存し続け
ていた。そこで、環境中において、生分解性を有するプ
ラスチック材料の開発が行われ、近年比較的実用性をも
ったフイルム・成型材料が得られるようになってきたこ
れに伴い、これら生分解性を有するフィルムへの印刷へ
の要求が高まりつつある。しかしながら、現在用いられ
ているインキは、生分解性についてはほとんど考慮され
ていなかった。従って、フイルムの未印刷部分は分解が
確認されていても、フィルムの印刷部分は非分解物質で
ある印刷インキで覆われているために、分解性が大きく
阻害された。
【0003】これらのフイルム等に印刷するためのイン
キとして特開平07-195814号公報に、硝化綿及びアルキ
ッド樹脂からなるインキに関する開示がある。当該イン
キは、一般的な硝化綿及びアルキッド樹脂からなるグラ
ビアインキ(実施例:東洋インキ製造製CCST、UPFベー
ス)であり、これに用いられるアルキッド樹脂は、一般
的な芳香族系アルキッドからなっている。当該インキ
は、生分解性フイルムへの印刷適性を示すものの、用い
られた一般的な芳香族アルキッド樹脂は、難生分解性で
あるため、印刷インキを含めたフィルムとしては、好ま
しいものではなかった。
キとして特開平07-195814号公報に、硝化綿及びアルキ
ッド樹脂からなるインキに関する開示がある。当該イン
キは、一般的な硝化綿及びアルキッド樹脂からなるグラ
ビアインキ(実施例:東洋インキ製造製CCST、UPFベー
ス)であり、これに用いられるアルキッド樹脂は、一般
的な芳香族系アルキッドからなっている。当該インキ
は、生分解性フイルムへの印刷適性を示すものの、用い
られた一般的な芳香族アルキッド樹脂は、難生分解性で
あるため、印刷インキを含めたフィルムとしては、好ま
しいものではなかった。
【0004】この他、特開平08-319445号公報に、一般
的に生分解性を有するといわれてるポリカプロラクト
ン、ポリビニルアルコール、ポリ乳酸樹脂からなるイン
キ組成物の開示がある。しかしながら、これら樹脂から
得られた生分解性インキは、フイルム基材への密着性が
乏しく、さらに実質的にインキとして印刷した場合、印
刷機上における印刷安定性に乏しく、長時間の大量印刷
には不向きであった。
的に生分解性を有するといわれてるポリカプロラクト
ン、ポリビニルアルコール、ポリ乳酸樹脂からなるイン
キ組成物の開示がある。しかしながら、これら樹脂から
得られた生分解性インキは、フイルム基材への密着性が
乏しく、さらに実質的にインキとして印刷した場合、印
刷機上における印刷安定性に乏しく、長時間の大量印刷
には不向きであった。
【0005】また、生分解性インキとして特開平8-9251
8号公報としてポリ乳酸誘導体からなるインキ組成物の
開示がある。これらは、樹脂バインダーに乳酸誘導体の
ほかにオキシ酸、コハク酸、プロピレングリコール、グ
リセリンから成るポリエステルを用いることを特徴とし
ている。
8号公報としてポリ乳酸誘導体からなるインキ組成物の
開示がある。これらは、樹脂バインダーに乳酸誘導体の
ほかにオキシ酸、コハク酸、プロピレングリコール、グ
リセリンから成るポリエステルを用いることを特徴とし
ている。
【0006】また、生分解性塗料組成物として、特開平
8-311368号公報には分子量15,000以下の生分解性樹脂と
溶剤からなるものの開示がある。しかし、肝心の樹脂の
種類については一切の開示がなく、良好な印刷適性を有
するインキはこの開示から容易に類推できない。さら
に、架橋成分を含むことを特徴としたため、架橋によっ
て生分解性が悪化していた。
8-311368号公報には分子量15,000以下の生分解性樹脂と
溶剤からなるものの開示がある。しかし、肝心の樹脂の
種類については一切の開示がなく、良好な印刷適性を有
するインキはこの開示から容易に類推できない。さら
に、架橋成分を含むことを特徴としたため、架橋によっ
て生分解性が悪化していた。
【0007】更には、上記、特開平08-319445号公報、
特開平8-92518号公報、特開平8-311368号公報に記載さ
れたインキは、いずれの場合も印刷物の色調及び階調再
現性に乏しく、フルカラープロセス印刷といった高度な
印刷要求を満たすことは困難であった従って、生分解性
を有し、かつ、インキとして商業的な実用印刷に耐えら
れる生分解性インキは、現在のところ得られてはいなか
った。
特開平8-92518号公報、特開平8-311368号公報に記載さ
れたインキは、いずれの場合も印刷物の色調及び階調再
現性に乏しく、フルカラープロセス印刷といった高度な
印刷要求を満たすことは困難であった従って、生分解性
を有し、かつ、インキとして商業的な実用印刷に耐えら
れる生分解性インキは、現在のところ得られてはいなか
った。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、印刷物とし
て使用後環境中に廃棄された場合も、基材であるフイル
ム及び成型物と同様に生分解性を示し、かつ、フルカラ
ープロセス印刷といった高度な印刷要求にも応えられる
インキを構成するバインダーを提供するものである。
て使用後環境中に廃棄された場合も、基材であるフイル
ム及び成型物と同様に生分解性を示し、かつ、フルカラ
ープロセス印刷といった高度な印刷要求にも応えられる
インキを構成するバインダーを提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、特定の材
料を特定の比率で配合することによって、生分解性を有
しつつ、かつ高度な印刷要求にも応えられるインキ用バ
インダーを見いだし、本発明に到った。
料を特定の比率で配合することによって、生分解性を有
しつつ、かつ高度な印刷要求にも応えられるインキ用バ
インダーを見いだし、本発明に到った。
【0010】すなわち、本発明は、硝化綿(a)50〜80
重量%、アルキッド樹脂(b)5〜25重量%、および可塑剤
(c)15〜45重量%からなる生分解性インキバインダーに
関する。
重量%、アルキッド樹脂(b)5〜25重量%、および可塑剤
(c)15〜45重量%からなる生分解性インキバインダーに
関する。
【0011】また、本発明は、アルキッド樹脂(b)が、
