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JP2001154704A - フィードバック制御システム - Google Patents

フィードバック制御システム

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Publication number
JP2001154704A
JP2001154704A JP33683099A JP33683099A JP2001154704A JP 2001154704 A JP2001154704 A JP 2001154704A JP 33683099 A JP33683099 A JP 33683099A JP 33683099 A JP33683099 A JP 33683099A JP 2001154704 A JP2001154704 A JP 2001154704A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bit digital
digital signal
signal
bit
deviation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP33683099A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiro Higuchi
俊郎 樋口
Minoru Kurosawa
実 黒澤
Keiichiro Tojo
啓一郎 東條
Takashi Katagiri
崇 片桐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
PRIME MOTION KK
Original Assignee
PRIME MOTION KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by PRIME MOTION KK filed Critical PRIME MOTION KK
Priority to JP33683099A priority Critical patent/JP2001154704A/ja
Priority to PCT/JP2000/008228 priority patent/WO2001038943A1/ja
Publication of JP2001154704A publication Critical patent/JP2001154704A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B11/00Automatic controllers
    • G05B11/01Automatic controllers electric
    • G05B11/36Automatic controllers electric with provision for obtaining particular characteristics, e.g. proportional, integral, differential

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Feedback Control In General (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 1ビットディジタル信号処理を行うフィード
バック制御システムの実用化を容易に実行可能とするこ
と。 【解決手段】 外部装置22からの入力と、検出手段2
5により得られる検出量との偏差を算出する偏差演算手
段23と、その偏差演算手段23からの出力に基づいて
1ビットディジタル演算を行う補償手段21と、を備
え、外部装置21からの入力に制御対象24における制
御量を追従させるように構成することによって、1ビッ
トディジタル信号処理を行うことによる利点である高精
度化や構成の簡易化等を維持しつつ、すでにあるマルチ
ビットディジタル信号やアナログ信号等を用いる外部装
置とのデータのやり取りを可能としたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、制御対象のフィー
ドバック制御を実行するように構成したフィードバック
制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、1ビットディジタル信号処理
を行うことによって、精度の向上を図りつつ信号の伝達
を簡便化し得るようにした制御システムの提案がなされ
ている。例えば、特開平7−245810号公報に記載
された制御システムでは、実施例として磁気浮上装置の
レギュレーターを提示したものであるが、図18に示さ
れているように、フィードバック制御装置の閉ループ内
の帰還量として、ΔΣ変調の出力信号である1ビットデ
ィジタル信号(1BS)を用いており、その1ビットデ
ィジタル信号のままで演算を実行させることによって高
分解能なレギュレーターを実現している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の提案装置では、外部からの入力を全く考慮し
ておらず、外部入力に対する追随性を備えていない。ま
た、制御対象としては、1ビットディジタル信号を制御
入力としたアクチュエータのみを限定したものとなって
おり、マルチビットディジタル信号(MBS。2ビット
以上のデジタル信号、形態はパラレルやシリアル)の入
力や、アナログ信号(ANS)入力に関する制御対象は
考慮されていない。その結果、装置としての実用化は困
難なものとなっている。以下、これらの問題点について
具体的に説明しておく。
【0004】まず、制御対象をある補償手段によって操
作量を変化させて制御するフィードバック制御系がある
が、そのフィードバック制御系の一例が図19に表され
ている。図19に示された装置は、上位装置1、偏差演
算手段2、補償手段3、制御対象4、検出手段5のブロ
ックと、目標値、偏差、操作量、検出量、制御量の状態
量から構成されたものであって、上位装置1からの目標
値が偏差演算手段2に入力されることにより、上記偏差
演算手段2からの偏差が補償手段3に入力される。その
補償手段3から発せられた操作量は、制御対象4に入力
され、当該制御対象4からの制御量が、検出手段5の入
力となされ、その検出手段5から上記偏差演算手段2に
対して検出量が出力される。それにより、上記偏差演算
手段2において目標値と検出量との偏差が演算される。
【0005】このようなフィードバック制御ループの目
