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JP2002198311A - 多結晶性半導体薄膜の形成方法及び半導体装置の製造方法、これらの方法の実施に使用する装置、並びに電気光学装置 - Google Patents

多結晶性半導体薄膜の形成方法及び半導体装置の製造方法、これらの方法の実施に使用する装置、並びに電気光学装置

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Publication number
JP2002198311A
JP2002198311A JP2000391778A JP2000391778A JP2002198311A JP 2002198311 A JP2002198311 A JP 2002198311A JP 2000391778 A JP2000391778 A JP 2000391778A JP 2000391778 A JP2000391778 A JP 2000391778A JP 2002198311 A JP2002198311 A JP 2002198311A
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JP
Japan
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film
thin film
hydrogen
semiconductor thin
silicon
Prior art date
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Application number
JP2000391778A
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English (en)
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JP2002198311A5 (ja
Inventor
Hideo Yamanaka
英雄 山中
Hisayoshi Yamoto
久良 矢元
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2000391778A priority Critical patent/JP2002198311A/ja
Publication of JP2002198311A publication Critical patent/JP2002198311A/ja
Publication of JP2002198311A5 publication Critical patent/JP2002198311A5/ja
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
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  • Liquid Crystal (AREA)
  • Electroluminescent Light Sources (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
  • Cold Cathode And The Manufacture (AREA)
  • Thin Film Transistor (AREA)
  • Photovoltaic Devices (AREA)
  • Recrystallisation Techniques (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高結晶化率で高品質の多結晶性シリコン等の
多結晶性半導体薄膜を容易かつ低コストに、しかも大面
積に形成可能な方法と、この方法を実施する装置を提供
すること。 【解決手段】 基体1上に高結晶化率、大粒径の多結晶
性シリコン膜等の多結晶性半導体薄膜7を形成するに際
し、或いは基体1上に多結晶性半導体薄膜7を有する半
導体装置を製造するに際し、水素又は水素含有ガスと原
料ガス40を加熱された触媒体46に接触させ、これに
よって生成した反応種を基体上に堆積させて、微結晶シ
リコン等の低級結晶性半導体薄膜を形成する気相成長工
程(触媒CVD)と、水素又は水素含有ガスを加熱され
た触媒体46に接触させ、これによって生成した活性種
を前記低級結晶性半導体薄膜に作用させて、前記低級結
晶性半導体薄膜の結晶化を促進するアニール工程(触媒
AHA処理)とを繰り返すことによって多結晶性半導体
薄膜7を得る、多結晶性半導体薄膜の形成方法、又は半
導体装置の製造方法、及びこれらを実施するための装
置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基体上に多結晶シ
リコンなどの多結晶性半導体薄膜を気相成長させる方法
及びその装置、その多結晶性半導体薄膜を基体上に有す
る半導体装置の製造方法及びその装置、並びに電気光学
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、MOSFET(Metal-Oxide-Semi
conductor Field Effect Transistor)である例えばM
OSTFT(Thin Film Transistor=薄膜絶縁ゲート型
電界効果トランジスタ)のソース、ドレイン及びチャン
ネル領域を多結晶シリコン膜で形成するに際し、プラズ
マCVD(CVD:Chemical Vapor Deposition=化学
的気相成長法)や減圧CVD法等が用いられている。
【0003】こうしたプラズマCVD法、減圧CVD法
等により形成したアモルファス又は多結晶シリコンは、
特開平7−131030号、特開平9−116156
号、特公平7−118443号にみられるように、単に
高温アニール又はエキシマレーザーアニール(ELA:
Excimer Laser Anneal)処理することにより、多結晶シ
リコン膜のキャリア移動度の改善を図ってきたが、この
方法では80〜120cm2/V・sec程度のキャリ
ア移動度を得るのが限界であった。しかし、プラズマC
VD法によるアモルファスシリコンのELAで得られた
多結晶シリコンを用いるMOSTFTの電子移動度は、
100cm2/V・sec前後であり、高精細化にも対
応できるので、最近は駆動回路一体型の多結晶シリコン
MOSTFTを用いたLCD(Liquid Crystal Display
=液晶表示装置)が注目されている(特開平6−242
433号参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記したEL
Aによる多結晶シリコンMOSTFTの製法では、エキ
シマレーザー出力の安定性や、生産性、大型化による装
置価格の上昇、歩留/品質低下等の問題が山積してお
り、特に、1m×1mの大型ガラス基板になると、前記
の問題が拡大して性能/品質向上とコストダウンが一層
難しくなる。
【0005】また、固相成長法による多結晶シリコンM
OSTFTの製法では、600℃以上での十数時間のア
ニールと、約1000℃での熱酸化のゲートSiO2
形成が必要なために、半導体製造装置を採用せざるを得
ない。このために、基板サイズは、ウエーハサイズ8〜
12インチφが限界であり、また高耐熱性で高価な石英
ガラスを採用しなければならず、コストダウンが難し
く、EVFやデータ/AVプロジェクタに用途が限定さ
れている。
【0006】近時、ガラス基板のような絶縁性基板上
に、多結晶シリコン膜、窒化シリコン膜等を低温で作製
し得る優れた熱CVDである触媒CVD法が開発され
(特公昭63−40314号、特公平8−250438
号参照)、実用化の検討が推進されている。触媒CVD
法においては、結晶化アニールなしで、30cm2/V
・sec程度のキャリア移動度を得ているが、良質なM
OSTFTデバイスを作製するにはまだ不十分である。
そして、ガラス基板上に多結晶シリコン膜を形成する
と、成膜条件次第では初期のアモルファスシリコンの転
移層(厚さ5〜10nm)が形成されやすいので、ボト
ムゲート型MOSTFTとした場合は所望のキャリア移
動度は得にくい。一般に駆動回路一体型の多結晶シリコ
ンMOSTFTを用いたLCDは、ボトムゲート型MO
STFTが歩留及び生産性の面で製造しやすいが、この
問題がネックとなってくる。
【0007】本発明の目的は、高結晶化率で高品質の多
結晶シリコン等の多結晶性半導体薄膜を容易かつ低コス
トに、しかも大面積に形成可能な方法と、この方法を実
施する装置を提供することにある。
【0008】本発明の他の目的は、こうした多結晶性半
導体薄膜を構成部分として有するMOSTFT等の半導
体装置の製造方法と、この方法を実施する装置、及び電
気光学装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、基体上
に多結晶性半導体薄膜を形成するに際し、或いは基体上
に多結晶性半導体薄膜を有する半導体装置を製造するに
際し、原料ガスを加熱された触媒体に接触させ、これに
よって生成した反応種を基体上に堆積させて、低級結晶
性半導体薄膜を形成する気相成長工程と、水素又は水素
含有ガスを加熱された触媒体に接触させ、これによって
生成した活性種を前記低級結晶性半導体薄膜に作用させ
て、前記低級結晶性半導体薄膜の結晶化を促進するアニ
ール工程とを繰り返すことによって前記多結晶性半導体
薄膜を得る、多結晶性半導体薄膜の形成方法又は半導体
装置の製造方法に係るものである。
【0010】また、本発明は、本発明の方法を実施する
装置として、原料ガス供給手段と、水素又は水素含有ガ
ス供給手段と、触媒体と、触媒体加熱手段と、基体加熱
手段と、前記原料ガス、及び前記水素又は水素含有ガス
を加熱された前記触媒体に接触させて生成した反応種を
前記基体上に堆積させることにより低級結晶性半導体薄
膜を形成する気相成長工程と、前記水素又は水素含有ガ
スを加熱された前記触媒体に接触させて生成した活性種
を前記低級結晶性半導体薄膜に作用させることにより前
記低級結晶性半導体薄膜の結晶化を促進するアニール工
程とを交互に行うために、前記原料ガス供給手段と前記
水素又は水素含有ガス供給手段とを制御する制御手段と
を有する、多結晶性半導体薄膜の形成装置、又は半導体
装置の製造装置を提供するものである。
【0011】また、本発明は、各色用の有機又は無機エ
レクトロルミネセンス層の下層にそれぞれ、前記多結晶
性半導体薄膜からなるMOSTFTのドレイン又はソー
スと接続された陰極又は陽極を有し、前記MOSTFT
を含む能動素子上も前記陰極が覆い、或いは前記各色用
の有機又は無機エレクトロルミネセンス層の各層上及び
各層間の全面に前記陰極又は陽極が被着されている電気
光学装置を提供するものである。
【0012】また、本発明は、フィールドエミッション
ディスプレイ(FED)装置のエミッタが、前記多結晶
性半導体薄膜からなるMOSTFTのドレインに前記多
結晶性半導体薄膜を介して接続されると共に前記多結晶
性半導体薄膜上に成長されたn型多結晶性半導体膜又は
多結晶性ダイヤモンド膜によって形成されている電気光
学装置も提供するものである。
【0013】本発明によれば、基体上に多結晶性半導体
薄膜を形成するに際し、従来の触媒CVD法の如くに原
料ガスを加熱された触媒体に接触させ、これによって生
成した反応種を基体上に堆積させて、低級結晶性半導体
薄膜を気相成長させる工程と、水素又は水素含有ガスを
加熱された触媒体に接触させ、これによって生成した活
性種を前記低級結晶性半導体薄膜に作用させて、前記低
級結晶性半導体薄膜の結晶化を促進するアニールする工
程とを繰り返しているので、次の(1)〜(4)に示す
ような顕著な作用効果が得られる。
【0014】(1)加熱された触媒体に原料ガスを接触
させて生成した反応種(堆積種又はその前駆体及びラジ
カルイオン)を基体上に堆積させているので、低級結晶
性半導体薄膜を効率良く形成することができると共に、
この低級結晶性半導体薄膜に対して、加熱された触媒体
による高真空度下での熱分解反応及び接触分解反応によ
り多量に発生した高温の水素系分子、水素系原子、活性
水素イオン等の水素系活性種を吹き付け等で作用させて
いるので、高温の熱触媒体の輻射熱による加熱も加わっ
て、次の顕著な効果を示す。
【0015】1.上記の水素系活性種のラジカル作用に
より、熱エネルギーが膜に移動して局部的に温度上昇さ
せ、低級結晶性半導体薄膜は、アモルファス成分がエッ
チングされて結晶化が促進され、大粒径の高結晶化率の
多結晶性膜化し、かつその結晶粒界に存在する結晶不整
及び内部応力を低減させ、高キャリア移動度、高品質の
多結晶性半導体薄膜を得ることができる。しかも、多結
晶性シリコン又は微結晶シリコン膜上又は膜内にシリコ
ン酸化物が存在したときに、これと反応してSiOを生
成して蒸発させるので、その膜上又は膜内のシリコン酸
化物を減少/除去させることができ、高キャリア移動
度、高品質の多結晶性シリコン膜等を得ることができ
る。
【0016】そして、微結晶シリコン含有アモルファス
シリコン膜、アモルファスシリコン含有微結晶シリコン
膜などは、その微結晶シリコンをシードとして再結晶化
が促進され、大粒径の多結晶性シリコン膜化する。しか
も、その膜に含有されるアモルファス構造のシリコンが
活性水素イオン等で還元(エッチング)されるので、高
結晶化率の多結晶性膜が形成される。こうした活性水素
イオン等の水素系活性種による処理を以下に触媒AHA
(Atomic Hydrogen Anneal)処理と称する。
【0017】2.この触媒AHA処理時に、低級結晶性
半導体薄膜中に存在するキャリア不純物は高温で活性化
され、各領域において最適なキャリア不純物濃度を得
る。
【0018】3.また、活性化水素イオン等の水素系活
性種によるクリーニング(基板等への吸着ガス及び有機
物残渣等の還元除去)が可能であり、触媒体も酸化劣化
し難くなる(なお、このような効果は、上記の触媒CV
D時も水素系キャリアガスを用いることから、同様に生
じる)。
【0019】4.活性化水素イオン等の水素系活性種の
水素化作用により、半導体膜中の例えばシリコンダング
リングボンドをなくし、特性が向上する。
【0020】(2)こうして触媒AHA処理された多結
晶性膜上に更に低級結晶性半導体薄膜を気相成長させる
工程を目的とする膜厚となるまで繰り返すので、この半
導体薄膜は既に触媒AHA処理で多結晶化された下地膜
上に多結晶化され易い状態で成長し易くなり、目的とす
る高結晶化率、高品質の多結晶性半導体薄膜を所定の膜
厚で得ることができる。即ち、触媒CVDと触媒AHA
処理を繰り返すマルチ触媒AHA処理により、例えば触
媒CVDで成膜された微結晶シリコン含有アモルファス
シリコン膜、アモルファスシリコン及び微結晶シリコン
含有多結晶シリコン膜を触媒AHA処理で多結晶性シリ
コン膜化し、更にこの多結晶シリコンをシードとした触
媒CVDで多結晶性シリコン膜の気相成長、更には触媒
AHA処理を繰り返すので、高結晶化率、大粒径の多結
晶性シリコン膜を形成することができる。
【0021】(3)この触媒CVD及び触媒AHA処理
はいずれも、プラズマの発生なしに行えるので、プラズ
マによるダメージがなく、低ストレスの生成膜が得ら
れ、またプラズマCVD法に比べ、シンプルで安価な装
置を実現できる。
【0022】(4)基体温度を低温化しても反応種のエ
ネルギーが大きいために、目的とする良質の膜が得られ
ることから、基体温度を低温化でき、従って大型で安価
な絶縁基板(ガラス基板、耐熱性樹脂基板等)を使用で
き、この点でもコストダウンが可能となる。
【0023】なお、本発明において、上記の低級結晶性
半導体薄膜とは、後述の定義のようにアモルファス成分
を含有する微結晶をベースとした構造又は微結晶を含有
するアモルファス(非晶質)をベースとした構造からな
り、上記の多結晶性半導体薄膜は、そうしたアモルファ
ス成分が除去された大粒径(グレインサイズでは通常、
数100nm以上)の多結晶をベースとした微結晶も含
有する構造からなる。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明の方法及びその装置におい
ては、望ましくは融点未満の温度(例えば1600〜1
800℃)に加熱された前記触媒体に、前記原料ガス及
び水素系キャリアガスの少なくとも一部を接触させて触
媒的に分解させ、これによって生成したラジカル、イオ
ン等の反応種を加熱された前記基体上に堆積させて前記
低級結晶性半導体薄膜を触媒CVDにより気相成長させ
た後、前記原料ガスの供給を停止し、加熱触媒体(これ
は前記触媒体と同一物であるのがよいが、別のものであ
ってもよい。)に前記水素系キャリアガスの少なくとも
一部を接触させ、これによって生成した高温の水素系分
子、水素系原子、活性化水素イオン等の水素系活性種を
前記低級結晶性半導体薄膜に作用させて触媒AHA処理
による前記アニールを行うのがよい。
【0025】この場合、前記気相成長時の水素又は水素
含有ガス供給量よりも前記アニール時の水素又は水素含
有ガス供給量を多くする。例えば、気相成長時に用いる
水素系キャリアガスは水素又は水素と不活性ガス(熱伝
導性が良好であって反応性向上に寄与するアルゴン、ヘ
リウム、キセノン、クリプトン、ラドン等)との混合ガ
スであり、混合ガスの場合は水素含有比率は50モル%
以上とすることによって触媒体の酸化劣化を防止でき
る。また、触媒AHA処理時に用いる水素又は水素含有
ガスは、気相成長時の水素系キャリアガスと同様であっ
てよいが、例えばガス流量300〜1000SCCM
(Standard cc per minute)、ガス圧10〜50Paと
大きくし(触媒CVDのときのガス圧は0.1〜数P
a)、ガスによる熱伝導の増大とラジカル水素イオン発
生量の増大を図るのがよい。
【0026】前記触媒CVDによる上記の気相成長は、
具体的には、前記触媒体を800〜2000℃の範囲で
あってその融点未満の温度に加熱し(例えば触媒体に通
電してそれ自体の抵抗加熱によって加熱し)、この加熱
された触媒体により前記原料ガス及び前記水素又は水素
含有ガスの少なくとも一部を触媒反応又は熱分解反応さ
せて生成した前記反応種を原料種として、200〜80
0℃に加熱した基板上に薄膜を堆積させることができ
る。このような触媒体温度や下記の触媒体材質は触媒A
HA処理時も同様である。
【0027】ここで、触媒体の加熱温度が800℃未満
であると、原料ガスの触媒反応又は熱分解反応が不十分
となって堆積速度が低下し易く、また2000℃を超え
ると触媒体の構成材料が堆積膜中に混入して膜の電気的
特性を阻害し、膜質低下を生じ、また、触媒体の融点以
上の加熱は、その形態安定性が失われるので、回避する
のがよい。触媒体の加熱温度は、その構成材料の融点未
満であって1100℃〜1800℃であるのが好まし
い。
【0028】触媒体は、タングステン、トリア含有タン
グステン、モリブデン、白金、パラジウム、バナジウ
ム、シリコン、アルミナ、金属を付着したセラミック
ス、及び炭化ケイ素からなる群より選ばれた少なくとも
1種の材料によって形成することができる。
【0029】そして、この触媒体及びこれを支持する支
持体の純度を99.99wt%(4N)以上、好ましく
は99.999wt%(5N)又はそれ以上とすること
によって、形成される多結晶性半導体薄膜の重金属汚染
を低減することができる。
【0030】また、基板温度は、200〜800℃が好
ましく、より好ましくは300〜400℃とすれば、効
率的で高品質の成膜を行なえる。基板温度が高いと、安
価なほうけい酸ガラス、アルミノけい酸ガラスが使用で
きなくなり、また熱の影響によって不純物のドーピング
濃度分布が変化し易くなる。
【0031】通常の熱CVD法で多結晶性シリコン膜を
形成する場合には、基板温度を約600〜900℃とす
る必要があるが、本発明に基づく成膜では、プラズマや
光励起を必要とせずに、上記のような低温での熱CVD
が可能となることが極めて有利である。本発明に基づく
触媒CVD時の基板温度が上記したように低いため、基
板、例えばガラス基板として、歪点が470〜670℃
と低いほうけい酸ガラスやアルミノけい酸ガラス等のガ
