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JP2002090490A - 上部格子板検査装置 - Google Patents

上部格子板検査装置

Info

Publication number
JP2002090490A
JP2002090490A JP2000280571A JP2000280571A JP2002090490A JP 2002090490 A JP2002090490 A JP 2002090490A JP 2000280571 A JP2000280571 A JP 2000280571A JP 2000280571 A JP2000280571 A JP 2000280571A JP 2002090490 A JP2002090490 A JP 2002090490A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
grid
lattice
cell
sensor block
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000280571A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Takabayashi
順一 高林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2000280571A priority Critical patent/JP2002090490A/ja
Publication of JP2002090490A publication Critical patent/JP2002090490A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

Landscapes

  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】上部格子板の格子材の上部をガイドとして容易
かつ迅速に検査部位に移動して停止および位置決めする
ことができ、かつセンサ等を組み込んだ部分を各格子セ
ル内に一回挿入するだけで、その各格子セルを構成する
4面の格子材の板面を短時間で能率よく、しかも高精度
で検査することができるようにする。 【解決手段】原子炉内構造物である上部格子板上3に設
置され、上部格子板3の各格子セル9毎に位置決め停止
できる移動体10と、この移動体10に昇降可能に設け
られ、上部格子板3の各格子セル9内を上下方向に通過
する際に探傷試験用センサ25によって各格子セル9に
面する格子材11の板面検査を行なうセンサブロック1
2とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原子力発電所の炉
内構造物である上部格子板、特にその格子材の板面に対
して非破壊検査を行い、これらの部位に対する健全性確
認を容易かつ迅速に行うことができる上部格子板検査装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】原子力発電所の停止期間中に原子炉内の
点検を行う場合、一般に原子炉内を満水にした状態でウ
ェル上部に据え付けられている燃料交換機を使用して、
点検器材を炉内に吊り下ろし、目的部位に接近させるこ
とが行なわれる。
【0003】原子炉内の炉心シュラウド上部に設けられ
る上部格子板の点検もこの例によっている。上部格子板
は燃料の上部を保持するため、格子状に連結した板材
(以下、「格子材」という)で構成される100以上の
格子セルをもつ構成とされており、燃料に最も接近して
いる構造物の一つである。したがって、放射線照射によ
る脆化の影響を受け易く、この脆化の影響によって万
一、格子板に欠陥が発生し、規則正しく配列されている
格子形状に狂いが発生することを想定すると、燃料間距
離の変化によって核反応度の変化や制御棒の挿入に支障
をきたす可能性が考えられる。
【0004】そこで従来、上部格子板の格子材の検査を
実施する場合、炉心上部から検査用センサを走査させる
装置を吊り降ろして上部格子板上に設置し、そのセンサ
を走査させて格子材の板面の検査を実施することとなる
が、走査のため長時間がかかるうえ、一つの格子セルか
ら次の格子セルへの移動および停止位置決め等にも時間
がかかり、100以上もある格子セルの全数について検
査するには膨大な時間が必要となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このため、上述した従
