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JP2001341321A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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Publication number
JP2001341321A
JP2001341321A JP2000164596A JP2000164596A JP2001341321A JP 2001341321 A JP2001341321 A JP 2001341321A JP 2000164596 A JP2000164596 A JP 2000164596A JP 2000164596 A JP2000164596 A JP 2000164596A JP 2001341321 A JP2001341321 A JP 2001341321A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
receiver
opening
discharge
recording apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000164596A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidemi Kubota
秀美 久保田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2000164596A priority Critical patent/JP2001341321A/ja
Priority to US09/870,663 priority patent/US6663219B2/en
Publication of JP2001341321A publication Critical patent/JP2001341321A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 予備吐受け内に吐出されたインクが開口部か
ら漏出することを防止する。 【解決手段】 インクジェット記録装置のキャリッジ7
上には、記録ヘッド2とインクタンク3とからなるヘッ
ドユニット1が、吐出口面2aを上に向けた状態で搭載
されている。記録ヘッド2は、吐出口からインクを上向
きに吐出することにより、被記録媒体12の下面に画像
記録を行う。被記録媒体12に対する画像記録可能領域
の外には、記録ヘッド2のインク吐出性能の維持および
回復を図るために記録ヘッド2から予備吐出されたイン
クを受ける予備吐出受け6が配置されている。予備吐出
受け6は、予備吐出されたインクの入口となる開口部1
4を有し、開口部14の上方には、水平方向に対して傾
斜しかつ予備吐出受け6内に予備吐出されたインクが付
着するように配設された天井面16が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インク滴を被記録
媒体上に吐出して付着させることにより被記録媒体に記
録を行うインクジェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年のパーソナルコンピュータの発展に
伴って、アウトプットに位置づけられる記録技術にも著
しい技術革新が起こっている。中でもインクジェットに
より記録を行う技術は、文字のみならず、画像、特に写
真のような多階調、多色、高解像度を要求される画像の
出力装置として脚光を浴びている。
【0003】インクジェット記録装置は、画像情報に基
づき電気信号を作成し、電気力学系変換装置を介して、
通常多数並べられたノズルからオンデマンドに微少なイ
ンク滴を吐出し、紙その他の被記録媒体に付着させ、印
字または画像形成を行うものである。
【0004】インクジェット記録装置に備えられる記録
ヘッドは、通常、インクの吐出する方向が下向きになる
ように構成されている。これは、記録直後の被記録媒体
のインクに濡れた面が排紙部においてそれ以前に記録し
た被記録媒体に触れて、画像が汚れてしまうことを避け
る必要があるためである。また、インクが吐出する方向
を下向きに構成することには、記録装置が何らかのトラ
ブルに見舞われた際にはインクがノズルから重力で下方
に滴下するため、記録ヘッドの吐出口形成面や、ノズル
からのインク吐出を実現するための電気回路や接点等に
