JP2000110028A - 海島構造繊維およびその製造方法 - Google Patents
海島構造繊維およびその製造方法Info
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Abstract
に優れ、かつ従来の複合紡糸繊維と比べて島成分の本数
が多い海島構造繊維を提供する。 【解決手段】海成分としてポリエチレンまたはポリスチ
レンを用い島成分として他のポリマーを用いて得られる
海島構造の断面を有する繊維であって、該島成分が太さ
0.001〜0.5デニールで長さ方向に連続してお
り、かつ繊維断面には平均40〜500の島が存在して
おり、さらに島数の最大値と最低値が平均島数に対して
プラスマイナス10%から20%の範囲に分布してい
て、かつ繊維断面における島成分の分布が同心円状にな
っていないことを特徴とする海島構造繊維。
Description
維と比較して島成分の均斉度に優れ、かつ従来の複合紡
糸繊維と比べて島成分の本数が多い海島構造繊維に関す
るものである。詳細には、海成分としてポリエチレンま
たはポリスチレンを、島成分として他のポリマーを用
い、この2種のポリマーを用いて紡糸する方法に関する
もので、繊維中の島数が多いにもかかわらず任意に島数
を調整することが可能であり、また繊維間の海島比率、
島形状について優れた均斉度を有する海島構造繊維であ
って、その延伸工程における工程通過性にも極めて優
れ、特にスエード調人工皮革用として適した高品位の海
島構造繊維およびその製造方法に関するものである。
質等を目的として従来からよく知られており、その最も
一般的な方法としては、両ポリマーをチップ状態で混合
し、これを溶融押出機を用いて紡糸する混合紡糸方法で
ある。この方法は最も簡便かつ経済的な方法および装置
と考えられ、最も広く利用されている。しかしこの方法
で得られる非相溶性ポリマーの混合状態、すなわち海島
状態には、コントロール可能な範囲に、また混合可能な
ポリマーの組合せにも制限がある。すなわち、海島状態
の島数は、2種のポリマーのSP値と溶融粘度比によっ
てある程度制御が可能であるが、得られる島数を正確に
コントロールすることは不可能であり、安定的に得られ
る島数も約300島以上の島数である。また、混合紡糸
方法においてはフィラメント中での島径のばらつきが大
きく、ほぼ均一な島形状のフィラメントを得ることは実
質的に不可能である。
案されている多芯々鞘紡糸装置で海島構造繊維を得よう
とすると、実用性、現実性のある島数には上限があっ
て、その値は島数15〜40個程度であり、それは装置
の複雑さが口金の多ホール化を妨げるためである。また
このような装置においては、流動ポリマー中に帯電防止
剤、二酸化チタンのごとき艶消剤、カーボンブラックの
ごとき着色剤及び熱安定性の酸化防止剤等を添加混合す
る場合に、添加剤の選択に制限が生じることとなり、得
られる海島構造繊維の多様化にも限界がある。さらに芯
成分ポリマ一を流す部分は多数の細管から構成されてお
り、この様な細管を有する口金部分は工作するのはもち
ろん保守、整備することも通常の紡糸口金のそれに比し
て極めて多く労力を必要とする。この改良をねらった提
案が特公昭51−37373号公報や特公昭51−37
374号公報でなされている。それは細管をすべてプレ
ートに穿った細孔に代えたものであるが、細孔をとりか
こむ鞘成分のための分流路、細流路が各細孔毎に必要と
なって装置は大型化してしまい、スペースの利用の効率
がよくないのは明らかである。同様に、剥離分割型の複
合紡糸繊維においても、実用性、現実性のある島数は5
〜10個程度と考えられ、これは島数の増加が装置の複
雑化による口金のホール数の減少および生産性の低下を
もたらすためである。
従来の海島構造繊維の紡糸方法と装置に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは任意なポリマーの
分散状態すなわち海島構造を有し、しかも島成分の均斉
度の点でも優れた海島構造繊維を安定的に得る方法を提
供するものであり、特開昭50−36717号、特開昭
50−71909号、特開昭51−139919号、特
開昭53−98411号及び特開昭61−19806号
の各公報に記載されている技術に対してさらに海島構造
の均一安定化の改良を行ったものである。
806号公報およびそれ以前に提案された前記のような
これらの海島構造繊維の紡糸方法及び装置を用いて、ポ
リマーの種類、紡糸温度、混合比率を変更して繰返し海
島構造繊維の紡糸を実施したところ、フィラメントヤー
ンを構成するいくつかのフィラメントにおいては海島構
造の逆転および島形状の乱れに起因する2個以上の島の
接着が生じているものが多数あり、必ずしも海島構造の
安定性及び均一性において満足できるものではなかっ
た。このような、ポリマーの種類、紡糸温度、混合比率
の選択によっては海島構造の乱れを発生する可能性のあ
る海島構造繊維は、海島構造および島デニールに変動が
生じるため、生産安定性、及び品質が不安定なものであ
って、一定品質を保持して各種用途へ利用するが困難な
ものであった。
生について、これまでに種々提案されている海島繊維の
紡糸法を繰返し入念に実施し、その結果を詳細にて検討
考察を試みた末に完成したものである。つまり、本発明
の多島繊維の紡糸方法は、前述のような海島構造の乱れ
を長時間の連続運転時はもちろん繰返し多数回の多島繊
維の紡糸においても再現性よくほぼ完全に解消せしめよ
うとしたものである。
維横断面が海島構造を有し、該島成分が太さ0.001
〜0.5デニールで長さ方向に連続しており、かつ繊維