脂肪族多塩基酸(i)、脂肪族多価アルコール(ii)、及び
炭素数8から22までの脂肪酸(iii-1)、もしくは油脂(iii
-2)からなる、上記生分解性インキバインダーに関す
る。
脂肪族多塩基酸(i)、脂肪族多価アルコール(ii)、及び
炭素数8から22までの脂肪酸(iii-1)、もしくは油脂(iii
-2)からなる、上記生分解性インキバインダーに関す
る。
【0012】また、本発明は、上記インキバインダー
に、前記インキバインダーに対して0.1〜2倍量の顔料を
分散させてなる生分解インキ組成物に関する。
に、前記インキバインダーに対して0.1〜2倍量の顔料を
分散させてなる生分解インキ組成物に関する。
【0013】また、本発明は、上記インキバインダー
を、前記インキバインダーに対して1〜12重量倍量の、
前記インキバインダーが可溶な有機溶剤中に溶解させて
なる生分解インキ組成物に関する。
を、前記インキバインダーに対して1〜12重量倍量の、
前記インキバインダーが可溶な有機溶剤中に溶解させて
なる生分解インキ組成物に関する。
【0014】また、本発明は、上記インキ組成物を、脂
肪族ポリエステルからなる生分解性フイルムに印刷して
なる生分解性印刷フイルムに関する。
肪族ポリエステルからなる生分解性フイルムに印刷して
なる生分解性印刷フイルムに関する。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明における生分解性フイルム
用生分解性インキバインダー(A)とは、硝化綿(a)、ア
ルキッド樹脂(b)、及び可塑剤(c)を必須成分として構成
されるものである。本発明で示される不揮発成分とは、
1gの試料を150℃15分加熱を行い、揮発しなかった物を
不揮発成分とする。
用生分解性インキバインダー(A)とは、硝化綿(a)、ア
ルキッド樹脂(b)、及び可塑剤(c)を必須成分として構成
されるものである。本発明で示される不揮発成分とは、
1gの試料を150℃15分加熱を行い、揮発しなかった物を
不揮発成分とする。
【0016】本発明における硝化綿(a)とは、セルロ
ースの硝酸エステルを指す。重合度は、ハーキュルス
パウダー社(Hercules Powder Co.)による粘度測定法
において1/32〜10秒であるものが好ましく、更には1/32
〜1/2秒の範囲が、より好ましい。また、溶解性分類
としてはRS (Regular Soluble) 型及びAS (Alchol Sol
uble) 型が好ましい。重合度が低いと、得られるインキ
塗膜は脆弱となり、重合度が高い場合には、製品用途上
特定範囲の溶解粘度への調整が必要であるために、樹脂
/溶剤比が低下する傾向にあり好ましくない。
ースの硝酸エステルを指す。重合度は、ハーキュルス
パウダー社(Hercules Powder Co.)による粘度測定法
において1/32〜10秒であるものが好ましく、更には1/32
〜1/2秒の範囲が、より好ましい。また、溶解性分類
としてはRS (Regular Soluble) 型及びAS (Alchol Sol
uble) 型が好ましい。重合度が低いと、得られるインキ
塗膜は脆弱となり、重合度が高い場合には、製品用途上
特定範囲の溶解粘度への調整が必要であるために、樹脂
/溶剤比が低下する傾向にあり好ましくない。
【0017】硝化綿(a)の顔料及び溶剤を除く不揮発
成分中の重量比としては、50〜80重量%であることが好
ましく、更に好ましくは60〜70重量%である。硝化綿
(a)の重量比が少ない場合には、得られるインキ被膜
が柔らかく、ブロッキング等の問題を生じる。また、多
い場合には、インキ被膜が脆弱化し、密着性が悪化す
る。このほか、重量比が上記以外の範囲の場合に、プロ
セス印刷の場合の良好な網点再現性及び色の重ね刷り適
性を示さない。
成分中の重量比としては、50〜80重量%であることが好
ましく、更に好ましくは60〜70重量%である。硝化綿
(a)の重量比が少ない場合には、得られるインキ被膜
が柔らかく、ブロッキング等の問題を生じる。また、多
い場合には、インキ被膜が脆弱化し、密着性が悪化す
る。このほか、重量比が上記以外の範囲の場合に、プロ
セス印刷の場合の良好な網点再現性及び色の重ね刷り適
性を示さない。
【0018】本発明におけるアルキッド樹脂(b)と
は、脂肪族多塩基酸(i)、脂肪族多価アルコール(ii)及
び炭素数8から22までの脂肪酸(iii-1)もしくは油脂(iii
-2)からなるものを示す。
は、脂肪族多塩基酸(i)、脂肪族多価アルコール(ii)及
び炭素数8から22までの脂肪酸(iii-1)もしくは油脂(iii
-2)からなるものを示す。
【0019】アルキッド樹脂(b)の顔料及び溶剤を除
く不揮発成分中の重量比としては、5〜25重量%である。
更に好ましくは、5〜20重量%である。アルキッド樹脂
(b)の重量比が少ない場合には、インキ被膜が脆弱と
なり、多い場合にはインキ被膜が軟弱となり、ブロッキ
ング等の問題を生じる。このほか、重量比が上記以外の
範囲の場合に、プロセス印刷の場合の良好な網点再現性
及び色の重ね刷り適性を示さない。
く不揮発成分中の重量比としては、5〜25重量%である。
更に好ましくは、5〜20重量%である。アルキッド樹脂
(b)の重量比が少ない場合には、インキ被膜が脆弱と
なり、多い場合にはインキ被膜が軟弱となり、ブロッキ
ング等の問題を生じる。このほか、重量比が上記以外の
範囲の場合に、プロセス印刷の場合の良好な網点再現性
及び色の重ね刷り適性を示さない。
【0020】アルキッド樹脂(b)を構成する、脂肪族
多塩基酸(i)として用いられるものを列挙すれば、例え
ば、コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、マレイン酸、
フマル酸、イタコン酸、シトラコン酸等のアルキル部の
炭素数2〜18までの飽和及び不飽和ジカルボン酸及びこ
れらの酸無水物、ヘキサヒドロフタル酸等の脂環ジカル
ボン酸及びこれらの酸無水物、クエン酸等の多価カルボ
ン酸及びこれらの酸無水物等が挙げられる。さらに、シ
クロペンタジエン-マレイン酸付加物、テルペン-マレイ
