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JP2000034224A - 徐放性錠剤、その添加剤組成物及びそれらの製造方法 - Google Patents

徐放性錠剤、その添加剤組成物及びそれらの製造方法

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JP2000034224A
JP2000034224A JP11101515A JP10151599A JP2000034224A JP 2000034224 A JP2000034224 A JP 2000034224A JP 11101515 A JP11101515 A JP 11101515A JP 10151599 A JP10151599 A JP 10151599A JP 2000034224 A JP2000034224 A JP 2000034224A
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JP
Japan
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sustained
hydrophilic matrix
matrix base
additive composition
release tablet
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Pending
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JP11101515A
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English (en)
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Fujio Sekikawa
富士夫 関川
Takeshi Honma
丈士 本間
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Freund Corp
Original Assignee
Freund Corp
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Publication date
Application filed by Freund Corp filed Critical Freund Corp
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Priority to PCT/JP1999/002408 priority patent/WO1999058114A1/ja
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/20Pills, tablets, discs, rods
    • A61K9/2004Excipients; Inactive ingredients
    • A61K9/2022Organic macromolecular compounds
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    • A61K9/20Pills, tablets, discs, rods
    • A61K9/2004Excipients; Inactive ingredients
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    • A61K9/2018Sugars, or sugar alcohols, e.g. lactose, mannitol; Derivatives thereof, e.g. polysorbates

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  • Biophysics (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 打錠時の流動性に優れ、薬効成分の溶出速度
を正確にコントロールできる徐放性錠剤を製造するため
の添加剤組成物を提供する。 【解決手段】 親水性マトリックス基剤50〜100重
量%及び不活性医薬充填剤0〜50重量%を含有し、ゆ
るみ見掛け密度が0.35g/ml以上でかつ安息角が
40゜以下である細粒から成ることを特徴とする、徐放
性錠剤用添加剤組成物該組成物、該組成物と主薬とを含
む徐放性錠剤及びそれらの製法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、打錠時の流動性に
優れ、薬効成分の溶出速度を正確にコントロールできる
徐放性錠剤を製造するための添加剤組成物、その製造方
法及び該添加剤組成物を含む徐放性錠剤ならびに該錠剤
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】徐放性製剤は、投与回数の減少に伴うコ
ンプライアンスの向上や血中濃度の変動幅を小さくする
ことにより副作用を防止し、安定した治療効果を期待す
るといった目的で開発が行われており、近年、種々の製
剤が上市されている。
【0003】中でも、親水性マトリックス基剤を用いた
徐放性錠剤は構造や製造プロセスがシンプルであり、実
用化の点で有利である。従来、その製造方法には、親水
性マトリックス基剤と薬物粉末とを混合し、これに滑沢
剤を加えて打錠する直接粉末圧縮法と、結合剤を用いて
親水性マトリックス基剤と薬物粉末を湿式造粒し、得ら
れた顆粒に他の添加剤や滑沢剤を加えて打錠する湿式顆
粒圧縮法がある。このような方法で得られる徐放性錠剤
は、水と接触すると錠剤表面に連続したゲル層を形成し
錠剤内部への水の浸入を遅延させるため、長時間崩壊す
ることなく形状を保持できる。薬物の溶出は水の浸入速
度に律速されるため徐放効果を示す。
【0004】直接粉末圧縮法により製造する親水性マト
リックス基剤を用いた徐放性錠剤には、例えば以下のも
のが知られている。 (1)特公平4ー5208号公報には、平均分子量5
0,000以上、すなわち、20℃における2%水溶液
の粘度が約800cP以上であり、メトキシル基含有量
が16〜24重量%、ヒドロキシプロポキシル基が4〜
32重量%であるヒドロキシプロピルメチルセルロース
(以下、HPMC)を錠剤重量の25%まで用いたもの
が記載されている。 (2)特公平5ー9413号公報には、平均分子量2
3,000以下、すなわち、20℃における2%水溶液
の粘度が約50cP以下であり、ヒドロキシプロポキシ
ル基が9〜12重量%であるHPMCを用いたものが記
載されている。 (3)特公平7ー51516号公報には、20℃におけ
る2%水溶液の粘度が15cP以上であり、メトキシル
基含有量が28〜32重量%、ヒドロキシプロポキシル
基が7〜12重量%であり、且つ粒度が100メッシュ
のふるいを95重量%以上通過するように調製されたH
PMCを用いたものが記載されている。
【0005】(4)特開平6ー172161号公報に
は、20℃における2%水溶液の粘度が14,000c
P以上であり、メトキシル基含有量が19〜24重量
%、ヒドロキシプロポキシル基が4〜12重量%であ
り、且つ粒度が100メッシュのふるいを95重量%以
上通過するように調製されたHPMCを用いたものが記
