[go: up one dir, main page]

JP2001084423A - 紙幣の抜き出し装置 - Google Patents

紙幣の抜き出し装置

Info

Publication number
JP2001084423A
JP2001084423A JP2000142693A JP2000142693A JP2001084423A JP 2001084423 A JP2001084423 A JP 2001084423A JP 2000142693 A JP2000142693 A JP 2000142693A JP 2000142693 A JP2000142693 A JP 2000142693A JP 2001084423 A JP2001084423 A JP 2001084423A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bill
suction box
plate
banknote
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000142693A
Other languages
English (en)
Inventor
Markus Willis
ウイリス、マーカス
Andrew Brookman
ブルックマン、アンドリュウ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Seiko Co Ltd
Original Assignee
Asahi Seiko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from GB9921355A external-priority patent/GB2353989B/en
Application filed by Asahi Seiko Co Ltd filed Critical Asahi Seiko Co Ltd
Publication of JP2001084423A publication Critical patent/JP2001084423A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07DHANDLING OF COINS OR VALUABLE PAPERS, e.g. TESTING, SORTING BY DENOMINATIONS, COUNTING, DISPENSING, CHANGING OR DEPOSITING
    • G07D9/00Counting coins; Handling of coins not provided for in the other groups of this subclass
    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07DHANDLING OF COINS OR VALUABLE PAPERS, e.g. TESTING, SORTING BY DENOMINATIONS, COUNTING, DISPENSING, CHANGING OR DEPOSITING
    • G07D11/00Devices accepting coins; Devices accepting, dispensing, sorting or counting valuable papers
    • G07D11/10Mechanical details
    • G07D11/16Handling of valuable papers
    • G07D11/165Picking
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2406/00Means using fluid
    • B65H2406/30Suction means
    • B65H2406/31Suction box; Suction chambers
    • B65H2406/312Suction box; Suction chambers incorporating means for transporting the handled material against suction force
    • B65H2406/3122Rollers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2406/00Means using fluid
    • B65H2406/30Suction means
    • B65H2406/34Suction grippers
    • B65H2406/341Suction grippers being oscillated in arcuate paths
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2406/00Means using fluid
    • B65H2406/30Suction means
    • B65H2406/36Means for producing, distributing or controlling suction
