JP2001022118A - 電子写真用カラートナー及び該トナーの製造方法並びに画像形成方法 - Google Patents
電子写真用カラートナー及び該トナーの製造方法並びに画像形成方法Info
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Abstract
ルミングの発生等が少ない電子写真用カラートナー及び
該トナーの製造方法並びに該トナーを用いた画像形成方
法を提供する。 【解決手段】 少なくとも結着樹脂、着色剤からなる母
体トナーに、添加剤として少なくともシリカとチタニア
からなる2種の無機酸化物を添加した、重量平均径が
4.0〜9.0μmである電子写真用カラートナーにお
いて、シリカの遊離率が0.5〜8%、チタニアの遊離
率が0.5〜5%であり、かつ転写材上のトナーの付着
量が0.60mg/cm2における定着後の画像濃度D
0.6が1.2〜2.0であることを特徴とする電子写真
用カラートナー。母体トナーと添加剤の混合時における
撹拌羽根周速が15〜35m/sec.であり、かつ、
添加剤として加えるシリカとチタニアのいずれについ
て、混合時間が少なくとも50sec.以上であること
を特徴とする上記電子写真用カラートナーの製造方法。
Description
記録法、静電印刷法などに適用される、白抜けや、地汚
れ及びフィルミングの発生等が少ない電子写真用カラー
トナー及び該トナーの製造方法並びに該トナーを用いた
画像形成方法に関する。
27691号、特公昭42−23910号公報及び特公
昭43−24748号公報等に種々の方法が記載されて
いる。これらの方法は、一般には光導電性物質を利用
し、種々の手段により光導電性支持体上に電気的潜像を
形成し、次いで該潜像をトナーで現像し、可視像を得る
か、または必要に応じて紙などに粉像を転写した後加熱
・加圧或は溶剤蒸気などにより定着して可視像を得るも
のである。
ラー電子写真方法としては、米国特許第2962374
号等に記載されているように、少なくとも画像をイエロ
ー・マゼンタ・シアンの3色の色信号に分解して露光
し、上記の工程を少なくともイエロー・マゼンタ・シア
ン等のプロセスカラートナーを用いて複数回繰り返して
現像し、トナー像を重ね合わせカラーの多色像を得るも
のである。
の技術は、白黒からフルカラーへの展開が急速になされ
つつあり、これまで以上に、高画質化、高再現性、高安
定性の要求が高まっている。これらの要求に対して、ト
ナーの粒径を小粒化することにより画質を改善すること
がしばしば実施されている。トナーの粒径を小径化する
ことは、画質をより良くするために効果的ではあるもの
の、単位重量当りの帯電量が高くなるため、現像性が低
下し、画像濃度の低下や耐久性の劣化が生じやすい。
ため、感光体や中間転写体等の非画像部に非静電的に付
着するトナーが多くなり、地汚れが増加する原因となっ
ている。さらに、非静電的付着力が大きくなるほどトナ
ーの凝集性も強くなり、これにより流動性が低下し、ま
たベタ部の現像においてこの凝集したトナーが感光体や
中間転写体等に存在する場合には、その凝集したトナー
の周囲は転写されにくいため、転写ムラや白抜けの発生
の原因となる。特に、カラートナーの場合には、従来の
トナーと比べて複写に使用する原稿の画像面積が一般的
に高く、また、原稿も写真、カタログ、地図、絵画等の
ようにベタ画像を多く有する場合が多いため、転写ムラ
や白抜けは画像の品質を大きく損う要因となる。
にくく、この添加剤が付着していないトナーや遊離添加
剤が地汚れや感光体のフィルミングや機内汚染等の原因
となる。さらに、トナーが小粒径になるほど、トナーの
比表面積が増加するため添加剤量を増量させる必要があ
るが、これによっても、遊離添加剤が増えるため、感光
体上のフィルミングや機内汚染等の原因となる。
流動性や耐熱保存性を付与する目的で、シリカ、チタニ
ア等の無機酸化物がしばしば用いられている。しかし、
母体トナーとの付着力が弱い、あるいは未付着の遊離し
た添加剤は、感光体上に形成された電気的潜像をトナー
により現像する際に、トナーと共に感光体上に移行しや
すく、トナー画像を感光体上から紙などの転写材に転写
した後も感光体上にとどまり、クリーニングされずに感
光体上に付着することがしばしば認められる。これらの
添加剤が感光体上に蓄積されると、感光体上にフィルミ
ングが生じ、転写材に転写されたトナー画像の画像欠陥
や画像濃度の低下の原因となり、耐久性も劣るようにな
り、また感光体表面に傷をつけ感光体の寿命が低下する
原因にもなっている。また、感光体上の電気的潜像をト
ナーにより現像する際に、これらの添加剤が現像器内か
らこぼれ落ちて複写機内などを汚染するという問題もあ
る。また、このような添加剤の付着力が弱いトナーは、
現像器内でストレスを受けた時、初期との付着状態の変
化が大きく、現像器内にトナーが追加された際、追加ト
ナーと帯電レベルが異なり、地汚れや画像濃度低下が発
生しやすい。
ると、添加剤がトナーに埋め込まれて、有効に機能でき
る微粒子の割合が減少し、流動性も低下する。そのため
所望のトナー特性を得るためにさらに添加量を増やさね
ばならなくなるが、過度の添加により、付着力の弱い、
あるいは未付着の遊離した添加剤が増えるため、感光体
に移行して付着する割合が増加し、画像欠陥が発生する
恐れがある。
加剤が埋め込まれないように、結着樹脂の分子量を大き
くすることが考えられる。しかし、一般にカラートナー
は白黒プリント用の黒トナーに対して、定着加熱時に、
より熱溶融性を増し、低粘度化して、光沢や透明性を得
る必要があるが、分子量の大きい樹脂は軟化温度が高
く、定着温度を高く設定しても、粘度が低下せず、十分
な光沢や透明が得られない。
して、例えば、特公平2-27664号公報、特開昭6
2-129866号公報、特開平2−43564号公
報、特開平8−194335号公報及び特開平9−14