載されている。 (5)特許第2686215号公報には、20℃におけ
る2%水溶液の粘度が1,000cP以上であり、メト
キシル基含有量が19〜30重量%、ヒドロキシプロポ
キシル基が4〜12重量%であり、且つ粒度が1000
メッシュのふるいを95重量%以上通過でき、ゆるみ見
掛け密度が0.35g/ml以下になるように調製され
たHPMCを用いたものが記載されている。
【0006】湿式顆粒圧縮法により製造する親水性マト
リックス基剤を用いた徐放性錠剤の例としては、例えば
つぎのものが知られている。 (6)特公平4ー164025号公報には、20℃にお
ける2%水溶液の粘度が80cP以上であるメチルセル
ロースに主薬や賦形剤などを混合し、水あるいは含水有
機溶剤を加えて練合して得られた顆粒を用いたものが記
載されている。 (7)特開平5ー255125号公報には、部分湿式造
粒法と称し、薬物を結合剤を用いて湿式造粒した薬物顆
粒にHPMCや水溶性成分を混合し打錠を行って、所定
の関係式に従い薬物が放出される徐放性錠剤を調製して
いるものが記載されている。
【0007】さらに、湿式顆粒圧縮法を用い、流動性に
優れ直打が可能な添加剤組成物にしたものとしては、例
えばつぎのものが知られている。 (8)特公平6ー25073号公報に、ヘテロ多糖とヘ
テロ多糖を架橋することができる多糖材料を含んで成る
親水性材料20〜60重量%、及び不活性医薬充填剤4
0〜80重量%を含んで成る顆粒を用いたものが記載さ
れている。 (9)特開平4ー312522号公報に、HPMCを溶
解温度以上の熱水に懸濁し、タンニン酸、アクリル酸ー
メタクリル酸メチルーメタクリル酸ジメチルアミノエチ
ル共重合又はメタクリル酸ーアクリル酸エステル共重合
体を添加した後、噴霧乾燥して得られる組成物を用いた
ものが記載されている。 (10)特開平6ー239764号公報に、微結晶セル
ロースを分散したHPMC水溶液を噴霧乾燥して得られ
る組成物を用いたものが記載されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、以上に紹介し
たような徐放性錠剤の製造に良く使用されているHPM
Cに代表される親水性マトリックス基剤(セルロースエ
ーテル類など)の粉末は打錠時の流動性が悪いことが知
られており、その物性は高粘度タイプ(高分子量)のも
のほど顕著に現れる。直接粉末圧縮法を用いた(1)〜
(5)の公報記載の方法では、錠剤としての総重量が不
均一になったり、薬物や他の賦形剤との混合性が悪化し
たりして、薬効成分の溶出速度を正確にコントロールす
ることは難しくなる。処方によっては回転式打錠機での
製造自体が出来ない恐れもある。直接粉末圧縮法の場
合、徐放性錠剤についての改善努力の大半は徐放性の面
に向けられており、錠剤化の面については十分に言及さ
れていない。親水性マトリックス基剤として低粘度タイ
プのものを用いた場合には若干流動性は良くなるが、水
和時のゲル強度が小さいため、ゲル層を十分に形成する
前に錠剤としての形態が崩れてしまったり、ゲル層を形
成しても崩壊時間が短く徐放効果が得られなくなったり
する。結果として、徐放性基剤成分の添加量を多くしな
ければならなくなり、錠剤全体の径は大きくなり服用し
にくくなるという問題が生じる。
【0009】一方、湿式顆粒圧縮法による製造方法の場
合、特開平5ー255125号公報記載の方法(7)で
は、薬物を主とした顆粒の製造を行っているだけで、流
動性、混合性、圧縮成形に難のある薬物には有効であろ
うが、HPMCの物性には何ら関係を示さないため、前
述した直接粉末圧縮法の場合と同様の欠点が認められ
る。これに対し、特開平4ー164025号公報記載の
方法(6)は、メチルセルロースに薬物や賦形剤を混合
し、水あるいは含水有機溶剤を加えて練合して得られた
顆粒が用いられているため、メチルセルロースの性質は
改善されていると思われる。然れども、水に対して不安
定な薬物では分解などの懸念があるため、未処理の状態
で混合・錠剤化することが好ましく、打錠障害を有する
薬物を除けば、徐放性基剤と共に造粒を行うことが適当
であるとは言い難い。
【0010】それ故に、薬物粉末と混合するだけで徐放
性錠剤が得られる、流動性に優れた添加剤組成物が望ま
れるわけであるが、特公平6ー25073号公報記載の
方法(8)では、添加剤組成物にトラガントやアカシア
などの天然ガムを含むため、ロット間で品質が変動する
恐れがある。特開平4ー312522号(9)、特開平
6ー239764号(10)の公報記載の方法は、共に
噴霧乾燥を行うものであり、添加剤組成物を調製する方
法としては、コストと生産性の面で好ましくない。ま
た、得られた組成物の物性についても、特開平6ー23
9764号記載のものでは、組成物中のHPMC含有量
が少ない(20%)にもかかわらず見掛け密度は小さく
(0.20g/ml)、回転式打錠機などで錠剤化を行
う際に充填量に制限ができてしまう。
【0011】本発明の目的は、薬効成分の溶出速度が正
確にコントロールされている徐放性錠剤を製造するため
に有用な、打錠時の流動性に優れる添加剤組成物及びそ
の製造方法を提供することにある。特に本発明は、水和
時のゲル強度が大きく、錠剤中への添加量が少なくて済
むなど徐放性の面では優れているが、錠剤化の面で流動
性や混合性が悪いため、造粒するのに高度技術を必要と
することが普及を妨げる一要因となっているHPMCな
どの高粘度タイプの親水性マトリックス基剤を主成分と
して含むにも係わらず、流動性、混合性に優れている細
粒からなる徐放性製剤用の添加剤組成物とその製造方法
を提供することを目的とする。また本発明は、流動性と
混合性に優れた細粒からなる上記の添加剤組成物を含有
する徐放性錠剤とその製造方法を提供することを目的と
するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めになされた本発明の徐放性錠剤を製するための添加剤
組成物は、親水性マトリックス基剤、又は、親水性マト
リックス基剤と不活性医薬充填剤の混合物を、溶剤もし
くは結合剤を用いて湿式造粒されてなり、主としてつぎ
の各発明を包含する。
【0013】(1)親水性マトリックス基剤50〜10
0重量%及び不活性医薬充填剤0〜50重量%より成
り、ゆるみ見掛け密度が0.35g/ml以上で且つ安
息角が40゜以下である細粒から成ることを特徴とす
る、徐放性錠剤用添加剤組成物。 (2)親水性マトリックス基剤が、ヒドロキシプロピル
メチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メ
チルセルロース及びカルボキシメチルセルロースナトリ
ウムから選ばれた少なくとも1種を含むことを特徴とす
る、(1)項に記載の徐放性錠剤用添加剤組成物。 (3)不活性医薬充填剤が、乳糖、蔗糖、果糖、デキス
トリン、サイクロデキストリン、結晶セルロース、粉末
セルロース、マンニトール、キシリトール及びソルビト
ールから選ばれた少なくとも1種を含むことを特徴とす
る、(1)項又は(2)項に記載の徐放性錠剤用添加剤
組成物。
【0014】(4)親水性マトリックス基剤、又は親水
性マトリックス基剤と前記不活性医薬充填剤の組成物
を、溶剤もしくは結合剤を用いて湿式造粒することを特
徴とする、親水性マトリックス基剤50〜100重量%
及び不活性医薬充填剤0〜50重量%より成り、ゆるみ
見掛け密度が0.35g/ml以上で且つ安息角が40
゜以下である細粒から成る徐放性錠剤用添加剤組成物の
