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JP2000273038A - 口腔内溶解性錠剤 - Google Patents

口腔内溶解性錠剤

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Publication number
JP2000273038A
JP2000273038A JP2000009664A JP2000009664A JP2000273038A JP 2000273038 A JP2000273038 A JP 2000273038A JP 2000009664 A JP2000009664 A JP 2000009664A JP 2000009664 A JP2000009664 A JP 2000009664A JP 2000273038 A JP2000273038 A JP 2000273038A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tablet
lactose
mass
crystalline cellulose
manufactured
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000009664A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Nishimura
和生 西村
Hiroyuki Aihara
弘幸 相原
Yasuo Nakagawa
泰緒 中川
Shinji Aoki
真司 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taisho Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Taisho Pharmaceutical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
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Publication date
Application filed by Taisho Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Taisho Pharmaceutical Co Ltd
Priority to JP2000009664A priority Critical patent/JP2000273038A/ja
Publication of JP2000273038A publication Critical patent/JP2000273038A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水なしでも容易に服用することができる固形
製剤、特に口腔内で速やかに崩壊、溶解し、更に適度な
強度を有する口腔内溶解性錠剤を提供すること。 【解決手段】 少なくとも1種の有効成分、乳糖、結晶
セルロース及び軽質無水ケイ酸を含有し、錠剤中の配合
量が乳糖20〜70質量%、結晶セルロース20〜50
質量%及び軽質無水ケイ酸0.1〜10質量%であるこ
とを特徴とする口腔内溶解性錠剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医薬品、食品など
の分野において、口腔内で水なしでも速い崩壊性又は溶
解性を有する口腔内溶解性錠剤に関する。
【0002】
【従来の技術】医薬品、食品の分野における経口固形製
剤の剤形としては、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤な
どが一般的であるが、取り扱い性が良く、かつ服用しや
すい剤形は少ない。錠剤、カプセル剤は大きい製剤の場
合は飲み込みにくく、チュアブル錠であっても咀嚼力の
弱い老人や小児には適していない。このような事情か
ら、患者が水なしでも容易に服用することができ、また
手軽に随時服用することのできる口腔内溶解性錠剤の開
発が要望されている。
【0003】口腔内溶解性錠剤を作る技術としては、従
来医薬成分を水性溶媒に溶解または懸濁させた後、ブリ
スターパックの予め成型したポケットに充填し、この溶
液を凍結乾燥するかあるいは真空乾燥し水分を除去して
製造する方法(特開昭53−44619号、特公昭62
−50445号、特再平5−812769号等)や、湿
らせた顆粒を低圧で打錠した後、乾燥して製造する方法
(特開平6−218028号、特開平8−19589
号)が知られている。しかし、これらの方法は特別な製
造設備を使用し、また製造に長時間を必要とすることか
ら、工業生産性に劣るという欠点があった。このような
観点から、通常の乾式打錠法により製造可能であり、か
つ口腔内で優れた崩壊性と溶解性とを示すと共に製剤工
程、更には流通過程において損傷することのない適度な
強度を有する製剤の開発が望まれている。
【0004】一方、乳糖は、(1)安価である、(2)有効
成分との反応性に乏しい、(3)吸湿性が少ない、(4)癖
のない味である、(5)成形性がよい、という理由から最
も広く利用されてきた賦形剤であり、乳糖に関する研究
