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JP2000159268A - 紙製緩衝材料 - Google Patents

紙製緩衝材料

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Publication number
JP2000159268A
JP2000159268A JP10339654A JP33965498A JP2000159268A JP 2000159268 A JP2000159268 A JP 2000159268A JP 10339654 A JP10339654 A JP 10339654A JP 33965498 A JP33965498 A JP 33965498A JP 2000159268 A JP2000159268 A JP 2000159268A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
laminated
thermoplastic resin
sheets
heating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10339654A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Niimi
健一 新見
Takehito Tomita
岳人 富田
Tomoaki Takasaki
智明 高崎
Koji Sakairi
幸司 坂入
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP10339654A priority Critical patent/JP2000159268A/ja
Publication of JP2000159268A publication Critical patent/JP2000159268A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】発泡ポリスチレンの代替えとして使用しうる紙
製の緩衝材料を提供すること。 【解決手段】加熱によりガスを発生する粒子状の発泡剤
21を2枚の紙11の間に挟み、重ねた2枚の紙の端部
を封止した紙製緩衝材料10であって、加熱により材料
が膨張し緩衝能力が発現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は紙製の緩衝材料に関
し、詳しくは、内部に加熱によりガスを発生する発泡剤
が封入されている紙製緩衝材料に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、発泡ポリスチレン(以下PSとい
う)はその優れた緩衝性、断熱性、吸音性などから様々
な分野に使用されている。なかでも、例えばテレビ、ビ
デオ、食品トレーなどの梱包成形体や、バラ緩衝材とし
て多量に使用されている。
【0003】しかしながらPSはリサイクル性や易処理
性に欠ける。リサイクルにおいては回収ルートの確立が
難しい。なぜなら、密度が低いことにより輸送による回
収量は少ないものになってしまいコスト高になるからで
ある。また回収後のリサイクルの可能な場所としても魚
市場などPS製品が多量に集まるような場所にはある
が、いまだ多いとはいえないのが現状である。
【0004】使用後、例えば、焼却処分を行うと燃焼時
に高熱を発生し焼却炉の損傷を免れない。また、埋め立
て処分を行うと土壌中でPSが分解されなく残存してし
まうことで埋め立て地の不足の一因となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような現
状に鑑み、PSの代替えとして使用しうる、PSビーズ
の特性をもつ紙製緩衝材料の提供を目的とする。水を使
わずにそのまま再利用する。すなわち、さまざまな用
途、形態に、ヒーターによる加熱や、加圧蒸気などを使
用した成形機をつかって成型できるように1次膨張の機
能と2次膨張の機能をもたせ、その構成から従来にはな
い易輸送性、易収納性、易処理性をもち、古紙のリサイ
