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JP2001339130A - 誘電特性に優れる樹脂組成物並びにこれを用いて作製されるワニス、ワニスの製造方法、プリプレグ及び金属張積層板 - Google Patents

誘電特性に優れる樹脂組成物並びにこれを用いて作製されるワニス、ワニスの製造方法、プリプレグ及び金属張積層板

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JP2001339130A
JP2001339130A JP2001081084A JP2001081084A JP2001339130A JP 2001339130 A JP2001339130 A JP 2001339130A JP 2001081084 A JP2001081084 A JP 2001081084A JP 2001081084 A JP2001081084 A JP 2001081084A JP 2001339130 A JP2001339130 A JP 2001339130A
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Japan
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cyanate
phenol
resin
resin composition
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JP2001081084A
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Yasuyuki Mizuno
康之 水野
Daisuke Fujimoto
大輔 藤本
Kenichi Tomioka
健一 富岡
Mare Takano
希 高野
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Hitachi Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高周波帯域での優れた誘電特性を有し、かつ
従来のエポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂積層板と同様な成
形性と加工性を具備し、併せて高い耐熱性と電気絶縁信
頼性に優れた積層板や印刷配線板の製造を可能とする樹
脂組成物を提供する。 【解決手段】 分子中にシアナト基を2つ以上含有する
シアネート化合物(A)、フェノール化合物(B)、3
官能性シロキサン単位(RSiO3/2 )及び4官能性シ
ロキサン単位(SiO4/2 )から選ばれる少なくとも1
種類のシロキサン単位を含有し、重合度は2〜7,00
0であり、末端に水酸基と反応する官能基を1個以上有
するシリコーン重合体(D)並びに無機充填剤(E)を
必須成分とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【本発明の属する技術分野】本発明は、高周波帯域にお
いて信号の低損失が要求される無線通信関連の端末機器
に内蔵されるフィルタ等の部品や無線基地局のアンテナ
あるいはマイクロプロセッサの動作周波数が数百MHz
を超えるような高速コンピュータ等に使用される印刷配
線板用の基板を製造するのに適した樹脂組成物並びにこ
れを用いて作製されるワニス、ワニスの製造方法、プリ
プレグ及び金属張積層板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、移動体通信関連の電子機器では、
大容量の情報を高速で処理することが要求され、ここで
扱う電気信号は高周波数化が進んでいる。しかし、信号
の強度は高周波になればなるほど減衰しやすくなる性質
を持つため、この分野で用いられる印刷配線板には低伝
送損失の基板材料が望まれる。すなわち、高周波数帯で
比誘電率及び誘電正接の低い樹脂材料を用いる必要があ
る。
【0003】また、コンピュータ等の電子機器では、大
量の情報を短時間で処理するために動作周波数が500
MHzを越える高速マイクロプロセッサの開発や信号の
高周波数化が進んでいる。このような高速パルス信号を
扱う機器では印刷配線板上での遅延が問題になってき
た。印刷配線板での信号遅延時間は配線まわりの絶縁物
の比誘電率の平方根に比例して長くなるため、コンピュ
ータ等に用いられる配線板では比誘電率の低い基板用樹
脂材料が要求されている。
【0004】以上のような信号の高周波数化に対応し、
従来この分野においては比誘電率や誘電正接の低いふっ
素樹脂等の熱可塑性樹脂材料が使用されてきたが、溶融
粘度が高いため流動性が不足し、プレス成形時に高温高
圧が必要という問題や寸法安定性及び金属めっきとの接
着性に劣るという欠点を残していた。そのため、熱硬化
性樹脂材料の中で比誘電率や誘電正接が最も低い樹脂の
一つとして知られるシアネートエステル樹脂による組成
物として特公昭46−41112号公報に示されている
シアネートエステル及びエポキシ系樹脂からなる組成
物、特公昭52−31279号公報に示されているビス
マレイミド、シアネートエステル及びエポキシ系樹脂か
らなる組成物を用いる方法が提案されている。
【0005】また、熱可塑性樹脂を用いて高周波特性を
改善するものとして、特公平5−77705号公報に示
されているポリフェニレンエーテル(PPO又はPP
E)と架橋性ポリマー及びモノマーとの樹脂組成物及び
特公平6−92533号公報に示されている特定の硬化
性官能基を持つポリフェニレンエーテルと架橋性モノマ
との樹脂組成物等のように耐熱性熱可塑性樹脂の中では
誘電特性が良好なポリフェニレンエーテル系樹脂組成物
を用いる方法がある。
【0006】また、シアネートエステル樹脂と誘電特性
が良好なポリフェニレンエーテルからなる樹脂組成物を
用いて高周波特性を改善するものとして、特公昭63−
33506号公報に示されているシアネートエステル及
びビスマレイミドとポリフェニレンエーテルとの樹脂組
成物、特開平5−311071号公報に示されているフ
ェノール変性樹脂とシアネートエステルとの反応物及び
ポリフェニレンエーテルからなる樹脂組成物を用いる方
法がある。さらに高周波特性の良い耐熱性成形材料とし
て、特公昭61−18937号公報に示されているよう
にポリフェニレンエーテルにシアネートエステル樹脂を
混練した樹脂組成物がある。
【0007】一方、高周波数化に対応した印刷配線板に
限らず、電子機器の小型化・高性能化に伴い積層板の高
多層化、薄型化、スルーホールの小径化及び穴間隔の減
少などによる高密度化が進んでいる。このため、積層板
の耐熱性やドリル加工性、絶縁特性等に対する要求はま
すます厳しくなっている。耐熱性や絶縁特性を向上させ
る手法としては、従来から樹脂の高Tg(ガラス転移温
度)化等による樹脂硬化物物性の改良が広く行われてき
た。しかしながら、上記特性を十分に満足させるために
は樹脂の改良だけでは不十分となってきた。
【0008】この解決策の一つとして、無機充填剤を併
用する方法がある。無機充填剤は増量剤としてだけでな
く、寸法安定性や耐湿耐熱性等の向上を目的として検討
されており、近年では特殊な充填剤を選択することによ
り、高誘電率化、低誘電正接化、高放熱化及び高強度化
等の優れた機能を付与することも検討されている。
【0009】こうした状況下で、高周波対応の樹脂材料
にも無機充填剤を配合することにより耐熱性や寸法安定
性等の向上を図るため、特公昭63−33505号公報
に示されているシアネートエステル及びビスマレイミド
又はシアネートエステル、ビスマレイミド及びエポキシ
系樹脂材料に無機充填剤を配合した樹脂組成物や特開昭
62−275744号公報や特開平4−91160号公
報に示されているポリフェニレンエーテル及び架橋性モ
ノマーに無機充填剤を配合した樹脂組成物、特開平10
−212336号公報に示されているフェノール変性ポ
リフェニレンエーテル及びエポキシ樹脂に無機充填剤を
配合した樹脂組成物が提案されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特公昭46−
41112号公報や特公昭52−31279号公報に示
される方法は、比誘電率が若干低くなるもののシアネー
トエステル樹脂以外の他の熱硬化性樹脂を含有している
ため高周波特性が不十分という問題点があった。
【0011】特公平5−77705号公報や特公平6−
92533号公報に示される方法は、誘電特性は改善さ
れるものの、本来熱可塑性ポリマーであるポリフェニレ
ンエーテルを主体としているために樹脂組成物の溶融粘
度が高く流動性が不足するという問題点があった。した
がって、積層板をプレス成形する時に高温高圧が必要と
なったり、微細な回路パターン間の溝を埋める必要の有
る多層印刷配線板を製造するには成形性が悪くて不適で
あった。
【0012】特公昭63−33506号公報や特開平5
−311071号公報に示される方法は、誘電特性が若
干改善されるものの、ポリフェニレンエーテルと併用す
る熱硬化性樹脂がビスマレイミド/シアネートエステル
樹脂やフェノール変性樹脂/シアネートエステル反応物
であるためシアネートエステル以外の他の成分の影響に
よって高周波特性は依然として不十分であるという問題
点があった。なお、高周波特性を良くするためにポリフ
ェニレンエーテルの配合量を増加すると前述のポリフェ
ニレンエーテルをベースとした材料同様に樹脂組成物の
溶融粘度が高くなって流動性が不足するため成形性が悪
いという問題点があった。
【0013】また、特公昭61−18937号公報に示
されるポリフェニレンエーテルにシアネートエステル樹
脂を混練した樹脂組成物は誘電特性が良好であり、かつ
シアネートエステル樹脂で変性すると溶融粘度が低くな
るために樹脂組成物の成形性も比較的良好であるもの
の、硬化性成分としてシアネートエステルを単独で用い
るとその樹脂硬化物の誘電特性は、誘電正接が比誘電率
の値の割に高いという傾向にあり、GHz帯域の伝送損
失を十分に低減できないという問題点があった。さら
に、誘電正接を低くするためシアネートエステルの配合
量を少なく(ポリフェニレンエーテルの配合量を増加)
すると前述のポリフェニレンエーテル系樹脂組成物と同
様に樹脂組成物の溶融粘度が高なって流動性が不足する
ため成形性が悪いという問題点があった。
【0014】一方、無機充填剤を配合して積層板として
の高性能化を図る方法(特公昭63−33505号公報
等)に関しては、通常、各種充填剤をワニスに配合する
と、充填剤は徐々に沈降しはじめるため、塗工時に再度
撹拌等を行い、充填剤を分散せさる必要がある。しかし
ながら、沈降が著しい場合には、充填剤の凝集等により
撹拌だけでは十分な分散は困難となる。また、プリプレ
グを製造する際にも充填剤は、ワニスタンクや含浸タン
ク等のワニスがたまる部分に沈降し、更にロール等にも
徐々に付着し塗工性(作業性)が低下する。このため、
プリプレグの外観等は著しく低下し、充填剤の分散性が
不均一となるため積層板とした場合に界面の接着性が低
下し、耐湿性やドリル加工性及び絶縁特性等が低下して
しまう。
【0015】充填剤の分散性を向上させる手法として
は、カップリング剤等の処理剤により予め表面を処理し
た充填剤を用いる方法がある。しかしながら、処理充填
剤はコストが高く、市販されている処理充填剤の種類も
非常に限られているため、各種樹脂配合系に適した処理
充填剤を選択するのは困難であった。一方、更なる機能
性向上を目的として、樹脂材料への充填剤の配合量は増
加する傾向を示している。充填剤の配合量の増加に伴
い、上記の沈降やロール等への付着はますます顕著とな
り、これまで以上に優れた分散性やチキソトロピー性が
必要となる。これら特性を満足させることは、従来行わ
れているカップリング剤による処理方法では困難となっ
てきている。
【0016】また、充填剤を処理する場合、通常は処理
剤の希釈溶液等に浸漬またはスプレー等による噴霧後、
加熱乾燥させる。この乾燥工程は、次の2つの問題を持
っている。一つは、処理充填剤の表面にカップリング剤
がオリゴマー化して物理的吸着層を形成する。もう一つ
は、充填剤が凝集するため、ワニス等への配合時に微粉
砕する必要があり、このため充填剤の表面は不均一な処
理層が残ってしまう。物理的吸着層や不均一な処理層
は、積層板とした場合に充填剤と樹脂との界面の接着性
を低下させる。
【0017】また、樹脂ワニス配合時に、直接カップリ
ング剤を添加する方法(特開昭61−272243号公
報)があるが、この方法では予め樹脂が配合されている
ためワニスの粘度が高く、充填剤の凝集はある程度回避
できるものの、カップリング剤が選択的に充填剤表面に
均一に配向できないため、十分な無機充填剤と樹脂との
界面の接着性や樹脂材料への良好な分散性を発現するこ
とができないという難点がある。
【0018】また特に、特開昭62−275744号公
報、特開平4−91160号公報及び特開平10−21
2336号公報に示されているポリフェニレンエーテル
系樹脂材料に無機充填剤を配合する場合においては、ポ
リフェニレンエーテルの溶融粘度やポリフェニレンエー
テルを溶剤に溶解した時の溶液粘度が非常に高く、充填
剤を樹脂中に均一に分散させることが困難となるため、
充填剤の凝集が著しく無機充填剤と樹脂との界面に空隙
等の欠陥が生じ、硬化物や積層板とした時の耐湿性、ド
リル加工性、絶縁特性等が低下してしまう。
【0019】また、市販されている通常のカップリング
剤で処理された無機充填剤を用いた場合においても、工
業的に行われる無機充填剤の表面処理は極めて短時間で
行われるため、充填剤の表面はリジッドな薄い層の形成
にとどまり、かつ均一に覆うことはできず欠陥の多い処
理形態となっている。さらに、物理的な吸着層が樹脂層
に溶け出しやすく、界面近傍の樹脂硬化物の不均一化や
低強度化による充填剤と樹脂との界面の接着性を招く可
能性が高い。このように、ポリフェニレンエーテルのよ
うな高粘度のポリマーに無機充填剤を凝集することなく
分散させることは難しく、逆に上記のような耐湿性、ド
リル加工性及び絶縁特性等の特性低下を引き起こしてい
た。さらに、ポリフェニレンエーテル等の熱可塑性樹脂
をベースとした樹脂材料には、寸法安定性及び金属めっ
きとの接着性に劣るという問題を引き起こしていた。
【0020】本発明は、かかる状況に鑑みなされたもの
で、高周波帯域での優れた誘電特性を有し、かつ従来の
エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂積層板と同様な成形性と
加工性を具備し、併せて高い耐熱性と電気絶縁信頼性に
優れた樹脂組成物並びにこれを用いて作製されるワニ
ス、ワニスの製造方法、プリプレグ及び金属張積層板を
提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意研究
を行った結果、シアネートエステル樹脂、フェノール化
合物及び無機充填剤がその構造上又は吸湿等により表面
に有する水酸基と反応する官能基を有するシリコーン重
合体で処理した無機充填剤を必須成分とした樹脂組成物
を用いることにより、本発明の目的が達成し得ることを
見出した。また、本発明者らは、前記樹脂組成物に、ポ
リフェニレンエーテル樹脂をさらに含有した樹脂組成物
を用いることにより、本発明の目的を達成し得ることを
も見出し、本発明を完成した。
【0022】すなわち本発明は、分子中にシアナト基を
2つ以上含有するシアネート化合物(A)、フェノール
化合物(B)、式RSiO3/2 (式中、Rは有機基であ
り、シリコーン重合体中のR基は互いに同一であっても
よいし、異なっていてもよい。)で表される3官能性シ
ロキサン単位及び式SiO4/2 で表される4官能性シロ
キサン単位から選ばれる少なくとも1種類のシロキサン
単位を含有し、重合度は7,000以下であり、末端に
水酸基と反応する官能基を1個以上有するシリコーン重
合体(D)並びに無機充填剤(E)を必須成分gを含有
することを特徴とする樹脂組成物を要旨とする。
【0023】さらに、本発明は、分子中にシアナト基を
2つ以上含有するシアネート化合物(A)、フェノール
化合物(B)並びに式RSiO3/2 (式中、Rは有機基
であり、シリコーン重合体中のR基は互いに同一であっ
てもよいし、異なっていてもよい。)で表される3官能
性シロキサン単位及び式SiO4/2 で表される4官能性
シロキサン単位から選ばれる少なくとも1種類のシロキ
サン単位を含有し、重合度は7,000以下であり、末
端に水酸基と反応する官能基を1個以上有するシリコー
ン重合体で表面処理した無機充填剤(F)を含有するこ
とを特徴とする樹脂組成物を要旨とする。
【0024】さらに、本発明は、分子中にシアナト基を
2つ以上含有するシアネート化合物(A)とフェノール
化合物(B)をシアネート化合物(A)のシアナト基と
フェノール化合物(B)のフェノール性水酸基との配合
当量比(水酸基/シアナト基比)が0.01〜0.30
の範囲で反応させて得られるフェノール変性シアネート
エステルオリゴマー、シアネート化合物(A)のシアナ
ト基とフェノール化合物(B)のフェノール性水酸基と
の配合当量比(水酸基/シアナト基比)が0.29未満
の範囲で配合されるフェノール化合物(B)(但し、該
フェノール変性シアネートエステルオリゴマーを製造す
る際に用いられるフェノール化合物(B)と該配合され
るフェノール化合物(B)の合計量は、該当量比で0.
025〜0.30の範囲を外れることはない。)、並び
に式RSiO3/2 (式中、Rは有機基であり、シリコー
ン重合体中のR基は互いに同一であってもよいし、異な
っていてもよい。)で表される3官能性シロキサン単位
及び式SiO4/2 で表される4官能性シロキサン単位か
ら選ばれる少なくとも1種類のシロキサン単位を含有
し、重合度は7,000以下であり、末端に水酸基と反
応する官能基を1個以上有するシリコーン重合体(D)
で表面処理した無機充填剤(F)を含有することを特徴
とする樹脂組成物を要旨とする。更に、本発明は、上記
樹脂組成物に、さらにポリフェニレンエーテル樹脂
(C)を含有することを特徴とする樹脂組成物を要旨と
する。
【0025】更に、本発明は、ポリフェニレンエーテル
樹脂(C)の存在下、シアネート化合物(A)とフェノ
ール化合物(B)をシアネート化合物(A)のシアナト
基とフェノール化合物(B)のフェノール性水酸基との
配合当量比(水酸基/シアナト基比)が0.01〜0.