も数多くなされてきた。しかし、乳糖単独では十分な硬
度と速やかな崩壊性を兼ね備えた錠剤を製造することは
不可能であり、他の添加剤と組み合わせて通常の乾式打
錠法により口腔内溶解性錠剤を製造した例はなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は水なしでも容
易に服用することができる固形製剤、特に口腔内で速や
かに崩壊、溶解し、更に適度な強度を有する口腔内溶解
性錠剤を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、乳糖をベ
ースに検討を重ねた結果、乳糖に結晶セルロース、軽質
無水ケイ酸を配合し、更には崩壊剤を配合し、乾式打錠
法により製造した錠剤は、驚くべきことに適度な強度を
有しながら、かつ口腔内で速やかに崩壊し溶解する性質
があることを見出し、本発明を完成するに至った。すな
わち本発明は、少なくとも1種の有効成分、乳糖、結晶
セルロース及び軽質無水ケイ酸を含有し、錠剤中の配合
量が乳糖20〜70質量%、結晶セルロース20〜50
質量%及び軽質無水ケイ酸0.1〜10質量%であるこ
とを特徴とする口腔内溶解性錠剤である。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明で使用することのできる乳
糖とはα−含水乳糖、α−無水乳糖、β−無水乳糖の全
てを含み、直接圧縮用乳糖を用いても良い。乳糖は錠剤
中に20〜70質量%、好ましくは35〜70質量%配
合させる。本発明で使用することのできる結晶セルロー
スとは微結晶セルロースといわれているものも含み、各
種グレード、例えばアビセルPH101、アビセルPH
102、アビセルPH301などを用いることができ
る。結晶セルロースは錠剤中に20〜50質量%、好ま
しくは30〜40質量%配合させる。軽質無水ケイ酸は
錠剤中に0.1〜10質量%、好ましくは0.5〜5質量
%配合することができる。
【0008】本発明では以上の成分のほかに、製剤分野
で一般的に使用され得る崩壊剤を用いることができる。
例えば低置換ヒドロキシプロピルセルロース、カルメロ
ースカルシウム、カルボキシメチルスターチナトリウ
ム、クロスカルメロースナトリウム、クロスポビドンな
どを用いることができる。
【0009】本発明における有効成分とは医薬品、健康
食品等に用いられる成分であり、これらは発明の効果に
支障のない範囲で配合することができる。その配合でき
る範囲は有効成分の効力、その他の性質等によって異な
るが、錠剤中に30質量%以下が好ましい。有効成分の
配合量によって、乳糖、結晶セルロース及び軽質無水ケ
イ酸の配合量が調整される。
【0010】本発明の錠剤には、発明の効果に支障のな
い限り、一般的に用いられている添加剤を配合しても良
い。一般的に用いられている添加剤としては、例えば結
合剤、嬌味剤、滑沢剤、着色剤、香料などがある。
【0011】本発明の口腔内溶解性錠剤の製造は、一般
に製剤の製造で用いられている装置によって行われる。
圧縮成型は、一般に錠剤の成型に使用される装置が用い
られ、例えばロータリー式打錠機などを用いることがで
きる。圧縮成型に用いる粉体は、配合成分を混合した
後、直接打錠法により打錠しても良いが、必要があれば
一般的な造粒法、例えば攪拌造粒法、流動層造粒法、乾
式造粒法などにより造粒しても良い。
【0012】本発明の口腔内溶解性錠剤は口腔内で優れ
た崩壊性、溶解性を示し、日本薬局方による崩壊試験に
おいて、崩壊時間が30秒以内である。また、製剤工
程、更には流通過程において損傷することのない適度な
強度、好ましくは30N以上150N以下の硬度を有す
る。
【0013】
【実施例】以下、実施例と比較例を挙げて本発明をさら
に詳しく説明するが、これらは本発明を限定するもので
はない。
【0014】なお、実施例及び比較例で得られた錠剤は
下記試験法によって、その物性を測定した。 (1)硬度試験 錠剤硬度計(シュロイニーゲル社製)を用いて測定し
た。試験は10回行い、その平均値を示した。 (2)崩壊試験 口腔内での溶解時間と崩壊試験による崩壊時間には相関
があることが明らかになったので、口腔内溶解性を日本
薬局方による崩壊試験により評価した。試験は崩壊試験
器を用い、補助板なしで測定を行った(富山産業社
製)。試験は6錠について行い、その平均値を示した。
【0015】実施例1〜3及び比較例1、2 表1に本発明の製剤の処方である実施例1〜3と比較の
ための処方として比較例1及び2を示した。各処方につ
いて乳糖(DMV社製)、白糖(大日本明治製糖社
製)、結晶セルロース(アビセルPH101、旭化成社
製)、軽質無水ケイ酸(エロジール200、日本アエロ
ジル社製)、クロスポビドン(コリドンCL、BASF
社製)を混合、粉砕後(ヤリヤ粉砕機、ヤリヤ機械社
製)、ステアリン酸マグネシウム(大平化学社製)を添
加し、2分間混合後、22号篩を篩過した後2分間混合
し、単発打錠機(オートグラフ、島津製作所社製)を用
いて、1錠220mg、9mmφ、隅角の杵で打錠圧9
KNで打錠した。得られた錠剤について、硬度試験と崩
壊試験を行い、その結果を表1に示した。
【0016】
【表1】 この試験結果により、乳糖は崩壊時間を短くするために
必須であり、崩壊時間を30秒以内にするためには、その
