JP2002038224A - 複合材料及びその製造方法並びに放熱板 - Google Patents
複合材料及びその製造方法並びに放熱板Info
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- Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 製造が容易でしかも加工性が良好な複合材料
を提供する。 【解決手段】 複合材料1はマトリックス相2が金属で
構成され、分散相3が高硬度微粒子3aの周囲にカーボ
ン微粒子3bが凝集したもので構成されている。マトリ
ックス相2の金属にはアルミニウム合金が使用され、高
硬度微粒子3aとしてSiCの微粒子が使用されてい
る。高硬度微粒子3aの粒子径は10μm〜100μm
程度で、カーボン微粒子3bの粒子径は数十nmのもの
が使用されている。高硬度微粒子3a及びカーボン微粒
子3bの合計充填率は体積%で50〜70%で、そのう
ちカーボン微粒子3bの高硬度微粒子3aに対する割合
が数%以上となっている。
を提供する。 【解決手段】 複合材料1はマトリックス相2が金属で
構成され、分散相3が高硬度微粒子3aの周囲にカーボ
ン微粒子3bが凝集したもので構成されている。マトリ
ックス相2の金属にはアルミニウム合金が使用され、高
硬度微粒子3aとしてSiCの微粒子が使用されてい
る。高硬度微粒子3aの粒子径は10μm〜100μm
程度で、カーボン微粒子3bの粒子径は数十nmのもの
が使用されている。高硬度微粒子3a及びカーボン微粒
子3bの合計充填率は体積%で50〜70%で、そのう
ちカーボン微粒子3bの高硬度微粒子3aに対する割合
が数%以上となっている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は金属をマトリックス
相とし、高硬度の材質製の微粒子を分散相とした複合材
料及びその製造方法並びに放熱板に関するものである。
相とし、高硬度の材質製の微粒子を分散相とした複合材
料及びその製造方法並びに放熱板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の放熱板(ヒートシンク)を
金属製とした場合は、金属と半導体装置の熱膨張率の差
が大きく、半導体装置が破損する虞があるため、従来、
放熱板として金属マトリックス相にセラミックスを分散
させたもの、例えばSiC粒子をアルミニウム基材に分
散させた複合材料が知られている。前記複合材料を放熱
板に使用する場合は、電子部品を搭載する側の面を所定
の粗さに加工したり、穴開け加工を行う必要がある。と
ころが前記複合材料は非常に高硬度の材料であるため、
前記加工が困難で加工コストも高くなる。
金属製とした場合は、金属と半導体装置の熱膨張率の差
が大きく、半導体装置が破損する虞があるため、従来、
放熱板として金属マトリックス相にセラミックスを分散
させたもの、例えばSiC粒子をアルミニウム基材に分
散させた複合材料が知られている。前記複合材料を放熱
板に使用する場合は、電子部品を搭載する側の面を所定
の粗さに加工したり、穴開け加工を行う必要がある。と
ころが前記複合材料は非常に高硬度の材料であるため、
前記加工が困難で加工コストも高くなる。
【0003】この問題を解消するものとして特開平11
−87581号公報には、図3に示すように、金属マト
リックス42a中に分散粒子42bを含有する金属基複
合材料42と、その表面に固着して配設された加工用部
材(加工容易材)43とよりなる複合材料41が提案さ
れている。加工用部材43は熱膨張率が金属基複合材料
42の熱膨張率の±60%以内であるとともに、ビッカ
ース硬さHvが150以下となっている。この複合材料
41は加工用部材43と分散粒子42bとをマトリック
ス用の溶融金属によって高圧条件下で鋳込むことにより
製造される。
−87581号公報には、図3に示すように、金属マト
リックス42a中に分散粒子42bを含有する金属基複
合材料42と、その表面に固着して配設された加工用部
材(加工容易材)43とよりなる複合材料41が提案さ
れている。加工用部材43は熱膨張率が金属基複合材料
42の熱膨張率の±60%以内であるとともに、ビッカ
ース硬さHvが150以下となっている。この複合材料
41は加工用部材43と分散粒子42bとをマトリック
ス用の溶融金属によって高圧条件下で鋳込むことにより