30の範囲で反応させて得るポリフェニレンエーテル樹
脂含有フェノール変性シアネートエステルオリゴマー、
シアネート化合物(A)のシアナト基とフェノール化合
物(B)のフェノール性水酸基との配合当量比(水酸基
/シアナト基比)が0.29未満の範囲で配合されるフ
ェノール化合物(B)(但し、該ポリフェニレンエーテ
ル樹脂含有フェノール変性シアネートエステルオリゴマ
ーを製造する際に用いられるフェノール化合物(B)と
該配合されるフェノール化合物(B)の合計量は、該当
量比で0.025〜0.30の範囲を外れることはな
い。)並びに式RSiO3/2 (式中、Rは有機基であ
り、シリコーン重合体中のR基は互いに同一であっても
よいし、異なっていてもよい。)で表される3官能性シ
ロキサン単位及び式SiO4/2 で表される4官能性シロ
キサン単位から選ばれる少なくとも1種類のシロキサン
単位を含有し、重合度は7,000以下であり、末端に
水酸基と反応する官能基を1個以上有するシリコーン重
合体(D)で表面処理した無機充填剤(F)を含有する
ことを特徴とする樹脂組成物を要旨とする。
【0026】更に、本発明は、上記の樹脂組成物を溶剤
に溶解又は分散させて得られる樹脂ワニスを要旨とす
る。
【0027】更に、本発明は、上記の樹脂組成物又は樹
脂ワニスを基材に含浸させた後乾燥させてプリプレグを
製造し、得られたプリプレグを複数枚重ね、さらにその
少なくとも一方の外面に金属箔を重ね、加熱加圧するこ
とにより得られる金属張積層板を要旨とする。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明の樹脂組成物において用い
られるシアネート化合物(A)は、特に限定されるもの
ではないが、式(I)で示されるシアネート化合物から
選ばれる1種又は2種以上の化合物が挙げられる。
【0029】
【化11】 (式中、R1 は、ハロゲン原子で置換されていてもよい
炭素数1〜3のアルキレン基、式(II)又は式(III)を
表し、R2 及びR3 は水素原子又は炭素数1〜4のアル
キル基を示し、それぞれ同じでも異なってもよい。R4
は炭素数1〜3のアルキレン基を示す。)
【化12】
【化13】
【0030】式(I)で示されるシアネート化合物の具
体例としては、2,2−ビス(4−シアナトフェニル)
プロパン、ビス(4−シアナトフェニル)エタン、ビス
(3,5−ジメチル−4−シアナトフェニル)メタン、
2,2−ビス(4−シアナトフェニル)−1,1,1,
3,3,3−ヘキサフルオロプロパン、α,α′−ビス
(4−シアナトフェニル)−m−ジイソプロピルベンゼ
ン、フェノール付加ジシクロペンタジエン重合体のシア
ネートエステル化物が挙げられる。また、これらは一種
類を用いてもよく、二種類以上を用いてもよい。
【0031】本発明の樹脂組成物において用いられるフ
ェノール化合物(B)は、特に限定されるものではない
が、式(IV)で表されるフェノール化合物及び式(V)
で表されるフェノール化合物から選ばれる少なくとも1
種類を含む一価フェノール化合物が好ましい。
【0032】
【化14】 (式中、R 、R は水素原子又はメチル基を示し、
それぞれ同じであっても異なってもよい。mは1〜3の
整数を表す。)
【化15】 (式中、R7 は水素原子又はメチル基を示し、R8 はメ
チル基、エチル基又は2,2−ジメチルプロピル基を示
す。nは1〜2の整数を表す。)
【0033】式(IV)で表されるフェノール化合物とし
て、例えば、p−(α−クミル)フェノール、モノ(又
はジ又はトリ)(α−メチルベンジル)フェノールが挙
げられる。式(V)で表されるフェノール化合物は、p
−tert−ブチルフェノール、2,4(又は2,6)
ジ−tert−ブチルフェノール、p−tert−アミ
ルフェノール及びp−tert−オクチルフェノールが
挙げられる。また,これらフェノール化合物の一種類を
用いてもよく、二種類以上を用いてもよい。
【0034】本発明の樹脂組成物において用いられるフ
ェノール化合物(B)の配合量は、シアネート化合物
(A)のシアナト基1当量に対するフェノール化合物
(B)のフェノール性水酸基比(水酸基/シアナト基当
量比)で0.025〜0.30とするのが好ましく、
0.025〜0.25とするのがより好ましく、0.0
25〜0.20とするのが特に好ましい。水酸基/シア
ナト基比が0.025未満では十分な誘電特性が得られ
ず、特に高周波帯域での誘電正接が十分に低くならない
傾向がある。また0.30を超えるとかえって誘電正接
が高くなったり吸湿時の耐熱性が悪化したりする傾向が
ある。
【0035】また、本発明の樹脂組成物においては、シ
アネート化合物(A)及びフェノール化合物(B)の代
わりに、シアネート化合物(A)とフェノール化合物
(B)をシアネート化合物(A)のシアナト基とフェノ
ール化合物(B)のフェノール性水酸基との配合当量比
(水酸基/シアナト基比)が0.01〜0.30の範囲
で反応させて得るフェノール変性シアネートエステルオ
リゴマー及びシアネート化合物(A)のシアナト基とフ
ェノール化合物(B)のフェノール性水酸基との配合当
量比(水酸基/シアナト基比)が0.29以下の範囲で
配合されるフェノール化合物(B)を用いることができ
る(フェノール化合物(B)の配合量は、フェノール変
性シアネートエステルオリゴマー製造時との合計で、水
酸基/シアナト基比が0.025〜0.30の範囲を外
れることがないよう使用される。)。また、この時に
は、フェノール変性シアネートエステルオリゴマー製造
する際に用いられるフェノール化合物(B)と後で用い
られるフェノール化合物(B)は、同じもよいし、異な
ってもよい。またそれらは二種類以上を用いてもよい。
【0036】シアネート化合物(A)とフェノール化合
物(B)とを反応させて得られるフェノール変性シアネ
ートエステルオリゴマーは、シアネート化合物(A)が
単独で環化反応によりトリアジン環を形成するシアネー
トエステルオリゴマー(主にシアネート化合物の3,
5,7,9及び11量体を含む)と、シアネート化合物
(A)のシアナト基にフェノール化合物(B)のフェノ
ール性水酸基が付加したイミドカーボネート化変性オリ
ゴマーと、フェノール化合物(B)の1つ又は2つがト
リアジン環を構成する構造内に導入したことによって生
成する、すなわちトリアジン環から伸びる3つの鎖のう
ち1つまたは2つがフェノール化合物に由来する分子に
置き換わった変性オリゴマーとの混合オリゴマーであ
る。本発明に用いるフェノール変性シアネートエステル
オリゴマーは、数平均分子量が380〜2,500、特
に800〜2,000のものが好ましい。数平均分子量
が380未満では、シアネート化合物(A)の転化率と
同様、シアネート化合物(A)は結晶性が高いため、フ
ェノール変性シアネートエステルオリゴマーを溶剤に溶
解しワニス化した際に溶剤中にシアネート化合物モノマ
ーが再結晶する場合があり、2,500を超える場合
は、ワニスとした時の粘度が高くなりガラス基材等への
含浸性が低下しプリプレグ表面の平滑性が失われる場合
があり、ゲル化時間が塗工作業上問題となるまで短くな
ったりワニスの保存安定性(ポットライフ)が失われる
場合がある。
【0037】さらに、本発明においては、上記のフェノ
ール変性シアネートエステルオリゴマーとポリフェニレ
ンエーテル樹脂(C)を、ポリフェニレンエーテル樹脂
(C)の存在下、シアネート化合物(A)とフェノール
化合物(B)を反応させて得るポリフェニレンエーテル
樹脂含有フェノール変性シアネートエステルオリゴマー
として用いることができる。具体的には、ポリフェニレ
ンエーテル樹脂(C)の加熱溶融中又は溶剤溶液中でシ
アネート化合物(A)とフェノール化合物(B)をシア
ネート化合物(A)のシアナト基とフェノール化合物
(B)のフェノール性水酸基との配合当量比(水酸基/
シアナト基比)が0.01〜0.30の範囲で反応させ
て得られるポリフェニレンエーテル樹脂含有フェノール
変性シアネートエステルオリゴマー又はその溶剤溶液で
ある。この手法によれば、フェノール変性シアネートオ
リゴマーとポリフェニレンエーテル樹脂が均一に相容化
した,いわゆる“セミIPN(Semi Interpenetrating
Polymer Network) 化”した樹脂が生成される。
【0038】本発明の樹脂組成物において、フェノール
変性シアネートエステルオリゴマー又はポリフェニレン
エーテル樹脂含有フェノール変性シアネートエステルオ
リゴマーを用いる場合は、シアネート化合物(A)の転
化率が10〜70%、より好ましくは20〜70%(ゲ
ルパーミエーションクロマトグラフィーにより算出)と
なるように反応させて得られるフェノール変性シアネー
トエステルオリゴマー又はポリフェニレンエーテル樹脂
含有フェノール変性シアネートエステルオリゴマーが好
ましい。シアネート化合物(A)の転化率が10%未満
の場合、シアネート化合物(A)は結晶性が高いため、
本発明で用いられるフェノール変性シアネートエステル
オリゴマー又はポリフェニレンエーテル樹脂含有フェノ
ール変性シアネートエステルオリゴマーを溶剤に溶解し
ワニス化した際に溶剤中にシアネート化合物モノマー
(A)が再結晶する場合がある。また、シアネート化合
物(A)の転化率が70%を超える場合は、ワニスとし
た時の粘度が高くなりガラス基材等への含浸性が低下し
プリプレグ表面の平滑性が失われる場合があり、ゲル化
時間が塗工作業上問題となるまで短くなったりワニスの
保存安定性(ポットライフ)が失われる場合がある。
【0039】本発明の樹脂組成物において必要に応じて
用いられるポリフェニレンエーテル樹脂(C)は、例え
ば、ポリ(2,6−ジメチル−1,4−フェニレン)エ
ーテル、ポリ(2,6−ジメチル−1,4−フェニレ
ン)エーテルとポリスチレンのアロイ化ポリマー、ポリ
(2,6−ジメチル−1,4−フェニレン)エーテルと
スチレン−ブタジエンコポリマのアロイ化ポリマー等が
挙げられる。ポリ(2、6−ジメチル−1,4−フェニ
レン)エーテルとポリスチレンのアロイ化ポリマー及び
ポリ(2,6−ジメチル−1,4−フェニレン)エーテ
ルとスチレン−ブタジエンコポリマー等のアロイ化ポリ
マーを用いる場合は、ポリ(2,6−ジメチル−1,4
−フェニレン)エーテル成分を50%以上含有するポリ
マーであることがより好ましい。
【0040】ポリフェニレンエーテル樹脂(C)を用い
る場合の配合量は、シアネート化合物(A)100重量
部に対して5〜300重量部とすることが好ましく、1
0〜250重量部とすることがより好ましく、15〜2
20重量部とすることが特に好ましい。さらに十分な誘
電特性を得るためには、ポリフェニレンエーテル樹脂
(C)の配合量を5重量部以上にすることが好ましい
が、300重量部を超えると樹脂の溶融粘度が高くなっ
て流動性が不足するため成形性が悪くなり、またシアネ
ート化合物(A)の反応性も悪くなる傾向がある。
【0041】本発明の樹脂組成物におけるシリコーン重
合体(D)は、式RSiO3/2 (式中、Rは有機基であ
り、シリコーン重合体中のR基は互いに同一であっても
よいし、異なっていてもよい。)で表される3官能性シ
ロキサン単位及び式SiO4/ 2 で表される4官能性シロ
キサン単位から選ばれる少なくとも1種類のシロキサン
単位を含有し、重合度は7,000以下であり、末端に
水酸基と反応する官能基を1個以上有するシリコーン重
合体(D)である。より好ましい重合度の下限は3であ
る。さらに好ましい重合度は3〜1,000である。こ
こで、重合度は、その重合体の分子量(低重合度の場
合)又はゲルパーミエーションクロマトグラフィーによ
り標準ポリスチレン若しくはポリエチレングリコールの
検量線を利用して測定した数平均分子量から算出したも
のである。シリコーン重合体(D)は、上記3官能性シ
ロキサン単位及び4官能性シロキサン単位以外に、R2
SiO2/2 (式中、Rは有機基であり、シリコーン重合
体中のR基は互いに同一であってもよいし、異なってい
てもよい。)で表される2官能性シロキサン単位を含ん
でもよい。
【0042】前記3官能性シロキサン単位及び2官能性
シロキサン単位の式におけるRとしては、炭素数1〜4
のアルキル基、フェニル基等があり、水酸基と反応する
官能基としては、シラノール基,炭素数1〜4のアルコ
キシ基、炭素数1〜4のアシルオキシ基、塩素、臭素等
のハロゲン原子等がある。
【0043】上記の4官能性シロキサン単位には1〜3
個の加水分解可能な基又はOH基、3官能性シロキサン
単位には1〜2個の加水分解可能な基又はOH基及び2
官能性シロキサン単位には1個の加水分解可能な基又は
OH基が残存していてもよい。
【0044】本発明におけるシリコーン重合体(D)
は、上記のように3官能性シロキサン単位及び4官能性
シロキサン単位から選ばれる少なくとも1種のシロキサ
ン単位が3次元架橋しているもの、さらにこれらと上記
2官能性シロキサン単位が3次元架橋しているものであ
るが、完全硬化又はゲル化していないで3次元架橋して
いるものである。完全硬化又はゲル化していないこと
は、例えば、反応溶媒に溶解することにより確認するこ
とができる。このようなシリコーン重合体(D)とし
て、例えば、3官能性シロキサン単位のみからなるも
の、4官能性シロキサン単位のみからなるもの、2官能
性シロキサン単位と3官能性シロキサン単位からなるも
の、2官能性シロキサン単位と4官能性シロキサン単位
からなるもの、3官能性シロキサン単位と4官能性シロ
キサン単位からなるもの、及び2官能性シロキサン単位
と3官能性シロキサン単位と4官能性シロキサン単位か
らなるものが好ましい。それらシロキサン単位の具体的
な含有量としては,全シロキサン単位に対して、4官能
性シロキサン単位又は3官能性シロキサン単位を15〜
100モル%、好ましくは20〜100モル%及び2官
能性シロキサン単位を0〜85モル%、好ましくは0〜
80モル%である。特に、また、全シロキサン単位に対
して、4官能性シロキサン単位を15〜100モル%、
好ましくは20〜60モル%、3官能性シロキサン単位
を0〜85モル%、好ましくは0〜80モル%及び2官
能性シロキサン単位を0〜85モル%、好ましくは0〜
80モル%含有することが好ましい。
【0045】本発明におけるシリコーン重合体(D)
は、一般式 R′n SiX4-n (式中、R′は非反応性
の基であり、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜4
