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JP2001040553A - 吹切れ検知フィーラの吹切れ検知用閾値の設定方法及び緯糸検知フィーラの異常検知方法 - Google Patents

吹切れ検知フィーラの吹切れ検知用閾値の設定方法及び緯糸検知フィーラの異常検知方法

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JP2001040553A
JP2001040553A JP11213919A JP21391999A JP2001040553A JP 2001040553 A JP2001040553 A JP 2001040553A JP 11213919 A JP11213919 A JP 11213919A JP 21391999 A JP21391999 A JP 21391999A JP 2001040553 A JP2001040553 A JP 2001040553A
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Shigeo Yamada
茂生 山田
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Tsudakoma Corp
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Tsudakoma Corp
Tsudakoma Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来織機に生じていた空止まりや見逃し
を防止すること 【解決手段】 吹き切れ検知用閾値の設定方法は、緯糸
が検知領域に存在しない状態で吹切れ検知期間の前後の
時期を少なくとも含むように定められる第1の期間にお
ける吹切れフィーラ信号の最大値と最小値との差の値を
求めるとともに、前記吹切れ検知期間及び第1の期間と
は独立して定められて緯糸を検知したときの信号を含ま
ない第2の期間における吹切れフィーラ信号の平均値を
求め、求めた平均値に前記差の値を加算した値を前記吹
切れ検知用閾値として設定することを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、緯糸が吹き切れた
ことの検知に用いる吹切れ検知フィーラの閾値設定方
法、及緯糸を検知する緯糸検知フィーラの異常を検知す
る方法に関する。
【0002】
【従来の技術】エアー・ジェットルーム、ウォータ・ジ
ェットル一ム等の織機は、緯糸が所定のタイミングで緯
入れされているか否か、緯入れが正しく行われたか否か
等を判定するために、緯糸の飛走方向下流側に配置され
て緯糸の有無を検知する緯糸検知フイ一ラ、この緯糸検
知フィーラより下流側に配置されて緯糸が吹き切れたこ
とを検知する吹き切れ検知フィーラ等、光電式の緯糸検
知装置を備えている。
【0003】この種の緯糸検知装置の1つとして、フィ
ーラの受光素子への入射光量(受光量)に対応したフィ
ーラ信号を、所定の緯糸検知期間にわたって緯糸検知用
の閾値と比較し、その比較結果に基づいて緯糸の有無を
検知するものがある(特開平7−11544号公報)。
この従来技術は、筬打ち後に筬羽の振動が生じ、フィー
ラ信号が変化する点に着目し、緯糸検知期間よりも前の
非緯糸検知期間(緯糸不存在期間)におけるフィーラ信
号値の最大値又は最小値に基づいて緯糸検知用閾値を設
定している。
【0004】しかし、上記従来技術においては、二つの
問題が存在する。一つの問題は、検知対象となる緯糸が
存在しない状況下であっても、緯入れ中から筬打ちまで
の間に筬が筬打ち位置に近づくにつれてフィーラ信号が
増減する場合について、何も考慮していない、というこ
とにある。したがって、非緯糸検知期間のフィーラ信号
値のみによって検知用閾値が設定されるから、その閾値
自体が現実的な値ではない。このため、例えば緯糸検知
フィーラでは、緯入れミスなどにより緯糸検出できない
場合でも、前記フィーラ信号の増加により緯糸検知用閾
値を越えてしまうことにより見逃しが発生したり、ま
た、この技術を採用した吹切れ検知フィーラにおいて
は、緯糸が検知領域になくても常にフィーラ信号が吹切
れ検知用の閾値を越えることになり、誤って吹き切れ発
生と判断するいわゆる空止まりが発生したりする。
【0005】もう一つの問題は、緯糸検知用閾値の設定
の基になるフィーラ信号に対する異常の有・無を判断す
ることができない、ということにある。このため、筬羽
の振動などでフィーラ信号が異常に大きく変動する場
合、上記作用から、緯糸検知期間よりも前に定められる
非緯糸検知期間(緯糸不存在期間)におけるフィーラ信
号値の最大値や最小値などを基に閾値を設定するため、
緯糸検知用閾値が本来の適正値とは大きくかけ離れた値
に設定されてしまう。このため緯糸検知フィーラ、又は
この技術を適用した吹切れ検知フィーラでは、やはり空
止まりや見逃しが発生する。
【0006】しかも、上記した二つの問題とも、稼働中
の織機では、見逃し又は空止まりというトラブルでしか
捉えられないことから、このトラブルに至った根本原因
を突き止めるには、製織を続けながら、例えばフィーラ
信号を実際にオシロスコープなどの測定機器を用いて観
測しなければならず、これら測定機器は取り扱いが難し
く、しかもフィーラの構造を熟知した経験のある作業者
が原因を究明することができるにすぎず、織物品質低下
や生産性が低下するなどの問題がある。
【0007】上記のことをまとめると、従来技術におけ
る空止まりや見逃しの原因の一つは、筬に形成された緯
糸飛走路に向けて配置した受光素子への入射光量(受光
量)、換言すればフィーラ信号が筬打ちが近づくにつれ
て変化し、しかも閾値がこの変化に対応して設定されな
いためであり、またもう一つの原因は、筬打ち後の筬羽
の振動による前記入射光量が正常時に比べて大きく振動
し、本来緯糸検知フィーラの異常と判断してフィーラ周
辺部を再調整すべきであるにもかかわらず、異常と判断
することなく得られたフィーラ信号の値を利用して閾値
が設定されてしまい、本来設定すべき値とは大きくかけ
離れた値に設定されるためである。
【0008】したがって、このような問題から、上記し
た自動設定する技術は依然として採用できず、これら検
知用閾値を従来では手動で設定していた。例えば、緯糸
検知フィーラについては、織機運転中に、緯入れのたび
に検知対象の緯糸が存在することから、閾値は、実機の
状態を見ながら試行錯誤から比較的容易に(かつ短時間
に)設定できた。これに対し、他方の吹切れ検知フィー
ラについては、通常の状態では検知対象となる緯糸(つ
まり吹き切れ緯糸)が存在しないことから、状態を見な
がら最適値を設定するには莫大な時間と労力を要し、最
適な設定ができなかった。
【0009】本発明者らが、緯糸が検知領域に存在しな
い緯入れサイクルでの緯糸及び吹き切れを検知する各フ
ィーラのフィーラ信号を観察したところ、緯糸又は吹き
切れ検知期間におけるフィーラ信号は筬打ち運動に関連
して(すなわち、筬が筬打ち位置に近づくにつれて)、
増加又は減少することが確認された。
【0010】本発明者らの研究によれば、上記信号変化
は筬打ち運動の加速度と関連性が強いことが確認されて
おり、これは筬打ち運動により筬に若しくは投光素子
又は受光素子の取付部材に撓みが発生するためと考えら
れる。
【0011】本発明者らの観察によれば、これら撓みと
は別に、筬打ち直後よりフィーラ信号が短い周期で振動
するという現象も確認された。この振動は、本発明者ら
の研究によれば、比較的短い周期でその振幅が筬打ち直
後最大になりその後次第に減衰する振動波形が観測さ
れ、これらは筬の設定条件(筬羽の刃厚や羽数、材質な
ど)や製織条件(打込密度や回転数など)により変化す
ることが確認されている。
【0012】
【解決しようとする課題】それ故に、緯糸検知フィー
ラ、特に最適な閾値設定が困難である吹切れ検知フィー
ラにおいて、前記した撓みなどによるフィーラ信号の影
響を受けないような閾値を設定したり、緯糸検知フィー
ラにおいて、前記した撓みの影響を考慮して緯糸フィー
ラの筬羽の振動などのフィーラ信号の異常を発見するこ
とにより、従来織機に生じていた空止まりや見逃しを防
止することは重要である。
【0013】
【解決手段、作用及び効果】本件発明者らは、上記した
ように吹切れ検知用フィーラ信号においては、吹き切れ
が発生しなければ、1緯入れサイクル中の緯糸の影響を
受けないフィーラ信号が比較的容易に得られる点に着目
し、以下の技術を発明した。
【0014】本件第1及び第2の発明は、筬打ち部材に
取付けられ、緯糸飛走路に向けて光学的な検知領域を形
成し、緯入れ糸の到達位置よりも下流側に配置される吹
切れ検知フィーラの吹切れ検知用閾値の設定方法に関す
る。
【0015】本件第1の発明に係る、吹き切れ検知用閾
値の設定方法は、緯糸が吹切れ検知フィーラの検知領域
に存在しない状態で吹切れ検知期間の前後の時期を少な
