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JP2002017011A - 架線敷設工法 - Google Patents

架線敷設工法

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Publication number
JP2002017011A
JP2002017011A JP2000194771A JP2000194771A JP2002017011A JP 2002017011 A JP2002017011 A JP 2002017011A JP 2000194771 A JP2000194771 A JP 2000194771A JP 2000194771 A JP2000194771 A JP 2000194771A JP 2002017011 A JP2002017011 A JP 2002017011A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire
cable
overhead
messenger wire
messenger
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000194771A
Other languages
English (en)
Inventor
Masato Hayakawa
正人 早川
Katsutoshi Kitajima
勝利 北島
Omihiro Hanada
臣弘 花田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toenec Corp
Original Assignee
Toenec Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toenec Corp filed Critical Toenec Corp
Priority to JP2000194771A priority Critical patent/JP2002017011A/ja
Publication of JP2002017011A publication Critical patent/JP2002017011A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】メッセンジャワイヤやケーブルなどの架線や引
き綱の垂れ下がりを防止するため、架線や引き綱の延線
方向と逆方向への張力(バックテンション)を与えるこ
と、および、アンチバック金車・センサ付き金車を使用
して架線敷設をすることにより、作業の効率化・作業性
の向上共に実現する架線敷設工法を提供する。 【解決手段】多重ブレーキ付線出器9により引き綱5お
よびメッセンジャワイヤ7にバックテンションを与え
て、アンチバック金車またはセンサ付き金車に準緊線状
態で架渉し、引き綱5およびメッセンジャワイヤ7とも
に準緊線状態を維持しつつ延線する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メッセンジャワイ
ヤまたはケーブルなどの架線(以下、単に架線とい
う。)を架空に張り渡して敷設する架線敷設工法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の架線敷設工法について概略説明す
る。図44、図45、図46は、従来の架線敷設工法の
例を説明する説明図、図47は、アンチバック金車を用
いる架線敷設工法で発生する架線の垂れ下がりを説明す
る説明図である。説明する架線敷設工法では、既設線路
の電柱、メッセンジャワイヤおよびケーブルなどを利用
して、新たに他のメッセンジャワイヤを張架してケーブ
ルを共架する場合の架線敷設工法である。
【0003】図44(a)で示すように、既設線路にお
いて既設メッセンジャワイヤ500が、多数の電柱(図
では電柱510,520のみ図示している。)に装柱さ
れ、緊線状態(一定張力で張り渡された状態)で張架さ
れている。既設メッセンジャワイヤ500は、始端柱で
ある電柱510から図示しない終端柱まで張架される。
この既設メッセンジャワイヤ500には、複数のケーブ
ルハンガ530が掛けられ、このケーブルハンガ530
に既設ケーブル540が架渉されている。
【0004】このような既設線路に他のケーブルを共架
する作業について説明する。まず、作業員は図示しない
バケット車に載って金車を取り付ける。図44(b)で
示すような始端柱である電柱510では4号金車550
を、また、既設メッセンジャワイヤ500や電柱520
には2号金車560を取り付ける。また、これら金車の
取り付けと同時に引き綱570も架渉させていく。2個
の金車の間隔は、約5〜6mとしており、引き綱570
がたるんで垂れ下がらないようにしてある。この取り付
け作業も図示しない終端柱まで続けられる。
【0005】作業終了後、図44(b)で示すように始
端柱である電柱510や図示しない終端柱では引き綱5
70の先端が遊んでいる状態となっている。なお、本明
細書中では始端柱側の引き綱570の先端を終端とし、
また、終端柱側の引き綱570の先端を始端として説明
する。
【0006】図44(c)で示すように引き綱570の
終端側で、引き綱570は、撚り戻し580を介してメ
ッセンジャワイヤ590の始端に取り付けられる。この
メッセンジャワイヤ590は、ワイヤドラム600に巻
線状態で収容されており、撚り戻し580は、巻線状態
で保存されて巻き癖がついたメッセンジャワイヤ590
のよじれを直す機能を有している。
【0007】引き綱570の始端側では牽引装置である
図示しないキャプター・イン・ドラム(以下、略称であ
るキャンドラを用いて説明する)に接続されている。キ
ャンドラは引き綱570の牽引を開始し、引き綱57
0、撚り戻し580およびメッセンジャワイヤ590
は、終端柱まで牽引される。メッセンジャワイヤ590
は、始端柱から終端柱まで架渉される。この後、各電柱
においてメッセンジャワイヤ590の装柱作業を行う。
装柱終了後、図45(a)で示すようにメッセンジャワ
イヤ590は緊線状態になる。メッセンジャワイヤ59
0の装柱は、このように行われる。
【0008】続いて図45(b)で示すように緊線状態
のメッセンジャワイヤ590に宙乗り器610を設置す
る。宙乗り器610は、メッセンジャワイヤ590に沿
って移動するように構成され、作業員が宙乗り器610
に乗って高所で作業できるようになされている。この宙
乗り器610に乗った作業員は、引き綱620を架渉さ
せながら、4号金車630・2号金車640を順次取り
付け、終端柱側へ移動していく。
【0009】作業終了後、引き綱620の終端に撚り戻
し650を介してケーブル660の始端を取り付ける。
撚り戻し650は、メッセンジャワイヤ590と同様に
ケーブルドラム670に巻線状態で保存されて巻き癖が
ついたケーブル660のよじれを直す。引き綱620の
始端側では図示しないキャンドラに取り付けられる。キ
ャンドラは引き綱620を、図45(c)で示すように
順次牽引していく。そして、図46(a)で示すように
ケーブル660は、始端柱から終端柱まで架渉される。
【0010】作業員は、図46(b)で示すように宙乗
り器610に乗り、4号金車630・2号金車640を
外しつつ、ケーブルハンガ680にケーブル660を取
り付けた状態で、メッセンジャワイヤ590にケーブル
ハンガ680を掛ける。この作業を終端柱から始端柱ま
で行い、中間両引留装柱した電柱のスラグにケーブルの
種類などを示す線名札を吊り下げ、最終的には、図46
(c)で示すように配線を終了してケーブル敷設を完了
する。
【0011】なお、既設線路に共架しないような通常の
ケーブル敷設の場合は、既設メッセンジャワイヤの代わ
りに親綱を張架させる点が異なるがその他は同じであ
り、通常の架線敷設工法は殆ど同じである。従来の架線
敷設工法はこのようなものであった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
架線敷設工法では、5〜6m毎に金車を取り付ける必要
があり、架線敷設に大量の金車が必要になるという欠点
があった。また、長尺物(例えば、3000m)のケー
ブルやメッセンジャワイヤの敷設は、手持ちの金車の数
が少ないような場合は困難であるという欠点もあった。
また、このように大量の金車の取り付け・取り外しとい
う作業工程が多く、作業性が良くないという欠点があっ
た。また、良くない作業性のため作業終了まで時間を要
し、人件費が増すという欠点があった。また、金車の取
り付け・取り外しのため宙乗り器に乗る作業員が高所で
作業する回数も多くなり作業の安全性が低いという欠点
があった。
【0013】また、金車を途中で取り付け忘れたり、金
車の間隔が5〜6mを越える場合に、メッセンジャワイ
ヤやケーブルが垂れ下るという問題もあった。メッセン
ジャワイヤやケーブルが一旦垂れ下がり始めると、垂れ
下がりに加速がついて落下していき、メッセンジャワイ
ヤやケーブルの下側にいる作業員・一般公衆・車両に危
険がおよんだり、メッセンジャワイヤまたはケーブルの
ドラムが急速回転してドラム付近にいる作業員に危険が
及んだりする恐れがあった。
【0014】また、メッセンジャワイヤやケーブルのド
ラムを制動する多重ブレーキ付線出器が従来から存在す
るが、加速がついて回転するに至ったドラムのブレーキ
制動ができなくなって付近にいる作業員に危険がおよぶ
という欠点があった。また、メッセンジャワイヤやケー
ブルの終端がドラムから外れるような場合にはメッセン
ジャワイヤやケーブルが跳ねてドラム付近の作業員に危
険がおよぶという欠点もあった。
【0015】また、金車の中で、特に、一方向にのみ架
線または引き綱が移動し、かつ、反対方向へは架線また
は引き綱の移動を防止するアンチバック金車が従来から
存在している。アンチバック金車については、特開平4
−351406号などでも開示されている。また、本発
明者も、従来のアンチバック金車が有する諸問題点を解
決するアンチバック金車について発明し、特願平11−
