[go: up one dir, main page]

JP2001114970A5 - - Google Patents

Download PDF

Info

Publication number
JP2001114970A5
JP2001114970A5 JP1999297494A JP29749499A JP2001114970A5 JP 2001114970 A5 JP2001114970 A5 JP 2001114970A5 JP 1999297494 A JP1999297494 A JP 1999297494A JP 29749499 A JP29749499 A JP 29749499A JP 2001114970 A5 JP2001114970 A5 JP 2001114970A5
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
polymer
compound
diolefin
rubber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP1999297494A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4491868B2 (ja
JP2001114970A (ja
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP29749499A priority Critical patent/JP4491868B2/ja
Priority claimed from JP29749499A external-priority patent/JP4491868B2/ja
Publication of JP2001114970A publication Critical patent/JP2001114970A/ja
Publication of JP2001114970A5 publication Critical patent/JP2001114970A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4491868B2 publication Critical patent/JP4491868B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【特許請求の範囲】
【請求項1】 〔I〕(a)アミノ基を有する、共役ジオレフィン重合体または共役ジオレフィンと芳香族ビニル化合物との共重合体5〜95重量%、および(b)アミノ基に加えて、アルコキシシリル基、水酸基、およびスズからなる群より選ばれる少なくとも1種を有する、共役ジオレフィン重合体もしくは共役ジオレフィンと芳香族ビニル化合物との共重合体95〜5重量%(ここで、(a)(共)重合体と(b)(共)重合体との合計量は100重量%である)からなり、〔II〕上記(a)(共)重合体と上記(b)(共)重合体のいずれか一方の重量平均分子量が1000〜90000であり、他方の重合体の重量平均分子量が90000〜2000000である(ただし、上記(a)(共)重合体と上記(b)(共)重合体は、異なる重量平均分子量を有する。)ことを特徴とするジオレフィン系重合体組成物。
【請求項2】 上記(a)(共)重合体と上記(b)(共)重合体のいずれか一方の重量平均分子量が1,000〜90,000であり、他方の重合体の重量平均分子量が150,000〜1,500,000である請求項1に記載のジオレフィン系重合体組成物。
【請求項3】 上記(a)(共)重合体および上記(b)(共)重合体の各々は、共役ジオレフィン成分が95〜50重量%、芳香族ビニル化合物成分が5〜50重量%を占める共重合体である請求項1または2に記載のジオレフィン系重合体組成物。
【請求項4】 上記(a)(共)重合体および(b)(共)重合体の各々は、0.25〜20mmol/100gポリマーのアミノ基を有し、かつ、上記(b)(共)重合体は、0.01〜20mmol/100gポリマーのアルコキシシリル基、0.01〜20mmol/100gポリマーの水酸基、および、0.01〜20mmol/100gポリマーのスズからなる群より選ばれる少なくとも1種(ただし、これらの2種以上を含む場合、アルコキシシリル基、水酸基、およびスズの合計含有量は、0.01〜20mmol/100gポリマーである。)を有する請求項1〜3のいずれか1項に記載のジオレフィン系重合体組成物。
【請求項5】 上記ジオレフィン系重合体組成物は、伸展油を含まず、かつ、ムーニー粘度(ML1+4,100℃)が50〜200の組成物である請求項1〜4のいずれか1項に記載のジオレフィン系重合体組成物。
【請求項6】 上記ジオレフィン系重合体組成物は、伸展油を含み、かつ、ムーニー粘度(ML1+4,100℃)が20〜100の組成物である請求項1〜4のいずれか1項に記載のジオレフィン系重合体組成物。
【請求項7】 請求項1〜6のいずれか1項に記載のジオレフィン系重合体組成物の製造方法であって、炭化水素系溶媒中で、共役ジオレフィンまたは共役ジオレフィンと芳香族ビニル化合物とを有機アルカリ金属アミドを開始剤として(共)重合させ、重合転化率が10〜90%のところで下記一般式(1)で表されるアミノ基含有化合物またはアルコール化合物を添加し、重合終了後にアルコキシシラン化合物、カルボニル含有化合物、およびスズ化合物からなる群より選ばれる少なくとも1種の化合物を反応させることを特徴とするジオレフィン系重合体組成物の製造方法。
HNR12 …… 一般式(1)
(式中、R1、R2は、それぞれ独立して、アルキル基、シクロアルキル基、アリール基、アラルキル基、アルコキシアルキル基、またはR1、R2が互いに結合した環構造を表す。)
【請求項8】 請求項1〜6のいずれか1項に記載のジオレフィン系重合体組成物と、シリカ、カーボンブラックおよびカーボン−シリカ デュアル・フェイズ・フィラーから選ばれる少なくとも1種とを含有していることを特徴とする加硫用ゴム組成物。
