JP2001354881A - インク、記録方法、記録ユニット、インクカートリッジ、インクセット及び記録装置 - Google Patents
インク、記録方法、記録ユニット、インクカートリッジ、インクセット及び記録装置Info
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- JP2001354881A JP2001354881A JP2000176136A JP2000176136A JP2001354881A JP 2001354881 A JP2001354881 A JP 2001354881A JP 2000176136 A JP2000176136 A JP 2000176136A JP 2000176136 A JP2000176136 A JP 2000176136A JP 2001354881 A JP2001354881 A JP 2001354881A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 種々の被記録材に良好な色調と優れた耐光性
の画像を与え、コート紙に印字し、特に高温多湿条件で
長時間放置してもインクの滲み出しがないインク、記録
ユニット、インクカートリッジ、インクセット及び記録
装置の提供。 【解決手段】 一般式(I)及び(II)で表される第1及び
第2の色材と水性媒体を有するインク、記録ユニット、
インクカートリッジ、インクセット、記録装置。
の画像を与え、コート紙に印字し、特に高温多湿条件で
長時間放置してもインクの滲み出しがないインク、記録
ユニット、インクカートリッジ、インクセット及び記録
装置の提供。 【解決手段】 一般式(I)及び(II)で表される第1及び
第2の色材と水性媒体を有するインク、記録ユニット、
インクカートリッジ、インクセット、記録装置。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インク、更には、
記録信号に応じてオリフィスからインクを吐出させて被
記録材に記録を行うインクジェット記録に好適に使用で
きるインク、インクジェット記録方法、インクカートリ
ッジ、記録ユニット、インクセット及びインクジェット
記録装置に関する。
記録信号に応じてオリフィスからインクを吐出させて被
記録材に記録を行うインクジェット記録に好適に使用で
きるインク、インクジェット記録方法、インクカートリ
ッジ、記録ユニット、インクセット及びインクジェット
記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、インクジェット記録方法を用いた
カラー記録には、例えば、各々の色調を有する染料を水
溶性媒体中に溶解した水性インクが用いられている。こ
れらのインクに対しては、下記の(1)〜(10)等に
挙げるインクジェット記録特性が要求される。 (1)充分な濃度の画像を与えること (2)被記録材上での乾燥性がよいこと (3)記録画像に滲みがないこと (4)水、アルコール等と接触しても記録画像の流れ出
しがないこと (5)記録画像が耐光性に優れること (6)ノズルの先端での目詰まりを生じないこと (7)連続印字したときや、長時間放置後の記録開始時
に記録画像の掠れ等の不都合が生じないこと (8)保存時、インクが安定であること (9)使用時、記録手段を構成する部材と接触しても問
題を起さないこと (10)耐熱性に優れ、且つ、熱エネルギー発生素子に
悪影響を与えないこと
カラー記録には、例えば、各々の色調を有する染料を水
溶性媒体中に溶解した水性インクが用いられている。こ
れらのインクに対しては、下記の(1)〜(10)等に
挙げるインクジェット記録特性が要求される。 (1)充分な濃度の画像を与えること (2)被記録材上での乾燥性がよいこと (3)記録画像に滲みがないこと (4)水、アルコール等と接触しても記録画像の流れ出
しがないこと (5)記録画像が耐光性に優れること (6)ノズルの先端での目詰まりを生じないこと (7)連続印字したときや、長時間放置後の記録開始時
に記録画像の掠れ等の不都合が生じないこと (8)保存時、インクが安定であること (9)使用時、記録手段を構成する部材と接触しても問
題を起さないこと (10)耐熱性に優れ、且つ、熱エネルギー発生素子に
悪影響を与えないこと
【0003】ところで、カラー記録に用いる各種色調の
インクのうち、マゼンタ色の水性インクに用いられる染
料としては、優れた色調のマゼンタインクが得られるア
ゾ系の染料が主流である。そして、かかる色調に優れた
マゼンタインクの存在は、最近の銀塩写真に匹敵するほ
どの高画質なインクジェット画像の実現を可能としてい
る。しかし、近年になって、インクジェット記録画像に
対しては、単に画質の向上だけでなく、更に、形成画像
に対する優れた耐久性が求められるようになってきてい
る。
インクのうち、マゼンタ色の水性インクに用いられる染
料としては、優れた色調のマゼンタインクが得られるア
ゾ系の染料が主流である。そして、かかる色調に優れた
マゼンタインクの存在は、最近の銀塩写真に匹敵するほ
どの高画質なインクジェット画像の実現を可能としてい
る。しかし、近年になって、インクジェット記録画像に
対しては、単に画質の向上だけでなく、更に、形成画像
に対する優れた耐久性が求められるようになってきてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとしている課題】これに対し、本発
明者らの検討によれば、従来のアゾ系やキサンテン系の
マゼンタ染料は、他のカラーインクに用いられる染料と
比較すると耐光性に劣り、このマゼンタインクを用いて
形成したカラーインクジェット画像を、これまでの想定
を越える長期間の耐光性試験にて評価すると、マゼンタ
色の退色によって、カラー画像のカラーバランスが崩れ
てしまうことがわかった。又、紙等の基材上に顔料とバ
インダーとを含むインク受容層を形成した、所謂コート
紙にインクジェットで記録した画像を、ある環境下、特
に高温多湿条件で長時間放置するとインクの滲みが生
じ、印字品位が低下する場合があることもわかった。
明者らの検討によれば、従来のアゾ系やキサンテン系の
マゼンタ染料は、他のカラーインクに用いられる染料と
比較すると耐光性に劣り、このマゼンタインクを用いて
形成したカラーインクジェット画像を、これまでの想定
を越える長期間の耐光性試験にて評価すると、マゼンタ
色の退色によって、カラー画像のカラーバランスが崩れ
てしまうことがわかった。又、紙等の基材上に顔料とバ
インダーとを含むインク受容層を形成した、所謂コート
紙にインクジェットで記録した画像を、ある環境下、特
に高温多湿条件で長時間放置するとインクの滲みが生
じ、印字品位が低下する場合があることもわかった。
【0005】従って、本発明の目的は、インクジェット
記録用インクとして要求される性能を満たし、種々の被
記録媒体における発色性が良好であり、高い画像濃度を
実現でき、且つ、得られた画像に対して優れた耐光性を
与えることのできるインク、特に、マゼンタ色のインク
を提供することにある。更に、本発明の別の目的は、イ
ンク受容層を有するコート紙に印字し、ある環境下、特
に高温多湿条件で長時間放置しておいても、インクが滲
み出して印字品位を損なうことのないインク、特に、マ
ゼンタ色のインクを提供することにある。
記録用インクとして要求される性能を満たし、種々の被
記録媒体における発色性が良好であり、高い画像濃度を
実現でき、且つ、得られた画像に対して優れた耐光性を
与えることのできるインク、特に、マゼンタ色のインク
を提供することにある。更に、本発明の別の目的は、イ
ンク受容層を有するコート紙に印字し、ある環境下、特
に高温多湿条件で長時間放置しておいても、インクが滲
み出して印字品位を損なうことのないインク、特に、マ
ゼンタ色のインクを提供することにある。
【0006】又、本発明の他の目的は、優れた色調を有
し、且つ、その色調が容易に褪せることのない、特にマ
ゼンタ色の画像を得ることのでき、又、インク受容層を
有するコート紙に印字し、ある環境下、特に高温多湿条
件で長時間放置しておいても、インクが滲み出して印字
品位を損なうことのない記録方法を提供することにあ
る。更に、本発明の目的は、このような記録方法に用い
ることのできる記録装置、当該記録装置に用い得る記録
ユニット及びインクカートリッジ、インクセットを提供
することにある。
し、且つ、その色調が容易に褪せることのない、特にマ
ゼンタ色の画像を得ることのでき、又、インク受容層を
有するコート紙に印字し、ある環境下、特に高温多湿条
件で長時間放置しておいても、インクが滲み出して印字
品位を損なうことのない記録方法を提供することにあ
る。更に、本発明の目的は、このような記録方法に用い
ることのできる記録装置、当該記録装置に用い得る記録
ユニット及びインクカートリッジ、インクセットを提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、下記の本
発明によって達成される。即ち、本発明の一実施態様に
かかるインクは、下記一般式(I)で表される第1の色
材と下記一般式(II)で表される第2の色材と水性媒体
とを含有していることを特徴とする。
発明によって達成される。即ち、本発明の一実施態様に
かかるインクは、下記一般式(I)で表される第1の色
材と下記一般式(II)で表される第2の色材と水性媒体
とを含有していることを特徴とする。
【0008】
【化3】 (上記一般式(I)中、R1は、アルコキシ基、置換ア
ルコキシ基、アリール基又は置換アリール基を表し、R
2及びR4は、各々独立に、水素原子、アルキル基又は置
換アルキル基を表し、R3は、水素原子、アルキル基、
置換アルキル基、アルコキシ基、置換アルコキシ基、ア
リールオキシ基、置換アリールオキシ基又はハロゲン原
子を表す。X1は、カルボキシル基若しくはその塩、又
はスルホン酸基若しくはその塩を表す。nは、1又は2
を表す。)
ルコキシ基、アリール基又は置換アリール基を表し、R
2及びR4は、各々独立に、水素原子、アルキル基又は置
換アルキル基を表し、R3は、水素原子、アルキル基、
置換アルキル基、アルコキシ基、置換アルコキシ基、ア
リールオキシ基、置換アリールオキシ基又はハロゲン原
子を表す。X1は、カルボキシル基若しくはその塩、又
はスルホン酸基若しくはその塩を表す。nは、1又は2
を表す。)
【0009】
【化4】 (上記一般式(II)中、Ar1、Ar2は、各々独立に、
アリール基又は置換アリール基であり、且つ、Ar1及
びAr2の少なくとも1つは、カルボキシル基若しくは
その塩、或いはスルホン酸基若しくはその塩の置換基を
有する。Mは、スルホン酸基の対イオンであり、水素原
子、アルカリ金属、アンモニウム及び有機アンモニウム
を表す。R5は、1,3,5−トリアジン、又は1,
3,5−トリアジン誘導体を表す。R6及びR7は、各々
独立に、水素原子、アルキル基、置換アルキル基、アル
ケニル基、置換アルケニル基、アラルキル基、置換アラ
ルキル基又は窒素原子Nとともにペルヒドロキシアジン
環を形成するに必要な原子群を表し、Lは、2価の有機
連結基である。)
アリール基又は置換アリール基であり、且つ、Ar1及
びAr2の少なくとも1つは、カルボキシル基若しくは
その塩、或いはスルホン酸基若しくはその塩の置換基を
有する。Mは、スルホン酸基の対イオンであり、水素原
子、アルカリ金属、アンモニウム及び有機アンモニウム
を表す。R5は、1,3,5−トリアジン、又は1,
3,5−トリアジン誘導体を表す。R6及びR7は、各々
独立に、水素原子、アルキル基、置換アルキル基、アル
ケニル基、置換アルケニル基、アラルキル基、置換アラ
ルキル基又は窒素原子Nとともにペルヒドロキシアジン
環を形成するに必要な原子群を表し、Lは、2価の有機
連結基である。)
【0010】又、本発明の他の実施態様にかかるインク
は、色材と水性媒体を含有し、該色材として、C.I.
Acid Red 52及び289の少なくとも一方
と、前記一般式(I)で表される第1の色材と前記一般
式(II)で表される第2の色材とを含有することを特徴
とする。
は、色材と水性媒体を含有し、該色材として、C.I.
