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JP2001155464A - テープカートリッジ - Google Patents

テープカートリッジ

Info

Publication number
JP2001155464A
JP2001155464A JP33673599A JP33673599A JP2001155464A JP 2001155464 A JP2001155464 A JP 2001155464A JP 33673599 A JP33673599 A JP 33673599A JP 33673599 A JP33673599 A JP 33673599A JP 2001155464 A JP2001155464 A JP 2001155464A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lid
cartridge
tape
cartridge body
support
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP33673599A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Ishibashi
浩一 石橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP33673599A priority Critical patent/JP2001155464A/ja
Publication of JP2001155464A publication Critical patent/JP2001155464A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 上下ハーフを結合するとき、コイル部の一部
が上下ハーフの間に挟み込まれることを防止し、蓋体が
回動不能となることを防止する。 【解決手段】 上下ハーフ2,3とからなり、磁気テー
プ5が前面部に延在されるカートリッジ本体4と、カー
トリッジ本体4の支持孔37に支持される支軸35が形
成された回動支持片33を有する蓋体31と、支軸35
にコイル部45が巻装され、第1のアーム部46がカー
トリッジ本体4の側面部に係止され、第2のアーム部4
7が回動支持片33に係止されることにより、蓋体31
をカートリッジ本体4の前面部を閉塞する方向に付勢す
る捻りコイルバネ44とを備え、支持孔37の周囲に
は、蓋体31がカートリッジ本体4の前面部を開放する
方向に回動したとき縮径したコイル部45が乗り上げる
突出部が形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テープリールを回
転可能に収納し、カートリッジ本体の前面部に延在され
た磁気テープの保護を図るため、蓋体が磁気テープを前
面部に延在させたカートリッジ本体の前面部に回動可能
に取り付けられたテープカートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、テープカートリッジ101は、図
11に示すように、上下一対のハーフ102,103を
突き合わせ結合したカートリッジ本体104を有し、こ
のカートリッジ本体104内に磁気テープを巻回した一
対のテープリールを回転可能に収納している。一対のテ
ープリールに巻回される磁気テープは、カートリッジ本
体104の前面部に延在され、このカートリッジ本体1
04の前面部には、カートリッジ本体104の前面部に
延在された磁気テープの保護をするため蓋体105が取
り付けられている。
【0003】この蓋体105は、カートリッジ本体4の
磁気テープが延在された前面部を閉塞する閉塞板106
と、この閉塞板106の両側に形成された回動支持片1
07とからなる。回動支持片107には、内方に向かっ
て蓋体105をカートリッジ本体104に回動可能に支
持するための支軸108が植立されている。支軸108
は、カートリッジ本体104の側壁を構成する上ハーフ
102の立上がり壁102aの先端側に切り欠き形成さ
れた支持孔109に係合される。また、支軸108の先
端部には、支軸108が支持孔109に支持されたとき
に、支軸108が外方に抜けることを防止するフランジ
部111が形成されている。
【0004】以上のような蓋体105は、捻りコイルバ
ネ112によりカートリッジ本体104の前面部を閉塞
する図11中矢印X方向に付勢されている。この捻りコ
イルバネ112は、線状部材よりなり、線状部材が巻回
されたコイル部113と、コイル部113の両側に形成
される第1のアーム部114と第2のアーム部115と
から構成されている。捻りコイルバネ112は、コイル
部113が一方の支軸108に巻装され、第1のアーム
部114が上ハーフ2の立上がり壁102aに形成され
た第1の係止部116に係止され、第2のアーム部11
5が一方の回動支持片107に形成された第2の係止部
117に係止されることで、蓋体105を図11中矢印
X方向に付勢している。
【0005】ところで、以上のようなテープカートリッ
ジ1は、次のように組み立てられる。先ず、下ハーフ1
03の所定位置に磁気テープを巻回した一対のテープリ
ールやその他の構成部品が所定位置に配設され、磁気テ
ープは、カートリッジ本体104の前面部を構成する下
ハーフ103の前面側の立上がり壁103aに延在され
る。また、蓋体105は、回動支持片107に形成され
た支軸108を上ハーフ102の立上がり壁102aに
形成された支持孔109に係合させることによって、上
ハーフ102の前面側に配設される。このとき、蓋体1
05は、一方の支軸108に捻りコイルバネ112のコ
イル部113が巻装されてから、上ハーフ102の一方
の支持孔109に係合される。また、支軸108に取り
付けられた捻りコイルバネ112の第1のアーム部11
