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JP2001169999A - 蛍光収率測定方法および装置 - Google Patents

蛍光収率測定方法および装置

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Publication number
JP2001169999A
JP2001169999A JP36211799A JP36211799A JP2001169999A JP 2001169999 A JP2001169999 A JP 2001169999A JP 36211799 A JP36211799 A JP 36211799A JP 36211799 A JP36211799 A JP 36211799A JP 2001169999 A JP2001169999 A JP 2001169999A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
intensity
fluorescence
fluorescence yield
excitation light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP36211799A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Hakamata
和男 袴田
Katsumi Hayashi
克巳 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP36211799A priority Critical patent/JP2001169999A/ja
Publication of JP2001169999A publication Critical patent/JP2001169999A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 励起光の照射により生体組織から発生した蛍
光を測定し蛍光収率を求める蛍光収率測定装置および方
法において、蛍光収率の測定精度を高めるようにする。 【解決手段】 励起光Leの照射により生体組織1が受
光した励起光Leの受光強度と、この励起光Leの受光
により生体組織1から発生した蛍光の強度とから両者の
比率である蛍光収率を求めるにあたり、前記励起光と異
なる波長領域を有すると共に互いに異なる波長領域を有
する2種類以上の参照光を光源ユニット100から射出
して生体組織1に照射し、この生体組織1によって反射
された反射参照光を検出することにより得られたそれぞ
れの反射参照光の強度を蛍光収率演算ユニット400に
入力し、予め作成され蛍光収率演算ユニット400に記
憶された近似演算式に代入することにより、前記生体組
織1が受光した励起光の受光強度の近似値を算出し、こ
の近似値を用いて蛍光収率を求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、励起光を照射する
ことにより生体組織から発生した蛍光を画像として測定
する蛍光収率測定方法および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、可視光の短波長側の波長領域
の光を励起光として生体組織に照射することにより前記
生体組織から発生した蛍光を検出し、この蛍光の強度を
分析することにより各種疾患に伴う生体の組織性状の変
化を測定する蛍光収率測定装置が研究されている。
【0003】例えば、励起光の照射により生体組織から
発生した蛍光による前記生体組織の像(以後蛍光像と呼
ぶ)の強度を、前記励起光が生体組織によって反射され
ることにより形成された前記生体組織の像(以後励起光
像と呼ぶ)の強度によって除算することにより規格化し
て、この規格化された規格化蛍光像に基づき生体の組織
性状の測定を行なう手法が特開昭62−247232号
に提案されている。
【0004】この手法は、生体組織の部位が受光した励
起光の強度と、この励起光の受光により前記部位から発
生した蛍光の強度との比率、すなわち蛍光収率が正常組
織と病変組織とで異なることに基づき各種疾患に伴う生
体の組織性状の変化を測定するものであり、生体組織が
受光した励起光の強度を直接測定することは難しいの
で、生体組織によって反射された励起光の強度を検出す
ることによって生体組織が受光した励起光の強度を代替
し測定を行っている。この蛍光収率は前記励起光の強度
と蛍光の強度との比率で表される値なので、励起光が照
射される照射点と生体組織の被測定部位との距離および
角度等に影響されずに生体の組織性状の測定を行なうこ
とができる。
【0005】また、生体組織が受光した励起光の強度の
代替として、前記生体組織によって反射された励起光像
を用いる代わりに、近赤外光を生体組織に照射すること
によりこの生体組織によって反射された近赤外光の反射
光による前記生体組織の像(以後近赤外光像と呼ぶ)を
用い、蛍光像の強度と、近赤外光像の強度との比率によ
って蛍光収率を求め手法も考えられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、可視光
の短波長側の波長領域の光は生体組織によって吸収され
やすく、またその吸収率も生体組織の組織性状等によっ
て異なるので、生体組織によって反射された励起光の強
度は、生体組織が受光した励起光の強度を正しく反映し
ていない場合がある。また、近赤外光を用いて蛍光収率
を求める場合には、上記のような生体組織による光の吸