6293号公報等には、シリカとチタニアとを添加付着
させたトナーが記載されている。しかしながら特公平2
-27664号公報及び特開昭62−129866号公
報には、これらの添加剤が母体トナーにどの程度付着し
たものかについては何ら記載がなく、これらトナーは帯
電安定性、流動性等の向上を目的としたものであり、白
抜けや、地汚れ、フィルミングの発生等を防止しうるこ
とは開示されていない。
平8−194335号公報及び特開平9−146293
号公報記載のトナーは、これら添加剤として、大きさの
異なる微粒子を使用したものであるが、特開平2−43
564号公報には、これら添加剤が母体トナーにどの程
度付着したものかについては何ら記載がなく、該トナー
はカブリ発生防止を目的としたものであり、特開平8−
194335号公報及び特開平8−146293号公報
記載のトナーは、遊離の添加剤の割合が高く、白抜け
や、地汚れ、フィルミングの発生等を充分防止しうるも
のではない。
おいて特に顕著であるベタ画像における白抜けや、地汚
れ及びフィルミングの発生等が少ない満足しうる電子写
真用カラートナーは未だ得られていないのが現状であ
る。
は、小粒径のトナーにおいて特に顕著であるベタ画像に
おける白抜け(いわゆるホタル)の発生が少ない電子写
真用カラートナーと該トナーの製造方法及び画像形成方
法を提供することにある。本発明の第二の目的は、地汚
れ及びフィルミングの発生が少ない電子写真用カラート
ナーと該トナーの製造方法及び画像形成方法を提供する
ことにある。そして、本発明の第三の目的は、適度な光
沢度で、転写チリ、トナー飛散の少ない電子写真用カラ
ートナーと該トナーの製造方法及び画像形成方法を提供
することにある。
とも結着樹脂、着色剤からなる母体トナーに、添加剤と
して少なくともシリカとチタニアからなる2種の無機酸
化物を添加した、重量平均径が4.0〜9.0μmであ
る電子写真用カラートナーにおいて、転写材上のトナー
の付着量が0.60mg/cm2における定着後の画像
濃度D0.6が1.2〜2.0であり、かつシリカの遊離
率が0.5〜8%、チタニアの遊離率が0.5〜5%で
あることを特徴とする電子写真用カラートナーが提供さ
れる。また、本発明によれば、母体トナーと添加剤の混
合時における撹拌羽根周速が15〜35m/sec.で
あり、かつ、添加剤として加えるシリカとチタニアのい
ずれについて、混合時間が少なくとも50sec.以上
であることを特徴とする上記電子写真用カラートナーの
製造方法が提供される。更に、本発明によれば、潜像担
持体に記録画像に対応する静電潜像を形成し、形成され
た静電潜像をトナーを用いて現像して上記潜像担持体に
トナー画像を形成し、形成されたトナー画像を中間転写
体を介して転写材上に転写して記録画像を得る画像形成
方法において、前記トナーとして上記電子写真用カラー
トナーを用いたことを特徴とする画像形成方法が提供さ
れる。
は、少なくとも結着樹脂、着色剤からなる母体トナー
に、添加剤として少なくともシリカとチタニアからなる
2種の無機酸化物を添加してなり、重量平均径が4.0
〜9.0μmであって、転写材上のトナーの付着量が
0.60mg/cm2における定着後の画像濃度D0.6が
1.2〜2.0であり、しかもシリカの遊離率が0.5
〜8%、チタニアの遊離率が0.5〜5%であることを
特徴とする。
する。本発明の電子写真用カラートナーは、その重量平
均径が、4.0〜9.0μmであり、好ましくは5.0
〜8.0μmである。該平均径が4.0μmより小さい
と、現像性が低下し、耐久性も十分に得られない。また
9.0μmより大きいと、階調性の低下が顕著になるた
め、ドット再現性が悪化する。本発明の電子写真用カラ
ートナーの重量平均径は、例えばコールターマルチサイ
ザー等により測定できる。
着量が0.60mg/cm2における定着後の画像濃度
D0.6は1.2〜2.0である。該D0.6が1.2より低
い時は、トナーの着色力が低く、ベタ部の画像濃度が低
下する。これを解決するために転写材上のトナーの付着
量を増すと、トナーの消費量が増えるため現像器内への
トナーの補給を頻繁に行う必要があり、現像器内でのト
ナーとキャリアの均一な撹拌ができにくく、地汚れが発
生しやすくなり、又ベタ画像を出力した時に画像上にム
ラが生じやすくなり、均一なベタ画像が得られにくい。
さらに、トナーの付着量を増やすと、転写チリと呼ばれ
る細線部におけるトナーのチリが発生しやすくなり、特
に、カラー画像の細線部のように、2色以上のトナーを
重ねて現像させる場合には、その傾向はより顕著にな
る。また、上記D0.6が2.0より高い時は、特にハー
フトーン部の再現時において、非常に少ないトナー量で
感光体上の微小な静電荷潜像を現像しなければならず、
ハーフトーン部でのざらつきが目立ちやすく、加えて地
汚れも目立ちやすくなる傾向がある。
cm2当り0.60±0.05mgのトナーが付着され
ているベタ画像を形成し、定着後のベタ画像の光沢度が
10%以上になるように定着させた後、測定した画像濃
度である。ここで、光沢度は、日本電色工業株式会社製
のグロスメーターを使用し、入射角60゜により計測し
た。また画像濃度は、例えばX−Rite 938など
の測定計を用いて測定した。
少なくともシリカとチタニアからなる2種の無機酸化物
を添加してなることが必要である。シリカとチタニアか
らなる2種の無機酸化物を併用することにより、適度な
流動性を得ることができ、また、高温高湿下において、
現像に必要なトナーの帯電量を維持しつつ、トナー粒子
表面の電荷の均一性、トナー粒子間の電荷交換性を速め
て、帯電の速度を改善し、電荷の分布をシャープにする
ことができ、結果として、トナー組成物の帯電量の環境
依存性を大幅に改善することが可能となる。そして、シ
リカとチタニアは、シリカの遊離率が0.5〜8%、チ
タニアの遊離率が0.5〜5%であることが必要であ
る。
