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JP2001236960A - 二次電源の製造方法 - Google Patents

二次電源の製造方法

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Publication number
JP2001236960A
JP2001236960A JP2000044810A JP2000044810A JP2001236960A JP 2001236960 A JP2001236960 A JP 2001236960A JP 2000044810 A JP2000044810 A JP 2000044810A JP 2000044810 A JP2000044810 A JP 2000044810A JP 2001236960 A JP2001236960 A JP 2001236960A
Authority
JP
Japan
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secondary power
carbon material
power supply
negative electrode
carbon
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP2000044810A
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English (en)
Inventor
Manabu Tsushima
学 對馬
Takeshi Morimoto
剛 森本
Isamu Kuruma
勇 車
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Glass Co Ltd filed Critical Asahi Glass Co Ltd
Priority to JP2000044810A priority Critical patent/JP2001236960A/ja
Publication of JP2001236960A publication Critical patent/JP2001236960A/ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

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  • Carbon And Carbon Compounds (AREA)
  • Electric Double-Layer Capacitors Or The Like (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)
  • Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】高耐電圧、高容量、かつ急速充放電サイクル特
性に優れた二次電源の提供。 【解決手段】リチウムイオンを吸蔵、脱離しうる炭素材
料を、芳香族炭化水素をエーテル系溶媒に溶解した溶液
にリチウム金属を溶解した溶液で処理することによりエ
ッジ面を増大させた炭素材料を主体とする負極と、活性
炭主体の正極と、リチウム塩を含む有機電解液とを有す
る二次電源。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐電圧が高く、容
量が大きく、急速充放電サイクル信頼性の高い二次電源
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電気二重層キャパシタの電極に
は、正極、負極ともに活性炭を主体とする分極性電極が
使用されている。電気二重層キャパシタの耐電圧は、水
系電解液を使用すると1.2V、有機系電解液を使用す
ると2.5〜3.3Vである。電気二重層キャパシタの
エネルギは耐電圧の2乗に比例するので、耐電圧の高い
有機電解液の方が水系電解液より高エネルギである。し
かし、有機電解液を使用した電気二重層キャパシタでも