収は生じないが、近赤外光は励起光と波長が大きく異な
り、励起光と近赤外光とを同じ光学系を通して同じ配光
特性で照射することは難しく、両者の配光特性が異なる
場合には蛍光収率の測定精度が低下するという問題があ
る。
【0007】なお、この種の課題は生体組織に励起光を
照射した際に発生する蛍光(自家蛍光)、および予め蛍
光診断薬を吸収させた生体組織に励起光を照射した際に
発生する蛍光(薬剤蛍光)に共通する課題である。
【0008】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、精度の高い蛍光収率を取得することにより生体
の組織性状をより正確に測定することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の蛍光収率測定方
法は、励起光の照射により生体組織から発生した蛍光の
強度と、前記生体組織が受光した前記励起光の受光強度
とから、両者の比率である蛍光収率を求める蛍光収率測
定方法であって、前記励起光と異なる波長領域を有する
と共に互いに異なる波長領域を有する2種類以上の参照
光の前記生体組織への照射により該生体組織によって反
射されたそれぞれの反射参照光の強度を求め、これらの
反射参照光の強度を予め作成された近似演算式に代入す
ることにより近似強度を算出し、この近似強度を前記励
起光の受光強度として前記蛍光収率を求めることを特徴
とする。
【0010】前記2種類以上の反射参照光の強度がそれ
ぞれ代入される変数と未知係数とを組み合わせたモデル
演算式を用意し、このモデル演算式の上記変数に、標準
試料に前記2種類以上の参照光を照射することにより該
標準試料によって反射されたそれぞれの標準反射参照光
の強度を代入したときに得られる強度が、前記標準試料
に前記励起光を照射したときに該標準試料が受光した前
記励起光の受光強度に最も近くなるように上記未知係数
を決定することにより、前記近似演算式を作成すること
ができる。
【0011】本発明の蛍光収率測定装置は、生体組織に
励起光を照射する励起光照射手段と、該励起光の照射に
より前記生体組織から発生した蛍光の強度を検出する蛍
光検出手段と、前記励起光の照射により前記生体組織が
受光した前記励起光の受光強度と前記生体組織から発生
した前記蛍光の強度との比率である蛍光収率を求める演
算手段とを備えた蛍光収率測定装置であって、前記励起
光と異なる波長領域を有すると共に互いに異なる波長領
域を有する2種類以上の参照光を照射する参照光照射手
段と、該参照光照射手段により照射された前記2種類以
上の参照光が前記生体組織によって反射されたそれぞれ
の反射参照光の強度を検出する参照光検出手段とを備
え、前記演算手段が、前記参照光検出手段によって得ら
れた前記反射参照光の強度を予め作成された近似演算式
に代入して前記励起光の受光強度の近似強度を算出し、
この近似強度を前記励起光の受光強度として前記蛍光収
率を求めるものであることを特徴とする。
【0012】前記蛍光収率測定装置は、該蛍光収率測定
装置に取り付けて使用される前記近似演算式を求めるた
めの治具を備え、該冶具が、前記励起光および参照光の
照射を受ける位置に前記標準試料を装着可能なものとす
ることができる。
【0013】前記治具は、手のひら等人体の一部分を前
記標準試料として当て付けることが可能なものとするこ
とができる。
【0014】前記2種類以上の参照光は、青色の波長領
域の光、緑色の波長領域の光、赤色の波長領域の光およ
び近赤外の波長領域の光のうち少なくとも2以上の光を
含むものとすることができる。
【0015】前記近似演算式は、前記画像の画素毎に作
成されたものとすることができる。
【0016】前記近似演算式は、前記励起光の受光強度
を1つの式によって表すものとすることができる。
【0017】前記近似演算式は、前記標準試料に照射さ
れた前記励起光あるいは参照光の強度分布の回転中心を
原点とするr−θ座標においてrを変数とする式によっ
て表されたものとすることができる。
【0018】なお、前記標準試料とは、生体の正常組織
と同等の光の吸収特性、反射・散乱特性および蛍光の発
光特性を有する均質な試料を意味するものである。
【0019】また、前記蛍光収率とは、生体組織が受光
した励起光の強度と、この励起光の受光によりこの生体
組織から発生した蛍光の強度との比率を意味する。
【0020】
【発明の効果】本発明の蛍光収率測定方法および装置に
よれば、蛍光収率を得るときの励起光の受光強度とし
て、この励起光と異なる波長領域を有する互いに異なる
2種類以上の参照光の照射により生体組織によって反射
されたそれぞれの反射参照光の強度を適宜組み合わせて
算出された近似強度を用いるので、1種類の参照光のみ
を用いる場合に比して、生体組織による参照光の吸収あ
るいは配光分布の違いに起因する測定誤差が小さく、よ
り実際の励起光の受光強度に近い近似強度を求めること
ができ、その結果より高い精度で蛍光収率の値を取得す
ることができる。
【0021】また、前記2種類以上の反射参照光の強度
がそれぞれ代入される変数と未知係数とを組み合わせた
モデル演算式を用意し、このモデル演算式の上記変数
に、標準試料に前記2種類以上の参照光を照射すること
により該標準試料によって反射されたそれぞれの標準反
射参照光の強度を代入したときに得られる強度が、前記
標準試料に前記励起光を照射したときに該標準試料が受
光した前記励起光の受光強度に最も近くなるように上記
未知係数を決定することにより、前記近似演算式を作成
すれば、より高い精度で蛍光収率の値を取得することが
できる。