来の技術のもとにおいては、定期検査中のクリティカル
となる炉心作業として、上部格子板の検査を実施するこ
とは殆ど不可能な状況であり、検査部位のごく一部の抜
き取り検査を実施する程度しかできない状況であった。
【0006】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、上部格子板の格子材の上部をガイドとして
容易かつ迅速に検査部位に移動して停止および位置決め
することができ、かつセンサ等を組み込んだ部分を各格
子セル内に一回挿入するだけで、その各格子セルを構成
する4面の格子材の板面を短時間で能率よく、しかも高
精度で検査することができる上部格子板検査装置を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に係る発明では、原子炉内構造物である
上部格子板上に設置され、前記上部格子板の各格子セル
毎に位置決め停止できる移動体と、この移動体に昇降可
能に設けられ、前記上部格子板の各格子セル内を上下方
向に通過する際に探傷試験用センサによって前記各格子
セルに面する格子材の板面検査を行なうセンサブロック
とを備えたことを特徴とする上部格子板検査装置を提供
する。
【0008】請求項2に係る発明では、請求項1記載の
上部格子板検査装置において、センサブロックの探傷試
験用センサは渦電流探傷試験用プローブであり、このプ
ローブが格子セル内を通過する際に、その通過部位にお
ける欠陥、板面変形の有無および程度等の異常を確認し
得るものである上部格子板検査装置を提供する。
【0009】請求項3に係る発明では、請求項2記載の
上部格子板検査装置において、渦電流探傷試験用プロー
ブは格子セルに面する各格子材に対応して複数設けら
れ、センサブロックを格子セル内に1回通過させること
により前記格子セル内における板面全体の検査が可能で
ある上部格子板検査装置を提供する。
【0010】請求項4に係る発明では、請求項2または
3記載の上部格子板検査装置において、センサブロック
は格子セル内の横断面とほぼ一致する断面形状を有し、
かつ渦電流探傷試験用プローブは前記格子セルに面する
4方向の全板面に対向して配置されている上部格子板検
査装置を提供する。
【0011】請求項5に係る発明では、請求項2から4
までのいずれかに記載の上部格子板検査装置において、
渦電流探傷試験用プローブは複数の検出子を有し、格子
セル内通過時に電気的に高速で隣接する検出子毎に順次
励起することにより移動走査と同様の信号を得るものと
し、これらの信号を比較処理して得られた信号の変化デ
ータより当該プローブの移動方向と平行な欠陥の検出が
可能である上部格子板検査装置を提供する。
【0012】請求項6に係る発明では、請求項1から5
までのいずれかに記載の上部格子板検査装置において、
渦電流探傷試験用センサは、センサブロックの格子セル
内での昇降と連動して格子材に設離する方向に進退可能
とされてている上部格子板検査装置を提供する。
【0013】請求項7に係る発明では、請求項1から6
までのいずれかに記載の上部格子板検査装置において、
センサブロックに渦電流探傷試験用プローブとともに、
またはこれに代えて、アレイ型の超音波探傷試験用プロ
ーブ、ラインイメージスキャナ、ブラシ、吸引ノズル、
吹き飛ばしノズルおよび加工工具のうち、少なくともい
ずれか一つを組み込んだ上部格子板検査装置を提供す
る。
【0014】なお、本発明において望ましくは、移動体
を、検査すべき格子セルを構成する4枚の格子材上に設
置し、この格子材をガイドとして移動できる構造とす
る。これにより、隣接する格子の無い最外周部に位置す
る格子セルまで検査でき、上部格子板全体に渡る検査が
可能となる。
【0015】また、移動体は望ましくは、格子セル内で
相対する平行な格子材に対して3個(例えば片側1個、
他方2個)以上の車輪を有するものとし、これらの車輪
はそれぞれ格子セル内面側に沿う鍔を有するものとす
る。これにより装置全体を安定に保持することができ
る。
【0016】また、車輪は、鍔の突出量以上の昇降動作
を行なわせる昇降機構によって支持させる構成とする。
これにより、装置移動の障害となる方向に配置される車
輪をこの昇降機構によって持ち上げ、スムーズに隣接す
る格子セルへ移動することができる。
【0017】なお、移動体の各一辺に設けられる車輪の
少なくとも1つを、装置移動のための駆動輪とする。
【0018】さらに、移動体には少なくとも直交する2
つの格子材の有無を検知するセンサを具備するものとす
る。これにより、装置移動に際して次の検査位置におけ
る各停止位置を検出し、正確に位置決めすることができ
