JP2001288138A - 含フッ素α,β−不飽和カルボン酸の製造方法 - Google Patents
含フッ素α,β−不飽和カルボン酸の製造方法Info
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Abstract
業的に有用な含フッ素α,β−不飽和カルボン酸を安価
で簡便に効率良く製造できる方法を提供すること。 【解決手段】 溶媒中、亜鉛の存在下に、含フッ素ハロ
ゲン化アルケンと二酸化炭素とを反応させて、含フッ素
α,β−不飽和カルボン酸を製造する方法において、下
記A或いはBの少なくとも一方の化合物を共存させて0
〜60℃の温度範囲で反応させ、上記亜鉛と上記含フッ
素ハロゲン化アルケンとの使用比率を、上記含フッ素ハ
ロゲン化アルケンに対して上記亜鉛を0.1〜10当量
とする。 A:ハロゲン化水素及び/又はハロゲン分子を上記亜鉛
に対して0.001〜0.1当量 B:水を上記溶媒に対して100〜1000ppm
Description
どの各種含フッ素化合物の中間体原料として有用な物質
である含フッ素α,β−不飽和カルボン酸の製造方法に
関するものである。
に用いた、含フッ素α,β−不飽和カルボン酸の製造方
法については、従来から種々の方法が提唱されている。
例えば、下記の〜の方法などが知られている。 溶媒中、トリエチルアミン及びパラジウム触媒存在下
に、1−ハロ−1−ペルフルオロアルキルエチレンに一
酸化炭素と水とを反応させ、α−ペルフルオロアルキル
アクリル酸を合成する方法(特開昭60−94933号
公報を参照)。 溶媒中、1−ハロ−1−ペルフルオロアルキルエチレ
ンと金属マグネシウムとを混合した物に二酸化炭素を反
応させ、酸処理することにより、α−ペルフルオロアル
キルアクリル酸を合成する方法(特開昭62−1274
1号公報を参照)。 溶媒中、アルカリ金属イオン、アルカリ土類金属イオ
ン又はアンモニウムイオンから選択される陽イオンを共
存させて含フッ素ハロゲン化アルケンを亜鉛存在下に二
酸化炭素と反応させ、加水分解することにより、含フッ
素α,β−不飽和カルボン酸を合成する方法(特公平7
−72156号公報を参照)。
〜の方法は、下記のような問題を抱えており、何れ
の方法も工業的に有用な製造方法とは言い難い。上記
の方法では、使用するパラジウム触媒が高価な上、安全
上問題が多い一酸化炭素を用いなければならない。上記
の方法では、反応中間体として水に不安定なグリニャ
ール試薬を経由するため、反応系内の水分管理が煩雑と
なる。上記の方法では、塩化リチウムなどの高価な反
応助剤を添加する必要がある上、目的物の含フッ素α,
β−不飽和カルボン酸やその中間体が重合した複数の重
合物が副生する。
来方法の問題点を解決し、工業的に有用な含フッ素α,
β−不飽和カルボン酸の安価で簡便な製造方法を提供す
ることにある。
の存在下に、含フッ素ハロゲン化アルケンと二酸化炭素
とを反応させて、含フッ素α,β−不飽和カルボン酸を
製造する方法において、下記A或いはBの少なくとも一
方の化合物を共存させて0〜60℃の温度範囲で反応さ
せ、上記亜鉛と上記含フッ素ハロゲン化アルケンとの使
用比率が、上記含フッ素ハロゲン化アルケンに対して上
記亜鉛が0.1〜10当量であることを特徴とする含フ
ッ素α,β−不飽和カルボン酸の製造方法を提供するこ
とにより、上記目的を達成したものである。 A:ハロゲン化水素及び/又はハロゲン分子を上記亜鉛
に対して0.001〜0.1当量 B:水を上記溶媒に対して100〜1000ppm
不飽和カルボン酸の製造方法を詳細に説明する。本発明
の含フッ素α,β−不飽和カルボン酸の製造方法は、具
体的には、下記一般式(I)で表わされる含フッ素ハロ
ゲン化アルケンを、溶媒中、上記Aの「ハロゲン化水素
