JP2000241431A - 免疫グロブリンa−フィブロネクチン複合体の免疫学的測定試薬および測定法 - Google Patents
免疫グロブリンa−フィブロネクチン複合体の免疫学的測定試薬および測定法Info
- Publication number
- JP2000241431A JP2000241431A JP11038983A JP3898399A JP2000241431A JP 2000241431 A JP2000241431 A JP 2000241431A JP 11038983 A JP11038983 A JP 11038983A JP 3898399 A JP3898399 A JP 3898399A JP 2000241431 A JP2000241431 A JP 2000241431A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- antibody
- fibronectin
- human
- immunoglobulin
- iga
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Peptides Or Proteins (AREA)
- Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
Abstract
フィブロネクチン抗体および抗IgA抗体を用いて、精
度よく免疫学的に測定する試薬を提供するものである。 【解決手段】抗体結合量が150〜500ng/cm2
である抗ヒト−フィブロネクチン抗体を結合する固相担
体および抗ヒト−免疫グロブリンA抗体を含む免疫グロ
ブリンA−フィブロネクチン複合体測定試薬および該測
定試薬を用いる免疫グロブリンA−フィブロネクチン複
合体測定方法。
Description
−フィブロネクチン複合体の免疫学的測定試薬、免疫学
的測定法及びこれらを利用するIgA腎症患者の免疫学
的診断方法に関する。さらに詳細には、本発明は、抗ヒ
ト−フィブロネクチン抗体を固相化させる手段を選択し
たことを特徴とする免疫グロブリンA−フィブロネクチ
ン複合体の免疫学的測定試薬、免疫学的測定法及びこれ
らを利用するIgA腎症患者の免疫学的診断方法に関す
る。以下、免疫グロブリンAはIgAと記載する。
%を占める腎疾患であり、IgA腎症患者の約30%は
透析に移行するといわれている。この腎臓疾患を診断す
るための基準が、1995年に「厚生省特定疾患進行性
腎障害調査研究班と日本腎臓学会の共同委員会」より示
されている。この基準では、尿検査(持続的顕微鏡的血
尿、持続的または間欠的蛋白尿、肉眼的血尿)、血液検
査(血清IgA値が350mg/dL以上)によるとさ
れ、確定診断は『腎生検による糸球体の観察』が唯一の
方法となっている。
「IgA−フィブロネクチン複合体」がIgA腎症患者
の体液に特異的に存在することが報告され(Proc.
Natl. Acad. Sci., Vol.8
5, pp.4865−4868, 1988)、この
発見をもとにして,CederholmらはIgA−フ
ィブロネクチン複合体の親和性を利用して免疫学的に該
複合体を測定し、その結果をもとにIgA腎臓病を診断
する診断用キットを提案している(特許第259212
1号公報)。
合体のフィブロネクチン部分とコラーゲン、フィブリン
またはヘパリン、あるいは抗フィブロネクチン抗体との
親和性、または該複合体のIgA部分と抗IgA抗体ま
たはIgA結合レクチンとの親和性を利用する方法であ
る。
gA腎症患者の被験試料(抗血清)を用い、コラーゲン
Iに結合し、抗ヒト−IgA抗体と反応する画分をジャ
カリン(レクチン)−セファロースにかけて、該複合体
を単離している(実施例2)。また、ヒト血清をヘパリ
ン−セファロースにかけ、次いで、変性コラーゲン被覆
マイクロタイター穴中でインキュベートし、結合したI
gA抗体を特異的抗体コンジュゲートにより検出してい
る(実施例8)。
チン抗体を固定化し、該抗体に結合した上記複合体を抗
IgA抗体と反応させて、該複合体の存在を知るサンド
イッチ測定法については、具体的な開示がない。