くとも含むように定められる第1の期間における吹切れ
フィーラ信号の最大値と最小値との差の値を求めるとと
もに、前記吹切れ検知期間及び第1の期間とは独立して
定められて吹切れ検知フィーラが緯糸を検知したときの
信号を含まない第2の期間における吹切れフィーラ信号
の平均値を求め、求めた平均値に前記差の値を加算した
値を前記吹切れ検知用閾値として設定することを含む。
【0016】筬や筬と一体となって揺動駆動される筬取
付部材などの撓みの影響を受け、しかも緯糸が存在しな
い状況下のフィーラ信号は、筬打ち運動に対応して周期
的に増減し、例えば反射型フィーラの場合、筬が後退位
置に位置する期間(換言すれば緯入れ中の期間)では、
そのフィーラ信号値は低い状態であるが、その後吹切れ
検知期間に入り、筬が前進するにつれてフィーラ信号は
次第に増加してゆき、やがて筬打ちタイミングではフィ
ーラ信号値は最大となり、その後筬が筬打ち位置から遠
ざかるにつれてフィーラ信号値は元の値に向けて次第に
減少する。しかも、吹切れ検知フィーラでは、緯入れ中
に緯糸の吹き切れが発生しない限り、緯糸がその検知領
域に存在しない吹切れフィーラ信号を容易に得ることが
できる。
【0017】第1の発明において、緯糸が検知領域に存
在しない状態で吹切れ検知期間の前後の時期を少なくと
も含むように定められる第1の期間における吹切れフィ
ーラ信号の最大値と最小値の差の値は、筬、取付部材等
の撓み等に起因する信号の変化量(ノイズ)と見なすこ
とができ、しかも吹切れ検知期間における変化量以上の
値が得られる。他方、前記吹切れ検知期間及び第1の期
間とは独立して定められて緯糸を検知したときの信号を
含まない第2の期間における吹切れフィーラ信号の平均
値は、緯糸が検知領域に存在しない状態での吹切れフィ
ーラ信号の基準となる値である。
【0018】したがって、この基準となる平均値に前記
信号の差の値を加算した値は、吹切れ検知期間内におけ
る緯糸が検知領域に存在しない状態の吹切れ検知フィー
ラ信号の変化量以上の値であるから、この値を吹切れ検
知用閾値として設定することにより、撓みによる信号の
増加を考慮した値が設定される。したがって、吹切れ検
知期間において緯糸検知しない緯入れサイクルにあって
も、そのときの吹切れ検知フィーラ信号がそのようにし
て設定された吹切れ検知用閾値を越えることはなく、従
来のように空止まりは発生せず、吹き切れをより確実に
検知することができる。
【0019】前記第1の期間は、前記したように緯糸が
検知領域に存在しない状態で吹切れ検知期間の前後の時
期を少なくとも含む期間である。この第1の期間は、具
体的には、特定されない緯糸が存在しない任意の期間又
は時間とすることができる。また第1の期間は、主軸ク
ランク角度で定義される角度期間や所定角度タイミング
からの経過時間などで定義することができる。具体的に
は第1の期間は、織機1回転に対応する期間又はこれ以
上の期間とすることもできるし、織機1回転に満たなく
とも吹切れ検知期間の前後の時期を含むように定めるこ
ともできる。
【0020】前記第2の期間についても同様に、具体的
には特定されない、緯糸が存在しない任意の期間又は時
間とすることができる。またこの第2の期間は、主軸ク
ランク角度で定義される角度期間や所定角度タイミング
からの経過時間などで定義することができる。具体的に
は第2の期間は、織機1回転に対応する期間又はこれ以
上の期間とすることもできるし、織機1回転に満たなく
ても吹切れ検知期間よりも前に定められる吹切れ緯糸が
存在し得ない期間とすることもできる。
【0021】本件第2の発明に係る、吹き切れ検知用閾
値の設定方法は、緯糸が吹切れ検知フィーラの検知領域
に存在しない緯入れサイクル内でかつ所定の吹切れ糸検
知期間における吹切れフィーラ信号の最大値以上の値を
出力しうる第3のタイミング及び最小値以下の値を出力
しうる第4のタイミングをそれぞれ予め定めておき、緯
糸が吹切れ検知フィーラの検知領域に存在しない緯入れ
サイクル内における前記第3及び第4のタイミングのそ
れぞれにおける吹切れフィーラ信号から得られる値の差
の値を求めるとともに、前記吹切れ検知期間並びに前記
第3及び第4のタイミングとは独立して定められ吹切れ
検知フィーラが緯糸を検知したときの信号を含まない第
5の期間における吹切れ検知フィーラ信号の平均値を求
め、求めた平均値に前記差の値を加算した値を前記吹切
れ検知用閾値として設定することを含む。
【0022】第2の発明において、第3及び第4のタイ
ミングは、これらを緯糸が検知領域に存在しない緯入れ
サイクル内でかつ所定の吹切れ糸検知期間における吹切
れフィーラ信号の最大値以上の値及び最小値以下の値を
出力しうるように定めるため、吹切れフィーラ信号が筬
の最後退位置から最前進位置までの間で増減することを
考慮して、実質的には吹切れ検知期間の前後に定められ
る時点若しくは期間を含むように定めることができる。
【0023】すなわち、緯糸が検知領域に存在しない緯
入れサイクル内における前記第3及び第4のタイミング
のそれぞれにおける吹切れフィーラ信号から得られる値
の差の値は、実質的に第1の発明における第1の期間に
わたって求めた最大値と最小値との差と同様の値であ
り、換言すれば、筬、取付部材等の撓み等に起因する信
号の変化量(ノイズ)と見なすことができる。
【0024】前記第5の期間は、第1の発明における第
2の期間と同様に定められる期間であり、この期間にお
ける吹切れフィーラ信号の平均値は、緯糸が検知領域に
存在しない状態での吹切れフィーラ信号の基準となる値
である。したがって、この基準となる平均値に前記信号
の差の値を加算した値は、吹切れ検知期間内における緯
糸が検知領域に存在しない状態の吹切れ検知フィーラ信
号の変化量以上の値であるから、この値を吹切れ検知用
閾値として設定することにより、前記第1の発明と同様
の撓みによる信号の増加を考慮した値が設定され、前記
第1の発明と同様の効果を奏することができる。
【0025】第2の発明において、例えば第3及び第4
のタイミングを吹切れ検知期間の前後の任意の時点又は
期間にそれぞれ特定して設定することができる。前記し
たフィーラ信号から得られる値は、特定時点のフィーラ
信号値としたり、特定期間におけるフィーラ信号値の最
大値、最小値などの、ピーク値、平均値、又はその期間
にわたって得た前記平均値以外の統計値とすることもで
きる。このようにそれぞれ求めた値からそれらの差を求
め、求めた差を上記のように利用することができる。
【0026】なお、前記定める第3及び第4のタイミン
グは、吹切れ検知期間を含んだり、各タイミングが相互
に重なるように期間を定めたりすることもでき、さらに
はともに同一期間に定めることもできる。好ましくは、
第3及び第4のタイミングを吹切れ検知期間の近傍にそ
れぞれ短く定めれば、吹切れ検知期間における吹切れフ
ィーラ信号の変化量とほぼ同じ差の値を得ることができ
るから、より正確な吹切れ検知用閾値を設定することが
可能になる。
【0027】第1及び第2の発明に係る、吹切れ検知用
閾値の設定方法において、前記平均値に加算する値は、
前記差の値に安全率を乗じた値とすることができる。こ
のようにすれは、余裕を持った吹き切れ検知用閾値を設
定することができる。
【0028】本件第3及び第4の発明は、筬打ち部材に
取付けられ、緯糸飛走路に向けて光学的な検知領域を形
成し、緯糸先端が到達しうる位置に配置される緯糸検知
フィーラとこれより下流に配置される吹切れ検知フィー
ラとを有する緯糸検知装置における緯糸検知フィーラの
異常検知方法に関する。
【0029】本件第3の発明に係る、緯糸検知フィーラ
の異常検知方法は、緯糸が吹切れ検知フィーラの検知領
域に存在しない状態で吹切れ検知期間の前後の時期を含
むように定められる第1の期間における吹切れフィーラ
信号の最大値と最小値との差の値を求め、前記第1の期
間とは独立しかつ緯糸検知フィーラの緯糸検知期間より
も前に定められる緯糸不存在期間における緯糸フィーラ
信号の最大値と最小値との差に基づく値を求め、前記緯
糸フィーラの最大値と最小値との差に基づく値に、前記
吹切れフィーラ信号の最大値と最小値との差の値を加算
し、この加算結果と異常検知用閾値とを比較し、前記加
算結果が前記異常検知用閾値を逸脱したことにより警報
信号を発生することを含む。
【0030】反射型又は透過型と呼ばれる検知方式が同
じものを緯糸検知フィーラ及び吹切れ検知フィーラの双
方に採用すれば、緯糸検知フィーラにおいても吹き切れ
検知フィーラと同様の現象、つまり撓みによる信号変化
が発生すると見ることができる。
【0031】吹切れ検知フィーラでは、第1の発明と同
様、胴切れなどの緯糸吹き切れが発生しない限り、緯糸
がその検知領域に存在しない吹切れフィーラ信号を容易
に得ることができる。したがって、緯糸が検知領域に存
在しない状態で吹切れ検知期間の前後の時期を含むよう
に定められる第1の期間における吹切れフィーラ信号の
最大値と最小値との差の値は、緯糸無し状態の吹切れ検