    • B65H2406/366Means for producing, distributing or controlling suction producing vacuum
    • B65H2406/3662Fans
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2701/00Handled material; Storage means
    • B65H2701/10Handled articles or webs
    • B65H2701/19Specific article or web
    • B65H2701/1912Banknotes, bills and cheques or the like

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
  • Pile Receivers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の目的は一枚の紙幣のみを確実に抜き出
して送り出すための紙幣抜き出し装置の提供にある。と
くに本発明の目的は複数の紙幣を起立して並べたスタッ
クから先頭の紙幣のみを確実に抜き出すことにある。 【解決手段】本発明は少なくとも、一枚の紙幣を吸着す
るための開口を有して紙幣を吸着すると移動され得る吸
引ボックス(56)と、この吸引ボックスに吸着された
紙幣を送り出すためのローラ手段(53,63)と、を
備えていることを特徴とした紙幣の抜き出し装置であ
る。また本発明は、前記吸引ボックスが枢軸(52)さ
れていることを特徴とした紙幣の抜き出し装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は一枚の紙幣のみを確
実に抜き出すための紙幣抜き出し装置に関する。具体的
には本発明は重ねた複数の紙幣から紙幣一枚のみを抜き
出すための抜き出し装置に関する。とくに本発明は複数
の紙幣を起立して並べたスタックから先頭の紙幣のみを
送り出すための装置に関する。この紙幣抜き出し装置は
此れ自体でも使用され得ることは勿論である。また此の
抜き出し装置は紙幣払い出し機の部品としても使用され
得ることは勿論である。
【0002】本装置は商品引換券やスクリップその他の
有価シートを払い出すための装置にも使用され得る。し
たがって本明細書における用語「紙幣」には商品の引換
券や疑似紙幣その他の有価証券などを含むことは勿論で
ある。言い換えると本明細書における用語「紙幣」には
シート体を含むことは勿論である。
【従来の技術】紙幣を含むシート体の払い出し機として
は従来から種々のタイプが提案され使用されて来てい
る。
【0003】たとえば本件出願人による特願平8−18
8006号に記載された発明がある。この発明はシート
体の払い出し機に関するもので欧州特許EP08127
90B1に開示されている。この払い出し機が添付の図
10と図11に概略が示されている。図10のBに示さ
れるように、ファンの吸引装置26が駆動されると開口
22に負圧が生じる。この結果、一番上のシート体S1
が開口22に吸着されることになる。上述の状態で電気
モータ29が駆動されるとベルト31などを介在して小
形のタイア27が回転される。
【0004】かくして開口22に吸着されているシート
体S1がタイア27の摩擦力によって出口14の方向に
送り出される(図11のCを参照)。出口14の方向に
送り出されたシート体S1の先端部が一対のローラ16
と17の間に挟まれる。シート体S1がローラ16と1
7の間に挟まれると引き込まれてシート体S1は外方向
に払い出される(図11のDを参照)。
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述した
払い出し機はシート体である紙幣を送り出すための確実
性に欠けるという問題点があった。
【0005】言い換えると上述した払い出し機は一枚の
紙幣を確実に送り出すことができないという問題点があ
った。具体的には折り曲げられた紙幣の場合には紙幣の
送り出しタイア27が空回りするという問題点があっ
た。本発明の目的は一枚の紙幣のみを確実に抜き出して
送り出すための紙幣抜き出し装置の提供にある。とくに
本発明の目的は複数の紙幣を起立して並べたスタックか
ら先頭の紙幣のみを確実に抜き出すことにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】本発明は少なくとも、一枚の紙幣を吸着す
るための開口を有して紙幣を吸着すると移動され得る吸
引ボックス(56)と、この吸引ボックスに吸着された
紙幣を送り出すためのローラ手段(53,63)と、を
備えていることを特徴とした紙幣の抜き出し装置であ
る。また本発明は、前記吸引ボックスが枢軸(52)さ
れていることを特徴とした紙幣の抜き出し装置である。
また本発明は、前記吸引ボックスが負圧用のファン(5
5,57)を備えていることを特徴とした紙幣の抜き出
し装置である。
【発明の実施の形態】
【0007】図1は本発明による一実施例を組み込んだ
紙幣の払い出し機を一部省略して示す斜面図である。図
