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JP2001064542A - 被覆成形品およびその製造方法 - Google Patents

被覆成形品およびその製造方法

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Publication number
JP2001064542A
JP2001064542A JP23754699A JP23754699A JP2001064542A JP 2001064542 A JP2001064542 A JP 2001064542A JP 23754699 A JP23754699 A JP 23754699A JP 23754699 A JP23754699 A JP 23754699A JP 2001064542 A JP2001064542 A JP 2001064542A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
meth
compound
polysilazane
acrylate
polyfunctional compound
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP23754699A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiko Higuchi
俊彦 樋口
Satoshi Kondo
聡 近藤
Takashi Shibuya
崇 澁谷
Hiroshi Shimoda
博司 下田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Glass Co Ltd filed Critical Asahi Glass Co Ltd
Priority to JP23754699A priority Critical patent/JP2001064542A/ja
Publication of JP2001064542A publication Critical patent/JP2001064542A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】無機ガラス、金属または不透明合成樹脂からな
る基材上に、高い耐擦傷性と各種機能性を発現する硬化
物層を形成した被覆成形品を提供する。 【解決手段】前記基材表面の少なくとも一部に活性エネ
ルギ線硬化性の重合性官能基を2個以上有する多官能性
化合物とポリシラザンとを含有する被覆組成物(A)を
塗工して硬化させる。被覆組成物(A)には各種機能性
配合剤を含ませうる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無機ガラス、金属
または不透明合成樹脂からなる基材上に、活性エネルギ
線(特に紫外線)硬化性の重合性官能基を2個以上有す
る多官能性化合物とポリシラザンとを含む被覆組成物
(A)の硬化物の層が形成された、耐擦傷性、耐候性、
耐薬品性、ガスバリア性、平滑性などに優れた硬化物層
を有する被覆成形品およびその被覆成形品の製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】無機ガラス、金属または不透明合成樹脂
からなる基材の表面に新たな機能を付与するために、耐
擦傷性膜、ガスバリア膜、アルカリバリア膜、紫外線吸
収膜、帯電防止膜、防曇膜、平滑性付与膜、導電膜、防
汚膜、防錆膜などの機能性を有する膜を積層することが
ある。
【0003】しかし、機能性を有する膜が有機系の膜の
場合には、耐擦傷性、耐薬品性、平滑性等が不充分であ
り、無機系の膜の場合には、耐擦傷性、耐薬品性、平滑
性等をある程度付与できるが、機能性を付与する機能性
配合剤等の溶解性が不充分であり、膜厚によってはクラ
ックが発生しやすい等の問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、耐擦傷性、
耐候性、耐薬品性、ガスバリア性、平滑性などに優れ、
膜厚が比較的厚い場合でもクラックの発生しにくい硬化
物層を有する、被覆成形品およびその製造方法の提供を
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、これらの問
題を解決すべく鋭意検討した結果、活性エネルギ線硬化
性の重合性官能基を2個以上有する多官能性化合物とポ
リシラザンとを含有する被覆組成物(A)の硬化物を、
基材表面に形成することにより、機能性に優れ、膜厚が
比較的厚い場合でもクラックが発生しにくい硬化物層を
有する、被覆成形品が得られることを見いだした。上記
被覆組成物(A)は、各種機能性配合剤の溶解性に優れ
るため、硬化物層に容易に機能を付与できる。
【0006】すなわち本発明は、下記基材と、下記基材
表面の少なくとも一部に形成された硬化物層とを有する
被覆成形品であって、前記硬化物層が、活性エネルギ線
硬化性の重合性官能基を2個以上有する多官能性化合物
とポリシラザンとを含有する被覆組成物(A)の硬化物
であることを特徴とする被覆成形品を提供する。 基材:無機ガラス、金属または不透明合成樹脂。
【0007】また、下記基材と、下記基材表面の少なく
とも一部に形成された硬化物層とを有する被覆成形品の
製造方法において、前記基材表面の少なくとも一部に、
活性エネルギ線硬化性の重合性官能基を2個以上有する
多官能性化合物とポリシラザンとを含有する被覆組成物
(A)を塗工し、次に活性エネルギ線の照射による前記
多官能性化合物の硬化と、前記ポリシラザンの硬化を任
意の順でまたは同時に行って、前記被覆組成物(A)の
硬化物層を形成せしめることを特徴とする被覆成形品の
製造方法を提供する。 基材:無機ガラス、金属、および不透明合成樹脂。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の被覆成形品は、無機ガラ
ス、金属または不透明合成樹脂からなる基材(以下、単
に基材と記す)の表面に、活性エネルギ線硬化性の重合
性官能基を2個以上有する多官能性化合物とポリシラザ
ンとを含有する被覆組成物(A)の硬化物層を形成して
構成されるが、基材と硬化物層との間には基材との密着
性を向上させるためにプライマ層が存在していてもよ
い。たとえば、熱可塑性アクリル樹脂などの熱可塑性樹
脂の層や接着剤層等が存在していてもよい。
【0009】硬化物層は、活性エネルギ線硬化性の重合
性官能基を2個以上有する多官能性化合物とポリシラザ
ンとを含有する硬化性被覆組成物(A)の硬化物からな
る。
【0010】耐擦傷性の高い硬化物層を得るために、活
性エネルギ線硬化性の被覆組成物(A)として多官能性
化合物を用いる。また、同様に高い耐磨耗性の硬化物を
形成するために、被覆組成物(A)に平均粒径200n
m以下のコロイド状シリカを配合してコロイド状シリカ
を含む硬化物を形成することも好ましい。なお、多官能
性化合物を活性エネルギ線(特に紫外線)で効率よく硬
化させるために、被覆組成物(A)には光重合開始剤を
含むのが好ましい。
【0011】被覆組成物(A)における活性エネルギ線
硬化性の重合性官能基を2個以上有する多官能性化合物
は、1種類の多官能性化合物であってもよく、また複数
の種類の化合物を用いてもよい。複数の場合、同一範疇
の異なる化合物であってもよく、範疇の異なる化合物で
あってもよい。たとえば、それぞれが後述のアクリルウ
レタンである異なる化合物の組み合わせであってもよ