標値、偏差、操作量、検出量をマルチビットディジタル
信号にして演算するようにしたものが、図20に示され
ているようなマルチビットディジタル信号制御である
が、通常は、このものをディジタル信号制御と呼んでい
る。このマルチビットディジタル信号フィードバックル
ープの理論を用いた装置例として、特開平7−1597
2号公報に記載されたモータの相電流制御装置がある。
この装置では、図21に示されているように、制御対象
はモータ11とインバータ12とゲート信号作成手段1
3であり、モータ11のV相とU相に取り付けられた電
流検出用の抵抗によって得られたモータ電流値のアナロ
グ信号が、一対のΔΣ変調器14,14により1ビット
ディジタル信号に変換され、さらにこの1ビットディジ
タル信号が、フォトカプラ15,15により絶縁されな
がらデジタルフィルタDa,Daを通してマルチビット
ディジタル信号に変換される。このときのデジタルフィ
ルタDa,Daから出力されるマルチビットディジタル
信号が検出量となるが、そのマルチビットディジタル信
号としての検出量と、上位装置16から与えられるマル
チビットディジタル信号Iu*及びIv*(目標値)との
偏差が、偏差演算手段17,17から出力され、そのマ
ルチビットディジタル信号の偏差に基づいて補償手段1
8,18により演算された信号は、ゲート信号作成手段
13の入力の操作量となる。
【0006】ここで一般に、マルチビットディジタル信
号を用いたフィードバック制御系では、検出手段がアナ
ログ量を変換するときに、必ず量子化誤差を生じ、その
量子化誤差を生じたままで、マルチビットディジタル信
号によるフィードバック制御系を構成すると、量子誤差
が残ったままの制御になってしまう。その結果、マルチ
ビットディジタル信号の最小分解能よりも偏差を小さく
することができず、偏差が残ってしまうこととなる。そ
のようなことから、従来、A/D変換器のビット数を多
くすることで偏差を小さくすることが行われているが、
A/D変換器のビット数を多くすることは、コスト的に
も技術的にも困難である。
【0007】そこで、上述した特開平7−245810
号公報記載の装置では、量子化誤差の低減と構造の簡素
化をはかるために、ΔΣ変調1ビットディジタル信号で
マルチビットディジタル信号の部分を構成することによ
って、高分解能で簡単なシステムを実現している。しか
しながら、この提案装置では、1ビットディジタル信号
によるフィードバック制御系をレギュレーターのみに限
定しており、実施例においては磁気浮上装置のみと実装
置にはそぐわないものである。より具体的には、1ビッ
トディジタル信号演算器に対して、外部側から制御信号
を送ることができないため、制御対象の状態を変化させ
たい場合に有効な手段が採れないという問題がある。ま
た、制御対象からの情報は、センサによってアナログ信
号に変換させないと利用することができないので、ロー
タリーエンコーダーのように、パルス列のような離散信
号を出力するセンサを利用することができない。さら
に、1ビットディジタル信号駆動形アクチュエータを利
用していることから、マルチビットディジタル信号を制
御入力としたPWMによるアクチュエータは利用するこ
とができないという問題もある。これは、すでにあるマ
ルチビットディジタル信号を用いる装置とのデータのや
り取りができないということである。このように従来装
置は、1ビットディジタル信号のみのレギュレーターに
限定していることから、外部装置からの指令を送ること
ができない問題、及びマルチビットディジタル信号との
やり取りができないという問題を有する。
【0008】そこで本発明は、簡易な構成で、1ビット
ディジタル信号処理を行う制御システムの実現性を高め
ることができるようにしたフィードバック制御システム
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の発明では、制御対象における制御量を
変換して検出量を出力する検出手段からの出力信号に基
づいて演算を行い、その演算データに基づいて上記制御
対象のフィードバック制御を実行するように構成したフ
ィードバック制御システムにおいて、外部装置と、その
外部装置からの入力と、前記検出手段により得られる検
出量との偏差を算出する偏差演算手段と、上記偏差演算
手段からの出力に基づいて1ビットディジタル演算を行
う補償手段とを備え、上記外部装置からの入力に前記制
御対象における制御量を追従させるようにしている。
【0010】また、請求項2記載の発明では、上記請求
項1記載の外部装置は、目標値を1ビットディジタル信
号として作成する上位装置を構成し、下位装置に対し
て、目標値を1ビットディジタル信号で出力する機能を
有している。
【0011】また、請求項3記載の発明では、上記請求
項1記載の外部装置は、目標値をアナログ信号として作
成する上位装置を構成し、下位装置に対して、目標値を
アナログ信号で出力する機能を有している。
【0012】また、請求項4記載の発明では、上記請求
項1記載の制御対象が、マルチビットディジタル出力発
生手段からなるとともに、前記外部装置は、上記制御対
象における物理量を検出する検出手段を構成している。
【0013】また、請求項5記載の発明では、上記請求
項1記載の外部装置は、目標値をマルチビットディジタ
ル信号として作成する上位装置を構成し、目標値をマル
チビットディジタル信号で出力する機能を有していると
ともに、上記目標値としてのマルチビットディジタル信
号を、1ビットディジタル信号に変換して下位装置に出
力するマルチビット/1ビット変換手段を備えている。
【0014】また、請求項6記載の発明では、上記請求
項1記載の検出手段又は制御対象が、補償手段とは別の
構造体から構成され、上記検出手段と制御対象との間、
又は補償手段と制御対象との間が、1ビットディジタル
信号を使用する伝送路により接続されている。
【0015】このような各発明によれば、1ビットディ
ジタル信号処理を行うことによる利点である高精度化や
構成の簡易化等を維持しつつ、すでにあるマルチビット
ディジタル信号やアナログ信号等を用いる外部装置との
データのやり取りが可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1にかかるフィードバッ
ク制御装置の制御系のクローズドループ中には、前述し
た特開平7−245810公報記載の装置に対して、そ
の制御系の外部装置としての上位装置22が新たに付加
されており、さらに、上記上位装置22からの1ビット
ディジタル信号が目標値として入力される偏差演算手段
23が新たに設けられている。上記偏差演算手段23に
は、制御対象24における制御量を検出する検出手段