知期間内における吹切れフィーラ信号の変化量の値であ
り、換言すれば緯糸検知フィーラの緯糸フィーラ信号の
変化量の値と見なしてこれを代用することができる。
【0032】他方、前記緯糸検知フィーラにおいて、前
記第1の期間とは独立しかつその緯糸検知期間よりも前
に定められる緯糸不存在期間における緯糸フィーラ信号
の最大値と最小値との差に基づく値は、緯糸検知フィー
ラにおける筬羽の振動を含む値である。しかも筬羽の振
動は筬打ち後次第に減衰するから、緯糸不存在期間にお
ける緯糸フィーラ信号の最大値と最小値との差の値に、
吹き切れフィーラ信号に基づく値の差を加算した値は、
緯糸検知フィーラにおいて、緯糸検知期間における糸無
し状態でしかも撓みによる信号の変化とともに筬羽の振
動が続いている状態の緯糸フィーラ信号の変動量(幅)
と考えることができる。
【0033】したがって、上記の加算結果を所定の異常
検知用閾値と比較し、その加算結果が閾値を逸脱したと
き警報信号を発することにより、緯糸検知フィーラにお
ける緯糸フィーラ信号の振動異常、つまり筬羽の振動異
常を報知することができる。しかも、この緯糸フィーラ
信号の異常検知には、前記吹切れフィーラ信号に基づく
値を加算することにより筬や取付部材等による撓みの影
響が加味されており、しかもこれに対応する異常検知用
閾値が緯糸フィーラ信号の比較に用いられるから、緯糸
フィーラの異常をより正確に検知することができる。
【0034】第3の発明において、第1の期間は、緯糸
が緯糸検知フィーラの検知領域に存在しない状態で吹切
れ検知期間の前後の時期を少なくとも含む期間である。
この第1の期間は、具体的には、特定されない緯糸が存
在しない任意の期間又は時間とすることができる。また
第1の期間は、主軸クランク角度で定義される角度期間
や所定角度タイミングからの経過時間などで定義するこ
とができる。具体的には第1の期間は、織機1回転する
に要する期間若しくはこれ以上の期間とすることもでき
るし、織機1回転に満たなくても吹切れ検知期間の前後
の時期を含むように定めることもできる。また、第2の
期間に対しても同様に、具体的には特定されない、緯糸
が存在しない任意の期間又は時間とすることができる。
【0035】本件第4の発明に係る、緯糸検知フィーラ
の異常検知方法は、緯糸が検知領域に存在しない緯入れ
サイクル内で所定吹切れ糸検知期間における吹切れフィ
ーラ信号の最大値以上の値を出力しうる第3のタイミン
グ及び最小値以下の値を出力しうる第4のタイミングを
それぞれ予め定めておき、緯糸が吹切れ検知フィーラの
検知領域に存在しない緯入れサイクル内における前記第
3及び第4のタイミングのそれぞれにおける吹切れフィ
ーラ信号から得られる値の差の値を求め、前記第3及び
第4のタイミングとは独立しかつ緯糸検知フィーラの緯
糸検知期間よりも前に定められる緯糸不存在期間におけ
る緯糸フィーラ信号の最大値と最小値との差に基づく値
を求め、前記緯糸フィーラ信号の最大値と最小値との差
に基づく値に、前記吹切れフィーラ信号から得られる値
の差の値を加算し、この加算結果と異常検知用閾値とを
比較し、前記加算結果が前記異常検知用閾値を逸脱した
ことにより警報信号を発生することを含む。
【0036】第4の発明において、緯糸が検知領域に存
在しない緯入れサイクル内でかつ所定の吹切れ糸検知期
間における吹切れフィーラ信号の最大値以上の値を出力
しうる第3のタイミング及び前記最小値以下の値を出力
しうる第4のタイミングは、実質的に吹切れ検知期間の
前後に定められる期間を含むように定められる。それ故
に、これらそれぞれの期間において得られる吹切れフィ
ーラ信号から得た値は、実質的に前記第3の発明におけ
る第1の期間にわたって求めた最大値と最小値との差と
同様の値である。したがって、第3の発明と同様に、緯
糸検知フィーラの撓みによる緯糸フィーラ信号の変化量
の値と見なしてこれを代用することができる。
【0037】他方、前記緯糸検知フィーラにおいて、前
記第3及び第4のタイミングとは独立しかつ緯糸検知期
間よりも前に定められる緯糸不存在期間における緯糸フ
ィーラ信号の最大値と最小値との差に基づく値は、緯糸
検知フィーラにおける筬羽の振動に対応する値である。
したがって、緯糸不存在期間における緯糸フィーラ信号
の最大値と最小値との差の値に、吹き切れフィーラ信号
に基づく値の差を加算した値は、第3の発明と同様に得
られる、緯糸検知期間における糸無し状態でしかも撓み
による信号の変化とともに筬羽の振動が続いている状態
の緯糸フィーラ信号の変動量(幅)と考えることができ
る。よって、緯糸検知フィーラにおける機能異常、つま
り筬羽の振動異常を検知することができる。またこの緯
糸フィーラ信号の異常検知には、前記吹切れフィーラ信
号に基づく値を加算することにより筬や取付部材等によ
る撓みの影響が加味されており、さらにこれに対応する
異常検知用閾値と比較されるから、緯糸検知フィーラの
異常検知、すなわち筬羽の異常振動をより正確に検知す
ることができる。
【0038】第4の発明において、第3及び第4のタイ
ミングは吹切れ検知期間の前後の任意の時点又は期間に
それぞれ特定して設定することができる。また、フィー
ラ信号から得られる値は、特定時点のフィーラ信号値と
したり、特定期間におけるフィーラ信号値の最大値最小
値などの、ピーク値、平均値、又はその期間にわたって
得た前記以外の統計値とすることもできる。このように
それぞれ求めた値からそれらの差を求め、求めた差を上
記のように利用することができる。
【0039】なお第4の発明において、前記定める第3
及び第4のタイミングは、吹切れ検知期間を含んだり、
各タイミングが相互に重なるように期間を定めたりする
こともでき、さらにはともに同一期間に定めることもで
きる。好ましくは、第3及び第4のタイミングを吹切れ
検知期間の近傍にそれぞれ短く定めれば、吹切れ検知期
間における吹切れフィーラ信号の変化量とほぼ同じ差の
値を得ることができ、より正確な緯糸検知フィーラの異
常を検知することが可能になる。
【0040】第3及び第4の発明において、緯糸不存在
期間は、主軸クランク角度で定義される角度期間や所定
角度タイミングからの経過時間などで定義することがで
き、例えば、緯入れがあっても緯糸を検知し得ない期
間、すなわち緯糸検知期間よりも前に定められる任意の
期間であり、好ましくは、筬の撓みの影響が生じないよ
うにしかも筬羽の振動波形が得られるように、期間を短
く定めたり、筬の撓みの影響が比較的生じにくい期間、
例えば筬打ち運動の加速度が小さい期間に設定すればよ
い。また、緯糸不存在期間における緯糸フィーラ信号の
値の最大値及び最小値に基づく値とは、加算する2つの
値の間で一定の比率を保つために所定係数を乗じて補正
するものであり、具体的には最大値及び最小値の差の値
に係数1/2を乗じた値である。前記加算する他方の値
に対応して乗じる所定係数を変更してもよい。
【0041】前記第3及び第4の発明において、より好
ましくは、前記最大値及び最小値の差に基づく値に加算
する値は、前記差に基づく値に安全率を乗じた値とする
ことができる。安全率は1以外の整数とすることがで
き、このようにすれは、余裕を有する緯糸検知フィーラ
の異常検知を行うことができる。
【0042】さらに好ましくは、前記異常検知用閾値と
して、前記緯糸検知フィーラにおいて緯糸の有無の判定
に用いる緯糸検知用閾値を用いることができる。このよ
うにすれば、異常検知機能を利用して緯糸検知用閾値を
より正確に設定することができるから、緯糸検知フィー
ラにおける見逃しを発生しない。
【0043】
【発明の実施の形態】図1は、本件第1及び第2の発明
に対応する実施例を示す。図1を参照するに、吹き切れ
検知フィーラ10は、図示しない筬や筬と一体になって
揺動駆動される図示しない筬打ち部材に取付けられ、筬
に形成された緯糸飛走路に向けて光学的な検知領域を形
成しており、しかも緯糸の有無を検知する緯糸検知フィ
ーラよりも緯糸の飛走方向下流側の位置に配置されてい
る。吹き切れ検知フィーラ10は、通常の緯入れでは緯
糸先端が到達せず、緯入れ中に吹き切れが発生したと
き、その検知領域に緯糸が存在することを検出して、緯
入れされた緯糸が吹き切れしたことを検知する。
【0044】図示の例では、吹切れ検知フィーラ10
は、筬に形成された緯糸飛走路に向けて投光素子及び受
光素子を配置して光学的な検知領域を形成する反射型の
フィーラを用いている。吹き切れ検知フィーラ10のフ
ィーラヘッド12は、光を緯糸飛走路に指向させる投光
器14と、緯糸飛走路を形成する筬及び緯糸からの反射
光を受光する受光器16とを備える。
【0045】投光器14には、所定のデューティー比を
有する高い周波数のパルス状電流が給電される。これに
より、投光器14は、点滅を繰り返して、パルス状の光
を発生する。受光器16は、パルス状の反射光を受光し
て、入射光量に対応したレベルを有するパルス状の電気
信号を感知回路18に出力する。
【0046】感知回路18は、受光器16の出力信号を