ラスを用いることができる。これは、安価で、薄板化が
容易であり、大型化(1m×1m以上)が可能であり、
また長尺ロール化されたガラス板を作製できる。例え
ば、長尺ロール化ガラス板上に、上記手法を用いて、薄
膜を連続して又は非連続に作製することができる。
【0032】本発明による触媒CVDによる気相成長に
使用する原料ガスは、水素化ケイ素又はその誘導体、水
素化ケイ素又はその誘導体と水素、酸素、窒素、ゲルマ
ニウム、炭素又はスズを含有するガスとの混合物、水素
化ケイ素又はその誘導体と周期表第III族又は第V族元
素からなる不純物を含有するガスとの混合物、水素化ケ
イ素又はその誘導体と水素、酸素、窒素、ゲルマニウ
ム、炭素又はスズを含有するガスと周期表第III族又は
第V族元素からなる不純物を含有するガスとの混合物等
が挙げられる。
【0033】上記の如き原料ガスを使用することによっ
て、微結晶シリコン含有アモルファスシリコン膜、微結
晶シリコン(アモルファスシリコン含有微結晶シリコ
ン)膜、アモルファスシリコン及び微結晶シリコン含有
多結晶シリコン膜、微結晶ゲルマニウム含有アモルファ
スゲルマニウム膜、微結晶ゲルマニウム(アモルファス
ゲルマニウム含有微結晶ゲルマニウム)膜、アモルファ
スゲルマニウム及び微結晶ゲルマニウム含有多結晶ゲル
マニウム膜、又はSixGe1-x(0<x<1)で示され
るアモルファスシリコンゲルマニウム膜からなる前記低
級結晶性半導体薄膜を形成することができる。この低級
結晶性半導体薄膜は、アモルファスをベースとし、また
微結晶を含む場合には粒径が10nm以下の微結晶が点
在するのがよい。
【0034】そして、この低級結晶性半導体薄膜の成長
又は成長後に、錫、ゲルマニウム、鉛等のIV族元素の少
なくとも1種を合計が適量(例えば1018〜1020at
oms/cc)含有させ、この状態で触媒AHA処理に
よる前記アニール工程を行うと、この低級結晶性半導体
薄膜が多結晶化されるときに、多結晶性半導体の結晶粒
界(グレインバウンダリ)に存在する不整を低減し、そ
の膜ストレスを低減して高移動度、高品質の多結晶半導
体が得られ易くなる。このIV族元素は、原料ガス中にガ
ス成分として混合したり、或いはイオン注入又はイオン
ドーピングにより、低級結晶性半導体薄膜中に含有させ
ることができる。また、本発明により形成した多結晶性
半導体膜中の酸素、窒素、炭素濃度はそれぞれ1×10
19atoms/cc以下、好ましくは5×1018ato
ms/cc以下がよく、水素濃度は0.01原子%以上
が好ましい。
【0035】なお、前記原料ガスを供給する前に、前記
触媒体を水素系ガス雰囲気中で加熱処理することが望ま
しい。これは、原料ガスの供給前に触媒体を加熱する
と、触媒体の構成材料が放出され、これが成膜された膜
中に混入することがあるが、触媒体を水素系ガス雰囲気
中で加熱することによってそのような混入を解消するこ
とができる。従って、成膜室内を水素系ガスで充たした
状態で触媒体を加熱し、次いで水素系ガスをキャリアガ
スとして原料ガス(いわゆる反応ガス)を供給すること
がよい。
【0036】前記触媒AHA処理は、前記低級結晶性半
導体薄膜中のアモルファス成分をエッチング除去して高
結晶化率、大粒径(特にグレインサイズが数100nm
以上)の多結晶をベースとする薄膜を得、かつ膜中のキ
ャリア不純物を活性化する処理であるが、その際、触媒
体温度は1600〜1800℃、基板−触媒体間の距離
は20〜50mmとし、処理時間を短縮する等、処理効
果向上のため、任意に変更してもよい。
【0037】この触媒AHA処理で得られた前記多結晶
性半導体薄膜によって、MOSTFTのチャンネル、ソ
ース及びドレイン領域、又は配線、抵抗、容量又は電子
放出体等を形成することができる。この場合、前記チャ
ンネル、ソース及びドレイン領域の形成後に、これらの
領域に対し、この触媒AHA処理を施すと、上記のn型
又はp型不純物の活性化を行える。
【0038】また、多結晶性シリコン等の前記多結晶性
半導体薄膜中への外部からの酸素侵入を低減するため
に、多結晶性シリコン膜等内において内部から外部に向
って結晶粒径を小さくして高密度化するか、或いはアモ
ルファスシリコン等のアモルファス半導体膜又は微粒径
層とアモルファスシリコン等のアモルファス半導体膜で
前記多結晶性半導体薄膜を被覆するのがよい。この場
合、汎用フォトリソグラフィ&エッチング技術により、
微粒径層又はアモルファス半導体膜を除去し、大粒径層
(前記多結晶性半導体薄膜)とコンタクトしたソース、
ドレイン電極を形成することができる。
【0039】本発明は、シリコン半導体装置、シリコン
半導体集積回路装置、シリコン−ゲルマニウム半導体装
置、シリコン−ゲルマニウム半導体集積回路装置、化合
物半導体装置、化合物半導体集積回路装置、炭化ケイ素
半導体装置、炭化ケイ素半導体集積回路装置、液晶表示
装置、有機又は無機エレクトロルミネセンス(EL)表
示装置、フィールドエミッションディスプレイ(FE
D)装置、発光ポリマー表示装置、発光ダイオード表示
装置、CCDエリア/リニアセンサ装置、MOSセンサ
装置、太陽電池装置用の薄膜を形成するのに好適であ
る。
【0040】この場合、内部回路及び周辺回路を有する
半導体装置、固体撮像装置、電気光学装置等の製造に際
し、これらの少なくとも一部を構成するMOSTFTの
チャンネル、ソース及びドレイン領域を前記多結晶性半
導体薄膜によって形成してよく、また周辺駆動回路一体
型の構成とすることもできる。
【0041】また、各色用の有機又は無機エレクトロル
ミネセンス層(EL層)の下層にそれぞれ、前記MOS
TFTのドレイン又はソースと接続された陰極又は陽極
を有するEL素子構造とするのがよい。
【0042】この場合、前記MOSTFT及びダイオー
ド等の能動素子上も前記陰極が覆うようにすれば、陽極
が上部にある構造では発光面積が増大すると共に、陰極
の遮光作用で発光光が前記能動素子に入射してリーク電
流を発生させることを防止できる。また、前記各色用の
有機又は無機EL層の各層上及び各層間の全面に前記陰
極又は陽極が被着されるようにすれば、全面が陰極又は
陽極で覆われることにより、湿気に弱い有機EL層の劣
化や電極の酸化を防止して、長寿命、高品質、高信頼性
が可能となり、また陰極で覆われると放熱効果が高まる
ので、発熱による薄膜の構造変化(融解あるいは再結晶
化)が低減し、長寿命、高品質、高信頼性が可能とな
り、更にこれにより、高精度、高品質のフルカラーの有
機EL層を生産性良く形成できるので、コストダウンが
可能となる。
【0043】また、前記各色用の前記有機又は無機EL
層間にクロム、二酸化クロム等のブラックマスク層を形
成すると、各色間又は画素間での光漏れを防ぎ、コント
ラストが向上する。
【0044】本発明をフィールドエミッションディスプ
レイ(FED)装置に適用するときは、そのエミッタ
(電界放出カソード)を、前記多結晶性半導体薄膜を介
して前記MOSTFTのドレインに接続すると共に前記
多結晶性半導体薄膜上に成長されたn型多結晶性半導体
膜又は多結晶性ダイヤモンド膜によって形成するのがよ
い。
【0045】この場合、前記MOSTFT、ダイオード
等の能動素子上にアース電位の金属遮蔽膜(これは、前
記FED装置のゲート引き出し電極と同一材料で同一工
程により形成すると、工程簡略化等の点で有利であ
る。)を形成すると、気密容器内にあるガスがエミッタ
から放出された電子により正イオン化されて絶縁層上に
チャージアップし、この正電荷が絶縁層下にある能動素
子に不要な反転層を形成したり、この反転層を介して余
分な電流が流れるために生じるエミッタ電流の暴走を防
止することができる。また、エミッタから放出された電
子の衝突により蛍光体が発光する際、この光によりTF
Tのゲートチャンネル内に電子、正孔が発生してリーク
電流が生じることも防止できる。
【0046】次に、本発明を好ましい実施の形態につい
て更に詳細に説明する。
【0047】第1の実施の形態 図1〜図11について、本発明の第1の実施の形態を説
明する。
【0048】本実施の形態は、本発明をトップゲート型
の多結晶性シリコンCMOS(Complementary MOS)T
FTに適用したものである。
【0049】<触媒CVD法とその装置>まず、本実施
の形態に用いる触媒CVD法及び触媒AHA処理につい
て説明する。触媒CVD法においては水素系キャリアガ
スとシランガス等の原料ガスとからなる反応ガスを加熱
されたタングステン等の触媒体に接触させ、これによっ
て生成したラジカルな堆積種又はその前駆体及び活性化
水素イオン等の水素系活性種に高いエネルギーを与え、
基板上にアモルファスシリコン含有微結晶シリコン等の
低級結晶性半導体薄膜を気相成長させる。そして、この
成膜後に原料ガスの供給を停止し、水素系キャリアガス
のみを供給することによって、低級結晶性半導体薄膜の
触媒AHA処理を行い(つまり、高温の水素分子、水素
原子、活性化水素イオン等の水素系活性種によりアモル
ファス成分のシリコンを還元エッチングし)、かつ、こ
れらの触媒AHA処理と触媒CVDとを繰り返して、所
定膜厚の多結晶性シリコン等の多結晶性半導体薄膜を得
る。
【0050】この触媒CVD及び触媒AHA処理は、図
5〜図6に示す如き装置を用いて実施される。
【0051】この装置によれば、水素系キャリアガスと
水素化ケイ素(例えばモノシラン)等の原料ガス40
(及び必要に応じてB26やPH3などのドーピングガ
スも含む。)からなるガスは、供給導管41からシャワ
ーヘッド42の供給口(図示せず)を通して成膜室44
へ導入される。成膜室44の内部には、ガラス等の基板
1を支持するためのサセプタ45と、耐熱性の良い(望
ましくは触媒体46と同じか或いはそれ以上の融点を有
する材質の)シャワーヘッド42と、例えばコイル状の
タングステン等の触媒体46と、更には開閉可能なシャ
ッター47とがそれぞれ配されている。なお、図示はし
ないが、サセプタ45と成膜室44との間には磁気シー
ルが施され、また、成膜室44は前工程を行なう前室に
後続され、ターボ分子ポンプ等でバルブを介して排気さ
れる。
【0052】そして、基板1はサセプタ45内のヒータ
ー線等の加熱手段で加熱され、また触媒体46は例えば
抵抗線として融点以下(特に800〜2000℃、タン
グステンの場合は約1600〜1800℃)に加熱され
て活性化される。触媒体46の両端子は直流又は交流の
触媒体電源48に接続され、この電源からの通電により
所定温度に加熱される。
【0053】触媒CVD法を実施するには、図5の状態
で、成膜室44内の真空度を1.33×10-4〜1.3
3×10-6Paとし、例えば水素系キャリアガス100
〜200SCCMを供給して、触媒体を所定温度に加熱
して活性化した後に、水素化ケイ素(例えばモノシラ
ン)ガス1〜20SCCM(及び必要に応じてB2
6や、PH3等のドーピングガスも適量含む。)からなる
反応ガス40を供給導管41からシャワーヘッド42の
供給口43を通して導入して、ガス圧を0.133〜1
3.3Pa、例えば1.33Paとする。ここで、水素
系キャリアガスは、水素、水素+アルゴン、水素+ヘリ
ウム、水素+ネオン、水素+キセノン、水素+クリプト
ン等の、水素に不活性ガスを適量混合させたガスであれ
ば、いずれでもよい(以下、同様)。尚、原料ガスの種
類によっては、必ずしも水素系キャリアガスは必要では
ない。
【0054】そして、図6のようにシャッター47を開
け、原料ガス40の少なくとも一部を触媒体46と接触
して触媒的に分解させ、触媒分解反応または熱分解反応
によって、高エネルギーをもつシリコン等のイオン、ラ
ジカル等の反応種の集団(即ち、堆積種又はその前駆体
及びラジカル水素イオン)を形成する。こうして生成し
たイオン、ラジカル等の反応種50を高いエネルギーで
200〜800℃(例えば300〜400℃)に保持さ
れた基板1上にアモルファスシリコン含有微結晶シリコ
ン等の所定の膜として気相成長させる。
【0055】こうして、プラズマを発生することなく、
反応種に対し、触媒体46の触媒作用とその熱エネルギ
ーによるエネルギーを与えるので、反応ガスを効率良く
反応種に変えて、基板1上に均一に熱CVDで堆積する
ことができる。
【0056】また、基板温度を低温化しても堆積種のエ
ネルギーが大きいために、目的とする良質の膜が得られ
ることから、基板温度を上記のように更に低温化でき、
大型で安価な絶縁基板(ほうけい酸ガラス、アルミノけ
い酸ガラス等のガラス基板、ポリイミド等の耐熱性樹脂
基板等)を使用でき、この点でもコストダウンが可能と
なる。
【0057】また、勿論のことであるが、プラズマの発
生がないので、プラズマによるダメージがなく、低スト
レスの生成膜が得られると共に、プラズマCVD法に比
べ、はるかにシンプルで安価な装置が実現する。
【0058】この場合、減圧下(例えば0.133〜
1.33Pa)又は常圧下で操作を行なえるが、減圧タ
イプよりも常圧タイプの方がよりシンプルで安価な装置
が実現する。そして、常圧タイプでも従来の常圧CVD
と比べて密度、均一性、密着性のよい高品質膜が得られ
る。この場合も、減圧タイプよりも常圧タイプの方がス
ループットが大であり、生産性が高く、コストダウンが
可能である。
【0059】上記の触媒CVDにおいて、触媒体46に
よる副射熱のために、基板温度は上昇するが、上記のよ
うに、必要に応じて基板加熱用ヒーター51を設置して
よい。また、触媒体46はコイル状(これ以外にメッシ
ュ、ワイヤー、多孔板状もよい。)としているが、更に
ガス流方向に複数段(例えば2〜3段)として、ガスと
の接触面積を増やすのがよい。なお、このCVDにおい
て、基板1をサセプタ45の下面においてシャワーヘッ
ド42の上方に配しているので、成膜室44内で生じた
パーティクルが落下して基板1又はその上の膜に付着す
ることがない。
【0060】<触媒AHA処理とその装置>そして、本
実施の形態においては、上記の装置をそのまま用い、触
媒CVDによるアモルファスシリコン含有微結晶シリコ
ン等の低級結晶性半導体薄膜の気相成長後に、モノシラ
ン等の原料ガスの供給を停止し、触媒CVD時よりも多
い流量で水素系キャリアガスのみを成膜室44内に供給
して、低級結晶性半導体薄膜に対して触媒AHA処理を
行い、その多結晶化のためのアニールを施し、かつ、こ
の触媒CVDと触媒AHA処理とを所定回数繰り返し
て、目的とする膜厚の多結晶シリコン等の多結晶性半導
体薄膜を形成する。
【0061】この触媒AHA処理は、加熱された触媒に
より分解、生成した水素系活性種により前記低級結晶性
半導体薄膜中のアモルファス成分をエッチング除去して
高結晶化率、大粒径(特にグレインサイズが数100n
m以上)の多結晶ベースとする薄膜を得、かつ膜中のキ
ャリア不純物を活性化する処理であるが、その際、触媒
体温度は1600〜1800℃、基板−触媒体間の距離
は20〜50mm、基板温度200〜800℃とし、処
理時間を10〜20分とし、また水素系キャリアガスは
上記したと同様に水素又は水素と不活性ガス(アルゴ
ン、ヘリウム、キセノン、クリプトン、ラドン等)との
混合ガスであり、混合ガスの場合は水素含有比率は50
モル%以上とすることによって触媒体の酸化劣化を防止
できる。また、触媒AHA処理時に用いる水素又は水素
含有ガスは、気相成長時の水素系キャリアガスと同様で
あってよいが、ガス流量300〜1000SCCM、ガ
ス圧10〜50Paと大きくし(触媒CVDのときは
0.1〜数Pa)、ガスによる熱伝導の増大とラジカル
水素イオン発生量の増大を図るのがよい。
【0062】図7は、上記の触媒CVDと触媒AHA処
理における上記水素系キャリアガス及び原料ガスの導入
時間及びタイミングを多結晶シリコン薄膜形成の場合に
ついて示し、また図8は、流量計(MFC)や調整弁な
どを組み込んだガス導入系を示す。
【0063】まず、成膜を行う前に、ゲートバルブを通
してチャンバ(成膜室)44内に基板1を搬入し、サセ
プタ45に載置し、次いで、排気系を作動させてチャン
バ44内を所定圧力まで排気するとともに、サセプタ4
5に内蔵されたヒーターを作動させて基板1を所定温度
まで加熱する。
【0064】そして、ガス導入系によって、まず水素系
キャリアガス300〜1000SCCM、例えば500
SCCMをチャンバ1内に導入する。導入された水素ガ
スの一部は、加熱触媒体46による接触分解反応により
活性化水素イオン等の水素系活性種となり、基板表面に
到達して、基板1の表面クリーニングを行う。その後に
水素系キャリアガスを150SCCMにする。
【0065】このように、チャンバ44内に水素系キャ
リアガスが供給されている状態で、ガス導入系を作動さ
せ、原料ガス(モノシラン15SCCM)をチャンバ4
4内に導入する。導入された原料ガスは、加熱触媒体4
6の熱触媒反応及び熱分解反応により堆積種が生成さ
れ、アモルファスシリコン含有微結晶シリコン薄膜等と
して基板表面に気相成長する。
【0066】その後、原料ガスの導入を停止して、チャ
ンバ44内から原料ガスを排出し、更に水素系キャリア
ガスのみを300〜1000SCCM、例えば500S
CCMの流量で導入する、これによって、加熱触媒体に
よる接触分解反応で生じた活性水素イオン等の水素系活
性種が上記のアモルファスシリコン含有微結晶シリコン
薄膜等の低級結晶性シリコン薄膜に作用してこれをエッ
チングし、アモルファス成分の除去された(多結晶化さ
れた)シリコンに変化させる。
【0067】こうして触媒AHA処理されたシリコン膜
上に、再び上記の触媒CVDを施し、多結晶シリコンを
シードとしてその上に多結晶性シリコン薄膜を成長さ
せ、更に触媒AHA処理、触媒CVDを繰り返して行う
ことにより、多結晶性シリコン薄膜の膜厚をコントロー
ルしつつ最終的には目的とする膜厚で高結晶化率、大粒
径の多結晶性シリコン薄膜を形成することができる。
【0068】このように、水素系活性種のラジカル作用
により、熱エネルギーが膜に移動して局部的に温度上昇
させ、低級結晶性半導体薄膜は、アモルファス成分がエ
ッチングされて結晶化が促進され、大粒径の多結晶膜化
し、かつその結晶粒界に存在する結晶不整及び内部応力
を低減させ、高移動度、高品質の多結晶性半導体薄膜を
得ることができ、しかも、多結晶シリコン又は微結晶シ
リコン膜上又は膜内にシリコン酸化物が存在したとき
に、これと還元反応してSiO等を生成して蒸発させる
ので、その膜上又は膜内のシリコン酸化物を減少/除去
させることができ、高キャリア移動度、高品質の多結晶
性シリコン膜等を得ることができる。
【0069】また、微結晶シリコン含有アモルファスシ
リコン膜、アモルファスシリコン含有微結晶シリコン膜
などは、その微結晶シリコンをシードとして再結晶化が
促進され、大粒径の多結晶性シリコン膜化する。しか
も、その膜に含有されるアモルファス構造のシリコンが
活性水素イオン等で還元(エッチング)されるので、高
結晶化率の多結晶性膜が形成される。
【0070】そして、この触媒AHA処理時に、低級結
晶性半導体薄膜中に存在するキャリア不純物は高温で活
性化され、各領域において最適なキャリア不純物濃度を
得ることができ、また、高温の水素分子、水素原子及び
活性化水素イオンによるクリーニング(基板等への吸着
ガス及び有機物残渣等の還元除去)が可能であり、触媒
体も酸化劣化し難しくなり、更に水素化により、半導体
膜中の例えばシリコンダングリングボンドをなくし、特
性が向上する。
【0071】こうした触媒AHA処理によるアニールと
低級結晶性半導体薄膜の触媒CVDによる気相成長とを
目的とする膜厚となるまで繰り返すことにより、この半
導体薄膜は既に触媒AHA処理で多結晶化された下地膜
上に多結晶化され易い状態で成長し易くなり、目的とす
る高結晶化率、高品質の多結晶性半導体薄膜を所定の膜
厚で得ることができる。即ち、触媒CVDと触媒AHA
処理を繰り返すマルチ触媒AHA処理により、例えば触
媒CVDで成膜された微結晶シリコン含有アモルファス
シリコン膜、アモルファスシリコン及び微結晶シリコン
含有多結晶シリコン等を触媒AHA処理で多結晶性シリ
コン膜化し、更にこの多結晶性シリコンをシードとした
触媒CVDで多結晶性シリコン膜の気相成長、更には触
媒AHA処理を繰り返すので、高結晶化率、大粒径の多
結晶性シリコン膜を形成することができる。
【0072】なお、上記の触媒CVD及び触媒AHA処
