JP2001220531A - 塗料組成物および塗装成形物 - Google Patents
塗料組成物および塗装成形物Info
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- JP2001220531A JP2001220531A JP2000031837A JP2000031837A JP2001220531A JP 2001220531 A JP2001220531 A JP 2001220531A JP 2000031837 A JP2000031837 A JP 2000031837A JP 2000031837 A JP2000031837 A JP 2000031837A JP 2001220531 A JP2001220531 A JP 2001220531A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】スチレン系熱可塑性エラストマー成形体等の被
塗物の表面へ直接塗装しても充分な密着性、強度を有す
る塗膜が形成され、成形物に美装性を与え得る塗料組成
物、および優れた特性を有する上記塗料組成物により塗
装された成形物を提供すること。 【解決手段】(a)芳香族ビニル化合物と共役ジオレフ
ィン化合物とのブロック共重合体およびその水素化物か
らなる群より選択される少なくとも1種、(b)所望に
より1,2−ポリブタジエン、(c)顔料およびは染料
からなる群より選択される少なくとも1種、ならびに
(d)有機溶剤、を含有するる塗料組成物、さらには熱
可塑性エラストマー組成物の成形物の表面が該塗料組成
物で塗装されている塗装成形物が提供される。
塗物の表面へ直接塗装しても充分な密着性、強度を有す
る塗膜が形成され、成形物に美装性を与え得る塗料組成
物、および優れた特性を有する上記塗料組成物により塗
装された成形物を提供すること。 【解決手段】(a)芳香族ビニル化合物と共役ジオレフ
ィン化合物とのブロック共重合体およびその水素化物か
らなる群より選択される少なくとも1種、(b)所望に
より1,2−ポリブタジエン、(c)顔料およびは染料
からなる群より選択される少なくとも1種、ならびに
(d)有機溶剤、を含有するる塗料組成物、さらには熱
可塑性エラストマー組成物の成形物の表面が該塗料組成
物で塗装されている塗装成形物が提供される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、玩具等の熱可塑性
エラストマー組成物の成形物表面に保護、美装、その他
特殊機能を与える被膜を形成するための塗料組成物およ
び該塗料組成物で塗装された成形物に関する。
エラストマー組成物の成形物表面に保護、美装、その他
特殊機能を与える被膜を形成するための塗料組成物およ
び該塗料組成物で塗装された成形物に関する。
【0002】
【従来の技術】熱可塑性エラストマー組成物は、製品化
される際、多くが保護、美装、特殊機能付与を目的とし
て塗装されて市場に流通する。しかし、熱可塑性エラス
トマー(主としてスチレン系エラストマー)と、従来の
塗料では一般に密着性が弱く、摩擦等の刺激が加わるよ
うな使用条件では塗料剥がれが容易に発生することがあ
り、商品価値を落とす要因となっていた。これらを改善
する手段として、製品の表面に予めプライマーを塗布し
たり、プラズマ等により表面処理を行う等して製品表面
の改質を行った上で塗装していた。
される際、多くが保護、美装、特殊機能付与を目的とし
て塗装されて市場に流通する。しかし、熱可塑性エラス
トマー(主としてスチレン系エラストマー)と、従来の
塗料では一般に密着性が弱く、摩擦等の刺激が加わるよ
うな使用条件では塗料剥がれが容易に発生することがあ
り、商品価値を落とす要因となっていた。これらを改善
する手段として、製品の表面に予めプライマーを塗布し
たり、プラズマ等により表面処理を行う等して製品表面
の改質を行った上で塗装していた。
【0003】しかしながら、プライマー塗布法において
は高価なプライマーを使用しなければならないことや、
塗装工程数が多くなり塗装コストが高くなるといった欠
点がある。一方、プラズマ処理法においては高度な真空
状態が必要であるため、高価な装置が必要となることや
バッチ式のため高コストとなる等に加え、プラズマ処理
後の表面は不安定なため異物に接触すると塗料の付着性
が低下する問題もあり、塗膜性能のばらつき要因となっ
ていた。
は高価なプライマーを使用しなければならないことや、
塗装工程数が多くなり塗装コストが高くなるといった欠
点がある。一方、プラズマ処理法においては高度な真空
状態が必要であるため、高価な装置が必要となることや
バッチ式のため高コストとなる等に加え、プラズマ処理
後の表面は不安定なため異物に接触すると塗料の付着性
が低下する問題もあり、塗膜性能のばらつき要因となっ
ていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、スチ
レン系熱可塑性エラストマー成形体等の被塗物の表面へ
直接塗装しても充分な密着性、強度を有する塗膜が形成
され、成形物に美装性を与え得る塗料組成物提供するこ
とにある。本発明の他の目的は、優れた特性を有する上
記塗料組成物により塗装された成形物を提供することに
ある。
レン系熱可塑性エラストマー成形体等の被塗物の表面へ
直接塗装しても充分な密着性、強度を有する塗膜が形成
され、成形物に美装性を与え得る塗料組成物提供するこ
とにある。本発明の他の目的は、優れた特性を有する上
記塗料組成物により塗装された成形物を提供することに
ある。
【0005】
【発明を解決するための手段】本発明によれば、下記構
成の塗料組成物および塗装成形物が提供され、本発明の
上記目的が達成される。
成の塗料組成物および塗装成形物が提供され、本発明の
上記目的が達成される。
【0006】1.(a)芳香族ビニル化合物と共役ジオ
レフィン化合物とのブロック共重合体およびその水素化
物からなる群より選択される少なくとも1種、(b)所
望により1,2−ポリブタジエン、(c)顔料およびは
染料からなる群より選択される少なくとも1種、ならび
に(d)有機溶剤、を含有することを特徴とする塗料組
成物。 2.(a)成分および(b)成分の少なくともいずれか
の極性基含有変性体をさらに含有することを特徴とする
上記1に記載の塗料組成物。 3.(イ)(b)成分を(a)成分100重量部当たり
0〜400重量部、(ロ)極性基含有変性体を(a)成
分と(b)成分との合計量100重量部当たり1〜20
0重量部、(ハ)(c)成分を(a)成分と(b)成分
との合計量100重量部当たり0.1〜30重量部、そ