クルにも貢献する緩衝材料の提供である。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の第1の発明は、加熱によりガスを発生する粒
子状の発泡剤を2枚の紙の間に挟み、重ねた2枚の紙の
端部を封止した紙製緩衝材料であって、加熱により材料
が膨張し緩衝能力を発現することを特徴とする紙製緩衝
材料である。
【0007】第2の発明は、紙と熱可塑性樹脂フィルム
層とが積層された積層シートの紙面同士を向かい合わせ
て重ね、該積層シートの間に、加熱によりガスを発生す
る粒子状の発泡剤を挟み込み、重ねた2枚の積層シート
の端部を封止した紙製緩衝材料であって、加熱により材
料が膨張し緩衝能力を発現すると共に、紙製緩衝材料同
士が溶着して成形体を得ることを特徴とする紙製緩衝材
料である。
【0008】また第3の発明は、紙と、体積が数十倍に
膨張する直径5μm〜300μmのマイクロカプセルが
混入された熱可塑性樹脂フィルム層とが積層された積層
シートを、紙面同士を向かい合わせて重ね、該積層シー
トの間に、加熱によりガスを発生する粒子状の発泡材を
挟み込み、重ねた2枚の積層シートの端部を封止した紙
製緩衝材料であって、加熱により材料が膨張し緩衝能力
を発現すると共に、熱可塑性樹脂層に混入されたマイク
ロカプセルが熱可塑性樹脂をまといながら膨張し、紙製
緩衝材料間の接着強度を向上させ、かつ、自らが中空構
造体となる成形体を得ることが可能であることを特徴と
する紙製緩衝材料である。
【0009】また第4の発明は、第1、第2または第3
の発明において、前記発泡剤の発泡開始温度、熱可塑性
樹脂フィルムの軟化温度並びにマイクロカプセルの膨張
開始温度は、50°Cより高く、200°Cよりも低い
温度であることを特徴とする紙製緩衝材料である。
【0010】
【作用】上記のように本発明によれば、加熱によりガス
を発生する粒子状の発泡剤を2枚の紙の間に挟み、重ね
た2枚の紙の端部を封止したので、加熱により材料が膨
張し緩衝能力が発現される。
【0011】また、紙と熱可塑性樹脂フィルム層とが積
層された積層シートの紙面同士を向かい合わせて重ね、
該積層シートの間に、加熱によりガスを発生する粒子状
の発泡剤を挟み、重ねた2枚の積層シートの端部を封止
したので、加熱により材料が膨張し緩衝能力を発現する
と共に、紙製緩衝材料同士が溶着して緩衝能力を有する
成形体を得ることができる。
【0012】また、紙と、体積が数十倍に膨張する直径
5μm〜300μmのマイクロカプセルが混入された熱
可塑性樹脂フィルム層とが積層された積層シートを、紙
面同士を向かい合わせて重ね、該積層シートの間に、加
熱によりガスを発生する粒子状の発泡材を挟み、重ねた
2枚の積層シートの端部を封止した紙製緩衝材料のた
め、加熱により材料が膨張し緩衝能力を発現すると共
に、熱可塑性樹脂層に混入されたマイクロカプセルが熱
可塑性樹脂をまといながら膨張し、紙製緩衝材料間の接
着強度を向上させ、かつ、自らが中空構造体となる成形
体を得ることができる。
【0013】さらに、発泡剤の発泡開始温度、熱可塑性
樹脂フィルムの軟化温度並びにマイクロカプセルの膨張
開始温度は、50°Cより高く、200°Cよりも低い
温度に設定したので、紙製緩衝材料の表面同士が互いに
強固に接着した成形体を得ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下実施例により本発明を詳細に
説明する。図1は、本発明の紙製緩衝材料10の一実施
例の断面を示す模式説明図であり、2枚の紙11、11
の間に発泡剤21を挟んで封止した基本構成から成る。
【0015】使用する紙11は、坪量が30〜150g
/m2 程度の純白ロール、上質紙などの洋紙、80〜3
00g/m2 程度のノーコートボール、ノーコートマニ
ラなどの板紙や和紙および、それらの再生古紙をふくめ
たものが使用できる。坪量が30g/m2 以下になる
と、発泡剤を発泡させて紙を変形させても、紙の腰が弱
くなり緩衝効果が弱くなり、また、坪量が300g/m
2 以上になると、加熱して発泡剤を発泡させても紙の腰
が強く、材料が変形し難く、緩衝効果が弱くなるし、価
格も高くなる。また、材料の形状や大きさは自由である
が、ガスの発生による紙製材料の破壊がおきないように