断面には平均40〜500の島が存在しており、さらに
島数の最大値と最低値が平均島数に対してそれぞれプラ
ス10%からプラス20%、マイナス10%からマイナ
ス20%の範囲に存在していて、かつ繊維断面における
島成分の分布が同心円状になっていないことを特徴とす
る海島構造繊維である。
またはポリスチレンを用い島成分として他のポリマーを
用い、該海成分となるポリマーと該島成分となるポリマ
ーをそれぞれ別々に溶融し、それぞれの溶融流を形成し
た後、両ポリマー流を接合して接合流を形成し、該接合
流の分割と接合を繰り返してノズルから吐出して海島構
造繊維を製造するに際し、下記の条件(1)〜(4)を
満足することを特徴とする海島構造繊維の製造方法であ
る。 (1)海成分の溶解度パラメーター(以下SP値)/島
成分SP値≦0.9 (2)紡糸温度における海成分ポリマーのメルトフロー
レイト(以下MFR):20〜100g/10min
(MFRは、オリフィス口径:2.0mmφ、荷重:3
25gで測定) (3)紡糸温度における海成分ポリマーと島成分ポリマ
ーのMFRの比:0.9≦海成分MFR/島成分MFR
≦7.0 (4)再分割されたポリマー微細流を規制して集合せし
めた時点から紡糸口金より吐出するまでの、紡糸口金に
おけるポリマーの滞留時間:T T≧10sec
る混合の原理を図面例によって説明する。本発明におい
てポリマー流の混合とは、図1及び図2に示すA板とそ
れに続く図3及び図4に示すB板によってなされる多層
化、A板に続くB板のポリマー流入孔によってなされ
る分割、図5及び図6に示すC板によってなされるポリ
マー細流の並べかえ、図7及び図8に示すD板上面の溝
でなされる接合ポリマー細流の、引き伸ばし起点と終点
を十分に規制した、引き伸ばし、D板の連通孔でなさ
れる接合ポリマー細流の分割、D板に続く紡糸口金凹
部でなされる集合の一連の操作の結果、A板にa,b各
々単一の成分の流れとして流入したポリマー流が紡糸口
金の吐出孔より流出するポリマー流となったときは、a
成分中にb成分が(またはb成分中にa成分が)多数個
の微細流として分散した状態、いわゆる海島状態へと変
化することをいうものである。
んだ平面図であり、図2は図1をA−A’線で切断した
ときの断面図である。1,2,3,4,5はA板に同心
円状(相互に平行な状態)に穿設された円環溝状をした
ポリマー流出口であり、1’,2’,3’,4’,5’
は1,2,3,4,5に対応したポリマー流入口であ
り、この図は溝状の流出口が5個穿設されている場合を
示している。この流入口は3個以上穿設されていればよ
いが、多層化の効率を良好とするためには流出口の数が
多いほどよい。該円環溝状の流出口と流入口は各々それ
らを連結する多数の細孔1”,2”・・・・・で貫通さ
れている。図3はB板の平面図であり、図4は図3のB
−B’線で切断したときの断面図である。9は当該B板
の凹部でありその形状は図3、図4のものに限定される
ものでない。7,8は孔列が前記A板の溝状流出口のつ
くる円周の方向と一致するように穿設された流入孔であ
って、この場合7,8と同構造の流入孔が24個穿設さ
れている。8’,9’は8,9に対応した当該流入孔の
出口であり、やはり24個穿設されている。図5はC板
の平面図であり、図6はC板のC−C’で切断した断面
図である。10,11,12,13等はB板のポリマー
流入孔の出口に対応したC板に穿設された溝のポリマ一
流入口であり、この場合24個が円周状に穿設されてい
る。10’,11’,12’,13’等は当該流入口の
口列の方向と実質的に平行とならぬように、この場合ほ
ぼ直角方向に口列が配列した流出口であり、図6に示す
ように2個づつがC板の半径方向に配列しており、その
ような組が12組すなわちC板合体としては24個の流
出口が穿設されている。
D−D’線における断面図である。18,19,20,
21はD板に穿設された同心円状円環溝であり、この場
合、円環−溝−が4個穿設されておりしかも当該円環状
溝はD板を円環スリット状に貫通しておらず深さ方向の
途中からは円環状溝の底部に並べて穿設された多数の細
孔22,23,24,25等によって貫通している。こ
の例の場合、細孔は内側の円環溝から外側の円環溝へ順
に36個、48個、60個、72個づつ穿設されてい
る。しかもその円環溝内での細孔の配列は図7のように
ブロック化していて全体では12ブロックになってい
て、イロハニで囲まれる1個の扇形ブロック内では細孔
が内側から外側の円環溝へ3,4,5,6個づつ穿設さ
れていて、D板全体としては合計216個穿設されてい
る。
当該紡糸口金のE−E’線で切断したときの断面図であ
る。26は当該紡糸口金の凹部であり、この例では紡糸
口金全体に12個がD板1ブロックの細孔群の出ロに対
応した位置に、該凹部の1個がD板の流入孔の出口18
個を受け入れるように穿設されている。その形状は図
9、図10のものに限定されるものではない。27は当
該紡糸口金凹部に穿設された吐出孔で、これらはノズル
オリフィスヘ連通している。なお、B板、C板、D板及
び紡糸口金は図に示すようなノックピンI、II、III、IV
でノズルパック内での相互の位置を固定することによっ
て上述のようなポリマー流の混合をせしめることはいう
までもない。これらの図面において多数の同構造の部分
や対称部分は、説明を害しない程度に省略した部分があ
る。
の2成分のポリマー流の場合について説明する。各々、
ギアポンプで計量されたa成分、b成分の2つのポリマ
ー流はA板の1’、2’、3’、4’、5’のポリマー
流入口へ隣合せで入り、1、2、3、4、5の同心円状
に穿設された円環溝をしたポリマー流入口より押出され