の遊離率が5%より高いと、遊離したシリカ又はチタニ
アが、感光体、現像ローラー及びキャリアなどに付着し
て、感光体や現像ローラーのフィルミングなどの現像障
害の原因となりやすく、又、現像剤の帯電不良による地
汚れや現像性の低下を引き起こしやすくなる。また、シ
リカ及びチタニアの遊離率が0.5%より低いと、添加
剤が母体トナーに強く付着し、母体トナー表面に埋め込
まれているため、十分な流動性が得られない。本発明の
トナーのように、シリカの遊離率が0.5〜8%、チタ
ニアの遊離率が0.5〜5%の範囲であれば、感光体や
現像ローラーのフィルミング及び、キャリアへの付着等
による汚染が起こり難い。
定には、横河電機(株)製PT1000を用い、それぞ
れ次式により求めた。
れ示す。 分析波長: Si元素:288.160nm Ti元素:334.900nm C元素:247.860nm 使用分光器: Si元素:No.1又はNo.2(ブレーズ波長:25
0nm) Ti元素:No.1又はNo.2(ブレーズ波長:25
0nm) C元素:No.3又はNo.4(ブレーズ波長:400
nm) 測定ガス:O2 0.1%Heガス 1スキャンのC元素検出数:500〜1500 ノイズカットレベル:1.5以下 ソート時間:20digits ここで、C元素の主成分は、母体トナーであり、又、添
加剤としてシランカップリング剤等で表面処理したシリ
カとチタニアを用いる場合でも、実質的な添加量は多く
ても数重量部程度であり、シランカップリング剤による
C元素の検出量は、母体トナーと比較してほとんどわず
かであるため、上記の式により、添加剤として用いたシ
リカ並びにチタニアの遊離率を求めることができる。
の無機酸化物の添加量の総量は、母体トナー100重量
部に対して1.2〜2.0重量部であることが好まし
く、特に好ましくは、1.4〜1.8重量部である。添
加量が1.2重量部未満であると、トナーの流動性及び
帯電量が十分でなく、又、ベタ画像を出力した時に画像
上にムラが生じやすくなり、均一なベタ画像が得られに
くい。また2.0重量部より多いと、流動性は向上する
ものの、ビビリ、ブレードめくれ等の感光体クリーニン
グ不良や、トナーから遊離した添加剤による感光体上へ
のフィルミングが生じやすくなり、クリーニングブレー
ドや感光体の耐久性が低下する。さらに、転写チリと呼
ばれる細線部におけるトナーのチリが発生しやすくな
り、特に、カラーの細線のように、2色以上のトナーを
重ねて現像させる場合には、その傾向はより顕著にな
る。
々の方法で測定できるが、蛍光X線分析法で求めるのが
一般的である。すなわち、シリカ又はチタニアの添加量
既知のトナーについて、蛍光X線分析法で検量線を作成
し、この検量線を用いて、シリカ又はチタニアの添加量
を求める。
チタニアの添加量がシリカの添加量よりも多い方が好ま
しい。これは、トナーを小粒径化すると、単位重量当た
りの表面積が増大し、摺擦による過剰帯電を生じやすく
なる。これに対し、シリカの添加量がチタニアの添加量
よりも多いと、シリカ自身の帯電付与能力も高いため、
さらに帯電が上昇するが、チタニアを添加し、さらに、
チタニアの添加量をシリカの添加量より多くすることに
より、適度な帯電に制御することができ、さらに、環境
による帯電の依存性を抑えることができる。
ニアは、疎水化処理剤等により表面処理を施されている
ことが好ましい。この表面処理によりトナーに十分な流
動性を付与することが可能となる。ここで疎水化処理剤
の代表例としては以下のものが挙げられる。
ルシラン、メチルトリクロルシラン、アリルジメチルジ
クロルシラン、アリルフェニルジクロルシラン、ベンジ
ルジメチルクロルシラン、ブロムメチルジメチルクロル
シラン、α−クロルエチルトリクロルシラン、p−クロ
ルエチルトリクロルシラン、クロルメチルジメチルクロ
ルシラン、クロルメチルトリクロルシラン、p−クロル
フェニルトリクロルシラン、3−クロルプロピルトリク
ロルシラン、3−クロルプロピルトリメトキシシラン、
ビニルトリエトキシシラン、ビニルメトキシシラン、ビ
ニルトリス(β−メトキシエトキシ)シラン、γ−メタ
クリルオキシプロピルトリメトキシシラン、ビニルトリ
アセトキシシラン、ジビニルジクロルシラン、ジメチル
ビニルクロルシラン、オクチルトリクロルシラン、デシ
ルトリクロルシラン、ノニルトリクロルシラン、(4−
t−プロピルフェニル)トリクロルシラン、(4−t−
ブチルフェニル)トリクロルシラン、ジベンチルジクロ
ルシラン、ジヘキシルジクロルシラン、ジオクチルジク
ロルシラン、ジノニルジクロルシラン、ジデシルジクロ
ルシラン、ジドデシルジクロルシラン、ジヘキサデシル
ジクロルシラン、(4−t−ブチルフェニル)オクチル
ジクロルシラン、ジオクチルジクロルシラン、ジデセニ
ルジクロルシラン、ジノネニルジクロルシラン、ジ−2
−エチルヘキシルジクロルシラン、ジ−3,3−ジメチ
ルベンチルジクロルシラン、トリヘキシルクロルシラ
ン、トリオクチルクロルシラン、トリデシルクロルシラ
ン、ジオクチルメチルクロルシラン、オクチルジメチル
クロルシラン、(4−t−プロピルフェニル)ジエチル
クロルシラン、イソブチルトリメトキシシラン、メチル
トリメトキシシラン、オクチルトリメトキシシラン、ト
リメトキシ(3,3,3−トリフルオロプロピル)シラ
ン、ヘキサメチルジシラザン、ヘキサエチルジシラザ
ン、ジエチルテトラメチルジシラザン、ヘキサフェニル
ジシラザン、ヘキサトリルジシラザン等。この他チタネ
ート系カップリング剤、アルミニューム系カップリング
剤も使用可能である。
径は、0.005〜0.05μm程度のものが好まし
く、0.01〜0.03μmのものがより好ましい。ま
た、チタニアの平均一次粒径は、0.005〜0.2μ
m程度のものが好ましく、0.01〜0.05μmのも
のがより好ましい。シリカの平均一次粒径が0.05μ
mより大きいと、またはチタニアの平均一次粒径が0.