348379号として特許出願をするに至っている。ま
た、延線方向に対して金車手前で断線した場合に延線方
向に移動防止するセンサ付金車について発明し、特願平
11−353940号および特願2000−16750
7号として特許出願をするに至っている。
【0016】アンチバック金車を用いる架線敷設では、
架線敷設時には図47(a)で示すように、架線送り順
方向へは架線が移動でき、架線送り逆方向へは架線が移
動できないようになされており、架線が後戻りするよう
な事態は防止される。しかしながら、アンチバック金車
を用いるような場合でも垂れ下がりの発生は防止できな
かった。図47(b)で示すように架線送り順方向に架
線が送られて垂れ下がることを防止できない。アンチバ
ック金車のみを用いるだけでは依然メッセンジャワイヤ
やケーブルが垂れ下がる恐れがあるという欠点があっ
た。また、このように金車を少なくすると垂れ下がりが
発生することからも、金車の減少は従来難しかった。
【0017】本発明は上記課題を解決するためになされ
たものであり、メッセンジャワイヤやケーブルなどの架
線や引き綱の垂れ下がりを防止するために架線や引き綱
の延線方向と逆方向への張力(以下、バックテンション
という。)を与えること、およびアンチバック金車・セ
ンサ付金車を使用して架線敷設をすることにより、作業
の効率化・作業性の向上を共に実現する架線敷設工法を
提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、請求項1に記載の架線敷設工法は、メッセンジャワ
イヤまたはケーブルという架線を架空に張り渡す架線敷
設工法において、始端柱から終端柱までのそれぞれの電
柱に取り付けられたアンチバック金車およびセンサ付金
車に引き綱を架渉し、引き綱の一端に架線を取り付け、
架線および引き綱の送り方向と反対方向の所定張力を架
線および引き綱に加えて準緊線状態を維持しつつ引き綱
を牽引して架線を架渉し、架渉した架線を電柱に装柱し
て架線を敷設することを特徴とする。
【0019】また、請求項2に記載の架線敷設工法で
は、メッセンジャワイヤまたはケーブルという架線を架
空に張り渡す架線敷設工法において、始端柱から終端柱
までの間にある電柱に取り付けられたアンチバック金車
およびセンサ付金車に2条の第1引き綱および第2引き
綱を通過させてともに架渉し、第1引き綱にメッセンジ
ャワイヤの始端を取り付けた後に第1引き綱およびメッ
センジャワイヤを準緊線状態で牽引してメッセンジャワ
イヤを架渉し、電柱にメッセンジャワイヤを装柱し、第
2引き綱にケーブルの始端を取り付けた後に第2引き綱
およびケーブルを準緊線状態で牽引してケーブルを架渉
し、メッセンジャワイヤに宙乗り器に乗りケーブルハン
ガを取り付けつつケーブルを配置して架線を敷設するこ
とを特徴とする。
【0020】また、請求項3に記載の架線敷設工法で
は、メッセンジャワイヤまたはケーブルという架線を架
空に張り渡す架線敷設工法において、始端柱から終端柱
までのそれぞれの電柱に取り付けられた2連のアンチバ
ック金車およびセンサ付金車に2条の第1引き綱および
第2引き綱を通過させてともに架渉し、第1引き綱にメ
ッセンジャワイヤの始端を取り付けた後に第1引き綱お
よびメッセンジャワイヤを準緊線状態で牽引してメッセ
ンジャワイヤを架渉し、電柱にメッセンジャワイヤを装
柱し、第2引き綱にケーブルの始端を取り付けた後に第
2引き綱およびケーブルを準緊線状態で牽引してケーブ
ルを架渉して架線を敷設することを特徴とする。
【0021】また、請求項4記載の架線敷設工法では、
メッセンジャワイヤまたはケーブルという架線を架空に
張り渡す架線敷設工法において、片端が電柱に固定され
たコイルハンガおよび電柱に取り付けられたアンチバッ
ク金車およびセンサ付金車に第1引き綱を通過させて第
1引き綱を架渉し、第1引き綱の送り方向に対し反対方
向の所定張力を第1引き綱に加えて第1引き綱を準緊線
状態にし、第1引き綱に固定されるクリップにコイルハ
ンガの他端を取り付け、第1引き綱とともにクリップを
移動させて隣接する電柱までコイルハンガを伸ばし、隣
接する電柱にコイルハンガの他端を固定して第1引き綱
によりコイルハンガが吊り下げられた状態で電柱間にコ
イルハンガによる閉空間を形成し、第1引き綱の終端に
メッセンジャワイヤと第2引き綱とを共に取り付け、準
緊線状態を維持しつつメッセンジャワイヤと第2引き綱
とをコイルハンガの閉空間を通過させながら共に架渉
し、架渉したメッセンジャワイヤを電柱に装柱してメッ
センジャワイヤからコイルハンガを吊り下げ、第2引き
綱の終端にケーブルの始端を取り付けてコイルハンガの
閉空間内を通過するようにケーブルを架渉し、メッセン
ジャワイヤから吊り下げられるコイルハンガ内にケーブ
ルを配置して架線を敷設することを特徴とする。
【0022】また、請求項5に記載の架線敷設工法で
は、メッセンジャワイヤまたはケーブルという架線を架
空に張り渡す架線敷設工法において、片端が電柱に固定
されたコイルハンガおよび電柱に取り付けられた2連の
アンチバック金車およびセンサ付金車に2条の第1引き
綱および第2引き綱とを通過させてともに架渉し、第1
引き綱にメッセンジャワイヤの始端を取り付けた後に第
1引き綱およびメッセンジャワイヤを準緊線状態で牽引
してメッセンジャワイヤを架渉し、電柱にメッセンジャ
ワイヤを装柱し、準緊線状態の第2引き綱に固定される
クリップにコイルハンガの他端を取り付け、第2引き綱
とともにクリップを移動させて隣接する電柱までコイル
ハンガを伸ばし、隣接する電柱にコイルハンガの他端を
固定して電柱間にコイルハンガによる閉空間を形成する
とともにメッセンジャワイヤからコイルハンガを吊り下
げ、第2引き綱の終端にケーブルの始端を取り付けてコ
イルハンガの閉空間内を通過するようにケーブルを終端
柱側へ延線し、メッセンジャワイヤが吊り下げるコイル
ハンガ内にケーブルを配置して架線を敷設することを特
徴とする。
【0023】また、請求項6に記載の架線敷設工法で
は、メッセンジャワイヤまたはケーブルという架線を架
空に張り渡す架線敷設工法において、片端が電柱に固定
されたコイルハンガおよび電柱に取り付けられた2連の
アンチバック金車およびセンサ付金車に2条の第1引き
綱および第2引き綱とを通過させてともに架渉し、第2
引き綱を電柱に固定して張架し、準緊線状態の第1引き
綱に固定されるクリップにコイルハンガの他端を取り付
け、第1引き綱とともにクリップを移動させて隣接する
電柱までコイルハンガを伸ばし、隣接する電柱にコイル
ハンガの他端を固定して電柱間にコイルハンガによる閉
空間を形成するとともに第2引き綱からコイルハンガを
吊り下げ、第1引き綱の終端にメッセンジャワイヤを取
り付けた後に第1引き綱およびメッセンジャワイヤを準
緊線状態で牽引してメッセンジャワイヤを架渉し、メッ
センジャワイヤを電柱の装柱金具に装柱して第2引き綱
に代えてメッセンジャワイヤからコイルハンガを吊り下
げ、第2引き綱の終端にケーブルの始端を取り付けた後
にコイルハンガの閉空間内を通過するようにケーブルを
終端柱側へ延線し、メッセンジャワイヤが吊り下げるコ
イルハンガ内にケーブルを配置して架線を敷設すること
を特徴とする。
【0024】また、請求項7に記載の架線敷設工法で
は、メッセンジャワイヤまたはケーブルという架線を架
空に張り渡す架線敷設工法において、片端が電柱に固定
されたコイルハンガおよび電柱に取り付けられた3連の
アンチバック金車およびセンサ付金車に3条の第1引き
綱,第2引き綱および第3引き綱とを通過させてともに
架渉し、第1引き綱にメッセンジャワイヤの始端を取り
付けた後に第1引き綱およびメッセンジャワイヤを準緊
線状態で牽引してメッセンジャワイヤを架渉し、電柱に
メッセンジャワイヤを装柱し、第2引き綱にケーブルの
始端を取り付けた後に第2引き綱およびケーブルを準緊
線状態で牽引してケーブルを架渉し、準緊線状態の第3
引き綱に固定されるクリップにコイルハンガの他端を取
り付け、第3引き綱とともにクリップを移動させて隣接
する電柱までコイルハンガを伸ばし、隣接する電柱にコ
イルハンガの他端を固定して電柱間にコイルハンガによ
る閉空間を形成し、メッセンジャワイヤから吊り下げら
れたコイルハンガにケーブルを配置して架線を敷設する
ことを特徴とする。
【0025】また、請求項8に記載の架線敷設工法で
は、メッセンジャワイヤまたはケーブルという架線を架
空に張り渡す架線敷設工法において、スパイラルハンガ
および電柱に取り付けられた2連のアンチバック金車お
よびセンサ付金車に2条の第1引き綱と第2引き綱とを
通過させてともに架渉し、第2引き綱の始終端を電柱に
固定して張架するとともに第1引き綱および第2引き綱
にスパイラルハンガを挿通し、準緊線状態の第1引き綱
にスパイラルハンガを取り付けて隣接する電柱間でスパ
イラルハンガを渡して電柱間にスパイラルハンガによる
閉空間を形成するとともに第2引き綱からスパイラルハ
ンガを吊り下げ、第1引き綱の終端にメッセンジャワイ
ヤを取り付けた後に第1引き綱およびメッセンジャワイ
ヤを準緊線状態で牽引してメッセンジャワイヤを架渉
し、メッセンジャワイヤを電柱に装柱して第2引き綱に
代えてメッセンジャワイヤからスパイラルハンガを吊り
下げ、第2引き綱にケーブルの始端を取り付けた後に第
2引き綱およびケーブルを準緊線状態で牽引してケーブ
ルを架渉し、メッセンジャワイヤが吊り下げるスパイラ
ルハンガ内にケーブルを配置して架線を敷設することを
特徴とする。
【0026】また、請求項9に記載の架線敷設工法で
は、請求項4〜請求項8の何れか1項に記載の架線敷設
工法において、使用する引き綱の径をそれぞれ異なら
せ、細径と太径の引き綱を共に架渉するときに太径の引
き綱が細径の引き綱よりも自重により下方へ垂れ下がら
せて架渉することを特徴とする。
【0027】また、請求項10に記載の架線敷設工法で
は、請求項1〜請求項9の何れか1項に記載の架線敷設
工法において、メッセンジャワイヤまたはケーブルとい
う架線が巻線収容されるドラムの回動を制動するととも
にドラムから架線を繰り出す多重ブレーキ付線出器を設
置し、多重ブレーキ付線出器によりドラムの回動を制動
