JP2001112405A - 鳥害防除方法及び装置 - Google Patents
鳥害防除方法及び装置Info
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Landscapes
- Catching Or Destruction (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 農作物や各種施設、あるいは人畜に被害をも
たらす害鳥を田畑に近づけない技術の提供。 【解決手段】 害鳥1を捕獲器2で捕獲してからそれを
手5で捕まえるまでの間に発する一連の鳴き声を短時間
づつ切り分け録音し、その切り分け録音をそれぞれ複数
回づつ録音したもの7a〜7xを自然環境で再生し、こ
の自然環境にいる害鳥1と同種類の害鳥1が逃げ出した
ときの切り分け録音を選別して鳥害防除用に編集し圃場
その他で再生可能に形成した録音媒体10〜13を有す
る構成。
たらす害鳥を田畑に近づけない技術の提供。 【解決手段】 害鳥1を捕獲器2で捕獲してからそれを
手5で捕まえるまでの間に発する一連の鳴き声を短時間
づつ切り分け録音し、その切り分け録音をそれぞれ複数
回づつ録音したもの7a〜7xを自然環境で再生し、こ
の自然環境にいる害鳥1と同種類の害鳥1が逃げ出した
ときの切り分け録音を選別して鳥害防除用に編集し圃場
その他で再生可能に形成した録音媒体10〜13を有す
る構成。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、農作物や各種施
設、あるいは人畜などに被害をもたらす害鳥をそれらに
近づけないようにした鳥害防除方法及びそれに使用する
鳥害防除用装置に関する。
設、あるいは人畜などに被害をもたらす害鳥をそれらに
近づけないようにした鳥害防除方法及びそれに使用する
鳥害防除用装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、鳥類の保護の必要性が叫ばれ行政
も積極的に法規制を設けて保護を行なっている。先頃は
トキという鳥は既に絶滅の危機にあり、そのため中国か
ら送られ連日テレビや新聞などで報道され一国の総理大
臣までがトキの保護の必要性を国民に訴えたニュースは
記憶に新しい。しかしながら、鳥類の逆の問題も人間社
会に深刻な問題を投げかけている。それは鳥類から人間
が被害を受けているということである。主な被害として
農作物を鳥類が食べることによる食害であるが、食害以
外の被害としては糞害や糞の中にいる病原菌による人畜
の発病、あるいは騒音などがあり、また、特異な被害と
しては飛行機のターボエンジンに鳥類が吸い込まれてエ
ンジンを傷めたり、その損傷が大きいと飛行機の墜落の
原因になる場合もある。このように鳥類を保護しながら
人間社会における鳥害を取り除く方法の開発が重要にな
ってきている。その鳥類の保護を図りながら鳥害を無く
すには鳥類を被害地から追い払う方法しかない。それに
は平安時代の書籍に鳥追いの器具として記載されている
鳴子があり、近代になりカカシ、目玉風船、爆発音発生
器などがあり、いずれも長期間の使用によって鳥類に
「なれ」が出て効果が無くなるという問題があった。ま
た本発明者らは特定の鳥を脅したとき発する悲鳴声及び
それを聞いた他の鳥の警戒声を録音し、これを再生放送
することにより鳥類を追い払う技術を提案している(特
公平4−5407号公報参照)。
も積極的に法規制を設けて保護を行なっている。先頃は
トキという鳥は既に絶滅の危機にあり、そのため中国か
ら送られ連日テレビや新聞などで報道され一国の総理大
臣までがトキの保護の必要性を国民に訴えたニュースは
記憶に新しい。しかしながら、鳥類の逆の問題も人間社
会に深刻な問題を投げかけている。それは鳥類から人間
が被害を受けているということである。主な被害として
農作物を鳥類が食べることによる食害であるが、食害以
外の被害としては糞害や糞の中にいる病原菌による人畜
の発病、あるいは騒音などがあり、また、特異な被害と
しては飛行機のターボエンジンに鳥類が吸い込まれてエ
ンジンを傷めたり、その損傷が大きいと飛行機の墜落の
原因になる場合もある。このように鳥類を保護しながら
人間社会における鳥害を取り除く方法の開発が重要にな
ってきている。その鳥類の保護を図りながら鳥害を無く
すには鳥類を被害地から追い払う方法しかない。それに
は平安時代の書籍に鳥追いの器具として記載されている
鳴子があり、近代になりカカシ、目玉風船、爆発音発生
器などがあり、いずれも長期間の使用によって鳥類に
「なれ」が出て効果が無くなるという問題があった。ま
た本発明者らは特定の鳥を脅したとき発する悲鳴声及び
それを聞いた他の鳥の警戒声を録音し、これを再生放送
することにより鳥類を追い払う技術を提案している(特
公平4−5407号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、人間は僅か
1種であるが鳥は9000種を越えんとしているし、そ
の鳥の進化の歴史を1時間に例えるならば、人間は僅か
3秒しか進化の歴史を辿っていない。この鳥の1億5千
万年の進化の歴史は人間では判断できない不思議な能力