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る上部格子板検
査装置の実施形態について、図面を参照して説明する。
【0020】まず、図1〜図8によって一実施形態を説
明する。
【0021】図1は、本実施形態で適用する沸騰水型原
子炉の原子炉圧力容器内を示したものであり、蒸気乾燥
器およびシュラウドヘッドを取外した定期検査時の炉心
周りの状況を示す概略図である。この図1に示すよう
に、原子炉圧力容器1内には炉心シュラウド2、上部格
子板3および炉心支持板4のみが残存している。このよ
うに、上部格子板3上部には障害となる構造物が存在し
ないため、オペレーションフロア5上の燃料交換機6お
よび補助ホイスト7により、本実施形態による上部検査
装置8を上部格子板3上に吊り降ろすことが可能とな
る。
【0022】図2は上部格子板3の構成を示す平面図で
ある。この図2に示すように、上部格子板3の本体部分
は、1辺約120mmの正方格子状の格子セル9が規則
正しく並んだ縦横に交差した格子材11によって構成さ
れている。なお、格子材11は例えば厚さ約9mmの板
材である。
【0023】図3は上部格子板検査装置8を上部格子板
3上に設置した状態を示す側面図であり、図4は一部を
切欠して示す平面図である。図5は上部格子板検査装置
8による検査状態を示す側面図である。
【0024】これらの図に示すように、上部格子板検査
装置8は大別して、上部格子板3の格子材11上で移動
する移動体10と、この移動体10に保持された検査用
のセンサブロック12とからなる。
【0025】移動体10は、上部格子板3の格子材11
上に設置され、この格子材11をガイドとして互いに隣
接する格子セル9に順次移動可能とされ、かつ各格子セ
ル9毎に位置決め可能とされている。すなわち、移動体
10は、水平な四角形状のトッププレート13を主体と
して構成され、このトッププレート13の中央に垂直な
例えば断面四角形状のガイドシャフト14が昇降可能に
挿通されている。このガイドシャフト14の下端部に、
センサブロック12が連結されている。トッププレート
13上には、センサブロック12を昇降させるための昇
降モータ15が設けられ、この昇降モータ15の駆動軸
に設けられたギア16が、ガイドシャフト14の側面に
設けたラック17に噛合して、ガイドシャフト14を昇
降させ、これによりセンサブロック12を昇降駆動する
ようになっている。センサブロック12の構成について
は、後に詳述する。
【0026】トッププレート13の外側の辺縁部には、
それぞれ縦長な車輪昇降プレート18が配置されてい
る。この各車輪昇降プレート18の上端部が、トッププ
レート13に取付けたエアシリンダ19のシリンダロッ
ド19aに連結され、このシリンダロッド19aの上下
方向の進退動作に応じて車輪昇降プレート18が昇降で
きるようになっている。なお、昇降プレート18の両側
縁はガイドプレート18aによってスライド可能に支持
されている。
【0027】各車輪昇降プレート18の下端部には、そ
れぞれ水平軸周りで回転する車輪20が2組ずつ設けら
れている。各車輪20は周囲に鍔21を有しており、こ
れらが1つのセル空間において対向する平行な格子材1
1の内側に突出するようになっている。しかして、各辺
に対応してそれぞれ車輪20が昇降可能に配置され、こ
れらの車輪20の昇降により、車輪20が格子材11の
上縁に接触し、または上方に離間することができる。
【0028】各車輪20は2つずつが、車輪昇降プレー
ト18に設けられた駆動モータ22に例えばベベルギア
等を用いた動力伝達機構23によって連結され、同時に
同一方向に回転できるようになっている。本実施形態に
おいては、全ての車輪20が駆動輪とされているが、少
なくとも1列に配置された2つの車輪20のうちの一方
だけを駆動輪としてもよい。つまり、平行に相対する格
子材11上に乗つた移動体10の車輪20の少なくとも
1つは装置移動のための駆動輪である。
【0029】なお、移動体10には少なくとも直行する
2つの格子材11上に格子材の有無を検知する近接セン
サ24が具備されている。この近接センサ24れによ
り、装置移動に際して次の検査位置における格子位置を
検出することで正確に位置決めできるようになってい
る。
【0030】このように、各車輪20は鍔21を有して
いるため、格子材11上から車輪20が外れることがな
く、また検査すべき格子セル9を構成する4枚の格子材
11上に設置され、この格子材11をガイドとして移動
することができるので、検査すべき格子セル9内のみで
位置決めされ、隣接する他の部材の形状に影響されな