シリカあるいはシリカとカーボンブラックの混合物を配合した加硫物の引っ張り強度や耐摩耗性を改良する目的で、シリカと親和性のある官能基を導入した重合体を含むゴム組成物が種々提案されている。たとえば、特公昭4936957号公報にはシリコンテトラハライドやトリハロシランなどを反応させて重合体を生成する方法が提案されている。また、特公昭525071号公報にはハロゲン化シラン化合物で変性された重合体を製造する方法が開示されている。さらにまた、特開平1188501号公報にはアルキルシリル基、特開平5230286号公報にはハロゲン化シリル基が導入されたジエン系ゴムが開示されている。また、特開平1101344号公報、特開昭6422940号公報、特開平971687号公報にはアミノ基が導入されたジエン系ゴムが、シリカ配合用重合体として提案されている。アミノ基の導入された重合体は、シリカ配合のみならずカーボンブラック配合においても効果的な変性重合体として知られている。例えば、(1)リチウムアミド開始剤を用いて重合末端にアミノ基が導入された重合体(特開昭5938209号、特公平51298号、特開平6279515号、特開平6199923号、特開平753616号)、(2)有機リチウム開始剤で重合された種々の構造のスチレンブタジエン共重合体の重合体末端を尿素化合物(特開昭6127338号公報)、ジアルキルアミノベンゾフェノン化合物(特開昭58162604号公報、特開昭58189203号公報)などの含窒素化合物で変性して得られる重合体がそれに該当する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、カーボンブラック配合、シリカ配合、カーボン−シリカ
デュアル フェイズ・フィラー(カーボン−シリカ二重相フィラー)配合、これらの併用配合のいずれの場合においても、良好な加工性を有し、しかもウエットスキッド特性、低ヒステリシスロス性(小さい転がり抵抗性)、耐摩耗性等の特性が高度に改良され、特に低燃費用かつ安全性重視のタイヤトレッドに用いられる重合体組成物、該重合体組成物を低コストで製造する方法、および該重合体組成物をベースとする加硫用ゴム組成物を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、下記の重合体組成物、その製造方法、および加硫用ゴム組成物が提供されて、本発明の上記目的が達成される。
1.〔I〕(a)アミノ基を有する、共役ジオレフィン重合体または共役ジオレフィンと芳香族ビニル化合物との共重合体5〜95重量%、および(b)アミノ基に加えて、アルコキシシリル基、水酸基、およびスズからなる群より選ばれる少なくとも1種を有する、共役ジオレフィン重合体もしくは共役ジオレフィンと芳香族ビニル化合物との共重合体95〜5重量%(ここで、(a)(共)重合体と(b)(共)重合体との合計量は100重量%である)からなり、〔II〕上記(a)(共)重合体と上記(b)(共)重合体のいずれか一方の重量平均分子量が1000〜90000であり、他方の重合体の重量平均分子量が90000〜2000000である(ただし、上記(a)(共)重合体と上記(b)(共)重合体は、異なる重量平均分子量を有する。)ことを特徴とするジオレフィン系重合体組成物。
2.上記(a)(共)重合体と上記(b)(共)重合体のいずれか一方の重量平均分子量が1,000〜90,000であり、他方の重合体の重量平均分子量が150,000〜1,500,000である上記1に記載のジオレフィン系重合体組成物。
3.上記(a)(共)重合体および上記(b)(共)重合体の各々は、共役ジオレフィン成分が95〜50重量%、芳香族ビニル化合物成分が5〜50重量%を占める共重合体である上記1または2に記載のジオレフィン系重合体組成物。
4.上記(a)(共)重合体および(b)(共)重合体の各々は、0.25〜20mmol/100gポリマーのアミノ基を有し、かつ、上記(b)(共)重合体は、0.01〜20mmol/100gポリマーのアルコキシシリル基、0.01〜20mmol/100gポリマーの水酸基、および、0.01〜20mmol/100gポリマーのスズからなる群より選ばれる少なくとも1種(ただし、これらの2種以上を含む場合、アルコキシシリル基、水酸基、およびスズの合計含有量は、0.01〜20mmol/100gポリマーである。)を有する上記1〜3のいずれかに記載のジオレフィン系重合体組成物。
5.上記ジオレフィン系重合体組成物は、伸展油を含まず、かつ、ムーニー粘度(ML1+4,100℃)が50〜200の組成物である上記1〜4のいずれかに記載のジオレフィン系重合体組成物。
6.上記ジオレフィン系重合体組成物は、伸展油を含み、かつ、ムーニー粘度(ML1+4,100℃)が20〜100の組成物である上記1〜4のいずれかに記載のジオレフィン系重合体組成物。
7.請求項1〜6のいずれか1項に記載のジオレフィン系重合体組成物の製造方法であって、炭化水素系溶媒中で、共役ジオレフィンまたは共役ジオレフィンと芳香族ビニル化合物とを有機アルカリ金属アミドを開始剤として(共)重合させ、重合転化率が10〜90%のところで下記一般式(1)で表されるアミノ基含有化合物またはアルコール化合物を添加し、重合終了後にアルコキシシラン化合物、カルボニル含有化合物、およびスズ化合物からなる群より選ばれる少なくとも1種の化合物を反応させることを特徴とするジオレフィン系重合体組成物の製造方法。
HNR12 …… 一般式(1)
(式中、R1、R2は、それぞれ独立して、アルキル基、シクロアルキル基、アリール基、アラルキル基、アルコキシアルキル基、またはR1、R2が互いに結合した環構造を表す。)
8.上記1〜6のいずれかに記載のジオレフィン系重合体組成物と、シリカ、カーボンブラックおよびカーボン−シリカ
デュアル・フェイズ・フィラーから選ばれる少なくとも1種とを含有していることを特徴とする加硫用ゴム組成物。
(a)(共)重合体および(b)(共)重合体は、共役ジオレフィンの単独重合体あるいは共役ジオレフィンと芳香族ビニル化合物との共重合体であって、その重合体鎖にアミノ基が結合している。上記共役ジオレフィンとしては、例えば13−ブタジエン、イソプレン、23−ジメチル−13−ブタジエン、2−クロロ−13−ブタジエン、13−ペンタジエンおよびこれらの混合物を挙げることができるが、これらに制限されない。芳香族ビニル化合物としては、例えばスチレン、2−メチルスチレン、3−メチルスチレン、4−メチルスチレン、α−メチルスチレン、24−ジメチルスチレン、24−ジイソプロピルスチレン、4−tert−ブチルスチレン、ジビニルベンゼン、ビニルベンジルジメチルアミン、(4−ビニルベンジル)ジメチルアミノエチルエーテル、NN−ジメチルアミノエチルスチレン、tert−ブトキシスチレン、ビニルピリジンおよびこれらの混合物などを挙げることができるが、これらに制限されない。これらのうちスチレンが特に好ましい。