く、一方がアクリルウレタン、他方がウレタン結合を有
しないアクリル酸エステル化合物である組み合わせであ
ってもよい。
【0012】本明細書では、アクリロイル基およびメタ
クリロイル基を総称して(メタ)アクリロイル基とい
う。(メタ)アクリロイルオキシ基、(メタ)アクリル
酸、(メタ)アクリレート等の表現も同様とする。な
お、本発明においては、これらの基や化合物のうちでよ
り好ましいものはアクリロイル基を有するもの、たとえ
ばアクリロイルオキシ基、アクリル酸、アクリレート等
である。
【0013】多官能性化合物における活性エネルギ線硬
化性の重合性官能基としては、(メタ)アクリロイル
基、ビニル基、アリル基などのα,β−不飽和基やそれ
を有する基であり、(メタ)アクリロイル基であること
が好ましい。すなわち、多官能性化合物としては、(メ
タ)アクリロイル基から選ばれる1種以上の重合性官能
基を2個以上有する化合物が好ましく、そのうちでも紫
外線によってより重合しやすいアクリロイル基を2個以
上有する化合物であることがさらに好ましい。
【0014】なお、この多官能性化合物は1分子中に2
種以上の重合性官能基を合計2個以上有する化合物であ
ってもよく、また同じ重合性官能基を合計2個以上有す
る化合物であってもよい。多官能性化合物1分子中にお
ける重合性官能基の数は2個以上であり、その上限は特
に限定されないが、重合性官能基の数は2〜50個が好
ましく、特に3〜30個が好ましい。
【0015】多官能性化合物として好ましい化合物は
(メタ)アクリロイル基を2個以上有する化合物であ
る。そのうちでも(メタ)アクリロイルオキシ基を2個
以上有する化合物、すなわち多価アルコールなどの2個
以上の水酸基を有する化合物と(メタ)アクリル酸との
ポリエステルがより好ましい。
【0016】被覆組成物(A)において、多官能性化合
物として2種以上の多官能性化合物が含まれていてもよ
い。多官能性化合物とともに、活性エネルギ線によって
重合しうる重合性官能基を1個有する単官能性化合物が
含まれていてもよい。この単官能性化合物としては(メ
タ)アクリロイル基を有する化合物が好ましく、特にア
クリロイル基を有する化合物が好ましい。
【0017】被覆組成物(A)においてこの単官能性化
合物を使用する場合、多官能性化合物とこの単官能性化
合物との合計に対するこの単官能性化合物の割合は、特
に限定されないが60重量%以下が好ましく、特に30
重量%以下が好ましい。単官能性化合物の割合が多すぎ
ると、硬化物層の硬さが低下し耐磨耗性が不充分となる
おそれがある。
【0018】多官能性化合物としては、重合性官能基以
外に種々の官能基や結合を有する化合物であってもよ
い。たとえば、水酸基、カルボキシル基、ハロゲン原
子、ウレタン結合、エーテル結合、エステル結合、チオ
エーテル結合、アミド結合、ジオルガノシロキサン結合
などを有していてもよい。特に、ウレタン結合を有する
(メタ)アクリロイル基含有化合物(いわゆるアクリル
ウレタン)とウレタン結合を有しない(メタ)アクリル
酸エステル化合物が好ましい。
【0019】以下、上記した2種の多官能性化合物につ
いて説明する。ウレタン結合を有する(メタ)アクリロ
イル基含有化合物(以下アクリルウレタンという)は、
たとえば次のようなものが挙げられる。 (1)(メタ)アクリロイル基と水酸基を有する化合物
(X1)と2個以上のイソシアネート基を有する化合物
(以下ポリイソシアネートという)との反応生成物。 (2)化合物(X1)と2個以上の水酸基を有する化合
物(X2)とポリイソシアネートとの反応生成物。 (3)(メタ)アクリロイル基とイソシアネート基を有
する化合物(X3)と化合物(X2)との反応生成物。
【0020】これらの反応生成物においては、イソシア
ネート基が存在しないことが好ましい。しかし、水酸基
は存在してもよい。したがって、これらの反応生成物の
製造においては、全反応原料の水酸基の合計モル数はイ
ソシアネート基の合計モル数と等しいかそれより多いこ
とが好ましい。
【0021】(メタ)アクリロイル基と水酸基とを有す
る化合物(X1)としては、(メタ)アクリロイル基と
水酸基をそれぞれ1個ずつ有する化合物であってもよ
く、(メタ)アクリロイル基2個以上と水酸基1個を有
する化合物、(メタ)アクリロイル基1個と水酸基2個
以上を有する化合物、(メタ)アクリロイル基と水酸基
をそれぞれ2個以上有する化合物であってもよい。
【0022】具体例として、上記順に、たとえば、2−
ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、トリメチロー
ルプロパンジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプ
ロパンモノ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトー
ルジ(メタ)アクリレートなどがある。これらは2個以
上の水酸基を有する化合物と(メタ)アクリル酸とのモ
ノエステルまたは1個以上の水酸基を残したポリエステ
ルである。
【0023】さらに化合物(X1)としては、エポキシ
基を1個以上有する化合物と(メタ)アクリル酸との開
環反応生成物であってもよい。エポキシ基と(メタ)ア
クリル酸との反応によりエポキシ基が開環してエステル
結合が生じるとともに水酸基が生じ、(メタ)アクリロ
イル基と水酸基を有する化合物となる。またエポキシ基
を1個以上有する化合物のエポキシ基を開環させて水酸
基含有化合物としそれを(メタ)アクリル酸エステルに
変換することもできる。
【0024】エポキシ基を1個以上有する化合物として
は、いわゆるエポキシ樹脂と呼ばれているポリエポキシ
ドが好ましい。ポリエポキシドとしては、たとえば多価
フェノール類−ポリグリシジルエーテル(たとえばビス
フェノールA−ジグリシジルエーテル)などのグリシジ
ル基を2個以上有する化合物や脂環族エポキシ化合物が
好ましい。さらに、エポキシ基を有する(メタ)アクリ
レートと水酸基やカルボキシル基を有する化合物との反
応生成物も化合物(X1)として使用できる。エポキシ
基を有する(メタ)アクリレートとしては、たとえばグ
リシジル(メタ)アクリレートがある。
【0025】ポリイソシアネートとしては、通常の単量
体状のポリイソシアネートでもよく、ポリイソシアネー
トの多量体や変性体またはイソシアネート基含有ウレタ
ンプレポリマーなどのプレポリマー状の化合物であって
もよい。
【0026】多量体としては3量体(イソシアヌレート
変性体)、2量体、カルボジイミド変性体などがあり、
変性体としてはトリメチロールプロパン等の多価アルコ
ールで変性して得られるウレタン変性体、ビュレット変
性体、アロハネート変性体、ウレア変性体などがある。
プレポリマー状のものの例としては、後述ポリエーテル
ポリオールやポリエステルポリオールなどのポリオール
とポリイソシアネートとを反応させて得られるイソシア
ネート基含有ウレタンプレポリマーなどがある。これら
ポリイソシアネートは2種以上併用して使用できる。
【0027】具体的な単量体状のポリイソシアネートと
しては、たとえば、以下のポリイソシアネートがある
([ ]内は略称)。2,6−トリレンジイソシアネ
ート、2,4−トリレンジイソシアネート、メチレンビ
ス(4−フェニルイソシアネート)[MDI]、ヘキサ
メチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネー
ト、トランス−シクロヘキサン−1,4−ジイソシアネ
ート、キシリレンジイソシアネート[XDI]、水添X