インクが付着することを防ぎ、大きなトラブルが発生し
てしまうことなどを避ける意味もある。
【0005】一方、下向きにインクを吐出させる構成の
記録ヘッドでは、記録動作中にインクが不用意に滴下し
ないように、ノズル内部のインク流路を大気圧よりも低
い圧力(いわゆる負圧)にする必要がある。負圧を発生
させる手段として、種々の方式のものが採用されてい
る。最も簡単なものとしては、記録ヘッドに柔軟かつ通
気性のないチューブを配設してこれをインク供給路と
し、チューブのもう一方の端にインク袋などを接続し、
それを記録装置内のインク吐出口よりも低い位置に置
き、負圧を発生させる方式のものがある。また、インク
吐出口を備えた記録ヘッドと、吐出すべきインクを多孔
質インク吸収部材に含浸させ負圧を発生させるインク貯
蔵部分とを一体化して設けたヘッドユニットをキャリッ
ジの上に交換可能に搭載した方式のものある。
【0006】しかし、いずれの方式のものでも欠点があ
る。前者の方式のものでは、記録装置をしばらく使用し
ないで放置していると、チューブ壁を透過した空気がチ
ューブ内部に気泡を作り、この気泡が記録動作すなわち
インク吐出動作に不具合を引き起こす。また、これを避
けるために記録動作前にチューブの体積分のインクをノ
ズルの吐出口から強制的に吸引して、チューブ内部の気
泡を取り除く必要がある。これは、インクが画像記録に
使用されず単にインク吐出動作の信頼性確保のためだけ
に浪費されることを意味する。
【0007】また、後者の方式のものは、インクを保持
するのに必要な毛細管力を発生する形状を有するウレタ
ンフォーム、ポリプロピレン繊維などの多孔質吸収体を
用いて簡易に負圧を発生させるものであるが、多孔質吸
収体は表面積が大きくなるため、多孔質吸収体からイン
クへの化学的な溶出物も多くなる等、さまざまの弊害も
ある。
【0008】下向きにインクを吐出する構成の記録装置
の欠点、とりわけ負圧を発生させる必要があるという煩
雑さを回避するためには、インクを上向きに吐出させる
上向き吐出型の記録装置を採用する必要に迫られる。さ
らには、たとえば被記録媒体の両面に同時に印字を行お
うとする場合には、下向きにインクを吐出する記録ヘッ
ドと上向きにインクを吐出する記録ヘッドとを備えて、
これらの記録ヘッドを用いて同時に記録を行う必要があ
る。上向き吐出型の記録装置を採用する場合には、記録
ヘッドの吐出口形成面が供給されるインクの液面よりも
上に配置されるため、負圧を発生するための特別の工夫
は何ら必要でなくなるが、逆に、上向き吐出型の記録装
置に特有の欠点を克服する必要が生ずる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上向き吐出型の記録装
置に特有な欠点の一つとして、下向き吐出型の記録装置
において用いられている予備吐出受けまたは空吐出受け
をそのまま用いることはできない、ということが挙げら
れる。
【0010】この予備吐出受け/空吐出受けは、記録動
作に先立って、被記録媒体に対する記録可能領域の外に
予め定められた位置において、記録ヘッドから吐出され
たインクを受け止め、それを廃インク処理系に送る機能
を有するものである。この構成が必要な理由はいくつか
あるが、特に、記録装置の使用を長い時間休止していた
ときにノズル内部において濃縮してしまったインクを排
出させることにある。
【0011】長期にわたって記録装置の使用を休止して
いた後に記録動作を行うと、ノズルの吐出口に近い濃縮
されたインクがまず最初に吐出し、次第にノズル内部、
さらにその後方のインク供給系からのインクが吐出する
ことになる。このとき記録される画像は、はじめの方は
色調が濃く、後になるほど本来のインクの色調となり、
濃度むらが発生する。特に、白地の被記録媒体に50
%,25%などの隣り合った一様なハーフトーンを記録
する場合には、はじめに濃い部分ができ、奥にゆくほど
薄くなるため、濃度むらが特に目についてしまう。
【0012】そこで、このような問題が生じるのを防ぐ
ために、上述のような予備吐出受けまたは空吐出受けを
用いて、ノズル内部の濃縮したインクを排出してから被
記録媒体に画像形成を行うことが通常行われている。
【0013】下向き印字型の記録装置では、予備吐受け
は開口部を上に向けた状態で記録ヘッドの下方に配置さ
れ、予備吐受け内に吐出されたインクは重力に従って下
方に落下して底部に溜められる。そのため、下向き吐出
型の記録装置では、記録ヘッドから吐出されたインクを