製造される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、特開平11
−87581号公報に開示された複合材料41のように
加工用部材(加工容易材)43を金属基複合材料42の
片側に配設した場合は、加工用部材43と金属基複合材
料42との熱膨張係数の差により、鋳造後に複合材料4
1に変形(反り)が発生するという問題がある。
−87581号公報に開示された複合材料41のように
加工用部材(加工容易材)43を金属基複合材料42の
片側に配設した場合は、加工用部材43と金属基複合材
料42との熱膨張係数の差により、鋳造後に複合材料4
1に変形(反り)が発生するという問題がある。
【0005】本発明は前記従来の問題点に鑑みてなされ
たものであって、その第1の目的は製造が容易でしかも
加工性が良好な複合材料を提供することにあり、第2の
目的はその複合材料の製造方法を提供することにある。
また、第3の目的は前記複合材料を使用した放熱板を提
供することにある。
たものであって、その第1の目的は製造が容易でしかも
加工性が良好な複合材料を提供することにあり、第2の
目的はその複合材料の製造方法を提供することにある。
また、第3の目的は前記複合材料を使用した放熱板を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記第1の目的を達成す
るため請求項1に記載の発明では、金属をマトリックス
相とし、高硬度の材質製の微粒子の周囲にカーボン微粒
子を凝集させたものを分散相とした。なお、高硬度の材
質とは炭化珪素(SiC)程度の硬度を有する材質を意
味する。
るため請求項1に記載の発明では、金属をマトリックス
相とし、高硬度の材質製の微粒子の周囲にカーボン微粒
子を凝集させたものを分散相とした。なお、高硬度の材
質とは炭化珪素(SiC)程度の硬度を有する材質を意
味する。
【0007】従って、この発明の複合材料では高硬度の
材質製の微粒子の一部が高硬度微粒子より硬度の低いカ
ーボン微粒子と置換された状態となるため、複合材料の
熱伝導率、熱膨張係数及び強度を維持したまま加工性が
向上する。また、高硬度微粒子の周囲にカーボン微粒子
が凝集した状態のため、凝集し易いカーボン微粒子を使
用しても、複合材料全体に高硬度微粒子とカーボン微粒
子とが均一化された状態で分散され、複合材料の物性が
安定する。
材質製の微粒子の一部が高硬度微粒子より硬度の低いカ
ーボン微粒子と置換された状態となるため、複合材料の
熱伝導率、熱膨張係数及び強度を維持したまま加工性が
向上する。また、高硬度微粒子の周囲にカーボン微粒子
が凝集した状態のため、凝集し易いカーボン微粒子を使
用しても、複合材料全体に高硬度微粒子とカーボン微粒
子とが均一化された状態で分散され、複合材料の物性が
安定する。
【0008】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明において、前記金属は高熱伝導率を有する。高
熱伝導率とはアルミニウムの熱伝導率と同程度以上の熱
伝導率であることを意味する。従って、この発明では、
複合材料の熱伝導率が高くなって放熱性が向上する。
載の発明において、前記金属は高熱伝導率を有する。高
熱伝導率とはアルミニウムの熱伝導率と同程度以上の熱
伝導率であることを意味する。従って、この発明では、
複合材料の熱伝導率が高くなって放熱性が向上する。
【0009】第2の目的を達成するため請求項3に記載
の発明では、高硬度の材質製の微粒子とカーボン微粒子
とを混合して、周囲にカーボン微粒子を凝集させた高硬
度微粒子を成形型内に充填した後、マトリックス相とな
る金属を溶融したものを加圧状態で鋳込むようにした。
の発明では、高硬度の材質製の微粒子とカーボン微粒子
とを混合して、周囲にカーボン微粒子を凝集させた高硬
度微粒子を成形型内に充填した後、マトリックス相とな
る金属を溶融したものを加圧状態で鋳込むようにした。
【0010】この発明の製造方法では、高硬度微粒子と
カーボン微粒子とが予め混合されて、高硬度微粒子の周
囲にカーボン微粒子が凝集された状態の混合物(混合粉
体)が形成される。そして、その混合物が成形型内に充
填されるため、単純に双方の微粒子を成形型内に入れて
混合した場合と異なり、高硬度微粒子とカーボン微粒子
とが成形型内に均一化された状態で分散される。その状
態で、マトリックス相となる溶融金属が加圧状態で成形
型内に注入されるため、複合材料は金属マトリックス相
に高硬度微粒子とカーボン微粒子とが成形型内に均一化