して(ニ)(d)成分を(a)成分と(b)成分との合
計量100重量部当たり300〜10000重量部それ
ぞれ含有することを特徴とする上記1に記載の塗料組成
物。 4.変性体中の極性基含有量が0.01〜20mmol
/1gポリマーであり、かつ塗料組成物中の極性基含有
量が0.0001〜10mmol/1g組成物((d)
有機溶剤を除く)であることを特徴とする上記2または
3に記載の塗料組成物。 5.熱可塑性エラストマー組成物の成形物の表面が上記
1〜4のいずれかに記載の塗料組成物で塗装されている
ことを特徴とする塗装成形物。 6.成形物が玩具であることを特徴とする上記5に記載
の塗装成形物。
レフィン化合物とのブロック共重合体およびその水素化
物からなる群より選択される少なくとも1種、(b)所
望により1,2−ポリブタジエン、(c)顔料およびは
染料からなる群より選択される少なくとも1種、ならび
に(d)有機溶剤、を含有することを特徴とする塗料組
成物。 2.(a)成分および(b)成分の少なくともいずれか
の極性基含有変性体をさらに含有することを特徴とする
上記1に記載の塗料組成物。 3.(イ)(b)成分を(a)成分100重量部当たり
0〜400重量部、(ロ)極性基含有変性体を(a)成
分と(b)成分との合計量100重量部当たり1〜20
0重量部、(ハ)(c)成分を(a)成分と(b)成分
との合計量100重量部当たり0.1〜30重量部、そ
して(ニ)(d)成分を(a)成分と(b)成分との合
計量100重量部当たり300〜10000重量部それ
ぞれ含有することを特徴とする上記1に記載の塗料組成
物。 4.変性体中の極性基含有量が0.01〜20mmol
/1gポリマーであり、かつ塗料組成物中の極性基含有
量が0.0001〜10mmol/1g組成物((d)
有機溶剤を除く)であることを特徴とする上記2または
3に記載の塗料組成物。 5.熱可塑性エラストマー組成物の成形物の表面が上記
1〜4のいずれかに記載の塗料組成物で塗装されている
ことを特徴とする塗装成形物。 6.成形物が玩具であることを特徴とする上記5に記載
の塗装成形物。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を説明
する。 〔(a)芳香族ビニル化合物と共役ジオレフィン化合物
とのブロック共重合体およびその水素化物〕本発明にお
ける、(a)芳香族ビニル化合物と共役ジオレフィン化
合物とのブロック共重合体(以下、単に「ブロック共重
合体」ともいう)およびその水素化物(以下、単に「水素
化ブロック共重合体」ともいう)について説明する。上
記ブロック共重合体は、芳香族ビニル化合物の少なくと
も一つの重合体ブロックと、共役ジオレフィン化合物の
少なくとも一つの重合体ブロックを含む。ブロック共重
合体中の芳香族ビニル化合物成分の含有量は、好ましく
は5〜60重量%、さらに好ましくは10〜50重量
%、特に好ましくは10〜45重量%である。また、そ
の構造は直鎖状、分岐状、放射状のいずれであってもよ
く、特に限定されない。
する。 〔(a)芳香族ビニル化合物と共役ジオレフィン化合物
とのブロック共重合体およびその水素化物〕本発明にお
ける、(a)芳香族ビニル化合物と共役ジオレフィン化
合物とのブロック共重合体(以下、単に「ブロック共重
合体」ともいう)およびその水素化物(以下、単に「水素
化ブロック共重合体」ともいう)について説明する。上
記ブロック共重合体は、芳香族ビニル化合物の少なくと
も一つの重合体ブロックと、共役ジオレフィン化合物の
少なくとも一つの重合体ブロックを含む。ブロック共重
合体中の芳香族ビニル化合物成分の含有量は、好ましく
は5〜60重量%、さらに好ましくは10〜50重量
%、特に好ましくは10〜45重量%である。また、そ
の構造は直鎖状、分岐状、放射状のいずれであってもよ
く、特に限定されない。
【0008】ブロック共重合体は、具体的には下記一般
式〔I〕: (A−B)n、 (A−B)nA、 (A−B)mX … 一般式〔I〕 で表されるものを挙げることができる。上記式中、Aは
芳香族ビニル化合物の重合体ブロック、Bは共役ジオレ
フィン化合物の重合体ブロック、Xはカップリング剤残
基、nは1以上の整数であり、mは2以上、好ましくは
2〜4の整数である。
式〔I〕: (A−B)n、 (A−B)nA、 (A−B)mX … 一般式〔I〕 で表されるものを挙げることができる。上記式中、Aは
芳香族ビニル化合物の重合体ブロック、Bは共役ジオレ
フィン化合物の重合体ブロック、Xはカップリング剤残
基、nは1以上の整数であり、mは2以上、好ましくは
2〜4の整数である。
【0009】上記一般式〔I〕中のAで示される芳香族
ビニル化合物の重合体ブロックは、芳香族化合物ビニル
成分のみからなる単独重合体ブロック、および芳香族ビ
ニル化合物成分を60重量%以上、好ましくは80重量
%以上含有する芳香族ビニル化合物と共役ジオレフィン
化合物との共重合体ブロックを包含する。またBで示さ
れる共役ジオレフィン化合物の重合体ブロックは、共役
ジオレフィン化合物成分のみからなる単独重合体ブロッ
ク、および共役ジオレフィン化合物成分を60重量%以
上、好ましくは80重量%以上含有する共役ジオレフィ
ン化合物とビニル芳香族化合物との共重合体ブロックを
包含する。上記AおよびBが共重合体ブロックである場
合、共重合体ブロックを構成する各成分がランダムに存
在していてもよいし、あるいは主たる成分がポリマー鎖
に添って漸増するいわゆるテーパードブロックであって
もよい。
ビニル化合物の重合体ブロックは、芳香族化合物ビニル
成分のみからなる単独重合体ブロック、および芳香族ビ
ニル化合物成分を60重量%以上、好ましくは80重量
%以上含有する芳香族ビニル化合物と共役ジオレフィン
化合物との共重合体ブロックを包含する。またBで示さ
れる共役ジオレフィン化合物の重合体ブロックは、共役
ジオレフィン化合物成分のみからなる単独重合体ブロッ
ク、および共役ジオレフィン化合物成分を60重量%以
上、好ましくは80重量%以上含有する共役ジオレフィ
ン化合物とビニル芳香族化合物との共重合体ブロックを
包含する。上記AおよびBが共重合体ブロックである場
合、共重合体ブロックを構成する各成分がランダムに存
在していてもよいし、あるいは主たる成分がポリマー鎖
に添って漸増するいわゆるテーパードブロックであって
もよい。
【0010】上記芳香族ビニル化合物は、炭素数8〜1
2のものが好ましく、具体的にスチレン、α−メチルス
チレン、p−メチルスチレン、ビニルキシレン、モノク
ロルスチレン、ジクロルスチレン、モノブロムスチレ
ン、ジブロムスチレン、フルオロスチレン、P−ターシ
