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JP2001068194A - 電子部品 - Google Patents

電子部品

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Publication number
JP2001068194A
JP2001068194A JP23706999A JP23706999A JP2001068194A JP 2001068194 A JP2001068194 A JP 2001068194A JP 23706999 A JP23706999 A JP 23706999A JP 23706999 A JP23706999 A JP 23706999A JP 2001068194 A JP2001068194 A JP 2001068194A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brazing material
electronic component
melting point
material layer
brazing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP23706999A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Okuno
晃 奥野
Tetsushi Morikawa
哲志 森川
Hiroshi Maekawa
博司 前川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd
Kansai Nippon Electric Co Ltd
Original Assignee
Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd
Kansai Nippon Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd, Kansai Nippon Electric Co Ltd filed Critical Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd
Priority to JP23706999A priority Critical patent/JP2001068194A/ja
Publication of JP2001068194A publication Critical patent/JP2001068194A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)
  • Multi-Conductor Connections (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 Sn−Pb共晶はんだの代替Pbフリー低融
点ろう材層を具備する電子部品を提供する。 【解決手段】 電子部品の一例である気密端子Aの金属
外環1の露出部分およびリード3,3の内方側にPbフ
リーの高融点ろう材層4,4を形成するとともに、リー
ド3,3の外方側の少なくとも表面に,Sn−Ag系合
金またはSn−Bi系合金の群から選択された低融点ろ
う材層5,5をめっき形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品に関し、
より詳細には、Sn−Pb共晶はんだの代替となるPb
フリーのろう材層をめっきした気密端子等の電子部品に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ろう付けはいろいろな分野で実施
されており、ろう材としては、錫(Sn)と鉛(Pb)
の共晶はんだ(以下Sn−Pb共晶はんだ)が最もよく
知られている。このSn−Pb共晶はんだは、Sn6
1.9wt%とPb38.1wt%の組成を有し、共晶
点の溶融温度が183℃のものである。また、このSn
−Pb共晶はんだをリフローはんだとして用いる電子部
品のろう付けにおいては、このリフロー温度で電子部品
内部の電子素子のろう付け部分のろう材が溶融して、電
子素子が脱落することがあってはならない。そのため
に、電子部品内部の電子素子のろう付け部分のろう材と
しては、例えば高温はんだと称されるPb90〜99w
t%−Sn1〜10wt%の組成のPb−Sn合金が用
いられている。この高温はんだは、液相線温度が320
℃で、固相線温度が310℃である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、最近、Pb
の有害性がクローズアップされて、環境問題のために、
各国でPbの使用を規制する動きがあり、我が国の電子
部品業界でも有害物質であるPbの使用を制限する動き
がある。このため、Pbフリーと称される代替はんだが
開発研究されている。このようなPbフリーの代替はん
だは、専らSn−Pb共晶はんだの代替として開発研究
されており、できるだけSn−Pb共晶はんだの共晶点
の溶融温度である183℃に近い溶融点のものが求めら
れている。
【0004】上記のSn−Pb共晶はんだのPbフリー
