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JP2002028160A - 超音波診断装置 - Google Patents

超音波診断装置

Info

Publication number
JP2002028160A
JP2002028160A JP2000212910A JP2000212910A JP2002028160A JP 2002028160 A JP2002028160 A JP 2002028160A JP 2000212910 A JP2000212910 A JP 2000212910A JP 2000212910 A JP2000212910 A JP 2000212910A JP 2002028160 A JP2002028160 A JP 2002028160A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ultrasonic
mode
region
harmonic
heart chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000212910A
Other languages
English (en)
Inventor
Masamichi Koyanagi
正道 小柳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2000212910A priority Critical patent/JP2002028160A/ja
Publication of JP2002028160A publication Critical patent/JP2002028160A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 染影された心筋を抽出した画像を簡単に取得
することができる超音波診断装置を提供する。 【解決手段】 低音圧ハーモニックBモードによって、
被検体の内部を当該被検体に投与された造影剤を破壊し
ない音圧の超音波で走査し、心腔領域が心筋領域と比較
して高輝度で映像化された第1の超音波画像データを得
る。次いで、高音圧ハーモニックパワードプラモード或
いは高音圧ハーモニックBモードによって被検体の内部
を超音波で走査し、心腔領域及び心筋領域組織が映像化
された第2の超音波画像データを得る。第1の超音波画
像データに基づいて心腔領域を特定し、この特定された
心腔領域に基づいて第2の超音波画像データにおける心
腔領域を特定し、当該領域をブランク処理することによ
って心筋領域を抽出した超音波画像30を生成する超音
波診断装置10。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、超音波造影剤対応
の超音波診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】超音波画像診断装置は、無侵襲検査法で
組織の断層像を表示するものであり、X線診断装置、X
線CT装置、MRIおよび核医学診断装置などの他の診
断装置に比べて、リアルタイム表示による動態観察が可
能、装置が小型で安価、X線などの被曝がなく安全性が
高い等の特徴を有している。このため循環器(心臓)、
腹部(肝臓、腎臓など)、乳腺、甲状腺、泌尿器、およ
び産婦人科などで広く超音波診断が行われている。
【0003】この超音波画像診断装置の撮影法の一つ
に、コントラストエコーという手法がある。これは、被
検体の血管内に微小気泡(マイクロバブル)等からなる
超音波造影剤を投与することで、超音波散乱エコーの増
強を図るものである。このコントラストエコーによって
循環器領域に使用する例として、心筋内に血流が供給さ
れているか否かの評価がある。この評価は、静脈から超
音波造影剤を注入して血流信号を増強し、心筋が染影し
ているか否かの判断によって行われる。
【0004】近年、この超音波造影剤を用いた心筋組織
血流の表示法として、受波したエコー信号の二次高調波
に基づいて映像化を行う方法がある。また、さらに感度
及び視認性を向上させるために、ハーモニックドプラ
法、パワーパルスインバージョン法等が開発されてい
る。
【0005】これらの手法によって例えば心臓の映像化