4は、上ハーフ102の立上がり壁102aの第1の係
止部116に係止され、第2のアーム部115は、回動
支持片107の第2の係止部117に係止される。この
後、上ハーフ102と下ハーフ103とは、突き合わさ
れ、ビス等により結合される。
【0006】上ハーフ102と下ハーフ103とを結合
するとき、カートリッジ本体104の前面部に延在され
た磁気テープを、蓋体105と上ハーフ102及び/又
は下ハーフ103とで挟み込んでしまう等して汚損して
しまうことを防止するため、上ハーフ102と下ハーフ
103とは、蓋体106を上ハーフ102の前面側を開
放した、すなわち図11中反矢印X方向に回動した状態
で結合される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、蓋体105
を図11中矢印X方向に付勢する捻りコイルバネ112
は、図12(A)に示す応力が全く印加されていない自
然状態のときのコイル部113の直径D1と図12
(B)に示す応力が印加されたときのコイル部113の
直径D2とを比較すると、応力を印加したときの直径D
2の方が自然状態のときの直径D1より小さくなる。ま
た、応力が印加されたとき、コイル部113には、コイ
ル部113を構成する隣接する線状部材の密着を阻害す
る方向の応力が発生し、コイル部113に不整が生じ
る。また、捻りコイルバネ112は、公差を有してお
り、この公差によっても、応力が印加されたときコイル
部113に不整が生じる。更に、カートリッジ本体10
4を構成する上下ハーフ102,103も、公差を有し
ている。
【0008】上述したように上ハーフ102と下ハーフ
103とを結合するとき、蓋体105は、蓋体105と
上ハーフ102及び/又は下ハーフ103とで磁気テー
プを挟み込んでしまうことを防止するため、捻りコイル
バネ112の付勢力に抗して図11中反矢印X方向に付
勢された状態にある。したがって、上ハーフ102と下
ハーフ103とを結合するとき、捻りコイルバネ112
のコイル部113は、不整状態にあり、上下ハーフ10
2,103の公差、捻りコイルバネ112の公差等も相
俟って、コイル部113を構成する線状部材の一部が上
下ハーフ102,103の間に挟まってしまうことがあ
る。この場合、組み立てられたテープカートリッジ10
1の蓋体105は、図11中矢印X方向及び反矢印矢印
X方向の回動動作ができなくなってしまう。
【0009】以上のような問題点を解決する手段として
は、上ハーフ102と下ハーフ103とを結合するとき
に、上ハーフ103の立上がり壁102aと蓋体105
を構成する回動支持片107との間の間隙に、間隙形成
部材を挿入し、コイル部113の一部が上下ハーフ10
2,103との間に挟まってしまうことを防止するもの
がある。しかしながら、上下ハーフ102,103の公
差や捻りコイルバネ112の公差によっては、上ハーフ
102の立上がり壁102aと蓋体105を構成する回
動支持片107との間の間隙が小さくなり、間隙形成部
材を上ハーフ102の立上がり壁102aと回動支持片
107との間に挿入した場合には、この間隙形成部材が
カートリッジ本体104や蓋体105を傷つけてしまう
ことがある。
【0010】また、使用済みのテープカートリッジ10
1を回収し、テープカートリッジ1のリサイクルを行う
場合にも、コイル部113の一部が上下ハーフ102,
103の間に挟み込まれたり、間隙形成部材を上ハーフ
102の立上がり壁102aとの間に挿入した際にカー
トリッジ本体104や蓋体105を汚損してしまうとい
う問題点を発生させてしまうことになる。
【0011】そこで、本発明は、組立効率を悪化させる
ことなく、上下ハーフを結合するとき、コイル部の一部
が上下ハーフの間に挟み込まれることを防止し、蓋体が
回動不能となることを防止することができるテープカー
トリッジを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、一対のハーフ
のいずれか一方にカートリッジ本体の前面部を閉塞する
蓋体を取り付けた後、蓋体が一方のハーフの前面部を開
放した状態とし、この状態で、一対のハーフを突き合わ
せ結合するテープカートリッジであり、磁気テープが巻
回される一対のテープリールと、上下一対のハーフと突
き合わせ結合してなり、一対のテープリール間の磁気テ
ープを前面部に延在させて、一対のテープリールが回転
可能に収納されるカートリッジ本体と、カートリッジ本
体の前面部を閉塞する閉塞板と、閉塞板の両側に形成さ
れ、内方に向かってカートリッジ本体の前面側の両側面
部に形成された支持孔に支持される支軸が形成された一
対の回動支持片とを有し、カートリッジ本体の磁気テー
プが延在された前面部を開閉する蓋体と、支軸に巻装さ
れるコイル部と、コイル部に形成される第1の及び第2
のアーム部とからなり、少なくとも一方の支軸にコイル
部が巻装され、第1のアーム部がカートリッジ本体の側
面部に係止され、第2のアーム部が回動支持片に係止さ
れることで、蓋体をカートリッジ本体の前面部を閉塞す
る方向に付勢する付勢部材とを備える。そして、付勢部
材が巻装される支軸が支持される支持孔の周囲には、蓋
体が付勢部材の付勢力に抗してカートリッジ本体の前面
部を開放する方向に回動されたときの縮径したコイル部
の直径より少なくとも外径が大きく、支持孔側から外側
に向かって高さが漸減する突出部が形成されてなる。
【0013】以上のようなテープカートリッジでは、上
ハーフに取り付けられた蓋体が前面部を開放した状態
で、上下ハーフを結合するとき、付勢部材のコイル部が
応力が印加されることで縮径することになるが、このと
き、コイル部は、円滑に突出部に乗り上げ、上ハーフの
側壁と離間される。したがって、上下ハーフを結合する
とき、上ハーフと下ハーフとの間に、コイル部の一部が
挟み込まれることを防止することができ、上下ハーフが
結合されたときに、蓋体が回動不能となることを防止す