することで架線に張力を掛けて準緊線状態を維持しなが
ら架線を架渉することを特徴とする架線敷設工法。
【0028】また、請求項11に記載の架線敷設工法で
は、請求項1〜請求項10の何れか1項に記載の架線敷
設工法において、アンチバック金車は全電柱に取り付け
し、センサ付金車は重要横断箇所および数径間ごとに取
付をすることを特徴とする架線敷設工法。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の架線敷設工法につ
いて説明する。まず、本発明の請求項1に係る第1実施
形態の架線敷設工法について説明する。図1〜図3は本
実施形態の架線敷設工法を説明する説明図、図4,図5
は多重ブレーキ付線出器を説明する説明図、図6,図7
は装柱形態を説明する説明図、図8〜図10は本実施形
態の架線敷設工法で用いるセンサ付金車の説明図、図1
1は本実施形態の架線敷設工法で用いるアンチバック金
車の説明図、図12はセンサ付金車・アンチバック金車
の電柱の取り付けを説明する説明図である。以下、図1
〜図12を用いて本実施形態の架線敷設工法について説
明する。
【0030】まず、初期状態として支持物が既に建てら
れているものとする。支持物としては、木柱、コンクリ
ート柱、鉄柱などがあるが、本明細書中ではコンクリー
ト製の電柱であるとして説明する。図1(a)に示すよ
うに電柱1a,1b,1c,1dが立てられ、これら電
柱1a〜1dには、装柱金具2a,2b,2c,2dが
取り付けられている。ここに電柱1aは始端柱、電柱1
dは終端柱であるとし、また、電柱1bと電柱1cとの
間には実際には数十本の電柱があるが、図示を省略して
以下説明する。
【0031】図示しないが作業員はバケット車に乗り、
各アンチバック金車およびセンサ付金車の取り付け作業
を行い、最終的には図1(b)で示すように始端柱であ
る電柱1aと終端柱である電柱1dとにアンチバック・
センサ付金車3a,3bを、また、始終端柱間にあるそ
の他の電柱1b,1cにアンチバック金車およびセンサ
付き金車(以下、単にアンチバック・センサ付金車3
a,3bという。)を、また、4〜5径間に1基センサ
付金車を重複して取り付ける。この金車取り付け作業と
同時にアンチバック金車3a’,3b’、アンチバック
・センサ付金車3a,3bを、また、4〜5径間に1基
センサ付金車を重複して引き綱5を架渉して、始端柱か
ら終端柱まで径間途中の2号金車取付を無くした為バケ
ット車の移動回数を低減している。
【0032】なお、図示しないものの既設線路に共架す
る場合であって、既設線路の引き込み線などに引き綱5
が接触するおそれがあるところは、引き込み線がある電
柱間にのみ別途親綱を張架し、この親綱に2号金車を吊
り下げ、この2号金車を引き綱が通過するようにして引
き込み線との接触を避けたり、または、防護カバーで引
き込み線を養生したりする。
【0033】続いて、引き綱5は、始端柱側で撚り戻し
6を介してメッセンジャワイヤ7に取り付けられ、ま
た、終端柱側で牽引装置の一種であるキャプター・イン
・ドラム8(以下、キャンドラと略す。)に取り付けら
れる。取り付け終了後、多重ブレーキ付線出器9でドラ
ムの回転を制動した状態でキャンドラ8で引き綱5を少
しづつ牽引し、最終的に図2(a)に示すように、引き
綱5の垂れ下がりがなくなって充分に張られた状態にす
る。本明細書中では垂れ下がりがなくなる程度に引き綱
・メッセンジャワイヤ・ケーブルが充分に張られた状態
を準緊線状態と称して以下説明する。この準緊線状態を
常に維持しつつ、図2(b)で示すようにメッセンジャ
ワイヤ7を延線敷設していく。
【0034】引き綱5およびメッセンジャワイヤ7を準
緊線状態に維持するために終端側で引き綱5およびメッ
センジャワイヤ7で図2(b)で示す矢印A方向へバッ
クテンションを掛けている。バックテンションの掛け方
は種々あるが、本実施形態では多重ブレーキ付線出器9
を用いてバックテンションを掛けている。多重ブレーキ
付線出器9について概略説明する。
【0035】図4の多重ブレーキ付線出器9には、メッ
センジャワイヤ7が巻線収容されたワイヤドラム10が
設置され、延線方向へ繰り出されている状態が図示され
ている。図4で示すように、線出器本体9aの下部には
4個のキャスタ9bが取り付けられている。キャスタ9
bは、多重ブレーキ付線出器9を移動させるときに用い
られるのはもちろんのこと、メッセンジャワイヤ7など
の架線の張力を計測するときにも利用される。なお、張
力の計測については後述する。
【0036】ワイヤドラム10以外にもドラムには各種
の種類がある。例えば、メッセンジャワイヤ7のワイヤ
ドラム10と後述するケーブル用のケーブルドラムとで
は直径が異なっている。多重ブレーキ付線出器9では、
このような直径が異なるドラムであっても、ブレーキ制
動が確実になされる最適位置に設置できるように構成さ
れている。これら構成について概略説明する。
【0037】ドラム直径の大小に応じた最適位置でワイ
ヤドラム10を多重ブレーキ付線出器9に取り付けるた
め、図4で示すワイヤドラム10の回動主軸9cを移動
させるようにする。このため、線出器本体9aに対し回
動自在となるような主軸ホルダ9dを設け、この主軸ホ
ルダ9dを移動させることで回動主軸9cを移動させ
る。移動終了後は、主軸ホルダ9dを固定部9eで線出
器本体9aに固定する。
【0038】主軸ホルダ9dは、例えば、長方形のプレ
ートであって、先に説明した線出器本体9aの左右両側
のプレートに回動自在に軸支されている。これら左右両
側にある主軸ホルダ9dを貫通するように回動主軸9c
が取り付けられており、左右両側の主軸ホルダ9dと共
に回動主軸9cを移動させることで回動主軸9cの位置
を調節する。
【0039】また、左右両側の線出器本体9aには主軸
ホルダ9dを所定位置で固定する固定部9eが取り付け
られる。固定部9eは、具体的には、線出器本体9aの
補強プレートに螺設された図示しないねじ穴に取り付け
られるロック用ねじなどである。主軸ホルダ9dに設け
られた図示しない孔をこの固定部9eが通過した状態で
固定され、回動主軸9cは一定位置に取り付けられる。
また、ワイヤドラム10に当接するブレーキの位置が調
整できるように、多重ブレーキ付線出器9の左右両側に
設けられたブレーキ装置9fは上下方向へ移動するよう
になされている。
【0040】このブレーキ装置9fを機能させるために
は、2種類の方法がある。 (1)ブレーキ装置9fを常時作動させて、ワイヤドラ
ム10が一定の回動速さとなるような一定の制動力を付
与する。(第1ブレーキ) (2)作業員がブレーキペダルを踏み込んでワイヤドラ
ム10に制動力を付与する。(第2ブレーキ) このように作業に応じて2種類のブレーキを選択でき
る。
【0041】続いて、多重ブレーキ付線出器9の線出し
操作について説明する。図5(a),(b)で示すよう
に多重ブレーキ付線出器9は、キャスタ9bを所定方向
のみに移動させるため、軽溝型鋼またはリップ溝型鋼な
どの溝を有する線路9gを敷設してある。キャスタ9b
は線路9gにより一定方向(メッセンジャワイヤ7の牽
引方向と略平行)の移動方向に拘束される。
【0042】多重ブレーキ付線出器9には、ひもロープ
・ワイヤロープ等の固定綱9hが結ばれ、この固定綱9
hの他端は工事用車両11のフック11aに取り付けら
れる。この固定綱9hには張力計測器9iが取り付けら
れる。メッセンジャワイヤ7に掛かる実際の張力を直接
的に計測するものではないが、多重ブレーキ付線出器9
はキャスタ9bにより移動自在となされていることか
ら、実質的に固定綱9hに掛かる張力が、メッセンジャ
ワイヤ7の張力にほぼ等しい値となる。このことを利用
して固定綱9hに掛かる張力を計測して、メッセンジャ
ワイヤ7の張力を計測することができる。
【0043】作業員がワイヤドラム10を制動するとき
は、第1のブレーキとしてワイヤ引き込み装置9jのレ
バーを操作をして、ブレーキワイヤを引っ張る。ブレー
キ装置9fがワイヤドラム10の回動を一定制動力で制
動することとなる。また、第2ブレーキとしてブレーキ
ペダルを作業員が踏み込むことでブレーキ装置9fがワ
イヤドラム10の回動を制動することとなる。
【0044】続いて実際の繰り出し作業について説明す
る。撚り戻し6に取り付けられたメッセンジャワイヤ7
がワイヤドラム10から繰り出される際、作業員は張力
計測器9iが出力する張力値を見て、メッセンジャワイ
ヤ7に掛かる張力を監視する。監視する張力が弱くなる
ような場合はワイヤドラム10が高速回転しているよう
な場合であるから、ワイヤ引き込み装置9jのレバーや
ブレーキペダルを操作してワイヤドラム10の回動を制
動することとなる。逆に監視する張力が強くなるような
場合はワイヤドラム10が低速回転もしくは停止してい
るような場合であるから、ワイヤ引き込み装置9jのレ
バーを操作してワイヤドラム10が回動するように制動
力を解除することとなる。
【0045】なお、これらブレーキ装置9fは、ワイヤ
ドラム10の両側面から挟むように2個設けられている
が、ブレーキ装置9fの一方が故障してメッセンジャワ
イヤ・ケーブル・引き綱にバックテンションが付与でき
なくなったとしても、残る他方を用いてバックテンショ
ンを掛けることで垂れ下がりの発生を防止するためであ
る。
【0046】このような多重ブレーキ付線出器9を用い
てワイヤドラム10から線出しを行う場合、図2(b)
で示すように、引き綱5とメッセンジャワイヤ7に矢印
Aの方向へバックテンションを掛けている。作業員は、
多重ブレーキ付線出器9の両側のブレーキ装置9fを操
作しつつ架線を送り出し、万が一多重ブレーキ付線出器
9の何れかのブレーキ装置9fが故障したら、牽引を止
めるようにキャンドラ8のオペレータに連絡して架線敷
設を停止する。このため、垂れ下がりが発生することは
ない。
【0047】途中まで説明したメッセンジャワイヤ7の
延線の説明に戻る。図2(a)に示すように多重ブレー
キ付線出器9により準緊線状態になされた引き綱5をキ
ャンドラ8を用いて牽引し、この準緊線状態を常に維持
しつつ、図2(b)で示すようにメッセンジャワイヤ7
