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JP2001270225A - インクジェット記録媒体 - Google Patents

インクジェット記録媒体

Info

Publication number
JP2001270225A
JP2001270225A JP2000082840A JP2000082840A JP2001270225A JP 2001270225 A JP2001270225 A JP 2001270225A JP 2000082840 A JP2000082840 A JP 2000082840A JP 2000082840 A JP2000082840 A JP 2000082840A JP 2001270225 A JP2001270225 A JP 2001270225A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transition metal
metal oxide
amorphous silica
ink
coated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000082840A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunio Kasamatsu
久仁雄 笠松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Paper Mills Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Paper Mills Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Paper Mills Ltd filed Critical Mitsubishi Paper Mills Ltd
Priority to JP2000082840A priority Critical patent/JP2001270225A/ja
Publication of JP2001270225A publication Critical patent/JP2001270225A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】吸収性が良好で、高色彩であり、かつ記録され
た画像や文字の耐光性の優れたインクジェット記録媒体
を提供することである。 【解決手段】支持体上にインク受容層を設けてなるイン
クジェット記録媒体において、該インク受容層に表面を
不定形シリカで被覆された酸化セリウム等の遷移金属酸
化物を含有し、その不定形シリカで被覆された遷移金属
酸化物の平均2次粒子径が2.0μm以上8.0μm以下である
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット記
録媒体に関するものであり、更に詳しくは、インク吸収
性が良好で、高色彩発色性であり、かつ記録された画像
や文字の耐光性に優れたインクジェット記録媒体に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録方式は、インクの微
小液滴を種々の作動原理により飛翔させて、紙などの記
録媒体に付着させ、画像、文字などの記録を行う方式で
ある。インクジェット記録方式は、高速低騒音、カラー
化容易、現像および定着の不要などの特徴から、画像記
録装置として、情報機器をはじめ各種の用途に急速に普
及している。更に多色インクジェット方式により形成さ
れる画像は、製版方式による多色印刷や、銀塩写真方式
による写真印画と比較しても遜色のない記録を得ること
も可能である。特に、作成部数の少ない場合には通常の
多色印刷や銀塩写真による方法よりも安価であり、フル
カラー画像記録分野まで広く応用される様になってきて
いる。更に記録の高速化、高精細化、フルカラー化など
の記録特性の向上に伴って、記録装置や記録方法の改良
が行われ、記録媒体に対しても、高度な特性が要求され
る様になってきた。
【0003】すなわち、インクジェット用記録媒体とし
ては、インクの吸収が速やかで、かつインク吸収容量が
大きいこと、インクドットの濃度が高く、色彩発色性が
良いこと、インクドットの横方向への拡散が必要以上に
大きくなく、かつ周辺が滑らかでぼやけないこと、更に
記録画像が水や空気中の酸化気体ならびに光に対して十
分な抵抗性を持つこと等の諸要求を満足させる必要があ
る。これらの要求を満たすために、従来からいくつかの
提案がなされてきた。例えば、吸収性やインクの滲みを
改良するために、特開昭53-49113号公報には、木材パル