理はいずれも、プラズマの発生なしに行えるので、プラ
ズマによるダメージがなく、低ストレスの生成膜が得ら
れ、またプラズマCVD法に比べ、シンプルで安価な装
置を実現できる。
【0073】図9は、本実施の形態による上記のマルチ
触媒AHA処理(触媒CVDと触媒AHA処理の繰り返
し)で得られた多結晶シリコン薄膜のラマンスペクトル
をその繰り返し回数等に応じて示すものである。この結
果によれば、触媒CVDによるアモルファスシリコンの
堆積(depo)時のガス流量をSiH4:H2=5:5
00SCCM、触媒温度=1800〜2000℃、基板
温度=400℃とし、触媒AHA処理の条件を各種と
し、繰り返し回数も変えたところ、この繰り返し回数を
多くし、かつ処理時間を長くし、処理時のH2流量を増
加させると、サンプル#1→#2→#3→#4の順に、
アモルファス(非晶質)や微結晶が減少し、多結晶層が
増加すること(即ち、大粒径化、高結晶化すること)が
明らかである。尚、ここで、AHA1は成膜前の基板表
面のクリーニング処理であり、本来の触媒AHA処理は
AHA2〜4である。
【0074】また、図10は、各サンプルについての結
晶化率を多結晶性シリコン中の微結晶の有無について比
較して示すものである。これによれば、結晶化率はサン
プル#1→#2→#3→#4の順に高くなり、かつ下地
が微結晶(Im)を含む方が高くなることが分かる。
【0075】これらの結果は、本発明に基づく処理が高
結晶化率、大粒径の多結晶性半導体薄膜の形成にとって
非常に優れた方法であることを示すものである。
【0076】なお、本実施の形態において、上記の触媒
CVDでは、例えば0.4mmφタングステンワイヤー
の触媒体及びこれを支持している例えば0.8mmφモ
リブデンワイヤーの支持体(図示せず)の純度が問題と
なるが、従来の純度:3N(99.9wt%)を4N
(99.99wt%)以上、好ましくは5N(99.9
99wt%)又はそれ以上に純度を上げることにより、
触媒CVDによる多結晶性シリコン膜中の鉄、ニッケ
ル、クロム等の重金属汚染を低減できることが実証され
ている。図11(A)は純度3Nでの膜中の鉄、ニッケ
ル、クロム等の重金属濃度を示すが、これを5Nに高め
ることによって図11(B)に示すように鉄、ニッケ
ル、クロム等の重金属濃度を大幅に減らせることが判明
した。これにより、TFT特性の向上が可能となる。
【0077】<トップゲート型CMOSTFTの製造>
次に、本実施の形態によるマルチ触媒AHA処理を用い
たトップゲート型CMOSTFTの製造例を示す。
【0078】まず、図1の(1)に示すように、石英ガ
ラス、結晶化ガラスなどの絶縁基板1の少なくともTF
T形成領域に、プラズマCVD、触媒CVD、減圧CV
D等の気相成長法により、保護用の窒化シリコン膜及び
酸化シリコン膜の積層膜からなる保護膜100を下記の
条件で形成する(以下、同様)。
【0079】この場合、TFT形成のプロセス温度によ
ってガラス材質を使い分ける。 200〜500℃の低温の場合:ほうけい酸、アルミノ
けい酸ガラス等のガラス基板(500×600×0.5
〜1.1μm厚)、耐熱性樹脂基板を用いてもよい。 600〜1000℃の高温の場合:石英ガラス、結晶化
ガラス等の耐熱性ガラス基板(6〜12インチφ、70
0〜800μm厚)を用いてもよい。保護膜用の窒化シ
リコン膜はガラス基板からのNaイオンストップのため
に形成するが、合成石英ガラスを用いる場合は不要であ
る。
【0080】また、触媒CVDを用いる場合、図5及び
図6に示したと同様の装置が使用可能であるが、触媒体
の酸化劣化防止のために、水素系キャリアガスを供給し
て触媒体を所定温度(約1600〜1800℃、例えば
約1700℃)に加熱し、成膜後は触媒体を問題ない温
度まで冷却して水素系キャリアガスをカットする必要が
ある。
【0081】成膜条件としては、チャンバ内に水素系キ
ャリアガス(水素、アルゴン+水素、ヘリウム+水素、
ネオン+水素等)を常時流し、流量と圧力、サセプタ温
度を下記の所定の値に制御する。 チャンバ内圧力:1〜15Pa程度、例えば10Pa サセプタ温度:300℃ 水素系キャリアガス流量(混合ガスの場合、水素は20
〜30%):150SCCM
【0082】また、窒化シリコン膜は、次の条件で50
〜200nmの厚みに形成する。H2をキャリアガスと
し、原料ガスとしてモノシラン(SiH4)にアンモニ
ア(NH3)を適量比率で混合して形成。H2流量:15
0SCCM、SiH4流量:15SCCM、NH3流量:
50SCCM
【0083】また、酸化シリコン膜は、次の条件で50
〜100nmの厚みに形成する。H2をキャリアガス、
原料ガスとしてモノシラン(SiH4)にHe希釈O2
適量比率で混合して形成。H2流量:150SCCM、
SiH4流量:15SCCM、He希釈O2流量:1〜2
SCCM
【0084】次いで、図1の(2)に示すように、本発
明に基づくマルチ触媒AHA処理によって、例えば周期
表IV族元素、例えば錫を1018〜1020atoms/c
cドープした(これはCVD時又は成膜後のイオン注入
によってドープしてよい。)多結晶性シリコン膜7を5
0nm厚に形成する。但し、この錫のドーピングは必ず
しも必要ではない(以下、同様)。
【0085】この場合、図5及び図6に示した装置を用
い、上記の触媒CVDにより下記の条件で低級結晶性半
導体薄膜としての例えば錫ドープの低級結晶性シリコン
を気相成長させ、しかる後に下記の条件で触媒AHA処
理を行ってアニールし、低級結晶性シリコンを多結晶化
し、これらの触媒CVDと触媒AHA処理とを繰り返し
て50nm厚の多結晶性シリコン膜7を形成する。例え
ば、触媒CVDで10〜30nm厚の膜を成長させ、触
媒AHA処理後、触媒CVDで10〜30nm厚の膜を
成長させ、更に触媒AHA処理後に、触媒CVDで10
〜30nm厚の膜を成長させて、最終的に目的とする膜
厚の多結晶性シリコン膜を得る。
【0086】触媒CVDによるアモルファスシリコン含
有微結晶シリコンの成膜:H2をキャリアガス、原料ガ
スとしてモノシラン(SiH4)、水素化錫(SnH4
を適量比率で混合して形成。H2流量:150SCC
M、SiH4流量:15SCCM、SnH4流量:15S
CCM。この時、原料ガスのシラン系ガス(シラン又は
ジシラン又はトリシラン等)に、n型のリン又はひ素又
はアンチモン等を適量混入したり、又はp型のボロン等
を適量混入することにより、任意のn又はp型不純物キ
ャリア濃度の錫含有シリコン膜を形成してもよい。 n型化の場合:PH3(ホスフィン)、AsH3(アルシ
ン)、SbH3(スチビン) p型化の場合:B26(ジボラン)
【0087】触媒AHA処理:触媒AHA処理は、触媒
CVDにおいて原料ガスを供給しない方法であり、具体
的には、減圧下で、水素系キャリアガスをガス流量30
0〜1000SCCM、ガス圧10〜50Paで供給し
て触媒体を所定温度(約1600〜1800℃、例えば
約1700℃)に加熱し、高温の水素分子/水素原子/
活性化水素イオンを発生させ、これらを基板上に形成し
た例えば錫含有のアモルファスシリコン含有微結晶シリ
コン膜に吹き付ける。これにより、高温の水素分子/水
素原子/活性化水素イオンが有する熱エネルギーがそれ
らの膜に移動して、それらの膜温度を上昇させ、錫含有
のアモルファスシリコン含有微結晶シリコン膜は結晶化
し、微結晶シリコン(又は多結晶性シリコン膜)は再結
晶化して、大粒径の錫含有多結晶性シリコン膜化し、そ
の結晶粒界に存在する不整及びストレスを低減し、高キ
ャリア移動度及び高品質の多結晶性シリコン膜を形成す
ることができる。
【0088】また、上記の水素系活性種は、微結晶シリ
コン等の膜上又は膜内にシリコン酸化物が存在したとき
にこれと還元反応してSiO等を生成し、蒸発させるの
で、それらの膜上又は膜内のシリコン酸化物を減少/除
去させることができ、高移動度及び高品質の多結晶性シ
リコン膜を形成できる。この触媒AHA処理を後述のゲ
ートチャンネル/ソース/ドレイン形成後に行うと、高
温の水素分子/水素原子/活性化水素イオンが有する熱
エネルギーがそれらの膜に移動して、それらの膜温度を
上昇させ、結晶化促進と同時にゲートチャンネル/ソー
ス/ドレインに注入されキャリア不純物(燐、ひ素、ボ
ロンイオン等)が活性化される。
【0089】なお、上記の各膜を同一のチャンバで形成
する場合は、水素系キャリアガスを常時供給し、触媒体
を所定温度に加熱してスタンバイをしておき、次のよう
に処理してよい。
【0090】モノシランにアンモニアを適当比率で混合
して所定膜厚の窒化シリコン膜を形成し、前の原料ガス
を十分に排出した後に、連続してモノシランとHe希釈
2を適当比率で混合して所定膜厚の酸化シリコン膜を
形成し、前の原料ガス等を十分に排出した後に、連続し
てモノシランとSnH4を適量比率で混合して所定膜厚
の錫含有アモルファスシリコン含有微結晶シリコン膜を
形成し、前の原料ガスを十分に排出した後に、連続して
原料ガスをカットして触媒AHA処理により多結晶性シ
リコン膜を形成し、必要に応じて前の原料ガスを十分に
排出した後に、連続してモノシランとHe希釈O2を適
当比率で混合して所定膜厚の酸化シリコン膜を形成す
る。成膜後は原料ガスをカットし、触媒体を問題ない温
度まで冷却して水素系キャリアガスをカットする。この
時、絶縁膜形成時の原料ガスは傾斜減少又は傾斜増加さ
せて、傾斜接合の絶縁膜としてもよい。
【0091】或いは、それぞれ独立したチャンバで形成
する場合は、各チャンバ内に水素系キャリアガスを常時
供給し、触媒体を所定温度に加熱してスタンバイしてお
き、次のように処理してよい。Aチャンバに移し、モノ
シランにアンモニアを適量比率で混合して所定膜厚の窒
化シリコン膜を形成する。次にBチャンバに移し、モノ
シランにHe希釈O2を適量比率で混合して酸化シリコ
ン膜を形成する。次にCチャンバに移し、モノシランと
SnH4を適量比率で混合して錫含有のアモルファスシ
リコン含有微結晶シリコン膜を形成し、連続して(或い
は別のチャンバで)水素系キャリアガスによる触媒AH
A処理により多結晶性シリコン膜を形成する。必要に応
じて次にBチャンバに移し、モノシランにHe希釈O2
を適量比率で混合して酸化シリコン膜を形成する。成膜
後は原料ガスをカットし、触媒体を問題ない温度まで冷
却して水素系キャリアガスをカットする。この時に、そ
れぞれのチャンバ内に水素系キャリアガスとそれぞれの
原料ガスを常時供給して、スタンバイの状態にしておい
てもよい。
【0092】そして次に、多結晶性シリコン膜7をソー
ス、チャンネル及びドレイン領域とするMOSTFTの
作製を行なう。
【0093】即ち、図2の(3)に示すように、汎用フ
ォトリソグラフィ及びエッチングにより多結晶性シリコ
ン膜7をアイランド化した後、nMOSTFT用のチャ
ンネル領域の不純物濃度制御によるしきい値(Vth)の
最適化のために、pMOSTFT部をフォトレジスト9
でマスクし、イオン注入又はイオンドーピングによりp
型不純物イオン(例えばボロンイオン)10を例えば5
×1011atoms/cm2のドーズ量でドーピング
し、1×1017atoms/ccのアクセプタ濃度に設
定し、多結晶性シリコン膜7の導電型をp型化した多結
晶性シリコン膜11とする。
【0094】次いで、図2の(4)に示すように、pM
OSTFT用のチャンネル領域の不純物濃度制御による
thの最適化のために、今度はnMOSTFT部をフォ
トレジスト12でマスクし、イオン注入又はイオンドー
ピングによりn型不純物イオン(例えば燐イオン)13
を例えば1×1012atoms/cm2のドーズ量でド
ーピングし、2×1017atoms/ccのドナー濃度
に設定し、多結晶性シリコン膜7の導電型をn型化した
多結晶性シリコン膜14とする。
【0095】次いで、図3の(5)に示すように、必要
あれば結晶化促進と膜中の不純物の活性化のために上記
の触媒AHA処理を行なった後、触媒CVD等によりゲ
ート絶縁膜の酸化シリコン膜(50nm厚)8を形成し
た後、ゲート電極材料としてのリンドープド多結晶シリ
コン膜15を例えば2〜20SCCMのPH3及び20
SCCMのモノシランの供給下での上記と同様の触媒C
VD法によって厚さ例えば400nm厚に堆積させる。
【0096】次いで、図3の(6)に示すように、フォ
トレジスト16を所定パターンに形成し、これをマスク
にしてリンドープド多結晶シリコン膜15をゲート電極
形状にパターニングし、更に、必要に応じてフォトレジ
スト16の除去後に図3の(7)に示すように、例えば
触媒CVD等によりゲート電極用保護膜の酸化シリコン
膜17を20〜30nm厚に形成する。
【0097】次いで、図3の(8)に示すように、pM
OSTFT部をフォトレジスト18でマスクし、イオン
注入又はイオンドーピングによりn型不純物である例え
ば燐イオン19を例えば1×1015atoms/cm2
のドーズ量でドーピングし、2×1020atoms/c
cのドナー濃度に設定し、nMOSTFTのn+型ソー
ス領域20及びドレイン領域21をそれぞれ形成する。
【0098】次いで、図4の(9)に示すように、nM
OSTFT部をフォトレジスト22でマスクし、イオン
注入又はイオンドーピングによりp型不純物である例え
ばボロンイオン23を例えば1×1015atoms/c
2のドーズ量でドーピングし、2×1020atoms
/ccのアクセプタ濃度に設定し、pMOSTFTのp
+型ソース領域24及びドレイン領域25をそれぞれ形
成する。
【0099】こうしてゲート、ソース及びドレインを形
成するが、これらは上記したプロセス以外の方法で形成
することが可能である。
【0100】即ち、図1の(2)の工程後に、多結晶性
シリコン膜7をpMOSTFTとnMOSTFT領域に
アイランド化し、pMOSTFT領域にイオン注入又は
イオンドーピングでn型不純物、例えば燐イオンを1×
1012atoms/cm2のドーズ量でドーピングし、
2×1017atoms/ccのドナー濃度に設定し、n
MOSTFT領域にp型不純物、例えばボロンイオンを
5×1011atoms/cm2のドーズ量でドーピング
し、1×1017atoms/ccのアクセプタ濃度に設
定し、各チャンネル領域の不純物濃度を制御し、Vth
最適化する。
【0101】そして、次に、汎用フォトリソグラフィ技
術により、フォトレジストマスクで各ソース/ドレイン
領域を形成する。nMOSTFTの場合、イオン注入又
はイオンドーピング法によりn型不純物、例えばひ素、
燐イオンを1×1015atoms/cm2のドーズ量で
ドーピングし、2×1020atoms/ccのドナー濃
度に設定し、pMOSTFTの場合、イオン注入又はイ
オンドーピング法によりp型不純物、例えばボロンイオ
ンを1×1015atoms/cm2のドーズ量でドーピ
ングし、2×1020atoms/ccのアクセプタ濃度
に設定する。
【0102】しかる後、必要あれば膜中の不純物の活性
化のために触媒AHA処理を行った後、ゲート絶縁膜と
して酸化シリコン膜を形成するが、必要に応じて連続し
て窒化シリコン膜と酸化シリコン膜を形成する。即ち、
必要に応じて、触媒AHA処理後に連続して触媒CVD
法により、水素系キャリアガスとモノシランにHe希釈
2を適量比率で混合して酸化シリコン膜8を20〜3
0nm厚に形成し、必要に応じて水素系キャリアガスと
モノシランにNH3を適量比率で混合して窒化シリコン
膜を10〜20nm厚に形成し、更に前記の条件で酸化
シリコン膜を20〜30nm厚に形成する。
【0103】次いで、図4の(10)に示すように、全
面に上記したと同様の触媒CVD法によって、水素系キ
ャリアガス150SCCMを共通として、1〜2SCC
Mのヘリウムガス希釈のO2、15〜20SCCMのモ
ノシラン供給下で酸化シリコン膜26を例えば100〜
200nm厚に、1〜20SCCMのPH3、1〜2S
CCMのヘリウム希釈のO2、15〜20SCCMのモ
ノシラン供給下でフォスフィンシリケートガラス(PS
G)膜27を300〜400nm厚に形成し、50〜6
0SCCMのNH3、15〜20SCCMのモノシラン
供給下で窒化シリコン膜28を例えば100〜200n
m厚に形成し、積層絶縁膜を形成する。その後に、例え
ば約1000℃で20〜30秒のRTA(Rapid Therma
l Anneal)処理でイオン活性化させ、各領域に設定した
キャリア不純物濃度とする。
【0104】次いで、図4の(11)に示すように、上
記の絶縁膜の所定位置にコンタクト窓開けを行い、各コ
ンタクトホールを含む全面に1%Si入りアルミニウム
等の電極材料をスパッタ法等で150℃で1μmの厚み
に堆積し、これをパターニングして、pMOSTFT及
びnMOSTFTのそれぞれのソース又はドレイン電極
29(S又はD)とゲート取出し電極又は配線30
(G)を形成し、トップゲート型の各CMOSTFTを
形成する。この後に、フォーミングガス中で400℃、
1hの水素化及びシンター処理する。尚、触媒CVD法
により、アルミニウム化合物ガス(例えばAlCl3
を供給し、アルミニウムを形成してもよい。
【0105】なお、上記のゲート電極の形成に代えて、
全面にMo−Ta合金等の耐熱性金属のスパッタ膜(4
00〜500nm厚)を形成し、汎用フォトリソグラフ
ィ及びエッチング技術により、nMOSTFT及びpM
OSTFTのゲート電極を形成してよい。
【0106】なお、参考迄に、シリコン合金溶融液の液
相成長法と触媒AHA処理をトップゲート型多結晶シリ
コンCMOSTFTの製法例について説明すると、ま
ず、下記のいずれかの方法で錫含有又は非含有のアモル
ファスシリコン含有微結晶シリコン層を(析出)成長さ
せた(以下は錫含有の例とする)後、その上の錫等の低
融点金属膜を除去する。シリコンを含む錫等の低融点金
属溶融液を塗布し、冷却させる。シリコンを含む錫等の
低融点金属溶融液に浸漬し、引き上げて冷却させる。シ
リコンを含む錫等の低融点金属膜を加熱溶融し、冷却さ
せる。シリコン膜の上に錫等の低融点金属膜を形成し、
加熱溶融及び冷却させる。錫等の低融点金属膜の上にシ
リコン膜を形成し、加熱溶融及び冷却させる。
【0107】次いで、錫含有又は非含有のアモルファス
シリコン含有微結晶シリコン層をアイランド化して、p
MOSTFT部とnMOSTFT部に分割し、イオン注
入又はイオンドーピング法によりチャンネル領域の不純
物濃度を制御してVthを最適化する(条件は、上述した
ものに準ずる)。しかる後に、イオン注入又はイオンド
ーピング法によりpMOSTFT部とnMOSTFT部
のソース、ドレインを形成する(条件は、上述したもの
に準ずる)。
【0108】次いで、触媒AHA処理で結晶化促進とイ
オン活性化を行なう(条件は、上述したものに準ず
る)。連続して触媒CVDによりゲート絶縁膜の酸化シ
リコン膜を形成するが、必要に応じて連続して窒化シリ
コン膜及び酸化シリコン膜を形成する(成膜条件は、上
述したものに準ずる)。これ以降のプロセスは、上述し
たものと同様である。また、この液相成長法を用いる方
法は、後述のボトムゲート型、デュアルゲート型CMO
STFT等についても、同様に適用されてよい。
【0109】スパッタリング膜の触媒AHA処理を適用
したトップゲート型多結晶シリコンCMOSTFTの製
法例について説明すると、まず、錫を0.1〜1at%
含有する或いは非含有のシリコンターゲットを、アルゴ
ンガス0.133〜1.33Paの真空中でスパッタリ
ングして、絶縁性基板の少なくともTFT形成領域に5
0nm厚の例えば錫含有又は非含有の微結晶シリコン含
有アモルファスシリコン膜を形成する。
【0110】次いで、形成した錫含有又は非含有の微結
晶シリコン含有アモルファスシリコン膜をアイランド化
し、pMOSTFT部とnMOSTFT部に分割する
(条件は気相成長法の場合に準ずる)。しかる後に、ゲ
ートチャンネル、ソース、ドレインを形成する(条件は
気相成長法の場合に準ずる)。
【0111】次いで、錫含有又は非含有の微結晶シリコ
ン含有アモルファスシリコン膜を触媒AHA処理する。
この触媒AHA処理により、多結晶シリコン膜化し、イ
オン注入又はイオンドーピングしたn型又はp型不純物
を活性化して、ゲートチャンネル、ソース、ドレイン領
域の最適なキャリア不純物濃度を形成する(触媒AHA
処理条件は上述したものに準ずる)。