2は図1の払い出し機を左サイドから見た概略的な端面
図である。図3は上記払い出し機内部に収納される紙幣
のカセット装置を示す概略的な斜面図である。図4は図
3のカセット装置の断面図ならびに正面図である。図5
は本発明による一実施例の要部を斜め下から見た概略的
な斜面図である。図6は図5の実施例要部を背面サイド
から見た概略的な斜面図である。図7は本実施例ならび
に他の実施例をそれぞれ説明するための概略図である。
【0008】図8は図1の払い出し機の動作を説明する
ためのフロー図である。図9は図1の払い出し機内部に
収納される他の紙幣カセット装置を示す斜面図ならびに
断面図である。まず図1の全体に示めされる大きな直方
体が紙幣の払い出し機10である。払い出し機10は長
方形の底板11と此の底板11の各サイドにそれぞれ起
立される大きなサイド板12を有する。なお図1と図2
にはそれぞれ矩形のサイド板12が一個のみ示されてい
る。また一対のサイド板12の間には頂部から右縁部に
渡って大きなL形のカバー板13が取り付けられる(図
2を参照)。
【0009】払い出し機10の内部には中央部下から左
サイドの大部分に渡って紙幣のカセット装置20が収納
される。カセット装置20は全体が図3に示されるよう
に雪を分けるラッセル車のような形状をしている。この
装置20は長方形の底板21と此の底板21の各サイド
にそれぞれ起立される台形のサイド板22を有する。一
対のサイド板22の間の先端前部には窓板23が斜めに
固定されている(図3を参照)。また一対のサイド板2
2の間の頂部には矩形の蓋板25が開閉自在に配置され
ている。
【0010】さらに一対のサイド板22の間の後部には
やや小さな矩形の端板26が開閉自在に配置されてい
る。なお端板26の上端部には蓋板25の一端部が枢軸
27されている。また窓板23は底板21に対して約5
0度の角度がある。そして窓板23は上半分に大きな開
口29を有している。この大きな開口29を介在して紙
幣Nが引き出される。開口29上部の各角にはタブ31
が形成されている。これらのタブ31は内部にある紙幣
N上部の各角をそれぞれ保持する。そしてカセット装置
20の内部には複数の紙幣Nを押し出すための押圧板3
2がスライド自在に配設されている。
【0011】押圧板32は紙幣Nを縦にした大きさであ
り底板21に対して斜めに配置されている(図4のAを
参照)。押圧板32の上下端部にはそれぞれ軸棒33が
貫通されている。さらにスライド可能な押圧板32の各
サイドには菱形の薄い隔板35がそれぞれ配置されてい
る(図4を参照)。隔板35はそれぞれ台形のやや大き
な樹脂製の厚板36を介在してカセット装置20内に固
定されている。押圧板32の軸棒33の各外端には一対
になる直角三角形の薄い脚板37がそれぞれ固定されて
いる。
【0012】言い換えると一対の脚板37は樹脂製の厚
板36の外側にそれぞれ配置されて軸棒33の端部に固
定されている。そして直角三角形の脚板37の直角部に
も軸棒34が貫通されている。この軸棒34と下の軸棒
33には底板21を走るローラ39がそれぞれ配設され
ている。下の軸棒34の各突出端とサイド板22の各先
端部との間にはそれぞれスプリング9Sが配設されてい
る。なお此等の引っ張りスプリング9Sの上方にはそれ
ぞれ樹脂製のスペイサ7Sが配置されている(図4を参
照)。
【0013】そして此等のスペイサ7Sはそれぞれサイ
ド板22に固定されている。また一対の隔板35の上部
には横長のスロット6Sがそれぞれ形成されている(図
2と図4を参照)。各スロット6Sには押圧板32の上
の軸棒33の端部がそれぞれスライド自在に挿入されて
いる。また図2に示されるように、払い出し機10の右
内部には紙幣の抜き出し機構50が起伏自在に収納され
ている。この抜き出し機構50の要部が図5と図6に示
されている。図5に示されるように抜き出し機構50は
やや大きなU形のフレーム51を備える。
【0014】フレーム51の各端部は上下やや長手に形
成されており各下端には回転軸52が貫通されている。
言い換えるとフレーム51はやや長い回転軸52のまわ
りに回転可能である。回転軸52の中央部には紙幣Nを
送るための摩擦のある第一のローラ53が固定されてい
る。U形フレーム51の中央内部には第一のファン55
が固定されている。そしてファン55には縦に長い角筒
形の吸引ボックス56が固定されている。さらに吸引ボ
ックス56の上部には第二のファン57が固定されてい
る。なお下のファン55と上のファン57は一対になっ
ているが一方が省略されても良いことは勿論である。
【0015】また吸引ボックス56の縦長になる大きな
開口が縦長の紙幣Nを吸着することは勿論である(図7
を参照)。また吸引ボックス56の縦長になる開口縁の
中央部には窪み59がそれぞれ形成されている(図6を
参照)。また縦長になる吸引ボックス56の中央部には
やや長い横軸61が回転自在に貫通されている。さらに
吸引ボックス56の上部にはやや短い回転軸62が回転
自在に貫通されている。そして回転軸62の両サイドに
は紙幣Nを送るための摩擦のある第二のローラ63がそ
れぞれ固定されている。
【0016】回転軸62はベルト64を介在して横軸6
1と連動される。横軸61の突出端はベルト65を介在
して回転軸52と連動される。この結果、回転軸52は