のハロゲン等の置換基を有していてもよいフェニル基等
のアリール基を、Xは加水分解してOH基を生成するこ
とができる基であり、例えば、塩素、臭素等のハロゲン
原子又は−ORを示し、Rは炭素数1〜4のアルキル
基、炭素数1〜4のアルキルカルボニル基を示す。nは
0〜2の整数を意味する。)(XI)で表されるシラン化
合物を加水分解、重縮合させて得ることができる。
【0046】前記一般式で表されるシラン化合物は、具
体的にはSi(OCH34 ,Si(OC254
Si(OC374 ,Si(OC494等のテト
ラアルコキシシランなどの4官能性シラン化合物(以
下、シラン化合物における官能性とは,縮合反応性の官
能基を有することを意味する。)、H3 CSi(OCH
33 、H52 Si(OCH33 、H73 Si
(OCH33 、H94 Si(OCH33 、H3
Si(OC253 、H52 Si(OC25
3 、H73 Si(OC253 、H94 Si(O
253 、H3 CSi(OC373 、H52
Si(OC373 、H73 Si(OC37
3 、H94 Si(OC373 、H3 CSi(OC
493 、H52 Si(OC493 、H73
Si(OC493 、H94 Si(OC493
等のモノアルキルトリアルコキシシラン、PhSi(O
CH33 、PhSi(OC253 、PhSi(O
373 、PhSi(OC493(ただし、P
hはフェニル基を示す。以下同様。)等のフェニルトリ
アルコキシシラン、(H3 CCOO)3 SiCH3
(H3 CCOO)3 SiC25 、(H3 CCOO)3
SiC37 、(H3 CCOO)3 SiC49等のモ
ノアルキルトリアシルオキシシラン、Cl3 SiCH
3 、Cl3 SiC25 、Cl3 SiC37 、Cl3
SiC49 、Br3 SiCH3 、Br3 SiC2
5 、Br3 SiC37 、Br3 SiC49等のモノ
アルキルトリハロゲノシランなどの3官能性シラン化合
物、(H C)2 Si(OCH32 、(H522
Si(OCH32 、(H732 Si(OCH3
2 、(H942 Si(OCH32 、(H3 C)2
Si(OC252 、(H522 Si(OC2
52 、(H732 Si(OC252 、(H9
42 Si(OC252、(H3 C)2 Si(O
372 、(H522 Si(OC372
(H732 Si(OC372 、(H942
Si(OC372、(H3 C)2 Si(OC4
92 、(H522 Si(OC492 、(H7
32 Si(OC492 、(H942 Si
(OC492等のジアルキルジアルコキシシラン、
Ph2 Si(OCH32 、Ph2 Si(OC25
2等のジフェニルジアルコキシシラン、(H3 CCO
O)2 Si(CH32 、(H3 CCOO)2 Si(C
252、(H3 CCOO)2 Si(C372
(H3 CCOO)2 Si(C4 92等のジアルキル
ジアシルオキシシラン、Cl2 Si(CH32 、Cl
2 Si(C252 、Cl2 Si(C373 、C
2 Si(C492 、Br2 Si(CH32 、B
2 Si(C252 、Br2 Si(C373
Br2 Si(C492等のアルキルジハロゲノシラ
ンなどの2官能性シラン化合物がある。
【0047】本発明に用いられる前記一般式 R′n
iX4-n (XI) で表されるシラン化合物としては、4官
能性シラン化合物又は3官能性シラン化合物が必須成分
として用いられ、2官能性シラン化合物は必要に応じて
適宜使用される。特に、4官能性シラン化合物としては
テトラアルコキシシランが好ましく、3官能性シラン化
合物としてはモノアルキルトリアルコキシシランが好ま
しく、2官能性シラン化合物としてはジアルキルジアル
コキシシランが好ましい。
【0048】使用量としては、好ましくは、4官能性シ
ラン化合物又は3官能性シラン化合物15〜100モル
%、好ましくは20〜100モル%及び2官能性シラン
化合物0〜85モル%、好ましくは0〜80モル%の割
合で使用され、特に好ましくは、4官能性シラン化合物
15〜100モル%、好ましくは20〜100モル%、
3官能性シラン化合物0〜85モル%、好ましくは0〜
80モル%及び2官能性シラン化合物0〜85モル%、
好ましくは0〜80モル%の割合で使用される。
【0049】本発明におけるシリコーン重合体(D)
は、前記した一般式(XI)で表されるシラン化合物を加
水分解、重縮合して製造されるが、このとき、塩酸、硫
酸、リン酸、硝酸、フッ酸等の無機酸、シュウ酸、マレ
イン酸、スルホン酸、ギ酸等の有機酸等を触媒として使
用することが好ましく、アンモニア、トリメチルアンモ
ニウムなどの塩基性触媒を用いることもできる。これら
触媒は、一般式(XI)で表されるシラン化合物の量に応
じて適当量用いられるが、好適には一般式(XI)で表さ
れるシラン化合物1モルに対して0.001〜0.5モ
ルの範囲で用いられる。
【0050】また、上記の加水分解・重縮合は、溶剤中
で行うことが好ましい。また、この反応に際して、水を
存在させてもよい。水の量も適宜決められるが、多すぎ
る場合には塗布液の保存安定性が低下するなどの問題が
あるので、その量は、一般式(XI)で表されるシラン化
合物1モルに対して5モル以下が好ましく、0.5〜4
モルの範囲とすることがより好ましい。
【0051】シリコーン重合体の製造は、上記の条件、
配合を調整してゲル化しないように行われる。
【0052】シリコーン重合体は、上記の反応溶媒と同
じ溶媒に溶解して使用することが作業性の点で好まし
い。このためには、上記の反応生成溶液をそのまま使用
してもよく、反応生成溶液からシリコーン重合体を分離
し、改めて上記溶媒に溶解してもよい。
【0053】本発明における無機充填剤(E)は、特に
制限はないが、例えばアルミナ、酸化チタン、マイカ、
シリカ、ベリリア、チタン酸バリウム、チタン酸カリウ
ム、チタン酸ストロンチウム、チタン酸カルシウム、炭
酸アルミニウム、水酸化アルミニウム、ケイ酸アルミニ
ウム、炭酸カルシウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグ
ネシウム、窒化ケイ素、窒化ホウ素、焼成クレー等のク
レー、タルク、ホウ酸アルミニウム、ホウ酸アルミニウ
ム、炭化ケイ素等が好適に用いられる。これらの無機充
填剤は単独で用いてもよいし、2種類以上併用してもよ
い。また、無機充填剤の形状、粒径についても特に制限
はなく、通常、粒径0.01〜50μm,好ましくは
0.1〜15μmのものが好適に用いられる。さらに、
これらの無機充填剤の配合量も特に限定するものではな
いが、シアネート化合物(A)とフェノール化合物
(B)と必要に応じて使用するポリフェニレンエーテル
樹脂(C)との総量100重量部に対して1〜1,00
0重量部が好ましく、1〜800重量部がより好まし
い。
【0054】さらに、本発明の樹脂組成物は、無機充填
剤(E)を前記シリコーン重合体(D)で表面処理した
無機充填剤(F)を用いていることを特徴とする。この
表面処理した無機充填剤(F)を用いると、その効果は
一層顕著となる。シリコーン重合体(D)の無機充填剤
に対する処理方法は特に限定するものではなく、シリコ
ーン重合体(D)を無機充填剤(E)とを直接混合する
乾式法や、シリコーン重合体(D)と無機充填剤(E)
とを混合する希釈処理液を用いた湿式法等が好適であ
る。また、無機充填剤へのシリコーン重合体(D)の付
着量も特に制限はないが、無機充填剤重量の0.01〜
20重量%が通常好適であり、好ましくは0.05〜1
0重量%、より好ましくは0.1〜7重量%である。
0.01重量%未満では無機充填剤の樹脂材料への分散
性が不十分になり電気絶縁信頼性が低下することがあ
り、20重量%を超えると耐熱性等が低下することがあ
る。
【0055】シリコーン重合体(D)の無機充填剤への
表面処理に際し、シリコーン重合体(D)の希釈に使用
する上記希釈処理液を用いた湿式法を採用する場合、シ
リコーン重合体(D)溶の希釈に使用する溶剤としては
特に制限はないが、例えば、メタノール、エタノール、
エチレングリコール、エチレングリコールモノメチルエ
ーテル等のアルコール類、アセトン、メチルエチルケト
ン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケ
トン類、トルエン、キシレン、メシチレン等の芳香族炭
化水素類、メトキシエチルアセテート、エトキシエチル
アセテート、ブトキシエチルアセテート、酢酸エチル等
のエステル系、N−メチルピロリドン、ホルムアミド、
N−メチルホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミ
ド、N,N−ジメチルアセトアミド等のアミド類等、ニ
トリル類、水等の溶剤が好適に用いられ、これらは単独
で用いてもよいし,2種類以上の混合溶剤として用いて
もよい。溶剤を使用する場合、その使用量に特に制限は
ないが、通常シリコーン重合体(D)の不揮発分濃度が
0.01〜90重量%、好ましくは0.01〜80重量
%が好適である。また、表面処理する際の温度には特に
制限はなく、室温で処理してもよいし、使用する溶剤の
還流温度あるいはそれ以下の温度でもよい。
【0056】上記のシリコーン重合体で無機充填剤を処
理する場合、無機充填剤とシリコーン重合体溶液とを混
合することが好ましく、また、得られた混合液を使用す
ることが作業上で好ましい。なお、混合時にシリコーン
重合体が完全硬化又はゲル化しないようにされる。その
ためには、混合時の温度は、常温以上200℃以下であ
ることが好ましく、150℃以下であることがより好ま
しい。
【0057】また、無機充填剤をシリコーン重合体溶液
に配合し、シリコーン重合体が表面に付着した無機充填
剤を分離乾燥して、シリコーン重合体により表面処理さ
れた無機充填剤を調製してもよい。このとき、表面処理
された無機充填剤が、表面のシリコーン重合体の反応に
より、無機充填剤の粒子が一体化しないように配慮され
る。そのためには、以上の処理において、乾燥の温度
は、50〜200℃が好ましく、80〜150℃がより
好ましい。また、乾燥時間は、5〜60分間が好まし
く、10〜30分間がより好ましい。
【0058】また、本発明においては、シリコーン重合
体(D)に従来のカップリング剤を併用して表面処理し
た無機充填剤を用いてもよい。そのようなカップリング
剤としてはシラン系カップリング剤やチタネート系カッ
プリング剤等が用いられ、シラン系カップリング剤とし
ては、例えば、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシ
シラン等のエポキシシラン系、N−β−(N−ビニルベ
ンジルアミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキ
シシラン・塩酸塩等のアミノシラン系、カチオニックシ
ラン系、ビニルシラン系、アクリルシラン系、メルカプ
トシラン系及びこれらの複合系が好適に用いられる。チ
タネート系カップリング剤としては、例えば,イソプロ
ピルトリス(ジオクチルパイロホスフェート)チタネー
ト等が好適に用いられる。これらカップリング剤は1種
単独で又は2種類以上を所望の配合量で組み合せて用い
ることができる。
【0059】上記のカップリング剤とシリコーン重合体
を併用する場合には、その割合には特に制限はないが、
両方の特性を効率的に発揮させるためには、通常、カッ
プリング剤:シリコーン重合体の重量比を0.001:
1〜1:0.001、好ましくは0.001:1〜1:
1とすることが好適である。
【0060】また、本発明における樹脂組成物には、必
要に応じて難燃剤(G)、エポキシ樹脂(H)及び酸化
防止剤(I)等の各種樹脂や添加剤を印刷配線板とした
時の誘電特性や耐熱性等の特性を悪化させない範囲の配
合量で併用して用いることができる。
【0061】本発明において難燃剤(G)を配合する場
合、難燃剤としては特に制限はないが、特にシアネート
化合物(A)との反応性を有する官能基を持たない難燃
剤又はシアネート化合物(A)との反応性を有する難燃
剤であっても、その難燃剤が分子量の大きいポリマーで
あり官能基がその末端のみにあるため官能基効果が小さ
くシアネート化合物との反応性が低い難燃剤が、硬化物
とした時の誘電特性を悪化させずに耐燃性を付加できる
ため望ましい。例えば、1,2−ジブロモ−4−(1,
2−ジブロモエチル)シクロヘキサン、テトラブロモシ
クロオクタン、ヘキサブロモシクロドデカン、ビス(ト
リブロモフェノキシ)エタン、下記式(VI)で表される
臭素化トリフェニルシアヌレート、下記式(VII)で表さ
れる臭素化ポリフェニレンエーテル及び下記式(VIII)
で表される臭素化ポリスチレン等の難燃剤が好適に用い
られる。難燃剤の配合量は、シアネート化合物(A)、
フェノール化合物(B)、必要に応じて使用するポリフ
ェニレンエーテル樹脂(C)及び必要に応じて使用する
その他の配合剤を含む樹脂材料(無機充填剤を除く)の
総量100重量部に対して5〜80重量部とすることが
好ましく、5〜60重量部とすることがより好ましく、
5〜50重量部とすることが特に好ましい。難燃剤の配
合量が5重量部未満では耐燃性が不十分となる傾向があ
り、80重量部を超えると硬化物とした時の耐熱性が低
下する傾向がある。
【0062】
【化16】 (式中、l,m及びnは1〜5の整数を表す。)
【化17】 (式中、nは整数を表す。)
【化18】 (式中、mは1〜5の整数、nは整数を表す。)
【0063】本発明においてエポキシ樹脂(H)を配合
する場合、エポキシ樹脂としては特に制限はないが、ビ
スフェノールA型エポキシ樹脂、臭素化ビスフェノール
A型エポキシ樹脂、フェノールノボラック型エポキシ樹
脂、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂、ビスフェノ
ールAノボラック型エポキシ樹脂、ビフェニル型エポキ
シ樹脂、ナフタレン骨格含有エポキシ樹脂、アラルキレ
ン骨格含有エポキシ樹脂、下記の式(IX)で表されるフ
ェノールサリチルアルデヒドノボラック型エポキシ樹脂
又は低級アルキル基置換フェノールサリチルアルデヒド
ノボラック型エポキシ樹脂及び下記の式(X)で表され
るジシクロペンタジエン骨格含有エポキシ樹脂等が好適
に用いられる。エポキシ樹脂の配合量は、特に限定する
ものではないが、シアネート化合物(A)のシアナト基
1.0当量に対してエポキシ樹脂のグリシジル基を1.