ン酸付加物、ロジンマレイン酸付加物等の、不飽和ジカ
ルボン酸に共役二重結合を有する不飽和脂肪族化合物を
Diels-Alder反応させて得られた脂肪族多塩基酸も含ま
れる。
多塩基酸(i)として用いられるものを列挙すれば、例え
ば、コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、マレイン酸、
フマル酸、イタコン酸、シトラコン酸等のアルキル部の
炭素数2〜18までの飽和及び不飽和ジカルボン酸及びこ
れらの酸無水物、ヘキサヒドロフタル酸等の脂環ジカル
ボン酸及びこれらの酸無水物、クエン酸等の多価カルボ
ン酸及びこれらの酸無水物等が挙げられる。さらに、シ
クロペンタジエン-マレイン酸付加物、テルペン-マレイ
ン酸付加物、ロジンマレイン酸付加物等の、不飽和ジカ
ルボン酸に共役二重結合を有する不飽和脂肪族化合物を
Diels-Alder反応させて得られた脂肪族多塩基酸も含ま
れる。
【0021】アルキッド樹脂(b)を構成する、脂肪族
多価アルコール(ii)としては、エチレングリコール。ジ
エチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピ
レングリコール、トリメチレングリコール、ブチレング
リコール等のジオール類、グリセリン、トリメチロール
プロパン等のトリオール類、ジグリセリン、トリグリセ
リン、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトー
ル、マンニット、ソルビット等の4価以上の多価アルコ
ール類が挙げられる。
多価アルコール(ii)としては、エチレングリコール。ジ
エチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピ
レングリコール、トリメチレングリコール、ブチレング
リコール等のジオール類、グリセリン、トリメチロール
プロパン等のトリオール類、ジグリセリン、トリグリセ
リン、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトー
ル、マンニット、ソルビット等の4価以上の多価アルコ
ール類が挙げられる。
【0022】アルキッド樹脂(b)を構成する、炭素数8
から22までの脂肪酸(iii-1)としてはステアリン酸、パ
ルミチン酸、ミリスチン酸、ラウリン酸、オレイン酸、
リノール酸、リノレイン酸等の油脂脂肪酸。さらに油脂
(iii-2)としては、大豆油、アマニ油、綿実油、ナタネ
油、キリ油、ヒマシ油、ヤシ油、牛脂といったものが挙
げられる。
から22までの脂肪酸(iii-1)としてはステアリン酸、パ
ルミチン酸、ミリスチン酸、ラウリン酸、オレイン酸、
リノール酸、リノレイン酸等の油脂脂肪酸。さらに油脂
(iii-2)としては、大豆油、アマニ油、綿実油、ナタネ
油、キリ油、ヒマシ油、ヤシ油、牛脂といったものが挙
げられる。
【0023】アルキッド樹脂(b)を構成するそれぞれの
重量比を以下に示す。脂肪族多塩基酸(i)は、20〜60重
量%、より好ましくは30〜50重量%。脂肪族多価アルコ
ール(ii)は、5〜30重量%、より好ましくは7〜20重量
%。脂肪酸(iii-1)・油脂(iii-2)は、20〜60重量%、よ
り好ましくは30〜50重量%である。
重量比を以下に示す。脂肪族多塩基酸(i)は、20〜60重
量%、より好ましくは30〜50重量%。脂肪族多価アルコ
ール(ii)は、5〜30重量%、より好ましくは7〜20重量
%。脂肪酸(iii-1)・油脂(iii-2)は、20〜60重量%、よ
り好ましくは30〜50重量%である。
【0024】また、バインダーの特性調整のため、脂肪
族多塩基酸(i)、脂肪族多価アルコール(ii)、および、
脂肪酸(iii-1)・油脂(iii-2)のそれぞれの30重量%、好
ましくは20重量%を上限として、芳香族化合物を用いる
こともできる。また脂肪酸(iii-1)と油脂(iii-2)とは、
併用されても良い。
族多塩基酸(i)、脂肪族多価アルコール(ii)、および、
脂肪酸(iii-1)・油脂(iii-2)のそれぞれの30重量%、好
ましくは20重量%を上限として、芳香族化合物を用いる
こともできる。また脂肪酸(iii-1)と油脂(iii-2)とは、
併用されても良い。
【0025】本発明における、可塑剤(c)とは、バイン
ダー(A)の柔軟性や密着性を調整する目的で添加され
る。好ましくは、分子量2,000以下である。例えば、リ
ン酸アルキルエステル、マレイン酸ジアルキルエステ
ル、クエン酸トリアルキルアセテート、フタル酸ジアル
キル、アジピン酸ジアルキル、アジピン酸アルキル、セ
バシン酸ジアルキルといった多官能カルボン酸アルキル
エステル類(アルキルとはブチル、へキシル、オクチ
ル、ラウリル、フェニル等)、大豆油、アマニ油、綿実
油、ナタネ油、キリ油、ヒマシ油、ヤシ油、牛脂といっ
た油脂類、及びその油脂類から誘導された脂肪酸類、ま
た、ロジン類及びその水素添加物、テルペン類、及び分
子量が2,000以下のエステルガム類、タキファイア類を
示す。
ダー(A)の柔軟性や密着性を調整する目的で添加され
る。好ましくは、分子量2,000以下である。例えば、リ
ン酸アルキルエステル、マレイン酸ジアルキルエステ
ル、クエン酸トリアルキルアセテート、フタル酸ジアル
キル、アジピン酸ジアルキル、アジピン酸アルキル、セ
バシン酸ジアルキルといった多官能カルボン酸アルキル
エステル類(アルキルとはブチル、へキシル、オクチ
ル、ラウリル、フェニル等)、大豆油、アマニ油、綿実
油、ナタネ油、キリ油、ヒマシ油、ヤシ油、牛脂といっ
た油脂類、及びその油脂類から誘導された脂肪酸類、ま
た、ロジン類及びその水素添加物、テルペン類、及び分
子量が2,000以下のエステルガム類、タキファイア類を
示す。
【0026】これらは、分子量が小さいため、芳香族化
合物であっても分解性を示す。しかし、脂肪族化合物か
らのみ構成された可塑剤が、最も好ましい。
合物であっても分解性を示す。しかし、脂肪族化合物か
らのみ構成された可塑剤が、最も好ましい。
【0027】可塑剤(c)の顔料及び溶剤を除く不揮発
成分中の重量比としては、15〜45重量%である。更に好