ることができる。
【0014】また、突出部は、外径が、蓋体が付勢部材
により付勢されてカートリッジ本体の前面部を閉塞して
いるときの拡径した上記コイル部の直径と同じ、若しく
は小さくなるように形成されている。
【0015】更には、上記テープカートリッジは、カー
トリッジ本体の側面部に回動可能に取り付けられ、蓋体
がカートリッジ本体の前面部を閉塞した状態にロックす
るロック部材を備える。このロック部材は、蓋体の回動
支持片に形成された係合部が係合されることで、蓋体の
回動をロックするロック部と、ロック部が係合部と係合
する方向に付勢部材の第1のアーム部により押圧される
被押圧部と、記録及び/又は再生装置側のロック解除機
構が係合される操作部とを有する。そして、ロック部材
は、操作部に係合されたロック解除機構により被押圧部
を押圧している付勢部材の第1のアーム部の付勢力に抗
して回動操作されることによって、係合部とロック部と
の係合状態を解除し、蓋体がカートリッジ本体の前面部
を開放する方向に回動可能な状態にする。すなわち、テ
ープカートリッジは、蓋体を閉塞方向に付勢する付勢部
材とロック部材をロック方向に付勢する付勢部材とを共
通にすることで部品点数の削減を図っている。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明が適用されたテープ
カートリッジについて、図面を参照して説明する。本発
明が適用されたテープカートリッジ1は、図1乃至図3
に示すように、合成樹脂を射出成形して形成された上下
一対のハーフ2,3を突き合わせ結合したカートリッジ
本体4を有し、このカートリッジ本体4内に磁気テープ
5が巻回された一対のテープリール6,7を回転可能に
支承している。
【0017】上下ハーフ2,3には、図4に示すよう
に、外周囲を囲むように、テープカートリッジ1の側壁
を構成する立上がり壁2a,3aが形成されており、相
対向する内面に、テープリール6,7を回転可能に収納
するためのテープリール収納壁8,9が立ち上がり形成
されている。テープリール収納壁8,9は、略円弧状に
形成され、上下ハーフ2,3が突き合わせ結合されたと
き、テープリール6,7を回転可能な状態で支承するテ
ープリール収納部10,11を構成する。また、テープ
リール収納部10,11を構成する下ハーフ3の主面に
は、図3及び図4に示すように、記録再生装置側のテー
プリール駆動機構を構成する駆動軸が進入される駆動軸
挿通孔13,14が穿設されている。
【0018】磁気テープ5が巻回される一対のテープリ
ール6,7は、図4に示すように、略円筒状のハブ部1
6,17と、ハブ部16,l7に一体に取り付けられた
円盤状の上下一対のフランジ部18,19とからなる。
ハブ部16,17には、図2に示すように、下ハーフ3
側に記録再生装置側のテープリール駆動機構を構成する
駆動軸が係合される駆動軸係合孔20,21が形成され
ている。また、ハブ部16,17には、図4に示すよう
に、磁気テープ5をクランプするクランパ22により磁
気テープ5の両端が係合されている。このように構成さ
れたテープリール6,7は、下ハーフ3に穿設された駆
動軸挿通孔13,14よりハブ部16,17の下端側に
設けられた駆動軸係合孔20,21を外方に臨ませてテ
ープリール収納部10,11内に回転可能に収納され
る。また、テープリール6,7は、ハブ部16,17の
上端側を上ハーフ2の内面側に配設されるリール押さえ
バネ23,24により下ハーフ3側に押圧支持される。
テープリール6,7は、リール押さえバネ23,24に
より押圧支持されることにより、カートリッジ本体4内
での安定した回転が保証される。
【0019】また、カートリッジ本体4の前面側には、
図2及び図4に示すように、カートリッジ本体4から磁
気テープ5を引き出し、記録再生装置内のテープ走行路
にローディングさせるローディング機構が進入するロー
ディング用の凹部25が形成されている。また、カート
リッジ本体4の前面側でローディング用の凹部25の両
側には、磁気テープ5をカートリッジ本体4の外方へ引
き出すためのテープ引き出し用の開口部26,27が形
成されている。それぞれの開口部26,27には、開口
部26,27より引き出される磁気テープ5をローディ
ング用の凹部25に延在させるためのガイド部28,2
9が形成されている。テープリール6,7間に延在され
る磁気テープ5は、テープ引き出し操作用の開口部2
6,27より外方に引き出されており、ガイド部28,
29にガイドされてカートリッジ本体4の前面側のロー
ディング用の凹部25に延在されている。
【0020】カートリッジ本体4の前面側には、図4及
び図5に示すように、ローディング用の凹部25を開閉
する蓋体31が回動可能に取り付けられている。この蓋
体31は、カートリッジ本体4の前面部を閉塞する閉塞
板32と、この閉塞板32の両側に形成される回動支持
片33,34とからなる。閉塞板32は、テープカート
リッジ1の非使用時に、磁気テープ5が延在されたカー
トリッジ本体4の前面部を閉塞することで、カートリッ
ジ本体4の前面部に延在された磁気テープ5の保護を図
っている。
【0021】この閉塞板32の両側には、相対向して蓋
体31をカートリッジ本体4に回動支持するための回動
支持片33,34が形成され、これら回動支持片33,
34の相対向する面側には、蓋体31をカートリッジ本
体4の前面部に回動可能に支持するための支軸35,3
6が植立されている。支軸35,36は、図5に示すよ
うに、カートリッジ本体4の側壁を構成する上ハーフ2
の前面側の立上がり壁2aの先端に切り欠き形成された
支持孔37,38に係合される。支軸35,36には、
図6に示すように、支持孔37,38に係合されたと
き、支持孔37,38より抜けることを防止する規制部
39,40が形成されている。規制部39,40は、支
軸35,36の中途部より先端部に向かって拡径するよ
うに形成されている。また、支持孔37,38は、上ハ