を行うと、心腔及び心筋が染影された画像を得ることが
可能である。このとき、一般に造影剤の密度が高くなる
心腔はより強く染影し、造影剤密度が比較的低くなる心
筋は弱く染影する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】例えば、従来の超音波
診断装置において、例えばBモードによって心臓を映像
化した場合には、組織からの信号も同一色で処理される
ため、心腔と心筋の区別が困難になる場合がある。すな
わち、染影しているのが心腔か心筋かの区別が困難であ
ったり、心腔と心筋との境界がわかりづらい場合があ
る。
【0007】また、パワーモードの場合にも、ダイナミ
ックレンジの設定等によっては、Bモードの場合と同様
に染影しているのが心腔か心筋か、評価が困難となる場
合がある。
【0008】一方、この様な問題を解決するため、マッ
プの高パワー部の色を変えることで心筋のみの映像化を
行う手法も製品化されている。しかしながら、本質的な
解決手段とはなっていない。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記事情に鑑
みてなされたもので、染影された心筋を抽出した画像を
簡単に取得することができる超音波診断装置を提供する
ことを目的としている。
【0010】本発明の第1の視点は、第1の撮影形態に
よって被検体の内部を超音波で走査し、心腔領域が特定
可能な第1の超音波画像データを発生する第1のデータ
発生手段と、第2の撮影形態によって前記被検体の内部
を超音波で走査し、心腔領域及び心筋領域組織が映像化
された第2の超音波画像データを発生する第2のデータ
発生手段と、前記第1の超音波画像データにおける心腔
領域を特定し、当該特定された心腔領域に基づいて前記
第2の超音波画像データにおける心腔領域或いは心筋領
域を特定する画像処理手段と、を具備することを特徴と
する超音波画像診断装置である。
【0011】本発明の第2の視点は、第1の視点に係る
装置であって、前記第1の撮影形態によって照射される
超音波は、前記被検体に投与された造影剤を破壊しない
音圧の超音波であることを特徴とするものである。
【0012】本発明の第3の視点は、第1の視点に係る
装置であって、前記第2の撮影形態によって照射される
超音波は、前記被検体に投与された造影剤を破壊する音
圧の超音波であることを特徴とするものである。
【0013】本発明の第4の視点は、第1の視点に係る
装置であって、前記第1のデータ発生手段及び前記第2
のデータ発生手段は、前記各超音波の高調波成分に基づ
いて前記第1の超音波画像データ及び前記第2の超音波
画像データをそれぞれ発生することを特徴とするもので
ある。
【0014】本発明の第5の視点は、第1の視点に係る
装置において、前記第1の撮影形態は、ハーモニックB
モードであり、前記第2の撮影形態は、ハーモニックパ
ワードプラモード或いはハーモニックBモードであるこ
とを特徴とするものである。
【0015】本発明の第6の視点は、第1の視点に係る
装置であって、前記第1の撮影形態は、低音圧ハーモニ
ックBモードであり、前記第2の撮影形態は、高温圧ハ
ーモニックパワードプラモード或いは高温圧ハーモニッ
クBモードであることを特徴とするものである。
【0016】本発明の第7の視点は、被検体に対して超
音波を送受波する超音波プローブと、前記超音波プロー
ブで受波された超音波エコーの振幅強度に対応したデー
タを生成するBモード処理手段と、前記超音波プローブ
で受波された超音波エコーの周波数偏移に基づいて速度
に関連するデータを生成するカラー処理手段と、前記B
モード処理手段から出力されるデータに基づいて心腔領
域と心筋領域とを判別し、当該判別された心腔領域と心
筋領域とにおいて異なる内容の画像処理を前記カラーデ
ータに施して表示画像を生成する画像処理手段と、を具
備することを特徴とする超音波診断装置である。
【0017】本発明の第8の視点は、ハーモニックBモ
ードによって被検体の内部を超音波で走査し、心腔が当
該領域を特定できる程度に映像化された第1の超音波画
像データを得るステップと、ハーモニックパワードプラ
モード或いはハーモニックBモードによって前記被検体
の内部を超音波で走査し、心腔領域及び心筋領域組織が
映像化された第2の超音波画像データを得るステップ
