JP2000327964A - 電子部品用電極インキおよびその製造方法、並びにインキジェット装置、インキジェット洗浄液および電子部品の製造方法 - Google Patents
電子部品用電極インキおよびその製造方法、並びにインキジェット装置、インキジェット洗浄液および電子部品の製造方法Info
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- JP2000327964A JP2000327964A JP13671999A JP13671999A JP2000327964A JP 2000327964 A JP2000327964 A JP 2000327964A JP 13671999 A JP13671999 A JP 13671999A JP 13671999 A JP13671999 A JP 13671999A JP 2000327964 A JP2000327964 A JP 2000327964A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は安定して電子部品を製造できる電子
部品用電極インキやその製造方法、インキジェット装置
等を提供することを目的とする。 【解決手段】 沈殿しにくい電子部品用電極インキを提
供することで、自然沈降しないため安定した印字が可能
になり、また必要に応じて水溶性のインキを用いること
で、厚みの20μm以下のセラミック生シートの上に直
接印刷してもセラミック生シートを再溶解すること無
く、高歩留まりで各種電子部品を製造することができ
る。
部品用電極インキやその製造方法、インキジェット装置
等を提供することを目的とする。 【解決手段】 沈殿しにくい電子部品用電極インキを提
供することで、自然沈降しないため安定した印字が可能
になり、また必要に応じて水溶性のインキを用いること
で、厚みの20μm以下のセラミック生シートの上に直
接印刷してもセラミック生シートを再溶解すること無
く、高歩留まりで各種電子部品を製造することができ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は各種電子機器に広く
用いられている積層セラミックコンデンサ、LCフィル
タ、複合高周波部品等のセラミック電子部品を主にイン
キジェットを用いて製造する際に用いる電子部品用電極
インキおよびその製造方法、並びにインキジェット装
置、インキジェット洗浄液および電子部品の製造方法に
関するものである。
用いられている積層セラミックコンデンサ、LCフィル
タ、複合高周波部品等のセラミック電子部品を主にイン
キジェットを用いて製造する際に用いる電子部品用電極
インキおよびその製造方法、並びにインキジェット装
置、インキジェット洗浄液および電子部品の製造方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりセラミック電子部品はスクリー
ン印刷、グラビア印刷等の版を用いた印刷方法で製造さ
れることが多かった。しかしこうした工法では大量生産
に向いているが、近年の少量多品種の生産には小回りが
利きにくい。そのため新しい印刷方法として、セラミッ
ク電子部品の製造にインキジェットを用いることが提案
されていた。
ン印刷、グラビア印刷等の版を用いた印刷方法で製造さ
れることが多かった。しかしこうした工法では大量生産
に向いているが、近年の少量多品種の生産には小回りが
利きにくい。そのため新しい印刷方法として、セラミッ
ク電子部品の製造にインキジェットを用いることが提案
されていた。
【0003】まず、一般的なインキジェット用インキに
ついて説明する。一般的なインキジェット用インキは染
料タイプや顔料タイプであり、こうしたものは焼成によ
って揮散したり変質したりするため電極材料や誘電体材
料、磁性材料として用いることは不可能であった。例え
ば、米国特許3,889,270号明細書では紙上の印
刷用のインキジェット用インキが提案されている。米国
特許4,150,997号明細書はインキジェット用水
系の蛍光(Fluorescent)インキとその製造方法を提案
しているが、こうしたものは着色用なので電子部品用に
は応用できない。米国特許4,894,092号明細書
は耐熱性顔料が提案されているが、こうしたものは着色
用なので電子部品用には応用できない。また米国特許
4,959,247号明細書ではエレクトロクロミック
用コーティング及びその製造方法が紹介されているが、
これらも電子部品用には応用できない。米国特許5,0
34,244号明細書では無機性セラミック顔料を用い
たガラス用の耐熱パターンの形成方法が紹介されている
が、こうした顔料系インキでは電子部品は製造できな
い。
ついて説明する。一般的なインキジェット用インキは染
料タイプや顔料タイプであり、こうしたものは焼成によ
って揮散したり変質したりするため電極材料や誘電体材
料、磁性材料として用いることは不可能であった。例え
ば、米国特許3,889,270号明細書では紙上の印
刷用のインキジェット用インキが提案されている。米国
特許4,150,997号明細書はインキジェット用水
系の蛍光(Fluorescent)インキとその製造方法を提案
しているが、こうしたものは着色用なので電子部品用に
は応用できない。米国特許4,894,092号明細書
は耐熱性顔料が提案されているが、こうしたものは着色
用なので電子部品用には応用できない。また米国特許
4,959,247号明細書ではエレクトロクロミック
用コーティング及びその製造方法が紹介されているが、
これらも電子部品用には応用できない。米国特許5,0
34,244号明細書では無機性セラミック顔料を用い
たガラス用の耐熱パターンの形成方法が紹介されている
が、こうした顔料系インキでは電子部品は製造できな
い。
【0004】次にセラミック基材用の着色に用いるイン
キジェット用インキについて説明する。米国特許5,2
73,575号明細書はセラミック基材の着色用(例え
ば、黒、ブラウン、緑、Briliant Blue等)に顔料の代
わりに各種金属塩(Matallicsalt)を溶剤に溶解して作
成したインキジェット用インキを提案している。また米
国特許5,407,474号明細書では無機系顔料の粒
子径を限定したセラミック基材の着色用インキジェット
用インキを提案している。また米国特許5,714,2
36号明細書は各種金属塩を酸素供給物質となる可燃性
材料に混ぜて作成したセラミック基材の着色用インキを
提案している。
キジェット用インキについて説明する。米国特許5,2
73,575号明細書はセラミック基材の着色用(例え
ば、黒、ブラウン、緑、Briliant Blue等)に顔料の代
わりに各種金属塩(Matallicsalt)を溶剤に溶解して作
成したインキジェット用インキを提案している。また米
国特許5,407,474号明細書では無機系顔料の粒
子径を限定したセラミック基材の着色用インキジェット
用インキを提案している。また米国特許5,714,2
36号明細書は各種金属塩を酸素供給物質となる可燃性
材料に混ぜて作成したセラミック基材の着色用インキを
提案している。
【0005】しかしこうしたインキジェット用インキ
は、例えばセラミック電子部品のマーキング等の着色や
印字は可能であっても、内部電極や誘電体、磁性体とし
て用いることはできない。また特公平5−77474号
公報や特開昭63−283981号公報ではキレートを
用いたセラミック基材用の焼成型の加飾方法が提案され
ている。また特公平6−21255号公報ではシリコー
ン樹脂と無機着色顔料と溶剤よりなる焼成型のマーキン
グ用インキが提案されている。また特開平5−2023
26号公報は可溶性金属塩を用いたセラミック基材用マ
ーキングインキが提案されている。また特開平5−26
2583号公報では可溶性金属液を溶解した酸性水溶液
をセラミック基材の上に塗布した後、金属塩を中和する
ようにアルカリ水溶液を塗布した後、焼成するマーキン
グ方法が提案されている。
は、例えばセラミック電子部品のマーキング等の着色や
印字は可能であっても、内部電極や誘電体、磁性体とし
て用いることはできない。また特公平5−77474号
公報や特開昭63−283981号公報ではキレートを
用いたセラミック基材用の焼成型の加飾方法が提案され
ている。また特公平6−21255号公報ではシリコー
ン樹脂と無機着色顔料と溶剤よりなる焼成型のマーキン
グ用インキが提案されている。また特開平5−2023
26号公報は可溶性金属塩を用いたセラミック基材用マ
ーキングインキが提案されている。また特開平5−26
2583号公報では可溶性金属液を溶解した酸性水溶液
をセラミック基材の上に塗布した後、金属塩を中和する
ようにアルカリ水溶液を塗布した後、焼成するマーキン
グ方法が提案されている。
【0006】また特開平7−330473号公報では金
属イオン水溶液よりなるインキをセラミック基材上にイ
ンキジェットで所定形状に印刷し、焼成するマーキング
方法が提案されている。また特開平8−127747号
公報では金属顔料を入れたセラミック基材の着色用マー
キングインキが提案されている。しかしこうしたセラミ
ック着色用インキでは電子部品は製造できない。
属イオン水溶液よりなるインキをセラミック基材上にイ
ンキジェットで所定形状に印刷し、焼成するマーキング
方法が提案されている。また特開平8−127747号
公報では金属顔料を入れたセラミック基材の着色用マー
キングインキが提案されている。しかしこうしたセラミ
ック着色用インキでは電子部品は製造できない。
【0007】次に電子部品等を製造する際に用いるエッ
チングレジストをインキジェット方法で作成する様子を
説明する。米国特許5,567,328号明細書では回
路基板を製造する際に、エッチングレジストとなるレジ
ストパターンがインキジェット方法で作成することが提
案されている。同様に特開昭60−175050号公報
でも基材上の金属膜上にエッチングレジストとなるレジ
ストパターンがインキジェット方法で3次元的に形成す
ることが提案されている。しかしこうしたエッチングレ
ジストを用いると電子部品の製造コストが上がる。以上
のようにこうしたインキジェット方法やインキジェット
用のインキでは、電子部品を安価に用いることはできな
かった。
チングレジストをインキジェット方法で作成する様子を
説明する。米国特許5,567,328号明細書では回
路基板を製造する際に、エッチングレジストとなるレジ
ストパターンがインキジェット方法で作成することが提
案されている。同様に特開昭60−175050号公報
でも基材上の金属膜上にエッチングレジストとなるレジ
ストパターンがインキジェット方法で3次元的に形成す
ることが提案されている。しかしこうしたエッチングレ
ジストを用いると電子部品の製造コストが上がる。以上
のようにこうしたインキジェット方法やインキジェット
用のインキでは、電子部品を安価に用いることはできな
かった。
【0008】次にインキジェット方法により各種電子部
品を製造しようとする提案について説明する。従来より
電子部品の製造にインキジェット装置を用いることが提
案されていた。特開昭58−50795号公報では未焼
成のセラミック基板の上に導体や抵抗体をインキジェッ
トによって作成する方法が提案されていた。この提案で
説明するように従来のインクジェット法では基板上に電
子回路を形成する場合、電子回路形成用のインキが基板
上で流れ易くあるいは広がり易いという課題を解決すべ
く、被印刷体に未焼成セラミック生シートを用い、更に
インキの前記セラミック生シートに先頭吸収され易い有
機分散媒中に導電体あるいは抵抗体などの粉末を含むイ
ンキをインキジェットで形成し、得られた基板を焼成す
ることにより所定の電子回路を形成するものである。
品を製造しようとする提案について説明する。従来より
電子部品の製造にインキジェット装置を用いることが提
案されていた。特開昭58−50795号公報では未焼
成のセラミック基板の上に導体や抵抗体をインキジェッ
トによって作成する方法が提案されていた。この提案で
説明するように従来のインクジェット法では基板上に電
子回路を形成する場合、電子回路形成用のインキが基板
上で流れ易くあるいは広がり易いという課題を解決すべ
く、被印刷体に未焼成セラミック生シートを用い、更に
インキの前記セラミック生シートに先頭吸収され易い有
機分散媒中に導電体あるいは抵抗体などの粉末を含むイ
ンキをインキジェットで形成し、得られた基板を焼成す
ることにより所定の電子回路を形成するものである。
【0009】他にもインキジェットによる電子部品の製
造方法が提案されている。例えば特開平8−22247
5号公報では厚膜用インクをインクジェット装置を用い
て内部電極パターンに塗着し、積層、焼成する厚膜型電
子部品の製造方法が提案されている。この場合、セラミ
ック生シート表面に、導電性インキや抵抗膜用インキを
インキジェット装置により所定のパターン形状に塗着さ
れることになる。また特開昭59−82793号公報で
は印刷回路基板の所定接続位置に導電性接着剤や低温焼
成用導体ペーストを、インキジェットの方法で形成する
ことが提案されている。特開昭56−94719号公報
では積層セラミックコンデンサにおける内部電極の厚み
による段差を解消するために、セラミックインクをスプ
レーにより吹きつけ、内部電極の逆パターンが製造でき
ることが提案されている。同様に特開平9−21933
9号公報では積層セラミックコンデンサにおける内部電
極の厚みによる段差を解消するために、セラミックイン
クをインクジェットによりセラミックグリーンシートの
表面に付与することや、必要に応じて電極インキもイン
キジェットにより形成することが提案されている。
造方法が提案されている。例えば特開平8−22247
5号公報では厚膜用インクをインクジェット装置を用い
て内部電極パターンに塗着し、積層、焼成する厚膜型電
子部品の製造方法が提案されている。この場合、セラミ
ック生シート表面に、導電性インキや抵抗膜用インキを
インキジェット装置により所定のパターン形状に塗着さ
れることになる。また特開昭59−82793号公報で
は印刷回路基板の所定接続位置に導電性接着剤や低温焼
成用導体ペーストを、インキジェットの方法で形成する
ことが提案されている。特開昭56−94719号公報
では積層セラミックコンデンサにおける内部電極の厚み
による段差を解消するために、セラミックインクをスプ
レーにより吹きつけ、内部電極の逆パターンが製造でき
ることが提案されている。同様に特開平9−21933
9号公報では積層セラミックコンデンサにおける内部電
極の厚みによる段差を解消するために、セラミックイン
クをインクジェットによりセラミックグリーンシートの
表面に付与することや、必要に応じて電極インキもイン
キジェットにより形成することが提案されている。
【0010】同提案では、キャリアフィルム上に形成さ
れた連続的に形成された長尺のセラミック生シートを内
部電極付与ステーション、セラミックインキ付与ステー
ション、打ち抜きステーションと連続的に導きながら、
積層セラミック電子部品を製造することになる。このよ
うに内部電極の厚みを吸収させるために、内部電極の印
刷されたセラミック生シートの、前記内部電極の形成さ
れていない部分(残余部分)に、セラミックインキを印
刷することは、特開昭52−135051号公報等でも
提案されている。
れた連続的に形成された長尺のセラミック生シートを内
部電極付与ステーション、セラミックインキ付与ステー
ション、打ち抜きステーションと連続的に導きながら、
積層セラミック電子部品を製造することになる。このよ
うに内部電極の厚みを吸収させるために、内部電極の印
刷されたセラミック生シートの、前記内部電極の形成さ
れていない部分(残余部分)に、セラミックインキを印
刷することは、特開昭52−135051号公報等でも
提案されている。
【0011】更に特開平9−232174号公報では、
同様に導電ペーストや抵抗ペースト等の機能材料ペース
トを、セラミックペーストと共にインクジェット方式で
噴射し、積層インダクタ等の電子部品を製造することが
提案されていた。またこうしたビアホールを用いない積
層型インダクタの製造方法としては、米国特許4,32
2,698号明細書に互いにコイルパターンの一部が露
出するように絶縁層を交互に形成しながら積層コイルを
製造する方法が提案されている。また特開昭48−81
057号公報ではセラミック生シートに形成されたビア
穴を介してコイルを積層する方法が提案されている。
同様に導電ペーストや抵抗ペースト等の機能材料ペース
トを、セラミックペーストと共にインクジェット方式で
噴射し、積層インダクタ等の電子部品を製造することが
提案されていた。またこうしたビアホールを用いない積
層型インダクタの製造方法としては、米国特許4,32
2,698号明細書に互いにコイルパターンの一部が露
出するように絶縁層を交互に形成しながら積層コイルを
製造する方法が提案されている。また特開昭48−81
057号公報ではセラミック生シートに形成されたビア
穴を介してコイルを積層する方法が提案されている。
【0012】また、特開平2−65112号公報では、
半導体コンデンサの製造時に素子表面にドーパント液を
インキジェットで点滴状に必要量だけ均一に噴射させる
ことでその特性を改善することが提案されている。この
場合、金属のイオン化性塩類を溶解するために、エタノ
ールやPH調整用の酸に溶解することでインキジェット
用インキを作成している。このように電子部品形成用部
材がインキ中に溶解されている場合は、インキ内に沈殿
体や凝集体は発生しない。またセラミック表面に電子回
路ではなくセラミック表面の着色や所定の画像を形成す
るものとしては、特開平7−330473号公報では金
属イオン水溶液をインクジェットすることが、特開昭6
3−283981号公報では有機金属キレート化合物を
用いることが、特公平5−69145号公報では水ガラ
スを添加することが、特公平6−21255号公報では
シリコーン樹脂を添加することが提案されている。しか
し、こうした提案は、画像であり、本発明が提案するよ
うな電子回路を形成することはできない。
半導体コンデンサの製造時に素子表面にドーパント液を
インキジェットで点滴状に必要量だけ均一に噴射させる
ことでその特性を改善することが提案されている。この
場合、金属のイオン化性塩類を溶解するために、エタノ
ールやPH調整用の酸に溶解することでインキジェット
用インキを作成している。このように電子部品形成用部
材がインキ中に溶解されている場合は、インキ内に沈殿
体や凝集体は発生しない。またセラミック表面に電子回
路ではなくセラミック表面の着色や所定の画像を形成す
るものとしては、特開平7−330473号公報では金
属イオン水溶液をインクジェットすることが、特開昭6
3−283981号公報では有機金属キレート化合物を
用いることが、特公平5−69145号公報では水ガラ
スを添加することが、特公平6−21255号公報では
シリコーン樹脂を添加することが提案されている。しか
し、こうした提案は、画像であり、本発明が提案するよ
うな電子回路を形成することはできない。
【0013】しかし、このように従来のインキジェット
による各種電子部品の製造方法では、製造方法は提案さ
れていてもそれに実用になる電子部品用インキは提案さ
れていなかった。これはこうした電子部品の製造に求め
られる金属等の粉末を含んだインキは、凝集しやすくイ
ンキジェット装置の噴出口を詰まらせやすいという課題