DI、水添MDI。
【0028】ポリイソシアネートとしては、特に無黄変
性ポリイソシアネート(芳香核に直接結合したイソシア
ネート基を有しないポリイソシアネート)が好ましい。
具体的には、ヘキサメチレンジイソシアネートなどの脂
肪族ポリイソシアネート、イソホロンジイソシアネート
などの脂環族ポリイソシアネート、キシリレンジイソシ
アネートなどの芳香族ポリイソシアネートがある。上記
のようにこれらポリイソシアネートの多量体や変性体等
も好ましい。
【0029】2個以上の水酸基を有する化合物(X2)
としては、多価アルコールや多価アルコールに比較して
高分子量のポリオールなどがある。多価アルコールとし
ては、2〜20個の水酸基を有する多価アルコールが好
ましく、特に2〜15個の水酸基を有する多価アルコー
ルが好ましい。多価アルコールは脂肪族多価アルコール
であってもよく、脂環族多価アルコールや芳香核を有す
る多価アルコールであってもよい。芳香核を有する多価
アルコールとしてはたとえば多価フェノール類のアルキ
レンオキシド付加物や多価フェノール類−ポリグリシジ
ルエーテルなどの芳香核を有するポリエポキシドの開環
物などがある。
【0030】高分子量のポリオールとしては、ポリエー
テルポリオール、ポリエステルポリオール、ポリエーテ
ルエステルポリオール、ポリカーボネートポリオールな
どがある。また、ポリオールとして水酸基含有ビニルポ
リマーも使用できる。これら多価アルコールやポリオー
ルは2種以上併用できる。
【0031】多価アルコールの具体例としてはたとえば
以下の多価アルコールがある。エチレングリコール、プ
ロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,6
−ヘキサンジオール、ジエチレングリコール、ジプロピ
レングリコール、ネオペンチルグリコール、シクロヘキ
サンジオール、ジメチロールシクロヘキサン、トリメチ
ロールプロパン、グリセリン、ペンタエリスリトール、
ジトリメチロールプロパン、ジペンタエリスリトール、
トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレート、ト
リス(2−ヒドロキシプロピル)イソシアヌレート、ビ
スフェノールA−ジグリシジルエーテルの開環物、ビニ
ルシクロヘキセンジオキシドの開環物。
【0032】ポリオールの具体例としてはたとえば以下
のポリオールがある。ポリエチレングリコール、ポリプ
ロピレングリコール、ビスフェノールA−アルキレンオ
キシド付加物、ポリテトラメチレングリコール等のポリ
エーテルポリオール。ポリε−カプロラクトンポリオー
ル等の環状エステルを開環重合して得られるポリエステ
ルポリオール。アジピン酸、セバシン酸、フタル酸、マ
レイン酸、フマル酸、アゼライン酸、グルタル酸等の多
塩基酸と上記多価アルコールとの反応で得られるポリエ
ステルポリオール。1,6−ヘキサンジオールとホスゲ
ンの反応で得られるポリカーボネートジオール。
【0033】水酸基含有ビニルポリマーとしてはたとえ
ばアリルアルコール、ビニルアルコール、ヒドロキシア
ルキルビニルエーテル、ヒドロキシアルキル(メタ)ア
クリレートなどの水酸基含有単量体とオレフィンなどの
水酸基不含単量体との共重合体がある。
【0034】(メタ)アクリロイル基とイソシアネート
基を有する化合物(X3)としては、2−イソシアネー
トエチル(メタ)アクリレート、メタクリロイルイソシ
アネートが挙げられる。
【0035】次に、ウレタン結合を有しない(メタ)ア
クリル酸エステル化合物について説明する。多官能性化
合物において好ましい化合物である、ウレタン結合を有
しない(メタ)アクリル酸エステル化合物としては、前
記化合物(X2)と同様の2個以上の水酸基を有する化
合物と(メタ)アクリル酸とのポリエステルが好まし
い。2個以上の水酸基を有する化合物としては、前記多
価アルコールやポリオールが好ましい。さらに、2個以
上のエポキシ基を有する化合物と(メタ)アクリル酸と
の反応生成物である(メタ)アクリル酸エステル化合物
も好ましい。2個以上のエポキシ基を有する化合物とし
ては、エポキシ樹脂と呼ばれているポリエポキシドがあ
る。たとえば、グリシジルエーテル型ポリエポキシド、
脂環型ポリエポキシドなどのエポキシ樹脂として市販さ
れているものを使用できる。
【0036】ウレタン結合を含まない多官能性化合物の
具体例としてはたとえば以下のような化合物がある。以
下の脂肪族多価アルコールの(メタ)アクリレート。
1,4−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、ネオ
ペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、1,6−
ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、ジエチレン
グリコールジ(メタ)アクリレート、グリセロールトリ
(メタ)アクリレート、グリセロールジ(メタ)アクリ
レート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレ
ート、ジトリメチロールプロパンテトラ(メタ)アクリ
レート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレー
ト、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレー
ト、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレー
ト、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレー
ト。
【0037】以下の芳香核またはトリアジン環を有する
多価アルコールや多価フェノールの(メタ)アクリレー
ト。トリス(2−(メタ)アクリロイルオキシエチル)
イソシアヌレート、ビス(2−(メタ)アクリロイルオ
キシエチル)−2−ヒドロキシエチルイソシアヌレー
ト、トリス(2−(メタ)アクリロイルオキシプロピ
ル)イソシアヌレート、ビス(2−(メタ)アクリロイ
ルオキシエチル)ビスフェノールA、ビス(2−(メ
タ)アクリロイルオキシエチル)ビスフェノールS、ビ
ス(2−(メタ)アクリロイルオキシエチル)ビスフェ
ノールF、トリス(2−(メタ)アクリロイルオキシエ
チル)イソシアヌレート、ビスフェノールAジメタクリ
レート。
【0038】以下の水酸基含有化合物−アルキレンオキ
シド付加物の(メタ)アクリレート、水酸基含有化合物
−カプロラクトン付加物の(メタ)アクリレート、ポリ
オキシアルキレンポリオールの(メタ)アクリレート。
ただし、EOはエチレンオキシド、POはプロピレンオ
キシドを表す。トリメチロールプロパン−EO付加物の
トリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパン−
PO付加物のトリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリ
スリトール−カプロラクトン付加物のヘキサ(メタ)ア
クリレート、トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシア
ヌレート−カプロラクトン付加物のトリ(メタ)アクリ
レート、トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレ
ート−カプロラクトン付加物のトリ(メタ)アクリレー
ト。