い。したがって、隣接する格子セル9が無い最外周部に
位置する格子セル9まで検査することができ、よって上
部格子板3の全体に亘る検査が可能となる。
【0031】また、移動体10の車輪20には鍔21の
突出量以上の距離だけ昇降する昇降機構(車輪昇降プレ
ート18、エアシリンダ19等)が設けられているの
で、装置移動に障害となる車輪20はこの昇降機構によ
って持ち上げられることにより、スムーズに隣接する格
子セル9へ移動することができる。
【0032】次に、センサブロック12について説明す
る。センサブロック12は例えば直方体状のものであ
り、前記の如く移動体10のトッププレート13に垂直
なガイドシャフト14を介して昇降可能に支持され、そ
の内部に組込んだ探傷試験用センサにより、各格子セル
9内を通過する際に各格子セル9に面する格子材11の
板面検査、例えば通過部位における欠陥の有無およびそ
の大きさ、板面の変形等の異状の有無確認等を迅速にを
行なうものである。
【0033】すなわち、図5に示すように、センサブロ
ック12の横断面形状は格子セル9の横断面サイズより
小さく、かつ車輪20と干渉しない構成とされている。
このセンサブロック12の各外側面部位に、探傷試験用
プローブとして、多数の渦電流探傷試験用プローブ(E
CTプローブ)25がそれぞれユニットとして組み込ま
れている。
【0034】すなわち、各ECTプローブ25は格子セ
ル9に面する格子材11の板面に接近できるようにする
ため、それぞれケース内に収納した形で4つのコーナユ
ニット26と、それらの間に配置された4つのセンタユ
ニット27とに分離され、これら各ユニット26,27
がそれぞれ内外側方向に移動可能な構成としてある。
【0035】図6,図7および図8は、このようなコー
ナユニット26およびセンタユニット27の構成および
動作等を示す説明図である。
【0036】図6(a)は、センサブロック12の準備
状態を示す斜視図である。同図に示すように、コーナユ
ニット26およびセンタユニット27は非検査状態では
センサブロック12の内方に収納された状態となってい
る。また、図6(b)は検査時の状態を示している。同
図に示すように、検査時にはコーナユニット26および
センタユニット27が格子材11の格子セルに面する表
面に当たるまで押出される。図6(c)は上記の各状態
を平面的に示す説明図である。同図に示すように、各ユ
ニット26,27を格子材11の板面まで押出すには、
まずコーナユニット26が斜め方向に押出され、センタ
ユニット27の押出しに障害がなくなってからセンタユ
ニット27が押出される。また、各ユニット26,27
の収納はこれと逆の手順となる。
【0037】図7(a)はコーナユニット26の押出し
機構を示す斜視図であり、同図(b)は平面図である。
これらの図に示すように、コーナユニット26の上部
に、このコーナユニット26を斜め方向に案内するため
のガイドシャフト28が設けられ、またコーナユニット
26の側面にはスライドベース29が設けられている。
そして、スライドベース29対するスライダ30を動作
ロッドとするエアシリンダ31がセンサブロック12に
設けられ、このエアシリンダ31によりコーナユニット
26の側面を押し引きすることにより、コーナユニット
26がセンサブロック12から斜め方向に出し入れされ
るようになっている。
【0038】図8(a)はセンタユニット27の押し出
し機構を示す平面図であり、同図(b)は斜視図であ
る。これらの図に示すように、センタユニット27はガ
イドシャフト32によってセンサブロック12の外側面
に直行する方向に案内されて移動できるようになってお
り、さらにセンサブロック12内に設けたエアシリンダ
33の動作ロッド34に連結され、このエアシリンダ3
3の動きに連動してセンタユニット27が進退できるよ
うになっている。センタユニット27自体は横方向に長
いが、ガイドシャフト32によって案内されることか
ら、進退動作がよりスムーズに行なえるようになってい
る。
【0039】なお、以上のシリンダ、モータ等の駆動機
構は、図示しないオペレーションフロア等の制御装置に
接続され、遠隔的に自動操作できるようになっている。
【0040】次に作用を説明する。
【0041】図1に示すように、通常の定期検査の際に
取外す機器を取外した後、炉水を保持した状態で本実施
形態による上部格子板検査装置8をRPV内に吊下げ、
上部格子板3の任意の格子上に着座させる。
【0042】着座の後、図3、図4等に示すように、移
動体10に設けたエアシリンダ19を作動させ、互いに
平行に配置されている1対の車輪20のいずれかを上昇
させた後、残る車輪20を駆動モータ22により回転駆