てB板凹部へa成分とb成分がサイドバイサイドに各々
a成分3層、b成分2層づつ、すなわちa、b5層の複
合流として入る。このとき一般に層数の多い成分すなわ
ちこの例ではa成分が海成分となる。該複合流の複合面
はB板凹部の中心部に穿設された孔の配列方向すなわち
B板の円周方向となる。この複合流はa、b5層となる
が、A板の溝状の流出口の数に対応するものであって、
当該流出口の数を増加せしめ各成分ポリマーを1つおき
の溝状の流出口よりせしめれば、容易に溝状の数と同数
層の複合流を極めて確実にB板部へ送ることができる。
図4のB板凹部9へ入った5層のポリマ一流は7および
8と同構造の24個の円周状に配列されたB板のポリマ
ー流入孔へ供給され、7’および8’と同構造の24個
のポリマー流出孔より流出する。
層化と分割が行なわれる。次に、B板を通過して形成さ
れたポリマー細流はB板の下に設けられた24個のB板
流出孔に対応した図5の10、11、12、13等で示
されるC板に穿設されかつC板の円周方向に配列した2
4個の溝の流入口に流入する。これらのポリマー流は溝
を通過して、10’、11’、12’、13’等の当該
流入口の口列の方向と実質的に平行とならぬように配列
した流出口から流出されると同時に該C板上で円周方向
に10、11、12、13等のように配列していた接合
ポリマー細流は2個づつが図5の10’、11’や1
2’、13’等々の流出孔のような位置へ並べかえられ
る。この並べかえは次のD板により接合ポリマー細流の
十分に規制した引き伸ばしを行い、各ポリマー成分が等
しい長さになるように再分割を行うために重要な工程で
ある。
れたD板に穿設された同心円状環溝の入口18、19,
20、21へ入る。当該D板を通過するポリマー細流は
円環状溝の円周方向へ、引き伸ばしの起点と終点を規制
して引き伸ばされたあと、円環状スリットの円周方向に
並べて穿設された多数の細孔22、23,24、25等
によってその細孔数に等しい、つまりこの例の場合4個
の円環状溝の合計216個のポリマー細流に分割され
る。
細流はD板の下へ設けられた紡糸口金凹部へ流入する。
このとき1個の紡糸口金凹部へはD板の1ブロック内た
とえばイ、ロ、ハ、ニの内に位置する18個の細孔から
流出する18個のポリマー微細流がいずれのブロックで
も同数流入することによって集合がなされ、ついで当該
紡糸口金凹部に1個づつ穿設された吐出孔から吐出され
る。
しい長さになる様に再分割する手段としてD板の円環状
溝で円周方向へポリマー細流を引き伸ばしの起点と終点
を規制して引き伸ばすとは、具体的には次のようなこと
である。すなわち、引き伸ばしは円環状溝ヘのポリマー
細流の供給位置すなわち引き伸ばし起点及び終点を(D
板の下部へ設置せしめる)紡糸口金境界部の真上に位置
せしめることである。たとえばこの場合、紡糸口金には
隣接する紡糸口金凹部の境界線が円周を12等分するよ
うに配置しているので、その1つおきの位置の真上に当
るD板の円環状溝ヘポリマー細流を供給して引き伸ばし
の起点とする。つまり、1円環状溝当り円周方向に60
度間隔で6個所から供給する。そうすれば、それぞれの
ポリマー細流は供給点を起点として円環状溝を円周方向
へ60度づつ流れて引き伸ばしが完了することになる。
したがって、引き伸ばしの終点はやはり別の隣接する紡
糸口金境界部の真上の位置に必然的に決まってしまう。
を紡糸口金上面で分離するに際し、紡糸口金上面の複数
の凹部により規制して1個の吐出孔へ導くから、D板よ
りの1つのポリマー微細流が複数の吐出孔に分れて流れ
込む割合が減少できる。さらに、D板上でポリマー細流
の引き伸ばしの起点と終点が規制されているのでD板細
孔でなされるポリマー細流の分割において各ポリマー成
分が等しい長さに再分割され、異なる隣り合わせの起点
から引き伸びてきた2つのポリマー細流が同じ1個のD
板細孔中で分割を受けることがなくなる、つまり1個の
D板細孔中では1つのポリマー細流のみが分割をうける
のでポリマ一微細流中の島相となる成分の数は各D板細
孔中で完全に等しい、すなわちA板とB板とによってな
された多層化接合の島成分の層数に等しくなる。したが
って、混合によって生成する海島構造中の島数は各ホー
ル間でのばらつきが少なくなる。以上の様に、各種プレ
ートが上記のような機能を発揮して十分な混合ができる
のは、各種の混合プレートを図3、図5、図7、図9の
ようにピンによって相互の位置が一定となるように規制
した時にのみであることは云うまでもない。
能となるかについて途べる。それは、のA板とそれに
続くB板によってなされる多層化において、一方の成分
(島相となる成分)の層の数:S、のD板に続く紡糸
口金凹部の1区画内に入るD板細孔から流出して集合を
行なうポリマー微細流の数:U(これはD板の1ブロッ
ク内に穿設した細孔数のことである。)とすると、紡糸
口金凹部を流れるポリマー微細流中の島成分数つまり海
島状態形成後の島数(1フィラメント当り)をIとする
と、IとSとUとの間には(1)式のような関係が成立
すると考えられる。 I=S・U ・・・・(1)
実際に海成分をポリエチレン(高圧法)とし、島成分を
ポリエチレンテレフタレートとして混合及び紡糸を行な
った。その結果、各ホールの島数がほぼ200個である
海島構造をもったマルチフイラメントが得られたた。こ
の例でフィラメント数は5である。これはS、Uを
(1)に代入して求められた計算値にほぼ一致してい
た。すなわち、本発明の方法によって得られる海島構造
繊維の混合の程度、海島状態はS、Uを任意に選択する
ことによって自在に制御できることがわかる。したがっ
て、この混合制御は極めて容易かつ広い範囲で可能であ