紙の厚さや延展性などを考慮した設計を行えばよい。
【0016】加熱によりガスを発生する発泡剤21とし
ては、熱分解型の発泡剤が好ましく使え、有機化合物系
ではたとえばアゾ化合物、ニトロソ化合物、ヒドラジン
誘導体、セミカルバジド化合物、アヂド化合物、トリア
ゾール化合物などが使用でき、無機化合物系では、重炭
酸塩・炭酸塩や、亜硝酸塩・水酸化物などが使用でき
る。
【0017】重ねた2枚の紙11、11の端部を封止す
る手段は問わず、単に折り曲げても良いし糊等によって
封止しても良い。
【0018】また、紙11の片側に熱可塑性樹脂層12
を貼り合わせた積層シートを作製し、その積層シートの
紙同士を向かい合わせ、中に加熱によりガスを発生する
粒子状の発泡剤21を封入し、加熱することで材料が膨
張し緩衝能力を示す紙製緩衝材料20を作製し、この紙
製緩衝材料同士を相互に組み合わせて成形体30として
も良い(図2、図5参照)。熱可塑性樹脂層を設けるこ
とにより、ガスバリア性が向上し、一度膨張した緩衝材
料はへこみ難くなる。
【0019】例えば、一面が3cm×3cmの紙製緩衝
材料を、100cm×100cm×40cmの金型に充
填し加熱すると、それぞれの紙製緩衝材料が発泡剤のガ
スにより膨張し、さらに表層の樹脂層が溶けて樹脂層同
士が接着する。その後冷却し樹脂層が固化した後取り出
すと、100cm×100cm×40cmの成形体が得
られる。
【0020】使用する熱可塑性樹脂としては、50°C
から200°Cの加熱により可塑性を示す樹脂であれば
限定されないが、一例として低密度ポリエチレン樹脂、
中密度ポリエチレン樹脂、高密度ポリエチレン樹脂、ポ
リプロピレンなどに代表されるポリオレフィン系樹脂、
またポリエステル樹脂、ポリアクリル酸エステル、ポリ
酢酸ビニル、ポリビニルアルコール、ポリビニルブチラ
ール、アクリル樹脂、ポリ塩化ビニリデン、ナイロンな
どのポリアミド系樹脂、ポリビニルピロリドン、またこ
れらを共重合したもの、例えばエチレンープロピレン共
重合物、酢酸ビニルーポリエチレン共重合物、ポリエチ
レンーアクリル酸共重合物等、エチレエン・αオレフィ
ン共重合体物や、またこれら樹脂の酸によるグラフト変
性物、けん化物であってもよく、エチレン系樹脂ワック
ス、エチレン・ブタジエン・ラバー樹脂なども良好に使
用できる。また生分解性樹脂などもふくまれる。これら
の樹脂を単独あるいは混合して用いてもよい。この熱可
塑性樹脂は成形時の加熱による材料間の接着をおこすも
のである。
【0021】紙と熱可塑性樹脂層とを積層する手段は特
に限定されず、押出しラミネート法、湿式ラミネート法
など公知の方法が使用できる。
【0022】さらに、紙11の片面に加熱により体積が
数十倍に膨張する直径5μm〜300μmのマイクロカ
プセル31を混入した熱可塑性樹脂層13を貼り合わせ
た積層シートを作製し、その積層シートの紙同士を向か
い合わせ、中に加熱によりガスを発生する粒子状の発泡
剤21を入れて、積層シートの端面を封止した紙製緩衝
材料40を作製すると、紙製緩衝材料同士の接着強度及
び緩衝性能を一層向上させた緩衝材料とその成形体50
が作製できる。
【0023】マイクロカプセル31としては、カプセル
内に低沸点の溶剤が封入された熱膨張性のマイクロカプ
セルを使用することができる。即ち、外郭のポリマーが
加熱により軟化すると共に、封入された溶剤がガス化
し、体積が数十倍に膨張するものである。封入される溶
剤としては、イソブタン、ペンタン、石油エーテル、ヘ
キサン等の有機溶剤を例示できる。
【0024】マイクロカプセルを構成する外殻のポリマ
ー等は塩化ビニリデン、アクリロニトリル、アクリル酸
エステル、メタクリル酸エステル等からなる熱可塑性樹
脂を例示できる。上記の有機溶剤を熱可塑性樹脂で包み
込み、溶剤を封入した熱膨張性マイクロカプセルを好ま
しく使用できる。
【0025】この構成の紙製緩衝材料を、例えば、10
0cm×100cm×40cmの金型に充填し、加熱す
ると、緩衝材料それぞれが、発泡剤のガスにより膨張し
さらに材料の表層の樹脂層が溶け緩衝材料同士が接着す
る。紙製緩衝材料同士の空隙を膨張したマイクロカプセ
ルが樹脂層をまとって充填する。その後冷却し樹脂層が