上下のローラ53と63をそれぞれ回転する。なお図5
左中央の58はベルト65を張るための調整用ローラの
軸である。吸引ボックス51の動作は図1の右中央部に
示される電気モータ66によって制御される。まず電気
モータ66はサイド板12(図示略)の外側に配置され
た大きな駆動ギア67に結合されている。駆動ギヤ67
は一対のサイド板12の間に伸びる回転軸68の左端に
固定されたギヤ69と噛み合う。
【0017】この長い回転軸68の各サイドにはそれぞ
れギア70が固定されている。そして各ギア70は各サ
イド板12の内側に枢軸された大きな各ギア71とそれ
ぞれ噛み合う。かくして電気モータ66が作動すると駆
動ギヤ67とギア69と70ならびに大きなギア71が
回転される。大きなギヤ71はフレーム51のスロット
54内をスライドするボルト72を備えている(図2を
参照)。したがってギア71が一回転するとフレーム5
1は一サイクルの往復運動をすることになる。
【0018】言い換えるとギア71が一回転するとフレ
ーム51はカセット装置20の窓板23に対して起伏運
動をすることになる。すなわち一対のギヤ71の回転に
よって抜き出し機構50の一部は回転軸52まわりに運
動をする。紙幣送り出し用の上下のローラ53と63は
正逆回転可能な電気モータ73によって制御される(図
1の右下部を参照)。サイド板12(図示略)を回転自
在に貫通している電気モータ73の回転軸には駆動ギア
75が固定されている。この駆動ギア75は回転軸52
の外端に固定されたギア76と噛み合う。
【0019】したがって電気モータ73が正回転あるい
は逆回転されると上下のローラ53と63は正回転ある
いは逆回転される。また図1に示されるように、紙幣の
移送機構90がカセット装置20の上方に配置されてい
る。言い換えると移送機構90は紙幣払い出し装置10
頂部の中央部から左サイドに配置されている(図2を参
照)。移送機構90は抜き出し機構50からの紙幣Nを
払い出し装置10の払い出し口100に搬送する。この
移送機構90は図1の右上部に示される正逆回転可能な
電気モータ1によって駆動される。
【0020】電気モータ1はサイド板12の外側に配置
された大きな駆動ギヤ2を回転する。駆動ギヤ2は軸棒
68の外端に回転自在に取り付けられている段付きギヤ
3と噛み合う。そして段付きギヤ3はサイド板12間の
やや長い駆動軸5に固定された段付きギヤ4と噛み合
う。段付きギア4は更にサイド板12間のやや長い駆動
軸7に固定されたギヤ6と噛み合う。なお駆動軸5と7
はそれぞれ一対のサイド板12の間に回転自在に貫通さ
れていることは勿論である。
【0021】また駆動軸5と7にはそれぞれ複数の駆動
ローラ92が固定されている。さらに払い出し口100
に至る一対のサイド板12の間には複数の回転軸94が
回転自在に貫通されている。そして此等の回転軸94に
は複数のアイドラ93がそれぞれ固定されている。移送
機構90は上部に一組の大きなOリングすなわちベルト
91を備える。これらのベルト91は駆動ローラ92と
複数のアイドラ93のまわりに張設されている。移送機
構90の下部にも一組の大きなOリングすなわちベルト
95を備える。これらのベルト95も駆動ローラ92と
複数のアイドラ93のまわりに張設されている。
【0022】ベルト91と95は此等の間に紙幣Nが払
い出し口100に向けて移送される移送路を形成してい
る。払い出し口100の近くには紙幣Nの方向を変更す
るための転向板96が枢軸されている(図1の左サイド
を参照)。この転向板96はサイド板12(図示略)に
固定されたソレノイドSLによって制御される。転向板
96はスプリングのバイアスによって通常は図2の実線
位置にある。そしてソレノイドSLのオンによって図2
の鎖線位置に回転される。転向板96が図2の鎖線位置
に回転されると紙幣Nはカセット装置20の貯留室SR
に向けられる(図2を参照)。
【0023】紙幣Nはカセット装置20の頂板25にあ
るスロット24を介在して押圧板32の左サイドに貯留
される。なお払い出し口100の近くにも複数の送り出
し用のローラ99があることは勿論である。これらのロ
ーラ99は図示を省略したが例えばギア4にプリーを付
けてベルトによって駆動するようにしても良いことは勿
論である。また紙幣の払い出し機10には紙幣Nの通過
をモニタするために複数のセンサが備えられている。赤
外線反射形の第一のセンサS1は吸引ボックス56内の
上部に取り付けられている(図2を参照)。
【0024】このセンサS1はカセット装置20内に紙
幣Nが有るか否かを検出する。さらに此のセンサS1は
抜き出し機構50によって紙幣Nがピックアップされた
か否かを検出する。赤外線反射形の第二のセンサS2は
抜き出し機構50の上方に配設されている(図2を参
照)。この第二のセンサS2は紙幣Nが抜き出し機構5
0から移送機構90に搬送されたか否かを検出する。さ
らに此のセンサS2は抜き出し機構50から移送機構9
0に搬送された紙幣Nが一枚であるか否かを検出する。
【0025】赤外線反射形の第三のセンサS3は偏向板
96の前後に配設されている(図2を参照)。これらの
センサS3は払い出し口100を通過する紙幣Nを検出
する。赤外線反射形の第四のセンサS4はセンサS3の