動させて検査装置を移動させる。すなわち、移動方向に
沿う車輪20は格子上に搭載し、移動に対して障害とな
る方向の車輪20を車輪昇降プレート18を介して上部
格子板3に引掛らない位置まで上昇させる。同様に、セ
ンサブロック12もガイドシャフト14を介して昇降モ
ータ15により上部格子板3に引掛らない位置まで持上
げておく。そして、センサブロック12が検査すべき格
子セル9の真上に位置したとき、この位置関係を近接セ
ンサ24によって検出する。隣接した他の格子セル9へ
の移動の際には、この近接センサ24が格子材11を検
出した位置で装置を停止させることにより、自動的にセ
ンサブロック12を格子内に挿入し得る位置に位置決め
することができる。
【0043】車輪20およびセンサブロック12が完全
に格子セル9内に挿入された状態が図5に示した状態で
ある。位置決め移動を実施する車輪20は、車輪昇降プ
レート18に保持され、駆動モータ22によって回転さ
せられる。車輪昇降プレート18は両側面をガイドプレ
ート18aでガイドされ、エアシリンダ19により車輪
20が上部格子版3上への設置状態から格子材11と干
渉しない位置まで昇降する。
【0044】すなわち、センサブロック12を格子セル
9内に通過させることで板面の検査を実施する際、簡便
な構造により格子自体をガイドとして隣接する格子セル
9に順次移動できることにより、上部格子板3の格子材
11全体の検査を遠隔自動的に迅速に実施することがで
きる。
【0045】また、センサブロック12にはECTプロ
ーブ25が格子セル9を囲む格子材の各板面に相対して
並列配置されているので、センサブロック12に別途E
CTプローブのスキャン機構を必要とすることがなく、
センサブロック12を格子セル9内に1回通過させるだ
けで、格子セル9を囲む全ての格子材の板面全体を同時
に検査することができる。
【0046】また、本実施形態では、ECTプローブ2
5の列において、センサブロック121の格子内通過時
に各プローブを電気的に高速で隣接するプローブ順に順
次励起させることにより、各々のプローブからの信号を
比較処理して得られた信号の変化データにより、あたか
も1つのECTプローブを横方向に走査させたのと同等
の信号を得ることができ、従って通常では検出困難とな
るECTプローブの移動方向と平行な欠陥の検出も可能
となる。
【0047】以上のように、本実施形態によれば、車輪
20の昇降および回転駆動を繰返すことにより、検査ス
タート位置から移動体10を移動させ、センサブロック
12を格子セル9内に挿入し、主にECTを主体とした
非破壊検査を行なうことにより、4方向の格子面全面に
対する検査を実施することができる。特に本実施形態に
おいては、放射線照射に伴う脆化による割れや疲労割れ
等の欠陥の有無を検査することにより、上部格子板3の
健全性を確認でき、ひいては原子炉の安全性向上に寄与
することができる。
【0048】また、横一列に配置されたECTプローブ
25は、各通過位置における亀裂や減肉などの欠陥の有
無を検査することができる。この場合、一つ一つのEC
Tプローブ25での検査によってはECTプローブ25
の移動方向に延びた欠陥の検知はECTの特性上困難と
なるところ、本実施形態においては、横一列に配置した
ECTプローブ25を高速で順次励起させ、隣接するプ
ローブ同士の信号の比較処理をすることにより、あたか
も一つのプローブを横方向に移動させたのと同様の信号
を得ることにより、センサブロック12が移動する方向
と平行な欠陥も十分検出することができる。
【0049】なお、本発明は上記実施形態に限らず、図
9〜図12に示すように、他の種々の態様で実施するこ
とができる。
【0050】図9(a),(b)は、ECTプローブ2
5に代えてアレイ型のUTセンサ50を適用した構成を
示している。
【0051】この図9(a)に示した実施形態において
は、センサブロック12に、前記一実施形態にのECT
プローブと同一配置でアレイ型の超音波探傷試験用セン
サ(UTセンサ)50が組み込まれている。なお、図9
(a)には詳細に示してないが、本例のUTセンサ50
もセンサブロック12に対して進退可能に設けられる。
【0052】このアレイ型のUTセンサ50の場合に
は、電気的制御によってECTでは検出困難な板内面お
よび裏面側の検査も可能となる。すなわち、図9(b)
に示すように、アレイ型UTセンサ50の各検出子エレ
メント51を励起パルス遅延回路52により順次に変え
て励起させることにより、電気的に超音波の発振方向を
コントロールすることができる。また、数個の検出子エ
レメント51を1セットとして任意の角度で超音波を発