そのエネルギ密度は鉛蓄電池等の二次電池の1/10以
下であり、さらなるエネルギ密度の向上が必要とされて
いる。
【0003】これに対し、特開昭64−14882に
は、活性炭を主体とする電極を正極とし、X線回折によ
る[002]面の面間隔が0.338〜0.356nm
である炭素材料にあらかじめリチウムイオンを吸蔵させ
た電極を負極とする上限電圧3Vの二次電源が記載され
ている。また、特開平8−107048には、リチウム
イオンを吸蔵、脱離しうる炭素材料にあらかじめ化学的
方法又は電気化学的方法でリチウムイオンを吸蔵させた
炭素材料を負極に用いる電池が記載されている。また、
特開平9−55342には、リチウムイオンを吸蔵、脱
離しうる炭素材料をリチウムと合金を形成しない多孔質
集電体に担持させる負極を有する、上限電圧4Vの二次
電源が提案されている。しかしこれらの二次電源は、負
極の炭素材料にあらかじめリチウムイオンを吸蔵させる
工程を必要とする問題があった。
【0004】また、電気二重層キャパシタ以外に大電流
充放電可能な電源にはリチウムイオン二次電池がある。
リチウムイオン二次電池は電気二重層キャパシタに比べ
て高電圧かつ高容量であるが、抵抗が高く、急速充放電
サイクルによる寿命が電気二重層キャパシタに比べ著し
く短い問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、急速
充放電が可能で高耐電圧かつ高容量でエネルギ密度が高
く、充放電サイクル信頼性の高い二次電源の製造方法を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、活性炭を主体
とする正極と、リチウムイオンを吸蔵、脱離しうる炭素
材料を主体とする負極と、リチウム塩を含む有機電解液
とを有する二次電源の製造方法において、負極の主体と
される前記炭素材料は、エーテル系溶媒に芳香族炭化水
素を溶解した溶液とリチウム金属とを反応させて得られ
た溶液によりリチウムイオンを吸蔵、脱離しうる炭素材
料を処理することにより得ることを特徴とする二次電源
の製造方法を提供する。
【0007】
【発明の実施の形態】本明細書において、リチウムイオ
ンを吸蔵、脱離しうる炭素材料を主体とする負極と集電
体とを接合して一体化させたものを負極体という。正極
体についても同様の定義とする。また、二次電池も電気
二重層キャパシタも二次電源の1種であるが、本明細書
では、正極を活性炭を主体とし、負極をリチウムイオン
を吸蔵、脱離しうる炭素材料を主体とする特定の構成の
二次電源を単に二次電源という。
【0008】リチウム金属は、エーテル系溶媒に芳香族
炭化水素を溶解させた溶液に溶解できる。この場合、前
記溶液とリチウム金属が反応して、芳香族炭化水素とリ
チウムイオンが錯体を形成していると考えられている。
充分に水分の少ない環境で、この溶液にリチウムイオン
を吸蔵、脱離しうる炭素材料を加えて撹拌すると、上記
錯体からリチウムイオンのみが炭素材料に吸蔵されると
考えられる。炭素材料を加えてから好ましくは1〜24
時間ほど撹拌して充分に反応させて、溶媒を除去する
と、上記溶液に加える前の炭素材料とは性質の異なった
炭素材料を得ることができる。以下、本明細書では、上
記溶液に加える前の炭素材料を未処理炭素、上記溶液中
で反応させた後の炭素材料を処理後炭素という。
【0009】処理後炭素をラマン分光法で測定すると、
1360cm-1の強度I1360と1580cm-1の強度I
1580の比R=I1360/I1580が未処理炭素より大きくな
り、表面構造の変化が認められる。強度比Rは、大きい
ほど黒鉛のエッジ面が相対的に多く、小さいほどベーサ
ル面が多いことを示すので、上記処理により黒鉛のエッ
ジ面が増えている。リチウムイオンが吸蔵、脱離するサ
イトはエッジ面であるため、エッジ面が増えることによ
り大電流放電に適した炭素材料になると考えられる。
【0010】上記の処理により得られる処理後炭素を本
発明の負極炭素材料として使用する場合、処理後炭素の
ラマンスペクトルにおける1360cm-1の強度I1360
と1580cm-1の強度I1580の比R1と未処理炭素の