ャリーブチルスチレン、エチルスチレン、ビニルナフタ
レン等が挙げられる。これらのうち特に好ましいのは、
スチレンである。これらは単独でまたは2種類以上組み
合わせて使用される。上記共役ジオレフィン化合物は、
炭素数4〜10のものが好ましく、1,3−ブタジエ
ン、2−メチル−1,3−ブタジエン、2,3−ジエチ
ル−ブタジエン、2−ネオペンチル−1,3−ブタジエ
ン、2−クロロ−1,3−ブタジエン、2−シアノ−
1,3−ブタジエン、置換直鎖共役ペンタジエン類、直
鎖および側鎖共役ヘキサジエン等が挙げられる。これら
のうち特に好ましいものは、1,3−ブタジエン、2−
メチル−1,3−ブタジエンである。これらは単独でま
たは2種類以上組み合わせて使用される。
2のものが好ましく、具体的にスチレン、α−メチルス
チレン、p−メチルスチレン、ビニルキシレン、モノク
ロルスチレン、ジクロルスチレン、モノブロムスチレ
ン、ジブロムスチレン、フルオロスチレン、P−ターシ
ャリーブチルスチレン、エチルスチレン、ビニルナフタ
レン等が挙げられる。これらのうち特に好ましいのは、
スチレンである。これらは単独でまたは2種類以上組み
合わせて使用される。上記共役ジオレフィン化合物は、
炭素数4〜10のものが好ましく、1,3−ブタジエ
ン、2−メチル−1,3−ブタジエン、2,3−ジエチ
ル−ブタジエン、2−ネオペンチル−1,3−ブタジエ
ン、2−クロロ−1,3−ブタジエン、2−シアノ−
1,3−ブタジエン、置換直鎖共役ペンタジエン類、直
鎖および側鎖共役ヘキサジエン等が挙げられる。これら
のうち特に好ましいものは、1,3−ブタジエン、2−
メチル−1,3−ブタジエンである。これらは単独でま
たは2種類以上組み合わせて使用される。
【0011】ブロック共重合体の重量平均分子量は、ゲ
ルパーミエーションクロマトグラフィーを用いて測定さ
れ、ポリスチレン換算値として、好ましくは10,00
0〜500,000、さらに好ましくは20,000〜
300,000である。
ルパーミエーションクロマトグラフィーを用いて測定さ
れ、ポリスチレン換算値として、好ましくは10,00
0〜500,000、さらに好ましくは20,000〜
300,000である。
【0012】ブロック共重合体は1種だけでなく、異な
る構造、異なる芳香族ビニル化合物含量のものを組み合
わせて用いてもさしつかえない。
る構造、異なる芳香族ビニル化合物含量のものを組み合
わせて用いてもさしつかえない。
【0013】また、(a)成分として用いることができ
る、上記一般式〔I〕で表される以外のブロック共重合
体として、下記一般式(i)〜(x)で表されるブロック
共重合体を挙げることができる。 (i)A−B−C (ii)A−B1−B2 (iii)A/B (iv)A−A/B (v)A−A/B−C (vi)A−A/B−A (vii)C−B (viii)C−B−C (ix)C−A/B−C (x)C−A−B 上記一般式(i)〜(x)において、A,Bは一般式
〔I〕と同意である。Cは、芳香族ビニル化合物と共役
ジオレフィン化合物とのランダム共重合体ブロックであ
って、かつ芳香族ビニル化合物成分が漸増するテーパー
ドブロックである。B1は共役ジオレフィン化合物の重
合体ブロックであって、ビニル結合含量が20重量%以
上のものである。B2は共役ジオレフィン化合物の重合
体ブロックであって、ビニル結合含量が20重量%未満
のものである。また、A/Bは、芳香族ビニル化合物と
共役ジオレフィン化合物とのランダム共重合体ブロック
を意味する。
る、上記一般式〔I〕で表される以外のブロック共重合
体として、下記一般式(i)〜(x)で表されるブロック
共重合体を挙げることができる。 (i)A−B−C (ii)A−B1−B2 (iii)A/B (iv)A−A/B (v)A−A/B−C (vi)A−A/B−A (vii)C−B (viii)C−B−C (ix)C−A/B−C (x)C−A−B 上記一般式(i)〜(x)において、A,Bは一般式
〔I〕と同意である。Cは、芳香族ビニル化合物と共役
ジオレフィン化合物とのランダム共重合体ブロックであ
って、かつ芳香族ビニル化合物成分が漸増するテーパー
ドブロックである。B1は共役ジオレフィン化合物の重
合体ブロックであって、ビニル結合含量が20重量%以
上のものである。B2は共役ジオレフィン化合物の重合
体ブロックであって、ビニル結合含量が20重量%未満
のものである。また、A/Bは、芳香族ビニル化合物と
共役ジオレフィン化合物とのランダム共重合体ブロック
を意味する。
【0014】(a)成分として用いることができる水素
化ブロック共重合体は、上記で詳述したブロック共重合
体の共役ジオレフィン化合物重合体ブロックを水素化し
たものであり、水添率は共役ジオレフィン化合物成分部
分の二重結合の70重量%以上のものが好ましく、より
好ましくは90重量%以上のものである。水素化方法
は、ここでは詳細な説明は省略するが、それ自体公知の
方法を採用することができ、その方法は当業者に良く知
られているまた、ブロック共重合体と水素化ブロック共
重合体は併用して使用することができる。
化ブロック共重合体は、上記で詳述したブロック共重合
体の共役ジオレフィン化合物重合体ブロックを水素化し
たものであり、水添率は共役ジオレフィン化合物成分部
分の二重結合の70重量%以上のものが好ましく、より
好ましくは90重量%以上のものである。水素化方法
は、ここでは詳細な説明は省略するが、それ自体公知の
方法を採用することができ、その方法は当業者に良く知
られているまた、ブロック共重合体と水素化ブロック共
重合体は併用して使用することができる。
【0015】〔(b)1,2−ポリブタジエン〕(b)
1,2−ポリブタジエンは、本発明の塗料組成物に良好
な塗装性、美装性を付与するために、所望により用いら
れる成分である。(b)1,2−ポリブタジエンは、
1,2−ビニル結合含有量が70重量%以上、好ましく
は85重量%以上のものである。(b)成分の1,2−
ビニル結合含有量が70重量%以上であることにより、
本発明の塗料組成物は良好な塗装性、美装性を有するよ
うになる。(b)1,2−ポリブタジエンの結晶化度
は、好ましくは5〜50重量%であり、より好ましくは
10〜40重量%である。結晶化度がこの範囲にあるこ
とにより、本発明の塗料組成物から形成される塗膜の引
張強度、引裂強度等の力学強度、即ち塗膜強度と柔軟性
のバランスに優れる結果となる。
1,2−ポリブタジエンは、本発明の塗料組成物に良好
な塗装性、美装性を付与するために、所望により用いら
れる成分である。(b)1,2−ポリブタジエンは、
1,2−ビニル結合含有量が70重量%以上、好ましく
は85重量%以上のものである。(b)成分の1,2−