予備吐受け内に収容することに関しては何ら問題がな
く、廃インクを回収するためのドレインを設けておくこ
となど以外には、特別の工夫を必要としなかった。
【0014】一方、上向き吐出型の記録装置では、予備
吐受けは開口部を下に向けた状態で記録ヘッドの上方に
配置される。上向き吐出型の記録装置において、下向き
吐出型の記録装置における予備吐受けをそのまま用いた
場合には、予備吐受け内の天面に向けて吐出されたイン
クは、重力に従って天面から滴下したり壁面を伝って流
れ落ちてきて、再び開口部の方へ戻ってくることにな
る。開口部の方へ戻ってきたインクは、最悪の場合に
は、開口部から予備吐受けの外に落下して、記録ヘッド
の吐出口形成面や記録装置内を汚してしまうこととな
る。
【0015】本発明は上記の問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、予備吐受け内に吐出されたイン
クが開口部から漏出することを防止できるインクジェッ
ト記録装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のインクジェット記録装置は、吐出口からイ
ンクを重力に逆らって上向きに吐出して被記録媒体の下
面に画像記録を行う記録ヘッドから該記録ヘッドのイン
ク吐出性能の維持および回復を図るために予備吐出され
たインクを受ける予備吐出受けを備えたインクジェット
記録装置において、前記予備吐出受けは、前記予備吐出
されたインクの入口となる開口部を有し、前記予備吐出
受け内に予備吐出されたインクが前記開口部から前記予
備吐出受けの外に漏出することを防止するインク漏出防
止手段が前記開口部の上方に設けられていることを特徴
とする。
【0017】上記本発明のインクジェット記録装置によ
れば、記録ヘッドから開口部を通って予備吐出受け内に
予備吐出されたインクが、予備吐出受けの開口部から予
備吐出受けの外に漏出することが防止されるので、記録
ヘッドの吐出口形成面や記録装置内がインクによって汚
されてしまうことを防ぐことが可能になる。
【0018】また、インク漏出防止手段が、水平方向に
対して傾斜しかつ前記記録ヘッドから前記開口部を通っ
て前記予備吐出受け内に予備吐出されたインクが付着す
るように配設された天井部材からなる構成とすることが
好ましい。この構成によれば、予備吐出受け内に予備吐
出されて天井部材に付着したインクは、天井部材に沿っ
て重力によって下方へ流れ落ちる。そのため、予備吐出
されたインクを、開口部へ向かうことなく予備吐出受け
の外部に排出することが可能になる。
【0019】さらに、前記天井部材の前記インクが付着
する面には、前記天井部材の傾斜方向に沿って複数の溝
が形成されている構成としてもよい。これによれば、こ
の溝は毛細管力を発生するため、予備吐出されたインク
を捕集した後、インクを滴下させることなく天井部材に
沿って流すことができる。そのため、開口部からのイン
クの漏出をより確実に防ぐことが可能になる。
【0020】また、前記予備吐出受けの前記開口部の縁
の周囲には、上向きに突出した突出部が設けられている
構成とすることにより、予備吐出したインクが天井部材
から開口部の周囲にたとえ滴下したとしても、そのイン
クは突出部によって開口部の周囲に堰き止められるの
で、インクが開口部を通って予備吐出受けの外部に漏れ
出る心配がなくなる。
【0021】さらに、前記予備吐出受けの前記開口部の
縁の周囲にインク吸収体が設けられている構成とするこ
とにより、開口部からのインクの落下や漏出をより効果
的に防ぐことが可能になる。
【0022】さらには、前記予備吐出受けは収容したイ
ンクを前記予備吐出受けの外部に排出するためのインク
排出部を備えており、前記インク吸収体が前記インク排
出部まで連続して設けられている構成としてもよい。
【0023】また、前記記録ヘッドを搭載し前記被記録
媒体に対して走査されるキャリッジがさらに備えられ、
前記予備吐出受けは、前記被記録媒体に対する画像記録
可能領域の外に前記キャリッジによって移動された前記
記録ヘッドの吐出口面に対向する位置に配置されている
構成としてもよい。
【0024】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。
【0025】図1は、本発明のインクを上向きに吐出す
るように構成されたインクジェット記録装置の一実施形
態における主要な構成を示す図である。
【0026】図1に示すように、本実施形態のインクジ
ェット記録装置では、記録ヘッド2とこれに供給される