り、本発明の海島構造繊維の製造方法の優れていること
がわかる。
のA板でa、b各々の成分はa成分海成分6層、b成
分島成分5層となって、これがサイドバイサイドにはり
合わせられてA板に続くB板凹部へ流入し、B板凹部の
中心部にその孔列がA板の円環状溝の円周方向となるよ
うにに穿設された24個のポリマー流入孔で24個の微
細な流れに分割される。このa成分6層、b成分5層づ
つからなる24個の微細な流れはそれぞれB板の流入孔
の出口からそれに対応した部分をポリマー流入口とする
C板の24個の溝へ流入してC板中を流れ当該流入口の
口列と実質的に平行とならないように配列したC板の流
出口で2個づつがC板の半径方向に配列したそのような
組が12組すなわちC板全体として24個穿設された流
出口より流出して、次にC板の流出口と対応した位置を
ポリマー流の入口とする円環状溝を穿設したD枚に入
り、D板を通過する時に流れは円環状溝の円周方向へ十
分に引き伸ばされたあと円環状溝の円周方向に並べて穿
設された200個の細孔によって分割される。このとき
C板の流出口の位置はD板の円環状溝におけるポリマー
細流の引き伸ばしの定点となるところであり、1つの円
環状溝の円周全体に6個が60度間隔で位置している。
したがって、必然的にポリマー細流の引き伸ばしは、6
0度間隔で隣接するポリマー細流の引き伸ばしの起点で
終了することとなる。つまりポリマー細流のD板円環状
溝の引き伸ばしがその起点と終点が規制されてなされ
る。この200個の微細なポリマー流は、D板に続く紡
糸口金上部の凹部で規制された集合をする。
孔に流入した直後は、a、b2つのポリマー成分が交互
配列したサイドバイサイドにはり合されているが、流出
時からD板につづく紡糸口金上部の凹部に流入する過程
でa、bポリマーの相溶性、凝集力、流動挙動の差によ
って一方の成分中に他方の成分が分散した状態(この場
合、a成分中にb成分が分散した状態)、すなわち海島
状態へと変化を始め、紡糸口金に達する時点で完全な海
島構造となる。この場合、D板の細孔の出口から流出す
る200個の微細流は各々5個のb成分からなる分散相
をもっているので紡糸口金全体としては5×200=1
000個の分散相つまり島相を有することとなり、また
口金凹部1個については200/5=40個の微細流つ
まり40×5=200個の島相を有することになり、口
金の1ホールを流れる流れには200個の分散相つまり
島相が分配される上述の如く混合は進行しているわけで
ある。
なされる多層化において、一方の成分(島相となる成
分)の層の数:Sは、任意の値に設定することが可能で
あるが、スピンパックの直径とポリマー溶融粘度と紡出
量を勘案して4〜6とするのが望ましい、また、のD
板に続く紡糸口金凹部の1区画内に入るD板細孔から流
出して集合を行なうポリマー微細流の数:Uは、2以上
の任意の値に設定することが可能であるが、スピンパッ
クの直径とD番に穿設される細孔の直径から2〜5個の
範囲においては紡糸口金上部の凹部の中央に位置させる
ことが可能であるが、それ以上の細孔を穿設する場合に
おいては隣接する紡糸口金上部の凹部の境界線上にも細
孔が位置する事となり、該境界線上に位置する細孔から
の微細流は隣接する紡糸口金上部の凹部のいずれかに流
入することとなる。
用いてフィラメントを得ようとする場合は、I=S・U
の計算値にほぼ等しい島数が安定的に得られるが、およ
そU=6以上のC板、D板を用いてフィラメントを得る
場合においては、I=S・Uの計算値に対してプラスマ
イナス20%以内の島数のばらつきが生じることとな
る。このような適度のばらつきが後述するように、人工
皮革用の繊維として用いる場合に極めて優れていること
となる。また、およそU=6以上のC板、D板を用いて
フィラメントを得る場合においては、D板からの微細流
は、十分な数となるため円形の紡糸口金上部の凹部に対
して均一な分布を持って流入し、得られる島形状はほぼ
円形のものとなる。
特徴としてあげられることに、得られた海島繊維断面に
おける島成分の分布がある。特公昭44−18369号
公報等で提案されている多芯々鞘紡糸装置で得た多島繊
維においては、口金部分で芯成分ポリマーを流す細管を
同心円状に高密度に配列することでのみ、得られる島数
の増加が可能であり、従って得られた海島繊維の断面に
おける島成分の分布も必然的に同心円状のものとなって
しまう。一方、本発明における海島構造繊維において
は、D板に同心円状に多数穿設した細孔から流出する微
細流を、扇形のブロック単位で口金に導くため、U=6
以上の微細流を複数列の円環状溝が穿設されたD板を用
い集合せしめてフィラメントを得る場合においては、島
成分の分布に規則性が乏しくなり、ほぼランダムに分布
した状態となる。
環状溝からなり、S=5、U=40の場合に得られる海
島構造の一例である。D板からの微細流が十分な数であ
るため円形の紡糸口金上部の凹部に対して均一な分布を
持って微細流が流入し、ランダムに均一な分布をしてい
る。しかし、得られる島分布は、部分的にA板、B板で
得られる5島単位での集合が確認できる。また、個々の
島の形状はほぼ円形になっている。さらに、2種のポリ
マーは、A板、B板、C板、D板にて接合と分割が繰り
返し行われた後に、D板に続く紡糸口金上部の凹部で集
合をする。このポリマー微細流はD板円環状溝中の細孔
に流入した直後は、a、b2つのポリマー成分が交互配
列したサイドバイサイドに貼り合されているが、D板か
らの流出時からD板につづく紡糸口金上部の凹部に流入
する過程でa、bポリマーの相溶性、凝集力、流動挙動
の差によって一方の成分中に他方の成分が分散した状態
