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JP2000138371A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

Info

Publication number
JP2000138371A
JP2000138371A JP31029798A JP31029798A JP2000138371A JP 2000138371 A JP2000138371 A JP 2000138371A JP 31029798 A JP31029798 A JP 31029798A JP 31029798 A JP31029798 A JP 31029798A JP 2000138371 A JP2000138371 A JP 2000138371A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gate electrode
semiconductor device
channel region
inversion layer
voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31029798A
Other languages
English (en)
Inventor
Masakazu Kanechika
将一 兼近
Koichi Mitsushima
康一 光嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Central R&D Labs Inc
Original Assignee
Toyota Central R&D Labs Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Central R&D Labs Inc filed Critical Toyota Central R&D Labs Inc
Priority to JP31029798A priority Critical patent/JP2000138371A/ja
Publication of JP2000138371A publication Critical patent/JP2000138371A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Thin Film Transistor (AREA)
  • Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】電気的に量子細線を形成できる半導体装置を提
供すること。 【解決手段】ソ−ス領域101、チャネル領域104、
ドレイン領域102からなり、チャネル領域104上に
ゲート電極103を有するMIS型半導体装置を作製す
る。チャネル領域104の両側にトレンチ構造を設け、
第2ゲート電極106a、106bを形成する。ゲート
電極103に正電圧を印可した状態で、第2ゲ−ト電極
106に所定の負電圧を印可する。ゲート電極103の
電圧によって生じた反転層110が、第2ゲート電極1
06a、106bの負電圧によって形成される空乏層1
08a、108bの拡大により収縮し、反転層が量子細
線107となる。また、両第2ゲート電極106a、1
06bに印可する電圧差によって、その量子細線107
の位置が制御される。これにより、チャネル領域104
内にトンネル接合が形成され、単電子制御が可能な半導
体装置となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チャネル領域の反
転層を細線化した電界効果トランジスタに関する。特に
量子細線あるいは量子ドット構造を空乏層により形成
し、単電子制御を可能とする半導体装置に関する。本発
明は、例えば、消費電力の極めて小さいトランジスタと
することができる。又、単電子の有無を論理上の1,0
とする単電子メモリに適用できる。
【0002】
【従来の技術】例えば、MOS型電界効果トランジスタ
は、ゲ−ト電圧による電界効果によって、絶縁膜と半導
体との界面の電気伝導率を変化させ、ソース領域・ドレ
イン領域間を流れる電流(多数キャリア)を制御するも
のである。これは、多大な発熱を伴うものである。近年
では、半導体製造技術の進展により、ナノオーダースケ
ールすなわち電子の量子力学的振る舞いを可能とする量
子ドットあるいは量子細線の製作が可能となっている。
例えば、1個の電子を制御する単電子トランジスタがそ
れである。図6に伝導体島(量子ドット)を利用した基
本的な単電子トランジスタの等価回路を、図8、9に量
子細線を利用したそれを示す。尚、量子細線を利用した
単電子トランジスタは、量子細線中に発生する量子ドッ
トを利用して、極少数の電子しか伝導しないため、ほと