代替ろう材およびPb−Sn高融点はんだのPbフリー
代替ろう材に共通の要求品質特性(基本品質)として、
次のようなものがある。 圧入封止が可能であること。(圧入封止性) これは、円筒型水晶振動子の封止方法として最も一般的
な圧入封止を実施可能とするためである。 ガス発生がないこと。(非ガス発生性) これは、水晶振動子を始め各種電子部品において、封止
時および封止後にろう材から発生するガスに起因して内
部に収容する電子部品の特性変動を防止するためであ
る。 密着性がよいこと。(密着性) これは、溶融したPbフリー代替低融点ろう材およびP
bフリー代替高融点ろう材が、各種ろう付け部材に対し
て強固に密着するためである。 基板との接合が可能であること。(基板接合性) これは、水晶振動子等の電子部品の一般的なろう付け部
材であるプリント基板に対する接合性を確保するためで
ある。
【0005】また、上記のPbフリー代替低融点ろう材
およびPbフリー代替高融点ろう材に共通の製造要求品
質として、次のようなものがある。 湿式めっき法で形成可能であること。(湿式めっき
性) これは、ろう材としていかに優れた物理特性(基本品
質)を有していても、ろう材層の形成方法が蒸着、スパ
ッッタ、CVD等のいわゆる乾式めっき方法しか採用で
きない場合は、製造コストが嵩み実用的でないので、形
成が容易でかつ安価な湿式めっき法での形成を確保する
ためである。
【0006】また、前述のSn−Pb共晶はんだの代替
低融点ろう材としての要求特性としては、次のようなも
のがある。 耐熱温度が160℃以上であること。(耐熱性) これは、耐熱温度がそれよりも低いと、水晶振動子等の
電子部品の使用環境において、代替はんだが溶融ないし
軟化して、水晶振動片等の電子部品素子が脱落ないし移
動することに起因して、各種の不都合を招来しないため
である。 溶融による素子接合が容易であること。(素子接合
性) これは、溶融によって水晶振動片等の電子素子の接合性
を確保するためである。 基板との接合信頼性があること。(基板接合性) これは、水晶振動子等の電子部品のプリント基板への接
合性を確保するためである。
【0007】リフロー温度に耐えるPbフリーのPb−
Sn代替の高融点ろう材としては、次のような諸特性を
満足する必要がある。 耐熱温度が260℃以上であること。(高融点性) これは、リフロー温度に耐えるPbフリー高融点ろう材
として所期の基本的な要求特性である。 溶融によりろう付けが可能であること。(ろう付け
性) これは、ろう材としての基本的な要求特性である。 後加工が可能であること。(後加工性) これは、例えばろう材をめっきしたリード線の折り曲げ
加工を行っても、ろう材が割れたりしないことの要求特
性である。 基板との接合信頼性があること。(接合信頼性) これは、世の中一般に広く出回っている基板に対する接
合性ばかりでなく、その信頼性に対する要求特性であ
る。 後銀めっきが可能であること。(銀めっき性) これは、ろう材の表面が露出したままでは、表面の光沢
性や美観性等の点で仕上げ銀めっきをする場合の、銀め
っきの析出性および固着性を確保するための要求特性で
ある。
【0008】そこで、本発明は、上記各種の要求特性を
満足するPbフリーのSn−Pb代替低融点ろう材層を
形成した電子部品を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の電子部品は、S
n−Ag系合金,Sn−Bi系合金の群から選択された
一の材料を単独またはそれを主材料としたろう材層を有
することを特徴とする電子部品である。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1記載の発明は、
Sn−Ag系合金,Sn−Bi系合金の群から選択され
た一の材料を単独またはそれを主材料としたろう材層を
有することを特徴とする電子部品である。ここで、ろう
材層をSn−Ag系合金,Sn−Bi系合金に限定する
理由は、Sn−Ag系合金,Sn−Bi系合金が、Pb
フリーの代替低融点ろう材層としての諸要求特性を満足
するからである。
【0011】本発明の請求項2記載の発明は、前記ろう
材層が、Agが1〜15wt%のSn−Ag系合金より
なる低融点のろう材層であることを特徴とする請求項1
記載の電子部品である。ここで、Agを1〜15wt%
に限定する理由は、1wt%未満ではウィスカーの発生
が懸念され、15wt%を超えると液相線温度が高くな
り水晶振動片等の電子部品のプリント基板等へのマウン
トが困難になるからである。
【0012】本発明の請求項3記載の発明は、前記ろう
材層が、Biが1〜20wt%のSn−Bi系合金より
なる低融点のろう材層であることを特徴とする請求項1
記載の電子部品である。ここで、Biを1〜20wt%
に限定する理由は、1wt%未満ではウィスカーの発生
が懸念され、20wt%を超えると融点が低くなり過ぎ
るためである。
【0013】本発明の請求項4記載の発明は、前記ろう
材層が、その表面に酸化防止膜を有することを特徴とす
る請求項1ないし3記載の電子部品である。ここで、ろ
う材層の表面に酸化防止膜を形成する理由は、ろう材層
の構成材料が酸化し易い場合にあっても、ろう材の表面
酸化を防止できるからである。