製造方法。 (5)前記親水性マトリックス基剤、又は親水性マトリ
ックス基剤と前記不活性医薬充填剤の混合物に、親水性
マトリックス基剤が溶解を開始する比率以下の水を含む
有機溶剤を加えて練合し、練合物を解砕機で整粒するこ
とを特徴とする、(4)項に記載の徐放性錠剤用添加剤
組成物の製造方法。
【0015】(6)前記親水性マトリックス基剤、又は
親水性マトリックス基剤と前記不活性医薬充填剤の混合
物に、親水性マトリックス基剤が溶解を開始する比率以
下の水を含む有機溶剤を加えて攪拌造粒を行うことを特
徴とする、(4)項に記載の徐放性錠剤用添加剤組成物
の製造方法。 (7)前記親水性マトリックス基剤、又は親水性マトリ
ックス基剤と前記不活性医薬充填剤の混合物を、親水性
マトリックス基剤の溶解温度以上の熱水もしくは含水有
機溶剤で湿式造粒することを特徴とする、(4)項に記
載の徐放性錠剤用添加剤組成物の製造方法。
【0016】(8)水を加えて浸潤せしめた結晶セルロ
ース又は粉末セルロースからなる不活性医薬充填剤に、
前記親水性マトリックス基剤を散布して湿式造粒するこ
とを特徴とする、(4)項に記載の徐放性錠剤用添加剤
組成物の製造方法。 (9)水を加えて浸潤せしめた結晶セルロース又は粉末
セルロースからなる不活性医薬充填剤に、前記親水性マ
トリックス基剤を散布して遠心転動造粒することを特徴
とする、(4)項に記載の徐放性錠剤用添加剤組成物の
製造方法。
【0017】(10)前記不活性医薬充填剤が、乳糖、
蔗糖、果糖、デキストリン、サイクロデキストリン、結
晶セルロース、粉末セルロース、マンニトール、キシリ
トール及びソルビトールから選ばれた少なくとも1種を
含むことを特徴とする、(4)項〜(7)項のいずれか
1項に記載の徐放性錠剤用添加剤組成物の製造方法。 (11)前記親水性マトリックス基剤が、ヒドロキシプ
ロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロー
ス、メチルセルロース及びカルボキシメチルセルロース
ナトリウムから選ばれた少なくとも1種を含むことを特
徴とする、(4)項〜(10)項のいずれか1項に記載
の徐放性錠剤用添加剤組成物の製造方法。
【0018】(12)親水性マトリックス基剤50〜1
00重量%及び不活性医薬充填剤0〜50重量%より成
り、ゆるみ見掛け密度が0.35g/ml以上で且つ安
息角が40゜以下の細粒から成る徐放性錠剤用添加剤組
成物と主薬成分を含有することを特徴とする、徐放性錠
剤。 (13)前記徐放性錠剤用添加剤組成物が、ヒドロキシ
プロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロ
ース、メチルセルロース及びカルボキシメチルセルロー
スナトリウムから選ばれた少なくとも1種を親水性マト
リックス基剤として含むものであることを特徴とする、
(12)項に記載の徐放性錠剤。
【0019】(14)前記徐放性錠剤用添加剤組成物
が、乳糖、蔗糖、果糖、デキストリン、サイクロデキス
トリン、結晶セルロース、粉末セルロース、マンニトー
ル、キシリトール及びソルビトールから選ばれた少なく
とも1種を不活性医薬充填剤として含むものであること
を特徴とする、(12)項又は(13)項に記載の徐放
性錠剤。 (15)前記徐放性錠剤用添加剤組成物が、前記親水性
マトリックス基剤、又は親水性マトリックス基剤と前記
不活性医薬充填剤の混合物を溶剤もしくは結合剤を用い
て湿式造粒することをによって製造されているものであ
ることを特徴とする、(12)項〜(14)項のいずれ
か1項に記載の徐放性錠剤。
【0020】(16)前記徐放性錠剤用添加剤組成物
が、前記親水性マトリックス基剤、又は親水性マトリッ
クス基剤と前記不活性医薬充填剤の混合物に、親水性マ
トリックス基剤が溶解を開始する比率以下の水を含む有
機溶剤を加えて練合し、練合物を解砕機で整粒すること
によって製造されているものであることを特徴とする、
(12)項〜(14)項のいずれか1項に記載の徐放性
錠剤。 (17)前記徐放性錠剤用添加剤組成物が、前記親水性
マトリックス基剤、又は親水性マトリックス基剤と前記
不活性医薬充填剤の混合物に、親水性マトリックス基剤
が溶解を開始する比率以下の水を含む有機溶剤を加えて
攪拌造粒を行うことによって製造されているものである
ことを特徴とする、(12)項〜(14)項のいずれか
1項に記載の徐放性錠剤。
【0021】(18)前記徐放性錠剤用添加剤組成物
が、前記親水性マトリックス基剤、又は親水性マトリッ
クス基剤と前記不活性医薬充填剤の混合物を、親水性マ
トリックス基剤の溶解温度以上の熱水もしくは含水有機
溶剤で湿式造粒することによって製造されているもので
あることを特徴とする、(12)項〜(14)項のいず
れか1項に記載の徐放性錠剤。 (19)前記徐放性錠剤用添加剤組成物が、水を加えて
浸潤せしめた結晶セルロース又は粉末セルロースからな
る不活性医薬充填剤に、前記親水性マトリックス基剤を
散布して湿式造粒することによって製造されているもの
であることを特徴とする、(12)項〜(14)項のい
ずれか1項に記載の徐放性錠剤。 (20)前記徐放性錠剤用添加剤組成物が、水を加えて
浸潤せしめた結晶セルロース又は粉末セルロースに、親
水性マトリックス基剤を散布して遠心転動造粒する方法
で製造されているものであることを特徴とする、(1
2)項〜(14)項のいずれか1項に記載の徐放性錠
剤。
【0022】(21)親水性マトリックス基剤50〜1
00重量%及び不活性医薬充填剤0〜50重量%より成
り、ゆるみ見掛け密度が0.35g/ml以上で且つ安
息角が40゜以下の細粒から成る徐放性錠剤用添加剤組
成物に主薬をそのまま加えて打錠するか、又は主薬に他
の添加剤を加えて造粒して得られる細粒を加えて打錠す
ることを特徴とする、徐放性錠剤の製造方法。 (22)前記徐放性錠剤用添加剤組成物は、該組成物中
に、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシ
プロピルセルロース、メチルセルロース及びカルボキシ
メチルセルロースナトリウムから選ばれた少なくとも1
種からなる親水性マトリックス基剤を含むものであるこ
とを特徴とする、(21)項に記載の徐放性錠剤の製造
方法。
【0023】(23)前記徐放性錠剤用添加剤組成物
は、該組成物中に、乳糖、蔗糖、果糖、デキストリン、
サイクロデキストリン、結晶セルロース、粉末セルロー
ス、マンニトール、キシリトール及びソルビトールから
選ばれた少なくとも1種からなる不活性医薬充填剤を含
むことを特徴とする、(21)項又は(22)項に記載
の徐放性錠剤の製造方法。 (24)前記徐放性錠剤用添加剤組成物は、前記親水性
マトリックス基剤、又は親水性マトリックス基剤と前記
不活性医薬充填剤の混合物を、溶剤もしくは結合剤を用
いて湿式造粒することによって製造されているものであ
ることを特徴とする、(21)項〜(23)項のいずれ
か1項に記載の徐放性錠剤の製造方法。
【0024】(25)前記徐放性錠剤用添加剤組成物
は、前記親水性マトリックス基剤、又は親水性マトリッ
クス基剤と前記不活性医薬充填剤の混合物に、親水性マ
トリックス基剤が溶解を開始する比率以下の水を含む有
機溶剤を加えて練合し、練合物を解砕機で整粒するによ
って製造されているものであることを特徴とする、(2
1)項〜(23)項のいずれか1項に記載の徐放性錠剤
の製造方法。 (26)前記徐放性錠剤用添加剤組成物は、前記親水性
マトリックス基剤、又は親水性マトリックス基剤と前記