された状態で分散された構造となる。
カーボン微粒子とが予め混合されて、高硬度微粒子の周
囲にカーボン微粒子が凝集された状態の混合物(混合粉
体)が形成される。そして、その混合物が成形型内に充
填されるため、単純に双方の微粒子を成形型内に入れて
混合した場合と異なり、高硬度微粒子とカーボン微粒子
とが成形型内に均一化された状態で分散される。その状
態で、マトリックス相となる溶融金属が加圧状態で成形
型内に注入されるため、複合材料は金属マトリックス相
に高硬度微粒子とカーボン微粒子とが成形型内に均一化
された状態で分散された構造となる。
【0011】第3の目的を達成するため請求項4に記載
の発明の放熱板は、請求項1又は請求項2に記載の複合
材料を使用した。従って、この発明では、放熱板の電子
部品を搭載する側の面を所定の粗さに加工したり、穴開
け加工を行う場合に、高硬度微粒子だけが分散相を構成
している複合材料に比較して加工が容易となる。
の発明の放熱板は、請求項1又は請求項2に記載の複合
材料を使用した。従って、この発明では、放熱板の電子
部品を搭載する側の面を所定の粗さに加工したり、穴開
け加工を行う場合に、高硬度微粒子だけが分散相を構成
している複合材料に比較して加工が容易となる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
の形態を図1及び図2に従って説明する。図1(a)は
複合材料の模式断面図である。複合材料1はマトリック
ス相2が金属で構成されている。分散相3は図1(b)
に示すように、高硬度の材質製の微粒子(以下、高硬度
微粒子という)3aの周囲にカーボン微粒子3bが凝集
したもので構成されている。
の形態を図1及び図2に従って説明する。図1(a)は
複合材料の模式断面図である。複合材料1はマトリック
ス相2が金属で構成されている。分散相3は図1(b)
に示すように、高硬度の材質製の微粒子(以下、高硬度
微粒子という)3aの周囲にカーボン微粒子3bが凝集
したもので構成されている。
【0013】マトリックス相2の金属には高熱伝導率を
有するもの、即ちアルミニウムの熱伝導率と同程度以上
の熱伝導率を有する金属が使用されている。この実施の
形態ではでマトリックス相2の金属にアルミニウム又は
アルミニウム合金(以下、単にアルミニウム合金と言
う)が使用されている。
有するもの、即ちアルミニウムの熱伝導率と同程度以上
の熱伝導率を有する金属が使用されている。この実施の
形態ではでマトリックス相2の金属にアルミニウム又は
アルミニウム合金(以下、単にアルミニウム合金と言
う)が使用されている。
【0014】高硬度の材質としては炭化珪素(SiC)
と同程度の熱伝導率及び熱膨張率を有するセラミックス
が使用されている。この実施の形態では高硬度微粒子3
aとしてSiCの微粒子が使用されている。高硬度微粒
子3a及びカーボン微粒子3bの粒度や充填量は、複合
材料1に要求される特性(物性)に応じて設定される
が、高硬度微粒子3aの粒子径は例えば数μm〜100
μm程度で、カーボン微粒子3bの粒子径は例えば数n
m〜100nm程度である。この実施の形態では高硬度
微粒子3aとして粒子径が10μmのものと100μm
のものとの混合物が使用され、カーボン微粒子3bとし
ては粒子径が0.035μm即ち、35nmのものが使
用されている。高硬度微粒子3a及びカーボン微粒子3
bの充填率は体積%で50〜70%で、そのうちカーボ
ン微粒子3bの高硬度微粒子3aに対する割合が数%以
上となっている。
と同程度の熱伝導率及び熱膨張率を有するセラミックス
が使用されている。この実施の形態では高硬度微粒子3
aとしてSiCの微粒子が使用されている。高硬度微粒
子3a及びカーボン微粒子3bの粒度や充填量は、複合
材料1に要求される特性(物性)に応じて設定される
が、高硬度微粒子3aの粒子径は例えば数μm〜100
μm程度で、カーボン微粒子3bの粒子径は例えば数n
m〜100nm程度である。この実施の形態では高硬度
微粒子3aとして粒子径が10μmのものと100μm
のものとの混合物が使用され、カーボン微粒子3bとし
ては粒子径が0.035μm即ち、35nmのものが使
用されている。高硬度微粒子3a及びカーボン微粒子3
bの充填率は体積%で50〜70%で、そのうちカーボ
ン微粒子3bの高硬度微粒子3aに対する割合が数%以
上となっている。
【0015】次に前記のように構成された複合材料1の
製造方法を図2に基づいて説明する。複合材料1は、2