プ抄製シートに水溶性高分子を含浸させてなるインクジ
ェット記録紙が開示されている。
【0004】また、塗工紙の例としては、特開昭55-583
0号公報に、支持体上にインク吸収性の塗工層を設けた
インクジェット記録用シートが、特開昭55-11829号公報
には、無サイズ紙に、インク吸収性の異なる2層以上の
塗工層を設けてなるインクジェット記録用シートがそれ
ぞれ開示されている。また、特開昭55-51583号公報には
被覆層中の顔料として非晶質のシリカを用いた例が開示
されている。この被記録材は、インクジェット用被記録
材として、記録材の色彩発色性が優れている等の種々の
利点を有するものであるが、該被記録材に水溶性染料、
特に直接染料、酸性染料または食品用色素を記録材とす
るインクで記録を行うと、形成された画像の耐光性が十
分でないため、変退色が激しいという不都合がある。
【0005】また、特開昭61-57379号公報に見られるよ
うにシリカに硫酸マグネシウムや水溶性アルミニウム塩
を併用して画像の耐光性を改良することが開示されてい
るが、これらは、単に上記成分を水に分散あるいは溶解
させ、バインダーとしての接着剤を加えた混合塗工液と
して被記録材を形成しているので、シリカの耐光性改良
の効果は十分とは言い難いものであった。また、近年で
は特開平04-201594号公報、特開平09-188066号公報に見
られるように、酸化セリウム、酸化チタン、酸化亜鉛等
の遷移金属酸化物を少なくとも一種含有、またはシリカ
等の白色顔料に付着させることにより、画像の耐光性を
改良することが開示されている。しかし、これらは遷移
金属酸化物表面が露出しているため、触媒活性が高く、
またインク吸収性、色彩発色性が劣るという問題があっ
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、イン
ク吸収性が良好で、高色彩であり、かつ記録された画像
や文字の耐光性の優れたインクジェット記録媒体を提供
することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、インクジ
ェット記録媒体における上記の問題について鋭意検討を
重ねた結果、支持体上にインク受容層を設けてなるイン
クジェット記録媒体において、インク受容層に表面を不
定形シリカで被覆された遷移金属酸化物を含有するイン
クジェット記録媒体とすることで目的を達成できること
を見いだしたものである。すなわち、不定形シリカで被
覆された遷移金属酸化物を用いることで、従来技術の欠
点であった耐光性も向上し、インク吸収性もほとんど低
下させないことができた。
【0008】該不定形シリカで被覆された遷移金属酸化
物が酸化セリウム、酸化亜鉛、酸化チタンの群から選ば
れた少なくとも一種であると好ましい。
【0009】また、該不定形シリカで被覆された遷移金
属酸化物の平均2次粒子径が2.0μm以上8.0μm以下であ
るとより好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明のインクジェット記録媒体は、支持体上に、不定
形シリカで被覆された遷移金属酸化物、その他の顔料、
およびバインダーで構成されている。
【0011】本発明のインクジェット記録媒体における
不定形シリカで被覆された遷移金属酸化物は、被覆され
ていない遷移金属酸化物に比べ、触媒活性が低いため、
安全性が高く、また紫外線吸収および遮蔽効果が優れて
いるという特徴がある。その不定形シリカで被覆された
遷移金属酸化物は、遷移金属酸化物と不定形シリカの組
成比が70:30以上40:60以下で、遷移金属酸化物の平均
一次粒子は高倍率の透過型電子顕微鏡写真による測定に
おいて3nm以上60nm以下であるものが好ましい。
【0012】不定形シリカに被覆された遷移金属酸化物
の製造法としては、好ましくは乾式法と湿式法が挙げら
れる。乾式法は、遷移金属酸化物と不定形シリカ微粒子
を混合したり、遷移金属酸化物を攪拌混合しながら不定
形シリカを混合したり、不定形シリカの粉末、その分散
液等を噴霧法等により添加して、遷移金属酸化物に不定
形シリカを均一に付着させる方法がある。
【0013】一方、湿式法は、有機分散媒体中に分散剤
を用いて遷移金属酸化物を分散させ、アルコキシシラン
又は、アルキルアルコキシシランもしくは、それらの低
重合体をこの分散系中でゲル化反応させる方法である。
【0014】遷移金属酸化物は酸化セリウム、酸化亜
鉛、酸化チタン、酸化イットリウムの群から選ばれた少
なくとも一種であり、より好ましくは酸化セリウム、酸
化亜鉛、酸化チタンである。また、不定形シリカで被覆
された遷移金属酸化物の平均2次粒子径はレーザー法に
よる測定において2.0μm以上8.0μm以下のものを用いる
ことが良い。不定形シリカで被覆された遷移金属酸化物
