JP2002066731A - 金属製ワークのろう付け方法 - Google Patents
金属製ワークのろう付け方法Info
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Abstract
る。 【解決手段】 ワークを樹脂の軟化温度以上まで加熱し
た後、フラックスが混合した懸濁液をワークに塗布し、
その後、加熱乾燥させれてろう付けする。これにより、
ワークの表面に付着したバインダ(樹脂)は、軟化して
その粘着性が強くなるので、仮にワーク表面に異物が付
着していても、バインダがその異物ごとフラックスを強
固にワーク表面に付着(結合)させるので、ワークの表
面に確実にフラックスを塗布する(付着させる)ことが
できる。また、ワークの温度は水の蒸発温度以上である
ので、仮にワークの表面に油分が付着しいても、油分に
て懸濁液中の水分が弾かれてしまう前に水分が蒸発し、
水分と共にフラックスが弾かれてしまうことを防止で
き、ワークの表面に確実にフラックスを塗布する(付着
させる)ことができる。
Description
う付け方法に関するもので、ラジエータ等のアルミニウ
ム製の熱交換器のろう付けに適用して有効である。
特開平7−185796号公報に記載の発明では、樹脂
からなるバインダの水溶液とフラックスとの懸濁液に冷
却フィン等のワークを浸漬して懸濁液をワークに塗布し
た後、そのワークを加熱乾燥してフラックスをワーク表
面に確実に付着させ、その後、炉内で加熱してろう付け
接合を行っている。
載の発明では、バインダの水溶液とフラックスとの懸濁
液をワークに単に塗布しているのみであるので、仮にワ
ークの表面に金属片等の異物が付着した状態で懸濁液の
塗布が行われると、ワークを搬送する際の振動や他のワ
ーク等と擦れ合うことにより、ワークを加熱乾燥する前
に異物がワークの表面から剥離してしまい、異物と共に
異物の表面に付着していたフラックスが剥がれてしまう
可能性がある。
着していると、懸濁液中の水分と共にフラックスが弾か
れてしまうので、油分が付着している部位には実質的に
フラックスを塗布することができない。
を十分に洗浄することにより、ワーク表面に付着した異
物や油分を除去することが望ましいが、この手段では、
ワークを洗浄する工程の工数(時間)が増大するので、
熱交換器の製造工数が増大してしまい、製造原価上昇を
招いてしまう。
確実にフラックスを塗布する(付着させる)ことを目的
とする。
成するために、請求項1に記載の発明では、金属製のワ
ークを樹脂の軟化温度以上まで加熱する加熱工程と、加
熱工程の終了後、ワークに樹脂からなるバインダが混合
されたフラックスを塗布する塗布工程と、塗布工程の終
了後、フラックスが塗布されたワークを乾燥させる乾燥
工程と、乾燥工程の終了後、ワークを加熱してろう付け
するろう付け工程とを有することを特徴とする。
ンダは、軟化してその粘着性が強くなるので、仮にワー
ク表面に異物が付着していても、バインダがその異物ご
とフラックスを強固にワーク表面に付着(結合)させ
る。したがって、ワークの表面に確実にフラックスを塗
布する(付着させる)ことができる。
ークを洗浄する工程の工数(時間)を増大させることな
く(又は洗浄工程を省いても)、ワークの表面に確実に
フラックスを塗布する(付着させる)ことができる。
クを樹脂の軟化温度以上であって、かつ、水の蒸発温度
以上まで加熱する加熱工程と、加熱工程の終了後、ワー
クに樹脂からなるバインダが混合された水溶液とフラッ
クスとの懸濁液を塗布する塗布工程と、塗布工程の終了
後、フラックスが塗布されたワークを乾燥させる乾燥工
程と、乾燥工程の終了後、ワークを加熱してろう付けす
るろう付け工程とを有することを特徴とする。
ンダは、軟化してその粘着性が強くなるので、仮にワー