増幅器20において増幅し、増幅器20の出力信号を検
波器22において検波する。増幅器20は、ゲインを可
変可能の一般的な増幅器である。検波器22は、一般的
なピークホールド回路であり、増幅器20の出力信号を
投光器14の発光周期に同期してクランプして直流信号
に変換し、その直流信号を吹き切れフイーラ信号S1と
して出力する。
【0047】吹き切れフィーラ信号S1は、その平均値
S2を算出する平均値演算器24と、吹き切れ検知用閾
値SV1及びSV2を設定する閾値設定回路26及び28
と、吹き切れを検知する吹き切れ検知回路30とに供給
される。
【0048】織機の主軸32の回転角度は、エンコーダ
34において検出されて、電気的なクランク角度信号θ
として織機主軸の回転に対応して信号を出力する信号発
生手段であるタイミング信号発生器36に出力される。
タイミング信号発生器36は、エンコーダ34の出力信
号θを基に、図2に示す各種のタイミング信号TMG0か
らTMG4を発生する。
【0049】タイミング信号TMGOは、クランク角度θ
が筬打ちタイミングである0度から所定角度(例えば、
30度)間での間低レベル(オフ)になる矩形波信号で
ある。タイミング信号TMG2は、吹切れ検知のタイミン
グを指示する信号で、例えばクランク角度θが200度
から310度まで高レベル(オン)になる矩形波信号で
あり、吹き切れの有無を検知する吹切れ検知期間に対応
するタイミング信号である。
【0050】タイミング信号TMG3及びTMG4は、最大値
及び最小値(ピーク値)を検知するタイミングを指示す
る信号、例えばクランク角度θが330度から0度まで
及び160度から200度まで高レベル(オン)になる
矩形波信号であり、それぞれ吹切れ検知期間よりも後及
び前に定められる第3及び第4のタイミングに対応する
タイミング信号である。
【0051】これに対し、タイミング信号TMG1は、緯
糸が光学的検知領域に存在しない期間のフィーラ信号の
平均値を算出するタイミングを指示する信号で、例えば
クランク角θが100度から200度まで高レベル(オ
ン)になる矩形波信号であり、前記第2及び第5の期間
に対応するタイミング信号である。このタイミング信号
は糸(つまり吹切れ)検知期間よりも前で、比較的安定
する信号が得られる時期に定められており、その期間は
緯入れ緯糸がその検知領域に存在しない(到達し得な
い)緯糸不存在期間に定められる。
【0052】平均値演算器24は、緯糸不存在期間に対
応するタイミング信号TMG1における吹き切れフィーラ
信号S1の平均値S2を算出し、緯糸不存在期間の終了時
(タイミング信号TMG1の立ち下がり時、すなわち20
0度)に平均値S2をゲイン発生器38と閾値設定回路
26,28とに供給する。
【0053】ゲイン発生器38は、緯糸不存在期間に対
応するタイミング信号TMG1におけるフィーラ信号S1の
平均値S2を基に、増幅器20のゲインS3を決定し、所
定のタイミング毎(例えば、タイミング信号TMGOの立
ち下がり時、すなわちクランク角度θが0度になるた
び)にそのゲインS3を増幅器20に供給し、次の緯入
れサイクルの0度までそのゲインに維持する。
【0054】換言すれば、ゲイン発生器38は、吹き切
れフィーラ信号S1の平均値S2が常に一定のレベルを基
準に出力されるように、増幅器20のゲインを自動的に
修正するAGC回路を構成している。上記した各タイミ
ング信号及び吹き切れが発生しない緯入れサイクルにお
ける吹き切れフィーラ信号S1の波形の一例を図2に示
す。
【0055】本件第1及び第2の発明の主要構成であ
る、吹切れ検知用閾値を設定する閾値設定回路26は、
第3及び第4のタイミング信号TMG3、TMG4に対応する
フィーラ信号検出器としての最大・最小検出器40及び
その2つの出力値から差の値を演算する演算器42とを
含む第1の演算手段と、前記した平均値演算器24を含
む平均値演算手段と、前記2つの手段に接続される演算
器44を含む設定手段とを有する。
【0056】吹き切れ検知用の閾値設定回路26は、フ
ィーラ信号S1の最大値(S1max)及び最小値(S1mi
n)を最大・最小検出器40においてタイミング信号TM
G3及びTMG4を用いて検出し、検出した最大値及び最小
値の差S4(S1max−S1min)を演算器42において算
出し、算出した差S4を演算器44に供給する。
【0057】演算器44は、緯糸不存在期間におけるフ
ィーラ信号S1の平均値S2に差S4を加算して反射色緯
糸の検知に用いる吹き切れ検知用閾値SV1を吹き切れ検
知回路30に出力する。すなわち、演算器44は、S2
+S4=SV1の演算を行うことにより、吹き切れ検知用
閾値SV1を求め、求めた吹き切れ検知用閾値SV1を吹き
切れ検知回路30に設定する。
【0058】閾値設定回路28は、閾値回路26と同様
の手法で、S2−S4=SV2の演算を行うことにより吸収
色緯糸に対応する吹き切れ検知用閾値SV2を求め、求め
た吹き切れ検知用閾値SV2を吹き切れ検知回路30に設
定することもできる。閾値設定回路28は平均値演算器
24において算出した平均値S2を用いてもよく、この
場合閾値設定回路28は演算器44と同様の演算器を備
える。また、吹き切れ検知用閾値SV2は、予め設定され
た一定の値であってもよい。
【0059】上記のように吹き切れの検知に2種類の閾
値SV1,SV2を用いる理由は、次のとおりである。
【0060】反射型センサにおいては、緯糸からの反射
光レベルがバックからの反射光レベルよりも大きいと、
緯糸存在時のフィーラ信号は、緯糸からの反射光の影響
を受けて緯糸不存在時よりも大きい信号レベルとなるた
め、大きい方の閾値SV1が利用される。これに対し、緯
糸からの反射光レベルがバックからの反射光レベルより
も小さいと、緯糸存在時のフィーラ信号は、緯糸からの
反射光が少なくなり、緯糸不存在時よりも小さい信号レ
ベルとなるため、小さい方の閾値SV2が利用される。
【0061】使用する緯糸が単色の場合は、糸種により
定まる2つの閾値のうちいずれか一方のみが利用され
る。これとは逆に、多色の緯糸(色が異なる複数の緯
糸)を使用しかつ1つの緯糸からの反射光レベルがバッ
クからの反射光レベルを上回り、他の緯糸からの反射光
レベルがバックからの反射光レベルを下回るときは、2
つの閾値が利用される。
【0062】吹き切れ検知回路30は、比較器46にお
いて吹き切れ検知期間の間(タイミング信号TMG2がオ
ンの間)、吹き切れフィーラ信号S1と2つの閾値SV1
及びSV2とを比較し、フイーラ信号S1が閾値SV1及び
SV2のいずれかを越えているとき、その旨を意味するオ
ン信号S6を停止信号発生器48に出力する。すなわ
ち、比較器46は、S1>SV1及びS1<SV2の比較を行
って、フィーラ信号S1が閾値SV1及びSV2の閾値幅を
逸脱しているか否かを判定する。
【0063】閾値SV1及びSV2の閾値幅を逸脱している
こと(すなわち、オン信号S5が発生されたこと)は吹
き切れ有り(緯糸有り)を意味し、閾値SV1及びSV2の
閾値幅を逸脱していないこと(すなわち、オン信号S34
が発生されないこと)は吹き切れ無し(緯糸無し)を意
味する。
【0064】停止信号発生器48は、信号S5が出力さ
れたことを吹き切れ検知期間にわたって監視し、その期
間にオン信号S5が発生されたならば、吹き切れ有りと
判断して、吹き切れ検知期間の終了時(タイミング信号
TMG2の立ち下がり時)に織機停止信号S6を出力する。
【0065】緯糸は、所定のタイミングで、緯入れ装置
により経糸開口内に緯入れされ、筬により織り前に筬打
ちされる。緯入れ中に緯糸の胴切れなどの吹き切れが発
生して緯糸の先端が、吹き切れ検知フィーラ10のフィ
ーラヘツド12の設置位置に到達すると、受光器16へ
の入射光量が変化する。この変化は、吹き切れフィーラ
信号S1の変化として現れる。
【0066】上記の結果、比較器46においてSV1≦S
1≦SV2となると、吹き切れ検知期間の終了時に吹き切
れ無し(緯糸無し)が検知されて、織機停止信号S6は
出力されない。しかし、比較器46においてフィーラ信
号S1が閾値SV1、SV2から(すなわちSV1<S1又はS
1<SV2となって)逸脱すると、吹切れ検知期間の終了
時に吹切れ有り(緯糸有り)と判定されて織機停止信号
S6が出力される。
【0067】織機運転中、筬打ち運動にともなって筬や
筬と一体に揺動駆動される取付部材などに撓みが生じ
る。この撓み量は、筬打ち加速度に関連があり、筬最前
進時及び最後退時において前後方向の撓み量がそれぞれ
最大になる。そして、筬、取付部材等に撓み等の異常が
生じると、受光器16への入射光量が大きく変化し、こ
の変化はフィーラ信号S1の変化として現れる。
【0068】筬及び緯糸からの反射光を受光する反射型
吹切れ検知フィーラの吹切れフィーラ信号の一例を図5
に示す。フィーラへの入射光量は、筬とフィーラとの間
隔が筬及びその取付部材の揺動方向への撓みにより変化
するから、筬の前進時に増加し、筬の後退時に減少す
る。したがって、撓み量換言すればフィーラ信号は、筬