(この場合、a成分中にb成分が分散した状態)、すな
わち海島状態へと変化を始め、紡糸口金に達する時点で
完全な海島構造となる。
は、本発明混合方法においてはA板、B板、C
板、D板及び、紡糸口金のプレート5枚をこの順序
でノズルパックへ組み込む外に、使用するポリマー種
類、紡糸温度、混合比率およびD板の下に設けられた紡
糸口金凹部での滞留時間を適正化する必要がある。本発
明においては、A板、B板、C板、D板にて2種のポリ
マーの接合と分割が繰り返し行われるが、本発明のよう
に海成分ポリマーとしてポリエチレンまたはポリスチレ
ンを使用する場合は、島成分としてはポリエチレンまた
はポリスチレンのSP値を島成分のSP値で割った値が
0.9より小さいSP値を有するポリマーが使用でき
る。ポリエチレンまたはポリスチレンのSP値を島成分
のSP値で割った値が0.9より大きい場合は、ポリエ
チレンまたはポリスチレンと海成分ポリマーの相溶性が
大となるため上述のD板下部から微細流が流出した時点
からの、サイドバイサイドの貼合せ状態から海島状態へ
の変化がなされず、均一な海島構造を得ることが困難と
なる。
レンとしては、密度0.910〜0.925の低密度ポ
リエチレンとして市販されているものが、その取扱い
性、溶融特性、紡糸性、延伸性、溶解除去性等の観点か
ら好ましい。また、かかるポリエチレンのJIS K
6760で測定したメルトインデックスは10〜160
g/10minの範囲にあり、実際の紡糸温度における
MFRが20〜100g/10minの範囲にあるもの
が用いられ、30〜45g/10minの範囲にあるも
のがより好ましい。これは、本発明の紡糸方法が、2種
のポリマーの相溶性、凝集力、流動挙動によって最終的
に海島構造を得ようとするものであり、海成分ポリマー
と島成分ポリマーの溶融粘度比を適正化する以外に、そ
れらのポリマーの絶対粘度自体を低めに設定する必要が
あり、紡糸温度におけるMFRは20g/10min以
上である必要がある。2種のポリマーの絶対粘度を低め
に設定することで、ポリマー流路の壁面からの抵抗の影
響が低くなり、安定した海島構造の実現が可能となるの
である。また、海島構造の安定性とは別の要因で紡糸温
度におけるMFRは100g/10min以下である必
要がある。紡糸温度でのMFRが100g/minを越
える場合には曳糸性が極端に悪くなり、紡糸原糸の捲き
取りが困難となるためである。
されているポリスチレンはいずれも使用でき、紡糸のし
やすさ、抽出の容易さの点で、ポリスチレン、スチレン
アクリロニトリル共重合体、スチレンとアクリル酸の高
級アルコールエステルおよび/またはメタクリル酸の高
級アルコールエステルとの共重合体等が使用できるが、
低分子量ポリスチレン、α−メチルスチレンオリゴマー
等の可塑剤を添加して溶融粘度を本発明の紡糸方法に適
した溶融粘度に調節することが必要となる。また、かか
るポリスチレンのMFRはその取扱い性、溶融特性、紡
糸性、温水浴中延伸性、溶解除去性等の観点からポリエ
チレンの場合と同程度の範囲にあるものが好ましい。
としては、6ナイロン、66ナイロン、12ナイロン及
び6ナイロンと12ナイロンの共重合ナイロンの如きポ
リアミド、テレフタル酸、イソフタル酸、ナフタリン-
2,6−ジカルボン酸などの芳香族ジカルボン酸、フマ
ル酸、アジピン酸、セバシン酸などの脂肪族ジカルボン
酸またはこれらのエステル類と、エチレングリコール、
ジエチレングリコール、1,4−ブタンジオール、ネオ
ペンチルグリコール、1,6−ヘキサンジオール、シク
ロヘキサン−1,4−ジメタノールなどのジオール化合
物とから合成されるポリエステルなどが挙げられ、特に
6−ナイロンやポリエチレンテレフタレートやポリブチ
レンテレフタレートが好ましい。また、上記ポリエステ
ル成分に、ポリアルキレングリコール、グリセリン、ペ
ンタエリスリトール、メトキシポリアルキレングリコー
ル、ビスフェノールA、スルホイソフタル酸などを共重
合したものでもよい。さらにオキシカルボン酸の自己縮
合により合成されるポリエステルおよび反復構造単位の
70%以上がオキシカルボン酸ポリマーであるようなポ
リエステルも使用できる。
の貼合せ状態から、一方の成分中に他方の成分が分散し
た海島状態への構造変化は、2種のポリマーのSP値の
比(海成分のSP値/島成分のSP値)、混合比率、お
よび紡糸温度におけるMFRによって大きな影響を受け
る。すなわち、SP値の比が大きい場合には貼合せ状態
から海島構造へ容易に構造変化が生じる、同様に海成分
比率が大きい場合、および島成分ポリマーのMFRが大
きい場合(溶融粘度が低い場合)にもサイドバイサイド
の貼合せ状態から海島構造への構造変化は容易に生じ
る。海成分ポリマーがポリエチレン、島成分ポリマーが
6ナイロンまたはポリエチレンテレフタレートの場合に
ついて説明すると、ポリエチレンのSP値が7.9であ
るのに対して6ナイロンのSP値は13.2、ポリエチ
レンテレフタレートのSP値は10.7である。この場
合、ポリエチレンと6ナイロンの組み合わせの方がポリ
エチレンとポリエチレンテレフタレートとの組み合わせ
よりSP値の比が大きくなるため、安定に海島構造を得
ようとする場合、ポリエチレンと6ナイロンの組み合わ
せの方が、ポリエチレンとポリエチレンテレフタレート
の場合に比べて糸断面における海成分面積比率を少なく
することが可能である。また、繊維断面における海島面
積比率を一定とした場合には、2種のポリマーのSP値
の比に応じて安定な紡糸が可能な島成分ポリマーのMF
Rの下限は限定されてしまう。このことは本発明におい
ては使用可能な海成分ポリエチレンまたはポリスチレン
のMFRの範囲が限られているため、結果として紡糸可