下方に取り付けられている(図2を参照)。この第四セ
ンサS4は転向板96によって貯留室SRの方向に転向
された紙幣Nを検出する。なお払い出し機10の制御は
サイド板12間に固定されたプリント回路基板PBを介
在して行われる(図2の右を参照)。
【0026】言い換えると払い出し機10の制御はプリ
ント回路基板PBのマイクロプロセッサ(図示略)によ
って行われる。
【実施例】本発明による実施例を組み込んだ紙幣の払い
出し機10は例えば図8のフロー図に示されるように操
作される。まず図示省略のボタンなどの電気信号によっ
て紙幣Nの払い出しが要求される(ステップT1)。紙
幣Nの払い出しが要求されるとプリント回路基板PBの
マイクロプロセッサはファン55と57を駆動する(ス
テップT2)。
【0027】言い換えるとファン55と57が作動され
て紙幣の吸引ボックス56内に負圧が発生する。つぎに
マイクロプロセッサはソレノイドSLをスイッチ・オン
して紙幣の払い出しに備える(ステップT3)。さらに
マイクロプロセッサは移送機構90を作動させるために
電気モータ1をスイッチ・オンする(ステップT4)。
そして更に電気モータ66が作動されて抜き出し機構5
0は図2に示される位置に移動される(ステップT
5)。かくしてスタックされた紙幣の最も表面にある紙
幣Nが吸引ボックス56の大きな開口に吸着される。
【0028】言い換えるとラッセル車形のカセット装置
20内の最も先の紙幣Nが開口29を介在して吸引され
る。つぎに電気モータ73が作動されて上下のローラ5
3と63は200ミリ秒のあいだ逆回転される(ステッ
プT6)。ローラ53と63が逆回転されると開口29
と29Aを介在して吸着されている紙幣Nが少し引き下
げられる。この結果、吸引ボックス56に吸着されてい
る紙幣Nの上部の各角が各タブ31から外れることにな
る。このとき引き出された紙幣Nはローラ63の逆回転
ならびに負圧作用によって撓みNBができる(図7のB
を参照)。
【0029】この紙幣の撓みNBが吸着された紙幣Nを
カセット装置20内の他の紙幣Nから確実に分離するこ
とになる。なお紙幣の撓みNBは吸引ボックス56の開
口に形成された一対の窪み59に従うことは勿論である
(図6を参照)。カセット装置20内に紙幣Nが無いす
なわち空の場合は吸引ボックス56の開口に紙幣Nが存
在しないことになる。吸引ボックス56の開口に紙幣N
が存在しないことは吸引ボックス56内のセンサS1に
よって検知される(ステップT7)。カセット装置20
内に紙幣Nが無い場合には紙幣Nの払い出し動作が停止
される(ステップT21)。
【0030】カセット装置20内に紙幣Nがある場合に
は更に電気モータ66が作動される。この結果、吸引ボ
ックス56は図7に概略が示されているように其の起立
状態の位置まで回転される。ここで吸引ボックス56内
のセンサS1によって紙幣Nが確実に抜き出されたか否
かが検出される(ステップT9)。もし確実な紙幣の抜
き出しが無い場合には上記のプロセスが繰り返される
(ステップT22)。一枚の紙幣Nが確実に抜き出され
た場合には電気モータ73は正回転される(ステップT
10)。
【0031】すなわちローラ53と63が正回転されて
吸着されている紙幣Nが上方に送り出される。この結
果、吸引ボックス56に吸着されている紙幣Nは駆動さ
れている移送機構90に送り出される。移送機構90に
紙幣Nが送り出されると電気モータ73は停止される
(ステップT10)。一方、移送機構90に送り出され
ている紙幣Nは抜き出し機構50上方のセンサS2によ
って走査される(ステップT11)。すなわちセンサS
2からの信号がモニタされて確実に一枚の紙幣Nが送ら
れたか否かが検出される(ステップT12)。
【0032】確実に一枚の紙幣Nが送られた場合にはソ
レノイドSLはスイッチ・オフされる(ステップT1
3)。すなわち転向板58はスプリングのバイアスによ
って図1に示される実線位置に戻される。かくして紙幣
Nの払い出し口100への送りは二カ所のセンサS3に
よってモニタされる(ステップT14)。紙幣Nが払い
出し口100から手指などによって取り出されると移送
機構90の電気モータ1はオフにされる(ステップT1
5)。そしてファン55と57はスイッチ・オフにされ
る(ステップT16)。
【0033】このようにして本実施例が組み込まれた紙
幣払い出し機10の動作が終了する(ステップT1
7)。なお一枚以上の紙幣Nが送られるとセンサS2の
検出によってソレノイドSLは励磁され続ける。この結
果、これらの紙幣Nは転向板58によって貯留室SRに
向けられる。そして上述した紙幣の払い出しプロセスが
再びトライされることになる(ステップT23)。なお
図2に示される第一の実施例である紙幣抜き出し機構5
0は図7の(A)に概略が示されている。
【0034】この第一の実施例は吸引ボックス56の中
央部にローラ631を有して此が開口29内に填り込む
(図2を参照)。そしてローラ631が逆回転されると
開口29を介在して吸着されている紙幣Nが少し引き下
げられる。この結果、吸引ボックス56に吸着されてい
る紙幣Nの上部の各角が各タブ31から外れることにな
る(図7のAを参照)。また図5と図6に示される第二
の実施例である紙幣抜き出し機構50は図7の(B)に