ましくは、20〜35重量%である。可塑剤(c)の重量比が少
ない場合には、インキ被膜が脆弱となり、多い場合には
インキ被膜が軟弱となり、ブロッキング等の問題を生じ
る。このほか、重量比が上記の範囲以外の場合に、プロ
セス印刷の場合の良好な網点再現性及び色の重ね刷り適
性を示さない。
成分中の重量比としては、15〜45重量%である。更に好
ましくは、20〜35重量%である。可塑剤(c)の重量比が少
ない場合には、インキ被膜が脆弱となり、多い場合には
インキ被膜が軟弱となり、ブロッキング等の問題を生じ
る。このほか、重量比が上記の範囲以外の場合に、プロ
セス印刷の場合の良好な網点再現性及び色の重ね刷り適
性を示さない。
【0028】さらに、本発明における顔料とは、インキ
として着色させるために添加するものである。これらの
種類に特に限定はない。例示すれば、 フタロシアニン
系、アゾ系、キナクリドン系、レーキ系、ベンズイミダ
ゾロン系、アントラキノン系、ジオキサジン系、インジ
ゴ系、チオインジゴ系、ペリレン系、ペリノン系、ジケ
トピロロピロール系、アンスロン系、イソインドリノン
系、ニトロ系、ニトロソ系、アンスラキノン系、フラバ
ンスロン系、キノフタロン系、ピランスロン系、インダ
ンスロン系などの有機系顔料、酸化チタン、カーボンブ
ラック、ベンガラ、酸化亜鉛、炭酸カルシウム、インジ
ウム、ITO 、硫酸バリウムなどの無機系顔料を使用する
ことができる。
として着色させるために添加するものである。これらの
種類に特に限定はない。例示すれば、 フタロシアニン
系、アゾ系、キナクリドン系、レーキ系、ベンズイミダ
ゾロン系、アントラキノン系、ジオキサジン系、インジ
ゴ系、チオインジゴ系、ペリレン系、ペリノン系、ジケ
トピロロピロール系、アンスロン系、イソインドリノン
系、ニトロ系、ニトロソ系、アンスラキノン系、フラバ
ンスロン系、キノフタロン系、ピランスロン系、インダ
ンスロン系などの有機系顔料、酸化チタン、カーボンブ
ラック、ベンガラ、酸化亜鉛、炭酸カルシウム、インジ
ウム、ITO 、硫酸バリウムなどの無機系顔料を使用する
ことができる。
【0029】本発明における、バインダー(A)が可溶な
有機溶剤とは、樹脂が溶解することが出来れば特に限定
はない。これは、インキとして印刷ないしは塗工が可能
な粘度に希釈するために用いられるものであり、印刷終
了後は、乾燥機等で除去される。例えば、ヘキサン、シ
クロヘキサン、オクタン、トルエン、キシレン等の炭化
水素系溶剤、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、
メチルプロピレングリコールモノアセテート等のエステ
ル系溶剤、アセトン、メチルエチルケトン、メチルブチ
ルケトン、シクロヘキサノン等のケトン系溶剤、ジエチ
ルエーテル、メチルブチルエーテル、メチルプロピレン
グリコール、プロピルグリコールモノエーテル、ジエチ
レングリコールモノブチルエーテル、メチルセロソル
ブ、エチルセロソルブ、ブチルセロソルブ等のエーテル
系溶剤、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタ
ノール等のアルコール系溶剤が挙げられる。ただし、塩
化メチレン、クロロホルム等のハロゲン系溶剤は、好ま
しくない。
有機溶剤とは、樹脂が溶解することが出来れば特に限定
はない。これは、インキとして印刷ないしは塗工が可能
な粘度に希釈するために用いられるものであり、印刷終
了後は、乾燥機等で除去される。例えば、ヘキサン、シ
クロヘキサン、オクタン、トルエン、キシレン等の炭化
水素系溶剤、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、
メチルプロピレングリコールモノアセテート等のエステ
ル系溶剤、アセトン、メチルエチルケトン、メチルブチ
ルケトン、シクロヘキサノン等のケトン系溶剤、ジエチ
ルエーテル、メチルブチルエーテル、メチルプロピレン
グリコール、プロピルグリコールモノエーテル、ジエチ
レングリコールモノブチルエーテル、メチルセロソル
ブ、エチルセロソルブ、ブチルセロソルブ等のエーテル
系溶剤、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタ
ノール等のアルコール系溶剤が挙げられる。ただし、塩
化メチレン、クロロホルム等のハロゲン系溶剤は、好ま
しくない。
【0030】本発明における脂肪族ポリエステルからな
る生分解性フイルムとは、従来公知の生分解性樹脂のフ
イルムを示す。例えば、ポリ乳酸、ポリカプロラクト
ン、ポリヒドロキシ酪酸、ポリブチレンサクシネート、
ポリブチレンサクシネートアジペート、ポリエチレンサ
クシネート等が挙げられる。これらの基材には、本発明
のバインダーは優れた密着性を示す。特にフイルムを構
成する樹脂の一次構造中に、カプロラクトン、ブチレン
などの炭素数4から6のアルキル単位を有しているもの
は、特に優れた密着性を示す。
る生分解性フイルムとは、従来公知の生分解性樹脂のフ
イルムを示す。例えば、ポリ乳酸、ポリカプロラクト
ン、ポリヒドロキシ酪酸、ポリブチレンサクシネート、
ポリブチレンサクシネートアジペート、ポリエチレンサ
クシネート等が挙げられる。これらの基材には、本発明
のバインダーは優れた密着性を示す。特にフイルムを構
成する樹脂の一次構造中に、カプロラクトン、ブチレン
などの炭素数4から6のアルキル単位を有しているもの
は、特に優れた密着性を示す。
【0031】本発明のインキバインダーは、グラビアイ
ンキ、フレキソインキ、シルクスクリーンインキ、オフ
セットインキ、オーバープリンティングニス等特に限定
はなく、全ての用途に用いることができる。この中で、
バインダーの特性を考慮すると、特にグラビアインキと
して用いた場合最も好ましい。
ンキ、フレキソインキ、シルクスクリーンインキ、オフ
セットインキ、オーバープリンティングニス等特に限定
はなく、全ての用途に用いることができる。この中で、
バインダーの特性を考慮すると、特にグラビアインキと
して用いた場合最も好ましい。
【0032】本発明のインキは、グラビア印刷機、フレ