の平均2次粒子径が2.0μm未満では目標とする耐光性が
得られず好ましくなく、8.0μmをこえる場合にはインク
吸収性が阻害され、目標とする印字濃度が得られず好ま
しくない。
【0015】このような不定形シリカで被覆された遷移
金属酸化物としては、市販のものを用いることができ、
例えば、セリガードSC4060(日本無機化学工業(株)
製)またはセリガードSC6832(日本無機化学工業(株)
製)を挙げることができる。
【0016】該不定形シリカで被覆された遷移金属酸化
物の配合量としては、インク吸収量にあわせて、インク
受容層を構成する顔料総量100重量部中5重量部以上90重
量部以下が好ましく使用される。5重量部未満では効果
が期待できず、90重量部を越えると、インク吸収量が低
下し、色彩発色性、特に、画像濃度が低下するので好ま
しくない。より好ましくは10重量部以上80重量部以下で
ある。
【0017】該インク受容層は該不定形シリカで被覆さ
れた遷移金属酸化物が0.5g/m2以上となるように塗工す
ることにより、耐光性を発現させることが可能であり、
該不定形シリカで被覆された遷移金属酸化物と併用して
公知の顔料を適用することも可能である。
【0018】本発明で使用される支持体としては、LBK
P、NBKP等の化学パルプ、GP、PGW、RMP、TMP、CTMP、CM
P、CGP等の機械パルプ、DIP等の古紙パルプ、等の木材
パルプと従来公知の顔料を主成分として、バインダーお
よびサイズ剤や定着剤、歩留まり向上剤、カチオン化
剤、紙力増強剤等の各種添加剤を一種以上用いて混合
し、長網抄紙機、円網抄紙機、ツインワイヤー抄紙機等
の各種装置で製造された原紙、更に原紙に、澱粉、ポリ
ビニルアルコール等でのサイズプレスやアンカーコート
層を設けた原紙や、それらの上にコート層を設けたアー
ト紙、コート紙、キャストコート紙等の塗工紙が挙げら
れる。このような原紙および塗工層にそのまま本発明に
係るインク受容層を設けても良いし、平坦化をコントロ
ールする目的で、マシンカレンダー、TGカレンダー、ソ
フトカレンダー等のカレンダー装置を使用しても良い。
【0019】また、支持体としては、上記の原紙上にポ
リオレフィン樹脂層を設けても良いし、ポリエチレン、
ポリプロピレン、ポリエステル、ナイロン、レーヨン、
ポリウレタン等の合成樹脂やこれらの混合物のフィルム
材や該合成樹脂を繊維化して成形したシートへの適用も
可能である。
【0020】本発明に用いられる支持体、またはインク
受容層に配合される上記以外の顔料としては、公知の白
色顔料を一種以上用いることができる。例えば、軽質炭
酸カルシウム、重質炭酸カルシウム、カオリン、タル
ク、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、二酸化チタン、酸
化亜鉛、硫化亜鉛、炭酸亜鉛、サチンホワイト、珪酸ア
ルミニウム、ケイソウ土、珪酸カルシウム、珪酸マグネ
シウム、炭酸マグネシウム、合成非晶質シリカ、アルミ
ナ、アルミナ水和物、水酸化アルミニウム、リトポン、
ゼオライト、加水ハロイサイト、水酸化マグネシウム等
の白色無機顔料、スチレン系プラスチックピグメント、
アクリル系プラスチックピグメント、ポリエチレン、マ
イクロカプセル、尿素樹脂、メラミン樹脂等の有機顔料
等が挙げられる。特に、インク受容層には多孔性無機顔
料が好ましく、多孔性合成非晶質シリカ、多孔性炭酸マ
グネシウム、多孔性アルミナ水和物等が挙げられる。
【0021】また、カール適性を付与するためにバック
コート層を塗工することも可能であり、その際の顔料と
しては、平板状顔料や加水ハロイサイトが好ましい。
【0022】本発明に用いられるインク受容層には接着
剤として、水溶性の高分子化合物を添加しても良い。本
発明に用いられる高分子化合物は、インク受容層の構成
成分として、インクと親和性を有する化合物である。例
えば、水溶性高分子化合物としてはポリビニルアルコー
ル又はその誘導体、アクリル樹脂、スチレン−アクリル
共重合体、無水マレイン酸重合体、スチレン−無水マレ
イン酸共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、澱
粉、ポリビニルブチラール、ゼラチン、カゼイン、アイ
オノマー、アラビアゴム、カルボキシメチルセルロー
ス、アルギン酸、アルギン酸ナトリウム、プルラン、ポ
リビニルピロリドン、ポリアクリルアミド、ポリエチレ
ングリコール、ポリプロピレングリコール等である。好
ましくは、ポリビニルアルコール又はその誘導体であ
る。
【0023】これらの高分子化合物は、単独または複数
を併用しても良く、インク受容層の顔料総量100重量部
に対し、2重量%以上70重量%以下を添加する。好ま