能な2種のポリマーのMFRの比(海成分のMFR/島
成分のMFR)には上限が存在することとなる。この場
合、MFRの比が増加して安定な海島構造が得られない
場合には、海成分比率を増加させることで海島構造を再
び安定化させることが可能であるが、MFRの比が7よ
り大きい場合においては、海成分比率を増加せしめても
安定な海島構造が得られないことを見いだした。また、
MFRの比の下限値は、0.9以上である。これは、海
成分の溶融粘度が島成分の溶融粘度よりも高くなるとサ
イドバイサイドの貼合せ状態から海島構造への構造変化
は不安定となり、低粘度成分が本質的に海成分に変化し
やすい現象を表している。MFRの比が0.9というの
は実験的に検証して安定な海島構造が得られる下限値で
ある。
ら海島構造への構造変化は、微細流がD板から流出し、
紡糸口金上部の凹部に流入し紡糸口金に達するまでのポ
リマーの滞留時間によって大きく左右される。すなわち
2成分ポリマーのSP値の比が大きく、しかも溶融粘度
の比が小さく、サイドバイサイドの貼合せ状態から安定
な海島構造への構造変化が容易に生じるポリマーの組み
合わせにおいても、サイドバイサイドの貼合せ状態から
海島構造への構造変化を生じるためには少なくとも10
秒、好ましくは20秒以上の滞留時間が必要である。
は先に提案された特開昭50−36717号公報、特開
昭50−71909号公報、特開昭51−139919
号公報、特開昭53−98411号公報及び特開昭61
−19806号公報等に記載された技術と混合しようと
するポリマー成分の化学的物理的性質を十分に考慮し利
用している点では全く同じであるが、得られる繊維の海
島構造の均一安定化および生産安定性において著しい改
良がなされたものである。
て、ポリマー種類、紡糸温度、混合比率を変更して繰返
し海島構造繊維の紡糸を実施したところ、フィラメント
ヤーンを構成するいくつかのフィラメントにおいては海
島構造の逆転および島形状の乱れに起因する2個以上の
島の接着が生じることが多く、必ずしも海島構造の安定
性及び均一性において満足できるものではなかった。
せるために、ポリマーのSP値、溶融粘度、紡糸口金で
の滞留時間、海島比率についての検討を行い、海島構造
の乱れを可能な限り小さくしたものであって、実際にこ
の繊維を織物、編み物素材およびスエード調人工皮革に
用いた時の利用価値が著しく向上した。
構造プレート数が紡糸口金を含めて5枚とこれまで提案
してきた方法、装置の簡素化、小型化の実現を可能にし
たものであり、S、Uを任意にかえることて容易にかつ
正確に島数のコントロールができ、しかも極めてコンパ
クトである。これは、本発明は実際に混合に供するポリ
マーの溶融時の化学的、物理的性質を十分に利用して目
的とする混合状態を実現しようとしたので装置は上述の
如く簡単化できたもので、保守、整備は通常の溶融紡糸
口金と同様な取扱いができ、特別な配慮や困難は全くな
い。
造繊維を延伸して得られる海島構造繊維は個々の島成分
(以下島相とする)の太さが平均0.001〜0.5デ
ニールで、その形状がほぼ円形で、太さがほぼ均一であ
ることから、海成分のポリマー(以下海相とする)を溶
解除去することによって通常紡糸では得ることが困難と
されている微細で島形状が均一で、さらに島数の多い海
島構造繊維を得ることができ、これは人工皮革用、とく
にスエード調人工皮革素材繊維として有用である。さら
にスウェード及びベロア調フィラメント織物編み物素材
としても適している。島成分の太さが0.5デニールを
越えると、人工皮革素材として用いることができず、一
方0.001デニールより小さいと人工皮革とした場合
に従来の混合紡糸繊維との差が見られなくなる。好まし
くは0.005〜0.05デニールの範囲である。さら
に本発明の繊維は、島数についても繊維間で最大値と最
小値が平均島数に対してそれぞれプラス10%〜プラス
20%、マイナス10%〜マイナス20%の範囲にある
こと、すなわち繊維間で島数においてわずかのばらつき
が見られることより、このようなわずかのばらつきが、
人工皮革とした場合、特にスエード調の人工皮革とした
場合に、天然皮革に極めて類似した自然なものとする。
なお本発明において、島数は40〜500の範囲であ
る。島数が40より少ない場合には、従来公知の多数の
細管から島成分ポリマーを流し多芯芯鞘紡糸する方法と
比べて本発明の方法の優位性が少なくなり、また500
を越える場合には、従来方法の混合紡糸方法との比較に
おいて、優位性がなくなる。好ましくは100〜300
の範囲の島数である。
する方法としては、本発明の繊維を延伸、カットした後
にウェッブを作成し、それをニードルパンチングや水流
絡合等により絡合不織布とし、それにポリウレタンで代
表される弾性重合体を含浸したのち繊維中の海成分を抽
出除去し、或いは該絡合不織布から繊維の海成分を抽出
除去したのち弾性重合体を含浸して、得られる繊維シー
トの表面をサンドペーパー等で毛羽立てることにより得
られる。
る状態においても繊維均斉度が非常に良好であることか
ら、従来の海島構造をもった繊維においては不可能とさ
れていた織物用フィラメント繊維として取扱いが十分に
可能である。また織物用フィラメントとして利用する場
合は、海成分の融点より5℃以上高い温度で通常のロー
ラープレート延伸するだけでフィラメントは相互に融着
して、製織時に無糊付けで経糸として利用できるという
特徴を有する。しかも、海成分除去後は島成分が構成単
位となる極細マルチフィラメントを極めて容易に得るこ
とができる。
明するが、本発明はこれら記載例に限定されるものでは
ない。なお本発明で言う島数は、任意に繊維100本を