ビニル結合含有量が70重量%以上であることにより、
本発明の塗料組成物は良好な塗装性、美装性を有するよ
うになる。(b)1,2−ポリブタジエンの結晶化度
は、好ましくは5〜50重量%であり、より好ましくは
10〜40重量%である。結晶化度がこの範囲にあるこ
とにより、本発明の塗料組成物から形成される塗膜の引
張強度、引裂強度等の力学強度、即ち塗膜強度と柔軟性
のバランスに優れる結果となる。
【0016】本発明の熱可塑性エラストマー組成物の構
成成分である(b)成分の配合量は、熱可塑性エラスト
マー組成物から形成される塗膜の柔軟性および美装性を
得る観点から、(a)成分100重量部当たり、0〜4
00重量部、好ましくは10〜240重量部である。
成成分である(b)成分の配合量は、熱可塑性エラスト
マー組成物から形成される塗膜の柔軟性および美装性を
得る観点から、(a)成分100重量部当たり、0〜4
00重量部、好ましくは10〜240重量部である。
【0017】〔極性基含有変性体〕本発明の塗料組成物
は、熱可塑性エラストマー組成物との十分な塗膜密着性
を得る観点から、(a)ブロック共重合体、水素化ブロ
ック共重合体および(b)1,2−ポリブタジエンの少
なくともいずれかの極性基含有変性体を含有することが
好ましい。上記極性基としては、水酸基、カルボキシル
基、酸無水基、エステル基、カルボニル基、シアノ基、
アミノ基、エポキシ基等を好ましく挙げることができ
る。
は、熱可塑性エラストマー組成物との十分な塗膜密着性
を得る観点から、(a)ブロック共重合体、水素化ブロ
ック共重合体および(b)1,2−ポリブタジエンの少
なくともいずれかの極性基含有変性体を含有することが
好ましい。上記極性基としては、水酸基、カルボキシル
基、酸無水基、エステル基、カルボニル基、シアノ基、
アミノ基、エポキシ基等を好ましく挙げることができ
る。
【0018】ブロック共重合体の極性基含有変性体(以
下、単に「変性ブロック共重合体」ともいう) および水
素化ブロック共重合体の極性基含有変性体 (以下、単に
「変性水素化ブロック共重合体」ともいう)は、ブロッ
ク共重合体または水素化ブロック共重合体を、例えばオ
ゾン化した後、還元することにより生成したカルボキシ
ル基、アルデヒド基または水酸基を有するものが挙げら
れる。また、ブロック共重合体または水素化ブロック共
重合体に無水マレイン酸、アルキル(メタ)アクリレー
ト、アミノアルキル(メタ)アクリレート、グリシジル
(メタ)アクリレート、アクリロニトリル等の単量体を
付加、またはグラフトして、酸無水基、エステル基、ア
ミノ基、エポキシ基またはシアノ基を導入したものが挙
げられる。(b)1,2−ポリブタジエンの極性基含有
変性体(以下、「ポリブタジエン変性体」ともいう)と
しては、1,2−ポリブタジエンを、ブロック共重合体
または水素化ブロック共重合体を変性する上述した方法
と同様な方法により変性して得られる上記極性基を含有
するものが挙げられる。なお、極性基含有変性体を構成
する極性基は、上記で述べた極性基に限定されるもので
はなく、上記以外の極性基を導入し用いても全く差し支
えない。
下、単に「変性ブロック共重合体」ともいう) および水
素化ブロック共重合体の極性基含有変性体 (以下、単に
「変性水素化ブロック共重合体」ともいう)は、ブロッ
ク共重合体または水素化ブロック共重合体を、例えばオ
ゾン化した後、還元することにより生成したカルボキシ
ル基、アルデヒド基または水酸基を有するものが挙げら
れる。また、ブロック共重合体または水素化ブロック共
重合体に無水マレイン酸、アルキル(メタ)アクリレー
ト、アミノアルキル(メタ)アクリレート、グリシジル
(メタ)アクリレート、アクリロニトリル等の単量体を
付加、またはグラフトして、酸無水基、エステル基、ア
ミノ基、エポキシ基またはシアノ基を導入したものが挙
げられる。(b)1,2−ポリブタジエンの極性基含有
変性体(以下、「ポリブタジエン変性体」ともいう)と
しては、1,2−ポリブタジエンを、ブロック共重合体
または水素化ブロック共重合体を変性する上述した方法
と同様な方法により変性して得られる上記極性基を含有
するものが挙げられる。なお、極性基含有変性体を構成
する極性基は、上記で述べた極性基に限定されるもので
はなく、上記以外の極性基を導入し用いても全く差し支
えない。
【0019】極性基含有変性体中の極性基含有量は、好
ましくは0.01〜20mmol/1gポリマー、より
好ましくは0.1〜15mmol/1gポリマーであ
る。本発明の塗料組成物に含有される極性基含有変性体
の量は、(a)成分と(b)成分の合計量100重量部
当たり、1〜200重量部であることが好ましい。ま
た、本発明の塗料組成物中に含有される、極性基含有変
性体に由来する極性基の量は、好ましくは0.0001
〜10mmol/1g組成物((d)有機溶剤を除
く)、より好ましくは0.001〜8mmol/1g組
成物((d)有機溶剤を除く)である。
ましくは0.01〜20mmol/1gポリマー、より
好ましくは0.1〜15mmol/1gポリマーであ
る。本発明の塗料組成物に含有される極性基含有変性体
の量は、(a)成分と(b)成分の合計量100重量部
当たり、1〜200重量部であることが好ましい。ま
た、本発明の塗料組成物中に含有される、極性基含有変
性体に由来する極性基の量は、好ましくは0.0001
〜10mmol/1g組成物((d)有機溶剤を除
く)、より好ましくは0.001〜8mmol/1g組
成物((d)有機溶剤を除く)である。
【0020】〔(c)顔料および染料〕顔料としては、
亜鉛華、チタン白等の白顔料;カーボンブラック等の黒
顔料;その他、黄鉛、酸化鉄黄、黄土、紺青、べんが
ら、酸化鉄粉等の有彩色無機顔料が用いられる。染料と
しては、塩基性染料レーキ、酸性染料レーキ、媒染染料
レーキ等が用いられる。これらは、1種単独でまたは2
種以上を組み合わせて使用することができる。なお、所
望の色彩を得るために、上記以外の無機および有機顔料
や、有機染料等を添加し用いても全く差し支えない。本
発明の塗料組成物において、(c)顔料または染料の含
有量は、(a)成分および(b)の合計量100重量部
当たり、好ましくは0.1〜30重量部、より好ましく
は1〜20重量部用いられる。
亜鉛華、チタン白等の白顔料;カーボンブラック等の黒
顔料;その他、黄鉛、酸化鉄黄、黄土、紺青、べんが
ら、酸化鉄粉等の有彩色無機顔料が用いられる。染料と
しては、塩基性染料レーキ、酸性染料レーキ、媒染染料
レーキ等が用いられる。これらは、1種単独でまたは2
種以上を組み合わせて使用することができる。なお、所