インクを収容するインクタンク3とからなるヘッドユニ
ット1を搭載するキャリッジ7が、後述する給紙ローラ
ー9および排紙ローラー8によって構成される被記録媒
体Mの搬送経路よりも下方に配置されている。ヘッドユ
ニット1は、被記録媒体12の下面にインクを吐出して
被記録媒体12に画像を形成するように、吐出口面2a
を上に向けた状態でキャリッジ7に搭載されている。
【0027】キャリッジ7は、2つの摺動軸11a,1
1bにより支持され、図示されていないキャリッジ駆動
モータによってタイミングベルト(不図示)を介して被
記録媒体12の搬送方向(図面の左右方向)に対して直
交する方向(図面に対して垂直な方向)に往復移動する
ように構成されている。また、キャリッジ7には回転軸
4aを中心として回転可能なヘッド固定レバー4が設け
られており、ヘッドユニット1を回転させながらキャリ
ッジ7に固定することにより、ヘッドユニット1をキャ
リッジ7に精度良く設置することが可能になっている。
【0028】なお、この2つの摺動軸11a,11b
は、キャリッジ7を支持しその走査方向を定めるととも
に、記録ヘッド2の吐出口面2aとこれに対向する被記
録媒体12との間の距離を規制し、被記録媒体12に対
する精度の高い画像形成を可能にするものである。
【0029】このインクジェット記録装置は、キャリッ
ジ7の移動に伴う記録ヘッド2の往復移動と被記録媒体
12の所定ピッチ毎の搬送とを交互に繰り返しながら、
記録ヘッド2の移動中に記録ヘッド2からインクを吐出
することにより、被記録媒体12の下面に1走査分ずつ
画像を形成する。
【0030】被記録媒体12の搬送方向に関してキャリ
ッジ7よりも上流側には、被記録媒体12を搬送する搬
送手段を構成する一対の給紙ローラ9が設けられてい
る。被記録媒体12は、記録装置に取り付けられたオー
トシートフィーダ(不図示)やカセット(不図示)か
ら、給紙ローラ9へ供給される。なお、給紙ローラ9
は、駆動ギヤ10を介して不図示の駆動手段によって駆
動される。
【0031】給紙ローラ9よりも被記録媒体12の搬送
方向下流側には、ガイド部材(不図示)が設けられてい
る。ガイド部材は、インク吐出口面2aに対向する箇所
での被記録媒体12の浮きやよれを防止し、インク吐出
口面2aが被記録媒体12に接触することを防ぐととも
に、インク吐出口面2aと被記録媒体12の下面との間
の距離を一定に保ち、被記録媒体のインク着弾位置を高
精度に維持するものである。
【0032】また、キャリッジ7よりも被記録媒体12
の搬送方向下流側には、一対の排紙ローラ8が設けられ
ている。被記録媒体12がこの排紙ローラ8に達する
と、その後は被記録媒体12は主に排紙ローラ8によっ
てさらに搬送され、記録ヘッド2により画像が形成され
た被記録媒体12は記録装置の外に排出される。
【0033】図2は、図1に示したヘッドユニットを示
す斜視図である。図2に示すように、ヘッドユニット1
は吐出口面2aにインクを吐出する複数のインク吐出口
が並べられており、吐出口面2aより上方、すなわち図
1の矢印Aに示す方向に向かってインク滴13を吐出し
て被記録媒体12の下面に画像を形成するように構成さ
れている。なお、図1に示すように、記録ヘッド2の下
部には、インクタンク3内のインクをノズルに供給する
インク供給パイプ5が設けられている。インク供給パイ
プ5は細い管からなり、毛細管力を利用してインクを吸
い上げて、インクを吐出口面2aへ供給している。ま
た、各ノズルの吐出口付近においては、重力によって生
じる負圧と表面張力とのバランスがとられることによ
り、インクのメニスカス面が形成される。
【0034】また、本実施形態のインクジェット記録装
置には、記録ヘッド2から吐出されたインクを受ける予
備吐出受け6が、記録ヘッド2から予備吐出されたイン
クの入口となる開口部14(図3参照)を下に向けた状
態で設けられている。
【0035】図3は、図1に示した予備吐出受けと、こ
の予備吐出受けの下方に移動されたヘッドユニットとを
示す斜視図である。なお、図3においては、予備吐出受
け6の開口部14を示すために、予備吐出受け6をその
一部を破断した状態で示している。
【0036】記録装置内において、予備吐出受け6は、
記録ヘッド2の被記録媒体12に対する記録可能領域の
外に配置されている。より詳細に説明すると、予備吐出
受け6は、摺動軸11a,11bに沿うキャリッジ7
(図1参照)の移動方向Bの終端部付近に設置されてお
り、キャリッジ7がこの終端部まで移動されたときに、