を備えるようになったのも確かなことである。例えば海
鳥の繁殖群れの中で何百何千といるヒナの中で自分のヒ
ナの声をどのように聞き分けているのか、ヒナが鳴くと
親鳥は自動的にヒナに餌を与える行動に出るのは何故か
など不思議な現象に出会う。その鳥類の食物連鎖の頂点
にいるのは鷹類や鷲類でありその下位にいる鳥類は彼ら
の餌になるのであるから、鷹類や鷲類が接近すると下位
にいる鳥類は仲間に対して鳴き声で危険を知らせる。こ
の仲間とは同一の種であり他の種は仲間ではない。その
仲間に対して鳴く時間は長いと敵に発見されることか
ら、その危険を知らせる鳴き声は全て一瞬である。その
一瞬の声の中に多量の情報を含んで伝えている。鳥類の
鳴き声は人間の声の情報量に比較すると10倍の情報量
を持っていると言われている。例えば危険接近時の鳴き
声が1秒であれば人間の10秒の会話に相当する情報を
伝えることができるのである。だから1秒の鳴き声の中
に含まれている情報は敵の種類、どの方向から来てい
る、今飛び立つのは危険だから隠れていよ、鳴き声を出
すな、危険だから早く逃げろ、危険だから近づくな、な
ど多量の情報を含んでおり、一瞬の鳴き声で仲間にこれ
だけの情報を伝えているのである。これに対し、本発明
者らが先に提案したものでは、悲鳴声は恐怖の余りに叫
んだ叫び声で、その声そのものには仲間に危険を知らせ
るような情報は含まれておらず、警戒声は追い払いの効
果としては少し弱いということがその後の研究で判明し
た。天敵をただ単に近づけただけでは仲間に危険を知ら
せ、逃げる情報を伝える鳴き声を発見することが難しい
ことがわかった。このように従来の方法では鳴き声を解
析することなく、悲鳴声や警戒声をそのまま鳥追いの音
声に利用したため、効果が薄かったり、反応が鈍いとい
う問題があった。
1種であるが鳥は9000種を越えんとしているし、そ
の鳥の進化の歴史を1時間に例えるならば、人間は僅か
3秒しか進化の歴史を辿っていない。この鳥の1億5千
万年の進化の歴史は人間では判断できない不思議な能力
を備えるようになったのも確かなことである。例えば海
鳥の繁殖群れの中で何百何千といるヒナの中で自分のヒ
ナの声をどのように聞き分けているのか、ヒナが鳴くと
親鳥は自動的にヒナに餌を与える行動に出るのは何故か
など不思議な現象に出会う。その鳥類の食物連鎖の頂点
にいるのは鷹類や鷲類でありその下位にいる鳥類は彼ら
の餌になるのであるから、鷹類や鷲類が接近すると下位
にいる鳥類は仲間に対して鳴き声で危険を知らせる。こ
の仲間とは同一の種であり他の種は仲間ではない。その
仲間に対して鳴く時間は長いと敵に発見されることか
ら、その危険を知らせる鳴き声は全て一瞬である。その
一瞬の声の中に多量の情報を含んで伝えている。鳥類の
鳴き声は人間の声の情報量に比較すると10倍の情報量
を持っていると言われている。例えば危険接近時の鳴き
声が1秒であれば人間の10秒の会話に相当する情報を
伝えることができるのである。だから1秒の鳴き声の中
に含まれている情報は敵の種類、どの方向から来てい
る、今飛び立つのは危険だから隠れていよ、鳴き声を出
すな、危険だから早く逃げろ、危険だから近づくな、な
ど多量の情報を含んでおり、一瞬の鳴き声で仲間にこれ
だけの情報を伝えているのである。これに対し、本発明
者らが先に提案したものでは、悲鳴声は恐怖の余りに叫
んだ叫び声で、その声そのものには仲間に危険を知らせ
るような情報は含まれておらず、警戒声は追い払いの効
果としては少し弱いということがその後の研究で判明し
た。天敵をただ単に近づけただけでは仲間に危険を知ら
せ、逃げる情報を伝える鳴き声を発見することが難しい
ことがわかった。このように従来の方法では鳴き声を解
析することなく、悲鳴声や警戒声をそのまま鳥追いの音
声に利用したため、効果が薄かったり、反応が鈍いとい
う問題があった。
【0004】本発明は、上述のような従来の問題点を解
決するためになされたもので、その目的とするところ
は、危険性、逃げる情報を真実に伝える鳴き声を再生し
て農作物や各種施設に被害をもたらす害鳥を田畑に近づ
けないようにした鳥害防除方法及びそれに使用する鳥害
防除用装置を提供することにある。
決するためになされたもので、その目的とするところ
は、危険性、逃げる情報を真実に伝える鳴き声を再生し
て農作物や各種施設に被害をもたらす害鳥を田畑に近づ
けないようにした鳥害防除方法及びそれに使用する鳥害
防除用装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明請求項1記載の鳥害防除方法にあっては、害
鳥を捕獲器で捕獲してからそれを手で捕まえるまで及び
捕まえた後に発する一連の鳴き声を録音したものから短
時間づつ切り分け録音し、その切り分けた短い鳴き声を
それぞれ複数回づつ自然環境で再生し、この自然環境に
いる前記害鳥と同種類の害鳥が逃げ出したときの鳴き声
を選別し、以後その鳴き声を鳥害防除用として再生使用
することを特徴とする。
に、本発明請求項1記載の鳥害防除方法にあっては、害
鳥を捕獲器で捕獲してからそれを手で捕まえるまで及び
捕まえた後に発する一連の鳴き声を録音したものから短
時間づつ切り分け録音し、その切り分けた短い鳴き声を
それぞれ複数回づつ自然環境で再生し、この自然環境に