(a)(共)重合体および(b)(共)重合体の共役ジオレフィン部分の1,2結合および/または3,4結合(以下、「ビニル結合」という)含量は、特に制限されないが、好ましくは10〜90%、さらに好ましくは20〜80%である。ビニル結合含量が10%未満ではウエットスキッド抵抗が低下し、操縦安定性に劣る。90%を越えると破壊強力、耐摩耗性が悪化し、ヒステリシスロス性が大きくなる。
式(a1)のR1およびR2におけるアルキル基、好ましくは炭素数1〜20のアルキル基は、直鎖状もしくは分岐鎖状のアルキル基である。例えば、メチル、エチル、n−プロピル、iso−プロピル、n−ブチル、iso−ブチル、sec−ブチル、t−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシル、n−ヘプチル、オクチル、ノニル、デシル、ウンデシル、ドデシル、ペンタデシル、オクタデシル、エイコサニルなどを例示することができる。また、R1およびR2におけるシクロアルキル基、好ましくは炭素数3〜20のシクロアルキル基としては、シクロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロオクチルなどを例示することができる。また、R1およびR2におけるアリール基、好ましくは炭素数6〜20のアリール基としては、例えばフェニル、トリル、キシリル、クミル、ナフチル、ビフェニルなどを挙げることができる。
また、R1およびR2におけるアラルキル基、好ましくは炭素数7〜20のアラルキル基としては、例えばベンジル、フェニルエチルなどを挙げることができる。また、R1およびR2におけるアルコキシアルキル基、好ましくは炭素数2〜20のアルコキシアルキル基としては、例えばメトキシメチル、エトキシメチル、エトキシエチル、メトキシプロピル、エトキシプロピルなどを挙げることができる。
式(a2)のR3およびR4における炭素数1〜6のアルキレン基としては、例えばメチレン基、1,2−エチレン基、1,3−トリメチレン基、1,4−テトラメチレン基、1,5−ペンタメチレン基、1,6−ヘキサメチレン基を挙げることができる。また、R5の炭素数1〜5のアルキル基は、直鎖状であっても分岐鎖状であってもよく、例えばメチル、エチル、n−プロピル、iso−プロピル、n−ブチル、iso−ブチル、sec−ブチル、t−ブチル、n−ヘキシルなどを挙げることができる。
上記式(a2)を包含して式(a1)で表される構造としては、例えばジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基、ジプロピルアミノ基、ジ−n−ブチルアミノ基、ジイソブチルアミノ基、ジペンチルアミノ基、ジヘキシルアミノ基、ジヘプチルアミノ基、ジオクチルアミノ基、ジアリルアミノ基、ジシクロヘキシルアミノ基、ブチルイソプロピルアミノ基、ジベンジルアミノ基、メチルベンジルアミノ基、ジベンジルアミノ基、メチルヘキシルアミノ基、エチルヘキシルアミノ基、トリメチレンイミノ基、テトラメチレンイミノ基、2−メチルテトラメチレンイミノ基、3−メチルテトラメチレンイミノ基、ペンタメチレンイミノ基、2−メチルペンタメチレンイミノ基、3−メチルペンタメチレンイミノ基、4−メチルペンタメチレンイミノ基、35−ジメチルペンタメチレンイミノ基、2−エチルペンタメチレンイミノ基、ヘキサメチレンイミノ基、ヘプタメチレンイミノ基、ドデカメチレンイミノ基などを例示することができる。
(式中、R1 2は上記一般式(1)の場合と同じであり、R6、R7は、同一または異なって、炭化水素基、好ましくは炭素数1〜20の炭化水素基を示す。mは(共)重合体鎖の数であって、1〜3の整数であり、lは1〜3の整数である。但し、4−m−lは0、1、または2である。)
(式中、R1 2は上記一般式(1)の場合と同じであり、R8は炭化水素基、好ましくは炭素数1〜20のアルキル基またはアリール基を表し、mは(共)重合体鎖の数であって、1〜3の整数である。)
(式中、R1 2は上記一般式(1)の場合と同じである。)
本発明のジオレフィン系重合体組成物を構成する(a)(共)重合体と上記(b)(共)重合体のいずれか一方の(共)重合体の重量平均分子量は1000〜90000、好ましくは5000〜50000であり、他方の(共)重合体の重量平均分子量は90000〜2000000、好ましくは150000〜1500000である。このようにジオレフィン系重合体組成物を構成する2種の(共)重合体の分子量範囲が異なることにより、未加硫ゴムの加工性と加硫ゴムの耐摩耗性、ウエットスキッド特性、転がり抵抗などに優れる結果をもたらす。特に、(b)(共)重合体がより高分子量であることが好ましい。なお、上記重量平均分子量はGPC法により測定されたポリスチレン換算値である。
本発明のジオレフィン系重合体組成物のムーニー粘度(ML1+4,100℃)は、貯蔵安定性、配合時の補強剤などの分散性を包含して、配合ゴム(加硫用ゴム組成物)の加工性、加硫物の耐摩耗性、低ヒステリシスロス性、機械的強度等の観点から、50〜200の範囲であることが好ましい。また、ジオレフィン系重合体組成物は伸展油が配合された油展ゴムとして調製されていてもよい。油展ゴムとして調製された場合は、その油展ゴムのムーニー粘度(ML1+4,100℃)は20〜100の範囲にあることが好ましい。
本発明のジオレフィン系重合組成物は、例えば(a)(共)重合体と(b)(共)重合体を別々に合成して、その重合溶液を混合、分離、乾燥することにより製造することができるが、一つの重合系で連続的にあるいはバッチワイズに製造することができ、この方法は低コストでジオレフィン系重合体組成物を製造できるので好ましい。即ち、本発明は、炭化水素系溶媒中で、有機アルカリ金属アミドを開始剤として極性化合物の存在下に、共役ジオレフィンを重合させるかまたは共役ジオレフィンと芳香族ビニル化合物とを共重合させ、重合転化率が10〜90%のところで下記一般式(1)〔上記一般式(1)と同じであるが、ここに再度記載する〕で表されるアミノ基含有化合物またはアルコール化合物を添加し、重合終了後にアルコキシシラン化合物、カルボニル含有化合物、およびスズ化合物からなる群より選ばれる少なくとも1種の化合物を反応させてジオレフィン系重合体組成物を製造する方法を提供する。
HNR12 …… 一般式(1)
(式中、R1、R2は、それぞれ独立して、アルキル基、シクロアルキル基、アリール基、アラルキル基、アルコキシアルキル基、またはR1、R2が互いに結合した環構造を表す。)