キャリッジ7に搭載されたヘッドユニット1の吐出口面
2aが予備吐出受け6の開口部14に対向するようにな
っている。
【0037】図4は図3に示した予備吐出受けおよびヘ
ッドユニットを示す断面図である。
【0038】本実施形態における予備吐出受け6は、開
口部14が設けられている面の上方に、ヘッドユニット
1から予備吐出されたインク滴20を受ける予備吐出受
け天井面16が設けられている。この天井面16は水平
方向に対して傾斜している。
【0039】ヘッドユニット1から開口部14を通って
予備吐出受け6内に吐出された予備吐出インク滴20
は、予備吐出受け天井面16に付着する。天井面16に
付着したインクは、傾斜した天井面16に沿って重力に
よって下方へ流れ落ち、予備吐出受け6の下部に設けら
れた、インクを予備吐出受け6の外部に排出するインク
排出部としての予備吐出受け底部21内に収集される。
予備吐出受け底部21内に収集されたインクは、予備吐
出受け底部21に接続された廃インク導路22を介して
吸引ポンプ15によって吸引され、廃インク溜め(不図
示)へ排出される。
【0040】このように、傾斜した予備吐出受け天井面
16は、インクが開口部14を通って予備吐出受け6の
外に漏出することを防止するインク漏出防止手段として
機能し、予備吐出されたインクは開口部14へ向かうこ
となく予備吐出受け6の外部へ排出されるので、予備吐
出されたインクが開口部14から漏出してヘッドユニッ
ト1や記録装置内を汚染することを防止することができ
る。
【0041】なお、本実施形態では予備吐出受け底部2
1内の廃インクを吸引ポンプ15を用いて強制的に排出
するように構成されているが、吸引ポンプ15を用いず
に重力のみで自然に排出される構成としてもよい。ま
た、予備吐出受け底部21の体積が必要量確保できるの
であれば、廃インク導路22は必ずしも必要ではなく、
予備吐出受け底部21を廃インク溜めに直接接続しても
よい。
【0042】また、本実施形態において用いられる記録
ヘッド2は、吐出口からインクを重力に逆らって上向き
に吐出できるものであればよく、その吐出方法は任意で
ある。したがってインクを吐出させる方法としては、例
えば、ヒータ等の電気熱変換体を用いてインクに膜沸騰
を起こしその圧力衝撃でインクを吐出させる、いわゆる
バブルジェット(登録商標)方式のものであっても、あ
るいは、ピエゾ素子などの電気力学系変換体を用いてノ
ズル内部の所定の場所の体積を収縮させ、その体積変化
や圧力変化をもってインクを吐出させる、いわゆるピエ
ゾ式インクジェット方式のものであってもよい。
【0043】また、上記では被記録媒体12の搬送方向
(副走査方向)と交差する方向に記録ヘッド2を走査さ
せるシリアルスキャン方式を採るシリアルタイプのイン
クジェット記録装置を例に挙げて説明した。しかし、本
実施形態のインクジェット記録装置はシリアルタイプの
ものに限られず、被記録媒体12に一括して1行分の記
録を行った後、所定量の紙送り(ピッチ搬送)を行い、
さらに、次の行の記録を一括して行うという動作を繰り
返すことにより被記録媒体12全体に画像記録を行う、
いわゆるラインタイプのインクジェット記録装置であっ
てもよい。
【0044】(変形例)次に、上記に説明した予備吐出
受けの種々の変形例について、図面を参照して説明す
る。
【0045】<第1の変形例>図5は、図3等に示した
予備吐出受けの第1の変形例と、その下方に配置された
ヘッドユニットとを示す断面図である。本変形例では、
予備吐出受け天井面16が図4に示した例よりも長く形
成されており、天井面16の低い方の端部が、予備吐出
受け6の開口部14が形成されている面よりも高さhだ
け低い位置に設けられている。
【0046】このようにすることにより、天井面16の
低い方の端部から予備吐出受け6の開口部14が形成さ
れている面の上にインクが滴下することが防止されるの
で、天井面16に予備吐出したインクが開口部14に向
かうことをより確実に回避することができる。
【0047】<第2の変形例>図6は図3等に示した予
備吐出受けの第2の変形例と、その下方に配置されたヘ
ッドユニットとを示す斜視図、図7は図6に示した予備
吐出受けとヘッドユニットとを示す断面図である。
【0048】本変形例では、予備吐出受け6の開口部1
4の周囲に、予備吐出受け6の空洞内側に向かって、突
出部としての開口部つば17が設けられている。これに
より、予備吐出したインク滴20が天井面16から開口
部14の周囲に滴下したとしても、そのインクはつば1
