JP2002148330A - 電波妨害装置 - Google Patents
電波妨害装置Info
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- JP2002148330A JP2002148330A JP2000338913A JP2000338913A JP2002148330A JP 2002148330 A JP2002148330 A JP 2002148330A JP 2000338913 A JP2000338913 A JP 2000338913A JP 2000338913 A JP2000338913 A JP 2000338913A JP 2002148330 A JP2002148330 A JP 2002148330A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来の電波妨害装置では、送信する妨害電波
を相手に探知されてしまうことにより、相手側に対して
逆に自己の存在方位を暴露する結果となっていた。 【解決手段】 同期制御された複数の送受信回路素子8
を用い、時間反転波による波の収束現象を利用すること
により、妨害しようとするレーダが存在している地点に
のみ、妨害電波を送信する。 【効果】 妨害装置側は自己の存在を相手から秘匿しつ
つ、相手に対して妨害電波を送信することができる。
を相手に探知されてしまうことにより、相手側に対して
逆に自己の存在方位を暴露する結果となっていた。 【解決手段】 同期制御された複数の送受信回路素子8
を用い、時間反転波による波の収束現象を利用すること
により、妨害しようとするレーダが存在している地点に
のみ、妨害電波を送信する。 【効果】 妨害装置側は自己の存在を相手から秘匿しつ
つ、相手に対して妨害電波を送信することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子戦に用いら
れる電波妨害装置に関するものである。
れる電波妨害装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子戦とは、電磁波を媒体とする近代戦
の戦闘形態の一つであり、通信又はレーダなどによる電
波の積極的使用法に関する戦術用法や、相手の使用する
電波の傍受、分析並びに相手の攪乱を目的とする妨害・
欺まん電波の送信などの活動をいう。
の戦闘形態の一つであり、通信又はレーダなどによる電
波の積極的使用法に関する戦術用法や、相手の使用する
電波の傍受、分析並びに相手の攪乱を目的とする妨害・
欺まん電波の送信などの活動をいう。
【0003】図5は、航空機に搭載されている電波妨害
装置の運用概念を示すものである。
装置の運用概念を示すものである。
【0004】図5において、17は航空機、18は航空
機17に搭載され、到来電波の受信、分析、方位探知及
び妨害電波の送信を行う電波妨害装置である。19は電
波妨害装置18から送信された妨害電波であり、到来電
波の方位方向へ妨害電波19の送信ビームが指向されて
いる。
機17に搭載され、到来電波の受信、分析、方位探知及
び妨害電波の送信を行う電波妨害装置である。19は電
波妨害装置18から送信された妨害電波であり、到来電
波の方位方向へ妨害電波19の送信ビームが指向されて
いる。
【0005】また、同図において、20は地上に設置さ
れたレーダであり、21はレーダ20の送信電波であ
る。
れたレーダであり、21はレーダ20の送信電波であ
る。
【0006】電波妨害装置18は、レーダ送信電波21
の受信、分析及び方位探知を行い、受信したレーダ送信
電波21と同一の周波数のRF信号を増幅して自己のエ
コーよりも大きな妨害電波19としてレーダ20へ向け
て送信する。
の受信、分析及び方位探知を行い、受信したレーダ送信
電波21と同一の周波数のRF信号を増幅して自己のエ
コーよりも大きな妨害電波19としてレーダ20へ向け
て送信する。
【0007】これにより、レーダ20は、目標を探知す
ることができなくなる。しかし、このとき、レーダ20
が妨害電波19の存在を検出し、パルスドップラーフィ
ルタなどで妨害電波19を除去することが可能な場合、
レーダ20は航空機17を探知することが可能であり、
妨害電波19は無意味化してしまう。
ることができなくなる。しかし、このとき、レーダ20
が妨害電波19の存在を検出し、パルスドップラーフィ
ルタなどで妨害電波19を除去することが可能な場合、
レーダ20は航空機17を探知することが可能であり、
妨害電波19は無意味化してしまう。
【0008】また、レーダ20の近傍に航空機17から
の妨害電波19を受信できる電波探知装置があれば、レ
ーダ20が航空機17を探知する以前に妨害電波19の
探知によって航空機17の存在を知ることができる。こ
のことは、航空機17側にしてみれば、レーダ20への
妨害電波19の送信により、かえって自己の存在を相手
に暴露してしまう結果となり、運用上不利となることが
あるなど、運用上の課題があった。
の妨害電波19を受信できる電波探知装置があれば、レ
ーダ20が航空機17を探知する以前に妨害電波19の
探知によって航空機17の存在を知ることができる。こ
のことは、航空機17側にしてみれば、レーダ20への
妨害電波19の送信により、かえって自己の存在を相手
に暴露してしまう結果となり、運用上不利となることが
あるなど、運用上の課題があった。
【0009】従来の電波妨害装置について図面を参照し
ながら説明する。図6は、例えば“最新の電子戦技術”
(経団連・防衛生産委員会1993年6月)に示された
従来の電波妨害装置の構成を示す図である。
ながら説明する。図6は、例えば“最新の電子戦技術”
(経団連・防衛生産委員会1993年6月)に示された
従来の電波妨害装置の構成を示す図である。
【0010】図6において、1は受信アンテナ、2は受
信アンテナに接続された受信器、22は受信した信号を
処理する信号処理器、23は信号処理器22が出力する
周波数情報に基づいて高周波信号を発振する発振器、6
は発振器23が出力する高周波信号を増幅する増幅器、
7は増幅器6に接続された送信アンテナである。
信アンテナに接続された受信器、22は受信した信号を
処理する信号処理器、23は信号処理器22が出力する
周波数情報に基づいて高周波信号を発振する発振器、6
は発振器23が出力する高周波信号を増幅する増幅器、
7は増幅器6に接続された送信アンテナである。
【0011】つぎに、従来の電波妨害装置の動作につい
て図面を参照しながら説明する。
て図面を参照しながら説明する。
【0012】図6において、空間から到来したレーダ送