望の色彩を得るために、上記以外の無機および有機顔料
や、有機染料等を添加し用いても全く差し支えない。本
発明の塗料組成物において、(c)顔料または染料の含
有量は、(a)成分および(b)の合計量100重量部
当たり、好ましくは0.1〜30重量部、より好ましく
は1〜20重量部用いられる。
【0021】〔(d)有機溶剤〕(d)有機溶剤として
は、本発明の目的の達成を損なわない限り特に制限はな
く、具体的にはペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタ
ン、メチルシクロペンテン、シクロヘキサン、ベンゼ
ン、キシレン、トルエン等の炭化水素溶剤;アセトン、
メチルエチルケトン、メチルエーテル、エチルエーテル
等のケトン類、エーテル類等を用いることができる。
(d)有機溶剤の使用量は、(a)成分および(b)の
合計量100重量部当たり、通常300〜10000重
量部であり、塗装性、塗料密着性の観点から、好ましく
は1000〜10000重量部、さらに好ましくは20
00〜10000重量部である。
は、本発明の目的の達成を損なわない限り特に制限はな
く、具体的にはペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタ
ン、メチルシクロペンテン、シクロヘキサン、ベンゼ
ン、キシレン、トルエン等の炭化水素溶剤;アセトン、
メチルエチルケトン、メチルエーテル、エチルエーテル
等のケトン類、エーテル類等を用いることができる。
(d)有機溶剤の使用量は、(a)成分および(b)の
合計量100重量部当たり、通常300〜10000重
量部であり、塗装性、塗料密着性の観点から、好ましく
は1000〜10000重量部、さらに好ましくは20
00〜10000重量部である。
【0022】〔その他任意成分〕また、上記組成物には
必要に応じて、低分子量ポリマー分散体、例えば低分子
量ポリエチレン、微粉ケイ酸等の艶消し剤を加えること
ができる。その他、必要に応じて他のゴム質重合体、熱
可塑性樹脂や、酸化防止剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤
等、またはこれらの混合物を添加することができる。こ
れら添加物は、必要に応じて、本発明の目的の達成を損
なわない範囲で、本発明の塗料組成物100重量部に対
し、各々100重量部以下の範囲で加えることができ
る。
必要に応じて、低分子量ポリマー分散体、例えば低分子
量ポリエチレン、微粉ケイ酸等の艶消し剤を加えること
ができる。その他、必要に応じて他のゴム質重合体、熱
可塑性樹脂や、酸化防止剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤
等、またはこれらの混合物を添加することができる。こ
れら添加物は、必要に応じて、本発明の目的の達成を損
なわない範囲で、本発明の塗料組成物100重量部に対
し、各々100重量部以下の範囲で加えることができ
る。
【0023】〔塗料組成物の調製、塗布〕本発明の塗料
用組成物は、各成分を混合することにより調製される
が、使用される調整方法には特に制限はなく、通常用い
られる、撹拌槽、オートクレーブ、フラスコ、リアクタ
ー等の混合機や反応器を用いることが可能である。調製
された塗料組成物は、成形物、特に熱可塑性エラストマ
ー組成物の成形物の表面に塗布される。塗布は、形成さ
れる塗膜の厚みが、通常20〜100μmの範囲となる
ように行われる。塗料組成物を塗布する方法としては、
公知の種々の方法を用いることができるが、例えばホッ
パー塗布、バーコター塗布、回転塗布、スプレー塗布、
カーテン塗布、ディップ塗布、エアーナイフ塗布、ブレ
ード塗布、ロール塗布等を挙げることができる。その
後、50〜60℃で1〜2時間乾燥することにより、成
形物表面に塗膜が形成される。
用組成物は、各成分を混合することにより調製される
が、使用される調整方法には特に制限はなく、通常用い
られる、撹拌槽、オートクレーブ、フラスコ、リアクタ
ー等の混合機や反応器を用いることが可能である。調製
された塗料組成物は、成形物、特に熱可塑性エラストマ
ー組成物の成形物の表面に塗布される。塗布は、形成さ
れる塗膜の厚みが、通常20〜100μmの範囲となる
ように行われる。塗料組成物を塗布する方法としては、
公知の種々の方法を用いることができるが、例えばホッ
パー塗布、バーコター塗布、回転塗布、スプレー塗布、
カーテン塗布、ディップ塗布、エアーナイフ塗布、ブレ
ード塗布、ロール塗布等を挙げることができる。その
後、50〜60℃で1〜2時間乾燥することにより、成
形物表面に塗膜が形成される。
【0024】〔熱可塑性エラストマー組成物〕本発明の
塗料組成物は、熱可塑性エラストマー組成物の成形物に
好ましく適用される。成形用熱可塑性エラストマーとし
ては、塗料組成物の(a)成分であるブロック共重合体
およびその水素ブロック共重合体、(b)成分である
1,2−ポリブタジエン、および極性基含有変性体であ
る変性ブロック共重合体および変性水素化ブロック共重
合体、さらにはポリブタジエン変成体が挙げられる。そ
の他、ポリオレフィン系TPE(TPO)、ポリエステ
ル系TPE(TPEE)、ポリアミド系TPE(TP
A)、ポリ塩化ビニル系TPE(TPVC)、ポリウレ
タン系TPE(TPU)等が挙げられる。なかでも、本
発明の塗料組成物との密着性、美装性を発現させる観点
から、(a)成分あるいは(b)成分各々単独からなる
熱可塑性エラストマー、または両者を混合した熱可塑性
エラストマーが好ましい。更に好ましくはこれら熱可塑
性エラストマーに上記極性基含有変性体を混合した組成
物である。
塗料組成物は、熱可塑性エラストマー組成物の成形物に
好ましく適用される。成形用熱可塑性エラストマーとし
ては、塗料組成物の(a)成分であるブロック共重合体
およびその水素ブロック共重合体、(b)成分である
1,2−ポリブタジエン、および極性基含有変性体であ
る変性ブロック共重合体および変性水素化ブロック共重
合体、さらにはポリブタジエン変成体が挙げられる。そ
の他、ポリオレフィン系TPE(TPO)、ポリエステ
ル系TPE(TPEE)、ポリアミド系TPE(TP
A)、ポリ塩化ビニル系TPE(TPVC)、ポリウレ
タン系TPE(TPU)等が挙げられる。なかでも、本
発明の塗料組成物との密着性、美装性を発現させる観点
から、(a)成分あるいは(b)成分各々単独からなる
熱可塑性エラストマー、または両者を混合した熱可塑性
エラストマーが好ましい。更に好ましくはこれら熱可塑
性エラストマーに上記極性基含有変性体を混合した組成
物である。
【0025】成形用熱可塑性エラストマー組成物には、