概略が示されている。この第二の実施例は吸引ボックス
56の上部にローラ63を有して此のローラ63が開口
29内に填り込む。
【0035】ローラ63が逆回転されると開口29を介
在して吸着されている紙幣Nが少し引き下げられる。こ
の結果、吸引ボックス56に吸着されている紙幣Nの上
部の各角が各タブ31から外れることになる。このとき
引き出された紙幣Nは負圧作用とローラ63の逆回転に
よって撓みNBができる(図7のBを参照)。紙幣の撓
みNBは吸引ボックス56の開口に形成された一対の窪
み59に従っている(図6を参照)。この紙幣の撓みN
Bが吸着された紙幣Nをカセット装置20内の他の紙幣
Nから確実に分離することになる。
【0036】言い換えると第二実施例の抜き出し機構
(図7のB)が第一実施例の抜き出し機構(図7のA)
よりも望ましいことになる。また本実施例では吸引ボッ
クス56の開口を縦に長い矩形の筒形とした。しかしな
がら吸引ボックス56の開口は正方形や楕円形などの筒
形であっても良いことは勿論である。また本実施例では
ローラ53を使用したが小形のタイアや細長いベルト等
であっても良いことは勿論である。また本実施例では吸
引ボックス56を回転軸52のまわりに移動した。しか
しながら吸引ボックス56を水平方向や垂直方向などに
移動しても良いことは勿論である。
【0037】また本実施例では吸引ボックス56が直接
に負圧源としてファン55と57を備えている。しかし
ながらファン55と57の代わりに注射器のような負圧
源を使用しても良いことは勿論である。また吸引チュー
ブ等を使用して離れた負圧源に接続するようにしても良
いことは勿論である。図9の概略図には図3のカセット
装置20にシャッタ機構を追加した場合が示されてい
る。図9のカセット装置201は全体が図3とほぼ同様
に雪を分けるラッセル車のような形状をしている。
【0038】装置201は長方形の底板21と底板21
の各サイドにそれぞれ起立されるやや大きな台形のサイ
ド板221を有する。そして各サイド板221の内側に
は斜辺部から上辺部に渡ってそれぞれスロットSTが形
成されている。なお図示の長いスロットSTは長溝であ
るが貫通孔であっても良いことは勿論である。そしてサ
イド板221斜辺部の一対になるスロットSTの下方に
は窓板23が斜めに固定されている。またサイド板22
1上辺部の一対になるスロットSTの下方には矩形の蓋
板25が開閉自在に配置されている。
【0039】さらに一対のサイド板221の間の後部に
はやや小さな矩形の端板26が開閉自在に配置されてい
る。なお端板26の上端部には図3と同じ様に蓋板25
の一端部が枢軸27されている。また一対のサイド板2
21の上辺部にはやや大きな矩形のカバー板251がロ
ック可能に例えば枢軸されている。このカバー板251
の後端部にも紙幣回収用のスロット241が形成されて
いることは勿論である。一対の長いスロットSTの間に
は屈曲自在なシャッタSがスライド自在に填め込まれて
いる。
【0040】シャッタSは複数の長手で平らな細板Pを
平坦状に備えている。そして此等の各細板Pの下には細
長いロッドRがそれぞれ取り付けられている。細長いロ
ッドRの各端部はそれぞれサイド板221のスロットS
T内にスライド自在に挿入されている。なお図示を省略
したが複数の細板Pは互いに屈曲自在に接続されてい
る。たとえば隣接する細板Pは細い軸と小さなリンクに
よって互いに枢着されている(図示略)。また複数の細
板Pを樹脂成型品によって形成すると隣接する細板Pを
一体的に枢着することができる。
【0041】図9の斜面図ならびに断面図はシャッタS
が閉じられた位置を示している。すなわち窓板23の開
口29(図示略)がシャッタSによって閉じられている
状態が示されている。なおシャッタSは引き上げられて
窓板23の開口29(図示略)が開かれる。このときシ
ャッタSは頂板25とカバー板251との間に収容され
ることは勿論である。
【発明の効果】上述したように本発明は簡単な構成を付
加することによって紙幣の送り出しを確実にすることが
できる。
【0042】言い換えると上述した本発明は一枚の紙幣
を確実に抜き出して送り出すことができるという大きな
効果がある。とくに本発明は複数の紙幣を起立して並べ
たスタックから先頭の紙幣のみを確実に抜き出すことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明による一実施例を組み込んだ紙幣
の払い出し機を一部省略して示す斜面図である。
【図2】図2は図1の払い出し機を左サイドから見た概
略的な端面図である。
【図3】図3は上記払い出し機の内部に収納される紙幣
のカセット装置を示す概略的な斜面図である。
【図4】図4は図3のカセット装置の断面図ならびに正
面図である。
【図5】図5は本発明による一実施例の要部を斜め下か
ら見た概略的な斜面図である。
【図6】図6は図5の実施例要部を背面サイドから見た
概略的な斜面図である。
【図7】図7は本実施例ならびに他の実施例をそれぞれ
説明するための概略図である。
【図8】図8は図1の払い出し機の動作を説明するため
のフロー図である。
【図9】図9は図1の払い出し機内部に収納される他の
紙幣カセット装置を示す斜面図ならびに断面図である。