2当量以下で配合することが好ましい。より好ましくは
1.0当量以下である。1.2当量を超えると高周波帯
域での誘電特性が悪化する傾向がある。
【0064】
【化19】 (式中、R9 は水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基
を、R10は炭素数1〜4のアルキル基をそれぞれ示す。
nは1〜7の平均値を示す。)
【化20】 (式中、nは0又は整数を表す。)
【0065】また、本発明の樹脂組成物において酸化防
止剤(I)を配合する場合、酸化防止剤としてはフェノ
ール系酸化防止剤又は硫黄有機化合物系酸化防止剤から
選ばれる酸化防止剤が用いられる。本発明者らは、上記
の酸化防止剤を配合することにより硬化物や積層板とし
た時の金属マイグレーションを抑制し、絶縁信頼性を更
に向上できるという知見を見出している。フェノール系
酸化防止剤の具体例としては、ピロガロール、ブチル化
ヒドロキシアニソール、2,6−ジ−tert−ブチル
−4−メチルフェノールなどのモノフェノール系や、
2,2′−メチレン−ビス−(4−メチル−6−ter
t−ブチルフェノール)、4,4′−チオビス−(3−
メチル−6−tert−ブチルフェノール)などのビス
フェノール系及び、1,3,5−トリメチル−2,4,
6トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロ
キシベンジル)ベンゼン、テトラキス−〔メチレン−3
−(3′−5′−ジ−tert−ブチル−4′−ヒドロ
キシフェニル)プロピオネート〕メタンなどの高分子型
フェノール系がある。硫黄有機化合物系酸化防止剤の具
体例としては、ジラウリルチオジプロピオネート、ジス
テアリルチオジプロピオネート等がある。これらの酸化
防止剤は単独で用いてもよいし、2種類以上を併用して
もよい。酸化防止剤の配合量は、シアネート化合物
(A)、フェノール化合物(B)、必要に応じて使用す
るポリフェニレンエーテル樹脂(C)及び必要に応じて
使用する他の配合剤の総量100重量部に対して0.1
〜30重量部が好ましい。0.1重量部未満では絶縁特
性の向上は見られず、30重量部を越えると逆に絶縁特
性は低下する傾向を示す。
【0066】本発明の樹脂組成物は、更にシアネート化
合物(A)の反応を促進するため金属系反応触媒を配合
してもよい。該金属系反応触媒は、シアネート化合物
(A)とフェノール化合物(B)との硬化反応を促進す
るものであり、本発明において必要に応じて使用するフ
ェノール変性シアネートエステルオリゴマー及びポリフ
ェニレンエーテル樹脂含有フェノール変性シアネートエ
ステルオリゴマーを製造する際の反応促進剤又は積層板
を製造する際の硬化促進剤として用いられる。金属系反
応触媒類としては、例えば、マンガン、鉄、コバルト、
ニッケル、銅、亜鉛等があげられ、具体的には、例え
ば、2−エチルヘキサン酸塩やナフテン酸塩等の有機金
属塩化合物及びアセチルアセトン錯体などの有機金属錯
体が挙げられる。フェノール変性シアネートエステルオ
リゴマー又はポリフェニレンエーテル樹脂含有フェノー
ル変性シアネートエステルオリゴマーを製造する場合の
反応促進剤と積層板を製造する際の硬化促進剤で同一の
金属系反応触媒を単独で用いてもよく、又はそれぞれ別
の二種類以上を用いてもよい。また、本発明における金
属系反応触媒は、フェノール変性シアネートエステルオ
リゴマー又はポリフェニレンエーテル樹脂含有フェノー
ル変性シアネートエステルオリゴマーを製造する際に反
応促進剤及び硬化促進剤として必要な量を同時にまとめ
て配合してもよいし、フェノール変性シアネートエステ
ルオリゴマー又はポリフェニレンエーテル樹脂含有フェ
ノール変性シアネートエステルオリゴマーを製造する際
に反応促進剤として反応の促進に必要な量を用い、反応
終了後に硬化促進剤として残りの反応の促進に用いた促
進剤又は別の金属系触媒を添加混合してもよい。
【0067】さらに、本発明においてエポキシ樹脂
(H)を配合する場合は、グリシジル基の反応を促進さ
せるような触媒機能を有する化合物を併用することもで
きる。具体的には、アルカリ金属化合物、アルカリ土類
金属化合物、イミダゾール化合物、有機リン化合物、第
二級アミン、第三級アミン、第四級アンモニウム塩等が
挙げられる。これらの化合物は一種類を用いてもよい
し、二種類以上を用いてもよい。
【0068】本発明の樹脂組成物は加熱硬化させること
により誘電特性や耐熱性に優れた印刷配線板用の金属張
積層板の製造に供せられる。すなわち、本発明の樹脂組
成物又は本発明の樹脂組成物を溶剤に溶解又は分散した
ワニスをガラス布等の基材に含浸した後、乾燥炉中等で
通常80〜200℃(溶剤を使用した場合は溶剤の揮発
可能な温度以上)、好ましくは100〜180℃の温度
で、3〜30分間、好ましくは3〜15分間乾燥させる
ことによってプリプレグが得られる。次いで、このプリ
プレグを複数枚重ね、その片面又は両面に金属箔を配置
し加熱成形することによって両面又は片面の金属張積層
板と製造することができる。
【0069】本発明の樹脂組成物をワニス化する場合
は、溶剤は特に限定するものではないが、具体例として
は、メタノール、エタノール、エチレングリコール、エ
チレングリコールモノメチルエーテル等のアルコール
類、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチル
ケトン、シクロヘキサノン等のケトン類、トルエン、キ
シレン、メシチレン等の芳香族炭化水素類、メトキシエ
チルアセテート、エトキシエチルアセテート、ブトキシ
エチルアセテート、酢酸エチル等のエステル系、N−メ
チルピロリドン、ホルムアミド、N−メチルホルムアミ
ド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチル
アセトアミド等のアミド類等の溶剤が用いられる。これ
ら上記の溶剤は一種類を用いてもよく、又は二種類以上
を用いてもよいが、本発明におけるシリコーン重合体で
処理した無機充填剤を用いる場合は、特にトルエン、キ
シレン、メシチレン等の芳香族炭化水素類とアセトン、
メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロ
ヘキサノン等のケトン類との混合系溶剤が、高い不揮発
分濃度で低粘度のワニスが得られるため好ましい。
【0070】本発明の樹脂組成物をワニス化する場合、
樹脂組成物を上記の溶剤に溶解又は分散させて、さらに
必要に応じて難燃剤(G)、エポキシ樹脂(H)及び酸
化防止剤(I)等の各種樹脂や添加剤を配合してワニス
としてもよい。また、シリコーン重合体(D)を溶剤に
溶解した処理液中で無機充填剤(E)を表面処理し、次
いで、その表面処理した無機充填剤(F)が入った処理
液に、シアネート化合物(A)若しくはフェノール変性
シアネートオリゴマー及びフェノール化合物(B)を含
む樹脂材料を配合して、ワニスとしてもよいし、シアネ
ート化合物(A)若しくはフェノール変性シアネートオ
リゴマー及びフェノール化合物(B)を含む樹脂材料、
さらに必要に応じて難燃剤(G)、エポキシ樹脂(H)
及び酸化防止剤(I)等の各種樹脂や添加剤を溶剤に溶
解又は分散させた後、この溶液又は分散液にシリコーン
重合体(D)を溶剤に溶解した処理液中で表面処理した
無機充填剤(F)が入った処理液を配合してワニスとし
てもよい。
【0071】さらに、シリコーン重合体(D)を溶剤に
溶解した処理液中で無機充填剤(E)を表面処理し、次
いで、その表面処理した無機充填剤(F)が入った処理
液に、シアネート化合物(A)若しくはフェノール変性
シアネートオリゴマー、フェノール化合物(B)及びポ
リフェニレンエーテル樹脂(C)を含む樹脂材料又はポ
リフェニレンエーテル樹脂(C)の存在下で得たポリフ
ェニレンエーテル樹脂含有フェノール変性シアネートオ
リゴマー及びフェノール化合物(B)を含む樹脂材料、
さらに必要に応じて難燃剤(G)、エポキシ樹脂(H)
及び酸化防止剤(I)等の各種樹脂や添加剤を配合して
ワニスとしてもよいし、シアネート化合物(A)若しく
はフェノール変性シアネートオリゴマー、フェノール化
合物(B)及びポリフェニレンエーテル樹脂(C)を含
む樹脂材料又はポリフェニレンエーテル樹脂(C)の存
在下で得たポリフェニレンエーテル樹脂含有フェノール
変性シアネートオリゴマー及びフェノール化合物(B)
を含む樹脂材料、さらに必要に応じて難燃剤 (G)、
エポキシ樹脂(H)及び酸化防止剤(I)等の各種樹脂
や添加剤を溶剤に溶解又は分散させた後、この溶液又は
分散液にシリコーン重合体(D)で表面処理した無機充
填剤(F)又はシリコーン重合体(D)を溶剤に溶解し
た処理液中で表面処理した無機充填剤(F)が入った処
理液を配合してワニスとしてもよい。また、上記のフェ
ノール変性シアネートオリゴマーは、シアネート化合物
(A)とフェノール化合物(B)を溶剤中で反応させて
得るフェノール変性シアネートオリゴマー溶液としてワ
ニスの製造に用いてもよく、ポリフェニレンエーテル樹
脂含有フェノール変性シアネートオリゴマーについて
も、ポリフェニレンエーテル樹脂(C)を溶剤に分散又
は溶解させた溶液又は分散液中でシアネート化合物
(A)とフェノール化合物(B)を反応させて得るポリ
フェニレンエーテル樹脂含有フェノール変性シアネート
オリゴマー溶液として用いてワニスの製造に用いてもよ
い。
【0072】
【作用】一般に、高分子材料などの誘電特性は双極子の
配向分極による影響が大きい。したがって、分子内の極
性基を少なくすることにより低誘電率化が図れ、また極
性基の運動性を抑えることにより誘電正接を低くするこ
とが可能である。シアネートエステル樹脂は、極性の強
いシアナト基を有していながら硬化時にはシアナト基を
消費しながら、対称性かつ剛直なトリアジン構造を生成
するため、熱硬化性樹脂としては低い比誘電率及び誘電
正接の硬化物が得られるという特徴がある。
【0073】しかしながら、シアネートエステル樹脂単
独の硬化反応においては、シアネートエステル樹脂中の
すべてのシアナト基が反応してトリアジン構造を生成す
るということは不可能であり、硬化反応の進行に伴って
反応系が流動性を失い未反応のシアナト基として系内に
残存することになる。その結果、これまでは本来の硬化
物より比誘電率や誘電正接の高い硬化物しか得られなか
った。また、シアネートエステル樹脂単独の硬化反応で
得られる樹脂硬化物は硬く脆いため加工性が劣ったり極
性の高いシアナト基が残存し吸水率が大きくなるため吸
湿時の耐熱性に問題があった。
【0074】そこで、シアネートエステル樹脂にエポキ
シ樹脂、多価フェノール化合物、イミド類等を併用する
といった方法により加工性や吸湿時の耐熱性の改良が図
られているが、これらの方法では、シアナト基との反応
によりトリアジン環以外の極性が高い構造物が生成した
り、硬化反応の進行に伴って反応系が流動性を失い反応
しきれない未反応の官能基(シアナト基、グリシジル
基、水酸基、イミド基等)が残存しやすくなるため誘電
特性が悪化し、この傾向は1GHzを超えるような高周
波帯域でさらに顕著となる。なお、多価フェノール化合
物を併用する場合、加工性の改良は図ることが可能であ
るが、樹脂の保存安定性(ポットライフ)が著しく低下
する。また、硬化時の急激な反応により樹脂の流動性が
著しく失われるためトリアジン環を効率良く形成できな
いだけでなく、シアナト基や多価フェノール類の水酸基
が未反応基として残り易いため誘電特性をかえって悪化
させる。
【0075】これに対して、本発明の樹脂組成物では、
シアネート化合物と特に一価のフェノール化合物を適正
量配合することで効率的にトリアジン環を形成させるこ
とができ、かつ未反応として残るシアナト基をイミドカ
ーボネート化してその極性を減じることにより硬化物の
比誘電率と誘電正接を低下させようとしたものである。
これに加えて、本発明者らは、シアネート化合物とフェ
ノール化合物の反応ではトリアジン環の構成成分にフェ
ノール類に由来する構造となるトリアジン環が形成する
ことを見出した。通常のシアネートエステル樹脂単独の
硬化反応では、トリアジン環が常に3個のシアナト基を
有しているため、反応が進行するに従い、トリアジン環
は必ず架橋点になる。これに対して、本発明によるシア
ネート化合物と一価のフェノール化合物を配合した樹脂
組成物又はフェノール変性シアネートエステルオリゴマ
ーを配合した樹脂組成物では、配合した一価フェノール
化合物の1又は2分子がトリアジン環の構成成分として
取り込まれるため、トリアジン環から伸びているシアナ
ト基が1個または2個となるためトリアジン環は架橋点
にはならない。すなわち、通常のシアネートエステル単
独系の硬化物と比べて架橋点間分子量が大きく、架橋密
度が小さいという特徴がある硬化物となる。この硬化反
応によれば、架橋点間分子量が大きいことにより反応が
進行しても粘度の上昇が少なく、反応系が流動性を失う
までの時間が長くなるため、シアナト基の反応性が高く
なり効率的にトリアジン環を形成できる。したがって結
果的に硬化物内に未反応として残存するシアナト基が減
少し、誘電特性の良好な硬化物を得ることが可能となっ
た。これらの目的で用いるフェノール化合物としては、
シアナト基との反応性が高く、また単官能で比較的低分
子量でありかつシアネートエステル樹脂との相溶性が良
い一価のフェノール化合物が適していると考えられ、本
発明において先に説明した好適なフェノール化合物
(B)は、このような理由によって選ばれた化合物であ
る。
【0076】従来、シアネートエステルの三量化反応
(トリアジン環の生成)の助触媒として、ノニルフェノ
ール等のフェノール化合物はシアネート類エステル1当
量に対して0.005〜0.01当量程度用いられてい
た。しかし、配合量が触媒量であったため上記のような
未反応のシアナト基と反応し低極性化するという効果は
認められなかった。しかるに本発明者らがフェノール化
合物の配合量について検討した結果、フェノール化合物
を従来よりも多量に配合することにより硬化物の比誘電
率と誘電正接が低下することを認め、かつ本発明におい
て先に説明した好適な一価フェノール化合物を用いれ
ば、配合量が増えることによる耐熱性の低下も抑制でき
ることを見出した。そのため本発明の方法によれば、こ
れまでのシアネートエステル樹脂単独の硬化物や、従来
のエポキシ樹脂や多価フェノール化合物及びイミド等を
配合した樹脂の硬化物よりも比誘電率と誘電正接の低い
硬化物が得られるようになった。
【0077】さらに、本発明の樹脂組成物において、誘
電特性が良好な熱可塑性樹脂であるポリフェニレンエー
テル樹脂を配合した場合に、更なる誘電特性の向上を図
ることが可能となる。シアネートエステル樹脂とポリフ
ェニレンエーテル樹脂とは本来非相溶系であり均一な樹
脂を得ることが困難である。本発明の樹脂組成物では硬
化させる時及びポリフェニレンエーテル樹脂含有フェノ
ール変性シアネートオリゴマーを製造する際、一方の成
分であるポリマー類(ここでは、ポリフェニレンエーテ
ル樹脂)の存在下で、もう片方の成分(硬化成分)の架
橋反応をさせる、いわゆる“セミIPN化”して均一な
樹脂を得ている。この際の相容化(均一化)は、それぞ
れの成分が化学的結合を形成するのではなく、片方の樹
脂成分がポリマーの分子鎖に絡み合いながらオリゴマー
化し、最終的に相容した樹脂として存在すると考えられ
る。このようなIPN化の場合、架橋成分はポリマーの
分子鎖に絡み易いように反応が進行することが有効と考
えられ、この点において、本発明のフェノール変性シア
ネートエステル樹脂は、先に述べたように架橋点間の分
子鎖が長い(架橋点間分子量が大きい)ために、架橋成
分(フェノール変性シアネートエステル樹脂)とポリマ
ー成分(ポリフェニレンエーテル樹脂)が絡み合い易く
なっているため、シアネートエステル単独の硬化系に比
べてポリフェニレンエーテル樹脂との相容性が向上する
ことを見出している(通常のシアネートエステル樹脂単
独の硬化の場合では、トリアジン環が短い分子鎖毎に
“節”のように出現するためにポリマー鎖に絡み難くな
っている)。
【0078】また、本発明の樹脂組成物にシリコーン重
合体で表面処理した無機充填剤が配合されている場合、
これを用いて作製された積層板や印刷配線板中の無機充
填剤と樹脂材料との界面には、従来のカップリング剤等
による薄くてリジッドな表面処理剤層ではなく、3次元
架橋シリコーン重合体が形成するクッション的な役割を
果たす表面処理剤層が無機充填剤の表面を十分覆う形態
で形成される。したがって、従来のカップリング剤を用
いるよりも無機充填剤が凝集しにくく樹脂中に均一に分
散され、かつこの表面処理剤層が無機充填剤と樹脂材料
との界面に発生する歪みを緩和させるため、樹脂が本来
有している優れた接着性を引き出す機能を果たしてい
る。その結果、本発明の樹脂組成物を用いて作製された
積層板や印刷配線板は、優れた低吸水特性やドリル加工
性及び高い絶縁信頼性を発現することができる。
【0079】さらに、高分子量ポリマーであるポリフェ
ニレンエーテルを含有する樹脂組成物をワニス化する場
合、通常、高い不揮発分濃度でかつ低粘度のワニスの製
造が困難であり、溶剤量の多いワニスしか得られないと
う課題がある(不揮発分濃度を高くすると、常温では固
化(グリース化)してしまう)。不揮発分濃度が低いワ
ニスを用いてガラス布等の基材に塗工する場合、プリプ
レグの外観が低下することやプリプレグ中の残存溶媒量
が増加するため、積層板とした時の耐熱性が低下すると
いう問題やガラス布等の基材への樹脂付着量を高くでき
ないため所望の樹脂分及び厚みのプリプレグが得られな
いという問題が発生する。しかし、本発明の樹脂組成物
においては、シリコーン重合体を構成するシロキサン単
位の種類により樹脂材料や溶剤の特性に合わせたシリコ
ーン重合体の疎水性(親水性)を制御できる。したがっ
て、このシリコーン重合体で処理した無機充填剤を用い
ることによって、充填剤表面に形成されたシリコーン重
合体が樹脂材料/溶剤、樹脂材料/充填剤及び充填剤/
溶剤間の相互作用力(界面張力)を適切に制御できる働
きを果たすため、ワニスは不揮発分濃度を高くでき塗工
等に適切な粘度のワニスが得られるという利点がある。
【0080】
【実施例】以下、具体例を挙げて本発明を具体的に説明
するが、本発明はこれらに限られるものではない。
【0081】(実施例1) (シアネート樹脂溶液の調製)温度計、冷却管、攪拌装
置を備えた2リットルの4つ口セパラブルフラスコに、
トルエン231g、2,2−ビス(4−シアナトフェニ
ル)プロパン(商品名:Arocy B−10,旭チバ
社製)500gとp−tert−ブチルフェノール(関
東化学社製)37.7gを投入し、溶解確認後、液温を
110℃に保った後で反応促進剤としてナフテン酸マン
ガン(和光純薬工業社製)0.13gを配合して2時間
加熱反応させて2,2−ビス(4−シアナトフェニル)
プロパンの転化率が約50%となるようなフェノール変
性シアネートオリゴマー溶液を合成して、これをシアネ
ート樹脂溶液とした。(2,2−ビス(4−シアナトフ
ェニル)プロパンの転化率は51%であり、これはゲル
パーミエーションクロマトグラフィー(GPC)(機
種:ポンプ;日立製作所社製L−6200,RI検出
器;L−3300,カラム:東ソー社製TSKgel−
G4000H及びG2000H,溶媒:THF,濃度:
1%。以下同じ。)で確認した。また同時に、p−te
rt−ブチルフェノールの溶出ピークが消失しているこ
とを確認した。以下同じ。) (シリコーン重合体処理無機充填剤の調製)次に、温度
計、冷却管、攪拌装置を備えた200ミリリットルの4
つ口フラスコに、テトラメトキシシラン16g及びメタ
ノール24gを入れ、酢酸0.21g及び蒸留水4.0
gを添加し、50℃で8時間攪拌して、シロキサン単位
の重合度が20(前述のGPCによる数平均分子量から
算出、以下同じ。)のシリコーン重合体を合成した。得
られたシリコーン重合体は、水酸基と反応する末端官能
基としてメトキシ基及び/又はシラノール基を有するも
のである。得られたシリコーン重合体含有溶液を温度