信電波は、受信アンテナ1を通して受信器2へ入力され
る。この受信器2では、同調周波数に応じて信号の検出
を行い、受信信号として信号処理器22へ出力する。こ
の信号処理器22では、受信したレーダ送信電波の周波
数、パルス幅、パルス振幅などのパルス諸元を検出し、
検出したレーダパルス群により探知したレーダ20の特
定を行う。
信電波は、受信アンテナ1を通して受信器2へ入力され
る。この受信器2では、同調周波数に応じて信号の検出
を行い、受信信号として信号処理器22へ出力する。こ
の信号処理器22では、受信したレーダ送信電波の周波
数、パルス幅、パルス振幅などのパルス諸元を検出し、
検出したレーダパルス群により探知したレーダ20の特
定を行う。
【0013】また、信号処理器22は、発振器23に対
し妨害送信周波数情報を伝達する。次に、発振器23
は、指示された周波数の高周波信号を発振し、増幅器6
へ出力する。この増幅された高周波信号は、送信アンテ
ナ7から妨害電波19として空間へ放射される。
し妨害送信周波数情報を伝達する。次に、発振器23
は、指示された周波数の高周波信号を発振し、増幅器6
へ出力する。この増幅された高周波信号は、送信アンテ
ナ7から妨害電波19として空間へ放射される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
電波妨害装置では、送信した妨害電波19は送信アンテ
ナ7の指向方向であればどこでも受信することができ、
妨害電波19の送信によって、相手に対して自己の存在
方位を暴露することにもなるという問題点があった。
電波妨害装置では、送信した妨害電波19は送信アンテ
ナ7の指向方向であればどこでも受信することができ、
妨害電波19の送信によって、相手に対して自己の存在
方位を暴露することにもなるという問題点があった。
【0015】また、送信した妨害電波19のレーダ20
側での受信電力は、レーダ20と電波妨害装置との距離
に依存し、遠距離から電波妨害を行う場合は、より高出
力で妨害電波19の送信を行う必要があるという問題点
があった。
側での受信電力は、レーダ20と電波妨害装置との距離
に依存し、遠距離から電波妨害を行う場合は、より高出
力で妨害電波19の送信を行う必要があるという問題点
があった。
【0016】この発明は、前述した問題点を解決するた
めになされたもので、妨害電波を妨害しようとするレー
ダのみに収束させることで、レーダの近傍に存在する電
波探知装置での妨害電波の受信を困難とし、自己の存在
を秘匿することができる電波妨害装置を得ることを目的
とする。
めになされたもので、妨害電波を妨害しようとするレー
ダのみに収束させることで、レーダの近傍に存在する電
波探知装置での妨害電波の受信を困難とし、自己の存在
を秘匿することができる電波妨害装置を得ることを目的
とする。
【0017】また、妨害電波は妨害しようとするレーダ
の位置のみで収束するため、レーダ側での妨害電波の受
信電力は、レーダと妨害装置との距離には依存せず、遠
距離から高出力での妨害を可能とする電波妨害装置を得
ることを目的とする。
の位置のみで収束するため、レーダ側での妨害電波の受
信電力は、レーダと妨害装置との距離には依存せず、遠
距離から高出力での妨害を可能とする電波妨害装置を得
ることを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る電波妨害装置は、同期信号を出力する同期制御手段
と、前記同期制御手段からの同期信号に基いて、同一レ
ーダからの送信電波を同時に受信し、これを時間反転さ
せて同時に送信することにより、前記レーダの送信アン
テナが存在する位置に集中して電波を送信する複数の送
受信手段とを備えたものである。
る電波妨害装置は、同期信号を出力する同期制御手段
と、前記同期制御手段からの同期信号に基いて、同一レ
ーダからの送信電波を同時に受信し、これを時間反転さ
せて同時に送信することにより、前記レーダの送信アン
テナが存在する位置に集中して電波を送信する複数の送
受信手段とを備えたものである。
【0019】この発明の請求項2に係る電波妨害装置
は、前記同期制御手段が、GPS電波を受信するGPS
アンテナと、GPS受信器と、GPS信号をもとに同期
信号を発生するGPS同期信号発生器とから構成されて
いるGPS同期制御器であり、前記送受信手段が、レー
ダからの電波を受信する受信アンテナと、受信電波を同
調受信する受信器と、同調受信したアナログ信号をディ
ジタル信号に変換するA/D変換器と、前記同期信号に
基いてディジタル信号に変換した信号を後書き先読みで
記憶するLIFOメモリと、前記同期信号に基いて前記
LIFOメモリから読み出したディジタル信号をアナロ
グ信号に変換するD/A変換器と、前記D/A変換器が
出力するアナログ信号を増幅する増幅器と、この増幅し
たアナログ信号を電波として送信する送信アンテナとか
ら構成されている送受信回路素子である。
は、前記同期制御手段が、GPS電波を受信するGPS
アンテナと、GPS受信器と、GPS信号をもとに同期
信号を発生するGPS同期信号発生器とから構成されて
いるGPS同期制御器であり、前記送受信手段が、レー
ダからの電波を受信する受信アンテナと、受信電波を同
調受信する受信器と、同調受信したアナログ信号をディ
ジタル信号に変換するA/D変換器と、前記同期信号に
基いてディジタル信号に変換した信号を後書き先読みで
記憶するLIFOメモリと、前記同期信号に基いて前記
LIFOメモリから読み出したディジタル信号をアナロ
グ信号に変換するD/A変換器と、前記D/A変換器が
出力するアナログ信号を増幅する増幅器と、この増幅し
たアナログ信号を電波として送信する送信アンテナとか
ら構成されている送受信回路素子である。
【0020】この発明の請求項3に係る電波妨害装置
は、前記同期制御手段が、GPS電波を受信するGPS
アンテナと、GPS受信器と、GPS信号をもとに同期
信号を発生するGPS同期信号発生器とから構成されて
いるGPS同期制御器であり、前記送受信手段が、レー
ダからの電波を受信する受信アンテナと、受信電波を同
調受信する受信器と、同調受信したアナログ信号をディ
ジタル信号に変換するA/D変換器と、前記同期信号に
基いてディジタル信号に変換した信号を後書き先読みで
記憶するLIFOメモリと、前記同期信号に基いて前記
LIFOメモリから読み出したディジタル信号をアナロ
グ信号に変換するD/A変換器と、前記D/A変換器が
出力するアナログ信号を増幅する増幅器と、前記受信ア
ンテナを、前記増幅したアナログ信号を電波として送信
する送信アンテナとして機能させる方向性結合器とから
構成されている送受信回路素子である。