2μmより大きいと、流動性不良によりトナーの帯電が
不均一となり、結果として地汚れやトナー飛散等が生じ
るようになる。一方シリカ又はチタニアの平均一次粒径
が0.005μmより小さいと、母体トナー表面に添加
剤が埋め込まれやすくなり、耐久性が低下するようにな
る。この傾向は、シャープメルト性を有するカラートナ
ーに用いた場合、より顕著である。
響を与えない範囲内で更に他の添加剤、例えばテフロン
粉末、ステアリン酸亜鉛粉末、ポリフッ化ビニリデン粉
末の如き滑剤粉末;酸化セリウム粉末、炭化珪素粉末、
チタン酸ストロンチウム粉末などの研磨剤;例えばカー
ボンブラック粉末、酸化亜鉛粉末、酸化スズ粉末等の導
電性付与剤;又、逆極性の白色微粒子、及び黒色微粒子
等を現像性向上剤として少量用いることもできる。
通常電子写真用トナーに用いられるものはいずれのもの
でも用いられるが、その軟化点は、110〜130℃で
あることが好ましい。結着樹脂の軟化点が110℃より
低いと、オフセットが発生しやすくなり、更にトナーの
保存時にブロッキングが発生しやすくなり、又、ベタ画
像を出力した時に画像上にムラが生じやすくなり、均一
なべタ画像が得られにくい。逆に、130℃よりも高い
場合には、十分な光沢や透明性が得られない。なお、結
着樹脂の軟化点は、次のようにして測定した。即ち、高
架式フローテスター(CFT−500)(島津製作所
製)を用い、ダイスの細孔の径1mm、加圧20kg/
cm2、昇温速度6℃/minの条件で1cm3の試料を
溶融流出させたときの流出開始点から流出終了点の高さ
の1/2に相当する温度を軟化点とした。
脂は、ポリエステル樹脂、又はポリオール樹脂、又はポ
リエステル樹脂とポリオール樹脂の混合物からなること
が、光沢、透明性、耐オフセット性に優れているため、
特に好ましい。また、異なる2種以上の結着樹脂を用い
る場合には、これらの樹脂が互いに混練時に相溶する必
要があり、相溶せずに樹脂間に界面が存在する場合に
は、光の屈折が界面で発生し、透明性が悪化する場合が
多い。ここで、結着樹脂同士の相溶状態の判断は、透過
型電子顕微鏡を用いた倍率10万倍での拡大写真により
行った。
ポリエステル樹脂としては、各種のタイプのものが使用
できるが、本発明に用いられるものとして以下のものが
特に好ましい。 (イ)下記の一般式(I)
x,yは正の整数であり、その和の平均値は2〜16で
ある。)で示されるジオール成分と、(ロ)2価以上の
多価カルボン酸、その無水物及びその低級アルキルエス
テルからなる群から選ばれる成分とを縮合重合して得ら
れるポリエステル樹脂である。
ールの例としては、ポリオキシプロピレン(2,2)−
2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ポ
リオキシエチレン(2)−2,2−ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)プロパン、ポリオキシプロピレン(6)−
2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ポ
リオキシプロピレン(16)−2,2−ビス(4−ヒド
ロキシフェニル)プロパン等が挙げられる。なお、ジオ
ール成分に下記のような2官能以上のポリヒドロキシ化
合物を、約5モル%以下使用することもできる。エチレ
ングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、ペ
ンタエリスリトール、トリメチロールプロパン、水素添
加ビスフェノールA、ソルビトール、又はそれらのエー
テル化ポリヒドロキシル化合物等。
酸、イソフタル酸、テレフタル酸、マレイン酸、フマル
酸及びそれらの無水物、及びそれらの低級アルキルエス
テル、トリメリット酸若しくはその無水物を含有する
酸、n−ドデセニルコハク酸、n−ドデシルコハク酸、
n−ブチルコハク酸、イソ−ドデセニルコハク酸、イソ
−オクチルコハク酸等のコハク酸誘導体が挙げられる。
これらのコハク酸誘導体を導入することによりトナーと
しての低温時の定着性が十分となり、更に光沢性も向上
する。
成分と多価カルボン酸成分とを不活性ガス雰囲気中で1
80〜250℃の温度で縮重合することによって製造す
ることができる。
イプのものが使用できるが、本発明に用いられるものと
して、以下のものが特に好ましい。特にポリオール樹脂
として、エポキシ樹脂と、2価フェノールのアルキ
レンオキサイド付加物若しくはそのグリシジルエーテル
と、エポキシ基と反応する活性水素を分子中に1個有
する化合物と、エポキシ基と反応する活性水素を分子
中に2個以上有する化合物を反応してなるポリオールを
用いることが好ましい。
分子量の相違する少なくとも2種以上のビスフェノール
A型エポキシ樹脂であることが特に好ましい。このポリ
オール樹脂は、良好な光沢、透明性を付与し、耐オフセ
ット性に効果がある。本発明に用いられるエポキシ樹脂
は、好ましくはビスフェノールAやビスフェノールF等
のビスフェノールとエピクロロヒドリンを結合して得ら
れたものである。エポキシ樹脂は、安定した定着特性や
光沢を得るために数平均分子量の相違する少なくとも2
種類以上のビスフェノールA型エポキシ樹脂で、低分子
量成分の数平均分子量が360〜2000であり、高分
子量成分の数平均分子量が3000〜10000である
ことが好ましい。さらに低分子量成分が20〜50wt
%、高分子量成分が5〜40wt%であることが好まし
い。低分子量成分が多すぎたり、分子量が360よりさ
らに低分子の場合は、光沢が出すぎたり、さらには保存
性の悪化の可能性がある。また、高分子量成分が多すぎ
たり、分子量10000よりさらに高分子の場合は、光
沢が不足したり、さらには定着性の悪化の可能性があ
る。
2価フェノールのアルキレンオキサイド付加物として
は、以下のものが例示される。即ち、エチレンオキサイ
ド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド及びこ
れらの混合物とビスフェノールAやビスフェノールF等
のビスフェノールとの反応生成物が挙げられる。得られ