その他、必要に応じて他のゴム質重合体、熱可塑性樹
脂、無機充填剤、軟化剤、可塑剤、粘着付与剤、着色
剤、発泡剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、
難燃剤、滑剤等、またはこれらの混合物を添加すること
ができる。
その他、必要に応じて他のゴム質重合体、熱可塑性樹
脂、無機充填剤、軟化剤、可塑剤、粘着付与剤、着色
剤、発泡剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、
難燃剤、滑剤等、またはこれらの混合物を添加すること
ができる。
【0026】熱可塑性エラストマー組成物の成形方法に
は特に制限はなく、射出成形、押出成形、プレス成形等
の一般的な成形法により、成形した成形品を用いること
ができる。
は特に制限はなく、射出成形、押出成形、プレス成形等
の一般的な成形法により、成形した成形品を用いること
ができる。
【0027】
【実施例】以下、実施例および比較例を示して本発明を
具体的に説明するが、本発明の主旨を越えない限り、こ
れらにより本発明が限定されるものではない。なお特に
断りがない限り実施例および比較例中の部および%は重
量基準である。また、実施例および比較例における各種
の測定は、以下の方法により実施した。
具体的に説明するが、本発明の主旨を越えない限り、こ
れらにより本発明が限定されるものではない。なお特に
断りがない限り実施例および比較例中の部および%は重
量基準である。また、実施例および比較例における各種
の測定は、以下の方法により実施した。
【0028】(1)変性体の極性基の定量 極性基の含有量「Xmol/1gポリマー」を、変性体
調製時の極性基含有単量体の重合転化率を用いて下記式
により算出し、その値をmmol/1gポリマーに換算
する。 X=〔P×Y/100W〕/〔B+(P×Y/100)〕 式中、 Y:極性基含有単量体の重合転化率(重量%) W:極性基含有単量体の分子量 P:極性基含有単量体の総使用量(g) B:予め仕込まれたブロック共重合体の総使用量(g)
調製時の極性基含有単量体の重合転化率を用いて下記式
により算出し、その値をmmol/1gポリマーに換算
する。 X=〔P×Y/100W〕/〔B+(P×Y/100)〕 式中、 Y:極性基含有単量体の重合転化率(重量%) W:極性基含有単量体の分子量 P:極性基含有単量体の総使用量(g) B:予め仕込まれたブロック共重合体の総使用量(g)
【0029】(2)変性体のグラフト率 変性体は、ブロック共重合体に結合していない極性基含
有単量体の重合体を含むので、それを除去する操作を行
ってグラフト率を定量する。即ち、変性ブロック共重合
体の微粉末約2gを精秤し((x)gを精秤)、トルエ
ン溶媒30mlに分散し、25℃で24時間撹拌する。
その後、遠心分離および乾燥によりトルエン不溶分の重
量(y)gを測定し、下記数式によりグラフト率Z(%)
を算出する。 Z=〔(y)−(x)×Q〕×100/〔(x)×Q〕 式中、Qは変性体中のブロック共重合体重量分率であ
り、下記式により算出される。 Q=B/〔B+P×Y/100〕 式中、B、P、Yは、上記(1)の場合と同義である。
有単量体の重合体を含むので、それを除去する操作を行
ってグラフト率を定量する。即ち、変性ブロック共重合
体の微粉末約2gを精秤し((x)gを精秤)、トルエ
ン溶媒30mlに分散し、25℃で24時間撹拌する。
その後、遠心分離および乾燥によりトルエン不溶分の重
量(y)gを測定し、下記数式によりグラフト率Z(%)
を算出する。 Z=〔(y)−(x)×Q〕×100/〔(x)×Q〕 式中、Qは変性体中のブロック共重合体重量分率であ
り、下記式により算出される。 Q=B/〔B+P×Y/100〕 式中、B、P、Yは、上記(1)の場合と同義である。
【0030】(3)熱可塑性エラストマー成形体の成形 下記に示す成形条件にて射出成形した。 (成形条件) 成形機:インラインスクリュータイプ射出成形機 金型:2×70×150mmのダイレクトゲートの平板 成形温度:150℃ 射出圧力:660kg/cm2 フローコントロール:中位 インジェクション:10秒 冷却:50秒 金型温度:30℃
【0031】(4)塗料付着性試験 碁盤目テープ法;JIS−K5400に準じ、片刃カミ
ソリを用いて(2)で成形した試験片の表面に直行する
縦横11本ずつの平行線を1mm間隔で引いて碁盤目を
100個作る。そのうえにセロハン粘着テープ(JIS
−Z1522)をはり付け、消しゴム(JIS−S60
50)でこすって、塗膜に完全に付着させる。付着後、
1〜2分後、塗膜面と90度に保ち手前に一気に引き剥
がし、碁盤目で囲まれた部分の状態を観察し、JIS−
K5400の評価表に従い、判定した。
ソリを用いて(2)で成形した試験片の表面に直行する
縦横11本ずつの平行線を1mm間隔で引いて碁盤目を
100個作る。そのうえにセロハン粘着テープ(JIS
−Z1522)をはり付け、消しゴム(JIS−S60
50)でこすって、塗膜に完全に付着させる。付着後、
1〜2分後、塗膜面と90度に保ち手前に一気に引き剥
がし、碁盤目で囲まれた部分の状態を観察し、JIS−
K5400の評価表に従い、判定した。
【0032】なお本比較例に用いた主な材料の内容を以
下に示す。 TR2000:商品名、ジェイエスアール株式会社製、
スチレン−ブタジエンブロック共重合体(スチレン含
量:40重量%) TR2827:商品名、ジェイエスアール株式会社製、
スチレン−ブタジエンブロック共重合体(スチレン含
量:24重量%) TR2601:商品名、ジェイエスアール株式会社製、
スチレン−ブタジエンブロック共重合体(スチレン含
量:30重量%) TR1600:商品名、ジェイエスアール株式会社製、
スチレン−ブタジエンブロック共重合体(スチレン含
量:32重量%) RB810 :商品名、ジェイエスアール株式会社製、
1,2−ポリブタジエン(1,2結合含量:90%、結
晶化度:18%) RB830 :商品名、ジェイエスアール株式会社製、
1,2−ポリブタジエン(1,2結合含量:93%、結
晶化度:28%)
下に示す。 TR2000:商品名、ジェイエスアール株式会社製、
スチレン−ブタジエンブロック共重合体(スチレン含
量:40重量%) TR2827:商品名、ジェイエスアール株式会社製、
スチレン−ブタジエンブロック共重合体(スチレン含
量:24重量%) TR2601:商品名、ジェイエスアール株式会社製、
スチレン−ブタジエンブロック共重合体(スチレン含
量:30重量%) TR1600:商品名、ジェイエスアール株式会社製、
スチレン−ブタジエンブロック共重合体(スチレン含