【0022】また、前記蛍光収率測定装置に取り付けて
使用される前記近似演算式を求めるための治具を備え、
この冶具の前記励起光および参照光の照射を受ける位置
に前記標準試料を装着可能なものとすれば、より高い精
度で蛍光収率の値を取得することができる。
【0023】さらに、前記冶具を、手のひら等人体の一
部分を前記標準試料として当て付けることが可能なもの
とすれば、より高い精度で蛍光収率の値を取得すること
ができる。
【0024】また、前記2種類以上の参照光が、青色の
波長領域の光、緑色の波長領域の光、赤色の波長領域の
光および近赤外の波長領域の光のうち少なくとも2以上
の光を含むものとすれば、より高い精度で蛍光収率の値
を取得することができる。
【0025】また、前記近似演算式を、前記画像の画素
毎に作成されたものとすれば、より高い精度で蛍光収率
の値を取得することができる。
【0026】また、前記近似演算式を、前記標準試料に
照射された前記励起光あるいは参照光の強度分布の回転
中心を原点とするr−θ座標においてrを変数とする式
によって表されたものとすれば、演算をより早く実行す
ることができ演算器およびメモリ等の装置の負担を軽減
することができる。
【0027】また、前記近似演算式を、前記励起光の受
光強度を1つの式によって表すものとすれば、演算をよ
り早く実行することができ演算器およびメモリ等の装置
の負担を軽減することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施の形
態について図面を用いて説明する。図1は、本発明の蛍
光収率測定方法および装置を適用した蛍光内視鏡装置の
概略構成を示す図である。図に示すように蛍光内視鏡装
置800は、白色光Lw、近赤外光Lsおよび励起光L
eをそれぞれ射出する3つの光源を備えた光源ユニット
100、光源ユニット100から射出された励起光Le
を照射光ファイバ21を通して生体組織1に照射し、こ
の励起光Leの照射により生体組織1から発生した蛍光
による像を撮像し電気的な画像信号に変換して出力する
内視鏡ユニット200、内視鏡ユニット200から出力
された画像信号を入力しデジタル値によって構成される
2次元画像データに変換して出力する中継ユニット30
0、中継ユニット300から出力された2次元画像デー
タを記憶し演算して蛍光収率を表す画像データ(以後蛍
光収率画像データDksと呼ぶ)を求め、さらにこの蛍
光収率画像データDksを表示信号に変換して出力する
蛍光収率演算ユニット400および蛍光収率演算ユニッ
ト400から出力された表示信号を入力し表示する表示
ユニット500から構成されている。
【0029】光源ユニット100には、照射光ファイバ
21から分岐された分岐光ファイバ21Aの端面21a
および照射光ファイバ21から分岐された分岐光ファイ
バ21Bの端面21bが接続されており、モータ12の
回転軸に回転可能に取り付けられた、カラー3原色であ
る赤色、緑色および青色を透過させるフィルタ(Rフィ
ルタ、GフィルタおよびBフィルタ)を備えた図2に示
すような円盤状の回転フィルタ13が白色光光源10と
白色光集光レンズ11との間に配置され、モータ81に
よって回転フィルタ13が回転されることにより、白色
光光源10から射出された白色光Lwは赤色光、緑色光
および青色光に分離され(以後、赤色光、緑色光および
青色光を合わせて面順次光Lmと呼ぶ)、白色光集光レ
ンズ11を介して順次分岐光ファイバ21Aの端面21
aに入射する。
【0030】また、GaAs−LDからなる780nm
の波長の光を発生する近赤外光光源14から射出された
近赤外光Lsは410nmの波長の光を反射し780n
mの波長の光を透過させるダイクロイックミラー15を
透過して集光レンズ16によって集光され分岐光ファイ
バ21Bの端面21bに入射する。
【0031】また、InGaN−LDからなる410n
mの波長の光を発生する励起光光源17から射出された
励起光Leは反射ミラー18により略直角に反射され、
さらにダイクロイックミラー15によって略直角に反射
されて集光レンズ16により集光され、分岐光ファイバ
21Bの端面21bに入射する。
【0032】なお、図2に示すように、回転フィルタ1
3のRフィルタ、GフィルタおよびBフィルタ以外の領
域には白色光Lwを透過しない光遮断部13aが設けら
れており、近赤外光Lsまたは励起光Leが射出される
ときに光遮断部13aが白色光光源10と白色光集光レ
ンズ11との間に挿入され、近赤外光Lsと励起光Le
は異なるタイミングで射出されるので、これらの光が同
時に照射光ファイバ21に入射することはない。
【0033】内視鏡ユニット200は、屈曲自在な先端
部201と、光源ユニット100および中継ユニット3
00が接続された操作部202とから構成され、光源ユ
ニット100から射出された励起光Le、近赤外光Ls
および面順次光Lmを伝搬する照射光ファイバ21と、
撮像素子26によって撮像され変換された電気的な画像
信号を伝送するケーブル27とが先端部201から操作
部202に亘ってその内部に敷設されている。そして、
分岐光ファイバ21に入射した近赤外光Lsおよび面順
次光Lmは分岐光ファイバ21の他端の端面21cから
射出され照射レンズ22を通して参照光として生体組織
1に照射される。
【0034】上記近赤外光Lsの照射を受けた生体組織
1によって反射された反射参照光である近赤外光による
像(以後近赤外光像Zsと呼ぶ)は、対物レンズ23を
通してプリズム24に入射し、プリズム24によりその
光路は略直角に向きを変えられて撮像素子26上に結像
され、撮像素子26によって撮像され電気的な画像信号