Acid Red 52及び289の少なくとも一方
と、前記一般式(I)で表される第1の色材と前記一般
式(II)で表される第2の色材とを含有することを特徴
とする。
【0011】又、本発明の他の実施態様は、前記一般式
(I)で表される第1の色材と前記一般式(II)で表さ
れる第2の色材と水性媒体とを含有するインクを用いる
ことを特徴とするインクジェット記録方法、記録ユニッ
ト、インクカートリッジ及びインクジェット記録装置に
関するものである。
(I)で表される第1の色材と前記一般式(II)で表さ
れる第2の色材と水性媒体とを含有するインクを用いる
ことを特徴とするインクジェット記録方法、記録ユニッ
ト、インクカートリッジ及びインクジェット記録装置に
関するものである。
【0012】又、本発明の他の実施態様は、C.I.A
cid Red 52及び289の少なくとも一方と、
前記一般式(I)で表される第1の色材と前記一般式
(II)で表される第2の色材と水性媒体とを含有するイ
ンクを用いることを特徴とするインクジェット記録方
法、記録ユニット、インクカートリッジ及びインクジェ
ット記録装置に関するものである。
cid Red 52及び289の少なくとも一方と、
前記一般式(I)で表される第1の色材と前記一般式
(II)で表される第2の色材と水性媒体とを含有するイ
ンクを用いることを特徴とするインクジェット記録方
法、記録ユニット、インクカートリッジ及びインクジェ
ット記録装置に関するものである。
【0013】又、本発明の他の実施態様は、イエロー、
シアン、ブラックインクのうち少なくとも1色のインク
と、マゼンタ色を有する前記一般式(I)で表される第
1の色材と前記一般式(II)で表される第2の色材と水
性媒体とを含有するインクとを組み合わせることを特徴
とするインクセット、これらインクセットを有するイン
クジェット記録装置である。
シアン、ブラックインクのうち少なくとも1色のインク
と、マゼンタ色を有する前記一般式(I)で表される第
1の色材と前記一般式(II)で表される第2の色材と水
性媒体とを含有するインクとを組み合わせることを特徴
とするインクセット、これらインクセットを有するイン
クジェット記録装置である。
【0014】又、本発明の他の実施態様は、イエロー、
シアン、ブラックインクのうち少なくとも1色のインク
と、C.I.Acid Red 52及び289の少な
くとも一方と、マゼンタ色を有する前記一般式(I)で
表される第1の色材と前記一般式(II)で表される第2
の色材と水性媒体とを含有するインクとを組み合わせる
ことを特徴とするインクセット、これらインクセットを
有するインクジェット記録装置である。
シアン、ブラックインクのうち少なくとも1色のインク
と、C.I.Acid Red 52及び289の少な
くとも一方と、マゼンタ色を有する前記一般式(I)で
表される第1の色材と前記一般式(II)で表される第2
の色材と水性媒体とを含有するインクとを組み合わせる
ことを特徴とするインクセット、これらインクセットを
有するインクジェット記録装置である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、好ましい実施の形態を挙げ
て、本発明を更に詳細に説明する。本発明者らは、前記
した目的に鑑み、様々なマゼンタ染料に関して検討を重
ね、その過程において、アゾ系のマゼンタ染料及びキサ
ンテン系のマゼンタ染料の少なくとも一方と、アントラ
ピリドン骨格を有するマゼンタ染料とを組み合わせたイ
ンクを調製し、このインク及びこのインクによる画像の
評価を行った。その結果、このような構成を有するイン
クは、前述に挙げた(1)〜(10)のインクジェット
記録特性を高いレベルで満たし、写真調の画像形成にも
用い得る程度の優れた色味を有し、しかも、かかるイン
クで形成した画像は、耐光性にも極めて優れ、更に、高
温多湿条件で長時間放置しておいても、インクが滲み出
して印字品位が損なわれることがないことを見出して、
本発明をなすに至った。
て、本発明を更に詳細に説明する。本発明者らは、前記
した目的に鑑み、様々なマゼンタ染料に関して検討を重
ね、その過程において、アゾ系のマゼンタ染料及びキサ
ンテン系のマゼンタ染料の少なくとも一方と、アントラ
ピリドン骨格を有するマゼンタ染料とを組み合わせたイ
ンクを調製し、このインク及びこのインクによる画像の
評価を行った。その結果、このような構成を有するイン
クは、前述に挙げた(1)〜(10)のインクジェット
記録特性を高いレベルで満たし、写真調の画像形成にも
用い得る程度の優れた色味を有し、しかも、かかるイン
クで形成した画像は、耐光性にも極めて優れ、更に、高
温多湿条件で長時間放置しておいても、インクが滲み出
して印字品位が損なわれることがないことを見出して、
本発明をなすに至った。
【0016】即ち、本発明者らの検討によれば、上記の
構成を有するインクによって得られる画像の耐光性は、
アゾ系染料単独のインクを用いて形成した画像の耐光性
から予測されるそれを大幅に上回るものであり、又、イ
ンク受容層を有するコート紙に印字し、ある環境下、特
に高温多湿条件下で長時間放置しておいても、インクが
滲み出して印字品位を損なうことがないことがわかっ
た。このような結果が得られる理由は明らかでないが、
構造の異なる複数の色材を混合して用いることによって
生じる染料分子間での相互作用等が寄与しているものと
考えられる。
構成を有するインクによって得られる画像の耐光性は、
アゾ系染料単独のインクを用いて形成した画像の耐光性
から予測されるそれを大幅に上回るものであり、又、イ
ンク受容層を有するコート紙に印字し、ある環境下、特
に高温多湿条件下で長時間放置しておいても、インクが
滲み出して印字品位を損なうことがないことがわかっ
た。このような結果が得られる理由は明らかでないが、
構造の異なる複数の色材を混合して用いることによって
生じる染料分子間での相互作用等が寄与しているものと
考えられる。
【0017】従来知られているマゼンタ色の水性インク
及びこれを利用する記録方式としては、例えば、特開平
2−16171号公報等に、アントラピリドン骨格を有
する染料を用いたマゼンタ色の水性染料インクが開示さ
れ、該染料が耐光性に優れていることが記載されてい
る。又、特開昭57−197191号公報に、アントラ
ピリドン骨格を有する染料を含むマゼンタ色の水性染料
インクを用いたインクジェットカラープリント方式が開
示されている。しかし、これらの発明には、アントラピ
リドン系マゼンタ染料と他のマゼンタ染料とを混合する
技術については何らの開示もなく、まして、混合系のイ
ンクによってもたらされる画像の耐光性の向上効果につ
いては示唆すらされていない。又、特開平10−120
926号公報では、特定構造を持つアゾ系染料を用いた
マゼンタ色の水性染料インクが開示され、該染料が耐光
性に優れ、高湿度条件においてインクの滲み出しがない
ことが記載されている。しかし、本発明者らの検討によ
れば、この場合、長期間の耐光性評価を考慮すると、光
劣化を抑制するのに十分と言えなかった。
及びこれを利用する記録方式としては、例えば、特開平
2−16171号公報等に、アントラピリドン骨格を有
する染料を用いたマゼンタ色の水性染料インクが開示さ
れ、該染料が耐光性に優れていることが記載されてい
る。又、特開昭57−197191号公報に、アントラ
ピリドン骨格を有する染料を含むマゼンタ色の水性染料
インクを用いたインクジェットカラープリント方式が開
示されている。しかし、これらの発明には、アントラピ
リドン系マゼンタ染料と他のマゼンタ染料とを混合する
技術については何らの開示もなく、まして、混合系のイ
ンクによってもたらされる画像の耐光性の向上効果につ
いては示唆すらされていない。又、特開平10−120
926号公報では、特定構造を持つアゾ系染料を用いた
マゼンタ色の水性染料インクが開示され、該染料が耐光
性に優れ、高湿度条件においてインクの滲み出しがない
ことが記載されている。しかし、本発明者らの検討によ
れば、この場合、長期間の耐光性評価を考慮すると、光
劣化を抑制するのに十分と言えなかった。
【0018】(第一の実施形態) (色材)本発明の一実施態様にかかるインクは、下記一
般式(I)で表される第1の色材と下記一般式(II)で
表される第2の色材とと水性媒体とを含有していること
を特徴とする。
般式(I)で表される第1の色材と下記一般式(II)で
表される第2の色材とと水性媒体とを含有していること
を特徴とする。
【0019】
【化5】 (上記一般式(I)中、R1は、アルコキシ基、置換ア
ルコキシ基、アリール基又は置換アリール基を表し、R
2及びR4は、各々独立に、水素原子、アルキル基又は置
換アルキル基を表し、R3は、水素原子、アルキル基、
置換アルキル基、アルコキシ基、置換アルコキシ基、ア
リールオキシ基、置換アリールオキシ基又はハロゲン原
子を表す。X1は、カルボキシル基若しくはその塩、又
はスルホン酸基若しくはその塩を表す。nは、1又は2
を表す。)
ルコキシ基、アリール基又は置換アリール基を表し、R
2及びR4は、各々独立に、水素原子、アルキル基又は置
換アルキル基を表し、R3は、水素原子、アルキル基、
置換アルキル基、アルコキシ基、置換アルコキシ基、ア
リールオキシ基、置換アリールオキシ基又はハロゲン原
子を表す。X1は、カルボキシル基若しくはその塩、又
はスルホン酸基若しくはその塩を表す。nは、1又は2
を表す。)
【0020】上記一般式(I)中のR1〜R4について、
より具体的には、R1としては、例えば、炭素数1〜4
の直鎖状若しくは分岐鎖状のアルコキシ基や置換若しく
は未置換のフェニル基等が挙げられる。フェニル基の置
換基としては、例えば、メチル基、ヒドロキシル基、ニ
トロ基、スルホン酸基若しくはその塩、カルボキシル基
若しくはその塩又はハロゲン原子等が挙げられる。R2
としては、例えば、水素原子、炭素数1〜4の直鎖状若
しくは分岐鎖状の低級アルキル基等が挙げられ、R3と
しては、例えば、水素原子、炭素数1〜4の直鎖状若し
くは分岐鎖状のアルコキシ基、置換アリールオキシ基等
が挙げられ、更に、R4としては、例えば、水素原子、
炭素数1〜4の直鎖状若しくは分岐鎖状の低級アルキル
基等が挙げられる。又、X1について詳述すると、X1と
しては、例えば、−COOMや−SO3M[但し、M
は、水素原子、アルカリ金属(例えば、Li、Na
等)、アンモニウウム(NH4)、有機アンモニウム
(N(R5)4]等が挙げられる。ここで、R5としては、
メチル基又はエチル基等が挙げられる。
より具体的には、R1としては、例えば、炭素数1〜4
の直鎖状若しくは分岐鎖状のアルコキシ基や置換若しく
は未置換のフェニル基等が挙げられる。フェニル基の置
換基としては、例えば、メチル基、ヒドロキシル基、ニ
トロ基、スルホン酸基若しくはその塩、カルボキシル基
若しくはその塩又はハロゲン原子等が挙げられる。R2
としては、例えば、水素原子、炭素数1〜4の直鎖状若
しくは分岐鎖状の低級アルキル基等が挙げられ、R3と
しては、例えば、水素原子、炭素数1〜4の直鎖状若し
くは分岐鎖状のアルコキシ基、置換アリールオキシ基等
が挙げられ、更に、R4としては、例えば、水素原子、
炭素数1〜4の直鎖状若しくは分岐鎖状の低級アルキル
基等が挙げられる。又、X1について詳述すると、X1と
しては、例えば、−COOMや−SO3M[但し、M
は、水素原子、アルカリ金属(例えば、Li、Na
等)、アンモニウウム(NH4)、有機アンモニウム
(N(R5)4]等が挙げられる。ここで、R5としては、
メチル基又はエチル基等が挙げられる。
【0021】
【化6】 (上記一般式(II)中、Ar1、Ar2は、各々独立に、
アリール基又は置換アリール基であり、且つ、Ar1及
びAr2の少なくとも1つは、カルボキシル基若しくは
その塩、或いはスルホン酸基若しくはその塩の置換基を
有する。Mは、スルホン酸基の対イオンであり、水素原
子、アルカリ金属、アンモニウム及び有機アンモニウム
を表す。R5は、1,3,5−トリアジン、又は1,
3,5−トリアジン誘導体を表す。R6及びR7は、各々
独立に、水素原子、アルキル基、置換アルキル基、アル
ケニル基、置換アルケニル基、アラルキル基、置換アラ
ルキル基又は窒素原子Nとともにペルヒドロキシアジン
環を形成するに必要な原子群を表し、Lは、2価の有機
連結基である。)
アリール基又は置換アリール基であり、且つ、Ar1及
びAr2の少なくとも1つは、カルボキシル基若しくは
その塩、或いはスルホン酸基若しくはその塩の置換基を
有する。Mは、スルホン酸基の対イオンであり、水素原
子、アルカリ金属、アンモニウム及び有機アンモニウム
を表す。R5は、1,3,5−トリアジン、又は1,
3,5−トリアジン誘導体を表す。R6及びR7は、各々
独立に、水素原子、アルキル基、置換アルキル基、アル
ケニル基、置換アルケニル基、アラルキル基、置換アラ