は、前記同期制御手段が、GPS電波を受信するGPS
アンテナと、GPS受信器と、GPS信号をもとに同期
信号を発生するGPS同期信号発生器とから構成されて
いるGPS同期制御器であり、前記送受信手段が、レー
ダからの電波を受信する受信アンテナと、受信電波を同
調受信する受信器と、同調受信したアナログ信号をディ
ジタル信号に変換するA/D変換器と、前記同期信号に
基いてディジタル信号に変換した信号を後書き先読みで
記憶するLIFOメモリと、前記同期信号に基いて前記
LIFOメモリから読み出したディジタル信号をアナロ
グ信号に変換するD/A変換器と、前記D/A変換器が
出力するアナログ信号を増幅する増幅器と、前記受信ア
ンテナを、前記増幅したアナログ信号を電波として送信
する送信アンテナとして機能させる方向性結合器とから
構成されている送受信回路素子である。
【0021】この発明の請求項4に係る電波妨害装置
は、前記同期制御手段が、レーダからの電波を受信する
第1の受信アンテナと、レーダ送信電波の入力を検出す
る入力検出回路と、受信したレーダ送信電波から同期信
号を発生する同期信号発生回路とから構成されている同
期制御器であり、前記送受信手段が、レーダからの電波
を受信する第2の受信アンテナと、受信電波を同調受信
する第2の受信器と、同調受信したアナログ信号をディ
ジタル信号に変換するA/D変換器と、前記同期信号に
基いてディジタル信号に変換した信号を後書き先読みで
記憶するLIFOメモリと、前記同期信号に基いて前記
LIFOメモリから読み出したディジタル信号をアナロ
グ信号に変換するD/A変換器と、前記D/A変換器が
出力するアナログ信号を増幅する増幅器と、この増幅し
たアナログ信号を電波として送信する送信アンテナとか
ら構成されている送受信回路素子である。
は、前記同期制御手段が、レーダからの電波を受信する
第1の受信アンテナと、レーダ送信電波の入力を検出す
る入力検出回路と、受信したレーダ送信電波から同期信
号を発生する同期信号発生回路とから構成されている同
期制御器であり、前記送受信手段が、レーダからの電波
を受信する第2の受信アンテナと、受信電波を同調受信
する第2の受信器と、同調受信したアナログ信号をディ
ジタル信号に変換するA/D変換器と、前記同期信号に
基いてディジタル信号に変換した信号を後書き先読みで
記憶するLIFOメモリと、前記同期信号に基いて前記
LIFOメモリから読み出したディジタル信号をアナロ
グ信号に変換するD/A変換器と、前記D/A変換器が
出力するアナログ信号を増幅する増幅器と、この増幅し
たアナログ信号を電波として送信する送信アンテナとか
ら構成されている送受信回路素子である。
【0022】
【発明の実施の形態】実施の形態1.この発明の実施の
形態1に係る電波妨害装置について図面を参照しながら
説明する。図1は、この発明の実施の形態1に係る電波
妨害装置の構成を示す図である。なお、各図中、同一符
号は同一又は相当部分を示す。
形態1に係る電波妨害装置について図面を参照しながら
説明する。図1は、この発明の実施の形態1に係る電波
妨害装置の構成を示す図である。なお、各図中、同一符
号は同一又は相当部分を示す。
【0023】図1において、1はレーダからの送信電波
を捕捉するための受信アンテナ、2はレーダの送信電波
を受信する受信器、3は受信した信号をディジタル信号
に変換するA/D変換器、4はディジタル信号を後書き
先読みで記憶するLIFOメモリ(記憶手段)、5はL
IFOメモリから読み出したディジタル信号をアナログ
信号に変換するD/A変換器、6はD/A変換器5が出
力するアナログ信号を増幅する増幅器、7は増幅したア
ナログ信号を妨害電波として送信する送信アンテナであ
り、8はこれらの回路(受信アンテナ1〜送信アンテナ
7)から構成される送受信回路素子(送受信手段)であ
る。
を捕捉するための受信アンテナ、2はレーダの送信電波
を受信する受信器、3は受信した信号をディジタル信号
に変換するA/D変換器、4はディジタル信号を後書き
先読みで記憶するLIFOメモリ(記憶手段)、5はL
IFOメモリから読み出したディジタル信号をアナログ
信号に変換するD/A変換器、6はD/A変換器5が出
力するアナログ信号を増幅する増幅器、7は増幅したア
ナログ信号を妨害電波として送信する送信アンテナであ
り、8はこれらの回路(受信アンテナ1〜送信アンテナ
7)から構成される送受信回路素子(送受信手段)であ
る。
【0024】また、同図において、9はGPS電波を捕
捉するGPSアンテナ、10はGPSアンテナ9に接続
されてGPS電波を受信するGPS受信器、11はGP
S受信器10が受信した信号をもとに各送受信回路素子
8を同期制御するための同期信号を発生させるGPS同
期信号発生器であり、12はこれらの回路(GPSアン
テナ9〜GPS同期信号発生器11)で構成されるGP
S同期制御器(同期制御手段)である。
捉するGPSアンテナ、10はGPSアンテナ9に接続
されてGPS電波を受信するGPS受信器、11はGP
S受信器10が受信した信号をもとに各送受信回路素子
8を同期制御するための同期信号を発生させるGPS同
期信号発生器であり、12はこれらの回路(GPSアン
テナ9〜GPS同期信号発生器11)で構成されるGP
S同期制御器(同期制御手段)である。
【0025】この実施の形態1に係る電波妨害装置は、
複数の送受信回路素子8と、これらを同期制御するGP
S同期制御回路12とにより構成する。
複数の送受信回路素子8と、これらを同期制御するGP
S同期制御回路12とにより構成する。
【0026】この実施の形態1に係る電波妨害装置は、
受信したレーダ送信電波の受信信号をA/D変換器3で
ディジタル信号に変換し、LIFOメモリ4を使用して
時間反転したのち、D/A変換器5でアナログ信号に変
換する送受信回路素子8を複数用い、レーダから送信さ
れる送信電波を複数の場所で同時に受信し、これを時間
反転させて同時に送信させることにより、妨害電波をレ
ーダが存在する位置に収束させるものである。
受信したレーダ送信電波の受信信号をA/D変換器3で
ディジタル信号に変換し、LIFOメモリ4を使用して
時間反転したのち、D/A変換器5でアナログ信号に変
換する送受信回路素子8を複数用い、レーダから送信さ
れる送信電波を複数の場所で同時に受信し、これを時間
反転させて同時に送信させることにより、妨害電波をレ
ーダが存在する位置に収束させるものである。
【0027】図2は、“日経サイエンス2000年3月
号”に掲載された“逆回しの音響学”の記事の中で示さ
れた図で、波の時間反転波による収束現象を説明したも
のである。
号”に掲載された“逆回しの音響学”の記事の中で示さ