打ち時に最大になり、筬の最後退時に最小になる。
【0069】例えば、緯糸検知用閾値を設定する従来技
術である特開平7−11544号の技術のように、緯糸
不存在期間における最大値又は最小値のみの値に基づい
て閾値を設定する技術では、フィーラ信号が筬やその取
付部材の撓みにより増減する場合に対して何ら考慮して
いない。したがって、従来のように自動設定された閾値
SV1、SV2では、緯糸が存在しないにもかかわらず、撓
みにより変化する吹切れフィーラ信号S1が閾値SV1,
SV2のいずれかから逸脱し、織機停止信号S6が出力さ
れてしまい、吹切れ検知フィーラの空止まりが発生す
る。
【0070】しかし、前記したように、第3及び第4の
タイミングに対応するタイミング信号TMG3及びTMG4の
発生時期は、緯糸が吹切れ検知フィーラの検知領域に存
在しない緯入れサイクル内でかつ所定の吹切れ糸検知期
間における吹切れフィーラ信号の最大値以上の値及び前
記最小値以下の値を出力しうるように定めるため、しか
もフィーラ信号が筬が最後退する位置から最前進する位
置の間で増減するから、実質的には吹切れ検知期間の前
後に定められる時点若しくは期間を含むように定められ
る。
【0071】よって、緯糸が吹切れ検知フィーラの検知
領域に存在しない緯入れサイクル内における前記第3及
び第4のタイミングのそれぞれにおける吹切れフィーラ
信号から得られる値の差の値は、筬、取付部材等の撓み
等に起因する信号の変化量(ノイズ)と見なすことがで
きる。また第5の期間に対応するタイミング信号TMG1
は、吹切れ検知期間並びに第3及び第4のタイミングと
は独立しかつ緯入れ中に緯糸が到達し得ない吹切れ検知
期間よりも前の期間に定められているため、タイミング
信号TMG1における吹切れフィーラ信号の平均値は、緯糸
が検知領域に存在しない状態での吹切れフィーラ信号の
基準となる値である。
【0072】したがって、この基準となる信号に前記信
号の差の値を加算した値は、吹切れ検知期間内における
緯糸が検知領域に存在しない状態の吹切れ検知フィーラ
信号の変化量以上の値であるから、この値を吹切れ検知
用閾値として設定することにより、撓みによる信号の増
加を考慮した値が設定される。よって、吹切れ検知期間
において緯糸検知しない緯入れサイクルにあっても、吹
切れ検知フィーラ信号がそのようにして設定された吹切
れ検知用閾値を越えることはなく、従来のように空止ま
りは発生せず、より確実に吹き切れ検知できる。
【0073】第3及び第4のタイミングに対応するタイ
ミング信号TMG3及びTMG4の発生時期は、吹切れ検知期
間の前後の任意の時点、又は期間にそれぞれ特定して設
定することができる。例えば、第3のタイミングは、吹
切れ検知期間終了時から筬打ちタイミングまでの間、又
はこの間における出力と同等の値が得られる時点又は期
間ならばいずれに設定してもよい。この第3のタイミン
グで求める吹切れフィーラ信号から得られる値は、前記
した特定期間に得られるピーク値である最大値のほか、
平均値や最頻値などの期間に対応して得られる統計値と
することができ、さらには、上記期間内における特定時
点のフィーラ信号値とすることもできる。
【0074】他方、第4のタイミングは、筬が最後退す
るタイミングから吹切れ検知開始時までの間、又はこの
間における出力と同等の値が得られる時点又は期間なら
ばいずれに設定してもよい。この第4のタイミングで求
める吹切れフィーラ信号から得られる値は、前記した特
定期間に得られるピーク値である最小値のほか、平均値
や最頻値などの期間に対応して得られる統計値とするこ
とができ、さらには、上記期間内における特定時点のフ
ィーラ信号値とすることもできる。好ましくは、前記第
3のタイミングにおいて得られる値に合わせて適宜選択
することが望ましい。これらに合わせて上記したフィー
ラ信号検出器としての最大/最小検出器40を所望の値
をそれぞれ検出する別途検出器に置換すればよい。
【0075】これに対し、平均値を算出するための第1
のタイミングは、第3及び第4のタイミングとは独立し
て定められ、しかも緯糸を検知したときの信号を含まな
いように定める。前記では、タイミング信号TMG1を、
筬の撓みにより吹切れフィーラが影響を受けないよう
に、しかも緯糸が検知領域に到達しえないように、例え
ば100度から200度にわたってオンにするように定
めたが、筬の撓みによる信号変化が含まれるように設定
してもよく、この期間の長さには限定されない。緯糸の
影響を受けないように設定されていれば十分である。さ
らに簡略化するならば、緯糸が存在しない緯入れ1サイ
クル内に定めることもできる。
【0076】さて、上記実施例では、2つのタイミング
おける吹切れフィーラ信号から撓みによる信号の変化を
求めるようにしているが、吹切れ緯糸が存在しない状態
で吹切れ検知期間の前後の時期を少なくとも含むように
定められる1つの期間における吹切れフィーラ信号の最
大値及び最小値を求めることによっても、上記同様に撓
みによる信号の変化を求めることができ、前記同様に吹
切れ検出用の閾値を設定することができる。
【0077】例えば、上記した実施例の閾値設定回路2
6内にある最大/最小検出器40に供給する第3及び第
4のタイミング信号に代えて、第1の期間に対応するタ
イミング信号を双方の入力端に供給することによって、
1つの期間における吹切れフィーラ信号の最大値及び最
小値を検出することができる。よって、演算器42は、
第1の期間における最大値及び最小値の差の値を出力す
ることができる。
【0078】他方、吹切れフィーラ信号の平均値は、吹
切れ検知期間及び第1の期間とは独立して定められる第
2の期間であって、かつ緯糸を検知したときの信号を含
まない第2の期間における平均値、例えば平均値演算器
24からの平均値を用いればよい。この平均値は、緯糸
が検知領域に存在しない状態での吹切れフィーラ信号の
基準となる値である。
【0079】したがって、この基準となる平均値に前記
信号の差の値を加算した値は、吹切れ検知期間内におけ
る緯糸が検知領域に存在しない状態の吹切れ検知フィー
ラ信号の変化量以上の値であるから、この値を閾値を設
定することにより、撓みによる信号の増加を考慮した値
が吹切れ検知用閾値として設定され、前記した実施例と
同様の効果を奏することができる。
【0080】なお、第1の期間は、具体的には、特定さ
れない緯糸が存在しない任意の期間又は時間とすること
ができる。また第1の期間は、主軸クランク角度で定義
される角度期間や所定角度タイミングからの経過時間な
どで定義することができる。具体的には第1の期間は、
織機1回転するに要する期間若しくはこれ以上の期間と
することもできるし、織機1回転に満たなくとも吹切れ
検知期間の前後の時期を含むように定めることもでき
る。
【0081】前記した第2の期間に対しても同様に、具
体的には特定されない、緯糸が存在しない任意の期間又
は時間とすることができる。この第2の期間は、主軸ク
ランク角度で定義される角度期間や所定角度タイミング
からの経過時間などで定義することができる。具体的に
は第2の期間は、織機1回転に対応する期間若しくはこ
れ以上の期間とすることもできるし、織機1回転するに
満たなくとも吹切れ検知期間よりも前に定められる吹切
れ緯糸が存在し得ない期間とすることもできる。
【0082】図3は閾値設定回路の他の実施例を示す。
図3に示す例では、閾値設定回路50は、フィーラ信号
のピーク値(最大値及び最小値)の差S4を設定する設
定器62と,フィーラ信号の平均値S2と最大値及び最
小値の差S4とを用いて吹き切れ検知用閾値SV1,SV2
を発生する演算器54とを備えている。
【0083】図3に示す実施例の場合、フィーラ信号の
ピーク値(最大値及び最小値)は、オシロスコープのよ
うな測定器によりタイミング信号TMG3,TMG4を用いて
予め測定され、測定されたピーク値の差S4は予め設定
器52に作業者により又は自動的に設定される。
【0084】演算器54は、通常の製織の間、吹き切れ
フイーラ信号S1の平均値S2に最大値及び最小値の差S
4を加算及び減算してそれぞれ吹き切れ検知用脇値SV1
及びSV2を発生し、閾値SV1及びSV2を比較器46に設
定する。
【0085】上記したように図3の構成によっても前記
同様に吹切れ検知用閾値を設定することもできる。な
お、吹切れ検知用閾値を設定するために、吹切れフィー
ラ信号の平均値に加算する値は、吹切れフィーラ信号の
最大値及び最小値の差、又は第3及び第4のタイミング
におけるフィーラ信号から得られた値の差の値に安全率
を乗じた値とすることもできる。いずれの場合も、吹切
れ検知用閾値の設定に余裕を持たせることができる。
【0086】上記した吹切れ検知用閾値の設定は、機掛
け後の織付け時などの織機調整作業として行われ、上記
した閾値設定回路26,28は、図示しない織機制御回
路からの設定指令や作業者の操作により作動させること
ができる。しかも、その作動時期には、緯糸の吹切れが