(センサ)25からの1ビットディジタル信号からなる
検出量が入力され、この偏差演算手段23において得ら
れた上記目標値との偏差が、1ビットディジタル信号と
して上記補償手段21に出力されるように構成されてい
る。なお、外部装置たる上位装置22は、別構造体に搭
載される必要はなく、同一集積回路上の別ブロックでも
よい。
【0017】このように、前述した特開平7−2458
10公報記載の装置に対して新たに付加したブロックに
より、従来装置では内部レギュレーターしか構成できな
かったフィードバック制御系に任意の目標値を外部から
入力し、その目標値に追従させるように機能させること
が可能となる。このようなフィードバック制御装置をA
Cサーボモータの制御装置に利用した図2にかかる実施
例について具体的に説明する。
【0018】すなわち、図2にかかる実施例は、上述し
た図1における1ビットディジタル信号によるフィード
バック制御装置を、3相モータの相電流を制御する制御
装置に対して適用したものであるが、まず、この図2に
おけるブロックと、上述した図1のブロックとの対照関
係を説明しておく。図1の上位装置22には、図2の上
位装置32が相当しており、図1の目標値は図2ではI
v*,Iu*となっている。これらの各信号Iv*,Iu*
は、1ビットディジタル信号(1BS)である。また、
図1の偏差演算手段23には、図2の偏差演算手段33
が相当し、図1の補償手段21には図2の補償手段(1
ビットディジタル信号演算手段)31が対応している。
さらに、図1の操作量にあたるのが、図2のVu*,V
v*,Vw*である。これらの各信号Vu*,Vv*,Vw
*も、1ビットディジタル信号(1BS)である。さら
にまた、図1の制御対象24にあたるのが、図2のゲー
ト信号作成手段34a、インバータ34b、コンバータ
34c、AC電源34d、及びモータ34eを含むブロ
ックである。
【0019】一方、図1の検出手段(センサ)25によ
る検出量は、図2の制御対象のモータに流れる電流値に
相当し、検出手段35によって求められる。すなわち、
上記モータ34eに接続された各電線に取り付けられた
電流検出抵抗によってコイル電流値iu,ivが電圧に変
換され、それらの各電圧値が、図1の検出手段25に相
当する図2中のΔΣ変調器35a,35aによって1ビ
ットディジタル信号にそれぞれ変換される。その変換し
て得られた1ビットディジタル信号は、ホトカプラ35
b,35bによって電気的に絶縁された状態で上述した
偏差演算手段33に与えられる。
【0020】次に、補償手段(1ビットディジタル信号
演算手段)31の機能構成を、U相に関して説明する。
なお、V相はU相と同様であるので、説明は省略する。
U相に関する補償手段(1ビットディジタル信号演算手
段)31は、例えば図3に示されているような比例積分
補償回路により構成される。この比例積分補償回路で
は、図3に示されているように、まず1ビットディジタ
ル信号である目標値Iu*及び検出量Iuのうちの上記
検出量Iuが、1ビットディジタル信号反転器31aに
よって入力信号の符号が反転させられる。この場合、1
ビットディジタル信号の値を1と−1の組としてデジタ
ル回路で1と0に割り当てると、1ビットディジタル信
号の値1は1となり、また−1は0となる。従って、符
合を反転させるということは、1ビットディジタル信号
の1を−1に、−1を1に変換させることとなる。この
ようなことから、上述した1ビットディジタル信号反転
器31aとしては、例えばインバータ回路が用いられ
る。
【0021】上記1ビットディジタル信号反転器31a
で反転されて得られた1ビットディジタル信号と、上述
した目標値Iu*の1ビットディジタル信号とは、1ビ
ットディジタル信号加算器31bにおいて加算される。
この1ビットディジタル信号加算器31bについては、
例えば前述した特開平7−245810公報記載の1ビ
ットディジタル信号演算器を採用することができる。こ
のような加算によって得られた1ビットディジタル信号
からなる偏差信号は、1ビットディジタル信号増幅器3
1c、及び1ビットディジタル信号積分器31dにそれ
ぞれ入力される。このときの上記1ビットディジタル信
号増幅器31cとしては、例えば、特開平7−2458
10号公報中の(0033)段落に記載された増幅器を
用いることができる。
【0022】1ビットディジタル信号積分器31dの詳
細構成については後述するが、その1ビットディジタル
信号積分器31dからの出力信号は、1ビットディジタ
ル信号増幅器31eに入力される。この1ビットディジ
タル信号増幅器31eは、特開平7−245810公報
記載の増幅器に従うものである。このような2つの1ビ
ットディジタル信号増幅器31c,31eからの両出力
信号は、1ビットディジタル信号加算器31fに入力さ
れ、そこで加算されることにより得られた出力信号が操
作量Vu*となる。
【0023】上述した1ビットディジタル信号積分器3
1dの構成例が図4に示されている。この1ビットディ
ジタル信号積分器31dは、前段側に配置された積分器
31d1の部分と、後段側に配置された増幅器31d2
の部分を含むものであって、前段側の積分器31d1で
は、入力1ビットディジタル信号の積分が行われる。こ
のときの入力信号を、1と−1の2値信号としたとき、
積分された値は2値だけでは表現できない値をとり、そ
のままでは1ビットディジタル信号を出力しないことと
なるので、1ビットディジタル信号に変換するために増
幅のブロック31d2が後段側に付設されている。当該
増幅器31d2における増幅のアルゴリズムは、上記積
分器31d1の値の正負をコンパレータで判定し、正の
ときは1を出力し、負のときは−1を出力するようにし
たものであって、出力信号と異符号の値にK(正数)を
掛けたものを、フィードバックして次の積分値の入力に
足し合わせる。このような手段によって、1ビットディ
ジタル信号の積分がなされ、出力信号は積分値の1/K
倍の値をとる。なお、単なる積分のときは、通常K=1
が使用される。
【0024】なお、W相の操作量Vw*は、W相電圧指
令作成手段にて、以下の演算にて出力される。 Vw*=−(Vu*+Vv*) マイナス演算は1ビットディジタル反転器、プラス演算
は1ビット加算器が用いられる。
【0025】一方、前述の図2に示されたゲート信号作
成手段34aは、例えば図5に表されているように、1
ビットディジタル信号を受ける1ビットディジタル/マ
ルチビットディジタル信号変換手段34a1,34a
2,34a3、マルチビットディジタル三角波発生手段
34a4、マルチビットディジタルコンパレータ34a
5,34a6,34a7、デッドバンド作成手段34a
8,34a9,34a10から構成されたものであっ