【0039】多官能性化合物としては、被覆組成物
(A)の硬化物が充分な耐擦傷性を発揮しうるために、
活性エネルギ線硬化性の重合性官能基を3個以上有する
多官能性化合物が、多官能性化合物の30重量%以上で
あることが好ましく、特に50重量%以上であることが
好ましい。また、多官能性化合物の好ましい具体例は、
下記のアクリルウレタンとウレタン結合を有しない多官
能性化合物である。
【0040】アクリルウレタンの場合、ペンタエリスリ
トールやその多量体であるポリペンタエリスリトールと
ポリイソシアネートとヒドロキシアルキル(メタ)アク
リレートの反応生成物であるアクリルウレタン、または
ペンタエリスリトールやポリペンタエリスリトールの水
酸基含有ポリ(メタ)アクリレートとポリイソシアネー
トとの反応生成物であるアクリルウレタンであって、活
性エネルギ線硬化性の重合性官能基を3個以上有する多
官能性化合物が好ましく、特に活性エネルギ線硬化性の
重合性官能基を4〜20個有する多官能性化合物が好ま
しい。ウレタン結合を有しない多官能性化合物として
は、ペンタエリスリトール系ポリ(メタ)アクリレート
とイソシアヌレート系ポリ(メタ)アクリレートが好ま
しい。
【0041】上記ペンタエリスリトール系ポリ(メタ)
アクリレートとは、ペンタエリスリトールやポリペンタ
エリスリトールと(メタ)アクリル酸とのポリエステル
(好ましくは活性エネルギ線硬化性の重合性官能基が4
〜20個のもの)をいう。イソシアヌレート系ポリ(メ
タ)アクリレートとは、トリス(ヒドロキシアルキル)
イソシアヌレートまたはその1モルに1〜6モルのカプ
ロラクトンやアルキレンオキシドを付加して得られる付
加物と(メタ)アクリル酸とのポリエステル(活性エネ
ルギ線硬化性の重合性官能基が2〜3個のもの)をい
う。これら好ましい多官能性化合物と他の重合性官能基
を2個以上有する多官能性化合物(特に多価アルコール
のポリ(メタ)アクリレート)とを併用することも好ま
しい。なお、これら好ましい多官能性化合物は、全多官
能性化合物に対して30重量%以上が好ましく、特に5
0重量%以上が好ましい。
【0042】多官能性化合物とともに使用できる単官能
性化合物としては、たとえば分子中に1個の(メタ)ア
クリロイル基を有する化合物が好ましい。そのような単
官能性化合物は、水酸基、エポキシ基などの官能基を有
していてもよい。好ましい単官能性化合物は(メタ)ア
クリル酸エステル、すなわち(メタ)アクリレートであ
る。
【0043】具体的な単官能性化合物としてはたとえば
以下の化合物がある。メチル(メタ)アクリレート、エ
チル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレー
ト、イソブチル(メタ)アクリレート、t−ブチル(メ
タ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリ
レート、ドデシル(メタ)アクリレート、シクロヘキシ
ル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチル(メ
タ)アクリレート、グリシジル(メタ)アクリレート。
【0044】多官能性化合物を硬化させるために、通
常、被覆組成物(A)は光重合開始剤を含む。光重合開
始剤としては公知のものを使用できる。特に入手容易な
市販のものが好ましい。硬化物層において複数の光重合
開始剤を使用してもよい。
【0045】光重合開始剤としては、アリールケトン系
光重合開始剤(たとえば、アセトフェノン類、ベンゾフ
ェノン類、アルキルアミノベンゾフェノン類、ベンジル
類、ベンゾイン類、ベンゾインエーテル類、ベンジルジ
メチルケタール類、ベンゾイルベンゾエート類、α−ア
シロキシムエステル類など)、含硫黄系光重合開始剤
(たとえば、スルフィド類、チオキサントン類など)、
アシルホスフィンオキシド系光重合開始剤、ジアシルホ
スフィンオキシド系光重合開始剤、その他の光重合開始
剤が使用できる。特に、アシルホスフィンオキシド系光
重合開始剤およびジアシルホスフィンオキシド系光重合
開始剤の使用が好ましい。また、光重合開始剤は、アミ
ン類などの光増感剤と組み合わせて使用することもでき
る。具体的な光重合開始剤としては、たとえば以下のよ
うな化合物がある。
【0046】2,2−ジクロロ−4’−フェノキシアセ
トフェノン、4’−t−ブチル−2,2−ジクロロアセ
トフェノン、4’−t−ブチル−2,2,2−トリクロ
ロアセトフェノン、2,2−ジエトキシアセトフェノ
ン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパ
ン−1−オン、1−(4−イソプロピルフェニル)−2
−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン、1−
(4−ドデシルフェニル)−2−メチルプロパン−1−
オン、1−{4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニ
ル}−2−ヒドロキシ−2−メチル−プロパン−1−オ
ン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2
−メチル−1−{4−(メチルチオ)フェニル}−2−
モルホリノプロパン−1−オン。
【0047】ベンジル、ベンゾイン、ベンゾインメチル
エーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソ
プロピルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテル、ベ
ンジルジメチルケタール、ベンゾフェノン、ベンゾイル
安息香酸、ベンゾイル安息香酸メチル、4−フェニルベ
ンゾフェノン、4−ヒドロキシベンゾフェノン、アクリ
ル化ベンゾフェノン、3,3’−ジメチル−4−メトキ
シベンゾフェノン、3,3’,4,4’−テトラキス
(t−ブチルペルオキシカルボニル)ベンゾフェノン、
9,10−フェナントレンキノン、カンファーキノン、
ジベンゾスベロン、2−エチルアントラキノン、1,3
−フェニレンビス(4−エチルベンゾイル)、α−アシ
ロキシムエステル類(たとえば、2−プロピオニルオキ
シイミノ−1−フェニルプロパン−1−オン)、メチル
フェニルグリオキシレート。
【0048】4−ベンゾイル−4’−メチルジフェニル
スルフィド、チオキサントン、2−クロロチオキサント
ン、2−メチルチオキサントン、2,4−ジメチルチオ
キサントン、イソプロピルチオキサントン、2,4−ジ
クロロチオキサントン、2,4−ジエチルチオキサント
ン、2,4−ジイソプロピルチオキサントン。
【0049】2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェ
ニルホスフィンオキシド、ベンゾイルジフェニルホスフ
ィンオキシド、2,6−ジメチルベンゾイルジフェニル
ホスフィンオキシド、ビス(2,6−ジメトキシベンゾ
イル)−2,4,4−トリメチルペンチルホスフィンオ
キシド、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)フ
ェニルホスフィンオキシド。
【0050】被覆組成物(A)における光重合開始剤の
添加量は、硬化性成分(多官能性化合物と単官能性化合
物の合計)100重量部に対して0.01〜20重量部
が好ましく、特に0.1〜10重量部が好ましい。この
ような被覆組成物(A)を硬化させる活性エネルギ線と
しては、特に紫外線が好ましい。しかし、紫外線に限定
されず、電子線やその他の活性エネルギ線を使用でき