この好ましい方法により、重合終了後に(a)(共)重合体と(b)(共)重合体とを含有する重合溶液が得られる。各(共)重合体の重量割合および平均分子量は、仕込みモノマー量、触媒量、および上記一般式(1)で表されるアミノ基含有化合物またはアルコール化合物を添加する時期(重合転化率)、添加量によって制御することができる。このことは、当業者であれば、さらなる説明、実施例などを参照すれば容易に理解し得ることである。以下、この方法について説明する。
式(a1)の構造を有する第2級アミン化合物としては、例えばジメチルアミン、ジエチルアミン、ジプロピルアミン、ジ−n−ブチルアミン、ジ−sec−ブチルアミン、ジペンチルアミン、ジヘキシルアミン、ジ−n−オクチルアミン、ジ(2−エチルヘキシル)アミン、ジシクロヘキシルアミン、−メチルベンジルアミン、ジアリルアミン、などが挙げられる。さらに、モルホリン、ピペラジン、−ジメチルモルホリン、,6−ジメチルピペラジン、1−エチルピペラジン、2−メチルピペラジン、1−ベンジルピペラジン、ピペリジン、−ジメチルピペリジン、−ジメチルピペリジン、1−メチル−4−(メチルアミノ)ピペリジン、6−テトラメチルピペリジン、ピロリジン、5−ジメチルピロリジン、アゼチジン、ヘキサメチレンイミン、ヘプタメチレンイミン、5−ベンジルオキシインドール、3−アザスピロ[]ウンデカン、3−アザビシクロ[]ノナン、カルバゾールなどが挙げられる。
このような重合開始剤を用いることにより、まず片末端に−NR12基を有するリビング重合鎖が生成する。このリビング重合鎖の他の末端は、アニオンとなっており、対イオンとして金属カチオンが存在する(以下、「重合活性末端」という)。転化率が10〜90%の範囲の所望の時期に、アミノ基含有化合物、例えば上記式(a1)の構造を有する上記第2級アミン化合物、またはアルコール化合物を添加することにより、リビング重合鎖のアニオンが添加した第2級アミン化合物の式(a1)で示される構造の水素原子またはアルコール化合物の水酸基の水素原子を引き抜いて結合しその重合鎖は成長は停止し、片末端にアミノ基が結合した(a)(共)重合体が生成する。一方、水素原子が引き抜かれた第2級アミン化合物残基からアニオン重合が再度開始する。アルコール化合物を添加するときは、アルコール化合物の添加量が触媒である有機アルカリ金属アミドに対して化学当量未満と少ない場合、一部の重合鎖は成長が停止せずにそのまま成長を続ける。従って、アルコール化合物を添加する場合は、添加量は重合活性末端の化学当量未満の量であることが必要である。重合終了後(重合するモノマーが実質上存在しなくなった後、アルコキシシラン化合物、カルボニル含有化合物、またはスズ化合物を添加することにより、重合末端鎖のカルボアニオンとこれらの化合物が反応して、上記化合物の種類に応じて、重合体鎖の残りの末端にアルコキシシリル基、水酸基、またはスズが結合した(b)(共)重合体が生成する。その後、水洗、乾燥などの後処理工程に付して本発明のジオレフィン系重合体組成物を得ることができる。
上記アミノ基含有化合物は、上記式(a1)の構造を有する第2級アミン化合物として既に例示したものを用いることができるが、これらに限定されない。上記アルコール化合物としては、炭素数1〜10の飽和アルコール、例えばメタノール、エタノール、n−プロピルアルコール、i−プロピルアルコール、フェノール、シクロヘキシルアルコール、ベンジルアルコール、アリルアルコール、ブチルアルコールなどを用いることができるが、これらに限定されない。
上記一般式(5)で表されるアルコキシシラン化合物の好ましい具体例としては、例えばテトラキス(2−エチルヘキシルオキシ)シラン、テトラエトキシシラン、テトラフェノキシシラン、メチルトリス(2−エチルヘキシルオキシ)シラン、エチルトリス(2−エチルヘキシルオキシ)シラン、メチルトリフェノキシシラン、エチルトリフェノキシシラン、ビニルトリス(2−エチルヘキシルオキシ)シラン、ビニルトリフェノキシシラン、メチルビニルビス(2−エチルヘキシルオキシ)シラン、エチルビニルジフェノキシシラン、トリ−t−ブトキシモノクロロシラン、トリフェノキシモノクロロシラン、モノクロロメチルジフェノシシラン、モノクロロメチルビス(2−エチルヘキシルオキシ)シラン、モノブロモエチルジフェノキシシラン、モノブロモビニルジフェノキシシラン、モノブロモイソプロペニルビス(2−エチルヘキシルオキシ)シラン、ジクロロ−ジ−t−ブトキシシラン、ジトリルジクロロシラン、ジ−t−ブトキシジヨードシラン、ジフェノキシジヨードシラン、メチルトリス(2−メチルブトキシ)シラン、ビニルトリス(2−メチルブトキシ)シラン、モノクロロメチルビス(2−メチルブトキシ)シラン、ビニルトリス(3−メチルブトキシ)シランなどを挙げることができる。これらのアルコキシシラン化合物のうち、nが0または1のシラン化合物より好ましく、この中でも、特にモノクロロメチルジフェノキシシラン、ビニルトリス(2−エチルヘキシルオキシ)シラン、モノクロロビニルビス(2−エチルヘキシルオキシ)シランが好ましい。これらのシラン化合物は、1種単独で使用することも、あるいは2種以上を併用することもできる。
重合終了後に添加する上記カルボニル化合物としては、N−メチル−2−ピロリドン、NN−ジメチルホルムアミド、ニコチンアミド、4−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノン、カルバミン酸メチル、NN−ジエチルカルバミン酸メチルなどのカルバミン酸誘導体、イソシアヌル酸、N’,−トリメチルイソシアヌル酸などのイソシアヌル酸誘導体およびこれら誘導体に対応するチオカルボニル含有化合物などが挙げられる。このカルボニル化合物を添加することにより、上記一般式(4)のアミノ基と水酸基を有する(b)(共)重合体を合成することができる。上記カルボニル化合物の添加量は、本発明のジオレフィン系重合体組成物を製造するために重合に要した有機アルカリ金属化合物のアルカリ金属原子1g原子当量あたり、カルボニル基を基準として、0.05〜5当量、特には0.1〜1.5当量が好ましい。
上記式(a1)の構造を有する上記第2級アミン化合物の水素原子をアルカリ金属(Li、Na、K、RbまたはSc)で置換した化合物である金属アミド化合物からなる開始剤を調製するにあたり、1,3ブタジエンやイソプレンなどの共役ジオレフィン化合物を該開始剤成分に対して1〜100倍モル、好ましくは1〜50倍モル添加して調製すると、重合反応が速やかに開始するので好ましい。