ラマンスペクトルにおける1360cm-1の強度I1360
と1580cm-1の強度I1580の比R2とは、その差Δ
R=R1−R2が0.05〜0.6であることが好まし
い。ΔRが0.05未満であると処理効果が現れにく
く、大電流放電特性が向上しにくい。0.6を超える
と、エッジ面が増えすぎて容量が低下する。より好まし
くはΔRは0.1〜0.4である。
【0011】本発明において使用する未処理炭素の強度
比R2は、0.06〜0.15、特に0.08〜0.1
2であることが好ましい。R2がこの範囲の未処理炭素
を使用し、上記処理によりR1が0.2〜0.4の処理
後炭素を得ると、該処理後炭素を負極に用いた二次電源
は大電流放電特性に優れ容量が大きくなる。
【0012】エーテル系溶媒は特に限定されないが、テ
トラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、
2,5−ジメチルテトラヒドロフラン、ジメトキシメタ
ン、1,2−ジエトキシエタン、1,2−ジブトキシエ
タン、1,2−ジメトキシエタン、1,2−ジエトキシ
エタン、1,2−ジメトキシプロパン、1−メトキシブ
タン、ジエチルエーテル、ジメチルエーテル及びエチル
メチルエーテルからなる群から選ばれる1種以上を含む
ことが好ましい。
【0013】芳香族炭化水素としては縮合多環式炭化水
素が好ましく、なかでもナフタレン、ピレン、アントラ
セン、ナフタセン、フェナントレン、1,2−ベンゾピ
レン及び4,5−ベンゾピレンからなる群から選ばれる
1種以上が好ましい。上記エーテル系溶媒にこれらの芳
香族炭化水素は溶解でき、得られた溶液にリチウム金属
を溶解させることができる。そして、リチウム金属が溶
解した溶液に未処理炭素を浸漬させると、未処理炭素に
リチウムイオンを容易に吸蔵できる。
【0014】一般に、リチウムイオン二次電池の場合
は、正極はリチウム含有遷移金属酸化物を主体とする電
極、負極はリチウムイオンを吸蔵、脱離しうる炭素材料
を主体とする電極であり、充電によりリチウムイオンが
正極のリチウム含有遷移金属酸化物から脱離し、負極の
リチウムイオンを吸蔵、脱離しうる炭素材料へ吸蔵さ
れ、放電により負極からリチウムイオンが脱離し、正極
にリチウムイオンが吸蔵される。したがって、本質的に
は電解液中のリチウムイオンは電池の充放電に関与しな
い。
【0015】一方、本発明の二次電源は、充電により電
解液中のアニオンが正極の活性炭に吸着し、電解液中の
リチウムイオンが負極のリチウムイオンを吸蔵、脱離し
うる炭素材料へ吸蔵される。そして放電により負極から
リチウムイオンが脱離し、正極では前記アニオンが脱着
される。すなわち、本発明の二次電源では充放電に電解
液の溶質が本質的に関与しており、リチウムイオン電池
とは充放電の機構が異なっている。また、リチウムイオ
ン二次電池のように正極活物質自体にリチウムイオンが
吸蔵、脱離することがないため、本発明の二次電源は充
放電サイクル信頼性に優れている。
【0016】正極を活性炭、負極をリチウムイオンを吸
蔵、脱離しうる炭素材料を主体として用いた二次電源で
は、電解液に溶解しているイオンが充放電に関与する。
したがって、電解液の溶質濃度が低い場合には充分に充
電できなくなるおそれがある。電解液の溶質濃度として
は0.5〜2.0モル/L、特に0.75〜1.5モル
/Lが好ましい。
【0017】本発明の二次電源では、1度目の充放電サ
イクルにおける負極のサイクル効率は必ずしも100%
ではなく、吸蔵されたリチウムイオンで脱離しないもの
もある。その場合、電解液中のリチウムイオン濃度が減
少し、次の充電から充分に充電できないおそれがあるの
で、正極にリチウム含有遷移金属酸化物を添加して特性
劣化を防ぐことが好ましい。この方法により、負極から
脱離できないリチウムイオンを補うことができる。この
場合、正極中に含まれるリチウム含有遷移金属酸化物
は、正極全質量の0.1〜20%、特に3〜15%が好
ましい。0.1%未満ではその効果が小さく、一方、2
0%超ではリチウム含有遷移金属酸化物の容量が大きい
ため、活性炭電極の特徴の高出力かつ高信頼性という二
次電源性能が得られなくなる。