量:32重量%) RB810 :商品名、ジェイエスアール株式会社製、
1,2−ポリブタジエン(1,2結合含量:90%、結
晶化度:18%) RB830 :商品名、ジェイエスアール株式会社製、
1,2−ポリブタジエン(1,2結合含量:93%、結
晶化度:28%)
【0033】変性体TR2827改 実施例に用いた変性体TR2827改は、以下の方法で
合成した。リボン型撹拌翼を備えた1リットルのステン
レスオートクレーブに、N2気流下でブロック共重合体
(JSR社製TR2827)90gとメチルメタクリレ
ート110gを入れ、トルエン480gを加えて200
rpmで撹拌溶解した。溶解後、ラウリルパーオキサイ
ド(商品名;日本油脂性パーロイルL)1.0g、およ
びターシャリードデシルメルカプタン0.2gを添加
し、撹拌下70℃に昇温した。温度を70℃一定に保ち
6時間反応させた。重合転化率は85重量%であった。
2,2−メチレンビス−4−メチル−6−ブチルフェノ
ール0.2重量部を添加した後、反応生成物をオートク
レーブより抜き出し、水蒸気蒸留により未反応物と溶媒
を留去し、精製した。グラフト率は49.1重量%であ
り、極性基の含有量は11.5mmol/1gポリマー
であった。
合成した。リボン型撹拌翼を備えた1リットルのステン
レスオートクレーブに、N2気流下でブロック共重合体
(JSR社製TR2827)90gとメチルメタクリレ
ート110gを入れ、トルエン480gを加えて200
rpmで撹拌溶解した。溶解後、ラウリルパーオキサイ
ド(商品名;日本油脂性パーロイルL)1.0g、およ
びターシャリードデシルメルカプタン0.2gを添加
し、撹拌下70℃に昇温した。温度を70℃一定に保ち
6時間反応させた。重合転化率は85重量%であった。
2,2−メチレンビス−4−メチル−6−ブチルフェノ
ール0.2重量部を添加した後、反応生成物をオートク
レーブより抜き出し、水蒸気蒸留により未反応物と溶媒
を留去し、精製した。グラフト率は49.1重量%であ
り、極性基の含有量は11.5mmol/1gポリマー
であった。
【0034】変性体TR2000改 実施例に用いた変性体TR2000改は、以下の方法で
合成した。ブロック共重合体(JSR社製TR200
0)120g、メチルメタクリレート80gの添加量と
した以外、TR2827改と同様に反応を行った。重合
転化率は81重量%であった。得られた変成体のグラフ
ト率は、32.6重量%であり、極性基の含有量は1
1.4mmol/1gポリマーであった。
合成した。ブロック共重合体(JSR社製TR200
0)120g、メチルメタクリレート80gの添加量と
した以外、TR2827改と同様に反応を行った。重合
転化率は81重量%であった。得られた変成体のグラフ
ト率は、32.6重量%であり、極性基の含有量は1
1.4mmol/1gポリマーであった。
【0035】変性体RB830改 実施例に用いた変性体RB830改は、以下の方法で合
成した。特開昭54−133540号公報に従い、1リ
ットルのステンレスオートクレーブに、N2気流下で
1,2−ポリブタジエン(JSR社製RB830)40
gと無水マレイン酸20gを入れ、クロルベンゼン80
0mlを加えて加熱溶解した。溶解後210℃で3時間
反応させた。反応後少量の老化防止剤入りのメタノール
中に注ぎ生成物を凝固させ、40℃で一夜真空乾燥し
た。未反応の無水マレイン酸を除去するため、約500
mlのTHFに溶解し、老化防止剤入りのメタノール中
に注ぎ、再沈精製し、一夜真空乾燥した。重合転化率は
40重量%であった。極性基含有量は9.7mmol/
1gポリマーであった。
成した。特開昭54−133540号公報に従い、1リ
ットルのステンレスオートクレーブに、N2気流下で
1,2−ポリブタジエン(JSR社製RB830)40
gと無水マレイン酸20gを入れ、クロルベンゼン80
0mlを加えて加熱溶解した。溶解後210℃で3時間
反応させた。反応後少量の老化防止剤入りのメタノール
中に注ぎ生成物を凝固させ、40℃で一夜真空乾燥し
た。未反応の無水マレイン酸を除去するため、約500
mlのTHFに溶解し、老化防止剤入りのメタノール中
に注ぎ、再沈精製し、一夜真空乾燥した。重合転化率は
40重量%であった。極性基含有量は9.7mmol/
1gポリマーであった。
【0036】実施例1〜5 本発明塗料組成物の密着性評価を行うに当たり、被塗物
となる成形品(形状:2×70×150mmの平板)サ
ンプル1〜4を熱可塑性エラストマー組成物の射出成形
により得た。用いた熱可塑性エラストマー組成物の配合
を表1に示した。さらに、表2に示される塗料組成物を
調製し、その塗装性能試験である碁盤目試験を行った。
成形品への塗布は、スプレー塗布で行い、50℃で2時
間乾燥し、成形品表面に塗膜を形成した。表2に示され
るように、碁盤目試験結果は何れも10点と非常に良好
な付着性を示した。
となる成形品(形状:2×70×150mmの平板)サ
ンプル1〜4を熱可塑性エラストマー組成物の射出成形
により得た。用いた熱可塑性エラストマー組成物の配合
を表1に示した。さらに、表2に示される塗料組成物を
調製し、その塗装性能試験である碁盤目試験を行った。
成形品への塗布は、スプレー塗布で行い、50℃で2時
間乾燥し、成形品表面に塗膜を形成した。表2に示され
るように、碁盤目試験結果は何れも10点と非常に良好
な付着性を示した。
【0037】比較例1〜2 塗料組成物として、アサヒペン製のプラスチック塗料N
o.100(白色)〔比較例1〕、アサヒペン製のニュ
ースプレー(白色)〔比較例2〕をそれぞれ用いる他
は、実施例1と同様に行い碁盤目試験を行った。結果を
表2に示した。なお、アサヒペン(株)製のプラスチッ
ク塗料No.100(白色)およびアサヒペン(株)製
のニュースプレー(白色)は、アクリル樹脂系塗料であ
る。
o.100(白色)〔比較例1〕、アサヒペン製のニュ
ースプレー(白色)〔比較例2〕をそれぞれ用いる他
は、実施例1と同様に行い碁盤目試験を行った。結果を
表2に示した。なお、アサヒペン(株)製のプラスチッ
ク塗料No.100(白色)およびアサヒペン(株)製
のニュースプレー(白色)は、アクリル樹脂系塗料であ
る。
【0038】
【表1】
【0039】
【表2】
【0040】(表2の説明) (1)顔料としてチタン白を使用。 (2)実施例は、無水マレイン酸、メチルメタクリレー
ト、カルボン酸を導入し ているので、表2中の極性基含有量は共通のカルボニル
基含有量を表示した。なお、含有量は組成物に占める割
合である。 (3)アサヒペン(株)製のプラスチック塗料No.1
00(白色) (4)アサヒペン(株)製のニュースプレー(白色)