7によって開口部14の周囲に堰き止められるので、イ
ンクが開口部14を通って予備吐出受け6の外部に漏れ
出る心配はない。なお、開口部14の幅Wはできる限り
狭い方が望ましいが、この幅Wは天井面16までの距
離、天井面16の傾斜角度、つば17の高さ、インクの
吐出速度などを考慮して適宜設定される。なお、これら
の寸法、形状は設計事項である。
【0049】<第3の変形例>図8は、図3等に示した
予備吐出受けの第3の変形例と、その下方に配置された
ヘッドユニットとを示す断面図である。本変形例におけ
る予備吐出受け天井面23は、開口部14の上方の中央
部で傾斜部が2つに分けられており、三角屋根型に形成
されている。
【0050】予備吐出されたインク滴20は、被記録媒
体に画像を形成するときよりも長い時間飛翔するため、
吐出方向がばらつく。そのため、天井面が例えば図4に
示す形態の場合には、図示左方向に吐出したインク滴
は、天井面16に付着せずに予備吐出受け6の左側面で
跳ね返ること等により、開口部14に向かって落下して
くる場合がある。
【0051】一方、本変形例によれば、天井面23の傾
斜部が開口部14の上方の中央部で2つに分けられ、両
方の傾斜部が下方に向かって傾斜しているので、インク
の吐出方向がばらついた場合でも、天井面23にインク
滴20を良好に付着させることができる。そのため、本
変形例によれば、インクが開口部14に直接向かって落
下することを回避することができ、また、天井面23は
インクが付着される面積が増すことから、天井面23に
保持されるインクの量も増え、開口部14からのインク
の漏出をより確実に防ぐことができる。
【0052】なお、本変形例では、開口部14の周囲に
前述の開口部つば17が設けられていることが好まし
い。
【0053】<第4の変形例>図9は、図3等に示した
予備吐出受けの第4の変形例と、その下方に配置された
ヘッドユニットとを示す断面図である。本変形例におけ
る予備吐出受け天井面23も、図8に示したものと同様
に、開口部14の上方の中央部で傾斜部が2つに分けら
れており、三角屋根型に形成されている。さらに、本変
形例では、予備吐出受け6の開口部14が形成されてい
る面の上、および、予備吐出受け底部21内に、ポリウ
レタン等の素材からなる多孔質吸収体18が設けられて
いる。なお、予備吐出受け6の開口部14が形成されて
いる面上のうち、開口部14の上方の領域には、多孔質
吸収体18は設けられていない。また、本変形例では、
開口部14の周囲に開口部つば(図8等参照)は設けら
れていない。
【0054】この吸収体18は、毛細管力により負圧を
発生し、その内部にインクを吸収することができるもの
である。そのため、開口部14からのインクの落下や漏
出をより効果的に防ぐことができる。なお、吸収体18
に発生する負圧は極端に大きい必要はなく、開口部14
からのインクの漏出を防止できる程度の負圧であればよ
い。本変形例では、吸収体18が予備吐出受け底部21
内まで満たされているため、開口部14からインクの漏
出はほとんど起こらない。
【0055】なお、開口部14からのインクの漏出をよ
り確実に防ぐために、本変形例においても、図10に示
すように開口部14の周囲に開口部つば17を設けても
よい。
【0056】<第5の変形例>図11は、図4や図8に
示した予備吐出受け天井面の、C−C’線における断面
図である。上記各変形例における予備吐出受け天井面1
6,23は、インクを受ける面が平面に形成されてい
る。これに対し本変形例の天井面16’,23’は、図
11に示すように、天井面の傾いている方向に沿って複
数の細溝19が刻まれている。
【0057】この細溝19は毛細管力を発生するため、
ヘッドユニット1から吐出されたインク滴20を捕集し
た後、インクを下方に滴下させることなく天井面に沿っ
て流すことができる。そのため、開口部14からのイン
クの落下および漏出をより確実に防ぐことが可能にな
る。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のインクジ
ェット記録装置は、吐出口からインクを上向きに吐出す
る記録ヘッドから予備吐出されたインクを受ける予備吐
出受けが、予備吐出されたインクの入口となる開口部を
有し、予備吐出受け内に予備吐出されたインクが開口部
から予備吐出受けの外に漏出することを防止するインク
漏出防止手段を開口部の上方に備えているので、予備吐
出受けの開口部から予備吐出受けの外にインクが漏出す