及び/又はハロゲン分子」或いは上記Bの「水」の少な
くとも一方の化合物を反応系中に共存させて、亜鉛の存
在下で二酸化炭素と反応させ、次いで無機酸で反応生成
物を加水分解することにより得られる、下記一般式(I
I)で表わされる含フッ素α,β−不飽和カルボン酸の
製造方法である。
ッ素原子、アルキル基、含フッ素アルキル基の何れか
で、かつ少なくとも一つはフッ素原子又は含フッ素アル
キル基を示す。Xは、塩素原子、臭素原子、沃素原子の
何れかを示す。)
場合と同じである。)
飽和カルボン酸は、上記一般式(II)で表わされる含フ
ッ素α,β−不飽和カルボン酸であり、例えば、F2 C
=C(F)COOH、F2 C=C(H)COOH、F
(H)C=C(F)COOH、F(H)C=C(H)C
OOH、H2 C=C(F)COOH、F2 C=C(R)
COOH、F2 C=C(Rf)COOH、F(R)C=
C(F)COOH、F(R)C=C(R)COOH、F
(R)C=C(Rf)COOH、F(R)C=C(H)
COOH、F(Rf)C=C(F)COOH、F(R
f)C=C(R)COOH、F(Rf)C=C(Rf)
COOH、F(Rf)C=C(H)COOH、F(H)
C=C(R)COOH、F(H)C=C(Rf)COO
H、R2 C=C(F)COOH、R2 C=C(Rf)C
OOH、R(Rf)=C(F)COOH、R(Rf)=
C(R)COOH、R(Rf)=C(Rf)COOH、
R(Rf)=C(H)COOH、Rf2 C=C(F)C
OOH、Rf2 C=C(R)COOH、Rf2 C=C
(Rf)COOH、Rf2 C=C(H)COOH、H2
C=C(Rf)COOH、H(R)=C(F)COO
H、H(R)=C(Rf)COOH、H(Rf)=C
(F)COOH、H(Rf)=C(R)COOH、H
(Rf)=C(Rf)COOH、H(Rf)=C(H)
COOH、H2 C=C(Rf)COOHなどで表わされ
る含フッ素α,β−不飽和カルボン酸である。尚、式
中、Rはアルキル基を示し、Rfは含フッ素アルキル基
を示し、Xは、塩素原子、臭素原子、沃素原子の何れか
を示す。
される含フッ素ハロゲン化アルケンとしては、種々のも
のを用いることができるが、ハロゲン化アルケンと亜鉛
との反応性を考えると、上記一般式(I)中のR1 、R
2 及びR3 のうち少なくとも一つはフッ素原子又は含フ
ッ素アルキル基であることが必要である。斯かる含フッ
素ハロゲン化アルケンとしては、例えば、F2 C=C
(F)X、F2 C=C(H)X、F(H)C=C(F)
X、F(H)C=C(H)X、H2 C=C(F)X(式
中、Xは、塩素原子、臭素原子、沃素原子の何れかを示
す)で表わされる含フッ素ビニルハロゲン化合物、或い
は、F2 C=C(R)X、F2 C=C(Rf)X、F
(R)C=C(F)X、F(R)C=C(R)X、F
(R)C=C(Rf)X、F(R)C=C(H)X、F
(Rf)C=C(F)X、F(Rf)C=C(R)X、
F(Rf)C=C(Rf)X、F(Rf)C=C(H)
X、F(H)C=C(R)X、F(H)C=C(Rf)
X、R2 C=C(F)X、R2 C=C(Rf)X、R
(Rf)=C(F)X、R(Rf)=C(R)X、R
(Rf)=C(Rf)X、R(Rf)=C(H)X、R
f2 C=C(F)X、Rf2 C=C(R)X、Rf2 C
=C(Rf)X、Rf2 C=C(H)X、H2 C=C
(Rf)X、H(R)=C(F)X、H(R)=C(R
f)X、H(Rf)=C(F)X、H(Rf)=C
(R)X、H(Rf)=C(Rf)X、H(Rf)=C
(H)X、H2 C=C(Rf)X(式中、Rはアルキル
基を示し、Rfは含フッ素アルキル基を示し、Xは、塩
素原子、臭素原子、沃素原子の何れかを示す)で表わさ
れる含フッ素ハロゲン化アルケン化合物が使用可能であ
る。但し、含フッ素ハロゲン化アルケン化合物の溶媒へ