取り出し、その断面顕微鏡写真から島数を数え、それを
繊維本数で割った値、すなわち平均値である。また本発
明で規定する島数の分布は、その際の個々の繊維の島数
が最大のものが平均値を100とした場合に110〜1
20の間にあり、かつ最小のものが80〜90の範囲に
あり、そのような値となる場合が大半であることを意味
する。
チレンテレフタレートと50g/10minの高圧法低
密度ポリエチレン(MFRの比:2.27、SP値の
比:0.74)を別々の押出機により溶融押出し、ギア
ポンプで計量して重量比75:25で本発明混合装置に
導入し、混合装置はA板で円環スリット状をなすポリマ
ー流出口を11個同心円状にもつもの(S=5)とB板
でその凹部の中心部に24個のポリマー流入孔をもちし
かもそれらの孔からなる孔列が前記A板のスリット状流
出口の円周の方向と一致するものとC板において、当該
C板に穿設されたC板の半径方向に配列した1組のポリ
マー流出口が2個のもので12組のポリマー流出ロが円
周状に配置されたものと、4個の同心円状円環溝をもち
4個の溝中の細孔の総数が200個で1ブロック内に4
0個づつ5ブロックが穿設されたD板と、紡糸口金凹部
を5個穿設した紡糸口金とを上記のような順に設置した
ものを用いた。このときD板に同心円上に4列に穿設し
た細孔は、隣接する紡糸口金凹部の境界線上にも位置す
ることとなり、境界線上の細孔からの微細流は隣接する
紡糸口金凹部のいずれかに流入することとなる。本実施
例ではS(すなわちA板ての島成分の層数)=5、U
(D板に穿設された細孔数で紡糸口金凹部の1個対応す
る個数)=40、V(口金オりフィス数)=5である。
紡糸は口金温度は315℃とし、口金ホール数=5、ポ
リマーのノズル凹部での滞留時間が20秒となるような
吐出量で紡糸した。
し、100個の断面にて島の個数の分布を測定した結
果、174〜233島の範囲を有していた。島形状は紡
糸口金凹部にD板からの微細流が約40個流入してお
り、紡糸口金凹部にはほぼ均一な分布を持って微細流が
流入しているため島形状はほぼ円形のものとなってお
り、島成分の分布に規則性は見いだせなかった。島直径
の長径と短径の比をフィラメント10本について測定し
た平均値は1.03であった。紡糸は3日間の連続運転
を繰返し12回行なった。多島繊維の混合状態は紡糸中
全く安定であった。海島構造すなわち島数、島形状は紡
糸開始から紡糸の終るまで全テスト12回の繰返しにお
いて全く変化することがなかった。期間中ビス落ちや多
島繊維の紡糸に発生しやすいとされている吐出ポリマー
流のニ一イングによる断糸はほとんどなく紡糸調子は良
好であったが、これは本発明で混合されるポリマーは装
置内での分割、接合が均一であるため、吐出ポリマーの
ニーイングやバルーニングがほとんど解消されるためで
あろう。また、得られた紡糸原糸を延伸した後に海成分
を除去して得られた極細フィラメントのデニールは0.
025デニールであった。
ナイロンと、35.0g/10minの高圧法低密度ポ
リエチレン(MFRの比:1.09、SP値の比:0.
60)を重量比70:30にて使用する以外は実施例1
と同様な設備、方法を用いて紡糸を行った。各フィラメ
ント間での島数は171〜233島の範囲であり、島形
状はほぼ円形(長径/短径比:1.06)でフィラメン
ト断面における島成分の分布には規則性は見いだせなか
った。紡糸は3日間の連続運転を繰返し12回行なっ
た。多島繊維の混合状態は紡糸中全く安定であった。海
島構造すなわち島数、島形状は紡糸開始から紡糸の終る
まで全テスト12回の繰返しにおいて全く変化すること
がなかった。また、得られた紡糸原糸を延伸した後に海
成分を除去して得られた極細フィラメントのデニールは
0.018デニールであった。
ナイロンと、42.0g/10minの高圧法低密度ポ
リエチレン(MFRの比:3.50、SP値の比:0.
60)を重量比60:40にて使用する以外は実施例1
と同様な設備、方法を用いて紡糸を行った。実施例3と
比較してMFRの比が大きくなっているため海成分比率
を40%より少なくすると海島構造の乱れが発生した
が、40%以上の比率においては海島構造は安定であっ
た。60:40の比率にて3日間の連続運転を繰返し1
2回行なった。多島繊維の混合状態は紡糸中全く安定で
あった。海島構造すなわち島数、島形状は紡糸開始から
紡糸の終るまで全テスト12回の繰返しにおいて全く変
化することがなかった。各フィラメント間での島数は1
72〜232島の範囲であり、島形状はほぼ円形(長径
/短径比:1.04)でフィラメント断面における島成
分の分布には規則性は見いだせなかった。また、得られ
た紡糸原糸を延伸した後に海成分を除去して得られた極
細フィラメントのデニールは0.015デニールであっ
た。
イロンと、46.0g/10minの高圧法低密度ポリ
エチレン(MFRの比:6.76、SP値の比:0.6
0)を重量比50:50にて使用する以外は実施例1と
同様な設備、方法を用いて紡糸を行った。実施例4と比
較してMFRの比がさらに大きくなっているため海成分
比率を50%より少なくすると海島構造の乱れが発生し
たが、50%以上の比率においては海島構造は安定であ
った。50:50の比率にて3日間の連続運転を繰返し
12回行なった。多島繊維の混合状態は紡糸中全く安定
であった。海島構造すなわち島数、島形状は紡糸開始か
ら紡糸の終るまで全テスト12回の繰返しにおいて全く
変化することがなかった。各フィラメント間での島数は
174〜230島の範囲であり、島形状はほぼ円形(長
径/短径比:1.02)でフィラメント断面における島
成分の分布には規則性は見いだせなかった。また、得ら