があった。
による各種電子部品の製造方法では、製造方法は提案さ
れていてもそれに実用になる電子部品用インキは提案さ
れていなかった。これはこうした電子部品の製造に求め
られる金属等の粉末を含んだインキは、凝集しやすくイ
ンキジェット装置の噴出口を詰まらせやすいという課題
があった。
【0014】次に、従来例として電子部品用電極インキ
(積層セラミックコンデンサの内部電極用のNiスクリ
ーンインキ)を酢酸ブチルで希釈し粘度を下げ、インキ
ジェットインキとして使えるかどうか試した例につい
て、図10を用いて説明する。図10はセラミック生シ
ートの上に電極インキをインキジェットで噴射する様子
を示す図である。
(積層セラミックコンデンサの内部電極用のNiスクリ
ーンインキ)を酢酸ブチルで希釈し粘度を下げ、インキ
ジェットインキとして使えるかどうか試した例につい
て、図10を用いて説明する。図10はセラミック生シ
ートの上に電極インキをインキジェットで噴射する様子
を示す図である。
【0015】図10において、ベースフィルム1の上に
はセラミック生シート2が形成されている。このセラミ
ック生シート2は酢酸ブチルにブチラール樹脂を溶か
し、ここにチタン酸バリウムを分散させ、更に可塑剤と
してフタル酸系有機溶剤を添加し、塗工機でベースフィ
ルム1の上に乾燥厚みが30μmになるように形成した
ものを用いた。
はセラミック生シート2が形成されている。このセラミ
ック生シート2は酢酸ブチルにブチラール樹脂を溶か
し、ここにチタン酸バリウムを分散させ、更に可塑剤と
してフタル酸系有機溶剤を添加し、塗工機でベースフィ
ルム1の上に乾燥厚みが30μmになるように形成した
ものを用いた。
【0016】また3はインキジェット装置であり、その
先端に形成されたノズル4より内蔵された電極インキ5
が必要に応じて噴出されてインキ小滴6を形成する。ま
た噴出されたインキ小滴6は、セラミック生シート2の
上に付着し、電極パターン7を形成する。矢印8はセラ
ミック生シート2の内部に電極パターン7から溶剤成分
がしみ込む様子を示す。このように、セラミック生シー
ト2上に溶剤系の電極インキ5が付着した場合、電極パ
ターン7に含まれる溶剤成分がセラミック生シート2に
しみ込み、ショート原因になることが従来より特公平5
−25381号公報等で指摘されている。また、9は電
極インキ5内に発生した凝集体であり、こうした凝集体
9は電極インキ5の中で沈殿しノズル4を詰まらせてし
まう。
先端に形成されたノズル4より内蔵された電極インキ5
が必要に応じて噴出されてインキ小滴6を形成する。ま
た噴出されたインキ小滴6は、セラミック生シート2の
上に付着し、電極パターン7を形成する。矢印8はセラ
ミック生シート2の内部に電極パターン7から溶剤成分
がしみ込む様子を示す。このように、セラミック生シー
ト2上に溶剤系の電極インキ5が付着した場合、電極パ
ターン7に含まれる溶剤成分がセラミック生シート2に
しみ込み、ショート原因になることが従来より特公平5
−25381号公報等で指摘されている。また、9は電
極インキ5内に発生した凝集体であり、こうした凝集体
9は電極インキ5の中で沈殿しノズル4を詰まらせてし
まう。
【0017】このようにインキジェット印刷用に電極イ
ンキ5を試作しても、インキ中の凝集体のためにノズル
4が詰まるため、安定した印刷品質が得られないという
課題があった。また市販されている電子部品用の電極イ
ンキもそのほとんどすべてが有機溶剤で希釈するタイプ
のため、厚み20μm以下のセラミック生シート2上に
印刷すると、その溶剤成分がセラミック生シート2を溶
解しショート等の不良発生原因になるという課題も指摘
されていた。
ンキ5を試作しても、インキ中の凝集体のためにノズル
4が詰まるため、安定した印刷品質が得られないという
課題があった。また市販されている電子部品用の電極イ
ンキもそのほとんどすべてが有機溶剤で希釈するタイプ
のため、厚み20μm以下のセラミック生シート2上に
印刷すると、その溶剤成分がセラミック生シート2を溶
解しショート等の不良発生原因になるという課題も指摘
されていた。
【0018】従来より紙用のインキの場合こうした課題
を解決するために、様々な提案が行われている。例えば
特開平5−229140号公報では、無機顔料入りのイ
ンキジェット用インキをインキ供給室内で攪拌しながら
印字用ヘッドへ送ることが提案されている。また特開昭
57−70667号公報や特開昭53−61232号公
報、特開昭56−19765号公報、特開昭60−11
0458号公報、特開平5−338195号公報等では
インキタンク内のインキをマグネチックスタラ等で攪拌
する手法が提案されている。また特開平4−12516
1号公報や特開平5−263028号公報では金属フィ
ルターを用いて加圧ろ過することが提案されているが、
電子部品用インキの場合更に高精度なものが要求される
ため、電子部品用に実用に耐えるものは無かった。本発
明者らは、試しに市販のスクリーン印刷用の各種電子部
品用インキを希釈等により粘度を下げ、更に金属フィル
ター等を用い、ろ過して、市販のインキジェット装置で
印字することを試みたが、インキ中の金属粉やセラミッ
ク粉がすぐに沈殿してしまいインキジェット印刷するこ
とはできなかった。そこで沈殿防止のためにこのインキ
を攪拌しながら印字ヘッドへ送ったが、今度は印字ヘッ
ド内でインキ中の粒子が沈殿し、ヘッドを詰まらせてし
まった。このように電子部品用インキのような高濃度、
低粘度、高密度のインキジェット用インキを安定して印
字できるインキジェット装置は市販されていなかった。
を解決するために、様々な提案が行われている。例えば
特開平5−229140号公報では、無機顔料入りのイ
ンキジェット用インキをインキ供給室内で攪拌しながら
印字用ヘッドへ送ることが提案されている。また特開昭
57−70667号公報や特開昭53−61232号公
報、特開昭56−19765号公報、特開昭60−11
0458号公報、特開平5−338195号公報等では
インキタンク内のインキをマグネチックスタラ等で攪拌
する手法が提案されている。また特開平4−12516
1号公報や特開平5−263028号公報では金属フィ
ルターを用いて加圧ろ過することが提案されているが、
電子部品用インキの場合更に高精度なものが要求される
ため、電子部品用に実用に耐えるものは無かった。本発
明者らは、試しに市販のスクリーン印刷用の各種電子部
品用インキを希釈等により粘度を下げ、更に金属フィル
ター等を用い、ろ過して、市販のインキジェット装置で
印字することを試みたが、インキ中の金属粉やセラミッ
ク粉がすぐに沈殿してしまいインキジェット印刷するこ
とはできなかった。そこで沈殿防止のためにこのインキ
を攪拌しながら印字ヘッドへ送ったが、今度は印字ヘッ
ド内でインキ中の粒子が沈殿し、ヘッドを詰まらせてし
まった。このように電子部品用インキのような高濃度、
低粘度、高密度のインキジェット用インキを安定して印
字できるインキジェット装置は市販されていなかった。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】このように従来は染料
や金属塩を用いたインキは提案されていたが、沈殿や凝
集体の発生しやすい電子部品用インキを安定して印字で
きる電子部品印刷用インキジェット装置は提案されてい
なかった。こうした電子部品用インキは、製造後に高精
度なろ過設備でろ過したとしてもインキジェット装置内
で沈殿したり再凝集したりする。そのため従来提案され
ていたインキジェット装置では、インキジェット用の印
字ヘッドやインキ噴出口を詰めてしまいやすく安定した
印刷が難しかった。また安定して印字できるインキジェ
ット用の電子部品用インキは、着色等を目的とした染料
や金属塩を用いたものであり、LCフィルタ、高周波部
品等の電子部品の製造に用いることはできなかった。ま
た積層セラミック電子部品を製造する場合、またインキ
ジェット方法でなくとも、厚み20μm以下のセラミッ
ク生シートの上に電極インキ等を印刷した場合、前記電
極インキ中の溶剤成分が前記セラミック生シートにしみ
込み、ショート等の不良発生原因になることがあった。
や金属塩を用いたインキは提案されていたが、沈殿や凝
集体の発生しやすい電子部品用インキを安定して印字で
きる電子部品印刷用インキジェット装置は提案されてい
なかった。こうした電子部品用インキは、製造後に高精
度なろ過設備でろ過したとしてもインキジェット装置内
で沈殿したり再凝集したりする。そのため従来提案され
ていたインキジェット装置では、インキジェット用の印
字ヘッドやインキ噴出口を詰めてしまいやすく安定した
印刷が難しかった。また安定して印字できるインキジェ
ット用の電子部品用インキは、着色等を目的とした染料
や金属塩を用いたものであり、LCフィルタ、高周波部
品等の電子部品の製造に用いることはできなかった。ま
た積層セラミック電子部品を製造する場合、またインキ
ジェット方法でなくとも、厚み20μm以下のセラミッ
ク生シートの上に電極インキ等を印刷した場合、前記電
極インキ中の溶剤成分が前記セラミック生シートにしみ
込み、ショート等の不良発生原因になることがあった。
【0020】本発明で提案する電子部品印刷用インキジ
ェット装置を用いることで従来では印刷不可能であった
ような電子部品用インキ、各電子部品の製造方法、積層
電子部品の製造方法等を提案することを目的とする。例
えば本発明の電子部品印刷用インキジェット装置の一部
であるインキ循環機構のみを市販のインキジェット装置
に取り付けることも可能である。こうすることで電子部
品用インキを始めとする印刷安定性の劣るインキを安定
して印刷することができる。また本発明で提案する電子
部品印刷用インキジェット装置を用いることにより、従
来インキジェットでは印字することが不可能であった、
高濃度な沈殿や凝集の発生しやすいインキであっても新
たに印字することができる。
ェット装置を用いることで従来では印刷不可能であった
ような電子部品用インキ、各電子部品の製造方法、積層
電子部品の製造方法等を提案することを目的とする。例
えば本発明の電子部品印刷用インキジェット装置の一部
であるインキ循環機構のみを市販のインキジェット装置
に取り付けることも可能である。こうすることで電子部
品用インキを始めとする印刷安定性の劣るインキを安定
して印刷することができる。また本発明で提案する電子
部品印刷用インキジェット装置を用いることにより、従
来インキジェットでは印字することが不可能であった、
高濃度な沈殿や凝集の発生しやすいインキであっても新
たに印字することができる。
【0021】また、本発明では新しく水溶性の電子部品
用電極インキを提案することによって、厚み20μm以
下のセラミック生シート上に直接電子部品用電極インキ
をインキジェットのみならず、スクリーン、グラビア等
の印刷方法で印刷してもセラミック生シートを膨潤させ
たり再溶解させることがない。このため従来の電極イン
キではショートしていたような20μm以下の薄い薄層
のセラミック生シートに対してもショートを発生させる
ことがない。こうして本発明では印刷方法に関係なく、
高歩留まりで積層セラミック電子部品を製造できる。さ
らに本水溶性の電子部品用電極インキを用いることで、
火災の防止のみならず印刷作業環境を大幅に改善でき
る。
用電極インキを提案することによって、厚み20μm以
下のセラミック生シート上に直接電子部品用電極インキ
をインキジェットのみならず、スクリーン、グラビア等
の印刷方法で印刷してもセラミック生シートを膨潤させ
たり再溶解させることがない。このため従来の電極イン
キではショートしていたような20μm以下の薄い薄層
のセラミック生シートに対してもショートを発生させる
ことがない。こうして本発明では印刷方法に関係なく、
高歩留まりで積層セラミック電子部品を製造できる。さ
らに本水溶性の電子部品用電極インキを用いることで、
火災の防止のみならず印刷作業環境を大幅に改善でき
る。
【0022】
【課題を解決するための手段】こうした課題を解決する
ために本発明は、インキジェット装置で印字可能な電子
部品用電極インキやその製造方法あるいは専用のインキ
ジェット装置および電子部品の製造方法を提供するもの
であり、電子部品用電極インキの沈殿や再凝集を防止
し、安定した印字が可能になる。また厚み20μm以下
のセラミック生シートの上に電極インキ等を印刷した場
合でも、前記電極インキ中の溶剤成分が前記セラミック
生シートにしみ込まないため、ショート等の不良発生の
原因にはならない。
ために本発明は、インキジェット装置で印字可能な電子
部品用電極インキやその製造方法あるいは専用のインキ
ジェット装置および電子部品の製造方法を提供するもの
であり、電子部品用電極インキの沈殿や再凝集を防止
し、安定した印字が可能になる。また厚み20μm以下
のセラミック生シートの上に電極インキ等を印刷した場
合でも、前記電極インキ中の溶剤成分が前記セラミック
生シートにしみ込まないため、ショート等の不良発生の
原因にはならない。
【0023】これにより、長時間安定した印字ができる
電子部品印刷用インキジェット装置が得られ、電子部品
を安定して高歩留まりで製造できる。またインキジェッ
トの特徴であるオンデマンド(必要に応じて必要なだけ
短時間に製品を製造する)の特徴を活かすことで、各種
電子部品を短納期でユーザーに提供できる。また、本発
明では、新しく水溶性の電子部品用電極インキを提案す
ることによって、厚み20μm以下のセラミック生シー
ト上に直接、電極インキを、インキジェット、スクリー
ン、グラビア等の印刷方法で印刷してもセラミック生シ
ートを膨潤させたり再溶解させることがない。このため
従来の電極インキではショートしていたような15μm
以下の薄い薄層のセラミック生シートに対してもショー
トを発生させることがない。こうして本発明では印刷方
法に関係なく、高歩留まりで積層セラミック電子部品を
製造できる。さらに本水溶性の電子部品用電極インキを
用いることで、火災の防止のみならず印刷作業環境を大
幅に改善できる。
電子部品印刷用インキジェット装置が得られ、電子部品
を安定して高歩留まりで製造できる。またインキジェッ
トの特徴であるオンデマンド(必要に応じて必要なだけ
短時間に製品を製造する)の特徴を活かすことで、各種
電子部品を短納期でユーザーに提供できる。また、本発
明では、新しく水溶性の電子部品用電極インキを提案す
ることによって、厚み20μm以下のセラミック生シー
ト上に直接、電極インキを、インキジェット、スクリー
ン、グラビア等の印刷方法で印刷してもセラミック生シ
ートを膨潤させたり再溶解させることがない。このため
従来の電極インキではショートしていたような15μm
以下の薄い薄層のセラミック生シートに対してもショー
トを発生させることがない。こうして本発明では印刷方
法に関係なく、高歩留まりで積層セラミック電子部品を
製造できる。さらに本水溶性の電子部品用電極インキを
用いることで、火災の防止のみならず印刷作業環境を大
幅に改善できる。
【0024】これにより、積層セラミックコンデンサ、
LCフィルタ、複合高周波部品等のセラミック電子部品
等の電子部品を、インキジェット方法を用いて安定して
生産でき、各種電子部品の低コスト化、短納期化が可能
になる。
LCフィルタ、複合高周波部品等のセラミック電子部品
等の電子部品を、インキジェット方法を用いて安定して
生産でき、各種電子部品の低コスト化、短納期化が可能
になる。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、10μm以下の金属粉が水もしくは有機溶剤中に1
重量%以上80重量%以下で粘度2ポイズ以下でかつ沈
殿が10分で10mm以下もしくは100分間で20m
m以下である電子部品用電極インキであり、沈殿しにく
いためインキ安定性を改善すると共にインキのコストダ
ウンができるという作用を有する。
は、10μm以下の金属粉が水もしくは有機溶剤中に1
重量%以上80重量%以下で粘度2ポイズ以下でかつ沈
殿が10分で10mm以下もしくは100分間で20m
m以下である電子部品用電極インキであり、沈殿しにく
いためインキ安定性を改善すると共にインキのコストダ
ウンができるという作用を有する。
【0026】請求項2に記載の発明は、粒径10μm以
下の金属粉と粒径10μmセラミック粉が、水もしくは
有機溶剤中に1重量%以上80重量%以下でかつ粘度2
ポイズ以下に分散されてなる電子部品用電極インキであ
り、インキ中に金属粉とセラミック粉を添加すること
で、積層セラミック電子部品の内部電極等に用いた場合
でも金属部分とセラミック部分の熱膨張係数をマッチン
グさせられるため、インキジェットで内部電極等を形成
しても層間剥離等の不良の発生防止が可能になり、イン
キのコストダウンができるという作用を有する。
下の金属粉と粒径10μmセラミック粉が、水もしくは
有機溶剤中に1重量%以上80重量%以下でかつ粘度2
ポイズ以下に分散されてなる電子部品用電極インキであ
り、インキ中に金属粉とセラミック粉を添加すること
で、積層セラミック電子部品の内部電極等に用いた場合
でも金属部分とセラミック部分の熱膨張係数をマッチン
グさせられるため、インキジェットで内部電極等を形成
しても層間剥離等の不良の発生防止が可能になり、イン
キのコストダウンができるという作用を有する。
【0027】請求項3に記載の発明は、10μm以下の
金属粉が金属酸化物と共に水もしくは有機溶剤中に1重
量%以上80重量%以下でかつ粘度2ポイズ以下に分散
されてなる電子部品用電極インキであり、金属粉と金属
酸化物が共に添加されていることで積層セラミック電子
部品の内部電極等に用いた場合でも、金属部分とセラミ
ック部分の熱膨張係数をマッチングさせられるため、イ
ンキジェットで内部電極等を形成しても層間剥離等の不
良の発生防止が可能になり、インキのコストダウンがで
きるという作用を有する。
金属粉が金属酸化物と共に水もしくは有機溶剤中に1重
量%以上80重量%以下でかつ粘度2ポイズ以下に分散
されてなる電子部品用電極インキであり、金属粉と金属
酸化物が共に添加されていることで積層セラミック電子
部品の内部電極等に用いた場合でも、金属部分とセラミ
ック部分の熱膨張係数をマッチングさせられるため、イ
ンキジェットで内部電極等を形成しても層間剥離等の不
良の発生防止が可能になり、インキのコストダウンがで
きるという作用を有する。
【0028】請求項4に記載の発明は、10μm以下の
金属粉が有機金属化合物と共に水もしくは有機溶剤中に
1重量%以上80重量%以下でかつ粘度2ポイズ以下に
分散されてなる電子部品用電極インキであり、金属粉と
有機金属化合物が共に添加されていることで、金属粉の
水もしくは有機溶剤中での分散性を改善するため内部電
極の均一性を改善し、インキジェットで各種電極パター
ンを形成しやすくなり、インキのコストダウンができる
という作用を有する。
金属粉が有機金属化合物と共に水もしくは有機溶剤中に
1重量%以上80重量%以下でかつ粘度2ポイズ以下に
分散されてなる電子部品用電極インキであり、金属粉と
有機金属化合物が共に添加されていることで、金属粉の
水もしくは有機溶剤中での分散性を改善するため内部電
極の均一性を改善し、インキジェットで各種電極パター
ンを形成しやすくなり、インキのコストダウンができる
という作用を有する。
【0029】請求項5に記載の発明は、セラミック材料
が表面に形成された10μm以下の金属粉が水もしくは