キソ印刷機、シルクスクリーン印刷機、オフセット印刷
機、ロールコータ、グラビアオフセットコータ、ナイフ
コータ、カーテンコータ等の全ての印刷機もしくは塗工
機で印刷・塗工が可能である。この中で、特にグラビア
印刷機、グラビアコータ、ロールコータで印刷・塗工す
ることが、バインダーの特性を考慮すると最も好まし
い。
キソ印刷機、シルクスクリーン印刷機、オフセット印刷
機、ロールコータ、グラビアオフセットコータ、ナイフ
コータ、カーテンコータ等の全ての印刷機もしくは塗工
機で印刷・塗工が可能である。この中で、特にグラビア
印刷機、グラビアコータ、ロールコータで印刷・塗工す
ることが、バインダーの特性を考慮すると最も好まし
い。
【0033】さらに、本発明のインキバインダー(A)か
ら得られたインキ組成物には、バインダー、顔料、溶剤
を含めたインキ組成物中において10重量%以下、好まし
くは5重量%以下の添加剤を加えることもできる。ここで
示される添加剤とは、顔料分散剤、安定化剤、レベリン
グ剤、消泡剤、防腐剤、耐熱性向上剤、難燃材、潤滑
剤、耐水性向上剤、耐傷性向上剤等を指す。
ら得られたインキ組成物には、バインダー、顔料、溶剤
を含めたインキ組成物中において10重量%以下、好まし
くは5重量%以下の添加剤を加えることもできる。ここで
示される添加剤とは、顔料分散剤、安定化剤、レベリン
グ剤、消泡剤、防腐剤、耐熱性向上剤、難燃材、潤滑
剤、耐水性向上剤、耐傷性向上剤等を指す。
【0034】上記の方法により得られた、インキバイン
ダー、インキ組成物、印刷物は、特に農業用マルチフィ
ルムに用いた場合に、特に優れた効果を発揮する。
ダー、インキ組成物、印刷物は、特に農業用マルチフィ
ルムに用いた場合に、特に優れた効果を発揮する。
【0035】
【実施例】以下に、本発明を具体的に示す。
【0036】アルキッド樹脂の合成 表1に示した脂肪族多塩基酸(i)、脂肪族多価アルコー
ル(ii)、及び炭素数8から22までの油脂脂肪酸(iii-1)、
もしくは油脂(iii-2)を、総計1kgとなるように、攪拌機
を備えた2L3つ口フラスコに入れた。更にトルエン50gを
加え、窒素雰囲気下オイルバスで180℃に加熱し10時間
反応させた。反応終了後、得られたアルキド樹脂をNV=5
0(不揮発分、重量%)となるよう、トルエンで希釈を
行った。
ル(ii)、及び炭素数8から22までの油脂脂肪酸(iii-1)、
もしくは油脂(iii-2)を、総計1kgとなるように、攪拌機
を備えた2L3つ口フラスコに入れた。更にトルエン50gを
加え、窒素雰囲気下オイルバスで180℃に加熱し10時間
反応させた。反応終了後、得られたアルキド樹脂をNV=5
0(不揮発分、重量%)となるよう、トルエンで希釈を
行った。
【0037】 表1 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 番号 多塩基酸(i) アルコール(ii) 脂肪酸/油脂(iii) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 実施例1.1 MAH 400g EG 200g 大豆油 400g 実施例1.2 MAH 400g EG 200g ステアリン酸 400g 実施例1.3 MAH 550g EG 50g 大豆油 400g 実施例1.4 MAH 400g EG 50g 大豆油 550g 実施例1.5 MAH 400g EG 50g 大豆油 550g 実施例1.6 HHPA400g EG 200g ひまし油 400g 実施例1.7 MAH 400g GL 200g 大豆油 400g 比較例1.1 PAH 400g EG 200g 大豆油 400g −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− MAH:無水マレイン酸、PAH:無水フタル酸、HHPA:ヘキサヒドロフタル酸、EG :エチレングリコール、GL:グリセリン
【0038】インキバインダー溶液(ニス)の調製及び
密着性評価 インキバインダーの調製は、以下に示す方法で行った。
密着性評価 インキバインダーの調製は、以下に示す方法で行った。
【0039】1)硝化綿は、酢酸エチル/メタノール=1/1
(重量比)溶液にNV=50にて溶解させたものを用いた。 2)アルキッド樹脂は、実施例1〜4で調製されたNV=50の
ものを用いた。 3)可塑剤は、溶剤を含まないものを用いた。
(重量比)溶液にNV=50にて溶解させたものを用いた。 2)アルキッド樹脂は、実施例1〜4で調製されたNV=50の
ものを用いた。 3)可塑剤は、溶剤を含まないものを用いた。
【0040】これらそれぞれを、高速ミキサーで溶解さ
せ、バインダーベースを得た。更に規定の粘度(離合社
製ザーンカップ粘度計#4 25秒)になるよう酢酸エチ
ル/メタノール=1/1(重量比)溶剤にて希釈した。ここ
に示す処方量は、樹脂のみに換算後の値である。
せ、バインダーベースを得た。更に規定の粘度(離合社
製ザーンカップ粘度計#4 25秒)になるよう酢酸エチ
ル/メタノール=1/1(重量比)溶剤にて希釈した。ここ
に示す処方量は、樹脂のみに換算後の値である。
【0041】さらに、得られたこれらニスを、ポリカプ
ロラクトン35μmフイルムにバーコータ#5にて塗工し、
ドライヤー乾燥後、セロハンテープ剥離試験を実施し
た。
ロラクトン35μmフイルムにバーコータ#5にて塗工し、
ドライヤー乾燥後、セロハンテープ剥離試験を実施し
た。
【0042】セロテープ(登録商標)剥離は5段階評
価、5:剥離せず、4:強く剥がすと部分的に剥離、3:
強く剥がすと全て剥離、2:弱く剥がすと部分的に剥
離、1:弱く剥がしても全て剥離。結果を表2に示す。
価、5:剥離せず、4:強く剥がすと部分的に剥離、3:
強く剥がすと全て剥離、2:弱く剥がすと部分的に剥
離、1:弱く剥がしても全て剥離。結果を表2に示す。