ーフ2の立上がり壁2aの厚さ方向の中程から内面側に
向かって拡径するようにテーパ部41が形成されてい
る。支軸35,36は、規制部39,40が立上がり壁
2aの内側に位置し、テーパ部41と略嵌合するように
支持孔37,38に係合され、蓋体31がカートリッジ
本体4の前面部に取り付けられたとき、支持孔37,3
8より外側に抜けることが防止されている。
【0022】また、一方の回動支持片33に植立された
支軸35には、蓋体31を、蓋体31がカートリッジ本
体4の前面部を閉塞する方向に付勢する付勢部材となる
捻りコイルバネ44が取り付けられる。この捻りコイル
バネ44は、図5に示すように、線状部材よりなり、線
状部材を2回巻回して形成されたコイル部45と、この
コイル部45の両側に形成された第1のアーム部46と
第2のアーム部47とから構成されている。この捻りコ
イルバネ44は、コイル部45が一方の回動支持片33
に植立された支軸35に巻装され、第1のアーム部46
が上ハーフ2の立上がり壁2aの支軸35が係合される
支持孔37のやや後方に形成された第1の係止部48に
係止され、第2のアーム部47が支軸35のやや前方、
すなわち回動支持片33の基端側に形成された第2の係
止部49に係止されることによって、蓋体31を磁気テ
ープ5が延在されたカートリッジ本体4の前面部を閉塞
する図5中矢印A方向に付勢している。
【0023】ところで、この捻りコイルバネ44は、上
述した図12に示すように、図12(A)に示す応力が
全く印加されていない自然状態のときのコイル部45の
直径D1と図12(B)に示す応力が印加されたときの
コイル部45の直径D2とを比較すると、応力を印加し
たときの直径D2の方が自然状態のときの直径D1より
小さくなる。すなわち、コイル部45は、応力が印加さ
れたとき縮径する。例えば応力を印加したときの直径D
2と自然状態ときの直径D2との関係は、D2≒0.8
×D1となり、応力を印加したときの直径D2は、自然
状態のときの直径D1の約80%となる。また、このと
き、応力が印加されたときのコイル部45には、コイル
部45を構成する互いに隣接する線状部材の密着を阻害
する方向に応力が発生し、線状部材の密着が阻害され、
不整状態となる。
【0024】図7に示すように、コイル部45が支軸3
5に巻装され、この支軸35が上ハーフ2の立上がり壁
2aの支持孔37に係合され、上ハーフ2と下ハーフ3
とが結合されたとき、下ハーフ3の立上がり壁3aには
み出すはみ出し部45aが、上ハーフ2の立上がり壁2
aと下ハーフ3の立上がり壁3aとの間に挟まってしま
うことがある。そこで、上ハーフ2の立上がり壁2aの
支持孔37の周囲には、コイル部34の下ハーフ3側に
はみ出し部45aが、上下ハーフ2,3を結合すると
き、立上がり壁2aと立上がり壁3aとの間に挟まるこ
とを防止するため、突出部51が形成されている。
【0025】この突出部51は、図5及び図6に示すよ
うに、馬蹄型に形成され、コイル部45が縮径したとき
に、コイル部45が乗り上げ易くなるように、支持孔3
7側から外側に向かって高さHが漸減するように形成さ
れている。突出部51は、図8に示すように、コイル部
45が縮径したときに、コイル部45が乗り上げること
で、上ハーフ2の立上がり壁2aの基準面HBからコイ
ル部45を間隔H1分離間させることができ、コイル部
45のはみ出し部45aが上下ハーフ2,3の結合のと
きに、立上がり壁2aと立上がり壁3aとの間に挟まる
ことを防止することができる。
【0026】回動支持片33は、図8に示すように、コ
イル部45が突出部51に乗り上げることで、規制部3
9がテーパ部41に係止されるまで縮径したコイル部4
5により外側の図8中矢印B方向に押されて移動する。
回動支持片33が図6に示すコイル部45が拡径し平坦
部2bに位置しているときから、図8に示すコイル部が
縮径し突出部51に乗り上げた位置になるまでの移動量
は、上ハーフ2や支軸35の公差Xに相当する。例え
ば、突出部51は、高さHが H(高さ)≧X(公差)/3(係数) となるように形成される。また、例えば、捻りコイルバ
ネ44は、高さ(H)が捻りコイルバネ44を構成する
線状部材の線径φとの関係で、 H(高さ)≧0.5(係数)×φ(線径) となるように形成される。すなわち、突出部51は、コ
イル部45が縮径し突出部51に乗り上げているとき、
上ハーフ2の立上がり壁2aと蓋体31の回動支持片3
3との間隔Gが公差Xの1/3となるように形成されて
いる。
【0027】また、突出部51の外径D3は、図8に示
すように、コイル部45が応力が印加され縮径したとき
のコイル部45の直径D2より大きくなるように形成さ
れている。突出部51は、コイル部45が縮径したとき
の直径D2より外径D3が大きくなるように形成される
ことで、縮径したコイル部45が突出部51上に乗り上
げ、コイル部45を立上がり壁2aの平坦部2より離間
するようにし、はみ出し部45aが立上がり壁2aと立
上がり壁3aとの間に挟まれないようにしている。
【0028】更には、この突出部51の外径D3は、図
6に示すように、自然状態で拡径した状態のコイル部4
5の直径D1より小さくなるように形成されている。す
なわち、捻りコイルバネ44は、コイル部45が、拡径
しているとき、上ハーフ2の立上がり壁2aに形成され
た突出部51の外側の平坦部2bに位置することから、
下ハーフ3の立上がり壁3aの平坦部3aとともに構成
された平坦面に安定した状態で配設される。
【0029】なお、本発明が適用されたテープカートリ
ッジ1では、コイル部45が応力が印加されず拡径して
いるとき、この状態のコイル部45が突出部51の外側
の平坦部2bに位置されることから、従来のテープカー
トリッジ101に用いられている捻りコイルバネ112
と同じものを用いることができる。すなわち、テープカ
ートリッジ1では、図6及び図9に示すように、拡径し