んど発熱を伴うことがない。よって、省電力に極めて優
れた電子デバイスとして期待されている。
【0003】図6に示すように、単電子トランジスタは
2個の微小トンネル接合10、20とそれに挟まれた1
0nmスケールの伝導体島30、および伝導体島の電位
を制御するゲート容量40から構成されている。微小ト
ンネル接合は、図7に模式的に示す金属・絶縁物・金属
の構造からなる金属接合であり、その容量は例えばT=
1Kにおいて10-15 F程度、室温においては10 -18
Fと極めて小さい量であることが必要である。この接合
容量Cは、次の電子のトンネリング条件から決定され
る。
【0004】
【数1】 EF +KB T/2<EF −KB T/2+△E ,△E=e2 /2C (1) ここに、EF はフェルミエネルギ−、KB はボツルマン
定数8.62×10-5(eV/K)、Tは絶対温度、e
は電気素量1.6×10-19 クーロン、Cはトンネル接
合容量、Tは絶対温度である。(1)式を書き換える
と、
【0005】
【数2】 KB T<△E=e2 /2C (2) となり、これより絶対温度Tにおける単電子トランジス
タが動作するのに必要な接合容量Cが決定される。
【0006】単電子トランジスタにおいて、電子が1個
から数個しか伝導しないのは、トンネル接合のクーロン
閉塞と呼ばれる現象のためである。上述のように、電子
がトンネル接合部を通り抜ける場合、トンネル接合には
帯電エネルギ−変化を伴う。言い換えれば、帯電エネル
ギー変化を与えられない電子は、通り抜ける事ができな
い。この帯電効果により、電流が流れにくくなる現象が
クーロンブロケードあるいはクーロン閉塞と呼ばれる。
【0007】簡単に説明するため、図7に示す1個のト
ンネル接合を想定する。予めトンネル接合部に電荷qが
存在し、その上に僅かな電圧が印加され、例えば、電荷
qの中から、1個の電子がトンネルした場合を考える。
トンネル前の帯電エネルギ−は、1/2C・q2 ,トン
ネル後のそれは1/2C・(q−e)2 である。よっ
て、トンネル前後の接合の帯電エネルギ−変化は、△E
=e(e/2−q)/C、すなわち△E=e(e/2C
−V)となる。また、 この時、(2)式のクーロン閉
塞する条件△E>KB Tより、e(e/2C−V)>K
B Tとなる。
【0008】これは、十分低温の場合は、e(e/2C
−V)>KB T≒0となり、トンネル接合にかけられる
電圧Vがe/2C近傍以下であるとクーロン閉塞が起こ
りトンネル電流は流れず、電圧e/2C近傍を越える時
のみトンネル電流が流れることを示している。このよう
に接合容量の極めて小さいトンネル接合には、帯電効果
により電圧e/2C近傍を境に、電流が断続されるクー
ロンブロケード現象が発生する。この現象を利用するこ
とにより、単電子が制御される。
【0009】単電子トランジスタにおける微小トンネル
接合は1個でなく、2個又はそれ以上である。その役割
は、量子ドットを連結させることである。単電子トラン
ジスタでは、量子ドットの電位制御するためゲート容量
を介してゲート電極を接続し、ゲート電圧の変化によっ
て、ソース、微小トンネル接合、量子ドット、微小トン
ネル接合、ドレインの電子伝導を制御する。この場合、
微小トンネル接合のためにクーロンブッロクゲートが起
きたり起きなかったりして単電子制御が実現する。
【0010】図8にシリコン量子細線を利用した単電子
トランジスタの構造を、図9にその等価回路を示す。動
作原理は、図6の単電子トランジスタと同等である。シ
リコン量子細線50を製造する場合、その製造過程にお
いて不純物の混入、細線幅のくびれ、界面準位の揺らぎ
等が不可避的に発生し、微視的にはそれらが基となって
複数のトンネル接合60、70、80等が形成されてい
る。この時も同様に、ゲート電極に電圧が印加される
と、ソース電極に接続されたソース不純物濃度層から単
電子が、微小トンネル接合および伝導体島を順次移動
し、ドレイン電極に接続されたドレイン不純物層に至
る。このようにして、量子細線を形成しても単電子トラ
ンジスタが実現される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
量子細線を利用した単電子トランジスタでは、大きさと
位置が制御され、加工損傷のない品質のよい量子ドット
が量子細線中に作成される必要がある。それには、垂直
方向のみならず水平方向にもオングストロームオーダの
製造技術が必要とされ、必ずしも安価なデバイスとはな
らなかった。また、トンネル接合および伝導体島は偶然
性によって発現するものであり、その位置と数は制御さ
れて、再現性よく作成されるものではなかった。従っ
て、確実に単電子トランジスタが作成できるものではな
かった。
【0012】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、電界効果トランジスタを用いた単電子