しくは、5重量%以上50重量%以下である。上記の添
加量の範囲以下では塗膜強度が弱くなり、多すぎるとイ
ンク吸収性が低下する。
【0024】更に、その他の添加剤として、カチオン系
染料定着剤、顔料分散剤、増粘剤、流動性改良剤、粘度
安定剤、pH調整剤、界面活性剤、消泡剤、抑泡剤、離
型剤、発泡剤、浸透剤、着色染料、着色顔料、蛍光増白
剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、レベリング剤、防腐
剤、防バイ剤、耐水化剤、湿潤紙力増強剤、乾燥紙力増
強剤などを本発明の目的を害しない範囲で適宜添加する
こともできる。
【0025】該インク受容層を設ける際に、塗工する方
法は、特に限定されず、公知の塗工方法を用いることが
できる。例えば、従来公知のエアーナイフコーター、カ
ーテンコーター、スライドリップコーター、ダイコータ
ー、ブレードコーター、ゲートロールコーター、バーコ
ーター、ロッドコーター、ロールコーター、ビルブレー
ドコーター、ショートドエルブレードコーター、サイズ
プレスなどの各種装置により支持体上に塗工することが
できる。また、塗工後はマシンカレンダー、TGカレンダ
ー、スーパーカレンダー、ソフトカレンダー等のカレン
ダーを用いて仕上げても良い。
【0026】本発明でいうインクとは、下記の色素、溶
媒、その他の添加剤からなる記録液体であり、色素とし
ては、発色性、鮮明性、安定性などが良好な、例えば、
C.I.Direct Yellow 12、C.I.Direct Yellow 24、C.I.Dire
ct Yellow 26、C.I.Direct Yellow 44、C.I.Direct Yello
w 86、C.I.Direct Yellow 98、C.I.Direct Yellow 100、C.
I.Direct Yellow 142、C.I.Direct red 1、C.I.Direct re
d 4、C.I.Direct red 17、C.I.Direct red 28、C.I.Direct
red 83、C.I.Direct Orenge 34、C.I.Direct Orenge 39、
C.I.Direct Orenge 44、C.I.Direct Orenge 46、C.I.Dire
ct Orenge 60、C.I.Direct Violet 47、C.I.Direct Viole
t 48、C.I.Direct Blue 6、C.I.Direct Blue 22、C.I.Dire
ct Blue 25、C.I.Direct Blue 71、C.I.Direct Blue 86、
C.I.Direct Blue 90、C.I.Direct Blue 106、C.I.Direct
Blue 199、C.I.Direct Black 17、C.I.Direct Black 19、
C.I.Direct Black 32、C.I.Direct Black 51、C.I.Direct
Black 62、C.I.Direct Black 71、C.I.Direct Black 10
8、C.I.Direct Black 146、C.I.Direct Black 154などの
直接染料、C.I.Acid Yellow 11、C.I.Acid Yellow 17、C.
I.Acid Yellow 23、C.I.Acid Yellow 25、C.I.Acid Yello
w 29、C.I.Acid Yellow 42、C.I.Acid Yellow 49、C.I.Aci
d Yellow 61、C.I.Acid Yellow 71、C.I.Acid red1、C.I.A
cid red 6、C.I.Acid red 8、C.I.Acid red 32、C.I.Acid
red 37、C.I.Acidred 51、C.I.Acid red 52、C.I.Acid red
80、C.I.Acid red 85、C.I.Acid red 87、C.I.Acid red 9
2、C.I.Acid red 94、C.I.Acid red 115、C.I.Acid red 18
0、C.I.Acid red 256、C.I.Acid red 317、C.I.Acid red 3
15、C.I.Acid Orenge 7、C.I.AcidOrenge 19、C.I.Acid Vi
olet 49、C.I.Acid Blue 9、C.I.Acid Blue 22、C.I.Acid
Blue 40、C.I.Acid Blue 59、C.I.Acid Blue 93、C.I.Acid
Blue 102、C.I.Acid Blue104、C.I.Acid Blue 113、C.I.A
cid Blue 117、C.I.Acid Blue 120、C.I.Acid Blue167、C.