を延線敷設していく。なお、メッセンジャワイヤ7の延
線が進むにつれ、撚り戻し6によりメッセンジャワイヤ
7のよじれを直しながら延線される。
【0048】作業員は、メッセンジャワイヤ7や引き綱
5の状態や張力計測器9iを確認しながら多重ブレーキ
付線出器9を操作し、メッセンジャワイヤ7に最適なバ
ックテンションを加えながら延線する。メッセンジャワ
イヤ7の敷設はこのように行われるため、金車が少なく
電柱間が50〜60mあるにも拘わらず引き綱5やメッ
センジャワイヤ7が垂れ下がったり、金車から脱輪する
という事態は回避される。最終的には、図3(a)で示
すように準緊線状態のメッセンジャワイヤ7が始端柱か
ら終端柱まで延線される。
【0049】メッセンジャワイヤ7の延線終了後、電柱
にメッセンジャワイヤ7を装柱する。まず、始端柱から
終端柱までの電柱のうち原則として中央の電柱を装柱す
る。このようにして決定した中央の電柱を図6(a),
(b)で示すような中間両引留装柱(D装柱ともいう)
で装柱する。中間両引留装柱とは、図6(a)で示すよ
うな装柱形態であり、電柱約10本に1本の割合で装柱
される。なお、水平角度が30度以上曲がる地点では、
図6(b)で示すような特別な中間両引留装柱で装柱さ
れる。中間両引留装柱時、メッセンジャワイヤ7は切断
されず、メッセンジャワイヤ7は、張節金具12により
電柱側へ引き寄せられた状態で緊線される。ここまでの
状態を仮締めという。続いて余長部分として巻線状態の
スラグ7aが取られた状態でメッセンジャワイヤ7が巻
き付けグリップ13により緊縛されて固定される。ここ
までの状態を本締めという。
【0050】続いて、始端柱や終端柱では、図7(a)
で示すような引留装柱(E装柱)が行われる。引留装柱
とは始端柱や終端柱で行われる装柱形態であり、メッセ
ンジャワイヤ7は巻き付けグリップ13で引き留められ
て固定され、ケーブルはビニールチューブ14に入れら
れて配線処理がなされる。以下、残りの他の電柱では、
図7(b)で示すような直線装柱(A装柱)で装柱され
る。直線装柱とは、メッセンジャワイヤ7を略直線に装
柱する装柱形態であり、図7(b)では、装柱金具に吊
架金具15が取り付けられ、この吊架金具15にメッセ
ンジャワイヤ7が単に吊架される装柱形態である。この
ような中間両引留装柱(D装柱)、引留装柱(E装柱)
および直線装柱(A装柱)を組み合わせて始端柱から終
端柱までメッセンジャワイヤ7は装柱される。
【0051】続いて始端柱から終端柱までの各電柱にお
ける装柱形態について図3(b)を用いて説明する。中
央の電柱である図3(b)の電柱は、先に説明した中
間両引留装柱(D装柱)で装柱される。メッセンジャワ
イヤ7は張節金具12のみで緊線状態にする仮締めと
し、巻き付けグリップ13による本締めは後で行う。続
いて、始端柱と終端柱とである図3(b)の電柱,
は、引留装柱(E装柱)で装柱される。この場合もメッ
センジャワイヤは張節金具12のみで緊線状態にする仮
締めとし、巻き付けグリップ13による本締めは後で行
う。
【0052】次に中間両引留装柱個所で装柱を行う。具
体的には約10本毎に1本は中間両引留装柱が行われ
る。中間両引留装柱個所は図3(b)に示す電柱や電
柱であるがまず電柱について装柱するものとする。
この場合、中央の電柱と電柱との間は仮締めでなく
巻き付けグリップ13を用いて本締めとして緊線状態
(所定張力でメッセンジャワイヤが張られる状態)にす
る。
【0053】なお、始端柱側の電柱と電柱との間
は、さらに中間両引留装柱個所があれば仮締めとし、こ
れ以上の中間両引留装柱個所がなければ本締めとする。
本実施形態では中間両引留装柱対象がなく本締めするも
のとして説明する。緊線状態となったメッセンジャワイ
ヤは昇柱作業により、図3(b)で示す電柱,のよ
うな間にある電柱は直線装柱により装柱する。これにて
始端柱から中央までの装柱が終了する。同様の動作を中
央から終端柱までに施す。図3(b)に示す電柱で中
間両引留装柱を行い、図3(b)に示す電柱,に直
線装柱を行う。このようにして始端柱から終端柱までの
装柱が完了する。
【0054】メッセンジャワイヤ7が緊線状態になった
後は、この場合、ケーブルにもバックテンションを掛け
て架渉することとなる。このように、メッセンジャワイ
ヤ7の自重により垂れ下がる事態やメッセンジャワイヤ
のねじれにより金車からメッセンジャワイヤが外れる事
態は、メッセンジャワイヤを準緊線状態として延線する
ことで防止できるため、親綱を張架する工程や、親綱へ
の金車の取り付け・取り外しなどが省略でき、架線敷設
作業の作業性を高めることができる。
【0055】なお本実施形態の架線敷設工法では、架線
が準緊線状態で架渉されるため、架線の垂れ下がりが防
止されるものである。これら特殊な金車について説明す
る。このような金車としては、図8〜図10で示すよう
なセンサ付金車16、および、図11で示すようなアン
チバック金車17がある。センサ付金車16には、図8
で示す一対のローラ16aと、一対のローラ16aの間
に弾性ゴム部16bとを備えている。架線を挟んでこの
弾性ゴム部16aと対向する位置には図10で示すよう
にブレーキ用回転カム16cが回動自在に設けられてい
る。このブレーキ用回転カム16cはソレノイド16d
により回動が拘束されている。
【0056】このソレノイド16dを動作させるには、
架線に従動して回動する回動子16eの回転をエンコー
ダ16fが検出し、図示しない駆動制御部により延線の
異常が検出された場合に駆動制御部により制御される。
ソレノイド16dにより下側へ押圧されたブレーキ用回
転カム16cは、架線を間隙に入り込ませるように押圧
し、ブレーキ用回転カム16cと弾性ゴム部16aとで
架線を挟み込んで停止させる。なお、センサ付金車1
6、および、アンチバック金車17は、図9で示すよう
に2連設けられたものであるが、一連のセンサ付金車、
3連のセンサ付金車、および、アンチバック金車17の
1連および3連金車を使用する。このような金車につい
ては適宜選択される。
【0057】センサ付金車16が延線方向に対し順方向
に移動するケーブルの異常を検出するのに対し、アンチ
バック金車17は延線方向に対し逆方向に移動するケー
ブルは異常として動作を停止させるものである。アンチ
バック金車17は、図11で示す一対のローラ17a
と、一対のローラ17aの間に弾性ゴム部17bを備え
ている。架線を挟んでこの弾性ゴム部17aと対向する
位置には図11で示すようにアンチバック用回転カム1
7cが設けられている。アンチバック用回転カム17c
は、図11で示すように逆方向へ移動する架線に従動し
て、架線を間隙に入り込ませるように押圧し、アンチバ
ック用回転カム17cと弾性ゴム部17bとで架線を挟
み込んで停止させる。
【0058】これらセンサ付金車16およびアンチバッ
ク金車17は、図12で示すように電柱に取り付けられ
る。これらセンサ付金車16およびアンチバック金車1
7は、図9で示すようにローラを移動させて下側から2
本までの引き綱および架線を装着できるようになされて
いる。また、3連金車にすることで3本も可能である。
なお、これらセンサ付金車16およびアンチバック金車
17を用いることで、延線方向に対し順方向・逆方向に
異常に延線される架線を停止させるため、作業の安全性
を高めている。これらセンサ付金車16およびアンチバ
ック金車17は、適宜設定が可能である。
【0059】続いて、本発明の請求項2に係る第2実施
形態の架線敷設工法について説明する。図13〜図15
は本実施形態の架線敷設工法を説明する説明図である。
以下、図13〜図15を用いて本実施形態の架線敷設工
法について説明する。なお、第1実施形態と同じものに
ついては同一符号を付し、その説明を省略する。
【0060】図13(a)に示すように電柱1a,1
b,1c,1dには、装柱金具2a,2b,2c,2d
が取り付けられている。図示しないが作業員はバケット
車に乗りながら金車の取り付け作業を行い、図13
(b)で示すように始端柱である電柱1aと終端柱であ
る電柱1eとにアンチバック金車,アンチバック・セン
サ付金車組み合わせを、また、始終端柱間にあるその他
の電柱1b〜1d間で1b,1cはアンチバック・セン
サ付金車を、1dにはアンチバックセンサ付金車を数径
間に1箇所組み合わせて取り付ける。この金車取り付け
作業と同時に第1引き綱18aと第2引き綱18bを架
渉する。
【0061】続いて図14(a)で示すように、第2引
き綱18bを始終端の電柱1a,1dで結ぶ。一方、第
1引き綱18aは、始端柱側で撚り戻し6を介してメッ
センジャワイヤ7に取り付けられ、また、終端柱側でキ
ャンドラ8に取り付けられる。取り付け終了後、多重ブ
レーキ付線出器9でワイヤドラム10の回転を制動した
状態でキャンドラ8で第1引き綱18aを少しづつ準緊
線状態を常に維持しつつ牽引し、最終的に図14(a)
に示すようにメッセンジャワイヤ7を延線敷設してい
く。そして、先に図3(b)を用いて説明したように電
柱にメッセンジャワイヤ7が装柱される。
【0062】続いて、図14(b)で示すように、第2
引き綱18bを用いて、撚り戻し6を介してケーブル1
9を取り付ける。ケーブル19はケーブルドラム20に
巻線収容されており、ケーブルドラム20は多重ブレー
キ付線出器9に取り付けられる。そして、メッセンジャ
ワイヤ7と同様に準緊線状態を維持しつつキャンドラ
8、および、多重ブレーキ付線出器9により牽引され
る。ケーブル19が金車に架渉された後、作業員は、図
示しないバケット車を用いて金車からケーブル19を取
り外しつつメッセンジャワイヤ7にケーブルハンガー2
1を用いてケーブル19を取り付けていく。最終的にケ
ーブル19は、図15で示すようにメッセンジャワイヤ
7から吊架される。この場合も、第1実施形態のような
金車の取り付け作業を低減させることができ、作業効率
が高まる。
【0063】このように、メッセンジャワイヤの自重に
より垂れ下がる事態やメッセンジャワイヤのねじれによ
り金車からメッセンジャワイヤが外れる事態は、メッセ
ンジャワイヤを準緊線状態として延線することで防止で