【0018】上記リチウム含有遷移金属酸化物として
は、V、Mn、Fe、Co、Ni、Zn及びWからなる
群から選ばれる1種以上の遷移金属とリチウムとの複合
酸化物が好ましい。特に、Mn、Co及びNiからなる
群から選ばれる1種以上とリチウムとの複合酸化物が好
ましく、なかでもLixCoyNi(1-y)2又はLiz
24(ただし、0<x<2、0≦y≦1、0<z<
2。)で表される化合物が好ましい。
【0019】本発明において、正極に含まれる活性炭
は、比表面積が800〜3000m2/gであることが
好ましい。活性炭の原料、賦活条件は限定されないが、
例えば原料としてはやしがら、フェノール樹脂、石油コ
ークス等が挙げられ、賦活方法としては水蒸気賦活法、
溶融アルカリ賦活法等が挙げられる。本発明では特に、
水蒸気賦活したやしがら系活性炭又は水蒸気賦活したフ
ェノール樹脂系活性炭が好ましい。また、正極の抵抗を
低くするために、正極中に導電材として導電性のカーボ
ンブラック又は黒鉛を含ませておくのも好ましく、この
とき導電材は正極全質量の0.1〜20%含まれること
が好ましい。
【0020】正極体の作製方法としては、例えば活性炭
粉末にバインダとしてポリテトラフルオロエチレンを混
合し、混練した後シート状に成形して正極とし、これを
集電体に導電性接着剤を用いて固定する方法がある。ま
た、バインダとしてポリフッ化ビニリデン、ポリアミド
イミド、ポリイミド等を用い、これらを溶媒に溶解した
溶液に活性炭粉末を分散させ、この液をドクターブレー
ド法等によって集電体上に塗工し、乾燥して得てもよ
い。正極中に含まれるバインダの量は、正極体の強度と
容量等の特性とのバランスから、正極全質量の1〜20
%であることが好ましい。
【0021】本発明における未処理炭素は、X線回折の
測定による[002]面の面間隔が0.335〜0.4
10nmであることが好ましい。面間隔が0.410n
m超の炭素材料は充放電サイクルにおいて劣化しやす
い。具体的には石油コークス、メソフェーズピッチ系炭
素材料又は気相成長炭素繊維を800〜3000℃で熱
処理した材料、天然黒鉛、人造黒鉛、難黒鉛性炭素材料
等が挙げられる。本発明ではこれらの材料はいずれも好
ましく使用できる。なかでも[002]面の面間隔が
0.335〜0.337nmの難黒鉛性炭素材料や、天
然黒鉛又は易黒鉛性炭素を2800℃以上で熱処理した
[002]面の面間隔が0.335〜0.337nmの
材料は、リチウムイオン吸蔵、脱離の電位が低く好まし
い。
【0022】本発明における負極体は、正極体同様ポリ
テトラフルオロエチレンをバインダとして処理後炭素と
混練してシート状に成形し、導電性接着剤を用いて集電
体に接着させて得られる。また、ポリフッ化ビニリデ
ン、ポリアミドイミド又はポリイミドをバインダとし、
バインダとなる樹脂又はその前駆体を有機溶媒に溶解さ
せた溶液に処理後炭素を分散させ、集電体に塗工し、乾
燥させて得る方法もある。
【0023】集電体に液を塗工して負極体を得る方法に
おいて、バインダとなる樹脂又はその前駆体を溶解させ
る溶媒は限定されないが、バインダを構成する樹脂又は
その前駆体を容易に溶解でき、入手も容易であることか
らN−メチル−2−ピロリドン(以下、NMPという)
が好ましい。ここで、ポリアミドイミドの前駆体又はポ
リイミドの前駆体とは、加熱することにより重合してそ
れぞれポリアミドイミド又はポリイミドとなるものをい
う。
【0024】上に挙げたバインダは、加熱することによ
り硬化し、耐薬品性、機械的性質、寸法安定性に優れ
る。熱処理の温度は200℃以上であることが好まし
い。200℃以上であれば、ポリアミドイミドの前駆体
又はポリイミドの前駆体であっても通常重合して、それ
ぞれポリアミドイミド又はポリイミドとなる。また、熱
処理する雰囲気は窒素、アルゴン等の不活性雰囲気又は
133Pa以下の減圧下が好ましい。ポリアミドイミド
又はポリイミドは、本発明で使用される有機電解液に対
する耐性があり、また負極から水分を除去するために3
00℃程度の高温加熱又は減圧下の加熱をしても充分耐
性がある。
【0025】本発明における有機電解液に含まれるリチ
ウム塩は、LiPF6、LiBF4、LiClO4、Li