有機溶剤中に1重量%以上80重量%以下でかつ粘度2
ポイズ以下に分散されてなる電子部品用電極インキであ
り、金属粉の表面にセラミック材料を形成しておくこと
で積層セラミック電子部品の内部電極等に用いた場合で
も、金属部分とセラミック部分の熱膨張係数をマッチン
グさせられるため、インキジェットで内部電極等を形成
しても層間剥離等の不良の発生防止が可能になり、イン
キのコストダウンができるという作用を有する。
が表面に形成された10μm以下の金属粉が水もしくは
有機溶剤中に1重量%以上80重量%以下でかつ粘度2
ポイズ以下に分散されてなる電子部品用電極インキであ
り、金属粉の表面にセラミック材料を形成しておくこと
で積層セラミック電子部品の内部電極等に用いた場合で
も、金属部分とセラミック部分の熱膨張係数をマッチン
グさせられるため、インキジェットで内部電極等を形成
しても層間剥離等の不良の発生防止が可能になり、イン
キのコストダウンができるという作用を有する。
【0030】請求項6に記載の発明は、0.01mmφ
以上10mmφ以下のビーズを用いて金属粉をセラミッ
ク粉もしくは有機金属化合物もしくは他の添加物と共に
水もしくは有機溶剤中に1重量%以上80重量%以下で
かつ粘度2ポイズ以下に分散した後、フィルターでろ過
する電子部品用電極インキの製造方法であり、金属粉を
ビーズで分散させることで高歩留まりで高濃度、低粘度
のインキジェット用電極インキを製造するという作用が
ある。
以上10mmφ以下のビーズを用いて金属粉をセラミッ
ク粉もしくは有機金属化合物もしくは他の添加物と共に
水もしくは有機溶剤中に1重量%以上80重量%以下で
かつ粘度2ポイズ以下に分散した後、フィルターでろ過
する電子部品用電極インキの製造方法であり、金属粉を
ビーズで分散させることで高歩留まりで高濃度、低粘度
のインキジェット用電極インキを製造するという作用が
ある。
【0031】請求項7に記載の発明は、圧力5kg/c
m2以上3000kg/cm2以下の圧力で硬質材料でな
る治具を金属粉が水もしくは有機溶剤と1重量%以上8
0重量%以下でかつ粘度2ポイズ以下に混合させた状態
で1回以上通過させた後、フィルターでろ過する電子部
品用電極インキの製造方法であり、金属粉を高圧分散装
置を用いた分散させることで高歩留まりで高濃度、低粘
度のインキジェット用電極インキを製造するという作用
がある。
m2以上3000kg/cm2以下の圧力で硬質材料でな
る治具を金属粉が水もしくは有機溶剤と1重量%以上8
0重量%以下でかつ粘度2ポイズ以下に混合させた状態
で1回以上通過させた後、フィルターでろ過する電子部
品用電極インキの製造方法であり、金属粉を高圧分散装
置を用いた分散させることで高歩留まりで高濃度、低粘
度のインキジェット用電極インキを製造するという作用
がある。
【0032】請求項8に記載の発明は、金属粉をセラミ
ック粉もしくは有機金属化合物もしくは他の添加物と共
に水もしくは有機溶剤と1重量%以上80重量%以下で
かつ粘度2ポイズ以下に混合させた状態で1秒以上10
時間以下で超音波分散した後、フィルターでろ過する電
子部品用電極インキの製造方法であり、超音波分散させ
ることで容器内のインキに不純物を混入させることな
く、いつでも必要に応じて電極インキを分散もしくは再
分散できるため、インキジェット装置で電子部品用電極
インキを用いる際にインキ詰まりを防止でき、高歩留ま
りの印刷が可能になるという作用がある。
ック粉もしくは有機金属化合物もしくは他の添加物と共
に水もしくは有機溶剤と1重量%以上80重量%以下で
かつ粘度2ポイズ以下に混合させた状態で1秒以上10
時間以下で超音波分散した後、フィルターでろ過する電
子部品用電極インキの製造方法であり、超音波分散させ
ることで容器内のインキに不純物を混入させることな
く、いつでも必要に応じて電極インキを分散もしくは再
分散できるため、インキジェット装置で電子部品用電極
インキを用いる際にインキ詰まりを防止でき、高歩留ま
りの印刷が可能になるという作用がある。
【0033】請求項9に記載の発明は、金属粉をセラミ
ック粉もしくは有機金属化合物もしくは他の添加物と共
に水もしくは有機溶剤と1重量%以上80重量%以下で
かつ粘度2ポイズ以下に混合させた状態で、6rpm以
上10000rpm以下の回転治具により1秒以上10
時間以下分散させた後、フィルターでろ過する電子部品
用電極インキの製造方法であり、回転治具で分散させる
ことで容器内のインキに不純物を混入させることなく、
いつでも必要に応じて電極インキを分散もしくは再分散
できるため、インキジェット装置で電子部品用電極イン
キを用いる際にインキ詰まりを防止でき、高歩留まりの
印刷が可能になるという作用がある。
ック粉もしくは有機金属化合物もしくは他の添加物と共
に水もしくは有機溶剤と1重量%以上80重量%以下で
かつ粘度2ポイズ以下に混合させた状態で、6rpm以
上10000rpm以下の回転治具により1秒以上10
時間以下分散させた後、フィルターでろ過する電子部品
用電極インキの製造方法であり、回転治具で分散させる
ことで容器内のインキに不純物を混入させることなく、
いつでも必要に応じて電極インキを分散もしくは再分散
できるため、インキジェット装置で電子部品用電極イン
キを用いる際にインキ詰まりを防止でき、高歩留まりの
印刷が可能になるという作用がある。
【0034】請求項10に記載の発明は、インキタンク
中の粘度2ポイズ以下の電子部品用電極インキは、第1
のチューブを介してインキジェット噴出部に送られた
後、噴出されなかった余剰なインキは第2のチューブを
介して前記インキタンクに回収されるインキ循環機構を
有する電子部品印刷用インキジェット装置であり、噴出
されなかった余剰なインキを回収し再利用することで無
駄なくインキを使えるため電子部品のコストを下げられ
るという作用がある。
中の粘度2ポイズ以下の電子部品用電極インキは、第1
のチューブを介してインキジェット噴出部に送られた
後、噴出されなかった余剰なインキは第2のチューブを
介して前記インキタンクに回収されるインキ循環機構を
有する電子部品印刷用インキジェット装置であり、噴出
されなかった余剰なインキを回収し再利用することで無
駄なくインキを使えるため電子部品のコストを下げられ
るという作用がある。
【0035】請求項12に記載の発明は、洗浄液は第1
のチューブを介してインキジェット噴出部に送られた
後、電子部品印刷用インキジェット装置を洗浄し、前記
電子部品印刷用インキジェット装置から噴出されなかっ
た余剰な洗浄液は第2のチューブを介して回収されるイ
ンキ洗浄機構を有する電子部品印刷用インキジェット装
置であり、必要に応じてインキジェット装置の内部を洗
浄液で洗浄できるためインキ詰まり等の印刷不良の発生
を防止できるという作用がある。
のチューブを介してインキジェット噴出部に送られた
後、電子部品印刷用インキジェット装置を洗浄し、前記
電子部品印刷用インキジェット装置から噴出されなかっ
た余剰な洗浄液は第2のチューブを介して回収されるイ
ンキ洗浄機構を有する電子部品印刷用インキジェット装
置であり、必要に応じてインキジェット装置の内部を洗
浄液で洗浄できるためインキ詰まり等の印刷不良の発生
を防止できるという作用がある。
【0036】請求項13に記載の発明は、水もしくは有
機溶剤100gに対して洗剤、分散剤、キレート剤もし
くはキレート樹脂が0.01g以上200g以下含まれ
たインキジェット装置洗浄液であり、インキジェット装
置内部に残留した金属粉や添加物等を洗浄、除去できる
ためインキジェット装置のメンテナンスを確実簡単にで
き、電子部品をインキジェット技術で製造する際の製造
コストを下げられる。
機溶剤100gに対して洗剤、分散剤、キレート剤もし
くはキレート樹脂が0.01g以上200g以下含まれ
たインキジェット装置洗浄液であり、インキジェット装
置内部に残留した金属粉や添加物等を洗浄、除去できる
ためインキジェット装置のメンテナンスを確実簡単にで
き、電子部品をインキジェット技術で製造する際の製造
コストを下げられる。
【0037】請求項14に記載の発明は、請求項1から
5記載の電子部品用電極インキをセラミック生シートも
しくはセラミック基板上にインキジェット装置を用いて
所定パターンに形成した後、積層もしくは焼成した後、
個片化し、外部電極を取付ける電子部品の製造方法であ
り、本発明で提案する電子部品用電極インキをインキジ
ェット装置を用いて使うことで所定の電子部品を短納期
かつ安価に市場に提供できる。
5記載の電子部品用電極インキをセラミック生シートも
しくはセラミック基板上にインキジェット装置を用いて
所定パターンに形成した後、積層もしくは焼成した後、
個片化し、外部電極を取付ける電子部品の製造方法であ
り、本発明で提案する電子部品用電極インキをインキジ
ェット装置を用いて使うことで所定の電子部品を短納期
かつ安価に市場に提供できる。
【0038】以下、本発明の実施の形態について、図1
から図9を用いて説明する。
から図9を用いて説明する。
【0039】(実施の形態1)実施の形態1における電
子部品用電極インキは粒径10μm以下の金属粉が水も
しくは有機溶剤中に1重量%以上80重量%以下で粘度
2ポイズ以下に分散されているものである。
子部品用電極インキは粒径10μm以下の金属粉が水も
しくは有機溶剤中に1重量%以上80重量%以下で粘度
2ポイズ以下に分散されているものである。
【0040】この電子部品用電極インキは、まず粒径
0.4μmのNi粉末200g、添加剤または樹脂を1
gを加え、有機溶剤もしくは水150gを添加する。こ
こで金属粉末としては、銀パラジウム、白金、パラジウ
ム、ニッケル等を添加する。添加剤としてはフタル酸ブ
チル等のフタル酸系溶剤やポリエチレンオキサイド等を
添加するものである。樹脂としては、セルロース系樹
脂、ビニール系樹脂または石油系樹脂等を添加すること
により、印刷塗膜の結着力を良好にすることができ、乾
燥後のインキの高強度化が図れる。有機溶剤としては、
エチルアルコール、イソプロピルアルコール等のアルコ
ール類、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類、
酢酸ブチル等のエステル類、またはナフサ等の炭化水素
類を添加するものである。
0.4μmのNi粉末200g、添加剤または樹脂を1
gを加え、有機溶剤もしくは水150gを添加する。こ
こで金属粉末としては、銀パラジウム、白金、パラジウ
ム、ニッケル等を添加する。添加剤としてはフタル酸ブ
チル等のフタル酸系溶剤やポリエチレンオキサイド等を
添加するものである。樹脂としては、セルロース系樹
脂、ビニール系樹脂または石油系樹脂等を添加すること
により、印刷塗膜の結着力を良好にすることができ、乾
燥後のインキの高強度化が図れる。有機溶剤としては、
エチルアルコール、イソプロピルアルコール等のアルコ
ール類、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類、
酢酸ブチル等のエステル類、またはナフサ等の炭化水素
類を添加するものである。
【0041】また必要により分散剤として脂肪酸エステ
ル、多価アルコール脂肪酸エステル、アルキルグリセル
エーテルやその脂肪酸、各種レシチン誘導体、プロピレ
ングリコール脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステ
ル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポ
リグリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステ
ル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル等を添加する
ことにより粉体の分散性が良好となり、粉体の再凝集に
よる沈殿を防止できる。
ル、多価アルコール脂肪酸エステル、アルキルグリセル
エーテルやその脂肪酸、各種レシチン誘導体、プロピレ
ングリコール脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステ
ル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポ
リグリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステ
ル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル等を添加する
ことにより粉体の分散性が良好となり、粉体の再凝集に
よる沈殿を防止できる。
【0042】次に、直径0.5mmのジルコニアビーズ
を用いて3時間分散する。その後、ポア径が5μmのメ
ンブランフィルタを用いてろ過して粘度を2ポイズとし
た有機溶剤系の電極インキを作成する。
を用いて3時間分散する。その後、ポア径が5μmのメ
ンブランフィルタを用いてろ過して粘度を2ポイズとし
た有機溶剤系の電極インキを作成する。
【0043】また、図1は各種電子部品用電極インキの
沈殿の様子を示すもので、X軸は経過時間(単位は
分)、Y軸は上澄み層の厚み(単位はmm)である。ま
た図2は、各種電子部品用インキの沈殿測定の一例を示
すものである。図2において、10はガラス管、11は
電極液、12は上澄み層である。電子部品用電極インキ
の沈殿測定を行うには、図2に示すように、ガラス管1
0(直径10mmφ以上、深さ10cm以上が望まし
い)の中に、分散した状態の電極液11を所定量投入
し、経過時間と共に、その電極液11の状態を観察す
る。すると、電極液11の上面に、次第に上澄み層12
が形成され、経過時間の増加と共に上澄み層12の厚み
が増加する。こうして測定した上澄み層12の厚みを、
経過時間に対してグラフ化したものが図1に相当する。
一般的に、電極液11は金属粉が所定量含まれているた
め真っ黒で光を透過しない。一方の上澄み層12は金属
粉が殆ど含まれていないため透明で光を通過する。この
ように電極液11と上澄み層12は光学的に見分けられ
る。また上澄み層12と電極液11は夫々の液の比重や
固形分としても容易に区別できる。
沈殿の様子を示すもので、X軸は経過時間(単位は
分)、Y軸は上澄み層の厚み(単位はmm)である。ま
た図2は、各種電子部品用インキの沈殿測定の一例を示
すものである。図2において、10はガラス管、11は
電極液、12は上澄み層である。電子部品用電極インキ
の沈殿測定を行うには、図2に示すように、ガラス管1
0(直径10mmφ以上、深さ10cm以上が望まし
い)の中に、分散した状態の電極液11を所定量投入
し、経過時間と共に、その電極液11の状態を観察す
る。すると、電極液11の上面に、次第に上澄み層12
が形成され、経過時間の増加と共に上澄み層12の厚み
が増加する。こうして測定した上澄み層12の厚みを、
経過時間に対してグラフ化したものが図1に相当する。
一般的に、電極液11は金属粉が所定量含まれているた
め真っ黒で光を透過しない。一方の上澄み層12は金属
粉が殆ど含まれていないため透明で光を通過する。この
ように電極液11と上澄み層12は光学的に見分けられ
る。また上澄み層12と電極液11は夫々の液の比重や
固形分としても容易に区別できる。
【0044】図1において、A,B,Cは各電子部品用
電極インキの沈殿の様子を測定したものであり、Aから
Cの中で、Aが一番沈殿しにくく、Cが一番沈殿しやす
い。またBは10分後の上澄み層の厚みが10mm、1
00分後の上澄み層の厚みが20mmである。インキジ
ェットで用いる電子部品用電極インキとしては、Bと同
程度か、あるいはBより沈殿速度が遅いものが望まし
い。Aのように沈殿しやすい電子部品用電極インキの場
合、インキジェット装置内部で沈殿を発生させるため安
定した印字ができない。
電極インキの沈殿の様子を測定したものであり、Aから
Cの中で、Aが一番沈殿しにくく、Cが一番沈殿しやす
い。またBは10分後の上澄み層の厚みが10mm、1
00分後の上澄み層の厚みが20mmである。インキジ
ェットで用いる電子部品用電極インキとしては、Bと同
程度か、あるいはBより沈殿速度が遅いものが望まし
い。Aのように沈殿しやすい電子部品用電極インキの場
合、インキジェット装置内部で沈殿を発生させるため安
定した印字ができない。
【0045】なお、このように沈殿速度を遅くするに
は、電子部品用電極インキに含まれる金属粉の表面に各
種樹脂を吸着させることが有効である。金属粉に樹脂を
優先的に吸着させるには、樹脂の側鎖にカルボキシル基
を有するカルボン酸や脂肪酸、あるいはカルボキシル基
を複数個有するポリカルボン酸系の樹脂が良い。またカ
ルボキシル基以外に水酸基を含む樹脂も粉体表面に吸着
しやすく、沈殿防止の効果が有る。
は、電子部品用電極インキに含まれる金属粉の表面に各
種樹脂を吸着させることが有効である。金属粉に樹脂を
優先的に吸着させるには、樹脂の側鎖にカルボキシル基
を有するカルボン酸や脂肪酸、あるいはカルボキシル基
を複数個有するポリカルボン酸系の樹脂が良い。またカ
ルボキシル基以外に水酸基を含む樹脂も粉体表面に吸着
しやすく、沈殿防止の効果が有る。
【0046】なお、インキ粉体の沈殿を防止するには粉
体の比重にもよるが、粒径は10μm以下が望ましい。
10μmより粒径が大きくなると、金属粉の表面電位の
絶対値を高めたり、表面に各種脂肪酸系樹脂を吸着させ
ても、図1のBより沈殿速度を遅くすることは難しい。
また金属粉の、特に1μm以下の粉体の比率を高めるこ
とで粉体の沈降速度を図1(B)に示すように遅くでき
る。
体の比重にもよるが、粒径は10μm以下が望ましい。
10μmより粒径が大きくなると、金属粉の表面電位の
絶対値を高めたり、表面に各種脂肪酸系樹脂を吸着させ
ても、図1のBより沈殿速度を遅くすることは難しい。
また金属粉の、特に1μm以下の粉体の比率を高めるこ
とで粉体の沈降速度を図1(B)に示すように遅くでき
る。
【0047】なお、インキ中の金属粉体の含有率は1重
量%以上80重量%以下が望ましい。0.5重量%以下
の場合、金属粉末は沈殿しにくい(本発明者らの実験に
よると粉体どうしの平均距離が大きく衝突しにくいため
と考えられた)が、印刷した後熱処理しても導通が得ら
れないことが多い。また90重量%以上の高濃度のイン
キの場合、金属粉末どうしの平均距離が近すぎるため、
いくらゼータ電位を高めても短時間に凝集したり、分散
後に静置するとゲル化したため、インキ循環装置を用い
ても安定した印字が難しい場合があり、電子部品の製造
には不適当であった。なお短時間に凝集したり、ゲル化
しやすい電子部品用インキに関しては、本発明で提案す
るインキ循環機構を必要に応じて用いることで、長時間
の安定印字が得られ、各種電子部品を高歩留まりで生産
できる。
量%以上80重量%以下が望ましい。0.5重量%以下
の場合、金属粉末は沈殿しにくい(本発明者らの実験に
よると粉体どうしの平均距離が大きく衝突しにくいため
と考えられた)が、印刷した後熱処理しても導通が得ら
れないことが多い。また90重量%以上の高濃度のイン
キの場合、金属粉末どうしの平均距離が近すぎるため、
いくらゼータ電位を高めても短時間に凝集したり、分散
後に静置するとゲル化したため、インキ循環装置を用い
ても安定した印字が難しい場合があり、電子部品の製造
には不適当であった。なお短時間に凝集したり、ゲル化
しやすい電子部品用インキに関しては、本発明で提案す
るインキ循環機構を必要に応じて用いることで、長時間