て、上記1ビットディジタル信号Vu*、Vv*、Vw*
の3つの信号から、PWM信号UH、UL、VH、V
L、WH、WLの3組の6つの信号が生成される構成に
なされている。3組それぞれ同じ操作で演算が行われる
ので、そのうちの1つであるVu*信号に関してのみ次
に説明する。
【0026】まず、1ビットディジタル信号であるVu
*が、1ビットディジタル/マルチビットディジタル信
号変換手段34a1のブロックに入力されることによっ
て、マルチビットディジタル信号の出力が得られるが、
その得られたマルチビットディジタル信号の出力と、前
記マルチビットディジタル三角波発生手段34a4から
の三角波とが、マルチビットディジタルコンパレータ3
4a5に入力されることによってPWM信号が生成され
る。このPWM信号は、デッドバンド作成手段34a8
によって、同時オンを回避したデッドバンド付きの相補
型PWM信号UH,ULの信号になされる。このような
デッドバンド作成手法においては、上記相補型PWM信
号UHと、当該信号ULとは同時に値が変化することは
ない。他の相補型PWM信号VH、VL、WH、WLの
それぞれも同じ手段により生成される。
【0027】以上のような実施形態にかかるフィードバ
ック制御装置では、ΔΣ変調の高精度、無駄時間が僅少
という特性をいかすことができ、従来のACサーボモー
タの制御をより高分解能、かつ、速い応答性を可能とす
るという新たな特性を加えることができる。さらに、従
来のマルチビットディジタル信号を用いた制御装置より
も簡易な装置とすることができる。
【0028】すなわち、従来のマルチビットディジタル
信号を用いた制御系では、図21に示された特開平7−
15972号公報記載のもののように、一対のデジタル
フィルタDa,Daを付加しており、ΔΣ1ビットディ
ジタル信号の複数のデータから1つのマルチビットディ
ジタル信号の検出量を得て、フィードバックループを構
成していた。このとき、図21の特開平7−15972
号公報に相当する装置では、上記一対のデジタルフィル
タDaには、n段のFIRフィルタを用いている。しか
しながら、このような構成では、1つのマルチビット信
号を得るのに複数個の1ビットディジタル信号データが
必要となるので、無駄時間が大きくなるとともに、電流
制御回路内のループゲインを大きくすることができな
い。したがって、電流応答ひいてはモータ速度の応答が
遅くなってしまう欠点があった。また、1ビットディジ
タル信号を有限値のマルチビットディジタル信号に変換
するため、マルチビットディジタル信号の最小ステップ
の応じた量子化誤差が新たに加算されてしまうこととな
り、電流リプル、ひいては、トルクリプルを発生させる
問題も招来している。これは、ΔΣ変調した電流検出信
号を、シフトレジスタを使用して、デジタルフィルタ演
算周期毎にパラレルデータ(マルチビットデジタル信
号)に変換するので、ΔΣ変調のメリットである、A/
D変換器の高精度化、及び小さな無駄時間を生すことが
できていないためである。このように、図21に示され
た従来装置では、ΔΣ変調による高速な変換信号もマル
チビットディジタル信号に変換することによって、むだ
時間を生じさせ、低い応答性のシステムとなってしまっ
ている。このような各問題点は、本発明の構成によって
解消されるものである。
【0029】一方、上述した図1の実施形態におけるよ
うな1ビットディジタル信号を用いたフィードバックル
ープを、実際の装置に適用するにあたって、検出手段と
目標値と偏差とを、アナログ信号として取り扱う方が都
合のよい場合があることから、次に説明する実施形態で
は、上位装置から目標値がアナログ信号で与えられ、検
出手段がアナログ信号で検出量を出力するシステムに適
用している。
【0030】この実施形態は、図1に示されたシステム
における1ビットディジタル信号偏差演算手段23を、
アナログ偏差演算手段に変更し、その後段側に、アナロ
グ偏差を入力とするアナログ/1ビットディジタル信号
変換手段を付設することによって、1ビットディジタル
信号フィードバックループを構成するものであるが、こ
のような実施形態によれば、1ビットディジタル補償手
段よりも上位の演算がアナログ演算であるために演算に
よる精度の劣化がなく、しかもアナログ信号以外は1ビ
ットディジタル信号であるために信号の劣化がない。従
って、図1にかかるシステムの特徴を損なうことなく、
1ビットディジタル信号フィードバック制御システムを
実現することができる。
【0031】より具体的に説明すると、図6に示されて
いるように、上位装置42は、本制御システムに目標値
をアナログ信号で入力する構成になされているととも
に、検出手段45も、検出量をアナログ信号で出力する
装置からなる。また、アナログ信号偏差演算手段43
は、上記アナログ信号で与えられる目標値と検出量の双
方の入力に対する偏差を演算し、それをアナログ信号で
出力する装置であって、そのアナログ信号偏差演算手段
43からの出力であるアナログ信号偏差は、アナログ/
1ビットディジタル信号変換手段46によって、アナロ
グ信号から1ビットディジタル信号に変換される。上記
アナログ/1ビットディジタル信号変換手段46からの
出力される1ビットディジタル信号は、補償手段41に
おける演算によって操作量になされる。上記補償手段4
1としては、1ビットディジタル信号演算手段が用いら
れており、当該1ビットディジタル信号演算手段により
得られた操作量は、制御対象44に入力される。
【0032】このように図6に示された実施形態は、上
述した図1のシステムにおける1ビットディジタル信号
のうちの目標値と偏差と検出量とに相当する信号がアナ
ログ信号になされることによってフィードバックループ
が構成されるものであるが、1ビットディジタル信号を
アナログ信号に変更しても、アナログ信号は量子化誤差
を含まないので1ビットディジタル信号のフィードバッ
クループが持つ特性を失うことはない。
【0033】また、目標値及び検出量がアナログ信号で
与えられる場合には、本来ならば2個の1ビットディジ
タルA/D変換器を用いなければならないところを、本
実施形態のように構成することによって、1個の1ビッ
トディジタルA/D変換器で済むこととなる。そして、
無駄時間のないアナログ目標値入力に対して、量子化誤
差が小さく無駄時間の少ない高精度高速応答の1ビット
ディジタル信号制御システムが追従するように構成され
ることとなる。
【0034】次の図7に示された実施形態は、トラッキ
ング式ディジタル出力センサを適用したものであって、
マルチビットディジタル信号出力を1ビットディジタル
演算手段にて制御するシステムが、検出手段55、アナ