れた紡糸原糸を延伸した後に海成分を除去して得られた
極細フィラメントのデニールは0.013デニールであ
った。
チレンテレフタレートと38g/10minのポリスチ
レン(MFRの比:1.36、SP値の比:0.85)
の組み合わせを用いて、実施例1と同様な設備、方法を
用いて紡糸を行った。得られた多島繊維の島数の変動は
172〜230の範囲であり、島直径の長径と短径の比
は、1.03であった。紡糸は3日間の連続運転を繰返
し12回行なった。多島繊維の混合状態は紡糸中全く安
定であった。海島構造すなわち島数、島形状は紡糸開始
から紡糸の終るまで全テスト12回の繰返しにおいて全
く変化することがなかった。また、得られた紡糸原糸を
延伸した後に海成分を除去して得られた極細フィラメン
トのデニールは0.022デニールであった。以上の実
施例1〜5で得られたデータを表1に示す。
速度100m/分で延伸して、単繊維デニールが5.0
デニールの延伸糸を得た。得られた延伸糸に機械捲縮を
付与し、繊維長51mmに切断し、カ−ドで解繊した後
クロスラップウェバ−でウェブとした。次に、1バーブ
ニードルを用いて第1バーブの不織布貫通量が5mmと
なる針深度にてパンチ密度2300P/cm2のニ−ド
ルパンチを行い、目付600g/m2の繊維絡合不織布
とした。この繊維絡合不織布に表面平滑化処理を行った
後にポリエ−テル系ポリウレタンを主体とするポリウレ
タン組成物13部、N,N’−ジメチルホルムアミド
(以下DMFとする)87部の組成液を含浸し、DMF
40%水溶液中で凝固し、水洗し、次いで、極細繊維発
生型繊維中のポリエチレンをパ−クレンで処理して除去
し、6ナイロン極細繊維束状繊維とポリウレタンとから
なる厚さ約1.4mmの繊維質基体を得た。繊維質基体
を厚さ方向に2分割し、分割面をサンドペ−パ−でバフ
ィングして厚さ0.6mmに厚み合わせを行った後、他
の面をエメリ−バフ機で処理してナイロン極細繊維立毛
面を形成し、更に茶色に染色した後、仕上げをしてスエ
−ド調人工皮革を得た。得られたスエード調人工皮革
は、高級なヌバック調の外観と深みのある色合いを合わ
せ持ち、従来の複合紡糸繊維や混合紡糸繊維では得られ
ない極めて天然皮革に類似した物となった。
イロンと17.0g/10minの高圧法低密度ポリエ
チレン(MFRの比:2.50、SP値の比:0.6
0)を使用する以外は実施例1と同様な設備、方法を用
いて紡糸を行った。ポリエチレンのMFRが低すぎるた
めに、海成分比率を70%まで増加しても紡糸開始直後
に海島構造の乱れが生じて均一な構造の多島繊維を得る
ことが出来なかった。
イロンと46.0g/10minの高圧法低密度ポリエ
チレン(MFRの比:7.30、SP値の比:0.6
0)を使用する以外は実施例1と同様な装置、方法を用
いて紡糸を行った。MFRの比が大きすぎるために、海
成分比率を70%まで増加しても紡糸開始直後に海島構
造の乱れが生じて均一な構造の多島繊維を得ることが出
来なかった。
吐出量で紡糸する以外は実施例2と同様の装置、方法を
用いて紡糸を行った。海成分比率を70%まで増加して
も紡糸開始直後に海島構造の乱れが生じて均一な構造の
多島繊維を得ることが出来なかった。
ロピレンと52g/10minのポリエチレンの組み合
わせ(MFRの比:2.36、SP値の比:0.97)
を用いて、実施例1と同様な設備、方法を用いて紡糸を
行った。海成分比率を70%まで増加しても紡糸開始直
後に海島構造の乱れが生じて均一な構造の多島繊維を得
ることが出来なかった。以上の比較例1〜4で得られた
データを表2に示す。
方法によると、従来の混合紡糸繊維と比較して島成分の
均斉度に優れ、かつ従来の複合紡糸繊維と比べて島成分
の本数が多い海島構造繊維を、ノズル形状を複雑化する
ことなく得ることができ、得られた海島繊維は特にスエ
ード調人工皮革素材として用いた場合に、天然皮革と類
似した極めて自然な物となる特徴がある。
Claims (3)
- 【請求項1】繊維断面が海島構造を有し、該島成分が太
さ0.001〜0.5デニールで長さ方向に連続してお
り、かつ繊維横断面には平均40〜500の島が存在し
ており、さらに島数の最大値と最低値が平均島数に対し
てそれぞれプラス10%から20%、マイナス10%か
ら20%の範囲に存在していて、かつ繊維断面における
島成分の分布が同心円状になっていないことを特徴とす
る海島構造繊維。 - 【請求項2】人工皮革の基材として用いる請求項1記載
の海島構造繊維。 - 【請求項3】海成分としてポリエチレンまたはポリスチ
レンを用い島成分として他のポリマーを用い、該海成分
となるポリマーと該島成分となるポリマーをそれぞれ別
々に溶融し、それぞれの溶融流を形成した後、両ポリマ
ー流を接合して接合流を形成し、該接合流の分割と接合
を繰り返してノズルから吐出して海島構造繊維を製造す
るに際し、下記の条件(1)〜(4)を満足することを
特徴とする海島構造繊維の製造方法。 (1)海成分の溶解度パラメーター(以下SP値)/島
成分SP値≦0.9 (2)紡糸温度における海成分ポリマーのメルトフロー
レイト(以下MFR):20〜100g/10min
(MFRは、オリフィス口径:2.0mmφ、荷重:3
25gで測定) (3)紡糸温度における海成分ポリマーと島成分ポリマ
ーのMFRの比:0.9≦海成分MFR/島成分MFR
≦7.0 (4)再分割されたポリマー微細流を規制して集合せし
めた時点から紡糸口金より吐出するまでの、紡糸口金に
おけるポリマーの滞留時間:T T≧10sec
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