た付加物をエピクロロヒドリンやβ−メチルエピクロロ
ヒドリンでグリシジル化して用いてもよい。特に下記一
般式(II)で表わされるビスフェノールAのアルキレン
オキサイド付加物のジグリシジルエーテルが好ましい。
H3)−又は−CH2−CH2−CH2−基であり、また
n、mは繰り返し単位の数であり、各々1以上であっ
て、n+m=2〜6である。) また、2価フェノールのアルキレンオキサイド付加物若
しくはグリシジルエーテルが、ポリオール樹脂に対して
10〜40wt%含まれていることが好ましい。ここ
で、これより量が少ないと、カールが増すなどの不具合
が生じ、また、n+mが7以上であったり、これより量
が多すぎると、光沢が出すぎたり、更には保存性の悪化
の可能性がある。
する活性水素を分子中に1個有する化合物としては、1
価フェノール類、2級アミン類、カルボン酸類がある。
1価フェノール類としては以下のものが例示される。即
ち、フェノール、クレゾール、イソプロピルフェノー
ル、アミノフェノール、ノニルフェノール、ドデシルフ
ェノール、キシレノール、p−クミルフェノール等が挙
げられる。2級アミン類としては、ジエチルアミン、ジ
プロピルアミン、ジブチルアミン、N−メチル(エチ
ル)ピペラジン、ピペリジン等が挙げられる。また、カ
ルボン酸類としては、プロピオン酸、カプロン酸などが
挙げられる。
反応する活性水素を分子中に2個以上有する化合物とし
ては、2価フェノール類、多価フェノール類、多価カル
ボン酸類が挙げられる。2価フェノールとしては、ビス
フェノールAやビスフェノールF等のビスフェノール類
が挙げられる。また、多価フェノール類としては、オル
ソクレゾールノボラック類、フェノールノボラック類、
トリス(4−ヒドロキシフェニル)メタン、1−〔α−
メチル−α−(4−ヒドロキシフェニル)エチル〕ベン
ゼンが例示される。多価カルボン酸類としては、マロン
酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、マレイン酸、
フマル酸、フタル酸、テレフタル酸、トリメリット酸、
無水トリメリット酸が例示される。
ンオキサイド部を有するポリオール樹脂を得るために
は、種々の原材料の組み合わせが可能である。例えば、
両末端グリシジル基のエポキシ樹脂と両末端グリシジル
基の2価のフェノールのアルキレンオキサイド付加物
を、ジハライドやジイソシアネート、ジアミン、ジオチ
ール、多価フェノール、ジカルボン酸と反応させること
により得ることができる。このうち、2価のフェノール
を反応させるのが反応安定性の点で最も好ましい。ま
た、ゲル化しない範囲で多価フェノール類や多価カルボ
ン酸類を、2価フェノールと併用するのも好ましい。こ
こで、多価フェノール類、多価カルボン酸類の量は、全
量に対し15%以下、好ましくは10%以下である。
ール樹脂は、高い架橋密度を持たせると、透明性や光沢
度が得られにくくなり、好ましくは非架橋若しくは弱い
架橋(THF不溶分5%以下)とすることが好ましい。
なる結着樹脂に加えて、必要に応じて以下の樹脂を使用
することもできる。ポリスチレン、ポリp−クロロスチ
レン、ポリビニルトルエン等のスチレン及びその置換体
の単重合体;スチレン−p−クロロスチレン共重合体、
スチレン−プロピレン共重合体、スチレン−ビニルトル
エン共重合体、スチレン−ビニルナフタリン共重合体、
スチレン−アクリル酸メチル共重合体、スチレン−アク
リル酸エチル共重合体、スチレン−アクリル酸ブチル共
重合体、スチレン−アクリル酸オクチル共重合体、スチ
レン−メタクリル酸メチル共重合体、スチレン−メタク
リル酸エチル共重合体、スチレン−メタクリル酸ブチル
共重合体、スチレン−α−クロルメタクリル酸メチル共
重合体、スチレン−アクリロニトリル共重合体、スチレ
ン−ビニルメチルエーテル共重合体、スチレン−ビニル
エチルエーテル共重合体、スチレン−ビニルメチルケト
ン共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン
−イソプレン共重合体、スチレン−アクリロニトリル−
インデン共重合体、スチレン−マレイン酸共重合体、ス
チレン−マレイン酸エステル共重合体などのスチレン系
共重合体;ポリメチルメタクリレート、ポリブチルメタ
クリレート、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリウレタン、ポリアミド、
エポキシ樹脂、ポリビニルブチルブチラール、ポリアク
リル酸樹脂、ロジン、変性ロジン、テルペン樹脂、フェ
ノール樹脂等。
としては、通常電子写真用カラートナーに用いられるイ
エロー、マゼンタ、シアン、ブラック色のトナーを得る
ことが可能な染顔料が使用できる。例えば、カーボンブ
ラック、ランプブラック、アニリンブラック、群青、ア
ニリンブルー、フタロシアニンブルー、フタロシアニン
グリーン、ハンザイエローG、ローダミン6G、レー
キ、カルコオイルブルー、クロムイエロー、キナクリド
ン、ベンジジンイエロー、ローズベンガル、トリアリル
メタン系染料、等の染顔料など、従来公知のいかなる染
顔料をも単独或いは混合して使用し得る。これらの着色
剤の含有量は結着樹脂に対して、通常1〜30重量%、
好ましくは1〜10重量%である。
な帯電を付与するために帯電制御剤を含有させることが
好ましい。この場合の帯電制御剤としては、カラートナ
ーの色調を損なうことのない透明色から白色系の物質を
添加し、負極性若しくは正極性にトナー帯電性を安定化
付与することができるものが好ましい。その中でも特に
サリチル酸誘導体の金属塩を添加することが、負極性に
トナー帯電性を安定化付与する点で効果的である。
塩としては、下記一般式(III)で示される化合物が挙
げられる。
10のアルキル基或いはアリル基を示し、特に水素原子
又は炭素数1〜6のアルキル基或いはアリル基が望まし
い。ここでR1、R2、R3は同時に同じであっても異な
っていてもよい。また、Meは亜鉛、ニッケル、コバル
ト、銅、クロムから選ばれるいずれかの金属を示す。)
RK,J.L.Kao,H(1948)J.Amer.