【0112】次いで、ゲート絶縁膜として酸化シリコン
膜を形成するが、必要に応じて連続して窒化シリコン膜
及び酸化シリコン膜を形成する。即ち、触媒CVD法等
により、酸化シリコン膜を40〜50nm厚、窒化シリ
コン膜を10〜20nm厚、酸化シリコン膜を40〜5
0nm厚に連続形成する(成膜条件は上述したものに準
ずる)。
【0113】以降のプロセスは、上述したものと同様で
ある。また、このスパッタリング膜を用いる方法は、後
述のボトムゲート型、デュアルゲート型CMOSTFT
等についても、同様に適用されてよい。
【0114】上述したように、本実施の形態によれば、
下記(a)〜(h)の優れた作用効果を得ることができ
る。
【0115】(a)減圧下(特に10〜50Pa)で、
水素又は水素含有ガスを高温触媒体(例えばタングステ
ン、800〜2000℃)に接触させて、高温の水素分
子、水素原子、活性化水素イオンを生成し、基板上に形
成した錫含有又は非含有、特に錫含有のアモルファスシ
リコン含有微結晶シリコン膜等の低級結晶性シリコン膜
に吹き付けて(基板温度300〜400℃)触媒AHA
処理することにより、高温の水素分子、水素原子、活性
化水素イオンが有する高いエネルギーが低級結晶性シリ
コン膜に移動して、その膜温度を上昇させる。また、ア
モルファス構造のシリコンが活性化水素イオンの還元作
用によりエッチングされるので、アモルファスシリコン
含有微結晶シリコンの結晶化率が高まり、キャリア移動
度が向上する。また、アモルファスシリコン及び微結晶
シリコン含有多結晶シリコンもさらに結晶化率が高ま
り、大粒径化によりキャリア移動度が向上する。更に、
この加熱により、各領域にイオン注入及びイオンドーピ
ングした不純物の活性化によりTFT特性を向上させる
ことができる。
【0116】(b)基板上に形成した膜等に上記の高温
の水素分子、水素原子、活性化水素イオンを吹き付ける
と、その膜上又は膜内又は粒界にシリコン酸化物が存在
したとき、これと還元反応してSiOを生成して蒸発さ
せるので、多結晶性シリコン膜の上又は膜内のシリコン
酸化物を減少/除去させることができ、移動度の向上を
図ることができる。
【0117】(c)触媒CVD、プラズマCVD等の気
相成長法、シリコン合金溶融液の液相成長法、又はスパ
ッタリング法等、特に触媒CVDにより、錫又は他のIV
族元素(例えば鉛、ゲルマニウム)、例えば錫を1×1
18〜1×1020atoms/cc含有した低級結晶性
シリコン膜を成長させ、この成長工程と上記触媒AHA
処理を繰り返しているので、低級結晶性シリコン膜を触
媒AHA処理で高結晶化、大粒径化させて多結晶化し、
この上に多結晶化され易い状態で更に触媒CVDで多結
晶性シリコンを成長させ、目的とする高結晶化率、高品
質の多結晶性シリコン膜を所定の膜厚で得ることができ
る。
【0118】(d)そして、この多結晶性シリコン膜に
よりゲートチャンネル/ソース/ドレインを形成した後
に触媒AHA処理を行うと、多結晶性シリコン膜の大粒
径化、多結晶性シリコン粒界に存在する結晶不整を減少
させて内部応力を減少させ、同時に各領域に添加したn
型又はp型不純物を活性化させるので、高いキャリア移
動度の多結晶性シリコン膜の形成が可能となる。
【0119】(e)触媒CVDによる成膜(或いは、こ
の後にゲートチャンネル/ソース/ドレインの形成)後
に触媒AHA処理を行う場合、触媒体の種類及び温度、
基板加熱温度、気相成膜条件、原料ガスの種類、添加す
るn又はp型不純物濃度等により、広範囲のn又はp型
不純物濃度の錫又は他のIV族元素(鉛、ゲルマニウム)
含有多結晶性シリコン膜が容易に得られる。また、ゲー
トチャンネル/ソース/ドレイン形成後の触媒AHA処
理では、多結晶性シリコン膜の大粒径化、多結晶性シリ
コン粒界に存在する結晶不整を減少させて内部応力を減
少させ、同時に各領域に添加したn又はp型不純物を活
性化させるので、高いキャリア移動度でしきい値
(Vth)調整が容易となり、低抵抗での高速動作が可能
となる。
【0120】なお、シリコン合金溶融液式液相成長法の
成膜+ゲートチャンネル/ソース/ドレイン形成+触媒
AHA処理の場合、シリコン合金組成比、溶融液温度、
冷却方法/速度、添加するn又はp型不純物濃度等によ
り、広範囲の又はp型不純物濃度の錫又は他のIV族元素
(鉛、ゲルマニウム)含有のアモルファスシリコン及び
微結晶シリコン含有多結晶シリコン膜が得られ、かつ、
ゲートチャンネル/ソース/ドレイン形成後の触媒AH
A処理で、多結晶性シリコン膜の大粒径化、多結晶性シ
リコン粒界に存在する結晶不整を減少させて内部応力を
減少させ、同時に各領域に添加したn又はp型不純物を
活性化させるので、高いキャリア移動度で、Vth調整が
容易となり、低抵抗での高速動作が可能となる。
【0121】プラズマCVDによる成膜+ゲートチャン
ネル/ソース/ドレイン形成+触媒AHA処理の場合、
プラズマCVDでの低級結晶性シリコン膜中に20〜3
0%含有する水素を触媒AHA処理で離脱させて多結晶
性シリコン膜を形成し、多結晶性シリコン粒界に存在す
る結晶不整を減少させて内部応力を減少させ、同時に各
領域に添加したn又はp型不純物を活性化させるので、
高いキャリア移動度の多結晶性シリコン膜の形成が可能
となる。更に、基板加熱温度、気相成膜条件、原料ガス
の種類、触媒AHA処理条件、添加するn又はp型不純
物濃度等により、広範囲のn又はp型キャリア不純物濃
度の錫又は他のIV族元素(鉛、ゲルマニウム)含有多結
晶性シリコン膜が得られるので、Vth調整が容易で、低
抵抗での高速動作が可能となる。
【0122】スパッタリングによる成膜+ゲートチャン
ネル/ソース/ドレイン形成+触媒AHA処理の場合、
シリコンターゲットの比抵抗(添加するn又はp型不純
物濃度、錫又は他のIV族元素)、スパッタリング成膜条
件、基板加熱温度、触媒AHA処理条件等により、広範
囲のn又はp型キャリア不純物濃度の錫又は他のIV族元
素(鉛、ゲルマニウム)含有多結晶性シリコン膜を形成
し、多結晶性シリコン粒界に存在する結晶不整を減少さ
せて内部応力を減少させ、同時に各領域に添加したn又
はp型不純物を活性化させるので、高いキャリア移動度
で、Vth調整が容易となり、低抵抗での高速動作が可能
となる。
【0123】(f)トップゲート型のみならず、後述す
るボトムゲート型、デュアルゲート型MOSTFTでも
高いキャリア移動度の多結晶性シリコン膜が得られるた
めに、この高性能の多結晶性シリコン半導体を使用した
高速、高電流密度の半導体装置、電気光学装置、更に
は、高効率の太陽電池等の製造が可能となる。
【0124】(g)低温(300〜400℃)で多結晶
性シリコン膜を形成できるので、安価で、大型化が容易
な低歪点ガラスを採用でき、コストダウンが可能とな
る。
【0125】(h)ゲートチャンネル/ソース/ドレイ
ン領域に添加されたn又はp型不純物の活性化に、RT
A(Rapid Thermal Anneal)やエキシマレーザー装置が不
要であり、触媒CVD装置が兼用できるので、設備投資
の削減、生産性向上でのコストダウンが可能となる。
【0126】第2の実施の形態 <LCDの製造例1>本実施の形態は、高温プロセスに
よる多結晶性シリコンMOSTFTを用いたLCD(液
晶表示装置)に本発明を適用したものであり、以下にそ
の製造例を示す。尚、この製造例は、後述する有機EL
やFED等の表示装置等にも同様に適用可能である。
【0127】まず、図12の(1)に示すように、画素
部及び周辺回路部において、石英ガラス、結晶化ガラス
などの耐熱性絶縁基板61(歪点約800〜1100
℃、厚さ50ミクロン〜数mm)の一主面に、上述した
触媒CVD法等によって、保護膜100(ここでは図示
省略:以下、同様)を形成後に、この上に多結晶性シリ
コン膜67を上述のマルチ触媒AHA処理により50n
m厚に形成する。
【0128】次いで、図12の(2)に示すように、フ
ォトレジストマスクを用いて多結晶性シリコン膜67を
パターニング(アイランド化)し、トランジスタ、ダイ
オード等の能動素子、抵抗、容量、インダクタンス等の
受動素子の活性層を形成する。
【0129】次いで、トランジスタ活性層67のチャン
ネル領域の不純物濃度制御によるV thの最適化のために
前記と同様のボロン又は燐等の所定の不純物のイオン注
入を行なった後、図12の(3)に示すように、例えば
上記と同様の触媒CVD法等によって多結晶性シリコン
膜67の表面に厚さ例えば50nm厚のゲート絶縁膜用
の酸化シリコン膜68を形成する。触媒CVD法等でゲ
ート絶縁膜用の酸化シリコン膜68を形成する場合、基
板温度及び触媒体温度は上記したものと同様であるが、
酸素ガス流量は1〜2SCCM、モノシランガス流量は
15〜20SCCM、水素系キャリアガスは150SC
CMとしてよい。尚、チャンネル領域の不純物濃度制御
する前又は後に、例えば、約1000℃、30分の高温
熱酸化により、ゲート絶縁膜用の酸化シリコン膜68を
形成してもよい。
【0130】次いで、図12の(4)に示すように、ゲ
ート電極及びゲートライン用材料として、例えばMo−
Ta合金をスパッタリングで厚さ例えば400nm厚に
堆積させるか、或いは、リンドープド多結晶シリコン膜
を例えば水素系キャリアガス150SCCM、2〜20
SCCMのPH3及び20SCCMのモノシランガスの
供給下での上記と同様の触媒CVD法等によって厚さ例
えば400nm厚に堆積させる。そして、汎用フォトリ
ソグラフィー及びエッチング技術により、ゲート電極材
料層をゲート電極75及びゲートラインの形状にパター
ニングする。尚、リンドープド多結晶性シリコン膜の場
合は、触媒CVD等により、その表面に保護用酸化シリ
コン膜(10〜20nm厚)を形成してもよい。
【0131】次いで、図13の(5)に示すように、p
MOSTFT部をフォトレジスト78でマスクし、イオ
ン注入又はイオンドーピング法によりn型不純物である
例えばヒ素(又は燐)イオン79を例えば1×1015
toms/cm2のドーズ量でドーピングし、2×10
20atoms/ccのドナー濃度に設定し、nMOST
FTのn+型ソース領域80及びドレイン領域81をそ
れぞれ形成する。
【0132】次いで、図13の(6)に示すように、n
MOSTFT部をフォトレジスト82でマスクし、イオ
ン注入又はイオンドーピング法によりp型不純物である
例えばボロンイオン83を例えば1×1015atoms
/cm2のドーズ量でドーピングし、2×1020ato
ms/ccのアクセプタ濃度に設定し、pMOSTFT
のp+型ソース領域84及びドレイン領域85をそれぞ
れ形成する。
【0133】次いで、図13の(7)に示すように、全
面に上記したと同様の触媒CVD法等によって、水素系
キャリアガス150SCCMを共通として、1〜2SC
CMのHe希釈O2、15〜20SCCMのモノシラン
供給下で酸化シリコン膜を例えば100〜200nm厚
に、更に、1〜20SCCMのPH3、1〜2SCCM
のHe希釈O2、15〜20SCCMのモノシラン供給
下でフォスフィンシリケートガラス(PSG)膜を30
0〜400nm厚に形成し、50〜60SCCMのNH
3、15〜20SCCMのSiH4供給下で窒化シリコン
膜を例えば100〜200nm厚に形成する。これらの
絶縁膜の積層によって層間絶縁膜86を形成する。な
お、このような層間絶縁膜は、上記とは別の通常の方法
で形成してもよい。この後に、例えば900℃、5分間
のN2中のアニール又は1000℃、20〜30秒のN2
中のRTA処理によりイオン活性化し、各領域に設定し
たキャリア不純物濃度とする。
【0134】次いで、図14の(8)に示すように、上
記の絶縁膜86の所定位置にコンタクト窓開けを行い、
各コンタクトホールを含む全面にアルミニウムなどの電
極材料をスパッタ法等で150℃で1μmの厚みに堆積
し、これをパターニングして、画素部のnMOSTFT
のソース電極87及びデータライン、周辺回路部のpM
OSTFT及びnMOSTFTのソース電極88、90
とドレイン電極89、91及び配線をそれぞれ形成す
る。尚、この時に、触媒CVD法によりアルミニウムを
形成してもよい。この後に、例えばフォーミングガス
中、400℃、1hの水素化及びシンター処理する。
【0135】次いで、表面上に酸化シリコン膜等の層間
絶縁膜92をCVD法で形成した後、図14の(9)に
示すように、画素部のnMOSTFTドレイン領域にお
いて層間絶縁膜92及び86にコンタクトホールを開
け、例えばITO(Indium tinoxide:インジウム酸化
物にスズをドープした透明電極材料)を真空蒸着法等で
全面に堆積させ、パターニングしてnMOSTFTのド
レイン領域81に接続された透明画素電極93を形成す
る。この後に、例えばフォーミングガス中、250℃、
1h、アニールして、ITOとのオーミックコンタクト
を改善し、ITOの透明度を向上させる。
【0136】こうしてアクティブマトリクス基板を作製
し、透過型のLCDを作製することができる。この透過
型LCDは、図14(10)に示すように、画素電極9
3上に配向膜94、液晶95、配向膜96、透明電極9
7、対向基板98が積層された構造からなっている。
【0137】なお、上記した工程は、反射型のLCDの
製造にも同様に適用可能である。図19(A)には、こ
の反射型のLCDの一例が示されているが、図中の10
1は粗面化された絶縁膜92上に被着された反射膜であ
り、MOSTFTのドレインと接続されている。
【0138】このLCDの液晶セルを面面組立で作製す
る場合(2インチサイズ以上の中/大型液晶パネルに適
している。)、まずTFT基板61と、全面ベタのIT
O(Indium Tin Oxide)電極97を設けた対向基板98
の素子形成面に、ポリイミド配向膜94、96を形成す
る。このポリイミド配向膜はロールコート、スピンコー
ト等により50〜100nm厚に形成し、180℃/2
hで硬化キュアする。
【0139】次いで、TFT基板61と対向基板98を
ラビング、又は光配向処理する。ラビングバフ材にはコ
ットンやレーヨン等があるが、バフかす(ゴミ)やリタ
デーション等の面からはコットンの方が安定している。
光配向は非接触の線型偏光紫外線照射による液晶分子の
配向技術である。なお、配向には、ラビング以外にも、
偏光又は非偏光を斜め入射させることによって高分子配
向膜を形成することができる(このような高分子化合物
は、例えばアゾベンゼンを有するポリメチルメタクリレ
ート系高分子等がある)。
【0140】次いで、洗浄後に、TFT基板61側には
コモン剤塗布、対向基板98側にはシール剤塗布する。
ラビングバフかす除去のために、水、又はIPA(イソ
プロピルアルコール)洗浄する。コモン剤は導電性フィ
ラーを含有したアクリル、又はエポキシアクリレート、
又はエポキシ系接着剤であってよく、シール剤はアクリ
ル、又はエポキシアクリレート、又はエポキシ系接着剤
であってよい。加熱硬化、紫外線照射硬化、紫外線照射
硬化+加熱硬化のいずれも使用できるが、重ね合せの精
度と作業性からは紫外線照射硬化+加熱硬化タイプが良
い。
【0141】次いで、対向基板98側に所定のギャップ
を得るためのスペーサを散布し、TFT基板61と所定
の位置で重ね合せる。対向基板98側のアライメントマ
ークとTFT基板61側のアライメントマークとを精度
よく合わせた後に、紫外線照射してシール剤を仮硬化さ
せ、その後に一括して加熱硬化する。
【0142】次いで、スクライブブレークして、TFT
基板61と対向基板98を重ね合せた単個の液晶パネル
を作成する。
【0143】次いで、液晶95を両基板61−98間の
ギャップ内に注入し、注入口を紫外線接着剤で封止後
に、IPA洗浄する。液晶の種類は何れでも良いが、例
えばネマティック液晶を用いる高速応答のTN(ツイス
トネマティック)モードが一般的である。
【0144】次いで、加熱急冷処理して、液晶95を配
向させる。
【0145】次いで、TFT基板61のパネル電極取り
出し部にフレキシブル配線を異方性導電膜の熱圧着で接
続し、更に対向基板98に偏光板を貼合わせる。
【0146】また、液晶パネルの面単組立の場合(2イ
ンチサイズ以下の小型液晶パネルに適している。)、上
記と同様、TFT基板61と対向基板98の素子形成面
に、ポリイミド配向膜94、96を形成し、両基板をラ
ビング、又は非接触の線型偏光紫外線光の配向処理す
る。
【0147】次いで、TFT基板61と対向基板98を
ダイシング又はスクライブブレークで単個に分割し、水
又はIPA洗浄する。TFT基板61にはコモン剤塗
布、対向基板98にはスペーサ含有のシール剤塗布し、
両基板を重ね合せる。これ以降のプロセスは上記に準ず
る。
【0148】上記したLCDにおいて、対向基板98は
CF(カラーフィルタ)基板であって、カラーフィルタ
層(図示せず)をITO電極97下に設けたものであ
る。対向基板98側からの入射光は例えば反射膜93で
効率良く反射されて対向基板98側から出射してよい。
【0149】他方、TFT基板61として、TFT基板
61にカラーフィルタを設けたオンチップカラーフィル
タ(OCCF)構造のTFT基板とするときには、対向
基板98にはITO電極がベタ付け(又はブラックマス
ク付きのITO電極がベタ付け)される。
【0150】透過型LCDの場合、次のようにしてオン
チップカラーフィルタ(OCCF)構造とオンチップブ
ラック(OCB)構造を作製することができる。
【0151】即ち、図14の(11)に示すように、フ
ォスフィンシリケートガラス/酸化シリコンの絶縁膜8
6のドレイン部も窓開けしてドレイン電極用のアルミニ
ウム埋込み層を形成した後、R、G、Bの各色を各セグ
メント毎に顔料分散したフォトレジスト99を所定厚さ
(1〜1.5μm)で形成した後、汎用フォトリソグラ
フィ技術で所定位置(各画素部)のみを残すパターニン
グで各カラーフィルタ層99(R)、99(G)、99
(B)を形成する(オンチップカラーフィルタ構造)。
この際、ドレイン部の窓開けも行う。なお、不透明なセ
ラミック基板や低透過率のガラス及び耐熱性樹脂基板は
使用できない。
【0152】次いで、表示用TFTのドレインに連通す
るコンタクトホールに、カラーフィルタ層上にかけてブ
ラックマスク層となる遮光層100’を金属のパターニ
ングで形成する。例えば、スパッタ法により、モリブデ
ンを200〜250nm厚で成膜し、表示用MOSTF
Tを覆って遮光する所定の形状にパターニングする(オ
ンチップブラック構造)。
【0153】次いで、透明樹脂の平坦化膜92を形成
し、更にこの平坦化膜に設けたスルーホールにITO透
明電極93を遮光層100’に接続するように形成す
る。
【0154】このように、表示アレイ部上に、カラーフ
ィルタ99やブラックマスク100’を作り込むことに
より、液晶表示パネルの開口率を改善し、またバックラ
イトも含めたディスプレイモジュールの低消費電力化が
実現する。
【0155】図15は、上述のトップゲート型MOST
FTを組み込んで駆動回路一体型に構成したアクティブ
マトリクス液晶表示装置(LCD)の全体を概略的に示
すものである。このアクティブマトリクスLCDは、主
基板61(これはアクティブマトリクス基板を構成す
る。)と対向基板98とをスペーサ(図示せず)を介し
て貼り合わせたフラットパネル構造からなり、両基板6
1−98間に液晶(ここでは図示せず)が封入されてい
る。主基板61の表面には、マトリクス状に配列した画
素電極93と、この画素電極を駆動するスイッチング素
子とからなる表示部、及びこの表示部に接続される周辺
駆動回路部とが設けられている。
【0156】表示部のスイッチング素子は、上記したn
MOS又はpMOS又はCMOSでLDD構造のトップ
ゲート型MOSTFTで構成される。また、周辺駆動回
路部にも、回路要素として、上記したトップゲート型M
OSTFTのCMOS又はnMOS又はpMOSTFT
又はこれらの混在が形成されている。なお、一方の周辺
駆動回路部はデータ信号を供給して各画素のTFTを水
平ライン毎に駆動する水平駆動回路であり、また他方の
周辺駆動回路部は各画素のTFTのゲートを走査ライン
毎に駆動する垂直駆動回路であり、通常は表示部の両辺
にそれぞれ設けられる。これらの駆動回路は、点順次ア
ナログ方式、線順次デジタル方式のいずれも構成でき
る。
【0157】図16に示すように、直交するゲートバス