いる前記害鳥と同種類の害鳥が逃げ出したときの鳴き声
を選別し、以後その鳴き声を鳥害防除用として再生使用
することを特徴とする。
【0006】請求項2記載の鳥害防除方法にあっては、
(イ)害鳥を捕獲器で捕獲したときに発する鳴き声を長
時間録音する第1録音工程、(ロ)その捕獲した害鳥を
手で捕まえたときに発する鳴き声を長時間録音する第2
録音工程、(ハ)第1録音工程及び第2録音工程で録音
した害鳥の鳴き声を、それぞれ短時間づつ切り分け録音
する第3録音工程、(ニ)第3録音工程で切り分け録音
した害鳥の鳴き声をそれぞれ単独で複数回づつ連続録音
して試験用録音媒体を作成する第4録音工程、(ホ)第
4録音工程の試験用録音媒体を野外で再生して前記捕獲
した害鳥と同じ種の害鳥が警戒反応を示すあるいは飛び
去る録音部分を選別するフィールド試験工程、(ヘ)フ
ィールド試験工程で選別した録音部分を圃場その他で再
生し拡声器で大きく出力する実施工程からなることを特
徴とする。
(イ)害鳥を捕獲器で捕獲したときに発する鳴き声を長
時間録音する第1録音工程、(ロ)その捕獲した害鳥を
手で捕まえたときに発する鳴き声を長時間録音する第2
録音工程、(ハ)第1録音工程及び第2録音工程で録音
した害鳥の鳴き声を、それぞれ短時間づつ切り分け録音
する第3録音工程、(ニ)第3録音工程で切り分け録音
した害鳥の鳴き声をそれぞれ単独で複数回づつ連続録音
して試験用録音媒体を作成する第4録音工程、(ホ)第
4録音工程の試験用録音媒体を野外で再生して前記捕獲
した害鳥と同じ種の害鳥が警戒反応を示すあるいは飛び
去る録音部分を選別するフィールド試験工程、(ヘ)フ
ィールド試験工程で選別した録音部分を圃場その他で再
生し拡声器で大きく出力する実施工程からなることを特
徴とする。
【0007】請求項3記載の鳥害防除装置にあっては、
害鳥を捕獲器で捕獲してからそれを手で捕まえるまで及
び手で捕まえた後に発する一連の鳴き声を短時間づつ切
り分け録音し、その切り分け録音をそれぞれ複数回づつ
録音したものを自然環境で再生し、この自然環境にいる
前記害鳥と同種類の害鳥が逃げ出したときの切り分け録
音を選別して鳥害防除用に編集し圃場その他で再生可能
に形成した録音媒体を有することを特徴とする。
害鳥を捕獲器で捕獲してからそれを手で捕まえるまで及
び手で捕まえた後に発する一連の鳴き声を短時間づつ切
り分け録音し、その切り分け録音をそれぞれ複数回づつ
録音したものを自然環境で再生し、この自然環境にいる
前記害鳥と同種類の害鳥が逃げ出したときの切り分け録
音を選別して鳥害防除用に編集し圃場その他で再生可能
に形成した録音媒体を有することを特徴とする。
【0008】
【作用】前記したように、一瞬の鳴き声で仲間に多量の
情報を含めて伝える鳥類の恐るべき能力は鳥類の1億5
千万年の進化の賜物である。この声をここでは「進化
声」と呼ぶ事とする。この「進化声」は天敵から身を守
るために進化した声であり、鳥類が空を飛ぶことができ
ることと同じような生態機能である。「進化声」は親が
子に教えるものではなく、また学習するものでもない、
生まれながらに持っているものである。この生まれなが
らに持っている生態機能としての「進化声」を鳥追いに
利用することが本発明の特徴であり、従来の鳥追い法で
問題になっている「なれ」の問題が全くないのが最大の
長所である。本発明の新規性は鳥類の生体行動を鳥害防
除に応用した所にある。害鳥を追い払うには、害鳥の五
感に刺激を与える事であり、その五感とは、目、耳、
鼻、皮膚、舌であるが、その中で最も追い払いに効果的
な感覚は聴覚である。只、単なる音に対しては、鳥類は
すぐに順応し「なれ」てしまうので、鳥追いとしては最
適ではない。しかし鳥同士で鳴き交わす鳴き声に対して
は、1億5千万年の進化の歴史のなかで卓越した進化を
し、能力を磨き上げてきた。生存や種の存続をかけた重
要な意味を持つ鳴き声、これが「進化声」である。この
「進化声」には大きく二つに分けられるが、一つは種の
存続に関係する「さえずり声」ともう一つは「地鳴き」
である。前者の「さえずり声」はほとんどが雄しか鳴か
ないし、それも春の繁殖期に雌に対して鳴くのである。
雌は雄の「さえずり声」を聞くことで黄体ホルモンの分
泌が促進され、繁殖行動にはいるのである。つまり、雄
の「さえずり声」は繁殖を促し、種を残していくという
最も重要な意味を持つ鳴き声なのである。この「さえず
り声」と黄体ホルモンの分泌の因果関係は未だ科学的に
解明されていないがこれも鳥類の不思議さの一つでもあ
る。1億5千万年の進化が種を残していくのに最適な方
法として進化したものである。この「さえずり声」は鳥
追いに利用することはできない。鳥追いに利用できる鳴
き声はもう一つの「地鳴き」である。この「地鳴き」の
代表的な鳴き声は天敵や危険が迫ったときに仲間に知ら
せる鳴き声である。それ以外には、エサを見つけたとき
に仲間に知らせる鳴き声などがある。前記「地鳴き」を
ただ単に長時間録音してもどれが「危険を仲間に知らせ
て逃げる鳴き声」であるかは判らない。そのために本発
明は、捕獲器で捕獲されたときの鳴き声、捕獲者が手で
捕まえたときの鳴き声の中から進化声の「危険を仲間に
知らせて逃げる鳴き声」の選別方法を 発見 発明?