Chem.Soc.70,2151に記載された方法に
よって容易に合成することができる。例えば、溶媒中に
2モルのサリチル酸ナトリウム塩(サリチル酸誘導体の
ナトリウム塩を含む)と、1モルの塩化亜鉛とを添加し
混合し、加温して撹拌することにより亜鉛塩として得る
ことができる。この金属塩は白色を呈する結晶であり、
トナーバインダー中に分散させた場合にも着色を示さな
いものである。金属塩が亜鉛塩以外のものについても、
上記の方法に準じて製造することができる。上記サリチ
ル酸誘導体の金属塩中、特に好ましい化合物の具体例を
表1に示す。
ダー樹脂に対する分散性が良好であり、現像ローラー等
にフィルミングしにくい。上記サリチル酸誘導体の金属
塩の含有量は0.5〜8重量%が好ましい。
における定着部材からのトナーの離型性を向上させ、ま
たトナーの定着性を向上させるために、離型剤を含有さ
せることも可能である。この場合の離型剤としては、結
着樹脂に対して非相溶性であれば、いかなる材料も使用
可能であるが、特にエステル系又はオレフィン系のワッ
クスが離型剤として好ましい。これらの離型剤は、結着
樹脂中により均一に分散されることから、優れた耐オフ
セット性を示し、特にポリエステル樹脂やポリオール樹
脂を結着樹脂に用いた場合にその効果が高い。ここでエ
ステル系のワックスとしては、エステル結合を有するワ
ックスを意味し、キャンデリラワックス、カルナウバワ
ックス、ライスワックス等の天然ワックス等が挙げら
れ、オレフィン系のワックスとしては、ポリエチレンワ
ックス、ポリプロピレンワックス、フィッシャー−トロ
プシュワックス等が挙げられる。これらの離型剤の含有
量は結着樹脂に対して、通常1〜20重量%、好ましく
は2〜10重量%である。
させ、磁性トナーとしても使用することも出来る。具体
的な磁性材料としては、マグネタイト、ヘマタイト、フ
ェライト等の酸化鉄、コバルト、ニッケルのような金
属、或いはこれらの金属とアルミニウム、銅、鉛、マグ
ネシウム、スズ、亜鉛、アンチモン、ベリリウム、ビス
マス、カドミウム、カルシウム、マンガン、セレン、チ
タン、タングステン、バナジウムのような金属との合
金、およびその混合物などがあげられる。これらの磁性
体は平均粒径が0.1〜2μ程度のものが望ましく、ト
ナー中に含有させる量としては結着樹脂100重量部に
対して20〜200重量部、特に好ましくは結着樹脂1
00重量部に対して40〜150重量部である。
は、得られた光学情報について演算処理を行い、マスキ
ング処理やUCR処理を行っており、特にUCR処理で
は、従来イエロー、マゼンタ、シアンの3原色のトナー
を重ねて黒色を表現した部分を黒色トナーで置き換える
ことができるため、画像のグレイバランスが改善され、
またトナー層の厚みも薄くすることができる。しかし、
一般に付着量が少なくなるほど、画像濃度や光沢が低く
なるため、黒部のトナー層の厚みが薄いと、その部分だ
け画像の画像濃度や光沢が低くなり、画像全体の品位を
損なう大きな原因となる。
くともイエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの各ト
ナーから構成されるフルカラートナーとしてデジタル方
式のフルカラー電子写真方法を用いたフルカラー複写機
やプリンター等に使用される場合には、ブラックトナー
の転写材上のトナーの付着量が0.60mg/cm2に
おける定着後の画像濃度D0.6が他のトナーより高いこ
とが好ましく、また、ブラックトナーの光沢度が他のト
ナーより高いことが好ましい。
製造される。 前述した結着樹脂、着色剤としての顔料又は染料、又
は必要に応じて帯電制御剤、滑剤、その他の添加剤等を
ヘンシェルミキサーの如き混合機により充分に混合す
る。 バッチ式の2本ロール、バンバリーミキサーや連続式
の2軸押出し機、例えば神戸製鋼所社製KTK型2軸押
出し機、東芝機械社製TEM型2軸押出し機、KCK社
製2軸押出し機、池貝鉄工社製PCM型2軸押出し機、
栗本鉄工所社製KEX型2軸押出し機や、連続式の1軸
混練機、例えばブッス社製コニーダ等の熱混練機を用い
て構成材料を良く混練する。 混練物を冷却後、ハンマーミル等を用いて粗粉砕し、
更にジエット気流を用いた微粉砕機や機械式粉砕機によ
り微粉砕し、旋回気流を用いた分級機やコアンダ効果を
用いた分級機により所定の粒度に分級し、母体トナーを
得る。
法として、重合法、カプセル法等を用いることも可能で
ある。これらの製造法の概略を以下に述べる。 (重合法トナー) 重合性モノマー、必要に応じて重合開始剤、着色剤等
を水性分散媒中で造粒する。 造粒されたモノマー組成物粒子を適当な粒子径に分級
する。 上記分級により得た規定内粒径のモノマー組成物粒子
を重合させる。 適当な処理をして分散剤を取り除いた後、上記により
得た重合生成物をろ過、水洗、乾燥して母体トナーを得
る。
融状態のトナー芯材を得る。 トナー芯材を水中に入れて強く攪拌し、微粒子状の芯
材を作成する。 シェル材溶液中に上記芯材微粒子を入れ、攪拌しなが
ら、貧溶媒を滴下し、心材表面をシェル材で覆うことに
よりカプセル化する。 上記により得たカプセルをろ過後、乾燥して母体トナ
ーを得る。
加剤をヘンシェルミキサー(三井三池社製)、メカノフ
ュージョンシステム(細川ミクロン社製)、メカノミル
(岡田精工社製)等の混合機により充分混合し、必要に
応じて、100μm程度以下の目開きの篩を通過させ、
粗大粒子、凝集粒子等の除去を行う。
の製造方法においては、母体トナーと添加剤の混合時に
おける撹拌羽根周速が15〜35m/sec.であり、
かつ、添加剤として加えるシリカとチタニアのいずれに
ついて、混合攪拌時間が少なくとも50sec.以上で
あることが好ましい。母体トナーと添加剤の混合時にお
ける撹拌羽根周速が15m/sec.より低い場合、又
は、添加剤として加えるシリカとチタニアのいずれかの
混合攪拌時間が50sec.より短い場合には、十分な
混合が行われないため、添加剤が均一に混合されず、遊
離した添加剤が、感光体、現像ローラー及びキャリアな
どに付着して、感光体や現像ローラーのフィルミング等
の現像障害の原因となりやすく、又、現像剤の帯電不良
による地汚れや現像性の低下を引き起こしやすくなる。
逆に、母体トナーと添加剤の混合時における撹拌羽根周
速が35m/sec.より高い場合には、添加剤が母体
トナーに強く付着し、母体トナー表面に埋め込まれやす
くなるため、十分な流動性が得られない。又、混合時の
発熱により、トナーが溶融する可能性があり、特に、カ
ラートナーの場合には、低分子量成分の多い低軟化の結
着樹脂が使用されることが一般的であるため、その傾向
がより顕著である。
分トナー及び二成分トナーの双方に適用可能である。二
成分トナーとして用いる場合にはキャリアと混合して用
いられる。本発明に使用し得るキャリアとしては、例え
ば鉄粉、フェライト粉、ニッケル粉のごとき磁性を有す
る粉体、ガラスビーズ等、公知のものがすべて使用可能
であるが、特に、これらの表面を樹脂などで被覆するこ
とが好ましい。この場合、被覆に使用される樹脂として
は、ポリフッ化炭素、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリ
デン、フェノール樹脂、ポリビニルアセタール、アクリ
ル樹脂、シリコーン樹脂等が挙げられる。この樹脂被覆
層の形成法としては、従来と同様、キャリアの表面に噴
霧法、浸漬法等の手段で樹脂を塗布すればよい。ここ
で、これらキャリアの平均粒径は通常10〜100μ
m、好ましくは30〜60μmである。なお、樹脂の使
用量としては、通常キャリア100重量部に対して1〜
10重量%である。さらに、トナーとキャリアとの混合
割合は、一般にキャリア100重量部に対しトナー0.