れた図で、波の時間反転波による収束現象を説明したも
のである。
【0028】図2(a)は、波源からの波を受信する段
階を示している。波源の周囲に複数の送受信素子を置
き、波源が発生した波を各送受信素子で受信する。波源
から発生した波は、波源から全周に向けて伝搬し、各送
受信素子へ到達する。各送受信素子へ到達した波は、各
送受信素子毎に各々記憶される。このとき、各送受信素
子が波を記憶する時間は、全素子で同時に同じ時間だけ
記憶するものとする。
階を示している。波源の周囲に複数の送受信素子を置
き、波源が発生した波を各送受信素子で受信する。波源
から発生した波は、波源から全周に向けて伝搬し、各送
受信素子へ到達する。各送受信素子へ到達した波は、各
送受信素子毎に各々記憶される。このとき、各送受信素
子が波を記憶する時間は、全素子で同時に同じ時間だけ
記憶するものとする。
【0029】次に、図2(b)に示す各送受信素子から
波を送信する段階を説明する。波の送信の段階では、各
送受信素子は記憶した波を時間反転させて読み出し、各
々同時に送信を行う。これにより、各送受信素子から送
信された波は、受信時と同じ波面を形成し、波源に向っ
て進むことになる。波源に到達した波は、位相合成され
て波源において最大振幅となる。これが波の時間反転波
による収束現象である。
波を送信する段階を説明する。波の送信の段階では、各
送受信素子は記憶した波を時間反転させて読み出し、各
々同時に送信を行う。これにより、各送受信素子から送
信された波は、受信時と同じ波面を形成し、波源に向っ
て進むことになる。波源に到達した波は、位相合成され
て波源において最大振幅となる。これが波の時間反転波
による収束現象である。
【0030】この実施の形態1に係る電波妨害装置は、
この原理を電波に応用したものであり、時間反転させた
波を生成するためにLIFOメモリ4を使用している。
このLIFOメモリ4は、後書き先読みの記憶回路で、
最後に書かれたデータから順次読み出しを行う。これに
より、記憶した波を時間反転させることができる。
この原理を電波に応用したものであり、時間反転させた
波を生成するためにLIFOメモリ4を使用している。
このLIFOメモリ4は、後書き先読みの記憶回路で、
最後に書かれたデータから順次読み出しを行う。これに
より、記憶した波を時間反転させることができる。
【0031】また、各送受信回路素子8の記憶時間、送
信時間を同時に行うために、GPSからの電波を使用し
て同期信号を生成し、各送受信回路素子8はこの同期信
号をもとに電波の記録、読み出しを行う。このとき、レ
ーダ送信周波数帯であるマイクロ波帯の電波の位相を整
合するために、各送受信回路素子8は、0.1ns以下
の時間で同期を取る必要がある。これにより、複数の送
受信回路素子8から送信された妨害電波は、レーダの送
信位置に向って収束し、レーダ存在位置で最も振幅値の
大きい電波となる。
信時間を同時に行うために、GPSからの電波を使用し
て同期信号を生成し、各送受信回路素子8はこの同期信
号をもとに電波の記録、読み出しを行う。このとき、レ
ーダ送信周波数帯であるマイクロ波帯の電波の位相を整
合するために、各送受信回路素子8は、0.1ns以下
の時間で同期を取る必要がある。これにより、複数の送
受信回路素子8から送信された妨害電波は、レーダの送
信位置に向って収束し、レーダ存在位置で最も振幅値の
大きい電波となる。
【0032】つぎに、この実施の形態1に係る電波妨害
装置の動作について図面を参照しながら説明する。
装置の動作について図面を参照しながら説明する。
【0033】空間から電波で到来したレーダの送信電波
は、各送受信回路素子8の受信アンテナ1にそれぞれ到
達する。到達したレーダ送信電波は、受信器2において
同調受信され、アナログの受信信号としてA/D変換器
3へ出力される。このA/D変換器3は、受信器2から
のアナログ信号をディジタル値に変換してLIFOメモ
リ4へ出力する。
は、各送受信回路素子8の受信アンテナ1にそれぞれ到
達する。到達したレーダ送信電波は、受信器2において
同調受信され、アナログの受信信号としてA/D変換器
3へ出力される。このA/D変換器3は、受信器2から
のアナログ信号をディジタル値に変換してLIFOメモ
リ4へ出力する。
【0034】一方、GPS衛星から送信されているGP
S電波は、GPSアンテナ9で捕捉され、GPS受信器
10で受信される。GPS同期信号発生器11は、GP
Sからの信号をもとに一定の同期パルスを発生させ、各
送受信回路素子8のLIFOメモリ4へ出力する。各送
受信回路素子8のLIFOメモリ4は、GPS同期制御
器12からの同期パルスに同期してA/D変換器3から
のディジタル信号を記録する。ここまでが、レーダ送信
信号を受信する段階までの動作である。
S電波は、GPSアンテナ9で捕捉され、GPS受信器
10で受信される。GPS同期信号発生器11は、GP
Sからの信号をもとに一定の同期パルスを発生させ、各
送受信回路素子8のLIFOメモリ4へ出力する。各送
受信回路素子8のLIFOメモリ4は、GPS同期制御
器12からの同期パルスに同期してA/D変換器3から
のディジタル信号を記録する。ここまでが、レーダ送信
信号を受信する段階までの動作である。
【0035】次に、妨害電波を送信する段階では、GP
S同期制御器12からの同期パルスにより、各送受信回
路素子8のLIFOメモリ4は、一斉に記録したディジ
タル信号を読み出し、D/A変換器5へ出力する。この
D/A変換器5は、LIFOメモリ4が出力するディジ
タル信号をアナログ信号に変換し、増幅器6へ出力す
る。このときのアナログ信号が、受信したレーダ送信電
波の時間反転波となる。LIFOメモリ4が出力するレ
ーダ送信電波の時間反転波は、増幅器6で増幅され、送
信アンテナ7から電波として送信される。
S同期制御器12からの同期パルスにより、各送受信回
路素子8のLIFOメモリ4は、一斉に記録したディジ
タル信号を読み出し、D/A変換器5へ出力する。この
D/A変換器5は、LIFOメモリ4が出力するディジ
タル信号をアナログ信号に変換し、増幅器6へ出力す
る。このときのアナログ信号が、受信したレーダ送信電
波の時間反転波となる。LIFOメモリ4が出力するレ
ーダ送信電波の時間反転波は、増幅器6で増幅され、送
信アンテナ7から電波として送信される。
【0036】すなわち、この実施の形態1に係る電波妨
害装置は、電波の受信を行う受信アンテナ1と、受信電
波のうち、妨害を行うレーダなどから送信された送信電
波を同調受信する受信器2と、同調受信したアナログ信
号をディジタル信号に変換するA/D変換器3と、ディ
ジタル信号に変換した信号を後書き先読みで記憶するL