た自然状態の捻りコイルバネ44のコイル部45の直径
D1を、従来のテープカートリッジ101に用いられて
いる拡径した自然状態のときの捻りコイルバネ112の
コイル部113の直径D4と同じにすることができ、ま
た、回動支持片33と上ハーフ2の立上がり壁2aとの
間隔G1を、従来のテープカートリッジ101の回動支
持片107と上ハーフ2の立上がり壁102aとの間隔
G2と同じにすることができる。すなわち、本発明が適
用されたテープカートリッジ1は、従来のテープカート
リッジ101と突出部51を除き、大きさや形状が同じ
にして形成することができ、突出部51の部分のみを設
計変更すればよいことから、従来のテープカートリッジ
101に容易に適用することができる。
【0030】また、回動支持片33,34には、図3乃
至図5に示すように、テープカートリッジ1が記録再生
装置に装填されたとき、蓋体31を回動操作する回動操
作機構が係合される係合孔52,52が穿設されてい
る。また、一方の回動支持片33には図4及び図5に示
すように、ロック部材53のロック部57が係合する係
合部56が形成されている。
【0031】カートリッジ本体4の回動支持片33が配
設される側には、蓋体31を、蓋体31がカートリッジ
本体4の前面部を閉塞した状態にロックするロック部材
53が配設される。このロック部材53は、図5及び図
7に示すように、両面に突出して支軸54,54が形成
されている。この支軸54,54は、下ハーフ3のカー
トリッジ本体4の側壁を構成する立上がり壁3aであっ
て、蓋体31の回動支点よりやや後方に形成された軸受
け部55,55に係合され、図7中矢印C方向及び反矢
印C方向に回動可能に支持されている。
【0032】このロック部材53は、図5及び図7に示
すように、蓋体31の回動支持片33の先端側に形成さ
れた係合部56が係合されることで、蓋体31を、蓋体
31がカートリッジ本体4の前面部を閉塞した状態にロ
ックするロック部57と、上端側に形成され、ロック部
57が係合部56と係合する図7中矢印C方向に捻りコ
イルバネ44の第1のアーム部46により押圧される被
押圧部58と、下端側に形成され、記録再生装置側のロ
ック解除機構が係合される操作部59とを有する。ま
た、ロック部材53は、図7中矢印C方向に回動してい
るとき、捻りコイルバネ44の第1のアーム部46が係
止されている上ハーフ2の立上がり壁2aに形成された
第1の係止部48に当接される回動規制部61を有す
る。
【0033】以上のようなロック部材53は、下ハーフ
3の立上がり壁3aの下面側が記録再生装置側のロック
解除機構が進入することができるように開放された配設
部62に、支軸54,54が軸受け部55,55に係合
された状態で配設される。このとき、ロック部材53
は、上端側に形成された被押圧部58が捻りコイルバネ
44の第1のアーム部46に押圧され、支軸54,54
を中心に図7中矢印C方向に回動され、捻りコイルバネ
44の付勢力により、カートリッジ本体4の前面部を閉
塞している蓋体31の回動支持片33の係合部56にロ
ック部57を係合させている。また、操作部59は、配
設部62よりカートリッジ本体4の下面側に臨まされ、
また、回動規制部61は、捻りコイルバネ44の第1の
アーム部46が係止されている第1の係止部48に突き
当てられ、ロック部材53が図7中矢印C方向に回動し
過ぎることを防止している。
【0034】そして、カートリッジ本体4の前面部を閉
塞している蓋体31を捻りコイルバネ44の付勢力に抗
して図7中反矢印A方向に回動操作し、カートリッジ本
体4の前面部を開放するとき、ロック部材53は、配設
部62よりカートリッジ本体4の下面側に臨まされた操
作部59が記録再生装置側のロック解除機構に係合さ
れ、図7中反矢印C方向に操作されることによって、被
押圧部58を押圧している捻りコイルバネ44の第1の
アーム部46の付勢力に抗して図7中反矢印C方向に回
動操作される。これにより、図10に示すように、ロッ
ク部57と回動支持片33の係合部56との係合状態
は、解除され、蓋体31は、カートリッジ本体4の前面
部を開放する図7中反矢印A方向に回動可能な状態とな
る。そして、蓋体31は、回動支持片33,34に穿設
された係合孔52,52に記録再生装置側の回動操作機
構が係合され、捻りコイルバネ44の付勢力に抗して図
7中反矢印A方向に回動操作されることで、カートリッ
ジ本体4の前面部、すなわちローディング用の凹部25
を開放する。蓋体31は、支軸35,36を回動支点と
して、図7中反矢印A方向に45°〜85°、好ましく
は83°回動される。
【0035】なお、以上のような蓋体31には、カート
リッジ本体4の上面側を閉塞する上蓋65が蓋体31の
回動動作と同期して移動し得るように取り付けられてい
る。上ハーフ2には、図1に示すように、カートリッジ
本体4内に収納されたテープリール6,7に巻回された
磁気テープ5の巻き量を見るための窓部66が形成され
ている。また、図3に示すように、カートリッジ本体4
には、記録再生装置内の記録再生部にテープカートリッ
ジ1が装着されたとき、テープカートリッジ1の装着位
置を位置決めするための位置決め孔67,68等が設け
られている。
【0036】以上のように構成されるテープカートリッ
ジ1は、次のように組み立てられる。すなわち、先ず、
下ハーフ3には、図4に示すように、磁気テープ5が巻
回された一対のテープリール6,7が下ハーフ3に形成
されたテープリール収納部10,11に回転可能な状態
で収納され、テープリール6,7間の磁気テープ5が、
ガイド部28,29に掛け渡されるようにして下ハーフ
3の前面部に延在される。また、テープリール6,7が
空転することを防止するリールロック部材等のその他の
構成部品が下ハーフ3の所定位置に配設される。更に
は、下ハーフ3のカートリッジ本体4の一方の側面部を
構成する立上がり壁3aに形成された配設部62には、
ロック部材53が軸受け部55に支軸54,54を係合