る。紫外線源としては、キセノンランプ、パルスキセノ
ンランプ、低圧水銀灯、高圧水銀灯、超高圧水銀灯、メ
タルハライドランプ、カーボンアーク灯、タングステン
ランプ等が使用できる。
【0051】一方、本発明における被覆組成物(A)
は、必須成分としてポリシラザンを含有している。この
ポリシラザンとしては、実質的に有機基を含まないポリ
シラザン(ペルヒドロポリシラザン)、アルキル基、ア
ルケニル基、アリール基、シクロアルキル基、または、
これらの基の炭素原子に結合した水素原子の一部または
全部を置換基で置換した基がケイ素原子に結合したポリ
シラザン、アルコキシ基などの加水分解性基がケイ素原
子に結合したポリシラザン、窒素原子にアルキル基など
の有機基が結合しているポリシラザンなどがある。特に
ペルヒドロポリシラザンはその焼成温度の低さ、および
焼成後の硬化被膜の緻密さの点で好ましい。なお、ポリ
シラザンが充分に硬化した硬化物は、窒素原子をほとん
ど含まないシリカとなる。
【0052】これらのポリシラザンは、鎖状、環状もし
くは架橋構造を有する重合体、または分子内にこれらの
複数の構造を有する混合物からなる。ポリシラザンの分
子量としては数平均分子量で200〜5万が好ましい。
数平均分子量が200未満では、焼成しても均一な硬化
被膜が得られにくい。また、数平均分子量が5万超で
は、溶剤に溶解しにくくなり、また被覆組成物(A)が
粘稠になるおそれがあるため好ましくない。
【0053】ポリシラザンを硬化させてシリカとするた
めには、通常、焼成と呼ばれる加熱が必要である。しか
し本発明において、基材として不透明合成樹脂基材を用
いる場合には、ポリシラザンの焼成温度は180℃以下
とすることが好ましい。
【0054】ポリシラザンの焼成温度を低下させるため
に通常は触媒が使用される。触媒の種類や量により低温
で焼成でき、場合によっては室温での硬化が可能とな
る。また、硬化を行う雰囲気としては空気中などの酸素
の存在する雰囲気であることが好ましい。ポリシラザン
の焼成によりその窒素原子が酸素原子に置換しシリカが
生成する。充分な酸素の存在する雰囲気中で焼成するこ
とにより緻密なシリカの層が形成される。
【0055】触媒としては、より低温でポリシラザンを
硬化させる触媒を用いることが好ましい。そのような触
媒としては、たとえば、特開平7−196986に提案
されている金、銀、パラジウム、白金、ニッケルなどの
金属の微粒子、および特開平5−93275に提案され
ている上記金属のカルボン酸錯体の使用が挙げられる。
また、触媒を被覆組成物(A)に添加しておくのではな
く、特開平9−31333に提案されているように、触
媒溶液、具体的にはアミン水溶液等に直接被覆組成物
(A)を接触させる、またはその蒸気に一定時間曝すと
いった方法も採用できる。
【0056】また、ポリシラザンは光ラジカル発生剤の
存在下、活性エネルギ線の照射により硬化が促進される
ことが特開平11−181290に記載されており、光
ラジカル発生剤や活性エネルギ線の照射条件を最適化す
ることにより、上記触媒を含まない場合でも、活性エネ
ルギ線により硬化できる。
【0057】被覆組成物(A)における多官能性化合物
に対するポリシラザンの割合は、耐擦傷性、耐クラック
性および相溶性により適宜選択できるが、特に耐擦傷性
と耐クラック性のバランスを考慮した場合には、多官能
性化合物100重量部に対してポリシラザン10〜10
00重量部が好ましい。多官能性化合物に対するポリシ
ラザンの割合が、上記よりも少ないと耐擦傷性が不充分
であり、上記よりも多いと膜にクラックが入りやすく、
基材との密着性も不充分であるため好ましくない。
【0058】被覆組成物(A)には上記基本的成分以外
に溶剤や種々の機能性配合剤を添加できる。溶剤は通常
必須の成分であり、多官能性化合物が特に低粘度の液体
でないかぎり溶剤が使用される。溶剤としては、多官能
性化合物およびポリシラザンの両方に可溶な溶剤を使用
する。さらに基材の種類により適切な溶剤を選択して用
いることが好ましい。なかでもポリシラザンの貯蔵安定
性を考慮した場合には、分子中に水酸基を含まない溶剤
が特に好ましい。
【0059】具体的には炭化水素類、ハロゲン化炭化水
素類、ケトン類、エーテル類、エステル類などがある。
さらに具体的には以下のものが挙げられる。ペンタン、
ヘキサン、イソヘキサン、ヘプタン、イソヘプタン、オ
クタン、イソオクタン、シクロペンタン、メチルシクロ
ペンタン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、ベ
ンゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン等の炭化
水素類、塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素、ブ
ロモホルム、1,2−ジクロロエタン、1,1−ジクロ
ロエタン、トリクロロエタン、テトラクロロエタン等の
ハロゲン化炭化水素類、エチルエーテル、イソプロピル
エーテル、エチルブチルエーテル、ブチルエーテル、ジ
オキサン、ジメチルジオキサン、テトラヒドロフラン、
テトラヒドロピラン等のエーテル類、酢酸n−ブチル,
ジエチレングリコールモノアセテートなどのエステル類
など。
【0060】溶剤の量は必要とする組成物の粘度、目的
とする硬化物層の厚さ、乾燥温度条件などにより適宜変
更できる。通常は組成物中の硬化性成分(活性エネルギ
線硬化性成分とポリシラザンの合計)に対して100倍
重量以下が好ましく、特に0.1〜50倍重量が好まし
い。
【0061】機能性配合剤としては、紫外線吸収剤、光
安定剤、酸化防止剤、熱重合防止剤、レベリング剤、消
泡剤、増粘剤、沈降防止剤、顔料(有機着色顔料、無機
顔料)、着色染料、赤外線吸収剤、蛍光増白剤、分散
剤、防汚性付与剤、防錆剤、導電性微粒子、帯電防止
剤、防曇剤、カップリング剤、および硬化触媒からなる
群から選ばれる1種以上の機能性配合剤が挙げられる。
これら機能性配合剤を適宜配合することにより各種機能
を付与したり、耐久性の向上および基材との密着性の向
上を実現できる。なかでも被覆成形品を屋外で使用する
用途では、硬化物層の劣化を防止するために、紫外線吸
収剤や光安定剤を配合することが特に好ましい。
【0062】紫外線吸収剤としては、公知の紫外線吸収
剤が使用できる。そのような紫外線吸収剤としては、た
とえばベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤、ベンゾフェ
ノン系紫外線吸収剤、サリチル酸系紫外線吸収剤、フェ
ニルトリアジン系紫外線吸収剤などがある。具体的化合
物としては、たとえば以下に示すような化合物が挙げら
れる。
【0063】オクチル 3−{3−(2H−ベンゾトリ
アゾール−2−イル)−5−t−ブチル−4−ヒドロキ
シフェニル}プロピオネート、2−(3,5−ジ−t−
ペンチル−2−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾー
ル、2−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)ベン
ゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−
t−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2−
ヒドロキシ−3−t−ブチル−5−メチルフェニル)−
5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ
−3,5−ジ−t−ブチルフェニル)−5−クロロベン
ゾトリアゾール、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノ
ン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、
2,2’−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノ
ン、p−t−ブチルフェニル サリシレート、2−{2
−ヒドロキシ−5−(2−アクリロイルオキシエチル)
フェニル}ベンゾトリアゾール、2−ヒドロキシ−3−
メタクリロイルオキシプロピル 3−(3−(ベンゾト
リアゾール−2−イル)−4−ヒドロキシ−5−t−ブ
チルフェニル)プロピオネート。
【0064】なお、被覆組成物(A)が活性エネルギ線
硬化性の重合性官能基を2個以上有する多官能性化合物
を含有する組成物であることから、上記した具体的化合
物のうち、2−{2−ヒドロキシ−5−(2−アクリロ
イルオキシエチル)フェニル}ベンゾトリアゾール、2
−ヒドロキシ−3−メタクリロイルオキシプロピル3−
(3−(ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−ヒドロ
キシ−5−t−ブチルフェニル)プロピオネートなど分
子内に光重合性の官能基を持つものが特に好ましい。
【0065】光安定剤としては、同様に合成樹脂用光安
定剤として通常使用されているヒンダードアミン系光安
定剤が好ましい。ヒンダードアミン系光安定剤として
は、たとえば以下のものが挙げられる。
【0066】2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペ
リジル ベンゾエート、N−(2,2,6,6−テトラ
メチル−4−ピペリジル)ドデシルコハク酸イミド、1
−〔(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロピオニルオキシエチル〕−2,2,6,6−テ
トラメチル−4−ピペリジル (3,5−ジ−t−ブチ
ル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、ビス
(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)
セバケート、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル
−4−ピペリジル) セバケート、ビス(1,2,2,
6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル) 2−ブチル
−2−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベン
ジル)マロネート、N,N’−ビス(2,2,6,6−
テトラメチル−4−ピペリジル)ヘキサメチレンジアミ
ン、テトラキス(2,2,6,6−テトラメチル−4−
ピペリジル) ブタンテトラカルボキシレート、テトラ
キス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリ
ジル) ブタンテトラカルボキシレート、ビス(2,
2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル) ジ(ト
リデシル) ブタンテトラカルボキシレート、ビス
(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジ
ル) ジ(トリデシル) ブタンテトラカルボキシレー
ト、3,9−ビス〔1,1−ジメチル−2−{トリス
(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジルオキ
シカルボニル)ブチルカルボニルオキシ}エチル〕−
2,4,8,10−テトラオキサスピロ〔5.5〕ウン
デカン、3,9−ビス〔1,1−ジメチル−2−{トリ
ス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジ
ルオキシカルボニル)ブチルカルボニルオキシ}エチ
ル〕−2,4,8,10−テトラオキサスピロ〔5.
5〕ウンデカン、1,5,8,12−テトラキス〔4,
6−ビス{N−(2,2,6,6−テトラメチル−4−
ピペリジル)ブチルアミノ}−1,3,5−トリアジン
−2−イル〕−1,5,8,12−テトラアザドデカ
ン、1−(2−ヒドロキシエチル)−2,2,6,6−
テトラメチル−4−ピペリジノール/コハク酸ジメチル
縮合物、2−t−オクチルアミノ−4,6−ジクロロ−
s−トリアジン/N,N’−ビス(2,2,6,6−テ
トラメチル−4−ピペリジル)ヘキサメチレンジアミン
縮合物、N,N’−ビス(2,2,6,6−テトラメチ
ル−4−ピペリジル)ヘキサメチレンジアミン/ジブロ
モエタン縮合物等。
【0067】酸化防止剤としては、2,6−ジ−t−ブ
チル−p−クレゾールなどのヒンダードフェノール系酸
化防止剤、トリフェニルホスファイトなどのリン系酸化
防止剤等が挙げられる。レベリング剤としてはシリコー
ン樹脂系レベリング剤、アクリル樹脂系レベリング剤等
が挙げられる。
【0068】消泡剤としては、ポリジメチルシロキサン
などのシリコーン樹脂系消泡剤等が挙げられる。増粘剤
としては、ポリメチルメタクリレート系ポリマー、水添
ひまし油系化合物、脂肪酸アミド系化合物等が挙げられ
る。
【0069】着色染料としては、有機溶剤可溶性アゾ系
金属錯塩染料、有機溶剤可溶性フタロシアニン系染料等
が挙げられる。有機着色顔料としては、縮合多環系有機
顔料、フタロシアニン系有機顔料等が挙げられる。無機
顔料としては、二酸化チタン、酸化コバルト、モリブデ
ンレッド、チタンブラック等が挙げられる。
【0070】赤外線吸収剤としては、ポリメチン系、フ
タロシアニン系、金属錯体系、アミニウム系、ジイモニ
ウム系、アントラキノン系、ジチオール金属錯体系、ナ
フトキノン系、インドールフェノール系、アゾ系、トリ
アリールメタン系の化合物等が挙げられる。蛍光増白剤
としては、クマリン系蛍光増白剤、2,5−ビス(5’
−t−ブチルベンゾオキサゾリル−(2’))チオフェ
ンなどのオキサゾール系蛍光増白剤等が挙げられる。
【0071】防汚性付与剤としては、シリコン樹脂系防
汚添加剤、フッ素樹脂系防汚添加剤等が挙げられる。防
錆剤としては、シリカ、ポリリン酸塩、リン酸塩、モリ
ブデン酸塩、リンモリブデン酸塩、フィチン酸、フィチ
ン酸塩、ホスホン酸、ホスホン酸塩等が挙げられる。
【0072】導電性微粒子としては、亜鉛、アルミニウ
ム、ニッケル等の金属粉、リン化鉄、アンチモンドープ
型酸化スズ等が挙げられる。カップリング剤としては、
シランカップリング剤、チタネートカップリング剤等が
挙げられる。
【0073】帯電防止剤としては、ノニオン系帯電防止
剤、カチオン系帯電防止剤、アニオン系帯電防止剤等が
挙げられる。硬化触媒としては、酸、アルカリまたは塩
類などから選ばれる硬化触媒が挙げられる。
【0074】被覆組成物(A)を用いて形成される硬化
物の層の厚さは0.1〜100μmであることが好まし
く、特に1〜50μmが好ましい。この層厚が100μ
m超では、活性エネルギ線による硬化が不充分になり、
基材との密着性が損なわれやすくなり好ましくない。ま
た、0.1μm未満では、耐擦傷性が不充分となるおそ
れがあり、また機能性配合剤の添加量も確保しにくくな
るため好ましくない。