中のIgA−フィブロネクチン複合体を抗フィブロネク
チン抗体および抗IgA抗体を用いて、免疫学的に測定
する試薬であって、反応特異性が高く、かつ測定感度が
充分に高い免疫学的測定試薬を提供するものであり、該
試薬はIgA腎症の診断を補助することが可能である。
解決するために、種々鋭意検討した結果、抗フィブロネ
クチン抗体の固相への固定化量が、特定の範囲内にある
ことにより、該複合体の測定が精度よく行い得ることを
見出し、本発明に到達した。すなわち、本発明は抗体結
合量が150〜500ng/cm2である抗ヒト−フィ
ブロネクチン抗体を結合する固相担体および抗ヒト−免
疫グロブリンA抗体を含む免疫グロブリン−フィブロネ
クチン複合体測定試薬である。また、本発明は抗体結合
量が150〜500ng/cm2である抗ヒト−フィブ
ロネクチン抗体を結合した固相担体に試料を作用させ、
次いで標識された免疫グロブリンA抗体を反応させ、固
相担体に結合した標識または固相担体に結合されなかっ
た標識を測定することを特徴とする免疫グロブリンA−
フィブロネクチン複合体測定方法である。
するが、これらは本発明の範囲を限定するものではな
い。本発明において、抗ヒト−フィブロネクチン抗体と
は、ヒトのフィブロネクチンに特異的に反応するヒト以
外の動物由来の抗体を意味する。その製法は、例えば、
ヒト血漿由来のフィブロネクチンを免疫原として、ウサ
ギ、ヤギ、ヒツジ等の動物に注射して産生された免疫グ
ロブリンを、自体公知の免疫グロブリンを精製する手段
を適用して調製される。より詳細には、フィブロネクチ
ンとの免疫的親和性を利用したアフィニテイークロマト
グラフィーを適用して抗ヒト−フィブロネクチン抗体が
回収できる。
ブリンとしての精製度及びフィブロネクチン特異性につ
いての精製度は、測定に利用する固相担体の作製に問題
無いくらいに精製したものをいう。より簡便には、各種
市販の抗ヒト−フィブロネクチン抗体が使用できる。例
えば、DAKO社製の抗ヒト−フィブロネクチン抗体
(ウサギ)、BINDING SITE社製の抗ヒト−
フィブロネクチン抗体(ヒツジ)が例示される。
ィブロネクチン抗体を不溶性の担体(固相担体)に固定
化することにより不溶化することを意味する。担体とし
ては、合成樹脂、例えばポリスチレン、ナイロン製のマ
イクロタイタープレート、ビーズ、試験管、ペーパーな
ど、およびガラス製のマイクロタイタープレート、ビー
ズなどが例示される。特にポリスチレン製のマイクロタ
イタープレートが好ましい。固相担体に当該抗体を結合
する手段は、固相担体の性質によって自体公知の手段が
適用できる。本発明においては、最適な手段としてタン
パク質と固相担体との物理的な様式(物理吸着)を利用
する方法を採用した。
ープレートに0.1mol/Lの炭酸緩衝液(pH9.
7)中の抗体を一定の時間、一定の温度で、静置、ある
いは振盪する方法によって、抗体は固相担体に固相化さ
れる。
量は、IgA−フィブロネクチン複合体の免疫学的測定
手段において、実質的に測定感度の高さを保持しかつ担
体の抗体未固相化部分の非特異反応を実質的に抑制する
量であり、その量の決定は健康人とIgA腎症患者血清
中のIgA−フィブロネクチン複合体量の比較考量結果
をもとにして、例えば標識体による吸光度の差によって
確立されるカットオフ値によって決定される。具体的に
は、実施例に記載した手段を適用して決定することが、
より簡便である。
クチン抗体の固相化量は、抗体と固相担体との選択され
た固相化手段により達成される固相化されうる抗体量の
初期ピーク量を基準とし、加えて固相化抗体量の経済性
を考慮して決定することができる。
化される抗ヒト−フィブロネクチン抗体の固相化量は、
約150〜約500ng/cm2であり、より好ましく
は約200〜約460ng/cm2である。結合量が約
150ng/cm2未満であると、測定感度が低いばか
りでなく、未結合部分のブロッキング状態によって非特
異反応が大きくなり、特異的な反応の検出が困難とな
る。逆に、抗体結合量が約500ng/cm2を超える
と、ブロッキングに関係無く非特異的反応が目立ちはじ
め、目的疾患の患者以外の検体でも測定値が高値を示す