きるため、親綱を張架する工程や、親綱への金車の取り
付け・取り外しなどが省略でき、架線敷設作業の作業性
を高めることができる。
【0064】続いて、本発明の請求項3に係る第3実施
形態の架線敷設工法について説明する。図16は本実施
形態の架線敷設工法を説明する説明図である。以下、図
16を用いて本実施形態の架線敷設工法について説明す
る。なお、第1実施形態と同じものについては同一符号
を付し、その説明を省略する。
【0065】本実施形態では、途中までは第2実施形態
と同様であるが、途中から工法を相違させている。第2
引き綱18bを始終端の電柱1a,1dで結んで、第1
引き綱18aによりメッセンジャワイヤ7を準緊線状態
を常に維持しつつ少しづつ牽引し、最終的に図16
(a)で示すように、メッセンジャワイヤ7を延線敷設
し、図3(b)を用いて説明したように電柱にメッセン
ジャワイヤ7が装柱されるまでは同じである。
【0066】続いて、作業員は、図示しないバケット車
を用いてメッセンジャワイヤ7にケーブルハンガー21
を取り付けつつ、このケーブルハンガー21に第2引き
綱18bを架渉させていく。第2引き綱18bは、図1
6(b)で示すようにメッセンジャワイヤ7から吊架さ
れる。続いて、第2引き綱18bを用いて、撚り戻し6
を介してケーブル19を取り付ける。ケーブル19はケ
ーブルドラム20に巻線収容されており、ケーブルドラ
ム20は多重ブレーキ付線出器9に取り付けられる。そ
して、メッセンジャワイヤ7と同様に準緊線状態を維持
しつつキャンドラ8、および、多重ブレーキ付線出器9
により牽引される。最終的に、ケーブル19を取り付け
る。この場合も、第1実施形態のような金車の取り付け
作業を低減させることができ、作業効率が高まる。
【0067】このように、メッセンジャワイヤの自重に
より垂れ下がる事態やメッセンジャワイヤのねじれによ
り金車からメッセンジャワイヤが外れる事態は、メッセ
ンジャワイヤを準緊線状態として延線することで防止で
きるため、親綱を張架する工程や、親綱への金車の取り
付け・取り外しなどが省略でき、架線敷設作業の作業性
を高めることができる。
【0068】さて、第1〜第3実施形態では通常のケー
ブルハンガを用いていおり、メッセンジャワイヤを張架
してからは従来の手法と同様であったが、最近着目され
ているコイルハンガを用いて全般にわたって使用する金
車を減らすこともでき、ケーブル敷設作業の工数を低減
させることができる。
【0069】以下、このようなコイルハンガを用いる請
求項4に係る本発明の第4実施形態の架線敷設工法を説
明する。図17はコイルハンガを説明する説明図、図1
8〜図22は本実施形態の架線敷設工法を説明する説明
図、図23はコイルハンガの装柱を説明する説明図、図
24はコイルハンガを引き綱に固定するクリップの説明
図である。以下、図17〜図24を用いて本実施形態の
架線敷設工法について説明する。
【0070】コイルハンガ22とは、スプリングばねに
合成樹脂を被覆したものであり、図17(a)に示すよ
うな形状を有している。このコイルハンガ22を引っ張
るとスパイラル(螺旋)状を維持しながら伸びるため、
図17(b),(c)に示すようにメッセンジャワイヤ
7からコイルハンガ22が吊り下げられるとともにコイ
ルハンガ22はケーブル19を吊り下げて架渉できるよ
うになされている。
【0071】このコイルハンガ22の取り付けも含む架
線敷設工法を説明する。図18(a)で示すように、予
め電柱1a,1b,1c,1dに装柱金具2a,2b,
2c,2dは取り付けられている。バケット車に載った
作業員は、これら電柱1a〜1dに第1実施形態と同様
にアンチバック金車3a’,3b’、アンチバック・セ
ンサ付金車3a,3bを取り付ける。
【0072】このときアンチバック金車3a’,3b’
とアンチバック・センサ付金車3a,3bの取り付け作
業時では、第1引き綱18aをアンチバック金車3
a’,3b’とアンチバック・センサ付金車3a,3b
とに通すとともに、この第1引き綱18aをコイルハン
ガ22a,22b,22cの中に通す。そして、コイル
ハンガ22a,22b,22cの一端を電柱1a,1
b,1cに取り付けられた装柱金具2a,2b,2cに
固定する。バケット車に載った作業員は、一連の作業を
それぞれの電柱1a,1b,1cで行う。
【0073】コイルハンガ22a,22b,22cの固
定作業は、例えば、図23に示すような取付金具23を
用いて行われる。取付金具23は、L字状の金具本体2
3aに回動体23bが回動自在となるように配置されて
いる。この回動体23bには、コイルハンガ22の一端
が挿入される孔部23cと、この孔部23cまで螺挿さ
れるねじ23dとをそれぞれ備えており、ねじ23dで
コイルハンガ22を締め付けて固定する。
【0074】金具本体23aには、開閉部材23eが矢
印方向に回動自在となるように設けられており、金具本
体23aの突起部23fの孔に入り込んで固定される。
また、図示しないもののねじ留め固定するようにしても
よい。装柱金具は、半円状の部材が電柱を挟み込むよう
にして構成されるため、この装柱金具の固定時に先の取
付金具23を取り付ける。具体的には図23(b),
(c)に示すようになる。
【0075】コイルハンガ22が動作しても回動体23
bが回動する。このため、取付金具23に力が集中して
破損するような事態は回避される。また、コイルハンガ
22が自由に移動できるため、メッセンジャワイヤ7が
1個所に接触し続けてコイルハンガ22の被覆合成樹脂
が剥離する事態など回避される。取付金具23にコイル
ハンガ22の取り付け終了後、図18(b)に示すよう
に全ての金車と一端が固定されたコイルハンガ22a,
22b,22cの中を第1引き綱18aが通過した状態
となっている。
【0076】図19(a)で示すように、第1引き綱1
8aの始端側では、第1引き綱18aがキャンドラ8に
取り付けられ、また、第1引き綱18aの終端側では、
第1引き綱18aが多重ブレーキ付線出器9に取り付け
られる。実際には第1引き綱18aは、今後の作業工程
に鑑み、ワイヤドラム10のメッセンジャワイヤ7に取
り付けられることとなる。そしてキャンドラ8で第1引
き綱18aを牽引して第1引き綱18aを準緊線状態に
する。
【0077】続けて、図24(c)に示すようなクリッ
プ24にコイルハンガ22aの他端を固定する。クリッ
プ24は、開閉自在となるように構成されているが、ね
じりコイルばねの付勢力によりクリップ24が閉じるよ
うに付勢されており、コイルハンガ22が充分伸びたと
きでも第1引き綱18aを充分な力で挟んで移動しない
ように固定する。
【0078】図24(b)で示すようにクリップ24に
は、ワイヤ25の先端に設けられたワイヤ先端25aと
ワイヤ25を移動自在に覆うシース26の先端に設けら
れたシース先端26aとが取り付けられ、離れた場所に
ある図24(a)のクリップ操作ドライバ27によりク
リップ24の開閉を制御することができる。ワイヤ25
とシース26とは、先に説明したブレーキケーブルと構
成は同じである。図24(a)で示すようにクリップ操
作ドライバ27を握ったとき、クリップ24は第1引き
綱18aの固定を解除する。なお、クリップ24からコ
イルハンガ22の他端が外れたような場合でもリング2
8と留めひも29によりコイルハンガ22が急激に縮む
ことを防止している。
【0079】コイルハンガ22を伸ばすときは、クリッ
プ24が第1引き綱18aに固定された状態で第1引き
綱18aを引っ張り続け、隣接する電柱の装柱金具の取
付金具23に取り付ける。この場合、まず留めひも29
で電柱に固定し、取付金具23にコイルハンガ22の他
端を取り付け、留めひも29を外し、最終的に第1引き
綱18aからクリップ24を外すようにする。このよう
にすれば、コイルハンガ22の拘束が外れてコイルハン
ガ22が急激に縮む事態を回避する。
【0080】このようにして図19(b)で示すように
1つのコイルハンガ22aを2本の電柱1a,1b間に
渡す。以下、同様にして他のコイルハンガ22b,22
cを渡して最終的に図20(a)に示すように全てのコ
イルハンガ22a,22b,22cは電柱間を渡され
る。この場合、第1引き綱18aの1回の移動によりコ
イルハンガ22a,22b,22cを同時に渡して全て
のコイルハンガ22a,22b,22cが電柱間を渡さ
れるようにしても良い。なお、コイルハンガ22a,2
2b,22cの架渉後も第1引き綱18aが架渉されて
いる。
【0081】続いて、図20(b)で示すように第1引
き綱18aに、第2引き綱18bと、撚り戻し6を介し
てメッセンジャワイヤ7を取り付ける。第2引き綱18
bには適宜張力が付与され、また、メッセンジャワイヤ
7には多重ブレーキ付線出器9によりバックテンション
が掛けられている。そして、キャンドラ8で第1引き綱
18aを牽引して、図21(a)で示すように終端柱側
までメッセンジャワイヤ7と第2引き綱18bを準緊線
状態で牽引する。このとき金車内にはメッセンジャワイ
ヤ7と第2引き綱18bとが存在するがこれら金車は2
条のロープを牽引できる2連方式の金車などが用いられ
る。
【0082】続いて、メッセンジャワイヤ7を電柱に装
柱する。メッセンジャワイヤ7の装柱については、第1
実施形態と同様であり詳細な説明を省略する。装柱終了
後、メッセンジャワイヤ7からコイルハンガ22a,2
2b,22cが吊り下げられる。続いて図21(b)で
示すように第2引き綱18bの終端に撚り戻し6を介し
てケーブル19を取り付ける。この場合、多重ブレーキ
付線出器9を用いてケーブルドラム20から線出しされ
るケーブル19に対し、多重ブレーキ付線出器9を用い
てバックテンションを掛ける。そして、キャンドラ8を
用いて図22(a)に示すように第2引き綱18bを牽
引してケーブル19を牽引する。
【0083】ケーブル19の牽引終了と同時にケーブル
19はコイルハンガ22内に敷設されており、最終的に
図22(b)で示すように始端柱および終端柱で所定の
配線(ビニールチューブ14に挿通させて所定装置に接
続するなど。)を行って架線敷設が完了する。第4実施
形態のような架線敷設工法とすれば、メッセンジャワイ