制御を可能とするデバイスにおいて、チャネル領域の側
面に電圧を印加することにより反転層の両側に空乏層を
電気的に形成することで細線化された反転層を得ること
である。さらに、細線化された反転層の幅や位置を印加
電圧の大きさで制御することで、確実に単電子トランジ
スタを発現させ、単電子制御を可能とする半導体装置を
提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段および作用】この目的を達
成するために、本発明は、ソ−ス領域、チャネル領域、
ドレイン領域を有する半導体装置であって、ゲ−ト電極
に印加された電圧によってチャネル領域に発生する反転
層を制御し、前記ドレイン領域ソース領域間を流れる電
流を制御する電界効果半導体装置において、チャネル領
域の側面に、電子の流れる方向に平行に第2ゲート電極
を設け、該第2ゲート電極に所定の電圧を印加すること
により前記チャネル領域の空乏層を拡大することで前記
反転層の幅を細線化したことを特徴とする。
【0014】又、他の発明は、第2ゲート電極は、表面
から深さ方向に形成されたトレンチに形成されているこ
とを特徴とし、さらに、他の発明は、第2ゲート電極
は、露出されたチャネル領域の側壁に形成されているこ
とを特徴とする。又、他の発明は、ゲート電極、第2ゲ
ート電極は、チャネル領域に対して絶縁層を介して形成
されていることを特徴とし、さらに、他の発明は、第2
ゲートに印加される電圧の大きさにより細線化された反
転層の形成位置を制御することを特徴とする。又、他の
発明は、第2ゲートに印加される電圧の大きさにより細
線化された反転層の形成位置を制御することで、その反
転層上に微小トンネル接合が形成された単キャリアトラ
ンジスタを得ることを特徴とする。
【0015】
【発明の作用及び効果】ゲート電極に電圧を印加する
と、チャネル領域には電流の経路となる反転層が形成さ
れ、ドレイン領域・ソース領域間には電流が流れる。第
2ゲート電極は反転層の流路に平行に反転層の側面に設
けられている。このため、この反転層が形成された状態
で、さらに上記第2ゲート電極に所定の電圧が印加され
ると、電界効果によって第2ゲート電極側から反転層の
幅を押し縮める形でチャネル内に空乏層が形成される。
この空乏層の大きさが第2ゲート電極に印加する電圧の
大きさで制御できる。よって、反転層を細線状とするこ
とが可能となる。第2ゲート電極は望ましくは反転層の
両側に形成することで、反転層の両側に空乏層を拡張さ
せて効率良く反転層を細線化することが可能となる。
【0016】この第2ゲート電極を基板に垂直、即ち、
深さ方向に形成されたトレンチに形成することで、反転
層を効率良く細線化することができる。又、チャネル領
域の露出した側面に第2ゲート電極を形成しても、同様
に、反転層を効率良く細線化することができる。
【0017】又、ゲート電極、第2ゲート電極は絶縁膜
上に形成された、所謂MIS型とすることで、容易に形
成することが可能となる。その他、金属を半導体に蒸着
して、ショットキー接合によるゲート電極を形成しても
良い。
【0018】これらの半導体装置においては、第2ゲー
ト電極に印加する電圧を制御することで、細線化された
反転層の幅、又は、位置、又は、幅と位置とを制御する
ことができる。例えば、チャネル領域をp型、ソース領
域とドレイン領域とをn型とすれば、反転層はn型とな
り、キャリアは電子となる。この素子において、ゲート
電極を正電位、第2ゲート電極を負電位、ソース領域を
アース電位、ドレイン領域に正電位を印加することで、
チャネル領域の表面に反転層が形成される。反転層はn
型、周囲はp型であるので、反転層の流路に平行な境界
において空乏層がn型の反転層に両側から拡大し、反転
層を細線化することができる。
【0019】量子細線中には、多数の量子ドットが分布
しており、この量子ドットがトンネル接合と結合する
と、上記半導体装置は、単キャリアトランジスタとな
る。すなわち、製造後であっても、量子細線位置の電気
的制御によって、単キャリアトランジスタを簡単に形成
することができる。
【0020】本願発明では、物理的な加工により量子細
線や量子ドットを得たものではなく、印加電圧による空
乏層により量子細線や量子ドットを得ているため、製造
がより簡単になると共により確実にそれらを形成するこ
とができる。よって、第2ゲート電極に印加する電圧に
よって、通常の電流から単キャリアまで制御可能な半導
体装置となる。また、その製造コストも安価となる。
【0021】
【発明の実施の形態】(第1実施例)以下、本発明の実
施例を図面に基づいて説明する。図1に本実施形態の構
成を上面図で、図2にその内部構成を断面図で示す。切
断面は、図1の直線AA’である。本発明の半導体装置
は、MIS型トランジスタの1種であり、ボロンを10
17/cm3 含有したp型シリコン基板100上に、ソー