ようになる。従って、目的疾患患者の判別補助に悪影響
を与える可能性が高くなる。また、抗体の固相化のため
に使用する抗ヒト−フィブロネクチン抗体量が非常に多
くなると、製造コストに占める原材料費が高くなりすぎ
る。
例示された手段において、最良の結果をもたらすもので
あるが、また手段、条件を変えることにより、適宜実質
的に同等の効果をもたらす数値を選択可能である。
は、ヒトのIgAに反応するヒト以外の動物由来の抗体
を意味する。例えば、ヒト血清由来のIgAを免疫原と
して、ウサギ、ヤギ、ヒツジ等の動物に投与して産生し
た免疫グロブリンを、自体公知の精製法によって高度精
製することにより得られる。本発明において、抗ヒト−
IgA抗体は、二次抗体(標識抗体)として使われ、被
験試料と固相化抗ヒト−フィブロネクチン抗体の接触・
反応後にトラップ(捕捉)されたIgA−フィブロネク
チン複合体との2次反応に供される。
イソトープ、発光物質などが使用される。酵素としては
アルカリホスファターゼ、ペルオキシダーゼ、β−D−
ガラクトシダーゼなどが使用される。抗ヒト−IgA抗
体の標識化は、公知の方法により行う。
チン複合体測定試薬は、上記抗フィブロネクチン抗体が
固定化された担体および標識された抗IgA抗体を含
み、さらに緩衝液、洗浄液などを必要により含む。
g/cm2である抗ヒト−フィブロネクチン抗体を結合
した固相担体に試料を作用させ、次いで標識された免疫
グロブリンA抗体を反応させ、固相担体に結合した標識
または固相担体に結合されなかった標識を測定する免疫
グロブリンA−フィブロネクチン複合体測定方法であ
る。該測定法では、それぞれの標識に応じて、その発
色、発光、蛍光、または放射線の強度を常法に従い測定
する。
自体既知の手段によりおこなわれ、酵素の基質を種々選
択することにより、比色法、蛍光法、化学発光法、生物
発光法等の検出法が選択される。実施例では、二次抗体
に標識する酵素としてアルカリホスファターゼを選択
し、基質としてp−ニトロフェニルリン酸(pNPP)
を利用し、比色法によって検出した。つまり、基質を添
加し、固相に吸着した酵素を一定時間反応させ、発色し
た試験液の405nmの吸光度を測定する方法を採用し
た。また、二次抗体に標識する酵素としてペルオキシダ
ーゼを選択する場合には、基質としてo−フェニレンジ
アミン(OPD)やテトラメチルベンジジン(TMB)
を添加して発色させる比色法もある。なお、この検出法
の選択は、自体所望の検出限界により選定される。より
低い検出限界値を所望する場合には、例えばいわゆる化
学発光法等の手段が選択される。
−フィブロネクチン抗体(DAKO社製)を希釈して、
1.275mg/mL〜1.594μg/mLの濃度の
抗体溶液を調製し、ポリスチレン製マイクロタイタープ
レート(Nunc社製、96−wells、高吸着タイ
プ)に200μL/wellずつ分注し、4℃で18時
間以上静置後、0.01mol/Lのリン酸緩衝液(p
H7.4)で3回洗浄した。プレートに吸着した抗体量
を、BCAタンパク質定量キット(Pierce社製)
を用いて定量した。
つ分注し、37℃で1時間振盪後、室温まで冷却させ、
550nmの吸光度をマイクロプレートリーダー(Ty
pe−MTP−120;コロナ社製)を用いて測定し
た。抗体を含まない炭酸緩衝液のみでも同様な操作を行
い、抗体を固相化したウェルの吸光度値から炭酸緩衝液
のみの吸光度値を差し引いた。
キットに添付されている牛血清アルブミン標準液(Pi
erce社製)をマイクロタイタープレートに10μL
分注し、BCA反応溶液を300μL/wellずつ分
注し、37℃で1時間振盪後、室温まで冷却させ、55
0nmの吸光度をマイクロプレートリーダー(Type
−MTP−120;コロナ社製)を用いて測定し、検量
線とした。この検量線を用いてプレートに結合した抗体
量を求めた結果を図1に示す。
g/cm2でいったんピークになりその後一定となる。
しかし、さらに抗体添加量を増やすと固相抗体量は徐々
に増加する傾向にあった。このことから、抗体の固相量
を安定化させるには、抗体添加量を10μg/well
以上とすることが好ましい。
TE社製)を0.1mol/Lの炭酸緩衝液(pH9.