固化した後取り出すと、100cm×100cm×40
cmの成形体が得られる。
【0026】得られた成形体の工程においてまず紙製緩
衝材料40が発泡ガスにより膨張する。これは1次膨張
ともいうべきものである。その後樹脂層13に混入され
ているマイクロカプセル31が膨張する。これは2次膨
張というべきものであり、それらの意図する目的は異な
っている。
【0027】まず一次膨張はPSビーズと同じく、大き
な膨張であり、この材料は、使用する前の収納時や輸送
時において嵩張ることなく存在し、収納のコストや輸送
時のコストが大幅に減じることができる。
【0028】二次膨張においては材料間の空隙を樹脂層
をまとったマイクロカプセルが膨張することで埋めてく
れるため、材料間の接着強度が大幅に向上する。さらに
数十倍に膨張したマイクロカプセル自身が中空の構造体
であるため、それ自体の緩衝能力も加わって、成形体と
しては大幅な緩衝能力の向上が得られる。この発明にお
いて緩衝能力の極めて優れた緩衝体の成形が可能な材料
が開発された。
【0029】この紙製緩衝材料の構成を検討した結果、
使用される材料において、封入されるガスを発生する発
泡剤の発泡開始温度が50℃より大きいことが、材料を
使用しない収納時や輸送時においての膨張を防ぐのに必
要な用件であることが考察された。
【0030】また一次膨張した後、緩衝材料間の接着が
行われるよう紙の表層に設けられる樹脂の軟化温度を発
泡剤の発泡開始温度以下に設定したが、発泡開始温度と
樹脂の軟化温度があまり離れているとうまく膨張して接
着しないため、温度の差は0°C〜20°Cの範囲が好
ましい。
【0031】樹脂層の軟化温度以上にマイクロカプセル
の膨張開始温度を高く設定しないと、樹脂層が溶融しな
いときに、マイクロカプセルが膨張すると、うまく熱可
塑性の樹脂層をまとったまま膨張しないことがわかっ
た。温度の差は0°C〜20°Cの範囲が好ましい。か
つそのマイクロカプセルの膨張開始温度が200°Cよ
り小さくしないと、成形時に必要なエネルギーが大きく
なり、コスト的にメリットがない。
【0032】
【実施例】以下に本発明の実施例をさらに詳細に説明す
る。 〈実施例1〉紙11として、坪量310g/m2 のコー
トボールを使用し、2枚に重ね、ついで2cm×2cm
角に断裁し、間に1gの無機化合物系の発泡剤21であ
るセルマイクロ 266(商品名;三協化成株式会社
製、発泡開始温度;130°C)を入れて、2枚の紙片
の端縁を折り返すことにより封止して発泡前の紙製緩衝
材料10を作製した。
【0033】ついで、この緩衝材料を140°Cの乾燥
炉に1分間入れて発泡させ、実施例1の紙製緩衝材料1
0とした(図4参照)。
【0034】〈実施例2〉先ず、紙11として、坪量8
1.4g/m2 の上質紙を使用し、これに熱可塑性樹脂
層12である厚さ20μmの乳白ポリエチレンフィルム
を押出しラミネート法により貼り合わせ、積層シートと
する。
【0035】この積層シート2枚を紙面同士を向き合わ
せて重ね、実施例1と同様に2cm×2cm角に断裁
し、間に無機化合物系の発泡剤21であるセルマイクロ
266を1g入れて、2枚の積層シートの端縁を折り返
すことにより封止して発泡前の紙製緩衝材料20を作製
した(図2参照)。
【0036】ついで、この緩衝材料を140°Cの乾燥
炉に1分間入れて発泡させ、実施例2の紙製緩衝材料1
0とした(図4参照)。
【0037】この紙製緩衝材料10を、100cm×1
00cm×40cmの金型に充填し、140°Cで、1
20秒間加熱すると、それぞれの紙製緩衝材料10が発
泡剤のガスにより膨張し、さらに熱可塑性樹脂層が溶け
て樹脂層同士が接着する。その後冷却し樹脂層が固化し
た後取り出すと、100cm×100cm×40cmの
成形体30が得られる(図5参照)。
【0038】〈実施例3〉紙11として、坪量310g
/m2 のコートボールを使用し、これにマイクロカプセ
ル31であるEXPANCEL 054(商品名;三協
化成株式会社製、膨張開始温度;140°C)を5%混
入した、熱可塑性樹脂層13である厚さ30μmの乳白
ポリエチレンフィルムを湿式ラミネート法により貼り合
わせ、積層シートとする。
【0039】この積層シート2枚を紙面同士を向き合わ