ス領域101、チャンネル領域104、ドレイン領域1
02が形成され、チャネル領域104上には、絶縁膜で
あるゲート酸化膜105a、さらにその上にゲート電極
103が形成されている。
【0022】ソース領域101、ドレイン領域102
は、例えば砒素のイオン注入によって形成されたn型層
であり、その不純物濃度は1×1016〜5×1019/c
3 である。チャンネル領域はシリコン基板100と同
等のp型層であり、その不純物濃度は約1×1016/c
3 である。すなわちn型MOS電界効果トランジスタ
である。
【0023】また、ゲート酸化膜105aは、例えば酸
素雰囲気中で約1000℃で熱処理することで得られ、
その厚さは約30nmである。また、その上に形成され
るゲ−ト電極103は、例えば、リンが高濃度にドープ
されたポリシリコンであり、それらはCVD等で得られ
る。
【0024】本発明の半導体装置は、さらにチャネル領
域104の両側にリソグラフィ技術、エッチング技術を
用いて、電流路に平行(y方向)にトレンチを形成し、
その内側に同じくゲート酸化膜105bを設け、その表
面に第2ゲート電極106a、106bを形成してい
る。ゲート酸化膜105bは、ゲート酸化膜105aと
同じ工程で、第2ゲ−ト電極106a、106bはゲー
ト電極103と同じ工程で作成される。
【0025】次に、上記構成の半導体装置の動作につい
て説明する。通常、n型MOSトランジスタは、ゲ−ト
電極103による電界効果によって、半導体界面(チャ
ネル領域104)の電気伝導率を変化させ、ソース領域
101とドレイン領域102を流れる電流を制御する。
【0026】ソース領域101とp型シリコン基板10
0をアース電位、ドレイン領域102を正電位とし、ゲ
ート電極103に正電圧を印加すると、その電圧に応じ
た電界効果によってチャネル領域104とゲート酸化膜
105aの界面付近に電子濃度の高いn型反転層110
が形成される。この状態では、ゲート電極103が平面
状であるので、反転層110も平面状に形成される。
【0027】次に、チャネル領域104の両側に存在す
る第2ゲート電極106a、106bに負電圧を印加す
るとp型シリコン基板100の正孔は第2ゲート電極1
06a、106bのゲート酸化膜105b側に引き寄せ
られる。これにより反転層110の流路に沿ってその両
側に空乏層108a、108bが広がる。この空乏層1
08a、108bの大きさは、第2ゲート電極106
a、106bに印加する負電圧の絶対値が大きい程大き
くなる。これにより、図2に示すように、流路に沿って
細線化された反転層107を得ることができる。この細
線状の反転層107の幅は、第2ゲート電極106a、
106bに印加する負電圧の大きさにより制御でき、そ
の位置は、両側に存在する第2ゲート電極106a、1
06bの印加される電圧の大きさとの比によって変化さ
せることができる。
【0028】n型MOSの場合、電子はソース領域10
1からこの細線状の反転層107を介してドレイン領域
102に流れる。この時、反転層107の長さは、リソ
グラフィ技術で形成されたチャネル領域104の長さで
ある。すなわち反転層107の長さ(y方向)は、リソ
グラフィ技術の限界値で制約される。
【0029】細線状の反転層107の幅と位置とを電圧
により制御することで、数10nmオーダ−の幅の量子
細線107を得ることができる。例えば、ゲート電極1
03に3V、第2ゲート電極106a、106bに- 3
Vの電圧を印加すると、チャンネル領域104の電流路
に垂直な方向(x方向)幅の中央部に約20nm幅の量
子細線107が形成される。また、両第2ゲート電極1
06a、106bに印加される電圧のバランスを制御す
れば、この量子細線107のx方向の位置は、それらの
電圧差によって移動する。すなわち、電圧の大きさとそ
の差によって、量子細線の幅と位置が制御される。
【0030】従来例で説明したように、チャンネル領域
104には、その製造過程において不純物の混入、界面
準位の揺らぎ等が不可避的に発生し、微視的に見ればそ
れらが基となって複数のトンネル接合が形成されてい
る。本発明の半導体装置によれば、上記両第2ゲート電
極106a、106bに印加する電圧に差を持たせる事
により、その量子細線107の位置を精度よく制御する
ことができる。 従って、量子細線107上に上記複数
のトンネル接合を配置させる事ができる。量子細線10
7上に複数のトンネル接合が配置され、その複数のトン
ネル接合間に量子ドットが形成されると、従来例で説明
したように単電子トランジスタが形成される。
【0031】図3に、ゲート電極103に3V、第2ゲ
ート電極106a、106bに- 3V印加した時のゲー
ト電圧とドレイン電流の関係を示す。ゲート電圧の上昇
に従って、電子が1個づつ流れるクーロンオシレーショ
ンが観測される。すなわち、単電子トランジスタが形成