ク表面に異物が付着していても、バインダがその異物ご
とフラックスを強固にワーク表面に付着(結合)させ
る。したがって、ワークの表面に確実にフラックスを塗
布する(付着させる)ことができる。
あるので、仮にワークの表面に油分が付着しいても、油
分にて懸濁液中の水分が弾かれてしまう前に水分が蒸発
して水分と共にフラックスが弾かれてしまうことを防止
できる。
ークを洗浄する工程の工数(時間)を増大させることな
く(又は洗浄工程を省いても)、ワークの表面に確実に
フラックスを塗布する(付着させる)ことができる。
ークをアルミニウム合金とした場合には、バインダをア
クリル樹脂とすることが望ましい。
ークをアルミニウム合金とした場合には、バインダを3
−メトキシ−3−メチル−1−ブタノールとすることが
望ましい。
ークをアルミニウム合金とした場合には、バインダを
N,N−ジメチルアミノエタノールとすることが望まし
い。
述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す
一例である。
本発明に係るろう付け方法を車両用ラジエータの製造に
適用したものである。
うに、冷却水が流通する複数本のチューブ111及びチ
ューブ111間に配設されて冷却水と空気との熱交換を
促進する波状のフィン112からなるコア部110と、
チューブ111の長手方向両端側に配設されて各チュー
ブ111と連通するヘッダタンク120とを有して構成
されたものである。
11が挿入されたコアプレート121及びコアプレート
121と共にタンク内空間を構成するタンク本体122
から構成されており、本実施形態では、チューブ11
1、フィン112及びコアプレート121はアルミニウ
ム合金製であり、タンク本体122は樹脂製である。
びコアプレート121を本実施形態に係るろう付け方法
にてろう付け接合している。因みに、タンク本体122
は、コアプレート121の一部を塑性変形させることに
よりコアプレート121にカシメ固定されている。
基づいてその工程順に述べる。
2及びコアプレート121等のろう付け対象品を総称し
てワークと呼ぶ。
りワークの温度を所定温度To以上まで加熱する(加熱
工程)。ここで、所定温度Toとは、後述するバインダ
(樹脂材)の軟化温度(樹脂が柔らかくなり、粘着性が
発生する温度)以上であって、かつ、水(バインダの溶
媒)の蒸発温度以上の温度であり、本実施形態では、樹
脂の軟化温度(約70℃)に対して所定温度Toを10
0℃以上としている。
111、フィン112及びコアプレート121)は、表
面にろう材が被覆(クラッド)されたクラッド材にプレ
ス加工を施すことにより製造しているので、加熱工程に
おいては、既にろう材はワークの表面に被覆されてい
る。
脂)からなる粉末状(粒状)のバインダが混合された水
溶液とフラックス(本実施形態では、○○○○)との懸
濁液をノズルからワークに向けて噴霧(噴射)すること
により懸濁液をスプレー塗布する(塗布工程)。
を吹きかけることによりワークを加熱乾燥させ(乾燥工
程)、その後、所定時間ワークを冷却した後、炉内で加
熱してワークをろう付け接合する(ろう付け工程)。な
お、本実施形態では、ワークを80℃以上まで加熱して
乾燥させている。
のワーク温度(加熱温度)の変化をを示すものである。
温度以上まで加熱した後、フラックスが混合した懸濁液
をワークに塗布するので、ワークの表面に付着したバイ
ンダは、軟化してその粘着性が強くなる。したがって、
仮にワーク表面に異物が付着していても、バインダがそ
の異物ごとフラックスを強固にワーク表面に付着(結
合)させるので、ワークの表面に確実にフラックスを塗
布する(付着させる)ことができる。
あるので、仮にワークの表面に油分が付着しいても、油
分にて懸濁液中の水分が弾かれてしまう前に水分が蒸発