I.Acid Blue 229、C.I.Acid Blue 234、C.I.Acid Blue 25
4、C.I.Acid Black 2、C.I.Acid Black 7、C.I.Acid Black
24、C.I.Acid Black 26、C.I.Acid Black31、C.I.Acid Bl
ack 52、C.I.Acid Black 63、C.I.Acid Black 112、C.I.Ac
id Black118 などの酸性染料、その他にも塩基性染料、
反応性染料あるいは食品用色素など の水溶性染料ある
いは、カーボンブラックなどの顔料を用いることができ
る。
【0027】インクの溶媒としては、水および水溶性の
各種有機溶剤、例えば、メチルアルコール、エチルアル
コール、n−プロピルアルコール、イソプロピルアルコ
ール、n−ブチルアルコール、sec−ブチルアルコー
ル、tert−ブチルアルコール、イソブチルアルコー
ルなどの炭素数1〜4のアルキルアルコール類;ジメチ
ルホルムアミド、ジメチルアセトアミドなどのアミド
類;アセトン、ジアセトンアルコールなどのケトンまた
はケトンアルコール類;テトラヒドロフラン、ジオキサ
ンなどのエーテル類;ポリエチレングリコール、ポリプ
ロピレングリコールなどのポリアルキレングリコール
類;エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチ
レングリコール、トリエチレングリコール、1、2、6
−ヘキサントリオール、チオジグリコール、ヘキシレン
グリコール、ジエチレングリコールなどのアルキレン基
が2〜6個のアルキレングリコール類;グリセリン、エ
チレングリコールメチルエーテル、ジエチレングリコー
ルメチル(またはエチル)エーテル、トリエチレングリ
コールモノメチルエーテルなどの多価アルコールの低級
アルキルエーテル類などが挙げられる。
【0028】上記の水溶性有機溶剤の中でも、特にジエ
チレングリコールなどの多価アルコール、トリエチレン
グリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコー
ルモノエチルエーテルなどの多価アルコールの低級アル
キルエーテルが好ましく使用される。上記の水溶性の有
機溶剤以外にも、高沸点脂肪族炭化水素に代表される引
火性、毒性などの安全性に優れた非水溶性絶縁溶剤を用
いる場合があり、各種無機顔料、有機顔料などが色素と
して用いられることがある。
【0029】インク中に添加されるその他の添加剤とし
ては、例えば、pH調節剤、金属封鎖剤、酸化防止剤、
防カビ剤、粘度調整剤、表面張力調整剤、湿潤剤、界面
活性剤、および防錆剤などが挙げられる。
【0030】
【実施例】以下に、本発明の実施例を挙げて説明する
が、本発明はこれらの例に限定されるものではない。ま
た、実施例において示す「部」および「%」は、特に明
示しない限り重量部および重量%を示す。
【0031】<支持体の作製>広葉樹晒クラフトパルプ
(LBKP)と針葉樹晒サルファイトパルプ(NBSP)の1:
1混合物をカナディアン スタンダード フリーネスで
300mlになるまで叩解し、パルプスラリーを調製し
た。これにサイズ剤としてアルキルケテンダイマーを対
パルプ0.5重量%、強度剤としてポリアクリルアミド
を対パルプ1.0重量%、カチオン化澱粉を対パルプ
2.0重量%、ポリアミドエピクロロヒドリン樹脂を対
パルプ0.5重量%添加し、水で希釈して1%スラリー
とした。このスラリーを長網抄紙機で坪量85g/m2
なるように抄造し、支持体とした。
【0032】<不定形シリカ被覆遷移金属酸化物分散液
Aの作成>不定形シリカ被覆酸化セリウム(セリガードSC
4060:日本無機化学製、平均2次粒子径4.8μm)を100部
を分散水300部に分散し、不定形シリカ被覆遷移金属酸