の溶解性や反応性を考慮すれば、アルキル基又は含フッ
素アルキル基の炭素数は10以下であることが好まし
い。また、含フッ素アルキル基は、トリフルオロメチル
基と同様に置換基効果を有するものであれば使用可能で
あるが、特に直鎖又は分岐鎖を有するペルフルオロ又は
ポリフルオロ或いはモノフルオロ脂肪族基であることが
好ましい。
鉛粉末をそのまま使用することができるが、予め亜鉛粒
子表面を無機酸により表面処理することにより、その使
用量を減ずることができる。尚、上記亜鉛の平均粒径は
1〜50μmの範囲にあることが好ましい。上記亜鉛の
粒径が1μm未満では、後処理工程での固形物のろ過操
作が煩雑となる。また、上記亜鉛の粒径が50μm超で
は、亜鉛粒子の表面積が減少するため、反応収率が低下
する。従って、反応収率及び操作性を考慮すれば、上記
亜鉛の平均粒径は1〜20μmであることが特に好まし
い。
ッ素ハロゲン化アルケンとの比率は、亜鉛及び原料の有
効利用上、含フッ素ハロゲン化アルケンに対し亜鉛が
0.1〜10当量であることが好ましく、反応をほぼ常
温で進行させられることから特に1〜5当量の範囲で使
用することがより好ましい。
えば、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホ
キシド、N,N−ジメチルアセトアミドなどの非プロト
ン性の極性溶媒が好ましいが、これらに限定されるもの
ではない。
水素及び/又はハロゲン分子」或いは上記Bの「水」の
少なくとも一方の化合物を反応系中に共存させて反応を
行うことが必須である。反応系中にハロゲン化水素及び
/又はハロゲン分子を共存させると、反応速度及び収率
が著しく向上する。本発明の反応に使用するハロゲン化
水素としては、HF、HCl、HBr、HIなどが挙げ
られるが、取り扱い及び後処理の容易さ、並びに反応促
進能力の点からHCl、HBrが好ましい。また、本発
明の反応に使用するハロゲン分子としては、F2 、Cl
2 、Br2 、I2 などが挙げられるが、取り扱い及び後
処理の容易さ、並びに反応促進能力の点からCl2 、B
r 2 が好ましい。上記ハロゲン化水素もしくは上記ハロ
ゲン分子の使用量は、亜鉛に対して、0.001〜0.
1当量の範囲であり、好ましくは0.005〜0.1当
量の範囲である。上記ハロゲン化水素もしくは上記ハロ
ゲン分子の使用量が0.001当量未満では収率が低
く、0.1当量を超えて使用しても収率上又は経済上、
使用量に見合うだけの効果が得られない。
による副生物の生成を防止でき、選択率が向上する。上
記水の使用量は、溶媒に対して、100〜1000pp
mの範囲、好ましくは300〜800ppmの範囲であ
る。水の使用量が100ppm未満では重合物が副生し
て添加効果が得られず、1000ppmを超えて使用す
ると選択率が低下する。
能であるが、0〜60℃の温度範囲で行うのがよく、特
に0〜30℃の温度範囲で行うことが好ましい。反応温
度が0℃未満では、反応液の粘度が上昇するために撹拌
が困難になり、また反応収率を高くするためには反応時
間が長くなり実用的ではない。また、反応温度が60℃
を超えると、原料の含フッ素ハロゲン化アルケンや生成
した含フッ素α,β−不飽和カルボン酸の重合反応が進
行するため収率が著しく低下する。
しては、例えば、大気圧下、二酸化炭素を通気して供給
する方法、及び二酸化炭素加圧下で強制的に反応溶媒に
溶解させて供給する方法などがあるが、何れの方法も用
いることができ、生成物の組成及び収率はほとんど同じ
である。上記二酸化炭素の供給時間は、自由に設定して
差し支えないが、製造効率を考慮すれば、5時間〜24
時間であることが特に好ましい。また、上記二酸化炭素
の供給量は、原料である含フッ素ハロゲン化アルケンに
対して自由に設定して差し支えないが、経済面を考慮す