の安定印字が得られ、各種電子部品を高歩留まりで生産
できる。
【0048】なお、インキジェット印刷された後は、2
00℃以上1500℃以下で熱処理することで電極イン
キとしての導通が得られる。導通する熱処理温度は金属
材料によって異なるが、粒径が小さいほどより低温で導
通が得られる。本発明者らが粒径0.5μmのNi粉末
を用いて作成したインキジェット用インキの場合、10
00℃前後で焼結開始したが、0.02μmのNi粉末
を用いた場合400℃程度の低温で焼結させられた。ま
た同様に1μmφのAg粉の場合800℃から900℃
程度で導通が得られたが、0.01μmφのAg粉末を
用いたインキをアルミナ基板上に電子部品印刷用インキ
ジェット装置で印刷した後、300℃前後から導通が得
られた。このように用いる材料の融点や粉体の粒径によ
って、所定に導通が得られる熱処理温度は異なるが、2
00℃以上1500℃以下で殆どのものは導通が得られ
る。
00℃以上1500℃以下で熱処理することで電極イン
キとしての導通が得られる。導通する熱処理温度は金属
材料によって異なるが、粒径が小さいほどより低温で導
通が得られる。本発明者らが粒径0.5μmのNi粉末
を用いて作成したインキジェット用インキの場合、10
00℃前後で焼結開始したが、0.02μmのNi粉末
を用いた場合400℃程度の低温で焼結させられた。ま
た同様に1μmφのAg粉の場合800℃から900℃
程度で導通が得られたが、0.01μmφのAg粉末を
用いたインキをアルミナ基板上に電子部品印刷用インキ
ジェット装置で印刷した後、300℃前後から導通が得
られた。このように用いる材料の融点や粉体の粒径によ
って、所定に導通が得られる熱処理温度は異なるが、2
00℃以上1500℃以下で殆どのものは導通が得られ
る。
【0049】ここで、金属粉の粒径が0.001μm以
上であるのは、0.001μm未満とすると通常状態に
おいて金属として存在しにくいからである。特にニッケ
ル、銅、銀、アルミニウム、亜鉛等の卑金属またはこれ
らの合金粉をESCAによる表面分析装置を用いて分析
すると、表面層のみならず粉体内部まで酸化物または水
酸化物化したセラミックに変質していた。10μm以下
であるのは、10μmより大きくなるとインキ中で金属
粉が沈殿しやすくなるからである。この金属粉が1重量
%以上であるのは、1重量%未満ではインキ焼成後に電
気的導通が得られない場合があるからである。80重量
%以下であるのは、85重量%以上の場合インキが沈殿
しやすくなるからである。また粘度が2ポイズ以下とす
るのは、粘度が高すぎるとインキ噴出部から安定してイ
ンキを噴出することが困難で、例えインキが噴出された
としてもインキ切れが悪く印刷精度が悪くなるからであ
る。
上であるのは、0.001μm未満とすると通常状態に
おいて金属として存在しにくいからである。特にニッケ
ル、銅、銀、アルミニウム、亜鉛等の卑金属またはこれ
らの合金粉をESCAによる表面分析装置を用いて分析
すると、表面層のみならず粉体内部まで酸化物または水
酸化物化したセラミックに変質していた。10μm以下
であるのは、10μmより大きくなるとインキ中で金属
粉が沈殿しやすくなるからである。この金属粉が1重量
%以上であるのは、1重量%未満ではインキ焼成後に電
気的導通が得られない場合があるからである。80重量
%以下であるのは、85重量%以上の場合インキが沈殿
しやすくなるからである。また粘度が2ポイズ以下とす
るのは、粘度が高すぎるとインキ噴出部から安定してイ
ンキを噴出することが困難で、例えインキが噴出された
としてもインキ切れが悪く印刷精度が悪くなるからであ
る。
【0050】なお、本実施の形態1の電子部品用電極イ
ンキは有機溶剤系であるが、水系の電子部品用電極イン
キとしても良い。この水系の電子部品用電極インキは、
粒径0.4μmのNi粉末100gに添加剤または樹脂
を1g、水または水系(もしくは水溶性)有機溶剤を1
50g添加する。次に、直径0.5mmのジルコニアビ
ーズを用いて3時間分散する。
ンキは有機溶剤系であるが、水系の電子部品用電極イン
キとしても良い。この水系の電子部品用電極インキは、
粒径0.4μmのNi粉末100gに添加剤または樹脂
を1g、水または水系(もしくは水溶性)有機溶剤を1
50g添加する。次に、直径0.5mmのジルコニアビ
ーズを用いて3時間分散する。
【0051】その後、ポア径が5μmのメンブランフィ
ルターを用いてろ過し粘度を2ポイズとした水系の電子
部品用電極インキを作成する。
ルターを用いてろ過し粘度を2ポイズとした水系の電子
部品用電極インキを作成する。
【0052】ここで、水系(もしくは水溶性)有機溶剤
としては、エチレングリコール、グリセリン、エチレン
グリコール等を添加する。樹脂としては、メチルセルロ
ース、カルボキシメチルセルロース等のセルロース系樹
脂、ポリビニールアルコール等のビニール系樹脂、スチ
レンブタジエンゴム等のラテックス樹脂等の水溶性樹脂
を添加することにより、印刷塗膜の結着力を良好にする
ことができ乾燥後にインキの高強度化が図れる。分散剤
としては、各種レシチン誘導体、プロピレングリコール
脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリエキ
シエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン
脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキ
シエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチ
レンソルビット脂肪酸エステル、ポリエチレングリコー
ル脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテ
ル、ポリカルボン酸または各種石鹸を添加することで、
粉体の分散性を向上でき粉体の再凝集による沈殿を妨げ
る。
としては、エチレングリコール、グリセリン、エチレン
グリコール等を添加する。樹脂としては、メチルセルロ
ース、カルボキシメチルセルロース等のセルロース系樹
脂、ポリビニールアルコール等のビニール系樹脂、スチ
レンブタジエンゴム等のラテックス樹脂等の水溶性樹脂
を添加することにより、印刷塗膜の結着力を良好にする
ことができ乾燥後にインキの高強度化が図れる。分散剤
としては、各種レシチン誘導体、プロピレングリコール
脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリエキ
シエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン
脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキ
シエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチ
レンソルビット脂肪酸エステル、ポリエチレングリコー
ル脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテ
ル、ポリカルボン酸または各種石鹸を添加することで、
粉体の分散性を向上でき粉体の再凝集による沈殿を妨げ
る。
【0053】このように、特に水溶性の電極インキの場
合、インキの沈殿速度を遅くするにはインキ中の金属粉
のゼータ電位の絶対値を高めることが望ましい。まず本
発明者らは金属材料としては、銀、パラジウム、白金、
銀、銅、ニッケルに関して実験した。本発明者らがES
CA等の表面分析装置を用いて、いくつかの金属粉の表
面を分析した結果、粉体表面は数nmの厚みで酸化層や
水酸化層に覆われていることが判った。そのため、水中
に添加すると、粉体が(液のpHによって)プラスやマ
イナスのゼータ電位を帯びることが判った。そこで、イ
ンキに添加剤を添加し、表面電位を高めた。
合、インキの沈殿速度を遅くするにはインキ中の金属粉
のゼータ電位の絶対値を高めることが望ましい。まず本
発明者らは金属材料としては、銀、パラジウム、白金、
銀、銅、ニッケルに関して実験した。本発明者らがES
CA等の表面分析装置を用いて、いくつかの金属粉の表
面を分析した結果、粉体表面は数nmの厚みで酸化層や
水酸化層に覆われていることが判った。そのため、水中
に添加すると、粉体が(液のpHによって)プラスやマ
イナスのゼータ電位を帯びることが判った。そこで、イ
ンキに添加剤を添加し、表面電位を高めた。
【0054】本発明者らの実験によると、図1のBより
沈殿を遅くするには金属粉のゼータ電位の絶対値で40
mV以上が望ましいことが判った。また粉体や添加剤に
よっては、ゼータ電位がpH2からpH12の間で、−
60mVから−70mv(ものによっては−100mV
程度)とゼータ電位の絶対値が極めて高い値が得られる
ものがあり(等電位点を求めようとしたが測定領域内の
pHでは等電位点が測定できないぐらい)、分散の安定
した電極インキが得られた。このように、金属粉体のゼ
ータ電位を絶対値で40mV以上にすることで、図1
(B)で示したような沈殿しにくい電子部品用電極イン
キを提供できる。
沈殿を遅くするには金属粉のゼータ電位の絶対値で40
mV以上が望ましいことが判った。また粉体や添加剤に
よっては、ゼータ電位がpH2からpH12の間で、−
60mVから−70mv(ものによっては−100mV
程度)とゼータ電位の絶対値が極めて高い値が得られる
ものがあり(等電位点を求めようとしたが測定領域内の
pHでは等電位点が測定できないぐらい)、分散の安定
した電極インキが得られた。このように、金属粉体のゼ
ータ電位を絶対値で40mV以上にすることで、図1
(B)で示したような沈殿しにくい電子部品用電極イン
キを提供できる。
【0055】また比較のために市販されているNiや
銀、パラジウム等の各種電極インキ(主にスクリーン印
刷用)を入手して、専用溶剤で希釈したところ、図1
(C)に示すように沈殿速度が大きく、実際に市販のイ
ンキジェット装置にセットして印字実験を試みたが、安
定した印字は得られなかった。
銀、パラジウム等の各種電極インキ(主にスクリーン印
刷用)を入手して、専用溶剤で希釈したところ、図1
(C)に示すように沈殿速度が大きく、実際に市販のイ
ンキジェット装置にセットして印字実験を試みたが、安
定した印字は得られなかった。
【0056】また、金属粉の表面電位を高めるには、前
述した分散剤以外にも次のような添加剤を添加してもよ
い。こうして金属粉体のゼータ電位の絶対値を50mV
以上に高められ、図1のBで示したより沈殿しにくい電
子部品用電極インキを作成できる。
述した分散剤以外にも次のような添加剤を添加してもよ
い。こうして金属粉体のゼータ電位の絶対値を50mV
以上に高められ、図1のBで示したより沈殿しにくい電
子部品用電極インキを作成できる。
【0057】例えば、リン酸塩として、ヘキサメタリン
酸ナトリウム、ポリオキシエチレン付加直鎖アルコール
リン酸塩、ポリオキシエチレン付加アルキルフェノール
リン酸塩、アルキルリン酸塩等がある。陰イオン界面活
性剤としては、カルボン酸塩として直鎖脂肪族塩、ヤシ
油脂肪酸塩、トール油脂肪酸塩、アミン塩、N−ラウロ
イルサクコシン、アシル化ポリペプチド等がある。スル
ホン酸塩として直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩、ト
リエタノールアミン塩、イソプロピルアミン塩、遊離ス
ルホン酸塩、高級アルキルベンゼンスルオン塩酸、ベン
ゼンやトルエンやキシレンやクメンスルホン酸塩、リク
ニンスルホン酸塩、石油スルホン酸塩、N−アシルアル
キルタウリン塩、n−パラフィンスルホン酸塩、α−オ
レフィンスルホン酸塩、スルホコハク酸塩、アルキルフ
タレンスルホン酸塩、イセチオン酸塩等がある。硫酸塩
として直鎖第1級アルコール硫酸塩(AS)、ポリオキ
シエチレン付加直鎖アルコール硫酸塩(AES)、硫酸
化塩(スルホン化油)等が有る。
酸ナトリウム、ポリオキシエチレン付加直鎖アルコール
リン酸塩、ポリオキシエチレン付加アルキルフェノール
リン酸塩、アルキルリン酸塩等がある。陰イオン界面活
性剤としては、カルボン酸塩として直鎖脂肪族塩、ヤシ
油脂肪酸塩、トール油脂肪酸塩、アミン塩、N−ラウロ
イルサクコシン、アシル化ポリペプチド等がある。スル
ホン酸塩として直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩、ト
リエタノールアミン塩、イソプロピルアミン塩、遊離ス
ルホン酸塩、高級アルキルベンゼンスルオン塩酸、ベン
ゼンやトルエンやキシレンやクメンスルホン酸塩、リク
ニンスルホン酸塩、石油スルホン酸塩、N−アシルアル
キルタウリン塩、n−パラフィンスルホン酸塩、α−オ
レフィンスルホン酸塩、スルホコハク酸塩、アルキルフ
タレンスルホン酸塩、イセチオン酸塩等がある。硫酸塩
として直鎖第1級アルコール硫酸塩(AS)、ポリオキ
シエチレン付加直鎖アルコール硫酸塩(AES)、硫酸
化塩(スルホン化油)等が有る。
【0058】また、陽イオン界面活性剤としては、直鎖
アミン系、直鎖ジアミン、直鎖ポリアミン、直鎖第4級
アンモニウム塩(例えばテトラアルキルアンモニウム塩
や塩化N−アルキルトリメチルアンモニウム)、ポリオ
キシエチレン付加直鎖アミン、ポリオキシエチレン付加
直鎖第4級アンモニウム塩、アミンオキシド(例えばN
−アルキルジメチルアミンオキシドはセチルジメチルア
ミンオキシド等)を用いることができる。また非イオン
界面活性剤としては、ポリオキシエチレン付加非イオン
界面活性剤、アルキルフェノールのエチレンオキシド付
加物(APE)、直鎖アルコールのエチレンオキシド付
加物(AE)、ポリオキシプロピレングリコールのポリ
オキシエチレン付加物、直鎖メルカプタンのポリオキシ
エチレン付加物、直鎖脂肪族エステル、天然脂肪酸のグ
リセリル、ポリグリセリルエステル、プロピレングリコ
ール、ソルビトール、ポリオキシエチレン付加ソルビト
ールの脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリコール
エステル、ポロオキシエチレン付加脂肪酸(トール油を
含む)、アルカノールアミン−脂肪酸縮合物、アルカノ
ールアミド、アセチレン第3級グリコール、ポリオキシ
エチレン付加シリコーン、N−アルキルピロリドン、ア
ルキルポリグリコシド等が有る。
アミン系、直鎖ジアミン、直鎖ポリアミン、直鎖第4級
アンモニウム塩(例えばテトラアルキルアンモニウム塩
や塩化N−アルキルトリメチルアンモニウム)、ポリオ
キシエチレン付加直鎖アミン、ポリオキシエチレン付加
直鎖第4級アンモニウム塩、アミンオキシド(例えばN
−アルキルジメチルアミンオキシドはセチルジメチルア
ミンオキシド等)を用いることができる。また非イオン
界面活性剤としては、ポリオキシエチレン付加非イオン
界面活性剤、アルキルフェノールのエチレンオキシド付
加物(APE)、直鎖アルコールのエチレンオキシド付
加物(AE)、ポリオキシプロピレングリコールのポリ
オキシエチレン付加物、直鎖メルカプタンのポリオキシ
エチレン付加物、直鎖脂肪族エステル、天然脂肪酸のグ
リセリル、ポリグリセリルエステル、プロピレングリコ
ール、ソルビトール、ポリオキシエチレン付加ソルビト
ールの脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリコール
エステル、ポロオキシエチレン付加脂肪酸(トール油を
含む)、アルカノールアミン−脂肪酸縮合物、アルカノ
ールアミド、アセチレン第3級グリコール、ポリオキシ
エチレン付加シリコーン、N−アルキルピロリドン、ア
ルキルポリグリコシド等が有る。
【0059】また、両性界面活性剤としては、pH−感
受性の両面活性剤としてβ−N−アルキルアミノプロピ
オン酸、N−アルキル−β−イミノジプロピオン酸、イ
ソダゾリンカルボンサン、N−アルキルベタイン、アミ
ンオキシドがあり、pH−不感受性の両面活性剤として
はスルホビタイン、サルティン等を用いることができ
る。
受性の両面活性剤としてβ−N−アルキルアミノプロピ
オン酸、N−アルキル−β−イミノジプロピオン酸、イ
ソダゾリンカルボンサン、N−アルキルベタイン、アミ
ンオキシドがあり、pH−不感受性の両面活性剤として
はスルホビタイン、サルティン等を用いることができ
る。
【0060】なお、本発明で提案する電子部品用電極イ
ンキの沈殿速度を図1(B)より遅くするには、前述し
た分散剤や添加剤の添加以外に、溶媒のpHを酸やアル
カリ側に変化させることで相対的に金属粉末の表面電位
を高めることができ、図1(A)に示すような電子部品
用電極インキが得られ、これは明らかに図1(B)に示
すより沈殿速度を遅く、安定したインキジェット印字が
得られた。
ンキの沈殿速度を図1(B)より遅くするには、前述し
た分散剤や添加剤の添加以外に、溶媒のpHを酸やアル
カリ側に変化させることで相対的に金属粉末の表面電位
を高めることができ、図1(A)に示すような電子部品
用電極インキが得られ、これは明らかに図1(B)に示
すより沈殿速度を遅く、安定したインキジェット印字が
得られた。
【0061】図3は本発明の実施の形態1における積層
セラミック電子部品の製造方法を説明する図である。図
3において、13はベースフィルムで、このベースフィ
ルム13の表面にはセラミック生シート14が形成され
ている。15は電子部品用電極インキであり、インキジ
ェットヘッド16の中に充填されている。また17は素
子であり、インキジェットヘッド16の内部に形成さ
れ、局所発熱や圧電効果を発生させる。この素子17の
働きによりインキジェットヘッド16より必要に応じて
インキ小滴18が噴出される。このインキ小滴18によ
りセラミック生シート14の上面にインキパターン19
を形成する。
セラミック電子部品の製造方法を説明する図である。図
3において、13はベースフィルムで、このベースフィ
ルム13の表面にはセラミック生シート14が形成され
ている。15は電子部品用電極インキであり、インキジ
ェットヘッド16の中に充填されている。また17は素
子であり、インキジェットヘッド16の内部に形成さ
れ、局所発熱や圧電効果を発生させる。この素子17の
働きによりインキジェットヘッド16より必要に応じて
インキ小滴18が噴出される。このインキ小滴18によ
りセラミック生シート14の上面にインキパターン19
を形成する。
【0062】まず、EIAJ規格によるX7R特性を有
する粒径0.5μmのチタン酸バリウムを主体とした誘
電体粉末を、ブチラール樹脂、フタル酸系可塑剤及び有
機溶剤と共に分散して誘電体スラリーとし、この誘電体
スラリーを10μmのフィルターでろ過した後、ベース
フィルム13の上に塗布し、厚みが10μmに有機系の
セラミック生シート14を作成する。
する粒径0.5μmのチタン酸バリウムを主体とした誘
電体粉末を、ブチラール樹脂、フタル酸系可塑剤及び有
機溶剤と共に分散して誘電体スラリーとし、この誘電体
スラリーを10μmのフィルターでろ過した後、ベース
フィルム13の上に塗布し、厚みが10μmに有機系の
セラミック生シート14を作成する。
【0063】次に、図3に示すようにこのセラミック生
シート14の上面から印字品質が720dpiとした後
述するインキジェット装置のインキ噴出部より、内部電
極を形成する。まず、上述した実施の形態1で説明した
電子部品用電極インキ15は、内蔵された素子17によ