【0075】被覆組成物(A)を用いて形成される硬化
物の層を形成する方法としては通常の被覆手法を採用で
きる。被覆組成物(A)を塗工する手段としては特に制
限されず、公知の方法を採用できる。たとえば、ディッ
プ法、フローコート法、スプレー法、バーコート法、グ
ラビアコート法、ロールコート法、ブレードコート法、
エアーナイフコート法、スピンコート法、スリットコー
ト法、マイクログラビアコート法等の方法を採用でき
る。
【0076】被覆組成物(A)が溶剤を含む場合は、塗
工後に乾燥して溶剤を除き、次いで、多官能性化合物を
紫外線等の照射により硬化させ、ポリシラザンに紫外線
を照射するか、加熱するか、室温に放置するか、または
ポリシラザン化合物の硬化触媒溶液の蒸気に曝すことで
硬化させる。
【0077】本発明において、多官能性化合物とポリシ
ラザンを含有する被覆組成物(A)を硬化する方法とし
ては、以下の3つ方法が挙げられる。 1)被覆組成物(A)を塗工した後に充分な量の活性エ
ネルギ線を照射して充分に多官能性化合物の硬化を終了
させた後、ポリシラザンの部分硬化物または未硬化物
を、加熱するか、室温に放置するか、またはポリシラザ
ンの硬化触媒溶液の蒸気に曝すことで硬化させる方法。 2)被覆組成物(A)を塗工した後にポリシラザンの未
硬化物を、加熱するか、室温に放置するか、またはポリ
シラザンの硬化触媒溶液の蒸気に曝すことで硬化させた
後、充分な量の活性エネルギ線を照射して多官能性化合
物を硬化させる方法。 3)上記活性エネルギ線の照射による多官能性化合物の
硬化とポリシラザンの硬化をほぼ同時に行う方法。3)
の方法ではポリシラザンの硬化が多官能性化合物の硬化
よりも通常遅いことより、実際上は1)と同じプロセス
で硬化すると考えられる。
【0078】本発明における無機ガラスには、表面にシ
ランカップリング剤等のプライマが塗布されたものや、
表面に導電性薄膜または着色薄膜等の機能性薄膜がコー
トされたものも含む。本発明における金属としては、亜
鉛系メッキ鋼板、アルミニウム系メッキ鋼板、ステンレ
ス鋼板、アルミニウム板等が挙げられる。また、これら
の金属の表面に導電性被膜または耐食性被膜がコートさ
れたものも含む。本発明における不透明合成樹脂には、
透明合成樹脂に着色顔料、無機顔料または着色染料が添
加されたもの、透明合成樹脂の表面に着色塗料が塗工さ
れたものも含む。
【0079】本発明の被覆成形品は、用途に応じて、曲
げ加工された成形品とすることもできる。曲げ加工され
た成形品とする場合は、基材上に多官能性化合物の未硬
化物、部分硬化物、または完全硬化物、およびポリシラ
ザンの未硬化物または部分硬化物からなる被覆組成物
(A)の未硬化物または部分硬化物の層を形成した後、
曲げ加工を施すのが好ましい。
【0080】
【実施例】以下、本発明を実施例(例1〜11)、比較
例(例12)に基づき説明する。例1〜12についての
各種物性の測定および評価は以下に示す方法で行い、そ
の結果を表1に示した。
【0081】[初期耐擦傷性]JIS−R3212にお
ける耐磨耗試験法により、2つのCS−10F磨耗輪に
それぞれ500gの重りを組み合わせ500回転させた
ときの表面の傷の状態を、以下に示す3段階の状態で評
価した。 ○:ほとんど傷が付かない。 △:部分的に若干傷が付く。 ×:はっきりと全面に傷が付く。
【0082】[密着性]サンプルを剃刀の刃で1mm間
隔で縦横それぞれ11本の切れ目を付け、100個の碁
盤目を作る。そして、市販のセロハンテープをよく密着
させた後、90度手前方向に急激にはがした際の、被膜
が剥離せずに残存した碁盤目の数(m)をm/100で
表す。サンプル作成後の初期密着性を測定した。
【0083】[例1]撹拌機および冷却管を装着した1
00mLの4つ口フラスコに、ジブチルエーテル20
g、キシレン30g、2−[4−(2−ヒドロキシ−3
−ドデシルオキシプロピル)オキシ−2−ヒドロキシフ
ェニル]−4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)
−1,3,5−トリアジン2g、2,4,6−トリメチ
ルベンゾイルジフェニルホスフィンオキシド0.15
g、および1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピ
ペリジル メタクリレート0.2gを加え溶解させ、続
いてトリス(2−アクリロイルオキシエチル)イソシア
ヌレート10gとペルヒドロポリシラザンのキシレン溶
液(固形分20重量%、東燃社製、商品名「V11
0」)50gを加え窒素雰囲気下、常温で1時間撹拌し
て被覆組成物(以下、塗工液1という)を得た。
【0084】厚さ3mmの透明なガラス板の表面に、N
−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメト
キシシランの5%イソプロピルアルコール溶液を塗工し
た後、80℃で5分間加熱乾燥を行った。次にこの上
に、バーコータを用いて塗工液1を塗工(ウエット厚み
16μm)して、80℃の熱風循環オーブン中で5分間
保持した。そして空気雰囲気中、高圧水銀灯を用いて1
500mJ/cm2(波長300〜390nm領域の紫
外線積算エネルギ量、以下同じ。)の紫外線を照射した
後、100℃の熱風循環オーブン中で120分間保持す
ることで膜厚3.2μmの硬化物層を形成した。このサ
ンプルは紫外線吸収機能を有し、耐擦傷性能にも優れて
いた。このサンプルを用いて前記測定を行った。
【0085】[例2]例1におけるサンプル調製方法を
以下のように変更した。最後に100℃の熱風循環オー
ブン中で120分間保持する代わりに、23℃、相対湿
度55%の環境下で7日間養生した。このサンプルを用
いて前記測定を行った。
【0086】[例3]例1におけるサンプル調製方法を
以下のように変更した。「紫外線の照射」と「100℃
の熱風循環オーブンで120分間保持する」操作の順序
を逆にして、膜厚3.2μmの硬化物層を形成した。こ
のサンプルを用いて前記測定を行った。
【0087】[例4]例1におけるサンプル調製方法を
以下のように変更した。塗工液1を塗工(ウエット厚み
16μm)して、80℃の熱風循環オーブン中で5分間
保持した。これを空気雰囲気中、高圧水銀灯を用いて3
000mJ/cm2の紫外線を照射して、膜厚3.2μ
mの硬化物層を形成した。このサンプルを用いて前記測
定を行った。
【0088】[例5]例4におけるサンプル調製方法を
以下のように変更した。塗工液1におけるペルヒドロポ
リシラザンのキシレン溶液(固形分20重量%、東燃社
製、商品名「V110」)50gの代わりに、末端メチ
ル基変性有機ポリシラザンのキシレン溶液(固形分20
重量%、東燃社製、商品名「L710」)50gを用い
た。このサンプルを用いて前記測定を行った。
【0089】[例6]例1におけるサンプル調製方法を
以下のように変更した。塗工液1における「トリス(2
−アクリロイルオキシエチル)イソシアヌレート10
g」の代わりに、「ジペンタエリスリトールヘキサアク
リレート10g」を用いた。このサンプルを用いて前記
測定を行った。
【0090】[例7]例1におけるサンプル調製方法を
以下のように変更した。塗工液1における「2−[4−
(2−ヒドロキシ−3−ドデシルオキシプロピル)オキ
シ−2−ヒドロキシフェニル]−4,6−ビス(2,4
−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン2g」
の代わりに、「Sb25ゾル(Sb25の平均粒径20
nm、分散媒イソプロパノール、固形分濃度30重量