させることによって、図7中矢印C方向及び反矢印C方
向に回動可能に取り付けられる。
【0037】これと共に、上ハーフ2には、前面側に蓋
体31が取り付けられる。具体的に、蓋体31は、図5
に示すように、一方の回動支持片33に植立された支軸
35に捻りコイルバネ44のコイル部45を巻装し、次
いで、回動支持片33,34に植立された支軸35,3
6を、規制部39,40を立上がり壁2a,2aの内側
に位置させるように支持孔37,38に係合されること
によって、上ハーフ2の前面側に取り付けられる。この
後、捻りコイルバネ44は、第1のアーム部46が上ハ
ーフ2の第1の係止部48に係止され、第2のアーム部
47が回動支持片33の第2の係止部49に係止され
る。これにより、上ハーフ2の前面側に取り付けられた
蓋体31は、カートリッジ本体4の前面部を閉塞する図
7中矢印A方向に付勢される。
【0038】このとき、図7に示すように、下ハーフ3
の配設部62に配設されたロック部材53の被押圧部5
8は、捻りコイルバネ44の第1のアーム部46により
押圧され、ロック部材53は、一方の回動支持片33に
形成された係合部56にロック部57を係合させる図7
矢印C方向に回動付勢され、ロック部57を係合部56
に係合させる。更には、ロック部材53は、回動規制部
61が立上がり壁2aに形成された第1の係止部48に
当接されることによって、図7中矢印C方向に回動し過
ぎることが防止されている。
【0039】なお、蓋体31が上ハーフ2の前面部を閉
塞しているとき、捻りコイルバネ44は、図6に示すよ
うに、応力が印加されていないことから、コイル部45
が拡径した状態にあり、支持孔37の周囲に形成された
突出部51の周囲の平坦部2b,3bに位置し、安定姿
勢にある。
【0040】そして、下ハーフ3にテープリール6,7
等の構成部品が所定の位置に配設され、上ハーフ2に蓋
体31が配設された後、上ハーフ2と下ハーフ3とは、
ビス69等により突き合わされ結合される。上ハーフ2
と下ハーフ3とを結合するとき、蓋体31は、下ハーフ
3の前面部に延在された磁気テープ5を、蓋体31と上
ハーフ2及び/又は下ハーフ3とで挟み込んでしまい、
磁気テープ5を汚損してしまうことを防止するため、上
ハーフ2の前面部を開放した状態にされる。
【0041】すなわち、図7に示すように、ロック部材
53の操作部59には、図示しないテープカートリッジ
1の組立装置の蓋体31が上ハーフ2の前面部を閉塞し
ている状態にロックしている状態を解除するロック解除
機構が係合される。そして、ロック部材53は、このロ
ック解除機構によって図7中反矢印C方向に回動操作さ
れることによって、ロック部57と係合部56との係合
状態が解除される。これにより、蓋体31は、カートリ
ッジ本体4の前面部を開放する図7中反矢印A方向に回
動可能な状態となる。次いで、蓋体31は、回動支持片
33,34に形成された係合孔52に、テープカートリ
ッジ1の組立装置側の上ハーフ2に取り付けられた蓋体
31を回動操作する回動操作機構が係合され、この回動
操作機構によって、捻りコイルバネ44の付勢力に抗し
て図7中反矢印A方向に回動操作される。上ハーフ2と
下ハーフ3とは、このように蓋体31が捻りコイルバネ
44の付勢力に抗して図10中反矢印A方向に回動され
た状態で、ビス69によって結合される。
【0042】上ハーフ2と下ハーフ3とを結合するに際
して、蓋体31は、組立装置の回動操作機構により上ハ
ーフ2の前面部を開放した状態にされることにより、捻
りコイルバネ44は、図6に示すコイル部45が拡径し
た状態から図8に示すコイル部45が縮径した状態とな
り、支持孔37の周囲に形成された突出部51に乗り上
げた状態となる。このとき、突出部51は、中央部の支
持孔37から外側に向かって高さが漸減するように形成
されていることから、円滑に縮径するコイル部45が乗
り上がる。コイル部45は、上ハーフ2の立上がり壁2
aから離間し、コイル部45の下ハーフ3側にはみ出し
たはみ出し部45aは、上下ハーフ2,3を結合すると
き、立上がり壁2aと立上がり壁3aとの間に挟まるこ
とが無くなる。したがって、蓋体31は、コイル部45
のはみ出し部45aが立上がり壁2aと立上がり壁3a
との間に挟まることによって、回動不能となることが無
くなる。
【0043】以上のように組み立てられたテープカート
リッジ1は、記録再生装置に装填されていない非使用時
には、蓋体31により上下ハーフ2,3が突き合わせ結
合されて構成されたカートリッジ本体4の前面部のロー
ディング用の凹部25を閉塞した状態にある。すなわ
ち、蓋体31は、一方の回動支持片33に植立された支
軸35に取り付けられた捻りコイルバネ44の付勢力に
よって、図7中矢印A方向に付勢され、磁気テープ5が
延在されたカートリッジ本体4の前面部を閉塞し、カー
トリッジ本体4の外方に臨まされた磁気テープ5の保護
をしている。
【0044】このとき、図7に示すように、ロック部材
53は、被押圧部58が捻りコイルバネ44の第1のア
ーム部46に押圧され、支軸54,54を中心に図7中
矢印C方向に回動付勢され、カートリッジ本体4の前面
部を閉塞している蓋体31の回動支持片33の係合部5
6にロック部57を係合させている。これにより、ロッ
ク部材53は、蓋体31を磁気テープ5が延在されたカ
ートリッジ本体4の前面部を閉塞した状態にロックし、
不用意に蓋体31がカートリッジ本体4の前面部を開放
する図7中反矢印A方向に回動されることを防止してい
る。
【0045】そして、テープカートリッジ1は、蓋体3
1が取り付けられた前面側を挿入端として、記録再生装
置へ装填される。すると、テープカートリッジ1は、記
録再生装置に設けられたカートリッジ装着部に、カート
リッジ装着部に設けられた位置決めピンが図3に示す位
置決め孔67,68に係合され、位置決めされた状態で
装着される。これと同時に、図7及び図10に示すよう