5〜7.0重量部程度が適当である。
複写機(以下、複写機という)に適用した一実施形態に
ついて説明する。まず、本発明の実施形態にかかる複写
機の構成、動作につき、複写機201の概略構成図であ
る図1を用いて説明する。複写機201は、大きくは、
画像読み取り手段としてのスキャナ101と画像出力手
段としてのプリンタ112とからなる。上記スキャナ1
01は、原稿画像を光学的に読み取るためのものであ
り、原稿載置台としてのコンタクトガラス209、露光
ランプ210、反射ミラー211、結像レンズ212、
及びCCDイメージセンサ213等からなる。上記露光
ランプ210としては、ハロゲンランプが使用されるの
が一般的である。このスキャナ101による原稿画像の
読み取りは次のようにして行われる。
た原稿を露光ランプ210によって光照射し、原稿から
の反射光を反射ミラー211等により結像レンズ212
に導く。この結像レンズ212にて上記反射光をCCD
イメージセンサ213上に結像させる。該CCDイメー
ジセンサ213は、上記反射光を原稿画像に対応したデ
ジタル電気信号に変換する。このCCDイメージセンサ
213は、フルカラーイメージセンサであり、与えられ
た光信号を、例えば、R(レッド)、G(グリーン)及
びB(ブルー)の各色に色分解し、各色に対応したデジ
タル電気信号を出力する。また、上記CCDイメージセ
ンサ213は、図面に対して垂直方向(この方向を主走
査方向ともいう。)に列状に配置されている。上記CC
Dイメージセンサ213の出力であるデジタル電気信号
は、後述する画像処理部にて、色変換処理等の画像処理
がなされ、シアン(Cyan:以下、Cという)、マゼ
ンタ(Magenta:以下、Mという)、イエロー
(Yellow:以下、Yという)及び黒(以下、BK
という)のカラー画像データとなる。これらカラー画像
データに基づき、次に述べるプリンタ112にて、C、
M、Y、BKのトナーにより顕像化を行い、得られたト
ナー像を重ねあわせてフルカラーの画像を形成する。
持体としての感光体215が配置されている。該感光体
215は、有機感光体(OPC)ドラムであり、その外
径は、120mm程度である。上記感光体の周囲には、
感光体表面を一様に帯電する帯電装置207、BK現像
ユニット202、C現像ユニット203、M現像ユニッ
ト204、Y現像ユニット205、中間転写ベルト20
6、及びクリーニング装置214等が配置されている。
また、上記感光体の上方であって、上記スキャナ101
の下方には、前述したカラー画像データに基づいて光ビ
ームを発生して、一様に帯電された上記感光体215表
面を光走査するレーザ光学系208が設けられている。
このレーザ光学系208は、光ビームを発生するレーザ
ダイオード、該光ビームを偏向するポリゴンミラー等か
らなる。
2における画像形成動作を、BK画像データに基づく場
合を例にして説明すれば次のとおりである。上記レーザ
光学系208からのBK画像データに基づく光ビームに
より感光体215表面上に形成された潜像は、これに対
するBK現像ユニット202によって現像され、BKト
ナー像となる。このトナー像は、上記中間転写ベルト2
06に転写される(以下、この感光体215から中間転
写ベルト206へのトナー像の転写をベルト転写とい
う)。以上のような、潜像の形成、現像、及びベルト転
写という一連の動作が、C、M、Y、BKの4色につい
て行われ、中間転写ベルト206上には4色重ねトナー
像が形成される。この4色重ねトナー像を、給紙ユニッ
ト216から給送されてきた記録媒体、例えば記録紙上
に、転写バイアスローラ217によって、一括して転写
する。上記4色重ねトナー像が形成された記録媒体は、
搬送ベルト218によって定着装置219に搬送され
る。上記定着装置219は、加熱及び加圧によって4色
重ねのトナー像を溶融し、記録媒体上に定着する。定着
が完了した記録媒体は、排紙トレイ220上に排出され
る。
ーは、クリーニング装置214によって回収され、感光
体215表面のクリーニングが行われる。クリーニング
後の感光体215表面は、除電装置によって除電され
る。また、4色重ね画像を中間転写ベルト206から記
録媒体上に転写した後に、上記中間転写ベルト206上
に残留したトナーは、ベルトクリーニング装置222に
よって回収され、中間転写ベルト206表面のクリーニ
ングが行われる。
る。本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
なお、実施例中の部は重量部を表わす。
のち、140℃に加熱した2軸混練機にて溶融混練し
た。混練物を水冷後、カッターミルで粗粉砕し、ジェッ
ト気流を用いた微粉砕機で粉砕後、風力分級装置を用い
て、表2に示した重量平均径の各色の母体トナーを得
た。
測定可能であるが、実施例1においてはコールターマル
チサイザーを用いて行った。即ち、測定装置としてはコ
ールターマルチサイザーIIe型(コールター社製)を
用い、個数分布、体積分布を出力するインターフェイス
(日科機製)及びパーソナルコンピューターを接続し、
電解液は1級塩化ナトリウムを用いて1%NaCl水溶
液を調製した。測定法としては、前記電解水溶液100
〜150ml中に分散剤として界面活性剤、好ましくは
アルキルベンゼンスルフォン酸塩を0.1〜5ml加
え、更に測定試料を2〜20mg加え、超音波分散器で
約1〜3分の分散処理を行った。更に、別のビーカーに
電解水溶液100〜200mlを入れ、その中に前記サ
ンプル分散液を所定の濃度になるように加え、前記コー
ルターマルチサイザーIIe型によりアパーチャーとし
て100μmアパチャーを用い、50,000個の粒子
の平均を測定することにより行った。
サーに投入し、撹拌羽根周速が25m/sec.になる
ように設定して、120秒間混合し、次いで、下記組成
の添加剤 <添加剤> シリカ(ヘキサメチルジシラザン表面処理品、 平均一次粒子径:0.01μm) 0.6部 チタニア(イソブチルトリメトキシシラン表面処理品、 平均一次粒子径:0.015μm) 0.4部 を、母体トナー100部に対してそれぞれ加え、ヘンシ
ェルミキサーにて、撹拌羽根周速が25m/sec.に
なるように設定して100秒間混合を行い、その後、更
に目開き75μmの篩により風篩を行い、各色のトナー
を得た。
ぞれ得た。ここで、各実施例及び比較例の母体トナー及
び添加剤の処方、粒径、添加剤混合時の混合条件につい
て、表3〜15にまとめて示した。尚、比較例5につい
ては、チタニアのみを先に加え、80秒間混合後、更に
シリカを加え、20秒間の混合を行った。また、比較例
6については、シリカのみを先に加え、80秒間混合
後、更にチタニアを加え、20秒間の混合を行った。
1.2部コーティングし、更に210℃で2時間焼成を