ルキル基又は窒素原子Nとともにペルヒドロキシアジン
環を形成するに必要な原子群を表し、Lは、2価の有機
連結基である。)
【0022】上記一般式(I)及び(II)で表される第
1及び第2の色材を含有しているインクによって得られ
るマゼンタ色の画像は、非常に優れた色調を示すと共
に、アゾ系染料のみを色材として含むインクから予想さ
れる耐光堅牢性よりも優れた耐光堅牢性を示す。更に、
高温多湿条件で長時間放置しておいても、インクが滲み
出して印字品位が損なわれることがない。
1及び第2の色材を含有しているインクによって得られ
るマゼンタ色の画像は、非常に優れた色調を示すと共
に、アゾ系染料のみを色材として含むインクから予想さ
れる耐光堅牢性よりも優れた耐光堅牢性を示す。更に、
高温多湿条件で長時間放置しておいても、インクが滲み
出して印字品位が損なわれることがない。
【0023】以下に、一般式(I)で示される第1の色
材の具体例として、例示化合物1〜7を示すが、本発明
はこれらの色材に限定されるものではない。又、これら
の色材を同時に2種類以上用いてもよい。
材の具体例として、例示化合物1〜7を示すが、本発明
はこれらの色材に限定されるものではない。又、これら
の色材を同時に2種類以上用いてもよい。
【0024】
【化7】
【0025】
【化8】
【0026】
【化9】
【0027】本発明に用いられる一般式(II)の化合物
の色材としては、下記の構造の例示化合物8〜16が挙
げられる。
の色材としては、下記の構造の例示化合物8〜16が挙
げられる。
【0028】
【化10】
【0029】
【化11】
【0030】
【化12】
【0031】
【化13】
【0032】
【化14】
【0033】本実施態様にかかるインク中に含まれる一
般式(I)で表される第1の色材と一般式(II)で表さ
れる第2の色材の重量比は、これらの第1の色材と第2
の色材とを組み合わせて混合して色材として使用したこ
とによる、鮮明な色調と十分な画像濃度と、更に優れた
耐光性が得られるという効果を考慮すると、一般式
(I)で表される第1の色材:一般式(II)で表される
第2の色材が、95:5〜20:80の範囲にあるよう
にすることが好ましい。又、インク中の全色材の含有量
は、インク全量に対して0.1〜15.0重量%、特に
は0.5〜5.0重量%の範囲が好ましい。
般式(I)で表される第1の色材と一般式(II)で表さ
れる第2の色材の重量比は、これらの第1の色材と第2
の色材とを組み合わせて混合して色材として使用したこ
とによる、鮮明な色調と十分な画像濃度と、更に優れた
耐光性が得られるという効果を考慮すると、一般式
(I)で表される第1の色材:一般式(II)で表される
第2の色材が、95:5〜20:80の範囲にあるよう
にすることが好ましい。又、インク中の全色材の含有量
は、インク全量に対して0.1〜15.0重量%、特に
は0.5〜5.0重量%の範囲が好ましい。
【0034】(水性媒体)本発明に用いられる水性媒体
に含まれる水溶性有機溶剤は、水溶性を示すものであれ
ば特に制限はなく、アルコール、多価アルコール、ポリ
グリコール、グリコールエーテル、含窒素極性溶媒、含
硫黄極性溶媒等が挙げられる。これらの水溶性有機溶剤
はインクの保湿性維持や色材の溶解性向上、インクの記
録紙への効果的な浸透等を考慮すると、水溶性有機溶剤
の含有量は、インク全体の1〜40重量%の範囲とする
ことが好ましく、より好ましくは3〜30重量%の範囲
とする。又、色材である染料のインク中における溶解性
が良好であり、安定したインク吐出のための粘度を有
し、且つ、ノズル先端における目詰まりを生じさせない
ために、インク中の水の含有量は30〜95重量%の範
囲が好ましい。
に含まれる水溶性有機溶剤は、水溶性を示すものであれ
ば特に制限はなく、アルコール、多価アルコール、ポリ
グリコール、グリコールエーテル、含窒素極性溶媒、含
硫黄極性溶媒等が挙げられる。これらの水溶性有機溶剤
はインクの保湿性維持や色材の溶解性向上、インクの記
録紙への効果的な浸透等を考慮すると、水溶性有機溶剤
の含有量は、インク全体の1〜40重量%の範囲とする
ことが好ましく、より好ましくは3〜30重量%の範囲
とする。又、色材である染料のインク中における溶解性
が良好であり、安定したインク吐出のための粘度を有
し、且つ、ノズル先端における目詰まりを生じさせない
ために、インク中の水の含有量は30〜95重量%の範
囲が好ましい。
【0035】(pH)本発明のインクにおいて、いずれ
かの色材が分子内に少なくとも1つのカルボキシル基や
その塩を含む色材を用いる場合は、色材の水に対する溶
解度の低下を防止し、又、ノズルの先端での目詰まり防
止やインクの長期保存性といった観点から、インクのp
Hは中性〜アルカリ領域、具体的には、pH7.0〜1
1.0の範囲内に保つようにすることが好ましい。又、
いずれの色材も分子内にカルボキシル基やその塩を含ま
ない色材を用いる場合には、色材の溶解性のpH依存性
が弱い為、インクのpHとしてはpH4.0〜11.0
の範囲内とすればよい。
かの色材が分子内に少なくとも1つのカルボキシル基や
その塩を含む色材を用いる場合は、色材の水に対する溶
解度の低下を防止し、又、ノズルの先端での目詰まり防
止やインクの長期保存性といった観点から、インクのp
Hは中性〜アルカリ領域、具体的には、pH7.0〜1
1.0の範囲内に保つようにすることが好ましい。又、
いずれの色材も分子内にカルボキシル基やその塩を含ま
ない色材を用いる場合には、色材の溶解性のpH依存性
が弱い為、インクのpHとしてはpH4.0〜11.0
の範囲内とすればよい。
【0036】(添加剤)又、インクの保湿性維持のため
に、本発明においては、必要に応じて、尿素、尿素誘導
体、トリメチロールプロパン等の保湿性固形分をインク
成分として用いてもよい。尿素、尿素誘導体、トリメチ
ロールプロパン等、保湿性固形分のインク中の含有量
は、一般には、インク全量に対して0.1〜20.0重
量%の範囲とすることが好ましく、より好ましくは3.
0〜10.0重量%の範囲である。更に本発明のインク
には、上記成分以外にも必要に応じて、界面活性剤、p
H調整剤、防錆剤、防腐剤、防カビ剤、酸化防止剤、還
元防止剤、蒸発促進剤、キレート化剤、水溶性ポリマー
等、種々の添加剤を含有させてもよい。
に、本発明においては、必要に応じて、尿素、尿素誘導
体、トリメチロールプロパン等の保湿性固形分をインク
成分として用いてもよい。尿素、尿素誘導体、トリメチ
ロールプロパン等、保湿性固形分のインク中の含有量
は、一般には、インク全量に対して0.1〜20.0重
量%の範囲とすることが好ましく、より好ましくは3.
0〜10.0重量%の範囲である。更に本発明のインク
には、上記成分以外にも必要に応じて、界面活性剤、p
H調整剤、防錆剤、防腐剤、防カビ剤、酸化防止剤、還
元防止剤、蒸発促進剤、キレート化剤、水溶性ポリマー
等、種々の添加剤を含有させてもよい。
【0037】(第2の実施形態)更に、本発明の第2の
実施態様に係るインクとして、先に説明した第1の実施
形態にかかるインクの構成に、更に、第3の色材とし
て、上記に挙げたC.I.Acid Red 52及び
C.I.Acid Red 289から選ばれる少なく
とも一方のマゼンタ色の色調に優れたキサンテン系の染
料を含有させたインクを挙げることができる。これらの
染料を添加することによって、より優れた色調の画像を
得ることができる。又、このようなキサンテン系の染料
を、上記一般式(I)及び一般式(II)で表される第1
及び第2の色材である染料と組み合わせたインクにより
得られる画像の耐光堅牢度は、キサンテン系染料のみを
色材として含むインクにより得られる画像から予測され
る耐光堅牢度を大幅に上回るものである。かかる効果
は、各々の色材を単独で用いたインクによって得られる
効果から到底推測し得ないものである。更に、高温多湿
条件下に長時間放置しても、インクが滲み出して印字品
が損なわれることもない。特に、第3の色材として、
C.I.Acid Red 289を含有させた態様の
インクによる画像の色調は、優れたものとなる。このよ
うな、より一層優れた色調と高い耐光堅牢度を有する画
像の形成が可能な本発明の第3の実施態様にかかるイン
クは、例えば、特にデリケートな色調の再現が要求され
ている銀塩写真に匹敵する高品位な画像の印刷の為のイ
ンクジェットプリンター用のマゼンタインクとして極め
て好適に用いることができる。
実施態様に係るインクとして、先に説明した第1の実施
形態にかかるインクの構成に、更に、第3の色材とし
て、上記に挙げたC.I.Acid Red 52及び
C.I.Acid Red 289から選ばれる少なく
とも一方のマゼンタ色の色調に優れたキサンテン系の染
料を含有させたインクを挙げることができる。これらの
染料を添加することによって、より優れた色調の画像を
得ることができる。又、このようなキサンテン系の染料
を、上記一般式(I)及び一般式(II)で表される第1
及び第2の色材である染料と組み合わせたインクにより
得られる画像の耐光堅牢度は、キサンテン系染料のみを
色材として含むインクにより得られる画像から予測され
る耐光堅牢度を大幅に上回るものである。かかる効果
は、各々の色材を単独で用いたインクによって得られる
効果から到底推測し得ないものである。更に、高温多湿
条件下に長時間放置しても、インクが滲み出して印字品
が損なわれることもない。特に、第3の色材として、
C.I.Acid Red 289を含有させた態様の
インクによる画像の色調は、優れたものとなる。このよ
うな、より一層優れた色調と高い耐光堅牢度を有する画
像の形成が可能な本発明の第3の実施態様にかかるイン
クは、例えば、特にデリケートな色調の再現が要求され
ている銀塩写真に匹敵する高品位な画像の印刷の為のイ
ンクジェットプリンター用のマゼンタインクとして極め
て好適に用いることができる。
【0038】
【化15】
【0039】上記した本発明の第2の実施態様に係るイ
ンク中の、一般式(I)で表される第1の色材の量
(A)と、一般式(II)で表される第2の色材の量
(B)と上記に挙げた第3の色材であるキサンテン系の
量(C)との比は、これらの色材を組み合わせたことに
より得られる極めて鮮明な色調と高い画像濃度、そし
て、十分な耐光性という効果を考慮すると、一般式
(I)で表される第1の色材の量と、一般式(II)で表
される第2の色材の量と上記に挙げた第3の色材である
キサンテン系の量が、A:(B+C)=95:5〜2
0:80(重量比)の範囲が好ましい。
ンク中の、一般式(I)で表される第1の色材の量
(A)と、一般式(II)で表される第2の色材の量
(B)と上記に挙げた第3の色材であるキサンテン系の
量(C)との比は、これらの色材を組み合わせたことに
より得られる極めて鮮明な色調と高い画像濃度、そし
て、十分な耐光性という効果を考慮すると、一般式
(I)で表される第1の色材の量と、一般式(II)で表
される第2の色材の量と上記に挙げた第3の色材である
キサンテン系の量が、A:(B+C)=95:5〜2
0:80(重量比)の範囲が好ましい。
【0040】以上説明した第1と第2の本発明の各実施
態様にかかるインクは、熱エネルギーの作用により液滴
を吐出させて記録を行うインクジェット記録方式にとり
わけ好適に用いられるが、他のインクジェット記録方法
や一般の筆記用具としても使用できることはいうまでも
ない。
態様にかかるインクは、熱エネルギーの作用により液滴
を吐出させて記録を行うインクジェット記録方式にとり
わけ好適に用いられるが、他のインクジェット記録方法
や一般の筆記用具としても使用できることはいうまでも
ない。
【0041】(記録装置、インクカートリッジ、記録ユ
ニット、インクセット)ところで、上記の第1と第2の
態様を有する本発明のインクを用いて記録を行うのに好
適な記録装置としては、これらのインクが収容されるイ
ンク収容部を有する記録ヘッドの室内のインクに、記録
信号に対応した熱エネルギーを与え、該エネルギーによ
りインク液滴を発生させる装置が挙げられる。
ニット、インクセット)ところで、上記の第1と第2の
態様を有する本発明のインクを用いて記録を行うのに好
適な記録装置としては、これらのインクが収容されるイ
ンク収容部を有する記録ヘッドの室内のインクに、記録
信号に対応した熱エネルギーを与え、該エネルギーによ
りインク液滴を発生させる装置が挙げられる。
【0042】その主要部である記録ヘッドの構成例を、
図1〜図3に示した。ヘッド13は、インクを通す溝1
4を有するガラス、セラミックス、又はプラスチック板
等と、感熱記録に用いられる発熱抵抗体を有する発熱ヘ
ッド15(図ではヘッドが示されているが、これに限定
されるものではない)とを接着して得られる。発熱ヘッ
ド15は、酸化シリコン等で形成される保護膜16、ア
ルミニウム電極17−1、17−2、ニクロム等で形成
される発熱抵抗体層18、畜熱層19、アルミナ等の放