り小滴状に必要に応じてオンデマンドで噴出される。こ
の噴出されたインキ小滴18はセラミック生シート14
の表面に付着し、インキパターン19を形成する。なお
素子17を数個から数百個(図示していない)規則正し
く整列させておくことで、同時に多数多量のインキ小滴
18を噴出し、印字速度を上げられる。
シート14の上面から印字品質が720dpiとした後
述するインキジェット装置のインキ噴出部より、内部電
極を形成する。まず、上述した実施の形態1で説明した
電子部品用電極インキ15は、内蔵された素子17によ
り小滴状に必要に応じてオンデマンドで噴出される。こ
の噴出されたインキ小滴18はセラミック生シート14
の表面に付着し、インキパターン19を形成する。なお
素子17を数個から数百個(図示していない)規則正し
く整列させておくことで、同時に多数多量のインキ小滴
18を噴出し、印字速度を上げられる。
【0064】次に、前工程でインキパターン19を有す
るセラミック生シート14からベースフィルム13を剥
離しながら、数十枚から数百枚を必要に応じて最上面及
び最下面にセラミック生シート14を上方よりプレス装
置により加圧圧着させてセラミック生積層体を形成す
る。
るセラミック生シート14からベースフィルム13を剥
離しながら、数十枚から数百枚を必要に応じて最上面及
び最下面にセラミック生シート14を上方よりプレス装
置により加圧圧着させてセラミック生積層体を形成す
る。
【0065】最後に、このセラミック生積層体を所望す
る寸法に切断し個片化した後、内部電極であるインキパ
ターン19と電気的に接続する外部電極を形成し、積層
セラミック電子部品を作成するものである。このよう
に、厚みが20μm以下の有機系セラミック生シート1
4の上には、水系電極インキを用いることで電極インキ
がセラミック生シート14にしみ込まない。そのため図
10で示したような電極パターン7に含まれるショート
が発生しない。
る寸法に切断し個片化した後、内部電極であるインキパ
ターン19と電気的に接続する外部電極を形成し、積層
セラミック電子部品を作成するものである。このよう
に、厚みが20μm以下の有機系セラミック生シート1
4の上には、水系電極インキを用いることで電極インキ
がセラミック生シート14にしみ込まない。そのため図
10で示したような電極パターン7に含まれるショート
が発生しない。
【0066】以上のように製造された積層セラミック電
子部品の内部電極となるインキパターンを作成するのに
用いるインキジェット装置について、図面を参照しなが
ら説明する。
子部品の内部電極となるインキパターンを作成するのに
用いるインキジェット装置について、図面を参照しなが
ら説明する。
【0067】図4は実施の形態1におけるインキジェッ
ト装置を説明する図である。図4において、20はイン
キタンクであり、内部に電子部品用電極インキ15が充
填されている。また21はインキタンク20の恒温槽で
あり、必要に応じてインキタンク20及び内部の電子部
品用電極インキ15を一定の温度に保つことで印字を安
定化できる。また22は第1のチューブであり、途中に
ポンプ等からなる吸引機構23を介して電子部品用電極
インキ15を吸引する。また必要に応じて第1のチュー
ブ22の途中にフィルター24を挿入することができ
る。このように吸引機構23とインキジェットヘッド1
6の間の第1のチューブ22にフィルター24を設け、
印刷直前の電子部品用電極インキ15をろ過することに
より、インキタンク20内で発生した電子部品用電極イ
ンキ15の中に凝集体や沈殿物が発生したとしても確実
に取り除くことができる。次にインキタンク20から吸
引機構23で吸引された電子部品用電極インキ15はイ
ンキジェットヘッド16に送られ、被印刷体(図示して
いない)に向かって必要量だけインキ小滴18として外
部に噴出する。そしてインキジェットヘッド16で噴出
されなかった電子部品用電極インキ15は、第2のチュ
ーブ25を介してインキタンク20に回収され再利用さ
れる。26は調整用吸引機構であり、インキジェットヘ
ッド16における電子部品用電極インキ15の圧力を調
整し、インキ噴出量を安定化するものである。
ト装置を説明する図である。図4において、20はイン
キタンクであり、内部に電子部品用電極インキ15が充
填されている。また21はインキタンク20の恒温槽で
あり、必要に応じてインキタンク20及び内部の電子部
品用電極インキ15を一定の温度に保つことで印字を安
定化できる。また22は第1のチューブであり、途中に
ポンプ等からなる吸引機構23を介して電子部品用電極
インキ15を吸引する。また必要に応じて第1のチュー
ブ22の途中にフィルター24を挿入することができ
る。このように吸引機構23とインキジェットヘッド1
6の間の第1のチューブ22にフィルター24を設け、
印刷直前の電子部品用電極インキ15をろ過することに
より、インキタンク20内で発生した電子部品用電極イ
ンキ15の中に凝集体や沈殿物が発生したとしても確実
に取り除くことができる。次にインキタンク20から吸
引機構23で吸引された電子部品用電極インキ15はイ
ンキジェットヘッド16に送られ、被印刷体(図示して
いない)に向かって必要量だけインキ小滴18として外
部に噴出する。そしてインキジェットヘッド16で噴出
されなかった電子部品用電極インキ15は、第2のチュ
ーブ25を介してインキタンク20に回収され再利用さ
れる。26は調整用吸引機構であり、インキジェットヘ
ッド16における電子部品用電極インキ15の圧力を調
整し、インキ噴出量を安定化するものである。
【0068】以上のように構成されたインキジェット装
置を、市販されているインキジェットプリンタに付属さ
れているインキカートリッジに相当する部分に装着し
て、インキジェット印刷装置として用いるものである。
置を、市販されているインキジェットプリンタに付属さ
れているインキカートリッジに相当する部分に装着し
て、インキジェット印刷装置として用いるものである。
【0069】以上のように構成されたインキジェット装
置の印字安定性について、従来のインキジェット装置と
比較する。
置の印字安定性について、従来のインキジェット装置と
比較する。
【0070】図5は実施の形態1におけるインキジェッ
ト装置と従来のインキジェット装置との印刷安定性を比
較する図であり、図5において、X軸は連続印刷枚数
(単位は枚)、Y軸はインキ塗着量(単位はmg/cm
2)であり、図5は連続印刷枚数とインキ塗着量との関
係を比較することでインキジェットでの印刷安定性を示
す。本図において、白丸は従来のインキを循環させるこ
となく印刷したインキジェット装置によるもので、印刷
枚数の増加とともにインキ塗着量が急激に低下し、6枚
目にはインキ噴出部が詰まってしまい印刷できなかっ
た。一方、黒丸に示す本実施の形態1における10μm
以下の異なる粒径を持つ同一元素からなる複数の金属粉
を用いて作成した電子部品用電極インキ15を循環させ
るインキジェット装置では、200枚を超えても安定し
て印刷ができる。
ト装置と従来のインキジェット装置との印刷安定性を比
較する図であり、図5において、X軸は連続印刷枚数
(単位は枚)、Y軸はインキ塗着量(単位はmg/cm
2)であり、図5は連続印刷枚数とインキ塗着量との関
係を比較することでインキジェットでの印刷安定性を示
す。本図において、白丸は従来のインキを循環させるこ
となく印刷したインキジェット装置によるもので、印刷
枚数の増加とともにインキ塗着量が急激に低下し、6枚
目にはインキ噴出部が詰まってしまい印刷できなかっ
た。一方、黒丸に示す本実施の形態1における10μm
以下の異なる粒径を持つ同一元素からなる複数の金属粉
を用いて作成した電子部品用電極インキ15を循環させ
るインキジェット装置では、200枚を超えても安定し
て印刷ができる。
【0071】これは、第1のチューブ22の内部を電子
部品用電極インキ15を流すことで、電子部品用電極イ
ンキ15中の粉体がブラウン運動以外に、チューブ内壁
ではインキの進行速度は0で、チューブの中央部ではズ
リ速度が最大となるHagen Poiseuilleの法則により、せ
ん断運動(または、ズリ速度)を受けるため、電子部品
用電極インキ15が沈殿したり再凝集することがないた
めである。また図1に示したようにインキ自体の安定性
も増加しているため、安定した印字が可能となった。
部品用電極インキ15を流すことで、電子部品用電極イ
ンキ15中の粉体がブラウン運動以外に、チューブ内壁
ではインキの進行速度は0で、チューブの中央部ではズ
リ速度が最大となるHagen Poiseuilleの法則により、せ
ん断運動(または、ズリ速度)を受けるため、電子部品
用電極インキ15が沈殿したり再凝集することがないた
めである。また図1に示したようにインキ自体の安定性
も増加しているため、安定した印字が可能となった。
【0072】なお本電子部品用電極インキ15は、イン
キジェット工法以外にグラビア印刷等の他の印刷にも用
いることができる。
キジェット工法以外にグラビア印刷等の他の印刷にも用
いることができる。
【0073】また本技術を用いて、TC(温度補償)用
の各種積層セラミックコンデンサを製造することもでき
る。例えば、CHタイプ(0±60ppm/℃)、PH
タイプ(−150±60ppm/℃)、RHタイプ(−
220±60ppm/℃)等の温度補償用のコンデンサ
は、少量多品種のためインキジェットで内部電極を形成
することでより短納期、低コストで市場に提供できる。
の各種積層セラミックコンデンサを製造することもでき
る。例えば、CHタイプ(0±60ppm/℃)、PH
タイプ(−150±60ppm/℃)、RHタイプ(−
220±60ppm/℃)等の温度補償用のコンデンサ
は、少量多品種のためインキジェットで内部電極を形成
することでより短納期、低コストで市場に提供できる。
【0074】(実施の形態2)実施の形態2における電
子部品用電極インキは、10μm以下の異なる粒径を持
つ金属粉とセラミック粉が水もしくは有機溶剤中に1重
量%以上80重量%以下でかつ粘度2ポイズ以下に分散
されてなるものである。
子部品用電極インキは、10μm以下の異なる粒径を持
つ金属粉とセラミック粉が水もしくは有機溶剤中に1重
量%以上80重量%以下でかつ粘度2ポイズ以下に分散
されてなるものである。
【0075】この電子部品用電極インキは、まず粒径
0.9μmのPd粉末100g、粒径0.3μmのチタ
ン酸バリウム粉末20gに、添加剤または樹脂を1g加
え、有機溶剤もしくは水150gを添加する。ここで金
属粉末としては、銀パラジウム、白金、パラジウム、ニ
ッケル等を添加する。またセラミック粉としては、チタ
ン酸バリウム、ガラス、アルミナ、磁性粉等のセラミッ
ク粉であり、目的とする電子部品により任意に選択でき
る。添加剤としてはフタル酸ブチル等のフタル酸系溶剤
やポリエチレンオキサイド等を添加するものである。樹
脂としては、セルロース系樹脂、ビニール系樹脂または
石油系樹脂等を添加することにより、印刷塗膜の結着力
を良好にすることができ、乾燥後のインキの高強度化が
図れる。有機溶剤としては、エチルアルコール、イソプ
ロピルアルコール等のアルコール類、アセトン、メチル
エチルケトン等のケトン類、酢酸ブチル等のエステル
類、またはナフサ等の炭化水素類を添加するものであ
る。
0.9μmのPd粉末100g、粒径0.3μmのチタ
ン酸バリウム粉末20gに、添加剤または樹脂を1g加
え、有機溶剤もしくは水150gを添加する。ここで金
属粉末としては、銀パラジウム、白金、パラジウム、ニ
ッケル等を添加する。またセラミック粉としては、チタ
ン酸バリウム、ガラス、アルミナ、磁性粉等のセラミッ
ク粉であり、目的とする電子部品により任意に選択でき
る。添加剤としてはフタル酸ブチル等のフタル酸系溶剤
やポリエチレンオキサイド等を添加するものである。樹
脂としては、セルロース系樹脂、ビニール系樹脂または
石油系樹脂等を添加することにより、印刷塗膜の結着力
を良好にすることができ、乾燥後のインキの高強度化が
図れる。有機溶剤としては、エチルアルコール、イソプ
ロピルアルコール等のアルコール類、アセトン、メチル
エチルケトン等のケトン類、酢酸ブチル等のエステル
類、またはナフサ等の炭化水素類を添加するものであ
る。
【0076】また必要により分散剤として脂肪酸エステ
ル、多価アルコール脂肪酸エステル、アルキルグリセル
エーテルやその脂肪酸、各種レシチン誘導体、プロピレ
ングリコール脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステ
ル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポ
リグリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステ
ル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル等を添加する
ことにより粉体の分散性が良好となり、粉体の再凝集に
よる沈殿を防止できる。また、10μm以下の異なる粒
度分布を持つ金属粉とセラミック粉とは、金属粉とセラ
ミック粉が同じ平均粒径であってもその粒度分布が異な
らせておく、つまりより細かい粉の比率が多い、少ない
ということで、金属粉とセラミック粉がより均一に分散
しあうため沈殿しにくくなる。また電極インキ内にセラ
ミック粉を均一分散させておくことで、積層セラミック
電子部品を製造する際に、電極インキの焼結温度を高め
たり、電極インキの熱膨張係数をセラミック素材に近づ
けられるため、デラミネーション(層間剥離)等の不良
の発生防止が可能になると共に、電極インキのコストダ
ウンも可能になる。
ル、多価アルコール脂肪酸エステル、アルキルグリセル
エーテルやその脂肪酸、各種レシチン誘導体、プロピレ
ングリコール脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステ
ル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポ
リグリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステ
ル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル等を添加する
ことにより粉体の分散性が良好となり、粉体の再凝集に
よる沈殿を防止できる。また、10μm以下の異なる粒
度分布を持つ金属粉とセラミック粉とは、金属粉とセラ
ミック粉が同じ平均粒径であってもその粒度分布が異な
らせておく、つまりより細かい粉の比率が多い、少ない
ということで、金属粉とセラミック粉がより均一に分散
しあうため沈殿しにくくなる。また電極インキ内にセラ
ミック粉を均一分散させておくことで、積層セラミック
電子部品を製造する際に、電極インキの焼結温度を高め
たり、電極インキの熱膨張係数をセラミック素材に近づ
けられるため、デラミネーション(層間剥離)等の不良
の発生防止が可能になると共に、電極インキのコストダ
ウンも可能になる。
【0077】次に、直径0.5mmのジルコニアビーズ
を用いて3時間分散する。その後、ポア径が5μmのメ
ンブランフィルタを用いてろ過して粘度を2ポイズとし
た有機溶剤系の電極インキを作成する。次に実施の形態
1で説明した方法で作成した厚み10μmのセラミック
生シートの上に、10μm以下の異なる粒度分布をもつ
金属粉とセラミック粉よりなる電極インキをインキジェ
ット方法で作成し、この内部電極の印刷されたセラミッ
ク生シートを500層積層した。必要に応じて最上面及
び最下面にセラミック生シートを上方よりプレス装置に
より加圧圧着させてセラミック生積層体を形成する。
を用いて3時間分散する。その後、ポア径が5μmのメ
ンブランフィルタを用いてろ過して粘度を2ポイズとし
た有機溶剤系の電極インキを作成する。次に実施の形態
1で説明した方法で作成した厚み10μmのセラミック
生シートの上に、10μm以下の異なる粒度分布をもつ
金属粉とセラミック粉よりなる電極インキをインキジェ
ット方法で作成し、この内部電極の印刷されたセラミッ
ク生シートを500層積層した。必要に応じて最上面及
び最下面にセラミック生シートを上方よりプレス装置に
より加圧圧着させてセラミック生積層体を形成する。
【0078】最後に、このセラミック生積層体を所望す
る寸法に切断し個片化した後、内部電極であるインキパ
ターンと電気的に接続する外部電極を形成し、積層セラ
ミック電子部品を作成するものである。
る寸法に切断し個片化した後、内部電極であるインキパ
ターンと電気的に接続する外部電極を形成し、積層セラ
ミック電子部品を作成するものである。
【0079】比較のために、セラミック粉無しの電極イ
ンキと、セラミック粉入りの電極インキを用いて作成し
た積層セラミック電子部品のコストを比較したところ、
セラミック粉を入れることで原料費で10%以上コスト
ダウンできると共に焼結歩留まりを高めることができ
た。
ンキと、セラミック粉入りの電極インキを用いて作成し
た積層セラミック電子部品のコストを比較したところ、
セラミック粉を入れることで原料費で10%以上コスト
ダウンできると共に焼結歩留まりを高めることができ
た。
【0080】(実施の形態3)実施の形態3における電
子部品用電極インキは、10μm以下の金属粉が金属酸
化物と共に、水もしくは有機溶剤中に1重量%以上80
重量%以下で、かつ粘度2ポイズ以下に分散されてなる
ものである。
子部品用電極インキは、10μm以下の金属粉が金属酸
化物と共に、水もしくは有機溶剤中に1重量%以上80
重量%以下で、かつ粘度2ポイズ以下に分散されてなる
ものである。
【0081】この電子部品用電極インキは、まず、粒径
0.5μmのNi粉末100g、粒径0.3μmのNi
O粉末20gに、添加剤または樹脂を1g加え、有機溶
剤もしくは水150gを添加する。ここで金属粉末と
は、銀パラジウム、白金、パラジウム、ニッケル、銅、
亜鉛等であり、金属酸化物とはこうした金属の酸化物で
あり、目的とする電子部品により任意に選択できる。添
加剤としてはフタル酸ブチル等のフタル酸系溶剤やポリ
エチレンオキサイド等を添加するものである。樹脂とし
ては、セルロース系樹脂、ビニール系樹脂または石油系
樹脂等を添加することにより、印刷塗膜の結着力を良好
にすることができ、乾燥後のインキの高強度化が図れ
る。
0.5μmのNi粉末100g、粒径0.3μmのNi
O粉末20gに、添加剤または樹脂を1g加え、有機溶
剤もしくは水150gを添加する。ここで金属粉末と
は、銀パラジウム、白金、パラジウム、ニッケル、銅、
亜鉛等であり、金属酸化物とはこうした金属の酸化物で
あり、目的とする電子部品により任意に選択できる。添
加剤としてはフタル酸ブチル等のフタル酸系溶剤やポリ
エチレンオキサイド等を添加するものである。樹脂とし
ては、セルロース系樹脂、ビニール系樹脂または石油系
樹脂等を添加することにより、印刷塗膜の結着力を良好
にすることができ、乾燥後のインキの高強度化が図れ
る。
【0082】有機溶剤としては、エチルアルコール、イ
ソプロピルアルコール等のアルコール類、アセトン、メ
チルエチルケトン等のケトン類、酢酸ブチル等のエステ
ル類、またはナフサ等の炭化水素類を添加するものであ
る。また必要により分散剤として脂肪酸エステル、多価
アルコール脂肪酸エステル、アルキルグリセルエーテル
やその脂肪酸、各種レシチン誘導体、プロピレングリコ