【図10】図10は従来例を説明するための概略図であ
る。
【図11】図11も従来例を説明するための概略図であ
る。
【符号の説明】
52:回転軸、枢軸。 53:ローラ手段。 55:ファン。 56:吸引ボックス。 57:ファン。 63:ローラ手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E040 AA01 AA05 FD03 3F343 FA04 FB07 FC01 GA02 GA04 GB01 GC01 GD01 GE02 HD15 JB03 JB27

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも、一枚の紙幣を吸着するための
    開口を有して紙幣を吸着すると移動され得る吸引ボック
    ス(56)と、この吸引ボックスに吸着された紙幣を送
    り出すためのローラ手段(53,63)と、を備えてい
    ることを特徴とした紙幣の抜き出し装置。
  2. 【請求項2】請求項1の記載において、前記吸引ボック
    スが枢軸(52)されていることを特徴とした紙幣の抜
    き出し装置。
  3. 【請求項3】請求項1あるいは請求項2の記載におい
    て、前記吸引ボックスが負圧用のファン(55,57)
    を備えていることを特徴とした紙幣の抜き出し装置。
JP2000142693A 1999-09-09 2000-05-16 紙幣の抜き出し装置 Pending JP2001084423A (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB9921355A GB2353989B (en) 1999-09-09 1999-09-09 Sheet extraction and dispensing apparatus
GB9921696.2 1999-09-14
GB9921696A GB2353990B (en) 1999-09-09 1999-09-14 Sheet extraction and dispensing apparatus and method
GB9921355.5 1999-09-14

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001084423A true JP2001084423A (ja) 2001-03-30

Family

ID=26315919

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000142693A Pending JP2001084423A (ja) 1999-09-09 2000-05-16 紙幣の抜き出し装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US6443442B1 (ja)
JP (1) JP2001084423A (ja)
KR (1) KR20010030307A (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6718201B1 (en) 1996-06-07 2004-04-06 Alza Corporation Electrotransport agent delivery method and apparatus
DE60107648T2 (de) * 2001-04-03 2005-12-15 Mars Incorporated Banknoten-Aufbewahrungsvorrichtung
KR100472381B1 (ko) * 2002-07-18 2005-03-10 삼성에스디에스 주식회사 티켓 낱장 인출장치
EP2015260B1 (en) * 2003-03-10 2012-12-26 Diebold, Incorporated Automated banking machine currency dispenser arrangement
US7007942B1 (en) * 2003-03-25 2006-03-07 Wps Industries, Inc. Panel handling apparatus
JP2006190366A (ja) * 2005-01-05 2006-07-20 Asahi Seiko Kk 扁平物品の自動払出装置
US20070205260A1 (en) * 2005-12-16 2007-09-06 Ncr Corporation Media pick unit
US20100075589A1 (en) * 2008-09-19 2010-03-25 Joyner Jr George Lee Angled blower deck apparatus and method
US9079733B2 (en) 2010-05-07 2015-07-14 Bdt Media Automation Gmbh Vortex suction separator device
EP3157403B1 (en) * 2014-06-19 2020-07-15 Essity Hygiene and Health Aktiebolag Dispenser and method of replenishing a dispenser