した。捕獲されたときの鳴き声の全部が情報を含んだ
「進化声」ではなく、ただ単に怖くて泣き叫んでいる鳴
き声も多く含まれているからである。その中から鳥追い
に効果のある「危険だから逃げろ」の情報を含んだ鳴き
声の選別が課題であり、本発明はこの課題を解決するも
のである。
情報を含めて伝える鳥類の恐るべき能力は鳥類の1億5
千万年の進化の賜物である。この声をここでは「進化
声」と呼ぶ事とする。この「進化声」は天敵から身を守
るために進化した声であり、鳥類が空を飛ぶことができ
ることと同じような生態機能である。「進化声」は親が
子に教えるものではなく、また学習するものでもない、
生まれながらに持っているものである。この生まれなが
らに持っている生態機能としての「進化声」を鳥追いに
利用することが本発明の特徴であり、従来の鳥追い法で
問題になっている「なれ」の問題が全くないのが最大の
長所である。本発明の新規性は鳥類の生体行動を鳥害防
除に応用した所にある。害鳥を追い払うには、害鳥の五
感に刺激を与える事であり、その五感とは、目、耳、
鼻、皮膚、舌であるが、その中で最も追い払いに効果的
な感覚は聴覚である。只、単なる音に対しては、鳥類は
すぐに順応し「なれ」てしまうので、鳥追いとしては最
適ではない。しかし鳥同士で鳴き交わす鳴き声に対して
は、1億5千万年の進化の歴史のなかで卓越した進化を
し、能力を磨き上げてきた。生存や種の存続をかけた重
要な意味を持つ鳴き声、これが「進化声」である。この
「進化声」には大きく二つに分けられるが、一つは種の
存続に関係する「さえずり声」ともう一つは「地鳴き」
である。前者の「さえずり声」はほとんどが雄しか鳴か
ないし、それも春の繁殖期に雌に対して鳴くのである。
雌は雄の「さえずり声」を聞くことで黄体ホルモンの分
泌が促進され、繁殖行動にはいるのである。つまり、雄
の「さえずり声」は繁殖を促し、種を残していくという
最も重要な意味を持つ鳴き声なのである。この「さえず
り声」と黄体ホルモンの分泌の因果関係は未だ科学的に
解明されていないがこれも鳥類の不思議さの一つでもあ
る。1億5千万年の進化が種を残していくのに最適な方
法として進化したものである。この「さえずり声」は鳥
追いに利用することはできない。鳥追いに利用できる鳴
き声はもう一つの「地鳴き」である。この「地鳴き」の
代表的な鳴き声は天敵や危険が迫ったときに仲間に知ら
せる鳴き声である。それ以外には、エサを見つけたとき
に仲間に知らせる鳴き声などがある。前記「地鳴き」を
ただ単に長時間録音してもどれが「危険を仲間に知らせ
て逃げる鳴き声」であるかは判らない。そのために本発
明は、捕獲器で捕獲されたときの鳴き声、捕獲者が手で
捕まえたときの鳴き声の中から進化声の「危険を仲間に
知らせて逃げる鳴き声」の選別方法を 発見 発明?
した。捕獲されたときの鳴き声の全部が情報を含んだ
「進化声」ではなく、ただ単に怖くて泣き叫んでいる鳴
き声も多く含まれているからである。その中から鳥追い
に効果のある「危険だから逃げろ」の情報を含んだ鳴き
声の選別が課題であり、本発明はこの課題を解決するも
のである。
【0009】本発明では、害鳥を捕獲器で捕獲したとき
に鳴く鳴き声と捕獲した害鳥を捕獲者が手で捕まえたと
きの鳴き声とを長時間録音し、それを切り分け再録音す
る。この切り分けられた録音の中から鳥追いに効果のあ
る危険を知らせる情報を含んだ鳴き声、例えば、敵の種
類、どの方向から来ている、今飛び立つのは危険だから
隠れていよ、鳴き声を出すな、危険だから早く逃げろ、
危険だから近づくな、などを見つけなければならない。
切り分けされた録音音声を一つ一つ同一種の鳥に聞かせ
てその鳥の挙動を観察する、つまり録音された鳥と同種
の鳥がフィールドにおいて切り分けされた録音音声を聞
くうち、急に逃げ去るときの録音音声が鳥追いに利用で
きる切り分け録音部分である。切り分け音声から選別さ
れた録音音声を実用化ではテープ、CD、ICなどの録
音媒体に録音し再生することで同種の鳥による被害を防
除することができる。各種の鳥はそれぞれ種毎に仲間に
対する危険を知らせる鳴き声が違うので、害鳥ごとの危
険を知らせる鳴き声をそれぞれ上記の方法によって選別
し、使用する事になる。
に鳴く鳴き声と捕獲した害鳥を捕獲者が手で捕まえたと
きの鳴き声とを長時間録音し、それを切り分け再録音す
る。この切り分けられた録音の中から鳥追いに効果のあ
る危険を知らせる情報を含んだ鳴き声、例えば、敵の種
類、どの方向から来ている、今飛び立つのは危険だから
隠れていよ、鳴き声を出すな、危険だから早く逃げろ、
危険だから近づくな、などを見つけなければならない。
切り分けされた録音音声を一つ一つ同一種の鳥に聞かせ
てその鳥の挙動を観察する、つまり録音された鳥と同種
の鳥がフィールドにおいて切り分けされた録音音声を聞
くうち、急に逃げ去るときの録音音声が鳥追いに利用で
きる切り分け録音部分である。切り分け音声から選別さ
れた録音音声を実用化ではテープ、CD、ICなどの録
音媒体に録音し再生することで同種の鳥による被害を防
除することができる。各種の鳥はそれぞれ種毎に仲間に
対する危険を知らせる鳴き声が違うので、害鳥ごとの危
険を知らせる鳴き声をそれぞれ上記の方法によって選別
し、使用する事になる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により説明する。図1は本実施の形態の鳥害防除方法と
その装置に使用する録音媒体の製作を工程順に示す説明
図である。 (イ)害鳥を捕獲器で捕獲したときに発する鳴き声を長
時間録音する第1録音工程。 本工程では、害鳥1の様々な情報を込めて鳴いている鳴