熱性のよい基板20より成っている。インク21は、吐
出オリフィス(微細孔)22まで満たされており、圧力
Pによりメニスカス23を形成している。
図1〜図3に示した。ヘッド13は、インクを通す溝1
4を有するガラス、セラミックス、又はプラスチック板
等と、感熱記録に用いられる発熱抵抗体を有する発熱ヘ
ッド15(図ではヘッドが示されているが、これに限定
されるものではない)とを接着して得られる。発熱ヘッ
ド15は、酸化シリコン等で形成される保護膜16、ア
ルミニウム電極17−1、17−2、ニクロム等で形成
される発熱抵抗体層18、畜熱層19、アルミナ等の放
熱性のよい基板20より成っている。インク21は、吐
出オリフィス(微細孔)22まで満たされており、圧力
Pによりメニスカス23を形成している。
【0043】図4に、このヘッドを組み込んだインクジ
ェット記録装置の1例を示した。図4において、61は
ワイピング部材としてのブレードであり、その一端は、
ブレード保持部材によって保持されて、固定端となりカ
ンチレバーの形態をなす。ブレード61は、記録ヘッド
による記録領域に隣接した位置に配設され、又、図4に
示した例の場合は、記録ヘッドの移動経路中に突出した
形態で保持される。62はキャップであり、ブレード6
1に隣接するホームポジションに配設され、記録ヘッド
の移動方向と垂直な方向に移動して、吐出面と当接しキ
ャッピングを行う構成を具える。更に、図4中の63
は、ブレード61に隣接して設けられるインク吸収体で
あり、ブレード61と同様、記録ヘッドの移動経路中に
突出した形態で保持される。
ェット記録装置の1例を示した。図4において、61は
ワイピング部材としてのブレードであり、その一端は、
ブレード保持部材によって保持されて、固定端となりカ
ンチレバーの形態をなす。ブレード61は、記録ヘッド
による記録領域に隣接した位置に配設され、又、図4に
示した例の場合は、記録ヘッドの移動経路中に突出した
形態で保持される。62はキャップであり、ブレード6
1に隣接するホームポジションに配設され、記録ヘッド
の移動方向と垂直な方向に移動して、吐出面と当接しキ
ャッピングを行う構成を具える。更に、図4中の63
は、ブレード61に隣接して設けられるインク吸収体で
あり、ブレード61と同様、記録ヘッドの移動経路中に
突出した形態で保持される。
【0044】上記ブレード61、キャップ62、吸収体
63によって吐出回復部64が構成され、ブレード61
及び吸収体63によってインク吐出口面の水分、塵やほ
こり等の除去が行われる。65は、吐出エネルギー発生
手段を有し、吐出口を配した吐出口面に対向する被記録
材にインクを吐出して記録を行う記録ヘッド、66は、
記録ヘッド65を搭載して記録ヘッド65の移動を行う
ためのキャリッジである。キャリッジ66はガイド軸6
7と慴動可能に係合し、キャリッジ66の一部はモータ
68(不図示)によって駆動されるベルト69と接続し
ている。これにより、キャリッジ66はガイド軸67に
沿った移動が可能となり、記録ヘッド65による記録領
域及びその隣接した領域の移動が可能となる。
63によって吐出回復部64が構成され、ブレード61
及び吸収体63によってインク吐出口面の水分、塵やほ
こり等の除去が行われる。65は、吐出エネルギー発生
手段を有し、吐出口を配した吐出口面に対向する被記録
材にインクを吐出して記録を行う記録ヘッド、66は、
記録ヘッド65を搭載して記録ヘッド65の移動を行う
ためのキャリッジである。キャリッジ66はガイド軸6
7と慴動可能に係合し、キャリッジ66の一部はモータ
68(不図示)によって駆動されるベルト69と接続し
ている。これにより、キャリッジ66はガイド軸67に
沿った移動が可能となり、記録ヘッド65による記録領
域及びその隣接した領域の移動が可能となる。
【0045】51は、被記録材を挿入するための給紙
部、52は不図示のモータにより駆動される紙送りロー
ラである。これらの構成によって記録ヘッドの吐出口面
と対向する位置へ被記録材が給紙され、記録が進行する
につれて、排紙ローラ53を配した排紙部へ排紙され
る。
部、52は不図示のモータにより駆動される紙送りロー
ラである。これらの構成によって記録ヘッドの吐出口面
と対向する位置へ被記録材が給紙され、記録が進行する
につれて、排紙ローラ53を配した排紙部へ排紙され
る。
【0046】上記構成において、記録ヘッド65が記録
終了等でホームポジションに戻る際、ヘッド回復部64
のキャップ62は記録ヘッド65の移動経路から退避し
ているが、ブレード61は移動経路中に突出している。
この結果、記録ヘッド65の吐出口面がワイピングされ
る。尚、キャップ62が記録ヘッド65の吐出面に当接
してキャッピングを行う場合、キャップ62は記録ヘッ
ドの移動経路中へ突出するように移動する。
終了等でホームポジションに戻る際、ヘッド回復部64
のキャップ62は記録ヘッド65の移動経路から退避し
ているが、ブレード61は移動経路中に突出している。
この結果、記録ヘッド65の吐出口面がワイピングされ
る。尚、キャップ62が記録ヘッド65の吐出面に当接
してキャッピングを行う場合、キャップ62は記録ヘッ
ドの移動経路中へ突出するように移動する。
【0047】記録ヘッド65がホームポジションから記
録開始位置へ移動する場合、キャップ62及びブレード
61は上記したワイピング時の位置と同一の位置にあ
る。この結果、この移動においても、記録ヘッド65の
吐出口面はワイピングされる。上記した記録ヘッドのホ
ームポジションへの移動は、記録終了時や吐出回復時ば
かりでなく、記録ヘッドが記録の為に記録領域を移動す
る間に所定の間隔で記録領域に隣接したホームポジショ
ンへ移動し、この移動に伴って、上記ワイピングが行わ
れる。
録開始位置へ移動する場合、キャップ62及びブレード
61は上記したワイピング時の位置と同一の位置にあ
る。この結果、この移動においても、記録ヘッド65の
吐出口面はワイピングされる。上記した記録ヘッドのホ
ームポジションへの移動は、記録終了時や吐出回復時ば
かりでなく、記録ヘッドが記録の為に記録領域を移動す
る間に所定の間隔で記録領域に隣接したホームポジショ
ンへ移動し、この移動に伴って、上記ワイピングが行わ
れる。
【0048】図5は、ヘッドにインク供給部材、例え
ば、チューブを介して供給されるインクを収容したイン
クカートリッジ45の一例を示す断面図である。ここで
40は供給用インクを収納したインク収容部、例えば、
インク袋であり、その先端にはゴム製の栓42が設けら
れている。この栓42に針(不図示)を挿入することに
より、インク袋40中のインクをヘッドに供給可能にで
きる。44は廃インクを受容するインク吸収体である。
ば、チューブを介して供給されるインクを収容したイン
クカートリッジ45の一例を示す断面図である。ここで
40は供給用インクを収納したインク収容部、例えば、
インク袋であり、その先端にはゴム製の栓42が設けら
れている。この栓42に針(不図示)を挿入することに
より、インク袋40中のインクをヘッドに供給可能にで
きる。44は廃インクを受容するインク吸収体である。
【0049】本発明で使用されるインクジェット記録装
置としては、上記の如きヘッドとインクカートリッジと
が別体となったものに限らず、図6に示すようにそれら
が一体になったものも好適に用いられる。図6におい
て、70は記録ユニットであって、この中にはインクを
収容したインク収容部、例えば、インク吸収体が収納さ
れており、かかるインク吸収体中のインクが複数のオリ
フィスを有するヘッド部71からインク滴として吐出さ
れる構成になっている。72は記録ユニット内部を大気
に連通させるための大気連通口である。この記録ユニッ
ト70は、図4で示す記録ヘッド65に代えて用いられ
るものであって、キャリッジ66に対して着脱自在にな
っている。
置としては、上記の如きヘッドとインクカートリッジと
が別体となったものに限らず、図6に示すようにそれら
が一体になったものも好適に用いられる。図6におい
て、70は記録ユニットであって、この中にはインクを
収容したインク収容部、例えば、インク吸収体が収納さ
れており、かかるインク吸収体中のインクが複数のオリ
フィスを有するヘッド部71からインク滴として吐出さ
れる構成になっている。72は記録ユニット内部を大気
に連通させるための大気連通口である。この記録ユニッ
ト70は、図4で示す記録ヘッド65に代えて用いられ
るものであって、キャリッジ66に対して着脱自在にな
っている。
【0050】次に、本発明に好適に使用できる記録装置
及び記録ヘッドの他の具体例について説明する。図7
は、本発明に好適な吐出時に気泡を大気と連通する吐出
方式の液体吐出ヘッドとしての液体吐出ヘッド、及び、
この液体吐出ヘッドを用いる液体吐出装置としてのイン
クジェットプリンタの一例の要部を示す概略斜視図であ
る。図7に示したインクジェットプリンタは、ケーシン
グ1008内に、長手方向に沿って設けられる被記録材
としての用紙1028を、図7に示す矢印Pで示す方向
に間欠的に搬送するための搬送装置1030と、該搬送
装置1030による用紙1028の搬送方向Pに略直交
する方向Sに略平行に、ガイド軸1014に沿って往復
運動せしめられる記録部1010と、記録部1010を
往復運動させるための駆動手段としての移動駆動部10
06とを含んで構成されている。
及び記録ヘッドの他の具体例について説明する。図7
は、本発明に好適な吐出時に気泡を大気と連通する吐出
方式の液体吐出ヘッドとしての液体吐出ヘッド、及び、
この液体吐出ヘッドを用いる液体吐出装置としてのイン
クジェットプリンタの一例の要部を示す概略斜視図であ
る。図7に示したインクジェットプリンタは、ケーシン
グ1008内に、長手方向に沿って設けられる被記録材
としての用紙1028を、図7に示す矢印Pで示す方向
に間欠的に搬送するための搬送装置1030と、該搬送
装置1030による用紙1028の搬送方向Pに略直交
する方向Sに略平行に、ガイド軸1014に沿って往復
運動せしめられる記録部1010と、記録部1010を
往復運動させるための駆動手段としての移動駆動部10
06とを含んで構成されている。
【0051】上記搬送装置1030は、互いに略平行に
対向配置されている一対のローラユニット1022a及
び1022bと、一対のローラユニット1024a及び
1024bと、これらの各ローラユニットを駆動させる
ための駆動部1020とを備えている。かかる構成によ
り、搬送装置1030の駆動部1020が作動状態とさ
れると、用紙1028が、夫々のローラユニット102
2a及び1022bと、ローラユニット1024a及び
1024bにより狭持されて、図7に示す矢印P方向に
間欠送りで搬送されることとなる。
対向配置されている一対のローラユニット1022a及
び1022bと、一対のローラユニット1024a及び
1024bと、これらの各ローラユニットを駆動させる
ための駆動部1020とを備えている。かかる構成によ
り、搬送装置1030の駆動部1020が作動状態とさ
れると、用紙1028が、夫々のローラユニット102
2a及び1022bと、ローラユニット1024a及び
1024bにより狭持されて、図7に示す矢印P方向に
間欠送りで搬送されることとなる。
【0052】又、移動駆動部1006は、所定の間隔を
もって対向配置される回転軸に配されるプーリ1026
a及び1026bに巻きかけられるベルト1016と、
ローラユニット1022a及び1022bに略平行に配
置され、且つ、記録部1010のキャリッジ部材101
0aに連結されるベルト1016を順方向及び逆方向に
駆動させるためのモータ1018とを含んで構成されて
いる。
もって対向配置される回転軸に配されるプーリ1026
a及び1026bに巻きかけられるベルト1016と、
ローラユニット1022a及び1022bに略平行に配
置され、且つ、記録部1010のキャリッジ部材101
0aに連結されるベルト1016を順方向及び逆方向に
駆動させるためのモータ1018とを含んで構成されて
いる。
【0053】そして、モータ1018が作動状態とされ
てベルト1016が図7の矢印R方向に回転したとき、
記録部1010のキャリッジ部材1010aは、図7の
矢印S方向に所定の移動量だけ移動される。又、モータ
1018が作動状態とされてベルト1016が図7の矢
印R方向とは逆方向に回転したとき、記録部1010の
キャリッジ部材1010aは、図7の矢印S方向とは反
対の方向に所定の移動量だけ移動されることとなる。更
に、この移動駆動部1006の一端部には、キャリッジ
部材1010aのホームポジションとなる位置に、記録
部1010の吐出回復処理を行うための回復ユニット1
026が、記録部1010のインク吐出口配列に対向し
て設けられている。
てベルト1016が図7の矢印R方向に回転したとき、
記録部1010のキャリッジ部材1010aは、図7の
矢印S方向に所定の移動量だけ移動される。又、モータ