信した後、1エレメント分だけ超音波を発振するエレメ
ントのセットを順次ずらしていくことにより、あたかも
センサブロック12が移動する方向と直交する方向に超
音波センサを移動走査させた場合と同様に、センサを機
械的に動かすことなく探傷することが可能となる。この
ようなセンサの励起を高速で実施することにより、格子
材11の板内部から表裏面に至るまで板面の全範囲を詳
細に検査することが可能となる。
【0053】図10は、格子材11の板面を視覚適に検
査する場合の例を示している。
【0054】すなわち、この例ではセンサブロック12
の外周面に帯状のイメージセンサ、つまりラインイメー
ジセンサ55を設けている。このような構成によると、
センサブロック12にラインイメージセンサ55を組込
んで、センサブロック12の移動に同期して映像を撮り
込むことによって、格子材11の板面の外観検査が可能
となる。つまり、センサブロック12が格子内を通過す
ることで、ラインイメージセンサ55が格子面に沿って
移動し、格子セル9に面する板面全体の外観映像を取り
込むことが可能となり、位置的情報と合せて映像的な面
から異常の有無等を確認することが可能となる。
【0055】図11は、センサブロック12のセンサ部
を挟むようにブラシ57を取りつけた例を示している。
【0056】この例では、センサブロック12に、セン
サ56とともにブラシ57を設け、図示しない吸引ノズ
ルまたは吹き飛ばしノズル等が組付けられている。これ
により、検査に支障をきたす可能性のある格子材11の
表面に付着したクラッドを除去できるようになってい
る。
【0057】一般に、上部格子板を含めた炉内構造物の
表面にはソフトクラッドが付着しており、場合によって
は欠陥検出感度を低下させる要因となる。図11の例で
は、センサ56近傍に設けたブラシ57によって、この
ようなソフトクラッドを掻き落として除去することがで
き、これにより上記問題を解決することができる。
【0058】図12は、センサブロック12に付随させ
て設ける補修手段の構成例を示している。すなわち、万
一欠陥が発見された場合における補修を、検査直後に行
なえるようにするものである。
【0059】この図12の例では、センサブロック12
が移動体10に対して前記各例のものと交換可能に奏着
できる構成としてあり、欠陥が確認された場合にはその
交換を行なう。例えばセンサブロック12の下端等にY
軸ガイドシャフト61、X軸ガイドシャフト63等を有
する移動機構を設け、これによりドリル60等の加工工
具をX−Y方向に沿って移動機構に取付けるようにす
る。
【0060】このような加工工具の付け替えにより、検
出した欠陥の除去や保修を実施することができる。すな
わち、前述した検査用のセンサブロック12を取外し、
代りに補修工具を前後方向および左右方向に移動できる
機構を介して搭載し、欠陥位置に補修工具を位置決め
し、補修を実施する。図12においては、補修工具とし
てドリル60を搭載し、亀裂状欠陥の欠陥先端に対して
ドリル60により穴を空けることで、欠陥先端部の応力
を開放し、それ以上の欠陥進展を防ぐことができる。な
お本発明においては、ドリル60以外の各種加工工具を
適用することができるのは勿論である。
【0061】
【発明の効果】以上で詳述したように、本発明によれ
ば、原子炉定期点検等の際に、通常の手段では検査時間
がかかりすぎて全体に亘る検査を実施することが困難と
なっていた上部格子板の検査に対し、その格子セルにセ
ンサブロックを通過させるのみでこの格子を構成する格
子材面の検査を迅速に実施できるうえ、隣接する格子セ
ルへの移動も簡便かつ速やかに実施することができ、そ
れにより上部格子材全体に対して短い工期で高精度の検
査を実施することが可能となり、原子炉の安全性向上に
寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る上部格子板検査装置の一実施形態
を説明するための原子炉圧力容器の全体構成図。
【図2】図1に示す上部格子板を拡大して示す平面図。
【図3】本発明の一実施形態による上部格子板検査装置
の設置状態を示す側面図。
【図4】本発明の一実施形態による上部格子板検査装置
を一部切欠して示す平面図。
【図5】本発明の一実施形態による上部格子板検査装置
による検査状態を示す側面図。
【図6】(a),(b),(c)は本発明の一実施形態
による上部格子板検査装置のセンサブロックの各ユニッ
ト構成を示す説明図。
【図7】(a),(b)は本発明の一実施形態による上
部格子板検査装置のコーナユニットを示す説明図。
【図8】(a),(b)は本発明の一実施形態による上