7)で希釈して、1mg/mL〜2.5μg/mLの濃
度の抗体溶液を調製し、ポリスチレン製マイクロタイタ
ープレート(Nunc社製、96−wells、高吸着
タイプ)に200μL/wellずつ分注し、4℃で1
8時間以上静置後、0.01mol/Lのリン酸緩衝液
(pH7.4)で3回洗浄した。
KNIKA B.V.社製)を1%含む0.01mol
/Lのリン酸緩衝液(pH7.4)を300μL/we
ll分注し、25℃で2時間静置後、0.01mol/
Lのリン酸緩衝液(pH7.4)で3回洗浄した。市販
安定化剤(Stabil Coat、 BSI cor
poration社製)を300μL/well分注
し、4℃で30分静置後、溶液を除去し風乾させ、測定
用のマイクロタイタープレートを得た。このプレートは
シールし4℃で保存した。
常人血清を0.01mol/Lのリン酸緩衝液(pH
7.4)で25倍に希釈して200μL/well(2
重測定分)分注した。25℃で60分反応後、0.05
%のTween−20を含む0.01mol/Lのリン
酸緩衝液(pH7.4)で3回洗浄を行い、0.01m
ol/Lのリン酸緩衝液(pH7.4)で希釈したアル
カリホスファターゼ標識・抗ヒト−IgA抗体(Sig
ma社製)を200μL/well分注した。
een−20を含む0.01mol/Lのリン酸緩衝液
(pH7.4)で3回洗浄を行い、1mol/Lのジエ
タノールアミン−塩酸緩衝液(pH9.8)で調製した
1mg/mLのp−ニトロフェニルリン酸2ナトリウム
(Sigma社製)を発色溶液として200μL/we
ll分注し、0分と60分の吸光度差をマイクロプレー
トリーダー(Type−MTP−120;コロナ社製)
を用いて405nmで測定した。その結果を図2に示
す。
測定感度も低く、患者特異性は低くなるといえる。図2
における測定値(△OD)のカットオフを0.3とする
と、患者と健常人を分けるためには150ng/cm2
以上の固相化抗体量が必要であった。よって患者特異性
を高めるためには、抗体結合量が約150〜約500n
g/cm2の範囲が適している。
ト(FN) 抗ヒト−フィブロネクチン抗体(BINDING SI
TE社製)を0.1mol/Lの炭酸緩衝液で希釈し
て、ポリスチレン製のマイクロタイタープレート(Nu
nc社製、96−wells、高吸着タイプ)に約15
0〜約500ng/cm2の密度の範囲に4℃で18時
間以上かけて結合させ、0.01mol/Lのリン酸緩
衝液(pH7.4)で3回洗浄した。
KNIKA B.V.社製)を1%含む0.01mol
/Lのリン酸緩衝液(pH7.4)を300μL/we
ll分注し、25℃で2時間静置後、0.01mol/
Lのリン酸緩衝液(pH7.4)で3回洗浄した。市販
安定化剤(Stabil Coat、 BSI cor
poration社製)を300μL/well分注
し、4℃で30分静置後、溶液を除去し風乾させ、測定
用の抗ヒト−フィブロネクチン抗体固相マイクロタイタ
ープレート(FN)を得た。
血清とし、0.01mol/Lのリン酸緩衝液(pH
7.4)で25倍に希釈したものをそれぞれのマイクロ
タイタープレートに200μL/well(2重測定
分)添加し、25℃で60分反応 後、0.05%のT
ween−20を含む0.01mol/Lのリン酸緩衝
液(pH7.4)で3回洗浄を行い、0.01mol/
Lのリン酸緩衝液(pH7.4)で希釈したアルカリホ
スファターゼ標識・抗ヒト−IgA抗体(Sigma社
製)を200μL/well分注した。
een−20を含む0.01mol/Lのリン酸緩衝液
(pH7.4)で3回洗浄を行い、1mol/Lのジエ
タノールアミン−塩酸緩衝液(pH9.8)で調製した
1mg/mLのp−ニトロフェニルリン酸2ナトリウム
(Sigma社製)を発色溶液として200μL/we
ll分注し、25℃、60分後の405nmの吸光度を
マイクロプレートリーダー(Type−MTP−12
0;コロナ社製)を用いて測定した結果を図3に示す。
ネクチン複合体の測定値が低めに収束しており、カット
オフ吸光度を低く設定できる。
ートに臭化シアンで変性させたコラーゲンを結合させる
検討を比較として行った。ポリスチレン製のマイクロタ
イタープレート(Nunc社製、96−wells、高
吸着タイプ)に臭化シアンで処理したコラーゲン(CB
6+7フラクション、WieslabAB社製)を0.
1mol/Lの炭酸緩衝液(pH9.7)で希釈調製