%)30g」を用いた。このサンプルは帯電防止機能を
有し、耐擦傷性能にも優れていた。このサンプルを用い
て前記測定を行った。
【0091】[例8]例1におけるサンプル調製方法を
以下のように変更した。塗工液1における「2−[4−
(2−ヒドロキシ−3−ドデシルオキシプロピル)オキ
シ−2−ヒドロキシフェニル]−4,6−ビス(2,4
−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン2g」
の代わりに、「金属錯体系近赤外線吸収剤(三井東圧染
料社製、商品名「SIR−159」)0.02g」を用
いた。このサンプルは近赤外線吸収機能を有し、耐擦傷
性能にも優れていた。このサンプルを用いて前記測定を
行った。
【0092】[例9]塗工液1における「2−[4−
(2−ヒドロキシ−3−ドデシルオキシプロピル)オキ
シ−2−ヒドロキシフェニル]−4,6−ビス(2,4
−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン2g」
の代わりに、「ポリリン酸アルミニウム1g」を用いて
被覆組成物(以下、塗工液2という)を得た。
【0093】アルミニウム系メッキ鋼板の表面をアルカ
リ脱脂処理後、水洗乾燥し、次いで塗工液2を塗工(ウ
エット厚み16μm)して、80℃の熱風循環オーブン
中で5分間保持した。そして空気雰囲気中、高圧水銀灯
を用いて3000mJ/cm 2の紫外線を照射し、膜厚
3.2μmの硬化物層を形成した。このサンプルは防錆
機能を有し、耐擦傷性能にも優れていた。このサンプル
を用いて前記測定を行った。
【0094】[例10]例9におけるサンプル調製方法
を以下のように変更した。塗工液2における「ポリリン
酸アルミニウム1g」の代わりに、「Sb25ゾル(S
25の平均粒径20nm、分散媒イソプロパノール、
固形分濃度30重量%)30g」を用いた。このサンプ
ルは帯電防止機能を有し、耐擦傷性能にも優れていた。
このサンプルを用いて前記測定を行った。
【0095】[例11]無機顔料として酸化チタンを含
有する乳白色の着色ポリカーボネート樹脂板(厚さ3m
m)に塗工液1を塗工(ウエット厚み16μm)して、
80℃の熱風循環オーブン中で5分間保持した。そして
空気雰囲気中、高圧水銀灯を用いて3000mJ/cm
2の紫外線を照射し、膜厚3.2μmの硬化物層を形成
した。このサンプルは耐候性能に優れ、耐擦傷性能にも
優れていた。このサンプルを用いて前記測定を行った。
【0096】[例12]撹拌機および冷却管を装着した
100mLの4つ口フラスコに、ジブチルエーテル10
g、キシレン40g、2−[4−(2−ヒドロキシ−3
−ドデシルオキシプロピル)オキシ−2−ヒドロキシフ
ェニル]−4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)
−1,3,5−トリアジン1g、2,4,6−トリメチ
ルベンゾイルジフェニルホスフィンオキシド0.08
g、および1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピ
ペリジル メタクリレート0.1gを加え溶解させ、続
いてトリス(2−アクリロイルオキシエチル)イソシア
ヌレート10gを加え窒素雰囲気下、常温で1時間撹拌
して被覆組成物(以下、塗工液3という)を得た。
【0097】厚さ3mmの透明なガラス板の表面にN−
(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキ
シシランの5%イソプロピルアルコール溶液を塗工した
後、80℃で5分間加熱乾燥を行った。次にこの上に、
バーコータを用いて塗工液3を塗工(ウエット厚み16
μm)して、80℃の熱風循環オーブン中で5分間保持
した。そして空気雰囲気中、高圧水銀灯を用いて150
0mJ/cm2の紫外線を照射した後、100℃の熱風
循環オーブン中で120分間保持し、膜厚3.2μmの
硬化物層を形成した。このサンプルは紫外線吸収機能を
有するが、耐擦傷性能は不充分であった。このサンプル
を用いて前記測定を行った。
【0098】
【表1】
【0099】
【発明の効果】本発明の被覆成形品は、各種の機能と高
い耐擦傷性を併有する優れた被覆成形品である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09D 183/16 C09D 183/16 (72)発明者 下田 博司 神奈川県横浜市神奈川区羽沢町1150番地 旭硝子株式会社内 Fターム(参考) 4F100 AA01A AB01A AG00A AK01A AK25 AK45 AK51 AK52B AT00A BA02 DC21 DC21B EH46 EH462 EJ52 EJ52B EJ522 EJ54 JB01 JB12B JD02 JK15 JK16 JL09 JN02A YY00B 4J038 DL002 FA111 FA281 PA17 PC02 PC03 PC08

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記基材と、下記基材表面の少なくとも一
    部に形成された硬化物層とを有する被覆成形品であっ
    て、前記硬化物層が、活性エネルギ線硬化性の重合性官
    能基を2個以上有する多官能性化合物とポリシラザンと
    を含有する被覆組成物(A)の硬化物であることを特徴
    とする被覆成形品。 基材:無機ガラス、金属または不透明合成樹脂。
  2. 【請求項2】前記硬化物層の厚さが0.1〜100μm
    である、請求項1に記載の被覆成形品。
  3. 【請求項3】下記基材と、下記基材表面の少なくとも一
    部に形成された硬化物層とを有する被覆成形品の製造方
    法において、前記基材表面の少なくとも一部に、活性エ
    ネルギ線硬化性の重合性官能基を2個以上有する多官能
    性化合物とポリシラザンとを含有する被覆組成物(A)
    を塗工し、次に活性エネルギ線の照射による前記多官能
    性化合物の硬化と、前記ポリシラザンの硬化を任意の順
    でまたは同時に行って、前記被覆組成物(A)の硬化物
    層を形成せしめることを特徴とする被覆成形品の製造方
    法。 基材:無機ガラス、金属、および不透明合成樹脂。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100884183B1 (ko) * 2006-08-04 2009-02-17 주식회사 엘지화학 표면경도 및 가스 배리어성이 우수한 다층 플라스틱 기판및 그 제조방법
KR100884888B1 (ko) * 2006-08-03 2009-02-23 주식회사 엘지화학 다층 플라스틱 기판 및 그 제조 방법
KR100887869B1 (ko) * 2006-08-03 2009-03-06 주식회사 엘지화학 내화학성이 향상된 다층 플라스틱 기판 및 그 제조 방법

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KR100884888B1 (ko) * 2006-08-03 2009-02-23 주식회사 엘지화학 다층 플라스틱 기판 및 그 제조 방법
KR100887869B1 (ko) * 2006-08-03 2009-03-06 주식회사 엘지화학 내화학성이 향상된 다층 플라스틱 기판 및 그 제조 방법
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