ラインとデータバスラインの交差部に上記のMOSTF
Tが配置され、このMOSTFTを介して液晶容量(C
LC)に画像情報を書き込み、次の情報がくるまで電荷を
保持する。この場合、TFTのチャンネル抵抗だけで保
持させるには十分ではないので、それを補うため液晶容
量と並列に蓄積容量(補助容量)(CS)を付加し、リ
ーク電流による液晶電圧の低下を補ってよい。こうした
LCD用MOSTFTでは、画素部(表示部)に使用す
るTFTの特性と周辺駆動回路に使用するTFTの特性
とでは要求性能が異なり、特に画素部のTFTではオフ
電流の制御、オン電流の確保が重要な問題となる。この
ため、表示部には、後述の如きLDD構造のTFTを設
けることによって、ゲート−ドレイン間に電界がかかり
にくい構造としてチャンネル領域にかかる実効的な電界
を低減させ、オフ電流を低減し、特性の変化も小さくで
きる。しかし、プロセス的には複雑になり、素子サイズ
も大きくなり、かつオン電流が低下するなどの問題も発
生するため、それぞれの使用目的に合わせた最適設計が
必要である。
【0158】なお、使用可能な液晶としては、TN液晶
(アクティブマトリクス駆動のTNモード用に用いられ
るネマチック液晶)をはじめ、STN(スーパーツイス
テッドネマチック)、GH(ゲスト・ホスト)、PC
(フェーズ・チェンジ)、FLC(強誘電性液晶)、A
FLC(反強誘電性液晶)、PDLC(ポリマー分散型
液晶)等の各種モード用の液晶を採用してよい。
【0159】<LCDの製造例2>次に、本実施の形態
による低温プロセスの多結晶性シリコンMOSTFTを
用いたLCD(液晶表示装置)の製造例を示す(この製
造例は後述する有機ELやFEDの表示装置等にも同様
に適用可能である)。
【0160】この製造例では、上述の製造例1におい
て、基板61としてアルミノけい酸ガラス、ホウケイ酸
ガラス等を使用し、図12の(1)及び(2)の工程を
同様に行う。即ち、基板61上に触媒CVDと触媒AH
A処理の繰り返しにより錫含有(又は非含有)の多結晶
性シリコン膜67を形成してこれをアイランド化し、表
示領域のnMOSTFT部と周辺駆動回路領域のnMO
STFT部及びpMOSTFT部を形成する。この場
合、同時に、ダイオード、コンデンサ、インダクタン
ス、抵抗等の領域を形成する。
【0161】次いで、図17の(1)に示すように、各
MOSTFTゲートチャンネル領域のキャリア不純物濃
度を制御してVthを最適化するために、表示領域のnM
OSTFT部と周辺駆動回路領域のnMOSTFT部を
フォトレジスト82でカバーし、周辺駆動回路領域のp
MOSTFT部に、イオン注入又はイオンドーピング法
により例えば燐、ひ素等のn型不純物79を1×1012
atoms/cm2のドーズ量でドーピングし、2×1
17atoms/ccのドナー濃度に設定し、更に図1
7の(2)に示すように、周辺駆動回路領域のpMOS
TFT部をフォトレジスト82でカバーし、表示領域の
nMOSTFT部と周辺駆動回路領域のnMOSTFT
部に、イオン注入又はイオンドーピング法により例えば
ボロン等のp型不純物83を5×1011atoms/c
2のドーズ量でドーピングし、1×1017atoms
/ccのアクセプタ濃度を設定する。
【0162】次いで、図17の(3)に示すように、表
示領域のnMOSTFT部にn-型のLDD(Lightly D
oped Drain)部を形成するために、汎用フォトリソグラ
フィ技術により、表示領域のnMOSTFTのゲート部
と周辺駆動領域のpMOSTFT及びnMOSTFT全
部をフォトレジスト82で覆い、露出した表示領域のn
MOSTFTのソース/ドレイン領域に、イオン注入又
はイオンドーピング法により例えば燐等のn型不純物7
9を1×1013atoms/cm2のドーズ量でドーピ
ングし、2×1018atoms/ccのドナー濃度に設
定して、n-型のLDD部を形成する。
【0163】次いで、図18の(4)に示すように、表
示領域のnMOSTFT部及び周辺駆動回路領域のnM
OSTFT部の全部をフォトレジスト82でカバーし、
周辺駆動回路領域のpMOSTFT部のゲート部をフォ
トレジスト82でカバーして露出したソース、ドレイン
領域に、イオン注入又はイオンドーピング法により例え
ばボロン等のp型不純物83を1×1015atoms/
cm2のドーズ量でドーピングし、2×1020atom
s/ccのアクセプタ濃度に設定してp+型のソース部
84、ドレイン部85を形成する。
【0164】次いで、図18の(5)に示すように、周
辺駆動回路領域のpMOSTFT部をフォトレジスト8
2でカバーし、表示領域のnMOSTFTのゲート及び
LDD部と周辺駆動回路領域のnMOSTFT部のゲー
ト部をフォトレジスト82でカバーし、露出した表示領
域及び周辺駆動領域のnMOSTFTのソース、ドレイ
ン領域に、イオン注入又はイオンドーピング法により例
えば燐、ひ素等のn型不純物79を1×1015atom
s/cm2のドーズ量でイオンドーピングし、2×10
20atoms/ccのドナー濃度に設定し、n+型のソ
ース部80、ドレイン部81を形成する。
【0165】次いで、図18の(6)に示すように、プ
ラズマCVD、TEOS系プラズマCVD、触媒CVD
法等により、ゲート絶縁膜68として、酸化シリコン膜
(40〜50nm厚)、窒化シリコン膜(10〜20n
m厚)、酸化シリコン膜(40〜50nm厚)の積層膜
を形成する。そして、ハロゲンランプ等でのRTA処理
を例えば、約1000℃、10〜30秒行い、添加した
n又はp型不純物を活性化することにより、設定した各
々のキャリア不純物濃度を得る。
【0166】この後に、全面に400〜500nm厚の
1%Si入りアルミニウムスパッタ膜を形成し、汎用フ
ォトリソグラフィ及びエッチングにより、全TFTのゲ
ート電極75及びゲートラインを形成する。更にこの後
に、プラズマCVD、触媒CVD法等により、酸化シリ
コン膜(100〜200nm厚)、フォスフィンシリケ
ートガラス(PSG)膜(200〜300nm厚)、窒
化シリコン膜(100〜200nm厚)の積層膜からな
る絶縁膜86を形成する。
【0167】次いで、汎用フォトリソグラフィ及びエッ
チング技術により、周辺駆動回路の全TFT部のソース
/ドレイン部及び表示用nMOSTFT部のソース部の
窓開けを行う。窒化シリコン膜はCF4のプラズマエッ
チング、酸化シリコン膜及びリンシリケートガラス膜は
フッ酸系エッチング液でエッチング処理する。
【0168】次いで、図18の(7)に示すように、全
面に400〜500nm厚の1%Si入りアルミニウム
スパッタ膜を形成し、汎用フォトリソグラフィ及びエッ
チング技術により、周辺駆動回路の全TFTのソース、
ドレイン電極88、89、90、91を形成すると同時
に、表示用nMOSTFTのソース電極87及びデータ
ラインを形成する。
【0169】次いで、図示は省略したが、プラズマCV
D、触媒CVD法等により、酸化シリコン膜(100〜
200nm厚)、フォスフィンシリケートガラス膜(P
SG膜;200〜300nm厚)、窒化シリコン膜(1
00〜300nm厚)を全面に形成し、フォーミングガ
ス中で約400℃、1時間、水素化及びシンター処理す
る。その後に、表示用nMOSTFTのドレイン部コン
タクト用窓開けを行う。
【0170】ここで、LCDが透過型の場合は、画素開
口部の酸化シリコン膜、フォスフィンシリケートガラス
膜及び窒化シリコン膜は除去し、また反射型の場合は、
画素開口部等の酸化シリコン膜、フォスフィンシリケー
トガラス膜及び窒化シリコン膜は除去する必要はない
(これは上述又は後述のLCDにおいても同様であ
る)。
【0171】透過型の場合、図14の(10)と同様
に、全面に、スピンコート等で2〜3μm厚のアクリル
系透明樹脂平坦化膜を形成し、汎用フォトリソグラフィ
及びエッチング技術により、表示用TFTのドレイン側
の透明樹脂窓開けを形成した後、全面に130〜150
nm厚のITOスパッタ膜を形成し、汎用フォトリソグ
ラフィ及びエッチング技術により、表示用nMOSTF
Tのドレイン部とコンタクトしたITO透明電極を形成
する。更に熱処理(フォーミングガス中で200〜25
0℃、1時間)により、コンタクト抵抗の低減化とIT
O透明度向上を図る。
【0172】反射型の場合は、全面に、スピンコート等
で2〜3μm厚の感光性樹脂膜を形成し、汎用フォトリ
ソグラフィ及びエッチング技術により、少なくとも画素
部に凹凸形状パターンを形成し、リフローさせて凹凸反
射下部を形成する。同時に、表示用nMOSTFTのド
レイン部の感光性樹脂窓開けを形成する。しかる後、全
面に、300〜400nm厚の1%Si入りアルミニウ
ムスパッタ膜を形成し、汎用フォトリソグラフィ及びエ
ッチング技術により、画素部以外のアルミニウム膜を除
去し、表示用nMOSTFTのドレイン電極と接続した
凹凸形状のアルミニウム反射部を形成する。その後に、
フォーミングガス中で300℃、1時間シンター処理す
る。
【0173】なお、上記において、nMOSTFTのソ
ース、ドレインを形成した後に、触媒AHA処理すれ
ば、多結晶性シリコン膜の膜温度を局部的に上昇させ、
結晶化が更に促進され、結晶粒界に存在する不整及びス
トレスを低減し、高移動度及び高品質の多結晶性シリコ
ン膜を形成する。同時に、高温の水素分子、水素原子、
活性化水素イオンが有する熱エネルギーが膜に移動し
て、膜温度を局部的に上昇させるので、ゲートチャンネ
ル/ソース/ドレイン領域に注入された燐、ひ素、ボロ
ンイオン等が活性化される。
【0174】なお、プラズマCVD法によってアモルフ
ァスシリコン含有微結晶シリコン膜を形成した場合、膜
中に10〜30%の水素が含有されるが、触媒AHA処
理によって減少/除去することができて多結晶性シリコ
ン膜化し、その結晶粒界に存在する不整及びストレスを
低減し、高移動度及び高品質の多結晶性シリコン膜を形
成する。又、アモルファスシリコン含有微結晶シリコン
等の膜上又は膜内にシリコン酸化物が存在するときに、
これと還元反応してSiOを生成し、蒸発させるので、
それらの膜上又は膜内のシリコン酸化物を減少/除去さ
せることができ、高移動度及び高品質の多結晶性シリコ
ン膜を形成できる。
【0175】<ボトムゲート型又はデュアルゲート型M
OSTFT>MOSTFTを組み込んだ例えばLCDに
おいて、上述のトップゲート型に代えて、ボトムゲート
型、デュアルゲート型のMOSTFTからなる透過型L
CDを製造した例を述べる(但し、反射型LCDも同様
である)。
【0176】図19(B)に示すように、表示部及び周
辺部にはボトムゲート型のnMOSTFTが設けられ、
或いは図19(C)に示すように、表示部及び周辺部に
はデュアルゲート型のnMOSTFTがそれぞれ設けら
れている。これらのボトムゲート型、デュアルゲート型
MOSTFTのうち、特にデュアルゲート型の場合には
上下のゲート部によって駆動能力が向上し、高速スイッ
チングに適し、また上下のゲート部のいずれかを選択的
に用いて場合に応じてトップゲート型又はボトムゲート
型として動作させることもできる。
【0177】図19(B)のボトムゲート型MOSTF
Tにおいて、図中の102はMo・Ta等のゲート電極
であり、103は窒化シリコン膜及び104は酸化シリ
コン膜であってゲート絶縁膜を形成し、このゲート絶縁
膜上にはトップゲート型MOSTFTと同様の多結晶性
シリコン膜67を用いたチャンネル領域等が形成されて
いる。また、図19(C)のデュアルゲート型MOST
FTにおいて、下部ゲート部はボトムゲート型MOST
FTと同様であるが、上部ゲート部は、ゲート絶縁膜1
04を酸化シリコン膜と窒化シリコン膜、必要に応じて
更に酸化シリコン膜の積層膜で形成し、この上に上部ゲ
ート電極105を設けている。
【0178】<ボトムゲート型MOSTFTの製造>ま
ず、ガラス基板61上の全面に、モリブデン−タンタル
合金のスパッタ膜を300〜400nm厚に形成し、こ
れを汎用フォトリソグラフィ及びエッチング技術により
20〜45度のテーパーエッチングし、少なくともTF
T形成領域に、ボトムゲート電極102を形成すると同
時に、ゲートラインを形成する。ガラス材質の使い分け
は上述したトップゲート型に準ずる。
【0179】次いで、プラズマCVD、TEOS系プラ
ズマCVD、触媒CVD、減圧CVD等の気相成長法に
より、ゲート絶縁膜及び保護膜用の窒化シリコン膜10
3及び酸化シリコン膜104と、錫含有のアモルファス
シリコン含有微結晶シリコン膜とを形成する。この膜は
上述したと同様に更に触媒AHA処理を繰り返して多結
晶性シリコン膜67を形成する。これらの気相成膜条件
は上述したトップゲート型に準ずる。なお、ボトムゲー
ト絶縁膜及び保護膜用の窒化シリコン膜はガラス基板か
らのNaイオンストッパ作用を期待して設けるものであ
るが、合成石英ガラスの場合は不要である。
【0180】これ以降のプロセスは上述したものに準ず
るが、すでに上記の工程でゲート電極を形成しているの
で、ここではゲート電極用多結晶シリコン膜形成、ゲー
ト電極形成、ゲート多結晶シリコン酸化工程は不要であ
る。
【0181】そして次に、上述したと同様に、pMOS
TFT、nMOSTFT領域をアイランド化し(但し、
一方の領域のみを図示:以下、同様)、各チャンネル領
域のキャリア不純物濃度を制御してVthを最適化するた
めに、イオン注入又はイオンドーピング法によりn型又
はp型不純物を適当量混入した後、更に、各MOSTF
Tのソース、ドレイン領域を形成するためにイオン注入
又はイオンドーピング法によりn型又はp型不純物を適
当量混入させる。この後に、不純物活性化のために触媒
AHA処理する。
【0182】これ以降のプロセスは、上述したものに準
ずる。
【0183】<デュアルゲート型MOSTFTの製造>
上記のボトムゲート型と同様に、ボトムゲート電極10
2、ゲート絶縁膜103及び104、多結晶性シリコン
膜67をそれぞれ形成する。但し、ボトムゲート絶縁膜
及び保護膜用の窒化シリコン膜103はガラス基板から
のNaイオンストッパ作用を期待して設けるものである
が、合成石英ガラスの場合は不要である。
【0184】そして次に、上述したと同様に、pMOS
TFT、nMOSTFT領域をアイランド化し、各チャ
ンネル領域のキャリア不純物濃度を制御してVthを最適
化するために、イオン注入又はイオンドーピング法によ
りn型又はp型不純物を適当量混入した後、更に、各M
OSTFTのソース、ドレイン領域を形成するためにイ
オン注入又はイオンドーピング法によりn型又はp型不
純物を適当量混入させる。この後に、不純物活性化のた
めに触媒AHA処理する。
【0185】次いで、トップゲート絶縁膜106用の酸
化シリコン膜及び窒化シリコン膜、必要に応じて更に酸
化シリコン膜の積層膜を成膜する。気相成長条件は上述
したトップゲート型に準ずる。
【0186】この後に、全面に400〜500nm厚の
1%Si入りアルミニウムスパッタ膜を形成し、汎用フ
ォトリグラフィ及びエッチング技術により、全TFTの
トップゲート電極75及びゲートラインを形成する。こ
の後に、プラズマCVD、触媒CVD法等により、酸化
シリコン膜(100〜200nm厚)、フォスフィンシ
リケートガラス(PSG)膜(200〜300nm厚)
からなる絶縁膜86を形成する。次に、汎用フォトリソ
グラフィ及びエッチング技術により、周辺駆動回路の全
MOSTFTのソース、ドレイン電極部、さらに表示部
nMOSTFTのソース電極部の窓開けを行う。
【0187】次いで、全面に400〜500nm厚の1
%Si入りアルミニウムスパッタ膜を形成し、汎用フォ
トリソグラフィ及びエッチング技術により、ソース及び
ドレインの各アルミニウム電極87、88及び89、ソ
ースライン及び配線等を形成する。次いで、図示は省略
したが、プラズマCVD、触媒CVD法等により、酸化
シリコン膜(100〜200nm厚)、フォスフィンシ
リケートガラス膜(PSG膜;200〜300nm
厚)、窒化シリコン膜(100〜300nm厚)を全面
に形成し、フォーミングガス中で約400℃、1時間、
水素化及びシンター処理する。その後に、表示用nMO
STFTのドレイン部コンタクト用窓開けを行う。
【0188】上述したように、本実施の形態によれば、
上述の第1の実施の形態と同様に、触媒CVDと触媒A
HA処理とを繰り返し、LCDの表示部及び周辺駆動回
路部のMOSTFTのゲートチャンネル、ソース及びド
レイン領域となる、高キャリア移動度でVth調整が容易
であり、低抵抗での高速動作が可能な多結晶性シリコン
膜を形成することができる。この多結晶性シリコン膜に
よるトップゲート、ボトムゲート又はデュアルゲート型
MOSTFTを用いた液晶表示装置は、高いスイッチン
グ特性と低リーク電流のLDD構造を有する表示部と、
高い駆動能力のCMOS、又はnMOS、又はpMOS
周辺駆動回路を一体化した構成が可能となり、高画質、
高精細、狭額縁、高効率、安価な液晶パネルの実現が可
能である。
【0189】そして、低温(300〜400℃)で形成
できるので、安価で、大型化が容易な低歪点ガラスを採
用でき、コストダウンが可能となる。しかも、アレイ部
上にカラーフィルタやブラックマスクを作り込むことに
より、液晶表示パネルの開口率、輝度等を改善し、カラ
ーフィルタ基板を不要とし、生産性改善等によるコスト
ダウンが実現する。
【0190】第3の実施の形態 本実施の形態は、本発明を有機又は無機のエレクトロル
ミネセンス(EL)表示装置、例えば有機EL表示装置
に適用したものである。以下にその構造例と製造例を示
す。
【0191】<有機EL素子の構造例I>図20
(A)、(B)に示すように、この構造例Iによれば、
ガラス等の基板111上に、本発明に基づいて上述した
方法で形成された高結晶化率、大粒径の多結晶性シリコ
ン膜によって、スイッチング用MOSTFT1と電流駆
動用MOSTFT2のゲートチャンネル117、ソース
領域120及びドレイン領域121が形成されている。
そして、ゲート絶縁膜118上にゲート電極115、ソ
ース及びドレイン領域上にソース電極127及びドレイ
ン電極128、131が形成されている。MOSTFT
1のドレインとMOSTFT2のゲートとはドレイン電
極128を介して接続されていると共に、MOSTFT
2のソース電極127との間に絶縁膜136を介してキ
ャパシタCが形成され、かつ、MOSTFT2のドレイ
ン電極131は有機EL素子の陰極138にまで延設さ
れている。
【0192】各MOSTFTは絶縁膜130で覆われ、
この絶縁膜上には陰極を覆うように有機EL素子の例え
ば緑色有機発光層132(又は青色有機発光層133、
更には図示しない赤色有機発光層)が形成され、この有
機発光層を覆うように陽極(1層目)134が形成さ
れ、更に共通の陽極(2層目)135が全面に形成され
ている。なお、CMOSTFTからなる周辺駆動回路、
映像信号処理回路、メモリー回路等の製法は、上述した
液晶表示装置に準ずる(以下、同様)。
【0193】この構造の有機EL表示部は、有機EL発
光層が電流駆動用MOSTFT2のドレインに接続さ
れ、陰極(Li−Al、Mg−Agなど)138がガラ
ス等の基板111の面に被着され、陽極(ITO膜な
ど)134、135がその上部に設けられており、従っ
て、上面発光136となる。また、陰極がMOSTFT
上を覆っている場合は発光面積が大きくなり、このとき
には陰極が遮光膜となり、発光光等がMOSTFTに入
射しないのでリーク電流発生がなく、TFT特性の悪化
がない。
【0194】また、各画素部周辺に図20(C)のよう
にブラックマスク部(クロム、二酸化クロム等)140
を形成すれば、光漏れ(クロストーク等)を防止し、コ
ントラストの向上が図れる。
【0195】なお、画素表示部に緑色、青色、赤色の3
色発光層を使用する方法、色変換層を使用する方法、白
色発光層にカラーフィルターを使用する方法のいずれで
も、良好なフルカラーのEL表示装置が実現でき、ま
た、各色発光材料である高分子化合物のスピンコーティ
ング法、又は金属錯体の真空加熱蒸着法においても、長
寿命、高精度、高品質、高信頼性のフルカラー有機EL
部を生産性良く作成できるので、コストダウンが可能と
なる(以下、同様)。
【0196】次に、この有機EL素子の製造プロセスを
説明すると、まず、図21の(1)に示すように、上述