生じない時期に作動させることが好ましい。なぜなら
ば、吹き切れが発生し、所定の検知領域に緯糸が存在す
ると、吹切れフィーラ信号は緯糸存在により大きく変化
するため、当初の目的である緯糸が存在しないときのフ
ィーラ信号の変化を捉えることができないからである。
【0087】例えば、上記閾値設定回路26,28を作
動させる時期について、例えば吹き切れ緯糸が発生しな
い緯入れサイクル内が考えられる。好ましくは、回路を
作動させる時期は、吹き切れが発生しえない状態である
とき、例えば吹き切れしない緯糸緯入れ時とし緯糸選択
信号にしたがって作動させてもよいが、より簡略化する
ならば、とりあえず作動させて上記測定を行い、その測
定結果が吹き切れ発生しなかったときの値であることを
確認した後、前記閾値を演算出力するように構成するこ
とも考えられる。
【0088】図4は、本件第3及び第4の発明に対応す
る実施例で、吹切れ検知用フィーラの信号変化を緯糸検
知フィーラにおける異常検知に用いる例であり、異常検
知装置を備えた緯糸検知フィーラ60の一実施例を示
す。緯糸検知フィーラ60は、吹き切れ検知フィーラ1
0より緯糸の飛走方向上流側で通常の緯入れにより緯糸
が到達し得る位置に光学的検知領域を形成するように配
置されており、正常に緯入れされた緯糸の先端を検知す
る。
【0089】緯糸検知フィーラ60は、図1に示すタイ
ミング信号発生器36において発生された各種のタイミ
ング信号を用いると共に、図1に示す吹き切れフィーラ
10の演算器42で発生された吹き切れフィーラ信号S
1の最大値及び最小値の差S4を用いる。なお、タイミン
グ信号発生器36には、図示のほかに、緯糸検知期間に
対応するタイミング信号TMG5を出力可能に設けられて
おり、クランク角度200度から290度にわたりオン
出力する矩形波信号が出力される。
【0090】緯糸検知フィーラ60は、図1に示す吹切
れ検知フィーラ10と同様に、投光素子と受光素子とを
筬に形成された緯糸の飛走路に向けて配置した反射型の
フィーラを用いている。フィーラヘツド62は、光を緯
糸飛走路に指向させる投光器64と、筬及び緯糸からの
反射光を受光する受光器66とを備える。
【0091】投光器62は、図1に示す投光器14同様
に、所定のデューティー比を有する高い周波数のパルス
状電流が給電されて、点滅を繰り返し、パルス状の光を
発生する。受光器66も、図1に示す受光器18と同様
に、パルス状の反射光を受光して、入射光量に対応した
レベルを有するパルス状の電気信号を感知回路68に出
力する。
【0092】感知回路68は、図1に示す感知回路18
と同様に、受光器66の出力信号を増幅器70において
増幅し、増幅器70の出力信号を検波器72において検
波する。増幅器70は、図1に示す増幅器20と同様
に、ゲインを可変可能の一般的な増幅器である。検波器
72は、図1に示す検波器22と同様に、一般的なピー
クホールド回路であり、増幅器70の出力信号を投光器
64の発光周期に同期してクランプした直流信号を緯糸
フィーラ信号S11として出力する。
【0093】緯糸フィーラ信号S11は、その平均値S12
を算出する平均値演算器74と、機器の異常を検知して
警報信号を発生する警報回路76と、緯糸の有無を検知
する緯糸検知回路78とに供給される。
【0094】平均値演算器74は、緯糸不存在期間(タ
イミング信号TMG2オンの間)における緯糸フィーラ信
号S11の平均値S12を算出し、緯糸不存在期間の終了時
(タイミング信号TMG2の立ち下がり時、すなわち20
0度)に平均値S12をゲイン発生器80と緯糸検知用の
閾値設定回路82に供給する。
【0095】ゲイン発生器80は、図1に示すゲイン発
生器38と同様に、増幅器70のゲインを自動的に修正
するAGC回路を構成しており、したがって緯糸不存在
期間におけるフィーラ信号S11の平均値S12を基に、増
幅器70のゲインS13を決定し、所定のタイミング毎
(図示の例では、タイミング信号TMGOの立ち下がり
時、すなわちクランク角度θが0度になるたび)にその
ゲインS3を増幅器70に供給し、次の緯入れサイクル
の0度までそのゲインに維持する。
【0096】閾値設定回路82の設定器84には、所定
の値2a(すなわち、±a)が設定されている。それら
の値2aは、平均値S12を中心として光を反射する反射
色緯糸及び光を吸収する吸収色緯糸のそれぞれに対し、
糸なし状態と判定するための閾値幅を表す値である。
【0097】閾値設定回路82の演算器86は、設定器
84に設定された値2aの1/2の値(すなわち±a)
をそれぞれ平均値S12に加算及び減算して、反射色緯糸
及び吸収色緯糸にそれぞれ対応する2つの緯糸検知用閾
値SV3及びSV4を比較器46に出力する。
【0098】すなわち、演算器86は、S12+a=SV3
及びS12−a=SV4の演算を行うことにより緯糸検知用
閾値SV3及びSV4を求め、求めた緯糸検知用閾値SV3及
びSV4を緯糸検知回路78の比較器88に設定する。
【0099】上記のように緯糸検知に2種類の緯糸検知
用閾値を用いる理由は、前記した吹き切れ検知に2種類
の閾値SV1,SV2を用いる理由と同じである。
【0100】反射色緯糸及び吸収色緯糸にそれぞれ対応
する緯糸検知用閾値SV3及びSV4が緯糸フィーラ信号S
11の平均値S12(Vavr)から同じ幅aを有するように
設定する代わりに、緯糸検知用閾値SV3及びSV4の幅
(閾値幅)を色彩に対応して異なる値に設定する等、緯
糸検知用閾値SV3及びSV4を他の手法(技術)により設
定してもよい。
【0101】緯糸検知回路78の比較器88は、タイミ
ング信号TMG5を用いて緯糸検知期間の間、緯糸フィー
ラ信号S11と2つの緯糸検知用閾値SV3及びSV4とを比
較し、緯糸フィーラ信号S11が緯糸検知用閾値SV3及び
SV4のいずれかを越えているとき、その旨を意味するオ
ン信号S14を停止信号発生器90に出力する。すなわ
ち、比較器88は、S11>SV3及びS11<SV4の比較を
行って、フィ一ラ信号S11が緯糸検知用閾値SV3及び
SV4の閾値幅を逸脱しているか否かを判定する。
【0102】緯糸検知用閾値SV3及びSV4の閾値幅を逸
脱していること(すなわち、オン信号S13が発生された
こと)は緯糸ありを意味し、緯糸検知用閾値SV3及びS
V4の閾値幅を逸脱していないこと(すなわち、オン信号
S13が発生されないこと)は緯糸無しを意味する。
【0103】緯糸検知フィーラ60においては、緯入れ
が正しく行われると、緯入れされた緯糸の先端がフィー
ラの検知領域に到達し、比較器88は、オン信号S13を
出力することができる。それゆえに、停止信号発生器9
0は、信号S13が出力されなかったことを緯糸検知期間
にわたって監視し、その期間にオン信号S13が発生され
なければ、緯糸無しと判断して、緯糸検知期間の終了時
(タイミング信号TMG5の立ち下がり時290度)に織
機停止信号S14を出力する。
【0104】本件第3及び第4の発明の主要部を構成す
る緯糸フィーラの異常検知装置である警報回路76は、
前記第1及び第2の発明で吹切れ検知フィーラに用いら
れた吹切れフィーラ信号に基づき値を求める最大・最小
検出器40及び演算器42を含む第1の演算手段と、緯
糸検知フィーラに付設される最大最小検出器94及び演
算器96を含む第2の演算手段と、この第2の演算手段
の演算出力を比較する比較器98を含む警報手段とを有
している。
【0105】詳しくは、警報回路76は、警報用閾値を
設定する設定器92と、緯糸フィーラ信号S11の最大値
と最小値とを検出する最大・最小検出器94と、検出し
た最大値と最小値との差S15を算出する演算器96と、
最大・最小検出器94の出力信号S15を警報用閾値2b
と比較する比較器98と、比較器98の出力信号S16を
基に警報信号S17を発生する警報信号発生器100とを
備えている。
【0106】設定器92には、警報用の閾値幅2bが設
定されている。この閾値幅2bは、図1に示す緯糸検知
回路78及び設定器84と同様に、緯糸フィーラ信号S
11の平均値S12を中心とする値(すなわち、±b)であ
る。
【0107】最大・最小検出器94は、緯糸フィーラ信
号S11とタイミング信号TMG1を受け、緯糸不存在期間
(タイミング信号TMG1のオン時)における緯糸フイー
ラ信号S11の最大値(S11max)及び最小値(S11min)
を検出し、検出した最大値(S11max)及び最小値(S1
1min)をタイミング信号TMG1の立ち下がり時200度
に演算器96に出力する。
【0108】演算器96は、図1に示す吹き切れ検知フ
ィーラ10から吹き切れフィーラ信号S1の最大値及び
最小値の差の値S4とタイミング信号TMG1とを受ける一
方、最大・最小検出器94からの最大値(S11max)及
び最小値(S11min)が入力されている。演算器96
は、緯糸検知期間の直前(緯糸不存在期間の終了時、す
なわちタイミング信号TMG1の立ち下がり時の200
度)に、緯糸フィーラ信号S11の最大値及び最小値の差