【0014】本発明の請求項5記載の発明は、前記電子
部品が、金属外環にガラスを介してリードを気密に封着
した気密端子であることを特徴とする請求項1ないし4
記載の電子部品である。ここで、電子部品を気密端子に
限定する理由は、気密端子がろう付けする電子部品の構
成物として一般的なものであり、その用途を保証するた
めである。
【0015】本発明の請求項6記載の発明は、前記気密
端子が、リードの外方側のすくなくとも表面に前記のP
bフリーのろう材層を形成した気密端子であることを特
徴とする請求項1ないし5記載の電子部品である。ここ
で、電子部品を気密端子に限定する理由は、気密端子が
プリント基板等の取付基板にろう付けする電子部品の構
成物として一般的なものであり、その用途を保証するた
めである。
【0016】本発明の請求項7記載の発明は、前記気密
端子が、その金属外環が円筒形状の圧入型水晶振動子用
気密端子であることを特徴とする請求項6記載の電子部
品である。ここで、気密端子を圧入型水晶振動子用気密
端子に限定する理由は、この種気密端子が、金属キャッ
プへの圧入、リード内方端への水晶振動片の接続固着、
リードの折り曲げ、リード外方端のプリント基板等への
接続固着等、ろう材としての要求特性が厳しいにも拘わ
らず、本発明のPbフリーの代替低融点ろう材がこれら
諸特性を満足できるからである。
【0017】本発明の請求項8記載の発明は、前記気密
端子が、金属外環の露出部分およびリードの少なくとも
内方側に高融点のろう材層を形成し、リードの外方側の
少なくとも表面に低融点のろう材層を形成したものであ
ることを特徴とする電子部品である。このように、金属
外環の露出部分およびリードの内方側に高融点のろう材
層を形成し、リードの外方側に低融点のろう材層を形成
することによって、リードの内方側に水晶振動片等の電
子素子を高融点ろう材層によってろう付けした後に、リ
ードの外方側をプリント基板等にろう付けする場合に、
リードの外方側をプリント基板等にろう付けする際のリ
フロー温度で、リードの内方側にろう付けした水晶振動
片等の電子素子がろう材の溶融ないし軟化によって脱落
ないし移動することがない。
【0018】
【実施例】本発明の実施例について、以下、図面を参照
して説明する。図1は本発明の一実施例の電子部品であ
る円筒形状の圧入型水晶振動子用気密端子Aの斜視図を
示す。図において、1は円筒形の金属外環で、その内部
にガラス2を介して、2本のリード3,3が気密に封着
されている。前記金属外環1は、例えば低炭素鋼やFe
−Ni合金やFe−Ni−Co合金等よりなり、外径寸
法が1〜3mmのものである。前記ガラス2は、ソーダ
ライムガラスやソーダバリウムガラスやホウケイ酸ガラ
ス等よりなる。前記リード3,3は、Fe−Ni合金や
Fe−Ni−Co合金等よりなり、外径寸法が0.15
〜0.3mmのものである。
【0019】図2は、前記気密端子Aの金属外環1の露
出部分およびリード3,3の内方側に、次の高融点のろ
う材層4,4が形成され、リード3,3の外方側に、次
の低融点のろう材層5,5が形成された状態の斜視図で
ある。前記ろう材層4,4は、例えば湿式バレルめっき
により例えば厚さ5〜30μm程度に形成されている。
【0020】前記高融点のろう材層4,4は、例えば次
のものである。 Sn−Zn:Sn10〜70wt%−Zn 30〜9
0wt% 液相線温度/固相線温度=400/232℃ Sn−Au:Sn65〜80wt%−Au20〜35
wt% 液相線温度/固相線温度=480/280℃ Zn :Zn100wt% 液相線温度/固相線温度=419/419℃ Bi :Bi100wt% 液相線温度/固相線温度=271/271℃
【0021】また、前記低融点のろう材層5,5は、次
の群から選択されたいずれか一のものである。 Sn−Ag:Sn95〜99wt%−Ag 1〜15
wt% 液相線温度/固相線温度=280/221℃ Sn−Bi:Sn80〜99wt%−Bi 1〜20
wt% 液相線温度/固相線温度=230/139℃
【0022】上記各種のろう材の、前述した各種要求特
性に対する評価結果を次表に示す。
【表1】
【0023】図3は、前記気密端子Aのリード3,3の
内方端に、電子素子の一例としての矩形状の水晶振動片
6を固着した斜視図を示す。水晶振動片6は、水晶片6
0の両面に電極61,62を形成したものである。そし
て、前記電極61,62を、リード3,3に被着されて
いるろう材層4,4に当接させて、例えばレーザまたは
熱風を照射する方法等により、リード3,3に被着され
ているろう材層4,4を溶融させることによって、リー
ド3,3に電気的に接続するとともに機械的に固着され
ている。ここで、レーザまたは熱風を照射する局部加熱
方法により、リード3,3に水晶振動片6をろう付け固
着するのは、ろう付け時の加熱によって水晶振動片6の
特性変動が生じないようにするためである。
【0024】図4は、前記リード3,3に水晶振動片6
が固着された気密端子Aを、有底円筒状の金属キャップ
7に圧入して固着封止した状態の水晶振動子8の断面図
である。
【0025】金属キャップ7は、例えば洋白と称せられ
るCu(45〜65wt%)−Ni(6〜35wt%)
−Zn(15〜35wt%)合金よりなり、その内径寸
法は、気密端子Aの金属外環1の外径寸法が例えば1.