せて重ね、実施例1と同様に2cm×2cm角に断裁
し、間に1gの無機化合物系の発泡剤21であるセルマ
イクロ266を入れて、2枚の積層シートの端縁を折り
返すことにより封止して発泡前の紙製緩衝材料40を作
製した(図3参照)。
【0040】この紙製緩衝材料40を、100cm×1
00cm×100cmの金型に充填し、140°Cで、
120秒間加熱すると、緩衝材料40のそれぞれが発泡
剤のガスにより膨張し(一次膨張)、さらに緩衝材料4
0の表層の熱可塑性樹脂層13が溶け緩衝材料40同士
が接着する。緩衝材料同士の空隙を膨張したマイクロカ
プセル31が樹脂層13をまとって充填する(二次膨
張)。冷却後金型から取り出すと、100cm×100
cm×100cmの成形体50が得られる(図6参
照)。
【0041】〈比較例1〉坪量310g/m2 のコート
ボールを2cm×2cm角に断裁し、比較例1の紙製緩
衝材料とした。
【0042】〈比較例2〉実施例2の紙製緩衝材料を使
用し、実施例3の金型で成形体を作製し、比較例2の緩
衝材料とした(詳細な説明は省略)。
【0043】〈比較例3〉坪量310g/m2 のコート
ボールの片面に、マイクロカプセルであるEXPANC
EL 092(商品名;三協化成株式会社製、膨張開始
温度;190°C)を5%混入した厚さ30μmの乳白
ポリエチレンフィルムを湿式ラミネート法により貼り合
わせ、積層シートとする。
【0044】この積層シート2枚を紙面同士を向き合わ
せて重ね、実施例1と同様に2cm×2cm角に断裁
し、間に1gの無機化合物系の発泡剤であるセルマイク
ロ496(商品名;三協化成株式会社製、発泡開始温
度;180°C)を入れて、2枚の積層シートの端縁を
折り返すことにより封止して発泡前の紙製緩衝材料とす
る。
【0045】この紙製緩衝材料を実施例3と同様に10
0cm×100cm×100cmの金型に充填し、18
0°Cで、120秒間加熱すると、緩衝材料のそれぞれ
が発泡剤のガスにより膨張し(一次膨張)、さらに緩衝
材料の表層の熱可塑性樹脂層が溶け発泡性材料同士が接
着する。緩衝材料同士の空隙を膨張したマイクロカプセ
ルが樹脂層をまとって充填する(二次膨張)。冷却後金
型から取り出すと、100cm×100cm×100c
mの比較例3の成形体が得られる。
【0046】このようにして作製した実施例3種類、比
較例3種類、合計6種類の紙製緩衝材料の密度、弾力性
と緩衝効果を下記する方法により試験し、評価した。そ
の結果を表1に示す。
【0047】密度 ;実施例1と比較例1は、100
0ミリリットルのメスフラスコに緩衝材料を投入し、重
さから測定。実施例2、3と比較例2、3は、成形体の
密度を体積と重さから測定。 弾力性 ;指で材料を押しつぶし、材料の弾力性を感覚
により判定。 緩衝効果;実施例1と比較例1については、20cm×
20cm×15cmの紙箱に紙製緩衝材料を敷きつめ、
携帯用音響機器を収納し、50cmの高さからコンクリ
ート床に水平落下させ、収納物と紙製緩衝材料の破損状
態を目視観察。実施例2については、20cm×20c
m×15cmの成形体の内部をくり抜き、その空間にカ
メラを収納し、50cmの高さからコンクリート床に水
平落下させ、収納物と成形体の破損状態を目視観察。実
施例3と比較例2、3については、100cm×100
cm×100cmの成形体の内部をくり抜き、その空間
にノート型コンピュータを収納し、50cmの高さから
コンクリート床に水平落下させ、収納物と、収納物と成
形体の破損状態を目視観察。
【0048】
【表1】
【0049】表1から考察すると、先ず、バラ緩衝材料
としての能力は、実施例1と比較例1で行った。その結
果は、落下試験において、外側の紙箱に角に破損が見ら
れたが、バラ緩衝材に破損はなくまた携帯用音響機器に
破損は見られなかった。実施例1と比較例1におけるバ
ラ緩衝材としては、輸送時はどちらも嵩高くなく、収納
コストや輸送コストは同程度であったが、携帯用音響機
器を入れた場合、比較例1のものは緩衝能力が不足し破
損した。かつ、重量も重かった。実施例1のものは破損
を防ぐために必要な材料の数も少ないため、総重量は軽
くかつ、十分な緩衝能力を示した。
【0050】成形体としての能力は、実施例2、3と比