不活性医薬充填剤の混合物に、親水性マトリックス基剤
が溶解を開始する比率以下の水を含む有機溶剤を加えて
攪拌造粒を行うことによって製造されているものである
ことを特徴とする、(21)項〜(23)項のいずれか
1項に記載の徐放性錠剤の製造方法。
【0025】(27)前記徐放性錠剤用添加剤組成物
は、前記親水性マトリックス基剤、又は親水性マトリッ
クス基剤と前記不活性医薬充填剤の混合物を、親水性マ
トリックス基剤の溶解温度以上の熱水もしくは含水有機
溶剤で湿式造粒することによって製造されているもので
あることを特徴とする、(21)項〜(23)項のいず
れか1項に記載の徐放性錠剤の製造方法。 (28)前記徐放性錠剤用添加剤組成物は、水を加えて
浸潤せしめた結晶セルロース又は粉末セルロースからな
る不活性医薬充填剤に、前記親水性マトリックス基剤を
散布して湿式造粒することによって製造されているもの
であることを特徴とする、(21)項〜(23)項のい
ずれか1項に記載の徐放性錠剤の製造方法。
【0026】(29)前記徐放性錠剤用添加剤組成物
は、水を加えて浸潤せしめた結晶セルロース又は粉末セ
ルロースからなる不活性医薬充填剤に、前記親水性マト
リックス基剤を散布して遠心転動造粒することによって
製造されているものであることを特徴とする、(21)
項〜(23)項のいずれか1項に記載の徐放性錠剤の製
造方法。 (30)前記徐放性錠剤用添加剤組成物は、前記不活性
医薬充填剤として、乳糖、蔗糖、果糖、デキストリン、
サイクロデキストリン、結晶セルロース、粉末セルロー
ス、マンニトール、キシリトール及びソルビトールから
選ばれた少なくとも1種からなる不活性医薬充填剤を使
用して製造されているものであることを特徴とする、
(24)項〜(27)項のいずれか1項に記載の徐放性
錠剤の製造方法。
【0027】(31)前記徐放性錠剤用添加剤組成物
は、前記親水性マトリックス基剤として、ヒドロキシプ
ロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロー
ス、メチルセルロース及びカルボキシメチルセルロース
ナトリウムから選ばれた少なくとも1種からなる親水性
マトリックス基剤を使用して製造されているものである
ことを特徴とする、(24)項〜(30)項のいずれか
1項に記載の徐放性錠剤の製造方法。
【0028】ここでいう「ゆるみ見掛け密度」とは、以
下の測定方法で求めたものを指す。日本工業規格・塩化
ビニル樹脂試験方法(JIS K6721)に基づいて
制作されたカサ比重測定器((株)蔵持科学器械製作所
製)を用い、所定量の試料をダンパーを差し込んだ漏斗
に入れ、速やかにダンパーを引き抜き、試料を内容積1
00mlの受器に連続的に自然落下させる。受器から盛
り上がった試料をガラス棒ですり落とした後、試料の入
った受器の質量を量り密度を算出する。また、「安息
角」は、注入法により求めたものを示す。すなわち、電
磁振動式安息角測定器(筒井理化学器器(株)製)を用
い、所定量の試料を振動により測定用テーブルに落と
し、テーブルの周囲から試料がこぼれはじめるまで継続
し、円錐状の堆積を形成させ、その傾斜角を分度器で読
みとる。
【0029】
【発明の実施の形態】添加剤組成物に使用される親水性
マトリックス基剤としては、ヒドロキシプロピルメチル
セルロース(HPMC)、ヒドロキシプロピルセルロー
ス(HPC)、メチルセルロース、カルボキシメチルセ
ルロースナトリウム及びそれらの2種以上の混合物から
選ばれた1種を含むものが挙げられる。HPMCの場
合、日本薬局方(第13改正)のHPMC2208があ
り、例えば信越化学工業(株)製のメトローズという商
品名で市販されているものが挙げられる。その中で、2
0℃における2%水溶液の粘度が4,000cP以上で
ある高粘度タイプである90SH−4000、90SH
−15000、90SH−30000、90SH−10
0000のように、薬物との混合性や打錠時の流動性が
特に悪いものが使用することができる。同様に、HPC
の場合は、粘度が1,000cP以上であるもの(HP
C−H、日本曹達(株)製)、メチルセルロースの場合
は、粘度が1,500cP以上であるもの(SM−15
00、SM−4000、SM−8000、信越化学工業
(株)製)等を使用することができる。
【0030】添加剤組成物に使用される不活性医薬充填
剤としては、乳糖、蔗糖、果糖、デキストリン、サイク
ロデキストリン、結晶セルロース、粉末セルロース、マ
ンニトール、キシリトール、ソルビトール及びそれらの
2種以上の混合物等が挙げられる。
【0031】本発明の錠剤用添加剤組成物の製造方法
は、上記親水性マトリックス基剤の錠剤化の面で不利益
な物性を改善するものであり、基本的には、親水性マト
リックス基剤、又は親水性マトリックス基剤と不活性医
薬充填剤の混合物に、溶剤もしくは結合剤を加えて練合
し、造粒することを特徴とするものである。
【0032】造粒に際して加えられる溶剤は、親水性マ
トリックス基剤が溶解を開始する比率以下の水を含む有
機溶剤が適している。例えばHPMC2208の90S
H−4000は、水の比率が30%を越えると溶解が開
始する。35%以上の含水有機溶剤を用いた場合には、
HPMCはすぐさまゲル化を生じ高粘性を帯びるため、
粉体層全体に液を行き渡らせることが困難になり、まま
粉状の凝集魂と未処理状態の粉末からなる不均一なもの
しか得られない。なお、親水性マトリックス基剤が溶解
を開始する比率とは、以下のことを言う。すなわち、予
め有機溶剤中に親水性マトリックス基剤を約0.1%と
いう十分に少ない量で加えて攪拌し、分散させる。これ
に一定量の水を加えて分散を継続する。分散を停止して
30分間放置した際に、水分含量比が低い領域では親水
性マトリックス基剤は沈降して相分離を生じるが、ある
割合以上から均質な相を形成し始める。この時の水含量
比を指す。有機溶剤としては、水と相溶するものであれ
ばよく、メタノール、エタノール、イソプロパノール等
の低級アルコール類やアセトン等が使用できるが、毒性
の面からエタノールが好ましい。
【0033】この徐放性錠剤を製造するために使用され
る添加剤組成物の製造方法は、親水性マトリックス基
剤、又は親水性マトリックス基剤と不活性医薬充填剤の
混合物に、含水有機溶剤を加え、高速攪拌する攪拌造粒
法、もしくは、ニーダーで練合し、解砕(粉砕)機で整
粒した後、流動層で乾燥を行う破砕造粒法が望ましい。
流動層造粒法を用いた場合には、粉体層中の粒子表面の
一部にしか結合剤が付着しないため、圧密化しないまま
3次粒子が形成され、かさ高い造粒物しか得ることがで
きない。複合型流動層造粒法を用いた場合には、粉体層
全体にまで溶剤を行き渡らせることが容易であるため、
幾分粒子同士を圧密化させることが可能である。しか
し、上記親水性マトリックス基剤は繊維状粒子であるも
のが多いため、粒子同士を絡み合わせることにより圧密
化を行うことが必要であり、所望する流動性と見掛け密
度を付与する造粒物を得るには、攪拌造粒法が好まし
く、破砕造粒法が最も好ましい。
【0034】また、結晶セルロース又は粉末セルロース
(以下、セルロース)のように吸水性と塑性変形性(可
塑性)に富む不活性医薬充填剤を用いる場合には、例外
的に水のみで製造することができる。セルロースを遠心
転動造粒装置に仕込み、回転円盤を回転させつつ、水を
噴霧してセルロースを浸潤せしめた後、親水性マトリッ
クス基剤を散布し、さらに水を噴霧して造粒を行う方法
である。この方法では、水のみの造粒にもかかわらず、
セルロースの吸水性に助けられるため、親水性マトリッ