れば、1.1〜1.3当量を供給するのが好ましい。
えて加水分解処理することにより、目的とする含フッ素
α,β−不飽和カルボン酸を得ることができる。そし
て、以上の製造方法により得られた含フッ素α,β−不
飽和カルボン酸を精製するには、得られた溶液中の含フ
ッ素α,β−不飽和カルボン酸を非水系有機溶媒で抽出
後、アルカリ条件下で抽出し、再び酸性条件下で水層か
ら非水系有機溶媒で抽出することにより、当該非水系有
機溶媒と含フッ素α,β−不飽和カルボン酸とを分離す
るという逆抽出操作の方法を用いることができる。
機溶媒としては、例えば、ジエチルエーテル、ジイソプ
ロピルエーテルなどのエーテル類、塩化メチレン、クロ
ロホルムなどのハロゲン物、ベンゼン、トルエンなどの
芳香族類、酢酸エチルなどのエステル類、メチルエチル
ケトンなどのケトン類などが好ましいが、これらに限定
されるものではない。
が、本発明はこれらの実施例に制限されるものではな
い。
メチルホルムアミド)90mlと市販の亜鉛粉末11.
2gを入れ、撹拌下臭素0.2g(亜鉛に対して0.0
07当量)を加え、室温で30分間撹拌した後、反応液
を10℃に冷却した。次に、3,3,3−トリフルオロ
−2−ブロモプロペン10gをゆっくり反応液に滴下し
た後、20℃以下に冷却しながら、二酸化炭素ガスを
0.3L/hrの供給速度で吹き込んだ。24時間後、
固形物をろ別した後、ろ液に9%希塩酸を加えて加水分
解処理した。処理液から目的物をジイソプロピルエーテ
ルで抽出した後、抽出液をガスクロマトグラフィーで分
析した。その結果、α−(トリフルオロメチル)アクリ
ル酸が7.1g(収率89%)得られたことがわかっ
た。
販の亜鉛粉末11.2gを入れ、撹拌下臭素0.2gを
加え、常温で30分間撹拌した後、反応液を10℃に冷
却した。次に、3,3,3−トリフルオロ−2−ブロモ
プロペン10gをゆっくり反応液に滴下した後、20℃
以下に冷却しながら、二酸化炭素ガスを0.3L/hr
の供給速度で吹き込んだ。5時間後、固形物をろ別した
後、ろ液に9%希塩酸を加えて加水分解処理した。処理
液から目的物をジイソプロピルエーテルで抽出し、逆抽
出操作により不純物を取り除いた後、抽出液を濃縮し
た。その結果、α−(トリフルオロメチル)アクリル酸
を6.9g(収率86%)、純度99%で得た。
ルケンとして、2−ブロモ−1,1−ジフルオロエチレ
ン10gを用いた以外は、実施例2と同様の条件で反応
を行った。その結果、β,β−ジフルオロアクリル酸を
収率80%(6.0g)で得た。
鉛に対して0.007当量)を用いた以外は、実施例2
と同様の条件で反応を行い、α−(トリフルオロメチ
ル)アクリル酸を収率81%(6.5g)で得た。
(ジメチルスルホキシド)を用いた以外は、実施例2と
同様の条件で反応を行い、α−(トリフルオロメチル)
アクリル酸を収率78%(6.2g)で得た。
を用いた以外は、実施例2と同様の条件で反応を行い、
α−(トリフルオロメチル)アクリル酸を収率85%
(6.8g)で得た。
販の亜鉛粉末11.2gを加え、撹拌下反応液を10℃
に冷却した。次に、3,3,3−トリフルオロ−2−ブ
ロモプロペン10gをゆっくり反応液に滴下した後、2
0℃以下に冷却しながら、二酸化炭素ガスを0.3L/
hrの供給速度で吹き込んだ。24時間後、固形物をろ
別した後、ろ液に9%希塩酸を加えて加水分解処理し
た。処理液から目的物をジイソプロピルエーテルで抽出
した後、逆抽出操作により不純物を取り除いた後、抽出
液を濃縮した。その結果、得られたα−(トリフルオロ
メチル)アクリル酸は4.4g(収率55%)であっ
た。
販の亜鉛粉末11.2gを加え、撹拌下臭素0.2gを
加え、常温で30分間撹拌した後、反応液を10℃に冷
却した。次に、3,3,3−トリフルオロ−2−ブロモ