1018が作動状態とされてベルト1016が図7の矢
印R方向とは逆方向に回転したとき、記録部1010の
キャリッジ部材1010aは、図7の矢印S方向とは反
対の方向に所定の移動量だけ移動されることとなる。更
に、この移動駆動部1006の一端部には、キャリッジ
部材1010aのホームポジションとなる位置に、記録
部1010の吐出回復処理を行うための回復ユニット1
026が、記録部1010のインク吐出口配列に対向し
て設けられている。
【0054】記録部1010には、インクジェットカー
トリッジ(以下、単にカートリッジと記述する場合があ
る)1012Y、1012M、1012C及び1012
Bが、各色用毎に、例えば、イエロー、マゼンタ、シア
ン及びブラック用毎に、キャリッジ部材1010aに対
して夫々着脱自在に備えられている。
トリッジ(以下、単にカートリッジと記述する場合があ
る)1012Y、1012M、1012C及び1012
Bが、各色用毎に、例えば、イエロー、マゼンタ、シア
ン及びブラック用毎に、キャリッジ部材1010aに対
して夫々着脱自在に備えられている。
【0055】図8に、上述のインクジェット記録装置に
搭載可能なインクジェットカートリッジの一例を示し
た。本例におけるカートリッジ1012は、シリアルタ
イプのものであり、インクジェット記録ヘッド100
と、インク等の液体を収容するための液体タンク100
1とで主要部が構成されている。インクジェット記録ヘ
ッド100は、液体を吐出するための多数の吐出口83
2が形成されており、インク等の液体は、液体タンク1
001から図示しない液体供給通路を介して液体吐出ヘ
ッド100の共通液室(図9参照)へと導かれるように
なっている。図8に示したカートリッジ1012は、イ
ンクジェット記録ヘッド100と液体タンク1001と
を一体的に形成し、必要に応じて液体タンク1001内
に液体を補給できるようにしたものであるが、この液体
吐出ヘッド100に対し、液体タンク1001を交換可
能に連結した構造を採用するようにしてもよい。
搭載可能なインクジェットカートリッジの一例を示し
た。本例におけるカートリッジ1012は、シリアルタ
イプのものであり、インクジェット記録ヘッド100
と、インク等の液体を収容するための液体タンク100
1とで主要部が構成されている。インクジェット記録ヘ
ッド100は、液体を吐出するための多数の吐出口83
2が形成されており、インク等の液体は、液体タンク1
001から図示しない液体供給通路を介して液体吐出ヘ
ッド100の共通液室(図9参照)へと導かれるように
なっている。図8に示したカートリッジ1012は、イ
ンクジェット記録ヘッド100と液体タンク1001と
を一体的に形成し、必要に応じて液体タンク1001内
に液体を補給できるようにしたものであるが、この液体
吐出ヘッド100に対し、液体タンク1001を交換可
能に連結した構造を採用するようにしてもよい。
【0056】以下に、上記したような構成のインクジェ
ットプリンタに搭載され得る液体吐出ヘッドの具体例
を、更に詳しく説明する。図9は、本発明の基本的な形
態を示す液体吐出ヘッドの要部を模式的に示す概略斜視
図であり、図10〜図13は、図9に示した液体吐出ヘ
ッドの吐出口形状を示す正面図である。尚、電気熱変換
素子を駆動するための電気的な配線等は省略している。
ットプリンタに搭載され得る液体吐出ヘッドの具体例
を、更に詳しく説明する。図9は、本発明の基本的な形
態を示す液体吐出ヘッドの要部を模式的に示す概略斜視
図であり、図10〜図13は、図9に示した液体吐出ヘ
ッドの吐出口形状を示す正面図である。尚、電気熱変換
素子を駆動するための電気的な配線等は省略している。
【0057】本例の液体吐出ヘッドにおいては、例え
ば、図9に示されるような、ガラス、セラミックス、プ
ラスチック或いは金属等からなる基板934が用いられ
る。このような基板の材質は、本質的なものではなく、
流路構成部材の一部として機能し、インク吐出エネルギ
ー発生素子、及び後述する液流路、吐出口を形成する材
料層の支持体として機能し得るものであれば、特に限定
されるものではない。本例では、Si基板(ウエハ)を
用いた場合で説明する。吐出口は、レーザー光による形
成方法の他、例えば、後述するオリフィスプレート(吐
出口プレート)935を感光性樹脂として、MPA(M
irror Projection Aliner)等
の露光装置により形成することもできる。
ば、図9に示されるような、ガラス、セラミックス、プ
ラスチック或いは金属等からなる基板934が用いられ
る。このような基板の材質は、本質的なものではなく、
流路構成部材の一部として機能し、インク吐出エネルギ
ー発生素子、及び後述する液流路、吐出口を形成する材
料層の支持体として機能し得るものであれば、特に限定
されるものではない。本例では、Si基板(ウエハ)を
用いた場合で説明する。吐出口は、レーザー光による形
成方法の他、例えば、後述するオリフィスプレート(吐
出口プレート)935を感光性樹脂として、MPA(M
irror Projection Aliner)等
の露光装置により形成することもできる。
【0058】図9において、934は、電気熱変換素子
(以下、ヒータと記述する場合がある)931及び共通
液室部としての長溝状の貫通口からなるインク供給口9
33を備える基板であり、インク供給口933の長手方
向の両側に、熱エネルギー発生手段であるヒータ931
が夫々1列ずつ千鳥状に、例えば、電気熱変換素子(ヒ
ータ)の間隔が300dpiで配列されている。この基
板934上には、インク流路を形成するためのインク流
路壁936が設けられている。このインク流路壁936
には、更に、吐出口832を備える吐出口プレート93
5が設けられている。
(以下、ヒータと記述する場合がある)931及び共通
液室部としての長溝状の貫通口からなるインク供給口9
33を備える基板であり、インク供給口933の長手方
向の両側に、熱エネルギー発生手段であるヒータ931
が夫々1列ずつ千鳥状に、例えば、電気熱変換素子(ヒ
ータ)の間隔が300dpiで配列されている。この基
板934上には、インク流路を形成するためのインク流
路壁936が設けられている。このインク流路壁936
には、更に、吐出口832を備える吐出口プレート93
5が設けられている。
【0059】ここで、図9においては、インク流路壁9
36と吐出口プレート935とは、別部材として示され
ているが、このインク流路壁936を、例えば、スピン
コート等の手法によって基板934上に形成することに
より、インク流路壁936と吐出口プレート935とを
同一部材として同時に形成することも可能である。本例
では、更に、吐出口面(上面)935a側は、撥水処理
が施されている。
36と吐出口プレート935とは、別部材として示され
ているが、このインク流路壁936を、例えば、スピン
コート等の手法によって基板934上に形成することに
より、インク流路壁936と吐出口プレート935とを
同一部材として同時に形成することも可能である。本例
では、更に、吐出口面(上面)935a側は、撥水処理
が施されている。
【0060】本例では、先に説明した図7の矢印S方向
に走査しながら記録を行うシリアルタイプのヘッドを用
い、例えば、1200dpiで記録を行う。駆動周波数
は10kHzであり、一つの吐出口では、最短時間間隔
100μs毎に吐出を行うことになる。又、ヘッドの実
例寸法の一例としては、例えば、図10に示すように、
隣接するノズルを流体的に隔離する隔壁936aは、幅
w=14μmである。又、図13に示すように、インク
流路壁936により形成される発泡室1337は、N1
(発泡室の幅寸法)=33μm、N2(発泡室の長さ寸
法)=35μmである。ヒータ931のサイズは30μ
m×30μmで、ヒータ抵抗値は53Ωであり、駆動電
圧は10.3Vである。又、インク流路壁936及び隔
壁936aの高さは12μmで、吐出口プレート935
の厚さは11μmのものが使用できる。
に走査しながら記録を行うシリアルタイプのヘッドを用
い、例えば、1200dpiで記録を行う。駆動周波数
は10kHzであり、一つの吐出口では、最短時間間隔
100μs毎に吐出を行うことになる。又、ヘッドの実
例寸法の一例としては、例えば、図10に示すように、
隣接するノズルを流体的に隔離する隔壁936aは、幅
w=14μmである。又、図13に示すように、インク
流路壁936により形成される発泡室1337は、N1
(発泡室の幅寸法)=33μm、N2(発泡室の長さ寸
法)=35μmである。ヒータ931のサイズは30μ
m×30μmで、ヒータ抵抗値は53Ωであり、駆動電
圧は10.3Vである。又、インク流路壁936及び隔
壁936aの高さは12μmで、吐出口プレート935
の厚さは11μmのものが使用できる。
【0061】図9に示した、吐出口832を含む吐出口
プレート935に設けられた吐出口部940の断面のう
ち、インクの吐出方向(オリフィスプレート935の厚
み方向)に交差する方向で切断してみた断面の形状は、
図11に示したように、概略星形となっており、鈍角の
角を有する6つの起部832aと、これら起部832a
の間に交互に配され、且つ、鋭角の角を有する6つの伏
部832bとから概略構成されている。即ち、吐出口の
中心Oから局所的に離れた領域としての伏部832bを
その頂部、この領域に隣接する吐出口の中心Oから局所
的に近い領域としての起部832aをその基部として、
図9に示すオリフィスプレートの厚み方向(液体の吐出
方向)に、6つの溝1141が形成されている(図11
参照)。
プレート935に設けられた吐出口部940の断面のう
ち、インクの吐出方向(オリフィスプレート935の厚
み方向)に交差する方向で切断してみた断面の形状は、
図11に示したように、概略星形となっており、鈍角の
角を有する6つの起部832aと、これら起部832a
の間に交互に配され、且つ、鋭角の角を有する6つの伏
部832bとから概略構成されている。即ち、吐出口の
中心Oから局所的に離れた領域としての伏部832bを
その頂部、この領域に隣接する吐出口の中心Oから局所
的に近い領域としての起部832aをその基部として、
図9に示すオリフィスプレートの厚み方向(液体の吐出
方向)に、6つの溝1141が形成されている(図11
参照)。
【0062】本例においては、吐出口部940は、例え
ば、その厚み方向に交差する方向で切断した断面が、一
辺27μmの二つの正三角形を60度回転させた状態で
組み合わせた形状となっており、図11に示すT1は8
μmである。起部832aの角度はすべて120度であ
り、伏部832bの角度はすべて60度である。従っ
て、吐出口の中心Oと、互いに隣接する溝の中心部(溝
の頂部と、この頂部に隣接する2つの基部とを結んでで
きる図形の中心(重心))を結んで形成される多角形の
重心Gとが一致するようになっている。本例の吐出口8
32の開口面積は400μm2であり、溝部の開口面積
(溝の頂部と、この頂部に隣接する2つの基部とを結ん
でできる図形の面積)は、1つあたり約33μm2とな
っている。図12は、図11に示した吐出口の部分のイ
ンク付着状態を示す模式図である。
ば、その厚み方向に交差する方向で切断した断面が、一
辺27μmの二つの正三角形を60度回転させた状態で
組み合わせた形状となっており、図11に示すT1は8
μmである。起部832aの角度はすべて120度であ
り、伏部832bの角度はすべて60度である。従っ
て、吐出口の中心Oと、互いに隣接する溝の中心部(溝
の頂部と、この頂部に隣接する2つの基部とを結んでで
きる図形の中心(重心))を結んで形成される多角形の
重心Gとが一致するようになっている。本例の吐出口8
32の開口面積は400μm2であり、溝部の開口面積
(溝の頂部と、この頂部に隣接する2つの基部とを結ん
でできる図形の面積)は、1つあたり約33μm2とな
っている。図12は、図11に示した吐出口の部分のイ
ンク付着状態を示す模式図である。
【0063】次に、上述した構成のインクジェット記録
ヘッドによる液体の吐出動作について、図14〜図21
を用いて説明する。図14〜図21は、図9〜図13に
記載の液体吐出ヘッドの液体吐出動作を説明するための
断面図であり、図13に示す発泡室1337のX−X断
面図である。この断面において、図9に示した吐出口部
940のオリフィスプレート厚み方向の端部は、溝11
41の頂部1141aとなっている。図14は、ヒータ
上に膜状の気泡が生成した状態を示し、図15〜図21
は、その後の気泡の状態を経時的に表したものである。
即ち、図15は、図14の約1μs後、図16は、図1
4の約2μs後、図17は、図14の約3μs後、図1
8は、図14の約4μs後、図19は、図14の約5μ
s後、図20は、図14の約6μs後、図21は図14
の約7μs後の状態を夫々示している。尚、以下の説明
において、「落下」又は「落とし込み」、「落ち込み」