クス基剤はゲル化・凝集を生じることはなく、均質に複
合粒子の成長は進む。より圧密化した造粒物を得たいの
ならば、ニーダーを用いてセルロースに水を加えて練合
した後、親水性マトリックス基剤を徐々に散布し、均質
になるまで練合を続ける。該混合物を解砕機で整粒した
後、遠心転動造粒装置に移し、水を噴霧して造粒を行え
ば効果は大である。
【0035】添加剤組成物中の親水性マトリックス基剤
の含量については、該添加剤組成物を用いて製造した徐
放性錠剤からの薬効成分の投与量に応じて選択を行うの
が好ましい。マレイン酸クロルフェニラミンやニフェジ
ピンなどのように一回の投与量が数mgの薬物について
は、親水性マトリックス基剤の含量が50重量%のもの
やそれ以上のものを用いても構わないが、アセトアミノ
フェンやテオフィリンなどのように一回の投与量が数百
mg要するものについては、錠剤重量や錠剤径の増大を
回避するため親水性マトリックス基剤の含量が80重量
%以上の組成物を用いることが好ましい。
【0036】上記添加剤組成物の粒度に関しては、通常
18号のふるいを通過できるものであり、好ましくは3
0号のふるいを通過できるもの、最も好ましくは42号
のふるいを通過できるものである。18号のふるいに残
分する粒子を用いた場合には、粒子の表面積が小さいた
め、圧縮形成されても錠剤中の分布は密になりにくい。
そのため、連続したゲル層が形成されにくい状態で水の
浸入を招き、溶出の初期に錠剤の崩壊を生じる場合があ
り好ましくない。なお、ここで言う粒度とは、日本工業
規格・試験用ふるい(JIS Z8801)に規定して
いる標準網ふるいを用い、ふるい分け試験方法通則(J
IS Z8815)によって求めたものを指す。
【0037】この方法によって得られた添加剤組成物に
は、主薬を直接加えて混合するか、又は主薬に他の添加
剤を加えて造粒して得られた細粒を加えて混合し、さら
に必要に応じて滑沢剤などを加えた後、常法によって打
錠機で徐放性錠剤とすることができる。上記添加剤組成
物は、主薬や他の賦形剤との混合性に優れ、V型混合機
による混合では、混合直後から薬物含量が一定になりバ
ラツキが少ない。また、安息角が40°以下であるため
流動性に優れ、錠剤の重量変動係数は極めて小さい。そ
れ故、錠剤中の親水性マトリックス基剤及び主薬の含量
を正確にコントロールすることができ、薬効成分の溶出
速度をより調整設定し易くする。さらに、ゆるみ見掛け
密度は、例えば、HPMC(90SH−4000)のよ
うな親水性マトリックス基剤100重量%からなる組成
物では0.35g/ml以上であり、該親水性マトリッ
クス基剤50重量%及び不活性医薬充填剤50重量%か
らなる組成物では0.45g/ml以上であるため、所
望する錠剤重量まで錠剤組成物を打錠機に充填すること
ができる。
【0038】薬効成分の溶出速度を調整する際、錠剤中
の親水性マトリックス基剤の含量はマトリックス基剤の
種類、薬効成分の水や消化液に対する溶解度及び付与さ
せたい徐放性能により異なるが、通常は5〜90重量
%、好ましくは20〜60重量%である。5重量%以下
であると十分な徐放性能を得ることができなくなる場合
もあり好ましくないし、90重量%以上であると薬効成
分の溶出速度が低下し過ぎる場合もあり好ましくない。
【0039】本発明の添加剤組成物は、未処理の親水性
マトリックス基剤に比べて水和時の膨潤量が増大するた
め、消化管内での滞留時間の延長を図ることができる。
これは、上記添加剤組成物を製造する際、乾燥工程中に
膨潤した親水性マトリックス基剤の粒子内で、分子間水
素結合(物理的架橋)が形成され、結晶構造性が増大
し、再水和時により大きな膨潤性を示すようになるから
である。結果として、消化管内壁への付着性が増し、消
化管内での滞留時間を長くすることができる。また、膨
潤性を付与することにより、高粘度タイプの親水性マト
リックス基剤を用いた場合に危惧される、ゲル層の崩壊
が極度に遅延し、薬効成分の残量が残り少なくなってき
た時に、溶出速度の低下を招くということもなくなる。
【0040】
【実施例】以下、本発明の具体的態様を実施例及び比較
例により説明するが、本発明はこれらの記載によって限
定されるものではない。
【0041】実施例1 HPMC(信越化学工業(株)製、メトローズ、90S
H−4000)500gと乳糖(DMV製、Pharm
atose、350M Lactose)500gを容
量8リッターのニーダー(深江工業(株)製)に仕込
み、水/エタノール=25/75の混合液を1.0kg
加え15分間練合した。練合物を3mm径スクリーンを
付した解砕機((株)ダルトン製、パワーミルP−3
型、)で整粒した後、流動層造粒装置(フロイント産業
(株)製、FLO−5型)で乾燥し、乾燥顆粒を30号
のふるいで篩別調粒した。この操作を3回繰り返し2.
2kgの細粒を得た。安息角及びゆるみ見掛け密度は表
1のとおりであった。
【0042】比較例1 HPMC(90SH−4000)100gと乳糖100
gを流動層造粒装置(フロイント産業(株)製、FL−
MINI型)に仕込み、水/エタノール=25/75の
混合液200gを30mL/分の速度で噴霧した(スプ
レー圧:0.1MPa、吸気温度:70−75℃、排気
温度:30−35℃)。乾燥後、30号のふるいで篩別
調粒し、178gの細粒を得た。安息角及びゆるみ見掛
け密度は表1のとおりであった。
【0043】比較例2 HPMC(90SH−4000)250gと乳糖250
gを複合型流動層造粒装置(フロイント産業(株)製、
SFC−MINI型)に仕込み、水/エタノール=25
/75の混合液500gを80ml/分の速度で噴霧し
た(スプレー圧:0.2MPa、ローター回転数:30
0rpm、アジテーター回転数:500rpm、給気温
度:70−75℃、排気温度:30−35℃)。乾燥
後、30号のふるいで篩別調粒し、339gの細粒を得
た。安息角及びゆるみ見掛け密度は表1のとおりであっ
た。
【0044】
【表1】
【0045】実施例2 HPMC(90SH−4000)800gと乳糖200
gをニーダーに仕込み、水/エタノール=20/80の
混合液を1.2kg加え15分間練合した。以下、実施
例1と同様の操作条件で整粒、乾燥、篩別を行い、75
2gの細粒を得た。安息角及びゆるみ見掛け密度は表2
のとおりであった。
【0046】比較例3 HPMC(90SH−4000)96gと乳糖24gを
流動層造粒装置(フロイント産業(株)製、FL−MI
NI型)に仕込み、水/エタノール=20/80の混合
液150gを20ml/分の速度で噴霧した(スプレー
圧:0.1MPa、吸気温度:70−75℃、排気温
度:30−35℃)。乾燥後、30号のふるいで篩別調
粒し、79gの細粒を得た。安息角及びゆるみ見掛け密
度は表2のとおりであった。
【0047】比較例4 HPMC(90SH−4000)240gと乳糖60g
を複合型流動層造粒装置(フロイント産業(株)製、S
FC−MINI型)に仕込み、水/エタノール=20/
80の混合液375gを54ml/分の速度で噴霧した
(スプレー圧:0.2MPa、ローター回転数:300
rpm、アジテーター回転数:500rpm、給気温
度:70−75℃、排気温度:30−35℃)。乾燥
後、30号のふるいで篩別調粒し、173gの細粒を得
た。安息角及びゆるみ見掛け密度は表2のとおりであっ
た。
【0048】
【表2】
【0049】実施例3 HPMC(90SH−4000)1.0kgをニーダー
に仕込み、水/エタノール=20/80の混合液を1.