IFOメモリ4と、このLIFOメモリ4から読み出し
たディジタル信号をアナログ信号に変換するD/A変換
器5と、このD/A変換器5が出力するアナログ信号を
増幅する増幅器6と、並びに増幅したアナログ信号を電
波として送信する送信アンテナ7とから構成する送受信
回路素子8が複数個と、GPS電波を受信するGPSア
ンテナ9と、GPS受信器10と、並びにGPS信号を
もとに同期信号を発生するGPS同期信号発生器11と
で構成するGPS同期制御器12とを備え、各送受信回
路素子8が同一レーダからの送信電波を同時に受信し、
これを時間反転させて同時に送信することで、波の時間
反転波による収束現象を利用してレーダの送信アンテナ
が存在する位置に集中して電波を送信するものである。
害装置は、電波の受信を行う受信アンテナ1と、受信電
波のうち、妨害を行うレーダなどから送信された送信電
波を同調受信する受信器2と、同調受信したアナログ信
号をディジタル信号に変換するA/D変換器3と、ディ
ジタル信号に変換した信号を後書き先読みで記憶するL
IFOメモリ4と、このLIFOメモリ4から読み出し
たディジタル信号をアナログ信号に変換するD/A変換
器5と、このD/A変換器5が出力するアナログ信号を
増幅する増幅器6と、並びに増幅したアナログ信号を電
波として送信する送信アンテナ7とから構成する送受信
回路素子8が複数個と、GPS電波を受信するGPSア
ンテナ9と、GPS受信器10と、並びにGPS信号を
もとに同期信号を発生するGPS同期信号発生器11と
で構成するGPS同期制御器12とを備え、各送受信回
路素子8が同一レーダからの送信電波を同時に受信し、
これを時間反転させて同時に送信することで、波の時間
反転波による収束現象を利用してレーダの送信アンテナ
が存在する位置に集中して電波を送信するものである。
【0037】この実施の形態1によれば、波の時間反転
波による収束現象により、電波妨害装置からの妨害電波
は、送信電波の放射源、つまりレーダの存在する位置に
収束し、ここで位相合成されて最大振幅となる。これに
より、妨害しようとするレーダに対してのみ妨害電波が
届き、その他の地点では妨害電波を受信することができ
ない。その結果、電波妨害装置側は自己の存在を相手か
ら秘匿しつつ、相手に対して妨害電波を送信することが
できる。
波による収束現象により、電波妨害装置からの妨害電波
は、送信電波の放射源、つまりレーダの存在する位置に
収束し、ここで位相合成されて最大振幅となる。これに
より、妨害しようとするレーダに対してのみ妨害電波が
届き、その他の地点では妨害電波を受信することができ
ない。その結果、電波妨害装置側は自己の存在を相手か
ら秘匿しつつ、相手に対して妨害電波を送信することが
できる。
【0038】実施の形態2.この発明の実施の形態2に
係る電波妨害装置について図面を参照しながら説明す
る。図3は、この発明の実施の形態2に係る電波妨害装
置の構成を示す図である。
係る電波妨害装置について図面を参照しながら説明す
る。図3は、この発明の実施の形態2に係る電波妨害装
置の構成を示す図である。
【0039】図3において、受信アンテナ1からGPS
同期制御器12までは、図1と同様である。ただし、図
1にあった送信アンテナ7は受信アンテナ1と共有化さ
れるため、なくなっている。このため、受信信号線路と
送信信号線路を結合するために方向性結合器13が挿入
されている。
同期制御器12までは、図1と同様である。ただし、図
1にあった送信アンテナ7は受信アンテナ1と共有化さ
れるため、なくなっている。このため、受信信号線路と
送信信号線路を結合するために方向性結合器13が挿入
されている。
【0040】つぎに、この実施の形態2に係る電波妨害
装置の動作について図面を参照しながら説明する。
装置の動作について図面を参照しながら説明する。
【0041】この実施の形態2に係る電波妨害装置の動
作は、妨害電波の送信経路が増幅器6を出力後、方向性
結合器13を経由して受信アンテナ1と同一のアンテナ
から送信されるほか、上記の実施の形態1の動作と同様
である。
作は、妨害電波の送信経路が増幅器6を出力後、方向性
結合器13を経由して受信アンテナ1と同一のアンテナ
から送信されるほか、上記の実施の形態1の動作と同様
である。
【0042】この実施の形態2に係る電波妨害装置は、
上記実施の形態1の電波妨害装置において、送受信回路
素子(送受信手段)8Aの受信アンテナと送信アンテナ
との共有化を図るために、方向性結合器13により受信
信号線路と送信信号線路を結合したものである。上記実
施の形態1の電波妨害装置では、送信アンテナ7と受信
アンテナ1とが分かれているために、送信した妨害電波
をレーダ側で収束させるには、レーダから各送受信回路
素子8の受信アンテナ1までの距離と各送受信回路素子
8の送信アンテナ7からレーダまでの距離が、同一とな
るように配置しなくてはならないという問題点があっ
た。この実施の形態2に係る電波妨害装置では、各送受
信回路素子8Aの受信アンテナと送信アンテナ1とは同
一であることから、この問題点は解消され、各送受信回
路素子8Aをどのように配置しても妨害電波をレーダ側
で収束させることが可能となる。
上記実施の形態1の電波妨害装置において、送受信回路
素子(送受信手段)8Aの受信アンテナと送信アンテナ
との共有化を図るために、方向性結合器13により受信
信号線路と送信信号線路を結合したものである。上記実
施の形態1の電波妨害装置では、送信アンテナ7と受信
アンテナ1とが分かれているために、送信した妨害電波
をレーダ側で収束させるには、レーダから各送受信回路
素子8の受信アンテナ1までの距離と各送受信回路素子
8の送信アンテナ7からレーダまでの距離が、同一とな
るように配置しなくてはならないという問題点があっ
た。この実施の形態2に係る電波妨害装置では、各送受
信回路素子8Aの受信アンテナと送信アンテナ1とは同
一であることから、この問題点は解消され、各送受信回
路素子8Aをどのように配置しても妨害電波をレーダ側
で収束させることが可能となる。
【0043】すなわち、この実施の形態2に係る電波妨
害装置は、方向性結合器13により、受信信号線路と送
信信号線路とを結合し、送受信アンテナの共有化を図っ
たものである。
害装置は、方向性結合器13により、受信信号線路と送
信信号線路とを結合し、送受信アンテナの共有化を図っ
たものである。
【0044】この実施の形態2によれば、上記実施の形
態1の電波妨害装置による効果のほか、上記実施の形態
1の電波妨害装置では妨害装置側の各送受信回路素子8
の送信アンテナ7と受信アンテナ1がレーダからの距離