した工程を経て多結晶性シリコン膜からなるソース領域
120、チャンネル領域117及びドレイン領域121
を形成した後、ゲート絶縁膜118を形成し、この上に
MOSTFT1、2のゲート電極115をMo−Ta合
金等のスパッタリング成膜とフォトリソグラフィ及びエ
ッチング技術により形成し、またMOSTFT1のゲー
ト電極に接続されるゲートラインをスパッタリング成膜
とフォトリソグラフィ及びエッチング技術により(以
下、同様)形成する。そして、オーバーコート膜(酸化
シリコン等)137を触媒CVD等の気相成長法により
(以下、同様)形成後、MOSTFT2のソース電極1
27及びアースラインを形成し、更にオーバーコート膜
(酸化シリコン/窒化シリコン積層膜など)136を形
成する。
【0197】次いで、図21の(2)に示すように、M
OSTFT1のソース/ドレイン部、MOSTFT2の
ゲート部の窓開けを行った後、図21の(3)に示すよ
うに、1%Si入りAlのスパッタリングと汎用フォト
リソグラフィ及びエッチング技術によりMOSTFT1
のドレイン電極とMOSTFT2のゲート電極を1%S
i入りAl配線128で接続し、同時にMOSTFT1
のソース電極と、この電極に接続される1%Si入りA
lからなるソースラインを形成する。そして、オーバー
コート膜(酸化シリコン/フォスフィンシリケートガラ
ス/窒化シリコン積層膜など)122を形成し、MOS
TFT2のドレイン部の窓開けを行い、MOSTFT2
のドレイン部と接続した発光部の陰極138を形成す
る。
【0198】次いで、図21の(4)に示すように、有
機発光層132等及び陽極134、135を形成する。
【0199】なお、上記において、緑色(G)発光有機
EL層、青色(B)発光有機EL層、赤色(R)発光有
機EL層はそれぞれ、100〜200nm厚に形成する
が、これらの有機EL層は、低分子化合物の場合は真空
加熱蒸着法で形成され、高分子化合物の場合はディッピ
ングコーティング、スピンコーティングなどの塗布法や
インクジェット法によりR、G、B発光ポリマーを配列
する方法が用いられる。金属錯体の場合は、昇華可能な
材料を真空加熱蒸着法で形成される。
【0200】有機EL層には、単層型、二層型、三層型
等があるが、ここでは低分子化合物の三層型の例を示
す。 単層型;陽極/バイポーラー発光層/陰極、 二層型;陽極/ホール輸送層/電子輸送性発光層/陰
極、又は陽極/ホール輸送性発光層/電子輸送層/陰
極、 三層型;陽極/ホール輸送層/発光層/電子輸送層/陰
極、又は陽極/ホール輸送性発光層/キャリアブロック
層/電子輸送性発光層/陰極
【0201】なお、図20(B)の素子において、有機
発光層の代わりに公知の発光ポリマーを用いれば、パッ
シブマトリクス又はアクティブマトリクス駆動の発光ポ
リマー表示装置(LEPD)として構成することができ
る(以下、同様)。
【0202】<有機EL素子の構造例II>図22
(A)、(B)に示すように、この構造例IIによれば、
ガラス等の基板111上に、上記の構造例Iと同様に、
本発明に基づいて上述した方法で形成された高結晶化
率、大粒径の多結晶性シリコン膜によって、スイッチン
グ用MOSTFT1と電流駆動用MOSTFT2のゲー
トチャンネル117、ソース領域120及びドレイン領
域121が形成されている。そして、ゲート絶縁膜11
8上にゲート電極115、ソース及びドレイン領域上に
ソース電極127及びドレイン電極128、131が形
成されている。MOSTFT1のドレインとMOSTF
T2のゲートとはドレイン電極128を介して接続され
ていると共に、MOSTFT2のドレイン電極131と
の間に絶縁膜136を介してキャパシタCが形成され、
かつ、MOSTFT2のソース電極127は有機EL素
子の陽極144にまで延設されている。
【0203】各MOSTFTは絶縁膜130で覆われ、
この絶縁膜上には陽極を覆うように有機EL素子の例え
ば緑色有機発光層132(又は青色有機発光層133、
更には図示しない赤色有機発光層)が形成され、この有
機発光層を覆うように陰極(1層目)141が形成さ
れ、更に共通の陰極(2層目)142が全面に形成され
ている。
【0204】この構造の有機EL表示部は、有機EL発
光層が電流駆動用MOSTFT2のソースに接続され、
ガラス等の基板111の面に被着された陽極144を覆
うように有機EL発光層を形成し、その有機EL発光層
を覆うように陰極141を形成し、全面に陰極142を
形成しており、従って、下面発光136となる。また、
陰極が有機EL発光層間及びMOSTFT上を覆ってい
る。即ち、全面に、例えば緑色発光有機EL層を真空加
熱蒸着法等により形成した後に、緑色発光有機EL部を
フォトリソグラフィ及びドライエッチングで形成し、連
続して同様に、青色、赤色発光有機EL部を形成し、最
後に全面に陰極(電子注入層)141をマグネシウム:
銀合金又はアルミニウム:リチウム合金により形成す
る。この全面に更に形成した陰極(電子注入層)で密封
するので、外部から有機EL層間に湿気が侵入すること
を特に全面被着の陰極142により防止して湿気に弱い
有機EL層の劣化や電極の酸化を防止し、長寿命、高品
質、高信頼性が可能となる(これは、図20の構造例I
でも陽極で全面被覆されているため、同様である)。ま
た、陰極141及び142により放熱効果が高まるの
で、発熱による薄膜の構造変化(融解又は再結晶化)が
低減し、長寿命、高品質、高信頼性が可能となる。しか
も、これによって、高精度、高品質のフルカラーの有機
EL層を生産性良く作成できるので、コストダウンが可
能となる。
【0205】また、各画素部周辺に図22(C)のよう
にブラックマスク部(クロム、二酸化クロム等)140
を形成すれば、光漏れ(クロストーク等)を防止し、コ
ントラストの向上が図れる。なお、このブラックマスク
部140は、酸化シリコン膜143(これはゲート絶縁
膜118と同時に同一材料で形成してよい。)によって
覆われている。
【0206】次に、この有機EL素子の製造プロセスを
説明すると、まず、図23の(1)に示すように、上述
した工程を経て多結晶性シリコン膜からなるソース領域
120、チャンネル領域117及びドレイン領域121
を形成した後、触媒CVD等の気相成長法によりゲート
絶縁膜118を形成し、1%Si入りAlのスパッタリ
ング成膜及び汎用フォトリソグラフィ及びエッチング技
術によりこの上にMOSTFT1、2のゲート電極11
5を形成し、また1%Si入りAlのスパッタリング成
膜及び汎用フォトリソグラフィ及びエッチング技術によ
りMOSTFT1のゲート電極に接続されるゲートライ
ンを形成する。そして、触媒CVD等の気相成長法によ
りオーバーコート膜(酸化シリコン等)137を形成
後、1%Si入りAlのスパッタリング成膜及び汎用フ
ォトリソグラフィ及びエッチング技術によりMOSTF
T2のドレイン電極131及びVddラインを形成し、更
に触媒CVD等の気相成長法によりオーバーコート膜
(酸化シリコン/窒化シリコン積層膜等)136を形成
する。
【0207】次いで、図23の(2)に示すように、汎
用フォトリソグラフィ及びエッチング技術によりMOS
TFT1のソース/ドレイン部、MOSTFT2のゲー
ト部の窓開けを行った後、図23の(3)に示すよう
に、1%Si入りAlのスパッタリング成膜及び汎用フ
ォトリソグラフィ及びエッチング技術により、MOST
FT1のドレインとMOSTFT2のゲートを1%Si
入りAl配線128で接続し、同時にMOSTFT1の
ソースに接続される1%Si入りAlからなるソースラ
インを形成する。そして、オーバーコート膜(酸化シリ
コン/フォスフィンシリケートガラス/窒化シリコン積
層膜など)122を形成し、汎用フォトリソグラフィ及
びエッチング技術によりMOSTFT2のソース部の窓
開けを行い、ITO等のスパッタリング及び汎用フォト
リソグラフィ及びエッチング技術によりMOSTFT2
のソース部と接続した発光部の陽極144を形成する。
【0208】次いで、図23の(4)に示すように、上
記のように有機発光層132等及び陰極141、142
を形成する。
【0209】なお、以下に述べる有機ELの各層の構成
材料や形成方法は図22の例に適用されるが、図20の
例にも同様に適用されてよい。
【0210】緑色発光有機EL層に低分子化合物を用い
る場合は、ガラス基板上の陽極(ホール注入層)である
電流駆動用MOSTFTのドレイン部とコンタクトした
ITO透明電極上に、連続した真空加熱蒸着法により形
成する。 1)ホール輸送層は、アミン系化合物(例えば、トリア
リールアミン誘導体、アリールアミンオリゴマー、芳香
族第三アミン等)等 2)発光層は、緑色発光材料であるトリス(8−ヒドロ
キシキシリノ)Al錯体(Alq)等 3)電子輸送層は、1,3,4−オキサジアゾール誘導
体(OXD)、1,2,4−トリアゾール誘導体(TA
Z)等 4)陰極である電子注入層は、4eV以下の仕事関数を
有する材料で作られるのが好ましい。 例えば、10:1(原子比)のマグネシウム:銀合金の
10〜30nm厚 アルミニウム:リチウム(濃度は0.5〜1%)合金の
10〜30nm厚 ここで、銀は有機界面との接着性を増すためにマグネシ
ウム中に1〜10原子%添加され、リチウムは安定化の
ためにアルミニウム中に濃度は0.5〜1%添加され
る。
【0211】緑色画素部を形成するには、緑色画素部を
フォトレジストでマスクし、CCl 4ガスのプラズマエ
ッチングにより陰極である電子注入層のアルミニウム:
リチウム合金を除去し、連続して電子輸送層、発光層、
ホール輸送層の低分子系化合物及びフォトレジストを酸
素プラズマエッチングで除去し、緑色画素部を形成す
る。この時に、フォトレジストの下にはアルミニウム:
リチウム合金があるので、フォトレジストがエッチング
されても問題ない。又、この時に、電子輸送層、発光
層、ホール輸送層の低分子系化合物層は、ホール注入層
のITO透明電極よりも大きい面積とし、後工程で全面
に形成する陰極の電子注入層(マグネシウム:銀合金)
と電気的ショートしないようにする。
【0212】次に、青色発光有機EL層を低分子化合物
で形成する場合は、ガラス基板上の陽極(ホール注入
層)である電流駆動用TFTのドレイン部とコンタクト
したITO透明電極上に、連続して真空加熱蒸着により
形成する。 1)ホール輸送層は、アミン系化合物(例えば、トリア
リールアミン誘導体、アリールアミンオリゴマー、芳香
族第三アミン等)等 2)発光層は、青色発光材料であるDTVBiのような
ジスチリル誘導体等 3)電子輸送層は、1,3,4−オキサジアゾール誘導
体(TAZ)、1,2,4−トリアゾール誘導体(TA
Z)等 4)陰極である電子注入層は、4eV以下の仕事関数を
有する材料で作られるのが好ましい。 例えば、10:1(原子比)のマグネシウム:銀合金の
10〜30nm厚 アルミニウム:リチウム(濃度は0.5〜1%)合金の
10〜30nm厚 ここで、銀は有機界面との接着性を増すためにマグネシ
ウム中に1〜10原子%添加され、リチウムは安定化の
ためにアルミニウム中に濃度は0.5〜1%添加され
る。
【0213】青色画素部を形成するには、青色画素部を
フォトレジストでマスクし、CCl 4ガスのプラズマエ
ッチングで陰極である電子注入層のアルミニウム:リチ
ウム合金を除去し、連続して電子輸送層、発光層、ホー
ル輸送層の低分子系化合物及びフォトレジストを酸素プ
ラズマエッチングで除去し、青色画素部を形成する。こ
の時に、フォトレジストの下にはアルミニウム:リチウ
ム合金があるので、フォトレジストがエッチングされて
も問題ない。又、この時に、電子輸送層、発光層、ホー
ル輸送層の低分子系化合物層は、ホール注入層のITO
透明電極よりも大きい面積とし、後工程で全面に形成す
る陰極の電子注入層(マグネシウム:銀合金)と電気的
ショートしないようにする。
【0214】また、赤色発光有機EL層を低分子化合物
で形成する場合は、ガラス基板上の陽極(ホール注入
層)である電流駆動用TFTのドレイン部とコンタクト
したITO透明電極上に、連続して真空加熱蒸着により
形成する。 1)ホール輸送層は、アミン系化合物(例えば、トリア
リールアミン誘導体、アリールアミンオリゴマー、芳香
族第三アミン等)等 2)発光層は、赤色発光材料であるEu(Eu(DBM)
3(Phen))等 3)電子輸送層は、1,3,4−オキサジアゾール誘導
体(OXD)、1,2,4−トリアゾール誘導体(TA
Z)等 4)陰極である電子注入層は、4eV以下の仕事関数を
有する材料で作られるのが好ましい。 例えば、10:1(原子比)のマグネシウム:銀合金の
10〜30nm厚 アルミニウム:リチウム(濃度は0.5〜1%)合金の
10〜30nm厚 銀は有機界面との接着性を増すためにマグネシウム中に
1〜10原子%添加され、リチウムは安定化のためにア
ルミニウム中に濃度は0.5〜1%添加される。
【0215】赤色画素部を形成するには、赤色画素部を
フォトレジストでマスクし、CCl 4ガスのプラズマエ
ッチングで陰極である電子注入層のアルミニウム:リチ
ウム合金を除去し、連続して電子輸送層、発光層、ホー
ル輸送層の低分子系化合物及びフォトレジストを酸素プ
ラズマエッチングで除去し、赤色画素部を形成する。こ
の時に、フォトレジストの下にはアルミニウム:リチウ
ム合金があるので、フォトレジストがエッチングされて
も問題ない。又、この時に、電子輸送層、発光層、ホー
ル輸送層の低分子系化合物層は、ホール注入層のITO
透明電極よりも大きい面積とし、後工程で全面に形成す
る陰極の電子注入層(マグネシウム:銀合金)と電気的
ショートしないようにする。
【0216】陰極である電子注入層は、4eV以下の仕
事関数を有する材料で作られるのが好ましい。例えば、
10:1(原子比)のマグネシウム:銀合金の10〜3
0nm厚、又はアルミニウム:リチウム(濃度は0.5
〜1%)合金の10〜30nm厚とする。ここで、銀は
有機界面との接着性を増すためにマグネシウム中に1〜
10原子%添加され、リチウムは安定化のためにアルミ
ニウム中に濃度は0.5〜1%添加される。なお、スパ
ッタリングで成膜してもよい。
【0217】第4の実施の形態 本実施の形態は、本発明を電界放出型(フィールドエミ
ッション)ディスプレイ装置(FED:Field Emission
Display)に適用したものである。以下にその構造例と
製造例を示す。
【0218】<FEDの構造例I>図24(A)、
(B)、(C)に示すように、この構造例Iによれば、
ガラス等の基板111上に、本発明に基づいて上述した
方法で形成された高結晶化率、大粒径の多結晶性シリコ
ン膜によって、スイッチング用MOSTFT1と電流駆
動用MOSTFT2のゲートチャンネル117、ソース
領域120及びドレイン領域121が形成されている。
そして、ゲート絶縁膜118上にゲート電極115、ソ
ース及びドレイン領域上にソース電極127及びドレイ
ン電極128が形成されている。MOSTFT1のドレ
インとMOSTFT2のゲートとはドレイン電極128
を介して接続されていると共に、MOSTFT2のソー
ス電極127との間に絶縁膜136を介してキャパシタ
Cが形成され、かつ、MOSTFT2のドレイン領域1
21はそのままFED素子のFEC(電界放出カソー
ド)にまで延設され、エミッタ領域152として機能し
ている。
【0219】各MOSTFTは絶縁膜130で覆われ、
この絶縁膜上には、FECのゲート引き出し電極150
と同一材料にて同一工程で接地用の金属遮蔽膜151が
形成され、各MOSTFT上を覆っている。FECにお
いては、多結晶性シリコン膜からなるエミッタ領域15
2上に電界放出エミッタとなるn型多結晶性シリコン膜
153が形成され、更にm×n個の各エミッタに区画す
るための開口を有するように、絶縁膜118、137、
136及び130がパターニングされ、この上面にはゲ
ート引き出し電極150が被着されている。
【0220】また、このFECに対向して、バックメタ
ル155付きの蛍光体156をアノードとして形成した
ガラス基板等の基板157が設けられており、FECと
の間は高真空に保持されている。
【0221】この構造のFECにおいては、ゲート引き
出し電極150の開口下には、本発明に基づいて形成さ
れた多結晶性シリコン膜152上に成長されたn型多結
晶性シリコン膜153が露出し、これがそれぞれ電子1
54を放出する薄膜型のエミッタとして機能する。即
ち、エミッタの下地となる多結晶性シリコン膜152
は、大粒径(グレインサイズ数100nm以上)のグレ
インからなっているため、これをシードとしてその上に
n型多結晶性シリコン膜153を触媒CVD等によって
成長させると、この多結晶性シリコン膜153はさらに
大きな粒径で成長し、表面が電子放出にとって有利な微
細な凹凸158を生じるように形成されるのである。
【0222】従って、エミッタが薄膜からなる面放出型
であるために、その形成が容易であると共に、エミッタ
性能も安定し、長寿命化が可能となる。
【0223】また、すべての能動素子(これには周辺駆
動回路及び画素表示部のMOSTFTとダイオードが含
まれる。)の上部にアース電位の金属遮蔽膜151(こ
の金属遮蔽膜は、ゲート引き出し電極150と同じ材料
(Nb、Ti/Mo等)、同じ工程で形成すると工程上
都合がよい。)が形成されているので、次の(1)、
(2)の利点を得ることができる。
【0224】(1)気密容器内にあるガスがエミッタ1
53から放出された電子により正イオン化されて絶縁層
上にチャージアップし、この正電荷が絶縁層下にあるM
OSTFTに不要な反転層を形成し、この反転層からな
る不要な電流経路を介して余分な電流が流れるために、
エミッタ電流の暴走が起きる。しかし、MOSTFT上
の絶縁層に金属遮蔽膜151を形成してアース電位に落
としているので、チャージアップ防止が可能となり、エ
ミッタ電流の暴走を防止できる。
【0225】(2)エミッタ153から放出された電子
の衝突により蛍光体156が発光するが、この光により
MOSTFTのゲートチャンネル内に電子、正孔が発生
し、リーク電流となる。しかし、MOSTFT上の絶縁
層に金属遮蔽膜151が形成されているので、MOST
FTへの光入射が防止され、MOSTFTの動作不良は
生じない。
【0226】次に、このFEDの製造プロセスを説明す
ると、まず、図25の(1)に示すように、上述した工
程を経て全面に多結晶性シリコン膜117を形成した
後、汎用フォトリソグラフィ及びエッチング技術により
MOSTFT1とMOSTFT2及びエミッタ領域にア
イランド化し、プラズマCVD、触媒CVD法等により
全面に保護用酸化シリコン膜159を形成する。
【0227】次いで、MOSTFT1、2のゲートチャ
ンネル不純物濃度の制御によるVthの最適化のために、
イオン注入又はイオンドーピング法により全面にボロン
イオン83を5×1011atoms/cm2のドーズ量
でドーピングし、1×1017atoms/ccのアクセ
プタ濃度に設定する。
【0228】次いで、図25の(2)に示すように、フ
ォトレジスト82をマスクにして、イオン注入又はイオ
ンドーピング法によりMOSTFT1、2のソース/ド
レイン部及びエミッタ領域に燐イオン79を1×1015
atoms/cm2のドーズ量でドーピングし、2×1
20atoms/ccのドナー濃度に設定し、ソース領
域120、ドレイン領域121、エミッタ領域152を
それぞれ形成した後、汎用フォトリソグラフィ及びエッ
チング技術によりエミッタ領域の保護用酸化シリコン膜
を除去する。
【0229】次いで、図25の(3)に示すように、触
媒CVDによりエミッタ領域を形成する多結晶性シリコ
ン膜152をシードに、モノシランとPH3等のドーパ
ントを適量比率で混合し、表面に微細凹凸158を有
し、ドーパントを例えば5×1020〜1×1021ato
ms/cc含有するn型多結晶性シリコン膜153を1
〜5μm厚にエミッタ領域に形成し、同時に他の酸化シ
リコン膜159及びガラス基板111上にはn型アモル
ファスシリコン膜160を1〜5μm厚に形成する。
【0230】次いで、図25の(4)に示すように、上
述した触媒AHA処理時の活性化水素イオンにより、ア
モルファスシリコン膜160をエッチング除去し、酸化
シリコン膜159のエッチング除去後に触媒CVD等に