CN105354918A (zh) * 2015-12-04 2016-02-24 广东工业大学 纸币展平整理装置
CN107298338B (zh) * 2016-04-15 2023-05-02 四川农业大学 一种纸币展平定型装置
US11663874B1 (en) 2021-08-03 2023-05-30 Wells Fargo Bank, N.A. Mixed denomination cash cassette currency counter

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CH569651A5 (ja) 1973-09-21 1975-11-28 Ertma Sa
JPS5124310A (en) 1974-08-23 1976-02-27 Sakurai Ltd Insatsuki niokeru hiinsatsutaiheikookurisochi
JPS5469441A (en) * 1977-11-07 1979-06-04 Agfa Gevaert Ag Electrostatic photograph
US4457512A (en) 1981-06-09 1984-07-03 Jax, Ltd. Dealing shoe
JPS58139937A (ja) 1982-02-13 1983-08-19 Sharp Corp シ−トの重送防止装置
JPS58152734A (ja) * 1982-03-01 1983-09-10 Sharp Corp エア−吸引式シ−ト用紙吸着装置
US4585222A (en) * 1982-03-01 1986-04-29 Sharp Kabushiki Kaisha Sheet paper attracting system
US4480826A (en) 1982-03-11 1984-11-06 Hamada Printing Press Mfg. Co., Ltd. Paper feeder
US4669044A (en) 1984-07-02 1987-05-26 Ncr Corporation High speed data transmission system
GB8622123D0 (en) 1986-09-13 1986-10-22 Molins Plc Labelling apparatus
JPS648140A (en) * 1987-06-29 1989-01-12 Sharp Kk Feeder for sheet material
US5263699A (en) 1992-06-03 1993-11-23 Selak Martin M Sheet feeder aligning apparatus
JPH101235A (ja) 1996-06-13 1998-01-06 Asahi Seiko Kk シート体の払い出し装置
JPH10188006A (ja) 1996-12-27 1998-07-21 Canon Inc 線描画方法及びそれを実現する画像処理装置
CA2306226A1 (en) 1997-10-14 1999-04-22 Shane Long A method for handling of cards in a dealer shoe, and a dealer shoe

Also Published As

Publication number Publication date
US6443442B1 (en) 2002-09-03
KR20010030307A (ko) 2001-04-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100789636B1 (ko) 스택롤러 및 스택가이드의 위치감지장치 및 그 방법
JP2001084423A (ja) 紙幣の抜き出し装置
JPS6050696B2 (ja) 紙葉類集積装置
CN1075464C (zh) 票单分配设备
JPS6139259B2 (ja)
JP4374523B2 (ja) シート状商品の自動払出装置
JP5157078B2 (ja) 紙葉類処理装置
EP1424660B1 (en) Costumer access module for a media dispenser
JP5262200B2 (ja) 紙葉類取扱装置
JP4178132B2 (ja) 紙葉類集積分離装置
JP2010033488A (ja) 紙葉類分離集積装置及び紙幣自動入出金機
KR100457267B1 (ko) 시트체의불출장치
JP3943969B2 (ja) 紙葉類分離排出装置
JP6259725B2 (ja) 紙葉類分離集積装置
JPS586838Y2 (ja) 紙葉類集積装置
JPH0221038B2 (ja)
JPH0718660Y2 (ja) 紙幣搬送装置
JPH092744A (ja) シート移送装置
JPS586837Y2 (ja) 紙葉類処理装置
JP5145100B2 (ja) 紙幣収納装置
JPH0540014Y2 (ja)
JPS6313577Y2 (ja)
JPH0452194Y2 (ja)
JPS6341392Y2 (ja)
JP3468863B2 (ja) 媒体処理装置