2kg加え15分間練合した。以下、実施例1と同様の
操作条件で整粒、乾燥、篩別を行い、813gの細粒を
得た。安息角及びゆるみ見掛け密度は表3のとおりであ
った。
【0050】比較例5 HPMC(90SH−4000)120gを流動層造粒
装置(フロイント産業(株)製、FL−MINI型)に
仕込み、水/エタノール=20/80の混合液150g
を20ml/分の速度で噴霧した(スプレー圧:0.1
MPa、吸気温度:70−75℃、排気温度:30−3
5℃)。乾燥後、30号のふるいで篩別調粒し、81g
の細粒を得た。安息角及びゆるみ見掛け密度は表3のと
おりであった。
【0051】比較例6 HPMC(90SH−4000)300gを複合型流動
層造粒装置(フロイント産業(株)製、SFCーMIN
I型)に仕込み、水/エタノール=20/80の混合液
375gを54ml/分の速度で噴霧した(スプレー
圧:0.2MPa、ローター回転数:300rpm、ア
ジテーター回転数:500rpm、給気温度:70−7
5℃、排気温度:30−35℃)。乾燥後、30号のふ
るいで篩別調粒し、153gの顆粒を得た。安息角及び
ゆるみ見掛け密度は表3のとおりであった。
【0052】比較例7 無処理のHPMC(90SH−4000)の安息角とゆ
るみ見掛け密度を測定した。結果を表3に示す。
【0053】
【表3】
【0054】各種造粒方法を用い、HPMCの含量比を
変えた添加剤組成物の製造を行ったが、表1〜3に示す
ように、ニーダーで練合した後、解砕機で整粒を行う破
砕造粒法が、ゆるみ見掛け密度が大きく、安息角が小さ
く流動性が良いものを得るのに最も適していた。
【0055】実施例4 実施例1で得た添加剤組成物(HPMC/乳糖(50/
50))800gに、直打用乳糖(フロイント産業
(株)製、ダイラクトーズ−S)155gとマレイン酸
クロルフェニラミン(福寿製薬(株)製)40gを加
え、V型混合機((株)徳寿工作所製、V−10型)に
仕込んだ。混合中、経時的に混合機内の3箇所よりサン
プリングを行い、分光光度計(日本分光(株)製、Ub
est−35)にてマレイン酸クロルフェニラミン量を
求め、その割合から混合性を評価した。結果を図1に示
す。混合直後から薬物の含量は一定であり、バラツキも
小さいことから、本発明の添加剤組成物は混合性に優れ
ていることがわかる。
【0056】比較例8 無処理のHPMC(90SH−4000)400gに直
打用乳糖(フロイント産業(株)製、ダイラクトーズ−
S)555gとマレイン酸クロルフェニラミン40gを
V型混合機に仕込み、実施例4と同様の操作で混合性を
調べた。結果を図1に示す。混合時間が20分を経過し
ても薬物含量は一定とならず、バラツキも大きかった。
【0057】実施例5 実施例4で調製した混合物にステアリン酸マグネシウム
を0.5%分加え、ロータリー打錠機((株)畑鉄工所
製、HT−30型)を用いて打錠を行った。得られた錠
剤の錠剤重量は200mgであり、重量変動係数は1.
6%と小さく、錠剤硬度は9.7kg/cm2 と高かっ
た。
【0058】比較例9 比較例8で調製した混合物についても、実施例5と同様
に打錠実験を行ったが、粉末の流動性が悪く、十分な打
錠ができないことがわかった。
【0059】実施例6 単発式打錠機((株)富士薬品器械製、FY−MCU−
T型)を用い、マレイン酸クロルフェニラミン6mgと
実施例1で調製した添加剤組成物HPMC/乳糖(50
/50)140mgを含み、直打用乳糖とステアリン酸
マグネシウムを加え錠剤重量を200mgとした、HP
MCを35%含有する8mm径の錠剤を500錠製造し
た。得られた錠剤からの薬物溶出パターンを自動溶出試
験器(日本分光(株)製、DT−610型)を用いて調
べた。日局溶出試験法第2法(パドル法)に準じ、試験
液に精製水900mlを用い、液温37℃、パドル回転
数100rpmで、錠剤を必要量投入して行った。結果
を図2に示す。
【0060】実施例7 単発式打錠機を用い、マレイン酸クロルフェニラミン6
mgと実施例1で調製した添加剤組成物HPMC/乳糖
(50/50)160mgを含み、直打用乳糖とステア
リン酸マグネシウムを加え錠剤重量を200mgとし
た、HPMCを40%含有する8mm径の錠剤を500
錠製造した。得られた錠剤からの薬物溶出パターンを実
施例6と同様の条件で調べた。結果を図2に示す。
【0061】実施例8 単発式打錠機を用い、マレイン酸クロルフェニラミン6
mgと実施例1で調製した添加剤組成物HPMC/乳糖
(50/50)180mgを含み、直打用乳糖とステア
リン酸マグネシウムを加え錠剤重量を200mgとし
た、HPMCを45%含有する8mm径の錠剤を500
錠製造した。得られた錠剤からの薬物溶出パターンを実
施例6と同様の条件で調べた。結果を図2に示す。図2
に示すように、添加剤組成物の配合量を増やすことによ
り、薬物の溶出は相関的に遅延した。本発明品を用いる
ことにより、薬効成分の溶出速度を正確にコントロール
することは容易となった。
【0062】実施例9 実施例7で得た錠剤を用い、溶出パターンに及ぼす試験
液の影響を調べた。試験液には、精製水、日局崩壊試験
法試験液第1液(人工胃液、pH1.2)及び第2液
(人工腸液、pH6.8)の3種類を用いた。結果を図
3に示す。図3に示すように、本発明品を用いた徐放性
錠剤は液性の影響を受けることなく、薬効成分の溶出を
行うことができる。
【0063】実施例10 単発式打錠機を用い、アセトアミノフェン細粒(アセト
アミノフェン/乳糖=70/30)143mgと実施例
3で調製したHPMCの単一造粒物100mgを含み、
直打用乳糖とステアリン酸マグネシウムを加え錠剤重量
を250mgとした、HPMCを40%含有する9mm
径の錠剤を500錠製造した。アセトアミノフェン細粒
は、別途、ハイスピードミキサー(深江工業(株)製、
FMD−25J型)で攪拌造粒を行い、30号のふるい
で篩別調粒したものを用いた。得られた錠剤からの薬物
溶出パターンを自動溶出試験器を用いて調べた。日局溶
出試験法第2法(パドル法)に準じ、試験液に精製水9
00mlを用い、液温37℃、パドル回転数100rp
mで行った。結果を図4に示す。
【0064】実施例11 単発式打錠機を用い、テオフィリン細粒(テオフィリン
/乳糖=70/30)143mgと実施例3で調製した
HPMCの単一造粒物100mgを含み、直打用乳糖と
ステアリン酸マグネシウムを加え錠剤重量を250mg
とした、HPMCを40%含有する9mm径の錠剤を5
00錠製造した。テオフィリン細粒は、別途、ハイスピ
ードミキサーで攪拌造粒を行い、30号のふるいで篩別
調粒したものを用いた。得られた錠剤からの薬物溶出パ
ターンを自動溶出試験器を用いて調べた。日局溶出試験
法第2法(パドル法)に準じ、試験液に精製水900m
lを用い、液温37℃、パドル回転数100rpmで行
った。結果を図5に示す。
【0065】実施例12 単発式打錠機を用い、ニフェジピン細粒(ニフェジピン
/カルボキシメチルエチルセルロース(フロイント産業
(株)製)/乳糖=10/20/70)100mgと実
施例2で調製した添加剤組成物HPMC/乳糖(80/
20)87.5mgを含み、直打用乳糖とステアリン酸
マグネシウムを加え錠剤重量を200mgとした、HP
MCを35%含有する8mm径の錠剤を500錠製造し
た。ニフェジピン細粒は、別途、複合型流動層造粒装置
(フロイント産業(株)製、SFC−MINI型)で造
粒を行い、30号のふるいで篩別調粒したものを用い
た。得られた錠剤からの薬物溶出パターンを自動溶出試
験器を用いて調べた。日局溶出試験法第2法(パドル
法)に準じ、試験液に日局崩壊試験法試験液第2液90
0mlを用い、液温37℃、パドル回転数100rpm
で、錠剤を必要量投入して行った。結果を図6に示す。