に変換されてケーブル27により中継ユニット300に
伝送される。
【0035】一方、面順次光Lmの照射を受けた生体組
織1によって反射された反射参照光である面順次光Lm
による像、すなわち赤色光像Zr、緑色光像Zgおよび
青色光像Zb(以後、赤色光像Zr、緑色光像Zgおよ
び青色光像Zbを合わせて面順次光像Zmと呼ぶ)は、
近赤外光Lsを生体組織1に照射したときと同様に撮像
素子26によって撮像され画像信号に変換されてケーブ
ル27により中継ユニット300に伝送される。
【0036】また、分岐光ファイバ21に入射した励起
光Leは分岐光ファイバ21の他端の端面21cから射
出され照射レンズ22を通して参照光として生体組織1
に照射され、この励起光Leを受光した生体組織1から
発生した蛍光による像(以下蛍光像Zkと呼ぶ)も、上
記と同様に撮像素子26によって撮像され画像信号に変
換されてケーブル27により中継ユニット300に伝送
される。
【0037】なお、上記撮像素子26はn×mの行列状
の画素を持ち受光面上には410nmの波長を遮断し4
10nmを超える波長領域の光を透過する励起光カット
フィルタ25が配設され蛍光像Zkと同時に対物レンズ
23に入射する励起光Leは遮断される。
【0038】また、励起光の照射により生体組織から発
生する蛍光は微弱であるので、蛍光像Zkと、赤色光像
Zr、緑色光像Zg、青色光像Zbおよび近赤外光像Z
sとを1つの撮像素子で受光するために、前記それぞれ
の像の強度が適切な値となるように各光の照射強度およ
び各フィルタの透過特性が調整されている。
【0039】中継ユニット300には、ケーブル27が
接続されており、ケーブル27によって伝送された赤色
光像Zr、緑色光像Zg、青色光像Zb、近赤外光像Z
s、および蛍光像Zkを担持する画像信号はプロセス回
路部31によって雑音抑圧、欠陥補正および映像信号処
理等が施され、さらにA/D変換器32によってデジタ
ル信号に変換されn×mの行列状の2次元画像データと
して出力される。
【0040】蛍光収率演算ユニット400には、中継ユ
ニット300から出力された各2次元画像データをそれ
ぞれ赤色光画像データDr、緑色光画像データDg、青
色光画像データDb、近赤外光画像データDs、および
蛍光画像データDkとして記憶する赤色光画像メモリ4
1a、緑色光画像メモリ41b、青色光画像メモリ41
c、近赤外光画像メモリ42、および蛍光画像メモリ4
3が配設されている。そして、前記各画像メモリに記憶
された各2次元画像データと、後述する標準試料測定治
具を用いて予め求められ近似演算式メモリ45に記憶さ
れた近似演算式とは受光励起光強度演算器46に入力さ
れ、生体組織1が受光した励起光の受光強度の近似値を
求める演算が施され、その結果は受光励起光画像データ
Dejとして受光励起光画像メモリ47に記憶される。
【0041】蛍光画像メモリ43に記憶された蛍光画像
データDkおよび受光励起光画像メモリ47に記憶され
た受光励起光画像データDejとは蛍光収率演算器に入
力され演算が施されて、その結果は蛍光収率画像データ
Dksとして出力され、さらにこの蛍光収率画像データ
Dksは映像信号処理回路49に入力され表示信号に変
換され出力される。
【0042】表示ユニット500は映像信号処理回路4
9によって変換された表示信号を入力し可視画像として
表示する。
【0043】なお、蛍光内視鏡装置800には、生体組
織1が受光した励起光の強度を近似する近似演算式の係
数を求めるために必要な図3に示すような標準試料測定
治具600が付属している。この標準試料測定治具60
0は、内視鏡ユニット200の先端部201を装着する
挿入口611を備えた位置決めホルダ610、および生
体の正常組織と同等の光の吸収特性、反射・散乱特性お
よび蛍光の発光特性を有する均質な円盤状の標準試料6
20を備えており、内視鏡ユニット200の先端部20
1を装着した位置決めホルダ610の試料当付部612
に標準試料620を当て付け、光源ユニット100から
射出された光を内視鏡ユニット200を経由して標準試
料620に照射し、この光の照射を受けた標準試料62
0によって反射された光、および標準試料620から発
生した蛍光を測定し、蛍光収率演算ユニット400によ
って演算を施すことにより上記近似演算式の係数が求め
られる。
【0044】なお、この標準試料620の代わり予め正
常組織と診断された人体の一部、例えば図4に示すよう
な手630を試料当付部612に当て付けて同様の測定
を行うこともできる。
【0045】次に、上記実施の形態における作用につい
て説明する。まず始めに、生体組織が受光した励起光の
強度の近似値を2次元画像データとして得るための近似
演算式を標準試料測定治具600を用いて求める方式に
ついて説明する。
【0046】図3に示すように内視鏡ユニット200の
先端部201を、位置決めホルダ610の挿入部611
に装着し、さらに位置決めホルダ610の試料当付部6
12に標準試料620を当て付ける。この状態で、光源
ユニット100から励起光Leを射出し照射光ファイバ
21および照射レンズ22を介して標準試料620に照
射する。励起光の照射を受けて標準試料620から発生
した蛍光による標準試料620の標準蛍光像は対物レン
ズ23を通してプリズム24に入射し、プリズム24に
よりその光路は略直角に向きを変えられて撮像素子26
上に結像され撮像されて電気的な画像信号に変換され
る。この画像信号はさらにケーブル27により中継ユニ
ット300に入力されプロセス回路部31を介してA/
D変換器32によってデジタル信号に変換されて標準蛍