よりゲート絶縁膜(酸化シリコン膜等)118を形成す
る。
【0231】次いで、図26の(5)に示すように、ス
パッタリング法によるMo−Ta合金等の耐熱性金属に
よりMOSTFT1、2のゲート電極115、MOST
FT1のゲート電極に接続されるゲートラインを形成
し、オーバーコート膜(酸化シリコン膜等)137を形
成した後、MOSTFT2のソース部窓開け後にスパッ
タリング法によるMo−Ta合金等の耐熱性金属でMO
STFT2のソース電極127及びアースラインを形成
する。更に、プラズマCVD、触媒CVD等によりオー
バーコート膜(酸化シリコン/窒化シリコン積層膜な
ど)136を形成し、RTA処理等の1000℃、10
〜20秒のイオン活性化処理を行う。
【0232】次いで、図26の(6)に示すように、M
OSTFT1のソース/ドレイン部及びMOSTFT2
のゲート部の窓開けを行い、MOSTFT1のドレイン
とMOSTFT2のゲートを1%Si入りAl配線12
8で接続し、同時にMOSTFT1のソース電極とその
ソースに接続されるソースライン127を形成する。
【0233】次いで、図26の(7)に示すように、オ
ーバーコート膜(酸化シリコン/フォスフィンシリケー
トガラス/窒化シリコン積層膜など)130を形成した
後、GNDラインの窓開けし、図26の(8)に示すよ
うに、ゲート引き出し電極150や金属遮蔽膜151を
Nb蒸着後のエッチングで形成し、更に電界放出カソー
ド部を窓開けしてエミッタ153を露出させ、上述した
触媒AHA処理の活性化水素イオンでクリーニングす
る。
【0234】<FEDの構造例II>図27(A)、
(B)、(C)に示すように、この構造例IIによれば、
ガラス等の基板111上に、上記の構造例Iと同様に、
本発明に基づいて上述した方法で形成された高結晶化
率、大粒径の多結晶性シリコン膜によって、スイッチン
グ用MOSTFT1と電流駆動用MOSTFT2のゲー
トチャンネル117、ソース領域120及びドレイン領
域121が形成されている。そして、ゲート絶縁膜11
8上にゲート電極115、ソース及びドレイン領域上に
ソース電極127及びドレイン電極128が形成されて
いる。MOSTFT1のドレインとMOSTFT2のゲ
ートとはドレイン電極128を介して接続されていると
共に、MOSTFT2のソース電極127との間に絶縁
膜136を介してキャパシタCが形成され、かつ、MO
STFT2のドレイン領域121はそのままFED素子
のFEC(電界放出カソード)にまで延設され、エミッ
タ領域152として機能している。
【0235】各MOSTFTは絶縁膜130で覆われ、
この絶縁膜上には、FECのゲート引き出し電極150
と同一材料にて同一工程で接地用の金属遮蔽膜151が
形成され、各MOSTFT上を覆っている。FECにお
いては、多結晶シリコン膜からなるエミッタ領域152
上に電界放出エミッタとなるn型多結晶ダイヤモンド膜
163が形成され、更にm×n個の各エミッタに区画す
るための開口を有するように、絶縁膜118、137、
136及び130がパターニングされ、この上面にはゲ
ート引き出し電極150が被着されている。
【0236】また、このFECに対向して、バックメタ
ル155付きの蛍光体156をアノードとして形成した
ガラス基板等の基板157が設けられており、FECと
の間は高真空に保持されている。
【0237】この構造のFECは、ゲート引き出し電極
150の開口下には、本発明に基づいて形成された多結
晶性シリコン膜152上に成長されたn型多結晶ダイヤ
モンド膜163が露出し、これがそれぞれ電子154を
放出する薄膜型のエミッタとして機能する。即ち、エミ
ッタの下地となる多結晶性シリコン膜152は、大粒径
(グレインサイズ数100nm以上)のグレインからな
っているため、これをシードとしてその上にn型多結晶
性ダイヤモンド膜163を触媒CVD等によって成長さ
せると、この多結晶性ダイヤモンド膜163はやはり大
粒径で成長し、表面が電子放出にとって有利な微細な凹
凸168を生じるように形成されるのである。
【0238】従って、エミッタが薄膜からなる面放出型
であるために、その形成が容易であると共に、エミッタ
性能も安定し、長寿命化が可能となる。
【0239】また、すべての能動素子(これには周辺駆
動回路及び画素表示部のMOSTFTとダイオードが含
まれる。)の上部にアース電位の金属遮蔽膜151(こ
の金属遮蔽膜は、ゲート引き出し電極150と同じ材料
(Nb、Ti/Mo等)、同じ工程で形成すると工程上
都合がよい。)が形成されているので、上述したと同様
に、MOSTFT上の絶縁層に金属遮蔽膜151を形成
してアース電位に落とし、チャージアップ防止が可能と
なり、エミッタ電流の暴走を防止でき、また、MOST
FT上の絶縁層に金属遮蔽膜151が形成されているの
で、MOSTFTへの光入射が防止され、MOSTFT
の動作不良は生じない。
【0240】次に、このFEDの製造プロセスを説明す
ると、まず、図28の(1)に示すように、上述した工
程を経て全面に多結晶性シリコン膜117を形成した
後、汎用フォトリソグラフィ及びエッチング技術により
MOSTFT1とMOSTFT2及びエミッタ領域にア
イランド化し、プラズマCVD、触媒CVD法等により
全面に保護用酸化シリコン膜159を形成する。
【0241】次いで、MOSTFT1、2のゲートチャ
ンネル不純物濃度の制御によるVthの最適化のために、
イオン注入又はイオンドーピング法により全面にボロン
イオン83を5×1011atoms/cm2のドーズ量
でドーピングし、1×1017atoms/ccのアクセ
プタ濃度に設定する。
【0242】次いで、図28の(2)に示すように、フ
ォトレジスト82をマスクにして、イオン注入又はイオ
ンドーピング法によりMOSTFT1、2のソース/ド
レイン部及びエミッタ領域に燐イオン79を1×1015
atoms/cm2のドーズ量でドーピングし、2×1
20atoms/ccのドナー濃度に設定し、ソース領
域120、ドレイン領域121、エミッタ領域152を
それぞれ形成した後、汎用フォトリソグラフィ及びエッ
チング技術によりエミッタ領域の保護用酸化シリコン膜
を除去する。
【0243】次いで、図28の(3)に示すように、触
媒CVDによりエミッタ領域を形成する多結晶性シリコ
ン膜152をシードに、モノシランとメタン(CH4
及びドーパントを適量比率混合し、表面に微細凹凸16
8を有するn型多結晶性ダイヤモンド膜163をエミッ
タ領域に形成し、同時に他の酸化シリコン膜159及び
ガラス基板111上にはn型アモルファスダイヤモンド
膜170を形成する。
【0244】次いで、図28の(4)に示すように、上
述した触媒AHA処理時の活性化水素イオンにより、ア
モルファスダイヤモンド膜170をエッチング除去し、
酸化シリコン膜159のエッチング除去後に触媒CVD
等によりゲート絶縁膜(酸化シリコン膜等)118を形
成する。
【0245】次いで、図29の(5)に示すように、ス
パッタリング法によるMo−Ta合金等の耐熱性金属に
よりMOSTFT1、2のゲート電極115、MOST
FT1のゲート電極に接続されるゲートラインを形成
し、オーバーコート膜(酸化シリコン膜等)137を形
成した後、MOSTFT2のソース部窓開け後にスパッ
タリング法によるMo−Ta合金等の耐熱性金属でMO
STFT2のソース電極127及びアースラインを形成
する。更に、プラズマCVD、触媒CVD等によりオー
バーコート膜(酸化シリコン/窒化シリコン積層膜な
ど)136を形成し、RTA等の1000℃、10〜2
0秒のイオン活性化処理を行う。
【0246】次いで、図29の(6)に示すように、M
OSTFT1のソース/ドレイン部及びMOSTFT2
のゲート部の窓開けを行い、MOSTFT1のドレイン
とMOSTFT2のゲートを1%Si入りAl配線12
8で接続し、同時にMOSTFT1のソース電極とその
ソースに接続されるソースライン127を形成する。
【0247】次いで、図29の(7)に示すように、オ
ーバーコート膜(酸化シリコン/フォスフィンシリケー
トガラス/窒化シリコン積層膜など)130を形成した
後、GNDラインの窓開けし、図26の(8)に示すよ
うに、ゲート引き出し電極150や金属遮蔽膜151を
Nb蒸着後のエッチングで形成し、更に電界放出カソー
ド部を窓開けしてエミッタ163を露出させ、上述した
触媒AHA処理の活性化水素イオンでクリーニングす
る。
【0248】なお、上記において、多結晶性ダイヤモン
ド膜163を成膜する際、使用する原料ガスとしての炭
素含有化合物は、例えば 1)メタン、エタン、プロパン、ブタン等のパラフィン
系炭化水素 2)アセチレン、アリレン系のアセチレン系炭化水素 3)エチレン、プロピレン、ブチレン等のオレフィン系
炭化水素 4)ブタジエン等のジオレフィン系炭化水素 5)シクロプロパン、シクロブタン、シクロペンタン、
シクロヘキサン等の脂環式炭化水素 6)シクロブタジエン、ベンゼン、トルエン、キシレ
ン、ナフタリン等の芳香族炭化水素 7)アセトン、ジエチルケトン、ベンゾフェノン等のケ
トン類 8)メタノール、エタノール等のアルコール類 9)トリメチルアミン、トリエチルアミン等のアミン類 10)グラファイト、石炭、コークス等の炭素原子のみ
からなる物質であってよく、これらは、1種を単独で用
いることもできるし、2種以上を併用することもでき
る。
【0249】また、使用可能な不活性ガスは、例えばア
ルゴン、ヘリウム、ネオン、クリプトン、キセノン、ラ
ドンである。ドーパントとしては、例えばホウ素、リチ
ウム、窒素、リン、硫黄、塩素、ひ素、セレン、ベリリ
ウム等を含む化合物又は単体が使用可能であり、そのド
ーピング量は1020atoms/cc以上であってよ
い。
【0250】第5の実施の形態 本実施の形態は、本発明を光電変換装置としての太陽電
池に適用したものである。以下にその製造例を示す。
【0251】まず、図30の(1)に示すように、ステ
ンレス等の金属基板111上に、本発明に基づいて上述
した方法で形成された高結晶化率、大粒径の錫又は他の
IV族元素(Ge、Pb)の単独又は混合物含有のn型多
結晶性シリコン膜7を100〜200nm厚に形成す
る。この多結晶性シリコン膜7には、リン等のn型不純
物をPH3等としてモノシランと共に供給して例えば1
×1019〜1×1020atoms/cc含有させる。
【0252】次いで、図30の(2)に示すように、多
結晶性シリコン膜7上に、これをシードにして触媒CV
D等により錫又は他のIV族元素(Ge、Pb)の単独又
は混合物含有のi型多結晶性シリコン膜180、錫又は
他のIV族元素(Ge、Pb)の単独又は混合物含有のp
型多結晶性シリコン膜181等を成長させ、光電変換層
を形成する。
【0253】例えば、触媒CVDにより、モノシランに
水素化錫(SnH4)を適量比率で混合してi型の大粒
径の錫含有多結晶性シリコン膜180を2〜5μm厚に
成長させ、この上に、モノシランにp型不純物ボロン
(B26など)と水素化錫(SnH4)を適量比率混合
して、例えば1×1019〜1×1020atoms/cc
含有させたp型の大粒径の錫含有多結晶性シリコン膜1
81を100〜200nm厚に形成する。この時にそれ
ぞれの膜中に錫又は他のIV族元素(Ge、Pb)の単独
又は混合物、例えば錫を1×1015atoms/cc以
上、好ましくは1×1018〜1×1020atoms/c
c含有させることにより、結晶粒界に存在する結晶不整
及び応力を低減させるので、キャリア移動度向上を図る
ことができる。
【0254】また、このときに、上述したマルチ触媒A
HA処理を行ってよい。例えば、触媒CVDでp型の錫
含有多結晶性シリコン膜を20〜30nm厚に成長させ
た後、触媒AHA処理を行い、触媒CVDでp型の錫含
有多結晶性シリコン膜を20〜30nm厚に成長させ、
触媒AHA処理後、更に触媒CVDでp型の錫含有多結
晶性シリコン膜を20〜30nmに成長させた後、触媒
AHA処理を行うように、各処理を必要回数繰り返す方
法で成膜してもよい。この方法によって、より大きい粒
径の錫含有多結晶性シリコン膜を形成できる。また、成
膜途中で原料ガス供給量を増加して、高速成膜としても
よい。
【0255】次いで、図30の(3)に示すように、上
記の方法で形成したn−i−p接合の大粒径の錫含有多
結晶性シリコン膜の全面に、透明電極182を形成す
る。例えば、汎用スパッタリング技術により、無反射コ
ート用のITO(Indium Tin Oxide)又はIZO(Indi
um Zinc Oxide)等の透明電極182を100〜150
nm厚に形成する。そして、この上に、汎用スパッタリ
ング技術により、メタルマスクを用いて、所定領域に銀
等のくし型電極183を100〜150nm厚に形成す
る。
【0256】なお、上記の膜は錫又は他のIV族元素を含
有していなくてもよいが、この場合も上記と同様に製造
することができる。
【0257】本実施の形態による太陽電池は、本発明に
基づく大粒径の多結晶性シリコン膜によって、高キャリ
ア移動度で変換効率の大きい光電変換薄膜を形成でき、
良好な表面テクスチャ構造と裏面テクスチャ構造が形成
されるので、光封じ込め効果が高く、変換効率の大きい
光電変換薄膜を形成できる。これはまた、太陽電池に限
らず、電子写真用の感光体ドラム等の薄膜光電変換装置
にも有利に利用することができる。
【0258】以上に述べた本発明の実施の形態は、本発
明の技術的思想に基づいて種々変形が可能である。
【0259】例えば、上述した触媒CVD法と触媒AH
A処理の繰り返し回数や各条件は種々変更してよく、用
いる基板等の材質も上述したものに限定されることはな
い。
【0260】また、本発明は、表示部等の内部回路や周
辺駆動回路及び映像信号処理回路及びメモリー等のMO
STFTに好適なものであるが、それ以外にもダイオー
ドなどの素子の能動領域や、抵抗、キャパシタンス(容
量)、配線、インダクタンス等の受動領域を本発明によ
る多結晶性シリコン膜で形成することも可能である。
【0261】
【発明の作用効果】本発明は上述したように、水素又は
水素含有ガスと原料ガスを加熱された触媒体に接触さ
せ、これによって生成した反応種を基体上に堆積させ
て、低級結晶性半導体薄膜を気相成長させる工程と、水
素又は水素含有ガスを加熱された触媒体に接触させ、こ
れによって生成した水素系活性種を前記低級結晶性半導
体薄膜に作用させて、前記低級結晶性半導体薄膜の結晶
化を促進するアニールする工程とを繰り返しているの
で、次の(1)〜(4)に示すような顕著な作用効果が
得られる。
【0262】(1)加熱された触媒体に水素又は水素含
有ガスと原料ガスを接触させて生成した反応種(堆積種
又はその前駆体及びラジカルイオン)を基体に吹き付け
て低級結晶性半導体薄膜を形成し、この低級結晶性半導
体薄膜に対して、加熱された触媒体による熱分解反応及
び接触分解反応により多量に発生した高温の水素系分
子、水素系原子、活性化水素イオン等の水素系活性種を
吹き付け等で作用させる触媒AHA処理を行っているの
で、高温の熱触媒体の輻射熱による加熱も加わって、次
の顕著な効果を示す。
【0263】1.上記の水素系活性種のラジカル作用に
より、熱エネルギーが膜に移動して局部的に温度上昇さ
せ、低級結晶性半導体薄膜は、アモルファス成分がエッ
チングされて結晶化が促進され、大粒径の高結晶化率の
多結晶性膜が形成され、かつその結晶粒界に存在する結
晶不整及び内部応力を低減させ、高キャリア移動度、高
品質の多結晶性半導体薄膜を得ることができる。しか
も、例えば多結晶性シリコン上又は膜内にシリコン酸化
物が存在したときに、これと還元反応してSiO等を生
成して蒸発させるので、その膜上又は膜内のシリコン酸
化物を減少/除去させることができ、高キャリア移動
度、高品質の多結晶性シリコン膜等を得ることができ
る。
【0264】そして微結晶シリコン含有アモルファスシ
リコン膜、アモルファスシリコン含有微結晶シリコン膜
などは、その微結晶シリコンをシードとして再結晶化が
促進され、大粒径の多結晶性シリコン膜化する。しか
も、その膜に含有されるアモルファス構造のシリコンが
活性化水素イオン等で還元(エッチング)されるので、
高結晶化率の多結晶性シリコン膜等が形成される。
【0265】2.この触媒AHA処理時に、低級結晶性
半導体薄膜中に存在するキャリア不純物は高温で活性化
され、各領域において最適なキャリア不純物濃度を得
る。
【0266】3.また、活性化水素イオン等によるクリ
ーニング(基板等への吸着ガス及び有機物残渣等の還元
除去)が可能であり、触媒体も酸化劣化し難くなる(な
お、このような効果は、上記の触媒CVD時も水素系キ
ャリアガスを用いることから、同様に生じる)。
【0267】4.活性化水素イオン等の水素化作用によ
り、多結晶性シリコン膜中の例えばシリコンダングリン
グボンドをなくし、特性が向上する。
【0268】(2)こうして触媒AHA処理された多結
晶性半導体薄膜上に更に低級結晶性半導体薄膜を気相成
長させる工程を目的とする膜厚となるまで繰り返すの
で、この半導体薄膜は既に触媒AHA処理で多結晶化さ
れた下地膜上に多結晶化され易い状態で成長し易くな
り、目的とする高結晶化率、高品質の多結晶性半導体膜
を所定の膜厚で得ることができる。即ち、触媒CVDと
触媒AHA処理を繰り返すマルチ触媒AHA処理によ
り、例えば触媒CVDで成膜された微結晶シリコン膜、
アモルファスシリコン及び微結晶シリコン含有多結晶シ
リコンを触媒AHA処理で多結晶性シリコン膜化し、更
にこの多結晶性シリコンをシードとした触媒CVDで多
結晶性シリコン膜の気相成長、更には触媒AHA処理を
繰り返すので、高結晶化率、大粒径の多結晶性シリコン
膜を形成することができる。
【0269】(3)この触媒CVD及び触媒AHA処理
はいずれも、プラズマの発生なしに行えるので、プラズ
マによるダメージがなく、低ストレスの生成膜が得ら
れ、またプラズマCVD法に比べ、シンプルで安価な装
置を実現できる。
【0270】(4)基体温度を低温化してもこの触媒C
VD及び触媒AHA処理により目的とする良質の多結晶
性半導体膜が得られることから、基体温度を低温化で
き、従って大型で安価な絶縁基板(ガラス基板、耐熱性
樹脂基板等)を使用でき、この点でもコストダウンが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態によるMOSTFT
の製造プロセスを工程順に示す断面図である。
【図2】同、製造プロセスを工程順に示す断面図であ
る。
【図3】同、製造プロセスを工程順に示す断面図であ
る。
【図4】同、製造プロセスを工程順に示す断面図であ
る。
【図5】同、製造に用いる触媒CVD及び触媒AHA処
理用の装置の一状態での概略断面図である。
【図6】同、装置の他の状態での概略断面図である。
【図7】同、装置を用いた処理時のガス流量のタイミン
グチャートである。
【図8】同、装置のガス供給系の概略図である。
【図9】同、処理により得られた半導体膜のラマンスペ
クトルを比較して示すグラフである。
【図10】同、半導体薄膜の結晶化率を比較して示すグ
ラフである。
【図11】同、触媒体及びこの支持体の純度による膜中
の重金属濃度を比較して示すグラフである。
【図12】本発明の第2の実施の形態によるLCDの製
造プロセスを工程順に示す断面図である。
【図13】同、製造プロセスを工程順に示す断面図であ
る。
【図14】同、製造プロセスを工程順に示す断面図であ
る。
【図15】同、LCDの全体の概略レイアウトを示す斜
視図である。
【図16】同、LCDの等価回路図である。
【図17】同、LCDの他の製造プロセスを工程順に示
す断面図である。
【図18】同、製造プロセスを工程順に示す断面図であ
る。
【図19】同、LCDのMOSTFTを各種示す断面図
である。
【図20】本発明の第3の実施の形態による有機EL表
示装置の要部の等価回路図(A)、同要部の拡大断面図
(B)及び同画素周辺部の断面図(C)である。
【図21】同、有機EL表示装置の製造プロセスを工程
順に示す断面図である。
【図22】同、他の有機EL表示装置の要部の等価回路
図(A)、同要部の拡大断面図(B)及び同画素周辺部
の断面図(C)である。
【図23】同、有機EL表示装置の製造プロセスを工程
順に示す断面図である。
【図24】本発明の第4の実施の形態によるFEDの要