行い、上記樹脂で被覆されたキャリアを得た。
と、上記キャリア95部をターブラーミキサーで混合
し、電子写真用現像剤を得た。
ラートナーについて、転写材上のトナー付着量が0.6
0mg/cm2における定着後の画像濃度D0.6及び、シ
リカとチタニアの遊離率をそれぞれ求めた。結果を表1
2〜15に示す。また、これらの実施例及び比較例の電
子写真用カラートナー及び電子写真用現像剤をフルカラ
ー複写機(PRETER550 リコー社製)(図1)
にセットし、以下の各種評価を行った。このときの結果
を表12〜15に示した。ここで、表4内の◎、○、
△、×は、各評価項目を4段階評価したもので、◎は非
常に良好なレベル、○は良好なレベル、△は実用上は問
題のないレベル、×は実用上問題があるレベルをそれぞ
れ示している。また、この一連の評価において、特記事
項がある場合には、表12〜15の備考欄にそれらの内
容を記載した。
連続10枚出力した後の、画像中のホタルの発生の程度
を、目視にて4段階で評価した。この時の結果を表12
〜15に示した。
を目視にて4段階で評価した。この時の結果を表12〜
15に示した。
ルミングの程度を目視にて4段階で評価した。この時の
結果を表12〜15に示した。
(図1)を用いて、複写機(タイプ6000−70W、
リコー社製)に、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラッ
クの単色からなる付着量が1.0±0.1mg/cm2
のベタ画像を作成し、定着ローラー表面温度が160℃
の時におけるこの単色ベタ画像の光沢度を、日本電色工
業株式会社製のグロスメーターにより入射角60゜で計
測した。この光沢は、値の高い程光沢感が出る。フルカ
ラーのコピー画像としては適度な光沢が好まれ、15〜
40%程度が好ましい。この結果を表12〜15に示し
た。
像を200倍レンズ(VH−200)を搭載したマイク
ロスコープVH−5910(キーエンス社製)にて観察
し、その視野中における1ラインのチリトナーの程度を
4段階で評価した。この時の結果を表12〜15に示し
た。
ナー飛散の程度を目視にて4段階で評価した。この時の
結果を表12〜15に示した。
て特に顕著であるベタ画像における白抜けや、地汚れ及
びフィルミングの発生等が極めて少なく、また転写チ
リ、トナー飛散のない電子写真用カラートナー、及び該
トナーの製造方法、並びに該トナーを用いた画像形成方
法が提供される。
構成を示す断面図。
Claims (10)
- 【請求項1】 少なくとも結着樹脂、着色剤からなる母
体トナーに、添加剤として少なくともシリカとチタニア
からなる2種の無機酸化物を添加した、重量平均径が
4.0〜9.0μmである電子写真用カラートナーにお
いて、転写材上のトナーの付着量が0.60mg/cm
2における定着後の画像濃度D0.6が1.2〜2.0であ
り、かつシリカの遊離率が0.5〜8%、チタニアの遊
離率が0.5〜5%であることを特徴とする電子写真用
カラートナー。 - 【請求項2】 前記2種の無機酸化物の添加量の総量
が、母体トナー100重量部に対して1.2〜2.0重
量部であることを特徴とする請求項1に記載の電子写真
用カラートナー。 - 【請求項3】 前記チタニアの添加量が、前記シリカの
添加量よりも多いことを特徴とする請求項1又は2に記
載の電子写真用カラートナー。 - 【請求項4】 前記結着樹脂の軟化点が、110〜13
0℃であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに
記載の電子写真用カラートナー。 - 【請求項5】 前記結着樹脂が、ポリエステル樹脂及び
/又はポリオール樹脂からなることを特徴とする請求項
1〜4のいずれかに記載の電子写真用カラートナー。 - 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の電子写
真用カラートナーにおいて、さらに、帯電制御剤とし
て、サリチル酸誘導体金属塩を添加したことを特徴とす
る電子写真用カラートナー。 - 【請求項7】 前記電子写真用カラートナーが、少なく
ともイエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの各トナ
ーから構成されたフルカラートナーであり、かつ、ブラ
ックトナーの転写材上のトナーの付着量が0.60mg
/cm2における定着後の画像濃度D0.6が、他のトナー
の該D0.6より高いことを特徴とする請求項1〜6のい
ずれかに記載の電子写真用カラートナー。 - 【請求項8】 前記電子写真用カラートナーが、少なく
ともイエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの各トナ
ーから構成されたフルカラートナーであり、かつ、ブラ
ックトナーの転写材上のトナーの付着量が0.60mg
/cm2における定着後の光沢度が、他のトナーの該光
沢度より高いことを特徴とする請求項1〜7のいずれか
に記載の電子写真用カラートナー。 - 【請求項9】 母体トナーと添加剤の混合時における撹
拌羽根周速が15〜35m/sec.であり、かつ、添
加剤として加えるシリカとチタニアのいずれについて、
混合攪拌時間が少なくとも50sec.以上であること
を特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の電子写真
用カラートナーの製造方法。 - 【請求項10】 潜像担持体に記録画像に対応する静電
潜像を形成し、形成された静電潜像をトナーを用いて現
像して上記潜像担持体にトナー画像を形成し、形成され
たトナー画像を中間転写体を介して転写材上に転写して
記録画像を得る画像形成方法において、前記トナーとし
て請求項1〜8のいずれかに記載の電子写真用カラート
ナーを用いたことを特徴とする画像形成方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19883899A JP3883747B2 (ja) | 1999-07-13 | 1999-07-13 | 電子写真用カラートナー及び該トナーの製造方法並びに画像形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19883899A JP3883747B2 (ja) | 1999-07-13 | 1999-07-13 | 電子写真用カラートナー及び該トナーの製造方法並びに画像形成方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
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