と、前記第1の超音波画像データに基づいて心腔領域を
特定し、当該特定された心腔領域に基づいて前記第2の
超音波画像データにおける心腔領域或いは心筋領域を特
定するステップとを具備することを特徴とする超音波画
像撮影方法である。
【0018】以上述べた構成によれば、染影された心筋
を抽出した画像を簡単に取得することができる。その結
果、医師等は当該画像によって心筋に血液が正しく流れ
ている等の臨床情報を的確に把握することができる。
【0019】本発明に係る実施の形態には種々の段階の
発明が含まれており、開示される複数の構成用件におけ
る適宜な組み合わせにより種々の発明が摘出され得る。
例えば、実施の形態に示される全構成要素から幾つかの
構成要件が省略されることで発明が抽出された場合、そ
の抽出された発明を実施する場合には省略部分が周知慣
用技術で適宜補われるものである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
従って説明する。なお、以下の説明において、略同一の
機能及び構成を有する構成要素については、同一符号を
付し、重複説明は必要な場合にのみ行う。
【0021】まず、本発明に係る超音波診断装置のブロ
ック構成を、図1を参照しながら説明する。
【0022】図1は、本発明に係る超音波診断装置10
のブロック構成図を示している。
【0023】本超音波診断装置10は、プローブ11、
送信回路12、受信回路14、グレースケール処理系
(エコーフィルタ16、検波回路18、LOG圧縮回路
20、座標変換回路22a)、カラー処理系(ウォール
フィルタ24,自己相関回路26,パワー/速度平均・
LOG圧縮回路28、座標変換回路22b)、画像合成
回路30、表示モニタ32を有している。
【0024】プローブ11は、被検体(患者)内に撮影
用超音波を照射し、当該被検体からの反射波を受波する
ための探触子であり、圧電素子等で形成されている。
【0025】送信回路12は、図示していないトリガ発
生器、遅延回路およびパルサ回路を有している。送信回
路12は、所定のパルスシーケンスに従って電気パルス
信号を生成し当該パルス信号をプローブの振動素子に送
ることで、走査線毎に所定の収束超音波パルスを生成す
る。このパルスシーケンスについては、代表的な二つの
例に基づいて後で詳しく説明する。なお、パルス回路
は、心腔のみを検出するための低音圧ハーモニックBモ
ード用と、心腔及び心筋を検出する高音圧ハーモニック
パワー用との、少なくとも二系統を有するものとする。
【0026】このようにプローブ11を介して被検体内
に照射された超音波は、当該被検体の組織で散乱したエ
コー信号として再びプローブ11で受信され、受信回路
14に送り出される。
【0027】受信回路14は、図示していないプリアン
プ、A/D変換器、受信遅延回路、加算器を有してい
る。プローブ11の素子毎に受信回路14に出力される
エコー信号は、プリアンプによってチャンネル毎に増幅
され、A/D変換器によりA/D変換される。そして、
A/D変換後のエコー信号は、受信遅延回路により整相
加算される。この加算後のエコー信号は、受信指向性に
応じた方向からの反射成分が強調されたものとなる。
【0028】受信回路14において整相加算処理された
エコー信号は、それぞれの撮影モード(グレースケール
或いはカラー)に応じた処理系統に送り出され、映像化
される。以下、グレースケール処理系、カラー処理系の
順番に説明する。
【0029】(グレースケール処理系)エコーフィルタ
16は、高域通過フィルタ(ハイパスフィルタ)であ
り、エコー信号の周波数成分のうち低周波成分を除去し
て高周波成分(今の場合、二次高調波成分)のみ抽出す
る回路である。
【0030】検波回路18は、エコーフィルタ16によ
って抽出された高周波成分の振幅を検波する回路であ
る。
【0031】LOG圧縮回路20は、所定の対数圧縮度
により入力されたエコー信号を圧縮する。この圧縮処理
により、被検体の深部の差に基づく信号の強度差が調節
される。
【0032】座標変換回路22aは、LOG圧縮回路2
0からの出力信号を受け取り、超音波スキャンの走査線
信号列から、テレビなどに代表される一般的なビデオフ
ォーマットの走査線信号列に変換する回路である。
【0033】(カラー処理系)ウォールフィルタ24
は、ドプラモード等によって撮影された心筋等からの不