ト、カルボン酸を導入し ているので、表2中の極性基含有量は共通のカルボニル
基含有量を表示した。なお、含有量は組成物に占める割
合である。 (3)アサヒペン(株)製のプラスチック塗料No.1
00(白色) (4)アサヒペン(株)製のニュースプレー(白色)
【0041】
【発明の効果】本発明の塗料組成物は、スチレン系熱可
塑性エラストマー成形物等の被塗物の表面へ直接塗装し
ても充分な密着性、強度を有する塗膜が形成され、成形
物に美装性を与えることができる。また、本発明の塗料
組成物は、熱可塑性エラストマーと充分な密着性を有し
ており、粘度調整を施した上で接着剤として使用するこ
とができる。本発明の塗装成形物は、上記の優れた塗料
組成物を用いて塗装されるので、簡単な操作で表面に塗
膜が形成され、形成された塗膜は高強度であり密着性も
よく、優れたが美装性が付与される。
塑性エラストマー成形物等の被塗物の表面へ直接塗装し
ても充分な密着性、強度を有する塗膜が形成され、成形
物に美装性を与えることができる。また、本発明の塗料
組成物は、熱可塑性エラストマーと充分な密着性を有し
ており、粘度調整を施した上で接着剤として使用するこ
とができる。本発明の塗装成形物は、上記の優れた塗料
組成物を用いて塗装されるので、簡単な操作で表面に塗
膜が形成され、形成された塗膜は高強度であり密着性も
よく、優れたが美装性が付与される。
フロントページの続き Fターム(参考) 4F006 AA04 AA14 AA17 AA35 AA37 AA38 AB05 AB16 AB52 AB55 AB72 BA01 DA04 4J038 CA022 CQ011 KA06 KA08 PB02 PC08
Claims (6)
- 【請求項1】 (a)芳香族ビニル化合物と共役ジオレ
フィン化合物とのブロック共重合体およびその水素化物
からなる群より選択される少なくとも1種、(b)所望
により1,2−ポリブタジエン、(c)顔料およびは染
料からなる群より選択される少なくとも1種、ならびに
(d)有機溶剤、を含有することを特徴とする塗料組成
物。 - 【請求項2】 (a)成分および(b)成分の少なくと
もいずれかの極性基含有変性体をさらに含有することを
特徴とする請求項1に記載の塗料組成物。 - 【請求項3】 (イ)(b)成分を(a)成分100重
量部当たり0〜400重量部、(ロ)極性基含有変性体
を(a)成分と(b)成分との合計量100重量部当た
り1〜200重量部、(ハ)(c)成分を(a)成分と
(b)成分との合計量100重量部当たり0.1〜30
重量部、そして(ニ)(d)成分を(a)成分と(b)
成分との合計量100重量部当たり300〜10000
重量部それぞれ含有することを特徴とする請求項1に記
載の塗料組成物。 - 【請求項4】 変性体中の極性基含有量が0.01〜2
0mmol/1gポリマーであり、かつ塗料組成物中の
極性基含有量が0.0001〜10mmol/1g組成
物((d)有機溶剤を除く)であることを特徴とする請
求項2または3に記載の塗料組成物。 - 【請求項5】 熱可塑性エラストマー組成物の成形物の
表面が請求項1〜4のいずれかに記載の塗料組成物で塗
装されていることを特徴とする塗装成形物。 - 【請求項6】 成形物が玩具であることを特徴とする請
求項5に記載の塗装成形物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000031837A JP2001220531A (ja) | 2000-02-09 | 2000-02-09 | 塗料組成物および塗装成形物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000031837A JP2001220531A (ja) | 2000-02-09 | 2000-02-09 | 塗料組成物および塗装成形物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001220531A true JP2001220531A (ja) | 2001-08-14 |
Family
ID=18556532
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000031837A Pending JP2001220531A (ja) | 2000-02-09 | 2000-02-09 | 塗料組成物および塗装成形物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001220531A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007153999A (ja) * | 2005-12-02 | 2007-06-21 | Riken Technos Corp | 塗料組成物 |
| WO2012096281A1 (ja) * | 2011-01-12 | 2012-07-19 | 丸五ゴム工業株式会社 | 架橋ゴムに塗装するための塗料、該塗料を塗布して塗膜が形成された成形品及びその製造方法 |
| JP2013142264A (ja) * | 2012-01-11 | 2013-07-22 | Marugo Rubber Ind Co Ltd | 屋外パネル取付け用緩衝装置及びそれを用いた屋外パネルの支持構造 |
-
2000
- 2000-02-09 JP JP2000031837A patent/JP2001220531A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007153999A (ja) * | 2005-12-02 | 2007-06-21 | Riken Technos Corp | 塗料組成物 |
| WO2012096281A1 (ja) * | 2011-01-12 | 2012-07-19 | 丸五ゴム工業株式会社 | 架橋ゴムに塗装するための塗料、該塗料を塗布して塗膜が形成された成形品及びその製造方法 |
| JPWO2012096281A1 (ja) * | 2011-01-12 | 2014-06-09 | 丸五ゴム工業株式会社 | 架橋ゴムに塗装するための塗料、該塗料を塗布して塗膜が形成された成形品及びその製造方法 |
| JP2013142264A (ja) * | 2012-01-11 | 2013-07-22 | Marugo Rubber Ind Co Ltd | 屋外パネル取付け用緩衝装置及びそれを用いた屋外パネルの支持構造 |
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