計、冷却管、攪拌装置を備えた5リットルの4つ口セパ
ラブルフラスコに入れ、さらにメチルエチルケトン37
1gと無機充填剤としてシリカ(平均粒径:0.5μ
m)915gを配合した後、80℃で1時間攪拌して、
シリコーン重合体で表面処理した無機充填剤入り処理液
を得た。 (樹脂ワニスの調製)次いで、上記の無機充填剤入り処
理液に、先に調製したシアネート樹脂溶液を配合し、6
5℃で1時間攪拌して溶解及び分散させた。室温まで冷
却後、硬化促進剤としてナフテン酸亜鉛(和光純薬工業
社製)0.06gとメチルエチルケトン161gを配合
して不揮発分濃度約65%の樹脂ワニスを調製した。
【0082】(実施例2) (シアネート樹脂溶液の調製)温度計、冷却管、攪拌装
置を備えた2リットルの4つ口セパラブルフラスコに、
トルエン273g、ビス(3,5−ジメチル−4−シア
ネートフェニル)メタン(商品名:Arocy M−1
0,旭チバ社製)500gとp−tert−オクチルフ
ェノール40.1gを投入し、溶解確認後、液温を11
0℃に保った後で反応促進剤としてナフテン酸コバルト
0.25gを配合して2時間加熱反応させてフェノール
変性シアネートオリゴマー溶液を合成した(ビス(3,
5−ジメチル−4−シアネートフェニル)メタンの転化
率は50%)。この合成溶液に難燃剤として臭素化ポリ
スチレン(商品名:PDBS−80,グレートレイクス
社製)を97g配合してシアネート樹脂溶液を得た。 (シリコーン重合体処理無機充填剤の調製)次に、温度
計、冷却管、攪拌装置を備えた200ミリリットルの4
つ口フラスコに、トリメトキシメチルシラン21g及び
メタノール31gを入れ、酢酸0.19g及び蒸留水
5.3gを添加し、50℃で8時間攪拌して、シロキサ
ン単位の重合度が15のシリコーン重合体を合成した。
得られたシリコーン重合体は、水酸基と反応する末端官
能基としてメトキシ基及び/又はシラノール基を有する
ものである。得られたシリコーン重合体含有溶液を温度
計、冷却管、攪拌装置を備えた5リットルの4つ口セパ
ラブルフラスコに入れ、さらにメチルエチルケトン46
4gと無機充填剤として実施例1で用いたシリカ114
8gを配合した後、80℃で1時間攪拌して、シリコー
ン重合体で表面処理した無機充填剤入り処理液を得た。 (樹脂ワニスの調製)次いで、上記の無機充填剤入り処
理液に、先に調製したシアネート樹脂溶液を配合し、6
5℃で1時間攪拌して溶解及び分散させた。室温まで冷
却後、硬化促進剤としてナフテン酸亜鉛0.06gとメ
チルエチルケトン199gを配合して不揮発分濃度約6
5%の樹脂ワニスを調製した。
【0083】(実施例3) (シアネート樹脂溶液の調製)温度計、冷却管、攪拌装
置を備えた2リットルの4つ口セパラブルフラスコに、
トルエン263gとα,α′−ビス(4−シアナトフェ
ニル)−m−ジイソプロピルベンゼン(商品名:RTX
−366,旭チバ社製)500gとp−tert−オク
チルフェノール10.4gを投入し、溶解確認後、液温
を110℃に保った後で反応促進剤としてナフテン酸鉄
(関東化学社製)0.15gを配合して2時間加熱反応
させてフェノール変性シアネートオリゴマー溶液を合成
した(α,α′−ビス(4−シアナトフェニル)−m−
ジイソプロピルベンゼンの転化率は49%)。この合成
溶液に臭素化ポリフェニレンエーテル(商品名:PO−
64P,グレートレイクス社製)を103g配合してシ
アネート樹脂溶液を得た。 (シリコーン重合体処理無機充填剤の調製)次に、温度
計、冷却管、攪拌装置を備えた200ミリリットルの4
つ口フラスコに、ジメトキシジメチルシラン6.5g、
トリメトキシメチルシラン13g及びメタノール29g
を入れ、酢酸0.23g及び蒸留水4.9gを添加し、
50℃で8時間攪拌して、シロキサン単位の重合度が1
8のシリコーン重合体を合成した。得られたシリコーン
重合体は、水酸基と反応する末端官能基としてメトキシ
基及び/又はシラノール基を有するものである。得られ
たシリコーン重合体含有溶液を温度計、冷却管、攪拌装
置を備えた5リットルの4つ口セパラブルフラスコに入
れ、さらにメチルエチルケトン520gと無機充填剤と
して実施例1で用いたシリカ1272gを配合した後、
80℃で1時間攪拌して、シリコーン重合体で表面処理
した無機充填剤入り処理液を得た。 (樹脂ワニスの調製)次いで、上記の無機充填剤入り処
理液に、先に調製したシアネート樹脂溶液を配合し、6
5℃で1時間攪拌して溶解及び分散させた。室温まで冷
却後、p−tert−アミルフェノール(東京化成工業
社製)22.7gと硬化促進剤としてナフテン酸亜鉛
0.06gとメチルエチルケトン222gを配合して不
揮発分濃度約65%の樹脂ワニスを調製した。
【0084】(実施例4) (シアネート樹脂溶液の調製)温度計、冷却管、攪拌装
置を備えた2リットルの4つ口セパラブルフラスコに、
トルエン254gと2,2−ビス(4−シアナトフェニ
ル)プロパン500gとp−(α−クミル)フェノール
(東京化成工業社製)11.4gを投入し、溶解確認
後、液温を110℃に保った後で反応促進剤としてナフ
テン酸亜鉛0.13gを配合して3時間加熱反応させて
フェノール変性シアネートオリゴマー溶液を合成した
(2,2−ビス(4−シアナトフェニル)プロパンの転
化率は50%)。この合成溶液に難燃剤として臭素化ト
リフェニルシアヌレート(商品名:ピロガードSR−2
45,第一工業製薬社製)を82g配合してシアネート
樹脂溶液を得た。 (シリコーン重合体処理無機充填剤の調製)次に、温度
計、冷却管、攪拌装置を備えた200ミリリットルの4
つ口フラスコに、ジメトキシジメチルシラン10g、テ
トラメトキシシラン12g及びメタノール33gを入
れ、酢酸0.3g及び蒸留水5.7gを添加し、50℃
で8時間攪拌して、シロキサン単位の重合度が28のシ
リコーン重合体を合成した。得られたシリコーン重合体
は、水酸基と反応する末端官能基としてメトキシ基及び
/又はシラノール基を有するものである。得られたシリ
コーン重合体含有溶液を温度計、冷却管、攪拌装置を備
えた5リットルの4つ口セパラブルフラスコに入れ、さ
らにメチルエチルケトン443gと無機充填剤として実
施例1で用いたシリカ1102gを配合した後、80℃
で1時間攪拌して、シリコーン重合体で表面処理した無
機充填剤入り処理液を得た。 (樹脂ワニスの調製)次いで、上記の無機充填剤入り処
理液に、先に調製したシアネート樹脂溶液を配合し、6
5℃で1時間攪拌して溶解及び分散させた。室温まで冷
却後、p−(α−クミル)フェノール19.0gと硬化
促進剤としてナフテン酸亜鉛0.06gとメチルエチル
ケトン200gを配合して不揮発分濃度約65%の樹脂
ワニスを調製した。
【0085】(実施例5) (シアネート樹脂溶液の調製)温度計、冷却管、攪拌装
置を備えた2リットルの4つ口セパラブルフラスコに、
トルエン262gとビス(3,5−ジメチル−4−シア
ネートフェニル)メタン500gとp−tert−アミ
ルフェノール(東京化成工業社製)31.9gを投入
し、溶解確認後、液温を110℃に保った後で反応促進
剤としてナフテン酸マンガン0.13gを配合して2時
間加熱反応させてフェノール変性シアネートオリゴマー
溶液を合成した(ビス(3,5−ジメチル−4−シアネ
ートフェニル)メタンの転化率は49%)。この合成溶
液に難燃剤としてビス(トリブロモフェノキシ)エタン
(商品名:FF−680,グレートレイクス社製)を7
9g配合してシアネート樹脂溶液を得た。 (シリコーン重合体処理無機充填剤の調製)次に、温度
計、冷却管、攪拌装置を備えた200ミリリットルの4
つ口フラスコに、トリメトキシメチルシラン6.5g、
テトラメトキシシラン8g及びメタノール21gを入
れ、酢酸0.16g及び蒸留水3.6gを添加し、50
℃で8時間攪拌して、シロキサン単位の重合度が22の
シリコーン重合体を合成した。得られたシリコーン重合
体は、水酸基と反応する末端官能基としてメトキシ基及
び/又はシラノール基を有するものである。得られたシ
リコーン重合体含有溶液を温度計、冷却管、攪拌装置を
備えた5リットルの4つ口セパラブルフラスコに入れ、
さらにメチルエチルケトン413gと無機充填剤として
実施例1で用いたシリカ1008gを配合した後、80
℃で1時間攪拌して、シリコーン重合体で表面処理した
無機充填剤入り処理液を得た。 (樹脂ワニスの調製)次いで、上記の無機充填剤入り処
理液に、先に調製したシアネート樹脂溶液を配合し、6
5℃で1時間攪拌して溶解及び分散させた。室温まで冷
却後、硬化促進剤としてナフテン酸亜鉛0.06gとメ
チルエチルケトン179gを配合して不揮発分濃度約6
5%の樹脂ワニスを調製した。
【0086】(実施例6) (シアネート樹脂溶液の調製)温度計、冷却管、攪拌装
置を備えた2リットルの4つ口セパラブルフラスコに、
トルエン175gと2,2−ビス(4−シアナトフェニ
ル)プロパン400gとp−tert−ブチルフェノー
ル8.6gを投入し、溶解確認後、液温を110℃に保
った後で反応促進剤としてナフテン酸マンガン0.1g
を配合して3時間加熱反応させてフェノール変性シアネ
ートオリゴマー溶液を合成して(2,2−ビス(4−シ
アナトフェニル)プロパンの転化率は52%)、これを
シアネート樹脂溶液とした。 (シリコーン重合体処理無機充填剤の調製)次に、温度
計、冷却管、攪拌装置を備えた200ミリリットルの4
つ口フラスコに、ジメトキシジメチルシラン10g、ト
リメトキシメチルシラン10g、テトラメトキシシラン
20g及びメタノール59gを入れ、酢酸0.51g及
び蒸留水10gを添加し、50℃で8時間攪拌して、シ
ロキサン単位の重合度が23のシリコーン重合体を合成
した。得られたシリコーン重合体は、水酸基と反応する
末端官能基としてメトキシ基及び/又はシラノール基を
有するものである。得られたシリコーン重合体含有溶液
を温度計、冷却管、攪拌装置を備えた5リットルの4つ
口セパラブルフラスコに入れ、さらにメチルエチルケト
ン1282gと無機充填剤としてチタン酸ストロンチウ
ム(平均粒径:1.0μm)3120gを配合した後、
80℃で1時間攪拌して、シリコーン重合体で表面処理
した無機充填剤入り処理液を得た。 (樹脂ワニスの調製)次いで、上記の無機充填剤入り処
理液に、先に調製したシアネート樹脂溶液とエポキシ樹
脂として臭素化ビスフェノールA型エポキシ樹脂(商品
名:ESB400T,住友化学工業社製)460gを配
合し、65℃で1時間攪拌して溶解及び分散させた。室
温まで冷却後、p−(α−クミル)フェノール21.9
gと硬化促進剤としてナフテン酸亜鉛0.05gとメチ
ルエチルケトン652gを配合して不揮発分濃度約65
%の樹脂ワニスを調製した。
【0087】(実施例7) (シアネート樹脂溶液の調製)温度計、冷却管、攪拌装
置を備えた2リットルの4つ口セパラブルフラスコに、
トルエン177gと2,2−ビス(4−シアナトフェニ
ル)−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパ
ン(商品名:Arocy F−10,旭チバ社製)40
0gとp−tert−オクチルフェノール12.8gを
投入し、溶解確認後、液温を110℃に保った後で反応
促進剤としてナフテン酸マンガン0.1gを配合して3
時間加熱反応させてフェノール変性シアネートオリゴマ
ー溶液を合成して(2,2−ビス(4−シアナトフェニ
ル)−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパ
ンの転化率は50%)、これをシアネート樹脂溶液とし
た。 (シリコーン重合体処理無機充填剤の調製)実施例1と
同様にして得たシリコーン重合体含有溶液33.2gを
温度計、冷却管、攪拌装置を備えた5リットルの4つ口
セパラブルフラスコに入れ、さらにシラン系カップリン
グ剤としてγ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラ
ン(商品名:A−187,日本ユニカー社製)6gを加
え(シリコーン重合体:A−187=2:1重量比)、
次いで、メチルエチルケトン555gと無機充填剤とし
て実施例1で用いたシリカ1331gを配合した後、8
0℃で1時間攪拌して、シリコーン重合体で表面処理し
た無機充填剤入り処理液を得た。 (樹脂ワニスの調製)次いで、上記の無機充填剤入り処
理液に、先に調製したシアネート樹脂溶液とエポキシ樹
脂としてジシクロペンタジエン骨格含有エポキシ樹脂
(商品名:HP−7200,大日本インキ化学工業社
製)266gを配合し、65℃で1時間攪拌して溶解及
び分散させた。室温まで冷却後、p−tert−オクチ
ルフェノール21.4gと硬化促進剤としてナフテン酸
亜鉛0.05gとメチルエチルケトン348gを配合し
て不揮発分濃度約65%の樹脂ワニスを調製した。
【0088】(実施例8)温度計、冷却管、攪拌装置を
備えた2リットルの4つ口セパラブルフラスコに実施例
1と同様にして調製したシアネート樹脂溶液とメチルエ
チルケトン532gを配合し65℃で1時間攪拌して溶
解させた。次いで、実施例1と同様にして調製したシリ
コーン重合体含有溶液を入れ、30分間攪拌した後、無
機充填剤として実施例1で用いたシリカ915gを配合
し1時間攪拌して分散させた。室温まで冷却後、硬化促
進剤としてナフテン酸亜鉛0.06gを配合して不揮発
分濃度約65%の樹脂ワニスを調製した。
【0089】(実施例9) (シアネート樹脂溶液の調製)温度計、冷却管、攪拌装
置を備えた3リットルの4つ口セパラブルフラスコに、
トルエン172g、2,2−ビス(4−シアナトフェニ
ル)プロパン(商品名:Arocy B−10,旭チバ
社製)400gとp−tert−ブチルフェノール(関
東化学社製)30.2gを投入し、溶解確認後、液温を
110℃に保った後で反応促進剤としてナフテン酸マン
ガン(和光純薬工業社製)0.1gを配合して1時間加
熱反応させてフェノール変性シアネートオリゴマー溶液
を合成した(2,2−ビス(4−シアナトフェニル)プ
ロパンの転化率は41%であり、これは、ゲルパーミエ
ーションクロマトグラフィー(GPC)(機種:ポン
プ;日立製作所社製L−6200,RI検出器;L−3
300,カラム:東ソー社製)TSKgel−G400
0H及びG2000H,溶媒:THF,濃度:1%。以
下同じ。)で確認した。また、p−tert−ブチルフ
ェノールの溶出ピークが消失していることを確認した。
以下同じ。)。この合成溶液に、トルエン442gに3
20gのポリフェニレンエーテル樹脂(商品名:PKN
4752,日本GE社製)を90℃で加熱溶解した溶液
を配合してシアネート樹脂溶液を得た。 (シリコーン重合体処理無機充填剤の調製)次に、温度
計、冷却管、攪拌装置を備えた200ミリリットルの4
つ口フラスコに、テトラメトキシシラン22g及びメタ
ノール33gを入れ、酢酸0.29g及び蒸留水5.6
gを添加し、50℃で8時間攪拌して、シロキサン単位
の重合度が20(前述のGPCによる数平均分子量から
算出。以下同じ。)のシリコーン重合体を合成した。得
られたシリコーン重合体は、水酸基と反応する末端官能
基としてメトキシ基及び/又はシラノール基を有するも
のである。得られたシリコーン重合体含有溶液を温度
計、冷却管、攪拌装置を備えた5リットルの4つ口セパ
ラブルフラスコに入れ、さらにメチルエチルケトン51
8gと無機充填剤としてシリカ(平均粒径:0.5μ
m)1275gを配合した後、80℃で1時間攪拌し
て、シリコーン重合体で表面処理した無機充填剤入り処
理液を得た。 (樹脂ワニスの調製)次いで、この無機充填剤入り処理
液に、先に調製したシアネート樹脂溶液を配合し、65
℃で1時間攪拌して溶解及び分散させた。室温まで冷却
後、硬化促進剤としてナフテン酸亜鉛(和光純薬工業社
製)0.05gとメチルエチルケトン506gを配合し
て不揮発分濃度約56%の樹脂ワニスを調製した。
【0090】(実施例10) (シアネート樹脂溶液の調製)温度計、冷却管、攪拌装
置を備えた3リットルの4つ口セパラブルフラスコに、
トルエン293g、ビス(3,5−ジメチル−4−シア
ネートフェニル)メタン(商品名:Arocy M−1
0,旭チバ社製)400gとp−tert−オクチルフ
ェノール(和光純薬工業社製)32.1gを投入し、溶
解確認後、液温を110℃に保った後で反応促進剤とし
てナフテン酸コバルト(和光純薬工業社製)0.15g
を配合して1時間加熱反応させてフェノール変性シアネ
ートオリゴマー溶液を合成した(ビス(3,5−ジメチ
ル−4−シアネートフェニル)メタンの転化率は40
%)。この合成溶液に、トルエン414gに300gの
ポリフェニレンエーテル樹脂(PKN4752)を90
℃で加熱溶解した溶液と難燃剤として臭素化ポリスチレ
ン(商品名:PDBS−80,グレートレイクス社製)
を132g配合してシアネート樹脂溶液を得た。 (シリコーン重合体処理無機充填剤の調製)次に、温度
計、冷却管、攪拌装置を備えた200ミリリットルの4
つ口フラスコに、トリメトキシメチルシラン29g及び
メタノール43gを入れ、酢酸0.26g及び蒸留水
7.2gを添加し、50℃で8時間攪拌して、シロキサ
ン単位の重合度が15のシリコーン重合体を合成した。
得られたシリコーン重合体は、水酸基と反応する末端官
能基としてメトキシ基及び/又はシラノール基を有する
ものである。得られたシリコーン重合体含有溶液を温度
計、冷却管、攪拌装置を備えた5リットルの4つ口セパ
ラブルフラスコに入れ、さらにメチルエチルケトン62
9gと無機充填剤として実施例9で用いたシリカ155
6gを配合した後、80℃で1時間攪拌して、シリコー
ン重合体で表面処理した無機充填剤入り処理液を得た。 (樹脂ワニスの調製)次いで、この無機充填剤入り処理
液に、先に調製したシアネート樹脂溶液を配合し、65
℃で1時間攪拌して溶解及び分散させた。室温まで冷却
後、硬化促進剤としてナフテン酸亜鉛0.05gとメチ
ルエチルケトン538gを配合して不揮発分濃度約57
%の樹脂ワニスを調製した。
【0091】(実施例11) (シアネート樹脂溶液の調製)温度計、冷却管、攪拌装
置を備えた3リットルの4つ口セパラブルフラスコに、
トルエン550gとポリフェニレンエーテル樹脂(PK
N4752)255gを投入し、90℃で加熱攪拌し溶
解した。この溶液にα,α′−ビス(4−シアナトフェ
ニル)−m−ジイソプロピルベンゼン(商品名:RTX
−366,旭チバ社製)300gとp−tert−オク
チルフェノール6.2gを投入し、溶解確認後、液温を
110℃に保った後で反応促進剤としてナフテン酸鉄
(関東化学社製)0.1gを配合して1時間加熱反応さ
せてポリフェニレンエーテル樹脂含有フェノール変性シ
アネートオリゴマー溶液を合成した(α,α′−ビス
(4−シアナトフェニル)−m−ジイソプロピルベンゼ
ンの転化率は39%)。この合成溶液に難燃剤として臭
素化ポリフェニレンエーテル(商品名:PO−64P,
グレートレイクス社製)を111g配合してシアネート
樹脂溶液を得た。 (シリコーン重合体処理無機充填剤の調製)次に、温度
計、冷却管、攪拌装置を備えた200ミリリットルの4
つ口フラスコに、ジメトキシジメチルシラン7g、トリ
メトキシメチルシラン14g及びメタノール32gを入
れ、酢酸0.25g及び蒸留水5.3gを添加し、50
℃で8時間攪拌して、シロキサン単位の重合度が18の
シリコーン重合体を合成した。得られたシリコーン重合
体は、水酸基と反応する末端官能基としてメトキシ基及
び/又はシラノール基を有するものである。得られたシ
リコーン重合体含有溶液を温度計、冷却管、攪拌装置を
備えた5リットルの4つ口セパラブルフラスコに入れ、
さらにメチルエチルケトン560gと無機充填剤として
実施例9で用いたシリカ1371gを配合した後、80
℃で1時間攪拌して、シリコーン重合体で表面処理した
無機充填剤入り処理液を得た。 (樹脂ワニスの調製)次いで、この無機充填剤入り処理
液に、先に調製したシアネート樹脂溶液を配合し、65
℃で1時間攪拌して溶解及び分散させた。室温まで冷却
後、p−tert−アミルフェノール(東京化成工業社
製)13. 6gと硬化促進剤としてナフテン酸亜鉛0.