が同一となるように配置しなくてはならなかったのに対
し、各送受信回路素子8Aを任意に配置することが可能
となる。
態1の電波妨害装置による効果のほか、上記実施の形態
1の電波妨害装置では妨害装置側の各送受信回路素子8
の送信アンテナ7と受信アンテナ1がレーダからの距離
が同一となるように配置しなくてはならなかったのに対
し、各送受信回路素子8Aを任意に配置することが可能
となる。
【0045】実施の形態3.この発明の実施の形態3に
係る電波妨害装置について図面を参照しながら説明す
る。図4は、この発明の実施の形態3に係る電波妨害装
置の構成を示す図である。
係る電波妨害装置について図面を参照しながら説明す
る。図4は、この発明の実施の形態3に係る電波妨害装
置の構成を示す図である。
【0046】図4において、送信アンテナ1から送受信
回路素子8までは、図1と同様である。ただし、図1に
あったGPS同期制御器12に代わり、受信アンテナ1
4、受信器15、入力検出回路16、及び同期信号発生
回路17から構成されている同期制御器(同期制御手
段)18を備えた。
回路素子8までは、図1と同様である。ただし、図1に
あったGPS同期制御器12に代わり、受信アンテナ1
4、受信器15、入力検出回路16、及び同期信号発生
回路17から構成されている同期制御器(同期制御手
段)18を備えた。
【0047】つぎに、この実施の形態3に係る電波妨害
装置の動作について図面を参照しながら説明する。
装置の動作について図面を参照しながら説明する。
【0048】この実施の形態3に係る電波妨害装置で
は、各送受信回路素子8にあるLIFOメモリ4の読み
書き動作の同期をとるために、レーダの送信パルスを使
用する。
は、各送受信回路素子8にあるLIFOメモリ4の読み
書き動作の同期をとるために、レーダの送信パルスを使
用する。
【0049】レーダの送信電波は、各送受信回路素子8
で受信するとともに、同期制御器18の受信アンテナ1
4及び受信器15でも受信する。入力検出回路16は、
レーダの送信パルスが受信されたかどうかを判定し、受
信したときに同期信号発生回路17へ信号を出力する。
この同期信号発生回路17では、入力検出回路16が出
力する信号をトリガに、一定の同期パルスを発生させ、
同期信号として各送受信回路素子8にあるLIFOメモ
リ4へ出力する。
で受信するとともに、同期制御器18の受信アンテナ1
4及び受信器15でも受信する。入力検出回路16は、
レーダの送信パルスが受信されたかどうかを判定し、受
信したときに同期信号発生回路17へ信号を出力する。
この同期信号発生回路17では、入力検出回路16が出
力する信号をトリガに、一定の同期パルスを発生させ、
同期信号として各送受信回路素子8にあるLIFOメモ
リ4へ出力する。
【0050】上記の動作のほか、レーダの送信信号を受
信する段階、および妨害電波を送信する段階での動作
は、上記実施の形態1の動作と同様である。
信する段階、および妨害電波を送信する段階での動作
は、上記実施の形態1の動作と同様である。
【0051】この実施の形態3に係る電波妨害装置は、
上記実施の形態1の電波妨害装置において、各送受信回
路素子8の同期を取るために、GPS電波を使用するの
ではなく、レーダからの送信パルスの入力タイミングで
制御するものである。レーダ送信電波の受信アンテナ1
4、受信器15、レーダ送信パルスの入力を検出する入
力検出回路16、及び検出した入力パルスのタイミング
に応じて同期信号を発生させる同期信号発生回路17を
有する同期制御器18により、各送受信回路素子8の読
み書き動作を制御する。
上記実施の形態1の電波妨害装置において、各送受信回
路素子8の同期を取るために、GPS電波を使用するの
ではなく、レーダからの送信パルスの入力タイミングで
制御するものである。レーダ送信電波の受信アンテナ1
4、受信器15、レーダ送信パルスの入力を検出する入
力検出回路16、及び検出した入力パルスのタイミング
に応じて同期信号を発生させる同期信号発生回路17を
有する同期制御器18により、各送受信回路素子8の読
み書き動作を制御する。
【0052】レーダの送信電波は、通常パルス変調され
て送信される。GPS電波を使用して同期制御をする場
合、レーダからの送信パルスの入力タイミングを認識す
ることができず、送信パルスが入力されるまでの長い時
間を記憶する必要があるなどの問題点があった。この実
施の形態3の電波妨害装置では、レーダの送信パルスに
同期して各送受信回路素子8が波形を記憶することがで
きるため、最小限の記憶容量でレーダの送信電波を記憶
することができる。
て送信される。GPS電波を使用して同期制御をする場
合、レーダからの送信パルスの入力タイミングを認識す
ることができず、送信パルスが入力されるまでの長い時
間を記憶する必要があるなどの問題点があった。この実
施の形態3の電波妨害装置では、レーダの送信パルスに
同期して各送受信回路素子8が波形を記憶することがで
きるため、最小限の記憶容量でレーダの送信電波を記憶
することができる。
【0053】すなわち、この実施の形態3に係る電波妨
害装置は、GPS同期制御器12の代わりに、レーダ送
信電波の受信アンテナ14、受信器15、レーダ送信電
波の入力を検出する入力検出回路16、及び受信したレ
ーダ送信電波から同期信号を生成する同期信号発生回路
17で構成する同期制御器18を備えたものである。
害装置は、GPS同期制御器12の代わりに、レーダ送
信電波の受信アンテナ14、受信器15、レーダ送信電
波の入力を検出する入力検出回路16、及び受信したレ
ーダ送信電波から同期信号を生成する同期信号発生回路
17で構成する同期制御器18を備えたものである。
【0054】この実施の形態3によれば、上記実施の形
態1による効果のほか、LIFOメモリ4の容量をレー
ダが送信しているパルス幅時間分だけの必要最小限に抑
えることができる。
態1による効果のほか、LIFOメモリ4の容量をレー
ダが送信しているパルス幅時間分だけの必要最小限に抑
えることができる。
【0055】
【発明の効果】この発明の請求項1に係る電波妨害装置
は、以上説明したとおり、同期信号を出力する同期制御
手段と、前記同期制御手段からの同期信号に基いて、同
一レーダからの送信電波を同時に受信し、これを時間反
転させて同時に送信することにより、前記レーダの送信
アンテナが存在する位置に集中して電波を送信する複数
の送受信手段とを備えたので、妨害装置側は自己の存在
を相手から秘匿しつつ、相手に対して妨害電波を送信す
ることができるという効果を奏する。
は、以上説明したとおり、同期信号を出力する同期制御
手段と、前記同期制御手段からの同期信号に基いて、同