6mmの場合、それよりも若干小径の例えば1.55m
mに形成されている。そして、金属キャップ7の開口端
に気密端子Aを圧入することにより、封止されている。
したがって、金属キャップ7の開口部への金属外環1の
最初の挿入を容易にするために、金属外環1の上端肩部
は、図示するように、丸みを帯びたなだらかな曲面に形
成しておくことが望ましい。そのような形状は、例え
ば、金属外環1を板状材料から絞りプレス成形およびプ
レス打ち抜きにより製造することにより容易に得られ
る。
【0026】このような圧入封止は、上記金属外環1と
金属キャップ7との寸法関係に基いて、金属キャップ7
の開口端が徐々に拡開されることによる金属外環1との
強い密着と、金属外環1の外周に被着されているろう材
層4が両者間を埋めていることと相俟って、十分な気密
性が得られる。なお、もし必要ならば、金属キャップ7
の内面にも、ろう材層を形成しておいてもよい。この圧
入封止時に、金属外環1の外径寸法Φ1と金属キャップ
7の内径寸法Φ2との関係(Φ1>Φ2)から、ガラス
2は強い圧縮応力を受けるが、ガラスは圧縮応力には強
いので、圧縮応力によって破壊されることはない。この
ような圧入封止は、溶融ろう材による封止や低融点ガラ
スによる封止に比較して、封止時に加熱を必要としない
ので、設備的に有利であるのみならず、加熱によって水
晶振動片6が劣化して特性変動を生じるといったことが
ない。しかも、樹脂封止に比較してガス発生がなく、し
たがって封止時および/または封止後に発生ガスによっ
て、水晶振動片6が劣化して特性変動を生じるといった
ことがない。
【0027】図5は、前記の水晶振動子8を、プリント
基板等の取付基板9の導電層10にろう材11によりろ
う付けした状態を示す一部断面正面図である。すなわ
ち、水晶振動子8のリード3,3を、取付基板9の貫通
孔9a,9aに挿入して、取付基板9の下方からSn−
Pb共晶はんだの代替Pbフリーろう材を溶融させた溶
融ろう材11をリフローして、リード3,3を取付基板
9の導電層10にろう付けしたものである。このリフロ
ーに用いるろう材11は、Sn−Pb共晶はんだの代替
品である、例えばSn−Ag系合金やSn−Bi系合金
の比較的低融点,すなわち液相線温度が250℃未満の
ろう材が用いられる。このリフロー用のろう材11の溶
融点は、例えば気密端子Aのリード3,3に被着されて
水晶振動片6を固着している高融点ろう材層4,4の液
相線温度に対して、30℃以上,より好ましくは50℃
以上の差があるものを使用する。そのような場合、水晶
振動子8の取付基板9の導電層10へのリフロー固着作
業時の加熱温度で、水晶振動片6を固着しているろう材
層4が溶融して水晶振動片6がリード3,3から脱落し
たり、ろう材層4が軟化して水晶振動片6が移動して金
属キャップ7に接触して振動特性が損なわれるといった
ことがない。なお、水晶振動子8のリード3,3を取付
基板9の導電層10にリフローろう材11により固着す
る際に、リード3,3に形成している低融点ろう材層
5,5は、リフローろう材11のリード3,3への濡れ
性を確保して、確実な基板接合性および接合信頼性を保
証するのに役立つ。
【0028】図6は、ろう材が酸化しやすい場合の、ろ
う付け前のろう付け部材の状態を示す要部拡大断面図で
ある。すなわち、例えばZnは、簡単にめっき形成でき
る利点があるが、酸化しやすく空気中での放置またはろ
う付けが困難である。そのため、ろう付け部材12,1
3の表面にZnよりなる厚さ5〜30μm程度の高融点
ろう材層14,15を形成し、そのろう材層14,15
の表面を酸化防止膜の一例であるフラッシュSnめっき
により形成した厚さが100〜1000オングストロー
ム程度のSn膜16,17により被覆して、空気中にお
ける放置時またはろう付け時の酸化を防止するものであ