04gとメチルエチルケトン624gを配合して不揮発
分濃度約54%の樹脂ワニスを調製した。
【0092】(実施例12) (シアネート樹脂溶液の調製)温度計、冷却管、攪拌装
置を備えた3リットルの4つ口セパラブルフラスコに、
トルエン766gとポリフェニレンエーテル樹脂(PK
N4752)400gを投入し、90℃で加熱攪拌し溶
解した。この溶液に2,2−ビス(4−シアナトフェニ
ル)プロパン400gとp−(α−クミル)フェノール
(東京化成工業社製)9.2gを投入し、溶解確認後、
液温を110℃に保った後で反応促進剤としてナフテン
酸亜鉛0.1gを配合して2時間加熱反応させてポリフ
ェニレンエーテル樹脂含有フェノール変性シアネートオ
リゴマー溶液を合成した(2,2−ビス(4−シアナト
フェニル)プロパンの転化率は40%)。この合成溶液
に難燃剤として臭素化トリフェニルシアヌレート(商品
名:ピロガードSR−245,第一工業製薬社製)を1
27g配合してシアネート樹脂溶液を得た。 (シリコーン重合体処理無機充填剤の調製)次に、温度
計、冷却管、攪拌装置を備えた200ミリリットルの4
つ口フラスコに、ジメトキシジメチルシラン16g、テ
トラメトキシシラン19g及びメタノール52gを入
れ、酢酸0.46g及び蒸留水8.8gを添加し、50
℃で8時間攪拌して、シロキサン単位の重合度が28の
シリコーン重合体を合成した。得られたシリコーン重合
体は、水酸基と反応する末端官能基としてメトキシ基及
び/又はシラノール基を有するものである。得られたシ
リコーン重合体含有溶液を温度計、冷却管、攪拌装置を
備えた5リットルの4つ口セパラブルフラスコに入れ、
さらにメチルエチルケトン688gと無機充填剤として
実施例9で用いたシリカ1713gを配合した後、80
℃で1時間攪拌して、シリコーン重合体で表面処理した
無機充填剤入り処理液を得た。 (樹脂ワニスの調製)次いで、この無機充填剤入り処理
液に、先に調製したシアネート樹脂溶液を配合し、65
℃で1時間攪拌して溶解及び分散させた。室温まで冷却
後、p−(α−クミル)フェノール15.3gと硬化促
進剤としてナフテン酸亜鉛0.05gとメチルエチルケ
トン606gを配合して不揮発分濃度約56%の樹脂ワ
ニスを調製した。
【0093】(実施例13) (シアネート樹脂溶液の調製)温度計、冷却管、攪拌装
置を備えた3リットルの4つ口セパラブルフラスコに、
トルエン775gとポリフェニレンエーテル樹脂(PK
N4752)400gを投入し、90℃で加熱攪拌し溶
解した。この溶液にビス(3,5−ジメチル−4−シア
ネートフェニル)メタン400gとp−tert−アミ
ルフェノール(東京化成工業社製)25.6gを投入
し、溶解確認後、液温を110℃に保った後で反応促進
剤としてナフテン酸マンガン0.1gを配合して2時間
加熱反応させてポリフェニレンエーテル樹脂含有フェノ
ール変性シアネートオリゴマー溶液を合成した(ビス
(3,5−ジメチル−4−シアネートフェニル)メタン
の転化率は38%)。この合成溶液に難燃剤としてビス
(トリブロモフェノキシ)エタン(商品名:FF−68
0,グレートレイクス社製)を122g配合してシアネ
ート樹脂溶液を得た。 (シリコーン重合体処理無機充填剤の調製)次に、温度
計、冷却管、攪拌装置を備えた200ミリリットルの4
つ口フラスコに、トリメトキシメチルシラン10g、テ
トラメトキシシラン12g及びメタノール33gを入
れ、酢酸0.25g及び蒸留水5.6gを添加し、50
℃で8時間攪拌して、シロキサン単位の重合度が22の
シリコーン重合体を合成した。得られたシリコーン重合
体は、水酸基と反応する末端官能基としてメトキシ基及
び/又はシラノール基を有するものである。得られたシ
リコーン重合体含有溶液を温度計、冷却管、攪拌装置を
備えた5リットルの4つ口セパラブルフラスコに入れ、
さらにメチルエチルケトン641gと無機充填剤として
実施例9で用いたシリカ1563gを配合した後、80
℃で1時間攪拌して、シリコーン重合体で表面処理した
無機充填剤入り処理液を得た。 (樹脂ワニスの調製)次いで、この無機充填剤入り処理
液に、先に調製したシアネート樹脂溶液を配合し、65
℃で1時間攪拌して溶解及び分散させた。室温まで冷却
後、硬化促進剤としてナフテン酸亜鉛0.05gとメチ
ルエチルケトン618gを配合して不揮発分濃度約55
%の樹脂ワニスを調製した。
【0094】(実施例14) (シアネート樹脂溶液の調製)温度計、冷却管、攪拌装
置を備えた3リットルの4つ口セパラブルフラスコに、
トルエン454gとポリフェニレンエーテル樹脂(PK
N4752)300gを投入し、90℃で加熱攪拌し溶
解した。この溶液に2,2−ビス(4−シアナトフェニ
ル)プロパン250gとp−tert−ブチルフェノー
ル5.4gを投入し、溶解確認後、液温を110℃に保
った後で反応促進剤としてナフテン酸マンガン0.06
gを配合して2時間加熱反応させてポリフェニレンエー
テル樹脂含有フェノール変性シアネートオリゴマー溶液
を合成して(2,2−ビス(4−シアナトフェニル)プ
ロパンの転化率は41%)、これをシアネート樹脂溶液
とした。 (シリコーン重合体処理無機充填剤の調製)次に、温度
計、冷却管、攪拌装置を備えた200ミリリットルの4
つ口フラスコに、ジメトキシジメチルシラン10g、ト
リメトキシメチルシラン10g、テトラメトキシシラン
20g及びメタノール59gを入れ、酢酸0.51g及
び蒸留水10gを添加し、50℃で8時間攪拌して、シ
ロキサン単位の重合度が23のシリコーン重合体を合成
した。得られたシリコーン重合体は、水酸基と反応する
末端官能基としてメトキシ基及び/又はシラノール基を
有するものである。得られたシリコーン重合体含有溶液
を温度計、冷却管、攪拌装置を備えた5リットルの4つ
口セパラブルフラスコに入れ、さらにメチルエチルケト
ン1234gと無機充填剤としてチタン酸ストロンチウ
ム(平均粒径:1.0μm)2999gを配合した後、
80℃で1時間攪拌して、シリコーン重合体で表面処理
した無機充填剤入り処理液を得た。 (樹脂ワニスの調製)次いで、この無機充填剤入り処理
液に、先に調製したシアネート樹脂溶液とエポキシ樹脂
として臭素化ビスフェノールA型エポキシ樹脂(商品
名:ESB400T,住友化学工業社製)288gを配
合し、65℃で1時間攪拌して溶解及び分散させた。室
温まで冷却後、p−(α−クミル)フェノール13.7
gと硬化促進剤としてナフテン酸亜鉛0.03gとメチ
ルエチルケトン531gを配合して不揮発分濃度約63
%の樹脂ワニスを調製した。
【0095】(実施例15) (シアネート樹脂溶液の調製)温度計、冷却管、攪拌装
置を備えた3リットルの4つ口セパラブルフラスコに、
トルエン536gとポリフェニレンエーテル樹脂(PK
N4752)345gを投入し、90℃で加熱攪拌し溶
解した。この溶液に2,2−ビス(4−シアナトフェニ
ル)−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパ
ン(商品名:Arocy F−10,旭チバ社製)30
0gとp−tert−オクチルフェノール9.6gを投
入し、溶解確認後、液温を110℃に保った後で反応促
進剤としてナフテン酸マンガン0.08gを配合して2
時間加熱反応させてポリフェニレンエーテル樹脂含有フ
ェノール変性シアネートオリゴマー溶液を合成して
(2,2−ビス(4−シアナトフェニル)−1,1,
1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパンの転化率の3
9%)、これをシアネート樹脂溶液とした。 (シコーン重合体処理無機充填剤の調製)実施9と同様
にして得たシリコーン重合体含有溶液41.3gを温度
計、冷却管、撹拌装置を備えた5リットルの4つ口セパ
ラブルフラスコに入れ、さらにシラン系カップリング剤
としてγ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン
(商品名:A−187,日本ユニカー社製)7.5gを
加え(シリコーン重合体:A−187=2:1重量
比)、次いで、メチルエチルケトン689gと無機充填
剤として実施例9で用いたシリカ654gを配合した
後、80℃で1時間攪拌して、シリコーン重合体で表面
処理した無機充填剤入り処理液を得た。 (樹脂ワニスの調製)次いで、この無機充填剤入り処理
液に、先に調製したシアネート樹脂溶液とエポキシ樹脂
としてジシクロペンタジエン骨格含有エポキシ樹脂(商
品名:HP−7200,大日本インキ化学工業社製)2
00gを配合し、65℃で1時間攪拌して溶解及び分散
させた。室温まで冷却後、p−tert−オクチルフェ
ノール16.1gと硬化促進剤としてナフテン酸亜鉛
0.04gとメチルエチルケトン442gを配合して不
揮発分濃度約60%の樹脂ワニスを調製した。
【0096】(実施例16)温度計、冷却管、攪拌装置
を備えた5リットルの4つ口セパラブルフラスコに、実
施例9と同様にして調製したシアネート樹脂溶液とメチ
ルエチルケトン1024gを配合し65℃で1時間攪拌
して溶解させた。次いで、実施例9と同様にして調製し
たシリコーン重合体含有溶液を、30分間攪拌した後、
無機充填剤として実施例9で用いたシリカ1275gを
配合し1時間攪拌して分散させた。室温まで冷却後、硬
化促進剤としてナフテン酸亜鉛0.05gを配合して不
揮発分濃度約56%の樹脂ワニスを調製した。
【0097】(比較例1)実施例1と同様にして得たシ
アネート樹脂溶液にメチルエチルケトン551gと無機
充填剤として実施例1で用いたシリカ915gを配合
し、65℃で1時間攪拌した後冷却した。その後、硬化
促進剤としてナフテン酸亜鉛0.06gを配合し、不揮
発分濃度約65%の樹脂ワニスを調製した。
【0098】(比較例2)市販の2,2−ビス(4−シ
アナトフェニル)プロパンのオリゴマー(商品名:Ar
ocy B−30,旭チバ社製)500gをトルエン2
14gに溶解した溶液に、メチルエチルケトン512g
と無機充填剤として実施例1で用いたシリカ850gを
配合し、65℃で1時間攪拌した後冷却した。その後、
硬化促進剤としてナフテン酸亜鉛0.18gを配合し、
不揮発分濃度約65%の樹脂ワニスを調製した。
【0099】(比較例3)市販の2,2−ビス(4−シ
アナトフェニル)プロパンのオリゴマー500gと2,
2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン(ビスフ
ェノールA,三井化学社製)28.2gをトルエン22
6gに溶解してシアネート樹脂溶液を得た。次に、シリ
コーン重合体含有溶液の代わりに、シラン系カップリン
グ剤であるγ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラ
ン(商品名:A−187,日本ユニカー社製)16gを
用いて調製したカップリング剤含有溶液を用いた以外
は、実施例1と同様にしてカップリング剤で表面処理し
た無機充填剤入り処理液を得た。次いで、この無機充填
剤入り処理液に、先に調製したシアネート樹脂溶液とメ
チルエチルケトン158gを配合し、65℃で1時間攪
拌した後冷却した。その後、硬化促進剤としてナフテン
酸亜鉛0.18gを配合し、不揮発分濃度約65%の樹
脂ワニスを調製した。
【0100】(比較例4)2,2−ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)プロパンの代わりにフェノールノボラック
(商品名:HP850N,日立化成工業社製)26.2
gを使用した以外は比較例3と同様にしてシアネート樹
脂溶液を得た。次に、シラン系カップリング剤の代わり
に、エポキシ変性シリコーンオイル(商品名:KF−1
01,信越化学工業社製)16gを使用した以外は、比
較例3と同様にしてエポキシ変性シリコーンオイルで表
面処理した無機充填剤入り処理液を得た。次いで、この
無機充填剤入り処理液に,先に調製したシアネート樹脂
溶液とメチルエチルケトン158gを配合し、65℃で
1時間攪拌した後冷却した。その後、硬化促進剤として
ナフテン酸亜鉛0.18gを配合し、不揮発分濃度約6
5%の樹脂ワニスを調製した。
【0101】(比較例5)実施例9と同様にして得たシ
アネート樹脂溶液にメチルエチルケトン1044gと無
機充填剤として実施例9で用いたシリカ1275gを配
合し、65℃で1時間攪拌した後冷却した。しかし、室
温付近で溶液が著しく増粘した後、固化(グリース状)
したため、トルエン1258gをさらに添加して攪拌溶
解した。その後、硬化促進剤としてナフテン酸亜鉛0.