N(SO2CF32、CF3SO3Li、LiC(SO2
3 3、LiAsF6及びLiSbF6からなる群から選
ばれる1種以上が好ましい。溶媒はエチレンカーボネー
ト、プロピレンカーボネート、ブチレンカーボネート、
ジメチルカーボネート、エチルメチルカーボネート、ジ
エチルカーボネート、スルホラン及び1,2−ジメトキ
シエタンからなる群から選ばれる1種以上が好ましい。
これらのリチウム塩と溶媒とからなる電解液は耐電圧が
高く、電気伝導度も高い。
【0026】
【実施例】次に、実施例(例1〜5)及び比較例(例
6、7)により本発明をさらに具体的に説明するが、本
発明はこれらにより限定されない。
【0027】[例1]フェノール樹脂を原料として水蒸
気賦活法によって得られた比表面積2000m2/gの
活性炭、導電性カーボンブラック、及びバインダとして
のポリテトラフルオロエチレンの質量比で8:1:1の
混合物をエタノールを加えて混練し、圧延した後、20
0℃で2時間真空乾燥して電極シートを得た。この電極
シートから大きさ6cm×3cm、厚さ150μmの電
極を得て、ポリアミドイミドをバインダとする導電性接
着剤を用いてアルミニウム箔に接合し、減圧下で300
℃で2時間熱処理し、正極体とした。
【0028】次に、アルゴン雰囲気の露点−60℃のグ
ローブボックス中で1,2−ジメトキシエタン20mL
にナフタレンを1.0g溶解し、この溶液にリチウム金
属箔を100mg加えて撹拌し、リチウム金属を溶解さ
せた。その後、リチウムイオンを吸蔵、脱離できる材料
である、2800℃で熱処理したメソカーボンマイクロ
ビーズ(大阪ガス社製、以下MCMBという。)5.0
gを加え密閉容器にて24時間撹拌した。これを、空気
中にてろ過し、200℃で乾燥した。ラマン分光法によ
る1360cm-1の強度I1360と1580cm-1の強度
1580の比R=I1360/I1580が、未処理炭素はR2
0.14であったのに対して、処理後炭素はR1=0.
32であった。すなわち、ΔR=R1−R2=0.18で
あった。
【0029】気相成長炭素繊維(以下、VGCFとい
う。)を黒鉛化したものと上記処理後炭素とを、NMP
にポリフッ化ビニリデンを溶解させた溶液に分散させ、
この液を銅からなる集電体に塗布して乾燥し、負極体を
得た。負極中の処理後炭素:黒鉛化VGCF:ポリフッ
化ビニリデンは質量比で8:1:1であった。この負極
体をさらにロールプレス機でプレスしたところ、得られ
た負極は、大きさが6cm×3cm、負極層の厚さが1
5μmであった。
【0030】露点が−60℃以下のアルゴングローブボ
ックス中で、上記のように得られた正極体と負極体をポ
リプロピレン製のセパレータを介して対向させ、1モル
/LのLiBF4をエチレンカーボネートとジエチルカ
ーボネートとの混合溶媒(体積比で50:50)に溶解
した溶液に充分な時間含浸させて二次電源を得た。露点
が−60℃以下のアルゴングローブボックス中で、この
二次電源の初期容量を測定後、充放電電流180mAで
4.2Vから2.75Vまでの範囲で充放電サイクルを
行い、3000サイクル後の容量を測定し、容量変化率
を算出した。結果を表1に示す。
【0031】[例2]リチウムを溶解させる溶液の溶媒
として、2−メチルテトラヒドロフランを用いた以外は
例1と同様にしてMCMBを処理した。処理後炭素は、
ラマン分光法による1360cm-1の強度I1360と15
80cm-1の強度I1580の比R1=0.28であった。
すなわち、R=R1−R2=0.14であった。これを用
いて例1と同様な方法で負極体を作製し、例1と同様に
して二次電源を作製し、例1と同様に評価した。結果を
表1に示す。
【0032】[例3]リチウムを溶解させる溶液の溶媒
として、ジエチルエーテルを用いた以外は例1と同様に
してMCMBを処理した。R1=0.30であった。す
なわち、ΔR=R1−R2=0.16であった。これを用
いて例1と同様な方法で負極体を作製し、例1と同様に
して二次電源を作製し、例1と同様に評価した。結果を
表1に示す。
【0033】[例4]リチウムを溶解させる溶液の溶媒
として、テトラヒドロフランを用いた以外は例1と同様