また、必要に応じて、ジエチルエーテル、ジ−n−ブチルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテル、エチレングリコールジブチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、プロピレングリコールジメチルエーテル、プロピレングリコールジエチルエーテル、プロピレングリコールジブチルエーテル、テトラヒドロフラン、2,2(ビステトラヒドロフルフリル)プロパン、ビステトラヒドロフルフリルホルマール、テトラヒドロフルフリルアルコールのメチルエーテル、テトラヒドロフルフリルアルコールのエチルエーテル、テトラヒドロフルフリルアルコールのブチルエーテル、α−メトキシテトラヒドロフラン、ジメトキシベンゼン、ジメトキシエタンなどのエーテル化合物および/またはトリエチルアミン、ピリジン、N,N,N,N−テトラメチルエチレンジアミン、ジピペリジノエタン、N,Nジエチルエタノールアミンのメチルエーテル、N,Nジエチルエタノールアミンのエチルエーテル、N,Nジエチルエタノールアミンのブチルエーテルなどの第3級アミン化合物を、重合系中に添加して、ジオレフィン系(共)重合体の共役ジオレフィン部分のミクロ構造(ビニル結合含量)を調整することができる。
これらのランダマイザーは、開始剤の生成に使用される金属アミド化合物の金属1モルあたり、0.005〜1000モルの量で添加できる。0.005モル未満では、ランダマイザーの添加効果(開始剤の反応性向上、芳香族ビニル化合物のランダム化または単連鎖付与)が現れず、一方1000モルを超えると、重合活性が低下し、生産性を大幅に低下させることになるとともに、重合体末端を官能基で変性する反応を行なう際の変性効率が低下する。
重合反応活性を向上させる目的で、重合開始剤とともにアルカリ金属アルコキシド化合物を添加してもよい。アルカリ金属アルコキシド化合物は、該当する構造のアルコール化合物と有機アルカリ金属化合物との反応で得ることができ、また本反応は炭化水素溶剤中で、重合前に、モノマーの存在下で行ってもよい。上記アルカリ金属アルコキシド化合物としては、例えばテトラヒドロフルフリルアルコール、N,N−ジメチルエタノールアミン、N,N−ジエチルエタノールアミン、1−ピペラジンエタノールアミンなどのアルカリ金属アルコキシドが挙げられる。
アルカリ金属アルコキシドを生成させるために、アルコール化合物と反応させる有機アルカリ金属化合物としては、有機リチウム化合物が好ましい。例えばエチルリチウム、プロピルリチウム、n−ブチルリチウム、sec−ブチルリチウム、t−ブチルリチウム、ヘキシルリチウム、あるいはこれらの混合物を挙げることができ、好ましくはn−ブチルリチウム、sec−ブチルリチウムである。アルコール化合物と有機リチウム化合物とのモル比は、1:0.7〜5.0であることが必要であり、好ましくは1:0.8〜2.0の範囲であり、さらに好ましくは1:0.9〜1.2である。アルコール化合物に対する有機リチウム化合物のモル比が5.0を超えると、破壊強度、耐摩耗性、低ヒステリシス性の改良効果が得られない。一方、アルコール化合物に対する有機リチウム化合物のモル比が0.7未満の場合には、著しく重合速度が低下し、生産性を大幅に低下させることになるとともに、重合体末端を官能基で変性する反応を行なう際の変性効率が低下する。
本発明のジオレフィン系重合体組成物は油展して、油展ゴムとして調製してもよい。用いられる伸展油としては、ジエン系ゴムに通常用いられる伸展油や軟化剤であれば特に制限されないが、鉱物油系の伸展油が好ましく用いられる。一般的に、鉱物油系の伸展油は、芳香族系オイル、脂環族系オイル、および脂肪族系オイルの混合油であり、これらの量割合によって芳香族系、脂環族系、脂肪族系と分類されており、いずれのものも使用することができる。なかでも、粘度比重恒数(V.G.C.値)が0.900〜1.049の芳香族系鉱物油(アロマティックオイル)および0.850〜0.899の脂環族系鉱物油(ナフテニックオイル)が、低ヒステリシス性/ウエットスキッド抵抗の点から好ましく用いられる。本発明のジオレフィン系重合体組成物が油展されていることにより、カーボンブラック、シリカなどの充填剤をジオレフィン系重合体組成物に均一に微分散させることが可能になり、加工性、加硫物の諸特性が著しく向上する。
伸展油はジオレフィン系重合体組成物100重量部当たり通常10〜100重量部、好ましくは15〜80重量部、さらに好ましくは20〜70重量部油展される。油展方法としては、特に制限されず、公知の方法を採用することができ、例えば重合溶液に伸展油を添加する方法を挙げることができる。この方法は、操作上高ムーニー粘度のジオレフィン系重合体組成物と伸展油を混合する過程を省略することができ、両者の混合均一性に優れる点から好ましい方法である。重合溶液に伸展油を添加する場合は、重合の終了後、例えば末端変性剤の添加後あるいは重合停止剤の添加後が好ましく、伸展油を添加した後は、直接乾燥法やスチームストリッピング法によってゴムと溶剤とを分離して洗浄し、真空乾燥機、熱風乾燥機やロールなどにより乾燥し、目的のジオレフィン系重合体組成物を単離することができる。
このようにして調製された本発明のジオレフィン系重合体組成物は、(a)(共)重合体および(b)(共)重合体以外のジエン系ゴム(以後、このゴムを単に「その他のジエン系ゴム」という)や各種の配合剤を配合して、加硫用配合ゴムが調製され、所望の形状に成形した後、加硫してゴム製品が得られる。本発明は、このような加硫用配合ゴムを提供する。
本発明の加硫用配合ゴムに配合することができるその他のジエン系ゴムとしては、共役ジオレフィン−芳香族ビニル化合物系共重合ゴム、例えばスチレン−ブタジエンゴム、その他天然ゴム、ポリイソプレンゴム、ポリブタジエンゴム、アクリロニトリル−ブタジエンゴム、クロロプレンゴムなどが挙げられる。これらのうち好ましいジエンゴムは、スチレン−ブタジエンゴム、天然ゴム、ポリイソプレンゴム、ポリブタジエンゴムである。ジエン系ゴムのムーニー粘度(ML1+4,100℃)は、20〜200、特には25〜150が好ましい。ジエン系ゴムは、ジオレフィン系重合体組成物100重量部に対して、0〜300重量部、好ましくは0〜250重量部配合される。このようなジエン系ゴムを上記の範囲で用いることにより、本発明の加硫用配合ゴムの性能を実質上損なうことなく、低コストで本発明の加硫用配合ゴムを製造することができる。
配合される充填剤としては、カーボンブラック、シリカ、カーボン−シリカ