ログ信号偏差演算手段53、アナログ/1ビットディジ
タル信号変換手段56、補償手段(1ビットディジタル
演算手段)51、制御対象(マルチビットディジタル出
力発生手段)54、マルチビットディジタル入力D/A
コンバータ57のブロックから構成されている。
【0035】まず検出対象制御量(物理量)が、上記検
出手段55に入力されると、その検出手段55からアナ
ログ信号が出力される一方、マルチビットディジタル信
号D/Aコンバータ57によって、制御量がアナログ信
号に変換されて検出量になされる。そして、これら2つ
のアナログ信号が、アナログ信号偏差演算手段53に入
力され、そのアナログ信号偏差演算手段53からアナロ
グ偏差信号が出力される。この出力アナログ偏差信号
は、1ビットディジタル信号変換手段56によって1ビ
ットディジタル信号に変換されて出力され、その1ビッ
トディジタル信号出力は、補償手段51に入力されて、
そこから1ビットディジタル信号が制御対象54に対し
て出力される。
【0036】上記補償手段51には、1ビットディジタ
ル信号演算手段を用いるが、上記制御対象54からは、
1ビットディジタル信号に基づいたマルチビットディジ
タル信号が出力される。このマルチビットディジタル信
号の制御量は、フィードバックされてマルチビットディ
ジタル信号D/Aコンバータ57によりアナログ信号に
変換される。このような1ビットディジタル信号を用い
たフィードバックループによって、マルチビットディジ
タル信号を制御することができる。すなわち、本実施形
態では、制御量がマルチビットディジタル信号の場合で
あっても、クローズドループ中の信号が制御対象以外
は、量子化誤差及び無駄時間のないアナログ信号、若し
くは量子化誤差が小さく無駄時間の少ない1ビットディ
ジタル信号を使用しているので、制御対象以外での誤差
の混入がなく、しかもループゲインを大きくでき、高速
応答を可能とし、しかも高い外乱抑制性能のマルチビッ
トディジタル出力が得られる。
【0037】ここで、検出対象物理量をX、制御量をY
とする。アナログ偏差演算手段の出力が単純なX−Yで
得られる場合は、本方式でなく、通常のマルチビットデ
ィジタル出力A/Dコンバータを使用したほうが簡便で
ある。しかし、偏差演算出力が以下の式で得られるよう
な場合は、本方式により高速、高精度な変換システムを
実現できる。 偏差=sin(X−Y) =sinX・cosY−cosX・sinY (式1) 偏差=exp(X−Y)−1 (式2) 特に、(式1)は検出対象が位置や角度であって、検出
手段55が正弦波と余弦波を出力する場合にアナログ偏
差演算手段として容易に実現できる。
【0038】制御対象54の出力が位置や角度を表す場
合、制御対象をその入力である1ビットディジタル信号
を累積するアキュムレータにすれば、この入力の1ビッ
トディジタル信号は位置や角度の微分量である速度や角
速度になる。この信号を外部に出力して、高速、高分解
能1ビットディジタル速度/角速度センサとして使用で
きる。このように補償手段出力を積極的に利用してもよ
い。
【0039】次に、マルチビットディジタル信号で1ビ
ットディジタル信号フィードバックループに目標値を与
えるシステムに関する実施形態を、図8に基づいて説明
する。図8に示されている装置は、上位装置62から目
標値をマルチビットディジタル信号で与えるシステムで
あって、上記上位装置62からは、目標値とオフセット
量とゲイン補正量が、マルチビットディジタル信号でフ
ィードバック制御システムに与えられ、その制御システ
ムからは、検出値をマルチビットディジタル信号で得る
ようにしている。本実施形態にかかるシステムは、上記
上位装置62、マルチビット/1ビット変換手段62
a、偏差演算手段63、補償手段(1ビットディジタル
信号演算手段)61、制御対象64、検出手段65、1
ビット/マルチビット変換手段65a、検出量記憶手段
65b、オフセット記憶手段66、マルチビット/1ビ
ットディジタル信号変換手段66a、検出ゲイン補正量
記憶手段67、及びマルチビット/1ビットディジタル
信号変換手段67aから構成されている。
【0040】この図8における符号MBSは、マルチビ
ットディジタル信号を表し、1BSは1ビットディジタ
ル信号を表しており、各バスによって、双方向のデータ
をやり取りするように構成されているが、矢印にて記述
されている信号線では、一方向のデータ送信だけを行う
構成になされている。
【0041】本実施形態にかかるシステムは、前述した
図1のシステムに対して、マルチビット/1ビット変換
手段62a、検出量記憶手段65b、1ビット/マルチ
ビット変換手段65a、オフセット記憶手段66、マル
チビット/1ビット変換手段66a、検出ゲイン補正量
記憶手段67、マルチビット/1ビット変換手段67a
を新たに加えたシステムであって、上位装置62から発
せられるマルチビット信号の目標値が、バスを通してマ
ルチビット/1ビット変換手段62aに入力されると、
そのマルチビット/1ビット変換手段62aにおいてマ
ルチビットが1ビット信号に変換され、その1ビット信
号からなる目標値が、偏差演算手段63に入力される。
【0042】一方、検出手段65から発せられる検出量
は、1ビット/マルチビット変換手段65aによってマ
ルチビットに変換された後、検出量記憶手段65bから
バスを介して上位装置62との間で値がやり取りされ
る。上位装置62からは、バスを介してオフセット記憶
手段66にマルチビットの信号が送出される。そのオフ
セット記憶手段66は、マルチビットディジタル信号を
出力する機能を有するものであって、当該オフセット記
憶手段66から、マルチビット/1ビット変換手段66
aに入力されたマルチビットディジタル信号は1ビット
ディジタル信号に変換され、オフセット補正量として上
記検出手段65に送られる。
【0043】さらに、前記上位装置62からは、バスを
介して検出ゲイン補正量記憶手段67にマルチビットデ
ィジタル信号の入力が付与され、その検出ゲイン補正量
記憶手段67からのマルチビットディジタル信号が、マ
ルチビット/1ビット変換手段67aに入力される。マ
ルチビット/1ビット変換手段67aからの1ビットデ
ィジタル信号は、ゲイン補正量として検出手段65に入
力される。
【0044】このようなシステムよって、一般的なマル
チビットディジタル信号装置からの出力信号に基づい
て、検出手段65のオフセット誤差ゲイン誤差を補正し
ながら1ビットディジタル信号フィードバックループを
制御することが可能となる。すなわち、このようなシス
テムによって、既存のマルチビットディジタル計算機等
との間の接続が容易に行うことができ、低コストにシス
テムを構築することが可能となる。