一レーダからの送信電波を同時に受信し、これを時間反
転させて同時に送信することにより、前記レーダの送信
アンテナが存在する位置に集中して電波を送信する複数
の送受信手段とを備えたので、妨害装置側は自己の存在
を相手から秘匿しつつ、相手に対して妨害電波を送信す
ることができるという効果を奏する。
【0056】この発明の請求項2に係る電波妨害装置
は、以上説明したとおり、前記同期制御手段が、GPS
電波を受信するGPSアンテナと、GPS受信器と、G
PS信号をもとに同期信号を発生するGPS同期信号発
生器とから構成されているGPS同期制御器であり、前
記送受信手段が、レーダからの電波を受信する受信アン
テナと、受信電波を同調受信する受信器と、同調受信し
たアナログ信号をディジタル信号に変換するA/D変換
器と、前記同期信号に基いてディジタル信号に変換した
信号を後書き先読みで記憶するLIFOメモリと、前記
同期信号に基いて前記LIFOメモリから読み出したデ
ィジタル信号をアナログ信号に変換するD/A変換器
と、前記D/A変換器が出力するアナログ信号を増幅す
る増幅器と、この増幅したアナログ信号を電波として送
信する送信アンテナとから構成されている送受信回路素
子であるので、妨害装置側は自己の存在を相手から秘匿
しつつ、相手に対して妨害電波を送信することができる
という効果を奏する。
は、以上説明したとおり、前記同期制御手段が、GPS
電波を受信するGPSアンテナと、GPS受信器と、G
PS信号をもとに同期信号を発生するGPS同期信号発
生器とから構成されているGPS同期制御器であり、前
記送受信手段が、レーダからの電波を受信する受信アン
テナと、受信電波を同調受信する受信器と、同調受信し
たアナログ信号をディジタル信号に変換するA/D変換
器と、前記同期信号に基いてディジタル信号に変換した
信号を後書き先読みで記憶するLIFOメモリと、前記
同期信号に基いて前記LIFOメモリから読み出したデ
ィジタル信号をアナログ信号に変換するD/A変換器
と、前記D/A変換器が出力するアナログ信号を増幅す
る増幅器と、この増幅したアナログ信号を電波として送
信する送信アンテナとから構成されている送受信回路素
子であるので、妨害装置側は自己の存在を相手から秘匿
しつつ、相手に対して妨害電波を送信することができる
という効果を奏する。
【0057】この発明の請求項3に係る電波妨害装置
は、以上説明したとおり、前記同期制御手段が、GPS
電波を受信するGPSアンテナと、GPS受信器と、G
PS信号をもとに同期信号を発生するGPS同期信号発
生器とから構成されているGPS同期制御器であり、前
記送受信手段が、レーダからの電波を受信する受信アン
テナと、受信電波を同調受信する受信器と、同調受信し
たアナログ信号をディジタル信号に変換するA/D変換
器と、前記同期信号に基いてディジタル信号に変換した
信号を後書き先読みで記憶するLIFOメモリと、前記
同期信号に基いて前記LIFOメモリから読み出したデ
ィジタル信号をアナログ信号に変換するD/A変換器
と、前記D/A変換器が出力するアナログ信号を増幅す
る増幅器と、前記受信アンテナを、前記増幅したアナロ
グ信号を電波として送信する送信アンテナとして機能さ
せる方向性結合器とから構成されている送受信回路素子
であるので、各送受信回路素子を任意に配置することが
可能となるという効果を奏する。
は、以上説明したとおり、前記同期制御手段が、GPS
電波を受信するGPSアンテナと、GPS受信器と、G
PS信号をもとに同期信号を発生するGPS同期信号発
生器とから構成されているGPS同期制御器であり、前
記送受信手段が、レーダからの電波を受信する受信アン
テナと、受信電波を同調受信する受信器と、同調受信し
たアナログ信号をディジタル信号に変換するA/D変換
器と、前記同期信号に基いてディジタル信号に変換した
信号を後書き先読みで記憶するLIFOメモリと、前記
同期信号に基いて前記LIFOメモリから読み出したデ
ィジタル信号をアナログ信号に変換するD/A変換器
と、前記D/A変換器が出力するアナログ信号を増幅す
る増幅器と、前記受信アンテナを、前記増幅したアナロ
グ信号を電波として送信する送信アンテナとして機能さ
せる方向性結合器とから構成されている送受信回路素子
であるので、各送受信回路素子を任意に配置することが
可能となるという効果を奏する。
【0058】この発明の請求項4に係る電波妨害装置
は、以上説明したとおり、前記同期制御手段が、レーダ
からの電波を受信する第1の受信アンテナと、レーダ送
信電波の入力を検出する入力検出回路と、受信したレー
ダ送信電波から同期信号を発生する同期信号発生回路と
から構成されている同期制御器であり、前記送受信手段
が、レーダからの電波を受信する第2の受信アンテナ
と、受信電波を同調受信する第2の受信器と、同調受信
したアナログ信号をディジタル信号に変換するA/D変
換器と、前記同期信号に基いてディジタル信号に変換し
た信号を後書き先読みで記憶するLIFOメモリと、前
記同期信号に基いて前記LIFOメモリから読み出した
ディジタル信号をアナログ信号に変換するD/A変換器
と、前記D/A変換器が出力するアナログ信号を増幅す
る増幅器と、この増幅したアナログ信号を電波として送
信する送信アンテナとから構成されている送受信回路素
子であるので、LIFOメモリの容量をレーダが送信し
ているパルス幅時間分だけの必要最小限に抑えることが
できるという効果を奏する。
は、以上説明したとおり、前記同期制御手段が、レーダ
からの電波を受信する第1の受信アンテナと、レーダ送
信電波の入力を検出する入力検出回路と、受信したレー
ダ送信電波から同期信号を発生する同期信号発生回路と
から構成されている同期制御器であり、前記送受信手段
が、レーダからの電波を受信する第2の受信アンテナ
と、受信電波を同調受信する第2の受信器と、同調受信
したアナログ信号をディジタル信号に変換するA/D変
換器と、前記同期信号に基いてディジタル信号に変換し
た信号を後書き先読みで記憶するLIFOメモリと、前
記同期信号に基いて前記LIFOメモリから読み出した
ディジタル信号をアナログ信号に変換するD/A変換器
と、前記D/A変換器が出力するアナログ信号を増幅す
る増幅器と、この増幅したアナログ信号を電波として送
信する送信アンテナとから構成されている送受信回路素
子であるので、LIFOメモリの容量をレーダが送信し
ているパルス幅時間分だけの必要最小限に抑えることが
できるという効果を奏する。
【図1】 この発明の実施の形態1に係る電波妨害装置
の構成を示す図である。
の構成を示す図である。
【図2】 この発明の各実施の形態に係る電波妨害装置
の動作原理を示す図である。