要な強い反射(クラッタ)を除去するハイパスフィルタ
である。このウォールフィルタ24によって、二次高調
波成分の中からさらに組織の動きに基づく反射成分が除
かれる。
【0034】自己相関回路26は、位相の異なる複数の
エコー信号に基づいて各信号間の相関を演算し、平均周
波数を算出する回路である。この自己相関回路26によ
って、カラードプラにおける血流速度等が算出される。
【0035】パワー/速度平均・LOG圧縮回路28
は、エコー信号の強度や血流速度の平均値を算出する回
路である。また、パワー/速度平均・LOG圧縮回路2
8は、所定の対数圧縮度により入力されたエコー信号を
圧縮する。
【0036】座標変換回路22bは、パワー/速度平均
・LOG圧縮回路28からの出力信号を受け取り、超音
波スキャンの走査線信号列から、テレビなどに代表され
る一般的なビデオフォーマットの走査線信号列に変換す
る回路である。
【0037】画像合成回路30は、後述する処理が施さ
れたグレースケール像とカラー像とを一フレームに合成
し、ビデオ信号として表示モニタ32に出力する。
【0038】表示モニタ32は、CRT等からなるモニ
タである。
【0039】次に、上記構成を有する超音波診断装置に
よって、フラッシュエコーイメージングにより心筋の染
影を選択的に映像化する場合の動作について、図2、図
3を参照して説明する。この心筋の映像化に関する処理
における重要な点は、同一断層に関して異なる撮影法に
よって心腔(血流)が強調された画像と心筋と心腔(血
流)とが表示された画像とを収集し、前者の画像におけ
る心腔領域をもとに後者の画像における心腔領域をブラ
ンク処理し、心筋のみ取り出すことにある。このとき、
前者の画像収集において造影剤を破壊しない工夫を必要
とする。なお、この心筋の映像化処理に関する制御は、
図示していない制御部によって実行される。
【0040】まず、当該心筋の映像化処理において送信
回路12から照射される、ある走査線に対するパルスシ
ーケンス制御について、二つの例を挙げて説明する。
【0041】(例1―低音圧ハーモニックBとパワーハ
ーモニックドプラ法とを用いた心筋の映像化法)まず、
パワーハーモニックドプラ法を用いたフラッシュエコー
イメージングにより心筋を映像化する手法について説明
する。すなわち、心筋及び心腔を表示するのにパワーハ
ーモニックドプラ法を用い、心腔を表示するのに低音圧
ハーモニックBモードを使用する手法である。
【0042】図2(a)は、例1に係る映像化法におい
て実行される、ある走査線に対するパルスシーケンスを
示している。図2(a)において、最初に心臓組織映像
化用の低音圧ファンダメンタル超音波が照射される。こ
の超音波に基づいて、通常のBモードによる断層画像を
得ることができる。低音圧であるのは、続いて行われる
超音波走査のため、造影剤(パフュージョン)に影響を
与えない為である。
【0043】次に、心腔映像用の低音圧ハーモニック超
音波が照射される。一般に、高音圧のハーモニックBモ
ードでは、心筋組織からもティッシュハーモニック成分
は発生し、心筋は映像化される。一方、低音圧のハーモ
ニックBモードでは、心筋組織からのティッシュハーモ
ニック成分の発生は低く、組織よりも高調波成分を発生
しやすい造影剤からの信号が検出される。その結果、選
択的に心腔領域が検出されることになる。また、照射さ
れる超音波は低音圧であるから、造影剤に対する影響は
少なく、続いて行われるハーモニックパワー条件による
超音波送受信においては、十分な造影剤を確保すること
ができる。
【0044】なお、この低音圧ハーモニック超音波によ
る走査において、反射強度の高い心外膜や心内膜からの
反射信号が検出される場合がある。しかし、対象として
いる心筋からは強いエコー信号は検出されないので問題
にはならない。また、超音波造影剤は心腔のみでなく心
筋へも供給される。しかし、その絶対量は心腔と比較し
て圧倒的に低いため、心腔の染影輝度は心筋と明確に区
別できる程大きな差となって現れる。
【0045】続いて、心筋及び心腔用のパワードップラ
超音波が複数回(図2(a)では8回)送受波される。
この超音波送波は、積極的に造影剤を励起させる、又は
破壊するように高音圧で行われる。こうして得られたパ
ワーハーモニックのデータは、それぞれ独立にスキャン
コンバートされる。