【0045】上記図8にかかる実施形態中の検出手段6
5は、例えば図9に示されているように、物理量/電気
信号変換手段651、ΔΣ変調器652、1ビットディ
ジタル信号加算器653、1ビットディジタル信号乗算
器654を備えたものであって、上記物理量/電気信号
変換手段651によってアナログ電気信号に変換された
制御量は、アナログ電気信号としてΔΣ変調器652に
入力され、そこで1ビットディジタル信号に変換され
る。そして、この1ビットディジタル信号と、オフセッ
ト補正のために用意された1ビットディジタル信号と
が、1ビットディジタル信号加算器653で加算される
ことによってオフセットの調節が行われる。その1ビッ
トディジタル信号加算器653からの出力は、1ビット
ディジタル信号乗算器654によりゲインが掛けられて
補正されることによって最終の検出量が出力される。上
記ゲイン補正量は、1ビットディジタル信号であり、1
ビットディジタル信号乗算器654によって1ビットデ
ィジタル信号同士が掛け合わせられる。この1ビットデ
ィジタル信号乗算器654における計算手順を次に説明
する。
【0046】上記1ビットディジタル信号乗算器654
は、上述したように1ビットディジタル信号同士を掛け
算する演算器であって、2つの1ビットディジタル信号
入力に基づいて演算された結果は、1ビットディジタル
信号にて出力される。この1ビットディジタル信号乗算
器654のアルゴリズムは、例えば図10のようにな
る。すなわち、掛け合わせる2つの1ビットディジタル
信号を、それぞれ入力A及びBとし、k番目のサンプリ
ング点におけるA及びBの値をそれぞれA、B とす
る。このとき、単純にA、Bを掛け合わせると1と
−1の2値の1ビットディジタル信号出力が得られる。
しかし、その結果を順次出力した場合には、入力信号が
周期性を持つときに正確な乗算ができないため、本図の
ようにA×Bだけの乗算ではなく、A×B
k+(n−1)/2,・・・,A×B +1,A×
,A×Bk−1,・・・,A×B
k(n−1)/2とn回の乗算を行い、それらの値をす
べて足し合わせてnで割り、その結果の平均をとること
とする。
【0047】図10のブロック図では、前段側にn組の
掛け算の和を計算する部分654aを備えているととも
に、後段側に1/n倍の出力に変換する部分654bを
有している。1/n倍に変換する部分654bは、前述
した図4に示されているような1ビットディジタル信号
積分演算器を構成する積分演算器の後段の部分31d2
と同じであるので、ここでは簡単に説明する。1ビット
ディジタル信号が1と−1としたときに、掛け算した値
は1または−1となる。これを、A×Bk+
(n−1)/2,・・・,A×Bk+1,A×
,A×Bk−1,・・・,A×B
k(n−1)/2とn回の乗算ときの和は、1ビットデ
ィジタル信号では表せないマルチビットディジタル信号
の値となる。そこで、この値を1ビットディジタル信号
に変換するために1/n倍に変換するブロックを後段側
につけ、一方、後段側では、1ビットディジタル信号乗
算演算の和の正負をまず判定する。判定結果が正のとき
は1を出力し、負のときは−1を出力する。そして、出
力信号を乗算演算の和から差し引いた値を次の乗算演算
の和の信号に足しこみ、同じ正負の判定をして1ビット
ディジタル信号を出力する。これを、1ビットディジタ
ル信号の入力の周期に合わせて行う。
【0048】さらに、前述した図8の実施形態における
システムにおいては、ゲイン補正量が1ビットディジタ
ル信号で与えられているが、ゲイン補正量の分解能が高
くなくてもよい場合には、ゲインをマルチビットにて与
えて、マルチビット/1ビットディジタル信号変換手段
67aを取り除き、その代わりにマルチビット信号を簡
単な既約分数の分子、分母に変換する手段を付加するこ
ととすれば、前述した特開平7‐245810公報記載
の増幅器を用いて、同様な動作を実現することができ
る。
【0049】より具体的には、特開平7−245810
号公報の(0033)段落に、1ビットディジタル信号
増幅器についての記述があるが、その1ビットディジタ
ル信号増幅器は、1ビットディジタル信号の入力をP/
Q倍(P/Qは既約分数)して出力することができる。
そこで、上記PとQとをマルチビットディジタル信号に
て変化させると、入力1ビットディジタル信号とマルチ
ビットディジタル信号の2入力の掛け算を行うことがで
きる。従って、図8及び図9に示されているシステムを
図11及び図12のように変更すれば良い。すなわち、
ゲイン補正量を出力するマルチビットディジタル信号/
1ビットディジタル信号変換手段67aを取り除いて
(図11(a)参照)、マルチビット信号を簡単な既約
分数の分子、分母に変換する手段67a’を付加すると
ともに(図11(b)参照)、図9において説明した検
出手段を構成する1ビットディジタル信号乗算器654
(図12(a)参照)を、特開平7‐245810号公
報の(0033)段落の増幅器(図12(b)参照)に
交換することとなる。
【0050】次に、図1に示されたシステムにおいて
は、1ビットディジタル信号が2値信号となっている
が、2値以上の1ビットディジタル信号を除外するもの
ではない。例えば、2値の値を1と−1としたとき、当
該2値信号に、0のような中間値を加えた3値の信号
群、1,0,−1からなる信号によって、図1のシステ
ムにおける1ビットディジタル信号を置き換えたシステ
ムを構成することも可能である。
【0051】すなわち、図1にかかるシステムのような
1ビットディジタル信号を用いることによって、通常の
制御動作は実現可能であるが、機械の位置決め制御等の
制御動作においては、ある値の示す位置を維持するよう
に制御を行うことが多い。そのような場合には、図1中
の上位装置22から入力される値は一定値となることか
ら、制御動作が理想的に完了すると偏差が0となって、
1ビットディジタル信号は1と−1の信号で0を表現し
なければならないこととなる。このような場合におい
て、ΔΣ変調で2値の信号を用いて、当該2値の中間値
を表すこととすれば、2値の値が等確率で出力されるこ
ととなって、0を出力するときが一番多く値が変化して
しまう。このことを電気回路に変換して考えるみると、
制御動作が完了したときにスイッチングの回数が一番多
くなってしまうということであり、その結果として、ス
イッチング回数の増大によるエネルギー効率の低下を招
来することとなる。
【0052】このような観点から、1ビットディジタル
信号の値に、1と−1以外に中央値に0を用いた3値の
1ビットディジタル信号を採用することによって、スイ
ッチング回数を減らすことができるようにしたシステム