05gを配合し、不揮発分濃度約41%の樹脂ワニスを
調製した。
【0102】(比較例6) (シアネート樹脂溶液の調製)p−tert−ブチルフ
ェノールの代わりに2,2−ビス(4−ヒドロキシフェ
ニル)プロパン(ビスフェノールA,三井東圧化学社
製)22.6gを投入し、溶解確認後、液温を110℃
に保った後で反応促進剤としてナフテン酸マンガン0.
1gを配合して1時間加熱反応させてフェノール変性シ
アネートオリゴマー溶液(2,2−ビス(4−シアナト
フェニル)プロパンの転化率は41%)を合成した以外
は、実施例9と同様にしてシアネート樹脂溶液を得た。 (カップリング剤処理無機充填剤の調製)次に、シリコ
ーン重合体含有溶液の代わりに、シラン系カップリング
剤であるγ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン
22gを配合したこと以外は、実施例9と同様にしてカ
ップリング剤で表面処理した無機充填剤入り処理液を得
た。 (樹脂ワニスの調製)次いで、この無機充填剤入り処理
液に、先に調製したシアネート樹脂溶液とメチルエチル
ケトン501gを配合し、65℃で1時間攪拌した後冷
却した。しかし、室温付近で溶液が著しく増粘した後、
固化(グリース状)したため、トルエン1382gをさ
らに添加して攪拌溶解した。その後、硬化促進剤として
ナフテン酸亜鉛0.05gを配合し、不揮発分濃度約4
0%の樹脂ワニスを調製した。
【0103】(比較例7) (シアネート樹脂溶液の調製)2,2−ビス(4−ヒド
ロキシフェニル)プロパンの代わりにフェノールノボラ
ック(商品名:HP850N,日立化成工業社製)21
gを投入し、溶解確認後、液温を110℃に保った後で
反応促進剤としてナフテン酸マンガン0.1gを配合し
て1時間加熱反応させてフェノール変性シアネートオリ
ゴマー溶液(2,2−ビス(4−シアナトフェニル)プ
ロパンの転化率は41%)を合成した以外は、比較例6
と同様にしてシアネート樹脂溶液を得た。 (エポキシ変性シリコーンオイル処理無機充填剤の調
製)次に、シラン系カップリング剤の代わりに、エポキ
シ変性シリコーンオイル(商品名:KF−101,信越
化学工業社製)22gを配合したこと以外は、比較例6
と同様にしてエポキシ変性シリコーンオイルで表面処理
した無機充填剤入り処理液を得た。 (樹脂ワニスの調製)次いで、この無機充填剤入り処理
液に、先に調製したシアネート樹脂溶液とメチルエチル
ケトン500gを配合し、65℃で1時間攪拌した後冷
却した。しかし、室温付近で溶液が著しく増粘した後、
固化(グリース状)したため、トルエン1509gをさ
らに添加して攪拌溶解した。その後、硬化促進剤として
ナフテン酸亜鉛0.05gを配合し、不揮発分濃度約3
9%の樹脂ワニスを調製した。
【0104】(比較例8) (シアネート樹脂溶液の調製)市販の2,2−ビス(4
−シアナトフェニル)プロパンのオリゴマー(商品名:
Arocy B−30,旭チバ社製)400gをトルエ
ン147gに溶解した溶液に、トルエン442gに32
0gのポリフェニレンエーテル樹脂(PKN4752)
を90℃で加熱溶解した溶液を配合してシアネート樹脂
溶液を得た。 (樹脂ワニスの調製)次いで、このシアネート樹脂溶液
にメチルエチルケトン1002gと無機充填剤として実
施例9で用いたシリカ1224gを配合し、65℃で1
時間攪拌した後冷却した。しかし、室温付近で溶液が著
しく増粘した後、固化(グリース状)したため、トルエ
ン987gをさらに添加して攪拌溶解した。その後、硬
化促進剤としてナフテン酸亜鉛0.15gを配合し、不
揮発分濃度約43%の樹脂ワニスを調製した。
【0105】次に、実施例1〜16及び比較例1〜8で
作製した樹脂ワニスを、厚さ0.2mmのガラス布(E
ガラス)に含浸した後、160℃で5〜10分間乾燥し
て樹脂固形(樹脂+無機充填剤)分65重量%のプリプ
レグを得た。次いで、このプリプレグ4枚を重ね、その
最外層に厚みが18μmの銅箔を配置し、170℃、6
0分、3.0MPaのプレス条件で加熱加圧成形した
後、230℃で120分加熱処理し、両面銅張積層板を
作製した。得られた両面銅張積層板について、誘電特
性、はんだ耐熱性、ドリル加工性及び耐電食性を評価し
た。その結果を表1及び2に示す。
【0106】両面銅張積層板の特性評価方法は以下の通
りである。塗工性及びプリプレグの外観は、予め目視に
より評価した。塗工性は、塗工時に充填剤がロールに付
着しないものを○、多少とも付着したものを×とした。
また、プリプレグの外観は、充填剤を配合していない通
常のプリプレグと同等の表面平滑性を有するものを○、
それ以外を×とした。1MHzの比誘電率(εr)及び
誘電正接(tanδ)は、JIS C 6481に準拠し
て測定した。1GHzの比誘電率(εr)及び誘電正接
(tanδ)は、ネットワークアナライザを用いたトリ
プレート構造直線線路共振器法により測定した。はんだ
耐熱性は、銅箔をエッチングし、プレッシャークッカー
テスター(条件:121℃,203kPa)中に2時間
保持した後、260℃の溶融はんだに20秒浸漬して、
外観を目視で調べた。表中の異常無しとは、ミーズリン
グや膨れ(ふくれ)の発生が無いことを意味する。吸水
率は、常態とプレッシャークッカーテスター(条件:1
21℃,203kPa)中に2時間保持した後の重量差
から算出した(単位:重量%)。ドリル加工性は、両面
銅張積層板に直径0.4mmのドリルを用いて、回転数
80,000rpm、送り速度2,400mm/分で穴
あけを行った後、常法に従いスルーホールめっきを施
し、この基板を用いてエポキシ樹脂注型サンプルを作製
した後、スルーホールの断面を顕微鏡により観察し、ガ
ラス布/樹脂材料界面の剥離等による穴壁クラック量を
評価した(20穴の平均,単位:μm)。耐電食性は、
両面銅張積層板に直径0.4mmのドリルを用いて穴壁
間隔が350μmのスルーホールをあけ(ドリル条件;
回転数80,000rpm,送り速度2,400mm/
分。)、その後常法に従いスルーホールめっきを施した
テストパターン配線板を作製した。その各試験片につい
て、85℃/85%RH雰囲気中100V印加での導通
破壊が発生するまでの時間を測定した。
【0107】
【表1】
【0108】
【表2】
【0109】表1及び2から明らかなように、実施例1
〜16のワニスを用いて作製したプリプレグの外観は、
表面が平滑で良好であったが、比較例1〜8のワニスは
凝集した無機充填剤が沈降し、そのワニスを用いたプリ
プレグの表面にはスジ、樹脂だれ、発泡及び無機充填剤
の凝集が発生した。また、実施例1〜16のワニスは、
塗工時ロールへの充填剤の付着もなく作業性が良好であ
った。また、実施例1〜16の積層板は誘電特性に優
れ、特に高周波帯(1GHz)での比誘電率及び誘電正
接が低い(実施例6及び14については、高誘電率・低
誘電正接を目的としている)。それに加えて、実施例1
〜16の積層板は比較例1〜8の積層板と比較して吸水
率が低くかつ吸湿時のはんだ耐熱性が良好であり、さら
に比較例の積層板よりドリル加工時の内壁クラック量が
小さくなり、耐電食性が向上している。
【0110】
【発明の効果】以上のように、本発明によって得られる
樹脂組成物、ワニス及びプリプレグは、無機充填剤の樹
脂材料への分散性及び無機充填剤と樹脂材料との界面の
接着性が優れており、かつ塗工時の作業性及びプリプレ
グの外観が良好である。したがって、これらを用いて作
製した金属張積層板は、吸湿時の耐熱性や耐湿性に優
れ、また、ドリル加工性や耐電食性が良好である。さら
に、高周波領域での誘電特性に優れるため高周波信号を
扱う各種電気・電子機器に用いる印刷配線板用部材・部
品として好適である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08K 9/06 C08K 9/06 C08L 63/00 C08L 63/00 A 71/12 71/12 83/04 83/04 79/04 Z (72)発明者 富岡 健一 茨城県下館市大字小川1500番地 日立化成 工業 株式会社総合研究所内 (72)発明者 高野 希 茨城県下館市大字小川1500番地 日立化成 工業株式会社総合研究所内

Claims (52)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分子中にシアナト基を2つ以上含有する
    シアネート化合物(A)、フェノール化合物(B)、式
    RSiO3/2 (式中、Rは有機基であり、シリコーン重
    合体中のR基は互いに同一であってもよいし、異なって
    いてもよい。)で表される3官能性シロキサン単位及び
    式SiO4/2 で表される4官能性シロキサン単位から選
    ばれる少なくとも1種類のシロキサン単位を含有し、重
    合度は7,000以下であり、末端に水酸基と反応する
    官能基を1個以上有するシリコーン重合体(D)並びに
    無機充填剤(E)を含有することを特徴とする樹脂組成
    物。
  2. 【請求項2】 シアネート化合物(A)とフェノール化
    合物(B)との配合割合がシアネート化合物(A)のシ
    アナト基とフェノール化合物(B)のフェノール性水酸
    基との当量比(水酸基/シアナト基)で0.025〜
    0.30の範囲であり、無機充填剤(E)がシアネート
    化合物(A)とフェノール化合物(B)の合計量100
    重量部当たり1〜1,000重量部であり、シリコーン
    重合体(D)が無機充填剤(E)の0.01〜20重量
    %であることを特徴とする請求項1記載の樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 分子中にシアナト基を2つ以上含有する
    シアネート化合物(A)、フェノール化合物(B)並び
    に式RSiO3/2 (式中、Rは有機基であり、シリコー
    ン重合体中のR基は互いに同一であってもよいし、異な
    っていてもよい。)で表される3官能性シロキサン単位
    及び式SiO4/2 で表される4官能性シロキサン単位か
    ら選ばれる少なくとも1種類のシロキサン単位を含有
    し、重合度は7,000以下であり、末端に水酸基と反
    応する官能基を1個以上有するシリコーン重合体(D)
    で表面処理した無機充填剤(F)を含有することを特徴
    とする樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 シアネート化合物(A)とフェノール化
    合物(B)との配合割合がシアネート化合物(A)のシ
    アナト基とフェノール化合物(B)のフェノール性水酸
    基との当量比(水酸基/シアナト基)として0.025
    〜0.30の範囲であり、無機充填剤(F)がシアネー
    ト化合物(A)とフェノール化合物(B)の合計量10
    0重量部当たり1〜1,000重量部であることを特徴
    とする請求項3記載の樹脂組成物。
  5. 【請求項5】 分子中にシアナト基を2つ以上含有する
    シアネート化合物(A)とフェノール化合物(B)をシ
    アネート化合物(A)のシアナト基とフェノール化合物
    (B)のフェノール性水酸基との配合当量比(水酸基/
    シアナト基比)が0.01〜0.30の範囲で反応させ
    て得られるフェノール変性シアネートエステルオリゴマ
    ー、該当量比で0.29未満の範囲で配合されるフェノ
    ール化合物(B)(但し、該フェノール変性シアネート
    エステルオリゴマーを製造する際に用いるフェノール化
    合物(B)と該配合されるフェノール化合物(B)の合
    計量は、該当量比で0.025〜0.30の範囲を外れ
    ない。)並びに式RSiO3/2 (式中、Rは有機基であ
    り、シリコーン重合体中のR基は互いに同一であっても
    よいし、異なっていてもよい。)で表される3官能性シ
    ロキサン単位及び式SiO4/2 で表される4官能性シロ
    キサン単位から選ばれる少なくとも1種類のシロキサン
    単位を含有し、重合度は7,000以下であり、末端に
    水酸基と反応する官能基を1個以上有するシリコーン重
    合体(D)で表面処理した無機充填剤(F)を含有する
    ことを特徴とする樹脂組成物。
  6. 【請求項6】 無機充填剤(F)の配合量が、シアネー
    ト化合物(A)とフェノール化合物(B)の合計量10
    0重量部当たり1〜1,000重量部であることを特徴
    とする請求項5記載の樹脂組成物。
  7. 【請求項7】 フェノール変性シアネートエステルオリ
    ゴマーは、上記シアネート化合物(A)の転化率が10
    〜70モル%となるように反応させて得られるものであ
    ることを特徴とする請求項5又は6記載の樹脂組成物。
  8. 【請求項8】 フェノール変性シアネートエステルオリ
    ゴマーは、数平均分子量が380〜2,500であるこ
    とを特徴とする請求項5ないし7のいずれか1項に記載
    の樹脂組成物。
  9. 【請求項9】 分子中にシアナト基を2つ以上含有する
    シアネート化合物(A)、フェノール化合物(B)、ポ
    リフェニレンエーテル樹脂(C)及び式RSiO3/2
    表される3官能性シロキサン単位(式中、Rは有機基で
    あり、シリコーン重合体中のR基は互いに同一であって
    もよいし、異なっていてもよい。)及び式SiO4/2
    表される4官能性シロキサン単位から選ばれる少なくと
    も1種類のシロキサン単位を含有し、重合度は7,00
    0以下であり、末端に水酸基と反応する官能基を1個以
    上有するシリコーン重合体(D)並びに無機充填剤
    (E)を含有することを特徴とする樹脂組成物。
  10. 【請求項10】 シアネート化合物(A)とフェノール
    化合物(B)との配合割合がシアネート化合物(A)の
    シアナト基とフェノール化合物(B)のフェノール性水
    酸基との当量比(水酸基/シアナト基)で0.025〜
    0.30の範囲であり、ポリフェニレンエーテル樹脂
    (C)がシアネート化合物(A)100重量部当たり1
    〜300重量部であり、シリコーン重合体(D)が無機
    充填剤(D)の0.01〜20重量%であり、無機充填
    剤(E)がシアネート化合物(A)とフェノール樹脂
    (B)とポリフェニレンエーテル樹脂(C)との総量1
    00重量部当たり1〜1,000重量部であることを特
    徴とする請求項9記載の樹脂組成物。
  11. 【請求項11】 分子中にシアナト基を2つ以上含有す
    るシアネート化合物(A)、フェノール化合物(B)、
    ポリフェニレンエーテル樹脂(C)及び式RSiO3/2
    で表される3官能性シロキサン単位(式中、Rは有機基
    であり、シリコーン重合体中のR基は互いに同一であっ
    てもよいし、異なっていてもよい。)及び式SiO4/2
    で表される4官能性シロキサン単位から選ばれる少なく
    とも1種類のシロキサン単位を含有し、重合度は7,0
    00以下であり、末端に水酸基と反応する官能基を1個
    以上有するシリコーン重合体(D)で表面処理した無機
    充填剤(F)を含有することを特徴とする樹脂組成物。
  12. 【請求項12】 シアネート化合物(A)とフェノール
    化合物(B)との配合割合がシアネート化合物(A)の
    シアナト基とフェノール化合物(B)のフェノール性水
    酸基との当量比(水酸基/シアナト基)として0.02
    5〜0.30の範囲であり、ポリフェニレンエーテル樹
    脂(C)がシアネート化合物(A)100重量部当たり
    1〜300重量部であり、無機充填剤(F)がシアネー
    ト化合物(A)とフェノール樹脂(B)とポリフェニレ
    ンエーテル樹脂(C)との総量100重量部当たり1〜
    1,000重量部であることを特徴とする請求項11記
    載の樹脂組成物。
  13. 【請求項13】 分子中にシアナト基を2つ以上含有す
    るシアネート化合物(A)とフェノール化合物(B)を
    シアネート化合物(A)のシアナト基とフェノール化合
    物(B)のフェノール性水酸基との配合当量比(水酸基
    /シアナト基比)が0.01〜0.30の範囲で反応さ
    せて得られるフェノール変性シアネートエステルオリゴ
    マー、シアネート化合物(A)のシアナト基とフェノー
    ル化合物(B)のフェノール性水酸基との配合当量比
    (水酸基/シアナト基比)が0.29未満の範囲で配合
    されるフェノール化合物(B)(但し、該フェノール変
    性シアネートエステルオリゴマーを製造する際に用いら
    れるフェノール化合物(B)と該配合されるフェノール
    化合物(B)の合計量は、該当量比で0.025〜0.