に、ロック部材53は、配設部62よりカートリッジ本
体4の下面側に臨まされた操作部59が記録再生装置側
のロック解除機構に係合され、カートリッジ本体4の後
方側である図7中反矢印C方向に移動操作されることに
よって、被押圧部58を押圧している捻りコイルバネ4
4の第1のアーム部46の付勢力に抗して図7中反矢印
C方向に回動操作される。これにより、図10に示すよ
うに、ロック部57と回動支持片33の係合部56との
係合状態は、解除され、蓋体31は、カートリッジ本体
4の前面部を開放する図7中反矢印A方向に回動可能な
状態となる。そして、蓋体31は、蓋体31の回動支持
片33,34に穿設された係合孔52,52に記録再生
装置側の回動操作機構が係合され、捻りコイルバネ44
の付勢力に抗して図7中反矢印A方向に回動操作される
ことで、図2及び図10に示すように、磁気テープ5が
延在されたカートリッジ本体4の前面部のローディング
用の凹部25を開放する。
【0046】蓋体31がカートリッジ本体4の前面部を
開放すると、ローディング用の凹部25に延在された磁
気テープ5は、記録再生装置側のローディング機構がロ
ーディング用の凹部25に進入し、このローディング機
構によりテープリール6,7より引き出され、記録再生
装置側の記録再生手段を構成する回転磁気ヘッド装置に
巻回される。そして、テープリール駆動機構を構成する
駆動軸が下ハーフ3の駆動軸挿通孔13,14より進入
し、テープリール6,7の駆動軸係合孔20,21に係
合されることによって、テープリール6,7は、回転操
作されることで、磁気テープ5は、走行される。このと
き、記録再生装置は、磁気テープ5に対して情報信号を
記録し、また、磁気テープ5に記録された情報信号の再
生を行う。
【0047】また、記録再生装置よりテープカートリッ
ジ1がイジェクトされたとき、蓋体31は、一方の回動
支持片33に植立された支軸35に取り付けられた捻り
コイルバネ44の付勢力によって、図7中矢印A方向に
回動され、図1及び図7に示すように、磁気テープ5が
延在されたカートリッジ本体4の前面部を閉塞する。こ
れと共に、ロック部材53は、被押圧部58が捻りコイ
ルバネ44の第1のアーム部46に押圧されることによ
って、回動規制部61が第1の係止部48に係合するま
で、支軸54,54を中心に図7中矢印C方向に回動さ
れ、回動支持片33の係合部56とロック部57とを係
合させる。これにより、蓋体31は、上述したように、
磁気テープ5が延在されたカートリッジ本体4の前面部
を閉塞する。
【0048】以上のように構成されたテープカートリッ
ジ1は、上ハーフ2の立上がり壁2aに形成された支持
孔37の周囲に、突出部51が形成されていることか
ら、テープカートリッジ1の組立の際、蓋体31が上ハ
ーフ2の前面部を開放する方向に回動された場合にも、
捻りコイルバネ44のコイル部45が突出部に乗り上げ
ることから、コイル部45の一部が上ハーフ2と下ハー
フ3との間に挟み込まれることを防止することができ、
よって、蓋体31が回動不能になることを防止すること
ができる。また、突出部51は、支持孔37より外側に
高さが漸減するように形成されている。したがって、拡
径及び縮径するコイル部45は、平坦部2b,3bから
突出部51に移動することができ、上下ハーフ2,3の
結合のとき、容易に突出部51に乗り上げることができ
る。また、組立後、記録再生装置に対する挿脱が繰り返
される度に、蓋体31が回動操作されるが、このときに
も、コイル部51は、突出部51に沿って円滑に拡径及
び縮径することができ、蓋体31の回動の円滑性を悪化
させることがない。更には、テープカートリッジ1は、
蓋体31をカートリッジ本体4の前面部を閉塞する方向
に付勢する付勢部材とロック部材53を蓋体31のロッ
ク方向に付勢する部材とに、共通の捻りコイルバネ43
を用いることから、部品点数の削減を図ることができ
る。
【0049】また、突出部51の外径D3は、自然状態
で拡径した状態のコイル部45の直径D1より小さくな
るように形成され、拡径した状態のコイル部45は、突
出部51の周囲の平坦部2bに位置する。したがって、
本発明が適用されたテープカートリッジ1では、従来の
テープカートリッジ101に用いられている捻りコイル
バネ112と同じものを用いることができる。すなわ
ち、テープカートリッジ1では、図6及び図9に示すよ
うに、拡径した自然状態の捻りコイルバネ44のコイル
部45の直径D1を、従来のテープカートリッジ101
に用いられている拡径した自然状態のときの捻りコイル
バネ112のコイル部113の直径D4と同じにするこ
とができ、また、回動支持片33と上ハーフ2の立上が
り壁2aとの間隔G1を、従来のテープカートリッジ1
01の回動支持片107と上ハーフ2の立上がり壁10
2aとの間隔G2と同じにすることができる。よって、
本発明が適用されたテープカートリッジ1は、従来のテ
ープカートリッジ101と突出部51を除き、大きさや
形状が同じにして形成することができ、突出部51の部
分のみを設計変更すればよいことから、従来のテープカ
ートリッジ101に容易に適用することができる。
【0050】以上、本発明が適用されたテープカートリ
ッジ1について、図面を参照して説明したが、本発明は
これに限定されるものではない。例えば、以上、一方の
回動支持片3側の支軸35側に捻りコイルバネ44、ロ
ック部材53等を配設し、また、支持孔37の周囲に突
出部51を形成した場合について説明したが、これら
は、反対側の回動支持片34側のみに設けてもよく、ま
た、回動支持片33と回動支持片34の両方に設けるよ
うにしてもよい。また、突出部51は、支持孔37の下
側の下ハーフ3の立上がり壁3aにも形成してもよい。
更には、突出部51の形状は、上述した馬蹄型に限定さ
れるものではない。
【0051】
【発明の効果】本発明に係るテープカートリッジによれ
ば、付勢部材が巻装される支軸が支持される支持孔の周