に関する実施形態を次に考えてみる。まず、2値の1ビ
ットディジタル信号が1と−1の出力をするとき、一定
値を表現する出力信号の波形は、例えば図13のように
なる。すなわち、本図中の(a)は0の一定値を表現し
たものであり、(b)は1の一定値を表し、同様に
(c),(d),(e)は、それぞれ−1,0.5,−
0.5の一定値を表現している。これに対して、3値の
1ビットディジタル信号を用いた場合は、例えば図14
のようになる。本図中の(a)〜(e)は、前述した図
13に対応する一定値を表現したものである。これらの
各波形から、単位時間当たりのスイッチングの回数を縦
軸に採り、入力値を横軸に採ると、2値の1ビットディ
ジタル信号を用いた場合には例えば図15のようにな
り、3値の1ビットディジタル信号を用いた場合には例
えば図16のようになる。これらの線図から明らかなよ
うに、1ビットディジタル信号を用いて中央値(0値)
を多く出力する場合には、3値の1ビットディジタル信
号を用いる方が、2値の1ビットディジタル信号を用い
るよりもスイッチングの回数が少なくなる。なお、これ
と同様にして、5値,7値のような奇数値を採用する構
成も考えられる。
【0053】次に、遠隔操作を行うための実施形態、す
なわち検出手段又は制御対象が、補償手段とは別の構造
として構成され、これら検出手段と偏差演算手段との
間、または補償手段と制御対象との間の伝達信号に、1
ビットディジタル信号が使用されるようにした実施形態
について説明する。このような遠隔操作を可能とした実
施形態によれば、デジタル信号による伝達にもかかわら
ず、信号線が少なくて済むとともに、量子化誤差及び無
駄時間が少なく、ノイズによるビット化けの影響も少な
い状態で信号を授受することができる。
【0054】例えば、図17に示された実施例にかかる
システムは、モータ電流制御装置70をマイナーループ
として有するモータ速度制御装置に関するものであっ
て、本システムでは、1ビットディジタル信号と1ビッ
トディジタル信号の論理反転信号を伝達するRS422
方式を使用している。すなわち、本システムにかかる装
置は、主として、上位装置72、偏差演算手段73、補
償手段71、RS422ドライバ70a、伝送路70
b、マイナーループ内にRS422レシーバー70cを
含む電流制御装置70、トルク定数70dすなわち電気
機械エネルギー変換器たるモータ、モータのイナーシャ
70e、検出手段75、RS422ドライバ70f、伝
送路70g、RS422レシーバー70h、などのブロ
ックからなる。また、上記電流制御装置70は、上述し
たRS422レシーバー70cの他に、偏差演算手段7
3a、補償手段71a、制御対象としてのインバータお
よびモータ電機子74、及びその検出手段74aなどか
ら構成されている。これらの各ブロックの接続関係を次
に説明する。
【0055】まず、速度制御装置全体としてみたときの
制御対象は電流制御されたモータであって、そのモータ
の速度制御を行うべく、まず、上記検出手段75によっ
てモータの回転速度が検出される。この検出手段75と
偏差演算手段73とは離間して配置されているため、両
者間には伝送路70gが接続されており、当該伝送路7
0gを通して1ビットディジタル信号が伝達される。上
記伝送路70gの始端側には、RS422ドライバ70
fが設けられているとともに、終端側にはRS422レ
シーバー70hが設けられており、このような伝送路7
0gを通して、1ビットディジタル信号からなるモータ
速度の検出値が伝送される構成になされている。
【0056】一方、上記上位装置72からは、偏差演算
手段73に速度目標値が入力される。このときの速度目
標値は、マルチビットディジタル信号または1ビットデ
ィジタル信号のいずれでもよいが、その速度目標値と、
上記RS422レシーバー70hを通して受け取られた
1ビットディジタル信号であるモータの速度の検出値と
の偏差分が、偏差演算手段73によって1ビットディジ
タル信号として出力される。この偏差1ビットディジタ
ル信号は、補償手段71によって1ビットディジタル信
号の制御信号になされ、その制御信号が、RS422ド
ライバ70aによって、マイナーループである電流制御
装置70側に送信される。このときの送信は、伝送路7
0b中を1ビットディジタル信号が送信されることによ
って行われる。
【0057】電流制御装置70側のRS422レシーバ
ー70cによって上記制御信号が受け取られると、その
制御信号は、1ビットディジタル信号で偏差演算手段7
3aのブロックに入力される。この偏差演算手段73a
から出力される1ビットディジタル信号は、補償手段7
1aに入力され、当該補償手段71aから出力された1
ビットディジタル信号が、制御対象のブロックであるイ
ンバータ74に入力されてモータ電機子に電圧が印加さ
れる。このときのモータ電流は、検出手段74aによっ
て検出されて、1ビットディジタル信号に変換され、電
流制御装置70の偏差演算手段73aに入力される。モ
ータ電流は、トルク定数が掛けられることによってモー
タトルクに変換され、そのモータトルクが、イナーシャ
によってモータ速度に変換される。
【0058】本実施例では、RS422による差動信号
を用いて1ビットディジタル信号を伝送したが、各構造
が隣接しており伝送路がプリント基板パターンとコネク
タのみの場合は、反転信号なしCMOSレベルの1信号
として伝送してもよい。
【0059】以上、本発明者によってなされた発明の実
施形態及び実施例を具体的に説明したが、本発明は上記
実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱し
ない範囲で種々変形可能であるというのはいうまでもな
い。
【0060】
【発明の効果】このような各発明によれば、1ビットデ
ィジタル信号処理を行うことによる利点である高精度化
や構成の簡易化等を維持しつつ、すでにあるマルチビッ
トディジタル信号やアナログ信号等を用いる外部装置と
のデータのやり取りが可能となり、1ビットディジタル
信号処理を行うフィードバック制御システムの実用化を
容易に実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるフィードバック制
御装置を表したブロック図である。
【図2】図1に示されたフィードバック制御装置をAC
サーボモータの制御装置に利用した実施例のブロック図
である。
【図3】図1における補償手段(1ビットディジタル信
号演算手段)の構成例を表したブロック図である。
【図4】図3における1ビットディジタル信号積分器の
構成例を表したブロック図である。
【図5】図2に示されたゲート信号作成手段の構成例を
表したブロック図である。