【0046】以上述べた、低音圧ファンダメンタル超音
波、低音圧ハーモニック超音波、パワードップラ超音波
のそれぞれによって得られたエコー信号は、順次フィル
タ処理、演算処理、圧縮処理等が施される。そして、各
信号はそれぞれ独立に座標変換回路22a、22bにお
いてビデオフォーマットの走査線信号列に変換され、メ
モリに書き込まれる。
【0047】(画像合成)次に、上記座標変換回路22
a、22bにおいてメモリに書き込まれた各エコー信号
に対して、画像合成回路30にて実行される画像処理・
合成について説明する。
【0048】まず、低音圧ハーモニックBによって得ら
れた画像のうち、高輝度であった場所(画素)を抽出す
る。この抽出は、例えば所定の閾値によって二値化する
こと等で可能である。こうして抽出された高輝度領域
は、心腔領域に相当している。既に述べたように、心筋
領域と比較して心腔領域は造影剤の密度が濃く輝度が高
くなるからである。
【0049】次に、パワーハーモニックによって得られ
た超音波画像において、上記高輝度と判別された領域に
相当する場所(画素)についてはブランク処理を施し
て、心筋領域のみの画像情報を取り出す。すなわち、座
標変換回路22bにおけるパワーハーモニックによる超
音波画像には、心筋及び心腔が映像化されている。この
画像において、上記低音圧ハーモニックBによる画像に
基づいて抽出された心腔領域に対応する領域(画素)を
ブランク処理することで、パワーハーモニックによる心
筋超音波画像のみ取り出すことができる。このとき、ゲ
イン調節、パワー表示の色相調節等も行われる。
【0050】図3は、当該画像処理・合成を説明する為
の図であり、左心室の超音波画像を模式的に示してい
る。
【0051】図3(a)は、例えば通常のBモードを用
いたフラッシュエコーイメージングによって得られた左
心室の超音波画像である。この様に、Bモードのみを用
いた場合には、組織からの信号も同一色で処理されるた
め心筋と心腔との区別がつきにくくなってしまう。
【0052】図3(b)は、例えば低音圧高調波を用い
て映像化された左心室の超音波画像を示している。同図
に示すように、低音圧のハーモニックBモードでは、心
筋組織からのティッシュハーモニック成分はほとんど発
生せず、主に心腔領域が抽出され映像化されている。
【0053】図3(c)は、パワーハーモニックを用い
て得られた左心室の超音波画像に対して、図3(b)に
示す心腔領域と対応する領域をブランク処理することに
よって心筋染影のみを取り出した超音波画像を示してい
る。同図に示す画像は、最終的には図3(b)に示す心
腔領域の画像と低音圧ファンダメンタルBモードによる
画像とを合成され、表示モニタ32によって表示され
る。
【0054】以上述べた一連の超音波送受波、画像処理
を繰り返すことで、心筋領域を画像表示することができ
る。
【0055】この様な超音波診断装置10によれば、簡
単に心筋領域を抽出して映像化することができる。その
結果、例えば心筋内に血液が供給されているか否か等を
容易に判断することができる。
【0056】なお、上記画像処理においては、低音圧の
ハーモニックBモードによって得られた心腔領域をブラ
ンク処理した。これに対し、例えば当該ハーモニックB
モードによる心腔領域の画像を透明な表示とし、パワー
ハーモニックによる画像と重ねて(合成して)表示する
構成であってもよい。
【0057】(例2−低音圧ハーモニックBと高音圧ハ
ーモニックBとによる心筋の映像化法)次に、低音圧ハ
ーモニックBと高音圧ハーモニックBとを用いたフラッ
シュエコーイメージングにより心筋を映像化する手法に
ついて説明する。すなわち、心筋及び心腔を表示するの
に高音圧ハーモニックB法を用い、心腔を表示するのに
低音ハーモニックBモードを使用する手法である。
【0058】図2(b)は、例2に係る映像化法におい
て実行される、ある走査線に対するパルスシーケンスを
示している。図2(b)において、最初に心腔映像化用
の低音圧ハーモニックBモード超音波が照射される。こ
の超音波に基づいて、図3(b)に示す様な心腔領域が
強調された超音波画像を得ることができる。なお、照射
される超音波は低音圧であるから、造影剤(パフュージ
ョン)にはほとんど影響を与えない。
【0059】次に、心腔及び心筋映像化用の高音圧ハー
モニックBモード超音波が照射される。この超音波送波