る。この酸化防止用のSn膜16,17は、ろう付け時
の加熱により比較的低温の198℃で高融点ろう材層1
4,15を構成するZnと共晶を起こし、ろう材層1
4,15の表面のみを溶融させて、ろう材層14,15
どおしを仮固着状態にした後、Znの溶融温度である4
19℃よりも高温の,例えば419℃に加熱することに
よって溶融した高融点ろう材層14,15中に取り込ま
れてしまうので、何ら問題になるものではない。
【0029】本発明の電子部品をろう付けする場合は、
上記で説明したSn−Ag系合金,Sn−Bi系合金の
いずれかの二元合金単独またはそれを主材料とするろう
材層を、液相線温度以上の温度で加熱することにより、
完全に溶融してろう付けする方法はもちろんのこと、固
相がなお残っている温度,すなわち、固相線温度と液相
線温度との中間の温度で加熱し、固相および液相が共存
した状態で凝固させることにより、溶融した液相のみで
最終的なろう付けを完了するようなろう付け方法を採用
してもよい。そのようなろう付け方法を採用すると、液
相線温度以上の温度で加熱してろう材を完全に溶融させ
るろう付け方法に比較して、ろう付け温度を低く設定で
きるため、ろう付け装置が安価になると共に、維持費が
安くなるのみならず、ろう付け部材の耐熱温度等に応じ
て、ろう付け温度を固相線温度と液相線温度との中間の
任意の温度に設定できるという利点がある。
【0030】なお、本発明の上記実施例は、特定の電子
部品について説明したが、本発明は上記実施例に限定さ
れるものではなく、本発明の精神を逸脱しない範囲で、
各種の変形が可能であることはいうまでもない。
【0031】例えば、上記実施例においては、気密端子
Aのリード3,3の外方側全体に、低融点ろう材層5,
5を形成する場合について説明したが、プリント基板9
との接続に必要な外方端近傍部のみに形成してもよい。
【0032】また、上記実施例においては、気密端子A
のリード3,3の外方側に低融点ろう材層5,5のみを
形成する場合について説明したが、金属外環1の露出部
分およびリード3,3の内方側に高融点ろう材層4,4
を形成する際に、リード3,3の外方側にも同時に高融
点ろう材層4,4を形成し、然る後にリード3,3の外
方側のみに低融点ろう材層5,5を形成するようにして
もよい。そのような場合、高融点ろう材層4,4の形成
方法として、容易でかつ安価な湿式バレルめっき法が採
用できるので、高融点ろう材層4,4形成の加工費を低
減できる利点があるのみならず、プリント基板等の取付
基板9へのリード3,3の固着時に、リード3,3への
リフローろう材11の濡れ性を確保して、確実なろう付
け固着ができるという利点がある。
【0033】また、上記実施例においては、電子部品と
して、金属外環の形状が直円筒形状の圧入型水晶振動子
用の気密端子について説明したが、もし、必要ならば、
金属外環1の形状を、高さ寸法の中途部から上方部を上
部に行くほど小径になるような傾斜面に形成するととも
に、中途部から下方を円筒状に形成してもよい。このよ
うな形状によっても、金属外環の金属キャップへの最初
の挿入作業および圧入作業が容易になる。
【0034】また、上記実施例においては、ろう付け部
材として、金属外環の形状が直円筒形状の水晶振動子用
の気密端子におけるリードと水晶振動片とのろう付けに
ついて説明したが、長円形状または楕円形状の水晶振動
子用の気密端子についても、同様に実施できるものであ
る。
【0035】さらに、上記実施例では、圧入封止型の水
晶振動子用の気密端子について説明したが、抵抗溶接封
止型や冷間圧接封止型の水晶振動子用の気密端子につい
ても、同様に実施できるものである。
【0036】さらにまた、上記実施例においては、水晶
振動子用の気密端子について説明したが、水晶振動子用
の気密端子以外の他の用途の電子部品用や半導体装置用