化物分散液Aを作成した。
【0033】<不定形シリカ被覆遷移金属酸化物分散液
Bの作成>不定形シリカ被覆遷移金属酸化物分散液Aで使
用した不定形シリカ被覆酸化セリウムに代えて、不定形
シリカ被覆酸化セリウム(セリガードSC6832:日本無機
化学製、平均2次粒子径8μm)を用いて、不定形シリカ
被覆遷移金属酸化分散液Bを作成した。
【0034】<不定形シリカ被覆遷移金属酸化物分散液
Cの作成>平均2次粒子径0.2μm以上0.5μmの微粒子酸
化チタン(堺化学工業社製:ルチル型)40部に、1次粒
子径7nmの気相法微粒子シリカ(日本アエロジル社製)6
0部をサンドグラインダー粉砕分散した後、圧力式ホモ
ジナイザーで更に粉砕分散したものに、分散水300部を
加え、攪拌混合し不定形シリカ被覆遷移金属酸化物分散
液C(平均2次粒子径3.2μm)を作成した。
【0035】<不定形シリカ被覆遷移金属酸化物分散液
Dの作成>平均2次粒子径0.3μmの微粒子酸化亜鉛(亜
鉛華1号;三井金属鉱業社製)32部に、1次粒子径7nm
の気相法微粒子シリカ(日本アエロジル社製)68部をサ
ンドグラインダー粉砕分散した後、圧力式ホモジナイザ
ーで更に粉砕分散したものに、分散水300部を加え、攪
拌混合して不定形シリカ被覆遷移金属酸化物分散液D
(平均2次粒子径6.4μm)を作成した。
【0036】<不定形シリカ被覆遷移金属酸化物分散液
Eの作成>平均2次粒子径1.3μmの微粒子酸化イットリ
ウム(試薬:純正化学社製)32部に、1次粒子径7nmの
気相法微粒子シリカ(日本アエロジル社製)68部をサン
ドグラインダー粉砕分散した後、圧力式ホモジナイザー
で更に粉砕分散したものに、分散水300部を加え、攪拌
混合して不定形シリカ被覆遷移金属酸化物分散液E(平
均2次粒子径7.6μm)を作成した。
【0037】<インク受容層塗工液1>インク受容層の
塗工液はBET比表面積270m2/gの不定形シリカ(ファイ
ンシールX-37B:トクヤマ社製)90部、不定形シリカ被
覆遷移金属被覆酸化物分散液Aを固形分10部、ポリビニ
ルアルコール(PVA117:クラレ社製)30部、カチオン性
染料定着剤(スミレッツ1001:住友化学社製)20部を混
合し、塗工液1とした。
【0038】<インク受容層塗工液2>インク受容層塗
工液1の不定形シリカ被覆遷移金属酸化物Aに代えて、
不定形シリカ被覆遷移金属酸化物分散液Bを用いて、塗
工液2とした。
【0039】<インク受容層塗工液3>インク受容層塗
工液1の不定形シリカ被覆遷移金属酸化物Aに代えて、
不定形シリカ被覆遷移金属酸化物分散液Cを用いて、塗
工液3とした。
【0040】<インク受容層塗工液4>インク受容層塗
工液1の不定形シリカ被覆遷移金属酸化物Aに代えて、
不定形シリカ被覆遷移金属酸化物分散液Dを用いて、塗
工液4とした。
【0041】<インク受容層塗工液5>インク受容層塗
工液1の不定形シリカ被覆遷移金属酸化物Aに代えて、
不定形シリカ被覆遷移金属酸化物分散液Eを用いて、塗
工液5とした。
【0042】<インク受容層塗工液6>インク受容層塗
工液6はBET比表面積270m2/gの不定形シリカ(ファイ
ンシールX-37B:トクヤマ社製)100部、ポリビニルアル
コール(PVA117:クラレ社製)30部、カチオン性染料定
着剤(スミレッツ1001:住友化学社製)20部を混合し、
塗工液6とした。
【0043】<インク受容層塗工液7>インク受容層の
塗工液はBET比表面積270m2/gの不定形シリカ(ファイ
ンシールX-37B:トクヤマ社製)96部、平均粒子径8nmの
酸化セリウム(ニードラールU-15;多木化学社製)4
部、ポリビニルアルコール(PVA117:クラレ社製)30
部、カチオン性染料定着剤(スミレッツ1001:住友化学
社製)20部を混合し、塗工液7とした。
【0044】塗工は前記支持体上に、ワイヤーバーを用