し、4℃で18時間以上静置後、0.01mol/Lの
リン酸緩衝液(pH7.4)で3回洗浄した。特許第2
592121号公報に記載されているように、ブロッキ
ング操作は実施しなかった。市販安定化剤(Stabi
l Coat、 BSIcorporation社製)
を300μL/well分注し、4℃で30分静置後、
溶液を除去し風乾させ、測定用の変性コラーゲン固相化
マイクロタイタープレート(CB)を得た。被験試料
は、実施例2に用いたものと同じIgA腎症患者と健常
人との血清とし、0.01mol/Lのリン酸緩衝液
(pH7.4)で25倍に希釈したものをそれぞれのマ
イクロタイタープレートに200μL/well(2重
測定分)添加し、25℃で60分反応後、0.05%の
Tween−20を含む0.01mol/Lのリン酸緩
衝液(pH7.4)で3回洗浄を行い、0.01mol
/Lのリン酸緩衝液(pH7.4)で希釈したアルカリ
ホスファターゼ標識・抗ヒト−IgA抗体(Sigma
社製)を200μL/well分注した。25℃で60
分反応後、0.05%のTween−20を含む0.0
1mol/Lのリン酸緩衝波(pH7.4)で3回洗浄
を行い、1mol/Lのジエタノールアミン−塩酸緩衝
液(pH9.8)で調製した1mg/mLのp−ニトロ
フェニルリン酸2ナトリウム(Sigma社製)を発色
溶液として200μL/well分注し、25℃、60
分後の405nmの吸光度をマイクロプレートリーダー
(Type−MTP−120;コロナ社製)を用いて測
定した結果を図4に示す。
gA−フィブロネクチン複合体の測定値が広く分散して
おり、疾患に関係無い副反応や非特異反応が多いことが
示唆される。これは、コラーゲンの接着分子としての性
格上、仕方ない結果であり、決してブロッキングを行わ
なかったことによる非特異物質のプレートへの直接結合
ではないと確認している。この結果、変性コラーゲンを
固相化したプレートを使用する場合、カットオフ吸光度
を高めに設定する必要がある。
抑え、カットオフの設定も低くした状態で、IgA腎症
患者を特異的に検出するためには、抗ヒト−フィブロネ
クチン抗体を結合させたマイクロタイタープレート(F
N)を用いたELISA法が変性コラーゲン(CB)を
結合させたものより優れていることが分かった。
ンA−フィブロネクチン複合体の免疫学的測定法は、抗
体結合量が150〜500ng/cm2である抗ヒト−
フィブロネクチン抗体を結合した固相担体に試料を作用
させることにより、反応特異性および測定感度を高く保
ち、IgA腎症の診断補助を可能とするものである。
に添加する抗ヒト−フィブロネクチン抗体量(横軸)
と、プレート表面に結合した抗体量をBCA法により定
量し、単位面積当たりの結合量に換算した値(縦軸)を
示すグラフである。
ト−フィブロネクチン抗体量(横軸)と、IgA腎症患
者血清2検体(IgA−N1、IgA−N2)、健常人
血清2検体およびPBS緩衝液中に含まれるIgA−フ
ィブロネクチン複合体をELISA法で測定した結果
(縦軸)を示すグラフであり、Bは図2Aの一部分の拡
大図である。
(FN)によるIgA−フィブロネクチン複合体測定値
の分布を示す図である。
IgA−フィブロネクチン複合体測定値の分布を示す図
である。
4)
1、IgA腎症患者の平均測定値は1.595となり、
両者の吸光度の比は1:6.618であった。すなわ
ち、健常人検体のIgA−フィブロネクチン複合体の測
定値が低めに収束しており、カットオフ吸光度を低く設
定できる。
0.612、IgA腎症患者の平均測定値は1.736
となり、両者の吸光度の比は1:2.838であった。
すなわち、健常人被験試料のIgA−フィブロネクチン
複合体の測定値が広く分散しており、疾患に関係無い副
反応や非特異反応が多いことが示唆される。これは、コ
ラーゲンの接着分子としての性格上、仕方ない結果であ
り、決してブロッキングを行わなかったことによる非特
異物質のプレートへの直接結合ではないと確認してい
る。この結果、変性コラーゲンを固相化したプレートを
使用する場合、カットオフ吸光度を高めに設定する必要
がある。
Claims (5)
- 【請求項1】抗体結合量が150〜500ng/cm2
である抗ヒト−フィブロネクチン抗体を結合する固相担
体および抗ヒト−免疫グロブリンA抗体を含む免疫グロ
ブリン−フィブロネクチン複合体測定試薬。 - 【請求項2】固相担体が合成樹脂製担体である請求項1