等の気密端子についても同様に実施できるものである。
【0037】さらに、ろう材層の厚さも、実施例に記載
した範囲に限定されるものではなく、用途に応じて適宜
設定すればよい。
【0038】
【発明の効果】本発明の電子部品は、Sn−Ag系合
金,Sn−Bi系合金の群から選択されたいずれか一の
材料を単独またはそれを主材料とするろう材層を形成し
たものであるから、従来のような有害物質のPbを含ま
ない,いわゆるPbフリーの比較的低融点のろう材層が
形成された電子部品が提供でき、環境問題をクリアでき
るという作用効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例の電子部品であるろう材
層形成前の圧入型水晶振動子用気密端子Aの斜視図
【図2】 本発明の第1実施例の電子部品であるろう材
層形成後の圧入型水晶振動子用気密端子Aの斜視図
【図3】 本発明の第1実施例の電子部品である圧入型
水晶振動子用気密端子Aのリードの内方側に電子素子の
一例である水晶振動片を接続固着した状態の斜視図
【図4】 本発明の第1実施例の水晶振動子用気密端子
Aを金属キャップの開口部に圧入封止した状態の水晶振
動子を示す縦断面図
【図5】 本発明の水晶振動子をプリント基板等の取付
基板にろう付けした状態を示す一部を断面で示す側面図
【図6】 本発明の第2実施例の電子部品のろう付け方
法について説明するための要部拡大縦断面図
【符号の説明】
A 気密端子 1 金属外環 2 ガラス 3 リード 4 Pbフリーの高融点ろう材層 5 Pbフリーの低融点ろう材層 6 水晶振動片 7 金属キャップ 8 水晶振動子 9 取付基板(プリント基板) 10 導電層 11 低融点リフローろう材 12、13 電子部品 14、15 ろう材層(Zn層) 16、17 酸化防止膜(Sn膜)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H03H 9/05 H01R 9/09 D

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子部品構成部材の少なくとも一部に、S
    n−Ag系合金,Sn−Bi系合金の群から選択された
    いずれか一の材料を単独またはそれを主材料とするろう
    材層を形成したことを特徴とする電子部品。
  2. 【請求項2】前記ろう材層が、Agが1〜15wt%の
    Sn−Ag系合金よりなる低融点のろう材層であること
    を特徴とする請求項1記載の電子部品。
  3. 【請求項3】前記ろう材層が、Biが1〜20wt%の
    Sn−Bi系合金よりなる低融点のろう材層であること
    を特徴とする請求項1記載の電子部品。
  4. 【請求項4】前記ろう材層が、その表面に酸化防止膜を
    有することを特徴とする請求項1ないし3記載の電子部
    品。
  5. 【請求項5】前記電子部品が、金属外環にガラスを介し
    てリードを気密に封着した気密端子であることを特徴と
    する請求項1ないし4記載の電子部品。
  6. 【請求項6】前記ろう材層が、前記気密端子のリードの
    外方側に形成されていることを特徴とする請求項1ない
    し5記載の電子部品。
  7. 【請求項7】前記気密端子が、その金属外環が円筒形状
    の圧入型水晶振動子用気密端子であることを特徴とする
    請求項6記載の電子部品。
  8. 【請求項8】前記気密端子が、金属外環の露出部分およ
    びリードの少なくとも内方側に高融点のろう材層が形成
    され、リードの外方側のすくなくとも表面に低融点のろ
    う材層が形成されていることを特徴とする請求項6また
    は7記載の電子部品。
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