き声のうち、かすみ網(捕獲器)2で捕獲されたときの
鳴き声を長時間に渡って録音機(図示せず)でカセット
テープ3に録音していくものである。この場合は集音マ
イク4を使用することにより、かすみ網2の周辺に人気
の無い状態にしておくことが必要である。
により説明する。図1は本実施の形態の鳥害防除方法と
その装置に使用する録音媒体の製作を工程順に示す説明
図である。 (イ)害鳥を捕獲器で捕獲したときに発する鳴き声を長
時間録音する第1録音工程。 本工程では、害鳥1の様々な情報を込めて鳴いている鳴
き声のうち、かすみ網(捕獲器)2で捕獲されたときの
鳴き声を長時間に渡って録音機(図示せず)でカセット
テープ3に録音していくものである。この場合は集音マ
イク4を使用することにより、かすみ網2の周辺に人気
の無い状態にしておくことが必要である。
【0011】(ロ)その捕獲した害鳥を手で捕まえたと
きに発する鳴き声を長時間録音する第2録音工程。 本工程では、害鳥1の様々な情報を込めて鳴いている鳴
き声のうち、人の手5で捕えられされたときの鳴き声を
長時間に渡ってカセットテープ3に録音していくもので
ある。この場合は感度の良いハンドマイク6を使用する
ことにより、子細に渡って録音することができる。
きに発する鳴き声を長時間録音する第2録音工程。 本工程では、害鳥1の様々な情報を込めて鳴いている鳴
き声のうち、人の手5で捕えられされたときの鳴き声を
長時間に渡ってカセットテープ3に録音していくもので
ある。この場合は感度の良いハンドマイク6を使用する
ことにより、子細に渡って録音することができる。
【0012】(ハ)第1録音工程及び第2録音工程で録
音した害鳥の鳴き声を、それぞれ短時間づつ切り分け録
音する第3録音工程。 本工程では、前記(イ),(ロ)の作業で得られたかす
み網(捕獲器)2で捕獲されたときの鳴き声と、人の手
5で捕えられされたときの鳴き声の長時間に渡る録音
を、それぞれ1秒から3秒の間隔で切り分け録音する。
図2は前記第1、第2録音工程で録音した状態を擬似的
に示したものであり、つぎのようになる。 「危険を知らせる鳴き声」は300〜15000Hzの
範囲にある。 捕獲されたとき、害鳥は鳴き声を発生するが、「危険
を知らせる鳴き声」だけではなく、ただ単に悲鳴で鳴い
ている声も含まれている。 連続した鳴き声3aは、7a,7b,7c・・・7x
と切り分けて再録音され、一つ一つ同一種の害鳥に聞か
せて反応がチェックされる。
音した害鳥の鳴き声を、それぞれ短時間づつ切り分け録
音する第3録音工程。 本工程では、前記(イ),(ロ)の作業で得られたかす
み網(捕獲器)2で捕獲されたときの鳴き声と、人の手
5で捕えられされたときの鳴き声の長時間に渡る録音
を、それぞれ1秒から3秒の間隔で切り分け録音する。
図2は前記第1、第2録音工程で録音した状態を擬似的
に示したものであり、つぎのようになる。 「危険を知らせる鳴き声」は300〜15000Hzの
範囲にある。 捕獲されたとき、害鳥は鳴き声を発生するが、「危険
を知らせる鳴き声」だけではなく、ただ単に悲鳴で鳴い
ている声も含まれている。 連続した鳴き声3aは、7a,7b,7c・・・7x
と切り分けて再録音され、一つ一つ同一種の害鳥に聞か
せて反応がチェックされる。
【0013】(ニ)第3録音工程で切り分け録音した害
鳥の鳴き声をそれぞれ単独で複数回づつ連続録音して試
験用録音媒体を作成する第4録音工程。 本工程では、前記(ハ)の作業で得られた1秒から3秒
間隔の切り分け録音を、さらにそれぞれ10〜20回程
度繰り返すように連続録音して試験テープ7a,7b,
7c,・・・7xを作成する。
鳥の鳴き声をそれぞれ単独で複数回づつ連続録音して試
験用録音媒体を作成する第4録音工程。 本工程では、前記(ハ)の作業で得られた1秒から3秒
間隔の切り分け録音を、さらにそれぞれ10〜20回程
度繰り返すように連続録音して試験テープ7a,7b,
7c,・・・7xを作成する。
【0014】(ホ)第4録音工程の試験用録音媒体を野
外で再生して前記捕獲した害鳥と同じ種の害鳥が警戒反
応を示す録音部分を選別するフィールド試験工程。 本工程では、前記(ニ)の作業で得られた試験テープ7
a,7b,7c,・・7xを、この録音をした害鳥と同
一の害鳥が多く集まるフィールドに持ち出し、再生装置
8にて再生する。試験は周波数特性の良いスピーカ9を
使用してそれぞれの試験テープを再生し、これを場所を
代えて最低3回以上行なう。この試験において害鳥が急
に逃げ出したとき再生していた試験テープの選別を行
う。前記選別した試験テープをマスターテープとしてダ
ビングしたカセットテープ10を作成する。あるいは、
CD11、MD12、IC13などの録音媒体を使用し
て作成する。尚、前記ダビングに際し、前記工程により
選別した他の害鳥の鳴き声を同一録音媒体に複数種録音
しても良い。
外で再生して前記捕獲した害鳥と同じ種の害鳥が警戒反
応を示す録音部分を選別するフィールド試験工程。 本工程では、前記(ニ)の作業で得られた試験テープ7
a,7b,7c,・・7xを、この録音をした害鳥と同
一の害鳥が多く集まるフィールドに持ち出し、再生装置
8にて再生する。試験は周波数特性の良いスピーカ9を
使用してそれぞれの試験テープを再生し、これを場所を
代えて最低3回以上行なう。この試験において害鳥が急
に逃げ出したとき再生していた試験テープの選別を行
う。前記選別した試験テープをマスターテープとしてダ
ビングしたカセットテープ10を作成する。あるいは、
CD11、MD12、IC13などの録音媒体を使用し
て作成する。尚、前記ダビングに際し、前記工程により
選別した他の害鳥の鳴き声を同一録音媒体に複数種録音