されている。尚、この時ソース・ドレイン間電圧は、約
1mVである。このように、上記MIS型半導体装置の
チャネル領域の両側に第2ゲート電極を設け、その電極
間に異なる負電圧を印加し、形成される量子細線の幅お
よび位置を制御すれば、簡単に単電子を制御する単電子
トランジスタが形成できる。よって、標準的な微細加工
によっても、安価で歩留まりのよい単電子が制御可能な
半導体装置となる。
【0032】(第2実施例)第1実施例では、p型シリ
コン基板にトレンチを作製し、すなわち下方に3次元構
造を構築し、その中に酸化膜および第2ゲート電極を作
成することにより、量子細線を電気的に形成した半導体
装置を得た。本実施例は、基板上に、同等のMIS型半
導体装置を実現するものである。そのために、SOI基
板を使用した。SOI基板とは、エピタキシャル技術等
により絶縁基板上に薄いシリコン単結晶を作成したもの
である。本実施例では、シリコン基板を熱酸化し、さら
にその上に単結晶シリコン膜成長させたSOI基板を採
用した。
【0033】図4、図5に本発明の第2実施例を示す。
図4は、本実施形態の構成を表す上面図であり、図5は
内部構造を示す断面図である。切断面は、図4の直線B
B’である。本実施例の半導体装置は、シリコン支持基
板119、その上部に形成された埋め込み酸化膜11
8、その上に形成されたn型ソ−ス領域101、n型ド
レイン領域102及びチャネル領域104が形成される
p型シリコン単結晶膜117から構成されている。ま
た、p型シリコン単結晶膜117の上部には、順にゲー
ト酸化膜105a、ゲート電極103が形成され、さら
にその両側には、第1実施例と同様ゲート酸化膜105
bおよび第2ゲート電極106a、106bが形成され
ている。このように、本実施例の半導体装置は、立設さ
れたp型シリコン単結晶膜117を2つの第2ゲート電
極106a、106bで挟む構造となっている。尚、第
1実施例と同じ構成部位には、同じ番号が付されてい
る。
【0034】次に、その製造方法を説明する。先ず、p
型シリコン単結晶膜が形成せられたSOI基板をパター
ンニングする。その後ドライエッチングすることで不要
な部分を取り除き、ソース領域101、チャンネル領域
104、ドレイン領域102が連なったp型シリコン単
結晶膜117を作成する。その後、ソース領域101お
よびドレイン領域102をマスクし、例えば高温処理す
ることで、残されたp型シリコン単結晶膜117の周囲
にゲート酸化膜105a、105bを形成する。次に、
例えばエピタキシャル技術により、リンが高濃度にドー
プされたポリシリコンをその周囲に形成し、ゲート電極
103および第2ゲート電極106a、106bを形成
する。最後に、マスクされたソース領域101およびド
レイン領域102を露出させ、イオン注入技術により、
砒素をドープしn+ 型のソース領域101およびドレイ
ン領域102とする。尚、不純物濃度は、第1実施例と
同等である。このような過程で、SOI基板上に第1実
施例と同等な単電子制御の可能なMIS型半導体装置が
形成される。
【0035】また、その動作は第1実施例のそれと同等
である。すなわち、チャンネル領域104の両側に形成
された第2ゲート電極106a、106bに、ゲート電
極103より低い電圧、望ましくは基板よりも低い電
圧、即ち、負電圧を印加すると、電流路に平行に両側か
ら空乏層108a、108bが拡張されて、細線状の反
転層107がy軸方向に形成される。
【0036】また、両第2ゲート電極106a、106
bに印加される電圧のバランスを制御すれば、第1実施
例と同様、この量子細線107の位置が、それらの電圧
差によって移動される。すなわち、電圧の大きさとその
差によって、量子細線の幅と位置が制御される。これに
より、チャネル領域104内のトンネル接合と結合さ
れ、単電子トランジスタが形成される。従って、SOI
基板を利用しても、単電子制御が可能な半導体装置が作
成できる。
【0037】(変形例)以上、本発明の基本的構造を示
したが、その他様々な変形例が考えられる。例えば、第
1、第2実施例のチャネル領域104の両側に第2ゲー
ト電極106a、106bを形成したが、印加する電圧
差を十分大きく取ることができれば、片側のみでもよ
い。また、第2実施例に使用されたはSOI構造は、他
の様々な方法で作られてもよい。例えばシリコン基板に
深く酸素イオンを打ち込み、その基板を熱処理する事に
よって、内部にSi O2 を形成し、表面を薄いシリコン
単結晶とするSIMOX技術、あるいは、サファイア単
結晶の上にシリコン単結晶を成長させるSOS(Silico
n On Sapphire )技術あるいは固層成長技術、貼
り合わせ技術等を用いてもよい。また、第1、第2実施
例では、便宜上n型MOSトランジスタを例に挙げた
が、伝導形が逆のp型MOSトランジスタあるいは相補
的なCMOSトランジスタでもよい。チャネル領域に形