とは、所謂、重力方向への落下という意味ではなく、ヘ
ッドの取り付け方向によらず、電気熱変換素子の方向へ
の移動のことを意味している。
ヘッドによる液体の吐出動作について、図14〜図21
を用いて説明する。図14〜図21は、図9〜図13に
記載の液体吐出ヘッドの液体吐出動作を説明するための
断面図であり、図13に示す発泡室1337のX−X断
面図である。この断面において、図9に示した吐出口部
940のオリフィスプレート厚み方向の端部は、溝11
41の頂部1141aとなっている。図14は、ヒータ
上に膜状の気泡が生成した状態を示し、図15〜図21
は、その後の気泡の状態を経時的に表したものである。
即ち、図15は、図14の約1μs後、図16は、図1
4の約2μs後、図17は、図14の約3μs後、図1
8は、図14の約4μs後、図19は、図14の約5μ
s後、図20は、図14の約6μs後、図21は図14
の約7μs後の状態を夫々示している。尚、以下の説明
において、「落下」又は「落とし込み」、「落ち込み」
とは、所謂、重力方向への落下という意味ではなく、ヘ
ッドの取り付け方向によらず、電気熱変換素子の方向へ
の移動のことを意味している。
【0064】先ず、図14に示すように、記録信号等に
基づいたヒータ931への通電に伴い、ヒータ931上
の液流路1338内に気泡101が生成されると、約2
μs間に、図15及び図16に示すように、気泡101
は急激に体積膨張して成長する。気泡101の最大体積
時における高さは吐出口面935aを上回るが、このと
き、気泡の圧力は大気圧の数分の1から10数分の1に
まで減少している。
基づいたヒータ931への通電に伴い、ヒータ931上
の液流路1338内に気泡101が生成されると、約2
μs間に、図15及び図16に示すように、気泡101
は急激に体積膨張して成長する。気泡101の最大体積
時における高さは吐出口面935aを上回るが、このと
き、気泡の圧力は大気圧の数分の1から10数分の1に
まで減少している。
【0065】次に、気泡101の生成から約2μs後の
時点で、上述のように、気泡101は最大体積から体積
減少に転じるが、これとほぼ同時に、メニスカス102
の形成も始まる。図17に示すように、このメニスカス
102もヒータ931側への方向に後退、即ち、落下し
てゆく。ここで、本例においては、先に述べたように、
吐出口部に複数の溝1141を分散させて有しているこ
とにより、メニスカス102が後退する際に、溝114
1の部分では、メニスカス102の後退方向F Mとは反
対方向FCに毛管力が作用する。その結果、仮に何らか
の原因により気泡101の状態に多少のバラツキが認め
られたとしても、メニスカス102の後退時のメニスカ
ス及び主液滴(以下、液体又はインクと記述する場合が
ある)Iaの形状が、吐出口中心に対して略対称形状と
なるように補正される。
時点で、上述のように、気泡101は最大体積から体積
減少に転じるが、これとほぼ同時に、メニスカス102
の形成も始まる。図17に示すように、このメニスカス
102もヒータ931側への方向に後退、即ち、落下し
てゆく。ここで、本例においては、先に述べたように、
吐出口部に複数の溝1141を分散させて有しているこ
とにより、メニスカス102が後退する際に、溝114
1の部分では、メニスカス102の後退方向F Mとは反
対方向FCに毛管力が作用する。その結果、仮に何らか
の原因により気泡101の状態に多少のバラツキが認め
られたとしても、メニスカス102の後退時のメニスカ
ス及び主液滴(以下、液体又はインクと記述する場合が
ある)Iaの形状が、吐出口中心に対して略対称形状と
なるように補正される。
【0066】そして、本例では、このメニスカス102
の落下速度が気泡101の収縮速度よりも速いために、
図18に示すように、気泡の生成から約4μs後の時点
で気泡101が吐出口832の下面近傍で大気に連通す
る。このとき、吐出口832の中心軸近傍の液体(イン
ク)は、ヒータ931に向かって落ち込んでゆく。これ
は、大気に連通する前の気泡101の負圧によってヒー
タ931側に引き戻された液体(インク)Iaが、気泡
101が大気と連通した後も慣性でヒータ931面方向
の速度を保持しているからである。ヒータ931側に向
かって落ち込んでいった液体(インク)は、図19に示
すように、気泡101の生成から約5μs後の時点でヒ
ータ931の表面に到達し、図20に示すようにヒータ
931の表面を覆うように拡がってゆく。
の落下速度が気泡101の収縮速度よりも速いために、
図18に示すように、気泡の生成から約4μs後の時点
で気泡101が吐出口832の下面近傍で大気に連通す
る。このとき、吐出口832の中心軸近傍の液体(イン
ク)は、ヒータ931に向かって落ち込んでゆく。これ
は、大気に連通する前の気泡101の負圧によってヒー
タ931側に引き戻された液体(インク)Iaが、気泡
101が大気と連通した後も慣性でヒータ931面方向
の速度を保持しているからである。ヒータ931側に向
かって落ち込んでいった液体(インク)は、図19に示
すように、気泡101の生成から約5μs後の時点でヒ
ータ931の表面に到達し、図20に示すようにヒータ
931の表面を覆うように拡がってゆく。
【0067】このようにヒータ931の表面を覆うよう
に拡がった液体は、ヒータ931の表面に沿った水平方
向のベクトルを有するが、ヒータ931の表面に交差す
る、例えば、垂直方向のベクトルは消滅し、ヒータ93
1の表面上に留まろうとし、それよりも上側の液体、即
ち、吐出方向の速度ベクトルを保つ液体を下方向に引っ
張ることになる。その後、ヒータ931の表面に拡がっ
た液体と上側の液体(主液滴)との間の液体Ibが細く
なってゆき、図21に示すように、気泡101の生成か
ら約7μs後の時点でヒータ931の表面の中央で液体
Ibが切断され、吐出方向の速度ベクトルを保つ主液滴
Iaと、ヒータ931の表面上に拡がった液体Icとに分
離される。このように、分離の位置は、液流路1338
内部、より好ましくは、吐出口832よりも電気熱変換
素子(ヒータ)931側が望ましい。
に拡がった液体は、ヒータ931の表面に沿った水平方
向のベクトルを有するが、ヒータ931の表面に交差す
る、例えば、垂直方向のベクトルは消滅し、ヒータ93
1の表面上に留まろうとし、それよりも上側の液体、即
ち、吐出方向の速度ベクトルを保つ液体を下方向に引っ
張ることになる。その後、ヒータ931の表面に拡がっ
た液体と上側の液体(主液滴)との間の液体Ibが細く
なってゆき、図21に示すように、気泡101の生成か
ら約7μs後の時点でヒータ931の表面の中央で液体
Ibが切断され、吐出方向の速度ベクトルを保つ主液滴
Iaと、ヒータ931の表面上に拡がった液体Icとに分
離される。このように、分離の位置は、液流路1338
内部、より好ましくは、吐出口832よりも電気熱変換
素子(ヒータ)931側が望ましい。
【0068】主液滴Iaは、吐出方向に偏りがなく、吐
出ヨレすることなく、吐出口832の中央部分から吐出
され、被記録材の被記録面の所定位置に着弾される。
又、ヒータ931の表面上に拡がった液体Icは、従来
であれば、主液滴の後続としてサテライト滴となって飛
翔するものであるが、ヒータ931の表面上に留まり、
吐出されない。このように、サテライト滴の吐出を抑制
することができるため、サテライト滴の吐出により発生
し易いスプラッシュを防止することができ、霧状に浮遊
するミストにより被記録材の被記録面が汚れるのを確実
に防止することができる。尚、図18〜21において、
Idは、溝部に付着したインク(溝内のインク)を、
又、Ieは、液流路内に残存しているインクを表してい
る。
出ヨレすることなく、吐出口832の中央部分から吐出
され、被記録材の被記録面の所定位置に着弾される。
又、ヒータ931の表面上に拡がった液体Icは、従来
であれば、主液滴の後続としてサテライト滴となって飛
翔するものであるが、ヒータ931の表面上に留まり、
吐出されない。このように、サテライト滴の吐出を抑制
することができるため、サテライト滴の吐出により発生
し易いスプラッシュを防止することができ、霧状に浮遊
するミストにより被記録材の被記録面が汚れるのを確実
に防止することができる。尚、図18〜21において、
Idは、溝部に付着したインク(溝内のインク)を、
又、Ieは、液流路内に残存しているインクを表してい
る。
【0069】上記で説明したように、本例の液体吐出ヘ
ッドでは、気泡が最大体積に成長した後の体積減少段階
で液体を吐出する際に、吐出口の中心に対して分散した
複数の溝により、吐出時の主液滴の方向を安定化させる
ことができる。その結果、吐出方向のヨレのない、着弾
精度の高い液体吐出ヘッドを提供することができる。
又、高い駆動周波数での発泡ばらつきに対しても吐出を
安定して行うことができることにより、高速高精細印字
を実現することができる。
ッドでは、気泡が最大体積に成長した後の体積減少段階
で液体を吐出する際に、吐出口の中心に対して分散した
複数の溝により、吐出時の主液滴の方向を安定化させる
ことができる。その結果、吐出方向のヨレのない、着弾
精度の高い液体吐出ヘッドを提供することができる。
又、高い駆動周波数での発泡ばらつきに対しても吐出を
安定して行うことができることにより、高速高精細印字
を実現することができる。
【0070】特に、気泡の体積減少段階で、この気泡を
初めて大気と連通させることで液体を吐出することによ
り、気泡を大気に連通させて液滴を吐出する際に発生す
るミストを防止できるので、所謂、突然不吐の要因とな
る、吐出口面に液滴が付着する状態を抑制することもで
きる。又、本発明に好適に使用できる、吐出時に気泡を
大気と連通する吐出方式の記録ヘッドの他の実施態様と
しては、例えば、日本特許登録第2783647号に記
載のように、所謂エッジシュータータイプが挙げられ
る。
初めて大気と連通させることで液体を吐出することによ
り、気泡を大気に連通させて液滴を吐出する際に発生す
るミストを防止できるので、所謂、突然不吐の要因とな
る、吐出口面に液滴が付着する状態を抑制することもで
きる。又、本発明に好適に使用できる、吐出時に気泡を
大気と連通する吐出方式の記録ヘッドの他の実施態様と
しては、例えば、日本特許登録第2783647号に記
載のように、所謂エッジシュータータイプが挙げられ
る。
【0071】(インクセット)又、本発明のインクセッ
トは、イエロー、シアン、ブラックインクのうち少なく
とも1色と、上記したマゼンタ色である本発明のインク
とを組み合わせたものである。その際に使用できる、イ
エロー、シアン、ブラックの各インクに含有される色材
としては、染料又は顔料を使用することができる。染料
としては、例えば、カラーインデックスに記載されてい
る水溶性の、キサンテン系、トリフェニルメタン系、ア
ントラキノン系、モノアゾ系、ジスアゾ系、トリスアゾ
系、テトラアゾ系の染料等をいずれも好ましく使用でき
る。
トは、イエロー、シアン、ブラックインクのうち少なく
とも1色と、上記したマゼンタ色である本発明のインク
とを組み合わせたものである。その際に使用できる、イ
エロー、シアン、ブラックの各インクに含有される色材
としては、染料又は顔料を使用することができる。染料
としては、例えば、カラーインデックスに記載されてい
る水溶性の、キサンテン系、トリフェニルメタン系、ア
ントラキノン系、モノアゾ系、ジスアゾ系、トリスアゾ
系、テトラアゾ系の染料等をいずれも好ましく使用でき
る。
【0072】又、顔料としては、ブラック顔料インクの
場合は、カーボンブラックが好適であり、例えば、N
o.2300、No.900、MCF88、No.4
0、No.52、MA7、MA8、No.2200B
(以上、三菱化成製)、RAVEN1255(コロンビ
ア製)、REGAL400R、REGAL660R、M
OGUL L(キャボット製)、Color Blac
k FW1、Color Black FW18、Co
lor Black S170、Color Blac
k S150、Printex 35、Printex
U(デグッサ製)等、市販品を使用することができ
る。
場合は、カーボンブラックが好適であり、例えば、N
o.2300、No.900、MCF88、No.4
0、No.52、MA7、MA8、No.2200B
(以上、三菱化成製)、RAVEN1255(コロンビ
ア製)、REGAL400R、REGAL660R、M
OGUL L(キャボット製)、Color Blac
k FW1、Color Black FW18、Co
lor Black S170、Color Blac
k S150、Printex 35、Printex
U(デグッサ製)等、市販品を使用することができ
る。
【0073】イエローインクに使用される顔料として
は、例えば、C.I.PigmentYellow
1、C.I.Pigment Yellow2、C.