配合量は20質量%以上が好ましいことが判った。
【0017】実施例4〜6及び比較例3、4 表2に本発明の製剤の処方である実施例4〜6と比較の
ための処方として比較例3及び4を示した。各処方につ
いて乳糖(タブレトース、メグレ社製)、結晶セルロー
ス(アビセルPH101、旭化成社製)、クロスポビド
ン(コリドンCL、BASF社製)、軽質無水ケイ酸
(エロジール200、日本アエロジル社製)、ステアリ
ン酸マグネシウム(大平化学社製)を2分間混合後、2
2号篩を篩過した後2分間混合し、ロータリー式打錠機
(菊水製作所社製)を用いて、1錠220mg、9mm
φ、隅角の杵で打錠圧9KNで打錠した。得られた錠剤
について、硬度試験と崩壊試験を行い、その結果を表2
に示した。
【0018】
【表2】 この試験結果によれば、結晶セルロースは硬度を高くす
るために必須であり、硬度を30N以上にするために
は、その配合量は20質量%以上が好ましいことが判っ
た。また、結晶セルロースの配合量が多くなると、服用
時にもそもそとした好ましくない食感が生じるため、そ
の配合量は50質量%以下が好ましいことが判った。
【0019】実施例7〜9及び比較例5、6 表3に本発明の製剤の処方である実施例7〜9と比較の
ための処方として比較例5及び6を示した。各処方につ
いて乳糖(タブレトース、メグレ社製)、結晶セルロー
ス(アビセルPH101、旭化成社製)、クロスポビド
ン(コリドンCL、BASF社製)、軽質無水ケイ酸
(エロジール200、日本アエロジル社製)、ステアリ
ン酸マグネシウム(大平化学社製)を2分間混合後、2
2号篩を篩過した後2分間混合し、ロータリー式打錠機
(菊水製作所社製)を用いて、1錠220mg、9mm
φ、隅角の杵で打錠圧9KNで打錠した。得られた錠剤
について、硬度試験と崩壊試験を行い、その結果を表2
に示した。
【0020】
【表3】 この試験結果によれば、軽質無水ケイ酸は崩壊時間を短
くするために必須であり、崩壊時間を30秒以内にする
ためには、その配合量は0.1質量%以上が好ましいこ
とが判った。また、軽質無水ケイ酸の配合量が多くなる
と、打錠障害が発生するため、その配合量は10質量%
以下が好ましいことが判った。
【0021】実施例10〜13 表4に本発明の製剤の処方である実施例10〜13を示
した。各処方について有効成分、アスパルテーム(味の
素社製)、乳糖(DMV社製)、結晶セルロース(アビ
セルPH101、旭化成社製)、軽質無水ケイ酸(エロ
ジール200、日本アエロジル社製)、クロスポビドン
(コリドンCL、BASF社製)、クロスカルメロース
ナトリウム(Ac-Di-Sol、旭化成社製)、ステアリン酸
マグネシウム(大平化学社製)を混合、粉砕後(ヤリヤ
粉砕機、ヤリヤ機械社製)、乾式造粒機(フロイント産業
社製)を用いて造粒し、ロールグラニュレーター(フロ
イント産業社製)で整粒した。造粒物を22号篩で篩過
した後、ロータリー式打錠機(菊水製作所社製)を用い
て、表4に示した条件で、隅角の杵を用いて打錠した。
得られた錠剤について、硬度試験と崩壊試験を行い、そ
の結果を表4に示した。
【0022】
【表4】 この試験結果から、本発明において医薬品、食品の有効
成分や添加剤を1種、または2種以上併用して配合して
も、発明の効果に支障がないことが判った。
【0023】
【発明の効果】本発明の口腔内溶解性錠剤は、口腔内で
の優れた崩壊性、溶解性を有しているため服用が容易で
あり、かつ適度な強度を有しているため製造工程や流通
過程における保存安定性に優れている。従って、含まれ
ている有効成分に応じて適用される患者、特に高齢者又
は小児患者の病気の治療、予防に好適に用いることがで
きる。また、安価な原料を用いて、通常の製法で製造が
可能であるため、生産性に優れ、安価に患者に提供する
ことができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中川 泰緒 東京都豊島区高田3丁目24番1号 大正製 薬株式会社内 (72)発明者 青木 真司 東京都豊島区高田3丁目24番1号 大正製 薬株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも1種の有効成分、乳糖、結晶セ
    ルロース及び軽質無水ケイ酸を含有し、錠剤中の配合量
    が乳糖20〜70質量%、結晶セルロース20〜50質
    量%及び軽質無水ケイ酸0.1〜10質量%であること
    を特徴とする口腔内溶解性錠剤。
  2. 【請求項2】錠剤硬度が30N以上150N以下である
    請求項1記載の口腔内溶解性錠剤。
  3. 【請求項3】日本薬局方による崩壊試験において崩壊時
    間が30秒以内である請求項1又は2記載の口腔内溶解
    性錠剤。
  4. 【請求項4】更に、崩壊剤を含有することを特徴とする
    請求項1〜3のいずれか記載の口腔内溶解性錠剤。
  5. 【請求項5】乾式打錠法により製造された請求項1〜4
    のいずれか記載の口腔内溶解性錠剤。
JP2000009664A 1999-01-20 2000-01-19 口腔内溶解性錠剤 Pending JP2000273038A (ja)

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