記載の免疫グロブリンA−フィブロネクチン複合体測定
試薬。 - 【請求項3】抗ヒト−フィブロネクチン抗体が固相担体
に物理的に吸着された請求項1記載の免疫グロブリンA
−フィブロネクチン複合体測定試薬。 - 【請求項4】抗ヒト−免疫グロブリンA抗体が標識され
た抗体である請求項1記載の免疫グロブリンA−フィブ
ロネクチン複合体測定試薬。 - 【請求項5】抗体結合量が150〜500ng/cm2
である抗ヒト−フィブロネクチン抗体を結合した固相担
体に試料を作用させ、次いで標識された免疫グロブリン
A抗体を反応させ、固相担体に結合した標識または固相
担体に結合されなかった標識を測定することを特徴とす
る免疫グロブリンA−フィブロネクチン複合体測定方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11038983A JP2000241431A (ja) | 1999-02-17 | 1999-02-17 | 免疫グロブリンa−フィブロネクチン複合体の免疫学的測定試薬および測定法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11038983A JP2000241431A (ja) | 1999-02-17 | 1999-02-17 | 免疫グロブリンa−フィブロネクチン複合体の免疫学的測定試薬および測定法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000241431A true JP2000241431A (ja) | 2000-09-08 |
Family
ID=12540395
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11038983A Pending JP2000241431A (ja) | 1999-02-17 | 1999-02-17 | 免疫グロブリンa−フィブロネクチン複合体の免疫学的測定試薬および測定法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000241431A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2009147999A1 (ja) | 2008-06-02 | 2009-12-10 | エーザイ・アール・アンド・ディー・マネジメント株式会社 | IgA腎症の検査方法及び検査キット |
| WO2010143422A1 (ja) | 2009-06-10 | 2010-12-16 | 国立大学法人 新潟大学 | 腎疾患の検査方法 |
| KR20110022621A (ko) * | 2008-06-02 | 2011-03-07 | 에자이 알앤드디 매니지먼트 가부시키가이샤 | IgA 신증의 검사 방법 및 검사 키트 |
| WO2024225457A1 (ja) * | 2023-04-26 | 2024-10-31 | オリエンタル酵母工業株式会社 | IgA腎症の判定方法 |
-
1999
- 1999-02-17 JP JP11038983A patent/JP2000241431A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2009147999A1 (ja) | 2008-06-02 | 2009-12-10 | エーザイ・アール・アンド・ディー・マネジメント株式会社 | IgA腎症の検査方法及び検査キット |
| KR20110022621A (ko) * | 2008-06-02 | 2011-03-07 | 에자이 알앤드디 매니지먼트 가부시키가이샤 | IgA 신증의 검사 방법 및 검사 키트 |
| US8426142B2 (en) | 2008-06-02 | 2013-04-23 | Eisai R&D Management Co., Ltd. | IgA nephropathy testing method and test kit |
| KR101644120B1 (ko) * | 2008-06-02 | 2016-07-29 | 에디아 가부시키가이샤 | IgA 신증의 검사 방법 및 검사 키트 |
| WO2010143422A1 (ja) | 2009-06-10 | 2010-12-16 | 国立大学法人 新潟大学 | 腎疾患の検査方法 |