【0043】 表2 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 番号 硝化綿 アルキッド樹脂 可塑剤 溶剤 密着性 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 実施例2.1 1/4RS 65g 実施例1.1 10g TBC 25g 230g 5 実施例2.2 1/4RS 75g 実施例1.1 5g TBC 20g 280g 4 実施例2.3 1/4RS 55g 実施例1.1 15g TBC 30g 190g 4 実施例2.4 1/4RS 60g 実施例1.1 22g TBC 18g 210g 4 実施例2.5 1/4RS 50g 実施例1.1 10g TBC 40g 180g 4 実施例2.6 1/4RS 73g 実施例1.1 10g TBC 17g 240g 4 実施例2.7 1/4RS 65g 実施例1.2 10g TBC 25g 230g 5 実施例2.8 1/4RS 65g 実施例1.3 10g TBC 25g 260g 5 実施例2.9 1/4RS 65g 実施例1.4 10g TBC 25g 290g 5 実施例2.10 1/4RS 65g 実施例1.5 10g TBC 25g 310g 5 実施例2.11 1/4RS 65g 実施例1.6 10g TBC 25g 320g 5 実施例2.12 1/2RS 65g 実施例1.1 10g TBC 25g 280g 5 実施例2.13 1/16RS 65g 実施例1.1 10g TBC 25g 200g 5 実施例2.14 1/4RS 65g 実施例1.1 10g CAO 25g 240g 5 実施例2.15 1/4RS 65g 実施例1.1 10g RME 25g 210g 5 比較例2.1 1/4RS 85g 実施例1.1 5g TBC 10g 310g 1 比較例2.2 1/4RS 45g 実施例1.1 15g TBC 40g 150g 1 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− TBC:クエン酸トリブチル、CAO:ひまし油、RME:ロジンメチルエステル
【0044】顔料の分散 インキバインダー溶液(ニス)の調製と同等の方法によ
って得たバインダーベース300g(溶剤を含まない重量に
換算)に、それぞれの顔料をサンドミルにて分散させ、
ミルベースを得た。さらに、酢酸エチル/メタノール=1/
1(重量比)溶液にて更に規定の粘度(離合社製ザーン
カップ粘度計#4 25秒)になるよう酢酸エチル/メタ
ノール=1/1(重量比)溶液にて希釈し、インキ組成物を
得た。
って得たバインダーベース300g(溶剤を含まない重量に
換算)に、それぞれの顔料をサンドミルにて分散させ、
ミルベースを得た。さらに、酢酸エチル/メタノール=1/
1(重量比)溶液にて更に規定の粘度(離合社製ザーン
カップ粘度計#4 25秒)になるよう酢酸エチル/メタ
ノール=1/1(重量比)溶液にて希釈し、インキ組成物を
得た。
【0045】セロテープ剥離は5段階評価、5:剥離せ
ず、4:強く剥がすと部分的に剥離、3:強く剥がすと全
て剥離、2:弱く剥がすと部分的に剥離、1:弱く剥がし
ても全て剥離。結果を表3に示す。
ず、4:強く剥がすと部分的に剥離、3:強く剥がすと全
て剥離、2:弱く剥がすと部分的に剥離、1:弱く剥がし
ても全て剥離。結果を表3に示す。
【0046】 表3 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 番号 バインダーベース 顔料 溶剤 密着性 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 実施例3.1 実施例2.1 CI-21095 150g 800g 5 実施例3.2 実施例2.1 CI-158654 150g 900g 5 実施例3.3 実施例2.1 CI-74160 150g 950g 5 実施例3.4 実施例2.1 カーボンブラック 150g 850g 5 実施例3.5 実施例2.1 酸化チタン 300g 1.5kg 5 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− CI-21095:ジスアゾイエロー、CI-158654:モノアゾレーキ、CI-74160:フタ ロシアニンブルー
【0047】基材密着性の評価。 各種機材上に、実施例3.5で得られたインキ組成物をグ
ラビア校正印刷機にて印刷し、印刷物のセロハンテープ
剥離試験を実施した。印刷条件は下記に示す。 版式:ヘリオ式30ミクロンベタ版 印刷粘度:離合社製ザーンカップ#3 18秒 希釈溶剤:トルエン/酢酸エチル/メタノール=1/1/1(重
量比)溶剤 印刷速度:50m/分 セロテープ剥離は5段階評価、5:剥離せず、4:強く剥
がすと部分的に剥離、3:強く剥がすと全て剥離、2:弱
く剥がすと部分的に剥離、1:弱く剥がしても全て剥
離。結果を表4に示す。
ラビア校正印刷機にて印刷し、印刷物のセロハンテープ
剥離試験を実施した。印刷条件は下記に示す。 版式:ヘリオ式30ミクロンベタ版 印刷粘度:離合社製ザーンカップ#3 18秒 希釈溶剤:トルエン/酢酸エチル/メタノール=1/1/1(重
量比)溶剤 印刷速度:50m/分 セロテープ剥離は5段階評価、5:剥離せず、4:強く剥
がすと部分的に剥離、3:強く剥がすと全て剥離、2:弱
く剥がすと部分的に剥離、1:弱く剥がしても全て剥
離。結果を表4に示す。
【0048】 表4 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 番号 フイルム基材 フイルム厚 密着性 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 実施例4.1 ポリカプロラクトンフイルム 35μm 5 実施例4.2 ポリヒドロキシ酪酸 35μm 5 実施例4.3 ポリブチレンサクシネート 35μm 5 実施例4.4 ポリブチレンサクシネートアジペート 35μm 5 実施例4.5 ポリエチレンサクシネート 35μm 4 実施例4.6 ポリ乳酸 35μm 4 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【0049】生分解性の評価 生分解性の評価は、活性汚泥を使用したフラスコ培養法