ヤ架渉に必要な金車は電柱のみに吊り下げるだけでの分
量となり、また、ケーブル架渉時には金車が全く必要で
なくなるため、敷設に必要な金車を低減することができ
る。
【0084】続いて本発明の請求項5に係る第5実施形
態について説明する。本実施形態では最初に2条の引き
綱を同時に架渉する架線敷設工法を説明する。図25〜
図29は本実施形態の架線敷設工法を説明する説明図で
ある。以下、図25〜図29を用いて本実施形態の架線
敷設工法について説明する。
【0085】バケット車に載った作業員は、図25
(a)で示すような電柱1a,1b,1c,1dの装柱
金具2a,2b,2c,2dに対し、第1引き綱18a
および第2引き綱18bという2条の引き綱を、アンチ
バック金車3a’,3b’とアンチバック・センサ付金
車3a,3bに通すとともに、これら2条の引き綱をコ
イルハンガ22a,22b,22cの中に通す。そし
て、コイルハンガ22a,22b,22cの一端を電柱
に取り付けられた装柱金具に固定し、図25(b)に示
すような状態とする。
【0086】なお、第1引き綱18aは細径の引き綱で
あり、また、第2引き綱18bは太径の引き綱である。
このように径を異ならせる理由としては、金車間で引き
綱が垂れ下がるとき、径の差のために引き綱の自重が異
なって、太径の引き綱は細径の引き綱よりも垂れ下がる
ため、風によって引き綱が横に振れても、お互いに接触
することがなく、多条の引き綱が絡むおそれを低減する
からである。
【0087】続いて、図26(a)でも示すように、第
2引き綱18bを電柱に縛り付けて固定する。続いて、
図26(b)で示すように、第1引き綱18aの終端に
撚り戻し6を介してメッセンジャワイヤ7を取り付け
る。続いて、図27(a)に示すようにキャンドラ8を
用いて第1引き綱18aとともにメッセンジャワイヤ7
を準緊線状態で牽引する。牽引終了後、図27(b)で
示すように、メッセンジャワイヤ7を装柱する。電柱の
装柱については、第1実施形態と同様であり説明を省略
する。このような作業により、全ての電柱1a,1b,
1c,1dの装柱金具2a,2b,2c,2dに対し、
メッセンジャワイヤ7の装柱とコイルハンガ22a,2
2b,22cの一端の固定がなされる。
【0088】続いてクリップ24を第2引き綱18bに
取り付ける。このクリップ24は第4実施形態の説明と
同様であり説明の重複を避ける。第2引き綱18bを電
柱からほどいて、図27(b)で示すように第2引き綱
18bを多重ブレーキ付線出器9とキャンドラ8に取り
付けて準緊線状態にし、図28(a)で示すように第2
引き綱18bとクリップ24を移動させて隣接する電柱
1bまでコイルハンガ22aを伸ばし、この電柱1bに
コイルハンガ22aの他端を固定する。
【0089】以下、同様の作業を行い、最終的には図2
8(b)に示すように全ての電柱間でコイルハンガ22
a,22b,22cが渡される。この際、メッセンジャ
ワイヤ7によりコイルハンガ22a,22b,22cが
吊り下げられ、コイルハンガ22a,22b,22cが
垂れ下がる事態は回避される。
【0090】続いて図29(a)で示すように第2引き
綱18bの終端に撚り戻し6を介してケーブル19を取
り付け、この第2引き綱18bとケーブル19とを牽引
する。牽引終了後、図29(b)で示すようにケーブル
19はコイルハンガ22a,22b,22c内に敷設さ
れており、最後は、第4実施形態で説明した図22
(b)で示すように始端柱および終端柱で所定の配線
(ビニールチューブ14に挿通させて所定装置に接続す
るなど。)を行って架線敷設が完了する。
【0091】なお、本実施形態では2条の引き綱は、細
径の引き綱を第1引き綱18aとし、また、太径の引き
綱を第2引き綱18bとして説明したが、太径の引き綱
を第1引き綱18aとし、細径の引き綱を第2引き綱1
8bとしても良く、何れにしても本発明の実施が可能で
ある。
【0092】続いて請求項6に係る第6実施形態の架線
敷設工法について説明する。図30〜図32は本実施形
態の架線敷設工法を説明する説明図である。以下、図3
0〜図32を用いて本実施形態の架線敷設工法について
説明する。先の第5実施形態では、メッセンジャワイヤ
を架渉した後にコイルハンガを架渉していたが、本実施
形態では先にコイルハンガを架渉してからメッセンジャ
ワイヤを架渉する架線敷設工法である。
【0093】この架線敷設工法において、第5実施形態
の図25(a)から図26(a)までの手順については
第5実施形態と同じとして説明を省略し、それ以降の手
順について説明する。図26(a)で示す状態のように
2条の第1引き綱18aおよび第2引き綱18bをコイ
ルハンガ22a,22b,22c内で挿通させた後に、
太径の第2引き綱18bを電柱間で縛り付けて架渉す
る。続いて、図30(a)で示すように、キャンドラ8
と多重ブレーキ付線出器9を使って第1引き綱18aを
準緊線状態にし、この第1引き綱18aにコイルハンガ
22aが固定されたクリップ24を取り付ける。このク
リップ24は第4実施形態の説明と同様であり重複する
説明は省く。
【0094】第1引き綱18aとともにクリップ24を
移動させ、図30(b)で示すように他端の電柱1bま
でコイルハンガ22aを伸ばし、このコイルハンガ22
aを電柱に固定する。以下、同様の作業を行い、最終的
には図31(a)に示すように全ての電柱間でコイルハ
ンガ22a,22b,22cが渡され、これらは第2引
き綱18bから吊り下げられる。なお、コイルハンガ2
2a,22b,22cを同時に伸ばすようにすることも
できる。これらは適宜選択される。
【0095】続いて図31(b)で示すように、第1引
き綱18aの他端に撚り戻し6を介してメッセンジャワ
イヤ7を取り付ける。そしてメッセンジャワイヤ7を牽
引して図32(a)で示すようにコイルハンガ22a,
22b,22c内に配置し、このメッセンジャワイヤ7
を電柱に装柱して図32(b)に示すように、第2引き
綱18bに代えて張架されたメッセンジャワイヤ7から
コイルハンガ22a,22b,22cが吊り下げられ、
これらコイルハンガ22a,22b,22c内に第2引
き綱18bが架渉された状態となる。
【0096】この状態は第4実施形態として説明した図
21(b)の状態と同じであり、以下、図21(b)か
ら図22(b)までを用いて説明した第4実施形態の工
法と同様であり説明を省略する。このような架線敷設工
法を用いても使用する金車を減少させることができ、引
き綱によりコイルハンガが吊り下げられてコイルハンガ
が垂れ下がるような事態は回避される。
【0097】続いて請求項7に係る第7実施形態の架線
敷設工法について説明する。図33〜図38は本実施形
態の架線敷設工法を説明する説明図である。以下、図3
0〜図38を用いて本実施形態の架線敷設工法について
説明する。本実施形態では、3条の引き綱を用いる架線
敷設工法である。
【0098】この架線敷設工法を説明する。図33
(a)で示すように、予め電柱1a,1b,1c,1d
に装柱金具2a,2b,2c,2dは取り付けられてい
る。バケット車に載った作業員は、これら電柱1a〜1
dに第1実施形態と同様にアンチバック金車3a’,3
b’とアンチバック・センサ付金車3a,3bとを取り
付ける。
【0099】このときアンチバック金車3a’,3b’
とアンチバック・センサ付金車3a,3bとの取り付け
作業時では、第1引き綱30a,第2引き綱30b,第
3引き綱30cをアンチバック金車3a’,3b’とア
ンチバック・センサ付金車3a,3bとに通すととも
に、この第1引き綱30a,第2引き綱30b,第3引
き綱30cをコイルハンガ22a,22b,22cの中
に通す。そして、コイルハンガ22a,22b,22c
の一端を電柱1a,1b,1cに取り付けられた装柱金
具2a,2b,2cに固定する。バケット車に載った作
業員は、一連の作業をそれぞれの電柱1a,1b,1c
で行う。
【0100】コイルハンガ22a,22b,22cの固
定作業は、先に説明したように図23に示すような取付
金具23を用いて行われる。取付金具23にコイルハン
ガ22a,22b,22cの取り付け終了後、図33
(b)に示すように全ての金車および一端が固定された
コイルハンガ22a,22b,22cの中を第1引き綱
30a,第2引き綱30b,第3引き綱30cが通過し
た状態となっている。
【0101】そして、図34(a)で示すように、第2
引き綱30bおよび第3引き綱30cを電柱に結びつけ
て一時的に取り付ける。第1引き綱30aについては、
図34(b)で示すように、第1引き綱30aの始端側
では、第1引き綱30aがキャンドラ8に取り付けら
れ、また、第1引き綱30aの終端側では、第1引き綱
30aに撚り戻し6を介してワイヤドラム10のメッセ
ンジャワイヤ7が取り付けられる。
【0102】メッセンジャワイヤ7には多重ブレーキ付
線出器9によりバックテンションが掛けられている。そ
して、キャンドラ8で第1引き綱30aを牽引して、図
35(a)で示すように終端柱側までメッセンジャワイ
ヤ7と第1引き綱30aを準緊線状態で牽引する。
【0103】続いて、図35(b)で示すように、メッ
センジャワイヤ7を電柱に装柱する。メッセンジャワイ
ヤ7の装柱については、第1実施形態と同様であり詳細
な説明を省略する。続いて図36(a)で示すように第
2引き綱30bの終端に撚り戻し6を介してケーブル1
9を取り付ける。この場合、多重ブレーキ付線出器9を
用いてケーブルドラム20から線出しされるケーブル1
9に対し、多重ブレーキ付線出器9を用いてバックテン
ションを掛ける。そして、キャンドラ8を用いて図36
(b)に示すように第2引き綱30bを牽引してケーブ
ル19を牽引する。ケーブル19はコイルハンガ22内
に敷設されており、ケーブルが端部処理され、図37
(a)で示すように装柱される。
【0104】続けて、図24(c)で示すクリップ24
にコイルハンガ22aの他端を固定する。このようにし
て図37(b)で示すように1つのコイルハンガ22a
を2本の電柱1a,1b間に渡す。以下、同様にして他
のコイルハンガ22b,22cを渡して最終的に図38