いて表1に記載の塗工液を乾燥塗工量8g/m2になるよ
うに塗工し、乾燥した。
【0045】<耐光性評価>各インクジェット記録用シ
ートに、インクジェットプリンター(EPSON製、M
J−700V2C)でY、M、C、Bkインクのベタ印
字を行った。これらのインクジェット記録用シートを、
キセノンアークフェードメーター、アトラス製Ci−3
5fを用い、ブラックパネル温度63℃、相対湿度65
%RHの環境下で30時間の光照射した前後のマゼンタ
インク色の色差を測定した。色差△E *は、L*、a*
*(CIE1976)に従って光照射前後のサンプル
の色を測定した結果を基に、下記数1で規定することが
できる。色差が大きいほど、色劣化が生じていることを
示し、色差が3.0未満であれば視覚上、色の違いに大
差はない。
【0046】
【数1】 △E*={(△L*2+(△a*2+(△b*21/2 ここで、△E*は色差、△L*および△a*と△b*は、各
々光照射前後のL*およびa*とb*との差である。結果
をΔE*が3.0未満を○、△E*が3.0以上7.0未
満を△、△E*が7.0以上を×と評価した。
【0047】<インク吸収性評価>一方、インク吸収性
の評価は、インクジェット記録装置であるキャノン
(株)製BJC−420Jを使い、シアンインク、マゼ
ンタインクで重色の矩形パターンを印字し、この印字パ
ターンと未印字部分の境界部分を下記の基準に従って、
目視にて評価した。 A:境界部分には滲みが認められない B:境界部分には部分的にわずかに滲みが認められる C:境界部分にはわずかに滲みが認められる D:境界部分に顕著に滲みが認められる 良好なインク吸収性を示すのは、AまたはBの評価であ
る。
【0048】<画像色彩性評価>キャノンBJC−42
0Jを用いて、マゼンタおよびシアンのベタ印字を行っ
た。その色彩性を以下の通り目視評価を行った。 A:色彩が良く、くすみが全くない。 B:色彩が良く、少しくすみ傾向だが実用上問題ない。 C:ややくすんで見える。 D:色彩もにぶく、くすみが激しい。 良好な画像色彩性を示すのは、AまたはBの評価であ
る。
【0049】
【表1】
【0050】表1より、インク受容層に不定形シリカで
被覆した遷移金属酸化物を使った実施例(1〜5)にお
いては、インク吸収性、画像色彩性、耐光性のいずれも
バランスよく優れたものが得られているが、インク受容
層が通常インクジェット用紙のように遷移金属酸化物を
含まないインク受容層(比較例1)だと耐光性が、また
シリカ被覆を持たない遷移金属酸化物を含むインク受容
層(比較例2)だとインク吸収性および画像色彩性が悪
くなる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によって、
インク吸収性、画像色彩性が優れていて、かつ十分な画
像耐光性を持ったバランスの良いインクジェット記録媒
体が提供できる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上にインク受容層を設けてなるイ
    ンクジェット記録媒体において、該インク受容層に表面
    を不定形シリカで被覆された遷移金属酸化物を含有する
    ことを特徴とするインクジェット記録媒体。
  2. 【請求項2】 該不定形シリカで被覆された遷移金属酸
    化物が酸化セリウム、酸化チタン及び酸化亜鉛の群から
    選ばれる少なくとも一種である請求項1記載のインクジ
    ェット記録媒体。
  3. 【請求項3】 該不定形シリカで被覆した遷移金属酸化
    物の平均2次粒子径が2.0μm以上8.0μm以下である請求
    項1または2に記載のインクジェット記録媒体。
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