光画像データDHkとして出力され、蛍光収率演算ユニ
ット400の蛍光画像メモリ43に記憶される。この標
準試料620は生体の正常組織と同等の蛍光の発生特性
を有する均質な試料であるので、受光した励起光Leの
強度に応じた強度で蛍光を発生し、標準蛍光画像データ
DHkは、標準試料620が受光した励起光Leの強度
を反映する2次元画像データとなる。
【0047】次に、光源ユニット100から近赤外光L
sを射出し内視鏡ユニット200を経由して上記と同様
に標準試料620を照射し、近赤外光Lsの照射を受け
た標準試料620によって反射された近赤外光による標
準試料620の標準近赤外光像が撮像され、この撮像に
より得られた画像信号は中継ユニット300を介して標
準近赤外光画像データDHsとして近赤外光画像メモリ
42に記憶される。
【0048】また、光源ユニット100から内視鏡ユニ
ット200を経由して射出された面順次光Lmの照射を
受けた標準試料620によって反射された面順次光によ
る標準試料620の標準面順次光像、すなわち標準赤色
光像、標準緑色光像および標準青色光像も上記と同様に
撮像され、この撮像により得られた画像信号は中継ユニ
ット300を介して標準赤色光画像データDHr、標準
緑色光画像データDHgおよび標準青色光画像データD
Hbとして赤色光画像メモリ41a、緑色光画像メモリ
41bおよび青色光画像メモリ41cに記憶される。
【0049】そして、赤色光画像メモリ41a、緑色光
画像メモリ41b、青色光画像メモリ41c、近赤外光
画像メモリ42、および蛍光画像メモリ43に記憶され
た標準赤色光画像データDHr、標準緑色光画像データ
DHgおよび標準青色光画像データDHb、標準近赤外
光画像データDHsおよび標準蛍光画像データDHkは
近似係数演算器44に入力され、予め外部入力端子40
から入力され近似係数演算器44に記憶された未知係数
を含むモデル演算式に代入され、前記モデル演算式の未
知係数の値が算出される。そして、この未知係数の値が
定められたモデル演算式は生体組織1が受光した励起光
の強度を近似する近似演算式として近似演算式メモリ4
5に記憶される。
【0050】ここで、上記各2次元画像データからモデ
ル演算式の未知係数を求める場合の詳細について説明す
る。
【0051】蛍光収率は励起光の照射により生体組織が
受光した励起光の強度と、この励起光を受光した生体組
織から発生した蛍光の強度との比率によって表される値
であるが、生体組織が受光した励起光の強度を直接測定
することは困難であり、また可視光の短波長側の波長領
域の励起光は生体の組織性状によってその吸収率が異な
り生体組織に均一に吸収されず、一方可視光の長波長側
の波長領域の光はその波長領域が励起光の波長領域と大
きく違うため配光特性が異なるので、生体組織が受光し
た励起光の強度をこれらの代替光を用いて測定しようと
しても大きな誤差が発生してしまう。
【0052】しかしながら、互いに異なる波長領域を持
つ4種類の光を用いて励起光の受光強度を近似すると上
記欠点を補うことができ、標準試料に4種類の互いに異
なる波長領域の光を照射することにより得られた2次元
画像データに基づいて近似演算式を求めることにより、
生体組織が受光した励起光の強度を近似する2次元画像
データのより正確な値を得ることができる。
【0053】この近似演算式は、外部入力端子40から
入力され近似係数演算器44に記憶された未知係数を含
むモデル演算式に、実際に測定して得られた上記2次元
画像データを既知の値として代入することにより求めら
れる。
【0054】具体的には、面順次光である赤色光Lr、
緑色光Lgおよび青色光Lbと、近赤外光Lsとを標準
試料620に照射することによって得られた標準赤色光
像、標準緑色光像、標準青色光像および標準近赤外光像
を撮像して得られた2次元画像データである標準赤色光
画像データDHr、標準緑色光画像データDHg、標準
青色光画像データDHb、標準近赤外光画像データDH
sおよび標準試料620が受光した励起光Leの強度を
反映する標準蛍光画像データDHkを既知の値としてモ
デル演算式 Q=α×P1+β×P2+γ×P3+δ×P4+ε・・・式(1) のP1、P2、P3、P4、Qにそれぞれ代入すること
により未知係数α、β、γ、δ、εを各画素位置(i,
j)毎に求める式が立てられる。すなわち、 DHk(i,j)=αij×DHr(i,j)+βijDH
g(i,j)×+γij×DHb(i,j)+δij×DH
s(i,j)+εij ここで、i=1〜n、j=1〜m DHk(i,j):画素位置(i,j)における標準蛍
光画像データの値 DHr(i,j):画素位置(i,j)における標準赤
色光画像データの値 DHg(i,j):画素位置(i,j)における標準緑
色光画像データの値 DHb(i,j):画素位置(i,j)における標準青
色光画像データの値 DHs(i,j):画素位置(i,j)における近赤外
光標準画像データの値 αij:画素位置(i,j)における標準赤色光画像デー
タの未知係数 βij:画素位置(i,j)における標準緑色光画像デー
タの未知係数 γij:画素位置(i,j)における標準青色光画像デー
タの未知係数 δij:画素位置(i,j)における標準近赤外光画像デ
ータの未知係数 εij:未知定数 そして、後述する主旨に基づき上記式を満足するように
各画素位置(i,j)毎に下記に示すような未知係数お
よび未知定数の値が定められる。
【0055】 αij=Rij、βij=Gij、γij=Bij、δij=Sij、ε
ij=Eij 上記のようにモデル演算式の未知係数および未知定数の
値が各画素位置(i,j)毎に定められると、励起光の