しても良い。
【0015】(ヘ)フィールド試験工程で選別した録音
部分を圃場その他で再生し拡声器で大きく出力する実施
工程。 本工程では、前記作業で作成したカセットテープ10を
使用して害鳥の被害を受けそうな、あるいは既に受けて
いる田畑などで再生装置14にて再生する。スピーカ1
5は広さに応じて設定する。この場合、カセットテープ
の再生は、スピーカ一体型の可搬式再生装置16でも良
いし、農協17に設置した再生装置で再生して無線出力
18し、この電波を各田畑に設置した受信機19で受信
して再生するようにしても良い。
部分を圃場その他で再生し拡声器で大きく出力する実施
工程。 本工程では、前記作業で作成したカセットテープ10を
使用して害鳥の被害を受けそうな、あるいは既に受けて
いる田畑などで再生装置14にて再生する。スピーカ1
5は広さに応じて設定する。この場合、カセットテープ
の再生は、スピーカ一体型の可搬式再生装置16でも良
いし、農協17に設置した再生装置で再生して無線出力
18し、この電波を各田畑に設置した受信機19で受信
して再生するようにしても良い。
【0016】次に本実施の形態の作用及び効果を説明す
る。まず、フィールド試験において、害鳥の反応は全く
無かったり、身動きせず動かなくなったり、再生装置の
スピーカの方に近づいたり、再生音に反応して鳴いた
り、とまちまちの行動が見られる。鳥追いに利用できる
鳴き声は聞くなり逃げ去る音声である。フィールド試験
で注意しないといけないことは追い払う害鳥は録音テー
プと同一の種であり、他の害鳥には効果が無いことであ
る。
る。まず、フィールド試験において、害鳥の反応は全く
無かったり、身動きせず動かなくなったり、再生装置の
スピーカの方に近づいたり、再生音に反応して鳴いた
り、とまちまちの行動が見られる。鳥追いに利用できる
鳴き声は聞くなり逃げ去る音声である。フィールド試験
で注意しないといけないことは追い払う害鳥は録音テー
プと同一の種であり、他の害鳥には効果が無いことであ
る。
【0017】また、テープを再生する再生装置は、スピ
ーカが装着されたもので音圧は最低でも80ホーン以上
出力できる能力を有したものが望ましい。害鳥は音圧の
強弱によって危険距離のエリア内にいるのか、安全エリ
アにいるのかを判断しているのである。そのため、音圧
が弱いと、危険が迫っても逃げのびることができるエリ
アにいると判断した場合は危険であっても逃げない。実
験の結果、50ホーン前後の音圧で聞こえないと反応し
ないケースが多いことから、危険エリアと安全エリアの
境界は50ホーン前後である。音圧が強くても害鳥のい
る場所が遠い場合は害鳥に聞こえる音圧は当然弱くなる
ので安全エリアにいると判断して逃げて行かなくなる。
鳥害の発生する被害地が広い場合は、これらの実験から
して音圧をできるだけ強くしてスピーカの設置個数も数
多く設置する方が効果が上がることが実験の結果判明し
た。
ーカが装着されたもので音圧は最低でも80ホーン以上
出力できる能力を有したものが望ましい。害鳥は音圧の
強弱によって危険距離のエリア内にいるのか、安全エリ
アにいるのかを判断しているのである。そのため、音圧
が弱いと、危険が迫っても逃げのびることができるエリ
アにいると判断した場合は危険であっても逃げない。実
験の結果、50ホーン前後の音圧で聞こえないと反応し
ないケースが多いことから、危険エリアと安全エリアの
境界は50ホーン前後である。音圧が強くても害鳥のい
る場所が遠い場合は害鳥に聞こえる音圧は当然弱くなる
ので安全エリアにいると判断して逃げて行かなくなる。
鳥害の発生する被害地が広い場合は、これらの実験から
して音圧をできるだけ強くしてスピーカの設置個数も数
多く設置する方が効果が上がることが実験の結果判明し
た。
【0018】危険声の「危険だすぐに逃げよ」の声を聞
いた害鳥は驚く程の反応をし、一目散に逃げ去って行
く。また、この声を聞いた害鳥はその逃げた場所に暫く
は接近することが無くなる。進化声の中の危険声である
「危険だすぐ逃げよ」という声はほとんどの場合、人間
の可聴周波数である300ヘルツから15000ヘルツ
の音域であった。害鳥は人間の聞こえない高周波や低周
波では情報伝達を行っておらず、全て人間と同じ可聴音
域でコミュニケーションを行っていることも実験によっ
て立証された。
いた害鳥は驚く程の反応をし、一目散に逃げ去って行
く。また、この声を聞いた害鳥はその逃げた場所に暫く
は接近することが無くなる。進化声の中の危険声である
「危険だすぐ逃げよ」という声はほとんどの場合、人間
の可聴周波数である300ヘルツから15000ヘルツ
の音域であった。害鳥は人間の聞こえない高周波や低周
波では情報伝達を行っておらず、全て人間と同じ可聴音
域でコミュニケーションを行っていることも実験によっ
て立証された。
【0019】多数の試験テープを屋外の同一の害鳥に聞
かせて逃げていく声を見つけることができれば、後は試
験テープは何本でもダビングして実用化することができ
る。その一番簡単な方法は市販の録音再生装置でダビン
グテープを鳥害発生場所で再生する方法である。再生装
置にスピーカが接続できる機能があるものは尚望まし
い。試験テープの声をCDに入力して使用する場合、テ
ープと違って劣化がないので何度再生しても鳴き声の歪
みなどが出ないので、大変望ましい。その他、実用化と
しては小型で安価に多量に再生装置も含めて製作する場
合は、プリント基板上に音を記憶する音声ICやアンプ
やタイマーなどの電子部品をセットにした音声合成基板
を製作する方法もある。害鳥の被害の発生している場所
で再生するタイミングは、害鳥が飛来したときに目視で