して水分と共にフラックスが弾かれてしまうことを防止
できる。
を洗浄する工程の工数(時間)を増大させることなく
(又は洗浄工程を省いても)、ワークの表面に確実にフ
ラックスを塗布する(付着させる)ことができる。
う付け方法(フラックスの塗布方法)におけるフラック
ス(斜線部分)の付着状態を示す図であり、図4(b)
は本実施形態に係るろう付け方法(フラックスの塗布方
法)におけるフラックス(斜線部分)の付着状態を示す
図であり、この図から明らかなように、本実施形態によ
れば、確実にフラックスをワークの表面に付着させるこ
とができることが判る。
ルからワークに向けて懸濁液を噴霧(噴射)するスプレ
ー方式により懸濁液を塗布したが、本実施形態は、図5
に示すように、滴状の懸濁液をワークに向かって放出す
る滴化方式にて塗布工程を実施するものである。
風をワークに吹きかけることにより加熱工程を実施した
(以下、この加熱方式を熱風加熱方式と呼ぶ。)が、本
実施形態は、図6に示すように、ワークを炉内で入れて
加熱する(以下、この加熱方式を炉内加熱方式と呼
ぶ。)ことにより加熱工程を実施するものである。な
お、塗布工程はスプレー方式にて実施する。
すように、炉内加熱方式にて加熱工程を実施し、滴化方
式にて塗布工程を実施するものである。
すように、熱風加熱方式にて加熱工程を実施し、スプレ
ー方式にて塗布工程を実施するとともに、ワークを炉内
で入れて加熱することにより乾燥工程を実施するもので
ある。
すように、熱風加熱方式にて加熱工程を実施し、滴化方
式にて塗布工程を実施し、炉内加熱方式にて乾燥工程を
実施するものである。
示すように、炉内加熱方式にて加熱工程を実施し、滴化
方式にて塗布工程を実施し、炉内加熱方式にて乾燥工程
を実施するものである。
示すように、熱風加熱方式にて加熱工程を実施し、スプ
レー方式にて塗布工程を実施し、炉内加熱方式にて乾燥
工程を実施するものである。
示すように、加熱工程→塗布工程→ワークを乾燥させな
がらワークを加熱する乾燥加熱工程→塗布工程→乾燥
(加熱工程)→………となるように、塗布工程を複数回
実施することより塗布するフラックスの量を調整するも
のである。
加熱工程、乾燥加熱工程、乾燥工程を実施し、滴化方式
にて塗布工程を実施するもである。
形態と同様に、塗布工程を複数回実施することより塗布
するフラックスの量を調整するものであるが、本実施形
態では、図13に示すように、スプレー方式にて塗布工
程を実施している。
に示すように、塗布工程時に懸濁液を放出(噴射)する
ノズルを左右に移動(往復運動)させることによりフラ
ックスの量を調整するものである。なお、本実施形態で
は、滴化方式にて塗布工程を実施している。
施形態と同様に、塗布工程時に懸濁液を放出(噴射)す
るノズルを左右に移動(往復運動)させることによりフ
ラックスの量を調整するものであるが、本実施形態で
は、図15に示すように、スプレー方式にて塗布工程を
実施している。
10実施形態と同様に、塗布工程を複数回実施すること
より塗布するフラックスの量を調整するものであるが、
本実施形態では、図16に示すように、スプレー方式の
塗布工程と滴化方式の塗布工程とを組み合わせたもので
ある。
広い範囲に均一に懸濁液(フラックス)を塗布する場合
に有効であり、滴化方式の塗布方法は、局所滴に懸濁液
(フラックス)を塗布する場合に有効であるので、これ
らを考慮してスプレー方式の塗布工程と滴化方式の塗布
工程とを適宜組み合わせることが必要である。
工程をスプレー方式の塗布工程より先に実施する例であ
り、図16(b)は、スプレー方式の塗布工程を滴化方
式の塗布工程より先に実施する例である。
に示すように、塗布工程時に懸濁液を放出(噴射)する
ノズルを上下移動(往復運動)させることによりフラッ