段階に分けて製造される。第1段階では分散相を構成す
る高硬度微粒子3a及びカーボン微粒子3bの混合物
(混合粉体)が調整される。混合物はSiC粉末(微粒
子)とカーボン粉末(微粒子)とをボールミルにて混合
することにより調整される。カーボン微粒子3bは粒子
径が小さい(0.035μm)ため凝集し易いが、ボー
ルミルで混合することにより、高硬度微粒子3a(Si
C微粒子)の周囲にカーボン微粒子3bが凝集したもの
が比較的容易に得られる。
製造方法を図2に基づいて説明する。複合材料1は、2
段階に分けて製造される。第1段階では分散相を構成す
る高硬度微粒子3a及びカーボン微粒子3bの混合物
(混合粉体)が調整される。混合物はSiC粉末(微粒
子)とカーボン粉末(微粒子)とをボールミルにて混合
することにより調整される。カーボン微粒子3bは粒子
径が小さい(0.035μm)ため凝集し易いが、ボー
ルミルで混合することにより、高硬度微粒子3a(Si
C微粒子)の周囲にカーボン微粒子3bが凝集したもの
が比較的容易に得られる。
【0016】次にこの混合物を図2(a)に示すよう
に、成形型4内に充填する。この実施の形態では成形型
4に金型が使用されている。高硬度微粒子3aとカーボ
ン微粒子3bとを成形型4内に入れて混合した場合は、
高硬度微粒子3aとカーボン微粒子3bとが偏った状態
で充填され易い。しかし、高硬度微粒子3a(SiC粒
子)の周囲にカーボン微粒子3bが凝集したものが予め
調整されて、それが成形型内に充填されるため、高硬度
微粒子3aとカーボン微粒子3bとが成形型4内に均一
化された状態で分散される。
に、成形型4内に充填する。この実施の形態では成形型
4に金型が使用されている。高硬度微粒子3aとカーボ
ン微粒子3bとを成形型4内に入れて混合した場合は、
高硬度微粒子3aとカーボン微粒子3bとが偏った状態
で充填され易い。しかし、高硬度微粒子3a(SiC粒
子)の周囲にカーボン微粒子3bが凝集したものが予め
調整されて、それが成形型内に充填されるため、高硬度
微粒子3aとカーボン微粒子3bとが成形型4内に均一
化された状態で分散される。
【0017】その状態で溶融状態のアルミニウム合金5
が成形型4内に加圧状態で注入されて、図2(b)の状
態となる。そして、所定時間経過後、成形型4が冷却さ
れてアルミニウム合金が凝固、冷却される。そして、製
品としての複合材料1が成形型4から取り出される。
が成形型4内に加圧状態で注入されて、図2(b)の状
態となる。そして、所定時間経過後、成形型4が冷却さ
れてアルミニウム合金が凝固、冷却される。そして、製
品としての複合材料1が成形型4から取り出される。
【0018】前記のようにして製造された複合材料1
は、例えば半導体装置用の放熱部材として使用される。
その場合、複合材料1は、電子部品を搭載する側の面が
所定の粗さに加工されたり、必要に応じて穴開け加工が
行われる。このとき、従来の複合材料と異なり、分散相
3の一部が高硬度微粒子3aに代えてカーボン微粒子3
bで構成されているため、加工が容易になる。
は、例えば半導体装置用の放熱部材として使用される。
その場合、複合材料1は、電子部品を搭載する側の面が
所定の粗さに加工されたり、必要に応じて穴開け加工が
行われる。このとき、従来の複合材料と異なり、分散相
3の一部が高硬度微粒子3aに代えてカーボン微粒子3
bで構成されているため、加工が容易になる。
【0019】この実施の形態では以下の効果を有する。 (1) 複合材料1が、金属をマトリックス相2とし、
高硬度微粒子3aの周囲にカーボン微粒子3bを凝集さ
せたものを分散相3としている。従って、分散相3全体
を高硬度微粒子3aで構成したものに比較して、表面の
切削(研削)加工や穴開け加工等が容易となる。
高硬度微粒子3aの周囲にカーボン微粒子3bを凝集さ
せたものを分散相3としている。従って、分散相3全体
を高硬度微粒子3aで構成したものに比較して、表面の
切削(研削)加工や穴開け加工等が容易となる。
【0020】(2) 高硬度微粒子3aの周囲にカーボ
ン微粒子3bを凝集させたものを分散相3としているた
め、マトリックス相2に高硬度微粒子3a及びカーボン
微粒子3bを均一化した状態で分散させ易くなり、反り
等の熱変形が防止される。
ン微粒子3bを凝集させたものを分散相3としているた
め、マトリックス相2に高硬度微粒子3a及びカーボン
微粒子3bを均一化した状態で分散させ易くなり、反り
等の熱変形が防止される。
【0021】(3) マトリックス相2としてアルミニ