受光強度を求める近似演算式は下記式のように定めるこ
とができる。すなわち、 yij=Rij×P1ij+Gij×P2ij+Bij×P3ij+S
ij×P4ij+Eij ここで、P1ij、P2ij、P3ij、P4ijには実際の生
体組織を測定したときに得られた赤色光画像データD
r、緑色光画像データDg、青色光画像データDb、近
赤外光画像データDsの値がそれぞれ代入されることに
よりyijとして受光励起光画像データDejの値が求め
られる。そして、この近似演算式は近似係数演算器44
から出力され近似演算式メモリ45に記憶される。
【0056】上記近似演算式は、生体組織が受光した励
起光の強度を可視光の短波長側の光の反射強度で近似す
る場合に誤差の原因となる生体組織の光の吸収による影
響を可視光の長波長側の反射参照光の強度で補正し、他
方で、生体組織が受光した励起光の受光強度を可視光の
長波長側の反射強度で近似する場合に誤差の原因となる
波長の差(屈折率の違い)による配光特性の違いの影響
を可視光の短波長側の反射参照光強度で補正するように
設定されたものであり、1種類の波長領域の光を用いて
励起光の受光強度を近似した従来の方式に比較して生体
組織が受光した励起光の強度をより正確に近似すること
ができる。2次元画像データの各画素位置(i,j)毎
に求められた係数Rij、Gij、Bij、Sij、Eijは上
記のような主旨に従って定められたものである。
【0057】次に、上記のように標準試料測定治具を使
用して取得された近似演算式を用いて蛍光収率を求める
場合について説明する。内視鏡ユニット200の先端部
201は、標準試料測定治具600の挿入部611から
取り外され、本来の測定対象である生体組織1を測定す
る位置に配置される。そして、標準試料620を測定し
たときと同様に、光源ユニット100から内視鏡ユニッ
ト200を経由して励起光Le、近赤外光Ls、面順次
光Lmをそれぞれ異なるタイミングで生体組織1に照射
し、生体組織1から発生した蛍光像Zk、および生体組
織によって反射された赤色光像Zr、緑色光像Zg、青
色光像Zb、近赤外光像Zsは、それぞれ撮像されて蛍
光画像データDk、および近赤外光画像データDs、赤
色光画像データDr、緑色光画像データDg、青色光画
像データDbとして蛍光画像メモリ43および近赤外光
画像メモリ41、赤色光画像メモリ41a、緑色光画像
メモリ41b、青色光画像メモリ41cに記憶される。
【0058】各画像メモリに記憶された赤色光画像デー
タDr、緑色光画像データDg、青色光画像データD
b、近赤外光画像データDsおよび近似演算式メモリ4
5に記憶された近似演算式は、受光励起光強度演算器4
6に入力され上記各2次元画像データの各画素位置
(i,j)の値が近似演算式 yij=Rij×P1ij+Gij×P2ij+Bij×P3ij+S
ij×P4ij+Eij のP1ij、P2ij、P3ij、P4ijにそれぞれ代入さ
れ、生体組織1が受光した励起光の強度を近似する受光
励起光画像データDej(i,j)の値が求められる。
すなわち、 Dej(i,j)=Rij×Dr(i,j)+Gij×Dg
(i,j)+Bij×Db(i,j)+Sij×Ds
(i,j)+Eij ここでi=1〜n、j=1〜m Dej(i,j):画素位置(i,j)における受光励
起光画像データの値 Dr(i,j):画素位置(i,j)における赤色光画
像データの値 Dg(i,j):画素位置(i,j)における緑色光画
像データの値 Db(i,j):画素位置(i,j)における青色光画
像データの値 Ds(i,j):画素位置(i,j)における近赤外光
画像データの値 Rij:画素位置(i,j)における赤色光画像データの
係数 Gij:画素位置(i,j)における緑色光画像データの
係数 Bij:画素位置(i,j)における青色光画像データの
係数 Sij:画素位置(i,j)における近赤外光画像データ
の係数 Eij:画素位置(i,j)における定数 そして、このようにして求められ受光励起光画像メモリ
47に記憶された受光励起光画像データDej(i,
j)と、励起光Leを照射したときに取得され蛍光画像
メモリ43に記憶された蛍光画像データDk(i,j)
とは蛍光収率演算器48に入力され、蛍光画像データD
k(i,j)の値を受光励起光画像データDej(i,
j)の値で除算することにより蛍光収率画像データDk
s(i,j)が求められる。すなわち、 Dks(i,j)=Dk(i,j)/Dej(i,j) ここでi=1〜n、j=1〜m この演算によって求められた蛍光収率画像データDks
(i,j)は、映像信号処理回路49によって表示信号
に変換され表示ユニット500によって可視画像として
表示される。なお、標準試料および生体組織は、可視光
の短波長側の青色光Lbの照射を受けることによっても
蛍光を発生するが、その発光強度は標準試料および生体
組織によって反射される青色光の強度に比べて極微弱で
あるので撮像素子によって検出された青色光像Zbの強
度値からこの蛍光の強度値を除去するような処理は不要
である。
【0059】また、前記モデル演算式(1)のP1、P
2、P3をNTSC方式の映像信号の輝度信号Y、I信
号、Q信号にそれぞれ対応させるように、式を立てるこ
ともできる。すなわち、 DHk(i,j)=αij×Y(i,j)+βij×I
(i,j)+γij×Q(i,j)+δij×DHs(i,
j)+εij ここで、i=1〜n、j=1〜m Y(i,j)=0.30DHg(i,j)+0.59D
Hr(i,j)+0.11DHb(i,j) I(i,j)=0.60DHg(i,j)−0.28D