【図6】図1にかかるフィードバック制御装置を、アナ
ログ信号で検出量を出力するシステムに適用した実施形
態を表したブロック図である。
【図7】トラッキング式ディジタル出力センサに適用し
た実施形態を表したブロック図である。
【図8】マルチビットディジタル信号で1ビットディジ
タル信号フィードバックループに目標値を与えるシステ
ムに関する実施形態を表したブロック図である。
【図9】図8における検出手段の構成例を表したを表し
たブロック図である。
【図10】図9における1ビットディジタル信号乗算器
の構成例を表したブロック図である。
【図11】図8に示されているシステムの変更例を表し
たブロック図である。
【図12】図9に示されているシステムの変更例を表し
たブロック図である。
【図13】図1に示されたシステムにおいて用いられて
いる2値の1ビットディジタル信号の例を表した線図で
ある。
【図14】3値の1ビットディジタル信号の例を表した
線図である。
【図15】2値の1ビットディジタル信号によるスイッ
チング回数を表した線図である。
【図16】3値の1ビットディジタル信号によるスイッ
チング回数を表した線図である。
【図17】遠隔操作を行うための制御システムの実施形
態を表したブロック図である。
【図18】1ビットディジタル信号処理を行う従来装置
の一例を表したブロック図である。
【図19】制御対象をある補償手段によって操作量を変
化させて制御するフィードバック制御系の一例を表した
ブロック図である。
【図20】フィードバック制御ループの目標値、偏差、
操作量、検出量をマルチビットディジタル信号にして演
算するようにした装置の一例を表したブロック図であ
る。
【図21】マルチビットディジタル信号フィードバック
ループを用いたモータの相電流制御装置の一例を表した
ブロック図である。
【符号の説明】
21 補償手段 22 外部装置としての上位装置 23 偏差演算手段 24 制御対象 25 検出手段(センサ) 32 上位装置 33 偏差演算手段 34a ゲート信号作成手段 35 検出手段 35a ΔΣ変調器 35b ホトカプラ 41 補償手段 42 上位装置 43 アナログ信号偏差演算手段 45 検出手段 44 制御対象 51 補償手段(1ビットディジタル演算手段) 53 アナログ信号偏差演算手段 54 制御対象(マルチビットディジタル出力発生手
段) 55 検出手段 56 アナログ/1ビットディジタル信号変換手段 57 マルチビットディジタル入力D/Aコンバータ 61 補償手段(1ビットディジタル信号演算手段) 62 上位装置 63 偏差演算手段 64 制御対象 65 検出手段 70 モータ電流制御装置 70b 伝送路 70g 伝送路 71 補償手段 72 上位装置 73 偏差演算手段 75 検出手段
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年1月11日(2000.1.1
1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図11
【補正方法】変更
【補正内容】
【図11】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図17
【補正方法】変更
【補正内容】
【図17】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図18
【補正方法】変更
【補正内容】
【図18】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H004 GB20 HA14 HB14 JB19 KA32 MA42 5J064 AA01 BA03 BB02 BC06 BD02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御対象における制御量を変換して検出
    量を出力する検出手段からの出力信号に基づいて演算を
    行い、その演算データに基づいて上記制御対象のフィー
    ドバック制御を実行するように構成したフィードバック
    制御システムにおいて、 外部装置と、 その外部装置からの入力と、前記検出手段により得られ
    る検出量との偏差を算出する偏差演算手段と、 上記偏差演算手段からの出力に基づいて1ビットディジ
    タル演算を行う補償手段と、を備え、 上記偏差が無くなるよう補償手段の演算を行うことを特
    徴とするフィードバック制御システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の外部装置は、目標値を1
    ビットディジタル信号として作成する上位装置を構成
    し、下位装置に対して、目標値を1ビットディジタル信
    号で出力する機能を有していることを特徴とするフィー
    ドバック制御システム。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の外部装置は、目標値をア
    ナログ信号として作成する上位装置を構成し、下位装置
    に対して、目標値をアナログ信号で出力する機能を有し
    ていることを特徴とするフィードバック制御システム。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の制御対象が、マルチビッ
    トディジタル出力発生手段からなるとともに、 前記外部装置は、上記制御対象における物理量を検出す
    る検出手段を構成していることを特徴とするフィードバ
    ック制御システム。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の外部装置は、目標値をマ
    ルチビットディジタル信号として作成する上位装置を構
    成し、目標値をマルチビットディジタル信号で出力する
    機能を有しており、 下位装置は、上記目標値としてのマルチビットディジタ
    ル信号を、1ビットディジタル信号に変換するマルチビ
    ット/1ビット変換手段を備えていることを特徴とする
    フィードバック制御システム。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の検出手段又は制御対象
    が、補償手段とは別の構造体から構成され、 上記検出手段と偏差演算手段との間、又は補償手段と制
    御対象との間が、1ビットディジタル信号を使用する伝
    送路により接続されていることを特徴とするフィードバ
    ック制御システム。
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