ウムの熱伝導率と同程度以上の熱伝導率を有する金属が
使用されている。従って、半導体装置等の電子部品の放
熱材として使用するのに好適となる。
ウムの熱伝導率と同程度以上の熱伝導率を有する金属が
使用されている。従って、半導体装置等の電子部品の放
熱材として使用するのに好適となる。
【0022】(4) マトリックス相2がアルミニウム
又はアルミニウム合金であるため、軽量で必要な熱伝導
性を確保できる。 (5) 熱伝導率が高いSiCが高硬度微粒子3aとし
て使用され、熱伝導率の高いカーボン微粒子3bが分散
相3に使用されている。従って、分散相3の充填率を高
めて複合材料1の熱膨張率を半導体装置の熱膨張率に近
づけた場合でも複合材料1の熱伝導率を高くでき、放熱
材として使用したときの放熱効率が向上する。
又はアルミニウム合金であるため、軽量で必要な熱伝導
性を確保できる。 (5) 熱伝導率が高いSiCが高硬度微粒子3aとし
て使用され、熱伝導率の高いカーボン微粒子3bが分散
相3に使用されている。従って、分散相3の充填率を高
めて複合材料1の熱膨張率を半導体装置の熱膨張率に近
づけた場合でも複合材料1の熱伝導率を高くでき、放熱
材として使用したときの放熱効率が向上する。
【0023】(6) 高硬度微粒子3aは粒子径が数μ
m〜100μm程度で、カーボン微粒子3bは粒子径が
数nm〜百nm程度である。従って、高硬度微粒子3a
の周囲にカーボン微粒子3bが適度に凝集した状態に調
整し易い。
m〜100μm程度で、カーボン微粒子3bは粒子径が
数nm〜百nm程度である。従って、高硬度微粒子3a
の周囲にカーボン微粒子3bが適度に凝集した状態に調
整し易い。
【0024】(7) 高硬度微粒子3aとカーボン微粒
子3bとがボールミルで混合される。従って、高硬度微
粒子3aの周囲にカーボン微粒子3bが適度に凝集した
状態の混合物を調整し易い。
子3bとがボールミルで混合される。従って、高硬度微
粒子3aの周囲にカーボン微粒子3bが適度に凝集した
状態の混合物を調整し易い。
【0025】実施の形態は前記に限定されるものではな
く、例えば次のように構成してもよい。 ○ マトリックス相2の金属はケイ素を含むアルミニウ
ムと同程度以上の熱伝導率を有するものであればよく、
アルミニウム合金に限らず他の金属例えば銅を使用して
もよい。この場合、熱伝導率がアルミニウム合金より高
いため、複合材料1を放熱材として使用する際に放熱効
率が向上する。
く、例えば次のように構成してもよい。 ○ マトリックス相2の金属はケイ素を含むアルミニウ
ムと同程度以上の熱伝導率を有するものであればよく、
アルミニウム合金に限らず他の金属例えば銅を使用して
もよい。この場合、熱伝導率がアルミニウム合金より高
いため、複合材料1を放熱材として使用する際に放熱効
率が向上する。
【0026】○ 分散相3を構成する高硬度微粒子3a
は炭化ケイ素の微粒子に限らず、炭化ケイ素と同程度以
上の熱伝導率及び熱膨張率を有する他の材質でもよい。 ○ 複合材料1の使用方法としては、半導体装置の放熱
部材や電子部品搭載基材に限らない。放熱部材以外の用
途に使用する場合は、高硬度微粒子3aとして熱伝導率
を考慮せずに硬度が大きな他の材質、例えば、窒化ホウ
素(BN)、炭化チタン、炭化タングステン等を使用し
てもよい。
は炭化ケイ素の微粒子に限らず、炭化ケイ素と同程度以
上の熱伝導率及び熱膨張率を有する他の材質でもよい。 ○ 複合材料1の使用方法としては、半導体装置の放熱
部材や電子部品搭載基材に限らない。放熱部材以外の用
途に使用する場合は、高硬度微粒子3aとして熱伝導率
を考慮せずに硬度が大きな他の材質、例えば、窒化ホウ
素(BN)、炭化チタン、炭化タングステン等を使用し
てもよい。
【0027】前記実施の形態から把握される請求項記載
以外の発明(技術思想)について、以下に記載する。 (1) 請求項1又は請求項2に記載の発明において、
前記高硬度の材質は炭化珪素と同程度以上の熱伝導率及
び熱膨張率を有するセラミックスである。
以外の発明(技術思想)について、以下に記載する。 (1) 請求項1又は請求項2に記載の発明において、
前記高硬度の材質は炭化珪素と同程度以上の熱伝導率及
び熱膨張率を有するセラミックスである。
【0028】(2) 請求項1又は請求項2に記載の発
明において、前記金属はアルミニウム又はアルミニウム
合金である。 (3) 請求項1又は請求項2に記載の発明において、
前記高硬度の微粒子は粒子径が数μm〜100μm程度