囲には、蓋体が付勢部材の付勢力に抗してカートリッジ
本体の前面部を開放する方向に回動されたときの縮径し
たコイル部の直径より少なくとも外径が大きく、外周側
に向かって高さが漸減する突出部が形成されている。し
たがって、上ハーフに取り付けられた蓋体が前面部を開
放した状態で、上下ハーフを結合するとき、付勢部材の
コイル部は、応力が印加されることで縮径することにな
るが、このとき、コイル部は、円滑に突出部に乗り上
げ、上ハーフの側壁と離間される。したがって、上下ハ
ーフを結合するとき、上ハーフと下ハーフとの間に、コ
イル部の一部が挟み込まれることが防止され、上下ハー
フが結合されたときに、蓋体が回動不能となることを防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されたテープカートリッジを上面
側から見た斜視図である。
【図2】上記テープカートリッジの蓋体がカートリッジ
本体の前面部を開放した状態を示す斜視図である。
【図3】上記テープカートリッジを下面側から見た斜視
図である。
【図4】上記テープカートリッジの分解斜視図である。
【図5】蓋体のカートリッジ本体の前面部への取付状態
を説明するための分解斜視図である。
【図6】蓋体がカートリッジ本体の前面部を閉塞してい
るときの蓋体の支軸の状態を示す断面図である。
【図7】蓋体がカートリッジ本体の前面部を閉塞した状
態を示す断面図である。
【図8】蓋体がカートリッジ本体の前面部を開放してい
るときの蓋体の支軸の状態を示す断面図である。
【図9】従来のテープカートリッジの蓋体がカートリッ
ジ本体の前面部を閉塞しているときの蓋体の支軸の状態
を示す断面図である。
【図10】蓋体がカートリッジ本体の前面部を開放した
状態を示す断面図である。
【図11】従来のテープカートリッジの蓋体のカートリ
ッジ本体の前面部への取付状態を説明するための分解斜
視図である。
【図12】蓋体をカートリッジ本体の前面部を閉塞する
方向に付勢する捻りコイルバネの状態を示す図であり、
(A)は、コイル部が拡径している状態(自然状態)を
示す図であり、(B)は、コイル部か縮径している状態
(応力が印加されている状態)を示す図である。
【符号の説明】
1 テープカートリッジ、2 上ハーフ、2a立上がり
壁、3 下ハーフ、3a立上がり壁、4 カートリッジ
本体、5 磁気テープ、31 蓋体、33,34 回動
支持片、35,36 支軸、37,38 支持孔、44
捻りコイルバネ、45 コイル部、45a はみ出し
部、46 第1のアーム部、47 第2のアーム部、4
8 第1の係止部、49 第2の係止部、51 突出
部、52係合孔、53 ロック部材、54 支軸、55
軸受け部、56 係合部、57ロック部、58 被押
圧部、59 操作部、61 回動規制部、62 配設部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気テープが巻回される一対のテープリ
    ールと、 上下一対のハーフと突き合わせ結合してなり、上記一対
    のテープリール間の上記磁気テープを前面部に延在させ
    て、上記一対のテープリールが回転可能に収納されるカ
    ートリッジ本体と、 上記カートリッジ本体の前面部を閉塞する閉塞板と、上
    記閉塞板の両側に形成され、内方に向かって上記カート
    リッジ本体の前面側の両側面部に形成された支持孔に支
    持される支軸が形成された一対の回動支持片とを有し、
    上記カートリッジ本体の上記磁気テープが延在された前
    面部を開閉する蓋体と、 上記支軸に巻装されるコイル部と、上記コイル部に形成
    される第1の及び第2のアーム部とからなり、上記少な
    くとも一方の支軸に上記コイル部が巻装され、上記第1
    のアーム部が上記カートリッジ本体の側面部に係止さ
    れ、上記第2のアーム部が上記回動支持片に係止される
    ことで、上記蓋体を上記カートリッジ本体の前面部を閉
    塞する方向に付勢する付勢部材とを備え、 上記付勢部材が巻装される支軸が支持される上記支持孔
    の周囲には、上記蓋体が上記付勢部材の付勢力に抗して
    上記カートリッジ本体の前面部を開放する方向に回動さ
    れたときの縮径した上記コイル部の直径より少なくとも
    外径が大きく、上記支持孔側から外側に向かって高さが
    漸減する突出部が形成されてなることを特徴とするテー
    プカートリッジ。
  2. 【請求項2】 上記突出部の外径は、上記蓋体が上記付
    勢部材により付勢されて上記カートリッジ本体の前面部
    を閉塞しているときの拡径した上記コイル部の直径と同
    じ、若しくは小さいことを特徴とする請求項1記載のテ
    ープカートリッジ。
  3. 【請求項3】 更に、上記カートリッジ本体の側面部に
    回動可能に取り付けられ、上記蓋体が上記カートリッジ
    本体の前面部を閉塞した状態にロックするロック部材を
    備え、 上記ロック部材は、上記蓋体の回動支持片に形成された
    係合部が係合されることで、上記蓋体の回動をロックす
    るロック部と、上記ロック部が上記係合部と係合する方
    向に上記付勢部材の第1のアーム部により押圧される被
    押圧部と、記録及び/又は再生装置側のロック解除機構
    が係合される操作部とを有し、 上記ロック部材は、上記操作部に係合された上記ロック
    解除機構により上記被押圧部を押圧している上記付勢部
    材の第1のアーム部の付勢力に抗して回動操作されるこ
    とによって、上記係合部と上記ロック部との係合状態を
    解除し、上記蓋体が上記カートリッジ本体の前面部を開
    放する方向に回動可能な状態にすることを特徴とする請
    求項1記載のテープカートリッジ。
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