プロペン10gをゆっくり反応液に滴下した後、100
℃に加熱しながら、二酸化炭素ガスを0.3L/hrの
供給速度で吹き込んだ。24時間後、固形物をろ別した
後、ろ液に9%希塩酸を加えて加水分解処理した。処理
液から目的物をジイソプロピルエーテルで抽出した後、
逆抽出操作により不純物を取り除いた後、抽出液を濃縮
した。その結果、得られたα−(トリフルオロメチル)
アクリル酸は1.6g(収率20%)であった。
販の亜鉛粉末1.9g(0.5当量)を入れ、撹拌下臭
素0.2gを加え、常温で30分間撹拌した後、反応液
を10℃に冷却した。次に、3,3,3−トリフルオロ
−2−ブロモプロペン10gをゆっくり反応液に滴下し
た後、20℃以下に冷却しながら、二酸化炭素ガスを
0.3L/hrの供給速度で吹き込んだ。24時間後、
固形物をろ別した後、ろ液に9%希塩酸を加えて加水分
解処理した。処理液から目的物をジイソプロピルエーテ
ルで抽出した後、逆抽出操作により不純物を取り除いた
後、抽出液を濃縮した。その結果、得られたα−(トリ
フルオロメチル)アクリル酸は1.9g(収率24%)
であった。
れ、これに水を添加して溶媒中の水分量を500ppm
に調整した後、市販の亜鉛粉末11.2gを加えて反応
液を10℃に冷却した。次に、3,3,3−トリフルオ
ロ−2−ブロモプロペン10gをゆっくり反応液に滴下
した後、20℃以下に冷却しながら、二酸化炭素ガスを
0.3L/hrの供給速度で吹き込んだ。24時間後、
固形物をろ別した後、ろ液に9%希塩酸を加えて加水分
解処理した。処理液から目的物をジイソプロピルエーテ
ルで抽出した後、抽出液をガスクロマトグラフィーで分
析した。その結果、α−(トリフルオロメチル)アクリ
ル酸が7.2g(収率90%)得られたことがわかっ
た。尚、重合物の副生は確認できなかった。
れ、これに水を添加して溶媒中の水分量を500ppm
に調整した後、市販の亜鉛粉末11.2gを加えて密封
した後、攪拌下反応液を10℃に冷却した。次に、3,
3,3−トリフルオロ−2−ブロモプロペン10gをゆ
っくり反応液に滴下した後、20℃以下に冷却しなが
ら、二酸化炭素ガスを0.3L/hrの供給速度で吹き
込んだ。5時間後、固形物をろ別した後、ろ液に9%希
塩酸を加えて加水分解処理した。処理液から目的物をジ
イソプロピルエーテルで抽出した後、逆抽出操作により
不純物を取り除いた後、抽出液を濃縮した。その結果、
α−(トリフルオロメチル)アクリル酸を6.8g(収
率85%)、純度99%で得た。尚、重合物の副生は確
認できなかった。
ルケンとして、2−ブロモ−1,1−ジフルオロエチレ
ン10gを用いた以外は、実施例8と同様の条件で反応
を行った。その結果、β,β−ジフルオロアクリル酸を
収率82%(6.2g)で得た。尚、重合物の副生は確
認できなかった。
を用いた以外は、実施例8と同様の条件で反応を行い、
α−(トリフルオロメチル)アクリル酸を収率80%
(6.4g)で得た。尚、重合物の副生は確認できなか
った。
gを用いた以外は、実施例8と同様の条件で反応を行
い、α−(トリフルオロメチル)アクリル酸を収率90
%(7.2g)で得た。尚、重合物の副生は確認できな
かった。
DMF90mlと市販の亜鉛粉末11.2gを加え、撹
拌下反応液を10℃に冷却した。次に、3,3,3−ト
リフルオロ−2−ブロモプロペン10gをゆっくり反応
液に滴下した後、20℃以下に冷却しながら、二酸化炭
素ガスを0.3L/hrの供給速度で吹き込んだ。24
時間後、固形物をろ別した後、ろ液に9%希塩酸を加え
て加水分解処理した。処理液から目的物をジイソプロピ
ルエーテルで抽出した後、逆抽出操作により不純物を取
り除いた後、抽出液を濃縮した。その結果、α−(トリ
フルオロメチル)アクリル酸を4.0g(収率50%)