ることを防止でき、記録ヘッドの吐出口形成面や記録装
置内がインクによって汚されてしまうことを防ぐことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクジェット記録装置の一実施形態
における主要な構成を示す図である。
【図2】図1に示したヘッドユニットを示す斜視図であ
る。
【図3】図1に示した予備吐出受けと、この予備吐出受
けの下方に移動されたヘッドユニットとを示す斜視図で
ある。
【図4】図3に示した予備吐出受けおよびヘッドユニッ
トを示す断面図である。
【図5】図3等に示した予備吐出受けの第1の変形例と
ヘッドユニットとを示す断面図である。
【図6】図3等に示した予備吐出受けの第2の変形例と
ヘッドユニットとを示す斜視図である。
【図7】図6に示した予備吐出受けとヘッドユニットと
を示す断面図である。
【図8】図3等に示した予備吐出受けの第3の変形例と
ヘッドユニットとを示す断面図である。
【図9】図3等に示した予備吐出受けの第4の変形例と
ヘッドユニットとを示す断面図である。
【図10】図9に示した予備吐出受けの他の例とヘッド
ユニットとを示す断面図である。
【図11】図4や図8に示した予備吐出受け天井面の、
C−C’線における断面図である。
【符号の説明】
1 ヘッドユニット 2 記録ヘッド 2a 吐出口面 3 インクタンク 4 ヘッド固定レバー 5 インク供給パイプ 6 予備吐出受け 7 キャリッジ 8 排紙ローラ 9 給紙ローラ 10 駆動用ギア 11a,11b 摺動軸 12 被記録媒体 13 インク滴 14 開口部 15 吸引ポンプ 16,23,16’,23’ 予備吐出受け天井面 17 開口部つば 18 吸収体 19 細溝 20 予備吐出インク滴 21 予備吐出受け底部 22 廃インク導路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吐出口からインクを重力に逆らって上向
    きに吐出して被記録媒体の下面に画像記録を行う記録ヘ
    ッドから該記録ヘッドのインク吐出性能の維持および回
    復を図るために予備吐出されたインクを受ける予備吐出
    受けを備えたインクジェット記録装置において、 前記予備吐出受けは、前記予備吐出されたインクの入口
    となる開口部を有し、前記予備吐出受け内に予備吐出さ
    れたインクが前記開口部から前記予備吐出受けの外に漏
    出することを防止するインク漏出防止手段が前記開口部
    の上方に設けられていることを特徴とするインクジェッ
    ト記録装置。
  2. 【請求項2】 インク漏出防止手段が、水平方向に対し
    て傾斜しかつ前記記録ヘッドから前記開口部を通って前
    記予備吐出受け内に予備吐出されたインクが付着するよ
    うに配設された天井部材からなる、請求項1に記載のイ
    ンクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 前記天井部材の前記インクが付着する面
    には、前記天井部材の傾斜方向に沿って複数の溝が形成
    されている、請求項2に記載のインクジェット記録装
    置。
  4. 【請求項4】 前記予備吐出受けの前記開口部の縁の周
    囲には、上向きに突出した突出部が設けられている、請
    求項1から3のいずれか1項に記載のインクジェット記
    録装置。
  5. 【請求項5】 前記予備吐出受けの前記開口部の縁の周
    囲にインク吸収体が設けられている、請求項1から4の
    いずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  6. 【請求項6】 前記予備吐出受けは収容したインクを前
    記予備吐出受けの外部に排出するためのインク排出部を
    備えており、前記インク吸収体が前記インク排出部まで
    連続して設けられている、請求項5に記載のインクジェ
    ット記録装置。
  7. 【請求項7】 前記記録ヘッドを搭載し前記被記録媒体
    に対して走査されるキャリッジがさらに備えられ、 前記予備吐出受けは、前記被記録媒体に対する画像記録
    可能領域の外に前記キャリッジによって移動された前記
    記録ヘッドの吐出口面に対向する位置に配置されてい
    る、請求項1から6のいずれか1項に記載のインクジェ
    ット記録装置。
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