成されるn型反転層あるいはp型反転層が縮小されるよ
う、第2ゲート電極が採用されうる半導体装置であれば
その種類は問わない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係わる半導体装置の構成
上面図。
【図2】本発明の第1実施例に係わる半導体装置の構成
断面図。
【図3】クーロンオシレーションを示した説明図。
【図4】本発明の第2実施例に係わる半導体装置の構成
上面図。
【図5】本発明の第2実施例に係わる半導体装置の構成
断面図。
【図6】単電子トランジスタ説明図。
【図7】トンネル接合説明図。
【図8】量子細線を用いた単電子トランジスタ構成上面
図。
【図9】量子細線を用いた単電子トランジスタ等価回路
図。
【符号の説明】
100 p型シリコン基板 101 ソース領域 102 ドレイン領域 103 ゲート電極 104 チャネル領域 105a ゲート酸化膜 105b ゲート酸化膜 106 第2ゲート電極 107 量子細線、細線状の反転層 110 面状の反転層 108a、108b 空乏層 117 p型シリコン単結晶膜 118 埋め込み酸化膜 119 シリコン支持基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 29/78 622 Fターム(参考) 5F040 DA02 DC01 EA05 EB12 EC20 EE01 EE10 5F110 AA09 AA16 BB03 BB05 BB13 CC02 DD05 DD13 DD25 EE09 EE22 EE27 EE45 FF02 FF12 FF23 GG02 GG12 GG32 HJ01 HJ04 HJ13

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ソ−ス領域、チャネル領域、ドレイン領域
    を有する半導体装置であって、ゲ−ト電極に印加された
    電圧によってチャネル領域に発生する反転層を制御し、
    前記ドレイン領域ソース領域間を流れる電流を制御する
    電界効果半導体装置において、 前記チャネル領域の側面に、電子の流れる方向に平行に
    第2ゲート電極を設け、該第2ゲート電極に所定の電圧
    を印加することにより前記チャネル領域の空乏層を拡大
    することで前記反転層の幅を細線化したことを特徴とす
    る半導体装置。
  2. 【請求項2】前記第2ゲート電極は、表面から深さ方向
    に形成されたトレンチに形成されていることを特徴とす
    る請求項1に記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】前記第2ゲート電極は、前記露出された前
    記チャネル領域の側壁に形成されていることを特徴とす
    る請求項1に記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】前記ゲート電極、前記第2ゲート電極は、
    前記チャネル領域に対して絶縁層を介して形成されてい
    ることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1
    項に記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】前記第2ゲートに印加される電圧の大きさ
    により前記細線化された反転層の形成位置を制御するこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に
    記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】前記第2ゲートに印加される電圧の大きさ
    により前記細線化された反転層の形成位置を制御するこ
    とで、その反転層上に微小トンネル接合が形成された単
    キャリアトランジスタを得ることを特徴とする請求項1
    乃至請求項5のいずれか1項に記載の半導体装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100800507B1 (ko) 2006-12-27 2008-02-04 재단법인 서울대학교산학협력재단 자기 정렬된 듀얼게이트 단전자 트랜지스터 및 그 제조방법
KR100905869B1 (ko) 2006-10-10 2009-07-03 충북대학교 산학협력단 상온에서 동작하는 듀얼 게이트 단전자 논리 소자의 제조방법
JP2022533612A (ja) * 2019-05-16 2022-07-25 クオンタム モーション テクノロジーズ リミテッド 量子情報プロセッサのためのプロセッサ・エレメント

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