得た。その際、構造未確認の赤褐色重合物が1g得られ
た。
れ、これに水を添加して溶媒中の水分量を5000pp
mに調整した後、市販の亜鉛粉末11.2gを加えて反
応液を10℃に冷却した。次に、3,3,3−トリフル
オロ−2−ブロモプロペン10gをゆっくり反応液に滴
下した後、20℃以下に冷却しながら、二酸化炭素ガス
を0.3L/hrの供給速度で吹き込んだ。24時間
後、固形物をろ別した後、ろ液に9%希塩酸を加えて加
水分解処理した。処理液から目的物をジイソプロピルエ
ーテルで抽出した後、逆抽出操作により不純物を取り除
いた後、抽出液を濃縮した。その結果、α−(トリフル
オロメチル)アクリル酸を3.1g(収率39%)得
た。尚、重合物の副生は確認できなかった。
れ、これに水を添加して溶媒中の水分量を500ppm
に調整した後、市販の亜鉛粉末11.2gを加えて反応
液を10℃に冷却した。次に、3,3,3−トリフルオ
ロ−2−ブロモプロペン10gをゆっくり反応液に滴下
した後、100℃に加熱しながら、二酸化炭素ガスを
0.3L/hrの供給速度で吹き込んだ。24時間後、
固形物をろ別した後、ろ液に9%希塩酸を加えて加水分
解処理した。処理液から目的物をジイソプロピルエーテ
ルで抽出した後、逆抽出操作により不純物を取り除いた
後、抽出液を濃縮した。その結果、α−(トリフルオロ
メチル)アクリル酸を2.1g(収率26%)得た。そ
の際、構造未確認の赤褐色重合物が3g得られた。
含フッ素α,β−不飽和カルボン酸を安価で簡便に製造
することができる。
Claims (3)
- 【請求項1】 溶媒中、亜鉛の存在下に、含フッ素ハロ
ゲン化アルケンと二酸化炭素とを反応させて、含フッ素
α,β−不飽和カルボン酸を製造する方法において、下
記A或いはBの少なくとも一方の化合物を共存させて0
〜60℃の温度範囲で反応させ、上記亜鉛と上記含フッ
素ハロゲン化アルケンとの使用比率が、上記含フッ素ハ
ロゲン化アルケンに対して上記亜鉛が0.1〜10当量
であることを特徴とする含フッ素α,β−不飽和カルボ
ン酸の製造方法。 A:ハロゲン化水素及び/又はハロゲン分子を上記亜鉛
に対して0.001〜0.1当量 B:水を上記溶媒に対して100〜1000ppm - 【請求項2】 ハロゲン化水素がHF、HCl、HBr
及びHIからなる群から選択される1種以上であり、ハ
ロゲン分子がF2 、Cl2 、Br2 及びI2からなる群
から選択される1種以上である請求項1記載の製造方
法。 - 【請求項3】 得られた溶液中の含フッ素α,β−不飽
和カルボン酸を非水系有機溶媒で抽出後、アルカリ条件
下で抽出し、再び酸性条件下で水層から非水系有機溶媒
で抽出することにより、当該非水系有機溶媒と含フッ素
α,β−不飽和カルボン酸とを分離する請求項1又は2
記載の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000102229A JP2001288138A (ja) | 2000-04-04 | 2000-04-04 | 含フッ素α,β−不飽和カルボン酸の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000102229A JP2001288138A (ja) | 2000-04-04 | 2000-04-04 | 含フッ素α,β−不飽和カルボン酸の製造方法 |
Publications (2)
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- 2000-04-04 JP JP2000102229A patent/JP2001288138A/ja active Pending
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