確認して再生スイッチを押して声をスピーカから流して
追い払うが、場所によっては自動的に再生する場合もあ
る。その場合は、害鳥の飛来してくる時間帯を前もって
調べ、その時間帯に再生する起動タイマーと組み合わせ
て使用すれば良い。被害の状況に合わせて声を流す回数
や音圧やスピーカの数などを調整することで効果的な鳥
害対策が可能となる。以上、説明してきたように本実施
の形態によれば、鳥追いしたい害鳥がその害鳥と同種の
害鳥の鳴き声を実際に聞いて逃げ出す鳴き声のみを選別
できたので、それを田畑で再生する事により、害鳥を寄
せつけず、あるいは害鳥を追い払い害鳥による農作物の
被害をなくす事ができる。
かせて逃げていく声を見つけることができれば、後は試
験テープは何本でもダビングして実用化することができ
る。その一番簡単な方法は市販の録音再生装置でダビン
グテープを鳥害発生場所で再生する方法である。再生装
置にスピーカが接続できる機能があるものは尚望まし
い。試験テープの声をCDに入力して使用する場合、テ
ープと違って劣化がないので何度再生しても鳴き声の歪
みなどが出ないので、大変望ましい。その他、実用化と
しては小型で安価に多量に再生装置も含めて製作する場
合は、プリント基板上に音を記憶する音声ICやアンプ
やタイマーなどの電子部品をセットにした音声合成基板
を製作する方法もある。害鳥の被害の発生している場所
で再生するタイミングは、害鳥が飛来したときに目視で
確認して再生スイッチを押して声をスピーカから流して
追い払うが、場所によっては自動的に再生する場合もあ
る。その場合は、害鳥の飛来してくる時間帯を前もって
調べ、その時間帯に再生する起動タイマーと組み合わせ
て使用すれば良い。被害の状況に合わせて声を流す回数
や音圧やスピーカの数などを調整することで効果的な鳥
害対策が可能となる。以上、説明してきたように本実施
の形態によれば、鳥追いしたい害鳥がその害鳥と同種の
害鳥の鳴き声を実際に聞いて逃げ出す鳴き声のみを選別
できたので、それを田畑で再生する事により、害鳥を寄
せつけず、あるいは害鳥を追い払い害鳥による農作物の
被害をなくす事ができる。
【0020】以上、本発明の実施の形態を説明してきた
が、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限定され
るものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変
更などがあっても本発明に含まれる。例えば、カセット
テープはエンドレスに形成して使用するようにしても良
い。また、再生装置の電源として太陽電池を使用するよ
うにしても良い。鳥害防除は前記田畑に限らず、人の集
合したり衛生面が重要な諸施設や、家畜の飼育場所、飼
料置き場など様々な場所に適用することができる。
が、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限定され
るものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変
更などがあっても本発明に含まれる。例えば、カセット
テープはエンドレスに形成して使用するようにしても良
い。また、再生装置の電源として太陽電池を使用するよ
うにしても良い。鳥害防除は前記田畑に限らず、人の集
合したり衛生面が重要な諸施設や、家畜の飼育場所、飼
料置き場など様々な場所に適用することができる。
【0021】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明の鳥害防
除方法及びその装置にあっては、前記構成としたため、
危険性、逃げる情報を真実に伝える鳴き声を再生して農
作物や諸施設、人畜などに被害をもたらす害鳥を近づけ
させず、あるいは追い払って害鳥による被害を優れて防
除することができるという効果が得られる。
除方法及びその装置にあっては、前記構成としたため、
危険性、逃げる情報を真実に伝える鳴き声を再生して農
作物や諸施設、人畜などに被害をもたらす害鳥を近づけ
させず、あるいは追い払って害鳥による被害を優れて防
除することができるという効果が得られる。
【図1】本発明実施の形態の鳥害防除方法とその装置に
使用する録音媒体の製作を工程順に示す説明図である。
使用する録音媒体の製作を工程順に示す説明図である。
【図2】実施の形態の第1録音工程と第2録音工程の録
音状態を擬似的に示す説明図である。
音状態を擬似的に示す説明図である。
1 害鳥 2 かすみ網(捕獲器) 3 第1録音工程のカセットテープ 4 集音マイク(録音) 5 害鳥を捕まえる人の手 6 ハンドマイク(録音) 7a〜7x 試験テープ 8 フィールド試験の再生装置 9 フィールド試験のスピーカ 10 第4録音工程のカセットテープ(録音媒体) 11 第4録音工程のCD(録音媒体) 12 第4録音工程のMD(録音媒体) 13 第4録音工程のIC(録音媒体) 14 田畑に設置した再生装置 15 田畑に設置した再生装置のスピーカ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 隆洋 福岡市早良区賀茂4丁目36番8号 Fターム(参考) 2B121 AA07 BA37 DA58 EA21 FA13
Claims (3)
- 【請求項1】 害鳥を捕獲器で捕獲してからそれを手で
捕まえるまで及び捕まえた後に発する一連の鳴き声を録
音したものから短時間づつ切り分け録音し、その切り分
けた短い鳴き声をそれぞれ複数回づつ自然環境で再生
し、この自然環境にいる前記害鳥と同種類の害鳥が逃げ
出したときの鳴き声を選別し、以後その鳴き声を鳥害防