デュアル・フェイズ・フィラー、クレー、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウムなどを挙げることができる。なかでもカーボンブラック、シリカ、およびカーボン−シリカ
デュアル・フェイズ・フィラーの使用が好ましく、カーボンブラックとシリカを併用することも好ましい。
カーボンブラックとしては、ファーネス法により製造されたものであって、窒素吸着比表面積が50〜200m2/g、DBP吸油量が80〜200ml/100gのカーボンブラックが好ましく、例えばFEF、HAF、ISAF、SAFクラスなどのものが好ましく使用でき、特に高凝集タイプのものが好ましい。
シリカとしては、湿式法シリカ、乾式法シリカ、合成けい酸塩系シリカのいずれのものも使用できる。補強効果の高いのは粒子径の小さいシリカであり、小粒子・高凝集タイプ(高表面積、高吸油性)のものがゴムへの分散性が良好で、物性および加工性の面で特に好ましい。シリカの平均粒径は一次粒子径で5〜60μm特には10〜35μmが好ましい。
本発明の加硫用配合ゴムには、カーボンブラックとシリカと共に、その他の充填剤、例えばクレー、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウムなどの充填剤を必要に応じて配合することができる。この場合、その配合量は、ジオレフィン系重合体組成物と他のジエン系ゴムとの合計量100重量部に対して、0〜90重量部が好ましい。
また、本発明の加硫用配合ゴムにカーボン−シリカ
デュアル・フェイズ・フィラー(Dual Phase Filler)を配合することにより、カーボンブラックとシリカを併用したときと同様な優れた利点を得ることができる。カーボン−シリカ
デュアル・フェイズ・フィラー(カーボン−シリカ二重相フィラー)は、カーボンブラックの表面に、シリカを化学結合させた、いわゆるシリカ・コーティング・カーボンブラックであり、キャボット社から商品名CRX2000CRX2002CRX2006として販売されている。カーボン−シリカ
デュアル・フェイズ・フィラーの配合量は、ジオレフィン系重合体組成物とその他のジエン系ゴムとの合計量100重量部に対して、30〜100重量部、好ましくは30〜95重量部である。
本発明の加硫用配合ゴムでは、カーボン−シリカ
デュアル・フェイズ・フィラーをそれ以外の充填剤と併用して使用することができる。併用できる充填剤としては、カーボンブラック、シリカ、クレー、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウムなどを挙げることができるが、これらに制限されない。なかでも、カーボンブラック、シリカが好ましい。これらの併用できる充填剤は、カーボン−シリカ
デュアル・フェイズ・フィラーと合わせて、ジオレフィン系重合体組成物とその他のジエン系ゴムとの合計量100重量部に対して、3〜100重量部、特には5〜95重量部配合することが好ましい。
充填剤としてシリカを配合する場合、またカーボン−シリカ
デュアル・フェイズ・フィラーを配合する場合は、シランカップリング剤を配合することが好ましく、その配合量はシリカおよび/またはカーボン−シリカ デュアル・フェイズ・フィラー100重量部当たり、5〜20重量部、特には5〜15重量部である。シランカップリング剤としては、分子中にアルコキシシリル基などのシリカ表面と反応可能な官能基とポリスルフィド、メルカプト基、エポキシ基などの、ゴムの炭素−炭素二重結合と反応可能な官能基を併せ持ったものが好ましい。例えば、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド、ビス(2−トリエトキシシリルエチル)テトラスルフィド、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、3−トリエトキシシリルプロピル−N,N−ジメチルチオカルバモイルテトラスルフィド、3−トリエトキシシリルプロピルベンゾチアゾールテトラスルフィドなどがシランカップリング剤として良く知られており、好ましく用いることができる。このようなシランカップリング剤を用いることにより、カーボンブラックとシリカを併用して充填剤に使用した場合に、あるいはカーボン−シリカ
デュアル・フェイズ・フィラーを充填剤に使用した場合に、その補強効果を高めることができる。
(5)アミノ基含有量
ロバート・T・キーン、ジェイムズ・S・フリッツ,J. Anal. Chem.,24巻、564ページ(1952年)に記載された「過塩素酸−酢酸溶液を用いた、有機溶剤中での酸−塩基滴定法」により以下の方法で定量し、求めた。試料を溶解させる溶媒にはクロロホルムを使用、滴定指示薬にはメチルバイオレットを使用して、あらかじめ濃度既知のトリ−n−オクチルアミン溶液により作成した検量線により定量した。
(6)アルコキシシリル基含量
共重合体をトルエンに溶解し、メタノールで再沈殿精製を2回行い、真空乾燥後、赤外吸収スペクトルにより、Si−C結合に起因する1,160cm -1 付近の吸収量により作成した検量線から定量した。
(7)水酸基含量
共重合体をトルエンに溶解し、メタノールで再沈殿精製を2回行い、真空乾燥後、元素分析を行い、酸素含有量から算出した。
(8)スズ原子含量
共重合体をトルエンに溶解し、メタノールで再沈殿精製を2回行い、真空乾燥後、原子吸光分析を行い、スズ含有量を求めた。
(9)加硫物の物性評価原料ゴムを用い、表2に示す配合処方に従って、250ccラボプラストミルで混練りしたのち、145℃で所定時間、加硫を行った加硫物を用いて各種測定を行った。
(イ)tanδ(50℃)、tanδ(0℃)
tanδ(50℃)は、米国レオメトリックス社製の動的スペクトロメーターを使用し、引張動歪1%、周波数10Hz、50℃の条件で測定した。指数で表示し、数値が大きいほど、転がり抵抗が小さく、良好である。また、tanδ(0℃)は、同機器を使用し、引張動歪0.1%、周波数10Hz、0℃で測定した。指数で表示し、数値が大きいほど、ウエットスキッド抵抗が大きく良好である。
(ロ)ランボーン摩耗指数
ランボーン型摩耗試験機を用い、スリップ率が25%の摩耗量で表し、また測定温度は室温とした。指数が大きいほど、耐摩耗性は良好である。
実施例1(重合体組成物A、その油展ゴムの調製、およびその評価)