により評価した。活性汚泥:(財)化学物質評価研究機
構 標準活性汚泥(アニリン分解性良好) 基礎培地(pH7.4±0.2)の調製 I液(100倍液:無水リン酸一水素カリウム 21.75g、無水
リン酸二水素カリウム 8.5g、リン酸一水素ナトウム二
水和物 33.4g、アンモニア塩酸塩 0.5g/L) II液(1000倍液:塩化カルシウム二水和物 36.4g/L) III液(1000倍液:塩酸マグネシウム七水和物 22.5g/L) IV液(1000倍液:塩化鉄(III)六水和物 0.25g/L) I液 10ml、II液・III液・IV液 各1mlを超純水800mlに
加えて撹拌し、塩酸にてpH7.4±0.2に合わせたのち、水
を加えて1リットルにメスアップして基礎培地とした。
により評価した。活性汚泥:(財)化学物質評価研究機
構 標準活性汚泥(アニリン分解性良好) 基礎培地(pH7.4±0.2)の調製 I液(100倍液:無水リン酸一水素カリウム 21.75g、無水
リン酸二水素カリウム 8.5g、リン酸一水素ナトウム二
水和物 33.4g、アンモニア塩酸塩 0.5g/L) II液(1000倍液:塩化カルシウム二水和物 36.4g/L) III液(1000倍液:塩酸マグネシウム七水和物 22.5g/L) IV液(1000倍液:塩化鉄(III)六水和物 0.25g/L) I液 10ml、II液・III液・IV液 各1mlを超純水800mlに
加えて撹拌し、塩酸にてpH7.4±0.2に合わせたのち、水
を加えて1リットルにメスアップして基礎培地とした。
【0050】脱溶剤を行った試料2mg、基礎培地20mlを1
00ml三角フラスコにいれ、シリコ栓にて封じ、オートク
レーブ滅菌を実施した。この後、生物試験用培養液に
は、活性汚泥0.6mgを添加し、対照試験用培養液は、滅
菌後そのままで、25℃震盪培養を実施した。
00ml三角フラスコにいれ、シリコ栓にて封じ、オートク
レーブ滅菌を実施した。この後、生物試験用培養液に
は、活性汚泥0.6mgを添加し、対照試験用培養液は、滅
菌後そのままで、25℃震盪培養を実施した。
【0051】14日後、28日後に培養液を滅菌後取り出
し、これらを酢酸n-プロピル60mlにて抽出し、エバポレ
ータ減圧濃縮した。濃縮後テトラハイドロフラン5mlを
添加し、ゲル透過クロマトグラフ/示差屈折計(実施例
5.1〜5.16、比較例5.1〜5.4)、ないしガスクロマトグ
ラフ/FID(実施例5.17〜5.22)にて分析し、ピーク面積
より試料の分解量を求めた。結果を表5に示す。
し、これらを酢酸n-プロピル60mlにて抽出し、エバポレ
ータ減圧濃縮した。濃縮後テトラハイドロフラン5mlを
添加し、ゲル透過クロマトグラフ/示差屈折計(実施例
5.1〜5.16、比較例5.1〜5.4)、ないしガスクロマトグ
ラフ/FID(実施例5.17〜5.22)にて分析し、ピーク面積
より試料の分解量を求めた。結果を表5に示す。
【0052】 表5 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 番号 試料 汚泥 0日* 14日* 28日* −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 実施例5.1 硝化綿1/4RS 有 466 291 171 実施例5.2 硝化綿1/4RS 無 471 445 438 実施例5.3 実施例1.1 有 653 181 154 実施例5.4 実施例1.1 無 648 574 564 実施例5.5 実施例1.2 有 711 153 122 実施例5.6 実施例1.2 無 699 498 468 実施例5.7 実施例1.3 有 533 201 98 実施例5.8 実施例1.3 無 548 536 499 実施例5.9 実施例1.4 有 684 148 120 実施例5.10 実施例1.4 無 672 614 587 実施例5.11 実施例1.5 有 487 184 132 実施例5.12 実施例1.5 無 500 488 467 実施例5.13 実施例1.6 有 687 221 118 実施例5.14 実施例1.6 無 669 543 536 実施例5.15 実施例1.7 有 584 187 123 実施例5.16 実施例1.7 無 593 532 498 実施例5.17 TBC 有 69800 trace ND 実施例5.18 TBC 無 68200 387 ND 実施例5.19 CAO 有 35700 trace ND 実施例5.20 CAO 無 37600 12300 6890 実施例5.21 RME 有 12400 2400 256 実施例5.22 RME 無 13600 9850 8730 比較例5.1 比較例1.1 有 733 618 582 比較例5.2 比較例1.1 無 741 695 635 比較例5.3 CCSTアルキッド 有 588 508 472 比較例5.4 CCSTアルキッド 無 608 553 531 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− *ピーク面積を表記。 TBC:クエン酸トリブチル、CAO:ひまし油、RME:ロジンメチルエステル CCSTアルキッド:東洋インキ製造(株)製硝化綿/芳香族アルキッド系グラビア インキ「CCST」用アルキッド樹脂
【0053】印刷適性評価 印刷適性評価は、5色グラビア印刷機にて実施した。印
刷条件は以下に示した。ここで対照インキとして用いた
東洋インキ製造(株)製プロセスインキ「CCST」は、優
れたプロセス適性を有するグラビアインキである。
刷条件は以下に示した。ここで対照インキとして用いた
東洋インキ製造(株)製プロセスインキ「CCST」は、優
れたプロセス適性を有するグラビアインキである。
【0054】 印刷フイルム:ポリカプロラクトン35μmフイルム 版式:ヘリオ式スケールチャート/女性ポートレートテ
スト版(表刷り)。 印刷粘度:離合社製ザーンカップ#3 18秒 希釈溶剤:トルエン/酢酸エチル/メタノール=1/1/1(重
量比)溶剤 印刷速度:180m/分 評価インキ:基本プロセス5色(実施例3.1黄、実施例3.