Hr(i,j)−0.32DHb(i,j) Q(i,j)=0.21DHg(i,j)−0.52D
Hr(i,j)+0.31DHb(i,j) DHk(i,j):画素位置(i,j)における標準蛍
光画像データの値 DHr(i,j):画素位置(i,j)における標準赤
色光画像データの値 DHg(i,j):画素位置(i,j)における標準緑
色光画像データの値 DHb(i,j):画素位置(i,j)における標準青
色光画像データの値 DHs(i,j):画素位置(i,j)における近赤外
光標準画像データの値 αij:画素位置(i,j)における標準蛍光画像データ
の未知係数 βij:画素位置(i,j)における標準赤色光画像デー
タの未知係数 γij:画素位置(i,j)における標準緑色光画像デー
タの未知係数 δij:画素位置(i,j)における標準青色光画像デー
タの未知係数 εij:未知定数 これらの式に基づき、標準試料を測定して得た各2次元
画像データの値から未知係数αij、βij、γij、δijお
よび未知定数εijの値を求め、上記と同様に近似演算式
を得ることもできる。
【0060】また、近似演算式を求める他の方式とし
て、受光励起光画像データDejの全領域を1つの近似
演算式で表すことができるように、各未知係数の値が全
ての画素位置(i,j)において共通な1種類の値に定
まるように近似演算式を求めることもできる。すなわ
ち、 Q(i,j)=α×P1(i,j)+β×P2(i,
j)+γ×P3(i,j)+δ×P4(i,j)+ε ここで、i=1〜n、j=1〜m この場合、4つの未知係数α、β、γ、δ、εに対し
て、2次元画像データの各画素位置に対応するn×m個
の式が立ち、最小二乗法を用いて未知係数α、β、γ、
δ、εの値を定めることができる。そして、最小二乗法
によって定められた各未知係数の値を、 α=S、β=R、γ=G、δ=B、ε=E とすると、励起光の受光強度を求める近似演算式は、 yij=R×P1ij+G×P2ij+B×P3ij+S×P4
ij+E によって表される。そして、このようにして得られた近
似演算式を用いて受光励起光画像データDej(i,
j)の値が求められる。すなわち、 Dej(i,j)=R×Dr(i,j)+G×Dg
(i,j)+B×Db(i,j)+S×Ds(i,j)
+E ここでi=1〜n、j=1〜m Dej(i,j):画素位置(i,j)における受光励
起光画像データの値 Dr(i,j):位置(i,j)における赤色光画像デ
ータDrの値 Dg(i,j):位置(i,j)における緑色光画像デ
ータDgの値 Db(i,j):位置(i,j)における青色光画像デ
ータDbの値 Ds(i,j):位置(i,j)における近赤外光画像
データDsの値 R:赤色光画像データDrの係数の値 G:緑色光画像データDgの係数の値 B:青色光画像データDbの係数の値 S:近赤外光画像データDsの係数の値 E:定数の値 さらに、モデル演算式を近赤外光Lsを除いた面順次光
Lmによる3種類の光を用いて表される非線形のモデル
演算式、たとえば、 Q(i,j)=α1×P1(i,j)+α2×P1
(i,j)**2+β1×P2(i,j)+β2×P2
(i,j)**2+γ1×P3(i,j)+γ2×P3
(i,j)**2+δ1×ε のような2次以上の関数を有するモデル演算式を用いて
近似演算式を得ることもできる。
【0061】また、上記式の未知係数を最小二乗法を用
いて求める場合には、誤差を少なくするために、S/N
比の高い画素位置の画像データを選択して最小二乗法を
適用したり、あるいはS/N比の高い複数の領域から求
められたそれぞれの未知係数の平均値を全ての領域に共
通な1つの未知係数の値とすることもできる。この場
合、各画素位置あるいは領域に対応する生体組織が受光
した励起光の強度の標準偏差が、上記各画素位置あるい
は領域に対応する正常組織から発生した蛍光の強度の標
準偏差に近くなるように画素位置あるいは領域を選択す
ることにより近似演算式の近似精度を高めることができ
る。
【0062】また、測定領域を複数の領域に分割し、1
つのモデル演算式に対してこれらの分割された領域毎に
未知係数の値を求め、複数組の近似演算式を求めたり、
同じく測定領域を複数の領域に分割し、これらの分割さ
れた領域毎に式の形が異なるモデル演算式を設定し、こ
れらのモデル演算式に基づき各領域毎に近似演算式を求
めることもできる。
【0063】また、標準励起光画像データDHeを近似
する近似演算式は、4種類の互いに異なる波長領域を有
する光の照射により得られた2次元画像データに基づき
求められる場合に限らず、2種類以上の互いに異なる波
長領域を有する光の照射により得られた2次元画像デー
タに基づき近似演算式を求めるようにしても、従来方式
より近似誤差を小さくする効果が得られる。
【0064】また、上記演算式は行列状の画素に対応す
るX−Yの直交座標により求める方式に限定されるもの
ではなく、例えば、ほぼ回転対称となる照射光の強度分
布の回転中心位置を原点とするr−θ座標によりモデル
演算式作成すれば、θ座標は省略することができるので
r座標のみの変数として近似演算式を表すことができ
る。
【0065】近赤外光は、個別の光源から射出しなくと
も、近赤外光の波長領域のみを透過させるフィルタを回
転フィルタ12に追加することにより、白色光源に含ま
れる近赤外光を分離すれば近赤外光源14を省略するこ
ともできる。
【0066】また、これらの光の照射によって得られる
蛍光収率を表す画像は、1フレーム30コマの動画像と
しての表示に限らず、1フレーム15コマあるいは1フ
レーム10コマ等の滑らかな動画像としては表示するこ
とはできないが生体の組織性状を連続して観察すること