ール脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリ
オキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセ
リン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリ
オキシエチレンアルキルエーテル等を添加することによ
り、粉体の分散性が良好となり、粉体の再凝集による沈
殿を防止できる。
ソプロピルアルコール等のアルコール類、アセトン、メ
チルエチルケトン等のケトン類、酢酸ブチル等のエステ
ル類、またはナフサ等の炭化水素類を添加するものであ
る。また必要により分散剤として脂肪酸エステル、多価
アルコール脂肪酸エステル、アルキルグリセルエーテル
やその脂肪酸、各種レシチン誘導体、プロピレングリコ
ール脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリ
オキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセ
リン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリ
オキシエチレンアルキルエーテル等を添加することによ
り、粉体の分散性が良好となり、粉体の再凝集による沈
殿を防止できる。
【0083】また、10μm以下の異なる粒度分布を持
つ金属粉と金属酸化物とは、金属粉とその同じ金属元素
の酸化物であり、金属粉と同じ金属元素の金属酸化物粉
がより均一に分散しあうため、沈殿しにくくなる。また
電極インキ内に金属酸化物粉を均一分散させておくこと
で、積層セラミック電子部品を製造する際に、電極イン
キの焼結温度を高めたり、電極インキの熱膨張係数をセ
ラミック素材に近づけられるため、デラミネーション等
の不良の発生防止が可能になると共に、電極インキのコ
ストダウンも可能になる。
つ金属粉と金属酸化物とは、金属粉とその同じ金属元素
の酸化物であり、金属粉と同じ金属元素の金属酸化物粉
がより均一に分散しあうため、沈殿しにくくなる。また
電極インキ内に金属酸化物粉を均一分散させておくこと
で、積層セラミック電子部品を製造する際に、電極イン
キの焼結温度を高めたり、電極インキの熱膨張係数をセ
ラミック素材に近づけられるため、デラミネーション等
の不良の発生防止が可能になると共に、電極インキのコ
ストダウンも可能になる。
【0084】次に、直径0.5mmのジルコニアビーズ
を用いて3時間分散する。その後、ポア径が5μmのメ
ンブランフィルタを用いてろ過して粘度を2ポイズとし
た有機溶剤系の電極インキを作成する。次に実施の形態
1で説明した方法で作成した厚み10μmのセラミック
生シートの上に、10μm以下の異なる粒度分布をもつ
金属粉と金属酸化物粉よりなる電極インキをインキジェ
ット方法で作成し、この内部電極の印刷されたセラミッ
ク生シートを500層積層した。必要に応じて最上面及
び最下面にセラミック生シートを上方よりプレス装置に
より加圧圧着させてセラミック生積層体を形成する。
を用いて3時間分散する。その後、ポア径が5μmのメ
ンブランフィルタを用いてろ過して粘度を2ポイズとし
た有機溶剤系の電極インキを作成する。次に実施の形態
1で説明した方法で作成した厚み10μmのセラミック
生シートの上に、10μm以下の異なる粒度分布をもつ
金属粉と金属酸化物粉よりなる電極インキをインキジェ
ット方法で作成し、この内部電極の印刷されたセラミッ
ク生シートを500層積層した。必要に応じて最上面及
び最下面にセラミック生シートを上方よりプレス装置に
より加圧圧着させてセラミック生積層体を形成する。
【0085】最後に、このセラミック生積層体を所望す
る寸法に切断し個片化した後、内部電極であるインキパ
ターンと電気的に接続する外部電極を形成し、積層セラ
ミック電子部品を作成するものである。
る寸法に切断し個片化した後、内部電極であるインキパ
ターンと電気的に接続する外部電極を形成し、積層セラ
ミック電子部品を作成するものである。
【0086】比較のために、金属酸化物無しの電極イン
キと、金属酸化物入りの電極インキを用いて作成した積
層セラミック電子部品のコストを比較したところ、金属
酸化物粉を入れることで原料費で10%以上コストダウ
ンできると共に、焼結歩留まりを高めることができた。
キと、金属酸化物入りの電極インキを用いて作成した積
層セラミック電子部品のコストを比較したところ、金属
酸化物粉を入れることで原料費で10%以上コストダウ
ンできると共に、焼結歩留まりを高めることができた。
【0087】(実施の形態4)実施の形態4における電
子部品用電極インキは、10μm以下の金属粉が有機金
属化合物と共に水もしくは有機溶剤中に1重量%以上8
0重量%以下でかつ粘度2ポイズ以下に分散されてなる
ものである。
子部品用電極インキは、10μm以下の金属粉が有機金
属化合物と共に水もしくは有機溶剤中に1重量%以上8
0重量%以下でかつ粘度2ポイズ以下に分散されてなる
ものである。
【0088】この電子部品用電極インキは、まず、粒径
0.5μmのNi粉末100g、クエン酸Ni粉末20
gに、添加剤または樹脂を1g加え、有機溶剤もしくは
水150gを添加する。ここで金属粉末とは、銀パラジ
ウム、白金、パラジウム、ニッケル、銅、亜鉛等であ
り、金属酸化物とはこうした金属の酸化物であり、目的
とする電子部品により任意に選択できる。添加剤として
は、フタル酸ブチル等のフタル酸系溶剤やポリエチレン
オキサイド等を添加するものである。樹脂としては、セ
ルロース系樹脂、ビニール系樹脂または石油系樹脂等を
添加することにより、印刷塗膜の結着力を良好にするこ
とができ、乾燥後のインキの高強度化が図れる。
0.5μmのNi粉末100g、クエン酸Ni粉末20
gに、添加剤または樹脂を1g加え、有機溶剤もしくは
水150gを添加する。ここで金属粉末とは、銀パラジ
ウム、白金、パラジウム、ニッケル、銅、亜鉛等であ
り、金属酸化物とはこうした金属の酸化物であり、目的
とする電子部品により任意に選択できる。添加剤として
は、フタル酸ブチル等のフタル酸系溶剤やポリエチレン
オキサイド等を添加するものである。樹脂としては、セ
ルロース系樹脂、ビニール系樹脂または石油系樹脂等を
添加することにより、印刷塗膜の結着力を良好にするこ
とができ、乾燥後のインキの高強度化が図れる。
【0089】有機溶剤としては、エチルアルコール、イ
ソプロピルアルコール等のアルコール類、アセトン、メ
チルエチルケトン等のケトン類、酢酸ブチル等のエステ
ル類、またはナフサ等の炭化水素類を添加するものであ
る。また必要により分散剤として脂肪酸エステル、多価
アルコール脂肪酸エステル、アルキルグリセルエーテル
やその脂肪酸、各種レシチン誘導体、プロピレングリコ
ール脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリ
オキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセ
リン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリ
オキシエチレンアルキルエーテル等を添加することによ
り、粉体の分散性が良好となり粉体の再凝集による沈殿
を防止できる。
ソプロピルアルコール等のアルコール類、アセトン、メ
チルエチルケトン等のケトン類、酢酸ブチル等のエステ
ル類、またはナフサ等の炭化水素類を添加するものであ
る。また必要により分散剤として脂肪酸エステル、多価
アルコール脂肪酸エステル、アルキルグリセルエーテル
やその脂肪酸、各種レシチン誘導体、プロピレングリコ
ール脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリ
オキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセ
リン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリ
オキシエチレンアルキルエーテル等を添加することによ
り、粉体の分散性が良好となり粉体の再凝集による沈殿
を防止できる。
【0090】また、10μm以下の異なる粒度分布を持
つ金属粉と金属酸化物とは、金属粉とその同じ金属元素
の有機金属化合物であり、金属粉と同じ金属元素の有機
金属化合物がより均一に分散もしくは分散しあうため沈
殿しにくくなる。また電極インキと基材との接着力を高
められるため、デラミネーション等の不良の発生防止が
可能になると共に電極インキのコストダウンも可能にな
る。
つ金属粉と金属酸化物とは、金属粉とその同じ金属元素
の有機金属化合物であり、金属粉と同じ金属元素の有機
金属化合物がより均一に分散もしくは分散しあうため沈
殿しにくくなる。また電極インキと基材との接着力を高
められるため、デラミネーション等の不良の発生防止が
可能になると共に電極インキのコストダウンも可能にな
る。
【0091】次に、直径0.5mmのジルコニアビーズ
を用いて3時間分散する。その後、ポア径が5μmのメ
ンブランフィルタを用いてろ過して粘度を2ポイズとし
た有機溶剤系の電極インキを作成する。次に実施の形態
1で説明した方法で作成した厚み10μmのセラミック
生シートの上に、10μm以下の金属粉が、有機金属化
合物よりなる電極インキをインキジェット方法で作成
し、この内部電極の印刷されたセラミック生シートを5
00層積層した。必要に応じて最上面及び最下面にセラ
ミック生シートを上方よりプレス装置により加圧圧着さ
せてセラミック生積層体を形成する。
を用いて3時間分散する。その後、ポア径が5μmのメ
ンブランフィルタを用いてろ過して粘度を2ポイズとし
た有機溶剤系の電極インキを作成する。次に実施の形態
1で説明した方法で作成した厚み10μmのセラミック
生シートの上に、10μm以下の金属粉が、有機金属化
合物よりなる電極インキをインキジェット方法で作成
し、この内部電極の印刷されたセラミック生シートを5
00層積層した。必要に応じて最上面及び最下面にセラ
ミック生シートを上方よりプレス装置により加圧圧着さ
せてセラミック生積層体を形成する。
【0092】最後に、このセラミック生積層体を所望す
る寸法に切断し個片化した後、内部電極であるインキパ
ターンと電気的に接続する外部電極を形成し、積層セラ
ミック電子部品を作成するものである。
る寸法に切断し個片化した後、内部電極であるインキパ
ターンと電気的に接続する外部電極を形成し、積層セラ
ミック電子部品を作成するものである。
【0093】比較のために、有機金属化合物無しの電極
インキと、有機金属化合物入りの電極インキを用いて作
成した積層セラミック電子部品のコストを比較したとこ
ろ、有機金属化合物を入れることで原料費で10%以上
コストダウンできると共に焼結歩留まりを高めることが
できた。
インキと、有機金属化合物入りの電極インキを用いて作
成した積層セラミック電子部品のコストを比較したとこ
ろ、有機金属化合物を入れることで原料費で10%以上
コストダウンできると共に焼結歩留まりを高めることが
できた。
【0094】(実施の形態5)実施の形態5における電
子部品用電極インキは、セラミック材料が表面に形成さ
れた10μm以下の金属粉が水もしくは有機溶剤中に1
重量%以上80重量%以下でかつ粘度2ポイズ以下に分
散されてなるものである。
子部品用電極インキは、セラミック材料が表面に形成さ
れた10μm以下の金属粉が水もしくは有機溶剤中に1
重量%以上80重量%以下でかつ粘度2ポイズ以下に分
散されてなるものである。
【0095】この電子部品用電極インキは、まず、チタ
ン酸バリウムを主体とするセラミック材料が表面に形成
された粒径0.5μmのNi粉末100g、添加剤また
は樹脂を1g加え、有機溶剤もしくは水150gを添加
する。銀パラジウム、白金、パラジウム、ニッケル、
銅、亜鉛等の金属粉表面にセラミック材料を表面の一部
(もしくは全面)に形成させたものであり、目的とする
電子部品により任意に選択できる。添加剤としては、フ
タル酸ブチル等のフタル酸系溶剤やポリエチレンオキサ
イド等を添加するものである。樹脂としては、セルロー
ス系樹脂、ビニール系樹脂または石油系樹脂等を添加す
ることにより、印刷塗膜の結着力を良好にすることがで
き、乾燥後のインキの高強度化が図れる。
ン酸バリウムを主体とするセラミック材料が表面に形成
された粒径0.5μmのNi粉末100g、添加剤また
は樹脂を1g加え、有機溶剤もしくは水150gを添加
する。銀パラジウム、白金、パラジウム、ニッケル、
銅、亜鉛等の金属粉表面にセラミック材料を表面の一部
(もしくは全面)に形成させたものであり、目的とする
電子部品により任意に選択できる。添加剤としては、フ
タル酸ブチル等のフタル酸系溶剤やポリエチレンオキサ
イド等を添加するものである。樹脂としては、セルロー
ス系樹脂、ビニール系樹脂または石油系樹脂等を添加す
ることにより、印刷塗膜の結着力を良好にすることがで
き、乾燥後のインキの高強度化が図れる。
【0096】有機溶剤としては、エチルアルコール、イ
ソプロピルアルコール等のアルコール類、アセトン、メ
チルエチルケトン等のケトン類、酢酸ブチル等のエステ
ル類、またはナフサ等の炭化水素類を添加するものであ
る。また必要により分散剤として脂肪酸エステル、多価
アルコール脂肪酸エステル、アルキルグリセルエーテル
やその脂肪酸、各種レシチン誘導体、プロピレングリコ
ール脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリ
オキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセ
リン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリ
オキシエチレンアルキルエーテル等を添加することによ
り、粉体の分散性が良好となり、粉体の再凝集による沈
殿を防止できる。
ソプロピルアルコール等のアルコール類、アセトン、メ
チルエチルケトン等のケトン類、酢酸ブチル等のエステ
ル類、またはナフサ等の炭化水素類を添加するものであ
る。また必要により分散剤として脂肪酸エステル、多価
アルコール脂肪酸エステル、アルキルグリセルエーテル
やその脂肪酸、各種レシチン誘導体、プロピレングリコ
ール脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリ
オキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセ
リン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリ
オキシエチレンアルキルエーテル等を添加することによ
り、粉体の分散性が良好となり、粉体の再凝集による沈
殿を防止できる。
【0097】また、セラミック材料が表面に形成された
10μm以下の金属粉とは、銀パラジウム、白金、パラ
ジウム、ニッケル、銅、亜鉛等の金属表面にメッキ法、
ゾルゲル法、真空蒸着法等で、金属表面にチタン酸バリ
ウム等のセラミック材料を表面の一部(もしくは全面)
に形成させたものであり、金属粉にセラミック材料を付
着させておくことでより均一に分散もしくは分散しあう
ため、電極インキが沈殿しにくくなる。また電極インキ
内に金属酸化物粉を均一分散させておくことで、積層セ
ラミック電子部品を製造する際に、電極インキの焼結温
度を高めたり、電極インキの熱膨張係数をセラミック素
材に近づけられるため、デラミネーション等の不良の発
生防止が可能になると共に、電極インキのコストダウン
も可能になる。
10μm以下の金属粉とは、銀パラジウム、白金、パラ
ジウム、ニッケル、銅、亜鉛等の金属表面にメッキ法、
ゾルゲル法、真空蒸着法等で、金属表面にチタン酸バリ
ウム等のセラミック材料を表面の一部(もしくは全面)
に形成させたものであり、金属粉にセラミック材料を付
着させておくことでより均一に分散もしくは分散しあう
ため、電極インキが沈殿しにくくなる。また電極インキ
内に金属酸化物粉を均一分散させておくことで、積層セ
ラミック電子部品を製造する際に、電極インキの焼結温
度を高めたり、電極インキの熱膨張係数をセラミック素
材に近づけられるため、デラミネーション等の不良の発
生防止が可能になると共に、電極インキのコストダウン
も可能になる。
【0098】次に、直径0.5mmのジルコニアビーズ
を用いて3時間分散する。その後、ポア径が5μmのメ
ンブランフィルタを用いてろ過して粘度を2ポイズとし
た有機溶剤系の電極インキを作成する。次に実施の形態
1で説明した方法で作成した厚み10μmのセラミック
生シートの上に、セラミック材料が表面に形成された1
0μm以下の金属粉よりなる電極インキをインキジェッ
ト方法で作成し、この内部電極の印刷されたセラミック
生シートを500層積層した。必要に応じて最上面及び
最下面にセラミック生シートを上方よりプレス装置によ
り加圧圧着させてセラミック生積層体を形成する。
を用いて3時間分散する。その後、ポア径が5μmのメ
ンブランフィルタを用いてろ過して粘度を2ポイズとし
た有機溶剤系の電極インキを作成する。次に実施の形態
1で説明した方法で作成した厚み10μmのセラミック
生シートの上に、セラミック材料が表面に形成された1
0μm以下の金属粉よりなる電極インキをインキジェッ
ト方法で作成し、この内部電極の印刷されたセラミック
生シートを500層積層した。必要に応じて最上面及び
最下面にセラミック生シートを上方よりプレス装置によ
り加圧圧着させてセラミック生積層体を形成する。
【0099】最後に、このセラミック生積層体を所望す
る寸法に切断した後、内部電極であるインキパターンと
電気的に接続する外部電極を形成し、積層セラミック電
子部品を作成するものである。
る寸法に切断した後、内部電極であるインキパターンと
電気的に接続する外部電極を形成し、積層セラミック電
子部品を作成するものである。
【0100】比較のために、セラミック材料が表面に形
成されていない電極インキと、セラミック材料が表面に
形成された金属粉入りの電極インキを用いて作成した積
層セラミック電子部品のコストを比較したところ、セラ
ミック材料が表面に形成された金属粉を入れることで、
原料費で10%以上コストダウンできると共に焼結歩留
まりを高めることができた。
成されていない電極インキと、セラミック材料が表面に
形成された金属粉入りの電極インキを用いて作成した積
層セラミック電子部品のコストを比較したところ、セラ
ミック材料が表面に形成された金属粉を入れることで、
原料費で10%以上コストダウンできると共に焼結歩留
まりを高めることができた。
【0101】(実施の形態6)実施の形態6では、電子
部品用電極インキの製造方法について説明する。まず、
金属粉として、粒径1μmの銀粉末100g、有機溶剤
100gを添加した。また分散剤1g、可塑剤として高
沸点有機溶剤2gを添加した。次に、直径2mmφのジ
ルコニアビーズを用いて、1時間分散させ、ろ過し粘度
0.1ポイズの電極インキを作成した。次に、フェライ
ト生シートの上に、この銀電極インキをインキジェット
方法でコイルパターンを形成し、このコイルパターンの
形成されたフェライト生シートを5層積層した。次に誘
電体ガラス生シートの上に、この銀電極インキをインキ
ジェット方法でコンデンサパターンを形成し、このコン
デンサパターンの形成された誘電体ガラス生シートを5