窒素置換された内容積5リットルのオートクレーブ反応器に、シクロヘキサン2,500g、テトラヒドロフラン75g、スチレン125g、1,3−ブタジエン365g、ピペリジン2.73mmolを仕込んだ。反応容器内容物の温度を5℃に調整した後、n−ブチルリチウム2.73mmolを添加して重合を開始した。反応転化率が0%のところで、ピペリジン2.73mmolを添加した。重合は断熱条件で実施し、最高温度は80℃に達した。重合転化率が100%に達した後、ブタジエン10gを追加、重合した後、メチルトリフェノキシシラン2.18mmolを加えて15分間変性反応を行い、四塩化ケイ素0.82mmolを加えた。反応後の重合体溶液に、2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾールを添加し、さらに伸展油(商品名:フッコール・アロマックス#3,富士興産社製)を187.5g(ゴム100重量部に対して37.5重量部)添加して、スチームストリッピングにより脱溶媒を行い、115℃熱ロールでゴムを乾燥し油展ゴムを得た。重合により生成したゴムを重合体組成物Aとし、この重合体組成物Aの組成等を表1に示す。上記で調製した油展ゴムを用いて、表2に示される配合処方により調製された配合ゴムを加硫して、物性評価を行った。その結果を表3に示す。
【0086】
【発明の効果】
本発明のジオレフィン系重合体組成物は、カーボンブラック配合、シリカ配合、カーボン−シリカ
デュアル・フェイズ・フィラー配合、これらを併用した配合であっても、加工性良好に加硫用ゴム組成物を与え、しかも該加硫用ゴム組成物から得られる加硫物は耐摩耗性、耐ウエットスキッド性に優れ、転がり抵抗が小であるので、タイヤ用途、特に低燃費性かつ安全性重視のタイヤトレッド用として好適である。また、本発明の製造方法は、上記特性に優れた加硫用ゴム組成物や加硫物を与えるジオレフィン系重合体組成物を低コストで製造し得る。
JP29749499A 1999-10-19 1999-10-19 ジオレフィン系重合体組成物の製造方法、および加硫用ゴム組成物の製造方法 Expired - Fee Related JP4491868B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29749499A JP4491868B2 (ja) 1999-10-19 1999-10-19 ジオレフィン系重合体組成物の製造方法、および加硫用ゴム組成物の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29749499A JP4491868B2 (ja) 1999-10-19 1999-10-19 ジオレフィン系重合体組成物の製造方法、および加硫用ゴム組成物の製造方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2001114970A JP2001114970A (ja) 2001-04-24
JP2001114970A5 true JP2001114970A5 (ja) 2006-04-20
JP4491868B2 JP4491868B2 (ja) 2010-06-30

Family

ID=17847244

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29749499A Expired - Fee Related JP4491868B2 (ja) 1999-10-19 1999-10-19 ジオレフィン系重合体組成物の製造方法、および加硫用ゴム組成物の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4491868B2 (ja)

Families Citing this family (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4795574B2 (ja) * 2001-07-16 2011-10-19 住友ゴム工業株式会社 制振ゴム組成物の製造方法
JP2004067982A (ja) * 2002-06-14 2004-03-04 Jsr Corp ゴム・無機化合物複合体、ゴム組成物、タイヤトレッドおよび防振材
JP2004238619A (ja) * 2003-01-17 2004-08-26 Bridgestone Corp ゴム組成物及びこれを用いたスタッドレスタイヤ
JP4846250B2 (ja) * 2005-03-04 2011-12-28 株式会社ブリヂストン ゴム組成物及びそれを用いた空気入りタイヤ
JP4911904B2 (ja) * 2005-03-04 2012-04-04 株式会社ブリヂストン ゴム組成物及びそれを用いたタイヤ
US8030406B2 (en) * 2005-03-04 2011-10-04 Bridgestone Corporation Rubber composition and pneumatic tire using the same
US7868081B2 (en) 2005-03-04 2011-01-11 Bridgestone Corporation Rubber composition and tire using same
JP4902974B2 (ja) * 2005-08-05 2012-03-21 株式会社ブリヂストン ゴム組成物及びそれを用いた空気入りタイヤ
DE602007011183D1 (de) * 2006-10-26 2011-01-27 Bridgestone Corp Hydrazinfunktionalisiertes Polymer
JP5160077B2 (ja) * 2006-12-06 2013-03-13 株式会社ブリヂストン 空気入りタイヤ
JP5086883B2 (ja) * 2008-04-28 2012-11-28 株式会社ブリヂストン 変性重合体の製造方法、変性重合体及びその変性重合体を用いたゴム組成物
JP5310186B2 (ja) * 2009-03-26 2013-10-09 Jsr株式会社 変性共役ジエン系重合体の製造方法、変性共役ジエン系重合体及びゴム組成物
JP5691623B2 (ja) * 2010-02-26 2015-04-01 住友化学株式会社 共役ジエン系重合体ゴム、及び、共役ジエン系重合体ゴム組成物
JP5951972B2 (ja) * 2011-12-06 2016-07-13 住友ゴム工業株式会社 共重合体、ゴム組成物及び空気入りタイヤ
JP5951999B2 (ja) * 2012-01-19 2016-07-13 住友ゴム工業株式会社 共重合体、ゴム組成物及び空気入りタイヤ