部格子板検査装置のセンタユニットを示す説明図。
【図9】(a)は本発明の他の実施形態を示すもので、
UTセンサを具備した構成を示す図、(b)は作用説明
図。
【図10】本発明の他の実施形態を示すもので、センサ
ブロックにラインイメージセンサを設けた構成を示す
図。
【図11】本発明の他の実施形態を示すもので、センサ
ブロックにブラシを取付けた構成を示す図。
【図12】本発明の他の実施形態を示すもので、センサ
ブロックに補修手段を設けた構成を示す図。
【符号の説明】
1 原子炉圧力容器 2 炉心シュラウド 3 上部格子板 4 炉心支持板 5 オペレーションフロア 6 燃料交換機 7 補助ホイスト 8 上部検査装置 9 格子セル 10 移動体 11 格子材 12 センサブロック 13 トッププレート 14 ガイドシャフト 15 昇降モータ 16 ギア 17 ラック 18 車輪昇降プレート 18a ガイドプレート 19 エアシリンダ 19a シリンダロッド 20 車輪 21 鍔 22 駆動モータ 23 動力伝達機構 24 近接センサ 25 渦電流探傷試験用プローブ(ECTプローブ) 26 コーナユニット 27 センタユニット 28 ガイドシャフト 29 スライドベース 30 スライダ 31 エアシリンダ 32 ガイドシャフト 33 エアシリンダ 34 動作ロッド 50 アレイ型のUTセンサ 51 各検出子エレメント 52 パルス遅延回路 55 ラインイメージセンサ 56 センサ 57 ブラシ 60 ドリル 61 Y軸ガイドシャフト 63 X軸ガイドシャフト

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原子炉内構造物である上部格子板上に設
    置され、前記上部格子板の各格子セル毎に位置決め停止
    できる移動体と、この移動体に昇降可能に設けられ、前
    記上部格子板の各格子セル内を上下方向に通過する際に
    探傷試験用センサによって前記各格子セルに面する格子
    材の板面検査を行なうセンサブロックとを備えたことを
    特徴とする上部格子板検査装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の上部格子板検査装置にお
    いて、センサブロックの探傷試験用センサは渦電流探傷
    試験用プローブであり、このプローブが格子セル内を通
    過する際に、その通過部位における欠陥、板面変形の有
    無および程度等の異常を確認し得るものである上部格子
    板検査装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の上部格子板検査装置にお
    いて、渦電流探傷試験用プローブは格子セルに面する各
    格子材に対応して複数設けられ、センサブロックを格子
    セル内に1回通過させることにより前記格子セル内にお
    ける板面全体の検査が可能である上部格子板検査装置。
  4. 【請求項4】 請求項2または3記載の上部格子板検査
    装置において、センサブロックは格子セル内の横断面と
    ほぼ一致する断面形状を有し、かつ渦電流探傷試験用プ
    ローブは前記格子セルに面する4方向の全板面に対向し
    て配置されている上部格子板検査装置。
  5. 【請求項5】 請求項2から4までのいずれかに記載の
    上部格子板検査装置において、渦電流探傷試験用プロー
    ブは複数の検出子を有し、格子セル内通過時に電気的に
    高速で隣接する検出子毎に順次励起することにより移動
    走査と同様の信号を得るものとし、これらの信号を比較
    処理して得られた信号の変化データより当該プローブの
    移動方向と平行な欠陥の検出が可能である上部格子板検
    査装置。
  6. 【請求項6】 請求項1から5までのいずれかに記載の
    上部格子板検査装置において、渦電流探傷試験用センサ
    は、センサブロックの格子セル内での昇降と連動して格
    子材に設離する方向に進退可能とされてている上部格子
    板検査装置。
  7. 【請求項7】 請求項1から6までのいずれかに記載の
    上部格子板検査装置において、センサブロックに渦電流
    探傷試験用プローブとともに、またはこれに代えて、ア
    レイ型の超音波探傷試験用プローブ、ラインイメージス
    キャナ、ブラシ、吸引ノズル、吹き飛ばしノズルおよび
    加工工具のうち、少なくともいずれか一つを組み込んだ
    上部格子板検査装置。
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