| WO2024225457A1 (ja) * | 2023-04-26 | 2024-10-31 | オリエンタル酵母工業株式会社 | IgA腎症の判定方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5126241A (en) | Process for the determination of a specifically bindable substance | |
| JP5057402B2 (ja) | 内在性の抗分析物抗体を含有する試料中の分析物の免疫アッセイ | |
| KR20140015153A (ko) | 심근세포 손상의 진단을 위한 검사 | |
| DK165381B (da) | Immunoanalysemetode til bestemmelse af ligander ved hjaelp af biotin og antibiotin | |
| JPS6367661B2 (ja) | ||
| JP2636331B2 (ja) | 抗原特異的な抗体の一段階測定法およびそれに適する試薬 | |
| JPH0346561A (ja) | 分析物検出のための方法、試薬及び試験ストリップ | |
| JP2002517728A (ja) | 分析対象物質を検出する方法 | |
| JP2020510202A (ja) | 分析物を検出するための方法 | |
| JPH09504374A (ja) | ヒト自己抗体を検出するための免疫検定法 | |
| JP4197393B2 (ja) | IgA腎症の検査法 | |
| JPWO1999050663A1 (ja) | IgA腎症の検査法 | |
| JPWO1999050663A6 (ja) | IgA腎症の検査法 | |
| JP2021529948A (ja) | 自己抗体の直接イムノアッセイ測定法 | |
| JP2000241431A (ja) | 免疫グロブリンa−フィブロネクチン複合体の免疫学的測定試薬および測定法 | |
| US5437981A (en) | Method for the immunological determination of ligands | |
| CA2047742A1 (en) | Method and diagnostic test kit for detection of anti-cardiolipin | |
| JP2005519276A (ja) | 抗ingap抗体についてのアッセイ | |
| JPH03503566A (ja) | 天然結合タンパク質に対するモノクローナル抗体を用いたイムノアツセイ | |
| JP2004069672A (ja) | 酸化アポリポタンパク質ai及びそれを含有する酸化リポタンパク質の測定法及びキット | |
| KR940008091B1 (ko) | 리간드의 면역학적 검출방법 | |
| JP2651438B2 (ja) | 酵素標識抗体感作ラテックス及びそれを用いた酵素免疫測定法 | |
| AU667370B2 (en) | Process for the detection of complexed cathepsin G and alpha-1-antichymotrypsin | |
| JPH11190738A (ja) | Miaによる軟骨疾患の検出 | |
| JP3768165B2 (ja) | 抗カルパスタチン抗体の測定法及び測定キット |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040713 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040825 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040825 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040917 |
|
| A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20041022 |
|
| A912 | Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 Effective date: 20041112 |