層積層した。次にフェライト生シートと誘電体ガラス生
シートを途中に拡散防止層を挟み加圧圧着させてセラミ
ック生積層体を形成する。
部品用電極インキの製造方法について説明する。まず、
金属粉として、粒径1μmの銀粉末100g、有機溶剤
100gを添加した。また分散剤1g、可塑剤として高
沸点有機溶剤2gを添加した。次に、直径2mmφのジ
ルコニアビーズを用いて、1時間分散させ、ろ過し粘度
0.1ポイズの電極インキを作成した。次に、フェライ
ト生シートの上に、この銀電極インキをインキジェット
方法でコイルパターンを形成し、このコイルパターンの
形成されたフェライト生シートを5層積層した。次に誘
電体ガラス生シートの上に、この銀電極インキをインキ
ジェット方法でコンデンサパターンを形成し、このコン
デンサパターンの形成された誘電体ガラス生シートを5
層積層した。次にフェライト生シートと誘電体ガラス生
シートを途中に拡散防止層を挟み加圧圧着させてセラミ
ック生積層体を形成する。
【0102】最後に、このセラミック生積層体を所望す
る寸法に切断した後、内部電極であるインキパターンと
電気的に接続する外部電極を形成し、積層LCフィルタ
電子部品を作成するものである。
る寸法に切断した後、内部電極であるインキパターンと
電気的に接続する外部電極を形成し、積層LCフィルタ
電子部品を作成するものである。
【0103】なお、電子部品用電極インキをビーズミル
を用いて製造する際には、0.01μmφ以上10mm
φ以下のビーズを用いることが望ましい。0.005μ
m以下のビーズでは分散後にビーズを除去することが難
しい。また、15mmφ以上のビーズでは分散効率が悪
くなると共に金属粉が変形してしまうことがある。また
こうしたビーズを用いる場合は、市販の電動式の縦型や
横型のビーズミルあるいは回転架台等にセットして用い
るボールミルを用いることができる。またこうしたミル
の回転数は10rpm以上2000rpm以下が望まし
い。ビーズミルが5rpm以下では分散効率が落ち実用
的でない。また3000rpmを超える高速のビーズミ
ルではビーズどうしの衝突が激しくなり、分散効率が落
ちると共にビーズ寿命が短くなりインキに不純物が入り
やすくなる。
を用いて製造する際には、0.01μmφ以上10mm
φ以下のビーズを用いることが望ましい。0.005μ
m以下のビーズでは分散後にビーズを除去することが難
しい。また、15mmφ以上のビーズでは分散効率が悪
くなると共に金属粉が変形してしまうことがある。また
こうしたビーズを用いる場合は、市販の電動式の縦型や
横型のビーズミルあるいは回転架台等にセットして用い
るボールミルを用いることができる。またこうしたミル
の回転数は10rpm以上2000rpm以下が望まし
い。ビーズミルが5rpm以下では分散効率が落ち実用
的でない。また3000rpmを超える高速のビーズミ
ルではビーズどうしの衝突が激しくなり、分散効率が落
ちると共にビーズ寿命が短くなりインキに不純物が入り
やすくなる。
【0104】なお電子部品用電極インキに、ガラス粉を
添加することでアルミナ基板等に対する密着力を向上で
きる。ここでガラス粉としては、Pb−SiO2−B2O
3を添加できる。あるいは酸化ビスマス、酸化銅、酸化
アルミニウム、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化マグネシウ
ム、酸化マンガン等を添加しても良い。こうして作成し
た銀電極を用いた角チップ抵抗器の製造方法の一例につ
いて説明する。
添加することでアルミナ基板等に対する密着力を向上で
きる。ここでガラス粉としては、Pb−SiO2−B2O
3を添加できる。あるいは酸化ビスマス、酸化銅、酸化
アルミニウム、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化マグネシウ
ム、酸化マンガン等を添加しても良い。こうして作成し
た銀電極を用いた角チップ抵抗器の製造方法の一例につ
いて説明する。
【0105】まず、予め縦横に割溝を有するアルミナ基
板等のシート基板の縦横の近傍に、この銀電極をインキ
ジェット装置により上面電極層を形成する。次にこの上
面電極層を跨ぐように抵抗体を形成する。最後にこの抵
抗体を覆うようにガラスや樹脂で保護層を形成する。最
後に個片に分割して、必要に応じて側面電極を覆うよう
にメッキ層を形成し、角型チップ抵抗器を製造すること
ができる。なお、ここで、抵抗体やガラス、樹脂もイン
キジェットで形成してもよい。
板等のシート基板の縦横の近傍に、この銀電極をインキ
ジェット装置により上面電極層を形成する。次にこの上
面電極層を跨ぐように抵抗体を形成する。最後にこの抵
抗体を覆うようにガラスや樹脂で保護層を形成する。最
後に個片に分割して、必要に応じて側面電極を覆うよう
にメッキ層を形成し、角型チップ抵抗器を製造すること
ができる。なお、ここで、抵抗体やガラス、樹脂もイン
キジェットで形成してもよい。
【0106】(実施の形態7)実施の形態7では、電子
部品用電極インキの製造方法について説明する。まず、
金属粉として、粒径1μmの銅粉末100g、有機溶剤
100gを添加した。また分散剤1g、可塑剤として高
沸点有機溶剤2gを添加した。次に、市販の自動乳鉢で
30分間分散させた後、圧力5kg/cm2以上300
0kg/cm2以下の圧力で、硬質材料でなる治具を有
した高圧分散装置を用いて、分散させた後、ろ過し粘度
0.1ポイズの電極インキを作成した。
部品用電極インキの製造方法について説明する。まず、
金属粉として、粒径1μmの銅粉末100g、有機溶剤
100gを添加した。また分散剤1g、可塑剤として高
沸点有機溶剤2gを添加した。次に、市販の自動乳鉢で
30分間分散させた後、圧力5kg/cm2以上300
0kg/cm2以下の圧力で、硬質材料でなる治具を有
した高圧分散装置を用いて、分散させた後、ろ過し粘度
0.1ポイズの電極インキを作成した。
【0107】次に、フェライト生シートの上にこの銀電
極インキをインキジェット方法でコイルパターンを形成
し、このコイルパターンの形成されたフェライト生シー
トを5層積層した。次に誘電体ガラス生シートの上にこ
の銀電極インキをインキジェット方法でコンデンサパタ
ーンを形成し、このコンデンサパターンの形成された誘
電体ガラス生シートを5層積層した。次にフェライト生
シートと誘電体ガラス生シートを途中に拡散防止層を挟
み、加圧圧着させてセラミック生積層体を形成する。
極インキをインキジェット方法でコイルパターンを形成
し、このコイルパターンの形成されたフェライト生シー
トを5層積層した。次に誘電体ガラス生シートの上にこ
の銀電極インキをインキジェット方法でコンデンサパタ
ーンを形成し、このコンデンサパターンの形成された誘
電体ガラス生シートを5層積層した。次にフェライト生
シートと誘電体ガラス生シートを途中に拡散防止層を挟
み、加圧圧着させてセラミック生積層体を形成する。
【0108】最後に、このセラミック生積層体を所望す
る寸法に切断した後、内部電極であるインキパターンと
電気的に接続する外部電極を形成し、積層LCフィルタ
電子部品を作成するものである。
る寸法に切断した後、内部電極であるインキパターンと
電気的に接続する外部電極を形成し、積層LCフィルタ
電子部品を作成するものである。
【0109】図6を用いて電子部品用電極インキの製造
方法について説明する。図6は高圧分散装置の一例を示
す図である。図6において、27はホッパー、28は圧
力発生部、29は分散部、30は冷却部、31はインキ
排出口である。まず、ホッパー27から投入されたイン
キ(図6には示していない)は分散部29に送られる。
圧力発生部28の内部には油圧ポンプ等が内蔵されてお
り、圧力発生部28に発生した圧力は分散部29に送ら
れる。分散部29の内部に送られたインキは分散部29
の内部で高圧分散され、冷却部30の内部で冷却された
後、インキ排出口31から排出される。電子部品用電極
インキは、必要に応じて複数回この高圧分散装置を通す
ことでより高度に分散させられる。こうした高圧分散装
置としては、米国ゴーリン社のホモジナイザー、米国マ
イクロフルイダイザー社のマイクロフルイダイザー、日
本スギノマシン株式会社のアルティマイザー、日本ナノ
マイザー社のナノマイザー等の市販品を用いることもで
きる。
方法について説明する。図6は高圧分散装置の一例を示
す図である。図6において、27はホッパー、28は圧
力発生部、29は分散部、30は冷却部、31はインキ
排出口である。まず、ホッパー27から投入されたイン
キ(図6には示していない)は分散部29に送られる。
圧力発生部28の内部には油圧ポンプ等が内蔵されてお
り、圧力発生部28に発生した圧力は分散部29に送ら
れる。分散部29の内部に送られたインキは分散部29
の内部で高圧分散され、冷却部30の内部で冷却された
後、インキ排出口31から排出される。電子部品用電極
インキは、必要に応じて複数回この高圧分散装置を通す
ことでより高度に分散させられる。こうした高圧分散装
置としては、米国ゴーリン社のホモジナイザー、米国マ
イクロフルイダイザー社のマイクロフルイダイザー、日
本スギノマシン株式会社のアルティマイザー、日本ナノ
マイザー社のナノマイザー等の市販品を用いることもで
きる。
【0110】図7は、高圧分散装置の分散部の内部の一
例を示すものであり、32は硬質材料であり、磨耗を防
ぐために超高金属やセラミック、ダイヤモンド等を用い
ることができる。図7(A)は、インキを硬質壁に打ち
当てて分散させる場合、図7(B)は複数の口から噴出
させたインキどうしを打ち当て分散する場合である。図
7(A)において、硬質材料32に形成されたインキ通
路の内部を、電極インキが矢印の方向に高速で流れ、硬
質材料32に高速で打ち付けられて分散される。また図
7(B)において、硬質材料32に形成された複数のイ
ンキ通路の内部を電極インキが矢印の方向に高速で流
れ、インキどうしが高速で打ち当てられ合流されて分散
される。なお分散部の内部は図7に示した以外の形状で
あっても良いが、インキジェットに用いる電子部品用電
極インキを製造する場合、圧力は5kg/cm2以上3
000kg/cm2以下であることが望ましい。圧力が
5kg/cm2未満の場合はインキの分散が不充分であ
り、インキジェット装置内部でインキが沈殿したり、再
凝集することがある。また圧力4000kg/cm2以
上の場合は、高剛性の装置となり製造コストが高くなる
と共に一層の安全対策が必要となる。
例を示すものであり、32は硬質材料であり、磨耗を防
ぐために超高金属やセラミック、ダイヤモンド等を用い
ることができる。図7(A)は、インキを硬質壁に打ち
当てて分散させる場合、図7(B)は複数の口から噴出
させたインキどうしを打ち当て分散する場合である。図
7(A)において、硬質材料32に形成されたインキ通
路の内部を、電極インキが矢印の方向に高速で流れ、硬
質材料32に高速で打ち付けられて分散される。また図
7(B)において、硬質材料32に形成された複数のイ
ンキ通路の内部を電極インキが矢印の方向に高速で流
れ、インキどうしが高速で打ち当てられ合流されて分散
される。なお分散部の内部は図7に示した以外の形状で
あっても良いが、インキジェットに用いる電子部品用電
極インキを製造する場合、圧力は5kg/cm2以上3
000kg/cm2以下であることが望ましい。圧力が
5kg/cm2未満の場合はインキの分散が不充分であ
り、インキジェット装置内部でインキが沈殿したり、再
凝集することがある。また圧力4000kg/cm2以
上の場合は、高剛性の装置となり製造コストが高くなる
と共に一層の安全対策が必要となる。
【0111】(実施の形態8)実施の形態8では、電子
部品用電極インキの製造方法について説明する。まず、
電極インキとしては、金属粉として粒径1μmの銅粉末
100g、有機溶剤100gを添加した。また分散剤1
g、可塑剤として高沸点有機溶剤2gを添加した。次
に、市販の自動乳鉢で30分間分散させた。次に、この
電極インキを市販のポリ瓶に入れ、超音波分散機にセッ
トし、超音波分散した。
部品用電極インキの製造方法について説明する。まず、
電極インキとしては、金属粉として粒径1μmの銅粉末
100g、有機溶剤100gを添加した。また分散剤1
g、可塑剤として高沸点有機溶剤2gを添加した。次
に、市販の自動乳鉢で30分間分散させた。次に、この
電極インキを市販のポリ瓶に入れ、超音波分散機にセッ
トし、超音波分散した。
【0112】なお超音波分散は、電子部品用電極インキ
の製造時のみならず、インキジェット装置で印刷する工
程において用いても良い。例えば、図4における恒温槽
21として市販の超音波水槽を用いることができる。こ
うすることにより、必要に応じインキタンク20を常時
超音波分散させることができ(同時にスターラー等を用
いて攪拌させてもよい)、更にインキの沈殿や再凝集が
防止できる。また超音波分散することで、電子部品用電
極インキ内部に溶解している溶存酸素等も除去でき、電
子部品用電極インキ中の気泡発生防止が可能になり、イ
ンキジェット装置を気泡で詰める心配が無い。
の製造時のみならず、インキジェット装置で印刷する工
程において用いても良い。例えば、図4における恒温槽
21として市販の超音波水槽を用いることができる。こ
うすることにより、必要に応じインキタンク20を常時
超音波分散させることができ(同時にスターラー等を用
いて攪拌させてもよい)、更にインキの沈殿や再凝集が
防止できる。また超音波分散することで、電子部品用電
極インキ内部に溶解している溶存酸素等も除去でき、電
子部品用電極インキ中の気泡発生防止が可能になり、イ
ンキジェット装置を気泡で詰める心配が無い。
【0113】なお、電子部品用電極インキを製造する際
には、超音波発振子を直接インキ内部に挿入する超音波
発生装置を用いることでより短時間にインキを分散させ
られる。また完成した電子部品用電極インキをインキジ
ェット装置を用いて印字する際には、前述した水槽付き
超音波発生装置を用いることで、インキタンクの外から
超音波分散できるためインキ内部に不純物やごみ等の混
入が無い。なお、超音波分散時間としては、1秒以上1
0時間以下が望ましい。0.5秒以下では、超音波分散
の効果が無い。また10時間を超える超音波分散は、効
率的では無く、超音波分散設備の寿命を落とすことがあ
る。
には、超音波発振子を直接インキ内部に挿入する超音波
発生装置を用いることでより短時間にインキを分散させ
られる。また完成した電子部品用電極インキをインキジ
ェット装置を用いて印字する際には、前述した水槽付き
超音波発生装置を用いることで、インキタンクの外から
超音波分散できるためインキ内部に不純物やごみ等の混
入が無い。なお、超音波分散時間としては、1秒以上1
0時間以下が望ましい。0.5秒以下では、超音波分散
の効果が無い。また10時間を超える超音波分散は、効
率的では無く、超音波分散設備の寿命を落とすことがあ
る。
【0114】(実施の形態9)実施の形態9では、電子
部品用電極インキの製造方法について説明する。まず電
極インキとしては、金属粉として粒径1μmの銅粉末1
00g、有機溶剤100gを添加した。また分散剤1
g、可塑剤としてフタル酸系有機溶剤2gを添加した。
次に、市販の自動乳鉢で30分間分散させた。次に、こ
の電極インキを市販のポリ瓶に入れ、高速分散装置にセ
ットし高速分散した。
部品用電極インキの製造方法について説明する。まず電
極インキとしては、金属粉として粒径1μmの銅粉末1
00g、有機溶剤100gを添加した。また分散剤1
g、可塑剤としてフタル酸系有機溶剤2gを添加した。
次に、市販の自動乳鉢で30分間分散させた。次に、こ
の電極インキを市販のポリ瓶に入れ、高速分散装置にセ
ットし高速分散した。
【0115】図8は回転分散機の一例を示すものであ
る。図8において電子部品用電極インキ15は、タンク
33の中にセットされる。また34は回転装置であり、
先端に治具35が取付けられている。回転装置34に内
蔵されたモーターにより治具35は矢印の方向に高速回
転させタンク33内の電子部品用電極インキ15を分散
する。また36はタンク33の底縁の曲率であり、図8
に示すように一定以上の曲率を持たせている。具体的に
は直径5mm以上の曲率36をタンク33の底縁に持た
せることが望ましい。タンク33の底縁の曲率36が1
mm以下の場合、この部分でのインキの対流が阻害され
分散不足になる可能性が有り、電子部品用電極インキの
分散には望ましくない。なお回転装置34の回転速度
は、電子部品用電極インキの製造時においては600r
pm以上10000rpm以下が望ましい。500rp
m以下の低速の場合、インキの分散が不充分な場合があ
る。また10000rpm以上の高速分散を行う場合設
備が特殊で大掛りになり取扱いが難しくなる。
る。図8において電子部品用電極インキ15は、タンク
33の中にセットされる。また34は回転装置であり、
先端に治具35が取付けられている。回転装置34に内
蔵されたモーターにより治具35は矢印の方向に高速回
転させタンク33内の電子部品用電極インキ15を分散
する。また36はタンク33の底縁の曲率であり、図8
に示すように一定以上の曲率を持たせている。具体的に
は直径5mm以上の曲率36をタンク33の底縁に持た
せることが望ましい。タンク33の底縁の曲率36が1
mm以下の場合、この部分でのインキの対流が阻害され
分散不足になる可能性が有り、電子部品用電極インキの
分散には望ましくない。なお回転装置34の回転速度
は、電子部品用電極インキの製造時においては600r
pm以上10000rpm以下が望ましい。500rp
m以下の低速の場合、インキの分散が不充分な場合があ
る。また10000rpm以上の高速分散を行う場合設
備が特殊で大掛りになり取扱いが難しくなる。
【0116】なお回転分散機は、電子部品用電極インキ
の製造時のみならず、インキジェットで印刷する工程に
おいて用いても良い。例えば、図4におけるインキタン
ク20の代わりに図8のタンク33を用い、更に回転装
置34の先端に取付けた治具35によって、インキタン
ク20内部の電子部品用電極インキ15を攪拌できる。
なおこうしたインキジェット印刷工程で電子部品用電極
インキ15を攪拌する場合(インキが充分分散されてお
り、沈殿防止や再凝集防止だけを目的とするため)、回
転装置34の回転速度は6rpm以上600rpm以下
が望ましい。4rpm以下の場合インキの沈殿防止が不
充分な場合がある。また1000rpmを超える場合、
インキが低粘度のため気泡を巻き込みやすくなる。
の製造時のみならず、インキジェットで印刷する工程に
おいて用いても良い。例えば、図4におけるインキタン
ク20の代わりに図8のタンク33を用い、更に回転装
置34の先端に取付けた治具35によって、インキタン
ク20内部の電子部品用電極インキ15を攪拌できる。
なおこうしたインキジェット印刷工程で電子部品用電極
インキ15を攪拌する場合(インキが充分分散されてお
り、沈殿防止や再凝集防止だけを目的とするため)、回
転装置34の回転速度は6rpm以上600rpm以下
が望ましい。4rpm以下の場合インキの沈殿防止が不
充分な場合がある。また1000rpmを超える場合、
インキが低粘度のため気泡を巻き込みやすくなる。
【0117】なお、自動時乳鉢の代わりに市販のニーダ
ー、プレミキサー、プラネタリーミキサー等の高粘度用
分散機を用いても良い。こうした分散機で分散を行うこ
とでより溶剤量の少ない状態で分散できるため、インキ