クスの量を調整するものである。
程を実施する例であり、図17(b)はスプレー方式に
て塗布工程を実施する例である。
に示すように、第14実施形態と第11、12実施形態
とを組み合わせたものである。
程を実施する例であり、図18(b)はスプレー方式に
て塗布工程を実施する例である。
は、ラジエータを例に本発明に係るろう付け方法を説明
したが、本発明の適用はこれに限定されるものではな
く、その他のろう付け製品にも適用することができる。
てアクリル樹脂を用いたが、本発明はこれに限定される
ものではなく、3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノ
ール、又はN,N−ジメチルアミノエタノール等の樹脂
であってもよい。
溶液とフラックスとを混合した懸濁液を用いて塗布工程
を行ったが、バインダの水溶液ではなく、バインダ単体
とフラックスとを混合した懸濁液を用いて塗布工程を行
ってもよい。なお、この場合、加熱工程時の所定温度T
oは、少なくとも樹脂(バインダ)の軟化温度以上であ
ればよい。
用したラジエータの正面図である。
ラックスの塗布方法)を示す模式図である。
ラックスの塗布方法)における加熱温度と時間とを示す
チャート図である。
図である。
ラックスの塗布方法)を示す模式図である。
ラックスの塗布方法)を示す模式図である。
ラックスの塗布方法)を示す模式図である。
ラックスの塗布方法)を示す模式図である。
ラックスの塗布方法)を示す模式図である。
(フラックスの塗布方法)を示す模式図である。
(フラックスの塗布方法)を示す模式図である。
(フラックスの塗布方法)を示す模式図である。
(フラックスの塗布方法)を示す模式図である。
(フラックスの塗布方法)を示す模式図である。
(フラックスの塗布方法)を示す模式図である。
(フラックスの塗布方法)を示す模式図である。
(フラックスの塗布方法)を示す模式図である。
(フラックスの塗布方法)を示す模式図である。
ン、 120…ヘッダタンク
Claims (5)
- 【請求項1】 金属製のワークを樹脂の軟化温度以上ま
で加熱する加熱工程と、 前記加熱工程の終了後、前記ワークに前記樹脂からなる
バインダが混合されたフラックスを塗布する塗布工程
と、 前記塗布工程の終了後、前記フラックスが塗布された前
記ワークを乾燥させる乾燥工程と、 前記乾燥工程の終了後、前記ワークを加熱してろう付け
するろう付け工程とを有することを特徴とする金属製ワ
ークのろう付け方法。 - 【請求項2】 金属製のワークを樹脂の軟化温度以上で
あって、かつ、水の蒸発温度以上まで加熱する加熱工程
と、 前記加熱工程の終了後、前記ワークに前記樹脂からなる
バインダが混合された水溶液とフラックスとの懸濁液を
塗布する塗布工程と、 前記塗布工程の終了後、前記フラックスが塗布された前
記ワークを乾燥させる乾燥工程と、 前記乾燥工程の終了後、前記ワークを加熱してろう付け
するろう付け工程とを有することを特徴とする金属製ワ
ークのろう付け方法。 - 【請求項3】 前記ワークは、アルミニウム合金であ
り、 さらに、前記バインダは、アクリル樹脂であることを特
徴とする請求項1又は2に記載の金属製ワークのろう付
け方法。 - 【請求項4】 前記ワークは、アルミニウム合金であ
り、 さらに、前記バインダは、3−メトキシ−3−メチル−
1−ブタノールであることを特徴とする請求項1又は2
に記載の金属製ワークのろう付け方法。 - 【請求項5】 前記ワークは、アルミニウム合金であ
り、 さらに、前記バインダは、N,N−ジメチルアミノエタ
ノールであることを特徴とする請求項1又は2に記載の
金属製ワークのろう付け方法。
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