(S11max−S11min)を算出し、この算出した差の値に
対して係数1/2を乗じた値に、吹切れ検知フィーラ1
0からの最大値及び最小値の差に基づく値S4を加算
し、この加算結果信号S15=1/2(S11max−S11mi
n)+S4を比較器98に出力する。
【0109】比較器98は、タイミング信号TMG5と加
算結果信号S15と閾値幅信号2bとを受ける。この閾値
幅信号2bは、緯糸検知用の閾値と同様、幅状に設定さ
れているため、比較器98は、その閾値幅の1/2の値
すなわちbを閾値として加算結果信号S15と比較し、加
算結果信号S15が閾値幅bを越えているとき、オン信号
S16を警報値号発生器100に出力する。
【0110】警報信号発生器100は、オン信号S16が
比較器98から出力されたか否かを緯糸検知期間(タイ
ミング信号TMG5がオンの間)を監視し、緯糸検知期間
にオン信号S16が供給されたことにより、機器が異常で
あることを意味する警報信号S17を緯糸検知期間の終了
時(タイミング信号TMG5の立ち下がり時290度)で
出力する。
【0111】緯糸は、所定のタイミングで、緯入れ装置
により経糸の開口に緯入れされ、筬により織り前に筬打
ちされる。緯糸14が緯糸検知フィーラ60のフィーラ
ヘッド62の設置位置に到達すると、受光器6 6への入
射光量が変化する。この変化は、緯糸フィーラ信号S11
の変化として現れる。
【0112】上記の結果、緯糸検知回路では、比較器8
8においてタイミング信号TMG5がオン出力中にフィー
ラ信号S11が、閾値SV3,SV4から逸脱する(S11>S
V3、S11<SV4)と、緯糸検知期間の終了時に緯糸有り
と判定され、閾値SV3、SV4から逸脱しなければ(SV4
≦S11≦SV3)、緯糸検知期間終了時に緯糸無しと判定
され、織機停止信号S14が出力される。
【0113】緯糸検知フィーラ60では、織機運転中緯
入れされるごとに緯糸を検知する。緯糸フィーラ信号S
11は、緯糸存在しない緯入れサイクルでは、図6に示す
実線のように筬及びその取付部材の撓みにより筬打ちタ
イミングに近づくにつれて増減するほか、筬打ち直後よ
り筬羽の振動により短い上下振動が重畳する形となって
いる。これに対し緯糸が織端に達して緯糸が検知される
と、フィーラ信号S11は、一点鎖線に示すように、緯糸
の反射を受けて大きく信号が増加する。このため、緯糸
検知回路では比較器88の作用により、上記した一連の
緯糸の有・無の判定が行われる。
【0114】しかし、緯糸検知フィーラでは、何らかの
理由で筬羽の振動が異常に大きくなると、短い周期の上
下の振動の波形がさらに大きくなり、緯糸検知用の閾値
の設定によっては糸無しにもかかわらずフィーラ信号が
緯糸検知用閾値を逸脱することにより、誤って緯糸有り
と判断する見逃しが発生する危険性がある。しかも、織
機運転中は、緯入れ緯糸が常に到達が検知され、そのた
びに緯糸フィーラ信号は実線に示すように緯糸からの反
射による影響を受けて大きくなる。したがって緯糸検知
フィーラでは筬羽の振動異常検知するための信号が得ら
れず、しかも筬やその取付部材などの撓みによる信号の
変化も考慮して異常を確実に検知することはできない。
【0115】そこで、同じ検知方式のものを緯糸フィー
ラ及び吹切れフィーラの双方に採用すれば、緯糸検知フ
ィーラにおいても吹き切れ検知フィーラと同様の現象、
すなわち撓みによる信号変化が発生すると見ることがで
きる。しかも吹切れ検知フィーラにおいては、前記第1
の発明と同様、胴切れなどの緯糸吹切れが発生しない限
り、緯糸がその検知領域に存在しない吹切れフィーラ信
号を容易に得ることができる。このため、前記第3及び
第4のタイミングにおける吹切れフィーラ信号の差の値
S4は、すなわち緯糸無し状態の吹切れ検知期間内にお
ける吹切れフィーラ信号の変化量の値であり、換言すれ
ば緯糸検知フィーラの緯糸フィーラ信号の変化量の値と
見なしてこれを代用することができる。
【0116】他方緯糸検知フィーラにおいて、緯糸検知
期間よりも前に定められる緯糸不存在期間に得る緯糸フ
ィーラ信号の最大値と最小値との差に基づく値1/2
(S11max−S11min)は、すなわち緯糸検知フィーラに
おける筬羽の振動に対応する値である。しかも、筬羽の
振動は筬打ち後次第に減衰するから、緯糸不存在期間に
おける緯糸フィーラ信号の最大値と最小値との差の値
に、吹き切れフィーラ信号に基づく値の差を加算した値
S15=1/2(S11max−S11min)+S4は、緯糸検知
フィーラ60で、緯糸検知期間における糸無し状態で、
しかも撓みによる信号の変化とともに筬羽の振動が続い
ている状態の緯糸フィーラ信号の変動量(幅)と考える
ことができる。
【0117】したがって、上記の加算結果信号S15を所
定の異常検知用閾値幅bと比較し、その加算結果が閾値
を逸脱したとき警報信号を発することにより、緯糸検知
期間において緯糸が実際に存在しない状態の緯糸フィー
ラ信号を検知することなく、緯糸フィーラ信号の振動が
異常であることを検知できる。またこの緯糸フィーラ信
号の異常検知には、前記加算により筬や取付部材等によ
る撓みの影響が加味されており、しかもこれに対応して
設定される異常検知用閾値bが緯糸フィーラ信号の比較
に用いられるから、より正確な異常報知が可能になる。
以上のような異常検知により作業者は異常に対する対処
(例えば筬羽の振動を抑えるなどの)を行うことができ
る。
【0118】本件第3及び第4の発明では、撓みによる
信号変化を検出するために、図1の吹切れ検知フィーラ
10の演算器42から受ける吹切れフィーラ信号の差の
値は、前記した第3及び第4のタイミングにおける吹切
れフィーラ信号の最大値と最小値の差としてもよいが、
第1及び第2の発明のところで述べたように、第3及び
第4のタイミングにおいて吹切れフィーラ信号の統計的
な値などから得られる値の差の値としてもよいし、2つ
特定時点での吹切れフィーラ信号の値の差の値としても
よいし、さらには、1つの期間において得られる吹切れ
フィーラ信号の最大値と最小値の差の値としてもよい。
【0119】緯糸フィーラ信号の最大値及び最小値を検
出する緯糸不存在期間は、前記ではTMG2の設定(すなわ
ち100度から200度までの)クランク角度期間とし
て定め、吹切れ検知フィーラ及び緯糸検知フィーラにお
ける基準となるフィーラ信号の平均値を求めるタイミン
グ信号と兼用したが、このタイミングと独立する別途タ
イミングとしてもよい。好ましくは、筬の撓みの影響が
生じないように、しかも筬羽の振動波形が得られるよう
に、期間を短く定めたり、筬の撓みの影響が比較的生じ
にくい期間、例えば筬打ち運動の加速度が小さい期間に
設定することもできる。このようにすれば、緯糸検知フ
ィーラにおける撓みの影響を受けない筬羽の振動による
フィーラ信号のみを検出することができるから、緯糸検
知フィーラの異常検知をより正確に行うことができる。
【0120】警報回路76において、設定器92に設定
する警報用閾値の幅2bを、緯糸有無の判定に用いる緯
糸検知用閾値と同じ幅2aにしてもよい。例えば、2つ
の色彩(反対色及び吸収色)にそれぞれ対応して異なる
値a1及びa2が緯糸検知用閾値幅として設定されるな
らば、緯糸検知用の上限閾値SV3及び下限閾値SV4は、
それぞれ、a1及びa2となり、警報用閾値幅Sbはa
1+a2となる。
【0121】このようにすれば、警報回路76の作動結
果を利用して、緯糸フィーラ信号S11の振動レベルと緯
糸検知用閾値との大小関係を知ることができるから、緯
糸検知用閾値をより正確に設定することができる。
【0122】警報用閾値幅は、上記のような値2a,2
bを直接用いる代わりに、それらに安全率αを乗じた値
2a・α、2b・αを用いてもよい。また、各閾値に安
全率を乗じる代わりに、フィーラ信号、その最大値及び
前記最小値又はそれらの差に安全率αを乗じてもよい。
いずれの場合も、織機停止信号、警報信号等を発生する
条件に余裕が生じる。
【0123】上記した警報回路76における警報のため
の閾値との比較を、幅状に設定された異常検知用閾値と
比較する相対的な値による比較を行っているが、絶対的
な値による比較すなわち信号値レベルとしてフィーラ信
号及び異常検知用閾値を捉えて異常検知することもでき
る。これについては、吹切れ検知回路30、緯糸検知回
路78についても同様である。
【0124】上記実施例において、吹き切れフィーラ信
号S1及び緯糸フィーラ信号S11の最大値及び最小値を
算出するタイミングを、クランク角度を基準に設定する
代わりに、基準のタイミングからの経過時間、筬の位置
等、他の条件を基準に設定してもよい。
【0125】また、そのようなタイミングを、2時点間
の期間とする代わりに、特定の時点としてもよい。その
ようなタイミングを期間とすると、筬羽の振動のような
機器の振動に起因する信号の振動を考慮した閾値を設定
することができる。これに対し、そのようなタイミング
を時点とすると、ストロボ発光のような突発的な光学的
ノイズの影響を排除した閾値を設定することができる。