【0066】実施例13 結晶セルロース(旭化成工業(株)製、アビセル、PH
−101)1,000gをニーダーに仕込み、水740
gを加え15分間練合した。練合物を半量にし、スクリ
ューフィーダーを用いてHPMC(90SH−400
0)500gを50g/分の速度で散布しながら練合を
続け、散布終了後、さらに15分間練合を継続した。こ
の練合物を3mm径スクリーンを付した解砕機((株)
ダルトン製、パワーミルP−3型、)で整粒した後、遠
心転動造粒装置(フロイント産業(株)製、CF−36
0)に仕込み、回転円盤を回転しつつ、水を10ml/
分の速度で270g噴霧した(ローター回転数:200
〜400、スプレー空気圧:0.1MPa、スプレー空
気量:15リッター/分、スリット空気量:150〜4
00リッター/分)。乾燥後、乾燥顆粒を42号のふる
いで篩別調粒し、778gの細粒を得た。この細粒の安
息角は38゜であり、ゆるみ見掛け密度は0.38g/
mlであった。
【0067】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、例えば
図4〜6に示すように、水に対する溶解度の異なる種々
の薬物においても、本発明品を用いた徐放性錠剤から
は、所望する薬効成分の溶出パターンを容易に得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の添加剤組成物の均一混合性を示す図。
【図2】本発明の徐放性錠剤の薬物溶出パターンを示す
図。
【図3】本発明の徐放性錠剤の薬物溶出パターンに及ぼ
す試験液の影響を示す図。
【図4】本発明の徐放性錠剤におけるアセトアミノフェ
ンの溶出パターンを示す図。
【図5】本発明の徐放性錠剤におけるテオフィリンの溶
出パターンを示す図。
【図6】本発明の徐放性錠剤におけるニフェジピンの溶
出パターンを示す図。

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 親水性マトリックス基剤50〜100重
    量%及び不活性医薬充填剤0〜50重量%より成り、ゆ
    るみ見掛け密度が0.35g/ml以上で且つ安息角が
    40゜以下である細粒から成ることを特徴とする、徐放
    性錠剤用添加剤組成物。
  2. 【請求項2】 親水性マトリックス基剤が、ヒドロキシ
    プロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロ
    ース、メチルセルロース及びカルボキシメチルセルロー
    スナトリウム及から選ばれた少なくとも1種を含むこと
    を特徴とする、請求項1に記載の徐放性錠剤用添加剤組
    成物。
  3. 【請求項3】 不活性医薬充填剤が、乳糖、蔗糖、果
    糖、デキストリン、サイクロデキストリン、結晶セルロ
    ース、粉末セルロース、マンニトール、キシリトール及
    びソルビトールから選ばれた少なくとも1種を含むこと
    を特徴とする、請求項1又は2に記載の徐放性錠剤用添
    加剤組成物。
  4. 【請求項4】 親水性マトリックス基剤、又は親水性マ
    トリックス基剤及び不活性医薬充填剤を含む組成物を、
    溶剤もしくは結合剤を用いて湿式造粒することを特徴と
    する、親水性マトリックス基剤50〜100重量%及び
    不活性医薬充填剤0〜50重量%よりなり、ゆるみ見掛
    け密度が0.35g/ml以上で且つ安息角が40゜以
    下である細粒から成る徐放性錠剤用添加剤組成物の製造
    方法。
  5. 【請求項5】 前記親水性マトリックス基剤、又は親水
    性マトリックス基剤と前記不活性医薬充填剤を含む組成
    物に、親水性マトリックス基剤が溶解を開始する比率以
    下の水を含む有機溶剤を加えて練合し、練合物を解砕機
    で整粒することを特徴とする、請求項4に記載の徐放性
    錠剤用添加剤組成物の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記親水性マトリックス基剤、又は親水
    性マトリックス基剤と前記不活性医薬充填剤を含む組成
    物に、親水性マトリックス基剤が溶解を開始する比率以
    下の水を含む有機溶剤を加えて攪拌造粒を行うことを特
    徴とする、請求項4に記載の徐放性錠剤用添加剤組成物
    の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記親水性マトリックス基剤、又は親水
    性マトリックス基剤と前記不活性医薬充填剤を含む組成
    物に、親水性マトリックス基剤の溶解温度以上の熱水も
    しくは含水有機溶剤で湿式造粒することを特徴とする、
    請求項4に記載の徐放性錠剤用添加剤組成物の製造方
    法。
  8. 【請求項8】 水を加えて浸潤せしめた結晶セルロース
    又は粉末セルロースからなる不活性医薬充填剤に、前記
    親水性マトリックス基剤を散布して湿式造粒することを
    特徴とする、請求項4に記載の徐放性錠剤用添加剤組成
    物の製造方法。
  9. 【請求項9】 水を加えて浸潤せしめた結晶セルロース
    又は粉末セルロースからなる不活性医薬充填剤に、前記
    親水性マトリックス基剤を散布して遠心転動造粒するこ
    とを特徴とする、請求項4に記載の徐放性錠剤用添加剤
    組成物の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記不活性医薬充填剤が、乳糖、蔗
    糖、果糖、デキストリン、サイクロデキストリン、結晶
    セルロース、粉末セルロース、マンニトール、キシリト
    ール及びソルビトールから選ばれた少なくとも1種を含
    むことを特徴とする、請求項4〜7のいずれか1項に記
    載の徐放性錠剤用添加剤組成物の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記親水性マトリックス基剤が、ヒド
    ロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピル
    セルロース、メチルセルロース及びカルボキシメチルセ
    ルロースナトリウムから選ばれた少なくとも1種を含む
    ことを特徴とする、請求項4〜10のいずれか1項に記
    載の徐放性錠剤用添加剤組成物の製造方法。
  12. 【請求項12】 親水性マトリックス基剤50〜100
    重量%及び不活性医薬充填剤0〜50重量%より成り、
    ゆるみ見掛け密度が0.35g/ml以上で且つ安息角
    が40゜以下の細粒から成る徐放性錠剤用添加剤組成物
    と主薬成分を含有することを特徴とする、徐放性錠剤。
  13. 【請求項13】 前記徐放性錠剤用添加剤組成物が、ヒ
    ドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピ
    ルセルロース、メチルセルロース及びカルボキシメチル
    セルロースナトリウムから選ばれた少なくとも1種を親
    水性マトリックス基剤として含むものであることを特徴
    とする、請求項12に記載の徐放性錠剤。
  14. 【請求項14】 前記徐放性錠剤用添加剤組成物が、乳
    糖、蔗糖、果糖、デキストリン、サイクロデキストリ
    ン、結晶セルロース、粉末セルロース、マンニトール、
    キシリトール及びソルビトールから選ばれた少なくとも
    1種を不活性医薬充填剤として含むものであることを特
    徴とする、請求項12又は請求項13に記載の徐放性錠
    剤。