2紅、実施例3.3藍、実施例3.4墨、実施例3.5白) 対照インキ:東洋インキ製造(株)製プロセスインキ
「CCST」基本プロセス5色(23黄、11紅、39藍、94墨、6
1白) 評価は、ポートレート部の官能試験にて実施した。評価
は5段階評価で実施し、評価値は、7人のパネラーの平均
評価値を求めた。結果を表6に示す。
スト版(表刷り)。 印刷粘度:離合社製ザーンカップ#3 18秒 希釈溶剤:トルエン/酢酸エチル/メタノール=1/1/1(重
量比)溶剤 印刷速度:180m/分 評価インキ:基本プロセス5色(実施例3.1黄、実施例3.
2紅、実施例3.3藍、実施例3.4墨、実施例3.5白) 対照インキ:東洋インキ製造(株)製プロセスインキ
「CCST」基本プロセス5色(23黄、11紅、39藍、94墨、6
1白) 評価は、ポートレート部の官能試験にて実施した。評価
は5段階評価で実施し、評価値は、7人のパネラーの平均
評価値を求めた。結果を表6に示す。
【0055】 表6 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− インキ名 評価平均 A B C D E F G −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 評価インキ 4.14 4 5 4 3 4 5 4 対照インキ 4.28 5 4 5 4 5 4 3 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【0056】
【発明の効果】本発明のインキバインダー、インキ組成
物及び印刷物は、良好な生分解性を示しつつ、高い印刷
適性(フルカラープロセス印刷における色調及び階調再
現性、印刷機上における安定性等)を有するインキ及び
印刷物を提供できるようになった。
物及び印刷物は、良好な生分解性を示しつつ、高い印刷
適性(フルカラープロセス印刷における色調及び階調再
現性、印刷機上における安定性等)を有するインキ及び
印刷物を提供できるようになった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F100 AJ06B AK41A AK44B AL05B BA02 CA04B EH46 HB31B JC00 JC00A JK06 JL16 YY00B 4J039 AB01 AB02 AB03 AB04 AB05 AE06 BC02 BC03 BC04 BC07 BC08 BC12 BC14 BC15 BC16 BC18 BC19 BC20 BC56 BE01 BE12 BE13 EA48 FA02
Claims (5)
- 【請求項1】硝化綿(a)50〜80重量%、アルキッド樹脂
(b)5〜25重量%、および可塑剤(c)15〜45重量%から
なる生分解性インキバインダー。 - 【請求項2】アルキッド樹脂(b)が、脂肪族多塩基酸
(i)、脂肪族多価アルコール(ii)、及び炭素数8から22ま
での脂肪酸(iii-1)、もしくは油脂(iii-2)からなる、請
求項1記載の生分解性インキバインダー。 - 【請求項3】請求項1または2記載のインキバインダー
に、前記インキバインダーに対して0.1〜2重量倍量の顔
料を分散させてなる生分解インキ組成物。 - 【請求項4】請求項1または2記載のインキバインダー
を、前記インキバインダーに対して1〜12重量倍量の、
前記インキバインダーが可溶な有機溶剤中に溶解させて
なる生分解インキ組成物。 - 【請求項5】請求項3または4記載のインキ組成物を、脂
肪族ポリエステルからなる生分解性フイルムに印刷して
なる生分解性印刷フイルム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000301568A JP2002105371A (ja) | 2000-10-02 | 2000-10-02 | インキバインダー、インキ組成物及び生分解性印刷フイルム |
Applications Claiming Priority (1)
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| JP2000301568A JP2002105371A (ja) | 2000-10-02 | 2000-10-02 | インキバインダー、インキ組成物及び生分解性印刷フイルム |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002105371A true JP2002105371A (ja) | 2002-04-10 |
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ID=18783089
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000301568A Pending JP2002105371A (ja) | 2000-10-02 | 2000-10-02 | インキバインダー、インキ組成物及び生分解性印刷フイルム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002105371A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006253252A (ja) * | 2005-03-09 | 2006-09-21 | Hitachi Global Storage Technologies Netherlands Bv | 磁性膜とその製造方法及びこれを使用した薄膜磁気ヘッドと磁気ディスク装置 |
| JP2008501044A (ja) * | 2004-03-12 | 2008-01-17 | サン・ケミカル・コーポレーション | 低マイグレーション低臭気オフセットインキまたはワニス |
-
2000
- 2000-10-02 JP JP2000301568A patent/JP2002105371A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008501044A (ja) * | 2004-03-12 | 2008-01-17 | サン・ケミカル・コーポレーション | 低マイグレーション低臭気オフセットインキまたはワニス |
| JP2006253252A (ja) * | 2005-03-09 | 2006-09-21 | Hitachi Global Storage Technologies Netherlands Bv | 磁性膜とその製造方法及びこれを使用した薄膜磁気ヘッドと磁気ディスク装置 |
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