JP5973180B2 (ja) * 2012-02-08 2016-08-23 住友ゴム工業株式会社 共重合体、ゴム組成物及び空気入りタイヤ
JP5973187B2 (ja) * 2012-02-27 2016-08-23 住友ゴム工業株式会社 共重合体、ゴム組成物及び空気入りタイヤ
CN105273248A (zh) * 2015-11-13 2016-01-27 怡维怡橡胶研究院有限公司 双相炭黑和炭黑湿法母胶并用的橡胶组合物及其制备方法
CN108129718B (zh) * 2018-01-16 2020-12-11 青岛双星轮胎工业有限公司 一种含石墨烯的充油溶聚丁苯橡胶复合材料的制备方法

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5938209A (ja) * 1982-08-28 1984-03-02 Japan Synthetic Rubber Co Ltd 分岐状共役ジエン系重合体
JPH0611766B2 (ja) * 1985-08-20 1994-02-16 日本合成ゴム株式会社 ビニル芳香族炭化水素−共役ジオレフイン共重合体およびその製造方法
JP3485605B2 (ja) * 1992-10-19 2004-01-13 株式会社ブリヂストン 重合体の製造方法
ES2126673T3 (es) * 1993-05-24 1999-04-01 Bridgestone Corp Iniciadores de polimerizacion anionica solubilizados y productos de los mismos.
JP3625919B2 (ja) * 1995-10-16 2005-03-02 株式会社ブリヂストン 重合体の製造方法
JPH10218920A (ja) * 1997-02-05 1998-08-18 Bridgestone Corp 共役ジエン系重合体及びそのゴム組成物
JPH11246633A (ja) * 1997-12-16 1999-09-14 Jsr Corp 共役ジオレフィン系共重合体ゴムおよびその組成物
JP4348795B2 (ja) * 1999-10-19 2009-10-21 Jsr株式会社 ジオレフィン系重合体組成物、その製造方法、および加硫用ゴム組成物

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10894876B2 (en) Method for producing modified conjugated diene-based polymer, modified conjugated diene-based polymer, polymer composition, crosslinked body, tire and compound
JP5446859B2 (ja) 共役ジオレフィン共重合ゴム、その製造方法、ゴム組成物およびタイヤ
US7342070B2 (en) Conjugated diolefin (co)polymer rubber, process for producing (co)polymer rubber, rubber composition, composite, and tire
JP4126533B2 (ja) 共役ジオレフィン(共)重合ゴム、該(共)重合ゴムの製造方法、ゴム組成物およびタイヤ
KR101158141B1 (ko) 고무 조성물
EP0992537B1 (en) Oil extended rubber and rubber composition
DE112011103992B4 (de) Kautschukzusammensetzung zur Verwendung in Reifenlaufflächen, vulkanisiertes Produkt davon und dessen Verwendung in einer Reifenlauffläche eines Luftreifens
JP2001114970A5 (ja)
JP2000178378A (ja) 油展ゴム及びゴム組成物
JP4491868B2 (ja) ジオレフィン系重合体組成物の製造方法、および加硫用ゴム組成物の製造方法
DE102012217946A1 (de) Kautschukzusammensetzung für eine Reifenlauffläche und Luftreifen unter Verwendung dergleichen
DE112011104011T5 (de) Kautschukzusammensetzung zur Verwendung in Reifenlaufflächen
JP4304791B2 (ja) 共役ジオレフィン系共重合ゴム及びゴム組成物
US6191234B1 (en) Conjugated diolefin-based copolymer rubber and composition thereof
JP2001114936A5 (ja)
JP4348795B2 (ja) ジオレフィン系重合体組成物、その製造方法、および加硫用ゴム組成物
JPH11246633A (ja) 共役ジオレフィン系共重合体ゴムおよびその組成物
JP2004051869A (ja) ゴム組成物およびその製造方法、ゴム成形品、およびタイヤトレッド
JP2001131229A (ja) 重合体、その製造方法、及びそれを用いたゴム組成物
TW202248250A (zh) 共軛二烯系聚合物及其製造方法、聚合物組成物、交聯體和輪胎
JP2000119446A (ja) ゴム組成物
KR102910989B1 (ko) 변성 공액디엔계 중합체, 이의 제조방법 및 이를 포함하는 고무 조성물
KR102724304B1 (ko) 변성 공액디엔계 중합체, 이의 제조방법 및 이를 포함하는 고무 조성물
US20240132706A1 (en) Rubber composition for tires and tire
BR112018076588B1 (pt) Método para produção de um polímero à base de dieno conjugado modificado, polímero à base de dieno conjugado modificado, composição de polímero, corpo reticulado, e, pneu