    30の範囲を外れることはない。)、ポリフェニレンエ
    ーテル樹脂(C)並びに式RSiO3/2 (式中、Rは有
    機基であり、シリコーン重合体中のR基は互いに同一で
    あってもよいし、異なっていてもよい。)で表される3
    官能性シロキサン単位及び式SiO4/2 で表される4官
    能性シロキサン単位から選ばれる少なくとも1種類のシ
    ロキサン単位を含有し、重合度は7,000以下であ
    り、末端に水酸基と反応する官能基を1個以上有するシ
    リコーン重合体(D)で表面処理した無機充填剤(F)
    を含有することを特徴とする樹脂組成物。
  14. 【請求項14】 ポリフェニレンエーテル樹脂(C)の
    配合量がシアネート化合物(A)100重量部当たり1
    〜300重量部であり、無機充填剤(F)の配合量がシ
    アネート化合物(A)とフェノールエーテル化合物
    (B)とポリフェニレンエーテル樹脂(C)との総量1
    00重量部当たり1〜1,000重量部であることを特
    徴とする請求項13記載の樹脂組成物。
  15. 【請求項15】 ポリフェニレンエーテル樹脂(C)の
    存在下、シアネート化合物(A)とフェノール化合物
    (B)をシアネート化合物(A)のシアナト基とフェノ
    ール化合物(B)のフェノール性水酸基との配合当量比
    (水酸基/シアナト基比)が0.01〜0.30の範囲
    で反応させて得るポリフェニレンエーテル樹脂含有フェ
    ノール変性シアネートエステルオリゴマー、シアネート
    化合物(A)のシアナト基とフェノール化合物(B)の
    フェノール性水酸基との配合当量比(水酸基/シアナト
    基比)が0.29以下の範囲で配合されるフェノール化
    合物(B)(但し、該ポリフェニレンエーテル樹脂含有
    フェノール変性シアネートエステルオリゴマーを製造す
    る際に用いられるフェノール化合物(B)と該配合され
    るフェノール化合物(B)の合計量は、該当量比で0.
    025〜0.30の範囲を外れることはない。)並びに
    式RSiO3/2 (式中、Rは有機基であり、シリコーン
    重合体中のR基は互いに同一であってもよいし、異なっ
    ていてもよい。)で表される3官能性シロキサン単位及
    び式SiO4/2 で表される4官能性シロキサン単位から
    選ばれる少なくとも1種類のシロキサン単位を含有し、
    重合度は7,000以下であり、末端に水酸基と反応す
    る官能基を1個以上有するシリコーン重合体(D)で表
    面処理した無機充填剤(F)を含有することを特徴とす
    る樹脂組成物。
  16. 【請求項16】 ポリフェニレンエーテル樹脂(C)の
    存在量がシアネート化合物(A)100重量部当たり1
    〜300重量部であり、無機充填剤(F)の配合量がシ
    アネート化合物(A)とフェノール化合物(B)とポリ
    フェニレンエーテル樹脂(C)との総量100重量部当
    たり1〜1,000重量部であることを特徴とする請求
    項15記載の樹脂組成物。
  17. 【請求項17】 フェノール変性シアネートエステルオ
    リゴマー又はポリフェニレンエーテル樹脂含有フェノー
    ル変性シアネートエステルオリゴマーは、シアネート化
    合物(A)の転化率が10〜70%となるように反応さ
    せて得られるものであることを特徴とする請求項13な
    いし16のいずれか1項に記載の樹脂組成物。
  18. 【請求項18】 上記シアネート化合物(A)が、下記
    式(I)で表される化合物から選ばれる1種又は2種以
    上の化合物であることを特徴とする請求項1ないし17
    のいずれか1項に記載の樹脂組成物。 【化1】 (式中、R1 は、ハロゲン原子で置換されていてもよい
    炭素数1〜3のアルキレン基、式(II)又は式(III)を
    表し、R2 及びR3 は水素原子又は炭素数1〜4のアル
    キル基を示し、それぞれ同じでも異なってもよい。R4
    は炭素数1〜3のアルキレン基を示す。) 【化2】 【化3】
  19. 【請求項19】 式(I)で示される分子中にシアナト
    基を2つ以上含有するシアネート化合物が、2,2−ビ
    ス(4−シアナトフェニル)プロパン、ビス(4−シア
    ナトフェニル)エタン、ビス(3,5−ジメチル−4−
    シアナトフェニル)メタン、2,2−ビス(4−シアナ
    トフェニル)−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオ
    ロプロパン、α,α′−ビス(4−シアナトフェニル)
    −m−ジイソプロピルベンゼン及びフェノール付加ジシ
    クロペンタジエン重合体のシアネートエステル化物から
    なる群より選択される化合物であることを特徴とする請
    求項18記載の樹脂組成物。
  20. 【請求項20】 フェノール化合物(B)が、式(IV)
    で表されるフェノール化合物及び式(V)で表されるフ
    ェノール化合物から選ばれる少なくとも一種類を含むフ
    ェノール化合物であることを特徴とする請求項1ないし
    19のいずれか1項に記載の樹脂組成物。 【化4】 (式中、R5 、R6 は水素原子又はメチル基を示し、そ
    れぞれ同じであっても異なってもよい。mは1〜3の整
    数を表す。) 【化5】 (式中、R7 は水素原子又はメチル基を示し、R8 はメ
    チル基、エチル基又は2,2−ジメチルプロピル基を示
    す。nは1〜2の整数を表す。)
  21. 【請求項21】 式(IV)で表されるフェノール化合物
    が、p−(α−クミル)フェノール及びモノ、ジ若しく
    はトリ(α−メチルベンジル)フェノールから選ばれる
    1種又は2種以上化合物であることを特徴とする請求項
    20に記載の樹脂組成物。
  22. 【請求項22】 式(V)で表されるフェノール化合物
    が、p−tert−ブチルフェノール、2,4(又は
    2,6)ジ−tert−ブチルフェノール、p−ter
    t−アミルフェノール及びp−tert−オクチルフェ
    ノールから選ばれる1種又は2種以上の化合物であるこ
    とを特徴とする請求項20に記載の樹脂組成物。
  23. 【請求項23】 ポリフェニレンエーテル樹脂(C)
    が、ポリ(2,6−ジメチル−1,4−フェニレン)エ
    ーテルとポリスチレン又はスチレン−ブタジエンコポリ
    マーとのアロイ化ポリマーであって、ポリ(2,6−ジ
    メチル−1,4−フェニレン)エーテルを50重量%以
    上含有することを特徴とする請求項9ないし22のいず
    れか1項に記載の樹脂組成物。
  24. 【請求項24】 シリコーン重合体が、式RSiO3/2
    (式中、Rは請求項1に記載の定義と同意義である。)
    で表される3官能性シロキサン単位からなり、重合度が
    2〜7,000である請求項1ないし23のいずれか1
    項に記載の樹脂組成物。
  25. 【請求項25】 シリコーン重合体が、式SiO4/2
    表される4官能性シロキサン単位からなり、重合度が
    7,000以下である請求項1ないし23のいずれか1
    項に記載の樹脂組成物。
  26. 【請求項26】 シリコーン重合体が、式R2 SiO
    2/2 (式中、Rは請求項1に記載の定義と同意義であ
    る。)で表される2官能性シロキサン単位及び上記4官
    能性シロキサン単位からなり、重合度が7,000以下
    である請求項1ないし23のいずれか1項に記載の樹脂
    組成物。
  27. 【請求項27】 シリコーン重合体が、上記3官能性シ
    ロキサン単位及び上記4官能性シロキサン単位からな
    り、重合度が7,000以下である請求項1ないし23
    のいずれか1項に記載の樹脂組成物。
  28. 【請求項28】 シリコーン重合体が、上記2官能性シ
    ロキサン単位及び上記3官能性シロキサン単位からな
    り、重合度が7,000以下である請求項1ないし23
    のいずれか1項に記載の樹脂組成物。
  29. 【請求項29】 シリコーン重合体が、上記2官能性シ
    ロキサン単位、上記3官能性シロキサン単位及び上記4
    官能性シロキサン単位からなり、重合度が7,000以
    下である請求項1ないし23のいずれか1項に記載の樹
    脂組成物。
  30. 【請求項30】 シリコーン重合体の全シロキサン単位
    中の上記4官能性シロキサン単位の割合が15モル%以
    上である請求項1ないし23、26ないし27及び29
    のいずれか1項に記載の樹脂組成物。
  31. 【請求項31】 シリコーン重合体の全シロキサン単位
    中の上記3官能性シロキサン単位の割合が15モル%以
    上である請求項1ないし23、27ないし29のいずれ
    か1項に記載の樹脂組成物。
  32. 【請求項32】 無機充填剤(E)がアルミナ、酸化チ
    タン、マイカ、シリカ、ベリリア、チタン酸バリウム、
    チタン酸カリウム、チタン酸ストロンチウム、チタン酸
    カルシウム、炭酸アルミニウム、水酸化アルミニウム、
    ケイ酸アルミニウム、炭酸カルシウム、ケイ酸カルシウ
    ム、ケイ酸マグネシウム、窒化ケイ素、窒化ホウ素、焼
    成クレー等のクレー、タルク、ホウ酸アルミニウム、ホ
    ウ酸アルミニウム及び炭化ケイ素から選ばれる1種又は
    2種以上の無機充填剤であることを特徴とする請求項1
    ないし31のいずれか1項に記載の樹脂組成物。
  33. 【請求項33】 無機充填剤(F)がシリコーン重合体
    (D)と共にカップリング剤で表面処理したものである
    請求項3ないし8、及び11ないし17のいずれか1項
    に記載の樹脂組成物。
  34. 【請求項34】 カップリング剤がシラン系カップリン
    グ剤である請求項33記載の樹脂組成物。
  35. 【請求項35】 カップリング剤がチタネート系カップ
    リング剤である請求項33記載の樹脂組成物。
  36. 【請求項36】 請求項1〜35のいずれか1項に記載
    の樹脂組成物は、更に難燃剤(G)を成分とすることを
    特徴とする樹脂組成物。
  37. 【請求項37】 難燃剤(G)が、シアネート化合物
    (A)との反応性を有しない難燃剤であることを特徴と
    する請求項36記載の樹脂組成物。
  38. 【請求項38】 難燃剤(G)が、1,2−ジブロモ−
    4−(1,2−ジブロモエチル)シクロヘキサン、テト
    ラブロモシクロオクタン及びヘキサブロモシクロドデカ
    ンから選ばれる1種又は2種以上の脂環族難燃剤である
    請求項36記載の樹脂組成物。
  39. 【請求項39】 難燃剤(G)が、ビス(トリブロモフ
    ェノキシ)エタン,式(VI)で表される臭素化トリフェ
    ニルシアヌレート、式(VII)で表される臭素化ポリフ
    ェニレンエーテル及び式(VIII)で表される臭素化ポリス
    チレンから選ばれる1種又は2種以上の難燃剤であるこ
    とを特徴とする請求項36記載の樹脂組成物。 【化6】 (式中、l,m及びnは1〜5の整数を表す。) 【化7】 (式中、nは整数を表す。) 【化8】 (式中、mは1〜5の整数、nは整数を表す。)
  40. 【請求項40】 請求項1ないし39のいずれか1項に
    記載の樹脂組成物は、更に分子中に2個以上のグリシジ
    ル基を含有するエポキシ樹脂(H)を成分とすることを
    特徴とする樹脂組成物。
  41. 【請求項41】 エポキシ樹脂(H)が、ビスフェノー
    ルA型エポキシ樹脂、臭素化ビスフェノールA型エポキ
    シ樹脂、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、クレゾ
    ールノボラック型エポキシ樹脂、ビスフェノールAノボ
    ラック型エポキシ樹脂、ビフェニル型エポキシ樹脂、ナ
    フタレン骨格含有エポキシ樹脂、アラルキレン骨格含有
    エポキシ樹脂、式(IX)で表されるエポキシ樹脂及び
    式(X)で表されるジシクロペンタジエン骨格含有エポ
    キシ樹脂から選ばれる1種又は2種以上のエポキシ樹脂
    であることを特徴とする請求項40記載の樹脂組成物。 【化9】 (式中、R9 は水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基
    を、R10は炭素数1〜4のアルキル基をそれぞれ示す。
    nは1〜7の平均値を示す。) 【化10】 (式中、nは0又は整数を表す。)
  42. 【請求項42】 請求項1ないし41のいずれか1項に
    記載の樹脂組成物は、更にフェノール系酸化防止剤及び
    硫黄有機化合物系酸化防止剤から選ばれる1種又は2種
    以上の酸化防止剤(I)を成分とすることを特徴とする
    樹脂組成物。
  43. 【請求項43】 フェノール系酸化防止剤(I)がビス
    フェノール系酸化防止剤であることを特徴とする請求項
    42記載の樹脂組成物。
  44. 【請求項44】 請求項1〜43のいずれか1項に記載
    の樹脂組成物を溶剤に溶解又は分散させて得られるワニ
    ス。
  45. 【請求項45】 上記シリコーン重合体(D)を含有す
    る処理液中で無機充填剤(E)を表面処理し、次いで、
    無機充填剤が入った該処理液に、上記シアネート化合物
    (A)若しくは請求項5ないし8のいずれか1項に記載
    のフェノール変性シアネートオリゴマー及び上記フェノ
    ール化合物(B)を配合することを特徴とするワニスの
    製造方法。
  46. 【請求項46】 上記シアネート化合物(A)若しくは
    請求項5ないし8のいずれか1項に記載のフェノール変
    性シアネートオリゴマー及び上記フェノール化合物
    (B)を溶剤に溶解又は分散させた後、この溶液又は分
    散液に上記シリコーン重合体(D)で表面処理した無機
    充填剤(F)又はシリコーン重合体(D)を含有する処
    理液中で表面処理した無機充填剤(F)が入った該処理
    液を配合することを特徴とするワニスの製造方法。
  47. 【請求項47】 上記シリコーン重合体(D)を含有す
    る処理液中で上記無機充填剤(D)を表面処理し、次い
    で、無機充填剤が入った該処理液に、(1)上記シアネ
    ート化合物(A)又はシアネート化合物(A)と上記フ
    ェノール化合物(B)を反応させて得られるフェノール
    変性シアネートオリゴマー、フェノール化合物(B)及
    び上記ポリフェニレンエーテル樹脂(C)又は、(2)
    ポリフェニレンエーテル樹脂(C)の存在下、シアネー
    ト化合物(A)とフェノール化合物(B)を反応させて
    得られるポリフェニレンエーテル樹脂含有フェノール変
    性シアネートオリゴマー及びフェノール化合物(B)を
    配合することからなるワニスの製造方法。
  48. 【請求項48】 (1)上記シアネート化合物(A)又
    は上記シアネート化合物(A)と上記フェノール化合物
    (B)を反応させて得られるフェノール変性シアネート
    オリゴマー、フェノール化合物(B)及び上記ポリフェ
    ニレンエーテル樹脂(C)又は、(2)ポリフェニレン
    エーテル樹脂(C)の存在下、シアネート化合物(A)
    とフェノール化合物(B)を反応させて得られるポリフ
    ェニレンエーテル樹脂含有フェノール変性シアネートオ
    リゴマー及びフェノール化合物(B)を溶剤に溶解又は
    分散させた後、この溶液又は分散液に上記シリコーン重
    合体(D)で表面処理した無機充填剤(F)又はシリコ
    ーン重合体(D)を含有する処理液中で表面処理した無
    機充填剤(F)が入った該処理液を配合することからな
    るワニスの製造方法。
  49. 【請求項49】 ポリフェニレンエーテル樹脂含有フェ
    ノール変性シアネートオリゴマーが、ポリフェニレンエ
    ーテル樹脂(C)を溶剤に溶解又は分散し、次いで、そ
    の溶液又は分散液中で上記シアネート化合物(A)と上
    記フェノール化合物(B)をシアネート化合物(A)の
    シアナト基とフェノール化合物(B)のフェノール性水
    酸基との配合当量比(水酸基/シアナト基比)が0.0
    1〜0.30の範囲で反応させて得られる溶液又は分散
    液であることを特徴とする請求項47又は48に記載の
    ワニスの製造方法。
  50. 【請求項50】 請求項45ないし49のいずれか1項
    に記載の製造方法により得られるワニスに、更に上記難
    燃剤(G)、エポキシ樹脂(H)及び酸化防止剤(I)
    から選択される添加剤を配合することを特徴とするワニ
    スの製造方法。
  51. 【請求項51】 請求項1〜43の樹脂組成物又は請求
    項44のワニスを基材に含浸後、80〜200℃で乾燥
    させて得られるプリプレグ。
  52. 【請求項52】 請求項51記載のプリプレグを1枚又
    は複数枚重ね、さらにその上下面又は片面に金属箔を積
    層し、加熱加圧して得られる金属張積層板。
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