ができる画像として表示したり、あるいは静止画像とし
ても表示することができる。
【0067】上記のように、本発明によれば、精度の高
い蛍光収率を取得することができ生体の組織性状をより
正確に測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による蛍光収率測定装置の
概略構成図
【図2】回転フィルタの詳細を示す図
【図3】標準試料測定治具の構造を示す図
【図4】標準試料測定治具に人体の一部を当て付けたと
きの配置を示す図
【符号の説明】
1 生体組織 21 照射光ファイバ 26 撮像素子 100 光源ユニット 200 内視鏡ユニット 300 中継ユニット 400 蛍光収率演算ユニット 500 表示ユニット 800 蛍光内視鏡装置 Lw 白色光 Lm 面順次光 Ls 近赤外光 Le 励起光
フロントページの続き Fターム(参考) 2G043 AA04 EA01 FA06 GA06 GB18 HA05 HA09 HA12 JA02 KA01 KA02 KA05 LA03 MA01 NA05 4C061 AA00 BB01 CC06 DD03 HH54 LL01 MM03 NN01 QQ04 RR04 RR14 SS09 WW08 WW15

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 励起光の照射により生体組織から発生し
    た蛍光の強度と、前記生体組織が受光した前記励起光の
    受光強度とから、両者の比率である蛍光収率を求める蛍
    光収率測定方法であって、 前記励起光と異なる波長領域を有すると共に互いに異な
    る波長領域を有する2種類以上の参照光の前記生体組織
    への照射により該生体組織によって反射されたそれぞれ
    の反射参照光の強度を求め、これらの反射参照光の強度
    を予め作成された近似演算式に代入することにより近似
    強度を算出し、この近似強度を前記励起光の受光強度と
    して前記蛍光収率を求めることを特徴とする蛍光収率測
    定方法。
  2. 【請求項2】 前記2種類以上の反射参照光の強度がそ
    れぞれ代入される変数と未知係数とを組み合わせたモデ
    ル演算式を用意し、このモデル演算式の上記変数に、標
    準試料に前記2種類以上の参照光を照射することにより
    該標準試料によって反射されたそれぞれの標準反射参照
    光の強度を代入したときに得られる強度が、前記標準試
    料に前記励起光を照射したときに該標準試料が受光した
    前記励起光の受光強度に最も近くなるように上記未知係
    数を決定することにより、前記近似演算式を作成するこ
    とを特徴とする請求項1記載の蛍光収率測定方法。
  3. 【請求項3】 生体組織に励起光を照射する励起光照射
    手段と、該励起光の照射により前記生体組織から発生し
    た蛍光の強度を検出する蛍光検出手段と、前記励起光の
    照射により前記生体組織が受光した前記励起光の受光強
    度と前記生体組織から発生した前記蛍光の強度との比率
    である蛍光収率を求める演算手段とを備えた蛍光収率測
    定装置であって、 前記励起光と異なる波長領域を有すると共に互いに異な
    る波長領域を有する2種類以上の参照光を照射する参照
    光照射手段と、 該参照光照射手段により照射された前記2種類以上の参
    照光が前記生体組織によって反射されたそれぞれの反射
    参照光の強度を検出する参照光検出手段とを備え、 前記演算手段が、前記参照光検出手段によって得られた
    前記反射参照光の強度を予め作成された近似演算式に代
    入して前記励起光の受光強度の近似強度を算出し、この
    近似強度を前記励起光の受光強度として前記蛍光収率を
    求めるものであることを特徴とする蛍光収率測定装置。
  4. 【請求項4】 前記蛍光収率測定装置が、該蛍光収率測
    定装置に取り付けて使用される前記近似演算式を求める
    ための治具を備え、該冶具が、前記励起光および参照光
    の照射を受ける位置に前記標準試料を装着可能なもので
    あることを特徴とする請求項3記載の蛍光収率測定装
    置。
  5. 【請求項5】 前記治具が、手のひら等人体の一部分を
    前記標準試料として当て付けることが可能なものである
    ことを特徴とする請求項4記載の蛍光収率測定装置。
  6. 【請求項6】 前記2種類以上の参照光が、青色の波長
    領域の光、緑色の波長領域の光、赤色の波長領域の光お
    よび近赤外の波長領域の光のうち少なくとも2以上の光
    を含むものであることを特徴とする請求項3から5いず
    れか1項記載の蛍光収率測定装置。
  7. 【請求項7】 前記近似演算式が、前記画像の画素毎に
    作成されたものであることを特徴とする請求項3から6
    いずれか1項記載の蛍光収率測定装置。
  8. 【請求項8】 前記近似演算式が、前記励起光の受光強
    度を1つの式によって表すものであることを特徴とする
    請求項3から6のいずれか1項記載の蛍光収率測定装
    置。
  9. 【請求項9】 前記近似演算式が、前記標準試料に照射
    された前記励起光あるいは参照光の強度分布の回転中心
    を原点とするr−θ座標においてrを変数とする式によ
    って表されたものであることを特徴とする請求項3から
    8のいずれか1項記載の蛍光収率測定装置。
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