の動作原理を示す図である。
【図3】 この発明の実施の形態2に係る電波妨害装置
の構成を示す図である。
の構成を示す図である。
【図4】 この発明の実施の形態3に係る電波妨害装置
の構成を示す図である。
の構成を示す図である。
【図5】 従来の電波妨害装置を用いた電子戦の運用概
念を示す図である。
念を示す図である。
【図6】 従来の電波妨害装置の構成を示す図である。
1 受信アンテナ、2 受信器、3 A/D変換器、4
LIFOメモリ、5D/A変換器、6 増幅器、7
送信アンテナ、8、8A 送受信回路素子、9 GPS
受信アンテナ、10 GPS受信器、11 GPS同期
信号発生器、12 GPS同期制御器、13 方向性結
合器、14 受信アンテナ、15 受信器、16 入力
検出回路、17 同期信号発生回路、18 同期制御
器。
LIFOメモリ、5D/A変換器、6 増幅器、7
送信アンテナ、8、8A 送受信回路素子、9 GPS
受信アンテナ、10 GPS受信器、11 GPS同期
信号発生器、12 GPS同期制御器、13 方向性結
合器、14 受信アンテナ、15 受信器、16 入力
検出回路、17 同期信号発生回路、18 同期制御
器。
Claims (4)
- 【請求項1】 同期信号を出力する同期制御手段と、 前記同期制御手段からの同期信号に基いて、同一レーダ
からの送信電波を同時に受信し、これを時間反転させて
同時に送信することにより、前記レーダの送信アンテナ
が存在する位置に集中して電波を送信する複数の送受信
手段とを備えたことを特徴とする電波妨害装置。 - 【請求項2】 前記同期制御手段は、GPS電波を受信
するGPSアンテナと、GPS受信器と、GPS信号を
もとに同期信号を発生するGPS同期信号発生器とから
構成されているGPS同期制御器であり、 前記送受信手段は、レーダからの電波を受信する受信ア
ンテナと、受信電波を同調受信する受信器と、同調受信
したアナログ信号をディジタル信号に変換するA/D変
換器と、前記同期信号に基いてディジタル信号に変換し
た信号を後書き先読みで記憶するLIFOメモリと、前
記同期信号に基いて前記LIFOメモリから読み出した
ディジタル信号をアナログ信号に変換するD/A変換器
と、前記D/A変換器が出力するアナログ信号を増幅す
る増幅器と、この増幅したアナログ信号を電波として送
信する送信アンテナとから構成されている送受信回路素
子であることを特徴とする請求項1記載の電波妨害装
置。 - 【請求項3】 前記同期制御手段は、GPS電波を受信
するGPSアンテナと、GPS受信器と、GPS信号を
もとに同期信号を発生するGPS同期信号発生器とから
構成されているGPS同期制御器であり、 前記送受信手段は、レーダからの電波を受信する受信ア
ンテナと、受信電波を同調受信する受信器と、同調受信
したアナログ信号をディジタル信号に変換するA/D変
換器と、前記同期信号に基いてディジタル信号に変換し
た信号を後書き先読みで記憶するLIFOメモリと、前
記同期信号に基いて前記LIFOメモリから読み出した
ディジタル信号をアナログ信号に変換するD/A変換器
と、前記D/A変換器が出力するアナログ信号を増幅す
る増幅器と、前記受信アンテナを、前記増幅したアナロ
グ信号を電波として送信する送信アンテナとして機能さ
せる方向性結合器とから構成されている送受信回路素子
であることを特徴とする請求項1記載の電波妨害装置。 - 【請求項4】 前記同期制御手段は、レーダからの電波
を受信する第1の受信アンテナと、レーダ送信電波の入
力を検出する入力検出回路と、受信したレーダ送信電波
から同期信号を発生する同期信号発生回路とから構成さ
れている同期制御器であり、 前記送受信手段は、レーダからの電波を受信する第2の
受信アンテナと、受信電波を同調受信する第2の受信器
と、同調受信したアナログ信号をディジタル信号に変換
するA/D変換器と、前記同期信号に基いてディジタル
信号に変換した信号を後書き先読みで記憶するLIFO
メモリと、前記同期信号に基いて前記LIFOメモリか
ら読み出したディジタル信号をアナログ信号に変換する
D/A変換器と、前記D/A変換器が出力するアナログ
信号を増幅する増幅器と、この増幅したアナログ信号を
電波として送信する送信アンテナとから構成されている
送受信回路素子であることを特徴とする請求項1記載の
電波妨害装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000338913A JP2002148330A (ja) | 2000-11-07 | 2000-11-07 | 電波妨害装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000338913A JP2002148330A (ja) | 2000-11-07 | 2000-11-07 | 電波妨害装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002148330A true JP2002148330A (ja) | 2002-05-22 |
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|---|---|---|---|
| JP2000338913A Pending JP2002148330A (ja) | 2000-11-07 | 2000-11-07 | 電波妨害装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002148330A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003337167A (ja) * | 2002-05-20 | 2003-11-28 | Mitsubishi Electric Corp | レーダ波反射低減装置 |
| WO2016013140A1 (ja) * | 2014-07-22 | 2016-01-28 | 日本電気株式会社 | 電波妨害システム、電波妨害装置、及び電波妨害方法 |
-
2000
- 2000-11-07 JP JP2000338913A patent/JP2002148330A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JPWO2016013140A1 (ja) * | 2014-07-22 | 2017-04-27 | 日本電気株式会社 | 電波妨害システム、電波妨害装置、及び電波妨害方法 |
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