の製造コストを下げられる。また、治具35には色々な
材質や形状のものが市販されており、これらを用途に応
じて選べる。
ー、プレミキサー、プラネタリーミキサー等の高粘度用
分散機を用いても良い。こうした分散機で分散を行うこ
とでより溶剤量の少ない状態で分散できるため、インキ
の製造コストを下げられる。また、治具35には色々な
材質や形状のものが市販されており、これらを用途に応
じて選べる。
【0118】(実施の形態10)実施の形態10では、
インキジェット装置の洗浄について説明する。特に電子
部品用電極インキの場合、微細な金属粉末が添加されて
いるため、図4で説明したようなインキ循環機構付きの
インキジェット装置を用いた場合でも、第1のチューブ
22や第2のチューブ25、吸引機構23、インキジェ
ットヘッド16の内部に金属粉末が付着、残留すること
がある。こうした残留物は、印字品質を落とすことがあ
る。そのため必要に応じて、インキジェット装置を洗浄
することが望ましい。
インキジェット装置の洗浄について説明する。特に電子
部品用電極インキの場合、微細な金属粉末が添加されて
いるため、図4で説明したようなインキ循環機構付きの
インキジェット装置を用いた場合でも、第1のチューブ
22や第2のチューブ25、吸引機構23、インキジェ
ットヘッド16の内部に金属粉末が付着、残留すること
がある。こうした残留物は、印字品質を落とすことがあ
る。そのため必要に応じて、インキジェット装置を洗浄
することが望ましい。
【0119】図9は本発明のインキジェット装置の洗浄
装置である。図9において、37a,37bは切替バル
ブ、38a,38bは洗浄液チューブ、39は洗浄液タ
ンクである。まず通常の電子部品用電極インキの印字の
場合は、インキタンク20に入れられた電子部品用電極
インキ15が第1のチューブ22を介して引き込まれ、
フィルター24により凝集物が除去され、インキジェッ
トヘッド16よりインキ小滴18を介して外部に噴出さ
れる。そしてインキジェットヘッド16で噴出されなか
った電子部品用電極インキ15は第2のチューブ25を
介してインキタンク20に回収される。
装置である。図9において、37a,37bは切替バル
ブ、38a,38bは洗浄液チューブ、39は洗浄液タ
ンクである。まず通常の電子部品用電極インキの印字の
場合は、インキタンク20に入れられた電子部品用電極
インキ15が第1のチューブ22を介して引き込まれ、
フィルター24により凝集物が除去され、インキジェッ
トヘッド16よりインキ小滴18を介して外部に噴出さ
れる。そしてインキジェットヘッド16で噴出されなか
った電子部品用電極インキ15は第2のチューブ25を
介してインキタンク20に回収される。
【0120】次に実施の形態10での本装置における洗
浄手順を説明する。まず切替バルブ37a,37bをイ
ンキタンク20から洗浄液タンク39へ切替える。こう
して洗浄液タンク39の内部の洗浄液が洗浄液チューブ
38aを通り、切替バルブ37aを介してフィルター2
4を通りインキジェットヘッド16に送られる。更にイ
ンキジェットヘッド16から洗浄液を噴出することによ
り、インキジェットヘッド16のインキ噴出口付近を洗
浄する。
浄手順を説明する。まず切替バルブ37a,37bをイ
ンキタンク20から洗浄液タンク39へ切替える。こう
して洗浄液タンク39の内部の洗浄液が洗浄液チューブ
38aを通り、切替バルブ37aを介してフィルター2
4を通りインキジェットヘッド16に送られる。更にイ
ンキジェットヘッド16から洗浄液を噴出することによ
り、インキジェットヘッド16のインキ噴出口付近を洗
浄する。
【0121】次にインキジェットヘッド16で噴出され
なかった洗浄液は、第2のチューブ25を洗浄しなが
ら、切替バルブ37bを介して洗浄液チューブ38bに
送られ洗浄液タンク39に回収される。
なかった洗浄液は、第2のチューブ25を洗浄しなが
ら、切替バルブ37bを介して洗浄液チューブ38bに
送られ洗浄液タンク39に回収される。
【0122】このようにして第1のチューブ22、第2
のチューブ25を介して洗浄液を循環させることで、イ
ンキジェットヘッド16やチューブ内部を洗浄できる。
なお、切替バルブ37a,37bの取付け位置を工夫す
ることで、フィルター24の内部に洗浄液を流さずにイ
ンキジェットヘッド16のみを洗浄してもよい。またイ
ンキジェットヘッド16を洗浄した洗浄液は、第2のチ
ューブ25を通して洗浄液タンク39に返すのではな
く、全量をインキジェットヘッド16から噴出すること
もできる。このようにして必要な部分だけを選択的に自
動洗浄できる。
のチューブ25を介して洗浄液を循環させることで、イ
ンキジェットヘッド16やチューブ内部を洗浄できる。
なお、切替バルブ37a,37bの取付け位置を工夫す
ることで、フィルター24の内部に洗浄液を流さずにイ
ンキジェットヘッド16のみを洗浄してもよい。またイ
ンキジェットヘッド16を洗浄した洗浄液は、第2のチ
ューブ25を通して洗浄液タンク39に返すのではな
く、全量をインキジェットヘッド16から噴出すること
もできる。このようにして必要な部分だけを選択的に自
動洗浄できる。
【0123】なお、本発明において一つのインキタンク
から複数の電子部品印刷用インキジェット装置へ同じ電
子部品用インキを循環させることができる。このように
すると、複数台の電子部品印刷用インキジェット装置間
での電子部品の特性バラツキを吸収できると共に少量の
インキを効率良く用いることができる。
から複数の電子部品印刷用インキジェット装置へ同じ電
子部品用インキを循環させることができる。このように
すると、複数台の電子部品印刷用インキジェット装置間
での電子部品の特性バラツキを吸収できると共に少量の
インキを効率良く用いることができる。
【0124】また、電子部品用電極インキの循環はポン
プ以外にエアー圧力等を用いることができる。この場
合、インキを加圧タンクに入れ、空気や窒素ガスを入れ
て加圧することで容易に実行できる。
プ以外にエアー圧力等を用いることができる。この場
合、インキを加圧タンクに入れ、空気や窒素ガスを入れ
て加圧することで容易に実行できる。
【0125】また電子部品用電極インキは、常時循環さ
せる必要はない。例えばインキジェットで印字している
最中は必要に応じて止めても良い。こうすることで、印
字最中にインキの噴出量がインキ循環の影響を受けな
い。また印字最中でも例えば単一方向印字の際のキャリ
ッジリターン時間、双方向印字のヘッド移動時間等の短
い時間であってもインキを循環させられる。また単位時
間当りのインキ循環量(もしくはインキ流量)を、印字
状態で変化させても良い。例えば、基板交換や基板搬送
等の印字していない間はインキ流量を多くし、高精度の
印字を行っている間はインキ流量を少なくしてもよい。
またインキ流量をわざと多くしたり、インキの搬送圧力
を上げることで、インキ噴出部から電子部品用電極イン
キを外部からの電気信号無しにポタポタあるいは霧状に
多量に噴出できる。こうしてインキ噴出部をクリーニン
グすることができる。
せる必要はない。例えばインキジェットで印字している
最中は必要に応じて止めても良い。こうすることで、印
字最中にインキの噴出量がインキ循環の影響を受けな
い。また印字最中でも例えば単一方向印字の際のキャリ
ッジリターン時間、双方向印字のヘッド移動時間等の短
い時間であってもインキを循環させられる。また単位時
間当りのインキ循環量(もしくはインキ流量)を、印字
状態で変化させても良い。例えば、基板交換や基板搬送
等の印字していない間はインキ流量を多くし、高精度の
印字を行っている間はインキ流量を少なくしてもよい。
またインキ流量をわざと多くしたり、インキの搬送圧力
を上げることで、インキ噴出部から電子部品用電極イン
キを外部からの電気信号無しにポタポタあるいは霧状に
多量に噴出できる。こうしてインキ噴出部をクリーニン
グすることができる。
【0126】(実施の形態11)実施の形態11では電
子部品の印字に用いられるインキジェット洗浄液につい
て説明する。水系の電子部品用電極インキの洗浄には水
100gに対して洗剤を0.01g以上200g以下添
加したものが、有機溶剤系の電子部品用電極インキの洗
浄にはアルコールや酢酸ブチル等の有機系の溶剤100
gに有機用洗剤0.01g以上200g以下を添加した
ものが使える。このように洗剤を添加することで、内壁
等に付着している粉体成分であっても容易に除去でき
る。また、洗浄液を流した後は水もしくは有機溶剤を循
環させることで、残留洗剤成分を除去することができ
る。また洗浄液には、洗剤以外に電子部品用電極インキ
に用いている分散剤や添加剤等を添加しても良い。電子
部品用電極インキに用いている成分を添加しておくこと
で、残留成分が残ったとしても問題が発生しにくい。ま
た分散剤中に金属塩が含まれてる場合、インキジェット
装置内部に残留する場合がある。こうした場合は、金属
塩の含まれていないもの(例えば、ポリオキシエチレン
付加非イオン界面活性剤や、アンモニウム塩タイプの界
面活性剤)を選ぶことが望ましい。またEDTAやNT
A等のキレート剤やキレート樹脂を用いることで、金属
イオンを除去することもできる。
子部品の印字に用いられるインキジェット洗浄液につい
て説明する。水系の電子部品用電極インキの洗浄には水
100gに対して洗剤を0.01g以上200g以下添
加したものが、有機溶剤系の電子部品用電極インキの洗
浄にはアルコールや酢酸ブチル等の有機系の溶剤100
gに有機用洗剤0.01g以上200g以下を添加した
ものが使える。このように洗剤を添加することで、内壁
等に付着している粉体成分であっても容易に除去でき
る。また、洗浄液を流した後は水もしくは有機溶剤を循
環させることで、残留洗剤成分を除去することができ
る。また洗浄液には、洗剤以外に電子部品用電極インキ
に用いている分散剤や添加剤等を添加しても良い。電子
部品用電極インキに用いている成分を添加しておくこと
で、残留成分が残ったとしても問題が発生しにくい。ま
た分散剤中に金属塩が含まれてる場合、インキジェット
装置内部に残留する場合がある。こうした場合は、金属
塩の含まれていないもの(例えば、ポリオキシエチレン
付加非イオン界面活性剤や、アンモニウム塩タイプの界
面活性剤)を選ぶことが望ましい。またEDTAやNT
A等のキレート剤やキレート樹脂を用いることで、金属
イオンを除去することもできる。
【0127】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、沈殿体や
凝集体の発生しやすい高濃度の電子部品用電極インキで
も安定してインキジェットで印字できる。このため、積
層セラミックコンデンサを始めとする積層セラミック電
子部品のみならず、高周波部品、光学部品、LCフィル
タ、3次元複合化電子部品、各種半導体との複合デバイ
ス等の電子部品を必要な時必要なだけ短時間に製造でき
ると共に、製品の低コスト化、高歩留まり化、高信頼化
が可能になる。
凝集体の発生しやすい高濃度の電子部品用電極インキで
も安定してインキジェットで印字できる。このため、積
層セラミックコンデンサを始めとする積層セラミック電
子部品のみならず、高周波部品、光学部品、LCフィル
タ、3次元複合化電子部品、各種半導体との複合デバイ
ス等の電子部品を必要な時必要なだけ短時間に製造でき
ると共に、製品の低コスト化、高歩留まり化、高信頼化
が可能になる。
【図1】各種電子部品用電極インキの沈殿の様子を示す
図
図
【図2】各種電子部品用インキの沈殿測定の一例を示す
図
図
【図3】本発明の実施の形態1における積層セラミック
電子部品の製造方法を説明する図
電子部品の製造方法を説明する図
【図4】実施の形態1におけるインキジェット装置を説
明する図
明する図
【図5】実施の形態1におけるインキジェット装置と従
来のインキジェット装置との印刷安定性を比較する図
来のインキジェット装置との印刷安定性を比較する図
【図6】高圧分散装置の一例を示す図
【図7】高圧分散装置の分散部の内部の一例を示す図
【図8】回転分散機の一例を示す図
【図9】本発明のインキジェット装置の洗浄装置の一例
を示す図
を示す図
【図10】従来のセラミック生シートの上に電極インキ
をインキジェットで噴射する様子を示す図
をインキジェットで噴射する様子を示す図
10 ガラス管 11 電極液 12 上澄み層 13 ベースフィルム 14 セラミック生シート 15 電子部品用電極インキ 16 インキジェットヘッド 17 素子 18 インキ小滴 19 インキパターン 20 インキタンク 21 恒温槽 22 第1のチューブ 23 吸引機構 24 フィルター 25 第2のチューブ 26 調整用吸引機構 27 ホッパー 28 圧力発生部 29 分散部 30 冷却部 31 インキ排出口 32 硬質材料 33 タンク 34 回転装置 35 治具 36 曲率 37a,37b 切替バルブ 38a,38b 洗浄液チューブ 39 洗浄液タンク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C11D 17/08 B41J 3/04 101Z Fターム(参考) 2C056 EA21 EA24 FA03 FA04 FA10 FA11 FB01 FB08 FC01 FC04 HA46 JC04 JC06 KA08 KB04 KB10 KB16 KB21 KB26 KD01 2H086 BA01 BA02 BA05 BA15 BA19 BA23 BA52 BA53 BA59 BA60 BA61 BA62 4H003 AC06 AE04 BA12 DA12 DA15 DB03 EB09 EB15 EB16 EB30 EB32 ED02 ED28 ED32 4J039 AB07 AD05 AD08 BA06 BA12 CA06 GA16 GA24
Claims (14)
- 【請求項1】 粒径10μm以下の金属粉が水もしくは
有機溶剤中に1重量%以上80重量%以下で粘度2ポイ
ズ以下で分散され、かつ沈殿が10分で10mm以下も
しくは100分間で20mm以下である電子部品用電極
インキ。 - 【請求項2】 粒径10μm以下の金属粉と粒径10μ
mセラミック粉が水もしくは有機溶剤中に1重量%以上
80重量%以下でかつ粘度2ポイズ以下に分散されてな
る電子部品用電極インキ。 - 【請求項3】 10μm以下の金属粉が金属酸化物と共
に水もしくは有機溶剤中に1重量%以上80重量%以下
でかつ粘度2ポイズ以下に分散されてなる電子部品用電
極インキ。 - 【請求項4】 10μm以下の金属粉が有機金属化合物
と共に水もしくは有機溶剤中に1重量%以上80重量%
以下でかつ粘度2ポイズ以下に分散されてなる電子部品
用電極インキ。 - 【請求項5】 セラミック材料が表面に形成された10
μm以下の金属粉が水もしくは有機溶剤中に1重量%以
上80重量%以下でかつ粘度2ポイズ以下に分散されて
なる電子部品用電極インキ。 - 【請求項6】 0.01mmφ以上10mmφ以下のビ
ーズを用いて、金属粉をセラミック粉もしくは有機金属
化合物もしくは他の添加物と共に水もしくは有機溶剤中
に1重量%以上80重量%以下でかつ粘度2ポイズ以下
に分散した後、フィルターでろ過する電子部品用電極イ
ンキの製造方法。 - 【請求項7】 圧力5kg/cm2以上3000kg/
cm2以下の圧力で、硬質材料でなる治具を金属粉が水
もしくは有機溶剤と1重量%以上80重量%以下でかつ
粘度2ポイズ以下に混合させた状態で1回以上通過させ
た後、フィルターでろ過する電子部品用電極インキの製
造方法。 - 【請求項8】 金属粉をセラミック粉もしくは有機金属
化合物もしくは他の添加物と共に水もしくは有機溶剤と
1重量%以上80重量%以下でかつ粘度2ポイズ以下に
混合させた状態で、1秒以上10時間以下で超音波分散
した後、フィルターでろ過する電子部品用電極インキの
製造方法。 - 【請求項9】 金属粉をセラミック粉もしくは有機金属
化合物もしくは他の添加物と共に水もしくは有機溶剤と
1重量%以上80重量%以下でかつ粘度2ポイズ以下に
混合させた状態で、6rpm以上10000rpm以下
の高速回転治具により1分以上分散させた後、フィルタ
ーでろ過する電子部品用電極インキの製造方法。 - 【請求項10】 インキタンク中の粘度2ポイズ以下の
電子部品用電極インキは、第1のチューブを介してイン
キジェット噴出部に送られた後、噴出されなかった余剰
なインキは第2のチューブを介して前記インキタンクに
回収されるインキ循環機構を有する電子部品印刷用イン
キジェット装置。 - 【請求項11】 インキタンク中の粘度2ポイズ以下の
電子部品用電極インキは、第1のチューブを介してフィ
ルターでろ過された後インキジェット噴出部に送られ、
噴出されなかった電子部品用電極インキは第2のチュー
ブを介して前記インキタンクに回収されるインキ循環機
構を有する電子部品印刷用インキジェット装置。 - 【請求項12】 洗浄液は第1のチューブを介してイン
キジェット噴出部に送られた後、電子部品印刷用インキ
ジェット装置を洗浄し、前記電子部品印刷用インキジェ
ット装置から噴出されなかった余剰な洗浄液は第2のチ
ューブを介して回収されるインキ洗浄機構を有する電子
部品印刷用インキジェット装置。 - 【請求項13】 水もしくは有機溶剤100gに対し
て、洗剤、分散剤、キレート剤もしくはキレート樹脂が
0.01g以上200g以下含まれたインキ洗浄液。 - 【請求項14】 請求項1から5記載の電子部品用電極
インキを、セラミック生シートもしくはセラミック基板
上にインキジェット装置を用いて所定パターンに形成し
た後、積層もしくは焼成した後、個片化し、外部電極を
取付ける電子部品の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13671999A JP2000327964A (ja) | 1999-05-18 | 1999-05-18 | 電子部品用電極インキおよびその製造方法、並びにインキジェット装置、インキジェット洗浄液および電子部品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13671999A JP2000327964A (ja) | 1999-05-18 | 1999-05-18 | 電子部品用電極インキおよびその製造方法、並びにインキジェット装置、インキジェット洗浄液および電子部品の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000327964A true JP2000327964A (ja) | 2000-11-28 |
Family
ID=15181903
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13671999A Pending JP2000327964A (ja) | 1999-05-18 | 1999-05-18 | 電子部品用電極インキおよびその製造方法、並びにインキジェット装置、インキジェット洗浄液および電子部品の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000327964A (ja) |
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-
1999
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