較例2、3で行った。実施例2においては、落下試験
で、カメラにも緩衝材料にも破損はみられなかった。実
施例3においても、落下試験でコンピューターに破損な
く、緩衝材料も破損がなかった。比較例2においては、
コンピューターに破損はなかったが、緩衝材料の材料間
に剥離が見られた。比較例3において、紙の材料にいれ
た発泡剤の発泡温度を緩衝材料の表層にもうけた樹脂の
溶融温度より高く設定した材料を実施例4の金型にい
れ、加熱し成形体を得たところ、緩衝材料間の表層に設
けた樹脂が流れてしまい、その後緩衝材料間の接着がう
まくいかなかった。
【0051】
【発明の効果】本発明における紙製緩衝材料は、使用前
は密に収納、輸送ができ、収納や輸送のコストを大幅に
削減できる。また、再生紙が使用可能なためリサイクル
性に優れ、焼却が可能であり易処理性である。さらに、
マイクロカプセルを混入した樹脂層を設けた場合、さら
なる強度、緩衝性能の向上が図れる等、求められる緩衝
性能に応じて適宜構成を選べる。。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の紙製緩衝材料の一実施例を示す模式説
明図である。
【図2】本発明の紙製緩衝材料の別の実施例を示す模式
説明図である。
【図3】本発明の紙製緩衝材料のさらに別の実施例を示
す模式説明図である。
【図4】本発明の紙製緩衝材料の使用状態での一例を示
す模式説明図である。
【図5】本発明の紙製緩衝材料の使用状態での一例を示
す別の模式説明図である。
【図6】本発明の紙製緩衝材料の使用状態での一例を示
すさらに別の模式説明図である。
【符号の説明】
10、20、40‥‥紙製緩衝材料 11‥‥紙 12、13‥‥熱可塑性樹脂層 21‥‥発泡剤 30、50‥‥成形体 31‥‥マイクロカプセル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂入 幸司 東京都台東区台東1丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内 Fターム(参考) 3E066 AA21 CA01 CA03 CB03 DA01 KA08

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加熱によりガスを発生する粒子状の発泡剤
    を2枚の紙の間に挟み、重ねた2枚の紙の端部を封止し
    た紙製緩衝材料であって、加熱により材料が膨張し緩衝
    能力を発現することを特徴とする紙製緩衝材料。
  2. 【請求項2】紙と熱可塑性樹脂フィルム層とが積層され
    た積層シートの紙面同士を向かい合わせて重ね、該積層
    シートの間に、加熱によりガスを発生する粒子状の発泡
    剤を挟み込み、重ねた2枚の積層シートの端部を封止し
    た紙製緩衝材料であって、加熱により材料が膨張し緩衝
    能力を発現すると共に、紙製緩衝材料同士が溶着して成
    形体を得ることを特徴とする紙製緩衝材料。
  3. 【請求項3】紙と、体積が数十倍に膨張する直径5μm
    〜300μmのマイクロカプセルが混入された熱可塑性
    樹脂フィルム層とが積層された積層シートを、紙面同士
    を向かい合わせて重ね、該積層シートの間に、加熱によ
    りガスを発生する粒子状の発泡材を挟み込み、重ねた2
    枚の積層シートの端部を封止した紙製緩衝材料であっ
    て、加熱により材料が膨張し緩衝能力を発現すると共
    に、熱可塑性樹脂層に混入されたマイクロカプセルが熱
    可塑性樹脂をまといながら膨張し、紙製緩衝材料間の接
    着強度を向上させ、かつ、自らが中空構造体となる成形
    体を得ることが可能であることを特徴とする紙製緩衝材
    料。
  4. 【請求項4】前記発泡剤の発泡開始温度、熱可塑性樹脂
    フィルムの軟化温度並びにマイクロカプセルの膨張開始
    温度は、50°Cより高く、200°Cよりも低い温度
    であることを特徴とする請求項1、2または3記載の紙
    製緩衝材料。
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