除用として再生使用することを特徴とする鳥害防除方
法。 - 【請求項2】 (イ)害鳥を捕獲器で捕獲したときに発
する鳴き声を長時間録音する第1録音工程、(ロ)その
捕獲した害鳥を手で捕まえたときに発する鳴き声を長時
間録音する第2録音工程、(ハ)第1録音工程及び第2
録音工程で録音した害鳥の鳴き声を、それぞれ短時間づ
つ切り分け録音する第3録音工程、(ニ)第3録音工程
で切り分け録音した害鳥の鳴き声をそれぞれ単独で複数
回づつ連続録音して試験用録音媒体を作成する第4録音
工程、(ホ)第4録音工程の試験用録音媒体を野外で再
生して前記捕獲した害鳥と同じ種の害鳥が警戒反応を示
すあるいは飛び去る録音部分を選別するフィールド試験
工程、(ヘ)フィールド試験工程で選別した録音部分を
圃場その他で再生し拡声器で大きく出力する実施工程か
らなることを特徴とする鳥害防除方法。 - 【請求項3】 害鳥を捕獲器で捕獲してからそれを手で
捕まえるまで及び手で捕まえた後に発する一連の鳴き声
を短時間づつ切り分け録音し、その切り分け録音をそれ
ぞれ複数回づつ録音したものを自然環境で再生し、この
自然環境にいる前記害鳥と同種類の害鳥が逃げ出したと
きの切り分け録音を選別して鳥害防除用に編集し圃場そ
の他で再生可能に形成した録音媒体を有することを特徴
とする鳥害防除用装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29130199A JP2001112405A (ja) | 1999-10-13 | 1999-10-13 | 鳥害防除方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29130199A JP2001112405A (ja) | 1999-10-13 | 1999-10-13 | 鳥害防除方法及び装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001112405A true JP2001112405A (ja) | 2001-04-24 |
Family
ID=17767131
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29130199A Pending JP2001112405A (ja) | 1999-10-13 | 1999-10-13 | 鳥害防除方法及び装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001112405A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008283874A (ja) * | 2007-05-15 | 2008-11-27 | Cic:Kk | 鳥飛来防止装置 |
| JP2009136214A (ja) * | 2007-12-06 | 2009-06-25 | Utsunomiya Univ | カラス忌避装置 |
| JP2014045688A (ja) * | 2012-08-30 | 2014-03-17 | Takashi Furuta | 鳥獣被害防除システム |
| CN107996539A (zh) * | 2018-01-19 | 2018-05-08 | 南京工程学院 | 一种具有诱虫杀虫、驱鸟和照明功能的装置 |
| WO2023214447A1 (ja) * | 2022-05-02 | 2023-11-09 | 株式会社ユーラスエナジーホールディングス | 制御装置、制御方法、及びプログラム |
-
1999
- 1999-10-13 JP JP29130199A patent/JP2001112405A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008283874A (ja) * | 2007-05-15 | 2008-11-27 | Cic:Kk | 鳥飛来防止装置 |
| JP2009136214A (ja) * | 2007-12-06 | 2009-06-25 | Utsunomiya Univ | カラス忌避装置 |
| JP2014045688A (ja) * | 2012-08-30 | 2014-03-17 | Takashi Furuta | 鳥獣被害防除システム |
| CN107996539A (zh) * | 2018-01-19 | 2018-05-08 | 南京工程学院 | 一种具有诱虫杀虫、驱鸟和照明功能的装置 |
| CN107996539B (zh) * | 2018-01-19 | 2023-04-28 | 南京工程学院 | 一种具有诱虫杀虫、驱鸟和照明功能的装置 |
| WO2023214447A1 (ja) * | 2022-05-02 | 2023-11-09 | 株式会社ユーラスエナジーホールディングス | 制御装置、制御方法、及びプログラム |
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|---|---|---|---|
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| A131 | Notification of reasons for refusal |
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| A02 | Decision of refusal |
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