【0126】吹き切れフィーラ僧号S1の最大値及び最
小値の差S4及び緯糸フィーラ信号S11の最大値及び最
小値の差S14を用いる代わり、フィーラ信号S1,S11
の実測値、実測値から求めたピーク値や平均値のような
統計値等、他の値を用いてもよい。 比較器46,8
8,98における信号の比較を、相対値(閾値幅)とす
る代わりに、信号の絶対値(信号レベル)としてもよ
い。
【0127】吹き切れ検知用閾値SV1,SV2及び総糸検
知用閾値SV3,SV4の設定は、緯入れ毎に行ってもよい
し、周期的に行ってもよく、さらには織機の調整運転時
(織り付け時)のみに行ってもよい。しかし、吹き切れ
検知用閾値及び緯糸検知用閾値の設定は、平均値S4及
びS12の更新に併せて行うことが好ましい。
【0128】反射色緯糸、吸収色緯糸に対応する閾値S
V1,SV2及びSV3,SV4が平均値S2から同じ幅S4及び
S14を有するように設定する代わりに,閾値SV1,SV2
及びSV3,SV4の幅(閾値幅)を色彩に対応して異なる
値に設定する等、閾値SV1,SV2及びSV3,SV4を他の
手法(技術)により設定してもよい。また、閾値設定回
路26,28,50,82は、平均値S2,S12に一定
値を加算又は減算することにより閾値SV1,SV2及びS
V3、SV4を求めてもよい。
【0129】増幅器20,70のゲイン調整を、緯入れ
(ピック)のたび実行する代わりに、複数回の緯入れ毎
(数ピック毎)、所定の時間毎、 平均値が所定のレベ
ルに達したとき等、他の適宜な時期に実行してもよい。
また、AGC回路を用いる代わりに、ゲインを手動で設
定してもよい。
【0130】本発明は、反射型のフィーラのみならず、
光が緯糸の飛走路を通過する透過型のフイーラにも適用
することができる。
【0131】本発明は、上記実施例に限定されず、その
旨を逸脱しない限り、種々変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る吹き切れ検知フィーラの一実施例
を示す電気回路のブロック図
【図2】図1の吹切れ検知フィーラにおける電気信号の
波形の一実施例を示す図
【図3】吹き切れ用の閾値設定回路の他の実施例のブロ
ック図
【図4】異常検知装置を備えた緯糸検知フィ一ラの一実
施例を示す電気回路のブロック図
【図5】本発明に係る吹切れ検知フィーラの吹切れフィ
ーラ信号及び吹切れ検知用閾値を示す概念図
【図6】本発明に係る緯糸検知フィーラの緯糸フィーラ
信号の異常検知に用いる加算結果信号S15を示す概念図
【符号の説明】
10 吹き切れ検知フィーラ 12,62 フィーラヘッド 18,68 感知回路 26,28 閾値設定回路 32 織機の主軸 34 エンコーダ 60 緯糸検知フィーラ 76 警報回路 S1 吹切れフィーラ信号 S6,S14 織機停止信号 S11 緯糸フィーラ信号 S15 加算結果信号 S17 警報信号

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筬打ち部材に取付けられ、緯糸飛走路に
    向けて光学的な検知領域を形成し、緯入れ糸の到達位置
    よりも下流側に配置される吹切れ検知フィーラの吹切れ
    検知用閾値の設定方法であって、 緯糸が検知領域に存在しない状態で吹切れ検知期間の前
    後の時期を少なくとも含むように定められる第1の期間
    における吹切れフィーラ信号の最大値と最小値との差の
    値を求めるとともに、 前記吹切れ検知期間及び前記第1の期間とは独立して定
    められ緯糸を検知したときの信号を含まない第2の期間
    における吹切れフィーラ信号の平均値を求め、 求めた平均値に前記差の値を加算した値を前記吹切れ検
    知用閾値として設定することを含む、吹切れ検知フィー
    ラの吹切れ検知用閾値の設定方法。
  2. 【請求項2】 前記第1の期間は、織機1回転に対応す
    る期間に定める、請求項1に記載の吹切れ検知フィーラ
    の吹切れ検知用閾値の設定方法。
  3. 【請求項3】 筬打ち部材に取付けられ、緯糸飛走路に
    向けて光学的な検知領域を形成し、緯入れ糸の到達位置
    よりも下流側に配置される吹切れ検知フィーラの吹切れ
    検知用閾値の設定方法であって、 緯糸が検知領域に存在しない緯入れサイクル内でかつ所
    定の吹切れ糸検知期間における吹切れフィーラ信号の最
    大値以上の値を出力しうる第3のタイミング及び最小値
    以下の値を出力しうる第4のタイミングをそれぞれ予め
    定めておき、 緯糸が検知領域に存在しない緯入れサイクル内における
    前記第3及び第4のタイミングのそれぞれにおける吹切
    れフィーラ信号から得られる値の差の値を求めるととも
    に、 前記吹切れ検知期間並びに前記第3及び第4のタイミン
    グとは独立して定められかつ緯糸を検知したときの信号
    を含まない第5の期間における吹切れ検知フィーラ信号
    の平均値を求め、 求めた平均値に前記差の値を加算した値を前記吹切れ検
    知用閾値として設定することを含む、吹切れ検知フィー
    ラの吹切れ検知用閾値の設定方法。
  4. 【請求項4】 前記平均値に加算する値は、前記差の値
    に安全率を乗じた値である、請求項1、2又は3に記載
    の設定方法。
  5. 【請求項5】 筬打ち部材に取付けられ、緯糸飛走路に
    向けて光学的な検知領域を形成し、緯糸先端が到達しう
    る位置に配置される緯糸検知フィーラとこれより下流に
    配置される吹切れ検知フィーラとを有する糸検知装置に
    おける緯糸検知フィーラの異常検知方法であって、 緯糸が検知領域に存在しない状態で吹切れ検知期間の前
    後の時期を含むように定められる第1の期間における吹
    切れフィーラ信号の最大値と最小値との差の値を求め、 前記第1の期間とは独立しかつ緯糸検知期間よりも前に
    定められる緯糸不存在期間における緯糸フィーラ信号の
    最大値と最小値との差に基づく値を求め、 前記緯糸フィーラの最大値と最小値との差に基づく値
    に、前記吹切れフィーラ信号の最大値と最小値との差の
    値を加算し、 この加算結果と異常検知用閾値とを比較し、 前記加算結果が前記異常検知用閾値を逸脱したことによ
    り警報信号を発生することを含む、緯糸検知フィーラの
    異常検知方法。
  6. 【請求項6】 前記第1の期間は、織機1回転に対応す
    る期間に定める、請求項5に記載の緯糸検知フィーラの
    異常検知方法。
  7. 【請求項7】 筬打ち部材に取付けられ、緯糸飛走路に
    向けて光学的な検知領域を形成し、緯糸先端が到達しう
    る位置に配置される緯糸検知フィーラとこれより下流に
    配置される吹切れ検知フィーラとを有する糸検知装置に
    おける緯糸検知フィーラの異常検知方法であって、 緯糸が検知領域に存在しない緯入れサイクル内で所定の
    吹切れ糸検知期間における吹切れフィーラ信号の最大値
    以上の値を出力しうる第3のタイミング及び最小値以下
    の値を出力しうる第4のタイミングをそれぞれ予め定め
    ておき、 緯糸が検知領域に存在しない緯入れサイクル内における
    前記第3及び第4のタイミングのそれぞれにおける吹切
    れフィーラ信号から得られる値の差の値を求め、 前記第3及び第4のタイミングとは独立しかつ緯糸検知
    期間よりも前に定められる緯糸不存在期間における緯糸
    フィーラ信号の最大値と最小値との差に基づく値を求
    め、 前記緯糸フィーラ信号の最大値と最小値との差に基づく
    値に、前記吹切れフィーラ信号から得られる値の差の値
    を加算し、 この加算結果と異常検知用閾値とを比較し、 前記加算結果が前記異常検知用閾値を逸脱したことによ
    り警報信号を発生することを含む、緯糸検知フィーラの
    異常検知方法。
  8. 【請求項8】 前記緯糸不存在期間は、撓みによるフィ
    ーラ信号の影響が生じにくい期間に定める、請求項5,
    6,又は7に記載の異常検知方法。
  9. 【請求項9】 前記緯糸フィーラ信号の最大値と最小値
    との差に基づく値は、その差の値に係数1/2を乗じた
    値である、請求項5,6,7、又は8に記載の異常検知
    方法。
  10. 【請求項10】 前記緯糸フィーラ信号の最大値と最小
    値との差に基づく値に加算する値は、前記吹切れフィー
    ラ信号から得られる値の差の値に安全率を乗じた値であ
    る、請求項5,6,7,8、又は9に記載の異常検知方
    法。
  11. 【請求項11】 前記異常検知用閾値として、前記緯糸
    検知フィーラにおいて緯糸の有無の検知のための緯糸検
    知用閾値を用いる、請求項5,6,7,8,9,又は1
    0に記載の異常検知方法。
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