部の等価回路図(A)、同要部の拡大断面図(B)及び
同要部の概略平面図(C)である。
【図25】同、FEDの製造プロセスを工程順に示す断
面図である。
【図26】同、製造プロセスを工程順に示す断面図であ
る。
【図27】同、他のFEDの要部の等価回路図(A)、
同要部の拡大断面図(B)及び同要部の平面図(C)で
ある。
【図28】同、FEDの製造プロセスを工程順に示す断
面図である。
【図29】同、製造プロセスを工程順に示す断面図であ
る。
【図30】本発明の第5の実施の形態による太陽電池の
製造プロセスを工程順に示す断面図である。
【符号の説明】
1、61、98、111、157…基板、7、67…多
結晶性シリコン膜、14、67、117…チャンネル、
15、75、102、105、115…ゲート電極、
8、68、103、104、106、118…ゲート絶
縁膜、20、21、80、81、120、121…n+
型ソース又はドレイン領域、24、25、84、85…
+型ソース又はドレイン領域、27、28、86、9
2、130、136、137…絶縁膜、29、30、8
7、88、89、90、91、93、97、127、1
28、131…電極、40…原料ガス、42…シャワー
ヘッド、44…成膜室、45…サセプタ、46…触媒
体、47…シャッター、48…触媒体電源、94、96
…配向膜、95…液晶、99…カラーフィルタ層、10
0…保護膜、100’、140…ブラックマスク層、1
32、133…有機発光層、134、135、144…
陽極、138、141、142、171…陰極、150
…ゲート引き出し電極(ゲートライン)、151…遮蔽
膜、152…エミッタ、153…n型多結晶性シリコン
膜、155…バックメタル、156…蛍光体、158、
168…微細凹凸、163…n型多結晶性ダイヤモンド
膜、180…i型多結晶性シリコン膜、181…p型多
結晶性シリコン膜、182…透明電極、183…くし型
電極
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/205 H01L 21/205 5F052 29/786 H05B 33/10 5F110 21/336 33/14 A 31/04 Z H05B 33/10 H01L 29/78 627G 33/14 31/04 X Fターム(参考) 2H092 GA60 HA04 JA25 JA26 JA46 KA04 KA05 KB22 MA08 MA18 MA27 NA26 NA27 NA29 PA02 PA08 PA09 QA07 3K007 AB00 AB04 AB17 AB18 BB06 CA01 CB01 DA00 DB02 DB03 EB00 FA01 FA03 5C094 AA06 AA08 AA43 AA44 BA03 BA21 BA23 BA27 BA43 CA19 EA04 EA05 EB02 GB10 5F045 AA03 AA18 AB01 AB03 AB04 AB05 AB07 AB33 AC01 AC12 AC16 AC17 AC18 AC19 AD07 AD08 AE05 AE07 BB08 CA05 CA09 CA13 DP05 EF05 HA16 5F051 AA03 CB12 DA03 FA02 FA04 GA02 5F052 AA11 AA18 DA01 DA02 DA03 DB01 DB02 FA19 HA01 JA01 5F110 AA17 AA30 BB01 BB02 BB04 BB05 CC02 CC08 DD02 DD03 DD13 DD14 DD17 EE06 EE09 EE28 EE32 EE44 EE45 FF02 FF03 FF09 FF29 FF30 GG01 GG02 GG13 GG25 GG32 GG33 GG34 GG41 GG44 HJ01 HJ04 HJ12 HJ13 HJ23 HL03 HL05 HL06 HL23 HM15 NN03 NN23 NN24 NN25 NN35 NN46 NN54 NN72 PP34

Claims (42)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基体上に多結晶性半導体薄膜を形成する
    に際し、 原料ガスを加熱された触媒体に接触させ、これによって
    生成した反応種を基体上に堆積させて、低級結晶性半導
    体薄膜を形成する気相成長工程と、 水素又は水素含有ガスを加熱された触媒体に接触させ、
    これによって生成した活性種を前記低級結晶性半導体薄
    膜に作用させて、前記低級結晶性半導体薄膜の結晶化を
    促進するアニール工程とを繰り返すことによって前記多
    結晶性半導体薄膜を得る、多結晶性半導体薄膜の形成方
    法。
  2. 【請求項2】 基体上に多結晶性半導体薄膜を有する半
    導体装置を製造するに際し、 原料ガスを加熱された触媒体に接触させ、これによって
    生成した反応種を基体上に堆積させて、低級結晶性半導
    体薄膜を形成する気相成長工程と、 水素又は水素含有ガスを加熱された触媒体に接触させ、
    これによって生成した活性種を前記低級結晶性半導体薄
    膜に作用させて、前記低級結晶性半導体薄膜の結晶化を
    促進するアニール工程とを繰り返すことによって前記多
    結晶性半導体薄膜を得る、半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 加熱された前記触媒体に、前記原料ガス
    及び水素系キャリアガスの少なくとも一部を接触させて
    触媒的に分解させ、これによって生成したラジカル、イ
    オン等の反応種を加熱された前記基体上に堆積させて前
    記低級結晶性半導体薄膜を気相成長させた後、前記原料
    ガスの供給を停止し、前記加熱触媒体に前記水素系キャ
    リアガスの少なくとも一部を接触させ、これによって生
    成した高温の水素系分子、水素系原子、活性化水素イオ
    ン等の水素系活性種を前記低級結晶性半導体薄膜に作用
    させて前記アニールを行う、請求項1又は2に記載した
    方法。
  4. 【請求項4】 前記気相成長時の水素又は水素含有ガス
    供給量よりも前記アニール時の水素又は水素含有ガス供
    給量を多くする、請求項3に記載した方法。
  5. 【請求項5】 タングステン、トリア含有タングステ
    ン、モリブデン、白金、パラジウム、バナジウム、シリ
    コン、アルミナ、金属を付着したセラミックス、及び炭
    化ケイ素からなる群より選ばれた少なくとも1種の材料
    によって、前記触媒体を形成する、請求項1又は2に記
    載した方法。
  6. 【請求項6】 前記触媒体及びこれを支持する支持体の
    純度を99.99wt%以上、好ましくは99.999
    wt%又はそれ以上とする、請求項1又は2に記載した
    方法。
  7. 【請求項7】 前記低級結晶性半導体薄膜が微結晶シリ
    コン含有アモルファスシリコン膜、微結晶シリコン(ア
    モルファスシリコン含有微結晶シリコン)膜、アモルフ
    ァスシリコン及び微結晶シリコン含有多結晶シリコン
    膜、微結晶ゲルマニウム含有アモルファスゲルマニウム
    膜、微結晶ゲルマニウム(アモルファスゲルマニウム含
    有微結晶ゲルマニウム)膜、アモルファスゲルマニウム
    及び微結晶ゲルマニウム含有多結晶ゲルマニウム膜、又
    はSixGe1-x(0<x<1)で示されるアモルファス
    シリコンゲルマニウム膜からなり、かつ、前記水素又は
    水素含有ガスが水素又は水素と不活性なガスとの混合ガ
    スからなる、請求項1又は2に記載した方法。
  8. 【請求項8】 前記低級結晶性半導体薄膜に錫等のIV族
    元素の少なくとも1種を適量含有させ、この状態で前記
    アニール工程を行う、請求項7に記載した方法。
  9. 【請求項9】 前記多結晶性半導体薄膜によって、薄膜
    絶縁ゲート型電界効果トランジスタのチャンネル、ソー
    ス及びドレイン領域、又は配線、抵抗、容量又は電子放
    出体等を形成する、請求項1又は2に記載した方法。
  10. 【請求項10】 前記チャンネル、ソース及びドレイン
    領域の形成後に、これらの領域に対し、水素又は水素含
    有ガスを加熱された触媒体に接触させることによって生
    成した活性種を作用させる、請求項9に記載した方法。
  11. 【請求項11】 前記多結晶性半導体薄膜内において内
    部から外部に向って結晶粒径を小さくして高密度化する
    か、或いはアモルファス半導体膜又は微粒径層とアモル
    ファス半導体膜で前記多結晶性半導体薄膜を被覆する、
    請求項1又は2に記載した方法。
  12. 【請求項12】 前記微粒径層又は前記アモルファス半
    導体膜を除去し、大粒径層(前記多結晶性半導体薄膜)
    とコンタクトしたソース、ドレイン電極を形成する、請
    求項11に記載した方法。
  13. 【請求項13】 シリコン半導体装置、シリコン半導体
    集積回路装置、シリコン−ゲルマニウム半導体装置、シ
    リコン−ゲルマニウム半導体集積回路装置、化合物半導
    体装置、化合物半導体集積回路装置、炭化ケイ素半導体
    装置、炭化ケイ素半導体集積回路装置、液晶表示装置、
    有機又は無機エレクトロルミネセンス表示装置、フィー
    ルドエミッションディスプレイ(FED)装置、発光ポ
    リマー表示装置、発光ダイオード表示装置、CCDエリ
    ア/リニアセンサ装置、MOSセンサ装置、太陽電池装
    置用の薄膜を製造する、請求項1又は2に記載した方
    法。
  14. 【請求項14】 内部回路及び周辺回路を有する半導体
    装置、固体撮像装置、電気光学装置等の製造に際し、こ
    れらの少なくとも一部を構成する薄膜絶縁ゲート型電界
    効果トランジスタのチャンネル、ソース及びドレイン領
    域を前記多結晶性半導体薄膜によって形成する、請求項
    13に記載した方法。
  15. 【請求項15】 各色用の有機又は無機エレクトロルミ
    ネセンス層の下層にそれぞれ、前記薄膜絶縁ゲート型電
    界効果トランジスタのドレイン又はソースと接続された
    陰極又は陽極を有する、請求項14に記載した方法。
  16. 【請求項16】 前記薄膜絶縁ゲート型電界効果トラン
    ジスタを含む能動素子上も前記陰極が覆い、或いは前記
    各色用の有機又は無機エレクトロルミネセンス層の各層
    上及び各層間の全面に前記陰極又は陽極が被着されてい
    る装置を製造する、請求項15に記載した方法。
  17. 【請求項17】 前記各色用の前記有機又は無機エレク
    トロルミネセンス層間にブラックマスク層を形成する、
    請求項15に記載した方法。
  18. 【請求項18】 フィールドエミッションディスプレイ
    装置のエミッタを、前記多結晶性半導体薄膜を介して前
    記薄膜絶縁ゲート型電界効果トランジスタのドレインに
    接続すると共に前記多結晶性半導体薄膜上に成長された
    n型多結晶性半導体膜又は多結晶性ダイヤモンド膜によ
    って形成する、請求項14に記載した方法。
  19. 【請求項19】 前記薄膜絶縁ゲート型電界効果トラン
    ジスタを含む能動素子上にアース電位の遮蔽膜を形成す
    る、請求項18に記載した方法。
  20. 【請求項20】 前記遮蔽膜を前記フィールドエミッシ
    ョンディスプレイ装置のゲート引き出し電極と同一材料
    で同一工程により形成する、請求項19に記載した方
    法。
  21. 【請求項21】 基体上に多結晶性半導体薄膜を形成す
    るための装置であって、 原料ガス供給手段と、 水素又は水素含有ガス供給手段と、 触媒体と、 触媒体加熱手段と、 基体加熱手段と、 前記原料ガスを加熱された前記触媒体に接触させて生成
    した反応種を前記基体上に堆積させることにより低級結
    晶性半導体薄膜を形成する気相成長工程と、前記水素又
    は水素含有ガスを加熱された前記触媒体に接触させて生
    成した活性種を前記低級結晶性半導体薄膜に作用させる
    ことにより前記低級結晶性半導体薄膜の結晶化を促進す
    るアニール工程とを交互に行うために、前記原料ガス供
    給手段と前記水素又は水素含有ガス供給手段とを制御す
    る制御手段とを有する、多結晶性半導体薄膜の形成装
    置。
  22. 【請求項22】 基体上に多結晶性半導体薄膜を有する
    半導体装置を製造するための装置であって、 原料ガス供給手段と、 水素又は水素含有ガス供給手段と、 触媒体と、 触媒体加熱手段と、 基体加熱手段と、 前記原料ガスを加熱された前記触媒体に接触させて生成
    した反応種を前記基体上に堆積させることにより低級結
    晶性半導体薄膜を形成する気相成長工程と、前記水素又
    は水素含有ガスを加熱された前記触媒体に接触させて生
    成した活性種を前記低級結晶性半導体薄膜に作用させる
    ことにより前記低級結晶性半導体薄膜の結晶化を促進す
    るアニール工程とを交互に行うために、前記原料ガス供
    給手段と前記水素又は水素含有ガス供給手段とを制御す
    る制御手段とを有する半導体装置の製造装置。
  23. 【請求項23】 前記気相成長時の水素又は水素含有ガ
    ス供給量よりも前記アニール時の水素又は水素含有ガス
    供給量が多くされる、請求項21又は22に記載した装
    置。
  24. 【請求項24】 タングステン、トリア含有タングステ
    ン、モリブデン、白金、パラジウム、バナジウム、シリ
    コン、アルミナ、金属を付着したセラミックス、及び炭
    化ケイ素からなる群より選ばれた少なくとも1種の材料
    によって、前記触媒体が形成されている、請求項21又
    は22に記載した装置。
  25. 【請求項25】 前記触媒体及びこれを支持する支持体
    の純度が99.99wt%以上、好ましくは99.99
    9wt%又はそれ以上である、請求項21又は22に記
    載した装置。
  26. 【請求項26】 前記低級結晶性半導体薄膜が微結晶シ
    リコン含有アモルファスシリコン膜、微結晶シリコン
    (アモルファスシリコン含有微結晶シリコン)膜、アモ
    ルファスシリコン及び微結晶シリコン含有多結晶シリコ
    ン膜、微結晶ゲルマニウム含有アモルファスゲルマニウ
    ム膜、微結晶ゲルマニウム(アモルファスゲルマニウム
    含有微結晶ゲルマニウム)膜、アモルファスゲルマニウ
    ム及び微結晶ゲルマニウム含有多結晶ゲルマニウム膜、
    又はSixGe1-x(0<x<1)で示されるアモルファ
    スシリコンゲルマニウム膜からなり、かつ、前記水素又
    は水素含有ガスが水素又は水素と不活性なガスとの混合
    ガスからなる、請求項21又は22に記載した装置。
  27. 【請求項27】 前記低級結晶性半導体薄膜に錫等のIV
    族元素の少なくとも1種を適量含有させ、この状態で前
    記アニールが行われる、請求項26に記載した装置。
  28. 【請求項28】 前記多結晶性半導体薄膜によって、薄
    膜絶縁ゲート型電界効果トランジスタのチャンネル、ソ
    ース及びドレイン領域、又は配線、抵抗、容量又は電子
    放出体等を形成する、請求項21又は22に記載した装
    置。
  29. 【請求項29】 前記チャンネル、ソース及びドレイン
    領域の形成後に、これらの領域に対し、水素又は水素含
    有ガスを加熱された触媒体に接触させることによって生
    成した活性種を作用させる、請求項28に記載した装
    置。
  30. 【請求項30】 シリコン半導体装置、シリコン半導体
    集積回路装置、シリコン−ゲルマニウム半導体装置、シ
    リコン−ゲルマニウム半導体集積回路装置、化合物半導
    体装置、化合物半導体集積回路装置、炭化ケイ素半導体
    装置、炭化ケイ素半導体集積回路装置、液晶表示装置、
    有機又は無機エレクトロルミネセンス表示装置、フィー
    ルドエミッションディスプレイ(FED)装置、発光ポ
    リマー表示装置、発光ダイオード表示装置、CCDエリ
    ア/リニアセンサ装置、MOSセンサ装置、太陽電池装
    置用の薄膜を製造する、請求項21又は22に記載した
    装置。
  31. 【請求項31】 内部回路及び周辺回路を有する半導体
    装置、固体撮像装置、電気光学装置等の製造に際し、こ
    れらの少なくとも一部を構成する薄膜絶縁ゲート型電界
    効果トランジスタのチャンネル、ソース及びドレイン領
    域を前記多結晶性半導体薄膜によって形成する、請求項
    30に記載した装置。
  32. 【請求項32】 各色用の有機又は無機エレクトロルミ
    ネセンス層の下層にそれぞれ、前記薄膜絶縁ゲート型電
    界効果トランジスタのドレイン又はソースと接続された
    陰極又は陽極を有する装置を製造する、請求項31に記
    載した装置。
  33. 【請求項33】 前記薄膜絶縁ゲート型電界効果トラン
    ジスタを含む能動素子上も前記陰極が覆い、或いは前記
    各色用のエレクトロルミネセンス層の各層上及び各層間
    の全面に前記陰極又は陽極が被着されている装置を製造
    する、請求項32に記載した装置。
  34. 【請求項34】 前記各色用のエレクトロルミネセンス
    層間にブラックマスク層を形成する、請求項32に記載
    した装置。
  35. 【請求項35】 フィールドエミッションディスプレイ
    装置のエミッタを、前記多結晶性半導体薄膜を介して前
    記薄膜絶縁ゲート型電界効果トランジスタのドレインに
    接続すると共に前記多結晶性半導体薄膜上に成長された
    n型多結晶性半導体膜又は多結晶性ダイヤモンド膜によ
    って形成する、請求項31に記載した装置。
  36. 【請求項36】 前記薄膜絶縁ゲート型電界効果トラン
    ジスタを含む能動素子上にアース電位の遮蔽膜を形成す
    る、請求項35に記載した装置。
  37. 【請求項37】 前記遮蔽膜を前記フィールドエミッシ
    ョンディスプレイ装置のゲート引き出し電極と同一材料
    で同一工程により形成する、請求項36に記載した装
    置。
  38. 【請求項38】 各色用の有機又は無機エレクトロルミ
    ネセンス層の下層にそれぞれ、請求項1又は2に記載し
    た多結晶性半導体薄膜からなる薄膜絶縁ゲート型電界効
    果トランジスタのドレイン又はソースと接続された陰極
    又は陽極を有し、前記薄膜絶縁ゲート型電界効果トラン
    ジスタを含む能動素子上も前記陰極が覆い、或いは前記
    各色用の有機又は無機エレクトロルミネセンス層の各層
    上及び各層間の全面に前記陰極又は陽極が被着されてい
    る電気光学装置。
  39. 【請求項39】 前記各色用の前記有機又は無機エレク
    トロルミネセンス層間にブラックマスク層が形成されて
    いる、請求項38に記載した電気光学装置。
  40. 【請求項40】 フィールドエミッションディスプレイ
    (FED)のエミッタが、請求項1又は2に記載した多
    結晶性半導体薄膜からなる薄膜絶縁ゲート型電界効果ト
    ランジスタのドレインに前記多結晶性半導体薄膜を介し
    て接続されると共に前記多結晶性半導体薄膜上に成長さ
    れたn型多結晶性半導体膜又は多結晶性ダイヤモンド膜
    によって形成されている電気光学装置。
  41. 【請求項41】 前記薄膜絶縁ゲート型電界効果トラン
    ジスタを含む能動素子上にアース電位の遮蔽膜が形成さ
    れている、請求項40に記載した電気光学装置。
  42. 【請求項42】 前記遮蔽膜が前記フィールドエミッシ
    ョンディスプレイ装置のゲート引き出し電極と同一材料
    で同一工程により形成される、請求項41に記載した電
    気光学装置。
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