(a)に示すように全てのコイルハンガ22a,22
b,22cは電柱間を渡される。この場合、コイルハン
ガ22a,22b,22cを同時に渡して全てのコイル
ハンガ22a,22b,22cは電柱間を渡されるよう
にしても良い。最終的に始端柱および終端柱で所定の配
線(ビニールチューブ14に挿通させて所定装置に接続
するなど。)を行って架線敷設が完了する。
【0105】本実施形態のような架線敷設工法とすれ
ば、メッセンジャワイヤ架渉およびケーブル架渉に必要
な金車は電柱のみに吊り下げるだけでの分量となり、敷
設に必要な金車を低減することができる。
【0106】続いて請求項8に係る第8実施形態の架線
敷設工法について説明する。図39は、スパイラルハン
ガを説明する説明図である。図40〜図42は本実施形
態の架線敷設工法を説明する説明図である。以下、図3
9〜図42を用いて本実施形態の架線敷設工法について
説明する。本実施形態では、コイルハンガに代えてスパ
イラルハンガを用いる架線敷設工法である。
【0107】スパイラルハンガ22とは、合成樹脂が被
覆された鋼線が予めスパイラル状に形成され、図39に
示すように、スプリングばね(つる巻きばね)が伸びた
ような形状を有している。このスパイラルハンガ31は
コイルハンガ22のように伸縮はせず、常時スパイラル
(螺旋)状を維持する。
【0108】この架線敷設工法を説明する。図40
(a)で示すように、予め電柱1a,1b,1c,1d
に装柱金具2a,2b,2c,2dは取り付けられてい
る。バケット車に載った作業員は、これら電柱1a〜1
dに第1実施形態と同様にアンチバック金車3a’,3
b’とアンチバック・センサ付金車3a,3bとを取り
付ける。
【0109】このとき4号金車3a,3bと2号金車4
a,4bとの取り付け作業時では、図40(b)で示す
ように第1引き綱18a,第2引き綱18bをアンチバ
ック金車3a’,3b’とアンチバック・センサ付金車
3a,3bとに通す。バケット車に載った作業員は、一
連の作業をそれぞれの電柱1a,1b,1c,1dで行
う。続いて図41(a)で示す状態のように、太径の第
2引き綱18bを電柱間で縛り付ける。
【0110】続いて、第1引き綱18aの一端に撚り戻
し6を介してメッセンジャワイヤ7を取り付け、他端に
キャンドラ8を取り付ける。そして多重ブレーキ付線出
器9を使って第1引き綱18aとメッセンジャワイヤ7
とを準緊線状態にしつつ牽引し、図41(a)で示すよ
うにメッセンジャワイヤ7を電柱間に架渉する。続い
て、図41(b)で示すように第2引き綱18bは、一
端で撚り戻し6を介してケーブル19に取り付け、ま
た、他端でキャンドラ8に取り付けられる。さらに、メ
ッセンジャワイヤ7と第2引き綱18bとにスパイラル
ハンガ31aを挿通させて取り付ける。
【0111】そして、スパイラルハンガ31aを第2引
き綱18bに取り付けて移動させて図41(b)で示す
ように電柱間を渡す。以下、スパイラルハンガ31b,
31cも同様にして送り、図42(a)で示すように全
体にスパイラルハンガ31a,31b,31cを電柱に
取り付け、固定する。張架されたメッセンジャワイヤ7
からスパイラルハンガ31a,31b,31cが吊り下
げられ、これらスパイラルハンガ31a,31b,31
c内に第2引き綱18bが架渉された状態となる。
【0112】そして、第2引き綱18bによりケーブル
19を牽引して、スパイラルハンガ31a,31b,3
1c内を通過させた、最終的に図42(b)で示すよう
にケーブル19を装柱する。このような架線敷設工法を
用いても使用する金車を減少させることができ、引き綱
によりスパイラルハンガが吊り下げられてスパイラルハ
ンガが垂れ下がるような事態は回避される。
【0113】なお、第1〜第8実施形態においてアンチ
バック金車およびセンサ付き金車の電柱への取付は図4
3で示すような取付が最も好適である。しかしながら、
アンチバック金車およびセンサ付き金車は、この取付に
限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範
囲での取付が適用できる。
【0114】このように本発明では、多重ブレーキ付線
出器9を操作してワイヤドラム10やケーブルドラム2
0に一定の制動力を付与することができ、ワイヤドラム
10やケーブルドラム20の回動速さが所定値を越えな
いように未然に防止する。この制動力は張力計測器9i
で表示される張力値などを参照しつつ操作して設定する
ことができ、制動力を掛けすぎて架線が破断するような
事態を予防する。また、ワイヤドラム10やケーブルド
ラム20の回動速さが大きくなる前に作業員がブレーキ
を掛けて制動力を調節できるため、回動速度・張力値に
応じて臨機応変に対処できる。
【0115】
【発明の効果】本発明の架線敷設工法によれば、メッセ
ンジャワイヤやケーブルなどの架線や引き綱の垂れ下が
りを防止するために架線や引き綱の延線方向と逆方向へ
の張力(以下、バックテンションという。)を与えるこ
とで架線敷設に必要な金車の数を減少させて、作業の効
率化・作業性の向上を共に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の架線敷設工法を説明す
る説明図である。
【図2】本発明の第1実施形態の架線敷設工法を説明す
る説明図である。
【図3】本発明の第1実施形態の架線敷設工法を説明す
る説明図である。
【図4】多重ブレーキ付線出器を説明する説明図であ
る。
【図5】多重ブレーキ付線出器を説明する説明図であ
る。
【図6】装柱形態を説明する説明図である。
【図7】装柱形態を説明する説明図である。
【図8】センサ付金車を説明する説明図である。
【図9】センサ付金車を説明する説明図である。
【図10】センサ付金車を説明する説明図である。
【図11】アンチバック金車を説明する説明図である。
【図12】センサ付金車・アンチバック金車の電柱取り
付けを説明する説明図である。
【図13】本発明の第2実施形態の架線敷設工法を説明
する説明図である。
【図14】本発明の第2実施形態の架線敷設工法を説明
する説明図である。
【図15】本発明の第2実施形態の架線敷設工法を説明
する説明図である。
【図16】本発明の第3実施形態の架線敷設工法を説明
する説明図である。
【図17】コイルハンガを説明する説明図である。
【図18】本発明の第4実施形態の架線敷設工法を説明
する説明図である。
【図19】本発明の第4実施形態の架線敷設工法を説明
する説明図である。
【図20】本発明の第4実施形態の架線敷設工法を説明
する説明図である。
【図21】本発明の第4実施形態の架線敷設工法を説明
する説明図である。
【図22】本発明の第4実施形態の架線敷設工法を説明
する説明図である。
【図23】コイルハンガの装柱を説明する説明図であ
る。
【図24】コイルハンガを引き綱に固定するクリップの
説明図である。
【図25】本発明の第5実施形態の架線敷設工法を説明
する説明図である。
【図26】本発明の第5実施形態の架線敷設工法を説明
する説明図である。
【図27】本発明の第5実施形態の架線敷設工法を説明
する説明図である。
【図28】本発明の第5実施形態の架線敷設工法を説明
する説明図である。
【図29】本発明の第5実施形態の架線敷設工法を説明
する説明図である。
【図30】本発明の第6実施形態の架線敷設工法を説明
する説明図である。
【図31】本発明の第6実施形態の架線敷設工法を説明
する説明図である。
【図32】本発明の第6実施形態の架線敷設工法を説明
する説明図である。
【図33】本発明の第7実施形態の架線敷設工法を説明
する説明図である。
【図34】本発明の第7実施形態の架線敷設工法を説明
する説明図である。
【図35】本発明の第7実施形態の架線敷設工法を説明
する説明図である。
【図36】本発明の第7実施形態の架線敷設工法を説明
する説明図である。
【図37】本発明の第7実施形態の架線敷設工法を説明
する説明図である。
【図38】本発明の第7実施形態の架線敷設工法を説明
する説明図である。
【図39】スパイラルハンガを説明する説明図である。
【図40】本発明の第8実施形態の架線敷設工法を説明
する説明図である。
【図41】本発明の第8実施形態の架線敷設工法を説明
する説明図である。
【図42】本発明の第8実施形態の架線敷設工法を説明
する説明図である。
【図43】アンチバック・センサ付き金取付方法を示す
図である。
【図44】従来の架線敷設工法の例を説明する説明図で
ある。
【図45】従来の架線敷設工法の例を説明する説明図で
ある。
【図46】従来の架線敷設工法の例を説明する説明図で
ある。
【図47】アンチバック金車を用いる架線敷設工法で発
生する架線の垂れ下がりを説明する説明図である。
【符号の説明】
1a,1b,1c,1d 電柱 2a,2b,2c,2d 装柱金具 3a,3b アンチバック・セン
サ付金車 3a’,3b’ アンチバック金車 5 引き綱 6 撚り戻し 7 メッセンジャワイヤ 7a スラグ 8 キャンドラ 9 多重ブレーキ付線出
器 9a 線出器本体 9b キャスタ 9c 回動主軸 9d 主軸ホルダ 9e 固定部 9f ブレーキ装置 9g 線路 9h 固定綱 9i 張力計測器 9j ワイヤ引き込み装置 10 ワイヤドラム 11 工事用車両 11a フック 12 張節金具 13 巻き付けグリップ 14 ビニールチューブ 15 吊架金具 16 センサ付金車 16a ローラ 16b 弾性ゴム部 16c ブレーキ用回転カム 16d ソレノイド 16e 回動子 16f エンコーダ 17 アンチバック金車 17a ローラ 17b 弾性ゴム部 17c アンチバック用回転カ
ム 18a 第1引き綱 18b 第2引き綱 19 ケーブル 20 ケーブルドラム 21 ケーブルハンガ 22 コイルハンガ 22a,22b,22c コイルハンガ 23 取付金具 23a 金具本体 23b 回動体 23c 孔部 23d ねじ 23e 開閉部 23f 突起部 24 クリップ 25 ワイヤ 25a ワイヤ先端 26 シース 26a シース先端 27 クリップ操作ドライ