I.Pigment Yellow 3、C.I.Pi
gment Yellow 13、C.I.Pigme
nt Yellow 16、C.I.Pigment
Yellow 83が挙げられる。
は、例えば、C.I.PigmentYellow
1、C.I.Pigment Yellow2、C.
I.Pigment Yellow 3、C.I.Pi
gment Yellow 13、C.I.Pigme
nt Yellow 16、C.I.Pigment
Yellow 83が挙げられる。
【0074】又、シアンインクに使用される顔料として
は、例えば、C.I.Pigment Blue 1、
C.I.Pigment Blue 2、C.I.Pi
gment Blue 3、C.I.Pigment
Blue 15:3、C.I.Pigment Blu
e 16、C.I.Pigment Blue 22、
C.I.Vat Blue 4、C.I.Vat Bl
ue 6等が挙げられる。
は、例えば、C.I.Pigment Blue 1、
C.I.Pigment Blue 2、C.I.Pi
gment Blue 3、C.I.Pigment
Blue 15:3、C.I.Pigment Blu
e 16、C.I.Pigment Blue 22、
C.I.Vat Blue 4、C.I.Vat Bl
ue 6等が挙げられる。
【0075】本発明で使用されるインクジェット記録装
置としては、上記に挙げたようなインクセットにより構
成されている記録ユニット、インクカートリッジ等のイ
ンク収容部を有するものも用いられる。尚、本発明に使
用する記録装置として、インクに熱エネルギーを作用さ
せてインク液滴を吐出するインクジェット記録装置を例
に挙げたて説明したが、その他、圧電素子を使用するピ
エゾ方式のインクジェット記録装置でも同様に利用する
ことができる。
置としては、上記に挙げたようなインクセットにより構
成されている記録ユニット、インクカートリッジ等のイ
ンク収容部を有するものも用いられる。尚、本発明に使
用する記録装置として、インクに熱エネルギーを作用さ
せてインク液滴を吐出するインクジェット記録装置を例
に挙げたて説明したが、その他、圧電素子を使用するピ
エゾ方式のインクジェット記録装置でも同様に利用する
ことができる。
【0076】
【実施例】次に、実施例及び比較例を挙げて本発明を更
に詳しく説明する。尚、特に指定のない限り、実施例、
比較例のインク成分は「重量部」を意味する。
に詳しく説明する。尚、特に指定のない限り、実施例、
比較例のインク成分は「重量部」を意味する。
【0077】<実施例1〜4>下記の各成分を混合し、
十分攪拌して溶解後、0.20μmフィルターにて加圧
濾過を行い、実施例1〜4のインクを夫々調製した。 (実施例1のインク組成) ・第1の色材である例示化合物2 2.5部 ・第2の色材である例示化合物11 1.7部 ・グリセリン 8.0部 ・尿素 8.0部 ・プロピレングリコール 5.0部 ・アセチレノールEH(川研ファインケミカル社製) 0.6部 ・エタノール 2.0部 ・イオン交換水 72.2部
十分攪拌して溶解後、0.20μmフィルターにて加圧
濾過を行い、実施例1〜4のインクを夫々調製した。 (実施例1のインク組成) ・第1の色材である例示化合物2 2.5部 ・第2の色材である例示化合物11 1.7部 ・グリセリン 8.0部 ・尿素 8.0部 ・プロピレングリコール 5.0部 ・アセチレノールEH(川研ファインケミカル社製) 0.6部 ・エタノール 2.0部 ・イオン交換水 72.2部
【0078】 (実施例2のインク組成) ・第1の色材である例示化合物4 2.2部 ・第2の色材である例示化合物14 1.8部 ・グリセリン 8.0部 ・尿素 8.0部 ・プロピレングリコール 5.0部 ・アセチレノールEH(川研ファインケミカル社製) 1.0部 ・エタノール 1.5部 ・イオン交換水 72.5部
【0079】 (実施例3のインク組成) ・第1の色材である例示化合物6 2.8部 ・第2の色材である例示化合物13 1.2部 ・C.I.Acid Red 289 0.3部 ・グリセリン 8.0部 ・尿素 8.0部 ・プロピレングリコール 5.0部 ・アセチレノールEH(川研ファインケミカル社製) 1.0部 ・エタノール 1.5部 ・イオン交換水 72.2部
【0080】 (実施例4のインク組成) ・第1の色材である例示化合物7 2.5部 ・第2の色材である例示化合物16 1.5部 ・C.I.Acid Red 52 0.2部 ・グリセリン 8.0部 ・尿素 8.0部 ・プロピレングリコール 5.0部 ・アセチレノールEH(川研ファインケミカル社製) 0.6部 ・イソプロピルアルコール 2.0部 ・イオン交換水 72.2部
【0081】<比較例1〜3>下記の各成分を混合し、
十分攪拌して溶解後、0.20μmフィルターにて加圧
濾過を行い、各々比較例1〜3のインクとした。
十分攪拌して溶解後、0.20μmフィルターにて加圧
濾過を行い、各々比較例1〜3のインクとした。
【0082】 (比較例1のインク組成) ・第1の色材である例示化合物1 4.0部 ・グリセリン 8.0部 ・尿素 8.0部 ・プロピレングリコール 5.0部 ・アセチレノールEH(川研ファインケミカル社製) 0.6部 ・エタノール 2.0部 ・イオン交換水 72.4部
【0083】 (比較例2のインク組成) ・第2の色材である例示化合物8 3.0部 ・グリセリン 8.0部 ・尿素 8.0部 ・プロピレングリコール 5.0部 ・アセチレノールEH(川研ファインケミカル社製) 0.6部 ・エタノール 2.0部 ・イオン交換水 73.4部
【0084】 (比較例3のインク組成) ・C.I.Acid Red 289 3.0部 ・グリセリン 8.0部 ・尿素 8.0部 ・プロピレングリコール 5.0部 ・アセチレノールEH(川研ファインケミカル社製) 1.0部 ・エタノール 1.5部 ・イオン交換水 73.5部
【0085】 (比較例4のインク組成) ・C.I.Acid Red 52 2.0部 ・下記式で表されるC.I.Acid Red 249 1.5部 ・グリセリン 8.0部 ・尿素 8.0部 ・プロピレングリコール 5.0部 ・アセチレノールEH(川研ファインケミカル社製) 1.0部 ・エタノール 1.5部 ・イオン交換水 73.0部
【0086】
【化16】
【0087】<評価>上記で得られた実施例1〜4と比
較例1〜4のインクを用い、インクジェット記録装置と
して、発熱素子をインク吐出のエネルギー源にするオン
デマンド式インクジェットプリンターを使用して印字を
行い、得られた画像について、(1)色調、(2)耐光
性、(3)コート紙印字の際の高温高湿滲みの各評価
を、下記の方法及び基準に従って行った。表1に、実施
例1〜4と比較例1〜4の各インク中の色材、及びこれ
らのインクを用いて得られた評価結果を示した。
較例1〜4のインクを用い、インクジェット記録装置と
して、発熱素子をインク吐出のエネルギー源にするオン
デマンド式インクジェットプリンターを使用して印字を
行い、得られた画像について、(1)色調、(2)耐光
性、(3)コート紙印字の際の高温高湿滲みの各評価
を、下記の方法及び基準に従って行った。表1に、実施
例1〜4と比較例1〜4の各インク中の色材、及びこれ
らのインクを用いて得られた評価結果を示した。
【0088】(1)色調 プリンターに所定のインクを充填して、PPC用紙(キ
ヤノン製)及び光沢紙(PR−101;キヤノン製)の
2種類の被記録材にベタ部を印字した後、24時間自然
乾燥させ、その色調を目視にて評価した。 A:十分な濃度と彩度が感じられるもの。 B:濃度は十分だが、彩度が若干低く感じられるもの。 C:濃度も彩度も不十分であるもの。
ヤノン製)及び光沢紙(PR−101;キヤノン製)の
2種類の被記録材にベタ部を印字した後、24時間自然
乾燥させ、その色調を目視にて評価した。 A:十分な濃度と彩度が感じられるもの。 B:濃度は十分だが、彩度が若干低く感じられるもの。 C:濃度も彩度も不十分であるもの。
【0089】(2)耐光性 プリンターに所定のインクを充填して、PPC用紙(キ
ヤノン製)及び光沢紙(PR−101;キヤノン製)に
評価(1)で用いたものと同様のベタ部を印字した後、
印字物を24時間自然乾燥させ、紫外線カットフィルタ
ーを装着したキセノンフェードメーターCi3000
(アトラス社製)にて(槽内温度35℃、相対湿度60
%)100時間曝露照射した。試験前後の印字物のベタ
部の濃度を反射濃度計マクベスRD−918(商品名:
マクベス社製)で測定し、濃度残存率を求め、下記基準
にて耐光性の評価をした。 A:濃度残存率が80%以上 B:濃度残存率が60%以上80%未満 C:濃度残存率が60%未満
ヤノン製)及び光沢紙(PR−101;キヤノン製)に
評価(1)で用いたものと同様のベタ部を印字した後、
印字物を24時間自然乾燥させ、紫外線カットフィルタ
ーを装着したキセノンフェードメーターCi3000
(アトラス社製)にて(槽内温度35℃、相対湿度60
%)100時間曝露照射した。試験前後の印字物のベタ
部の濃度を反射濃度計マクベスRD−918(商品名:
マクベス社製)で測定し、濃度残存率を求め、下記基準
にて耐光性の評価をした。 A:濃度残存率が80%以上 B:濃度残存率が60%以上80%未満 C:濃度残存率が60%未満
【0090】(3)コート紙印字の際の高温高湿滲み プリンターに所定のインクを充填して、光沢紙(PR−
101;キヤノン製)及び光沢フィルム(HG−20
1;キヤノン製)の2種類の被記録材に、マゼンタのベ
タパッチの中に白抜きの文字を含むパターンを印字し
た。得られた印字物を24時間自然乾燥させ、30℃/
80%RHの高温多湿の条件下に1週間放置し、白抜き
の文字部にマゼンタインクの滲みが生じているかを評価
した。 A:滲みがないもの B:僅かに滲みがあるもの C:滲みのあるもの
101;キヤノン製)及び光沢フィルム(HG−20
1;キヤノン製)の2種類の被記録材に、マゼンタのベ
タパッチの中に白抜きの文字を含むパターンを印字し
た。得られた印字物を24時間自然乾燥させ、30℃/
80%RHの高温多湿の条件下に1週間放置し、白抜き
の文字部にマゼンタインクの滲みが生じているかを評価
した。 A:滲みがないもの B:僅かに滲みがあるもの C:滲みのあるもの
【0091】
【表1】
【0092】上記表1からわかるように、一般式(I)
の第1の色材のみを含む比較例1のインクでは、PPC
用紙及び光沢紙における色調が十分に得られず、又、一
般式(II)の第2の色材のみ、又は、キサンテン系の染
料のみではPPC用紙及び光沢紙において十分な耐光性
が得られなかった。これに対し、実施例1〜4の、一般
式(I)の第1の色材と一般式(II)の第2の色材とを
共に含むインク、更にこれらに加えてキサンテン系の染
料を第3の色材として混合したインクは、これらのイン
クに使用した色材を夫々単独で使用したインクから予想
されるよりも、色調、耐光性が向上し、更に、コート紙
に印字し、高温多湿条件で長時間放置しておいてもイン
クが滲み出して印字品位を損なうことがなく、いずれの
評価項目に於いても良好であった。
の第1の色材のみを含む比較例1のインクでは、PPC
用紙及び光沢紙における色調が十分に得られず、又、一
般式(II)の第2の色材のみ、又は、キサンテン系の染
料のみではPPC用紙及び光沢紙において十分な耐光性
が得られなかった。これに対し、実施例1〜4の、一般
式(I)の第1の色材と一般式(II)の第2の色材とを
共に含むインク、更にこれらに加えてキサンテン系の染
料を第3の色材として混合したインクは、これらのイン
クに使用した色材を夫々単独で使用したインクから予想
されるよりも、色調、耐光性が向上し、更に、コート紙
に印字し、高温多湿条件で長時間放置しておいてもイン
クが滲み出して印字品位を損なうことがなく、いずれの
評価項目に於いても良好であった。
【0093】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
鮮明な色調を有し、各種の記録用紙に印字した際に優れ
た耐光性を長時間示し、更に、コート紙に印字し、高温
多湿条件で長時間放置しておいてもインクが滲み出して
印字品位を損なうことのない画像を提供し得るインク、
記録方法、記録ユニット、インクカートリッジ、インク
セット及び記録装置が提供される。
鮮明な色調を有し、各種の記録用紙に印字した際に優れ
た耐光性を長時間示し、更に、コート紙に印字し、高温
多湿条件で長時間放置しておいてもインクが滲み出して
印字品位を損なうことのない画像を提供し得るインク、
記録方法、記録ユニット、インクカートリッジ、インク