で、前記カーボン微粒子は粒子径が数nm〜百nm程度
である。
明において、前記金属はアルミニウム又はアルミニウム
合金である。 (3) 請求項1又は請求項2に記載の発明において、
前記高硬度の微粒子は粒子径が数μm〜100μm程度
で、前記カーボン微粒子は粒子径が数nm〜百nm程度
である。
【0029】(4) 請求項3に記載の発明において、
前記高硬度の微粒子とカーボン微粒子とはボールミルで
混合される。
前記高硬度の微粒子とカーボン微粒子とはボールミルで
混合される。
【0030】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1及び請求項
2に記載の発明によれば、製造が容易でしかも加工性が
良好となる。また、請求項3に記載の発明によれば、前
記複合材料を生産性良く簡単に製造することができる。
また、請求項4に記載の発明によれば、製造が容易でし
かも加工性が良好な放熱板が得られる。
2に記載の発明によれば、製造が容易でしかも加工性が
良好となる。また、請求項3に記載の発明によれば、前
記複合材料を生産性良く簡単に製造することができる。
また、請求項4に記載の発明によれば、製造が容易でし
かも加工性が良好な放熱板が得られる。
【図1】 (a)は一実施の形態の複合材料の模式断面
図、(b)は微粒子の状態を示す模式拡大断面図。
図、(b)は微粒子の状態を示す模式拡大断面図。
【図2】 製造工程を示す模式断面図。
【図3】 従来技術の複合材料の模式断面図。
1…複合材料、2…マトリックス相、3…分散相、3a
…高硬度微粒子、3b…カーボン微粒子、4…成形型。
…高硬度微粒子、3b…カーボン微粒子、4…成形型。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河野 栄次 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内 Fターム(参考) 4K020 AA22 AC01 BA08 BB26 5F036 AA01 BA23 BB01 BD01
Claims (4)
- 【請求項1】 金属をマトリックス相とし、高硬度の材
質製の微粒子の周囲にカーボン微粒子を凝集させたもの
を分散相とした複合材料。 - 【請求項2】 前記金属は高熱伝導率を有する請求項1
に記載の複合材料の製造方法。 - 【請求項3】 高硬度の材質製の微粒子とカーボン微粒
子とを混合して、周囲にカーボン微粒子を凝集させた高
硬度微粒子を成形型内に充填した後、マトリックス相と
なる金属を溶融したものを加圧状態で鋳込む複合材料の
製造方法。 - 【請求項4】 請求項1又は請求項2に記載の複合材料
を使用した放熱板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000225189A JP2002038224A (ja) | 2000-07-26 | 2000-07-26 | 複合材料及びその製造方法並びに放熱板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000225189A JP2002038224A (ja) | 2000-07-26 | 2000-07-26 | 複合材料及びその製造方法並びに放熱板 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002038224A true JP2002038224A (ja) | 2002-02-06 |
Family
ID=18719007
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000225189A Withdrawn JP2002038224A (ja) | 2000-07-26 | 2000-07-26 | 複合材料及びその製造方法並びに放熱板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002038224A (ja) |
-
2000
- 2000-07-26 JP JP2000225189A patent/JP2002038224A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041014 |
|
| A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20060310 |