は、積極的に造影剤を励起させる、又は破壊するように
高音圧で行われる。
【0060】以上述べた、低音圧ハーモニック超音波、
高音圧ハーモニック超音波のそれぞれによって得られた
エコー信号は、順次フィルタ処理、検波処理、圧縮処理
等が施される。そして、各信号はそれぞれ独立に座標変
換回路22aにおいてビデオフォーマットの走査線信号
列に変換され、個別のメモリに書き込まれる。
【0061】(画像合成)次に、上記座標変換回路22
aにおいて個別のメモリに書き込まれた各エコー信号に
対して、画像合成回路30にて実行される画像処理・合
成について説明する。
【0062】まず、低音圧ハーモニックBモードによっ
て得られた画像のうち、高輝度であった場所(画素)を
抽出する。この抽出は、例1で述べた処理と同様であ
る。
【0063】次に、高音圧ハーモニックBモードよって
得られた超音波画像において、上記高輝度と判別された
領域に相当する場所(画素)についてはブランク処理を
施して、心筋領域のみの画像情報を取り出す。すなわ
ち、座標変換回路22aにおける高音圧ハーモニックB
モードによる超音波画像には、心筋及び心腔が映像化さ
れている。この画像において、上記低音圧ハーモニック
Bによる画像に基づいて抽出された心腔領域に対応する
領域(画素)をブランク処理することで、高音圧ハーモ
ニックBモードによる心筋超音波画像のみ取り出すこと
ができる。
【0064】この様な構成においても、簡単に心筋領域
を抽出して映像化することができる。その結果、例えば
心筋内に血液が供給されているか否か等を容易に判断す
ることができる。
【0065】以上、本発明を実施形態に基づき説明した
が、本発明の思想の範疇において、当業者であれば、各
種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら
変形例及び修正例についても本発明の範囲に属するもの
と了解される。例えば以下に示す(1)〜(3)のよう
に、その要旨を変更しない範囲で種々変形可能である。
【0066】(1)上記実施形態においては、同一走査
線について、Bモード及びパワードプラモードが交互に
送信されるパルスシーケンス制御を説明した。これに対
し、フレーム単位でBモード及びパワードプラモードが
交互に送信されるパルスシーケンスであっても同様の結
果を得ることができる。例えば例1では、低音ハーモニ
ックBモードで1フレーム分の走査を行った後、高音圧
ハーモニックドプラで1フレーム分の走査を行い、同様
の画像処理を行えばよい。
【0067】(2)ハーモニックBモード像に対して、
空間フィルタ等による穴埋め処理等を行うことで、均一
なブランク処理を行うことができる。すなわち、心腔内
のスペックルパターン等により、特異的に輝度が低いピ
クセルが存在するが、空間フィルタにより平滑化させ
る。この結果、明らかに心腔でありブランクすべき領域
内で、特異的にブランクされないピクセルが存在するこ
とを防止できる。
【0068】(3)上記実施形態においては、ハーモニ
ックBモード像をハーモニックドプラのブランク処理に
のみ使用し、パワーハーモニック像に重ねる組織像はフ
ァンダメンタルBモード像とする構成であったが、ハー
モニックBモード像による心腔領域の画像を、ハーモニ
ックドプラのブランク処理と最終的に得られる合成画像
において利用してもよい。
【0069】(4)上記実施形態においては、低音圧ハ
ーモニックBモードによって得られた画像に対してマス
ク処理を行った。これに対し、当該画像のBモードの輝
度に応じて色相を変える等の処理によっても、心筋の領
域が明確な画像を得ることが可能である。
【0070】(5)ブランク処理は、座標変換前に実行
することも可能である。
【0071】
【発明の効果】以上本発明によれば、染影された心筋を
抽出した画像を簡単に取得することができる。その結
果、医師等は当該画像によって心筋に血液が正しく流れ
ている等の臨床情報を的確に把握することができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る超音波診断装置の概略構成を示し
た図である。
【図2】本発明に係る超音波診断装置が実行する、ある
走査線に関するパルスシーケンス処理を説明するための
図である。
【図3】本発明に係る超音波診断装置が実行する画像処