セット及び記録装置が提供される。
【図1】インクジェット記録装置のヘッド部の縦断面図
である。
である。
【図2】インクジェット記録装置のヘッド部の横断面図
である。
である。
【図3】インクジェット記録装置のヘッド部の外観斜視
図である。
図である。
【図4】インクジェット記録装置の一例を示す斜視図で
ある。
ある。
【図5】インクカートリッジの縦断面図である。
【図6】記録ユニットの斜視図である。
【図7】液体吐出ヘッドを搭載可能なインクジェットプ
リンタの一例の要部を示す概略斜視図である。
リンタの一例の要部を示す概略斜視図である。
【図8】液体吐出ヘッドを備えたインクジェットカート
リッジの一例を示す概略斜視図である。
リッジの一例を示す概略斜視図である。
【図9】液体吐出ヘッドの一例の要部を模式的に示す概
略斜視図である。
略斜視図である。
【図10】液体吐出ヘッドの一例の一部を抽出した概念
図である。
図である。
【図11】図10に示した吐出口の部分の拡大図であ
る。
る。
【図12】図11に示した吐出口の部分のインク付着状
態を示す模式図である。
態を示す模式図である。
【図13】図10における主要部の模式図である。
【図14】図13中のX−X矢視断面形状に対応し、図
15〜図21と共に液体吐出ヘッドの液体吐出動作を経
時的に説明するための概略断面図である。
15〜図21と共に液体吐出ヘッドの液体吐出動作を経
時的に説明するための概略断面図である。
【図15】図13中のX−X矢視断面形状に対応し、図
14及び図16〜図21と共に液体吐出ヘッドの液体吐
出動作を経時的に説明するための概略断面図である。
14及び図16〜図21と共に液体吐出ヘッドの液体吐
出動作を経時的に説明するための概略断面図である。
【図16】図13中のX−X矢視断面形状に対応し、図
14、図15及び図17〜図21と共に液体吐出ヘッド
の液体吐出動作を経時的に説明するための概略断面図で
ある。
14、図15及び図17〜図21と共に液体吐出ヘッド
の液体吐出動作を経時的に説明するための概略断面図で
ある。
【図17】図13中のX−X矢視断面形状に対応し、図
14〜図16及び図18〜図21と共に液体吐出ヘッド
の液体吐出動作を経時的に説明するための概略断面図で
ある。
14〜図16及び図18〜図21と共に液体吐出ヘッド
の液体吐出動作を経時的に説明するための概略断面図で
ある。
【図18】図13中のX−X矢視断面形状に対応し、図
14〜図17及び図19〜図21と共に液体吐出ヘッド
の液体吐出動作を経時的に説明するための概略断面図で
ある。
14〜図17及び図19〜図21と共に液体吐出ヘッド
の液体吐出動作を経時的に説明するための概略断面図で
ある。
【図19】図13中のX−X矢視断面形状に対応し、図
14〜図18、図20及び図21と共に液体吐出ヘッド
の液体吐出動作を経時的に説明するための概略断面図で
ある。
14〜図18、図20及び図21と共に液体吐出ヘッド
の液体吐出動作を経時的に説明するための概略断面図で
ある。
【図20】図13中のX−X矢視断面形状に対応し、図
14〜図19及び図21と共に液体吐出ヘッドの液体吐
出動作を経時的に説明するための概略断面図である。
14〜図19及び図21と共に液体吐出ヘッドの液体吐
出動作を経時的に説明するための概略断面図である。
【図21】図13中のX−X矢視断面形状に対応し、図
14〜図20と共に液体吐出ヘッドの液体吐出動作を経
時的に説明するための概略断面図である。
14〜図20と共に液体吐出ヘッドの液体吐出動作を経
時的に説明するための概略断面図である。
13:ヘッド 15:発熱ヘッド 21:インク 25:被記録材 28:発熱ヘッド 40:インク袋 44:インク吸収体 45:インクカートリッジ 61:ワイピング部材 65:記録ヘッド 66:キャリッジ 70:記録ユニット 71:ヘッド部 72:大気連通孔 832:吐出口 832a:起部 832b:伏部 931:電気熱変換素子(ヒータ、インク吐出エネルギ
ー発生素子) 933:インク供給口(開口部) 934:基板 935:オリフィスプレート(吐出口プレート) 935a:吐出口面 936:インク流路壁 936a:隔壁 940:吐出口部 1337:発泡室 1338:液流路 1141:溝 1141a:頂部 100:インクジェット記録ヘッド 101:気泡 102:メニスカス 1001:液体タンク 1006:移動駆動部 1008:ケーシング 1010:記録部 1010a:キャリッジ部材 1012:カートリッジ 1012Y、M、C、B:インクジェットカートリッジ 1014:ガイド軸 1016:ベルト 1018:モータ 1020:駆動部 1022a、1022b:ローラユニット 1024a、1024b:ローラユニット 1026:回復ユニット 1026a、1026b:プーリ 1028:用紙 1030:搬送装置 C:濡れインク FM:メニスカス後退方向 FC:メニスカス後退方向と反対方向 G:重心 I:インク Ia:主液滴(液体、インク) Ib、Ic:液体(インク) Id:溝部に付着したインク(溝内のインク) Ie:液流路内に残存しているインク L:液室(インク供給口)から吐出口に向かう線 N1:発泡室の幅寸法 N2:発泡室の長さ寸法 O:吐出口の中心 P:用紙の搬送方向 R:ベルトの回転方向 S:用紙の搬送方向と略直交する方向 w:隔壁の幅寸法
ー発生素子) 933:インク供給口(開口部) 934:基板 935:オリフィスプレート(吐出口プレート) 935a:吐出口面 936:インク流路壁 936a:隔壁 940:吐出口部 1337:発泡室 1338:液流路 1141:溝 1141a:頂部 100:インクジェット記録ヘッド 101:気泡 102:メニスカス 1001:液体タンク 1006:移動駆動部 1008:ケーシング 1010:記録部 1010a:キャリッジ部材 1012:カートリッジ 1012Y、M、C、B:インクジェットカートリッジ 1014:ガイド軸 1016:ベルト 1018:モータ 1020:駆動部 1022a、1022b:ローラユニット 1024a、1024b:ローラユニット 1026:回復ユニット 1026a、1026b:プーリ 1028:用紙 1030:搬送装置 C:濡れインク FM:メニスカス後退方向 FC:メニスカス後退方向と反対方向 G:重心 I:インク Ia:主液滴(液体、インク) Ib、Ic:液体(インク) Id:溝部に付着したインク(溝内のインク) Ie:液流路内に残存しているインク L:液室(インク供給口)から吐出口に向かう線 N1:発泡室の幅寸法 N2:発泡室の長さ寸法 O:吐出口の中心 P:用紙の搬送方向 R:ベルトの回転方向 S:用紙の搬送方向と略直交する方向 w:隔壁の幅寸法
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C056 EA05 FA03 FA10 FC02 HA24 JB04 JC10 JC14 KC14 2H086 BA02 BA03 BA53 BA55 BA62 4J039 BC40 BC50 BC54 BC79 BE01 BE02 BE06 BE08 EA35 GA24
Claims (17)
- 【請求項1】 下記一般式(I)で表される第1の色材
と下記一般式(II)で表される第2の色材と水性媒体と
を含有していることを特徴とするインク。 【化1】 (上記一般式(I)中、R1は、アルコキシ基、置換ア
ルコキシ基、アリール基又は置換アリール基を表し、R
2及びR4は、各々独立に、水素原子、アルキル基又は置
換アルキル基を表し、R3は、水素原子、アルキル基、
置換アルキル基、アルコキシ基、置換アルコキシ基、ア
リールオキシ基、置換アリールオキシ基又はハロゲン原
子を表す。X1は、カルボキシル基若しくはその塩、又
はスルホン酸基若しくはその塩を表す。nは、1又は2
を表す。) 【化2】 (上記一般式(II)中、Ar1、Ar2は、各々独立に、
アリール基又は置換アリール基であり、且つ、Ar1及
びAr2の少なくとも1つは、カルボキシル基若しくは
その塩、或いはスルホン酸基若しくはその塩の置換基を
有する。Mは、スルホン酸基の対イオンであり、水素原
子、アルカリ金属、アンモニウム及び有機アンモニウム
を表す。R5は、1,3,5−トリアジン、又は1,
3,5−トリアジン誘導体を表す。R6及びR7は、各々
独立に、水素原子、アルキル基、置換アルキル基、アル
ケニル基、置換アルケニル基、アラルキル基、置換アラ
ルキル基又は窒素原子Nとともにペルヒドロキシアジン
環を形成するに必要な原子群を表し、Lは、2価の有機
連結基である。) - 【請求項2】 更に、第3の色材としてC.I.Aci
d Red 52又はC.I.Acid Red 28
9の少なくとも一方を含む請求項1に記載のインク。 - 【請求項3】 インク中の全色材の量がインク全量に対
して0.1〜15.0重量%の範囲である請求項1又は
2に記載のインク。 - 【請求項4】 インク中の水の含有量がインク全量に対
して30〜95重量%の範囲である請求項1〜3のいず
れかに記載のインク。 - 【請求項5】 インクジェット記録に用いられるインク
である請求項1〜4のいずれかに記載のインク。 - 【請求項6】 インクを記録信号に応じてオリフィスか
ら吐出して被記録材に付着させる工程を有するインクジ
ェット記録方法において、上記インクが請求項5に記載
のインクであることを特徴とするインクジェット記録方
法。 - 【請求項7】 インクを記録信号に応じてオリフィスか
ら吐出して被記録材に付着させる工程に、インクに熱エ
ネルギーを作用させてオリフィスからインクを吐出させ
る過程を含む請求項6に記載のインクジェット記録方
法。 - 【請求項8】 インクが収容されているインク収容部及
び該インクを吐出させる為のヘッド部を具備している記
録ユニットにおいて、前記インクが請求項5に記載のイ
ンクであることを特徴とする記録ユニット。 - 【請求項9】 ヘッド部が、インクに熱エネルギーを作
用させてインクを吐出させるヘッドを具備している請求
項8に記載の記録ユニット。 - 【請求項10】 インクが収容されているインク収容部
を具備しているインクカートリッジにおいて、前記イン
クが請求項1〜4のいずれかに記載のインクであること
を特徴とするインクカートリッジ。 - 【請求項11】 イエロー、シアン及びブラックインク
から選ばれる少なくとも1色のインクと、マゼンタ色を
有する請求項1〜4のいずれかに記載のインクとが組み
合わされていることを特徴とするインクセット。 - 【請求項12】 インクを収容しているインク収容部及
び該インクを吐出させるためのヘッド部を有する記録ユ
ニットを具備しているインクジェット記録装置におい
て、前記インクが請求項5に記載のインクであることを
特徴とするインクジェット記録装置。 - 【請求項13】 ヘッド部が、インクに熱エネルギーを
作用させてインクを吐出させるヘッドを具備している請
求項12に記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項14】 インクを吐出するための記録ヘッド、
インクが収容されているインク収容部を有するインクカ
ートリッジ及び該インクカートリッジから記録ヘッドに
インクを供給するためのインク供給部を具備しているイ
ンクジェット記録装置において、前記インクが請求項5
に記載のインクであることを特徴とするインクジェット
記録装置。 - 【請求項15】 記録ヘッドが、インクに熱エネルギー
を作用させてインクを吐出させるヘッドを具備している
請求項14に記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項16】 イエロー、シアン及びブラックインク
から選ばれる少なくとも1色のインクジェット記録用の
インクと、マゼンタ色を有する請求項5に記載のインク
と、これらのインクを夫々吐出させる為の記録ヘッドと
を具備していることを特徴とするインクジェット記録装
置。 - 【請求項17】 記録ヘッドが、該インクに熱エネルギ
ーを作用させてインクを吐出させるヘッドを具備してい
る請求項16に記載のインクジェット記録装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000176136A JP2001354881A (ja) | 2000-06-12 | 2000-06-12 | インク、記録方法、記録ユニット、インクカートリッジ、インクセット及び記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
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