バ 28 リング 29 留めひも 30a 第1引き綱 30b 第2引き綱 30c 第3引き綱 31 スパイラルハンガ 31a,31b,31c コイルハンガ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】メッセンジャワイヤまたはケーブルという
    架線を架空に張り渡す架線敷設工法において、 始端柱から終端柱までのそれぞれの電柱に取り付けられ
    たアンチバック金車およびセンサ付金車に引き綱を架渉
    し、 引き綱の一端に架線を取り付け、 架線および引き綱の送り方向と反対方向の所定張力を架
    線および引き綱に加えて準緊線状態を維持しつつ引き綱
    を牽引して架線を架渉し、 架渉した架線を電柱に装柱して架線を敷設することを特
    徴とする架線敷設工法。
  2. 【請求項2】メッセンジャワイヤまたはケーブルという
    架線を架空に張り渡す架線敷設工法において、 始端柱から終端柱までの間にある電柱に取り付けられた
    アンチバック金車およびセンサ付金車に2条の第1引き
    綱および第2引き綱を通過させてともに架渉し、 第1引き綱にメッセンジャワイヤの始端を取り付けた後
    に第1引き綱およびメッセンジャワイヤを準緊線状態で
    牽引してメッセンジャワイヤを架渉し、 電柱にメッセンジャワイヤを装柱し、 第2引き綱にケーブルの始端を取り付けた後に第2引き
    綱およびケーブルを準緊線状態で牽引してケーブルを架
    渉し、 メッセンジャワイヤに宙乗り器に乗りケーブルハンガを
    取り付けつつケーブルを配置して架線を敷設することを
    特徴とする架線敷設工法。
  3. 【請求項3】メッセンジャワイヤまたはケーブルという
    架線を架空に張り渡す架線敷設工法において、 始端柱から終端柱までのそれぞれの電柱に取り付けられ
    た2連のアンチバック金車およびセンサ付金車に2条の
    第1引き綱および第2引き綱を通過させてともに架渉
    し、 第1引き綱にメッセンジャワイヤの始端を取り付けた後
    に第1引き綱およびメッセンジャワイヤを準緊線状態で
    牽引してメッセンジャワイヤを架渉し、 電柱にメッセンジャワイヤを装柱し、 第2引き綱にケーブルの始端を取り付けた後に第2引き
    綱およびケーブルを準緊線状態で牽引してケーブルを架
    渉して架線を敷設することを特徴とする架線敷設工法。
  4. 【請求項4】メッセンジャワイヤまたはケーブルという
    架線を架空に張り渡す架線敷設工法において、 片端が電柱に固定されたコイルハンガおよび電柱に取り
    付けられたアンチバック金車およびセンサ付金車に第1
    引き綱を通過させて第1引き綱を架渉し、 第1引き綱の送り方向に対し反対方向の所定張力を第1
    引き綱に加えて第1引き綱を準緊線状態にし、 第1引き綱に固定されるクリップにコイルハンガの他端
    を取り付け、 第1引き綱とともにクリップを移動させて隣接する電柱
    までコイルハンガを伸ばし、 隣接する電柱にコイルハンガの他端を固定して第1引き
    綱によりコイルハンガが吊り下げられた状態で電柱間に
    コイルハンガによる閉空間を形成し、 第1引き綱の終端にメッセンジャワイヤと第2引き綱と
    を共に取り付け、 準緊線状態を維持しつつメッセンジャワイヤと第2引き
    綱とをコイルハンガの閉空間を通過させながら共に架渉
    し、 架渉したメッセンジャワイヤを電柱に装柱してメッセン
    ジャワイヤからコイルハンガを吊り下げ、 第2引き綱の終端にケーブルの始端を取り付けてコイル
    ハンガの閉空間内を通過するようにケーブルを架渉し、 メッセンジャワイヤから吊り下げられるコイルハンガ内
    にケーブルを配置して架線を敷設することを特徴とする
    架線敷設工法。
  5. 【請求項5】メッセンジャワイヤまたはケーブルという
    架線を架空に張り渡す架線敷設工法において、 片端が電柱に固定されたコイルハンガおよび電柱に取り
    付けられた2連のアンチバック金車およびセンサ付金車
    に2条の第1引き綱および第2引き綱とを通過させてと
    もに架渉し、 第1引き綱にメッセンジャワイヤの始端を取り付けた後
    に第1引き綱およびメッセンジャワイヤを準緊線状態で
    牽引してメッセンジャワイヤを架渉し、 電柱にメッセンジャワイヤを装柱し、 準緊線状態の第2引き綱に固定されるクリップにコイル
    ハンガの他端を取り付け、 第2引き綱とともにクリップを移動させて隣接する電柱
    までコイルハンガを伸ばし、 隣接する電柱にコイルハンガの他端を固定して電柱間に
    コイルハンガによる閉空間を形成するとともにメッセン
    ジャワイヤからコイルハンガを吊り下げ、 第2引き綱の終端にケーブルの始端を取り付けてコイル
    ハンガの閉空間内を通過するようにケーブルを終端柱側
    へ延線し、 メッセンジャワイヤが吊り下げるコイルハンガ内にケー
    ブルを配置して架線を敷設することを特徴とする架線敷
    設工法。
  6. 【請求項6】メッセンジャワイヤまたはケーブルという
    架線を架空に張り渡す架線敷設工法において、 片端が電柱に固定されたコイルハンガおよび電柱に取り
    付けられた2連のアンチバック金車およびセンサ付金車
    に2条の第1引き綱および第2引き綱とを通過させてと
    もに架渉し、 第2引き綱を電柱に固定して張架し、 準緊線状態の第1引き綱に固定されるクリップにコイル
    ハンガの他端を取り付け、 第1引き綱とともにクリップを移動させて隣接する電柱
    までコイルハンガを伸ばし、 隣接する電柱にコイルハンガの他端を固定して電柱間に
    コイルハンガによる閉空間を形成するとともに第2引き
    綱からコイルハンガを吊り下げ、 第1引き綱の終端にメッセンジャワイヤを取り付けた後
    に第1引き綱およびメッセンジャワイヤを準緊線状態で
    牽引してメッセンジャワイヤを架渉し、 メッセンジャワイヤを電柱の装柱金具に装柱して第2引
    き綱に代えてメッセンジャワイヤからコイルハンガを吊
    り下げ、 第2引き綱の終端にケーブルの始端を取り付けた後にコ
    イルハンガの閉空間内を通過するようにケーブルを終端
    柱側へ延線し、 メッセンジャワイヤが吊り下げるコイルハンガ内にケー
    ブルを配置して架線を敷設することを特徴とする架線敷
    設工法。
  7. 【請求項7】メッセンジャワイヤまたはケーブルという
    架線を架空に張り渡す架線敷設工法において、 片端が電柱に固定されたコイルハンガおよび電柱に取り
    付けられた3連のアンチバック金車およびセンサ付金車
    に3条の第1引き綱,第2引き綱および第3引き綱とを
    通過させてともに架渉し、 第1引き綱にメッセンジャワイヤの始端を取り付けた後
    に第1引き綱およびメッセンジャワイヤを準緊線状態で
    牽引してメッセンジャワイヤを架渉し、 電柱にメッセンジャワイヤを装柱し、 第2引き綱にケーブルの始端を取り付けた後に第2引き
    綱およびケーブルを準緊線状態で牽引してケーブルを架
    渉し、 準緊線状態の第3引き綱に固定されるクリップにコイル
    ハンガの他端を取り付け、 第3引き綱とともにクリップを移動させて隣接する電柱
    までコイルハンガを伸ばし、 隣接する電柱にコイルハンガの他端を固定して電柱間に
    コイルハンガによる閉空間を形成し、 メッセンジャワイヤから吊り下げられたコイルハンガに
    ケーブルを配置して架線を敷設することを特徴とする架
    線敷設工法。
  8. 【請求項8】メッセンジャワイヤまたはケーブルという
    架線を架空に張り渡す架線敷設工法において、 スパイラルハンガおよび電柱に取り付けられた2連のア
    ンチバック金車およびセンサ付金車に2条の第1引き綱
    と第2引き綱とを通過させてともに架渉し、 第2引き綱の始終端を電柱に固定して張架するとともに
    第1引き綱および第2引き綱にスパイラルハンガを挿通
    し、 準緊線状態の第1引き綱にスパイラルハンガを取り付け
    て隣接する電柱間でスパイラルハンガを渡して電柱間に
    スパイラルハンガによる閉空間を形成するとともに第2
    引き綱からスパイラルハンガを吊り下げ、 第1引き綱の終端にメッセンジャワイヤを取り付けた後
    に第1引き綱およびメッセンジャワイヤを準緊線状態で
    牽引してメッセンジャワイヤを架渉し、 メッセンジャワイヤを電柱に装柱して第2引き綱に代え
    てメッセンジャワイヤからスパイラルハンガを吊り下
    げ、 第2引き綱にケーブルの始端を取り付けた後に第2引き
    綱およびケーブルを準緊線状態で牽引してケーブルを架
    渉し、 メッセンジャワイヤが吊り下げるスパイラルハンガ内に
    ケーブルを配置して架線を敷設することを特徴とする架
    線敷設工法。
  9. 【請求項9】請求項4〜請求項8の何れか1項に記載の
    架線敷設工法において、 使用する引き綱の径をそれぞれ異ならせ、 細径と太径の引き綱を共に架渉するときに太径の引き綱
    が細径の引き綱よりも自重により下方へ垂れ下がらせて
    架渉することを特徴とする架線敷設工法。
  10. 【請求項10】請求項1〜請求項9の何れか1項に記載
    の架線敷設工法において、 メッセンジャワイヤまたはケーブルという架線が巻線収
    容されるドラムの回動を制動するとともにドラムから架
    線を繰り出す多重ブレーキ付線出器を設置し、 多重ブレーキ付線出器によりドラムの回動を制動するこ
    とで架線に張力を掛けて準緊線状態を維持しながら架線
    を架渉することを特徴とする架線敷設工法。
  11. 【請求項11】請求項1〜請求項10の何れか1項に記
    載の架線敷設工法において、 アンチバック金車は全電柱に取り付けし、センサ付金車
    は重要横断箇所および数径間ごとに取付をすることを特
    徴とする架線敷設工法。
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