にしてMCMBを処理した。R1=0.31であった。
すなわち、ΔR=R1−R2=0.17であった。これを
用いて例1と同様な方法で負極体を作製し、例1と同様
にして二次電源を作製し、例1と同様に評価した。結果
を表1に示す。
【0034】[例5]リチウムイオンを吸蔵、脱離しう
る炭素材料として天然黒鉛(LB−CG、R 2=0.1
3、日本黒鉛社製)を用いた以外は、例1と同様にして
炭素材料を処理した。R1=0.33であった。すなわ
ち、ΔR=R1−R2=0.16であった。これを用いて
例1と同様な方法で負極体を作製し、例1と同様にして
二次電源を作製し、例1と同様に評価した。結果を表1
に示す。
【0035】[例6]リチウムイオンを吸蔵、脱離する
炭素材料として、例1と同じ2800℃で熱処理したM
CMBをリチウム金属を溶解した溶液で処理せずに用い
た以外は例1と同様な方法で負極体を作製した。これを
用いて例1と同様に二次電源を作製し、例1と同様に評
価した。結果を表1に示す。
【0036】[例7]リチウムイオンを吸蔵、脱離する
炭素材料として、例5と同じ天然黒鉛をリチウム金属を
溶解した溶液で処理せずに用いた以外は例1と同様な方
法で負極体を作製した。これを用いて例1と同様に二次
電源を作製し、例1と同様に評価した。結果を表1に示
す。
【0037】
【表1】
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、耐電圧が高く、容量が
大きく、かつ急速充放電サイクル信頼性の高い二次電源
を提供できる。
フロントページの続き Fターム(参考) 5H029 AJ02 AJ03 AJ05 AK08 AL06 AM02 CJ11 CJ15 HJ13 5H050 AA02 AA07 AA08 BA15 CA16 CB07 DA02 DA03 FA19 GA11 GA16 HA13

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】活性炭を主体とする正極と、リチウムイオ
    ンを吸蔵、脱離しうる炭素材料を主体とする負極と、リ
    チウム塩を含む有機電解液とを有する二次電源の製造方
    法において、負極の主体とされる前記炭素材料は、エー
    テル系溶媒に芳香族炭化水素を溶解した溶液とリチウム
    金属とを反応させて得られた溶液によりリチウムイオン
    を吸蔵、脱離しうる炭素材料を処理することにより得る
    ことを特徴とする二次電源の製造方法。
  2. 【請求項2】負極の主体とされる前記炭素材料のラマン
    スペクトルにおける1360cm-1の強度I1360と15
    80cm-1の強度I1580の比をR1=I1360/I1580
    し、前記溶液による処理前の炭素材料のラマンスペクト
    ルにおける1360cm-1の強度I1360と1580cm
    -1の強度I1580の比をR2=I1360/I1580として、Δ
    R=R1−R2が0.05〜0.6である請求項1に記載
    の二次電源の製造方法。
  3. 【請求項3】R1が0.2〜0.4であり、R2が0.0
    6〜0.15である請求項2に記載の二次電源の製造方
    法。
  4. 【請求項4】前記エーテル系溶媒は、テトラヒドロフラ
    ン、2−メチルテトラヒドロフラン、2,5−ジメチル
    テトラヒドロフラン、ジメトキシメタン、1,2−ジエ
    トキシエタン、1,2−ジブトキシエタン、1,2−ジ
    メトキシエタン、1,2−ジエトキシエタン、1,2−
    ジメトキシプロパン、1−メトキシブタン、ジエチルエ
    ーテル、ジメチルエーテル及びエチルメチルエーテルか
    らなる群から選ばれる1種以上であり、前記芳香族炭化
    水素は、ナフタレン、ピレン、アントラセン、ナフタセ
    ン、フェナントレン、1,2−ベンゾピレン及び4,5
    −ベンゾピレンからなる群から選ばれる1種以上である
    請求項1、2又は3に記載の二次電源。
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