理を説明するための図である。図3(a)はカラー/パ
ワーハーモニックによって映像化された左心室の画像を
示している。図3(b)は、低音圧高調波で映像化され
た左心室の画像を示している。図3(c)は、超音波診
断装置が実行する画像処理によって心筋のみ染影された
左心室を示した図である。
【符号の説明】
10…超音波診断装置 11…プローブ 12…送信回路 14…受信回路 16…エコーフィルタ 18…検波回路 20…LOG圧縮回路 22a、22b…座標変換回路 24…ウォールフィルタ 26…自己相関回路 28…パワー/速度平均&LOG圧縮回路 30…画像合成回路 32…表示モニタ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の撮影形態によって被検体の内部を超
    音波で走査し、心腔領域が特定可能な第1の超音波画像
    データを発生する第1のデータ発生手段と、 第2の撮影形態によって前記被検体の内部を超音波で走
    査し、心腔領域及び心筋領域組織が映像化された第2の
    超音波画像データを発生する第2のデータ発生手段と、 前記第1の超音波画像データにおける心腔領域を特定
    し、当該特定された心腔領域に基づいて前記第2の超音
    波画像データにおける心腔領域或いは心筋領域を特定す
    る画像処理手段と、 を具備することを特徴とする超音波画像診断装置。
  2. 【請求項2】前記第1の撮影形態によって照射される超
    音波は、前記被検体に投与された造影剤を破壊しない音
    圧の超音波であることを特徴とする請求項1記載の超音
    波診断装置。
  3. 【請求項3】前記第2の撮影形態によって照射される超
    音波は、前記被検体に投与された造影剤を破壊する音圧
    の超音波であることを特徴とする請求項1記載の超音波
    診断装置。
  4. 【請求項4】前記第1のデータ発生手段及び前記第2の
    データ発生手段は、前記各超音波の高調波成分に基づい
    て前記第1の超音波画像データ及び前記第2の超音波画
    像データをそれぞれ発生することを特徴とする請求項1
    記載の超音波診断装置。
  5. 【請求項5】前記第1の撮影形態は、ハーモニックBモ
    ードであり、 前記第2の撮影形態は、ハーモニックパワードプラモー
    ド或いはハーモニックBモードであること、 を特徴とする請求項1記載の超音波画像診断装置。
  6. 【請求項6】前記第1の撮影形態は、低音圧ハーモニッ
    クBモードであり、 前記第2の撮影形態は、高温圧ハーモニックパワードプ
    ラモード或いは高温圧ハーモニックBモードであるこ
    と、 を特徴とする請求項1記載の超音波画像診断装置。
  7. 【請求項7】被検体に対して超音波を送受波する超音波
    プローブと、 前記超音波プローブで受波された超音波エコーの振幅強
    度に対応したデータを生成するBモード処理手段と、 前記超音波プローブで受波された超音波エコーの周波数
    偏移に基づいて速度に関連するデータを生成するカラー
    処理手段と、 前記Bモード処理手段から出力されるデータに基づいて
    心腔領域と心筋領域とを判別し、当該判別された心腔領
    域と心筋領域とにおいて異なる内容の画像処理を前記カ
    ラーデータに施して表示画像を生成する画像処理手段
    と、 を具備することを特徴とする超音波診断装置。
  8. 【請求項8】ハーモニックBモードによって被検体の内
    部を超音波で走査し、心腔が当該領域を特定できる程度
    に映像化された第1の超音波画像データを得るステップ
    と、 ハーモニックパワードプラモード或いはハーモニックB
    モードによって前記被検体の内部を超音波で走査し、心
    腔領域及び心筋領域組織が映像化された第2の超音波画
    像データを得るステップと、 前記第1の超音波画像データに基づいて心腔領域を特定
    し、当該特定された心腔領域に基づいて前記第2の超音
    波画像データにおける心腔領域或いは心筋領域を特定す
    るステップと、 を具備することを特徴とする超音波画像撮影方法。
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