  15. 【請求項15】 前記徐放性錠剤用添加剤組成物が、親
    水性マトリックス基剤、又は親水性マトリックス基及び
    不活性医薬充填剤を含む組成物を、溶剤もしくは結合剤
    を用いて湿式造粒することによって製造されているもの
    であることを特徴とする、請求項12〜14のいずれか
    1項に記載の徐放性錠剤。
  16. 【請求項16】 前記徐放性錠剤用添加剤組成物が、前
    記親水性マトリックス基剤、又は親水性マトリックス基
    剤と前記不活性医薬充填剤の混合物に、親水性マトリッ
    クス基剤が溶解を開始する比率以下の水を含む有機溶剤
    を加えて練合し、練合物を解砕機で整粒することによっ
    て製造されているものであることを特徴とする、請求項
    12〜15のいずれか1項に記載の徐放性錠剤。
  17. 【請求項17】 前記徐放性錠剤用添加剤組成物が、前
    記親水性マトリックス基剤、又は親水性マトリックス基
    剤と前記不活性医薬充填剤の混合物に、親水性マトリッ
    クス基剤が溶解を開始する比率以下の水を含む有機溶剤
    を加えて攪拌造粒を行うことによって製造されているも
    のであることを特徴とする、請求項12〜15のいずれ
    か1項に記載の徐放性錠剤。
  18. 【請求項18】 前記徐放性錠剤用添加剤組成物が、前
    記親水性マトリックス基剤、又は親水性マトリックス基
    剤と前記不活性医薬充填剤の混合物を、親水性マトリッ
    クス基剤の溶解温度以上の熱水もしくは含水有機溶剤で
    湿式造粒することによって製造されているものであるこ
    とを特徴とする、請求項12〜15のいずれか1項に記
    載の徐放性錠剤。
  19. 【請求項19】 前記徐放性錠剤用添加剤組成物が、水
    を加えて浸潤せしめた結晶セルロース又は粉末セルロー
    スからなる不活性医薬充填剤に、前記親水性マトリック
    ス基剤を散布して湿式造粒することによって製造されて
    いるものであることを特徴とする、請求項12〜15の
    いずれか1項に記載の徐放性錠剤。
  20. 【請求項20】 前記徐放性錠剤用添加剤組成物が、水
    を加えて浸潤せしめた結晶セルロース又は粉末セルロー
    スに、親水性マトリックス基剤を散布して遠心転動造粒
    する方法で製造されているものであることを特徴とす
    る、請求項12〜15のいずれか1項に記載の徐放性錠
    剤。
  21. 【請求項21】 親水性マトリックス基剤50〜100
    重量%及び不活性医薬充填剤0〜50重量%より成り、
    ゆるみ見掛け密度が0.35g/ml以上で且つ安息角
    が40゜以下の細粒から成る徐放性錠剤用添加剤組成物
    に主薬をそのまま加えるか、又は主薬に他の添加剤を加
    えて造粒して得られる細粒を加えて打錠することを特徴
    とする、徐放性錠剤の製造方法。
  22. 【請求項22】 前記徐放性錠剤用添加剤組成物は、該
    組成物中に、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒ
    ドロキシプロピルセルロース、メチルセルロース及びカ
    ルボキシメチルセルロースナトリウムから選ばれた少な
    くとも1種からなる親水性マトリックス基剤を含むもの
    であることを特徴とする、請求項21に記載の徐放性錠
    剤の製造方法。
  23. 【請求項23】 前記徐放性錠剤用添加剤組成物は、該
    組成物中に、乳糖、蔗糖、果糖、デキストリン、サイク
    ロデキストリン、結晶セルロース、粉末セルロース、マ
    ンニトール、キシリトール及びソルビトールから選ばれ
    た少なくとも1種からなる不活性医薬充填剤を含むこと
    を特徴とする、請求項21又は請求項22に記載の徐放
    性錠剤の製造方法。
  24. 【請求項24】 前記徐放性錠剤用添加剤組成物は、親
    水性マトリックス基剤、親水性マトリックス基剤及び不
    活性医薬充填剤を、溶剤もしくは結合剤を用いて湿式造
    粒することによって製造されているものであることを特
    徴とする、請求項21〜23のいずれか1項に記載の徐
    放性錠剤の製造方法。
  25. 【請求項25】 前記徐放性錠剤用添加剤組成物は、前
    記親水性マトリックス基剤、又は親水性マトリックス基
    剤と前記不活性医薬充填剤の混合物に、親水性マトリッ
    クス基剤が溶解を開始する比率以下の水を含む有機溶剤
    を加えて練合し、練合物を解砕機で整粒するによって製
    造されているものであることを特徴とする、請求項21
    〜24のいずれか1項に記載の徐放性錠剤の製造方法。
  26. 【請求項26】 前記徐放性錠剤用添加剤組成物は、前
    記親水性マトリックス基剤、又は親水性マトリックス基
    剤と前記不活性医薬充填剤の混合物に、親水性マトリッ
    クス基剤が溶解を開始する比率以下の水を含む有機溶剤
    を加えて攪拌造粒を行うことによって製造されているも
    のであることを特徴とする、請求項21〜24のいずれ
    か1項に記載の徐放性錠剤の製造方法。
  27. 【請求項27】 前記徐放性錠剤用添加剤組成物は、前
    記親水性マトリックス基剤、又は親水性マトリックス基
    剤と前記不活性医薬充填剤の混合物を、親水性マトリッ
    クス基剤の溶解温度以上の熱水もしくは含水有機溶剤で
    湿式造粒することによって製造されているものであるこ
    とを特徴とする、請求項21〜24のいずれか1項に記
    載の徐放性錠剤の製造方法。
  28. 【請求項28】 前記徐放性錠剤用添加剤組成物は、水
    を加えて浸潤せしめた結晶セルロース又は粉末セルロー
    スからなる不活性医薬充填剤に、前記親水性マトリック
    ス基剤を散布して湿式造粒することによって製造されて
    いるものであることを特徴とする、請求項21〜24の
    いずれか1項に記載の徐放性錠剤の製造方法。
  29. 【請求項29】 前記徐放性錠剤用添加剤組成物は、水
    を加えて浸潤せしめた結晶セルロース又は粉末セルロー
    スからなる不活性医薬充填剤に、前記親水性マトリック
    ス基剤を散布して遠心転動造粒することによって製造さ
    れているものであることを特徴とする、請求項21〜2
    4のいずれか1項に記載の徐放性錠剤の製造方法。
  30. 【請求項30】 前記徐放性錠剤用添加剤組成物は、前
    記不活性医薬充填剤として、乳糖、蔗糖、果糖、デキス
    トリン、サイクロデキストリン、結晶セルロース、粉末
    セルロース、マンニトール、キシリトール及びソルビト
    ールから選ばれた少なくとも1種からなる不活性医薬充
    填剤を使用して製造されているものであることを特徴と
    する、請求項24〜28のいずれか1項に記載の徐放性
    錠剤の製造方法。
  31. 【請求項31】 前記徐放性錠剤用添加剤組成物は、前
    記親水性マトリックス基剤として、ヒドロキシプロピル
    メチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メ
    チルセルロース及びカルボキシメチルセルロースナトリ
    ウムから選ばれた少なくとも1種からなる親水性マトリ
    ックス基剤を使用して製造されているものであることを
    特徴とする、請求項24〜30のいずれか1項に記載の
    徐放性錠剤の製造方法。
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